JP2013527907A - セルラー通信システムにおける位置判定の方法及び装置 - Google Patents

セルラー通信システムにおける位置判定の方法及び装置 Download PDF

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Abstract

スケーリング装置及び方法は、末端使用者から最初に受け取った不確実性基準(水平及び垂直の正確さ要件)をスケーリングしてから、この不確実性基準を、無線端末によって/対して実行される位置確認位置決めの正確さに関する要件として無線端末(30)へ送る。例示的な実施形態では、スケーリングの量/程度は、信頼性と不確実性の関係に関する構成された最善の推定に従って選択され、そのような最善の推定は、ネットワークの端末の大部分に基づくことができる。WCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)の場合、スケーリングは、無線ネットワーク制御装置(RNC)内で実行することができる。ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)の場合、スケーリングは、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノード(26)内で実行することができる。別の場合、スケーリングは別法として、無線端末自体において実行することができる。

Description

本願は、2009年12月30日出願の「METHOD AND APPARATUS FOR POSITION DETERMINATION IN A CELLULAR COMMUNICATIONS SYSTEM」という名称の米国仮特許出願第61/291,101号の優先権及び利益を主張する。同願を、全体として参照により本明細書に組み込む。
本発明は、電気通信に関し、詳細には、無線端末などの端末の位置を判定及び/または報告する方法及び装置に関する。
位置確認の判定は、多くの異なるタイプの機器、具体的には移動体または車両にとって重要になることがある。たとえば、位置確認の判定により、移動体または車両の使用者は使用者の所在を確認することができ、それによって適当なナビゲーションまたは他の決定を行うことができる。さらに、第3者に提供すると、移動体または車両の位置確認に関する情報により、第3者は使用者の位置を確認し、使用者に支援またはサービスを提供することができる。
1.0 無線アクセスネットワーク
位置確認が重要になることがある移動体の一例は、電気通信システムの無線端末である。実際に、一部の国の政府機関は、通信キャリアが移動体の非常に正確な情報を緊急サービスの提供者に適時提供することを義務付けている。そのような要件の一例は、米国連邦通信委員会のE−911命令である。
典型的なセルラー無線システムでは、そのような無線端末(移動局及び/またはユーザ機器ユニット(UE)とも呼ばれる)は、無線アクセスネットワーク(RAN)を介して1つまたは複数のコアネットワークに通信する。無線アクセスネットワーク(RAN)は、セルエリアに分割された地理的エリアをカバーし、各セルエリアは、基地局、たとえば無線基地局(RBS)によるサービスを受ける。一部のネットワークでは、基地局は、「NodeB」(UMTS)または「eNodeB」(LTE)と呼ばれることもある。1つのセルは、基地局サイトの無線基地局機器によって無線カバレージが提供される地理的エリアである。各セルは、ローカル無線エリア内で、セル内で同報通信される識別情報によって識別される。基地局は、基地局の範囲内でユーザ機器ユニット(UE)を用いて無線周波数で動作するエアインターフェースを介して通信する。
一部の形態の無線アクセスネットワークでは、いくつかの基地局は通常、制御装置ノード(無線ネットワーク制御装置(RNC)または基地局制御装置(BSC)など)に(たとえば、陸線またはマイクロ波によって)接続され、制御装置ノードは、そこに接続された複数の基地局の様々な動作を監督して連係させる。無線ネットワーク制御装置は通常、1つまたは複数のコアネットワークに接続される。
ユニバーサル移動電気通信システム(UMTS)は、第2世代(2G)の移動通信向けグローバルシステム(GSM)から進化した第3世代の移動通信システムである。UTRANは本質的に、ユーザ機器ユニット(UE)に対して広帯域符号分割多重アクセスを使用する無線アクセスネットワークである。
第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)と呼ばれるフォーラムで、電気通信業者は、第3世代のネットワーク、具体的にはUTRANの標準を提案してそれに合意し、強化されたデータ率及び無線容量について調査している。進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)の仕様は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)内で進行中である。進化型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)は、ロングタームエボリューション(LTE)及びシステムアーキテクチャエボリューション(SAE)を含む。ロングタームエボリューション(LTE)は、3GPP無線アクセス技術の変形であり、無線基地局ノードは、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードではなく、コアネットワークに(サービングゲートウェイすなわちSGWを介して)接続される。通常、LTEでは、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードの機能は、無線基地局ノード(LTEではeNodeB)とSGWの間で分散される。したがって、LTEシステムの無線アクセスネットワーク(RAN)は、無線基地局ノードを含む本質的に「平坦」なアーキテクチャを有し、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードには報告しない。
2.0 位置決め方法
無線端末の位置を判定するために使用できるいくつかの位置決め方法が存在する。そのような位置決め方法には、支援型GPS(A−GPS)、到達時間差観察(OTDOA)及び適応強化セルID(AECID)がある。これらの位置決め方法のそれぞれについて、以下に簡単に説明する。
2.1 A−GPS
支援型GPS(A−GPS)の位置決めは、グローバルポジショニングシステム(GPS)の強化版である。A−GPSでは、GPS衛星を本質的に常時監視する局(たとえば、基地局)から得られるより高精度の位置決め情報を使用することによって、はるかに速い位置確認が可能である。この情報は、「支援データ」または「取得支援データ」と呼ばれ、これにより無線端末は、数秒以内にその位置確認を判定してネットワークに折り返し報告することができる。セルラー通信システムに取り付けられたGPS基準受信機が支援データを収集し、この支援データは、セルラー通信システムに接続された端末内のGPS受信機へ伝送されると、GPS端末受信機の性能を強化させる。
2つの基本タイプのA−GPSが存在する。「UEベースのA−GPS」と呼ばれる1つのタイプは、位置の計算をユーザ機器ユニット(UE)に依拠する。位置は、いくつかの可能な3GPP報告形式の1つを使用して、eNodeB及び進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)と呼ばれるノードに折り返し報告される(いくつかの3GPP報告形式については、以下に論じる)。「UE支援型A−GPS」と呼ばれる別のタイプは、無線端末(UE)に依拠し、いわゆる疑似範囲の測定を実行する。次いで無線端末は、位置計算が実行されている進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)へ、前記疑似範囲測定を折り返し報告する。UEベースのA−GPSの場合、不確実性円形式を有する点は、信頼性情報の欠如による影響を受ける。
2.2 OTDOA
LTEセルラーシステム向けの3GPPで現在標準化されているOTDOA位置決め方法は、A−GPSと類似の原理に従って動作する。無線端末(UE)は、いくつかの近隣のeNodeBからの信号に対して到達時間測定を実行する。これらの信号は、位置決めの目的で設計される。通常、システムは同期されないと仮定されるため、eNodeBはまた、前記信号の伝送時間の測定も実行する。eNodeBからUEへの距離は、到達時間、伝送時間及びセルラー時間基準に対するUEの未知のクロックバイアスに関係する可能性がある。UEのこの2次元(2D)座標が、求めている未知数であるため、前記座標及び未知のクロックバイアスを解決できるようにするには、少なくとも3つのそのような関係を確立する必要がある。一般的な慣行では、それらの関係間で対になった差を形成し、それによってクロックバイアスを解消する。クロックバイアスは、すべての等式で同じである。これにより、到達時間差測定を生成する。
2つの基本タイプのOTDOA方法が存在する。1つのタイプ(「UEベースのOTDOA」と呼ばれる)は、位置の計算をユーザ機器ユニット(UE)または無線端末に依拠する。位置は、3GPP報告形式の1つを使用して、eNodeB及びeSMLCに折り返し報告される。別のタイプ(「UE支援型OTDOA」と呼ばれる)は、ユーザ機器ユニット(UE)または無線端末に依拠し、到達時間測定を実行する。次いで無線端末は、位置計算が実行されている進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)へ、前記到達時間差測定を折り返し報告する。UEベースのOTDOAの場合、不確実性円形式を有する点は、信頼性情報の欠如による影響を受ける。LTEセルラーシステムの場合、標準はまだ、UE支援型OTDOAに制限される。
2.3 AECID
適応強化セルID(AECID)は、指紋による位置決め方法である。無線指紋マッピングモードでは、A−GPSまたはOTDOAの位置決めによって、高精度の機会のある基準位置が生成される。OTDOAは、室内でも高精度の測定を提供することに留意されたい。基準位置が得られると同時に、AECID位置決め方法は、無線端末が受ける無線条件の測定を実行する。これらの測定は無線指紋と呼ばれる。ロングタームエボリューション(LTE)の場合、無線指紋測定は、1組のサービングセルID、タイミングアドバンス値(TA)、検出された近隣セルID、近隣のeNodeBに対する信号強度/経路損失、ならびに到達角度の測定からなることができる。次いで無線指紋測定は、前記高精度の基準位置に関連する無線指紋タグを作り出すように、さらに処理されて組み合わされる。次いで、同じタグを有するすべてのタグ付き基準位置が、タグ付きクラスタに収集され、好ましくは階層データベース内に記憶される。最終ステップで、前記タグ付きクラスタの境界について記述する特定のアルゴリズムに従って、3GPP多角形が算出される。このアルゴリズムは、T.Wigrenの「Adaptive enhanced cell−ID fingerprinting localization by clustering of precise position measurements」、IEEE Trans.Veh.Tech.、vol 56、No.5、3199〜3209頁、2007年に記載されている。同文献を、全体として参照により本明細書に組み込む。このタグ付き多角形は、階層データベース内に記憶されることが好ましい。このアルゴリズムの特質は、多角形が特有の信頼性を有するように算出されることであり、信頼性は、前記タグ付きクラスタの実際に測定された高精度測定から判定される。位置決めノードで位置決め要求を受け取ると、自身及び近隣のセルIDリストならびにタイミングアドバンス値が検索され、信号強度及び到達角度の測定が実行及び量子化される。この情報は、端末のタグを作成する。このタグに対応する多角形が、データベースから収集されて報告される。これを、位置決めモードと呼ぶ。
3.0 位置パラメータの報告
前述の位置決め方法の1つまたは複数は、無線端末位置確認の判定を支援または実行するノードまたはシステムに、特定の一般的なパラメータを報告することを必要とする。大部分の位置決め方法及び状況では、一般的なパラメータには、報告される位置パラメータ及び報告される不確実性パラメータが含まれる。話を簡単にするために、本明細書ではこれらの2つの一般的なパラメータも、「位置」及び「不確実性」と呼ぶ。
3.1 位置
「位置」は通常、無線端末またはUEが位置確認されると考えられる「点」と見なされる。以下に説明するように、位置は、いくつかの形式の1つで報告することができる。
3.2 不確実性
不確実性は、様々な方法で報告することができ、その一部について以下に説明する。3GPPのLTE仕様では、不確実性は、不確実性円、不確実性楕円、不確実性楕円体で報告することができ、ならびに報告される領域が楕円体円弧及び多角形の形式によって与えられるときは、報告される領域自体によって報告することができる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。不確実性は、水平(horz)及び垂直(vert)の不正確さで表されることが多く、2次元(2D)の場合、水平の不正確さが使用され、3次元(3D)の場合、水平の不正確さと垂直の不正確さがどちらも使用される。
3.3 信頼性/確率
特にLTEにおけるA−GPS及びOTDOA位置決めに対する無線ナビゲーション領域の正確さは、偶発的な数量である。正確さの偶発性を考慮すると、不確実性は、報告される位置及び報告される不確実性によって画定された領域内に端末が実際に位置する対応する確率または「信頼性」を伴うことがある。したがって、一部の位置決め方法及び状況では、第3のパラメータ(「確率」または「信頼性」パラメータと呼ばれる)も報告される。信頼性パラメータは、報告される領域の内部で端末が位置確認される確率を示す。
