JP2013520869A - 強化電子番組ガイド - Google Patents

Abstract

強化コンテンツガイドを提供するシステムの方法は、電子番組ガイドデータを受信し、受信した電子番組ガイドデータを解析し、電子番組ガイドにリストされている番組を識別して識別された番組のための少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別するコントローラを含む。コンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースは、識別された番組に関連する情報について、インターネットインタフェースを使用して少なくとも１つの番組記述属性を使用して検索される。ユーザインタフェースジェネレータは、電子番組ガイドで識別された番組の選択に応じてディスプレイ装置の表示のために識別された番組に関連する情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成する。

Description

（関連出願の相互参照）
本出願は、２０１０年２月１９日に出願した米国特許仮出願第６１／３０６，２０４号の優先権の利益を主張し、ここに全ての目的のためにその全体が参考として組み込まれているものとする。

本構成は、ユーザによって選択されたコンテンツに関連付けられる少なくとも１つのソースから情報を自動的に検索して取り出すシステムおよび方法を提供する。

従来、ケーブルテレビまたは衛星放送のプロバイダへの加入者は、ディスプレイ装置に接続されたセットトップボックスを使用してコンテンツにアクセスする。所与の時間にアクセスすべきコンテンツを選択する際に、ユーザは、リモートコントロールを使用してユーザの制御信号の生成に応答して画面上に表示される電子番組ガイド（ＥＰＧ：electronic program guide）を用いることができる。ＥＰＧは、典型的に、チャンネルと、それらのチャンネルの所与の時間期間の間の番組に関する情報のリストを提示する表の形式にフォーマットされたユーザインタフェースである。ＥＰＧユーザインタフェースに表示されるガイド情報は、ディスプレイ装置の限られた画面大きさのため、わずかなものである。したがって、ガイドはそれぞれの番組に関する限定された情報しか表示することができない。例えば、現在のＥＰＧは、番組名、開始時刻と終了時刻、簡単な説明、キャストリスト、おそらく評価（テレビ番組ガイドＴＶ−ＰＧのような）を列挙するにすぎない。

しかしながら、消費者は今では、コンテンツプロバイダから取得可能なコンテンツに更なる見識を提供する膨大なコンテンツ情報のライブラリへのアクセスを有する。取得可能な膨大な量のコンテンツにアクセスすることに関連する欠点は、消費者／ユーザにとって、コンテンツを記述している情報を分類して検索し、それを有意義な方法で集約することが面倒な作業になり得るということである。典型的に、ユーザは積極的に手で、例えば、パーソナルコンピュータ上でウェブブラウザアプリケーションを実行して、検索エンジンにアクセスし、そして、現在アクセスしているコンテンツに関する情報の照会を入力しなければならない。これらの検索結果はコンテンツ情報を含む複数の場所へのリンクを含み、ユーザは情報を得るために別の場所にナビゲートしなければならない。したがって、強化された番組ガイド（enhanced program guide）を表すデータをユーザに提供するためには、単一の表示画像においてコンテンツ情報を消費者に提供するプロセスを簡素化することが必要である。

一実施形態において強化コンテンツガイドを提供する方法が説明される。コントローラは、電子番組ガイドデータを受信し、受信した電子番組ガイドデータを解析して、電子番組ガイドに記載されている番組を識別し、識別された番組のための少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別する。コンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースが、識別された番組に関連する情報について、インターネットインタフェースを介して少なくとも１つの番組記述属性を使用して検索される。ユーザインタフェースジェネレータは、電子番組ガイドにおける識別された番組の選択に応じて、ディスプレイ装置における表示のため、識別された番組に関連する情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成する。

更なる実施形態においては、強化コンテンツを提供するためのシステムが説明される。受信機は、電子番組ガイドデータ、電子番組ガイドデータを受信する。インターネットインタフェースは、コンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースとの通信を提供する。属性プロセッサは、受信した電子番組ガイドデータを解析して、電子番組ガイドに記載されている番組を識別し、識別された番組のための少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別する。コンテンツプロセッサは、インターネットインタフェースを介して少なくとも１つの番組記述属性を使用して、識別された番組に関連した情報についてコンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースを検索する。ユーザインタフェースディスプレイプロセッサは、電子番組ガイドにおける識別された番組の選択に応じて、ディスプレイ装置の表示のため、識別された番組に関連した情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成する。

インターネットや他のソースを介して利用できる様々なソースからの強化された番組情報の取得と使用は、セットトップボックスの番組ガイドを改善する手助けとなる。

上記は、対象の実施形態の一部の態様の基本的な理解を提供するために、本主題の簡単な概要を提示している。この概要は、主題の広範な概要ではない。この概要は、実施形態の主要な／重要な要素を識別するように意図されておらず、また本主題の範囲を定めるようにも意図されていない。その唯一の目的は、主題の一部の概念を、後で提示されるより詳細な説明の前置きとして簡略化した形で提示することである。

