JP2013520897A - ブロードキャスト通信−ユニキャスト通信ハンドオーバ用の装置および方法 - Google Patents

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Abstract

ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信する方法であって、ネットワーク要素において、ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化することと、ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを第1のレートで符号化することと、符号化データパケットストリームをユニキャストネットワークを通じて送信し、かつ同時に符号化データパケットストリームをブロードキャストネットワークを通じてブロードキャストすることと、を含む方法。

Description

本発明は、セルラ通信システムにおける通信資源の利用に関し、かつ限定するわけではないが、特に第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラ通信システムにおけるブロードキャスト通信およびユニキャスト通信間のハンドオーバをサポートすることに関する。
第3世代セルラ通信システムは、ほとんどの先進国で展開され、さらに携帯電話ユーザに提供される通信サービスを向上させる。最も広く採用されている第3世代通信システムは、符号分割多重アクセス(CDMA)、周波数分割複信(FDD)、または時分割複信(TDD)技術に基づいている。CDMAシステムにおいて、ユーザ分離は、同じキャリア周波数上の、および同じ時間間隔の異なるユーザに、異なる拡散および/またはスクランブリングコードを割り当てることによって達成される。これは、異なるタイムスロットを異なるユーザに割り当てることによってユーザ分離が達成される時分割多重アクセス(TDMA)システムとは対照的である。さらに、TDDは、アップリンク送信、すなわち、無線サービス基地局(ノードBと呼ばれることが多い)を介した、移動無線通信ユニット(無線加入者通信ユニットまたはユーザ装置(UE)と呼ばれることが多い)から通信インフラストラクチャへの送信と、ダウンリンク送信、すなわち、無線サービス基地局を介した、通信インフラストラクチャから移動無線通信ユニットへの送信と、の両方のために同じキャリア周波数を用いることを提供する。TDDでは、キャリア周波数は、時間領域において一連のタイムスロットに細分される。単一のキャリア周波数が、いくつかのタイムスロット中にアップリンク送信に割り当てられ、かつ他のタイムスロット中にダウンリンク送信に割り当てられる。この原理を用いる通信システムの例が、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)である。UMTSのCDMAおよび特に広帯域CDMA(WCDMA)モードのさらなる説明を、'WCDMA for UMTS', Harri Holma (editor), Antti Toskala (Editor), Wiley & Sons, 2001, ISBN 0471486876で見い出すことができる。
高度な通信サービスを提供するために、第3世代セルラ通信システムは、様々な異なる高度なサービスをサポートするように設計されている。かかる1つの高度サービスが、マルチメディアサービスである。携帯電話および他のハンドヘルド装置を介して受信できるマルチメディアサービスの需要は、次の数年にわたる急速な成長に向かっている。マルチメディアサービスは、通信されることになるデータコンテンツの性質ゆえに、高帯域を必要とする。無線スペクトルが、プレミアムな状態にあるので、できるだけ多くのブロードキャストサービスをユーザに提供し、それによって、携帯電話ユーザ(加入者)に最も広範なサービスの選択を提供するために、スペクトル的に効率的な送信技術が必要とされる。ブロードキャストサービスが、従来の地上テレビ/ラジオ送信と同様の方法で、セルラネットワークを通じて伝達可能であることが周知である。マルチメディアサービスの提供における典型的で最もコスト効率の良いアプローチは、マルチメディア信号をユニキャスト(すなわちポイントツーポイント)式に送信するのではなく、マルチメディア信号を「ブロードキャスト」することである。典型的には、これによって、例えばニュース、映画、スポーツなどを伝達する何十ものチャネルを、通信ネットワークを通じて同時にブロードキャストすることが可能になる。
UMTS用のリリース6モバイルブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)など、セルラシステムを通じてマルチメディアブロードキャストサービスを配信するための技術が、過去数年にわたって開発された。これらのブロードキャストセルラシステムにおいて、同じブロードキャスト信号が、従来のセルラシステム内の隣接セル上で非重複物理資源(タイムスロットおよびキャリア周波数)を通じて送信される。ブロードキャストネットワークは、恐らく、既存のユニキャストネットワークへのオーバーレイとして展開される。しかしながら、ブロードキャストネットワークは、恐らく、所与のユニキャストネットワークのカバレッジのサブセットを提供される。経済的理由で、ブロードキャストネットワークは、トラフィック負荷を緩和するために、例えば典型的には、より人口の多い大都市圏において、ユニキャストネットワーク上でビデオおよびオーディオストリーミングサービスの確認された多量の使用が存在する場所に最初に展開される。これらのエリアの外部で、より人口の少ない農村地域において、ブロードキャストネットワークは、後で必要とされるか、または実際には決して必要とされない可能性がある。なぜなら、これらのサービスに対して、ユニキャストネットワーク上に十分な予備容量が引き続き存在するからである。したがって、ユーザが、これらの異なるタイプのエリア間を移動している場合に、シームレス(またはほぼシームレス)にブロードキャストおよびユニキャストネットワーク間でビデオおよびオーディオサービスをハンドオーバできることが不可欠である。
ブロードキャストおよびユニキャストネットワーク間の通信ハンドオーバは、2つのネットワーク上の信号強度および品質の測定に基づいてトリガされると思われる。典型的には、ブロードキャストカバレッジが、ユニキャストカバレッジのサブセットである場合に、これは、ブロードキャストネットワーク上でのみなされる測定に基づいて達成してもよい。ブロードキャストネットワークが利用可能であると仮定すると、ブロードキャストネットワークが、データを配信するための好ましいネットワークであると想定される。
しかしながら、ハンドオーバプロセスは、データパケットに関して、紛失が多いと認識されている。なぜなら、一ネットワークのカバレッジが、もう一方との接続を確立できる前に失われることが多いからである。したがって、データパケットの配信は、ハンドオーバプロセスが実行されている間にデータパケットが失われる可能性があるので、影響される可能性がある。検出されたどんなデータパケット損失も、できれば訂正するために、エラー検出および訂正機構が、無線通信ネットワークにおいて用いられることが知られている。しかしながら、エラーは、ブロードキャストおよびユニキャストネットワークにおいて非常に異なる方法で管理される。
トラフィックが多数のユーザに送信されるブロードキャストネットワークにおいて、唯一の可能なエラー回復機構は、順方向エラー訂正(FEC)である。しかしながら、FECは、エラーバーストがまれである場合には非常に非効率的であり、バーストが長すぎる場合には効果がないことが知られているが、これらの両方とも、ハンドオーバプロセス中のエラーバーストの特徴である。さらに、FECはまた、用いられる保護期間に依存して待ち時間を加える。
トラフィックが一ユーザに送信されるユニキャストネットワークにおいて、FECまたは自動再送要求(ARQ)技術のいずれかが、使用可能である。時として、FECおよびARQの両方が使用可能であり、この場合に、ある量のFECが、ARQの使用を通して要求される多数の再送信を低減するために適用される。FECは、ランダムに分散されたエラーの回復に非常に優れていることが知られており、一方でARQは、大きなエラーバーストの回復に非常に優れていることが知られている。FECはまた、ジッタが許容できない場合に好まれる。ARQは、エラーバーストがまれな場合に、より効率的であることが知られている。ARQは、ブロードキャストネットワーク上では全く働かない。なぜなら、発生するエラーおよびそれらの回復が、特定のユーザに特有であるが、ブロードキャスト信号は、全てのユーザに送信されるからである。ブロードキャストにおけるエラー回復用の唯一の実行可能な方法は、FECである。しかしながら、それは、ハンドオーバにおけるエラータイプにとって、それほど効率的ではない。なぜなら、エラーが、本質的にバースト性であるからである。
したがって、ブロードキャストおよびユニキャスト配信ネットワーク間のハンドオーバにおける失われた(エラー)パケットの完全な回復は、理想的とは言えない。なぜなら、どちらかの配信機構用に用いられる最も適切な技術が、もう一方の配信ネットワーク上では許容できる方法で動作しないか、または全く動作さえしないからである。したがって、一方の配信ネットワーク用に選択されるどのエラー検出および訂正アプローチも、他方の配信ネットワークへの両方のハンドオーバ中に、ならびに、その後他方の配信ネットワーク上でデータパケットを配信する時に、エラーを生成する。
したがって、ブロードキャストおよびユニキャストシステム間のハンドオーバ用の現在のエラー訂正技術は、準最適である。したがって、セルラネットワークにおいてブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワーク間のハンドオーバをサポートする問題に対処する改善された機構は有利であろう。特に、ブロードキャスト送信とユニキャスト送信との間のほぼ損失なしのハンドオーバの供給を可能にするシステムが有利であろう。
したがって、本発明は、上記の短所の1つまたは複数を単独または任意の組み合わせで緩和、軽減、または除去しようと努める。
本発明の第1の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信する方法が提供される。方法には、ネットワーク要素において、ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化することと、ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを第1のレートで符号化することと、符号化データパケットストリームをユニキャストネットワークを通じて送信し、かつ同時に、符号化データパケットストリームをブロードキャストネットワークを通じてブロードキャストすることと、が含まれる。