信頼性パラメータを得る方法は、異なる位置決め方法によって異なる可能性がある。異なる方法で信頼性パラメータを得る理由は、それぞれの位置決め方法に異なる統計モデルを使用するためである。A−GPSでは、不正確さは、疑似範囲測定誤差と幾何学的影響の組合せによって引き起こされる。A−GPSで余分な測定が用いられるため、大数の法則と線形化がともに、標準的なガウス位置誤差モデルに対する誘因を提供する。またOTDOAも、ガウス不確実性モデルを利用することが好ましい。AECIDの位置決めの場合、誤差はその代わりに、無線カバレージの影響によって引き起こされ、したがってAECIDの場合、端末位置確認に対する均一の統計モデルが使用される。
4.0 位置確認の報告
位置確認の判定及び報告形式に伴う様々なメッセージについて、次に説明する。以下の説明では、ロングタームエボリューション(LTE)に対してUEベースのA−GPSまたはOTDOAが使用されるものとする。
4.1 ダウンリンクメッセージ
4.1.1 UMTSダウンリンクメッセージ
ダウンリンクでは、RANAPインターフェースを介してRNC内で、LOCATION REPORTING CONTROLメッセージが得られる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.413、「UTRAN Iu interface RANAP signalling」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。またダウンリンクでは、無線ネットワーク制御装置(RNC)からユーザ機器ユニット(UE)へ、MEASUREMENT CONTROLメッセージが送られる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.331、「Radio Resource Control(RRC)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。
LOCATION REPORTING CONTROLメッセージとMEASUREMENT CONTROLメッセージはそれぞれ、正確さコード及び垂直の正確さコードを含む。水平の正確さを表す正確さコードは、不確実性円の半径を表すコード値(0〜127)として表すことができる。垂直の正確さコードは、水平の正確さとは異なる方法で符号化された、高度の不確実性をメートル単位で表すコード値(0〜127)として表すことができる。
4.1.2 LTEダウンリンクメッセージ
ダウンリンクでは、GMLCは、PROVIDE SUBSCRIBER LOCATION REQUESTメッセージをMMEへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.172、「Evolved Packet Core(EPC) LCS Protocol(ELP) between the Gateway Mobile Location Centre(GMLC) and the Mobile Management Entity(MME);SLg interface」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。MMEは、LOCATION REQUESTメッセージをE−SMLCへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.171、「LCS Application Protocol(LCS−AP) between the Mobile Management Entity(MME) and Evolved Serving Mobile Location Centre(E−SMLC);SLs interface」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。E−SMLCは、REQUEST LOCATION INFORMATIONメッセージをUEへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS36.355、「LTE Positioning Protocol(LPP)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。
PROVIDE SUBSCRIBER LOCATIONメッセージ、LOCATION REQUESTメッセージ及びREQUEST LOCATION INFORMATIONメッセージはそれぞれ、正確さコード及び垂直の正確さコードを含む。水平の正確さを表す正確さコードは、不確実性円の半径を表すコード値(0〜127)として表される。垂直の正確さコードは、水平の正確さとは異なる方法で符号化された、高度の不確実性をメートル単位で表すコード値(0〜127)として表される。
4.2 アップリンクメッセージ
4.2.1 UMTSアップリンクメッセージ
アップリンクでは、RRCインターフェースを介して無線ネットワーク制御装置(RNC)へ、MEASUREMENT REPORTメッセージが送られる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.331、「Radio Resource Control(RRC)」を参照されたい。またアップリンクでは、無線ネットワーク制御装置(RNC)からコアネットワークへ、LOCATION REPORTメッセージが送られる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.413、「UTRAN Iu interface RANAP signalling」を参照されたい。
4.2.2 LTEアップリンクメッセージ
アップリンクでは、ユーザ機器ユニット(UE)は、PROVIDE LOCATION INFORMATIONメッセージをE−SMLCへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS36.355、「LTE Positioning Protocol(LPP)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。E−SMLCは、LOCATION RESPONSEメッセージをMMEへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.171、「LCS Application Protocol(LCS−AP) between the Mobile Management Entity(MME) and Evolved Serving Mobile Location Centre(E−SMLC);SLs interface」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。MMEは、PROVIDE SUBSCRIBER LOCATION RESPONSEメッセージをGMLCへ送る。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS25.172、「Evolved Packet Core(EPC) LCS Protocol(ELP) between the Gateway Mobile Location Centre(GMLC) and the Mobile Management Entity(MME);SLg interface」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。
5.0 報告形式
いくつかの報告形式のいずれかにおける位置情報は、適当なメッセージ内の情報要素内に含むことができる。例示的で非排他的な報告形式を、以下に挙げる。UMTSの場合、以下の報告形式の最後の5つは、MEASUREMENT REPORTメッセージ及びLOCATION REPORTメッセージ内に含むことができる。UMTSの場合、第5及び第7の報告形式は、A−GPS方法に対するMEASUREMENT REPORTメッセージ及びLOCATION REPORTメッセージ内に含むことができ、それぞれ2次元及び3次元の報告に関連付けられる。LTEの場合、以下の報告形式の最後の5つは、PROVIDE LOCATION INFORMATIONメッセージ、LOCATION RESPONSEメッセージ及びPROVIDE LOCATION INFORMATIONメッセージ内に含むことができる。第5及び第7の報告形式は、A−GPS方法に対するPROVIDE LOCATION INFORMATIONメッセージ、LOCATION RESPONSEメッセージ及びPROVIDE LOCATION INFORMATIONメッセージ内に含むことができ、それぞれ2次元及び3次元の報告に関連付けられる。
5.1 多角形
多角形形式は、WGS84座標内で符号化された3〜15個の緯度、経度隅部のリストによって記述される。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。多角形形式は、信頼性情報を保持しない。この形式は、LTEでセルIDの位置決め及びAECIDの位置決めを適用することによって得ることができる。
5.2 楕円体円弧
楕円体円弧は、WGS84座標内の緯度、経度として符号化された中心点(eNodeBアンテナ位置)によって記述される。さらに、この形式は、円弧の内側半径、円弧の厚さ、ならびにオフセット角(北から時計回り)及び挟角(開放角)を含む。ともに、これらのパラメータは、厚さ及び左右の角度で円形の扇形を画定する。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。楕円体円弧は、信頼性情報を保持しない。この形式は、たとえば、LTEにおけるセルID+TAの位置決めによって得られる。
5.3 楕円体点
楕円体点形式は、WGS84座標内の緯度、経度として符号化された中心点によって記述される。この形式は、不確実性も信頼性情報も保持しない。
5.4 不確実性円を有する楕円体点
不確実性円を有する楕円体点形式は、WGS84座標内の緯度、経度として符号化された中心点と、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」と同様に符号化された放射状の不確実性半径との組合せからなる。この形式は、信頼性情報を保持しない。これは、本発明の特定の実施形態によって対処される。
5.5 不確実性楕円を有する楕円体点(信頼性を含む)
不確実性楕円を有する楕円体点形式は、WGS84座標内の緯度、経度として符号化された中心点からなる。不確実性楕円は、半長径、半短径及び半長径から反時計回りに北に対する角度として符号化される。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。この形式は、信頼性情報を保持する。この形式は通常、LTEにおけるOTDOA及びA−GPSの位置決めによって得られる。
5.6 高度を有する楕円体点
高度を有する楕円体点形式は、符号化された高度とともに、楕円体点として符号化される。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。この形式は、不確実性も信頼性情報も保持しない。
5.7 高度及び不確実性楕円体を有する楕円体点(信頼性を含む)
高度及び不確実性楕円体を有する楕円体点(信頼性を含む)形式は、A−GPS対応端末から一般に受け取られる形式である。この形式は、高度及び不確実性楕円体を有する楕円体点からなり、不確実性楕円体は、不確実性高度とともに、半長径、半短径、半長径から反時計回りに北に対する角度で符号化される。http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。同文献を、参照により本明細書に組み込む。この形式は、信頼性情報を保持する。この形式は通常、LTEにおけるA−GPSの位置決めによって得られる。
6.0 再スケーリング
位置を判定するために使用できるユーザ機器ユニット(UE)における計算、ならびにUEベースのA−GPS及びUEベースのOTDOA方法に対する対応する不正確さの例は、たとえば、E.D.Kaplan、「Understanding GPS−Principles and Applications」、マサチューセッツ州ノーウッド、Artech House、1996年に見ることができる。同文献を、参照により本明細書に組み込む。当面は、ユーザ機器ユニット(UE)が複数のGPS衛星、またはeNodeBから伝送される信号の到達時間を測定することに留意すれば十分である。これらの衛星の軌道及び位置は、この情報がA−GPSの位置決めにおける支援データとして端末へ伝送されるため、非常に高い精度で入手可能である。そのような支援データは、たとえば衛星の軌道について説明する弾道モデルを含むことができる。
次いで、衛星に対して測定される疑似範囲を組み合わせて、端末の位置を算出することができる。非線形測定の幾何形状の線形化を行い、時間測定誤差を偶発的に同一に分散されたとして処理することによって、不確実性について記述する共分散行列を計算することができる。共分散行列は、略ガウス不確実性の2次モーメントである(大数の強法則に従う)。この共分散行列は、2次元(2D)の水平の場合は楕円を表し、3次元(3D)の場合は楕円体を表す。
