従来技術の問題点を考慮し、以下、本発明は移動通信システムにおける通信連結を設定するための技術について説明する。発明の実施形態による中継ノードは、新たな隣接セルを発見したと判断すると、前記新たなセルに対する情報を前記中継ノードが属したDeNBに送信する。前記DeNBは前記隣接セルに属した網ノードを発見し、前記網ノードとX2インターフェースが設定されているのか否かを判断した後、X2インターフェースが設定されていないと前記網ノードとX2インターフェースを設定する。
本発明の技術的解決を更に明確にするために、以下、本発明の解決方案が実施形態の結合及び図面の参考と共により詳しく説明される。
図3は、本発明の実施形態による移動通信システムにおいて、通信連結を設定するための信号交換を示す図である。以下の説明において、中継ノードは電源がオン(on)された後、前記中継ノードが属したDeNBとX2インターフェースを設定したことを仮定する。
前記図3を参照すると、ステップ301において、前記中継ノードは接続されたUeから送信された測定報告(measurement report)メッセージを受信し、前記測定報告メッセージを介して伝達される隣接セルの物理階層識別情報を利用して新たな隣接セルが発見されたのかを判断する。本発明の実施形態によって、全てのUEは自らが従属された中継ノードに周期的に又は予め定義された条件が充足されると測定報告メッセージを送信し得る。前記UEから前記測定報告メッセージを受信した後、前記中継ノードは前記測定報告メッセージを介して伝達された隣接セルの物理階層識別情報を獲得し、前記隣接セルの物理階層識別情報が事前に貯蔵された隣接セルリストに含まれているのかを確認する。確認の結果、前記隣接セルリストに前記測定報告メッセージを介して伝達された隣接セルの物理階層識別情報が含まれていないと、前記中継ノードは前記隣接セルリストに含まれていない識別情報に対応する隣接セルを新たな隣接セルとして判断する。例えば、同じDeNBに従属された互いに異なる中継ノードに従属されたセルは互いに隣接セルであるか、そうでなくてもよい。また、通常のeNBに従属されたセルも前記中継ノードの隣接セルになり得る。なお、前記DeNBに従属されたセルも前記DeNBに従属された中継ノードの隣接セルになり得る。更に、前記中継ノードに従属されたセルは前記中継ノードが属したDeNBの隣接セルになってもよく、前記DeNBの隣接セルリストに貯蔵されてもよい。
ステップ302において、前記中継ノードは前記UEに測定報告制御メッセージを送信することで前記UEに前記新たな隣接セルに対する情報を報告することを知らせる。言い換えると、前記中継ノードは前記新たな隣接セルに対する情報を要請する。具体的には、前記中継ノードは前記UEに前記新たな隣接セルの物理階層識別情報を送信することで、前記新たな隣接セルに対する情報、例えば、ECGI(E−UTAN Cell Global Identifier)、TAC(Tracking Area Cod),PLMN ID(Public Land Mobile Network Identifier)などを報告することを知らせる。前記UEは、前記隣接セルの放送メッセージを受信することで前記のような情報を獲得し得る。
ステップ303において、前記UEは測定報告メッセージを介して前記新たな隣接セルの情報を前記中継ノードに送信する。言い換えると、前記UEは前記新たな隣接セルに対する情報を含む測定報告メッセージを前記中継ノードに送信する。
ステップ304において、前記中継ノードは前記新たなセルに対する情報を前記隣接セルリストに追加し、前記中継ノードが従属されたDeNBに隣接セルメッセージ報告メッセージを送信することで前記DeNBに前記新たな隣接セルに対する情報を提供する。具体的には、前記中継ノードは前記DeNBに前記隣接セルメッセージ報告メッセージを送信することで、前記新たな隣接セルが発見されたことを報告して前記隣接セルに対する情報を伝達する。例えば、前記情報はECGI、TAC、PLMNなどを含んでもよい。