このように、本発明の例は、例えば、ハンドオーバによる多数の失われたパケットを低減すること、および/または失われたデータパケットと取り替えるための多数の自動再送要求の送信を低減することによって、通信システムの通信資源における利用の改善を可能にし得る。例えば、本発明の例は、例えばマルチメディアコンテンツのより滑らかなデータストリームを提供することによって、エンドユーザによって認識されるようなパフォーマンスの改善を可能にし得る。本発明の例は、ハンドセット(DVB−H)用のデジタルビデオブロードキャスト、その発展である次世代ハンドヘルド(NGH)、Flo、および衛星ベースのハンドセット(DVB−SH)用のデジタルビデオブロードキャストなど、3GPPおよび非3GPP技術と共に用いられる、3GPP WCDMA、時分割(TD)−CDMAまたはTD−SCDMAセルラ通信システムなどのいくつかの既存の通信システムと互換性がある。
オプションの特徴によれば、方法には、さらに、ユニキャストネットワーク上の符号化データパケットストリーム、およびブロードキャストネットワークを通じてブロードキャストされた符号化データパケットストリームを同時に送信する際にパケット番号オフセットが存在するように、ブロードキャストネットワークを通じた配信用の符号化データパケットストリームに遅延を組み込むことを含んでもよい。したがって、ブロードキャストネットワークを通じた配信用の符号化データパケットストリームに遅延を組み込むことによって、無線通信ユニットにおいて符号化されるデータストリームの滑らかな遷移が可能になる。なぜなら、遅延されたブロードキャストネットワークにおけるデータパケットの受信および復号化が、遅延されていないユニキャストネットワークにおけるデータパケットの受信および復号化と一致し、ハンドオーバプロセスの実行によるどんな失われたデータパケットも、ユニキャストデータ配信の先を行く性質によって対処され得るからである。
本発明のオプションの特徴によれば、方法は、ストリーミングサーバによって実行してもよく、かつユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワーク間で無線通信ユニットへの通信ハンドオーバの実行をさらに含んでもよい。
本発明の第2の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行することが提供される。方法には、無線通信ユニットにおいて、第1のネットワークを通じて配信されたデータパケットストリームを第1のレートで復号化することと、第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行し、第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを第1のレートで復号化することと、が含まれる。第1のネットワークおよび第2のネットワークは、異なる配信機構を動作させ、ユニキャストネットワークまたはブロードキャストネットワークのいずれかを含む。
本発明のオプションの特徴によれば、ブロードキャストネットワークを通じた同じデータパケットストリームブロードキャストは、同じデータパケットストリームのユニキャスト送信から遅延させてもよい。したがって、ブロードキャストネットワークを通じて配信される同じデータパケットストリームにおける遅延によって、無線通信ユニットで符号化されるデータストリームの滑らかな遷移が可能になる。なぜなら、遅延されたブロードキャストネットワークのデータパケットの受信および復号化が、遅延されていないユニキャストネットワークのデータパケットの受信および復号化と一致し、ハンドオーバプロセスの実行によるどんな失われたデータパケットも、ユニキャストデータ配信の先を行く性質によって対処され得るからである。
本発明のオプションの特徴によれば、ユニキャストネットワークからブロードキャストネットワークへのハンドオーバに続いて、ブロードキャストネットワークを通じた同じデータパケットストリームの受信間の遅延によって、ブロードキャストネットワーク上で受信された第1のデータパケットを、どんなデータパケットの損失もなしに復号化するためにデータストリームに挿入することが可能になる。本発明のオプションの特徴によれば、方法には、さらに、ユニキャストネットワークを通じて受信されたデータパケットをバッファすることが含まれる。
本発明のオプションの特徴によれば、方法には、さらに、バッファされた追加データパケットをデータパケットストリームに挿入して、ブロードキャストネットワークへのハンドオーバにおいて既に失われたデータパケットと取り替えることと、および/またはデータパケットストリームにおける後続の挿入のために、ハンドオーバプロセスを通した将来のデータパケット損失に先立って、受信された追加データパケットを記憶することが含まれる。
本発明の第3の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信するためのネットワーク要素が提供される。ネットワーク要素には、ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように、かつユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように構成された少なくとも1つのエンコーダと、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの両方を通じて符号化データパケットストリームを同時に送信するように構成された送信機と、が含まれる。
本発明の第4の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行するための無線通信ユニットが提供される。無線通信ユニットには、第1のネットワークを通じて配信されるデータパケットストリームを第1のレートで受信するように構成された受信機と、受信されたデータパケットストリームを復号化するように構成されたデコーダと、第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行するように構成された信号プロセッサと、が含まれる。ハンドオーバに続いて、デコーダは、第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを第1のレートで復号化するように構成される。第1のネットワークおよび第2のネットワークは、異なる配信機構を動作させるように、かつユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークを含むように構成される。
本発明の第5の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信するネットワーク要素用の集積回路が提供され、この集積回路には、ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように、かつユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように構成された少なくとも1つのエンコーダと、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの両方を通じて符号化データパケットストリームを同時に送信するように構成された送信機と、が含まれる。
本発明の第6の態様によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行する無線通信ユニット用の集積回路が提供される。この集積回路には、第1のネットワークを通じて配信されるデータパケットストリームを第1のレートで受信するように構成された受信機と、受信されたデータパケットストリームを復号化するように構成されたデコーダと、第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行するように構成された信号プロセッサと、が含まれる。ハンドオーバに続いて、デコーダは、第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを第1のレートで復号化するように構成される。第1のネットワークおよび第2のネットワークは、異なる配信機構を動作させ、それぞれ、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの1つを含む。
本発明の第7および第8の態様によれば、本発明の第1または第2の態様にほぼ従った実行可能プログラムコードを有する実体的なコンピュータプログラムプロダクトが提供される。
本発明のこれらや他の態様、特徴および利点は、以下で説明する実施形態(単複)から明らかになり、かつこれらの実施形態に関連して解明されよう。
添付の図面に関連し、単に例として本発明の実施形態を説明する。
ブロードキャストおよびユニキャストネットワークを含み、かつ本発明の実施形態に従って適合された3GPPセルラ通信アーキテクチャの例を示す。 ブロードキャストおよびユニキャストネットワークを含み、かつ本発明の実施形態に従って適合された通信アーキテクチャのさらなる例を示す。 本発明のいくつかの実施形態に従って適合された無線通信ユニットの例を示す。 本発明のいくつかの実施形態に従って、ブロードキャストおよびユニキャスト通信フレーム間のハンドオーバを示すタイミング図の例を示す。 本発明のいくつかの実施形態に従って、ブロードキャストネットワークからユニキャストネットワークへのハンドオーバのための方法の例を示す。 本発明のいくつかの実施形態に従って、ユニキャストネットワークからブロードキャストネットワークへのハンドオーバのための方法の例を示す。 本発明の実施形態において信号処理機能を実行するために使用可能な典型的なコンピューティングシステムを示す。
以下の説明は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)システム内の時分割複信(TDD)モードで動作するUMTS(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム)セルラ通信システムおよび特にUMTS地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)に適用可能な本発明の例示的な実施形態に焦点を当てる。しかしながら、本発明が、この特定のセルラ通信システムに限定されず、他のセルラ通信システムに適用可能であることが理解されよう。以下の説明はまた、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークの両方をサポートするシステムに適用可能な本発明の例示的な実施形態に焦点を当てる。