特定の実施形態では、前述の共分散行列は、それぞれ39%(2次元の場合)及び20%(3次元の場合)の信頼性値に関連付けられる。しかし、ユーザ機器ユニット(UE)からネットワークノード(LTE無線アクセスネットワーク(RAN)の場合は進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)、またはWCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)の場合は無線ネットワーク制御装置(RNC))への報告では、上記の第5.0節に挙げた最後の5つの形式のいずれかを使用することができる。これらの報告形式の中で、楕円体点、不確実性円を有する楕円体点及び高度を有する楕円体点は、信頼性情報を保持しない。したがって、得られた結果の再スケーリングまたは形状変換のためにネットワークノード(たとえば、eSMLCまたはRNC)内で信頼性値を利用できることを保証することはできない。
測定された位置及び不確実性をネットワークノード(WCDMAネットワーク内のRNC及びLTEネットワーク内の進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードなど)で受け取ったとき、ネットワークノードは、形状変換の実行を試みることができる。具体的には、ネットワークノードは、受け取った不確実性のスケーリングを試み、スケーリングされた不確実性の信頼性値が、進行中の位置決めに有効な特有のサービスに対するコアネットワークを報告するように構成された信頼性値に等しくなるようにすることができる。たとえば、2007年4月11日のA.Kangas及びT.Wigrenの「Transformation of Positioning reporting formats」という国際特許出願第PCT/SE2007/050237号を参照されたい。同願を、参照により本明細書に組み込む。したがってこのスケーリングの試みは、変換された報告形式の信頼性の知識を必要とする。しかし上述したように、一部の報告形式では、信頼性パラメータが報告/提供されないことが重要である。
したがって、既存の技術状態では、様々な報告形式(具体的には、多角形報告形式及び不確実性円を有する楕円体点報告形式を含む)は、信頼性情報を保持する情報要素を欠く。多角形報告形式は、AECID位置決め方法に関する。しかし残念ながら、3GPPによって現在指定されている多角形形式は、信頼性情報を保持しておらず、これにより、末端使用者への報告の柔軟性を低減させる(多角形演算は通常、AECID位置決めノードで実行される)。
信頼性情報を含まない報告形式は、報告された結果の不確実性の正しいスケーリングを可能にするのに十分な情報を保持しない。スケーリングは、WCDMAにおける無線ネットワーク制御装置(RNC)及びロングタームエボリューション(LTE)における進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードなどのノード内で実行される。正しいスケーリングを可能にする信頼性情報がない場合、要求される位置のサービス品質(QoS)を不十分として誤って分類する危険がかなり存在する。これはこのとき、ノード(たとえば、RNCまたはeSMLC)からの報告される結果、ならびに内部カウンタのステッピングに影響を与えることがある。値が信頼性情報の欠如及び間違ったスケーリングによる悪影響を受けうるこれらのカウンタは、規制E−911の位置決め性能に関する統計を米国連邦通信委員会などの規制機関に提供するため重要である。
信頼性情報をもたない結果では、A−GPS、OTDOA、セルID及びAECID位置決め方法に対する位置決め結果が正しく報告されないことがある。より精密には、報告される正確さは、測定及び要求される信頼性値に従ってスケーリングされないことがある。さらに、報告される位置決め結果の信頼性は、AECID方法の場合、末端使用者へ報告することができず、またA−GPS及びOTDOA位置決め方法の場合、末端使用者へ報告することができない。
従来技術の別の問題は、端末(たとえば、ユーザ機器ユニット(UE))が、RNCから受け取った要求される水平及び垂直の正確さに正確に整合するA−GPSの位置及び不確実性を判定することがあることである。このとき、ユーザ機器ユニット(UE)は通常、2D及び3D場合、それぞれ39%または20%の信頼性値で応答する。RNCまたはeSMLCから末端使用者へ報告するように構成される信頼性は、著しく高いことがほとんどであり、緊急の位置決めでは通常95%である。そのような場合、RNCまたはeSMLCは通常、より高い信頼性値に適合するように、無線端末から得られる不確実性領域をスケールアップする。その結果、不確実性領域は、末端使用者によって最初に要求されたものより高くなり、これによって、要求されたサービス品質(QoS)を満たすのに障害が生じる。次いでこれが統計的に記録されて末端使用者に信号で通知され、その結果、顧客の苦情を増大させる。
本発明の一態様では、本明細書に開示する技術は、(1)多角形報告形式、または(2)不確実性円を有する楕円体点形式で、無線端末の位置を表すタイプの位置報告メッセージを生成/伝送/処理する方法及び装置に関する。そのような態様では、本明細書に開示する技術は、詳細には、報告される位置パラメータ及び報告される不確実性パラメータに加えて、たとえば信頼性パラメータを(たとえば、位置報告メッセージの情報要素として)含むことに関する。
本発明の別の態様では、本明細書に開示する技術は、無線端末の位置の判定を要求するように構成された位置要求メッセージを受け取る通信デバイスに関する。位置要求メッセージは、位置不確実性基準を含む。デバイスは、無線端末の信頼性報告特性と通信デバイスに知らされた信頼性基準との間に信頼性差が存在することを分かるように構成される。信頼性差の結果、デバイスは、位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成される。
異なる実施形態では、信頼性基準は、位置要求メッセージ内に含まれることによって、または(WCDMAの場合)通信デバイス内に構成されることによって、通信デバイスに知られる。
例示的な実施形態及び実装形態では、通信デバイスは、信頼性差に従って位置不確実性基準をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成される。
例示的な実施形態では、デバイスは、スケーリングされた位置不確実性基準を無線端末へ伝送するように構成され、また、報告された位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む情報を無線端末から折り返し受け取るようにさらに構成される。デバイスは、位置不確実性基準を満たすように報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするようにさらに構成される。報告された位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準に基づき、報告された信頼性パラメータは、無線端末の信頼性報告特性に基づく。一例として、デバイスは、信頼性差に従って、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするように構成することができる。WCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)に適した例示的な実装形態では、デバイスは、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードを備える。ロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)とともに使用するのに適した別の例示的な実装形態では、デバイスは、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードを備える。
別の例示的な実施形態では、通信デバイスは、無線端末自体である。無線端末は、スケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定するように構成される。スケーリングされた位置不確実性基準は、たとえば端末がスケーリングされた位置不確実性基準を試行して満たすため(たとえば、この基準を満たすのが困難であればあるほど、より長く継続することができる)、A−GPS位置判定に対する入力として使用される。しかし、A−GPS判定から出力される位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準と必ずしも同じである必要はない可能性がある(たとえば、より小さくても、等しくても、より大きくてもよい)。無線端末は、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングして、位置不確実性基準を満たす再スケーリングされた不確実性パラメータを形成し、また位置パラメータ、再スケーリングされた不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを含む位置報告を生成するようにさらに構成される。
例示的な実装形態では、無線端末は、位置パラメータが多角形報告形式で表される位置報告を生成するように構成され、多角形報告形式は、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む。別の例示的な実装形態では、無線端末は、位置パラメータが不確実性円を有する楕円体点報告形式で表される位置報告を生成するように構成され、不確実性円を有する楕円体点報告形式は、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む。
例示的な実施形態では、デバイスは、位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成されたコンピュータに実装されたスケーラを備える。
さらに別の態様では、本明細書に開示する技術は、通信デバイスを動作させる方法を含む。一般的な方法の動作は、無線端末の位置の判定を要求するように構成された位置要求メッセージをネットワークデバイスで受け取るステップを含む。位置要求メッセージは、位置不確実性基準を含む。一般的な方法の別の動作は、無線端末の信頼性報告特性と通信デバイスに知らされた信頼性基準との間に信頼性差が存在することをデバイスが判定するステップを含む。信頼性差の結果、一般的な方法の別の動作は、デバイスが位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得るステップを含む。
異なる実施形態では、信頼性基準は、位置要求メッセージ内に含まれることによって、または(WCDMAの場合)通信デバイス内で構成されることによって、通信デバイスに知られる。
例示的な実施形態及びモードでは、この方法は、信頼性差に従って位置不確実性基準をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得るステップをさらに含む。
例示的な実施形態及びモードでは、この方法は、スケーリングされた位置不確実性基準を無線端末へ伝送するステップと、報告された位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む情報を無線端末から受け取るステップであって、報告された位置不確実性パラメータがスケーリングされた位置不確実性基準に基づき、報告された信頼性パラメータが無線端末の信頼性報告特性に基づく、ステップと、位置不確実性基準を満たすように報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするステップとをさらに含む。報告された位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準に基づき、報告された信頼性パラメータは、無線端末の信頼性報告特性に基づく。たとえば、例示的な実装形態では、方法は、信頼性差に従って、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするステップをさらに含む。例示的な実装形態では、方法は、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードでスケーリングを実行するステップをさらに含む。別の例示的な実装形態では、方法は、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードでスケーリングを実行するステップをさらに含む。
別の例示的な実施形態及びモードは、無線端末でスケーリングを実行するステップと、スケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定するステップとを含む。無線端末は、スケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定するように構成される。スケーリングされた位置不確実性基準は、たとえば端末がスケーリングされた不確実性基準を試行して満たすため(たとえば、この基準を満たすのが困難であればあるほど、より長く継続することができる)、A−GPS位置判定に対する入力として使用される。しかし、A−GPS判定から出力される位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準と必ずしも同じである必要はない可能性がある(たとえば、より小さくても、等しくても、より大きくてもよい)。無線端末は、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングして、位置不確実性基準を満たす再スケーリングされた不確実性パラメータを形成し、また、位置パラメータ、再スケーリングされた不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを含む位置報告を生成するようにさらに構成される。