上記および関連する目的を達成するために、実施形態の特定の例示的な態様が、以下の説明および添付図面に関連して本明細書に説明される。しかし、これらの態様を示すが、本主題の原理を用いることができる様々な方法のほんの一例であり、そして、本主題は、全てのそのような態様およびその等価物を含むことを意図している。他の利点および本主題の新規な特徴は、図面とともに検討される以下の詳細な説明から明らかになる。

実施形態の一態様に係るシステムの例示的なコンポーネントを示すブロック図である。 実施形態の一態様の動作を詳述したフロー図である。 実施形態の一態様に係る例示のコンポーネントを示すブロック図である。 実施形態の一態様の動作を詳述したフロー図である。

本主題は図面を参照しながら説明されるが、同じ参照番号は全体を通して同じ要素を指すのに使用される。以下の記載では、説明のため多くの具体的な詳細が本主題の完全な理解を提供するために記載されている。しかし、本主題の実施形態がこれらの具体的な詳細を用いずに実施可能であることは明白であり得る。他の例では、実施形態の説明を容易にするため、周知の構造および装置がブロック図の形で示されている。

本出願で使用されるとき、用語「コンポーネント」は、ハードウェアまたは実行中のハードウェアとソフトウェアの組み合わせを指すように意図されている。例えば、限定ではないが、コンポーネントは、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、プロセッサ上で実行される実行ファイル、および／またはマイクロチップなどとすることができる。例として、プロセッサと、プロセッサ上で実行されるアプリケーションの双方をコンポーネントとすることができる。１または複数のコンポーネントが１つのプロセス内に存在することができ、１つのコンポーネントを、１つのシステム上に局所化すること、および／または２つ以上のシステム間で分散させることができる。図面に示されるように様々なコンポーネントの機能は、専用ハードウェアの使用を通じて提供されるだけでなく、適切なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行可能なハードウェアを介して提供されることもある。

プロセッサによって提供される場合、その機能は、単一の専用のプロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、またはその一部が共有され得る複数の個々のプロセッサによって提供され得る。また、用語「プロセッサ」または「コントローラ」の明示的な使用は、ソフトウェアを実行する能力のあるハードウェアを排他的に指しているように解釈されるべきではなく、限定ではないが、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ）ハードウェア、ソフトウェアを記憶する読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、および非揮発性記憶装置を暗黙的に含むことができる。また、本発明の例示および実施形態を述べる本明細書の全ての記述は、構造的等価物および機能的等価物の双方を包含することが意図される。さらに、かかる等価物には、現在知られている等価物だけでなく、将来的に開発される等価物（すなわち、構造にかかわらず同じ機能を実行するように開発される全ての要素）の双方を含むことが意図される。

本明細書中で用いられる全てのハイパーリンクは例示の目的のみに使用されることに留意されたい。これらのハイパーリンクはアクティブであってもアクティブでなくともよく、データを含んでいても含んでいなくてもよい。任意のハイパーリンクに対応する位置に格納された任意のデータは、本発明の理解のために必要とされない。

コンテンツプロバイダは、複数のユーザに、異なる種類のコンテンツへのアクセスを提供する。例えば、ケーブルテレビ／衛星放送のプロバイダは典型的に、消費者に、異なるタイプのコンテンツの配信のためのポータルまたはゲートウェイとして機能するセットトップボックスを貸す。コンテンツへのアクセスを選択的に提供する機器は、有利には、デコードされてディスプレイ装置上でユーザに表示され得るコンテンツガイドデータにアクセスする。コンテンツガイドデータは、コンテンツがアクセスされ得る少なくとも１つのチャンネルのリストと、該少なくとも１つのチャンネル上のコンテンツに関連付けられた情報とを含む。一例は電子番組ガイドデータであり、このデータは放送データと同じチャンネルを介してケーブルプロバイダから直接インバウンド配信されるか、またはコンテンツガイドデータを編さんして提供する追加インターネットサービスを通じて配信される。コンテンツガイドデータは典型的に、帯域幅の制限や、データを必要とする多くの番組の数のため、特定時間における特定のチャンネルの番組を記述する最小限の情報を含む。

しかし、多くの情報を他の様々なソースから取得することができ、これをもし用いるとすると、従来の番組ガイドで現在取得可能な情報よりもはるかに多くの情報を含む広範囲なコンテンツ番組ガイドを制作する際に使用することができる。本システムは、強化コンテンツの番組ガイドをユーザに提供するユーザインタフェースの表示画像を生成する際に使用するため、複数の異なる外部ソースから関連するコンテンツ情報を検索して取得する点で有利である。関連コンテンツ情報の検索と取得を、電子番組ガイドを表示すべき時間に先だって行うことができる。システムは、有利には、番組に関する特定の種類の情報を提供する個々の番組に関連付けられた属性を識別し、識別された属性をデータベースに追加する。識別された属性を、番組に関連する情報のための通信ネットワーク上の場所を自動的に検索する検索アルゴリズムのシード用語（seed term）として使用することができる。これらの検索結果はユーザインタフェースに自動的にフォーマットされ、第１のディスプレイ装置または第２のディスプレイ装置の少なくとも一方においてユーザに提示される。このように、強化コンテンツガイドは、検索の元となる従来の電子番組ガイドデータに代わるものとして、ユーザに表示することができる。例えば、番組ガイドデータを要求しているユーザからの制御信号に応答して、システムは第１のディスプレイ装置または第２のディスプレイ装置の少なくとも１つに強化コンテンツガイドを表示することができる。