ここで図1を参照すると、セルラベース通信システム100が、本発明の例示的な実施形態に従って概略で示されている。この例示的な実施形態において、セルラベース通信システム100は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)エアインターフェースを通じて動作できるネットワーク要素に対応し、かつそれらを含む。特に、例示的な実施形態は、UTRAN無線インターフェース(3GPP TS 25.xxx仕様シリーズに説明されている)に関係する広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、時分割符号分割多重アクセス(TD−CDMA)、および時分割同期符号分割多重アクセス(TD−SCDMA)規格用の第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)仕様に関する。特に、3GPPシステムの例示的な実施形態は、1つまたは複数の通信セルにおいてブロードキャストおよびユニキャストUTRA通信の両方をサポートするように適合される。
ユニキャスト動作モードにおいて、複数の無線加入者通信ユニット/端末(またはUMTS命名法におけるユーザ装置(UE))114、116が、例えば、UMTS用語下でノードB124、126と呼ばれる複数の無線基地局と、無線リンク119、120を通じて双方向で通信する。セルラ通信システムには、他の多数のUEおよびノードBが含まれるが、それらは、明確にするために示されていない。時にはネットワークオペレータのネットワークドメインと呼ばれるセルラ通信システムは、外部ネットワーク、例えばインターネットに接続される。ネットワークオペレータのネットワークドメインには、(i)コアネットワーク、すなわち、少なくとも1つのゲートウェイ汎用パケット無線システム(GPRS)サポートノード(GGSN)135、および少なくとも1つのサービングGPRSサポートノード(SGSN)144、ならびに(ii)アクセスネットワークが含まれる。アクセスネットワークには、複数のUMTSノードB124、126に動作可能に結合された複数のUMTS無線ネットワークコントローラ(RNC)136、140が含まれる。GGSN135またはSGSN144は、UMTSが、パブリックネットワーク、例えば公衆交換データ網(PSDN)(インターネットなど)134または公衆交換電話網(PSTN)とインターフェースするのを担う。SGSN144は、トラフィック用のルーティングおよびトンネリング機能を実行し、一方でGGSN135は、外部パケットネットワークにリンクする。ノードB124、126は、RNC136、140、およびSGSN144などのモバイル交換センタ(MSC)を介して外部ネットワークに接続される。セルラ通信システムは、典型的には、多数のかかるインフラストラクチャ要素を有するが、明確にするために、限られた数だけが図1に示されている。各ノードB124、126は、1つまたは複数の無線トランシーバユニットを含み、かつUMTS仕様書において定義されているように、Iubインターフェースを介してセルベースシステムのインフラストラクチャの残りと通信する。
各RNC136、140は、1つまたは複数のノードB124、126を制御してもよい。図示の例において、ノードB124は、地理的地域185全体にわたってブロードキャスト(例えば一方向)およびユニキャスト(例えば双方向)両方の通信をサポートし、ノードB126は、地理的地域190全体にわたって通信をサポートする。図示のように、ノードB126には、信号プロセッサモジュール196およびタイマ192に動作可能に結合された送信機194が含まれる。本発明の実施形態は、信号プロセッサモジュール196およびタイマ192を利用して、ブロードキャスト動作モードおよびユニキャスト動作モードの両方においてノードB126からのデータパケット送信を構成する。IMBをサポートする際に、信号プロセッサモジュール196は、別個の専用キャリア周波数でブロードキャストトラフィックをサポートするように構成されるが、このブロードキャストトラフィックは、同じサイト上の、かつ同じコアネットワークに接続された、WCDMAユニキャストと同じまたは類似の装置から送信してもよい。
各SGSN144は、外部ネットワーク134にゲートウェイを提供する。運転および管理センタ(OMC)146は、RNC136、140、およびノードB124、126に動作可能に接続される。当業者には分かるように、セルラ通信システム100のセクションを運営および管理するために、OMC146には、処理機能(図示せず)および論理機能152が含まれる。
ブロードキャスト動作モードにおいて、図1は、3GPPネットワーク上のブロードキャスト(例えば一方向)サービス、例えばモバイルブロードキャストおよびマルチキャストサービス(MBMS)を提供するためのアーキテクチャ100の単純化された例を示す。MBMSは、汎用パケット無線システム(GPRS)ネットワーク、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)ネットワーク、進化型パケットシステム(EPS)などのモバイルテレコミュニケーションネットワークを通じて提供されるブロードキャストおよびマルチキャストサービスである。MBMS用の技術仕様書には、3GPP TS22.146、3GPP TS23.246、および3GPP TS26.346が含まれる。複数の無線加入者通信ユニット/端末(またはUMTS命名法におけるユーザ装置(UE))114が、簡略化のためにノードB126としてのみ示された複数の無線基地局の少なくとも1つから無線リンク121を通じてブロードキャスト送信を受信する。ブロードキャスト動作モードにおいて、RNC140は、マルチメディアサービス用に個別ノードB126の物理資源を構成し、かつ送信の準備ができたノードB126にデータを供給する。
単一のSGSN144を、単一のRNC140に動作可能に結合することができ、または図示のように、単一のSGSN144を、複数のRNC136、140に動作可能に結合することができる。SGSN144は、(それぞれのノードB124、126にサポートされた)個別セル内の通信を担うRNC136、140の内に必要な資源を割り当てる。ブロードキャスト動作モードにおいて、SGSN144は、サービス用のマルチメディアデータストリームをRNC140に、およびその後すぐにノードB126に転送する。
GGSN135は、1つまたは複数のSGSN144に動作可能に結合してもよい。ブロードキャスト動作モードにおいて、GGSN135は、ブロードキャスト−マルチキャストサービスセンタ(BM−SC)147に動作可能に結合してもよく、このサービスセンタ147は、今度は、任意のネットワーク、例えば、ブロードキャスト媒体145の少なくとも1つのソースを含む共有MBMSネットワークに動作可能に結合してもよい。ブロードキャスト動作モードにおいて、GGSN135は、UE114などの契約している移動局にデータをルーティングするために必要な経路を識別し、同様にSGSN144を介したデータのブロードキャスト配信を促進するために必要な資源を保持する。GGSN135はまた、BM−SC147から受信されるような、要求されたサービス(単複)用のマルチメディアデータをSGSN144に供給する。BM−SC147は、公表されたサービスを扱い、かつブロードキャストネットワーク、例えばMBMSネットワークにおける資源をGGSN135を介して割り当てる。供給されたサービス用のマルチメディアデータは、例えばインターネットプロトコル(IP)マルチキャスト技術を用いて、パケット化されたデータとしてGGSN135に転送される。このように、ブロードキャストメディアソース145(時にはコンテンツプロバイダと呼ばれる)によって、サービスが公表され、サービス用のデータが供給される。
本発明の例示的な一実施形態によれば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワーク上のパケットストリームが、同じレートで符号化され、かつ同じ番号のパケットが同じデータを含むように、同じブロードキャスト(例えば一方向)パケットストリームが、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを介してUE114に供給される。ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワーク間のハンドオーバにおける不連続性程度の、かつハンドオーバで失われる可能性があるパケット数より好ましくは大きい時間オフセットが、例えばタイマ192によって適用される。一例において、時間オフセットは、例えば最大1秒として構成してもよい。このように、どんな時点でも、ユニキャストデータストリームは、ブロードキャストストリームに先行し、そのパケット番号より先を行く。一例において、時間オフセットは、RNC140において実行してもよい。一例において、時間オフセットは、ブロードキャストストリームが、(時間の観点から(in a time context))同じパケットストリームのユニキャスト送信に遅れて動作することを保証するために、パケットストリームに対するプログラム可能な遅延として実行してもよい。
ここで図2を参照すると、ブロードキャストおよびユニキャストネットワークを含む、本発明の例示的な代替実施形態に従って適合された通信アーキテクチャ200のさらなる例が示されている。通信アーキテクチャ200のさらなる例には、ストリーミングサーバ220を含むブロードキャストサービスセンタ215が含まれる。ストリーミングサーバ220は、ユニキャストネットワーク上の失われたパケットを再送信するように構成されたバッファリング論理210および送信機205を含むか、またはそれらに(図示のように)動作可能に結合される。一例において、ARQ要求に応答する論理(図示せず)は、送信機205に結合してもよい。ARQ要求に応答する論理は、UEが双方向ユニキャストネットワークを通じてパケットデータストリームを受信している場合に、ARQ要求を受信すると無線通信に追加データパケットを供給するように作動および構成してもよい。このように、ARQ送信を送信/受信するユニキャストネットワークのアップリンク通信チャネル、および要求された追加(失われた)データパケット)を送信するダウンリンク通信チャネルを用いる場合、ブロードキャストおよびユニキャスト通信間の、ストリーミングデータの損失のないハンドオーバは、エラーが発生したときに追加オーバーヘッドが必要な場合以外に、どんな追加オーバーヘッドもなしに、達成可能である。
ストリーミングサーバ220は、ユニキャストネットワーク235と通信し(225)、ユニキャストネットワーク235には、例示的な一実施形態において、ネットワークオペレータの3Gコアネットワーク240が含まれる。ネットワークオペレータの3Gコアネットワーク240は、WCDMA/高速パケットアクセス(HSPA)ノードB126に動作可能に結合され、ノードB126は、UE114とユニキャスト通信をする(119)。