例示的な実装形態では、方法は、位置報告内で、位置パラメータを多角形報告形式で表すステップと、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を多角形報告形式で含むステップとをさらに含む。別の例示的な実装形態では、方法は、位置報告内で、位置パラメータを、不確実性円を有する楕円体点報告形式で表すステップと、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を、不確実性円を有する楕円体点報告形式で含むステップとをさらに含む。「位置報告」内に報告された信頼性パラメータ(複数可)を含むことは、eSMLCから末端使用者へ提供される報告内に信頼性パラメータを含むことを包含しかつ含む。
本発明の上記その他の目的、特徴及び利点は、添付の図面に示す好ましい実施形態についての以下のより具体的な説明から明らかであろう。様々な図全体にわたって、参照文字は同じ部分を参照する。これらの図面は、必ずしも原寸に比例するわけではなく、代わりに本発明の原理についての説明は強調する。
位置確認判定に有用なロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)の一部分を含む電気通信システムの一部分の概略図である。 移動終端位置確認要求に対する図1の電気通信システム内のメッセージの流れの図である。 例示的な実施形態による無線端末の概略簡略図である。 機械に実装された例示的な実施形態による無線端末の概略図である。 信頼性情報を含む特定の無線端末に対する支援データの要求を受け取る例示的なSMLCネットワークの図である。 取得支援データが信頼性情報を含む例示的なA−GPS位置決めシステムの図である。 本明細書に開示する技術の一態様による「多角形」報告形式の図である。 本明細書に開示する技術の一態様による「不確実性円を有する楕円体点」報告形式の図である。 本明細書に開示する技術の一態様による取得支援データを含むメッセージを示す。 例示的な実施形態による代表的な一般的位置判定促進デバイスの図である。 基本的な位置判定促進方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す流れ図である。 無線ネットワーク制御装置(RNC)または進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードなどのノード(たとえば、ネットワークノード)の形をとりうる位置判定促進デバイスの代表的な例示的実施形態の図である。 図10のノードなどのノードによって実行されるパラメータスケーリングを伴う位置判定方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す図である。 位置が求めてられている無線端末の形をとりうる位置判定促進デバイスの代表的な例示的実施形態の図である。 図12の無線端末などの無線端末によって実行されるパラメータスケーリングを伴う位置判定方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す図である。 不確実性楕円の幾何形状の図である。
以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、限定ではなく説明の目的で、特定のアーキテクチャ、インターフェース、技法などの特有の詳細について述べる。しかし、これらの特有の詳細から逸脱した他の実施形態で本発明を実行できることが、当業者には明らかであろう。すなわち、本明細書では明示的に記載または図示されていないが本発明の原理を実施し、本発明の精神及び範囲内に含まれる様々な構成を、当業者であれば考案することができる。場合によっては、不要な詳細で本発明の説明を曖昧にしないように、よく知られているデバイス、回路及び方法についての詳細な説明は省略する。本発明の原理、態様及び実施形態、ならびにそれらの特有の例について述べる本明細書内のすべての記載は、これらの構造上かつ機能上の均等物も包含するものとする。さらに、そのような均等物は、現在知られている均等物、ならびに今後開発される均等物、すなわち構造にかかわらず同じ機能を実行する、開発されたあらゆる要素を含むものとする。
したがって、たとえば、本明細書のブロック図は、技術の原理を実施する例示的な回路または他の機能上のユニットの概念上の図を表しうることが、当業者には理解されるであろう。同様に、あらゆる流れ図、状態遷移図、疑似コードなどは、コンピュータまたは処理装置について明記するか否かにかかわらず、コンピュータ可読媒体内で実質上表すことができ、コンピュータまたは処理装置によってそのように実行できる、様々な処理を表すことが理解されるであろう。
それだけに限定されるものではないが、「コンピュータ」、「処理装置」、または「制御装置」として表示または記載されるものを含めて、機能ブロックを含む様々な要素の機能は、回路ハードウェア及び/またはコンピュータ可読媒体上に記憶されるコード化命令の形でソフトウェアを実行することが可能なハードウェアなどのハードウェアを使用することによって提供することができる。したがって、そのような機能及び図示の機能ブロックは、ハードウェア及び/またはコンピュータに実装され、したがって機械に実装されると理解されるべきである。
ハードウェア実装の点では、機能ブロックは、それだけに限定されるものではないが、そのような機能を実行することが可能な特定用途向け集積回路(複数可)[ASIC]及び(適宜)状態機械を含めて、デジタル信号処理装置(DSP)ハードウェア、縮小命令セット処理装置、ハードウェア(たとえば、デジタルまたはアナログ)回路を非限定的に含みまたは包含することができる。
コンピュータ実装の点では、コンピュータは、1つもしくは複数の処理装置または1つもしくは複数の制御装置を備えると概ね理解され、本明細書では、コンピュータ、処理装置及び制御装置という用語を区別なく用いることができる。コンピュータまたは処理装置または制御装置によって提供されるとき、これらの機能は、単一の専用コンピュータもしくは処理装置もしくは制御装置によって、単一の共用コンピュータもしくは処理装置もしくは制御装置によって、または一部を共用もしくは分散できる複数の個々のコンピュータもしくは処理装置もしくは制御装置によって提供することができる。さらに、「処理装置」または「制御装置」という用語の使用はまた、そのような機能を実行し、かつ/または上述した例示的なハードウェアなどのソフトウェアを実施することが可能な他のハードウェアも指すと解釈されるものとする。
7.0 信頼性情報の信号通知:概略
一態様では、本明細書に開示する技術は、以前は信頼性情報を省略していた様々なメッセージ及び通信内に、信頼性情報、たとえば確率情報を含むことを伴う。たとえば、本明細書に開示する技術のこの態様は、以下を包含する。
●信頼性情報要素を3GPP多角形形式に、(1)進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)と末端使用者の間のロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)内の関連するインターフェースを介して、また(2)無線ネットワーク制御装置(RNC)と末端使用者の間のWCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)内の関連するインターフェースを介して追加する。
●信頼性情報要素を、3GPP不確実性円を有する楕円体点形式に、
○無線端末及びeSMLCの測定コンテキストを介して、
○eSMLCと末端使用者の間の位置報告コンテキストを介して、
○無線端末の測定コンテキストとRNCの間のWCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)内の関連するインターフェースを介して、
○RNCと末端使用者の間の位置報告コンテキストを介して追加する。どちらの場合も、末端使用者は、無線端末内で動作する別のアプリケーションとなりうる。
●WCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)またはロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)内のインターフェースを介して運ばれる取得支援データに信頼性情報要素を追加する。
7.1 信頼性情報の信号通知:例示的な実施形態
図1は、位置確認判定に有用なロングタームエボリューション(LTE)無線アクセスネットワーク(RAN)の一部分を含む電気通信システムの一部分を示す。図1に示すアーキテクチャは、ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22と、移動度管理エンティティ(MME)24と、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26と、基地局またはeNodeB28と、無線端末(UE)30とを含む。ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22は、公衆陸上移動ネットワーク(PLMN)内で外部位置確認サービスクライアント34がアクセスする第1のノードである。移動度管理エンティティ(MME)は、UEコンテキスト内の情報を保ち、たとえば3GPPのTS23.401に記載の追跡エリア更新(TAU)を取り扱うネットワークノードである。移動度管理エンティティ(MME)24は、SLgインターフェース(ELP29.172に定義)と呼ばれるインターフェースを介して、ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22と通信し、SLsインターフェース(LCS−AP29.171に定義)と呼ばれるインターフェースを介して、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26と通信する。図1では、SLs及びSLgインターフェースを鎖線によって表す。
図1は、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26と無線端末(UE)30の間のLTE位置決めプロトコル(LPP)の使用、移動度管理エンティティ(MME)24と進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26の間のLCS−AP29.171プロトコルの使用及び移動度管理エンティティ(MME)24とゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22の間のEPC29.172プロトコルの使用など、特定のプロトコルの使用を2点鎖線でさらに示す。LPPプロトコルは、たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能なLPP仕様、3GPPのTS36.355、「LTE Positioning Protocol(LPP)」に記載されている。同文献を、参照により本明細書に組み込む。LCS−AP29.171プロトコルは、たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS29.171、「LCS Application Protocol(LCS−AP) between the MME and E−SMLC」に記載されている。同文献を、参照により本明細書に組み込む。EPCプロトコルは、たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS29.172、「Location Services(LCS);EPC LCS Protocol(ELP) between the GMLC and the MME;SLg interface」に記載されている。
本明細書に開示する技術は、図1にはそのように示すが、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワークに限定されるものではない。WCDMA無線アクセスネットワーク(RAN)では、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードの機能は、無線基地局ノードを通じて無線端末に接続する無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードによって実行できることも理解されるはずである。
本明細書では、「無線端末(複数可)」または「UE」は、それだけに限定されるものではないが、移動電話(「セルラー」電話)及び無線機能を有するラップトップ、たとえば移動端末などの移動局またはユーザ機器ユニット(UE)とすることができ、したがって、たとえば、無線アクセスネットワークと音声及び/またはデータを通信する携帯型、ポケット型、手持ち型、コンピュータ内蔵型、または車載型の移動デバイスとすることができる。
7.2 信頼性情報の信号通知:例示的な方法
図2は、移動終端位置確認要求に対する図1の電気通信システム内のメッセージの流れを示す。図2のメッセージの流れは、様々な動作またはステップの形で示す。動作2−1は、外部位置確認サービスクライアント34がゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22に移動終端位置確認要求を行うことを示す。移動終端位置確認要求の目的は、無線端末(UE)30の位置確認位置を確認することである。