ステップ305において、前記DeNBは、前記新たな隣接セルに対する情報を貯蔵し、前記新たな隣接セルが属した網ノードを発見する。以下、説明の便宜上、本発明は前記「新たな隣接セルが属した網ノードを「eNB_N」と称する。そして、前記DeNBは前記eNB_NとX2インターフェースが設定されているか否かを判断する。前記X2インターフェースが設定されている場合、以下のステップ312が進行され、本手順が終了される。一方、前記X2インターフェースが設定されていない場合、以下のステップ306が進行される。本発明の実施形態によって、前記DeNBの隣接セルリストに加え、前記DeNBに従属された全ての中継ノードそれぞれの隣接セルリストもまた前記DeNBに貯蔵され得る。本ステップにおいて、前記新たな隣接セルに対する情報を受信した後、前記DeNBは前記新たな隣接セルに対する情報を送信した前記中継ノードの隣接セルリストに前記新たな隣接セルに対する情報を貯蔵し得る。前記DeNBは、前記新たな隣接セルが属した網ノードを発見する。ここで、前記網ノードは同じDeNBに従属された中継ノードであるか、他のDeNBに従属された他の中継ノードであるか、通常のeNBであってもよい。以下の説明において、前記網ノードは「eNB_N」として仮定する。前記DeNBは前記eNB_NとX2インターフェースが設定されているか否かを判断する。前記X2インターフェースが設定されていない場合、以下のステップ306が進行、即ち、X2インターフェースを設定する手順が始まる。前記DeNBが前記eNB_Nを見つける過程及び前記X2インターフェースを設定するか否かを判断する過程は、従来技術によって行われてもよい。
ステップ306において、前記DeNBはMMEへとeNB構成伝送(eNB configuration transmission)メッセージを送信する。前記eNB構成伝送メッセージは、前記DeNBの基地局識別子、PLMN ID、TAC、前記eNB_Nの基地局識別子、PLMN ID、TACを含み、前記eNB_Nの伝送階層アドレスを要請する指示子を含む。
ステップ307において、前記MMEは前記eNB_NへとMME構成伝送(MME configuration transmission)メッセージを送信する。前記MME構成伝送メッセージは、前記ステップ306で送信されたeNB構成伝送メッセージと同じ情報を伝達する。即ち、前記MME構成伝送メッセージは、前記DeNBの基地局識別子、PLMN ID、TAC、前記eNB_Nの基地局識別子、PLMN ID、TACを含み、前記eNB_Nの伝送階層アドレスを要請する指示子を含む。
ステップ308において、前記eNB_Nは前記MMEへと応答メッセージとしてeNB構成伝送メッセージを送信する。前記eNB構成伝送メッセージは、前記DeNBの基地局識別子、PLMN ID、TAC、前記eNB_Nの基地局識別子、PLMN ID、TACを含み、前記eNB_Nの伝送階層アドレスを含む。
ステップ309において、前記MMEは前記DeNBへとMME構成伝送メッセージを送信する。前記MME構成伝送メッセージは、前記ステップ308で送信されたeNB構成伝送メッセージと同じ情報を伝達する。即ち、前記MME構成伝送メッセージは、前記DeNBの基地局識別子、PLMN ID、TAC、前記eNB_Nの基地局識別子、PLMN ID、TACを含み、前記eNB_Nの伝送階層アドレスを含む。
ステップ310において、前記DeNBは前記eNB_NはX2設定要請(X2 setup request)メッセージを送信する。
前記eNB_Nの伝送階層アドレスを獲得することで、前記DeNBは前記eNB_NへとX2設定要請メッセージを送信する。前記X2設定要請メッセージは前記DeNBに従属されたセルに対する情報を含み、選択的に前記DeNBの隣接セルに対する情報及び前記DeNBが属したプール(pool)などに対する情報を含んでもよい。
ステップ311において、前記eNB_Nは前記DeNBにX2設定応答(X2 setup response)メッセージを送信する。前記X2設定応答メッセージは前記eNB_Nに従属されたセルに対する情報を含み、選択的に前記eNB_Nの隣接セルに対する情報及び前記eNB_Nが属したプール(pool)などに対する情報を含んでもよい。
ステップ312において、前記DeNBは前記中継ノードで隣接セル情報通知(neibor cell information notification)メッセージを送信する。前記X2インターフェースの設定過程で得られる前記eNB_Nに従属されたセルに対する情報もまた、前記中継ノードに提供されるために前記eNB_Nの隣接セルに対する情報、前記eNB_Nが属したプール(pool)などに対する情報を含んでもよい。