ストリーミングサーバ220はまた、ブロードキャストネットワーク250と通信し(230)、ブロードキャストネットワーク250には、例示的な一実施形態において、ブロードキャスト統合ネットワークコンポーネント(BINC)245が含まれ、BINC245には、一例において、RNC(単複)、SGSN、およびGGSNの1つまたは複数における一部もしくは全ての機能255が含まれる。例えば、BINC245には、とりわけ、BM−SC215へのインターフェースを終了するように構成されたGGSN論理を含んでもよい。BINC245は、例えば衛星265および関連する衛星通信リンク260を介して、少なくとも1つのiMB送信機270に動作可能に結合される。少なくとも1つのiMB送信機270は、UE114とのブロードキャスト通信275用に構成される。一例において、BINC245には、2つの別個の機能動作、すなわち制御プレーンおよびデータプレーントラフィックをそれぞれ独立してサポートする2つの別個の機能動作に分割された無線ネットワーク制御論理が含まれる。ブロードキャストシナリオにおいて、このように論理および機能動作を分離することで、転送ネットワークにおける帯域幅の要求の低減と共に、処理資源のより効率的な利用が達成可能である。
本発明の例示的な一実施形態によれば、同じブロードキャストパケットストリームは、ブロードキャストネットワーク250およびユニキャストネットワーク235上のパケットストリームが同じレートで符号化され、かつ同じ番号のパケットが同じデータを含むように、ブロードキャストネットワーク250およびユニキャストネットワーク235の両方に供給される。例えば、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワーク間のハンドオーバにおける不連続性程度の、かつハンドオーバで失われる可能性があるパケット数より好ましくは大きい時間オフセットが適用される。一例において、時間オフセットは、例えば最大1秒として構成してもよい。このように、どんな時点でも、ユニキャストデータストリームは、ブロードキャストストリームに先行し、そのパケット番号より先を行く。一例において、時間オフセットは、ブロードキャストストリームが、(時間の観点から)同じパケットストリームのユニキャスト送信に遅れて動作することを保証するために、パケットストリームに対するプログラム可能な遅延として、ブロードキャストINC245において実行してもよい。
ここで図3を参照すると、本発明のいくつかの例示的な実施形態に従って適合された無線通信ユニット114のブロック図が示されている。実際には純粋に本発明の実施形態を説明する目的で、無線通信ユニットは、ユーザ装置(UE)の観点から説明される。無線通信ユニット114には、無線通信ユニット114内の受信および送信チェーン間の分離を提供するアンテナスイッチ304に結合されたアンテナ、アンテナアレイ302、または複数のアンテナが含まれる。当該技術分野において周知のように、1つまたは複数の受信チェーンには、受信機フロントエンド回路306(受信、フィルタリング、および中間またはベースバンド周波数変換を効果的に提供する)が含まれる。受信機フロントエンド回路306は、信号処理モジュール308に結合される。信号処理モジュール308からの出力は、スクリーンまたはディスプレイなどの適切な出力装置310に供給される。1つまたは複数の受信チェーンが、ユニキャストネットワーク121、275を通じてデータパケットストリームを受信する(342)ように、または同じデータパケットストリームをブロードキャストネットワーク119を通じて受信する(344)ように動作可能に構成される。例示的な一実施形態において、別個の受信チェーン(図示せず)が、ブロードキャストおよびユニキャスト受信用に用いられる。当業者は、受信機回路またはコンポーネントを用いる統合のレベルが、処理系依存であってもよいが、しかしビデオデコーダまで別個であってもよいことを理解されよう。
コントローラ314は、無線通信ユニット114の全面的な動作制御を維持する。コントローラ314はまた、受信機フロントエンド回路306および信号処理モジュール308(一般にデジタル信号プロセッサ(DSP)によって実現される)に結合される。コントローラ314はまた、バッファモジュール317、および復号化/符号化関数、同期パターン、コードシーケンスなどの動作領域を選択的に記憶するメモリ装置316に結合される。タイマ318が、コントローラ314に動作可能に結合されて、無線通信ユニット114内の動作タイミング(時間依存信号の送信または受信)を制御する。
送信チェーンに関し、これには、送信機/変調回路322および電力増幅器324を介してアンテナ、アンテナアレイ302、または複数のアンテナに直列に結合された、キーパッドなどの入力装置320が本質的に含まれる。送信機/変調回路322および電力増幅器324は、コントローラ314に動作的に応答する。送信チェーンは、双方向ユニキャストネットワーク121、275を通じて、データパケットストリームからの欠落した/失われたデータパケットの自動的な再送信要求を送信する(340)ように動作可能に構成される。
送信チェーンにおける信号プロセッサモジュール308は、受信チェーンにおけるプロセッサ信号とは別個に実現してもよい。代替として、図3に示すように、単一のプロセッサを用いて、送信および受信信号の両方の処理を実行してもよい。明らかに、無線通信ユニット114内の様々なコンポーネントは、個別にかまたは統合されたコンポーネント形態で実現することができ、したがって最終的な構造は、アプリケーション特有のまたは設計の選択である。
本発明の実施形態によれば、信号プロセッサモジュール308は、同じパケットデータストリームにおけるブロードキャストおよびユニキャスト通信両方のための共同エラー回復を促進するための論理(ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアを含む)を含むように適合される。一例において、信号プロセッサモジュール308には、ユニキャストネットワーク上のデータパケットストリームの受信とブロードキャストネットワーク上のデータパケットストリームの受信との間のそれぞれのハンドオーバ動作の前、最中、および後に、受信されたデータストリームから、データパケットを処理し、受信されたパケットをバッファリング論理317またはバッファリング論理332にバッファし、データパケットをディスプレイ310に表示するように構成されたハンドオーバアプリケーション論理330が含まれる。
一例において、信号プロセッサモジュール308にはまた、エラー回復論理334が含まれ、エラー回復論理334には、いくつかの例において、データをストリーミングする際にブロードキャストまたは一方向ユニキャスト通信が使用されているかどうかにかかわらず、両方のエラー回復機構を無線通信ユニットに提供するように構成された自動再送要求(ARQ)論理を含んでもよい。一例において、ARQ論理は、無線通信がユニキャストパケットデータストリームを受信している場合に、追加データパケットの送信を要求するように作動され、構成されてもよい。このように、ストリーミングデータのブロードキャストおよびユニキャスト通信間の損失のないハンドオーバが、エラーが発生したときに追加オーバーヘッドが必要な場合以外にどんな追加オーバーヘッドもなしに達成可能である。
いくつかの例において、時間オフセットが、同じ情報のユニキャスト送信とブロードキャスト送信との間に導入される。さらに、いくつかの例において、タイマ318と一緒に、エラー回復論理334は、データストリームの追加パケットを要求し、取得し、かつバッファするために、無線通信ユニットがユニキャストデータストリームを受信している場合に、ファストスタートを行うように構成される。追加データパケットは、送信チェーンを用いて要求してもよく、要求は、エラー回復論理334および/またはコントローラ314によって調整される。追加の要求されたデータパケットは、ひとたびそれらがユニキャストネットワークを通じて受信されると、バッファリング論理332に記憶してもよく、いくつかの例では、記憶されたデータパケット要素をリストする、異なる深さに維持される。ユニキャスト動作モードにおける、追加パケットのかかるバッファリングは、これらの追加パケットのいくつかが、ブロードキャストネットワーク受信へのハンドオーバおよびユニキャストネットワーク受信への後続する復帰において失われるであろうと分かって実行してもよい。ひとたびユニキャストネットワーク受信への復帰がなされると、バッファリング論理332におけるバッファは、補充してもよい。
一例において、ブロードキャスト動作モードにおいて受信機で実行されるバッファリングレベルは、データストリームの再生を滑らかにする典型的な量であってもよく、それは、技術に依存する。しかしながら、ユニキャスト動作モードでは、いくつかの例において、受信機で実行されるバッファリングレベルは、少なくとも、データストリームの再生を滑らかにする典型的な量に、ハンドオーバ動作中に失われる可能性がある典型的なパケット数の2倍をプラスするように構成してもよい。このように、このバッファを補充することができるまで、いずれかの方向においてハンドオーバで失われる可能性があるかまたは失われるであろうパケットの代わりになる十分な数の「余分なパケット」がバッファに存在する。したがって、バッファリングレベルが、最大または望ましい数のバッファされたデータパケットで十分に維持されていない場合に、エラー回復論理334は、バッファを維持するために検索される多数の追加データパケットを識別するように構成してもよい。最適化されていないシステムにおいて、このバッファリングレベルは、例えば、最大27パケットまたは約1秒の期間であってもよい。
ブロードキャストネットワークからユニキャストネットワークに受信をハンドオーバする場合に、信号プロセッサモジュール308にはまた、パケット廃棄論理336、すなわち、バッファリング論理332に既に維持された、かつハンドオーバ前のブロードキャストネットワークを通じて受信されたパケットに対して、ユニキャストネットワークを介して受信された重複パケットを識別するように構成されたパケット廃棄論理336を含んでもよい。その後、パケット廃棄論理336は、ハンドオーバを実行した後で、続いてまたユニキャストネットワークを通じて受信されたこれらの重複パケットを廃棄するように構成してもよい。
例示的な一実施形態において、UEは、受信されているデータのタイプに基づいてなど、トリガに応じて、用いられているバッファ深さを再構成可能であってもよく、またはプログラム可能であってもよい。