登録認証(動作2−2で示す)を実行した後、動作2−3として、ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22は、位置確認要求(ELP加入者位置確認提供要求)を移動度管理エンティティ(MME)24へ送る。動作2−4として、移動度管理エンティティ(MME)24は、無線端末に対する位置確認要求を供給するのに利用可能なeSMLCを選択する。さらに、動作2−5として、移動度管理エンティティ(MME)24は、3GPPのTS29.171に指定のLCS−APプロトコル(たとえば、LCS−AP位置確認要求)を使用して、SLsインターフェース上でこの位置確認要求を転送する。動作2−6として、選択されたeSMLC(たとえば、図1の進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26)は、3GPPのTS36.355に指定のLPPプロトコル(たとえば、LPP位置確認情報要求)を使用して、この位置確認要求を無線端末(UE)30へ送る。LPPメッセージは、移動度管理エンティティ(MME)24及び基地局またはeNodeB28を通過することに留意されたい。
動作2−7として、無線端末は、その位置を進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26へ折り返し報告するために、その位置情報を確認する。前述したように、位置確認位置情報は、位置パラメータ、不確実性パラメータ及び信頼性/確率パラメータを含む位置確認パラメータを含む。
動作2−8として、無線端末(UE)30からの測定または位置確認推定が実際に、LTE位置決めプロトコル(LPP)(たとえば、LPP位置確認情報提供)を使用して、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26へ折り返し送られる。この位置確認が、無線端末(UE)30によって推定されなかった場合、任意選択の動作2−9によって示すように、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)26が、無線端末(UE)30の位置確認を判定する。しかし判定されると、動作2−10として、位置確認報告(たとえば、LCS−AP位置確認応答)が、移動度管理エンティティ(MME)24へ送られる。動作2−11として、移動度管理エンティティ(MME)24は、位置確認報告(ELP加入者位置確認提供応答)をゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22へ転送する。ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22は、3GPPのTS29.172に指定のELPプロトコルを使用して、SLgインターフェース上で移動度管理エンティティ(MME)24から最終の位置確認推定を受け取る。動作2−12として、ゲートウェイ移動位置確認センター(GMLC)22は、外部位置確認サービスクライアント34へ位置確認を転送する。
図2には具体的に示さないが、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードまたは無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードなどのノードは、不確実性パラメータに関する再スケーリング動作を後に実行できることが理解されるであろう。不確実性パラメータの再スケーリングについては、以下により詳細に説明する。
7.3 信頼性情報の信号通知:例示的な無線端末の実施形態
図3は、非限定的で基本的な例示的実施形態による例示的な無線端末30を示す。図3は、他の機能性及びユニットの中でも、通信インターフェース38及び位置確認ユニット40を備える無線端末(UE)30を示す。位置確認ユニット40は、パラメータ取得ユニット42とパラメータ報告ユニット44の両方をさらに備えるところを示す。様々な構成ユニット及び機能性の中でも、パラメータ取得ユニット42は、たとえば動作2−7を実行する働きをする信頼性取得ユニット46を備える。動作2−7は、前述の信頼性または確率パラメータを取得または判定することを含む。無線端末(UE)30の信頼性取得ユニット46は、不確実性がどのように算出されるか、たとえば2D報告が使用されるか、それとも3D報告が使用されるかに関する知識を使用して、信頼性パラメータに対する値を判定する。この信頼性パラメータは、信頼性パラメータに関連するエリア内で無線端末UE(30)が位置確認される推定される確率を識別、指示、または他の方法で記述する任意の適当な値を表すことができる。信頼性取得ユニット46によって判定または確認される信頼性パラメータは、位置パラメータ及び不確実性パラメータとともに、パラメータ報告ユニット44によって生成される位置確認報告内に含まれる。パラメータ報告ユニット44によって生成される位置確認報告は、図2の動作2−8のメッセージとして送られる。
7.4 信頼性情報の信号通知:例示的な機械プラットホームの実施形態
図4は、無線端末(UE)30の特定の例示的な実施形態に対するさらなる構造上の詳細を示す。たとえば図4は、位置確認ユニット40を機械プラットホーム48で提供または実現できることを示す。
機械プラットホーム48は、(たとえば)コンピュータ実装プラットホームまたはハードウェア回路プラットホームなどのいくつかの形のいずれかをとることができる。図4は、機械プラットホーム48がコンピュータプラットホームであるところを具体的に示し、位置確認ユニット40の論理及び機能性は、1つまたは複数のコンピュータ処理装置または制御装置50によって実装される。これらの用語は本明細書で包括的に定義する。
「プラットホーム」という術語は、移動局30の機能ユニットを機械によってどのように実装または実現できるかについて説明する方法である。1つの例示的なプラットホーム48は、コンピュータ実装形態であり、位置確認ユニット40を含む破線によって囲んだ要素の1つまたは複数は、1つまたは複数のコンピュータ処理装置または制御装置50によって実現される。これらの用語は本明細書で包括的に定義する。処理装置(複数可)50は、コード化命令を順に実行し、過渡的でない信号を生成して、本明細書に記載する様々な動作を実行する。そのようなコンピュータ実装形態では、移動局30は、処理装置(複数可)に加えて、メモリ部52(たとえば、ランダムアクセスメモリ54、読出し専用メモリ56及びアプリケーションメモリ58(たとえば、本明細書に記載する動作を実行するために処理装置によって実行できるコード化命令を記憶する)、ならびにキャッシュメモリなどの任意の他のメモリを備えることができる)を備えることができる。
コンピュータプラットホームとともに、図4は、様々なインターフェースを含む無線端末(UE)30を示し、中でも、キーパッド60、音声入力デバイス(たとえば、マイクロフォン)62、視覚的入力デバイス(たとえば、カメラ)64、視覚的出力デバイス(たとえば、ディスプレイ66)及び音声出力デバイス(たとえば、スピーカ)68が含まれる。他のタイプの入出力デバイスも、無線端末(UE)30に接続することができ、または無線端末(UE)30を構成することができる。
無線端末(UE)30に適した別の例示的なプラットホームは、ハードウェア回路、たとえば特定用途向け集積回路(ASIC)のものであり、回路要素は、本明細書に記載する様々な動作を実行するように構築かつ動作される。
7.5 異なるタイプのメッセージ内の信頼性情報の信号通知
図2のメッセージの流れは、移動終端位置確認要求と呼ばれる手順のためのものであることが理解されるであろう。移動由来位置確認要求及びネットワーク誘導位置確認要求のような他の手順も、LCS標準に定義されている。これらの他の手順のメッセージもまた、信頼性情報を含むことができ、信頼性情報(たとえば、信頼性情報要素の形)は、LPPインターフェース、SLpインターフェース及びSLsインターフェースなどの他のインターフェースを介して、必要に応じてメッセージ内で運ぶことができる。
7.6 取得支援データによる信頼性情報の信号通知
上記で説明したように、取得支援データは、無線端末がGPS信号をより迅速に検出でき、またはるかに弱い信号を検出できる情報を、無線端末に提供する。これは、これらの信号をどこで探すかに関する情報を無線端末に提供することによって行われる。通常、A−GPSの正確さは、異なる動作がない場合、10メートル程度とすることができる。
A−GPS位置決めシステムの一例を図5に表示する。図5に示すように、セルラー通信システムに取り付けられたGPS基準受信機は、セルラー通信システムに接続された端末内のGPS受信機へ伝送されるとGPS端末受信機の性能を高める支援データを収集する。図6は、例示的なサービング移動位置確認センター(SMLC)ネットワークを示し、SMLCは、特定の無線端末(UE)に対する支援データの要求を受け取る。この要求は実質上、最初の位置確認推定と、サービングセルの寸法に基づく推定の不確実性とを含む。この最初の位置確認推定及び不確実性を使用し、広域基準ネットワーク(WARN)からの情報を使用して取得支援データを計算する。この取得支援データを使用して、ネットワークと無線端末へ折り返し送られたメッセージを取り込む。
図5及び図6は、本明細書に開示する技術の一態様によれば、取得支援データを含むメッセージが、最初の位置確認推定及び推定の不確実性だけでなく、推定に対する信頼性または確率値も含むことをさらに示す。
7.7 情報要素内の信頼性情報の信号通知
本明細書に開示する技術の一態様によれば、様々なメッセージは、前述の信頼性パラメータを指定する追加の情報要素(複数可)を含む。そのようなメッセージは、図2の流れ内のメッセージだけでなく、取得支援データに関するメッセージも含む。
たとえば、従来技術の慣行とは異なり、LPPインターフェース、SLpインターフェース及びSLsインターフェース上で使用される3GPPの「多角形」及び「不確実性円を有する楕円体点」報告形式に、信頼性情報要素が追加される。本明細書に開示する技術のこれらの態様を反映するために、図7Aは、(他の可能な情報要素の中でも)位置情報要素70及び信頼性情報要素74という情報要素を含む「多角形」報告形式を示す。多角形の寸法によって、位置情報要素70は、不確実性情報を暗示的に提供し、したがって別個の情報要素は必要とされない。
同様に、図7Bは、(他の可能な情報要素の中でも)位置情報要素80、不確実性情報要素82及び信頼性情報要素84という情報要素を含む「不確実性円を有する楕円体点」報告形式を示す。
図7Cは、最初の位置確認推定90、推定の不確実性92及び推定に対する信頼性または確率値94を含む取得支援データを含むメッセージを示す。
本明細書に添付の表1は、信頼性情報要素44及び信頼性情報要素54によって反映される情報要素を追加するためにLPP仕様、3GPPのTS36.355(参照により本明細書に組み込む)に対して実施できる変更を反映する(太字体または濃いフォントによる)。
本明細書に添付の表2は、SLp及びSLsインターフェースを介して本明細書に開示する技術を実施するために3GPPのTS29.171内の表7.4.12−1に対して実施できる変更を反映する(太字体または濃いフォントによる)。さらに、3GPPのTS23.032仕様はまた、対応する表2の修正も必要とする。
報告される情報に信頼性情報(たとえば、信頼性情報要素)を追加することを伴う本明細書に開示する技術の態様は、多くの利点をもたらす。例示的な利点には、以下が含まれる。
●LTEシステムにおけるUEベースのA−GPS位置決めのためにUEからeSMLCへ信頼性を常に報告できることを保証する信号通知手段。
●LTEシステムにおけるUEベースのOTDOA位置決めのためにUEからeSMLCへ信頼性を常に報告できることを保証する信号通知手段。
●不確実性円を有する楕円体点の形状のためにも、末端使用者信頼性要件に適合するように、UEからの報告される位置決め結果のeSMLCにおける信頼性スケーリングを可能にすること。
●UEベースのA−GPS及びUEベースのOTDOA位置決めのために、不確実性円を有する楕円体点形式を使用して、eSMLCから末端使用者へ信頼性を報告する信号通知手段。
●セルID及びAECID位置決め方法のために、末端使用者から信頼性を報告する信号通知手段。
8.0 パラメータスケーリング
8.1 パラメータスケーリングの理由
本明細書に開示する技術の別の態様は、たとえば、「位置決めの正確さ」とは何を意味するかに関して漠然としすぎた要件及び信号通知によって引き起こされる従来の問題に対処する。上述したように、特にA−GPSの場合の無線ナビゲーション領域の正確さは、偶発的な数量である。これは、位置不確実性が判定されたときはいつでも、不確実性は、報告される位置及び報告される不確実性によって画定された領域内に端末が実際に位置する対応する「確率」(または「信頼性」)を伴うはずであることを意味する。3GPPのWCDMA仕様では、不確実性は、不確実性円、不確実性楕円及び不確実性楕円体で表すことができる。たとえば、http://www.3gpp.orgで入手可能な3GPPのTS23.032、「Universal Geographical Area Description(GAD)」を参照されたい。
本明細書に開示する技術のこの態様が対処するA−GPSに影響を与える問題は、以下の事実から発生する。
事実1:3GPP標準は、不確実性と確率(信頼性とも呼ばれる)が厳密にはどのように関連するかを指定しない。通常これは、信頼性値がどのように不確実性測定の共分散行列に関係するものであるかについて述べる仕様を必要とするはずである。具体的には、これは、2次元の不確実性と3次元の不確実性を異なる形で取り扱うことを必要とするはずである。
事実2:コアネットワークから(したがって、末端使用者から)ノード(RANまたはeSMLCなど)で受け取られる、要求される水平及び垂直の正確さなどの不確実性基準は、サービス品質(QoS)要求が有効な信頼性を指定しない。