上述した発明の実施形態によって、前記新たな隣接セルを発見した後、前記中継ノードは前記中継ノードが属したDeNBに報告する。それによって、前記DeNBは前記新たな隣接セルが属した網ノードを発見し、X2インターフェースが設定されているか否かを判断する。前記X2インターフェースが設定されていないと、前記DeNBは前記網ノードとX2インターフェースを設定する。結果的に、前記中継ノードは前記新たなセルが属した網ノードと前記DeNBを介して通信を行うことができる。
追加的に、従来技術によると、中継ノードの構成情報(configuration information)及び負荷情報(load information)のうち少なくとも一つが変更されると、例えば、特定資源ブロックの負荷が限界を超えると、前記中継ノードの隣接ノード(例えば、eNB_N)に前記資源ブロックに対してスケジューリングしないことを通知することが要求される。従来技術によると、前記中継ノードはまずDeNBがフォワードされることを期待して前記DeNBにメッセージを送信する。しかし、前記DeNBは前記メッセージのみが自らに向かって送信されたと判断する。即ち、前記DeNBは前記中継ノードが前記DeNBに該当資源ブロックの負荷が限界を超過したことを知らせると認知し、前記メッセージを前記eNB_Nに送信しなくてもよい。その結果、前記eNB_Nは前記資源ブロックに対するスケジューリングを行うことになり、これは前記中継ノード、前記eNB_N、それに従属されたUEの性能を影響を及ぼす。また、前記eNB_Nの構成情報(configuration information)及び負荷情報(load information)のうち少なくとも一つが変更されるとそれを前記中継ノードに通知することが要求されるが、同じく、上述したように同じ問題点が発生する。
上述のように、本発明の目的が達成され得る。また、前記DeNBの隣接セルリスト、全ての従属されたノードの隣接セルリストもまた前記DeNBに貯蔵され得る。それを利用して、上述した問題点が以下の図4乃至図8のような過程を介して解決され得る。
図4は、本発明の実施形態による移動通信システムにおいて、中継ノードに対する情報変更を知らせるための信号交換を示す図である。以下の説明において、eNB_Nは一例に過ぎず、中継ノードなど様な形の隣接ノードが存在し得る。
前記図4を参照すると、ステップ401において、中継ノードの構成情報及び負荷情報のうち少なくとも一つが変更され、前記中継ノードは前記中継ノードが属したDeNBにeNB構成更新(eNB configuration update)メッセージを送信する。具体的には、前記中継ノードのセル周波数(cell frequency)のような構成情報が変更された場合、又は負荷情報が変更された場合、又は前記構成情報及び前記負荷情報が全て変更された場合、前記中継ノードはeNB状態更新(eNB state update)メッセージを送信する。ここで、前記eNB状態更新メッセージは前記中継ノードが属したDeNBに変更された構成情報及び負荷情報のうち少なくとも一つ又は隣接セルによる他の資源ブロックに対する干渉情報などを伝達する。前記eNB状態更新メッセージは、X2メッセージのうち一つである「eNB構成更新メッセージ」又は「eNB負荷状態メッセージ」と称されてもよい。また、他のメッセージを介して前記ステップ401が行われてもよい。前記図4の実施形態は、eNB構成更新メッセージを仮定する。
ステップ402において、前記DeNBは受信された前記eNB構成更新メッセージによって前記DeNBの隣接セルリストを更新する。そして、前記DeNBは、前記eNB状態更新メッセージを送信した前記中継ノードの隣接セルリストに含まれた全ての隣接セル網ノードを発見する。ここで、前記網ノードは「eNB_N」と仮定する。本ステップにおいて、前記中継ノードのセルが前記中継ノードが従属した前記DeNBの隣接セルであるため、前記DeNBは前記DeNBの隣接セルリストを更新する必要がある。また、従属された全ての中継ノードの隣接セルリストから、前記DeNBは、前記eNB構成更新メッセージを送信した前記中継ノードの隣接セルリストを確認し、前記隣接セルリスト内の全ての隣接セルが属した中継ノードを発見する。