例示的な一実施形態において、ハンドオーバアプリケーション論理330は、ハンドオーバ誘導損失を最小限にするために、新しいパケットストリーム上で第1のリアルタイム転送プロトコル(RTP)データパケットを受信した後でのみ、(新しく)ハンドオーバされたネットワークから受信されたビデオストリームに自身の復号化動作を切り替えるように構成してもよい。
したがって、いくつかの例において、余分な冗長性は、復号化動作の切り替えにおいて、またはユニキャストネットワークを通じた受信への各復帰で、一度だけ提供され得る。この意味で、提案された機構は、この余分な冗長性が、必要な場合に呼び出されるだけなので、特に効率的である。それに比べて、同じ保護レベルを提供する順方向エラー訂正(FEC)方式は、冗長性のかなりの増加を必要とし、かつエラーを引き起こすサービス間のハンドオーバがまれにしか発生しない場合にさえ、この冗長性に常に整えておくことを必要とすることになろう。
ここで図4を参照すると、本発明のいくつかの例示的な実施形態に従って、ブロードキャストデータパケットフレーム405およびユニキャストデータパケットフレーム410間のハンドオーバプロセスの時間フレーム415を示すタイミング図400の例が示されている。フレーム番号に関連して示すように、ブロードキャストネットワークは、ブロードキャストデータストリームが、ユニキャストネットワークを通じて送信される同じデータストリームから3フレームだけ遅延されるように、ブロードキャストされるデータパケットをバッファする(420)。第1のハンドオーバ425の直前に、UE受信機は、ブロードキャストストリームを受信しており、特にパケット番号#4を受信しているが、しかし用いられているバッファ深さにゆえに、パケット番号#1を再生/表示している。第1のハンドオーバ425用のトリガは、例えば、信号レベル測定値に応じて、ブロードキャストネットワークまたはユニキャストネットワークのいずれかにより規定されたように発生し、UE受信機は、ブロードキャストからユニキャスト受信に切り替わるが、これは、少なくともあるパケット期間を必要とする。したがって1つまたは複数のデータパケット、すなわちユニキャスト通信上のパケット番号#5(430)およびパケット番号#6 (435)(ブロードキャスト通信上のパケット番号#8(440)およびパケット番号#9(445)に等しい)が失われる。さらに、ブロードキャストデータストリームにおいて用いられる時間遅延ゆえに、ユニキャストネットワークを通じて既に送信された3つのさらなるデータパケット、すなわちパケット番号#5−#7が、UEによって受信されていない。
第1のハンドオーバ425が発生した直後にUE受信機はユニキャストネットワークからパケットストリームを受信し、かつユニキャストストリームからパケット番号#10(447)を受信してパケット番号#4を再生している。しかしながら、UEは、それが、ブロードキャストネットワークから受信したパケット番号#4と、ユニキャストネットワークから受信したパケット番号#10との間でどのパケットも受信しなかったと判定することができる。この判定に応じて、UEは、高速データパケットキャッチアップ法を使用する過去パケット検索プロセスを用いて、パケット番号#5−#9をユニキャストネットワークを通じて配信するように要求することができる。
UEは、新しいストリームの基準位置に基づいて、受信された追加パケットをバッファする。これらの新しい、要求されたデータパケットは、ハンドオーバ遷移においてちょうど失われたパケットと同じであり、かついくつかの例において、用いられるバッファ深さを補償するためのさらなるデータパケットを含んでもよく、したがってこれらの損失を緩和し得る。さらに、このプロセスはまた、ブロードキャストネットワークからパケットストリームを受信することへ戻る遷移、例えば図示の第2のハンドオーバ460において失われる可能性があるどのパケットも補償するパケットのバッファを提供する。この過去パケット検索アプローチは、ユニキャストネットワーク上でのみ可能である。なぜなら、この目的のために、この特定のユーザに追加資源を割り当てることができるからである。例えば、ユニキャストネットワークは、要求されたパケットをUEに配信するために、多重スロット上にバッファされたパケットを送信するか、または任意の所与の大きさにおけるより多くの資源、例えばスロット、コードなどを用いてもよい。代替として、ユニキャストネットワークは、例えばユーザが通信セルの有利な場所に位置する場合に、同じ量の資源においてより高いレートで送信してもよい。
図4に示す例は、第1のハンドオーバ425に続いてすぐ隣の第2のハンドオーバ460を示すが、かかる単純化されたタイミング構造が、簡略化の目的でのみ示され、図示の例を用いて、それぞれのハンドオーバ間の他のタイミングギャップが使用可能であることが理解されよう。
図示の例において、第2のハンドオーバ460が実行される直前に、受信機は、ユニキャストネットワーク上でパケットストリームを受信しており、特にパケット番号#11を受信している。しかしながら、通信ユニットは、バッファ深さゆえに、パケット番号#5(455)を再生しているように示されている。第2のハンドオーバ460用のトリガの発生に続いて、受信機は、ユニキャストネットワーク上で受信することからブロードキャストネットワーク上で受信することに切り替わるが、これには、少なくともあるパケット期間を必要とし、したがって1つまたは複数のパケット(少なくともパケット番号#12(475))が失われる。第2のハンドオーバ460の直後に、受信機は、ブロードキャストネットワーク上で受信しており、ブロードキャストストリームからパケット番号#10(465)を受信している。このときに、通信ユニットは、パケット番号#7を再生しているが、しかし通信ユニットが、そのバッファに、ユニキャスト送信からのパケット#10(447)を既に有していることを識別する。したがって、通信ユニットは、ブロードキャストネットワークから受信された受信パケット番号#10(465)を廃棄する。パケット番号#11(470)の受信、識別、および廃棄の同じシナリオがまた発生し、その後受信機は、ブロードキャストネットワーク上でパケット番号#12を受信し、続行する。この時点から先へ、プロセスは、ブロードキャストネットワークを通じて受信されたパケットをバッファに配置し、かつバッファサイズを維持して続行する。
損失、ストリーム遅延、およびバッファサイズのなどの大きさの観点から特定の一シナリオを図4に示した。しかしながら、他の例において、ストリーム遅延およびバッファサイズは、ハンドオーバプロセス中のどんな起こり得るパケット損失にも対応するような大きさにしてもよい。
上記のプロセスから分かるように、両方向においてハンドオーバでは、パケットが受信できず、失われた可能性がある有限時間が存在するという事実にもかかわらず、説明の例では、ハンドオーバプロセスの全体を通して、パケットストリームにおける全てのパケットを受信し最終的に再生することが可能になる。さらに、本明細書で説明するハンドオーバプロセスは、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワーク間のハンドオーバが有線または無線シナリオで行われる任意のシナリオに適用可能であることが想定される。
したがって、真のシームレスなブロードキャスト−ユニキャストハンドオーバの提供は、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの両方を通じた同じパケットストリームの配信間に遅延を導入することによって行ってもよい。さらに、本明細書で説明する機構は、要求された追加パケットのバッファリングの提供と同様に、ユニキャストネットワーク上における追加的な過去パケット送信の要求を押し進める機会を組み込んでもよい。これは、実際に一態様において、ブロードキャスト−ユニキャストハンドオーバを通して失われたデータパケットを取り替えることによる標準ARQプロセスとのいくつかの類似点を含むものと見なしてもよい。有利なことに、ユニキャストネットワーク上のこの追加パケット要求機構はまた、パケットバッファリングの提供によって、もう一方の方向、すなわちユニキャストネットワーク−ブロードキャストネットワークハンドオーバにおいて、将来のハンドオーバプロセスで失われるであろう潜在的な将来のパケットを包含し、かつそれによってネゲートするように拡張してもよい。したがって、有利なことに、余分なパケットは容易に廃棄できるので、要求される追加パケットは、実際に失われるパケットを超過することができる。
さらに、ユニキャストネットワークを通じたファストスタートデータパケット検索機構の使用によって、損失後のデータパケットおよび将来に失われる潜在的な数のデータパケットの両方を取得することが可能になる。したがって、ユニキャストネットワークを通じたファストスタートデータパケット検索機構によって、ハンドオーバによる失われたデータパケットを回復することと同様に、ネットワーク間でさらなるハンドオーバを実行する場合に、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワーク間における同じデータパケットの配信間の時間オフセットを補償するために追加パケットを供給することが可能になる。
例示的な一実施形態において、UEは、ユニキャストベアラに関する情報を、データパケットストリームにおける受信されたブロードキャスト部分から抽出するように構成してもよい。次に、UEは、抽出された情報を用いてユニキャストベアラを確立するように構成してもよい。このように、ユニキャストベアラは、ブロードキャストネットワーク上のカバレッジが失われた場合に確立されてもよい。
例示的な一実施形態において、UEは、2つの運転モード、すなわち、第1のブロードキャスト動作モードおよび第2のユニキャスト動作モードをサポートするように構成してもよい。第1のブロードキャスト動作モードは、アイドル状態手順をサポートしてもよく、第2のユニキャスト動作モードは、アイドル状態手順および接続状態手順の両方をサポートしてもよい。UEが、第1のブロードキャスト動作モードで動作している場合に、図3の信号処理モジュール308には、ブロードキャストネットワークカバレッジが失われた場合を判定するように構成された検出論理(図示せず)を含んでもよい。ブロードキャストネットワークカバレッジが失われたという判定に応じて、UEの検出論理は、ユニキャスト切り替え論理(図示せず)に信号を送信するように構成してもよく、ユニキャスト切り替え論理は、図3の信号処理モジュール308の一部を形成してもよい。ユニキャスト切り替え論理に送信される信号は、ブロードキャストネットワークカバレッジが失われたという判定に基づいて、UEユニキャスト動作をアイドル状態から接続状態に切り替えるように構成してもよい。