事実3:測定されるA−GPS結果の要求される正確さを指定するようにノード(RNCまたはeSMLCなど)から端末へ伝送される不確実性基準(水平及び垂直の正確さ)が、信頼性値を伴わない。
事実4:端末からノード(RNCまたはeSMLCなど)へ報告されるA−GPS結果は通常、不確実性パラメータ(たとえば、少なくとも水平の正確さの形、ほとんどの場合は垂直の正確さも)及び対応する信頼性値を含む。
事実5:たとえば、位置決め結果の報告のために操作者が構成した信頼性値に従って正確さをスケーリングするために、WCDMA RANのRNCまたはLTE RANのeSMLCに形状変換が適用される。
上記から理解されるように、ノード(WCDMA RANのRNCまたはLTE RANのeSMLCなど)が、要求された正確さ情報を無線端末に提供するとき、ノードは正確な信頼性値を知らず、端末へ信号通知することもできない。その結果、従来技術で知られているシステムにおける動作は、入ってくる不確実性基準を(水平及び垂直の正確さ要件の形で)影響を受けていない無線端末へ転送することであった。次いで無線端末は、要求に従って結果を提供しようとする。しかし、無線端末によって提供される結果は、特有の無線端末タイプによって選択された信頼性レベルで提供され、必ずしも末端使用者が実際に必要とする信頼性レベルで提供されるわけではない。したがって、ノード(たとえば、WCDMA RANのRNCまたはLTE RANのeSMLC)は、形状変換を実行して、得られる不確実性パラメータ(たとえば、水平及び垂直の正確さ)を、(たとえば、クライアントタイプIEによって指示される)特有のサービス向けに構成されるレベルへスケーリングすることができる。
上記の一例として、次いで無線端末は、厳密に受け取った要求される正確さレベルで、要求される正確さで、また通常39%または20%(それぞれ2D及び3D共分散行列レベル)の信頼性レベルで、結果を提供することがある。しかし、北米の緊急位置決めの場合、報告には95%の信頼性が必要とされる。したがって、この場合、ノード(RNCまたはeSMLC)は、得られた不確実性パラメータ(たとえば、水平及び垂直の正確さ)をスケールアップするはずである。そのようなスケールアップの結果、コアネットワーク及び末端使用者から最初に受け取った要求される正確さを満たすのに失敗するはずである。QoSが実現されなかったという事実はまた、末端使用者へ信号通知されることがあり、性能管理カウンタに影響を与えることもある。これら両方の結果、統計は最終的に、米国連邦通信委員会(FCC)に報告されることがあり、その結果、操作者が規制E−911要件を実現できるかが問題になることがある。
8.2 パラメータスケーリングの概略
したがって上記を考慮すると、本明細書に開示する技術の一態様は、末端使用者から最初に受け取った不確実性基準をスケーリングしてから、この不確実性基準を、無線端末によって/対して実行されるA−GPS位置決めの正確さに関する要件として無線端末へ送る、スケーリング技法及びアルゴリズムに関する。例示的な実施形態では、スケーリングの量/程度は、信頼性と不確実性の関係に関する構成された最善の推定に従って選択され、そのような最善の推定は、ネットワークの端末の大部分に基づくことができる。スケーリングはまた、たとえばWCDMA RANAP LOCATION REPORTING CONTROLメッセージ内でクライアントタイプIEによって信号通知されるタイプのサービスに相当する。
したがって、本明細書に開示する技術は、末端使用者から受け取った位置不確実性基準の新しいスケーリングを実行し、これを特徴とする。位置不確実性基準は、末端使用者によって要求される水平及び垂直の不正確さなど、要求する構成要素によって望まれ、必要とされ、または予期される正確さ、精度、確実性、または不確実性を示す任意の適当な情報を表すことができる。位置不確実性基準は、特有の値、値の範囲、最大もしくは最小閾値、カテゴリ(たとえば、「高い正確さ」)、または関連する正確さ、精度、確実性、もしくは不確実性を記述する他の情報を表し、または示すことができる。
WCDMA RANの場合、たとえば、位置不確実性基準は、RNCとコアネットワークの間のRANAPインターフェースを介して受け取ることができる。WCDMA RANの場合、スケーリングはRNC内で実行することができ、LTE RANの場合、スケーリングは進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノード内で実行することができる。別の場合、スケーリングは別法として、無線端末自体において実行することができる。そのような場合はすべて、スケーリングは、端末によって報告される信頼性値(または、これらの信頼性値に関する構成された最善の推定)に従って(たとえば、一貫して)、要求された不正確さ(たとえば、位置不確実性基準)を変換する。無線端末の信頼性値は、たとえば、2次元(2D)の場合は39%とすることができ、3次元(3D)の場合は20%とすることができる。たとえば、緊急の位置決めの場合、これは、水平及び垂直の不正確さがスケールダウンされることを意味するはずである。次いで無線端末は、A−GPS位置(位置パラメータ)、不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定するはずである。次いで形状変換を実行して、報告に必要な信頼性値に対応するように、報告された不確実性を再びスケールアップする。場合によっては、これらのパラメータはノード(たとえば、RNCまたはeSMLC)へ送られ、このノードが形状変換を実行する。他の場合、無線端末自体が形状変換/再スケーリングを実行することができる。本明細書に開示する技術のスケーリング及び後の再スケーリングを考慮すると、サービス品質を満たすことができる。
本明細書に開示する技術のこの態様の利点には、正確さの強化、ならびに要求されるQoSが実現されないというリスクの低減が含まれる。
8.3 例示的な実施形態
8.3.1 一般的な実施形態
したがって、本明細書に開示する技術の一態様は一般に、位置判定動作または手順とともにパラメータスケーリングを実施するネットワークデバイス及び方法に関する。図8は、パラメータスケーリングを実施する代表的な一般的ネットワークデバイス100を示す。デバイス100は、通信インターフェース104及びスケーラ106を備える。以下に説明するように、いくつかの実施形態では、デバイス100は、無線ネットワーク制御装置(RNC)または進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードなどのノードとすることができる。他の例示的な実施形態では、デバイス100は、位置を判定すべき無線端末そのものとすることができる。
図9は、パラメータスケーリングを伴う一般的な位置判定方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す。図9の一般的な方法の動作9−1は、デバイス100が位置要求メッセージ108を(通信インターフェース104を介して)受け取ることを含む(図8に矢印で示す)。位置要求メッセージ108は、特定の無線端末の位置の判定を要求する任意の他の適当な方法で構築及び通信されるメッセージ、パケット、信号、または情報を表すことができる。位置要求メッセージ108は位置不確実性基準を含み、また任意選択で、無線端末がネットワークへ返すと予期される位置報告に対する信頼性基準を含む。いくつかの実施形態では、信頼性基準を位置要求メッセージ内に含むことができるが、他の実施形態(WCDMAの場合など)では、通信デバイス内に構成し、またはシステムの別の要素から受け取ることができるため、信頼性基準は任意選択で含まれると考えられる。大部分の状況でなくても、多くの状況では、信頼性基準は、約90%以上の近傍にある。他方では、デバイス100は、無線端末がその位置報告内で最終的に送る/返す信頼性パラメータ(無線端末の信頼性報告特性)が逆に著しく小さいことを知ることができ、または少なくとも予想することができる。デバイス100は、信頼性予想部110内に記憶でき、または信頼性予想部110から得られる構成された情報、過去の履歴、または他の情報に基づいて、信頼性パラメータに関する知識を有することができ、または知的に推測もしくは推定することができる。たとえば、無線端末は、2次元の場合は約39%の信頼性パラメータ、または3次元の場合は20%の信頼性パラメータを返すことができる。
動作9−2は、デバイス100が無線端末の信頼性報告特性と信頼性基準の間に信頼性差が存在することを判定することを含む。たとえば、3次元の場合、デバイス100は、約70%(たとえば、90%〜20%)の信頼性差を判定することができる。
信頼性差の存在及び判定の結果、動作9−3は、デバイス100が位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得ることを含む。具体的には、スケーラ106は、位置不確実性基準をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成される。例示的なスケーリング技法について、以下に説明する。たとえば、例示的な実装形態では、スケーラ106は、信頼性差に従って(たとえば、比例して、または事前に設定された関係で)、位置不確実性基準をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得ることができる。通常、スケーリングは、端末によって報告される(または報告されると予期される)信頼性値に関する構成された最善の推定に従って(たとえば、一貫して)、要求された不正確さ(たとえば、位置不確実性基準)を変換する。
8.3.2 ノードにおけるスケーリングの実施形態
図10は、例示的な実施形態を全体として示し、デバイス100(10)は、無線ネットワーク制御装置(RNC)または進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノードなどのノード(たとえば、ネットワークノード)とすることができる。図10は、デバイス100(10)が、たとえば無線端末の位置判定を要求するクライアントとの通信が行われるインターフェース104Uと、デバイス100(10)が無線端末と(少なくとも、最終的に)通信するインターフェース104Dとを含む2つの通信インターフェースを備えるところを示す。
図10は、デバイス100(10)が、位置確認ユニット112を備えるところをさらに示す。位置確認ユニット112は、スケーラ106、リスケーラ114、ならびに様々なメッセージハンドラ及びリフォーマッタ(reformatter)を備える。たとえば、位置確認ユニット112は、要求ハンドラ116、要求リフォーマッタ118、報告ハンドラ120及び報告リフォーマッタ122を備える。
図11は、デバイス100(10)のノードなどのノードによって、具体的には位置確認ユニット112によって実行できるパラメータ再スケーリングを伴う位置判定方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す。図11の方法の最初の3つの動作は、図9の一般的な方法の動作に類似しており、したがって詳細に説明しない。この点で、動作11−1は、デバイス100(10)が位置要求メッセージ108を(通信インターフェース104Uを介して)受け取ることを含み、位置要求メッセージ108は、要求ハンドラ116によって処理される。動作11−2は、位置確認ユニット112が無線端末の信頼性報告特性と信頼性基準の間に前述の信頼性差が存在することを判定することを含む。動作11−3は、スケーラ106が位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得ることを含む。
図11のノードで実行される方法のさらなる動作には、動作11−4〜動作11−6が含まれる。動作11−4は、要求リフォーマッタ118が準備し、通信インターフェース104Dがスケーリングされた位置不確実性基準(たとえば、スケーリングされた水平及び垂直の不正確さ)を無線端末へ伝送することを含む。スケーリングされた位置不確実性基準は、リフォーマットされた位置要求メッセージ124内に含むことができる。リフォーマットされた位置要求メッセージ124は、位置要求メッセージ108に類似させることができるが、位置要求メッセージ108内で受け取った元の位置不確実性基準ではなく、スケーリングされた位置不確実性基準を含む。
リフォーマットされた位置要求メッセージ124に応答して、無線端末は、無線端末がその位置確認/位置を判定し、または通知される手順を実行する。この手順は、たとえば、A−GPS手順またはA−GPS促進手順とすることができる。位置判定手順の実施とともに、無線端末は、位置報告126をデバイス100(3)へ送る。報告された無線端末に対して、位置報告126は通常、たとえば報告された位置、報告された位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む情報を含む。位置報告126は、報告された位置不確実性パラメータがスケーリングされた位置不確実性基準に基づくため、スケーリングされた位置報告126とも呼ばれる。位置報告126の報告された信頼性パラメータは、無線端末の信頼性報告特性に基づく。
動作11−5は、デバイス100(10)が受け取り、その報告ハンドラ120が無線端末からの位置報告126を処理することを含む。動作11−6は、リスケーラ114が、位置不確実性基準を満たすように、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングすることを含む。たとえば、例示的な実装形態では、この方法は、信頼性差に従って(たとえば、比例して、または事前に設定された関係で)、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングすることをさらに含む。言い換えれば、リスケーラ114は、形状変換を実行して、報告に必要な信頼性値(たとえば、信頼性基準)に対応するように、報告された不確実性を再びスケールアップする。