ステップ403において、前記DeNBは前記DeNBの構成更新メッセージを前記eNB_Nにフォワードする。
ステップ404において、前記eNB_Nは受信された前記eNB構成更新メッセージによって前記eNB_Nの隣接セルリストを更新する。隣接セルリストを更新した後、前記eNB_Nは前記DeNBにeNB構成更新応答(eNB configuration update response)メッセージを送信する。
ステップ405において、前記DeNBは前記中継ノードへとeNB構成更新応答メッセージを送信する。即ち、前記eNB構成更新応答メッセージは、前記eNB構成更新メッセージを送信した前記中継ノードに送信される。本ステップは、前記ステップ402の以前に行われてもよい。言い換えると、前記eNB構成更新メッセージが前記中継ノードから受信されるとき、それに対する応答として前記eNB構成更新応答メッセージが前記中継ノードに回信され得る。
図5は、本発明の実施形態による移動通信システムにおいて、eNBに対する情報変更を知らせるための信号交換を示す図である。以下の説明において、eNB_Nは一例に過ぎず、中継ノードなど様々な形の隣接ノードが存在し得る。
前記図5を参照すると、ステップ501において、eNB_Nの構成情報及び負荷情報のうち少なくとも一つが変更され、前記eNB_NはDeNBにeNB構成更新(eNB configuration update)メッセージを送信する。また、前記DeNBは前記DeNBの隣接セルリスト又は前記DeNBに従属された中継ノードの隣接セルを前記eNB_Nに従属されたセルとして認知し得る。本ステップにおいて、前記eNB_NはeNB状態更新メッセージを送信し得る。前記eNB状態更新メッセージは変更された構成情報及び変更された負荷情報のうち少なくとも一つを伝達するか、又は、隣接セルによって他の資源ブロックに対して発生する干渉に対する情報を前記DeNBに伝達する。前記eNB状態更新メッセージは、X2メッセージのうち一つである「eNB構成更新メッセージ」又は「eNB負荷状態メッセージ」と称され得る。また、他のメッセージを介して前記ステップ501が行われてもよい。前記図5の実施形態は、eNB構成更新メッセージを仮定する。
ステップ502において、前記DeNBは前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれているのかを判断する。前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれていると、前記DeNBは受信された前記eNB構成情報メッセージによって前記隣接セルリストを更新し、以下のステップ503に進行する。一方、前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれていないと、前記DeNBは以下のステップ503にまっすぐ進行する。
ステップ503において、前記DeNBが貯蔵している各従属された中継ノードの隣接セルリストに対し、前記DeNBは前記eNB_Nに従属されたセルが前記中継ノードの隣接セルであるのか否かを判断する。前記ステップeNB_Nに従属されたセルが前記中継ノードの隣接セルであれば、前記DeNBは以下のステップ504に進行する。前記eNB_Nに従属されたセルが前記中継ノードの隣接セルでなければ、本手順は終了される。
ステップ504において、前記DeNBは受信された前記eNB構成更新メッセージを前記中継ノードにフォワードする。ステップ505において、前記中継ノードは前記eNB構成更新メッセージによって前記中継ノードの隣接セルリストを更新する。前記隣接セルリストを更新した後、前記中継ノードは前記DeNBにeNB構成更新応答メッセージを送信する。ステップ506において、前記DeNBは前記eNB_NにeNB構成更新応答メッセージを送信する。本ステップは、前記ステップ502の以前に行われてもよい。
前記図4及び前記図5を参照して説明した2つの実施形態において、両側面、即ち、中継ノード及びeNB_Nに対する説明が行われた。以下、DeNBにおける手順が説明される。
図6は、本発明の実施形態による移動通信システムの網構造を概略的に示す図である。