いくつかのシナリオにおいて、UEが、ブロードキャストカバレッジに存在せず、ユニキャストカバレッジに存在する可能性があることが想定される。したがって、さらなる例示的な実施形態において、第1のブロードキャスト動作モードは、アイドル状態にあり、ブロードキャストネットワークの利用可能性を判定するために、信号強度または他のある測定基準の測定を行っている可能性がある。このさらなる例示的な実施形態において、第2のユニキャスト動作モードは、接続状態にあり、ユニキャストネットワークからデータパケットを受信している可能性がある。UEが、ブロードキャストネットワークのカバレッジ内に移動すると、ブロードキャストネットワーク利用可能性を示す情報が、検出論理にとって利用可能にされ得る。かかる情報に応じて、第1のブロードキャスト動作モードは、アイドル状態に留まり、データパケットを受信し始めることになろう。第2のユニキャスト動作モードは、そのユニキャスト接続を解放し、接続状態からアイドル状態に移ってもよい。第1のブロードキャスト動作モードをアイドル状態に維持することが、有利なことに、ユニキャストモードからブロードキャストモードにハンドオーバするのに必要な時間を低減することが理解されよう。ハンドオーバ時間の低減の結果によって、ユニキャスト資源を、はるかに早く他のUEに割り当てることが可能になる。
さらなる例示的な実施形態において、UEが第2のユニキャスト動作モードを介してデータパケットストリームを受信しているときに、ブロードキャストネットワークの利用可能性がUEに合図されてもよい。例えば、例示的な一実施形態において、ユニキャストネットワークは、ブロードキャストキャリアの利用可能性をユニキャストキャリア上で送信してもよい。ブロードキャストキャリアのこの利用可能性の情報は、例えばユニキャストキャリアのブロードキャストチャネル(BCH)上で送信してもよい。BCHは、アイドルおよび接続状態の両方で読み出すことができる。代替実施形態において、ブロードキャストキャリアの利用可能性は、接続モードにおいて専用シグナリングを介してUEに送信されてもよい。当業者は、ブロードキャストキャリアの利用可能性をUEに送信するために他の機構が利用可能であることを理解されよう。情報に応じて、第1のブロードキャスト動作モードは、アイドル状態に留まることになり、かつこの情報を用いて、ブロードキャストネットワークの利用可能性を判定するために測定を行うプロセスを支援および加速してもよい。
さらなる例示的な実施形態において、UEの第1のブロードキャスト動作モードは、低電力状態にあり、ブロードキャストネットワーク利用可能性の測定を行っていない可能性がある。このさらなる例示的な実施形態において、第1のブロードキャスト動作モードの低電力状態で動作しているUEには、ブロードキャストネットワークの利用可能性を、第2のユニキャスト動作モードによって通知してもよい。第2のユニキャスト動作モードは、かかる情報を提供する場合に、アイドル状態または接続状態にあってもよい。情報に応じて、UEは、その第1のブロードキャストモードの実行に関連する論理をスリープ解除し、したがって、第1のブロードキャスト動作モードの低電力状態から通常の動作電力状態に移ってもよいが、しかしアイドル状態に留まることになろう。第1のブロードキャスト動作モードにおいて、UEは、1つまたは複数のブロードキャストカバレッジ測定を実行してもよく、その時間後に、UEは、スリープにもどるか、またはブロードキャスト信号の復号化を開始する。かかるプロセスの利点は、ブロードキャスト動作モードが、第2のユニキャスト動作モードによって提供される情報を用いることによって、アイドル状態に留まり、かつバッテリ電力を温存できるということである。このように、ブロードキャスト動作モードは、使用されていない時には、節電モードに移行してもよい。例示的な一実施形態において、ブロードキャストキャリアの利用可能性は、ユニキャスト上でBCHにおいて合図される。代替実施形態において、ブロードキャストキャリアの利用可能性は、接続モードにおいて専用シグナリングを介してUEに送信されてもよい。当業者は、ブロードキャストキャリアの利用可能性をUEに送信するために他の機構が利用可能であることを理解されよう。
ここで図5を参照すると、本発明のいくつかの実施形態に従って、ブロードキャストネットワーク250からユニキャストネットワーク235への通信ハンドオーバ用の方法500の例が示されている。ストリーミングサーバ220が、ユニキャストネットワーク235およびブロードキャストネットワーク250の両方にデータパケットをストリーミングしている。ステップ505に示すように、方法は、UE114が、ブロードキャストネットワーク250を介して、ストリーミングデータパケットを受信することで始まる。したがって、UE114は、ステップ510で、ストリーミングパケットシーケンス「n」を受信し、続いてステップ515でストリーミングパケットシーケンス「n+1」を受信する。UE114のハンドオーバアプリケーション230は、ストリーミングデータパケットのユニキャスト配信へのハンドオーバが、ステップ520で実行されることになることを検出する。ユニキャストストリームがステップ535で設定されている間に、次のストリーミングパケットシーケンス「n+2」、「n+3」は、データパケットストリームを配信する際にブロードキャストネットワーク250に導入された遅延ゆえに、ステップ530で示すように、UE114にとって一時的に失われる。
ステップ545に示すように、UE114が、ブロードキャストネットワーク250ではなくユニキャストネットワーク235を介してデータパケットストリームを受信するために、ユニキャストストリームがステップ545で設定された後で、UE114は、ステップ550およびステップ560でストリーミングパケットシーケンス「n+5」および「n+6」を受信する。ストリーミングパケットシーケンス「n+2」および「n+3」が、UE114にとって一時的に失われることを認識して、すなわち、ハンドオーバアプリケーション230が、ステップ560でパケット損失を検出して、UE114は、ステップ565において、少なくとも失われたパケットの再送信をストリーミングサーバ220に要求する。UE114はまた、そのバッファ深さを満たすために、追加パケットの送信をストリーミングサーバ220に要求して、さらなるハンドオーバ動作を介した将来のどんなパケット損失も補償してもよい。次に、ストリーミングサーバは、ステップ570、575および580にそれぞれ示すように、ユニキャストネットワーク235を介して、パケットシーケンス「n+7」、続いて、失われたパケット「n+2」および「n+3」をストリーミングする。次に、ステップ585で示すように、ストリーミングプロセスは、通常動作に戻り、ストリーミングサーバ220は、ユニキャストネットワーク235を介して、パケットシーケンス「n+8」をUE114にストリーミングする。
ここで図6を参照すると、ユニキャストネットワーク235からブロードキャストネットワーク250への通信ハンドオーバ用の方法600の例が、本発明のいくつかの実施形態に従って示されている。ストリーミングサーバ220が、ユニキャストネットワーク235およびブロードキャストネットワーク250の両方にデータパケットをストリーミングしている。ステップ605で示すように、方法は、UE114が、ユニキャストネットワーク235を介してストリーミングデータパケットを受信することで始まる。したがって、UE114は、ステップ610で、ストリーミングパケットシーケンス「n」を受信し、続いてステップ615でストリーミングパケットシーケンス「n+1」を受信する。UE114のハンドオーバアプリケーション230は、ストリーミングデータパケットのブロードキャスト配信へのハンドオーバが、ステップ620で実行されることになることを検出する。ユニキャストストリームが、ステップ625で終了されている間に、次のストリーミングパケットシーケンス「n+2」および「n+3」が、ブロードキャストネットワーク250によって遅延されている。したがって、ユニキャストネットワーク235からブロードキャストネットワーク250へのハンドオーバが完了するときまでに、ブロードキャストネットワークは、ステップ640およびステップ645で示すように、UE114が望む次のパケットシーケンス、すなわちストリーミングパケットシーケンス「n+2」、「n+3」をストリーミングしている。ある時点において、ステップ635で示すように、UE114のハンドオーバアプリケーション230(またはある他の論理もしくはソフトウェアプログラム)は、それが受信したあらゆる重複データパケットを廃棄する。
ここで図7を参照すると、本発明の実施形態における信号処理機能を実行するために使用可能な典型的コンピューティングシステム700が示されている。このタイプのコンピューティングシステムは、アクセスポイントおよび無線通信ユニットにおいて用いてもよい。当業者はまた、他のコンピュータシステムまたはアーキテクチャを用いて、本発明を実施する方法を理解されよう。コンピューティングシステム700は、例えば、デスクトップ、ラップトップもしくはノート型コンピュータ、携帯型コンピューティング装置(PDA、携帯電話、パームトップ等)、メインフレーム、サーバ、クライアント、または所与のアプリケーションもしくは環境用に望ましいか適切であり得るような任意の他のタイプの特定用途もしくは汎用コンピューティング装置を表してもよい。コンピューティングシステム700には、プロセッサ704など、1つまたは複数のプロセッサを含んでもよい。プロセッサ704は、例えばマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、または他の制御論理などの汎用または特定用途処理エンジンを用いて実現することができる。この例において、プロセッサ704は、バス702または他の通信媒体に接続される。
コンピューティングシステム700にはまた、情報、およびプロセッサ704によって実行される命令を記憶するための、ランダムアクセスメモリ(RAM)または他のダイナミックメモリなどのメインメモリ708を含むことができる。メインメモリ708はまた、プロセッサ704によって実行される命令の実行中に、一時変数または他の中間情報を記憶するために用いてもよい。コンピューティングシステム700には、同様に、プロセッサ704用の静的情報および命令を記憶するための、バス702に結合された読み取り専用メモリ(ROM)または他の静的記憶装置を含んでもよい。