動作11−6の再スケーリング後、デバイス100(10)は、再スケーリングされた位置報告128をそのクライアントへ送る。再スケーリングされた位置報告128は、報告リフォーマッタ122によって準備され、通信インターフェース104Uを介してクライアントへ送られる。再スケーリングされた位置報告128は、報告された位置、報告されて再スケーリングされた位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む。
上記から理解されるように、デバイス100(10)は、位置要求メッセージ108内の位置不確実性基準及び信頼性基準を受け取る。デバイス100(10)は、無線端末がその126に関連して報告する信頼性パラメータの推定または予測を行う。言い換えれば、(動作11−02として)デバイス100(10)は、無線端末の信頼性報告特性を判定または検索する。たとえば、無線端末の位置を判定する信頼性基準は95%とすることができるが、デバイス100(10)は、無線端末が39%の信頼性で応答することを(信頼性予想部110を介して)推測し、または知ることができる。デバイス100(10)が、必要な不確実性基準を無線端末へダウンロードするだけであった場合、無線端末は(従来通り)、無線端末の信頼性報告特性でその位置パラメータ及び不確実性パラメータをデバイス100(10)に提供するはずである。このときデバイスが信頼性基準と無線端末の信頼性報告特性の間の不整合を考慮して不確実性パラメータをスケールアップした場合、最初に要求されたサービスの品質を満たすことができない。
上記を回避するために、動作11−03として、デバイス100(10)は、位置不確実性基準(たとえば、水平及び垂直の不正確さ)をスケーリング(たとえば、スケールダウン)して、スケーリングされた位置不確実性基準を無線端末へダウンロードする。その後デバイス100(10)は、無線端末からの位置報告126を受け取り(動作11−5)、報告される不確実性パラメータ及び信頼性報告特性は、たとえば39%の信頼性である(2次元の場合)。動作11−6として、リスケーラ114は、95%の信頼性に対応するように、報告された不確実性パラメータを(再)スケーリング(たとえば、スケールアップ)し、したがって要求するクライアントは、クライアントが必要とする位置及び正確さ(不確実性)を実質上厳密に得る。
8.3.3 無線端末におけるスケーリングの実施形態
図12は、例示的な実施形態を全体として示し、デバイス100(12)は、位置が求めてられている無線端末そのものとすることができる。図12は、デバイス100(12)が、通信インターフェース104(12)及び位置確認ユニット112(12)を備えるところを示す。無線端末100(12)は、たとえば、無線またはエアインターフェースを介して通信インターフェース104(12)を通じて無線アクセスネットワーク、たとえば無線基地局ノードまたはeNodeBに通信する。図12は、位置確認ユニット112(12)が、スケーラ106(12)、信頼性判定ユニット110(12)、リスケーラ114(12)、要求ハンドラ116(12)、報告フォーマッタ122(12)及び位置確認制御装置130を備えるところをさらに示す。以下に説明するように、無線端末100(12)は、位置判定手順(たとえば、A−GPS手順)でスケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定するように構成される。スケーリングされた位置不確実性基準は、たとえば端末がスケーリングされた不確実性基準を試行して満たすため(たとえば、この基準を満たすのが困難であればあるほど、より長く継続することができる)、A−GPS位置判定に対する入力として使用される。言い換えれば、報告された位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準の関数として判定される。しかし、A−GPS判定から出力される位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準と必ずしも同じである必要はない可能性がある(たとえば、より小さくても、等しくても、より大きくてもよい)。
図13は、無線端末100(12)などの無線端末によって、具体的には位置確認ユニット112(12)によって実行できるパラメータ再スケーリングを伴う位置判定方法に伴う代表的な非限定的動作またはステップを示す。図12の方法の最初の3つの動作(動作13−1〜動作13−3)は、図9の一般的な方法の動作に類似しており、したがって詳細に説明しないが、動作13−1〜13−3はネットワークノードではなく無線端末100(12)で実行されることが理解される。この点で、動作13−1は、無線端末100(12)が位置要求メッセージ108(12)を(通信インターフェース104(12)を介して)受け取ることを含み、位置要求メッセージ108(12)は、要求ハンドラ116(12)によって処理される。動作13−2は、位置確認ユニット112(12)が無線端末の信頼性報告特性と信頼性基準の間に前述の信頼性差が存在することを判定することを含む。動作13−3は、スケーラ106(12)が位置不確実性基準をスケーリングして、無線端末100(12)によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得ることを含む。
図13の動作13−4は、位置確認ユニット112(12)が位置判定手順を実行し、またはそれに関与し、その結果、スケーリングされた位置不確実性基準の関数として少なくとも位置パラメータ及び位置不確実性パラメータを判定することを含む。動作13−4は、位置確認ユニット112(12)がスケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定することを含むことができる。スケーリングされた位置不確実性基準は、たとえば端末がスケーリングされた不確実性基準を試行して満たすため(たとえば、この基準を満たすのが困難であればあるほど、より長く継続することができる)、A−GPS位置判定に対する入力として使用される。しかし、A−GPS判定から出力される位置不確実性パラメータは、スケーリングされた位置不確実性基準と必ずしも同じである必要はない可能性がある(たとえば、より小さくても、等しくても、より大きくてもよい)。動作13−5は、無線端末100(12)の位置確認ユニット112(12)が位置不確実性パラメータを再スケーリングして、位置不確実性基準を満たす再スケーリングされた不確実性パラメータを形成することを含む。たとえば、例示的な実装形態では、動作13−5は、信頼性差に従って(たとえば、比例して、または事前に設定された関係で)、報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングすることを含む。動作13−6は、無線端末100(12)が位置パラメータ、再スケーリングされた不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを含む位置報告(たとえば、再スケーリングされた位置報告128)を生成することを含む。位置報告は、たとえば報告リフォーマッタ122(12)によって生成される。次いで位置報告128(12)は、無線端末100(12)の位置を要求したノードへ、エアまたは無線インターフェースを介して(通信インターフェース104(12)を介して)送られる。
8.3.3.1 特定の報告形式に対する信頼性
例示的な実装形態では、無線端末は、無線端末の報告された位置が多角形報告形式で表される位置報告128(12)を生成するように構成される。多角形報告形式は、図7Aの信頼性情報要素74によって示すように、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む。別の例示的な実装形態では、無線端末は、無線端末の報告された位置が不確実性円を有する楕円体点報告形式で表される位置報告128(12)を生成するように構成される。不確実性円を有する楕円体点報告形式は、図7Bの信頼性情報要素84によって示すように、報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む。
8.3.4 機械プラットホームの実施形態
いくつかの実装形態では、位置確認ユニット及びその構成要素を含めて、本明細書に記載するそれぞれの例示的な実施形態のデバイス100の様々なユニットまたは機能性は、機械プラットホーム148で提供または実現することができる。すでに説明したように、「プラットホーム」という術語は、デバイス100、デバイス100(10)及び/またはデバイス100(12)の機能ユニットを機械によってどのように実装または実現できるかについて説明する方法である。この理由のため、図8、図10及び図12は、機械プラットホーム148が1つまたは複数のコンピュータ処理装置または制御装置150によって実施されるところを破線で示す。これらの用語は本明細書で包括的に定義する。処理装置(複数可)150は、コード化命令を順に実行し、過渡的でない信号を生成して、本明細書に記載する様々な動作を実行することができる。そのようなコンピュータ実装形態では、デバイス100、デバイス100(10)及び/またはデバイス100(12)は、処理装置(複数可)に加えて、メモリ部152(たとえば、ランダムアクセスメモリ154、読出し専用メモリ156及びアプリケーションメモリ158(たとえば、本明細書に記載する動作を実行するために処理装置によって実行できるコード化命令を記憶する)、ならびにキャッシュメモリなどの任意の他のメモリを備えることができる)を備えることができる。デバイス100、デバイス100(10)及び/またはデバイス100(12)はまた、キーパッド、音声入力デバイス(たとえば、マイクロフォン)、視覚的入力デバイス(たとえば、カメラ)、視覚的出力デバイス(たとえば、ディスプレイ)及び音声出力デバイス(たとえば、スピーカ)などの様々なインターフェースを含むことができる。他のタイプの入出力デバイスも、デバイス100、デバイス100(10)及び/もしくはデバイス100(12)に接続することができ、またはデバイス100、デバイス100(10)及び/もしくはデバイス100(12)を構成することができる。
デバイス100、デバイス100(10)及び/またはデバイス100(12)に適した別の例示的なプラットホームは、ハードウェア回路、たとえば特定用途向け集積回路(ASIC)のものであり、回路要素は、本明細書に記載する様々な動作を実行するように構築及び動作される。
8.4 スケーリング技法
上述したように、様々な例示的な実施形態では、スケーラ106は、位置不確実性基準(たとえば、水平及び垂直の不正確さ)をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得る働きをする。たとえば、例示的な実装形態では、スケーラ106は、信頼性差に従って(たとえば、比例して、または事前に設定された関係で)、位置不確実性基準をスケーリングして、スケーリングされた位置不確実性基準を得ることができる。通常、スケーリングは、端末によって報告される(または報告されると予期される)信頼性値に関する構成された最善の推定に従って(たとえば、一貫して)、要求された不正確さ(たとえば、位置不確実性基準)を変換する。例示的なスケーリング技法について、以下に説明する。
8.4.1 2次元スケーリング技法
2次元の場合の位置不確実性基準のスケーリングでは、スケーリングは、不確実性円の半径上で実行される。スケーリングを導出するために、第1に、楕円によって判定される不確実性領域が使用され、次いで楕円の半長径を楕円の半短径に等しく設定することによって、特別な場合として円形の不確実性スケーリングが得られる。本議論では、いくつかの例示的な実施形態でRANAPインターフェース(UMTSの場合)を介して受け取ることができる不確実性コード(たとえば、位置不確実性基準)は、それぞれ水平の(不)正確さ及び垂直の(不)正確さに変換されていると仮定する。
A−GPS報告の結果は、ガウス確率誤差の仮定に関連する。これは、衛星に対する範囲を与える時間誤差が同一に分散されると仮定できるためである。測定等式を線形化した後、大数の強法則を適用して、誤差分布がガウス形であるという結論に到達することができる。
楕円は、図14に示すように、半長径a’、半短径b’及び半長径から反時計回りに北に対する角度φでパラメータ化される。対称の理由のため、角度φは最終結果に影響を与えない。したがって、以下の計算では、φの値が0になるようにする。したがって目標は、信頼性レベルCInitialの楕円体の信頼性エリアを、信頼性レベルCRequiredの円形の信頼性エリアに変換することである。
次に進むために、次いでa’及びb’は、正規分布の標準偏差に変換される。これは、以下の計算を使用して行われ、ここでvは、ある標準偏差からCInitialに変換する換算係数である。
Figure 2013527907
上記から、単位標準偏差に対応する半長径及び半短径への変換は、次の通りである。
Figure 2013527907
次に、スケーリングを得るために、以下の式を評価して、2次元の共分散行列レベルで不確実性半径r’を算出または判定する。
Figure 2013527907
上式は、約39%の信頼性値に相当する。この例示的な計算は、スケーリングを伴わず、v=1であり、したがって式1−exp(−0.5)=0.39である。