前記図6を参照すると、2つの中継ノード、中継ノードA611及び中継ノードB612がDeNB620に従属されている。セルは各中継ノードに従属される。前記DeNBのセルの識別子は「ECGI−1」であり、前記中継ノードA611のセルの識別子は「ECGI−2」であり、前記中継ノードB612のセルの識別子は「ECGI−3」であり、eNB_N630のセルの識別子は「ECGI−4」である。前記DeNB620、前記中継ノードA611、前記中継ノードB612それぞれrの隣接セルリストは以下の<表1>、以下の<表2>、以下の<表3>のようである。
図7及び図8は、本発明の実施形態による移動通信システムにおいて、DeNBがeNB状態更新メッセージを受信した後からの手順を示す図である。
前記図7及び前記図8を参照すると、前記DeNBはステップ701でeNB状態更新メッセージを受信する。前記eNB状態更新メッセージは、変更された構成情報及び変更された負荷情報のうち少なくとも一つを含む。
ステップ702において、前記DeNBは前記eNB状態更新メッセージが中継ノードAから受信されたのか、或いは中継ノードBから受信されたのか又はeNB_Nから受信されたのかを判断する。前記eNB状態更新メッセージが前記中継ノードA又は前記中継ノードBから受信された場合、以下のステップ703が進行され、前記eNB状態更新メッセージが前記eNB_Nから受信された場合、以下のステップ706が進行される。
前記eNB状態更新メッセージが前記中継ノードA又は前記中継Bから受信された場合、ステップ703において、前記DeNBは受信された前記eNB状態更新メッセージによって前記DeNBの隣接セルリストを更新する。
ステップ704において、前記DeNBは受信された前記eNB状態更新メッセージを前記DeNBが貯蔵した前記中継ノードA又は前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれた全ての隣接セルが属した網ノードにフォワードする。もし、前記中継ノードAが前記eNB状態更新メッセージを送信した場合、前記<表2>のような情報によって前記eNB状態更新メッセージを前記中継ノードB及びeNB_Nにフォワードすることが要求される。もし、前記中継ノードBが前記eNB状態更新メッセージを送信した場合、前記<表3>のような情報によって前記eNB状態更新メッセージを前記中継ノードAにフォワードすることが要求される。
次に、ステップ705において、各網ノードは受信された前記eNB状態更新メッセージによって自らの隣接セルリストを更新し、前記DeNBに応答メッセージを送信した後、本手順を終了する。
前記ステップ702において、前記eNB状態更新メッセージが前記eNB_Nから受信された場合、ステップ706において、前記DeNBは前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれているか否かを判断する。前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれていると、以下のステップ707が行われ、前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれていないと、以下のステップ708が行われる。例えば、前記DeNBの隣接セルリストが前記<表1>のようである場合、前記eNB_Nに属したセルは前記DeNBの隣接セルリストに含まれるということが分かる。前記eNB_Nに属したセルが前記DeNBの隣接セルリストに含まれていると、ステップ707において、前記DeNBは受信された前記eNB構成情報メッセージによって前記DeNBの隣接セルリストを更新する。次に、ステップ708が行われる。
ステップ708において、前記DeNBは前記eNB_Nに属したセルが前記中継ノードAの隣接セルリストに含まれているか否かを判断する。例えば、前記中継ノードAの隣接セルリストが前記<表2>のようである場合、前記eNB_Nに属したセルは前記中継ノードAの隣接セルリストに含まれるということが分かる。前記中継ノードAの隣接セルリストに含まれていると、ステップ709において、前記DeNBは受信された前記eNB状態情報メッセージを前記中継ノードAにフォワードする。
それによって、ステップ710において、前記中継ノードAは受信されたeNB状態更新メッセージによって前記中継ノードAの隣接セルリストを更新し、前記DeNBに応答メッセージを送信する。次に、ステップ711が行われる。