コンピューティングシステム700にはまた、情報記憶システム710を含んでもよく、情報記憶システム710には、例えば、媒体ドライブ712および着脱可能記憶インターフェース720を含んでもよい。媒体ドライブ712には、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、磁気テープドライブ、光ディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)もしくはデジタルビデオドライブ(DVD)読み出しもしくは書き込みドライブ(RまたはRW)、または他の着脱可能もしくは固定媒体ドライブなど、固定または着脱可能記憶媒体をサポートするドライブまたは他の機構を含んでもよい。記憶媒体718には、例えば、媒体ドライブ712によって読み出され、かつ書き込まれるハードディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、光ディスク、CDもしくはDVD、または他の固定もしくは着脱可能媒体を含んでもよい。これらの例が示すように、記憶媒体718には、特定のコンピュータソフトウェアまたはそこに記憶されたデータを有するコンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。
代替実施形態において、情報記憶システム710には、コンピュータプログラムまたは他の命令もしくはデータをコンピューティングシステム700にロードできるようにするための他の類似コンポーネントを含んでもよい。かかるコンポーネントには、例えば、プログラムカートリッジおよびカートリッジインターフェース、着脱可能メモリ(例えばフラッシュメモリまたは他の着脱可能メモリモジュール)およびメモリスロットなどの着脱可能記憶ユニット722およびインターフェース720と、着脱可能記憶ユニット718からコンピューティングシステム700にソフトウェアおよびデータを転送できるようにする他の着脱可能記憶ユニット722およびインターフェース720と、を含んでもよい。
コンピューティングシステム700にはまた、通信インターフェース724を含むことができる。通信インターフェース724を用いて、ソフトウェアおよびデータを、コンピューティングシステム700と外部装置との間で転送できるようにすることができる。通信インターフェース724の例には、モデム、ネットワークインターフェース(イーサネットまたは他のNICカードなど)、通信ポート(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポートなど)、PCMCIAスロットおよびカード等を含んでもよい。通信インターフェース724を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、信号形態をしており、これらの信号は、電子信号、電磁信号、および通信インターフェース724によって受信できる光信号または他の信号とすることができる。これらの信号は、チャンネル728を介して通信インターフェース724に供給される。このチャンネル728は、信号を伝達してもよく、かつ無線媒体、ワイヤもしくはケーブル、光ファイバ、または他の通信媒体を用いて実現してもよい。チャネルのいくつかの例には、電話線、携帯電話リンク、RFリンク、ネットワークインターフェース、ローカルまたはワイドネットワーク、および他の通信チャネルが含まれる。
この文書において、用語「コンピュータプログラムプロダクト」、「コンピュータ可読媒体」などは、一般に、例えばメモリ708、記憶装置718、または記憶ユニット722などの媒体を指すために用いてもよい。コンピュータ可読媒体のこれらや他の形態は、プロセッサ704が用いるための1つまたは複数の命令を記憶し、特定の動作をプロセッサに実行させてもよい。一般に「コンピュータプログラムコード」と呼ばれるかかる命令(コンピュータプログラムまたは他のグルーピングの形でグループ化してもよい)は、実行されると、コンピューティングシステム700が、本発明の実施形態の機能を実行できるようにする。コードは、直接、プロセッサに特定の動作を実行させ、そうするようにコンパイルされ、かつ/またはそうするように他のソフトウェア、ハードウェアおよび/もしくはファームウェア要素(例えば標準関数を実行するためのライブラリ)と組み合わせられてもよいことに留意されたい。
要素がソフトウェアを用いて実現される実施形態において、ソフトウェアは、例えば、着脱可能記憶ドライブ722、ドライブ712、または通信インターフェース724を用いて、コンピュータ可読媒体に記憶しコンピューティングシステム700にロードしてもよい。制御論理(この例では、ソフトウェア命令またはコンピュータプログラムコード)は、プロセッサ704によって実行されると、本明細書で説明するような本発明の機能をプロセッサ704に実行させる。
明確にするために、上記の説明が、異なる機能ユニットおよびプロセッサに関連して本発明の実施形態を説明したことが理解されよう。しかしながら、例えばブロードキャストモード論理または管理論理に関して、異なる機能ユニットまたはプロセッサ間における機能の任意の適切な分配が、本発明を損ねることなく用いられ得ることが明らかであろう。例えば、別個のプロセッサまたはコントローラによって実行されるように示された機能は、同じプロセッサまたはコントローラによって実行されてもよい。したがって、特定の機能ユニットへの言及は、厳密な論理または物理構造も構成も示すのではなく、説明の機能を提供するための適切な手段への言及と見なされることになる。
本発明の態様は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせを含む任意の適切な形態で実施してもよい。本発明は、オプションとして、1つもしくは複数のデータプロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサ上を走るコンピュータソフトウェアとして、少なくとも部分的に実施してもよい。したがって、本発明の実施形態の要素およびコンポーネントは、任意の適切な方法で物理的、機能的、および論理的に実現してもよい。実際に、機能は、単一ユニットにおいて、複数のユニットにおいて、または他の機能ユニットの一部として実行してもよい。
本発明の例示的な一実施形態が、同じデータパケットストリームのユニキャストネットワーク配信およびブロードキャストネットワーク配信の両方をサポートするUTRA TDDシステムで用いるためのハンドオーバ機構を説明しているが、発明概念が、この例示的な実施形態に限定されないことが想定される。特に、例えばUMTS地上無線アクセス(UTRA)3GPPの将来の発展(現在「ロングタームエボリューション」(LTE)と呼ばれる)がまた、先に説明した概念から利益を得ることができる。
前述の発明概念が、以下の利点の1つまたは複数を提供することを目標とすることが想定される。
(i) 両方におけるストリームが同じレートで符号化され、かつ同じ番号のパケットが同じデータを含むように、ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークの両方で供給される同じブロードキャストパケットストリームの供給は、ブロードキャストおよびユニキャスト間のハンドオーバにおいてバッファをフラッシュする必要性を回避し、したがって、ビデオストリームへの割り込みを最小限にしてもよい。
(ii) ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークの両方に供給される同じブロードキャストパケットストリームの配信間に時間遅延を提供することによって、第1および後続の受信されたブロードキャストデータパケットを、ユニキャストネットワークからのハンドオーバ後に使用できるようになる。
(iii) 受信機においてデータパケットのバッファリングを行うことによって、どんなハンドオーバパケットデータ損失も補償する将来の使用のために、ユニキャストネットワークを介して、多数の先を行くデータパケットを受信できるようになる。
(iv) ユニキャスト配信を介して受信およびバッファされる追加パケットの提供は、ブロードキャストチャネルだけのためのファストスタート法として用いてもよい。
(v) ハンドオーバ手順を通したパケットデータ損失の除去によって、ストリーミングデータにおけるユーザの認識の改善がもたらされる。
(vi) 無線通信ユニットにおけるバッテリ寿命の維持もまた、FEC用の信号処理の低減を通じて達成することができる。
いくつかの実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本明細書で述べる特定の形態に限定されるようには意図されていない。もっと正確に言えば、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。さらに、特徴は、特定の実施形態に関連して説明されているように見えるかもしれないが、当業者は、説明する実施形態の様々な特徴が、本発明に従って組み合わせ可能であることを理解されよう。特許請求の範囲において、用語「含む」は、他の要素またはステップの存在を排除しない。
さらに、個々にリストされているが、複数の手段、要素、または方法ステップは、例えば単一のユニットまたはプロセッサによって実行してもよい。さらに、個別の特徴は、異なる請求項に含んでもよいが、それらは、恐らく有利に組み合わせてもよく、異なる請求項に包含することは、特徴の組み合わせが実現可能でなく、かつ/または有利ではないことを意味しない。また、請求項の一カテゴリに特徴を包含することは、このカテゴリへの限定を意味せず、より正確には、特徴が、必要に応じて、他の請求カテゴリに等しく適用可能であることを示す。
さらに、特許請求の範囲における特徴の順序は、特徴を実行しなければならないどんな特定の順序も意味せず、特に方法請求項における個別ステップの順序は、この順序でステップを実行しなければならないことを意味しない。より正確に言えば、ステップは、任意の適切な順序で実行してもよい。さらに、単数形の言及は、複数を排除しない。したがって、「a」、「an」、「第1の」、「第2の」などへの言及は、複数を排除しない。

Claims (22)

  1. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信する方法であって、前記方法が、ネットワーク要素において、
    前記ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化することと、
    前記ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを前記第1のレートで符号化することと、
    前記ユニキャストネットワークを通じて前記符号化データパケットストリームを送信し、かつ同時に前記ブロードキャストネットワークを通じて前記符号化データパケットストリームをブロードキャストすることと、
    を含む方法。