別のスケーリングされた信頼性値(たとえば、別の不確実性半径r”)が必要とされる場合、最後の等式を逆方向に使用して、求めている数量を算出することができる。すなわち、
Figure 2013527907
である。言い換えれば、上式は、95%の不確実性値を39%の「推測」値まで下げる。これは、端末が何を行うかに関する「推測」である。たとえば、95%の不確実性値から45%の推測値まで下げることが望ましい場合、第1に95%の不確実性値を39%まで下げ、次いで逆方向に適用することができる(除算を乗算に変更し、式中の信頼性値を変更する)。
8.4.2 3次元のスケーリング技法
3次元(3D)の場合のスケーリングは、第3の主軸が垂直の不正確さ(たとえば、位置不確実性基準の垂直成分)に等しいと仮定すると、ガウス3D分布が仮定され、楕円体を第1に考慮するという点で、2次元の場合(2D)に等しい。
3Dの場合、この変換は、2Dの場合に対する前の小節の変換に基づく。3D信頼性値から3D単位共分散への変換は2Dの場合とは異なるため、注意を払う必要がある。3Dの楕円体から楕円の2D共分散行列を抽出して上記のように進むことが可能なのは、単位共分散信頼性レベルだけである。必要な関係を導出するには、2Dの場合に対する前節の計算を、以下の計算に置き換える。
Figure 2013527907
先の計算で、c’は垂直の不正確さを示す。得られた等式は、1組の所与のCInitialに対して数値的に解くことができ、その結果、対応する1組のvが、表3に例示する表を生成する。表3は、3Dの場合の信頼性値(割合)及び換算係数を示す。具体的には、表3は、所与のCInitialに対するvを与え、そこから、単位共分散楕円体軸は、a=va’、b=vb’及びc=vc’となる。高い正確さを得るために、この表では補間を利用する。この場合も、逆補間を使用して、単位共分散レベル以外の換算係数を算出することができる。
8.4.3 1次元のスケーリング技法
1次元のスケーリングの場合、1次元(1D)のガウス分布は、68%に対応するスケーリングに使用される。この場合は、垂直の不正確さが事前にスケーリングされる例外的な場合に適用することができる。1Dの場合の例示的な計算は、以下の通りである。
Figure 2013527907
上式は、分析的に解くことができない。したがって、1次元の場合、解は、表4などの表を使用することを伴うことができる。したがって表4は、1Dの場合の信頼性値(割合)及び換算係数を示す。
上記の説明は、多くの特定性を含むが、これらは、本発明の範囲を限定するのではなく、本発明の現在好ましい実施形態のいくつかの例示を単に提供すると解釈されるべきである。したがって、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲及びその法的な均等物によって判定されるべきである。したがって、本発明の範囲は、当業者には明らかになるであろう他の実施形態を完全に包含すること、したがって本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲以外の何ものにも限定されないことが理解されるであろう。単数形の要素への言及は、そのように明示しない限り、「唯一」ではなく「1つまたは複数」を意味しようとするものである。当業者には知られている前述の好ましい実施形態の要素に対するすべての構造上、化学的及び機能的均等物は、参照により本明細書に明示的に組み込まれ、本特許請求の範囲によって包含されるものとする。さらに、デバイスまたは方法は、本特許請求の範囲によって包含されるために、本発明によって解決しようとするあらゆる問題に対処する必要はない。さらに、本開示内の要素、構成要素、または方法ステップは、その要素、構成要素、または方法ステップが特許請求の範囲内に明記されているかどうかにかかわらず、公衆に供されるものではない。本明細書のいかなる特許請求の範囲の要素も、その要素が「手段(means for)」という語句を使用して明記されない限り、米国特許法第112条第6段落の規定を受けると解釈されるべきではない。
Figure 2013527907
Figure 2013527907
Figure 2013527907
Figure 2013527907
Figure 2013527907
Figure 2013527907

Claims (23)

  1. 電子回路(148)を備える通信デバイス(100)であって、前記電子回路(148)が、
    位置不確実性基準を含む、無線端末(30)の位置の判定を要求する位置要求メッセージを受け取り、
    前記無線端末(30)の信頼性報告特性と前記通信デバイスに知らされた信頼性基準との間に信頼性差が存在するかどうかを判定し、
    信頼性差が存在すると判定した結果、前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記無線端末(30)によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成されることを特徴とする、通信デバイス(100)。
  2. 前記信頼性基準が、前記位置要求メッセージ内に含まれる、または前記通信デバイス(100)内に構成される、請求項1に記載の通信デバイス(100)。
  3. 前記通信デバイス(100)が、前記信頼性差に従って前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記スケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成される、請求項1に記載の通信デバイス(100)。
  4. 前記デバイスが、報告された位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む情報を前記無線端末(30)から受け取るように、かつ、前記信頼性差の結果、前記位置不確実性基準を満たすように前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするように構成され、前記報告された位置不確実性パラメータが前記スケーリングされた位置不確実性基準に基づき、かつ、前記報告された信頼性パラメータが前記無線端末(30)の信頼性報告特性に基づく、請求項1に記載の通信デバイス(100)。
  5. 前記通信デバイス(100)が、前記信頼性差に従って前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするように構成される、請求項4に記載の通信デバイス(100)。
  6. 前記通信デバイス(100)が、無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードを備える、請求項4に記載の通信デバイス(100)。
  7. 前記通信デバイス(100)が、進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノード(26)を備える、請求項4に記載の通信デバイス(100)。
  8. 前記デバイスが前記無線端末(30)であり、前記無線端末(30)が、
    前記スケーリングされた位置不確実性を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定し、
    前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングして、前記位置不確実性基準を満たす再スケーリングされた不確実性パラメータを形成し、
    前記位置パラメータ、前記再スケーリングされた不確実性パラメータ及び前記信頼性パラメータを含む位置報告を生成するように構成されることをさらに特徴とする、請求項1に記載の通信デバイス(100)。
  9. 前記デバイスが、報告された位置不確実性パラメータとして前記スケーリングされた位置不確実性基準を使用するように、かつ、前記信頼性差の結果、前記位置不確実性基準を満たすように前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするように構成される、請求項8に記載の通信デバイス(100)。
  10. 前記無線端末(30)が、前記位置パラメータが多角形報告形式で表される位置報告を生成するように構成され、前記多角形報告形式が、前記報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む、請求項8に記載の通信デバイス(100)。
  11. 前記無線端末(30)が、前記位置パラメータが不確実性円を有する楕円体点報告形式で表される前記位置報告を生成するように構成され、前記不確実性円を有する楕円体点報告形式が、前記報告された信頼性パラメータを含む情報要素を含む、請求項8に記載の通信デバイス(100)。
  12. 前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記無線端末(30)によって使用するための前記スケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成された、コンピュータに実装されたスケーラ(106)を備える、請求項1に記載の通信デバイス(100)。
  13. 通信ネットワークを動作させる方法であって、
    無線端末(30)の位置の判定を要求するように構成された位置要求メッセージをネットワークデバイス(100)で受け取るステップを含み、前記位置要求メッセージが位置不確実性基準を含む方法において、
    前記無線端末(30)の信頼性報告特性と前記ネットワークデバイス(100)に知らされた信頼性基準との間に信頼性差が存在することを判定するステップと、
    前記信頼性差の結果、前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記無線端末(30)によって使用するためのスケーリングされた位置不確実性基準を得るステップと
    を含む方法。
  14. 少なくとも、前記位置要求メッセージから前記信頼性基準を得るステップか、前記ネットワークデバイス(100)のメモリ(152)から前記信頼性基準を読み取るステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記信頼性差に従って前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記スケーリングされた位置不確実性基準を得るステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  16. 前記スケーリングされた位置不確実性基準を前記無線端末(30)へ伝送するステップと、
    報告された位置不確実性パラメータ及び報告された信頼性パラメータを含む情報を前記無線端末(30)から受け取るステップであって、前記報告された位置不確実性パラメータが前記スケーリングされた位置不確実性基準に基づき、かつ、前記報告された信頼性パラメータが前記無線端末(30)の前記信頼性報告特性に基づくステップと、
    前記信頼性差の結果、前記位置不確実性基準を満たすように前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするステップであって、前記報告された位置不確実性パラメータが前記スケーリングされた位置不確実性基準に基づき、かつ、前記報告された信頼性パラメータが前記無線端末(30)の前記信頼性報告特性に基づくステップと
    をさらに含む、請求項13に記載の方法。
  17. 前記信頼性差に従って前記報告された位置不確実性パラメータを再スケーリングするステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 無線ネットワーク制御装置(RNC)ノードで前記スケーリングを実行するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  19. 進化型サービング移動位置確認センター(eSMLC)ノード(26)で前記スケーリングを実行するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  20. 前記無線端末(30)が、
    前記スケーリングを実行し、
    前記スケーリングされた位置不確実性基準を使用して、位置パラメータ、位置不確実性パラメータ及び信頼性パラメータを判定し、
    前記位置不確実性パラメータを再スケーリングして、前記位置不確実性基準を満たす再スケーリングされた不確実性パラメータを形成し、
    前記位置パラメータ、前記再スケーリングされた不確実性パラメータ及び前記信頼性パラメータを含む位置報告を生成することをさらに特徴とする、請求項13に記載の方法。
  21. 前記位置報告内で、前記位置パラメータを多角形報告形式で表すステップと、
    前記報告された信頼性パラメータを含む情報要素を前記多角形報告形式で含めるステップと
    をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記位置報告内で、前記位置パラメータを、不確実性円を有する楕円体点報告形式で表すステップと、
    前記報告された信頼性パラメータを含む情報要素を、前記不確実性円を有する楕円体点報告形式で含めるステップと
    をさらに含む、請求項20に記載の方法。
  23. 前記位置不確実性基準をスケーリングして、前記無線端末(30)によって使用するための前記スケーリングされた位置不確実性基準を得るように構成されたコンピュータに実装されたスケーラ(106)を使用するステップを含む、請求項13に記載の方法。
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