ステップ711において、前記DeNBは前記eNB_Nに属したセルが前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれているか否かを判断する。前記eNB_Nに属したセルが前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれていると、以下のステップ712が行われ、前記eNB_Nに属したセルが前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれていないと、本手順は終了される。例えば、前記中継ノードBの隣接セルリストが前記<表3>のようである場合、前記eNB_Nに属したセルは前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれないということが分かる。この場合、前記ステップ712及びステップ713は行われない。
前記eNB_Nに属したセルが前記中継ノードBの隣接セルリストに含まれていると、ステップ712において、前記DeNBは受信された前記eNB状態更新メッセージを前記中継ノードBにフォワードする。
それによって、ステップ713において、前記中継ノードBは受信されたeNB状態更新メッセージによって前記中継ノードBの隣接セルリストを更新し、前記DeNBに応答メッセージを送信する。次に、本手順は終了される。
上述した実施形態は一例であり、具体的な実施形態によって前記ステップ708乃至前記ステップ710及び前記ステップ711乃至前記ステップ713の順番は変更され得る。
図9は、本発明の実施形態による移動通信システムにおける中継ノードのブロック構成を示す図である。
前記図9に示したように、前記中継ノードはRF(Radio Frequency)処理部810、モデム820、貯蔵部830、制御部840を含んで構成される。
前記RF受信部810は、信号の帯域変換、増幅など無線チャネルを介して信号を送受信するための機能を行う。即ち、前記RF処理部810は、前記モデム820から提供される基底帯域信号をRF帯域信号にアップ変換した後アンテナを介して送信し、前記アンテナを介して受信されるFR帯域信号を基底帯域信号ダウン変換する。例えば、前記RF処理部810は増幅器、ミキサー(Mixer),オシレータ(oscillator)、DAC(Digital to Analog Convertor)、ADC(Analog to Digital Convertor)などを含んでもよい。
前記モデム820は、システムの物理階層規格によって基底帯域信号及びビット列間の変換機能を行う。例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式による場合、データを送信する際、前記モデム820は送信ビット列を符号化及び変調することで複素シンボルを生成し、前記複素シンボルを副搬送波にマッピングした後、IFFT演算及びCP挿入を介してOFDMシンボルを構成する。また、データを受信する際、前記モデム820は前記RF処理部810から提供される基底帯域信号をOFDMシンボル単位に分割し、FFT演算を介して副搬送波にマッピングされた信号を復元した後、復調及び復号化を介して受信ビット列を復元する。
前記貯蔵部830は前記中継ノードの動作のための基本プログラム、システム情報などのデータを貯蔵する。また、前記制御部830は中継データを臨時貯蔵する。そして、前記貯蔵部830は前記制御部840の要請に応じて貯蔵されたデータを提供する。
前記制御部840は、前記中継ノードの全般的な機能を制御する。例えば、前記制御部840は下位ノードから受信されるトラフィックを上位ノードに中継し、上位ノードから受信されるトラフィックを下位ノードに中継する。特に、本発明の実施形態によって、前記制御部840は新たな隣接セルを発見すると、前記新たな隣接セルの発見を前記中継ノードが従属されたeNBに報告するように制御し、隣接セルリストを更新する。例えば、前記制御部840は前記中継ノードが前記図3、前記図4、前記図5、前記図7及び図8に示したように動作するように制御する。
図10は、本発明の実施形態による移動通信システムにおけるeNBのブロック構成を示す図である。