  2. 前記ユニキャストネットワークを通じた前記符号化データパケットストリーム、および前記ブロードキャストネットワークを通じた前記ブロードキャストされた符号化データパケットストリームを同時に送信する際にパケット番号オフセットが存在するように、前記ブロードキャストネットワークを通じた配信用の前記符号化データパケットストリームに遅延を組み込むことをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ユニキャストネットワークおよび前記ブロードキャストネットワーク間で前記無線通信ユニットのハンドオーバを実行することをさらに含む、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記ネットワーク要素が、ストリーミングサーバである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行する方法であって、前記方法が、無線通信ユニットにおいて、
    第1のネットワークを通じて配信されたデータパケットストリームを第1のレートで復号化することと、
    前記第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行することと、
    前記第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを前記第1のレートで復号化することと、
    を含み、
    前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークが、異なる配信機構を動作させ、かつユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークのいずれかを含む方法。
  6. 前記ブロードキャストネットワークを通じた同じデータパケットストリームブロードキャストが、同じデータパケットストリームのユニキャスト送信から遅延される、請求項5に記載の方法。
  7. ユニキャストネットワークからブロードキャストネットワークへのハンドオーバに続いて、前記ブロードキャストネットワークを通じた同じデータパケットストリームの受信間の前記遅延によって、前記ブロードキャストネットワーク上で受信された前記第1のデータパケットを、どんなデータパケットの損失もなしに復号化するために前記データストリームに挿入することが可能になる、請求項6に記載の方法。
  8. 追加データパケットを前記ユニキャストネットワークを通じて送信するように要求することをさらに含む、請求項5〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記ユニキャストネットワークを通じて受信された前記追加データパケットをバッファすることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記バッファされた追加データパケットを前記データパケットストリームに挿入して、前記ブロードキャストネットワークへのハンドオーバにおいて既に失われたデータパケットと取り替えること、および/または、
    前記データパケットストリームにおける後続の挿入のために、ハンドオーバプロセスを通した将来のデータパケットの損失に先立って、前記受信された追加データパケットを記憶すること、からなる群から少なくとも1つをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記データパケットストリームの受信されたブロードキャスト部分からユニキャストベアラに関する情報を抽出することと、前記情報を用いてユニキャストベアラを確立することと、をさらに含む、請求項5〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. ブロードキャスト動作モードにおけるアイドル状態手順をサポートすることと、ユニキャスト動作モードにおけるアイドル状態手順および接続状態手順の両方をサポートすることと、をさらに含む、請求項5〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. ブロードキャストネットワークカバレッジが失われた場合を、ブロードキャスト動作モードにおいて検出することと、それに応じて、前記無線通信ユニットの前記ユニキャスト動作をアイドル状態から接続状態に切り替えることと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. ユニキャスト動作モードで動作している場合に、ブロードキャストネットワーク利用可能性を検出することと、それに応じて、前記無線通信ユニットの前記ユニキャスト動作を接続状態からアイドル状態に切り替えて、通信を前記ブロードキャストネットワークにハンドオーバすることと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
  15. 前記通信システムが、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)セルラ通信システムである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 前記通信システムが、時分割複信符号分割多重アクセスセルラ通信システムである、請求項1〜15のいずれか一項に記載の方法。
  17. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信するためのネットワーク要素であって、
    前記ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように、かつ前記ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように構成された少なくとも1つのエンコーダと、
    前記ユニキャストネットワークおよび前記ブロードキャストネットワークの両方を通じて前記符号化データパケットストリームを同時に送信するように構成された送信機と、
    を含むネットワーク要素。
  18. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行するための無線通信ユニットであって、前記無線通信ユニットが、
    第1のネットワークを通じて配信されるデータパケットストリームを第1のレートで受信するように構成された受信機と、
    前記受信されたデータパケットストリームを復号化するように構成されたデコーダと、
    前記第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行するように構成された信号プロセッサと、
    を含み、
    ハンドオーバに続いて、前記デコーダが、前記第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを前記第1のレートで復号化するように構成され、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークが、異なる配信機構を動作させ、かつそれぞれ、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの1つを含む無線通信ユニット。
  19. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信するネットワーク要素用の集積回路であって、
    前記ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように、かつ前記ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを前記第1のレートで符号化するように構成された少なくとも1つのエンコーダと、
    前記ユニキャストネットワークおよび前記ブロードキャストネットワークの両方を通じて前記符号化データパケットストリームを同時に送信するように構成された送信機と、
    を含む集積回路。
  20. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおいてハンドオーバを実行する無線通信ユニット用の集積回路であって、前記集積回路が、
    第1のネットワークを通じて配信されるデータパケットストリームを第1のレートで受信するように構成された受信機と、
    前記受信されたデータパケットストリームを復号化するように構成されたデコーダと、
    前記第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行するように構成された信号プロセッサと、
    を含み、
    ハンドオーバに続いて、前記デコーダが、前記第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを前記第1のレートで復号化するように構成され、前記第1のネットワークおよび第2のネットワークが、異なる配信機構を動作させ、かつそれぞれ、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークの1つを含む集積回路。
  21. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信システムにおける無線通信ユニットにデータを配信するための実行可能プログラムコードを自身に記憶した実体的なコンピュータプログラムプロダクトであって、前記プログラムコードが、ネットワーク要素において実行された場合に、
    前記ブロードキャストネットワークを通じた配信用にデータパケットストリームを第1のレートで符号化するように、
    前記ユニキャストネットワークを通じた配信用に同じデータパケットストリームを前記第1のレートで符号化するように、
    前記ユニキャストネットワークを通じて前記符号化データパケットストリームを送信し、かつ同時に前記ブロードキャストネットワークを通じて前記符号化データパケットストリームをブロードキャストするように動作可能であるコンピュータプログラムプロダクト。
  22. ブロードキャストネットワークおよびユニキャストネットワークを含む通信ユニットにおいてハンドオーバを実行するための実行可能プログラムコードを自身に記憶した実体的なコンピュータプログラムプロダクトであって、前記プログラムコードが、ネットワーク要素において実行された場合に、
    第1のネットワークを通じて配信されたデータパケットストリームを第1のレートで復号化するように、
    前記第1のネットワークから第2のネットワークへのハンドオーバを実行するように、
    前記第2のネットワークを通じた同じデータパケットストリームを前記第1のレートで復号化するように動作可能であり、
    前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークが、異なる配信機構を動作させ、ユニキャストネットワークおよびブロードキャストネットワークのいずれかを含むコンピュータプログラムプロダクト。
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