前記図10に示したように、前記eNBはRF(Radio Frequency)処理部910、モデム920、バックホール通信部930、貯蔵部940、制御部950を含んで構成される。
前記RF処理部910は、信号の帯域変換、増幅など無線チャネルを介して信号を送受信するための機能を行う。即ち、前記RF処理部910は、前記モデム920から提供される基底帯域信号をRF帯域信号にアップ変換した後アンテナを介して送信し、前記アンテナを介して受信されるFR帯域信号を基底帯域信号ダウン変換する。例えば、前記RF処理部910は増幅器、ミキサー、オシレータ、DAC、ADCなどを含んでもよい。
前記モデム920は、システムの物理階層規格によって基底帯域信号及びビット列間の変換機能を行う。例えば、OFDM方式による場合、データを送信する際、前記モデム920は送信ビット列を符号化及び変調することで複素シンボルを生成し、前記複素シンボルを副搬送波にマッピングした後、IFFT演算及びCP挿入を介してOFDMシンボルを構成する。また、データを受信する際、前記モデム920は前記RF処理部910から提供される基底帯域信号をOFDMシンボル単位に分割し、FFT演算を介して副搬送波にマッピングされた信号を復元した後、復調及び復号化を介して受信ビット列を復元する。
前記バックホール通信部930は、前記eNBが他のノード(例えば、他のeNB、MMEなど)と通信を行うためのインターフェースを提供する。前記バックホール通信部930は、前記eNBから前記他のノードに送信されるビット列を物理的信号に変換し、前記他のノードから受信される物理的信号をビット列に変換する。例えば、前記バックホール通信部930はX2インターフェースを支援する。前記貯蔵部940は前記eNBの動作のための基本プログラム、システム情報などのデータを貯蔵する。そして、前記貯蔵部940は前記制御部950の要請に応じて貯蔵されたデータを提供する。
前記制御機950は、前記eNBの全般的機能を制御する。例えば、前記制御部950は送信トラフィックパケット及びメッセージを生成して前記モデム920に提供し、前記モデム920から提供される受信トラフィックパケット及びメッセージを解釈する。また、前記制御部950は他のノードとのシグナリングのためのメッセージを生成及び解釈する。特に、本発明の実施形態によって、前記eNBに従属された中継ノードが存在する場合、前記制御部950は前記中継ノードによって発見された新たな隣接セルが従属された網ノードとのX2インターフェースを設定するように制御する。また、前記制御部950は前記新たな隣接セルに対する情報を隣接セルリストに追加するように制御する。例えば、前記制御部950は前記eNBが前記図3、前記図4、前記図5、前記図7及び図8に示したように動作するように制御する。
図11は、本発明の実施形態による移動通信システムにおけるMMEのブロック構成を示す図である。
前記図11に示すように、前記MMEは、通信部1010、貯蔵部1020、制御部1030を含んで構成される。
前記通信部1010は網内に他の客体(例えば、eNB)と通信を行うためのインターフェースを提供する。前記貯蔵部1020は前記MMEが動作するための基本プログラム、システム設定情報などを貯蔵する。
前記制御部1030は、前記MMEの全般的な機能を制御する。例えば、前記制御部1030は、前記MMEに連結されたeNBの制御シグナリングを制御する。特に、本発明の実施形態によって、前記制御部1030はeNB及び網ノード間のX2インターフェース設定のための手順を制御する。例えば、前記制御部1030は、前記MMEが前記図3、前記図4、前記図5、前記図7及び図8に示したように動作するように制御する。
移動通信システムにおいて、中継ノードは新たな隣接セルが属した網ノードとDeNBを介して通信を行うことができる。また、前記中継ノードの構成情報及び負荷情報のうち少なくとも一つが変更される場合、隣接ノードは前記DeNBを介して適時に通知され得る。前記隣接ノードの構成情報及び負荷情報のうち少なくとも一つが変更される場合、前記中継ノードは前記DeNBを介して通知され得る。
上述した内容は単に本発明の好ましい実施形態に過ぎないものであり、本発明がこれに制限されることはない。本発明の原理や技術的思想を逸脱しないいかなる修正、同等なこと又は改善などが本発明の範囲内で行われ得る。