図１は、セットトップボックス１０２を含むシステムの一実施形態を示しているが、セットトップボックス１０２は、例えば、ケーブル／衛星放送プロバイダからの入力信号を選択的にチューニングするチューナモジュールを含むケーブルテレビセットトップボックスである。セットトップボックス１０２はさらに、番組ガイドデータを含む受信した番組データを解析し、チューナモジュールよってチューニングすべき取得可能な個々の番組に関連付けられる属性をセットトップボックス１０２で稼動するデータベースに追加する、属性プロセッサ（図３）を含む。代替的な実施形態においては、データベースを、別個のディスクドライブまたはクラウドデータベースの格納場所などのセットトップボックス１０２の外側に配置することができる。データベースの構造は、一日の特定の時間期間を表す様々なテーブルを有することができる。その個々のテーブルでは、属性が列に設けられてもよいし、特定の期間期間の番組が行内に提供されてもよい。システムによって追加される、特定の次官期間における各番組の一連の属性の例は、限定ではないが以下を含む。 ・タイトル
・サブタイトル
・説明
・概要（一般的には長い説明を意味する）
・キャスト（俳優、司会、監督、ナレーター、プロデューサー）
・画像（スクリーンショット、ポスター、ボックスアート、サムネイル）
・ジャンル／カテゴリー
・評価と注意書（例えば、ＰＧ−１３）
・レビューと星による評価
・同じ番組の他のエピソード
・情報のオンラインソース（Ｈｕｌｕ、Ｆａｎｃａｓｔ、Ｎｅｔｆｌｉｘなどにおける番組／エピソード）
・関連映画と番組
・初回放送日
・シリーズのデータ、および
・番組に示されたトピック／状況を記述するデータ

システムは、これらおよび他の属性を、以下の異なる複数のソースから取得することができるが、これらに限定されない。
・電子番組ガイドプロバイダ（スケジュールダイレクト（schedules direct）など）
・セットトップボックス（ＳＴＢは、コンテンツプロバイダから情報を取得していることがあり、そのＳＴＢを照会することによって）
・ケーブルテレビ／衛星放送／ＦＩＯＳ入力
・優先コンテンツプロバイダに基づく検索（例えば、ディズニーコンテンツに関してディズニーに、コムキャスト（Ｃｏｍｃａｓｔ）のコンテンツに関してはコムキャストを尋ねることに特別な重要性を与えるなど）
・インターネット検索：Ｇｏｏｇｌｅ、Ｂｉｎｇ、ウィキペディア、他の公開検索ＡＰＩ。これらを独立にクロールしてもよい。
・ＤＶＲ／ＰＶＲ
・ユーザのホームネットワーク上のメディアコンテンツ

図１のシステムの実施形態１００において、セットトップボックス１０２は第１のディスプレイ装置１０４、例えば、高解像度テレビジョンモニタに接続され、セットトップボックス１０２内のチューナモジュールによってチューニングされた信号に対応するコンテンツを選択的に表示する。セットトップボックス１０２は、コンテンツの選択や視聴を可能にするアクセスポイントとして説明されるが、第１の（primary）コンテンツとしてコンテンツの選択を可能にする少なくとも１つのチューナモジュールを含む任意の装置を使用して本システムを実装できることに留意されたい。あるいはまた、本システムを、コンテンツの任意の部分を選択し、ユーザに任意の方法で提供するのを可能にする任意の装置によって実装することができる。第２のディスプレイ装置１１２を、システムによって生成される強化コンテンツガイドの表示のために提供することができる。第２のディスプレイ装置１１２は、ローカルエリアネットワークおよびワイドエリアネットワークの少なくとも一方に対するアクセスを有し、およびセットトップボックス１０２から表示用の強化コンテンツを表すデータにアクセスして受信することができる任意のコンピューティング装置とすることができる。第２のディスプレイ装置１１２は、限定ではないが、コンピュータ、ラップトップ、ネットブック、タブレットコンピュータ、携帯電話、スマートフォンまたは第１のディスプレイ装置１０４とは異なる第２のモニタを含む。

セットトップボックス１０２は、ユーザ１０６または他の装置（例えば、ＶＣＲ、ＤＶＲ、別のチューナなど）によって公知の方法で、例えば、セットトップボックス１０２（または第１のディスプレイ装置１０４）に電子番組ガイドを含むユーザインタフェースを第１のディスプレイ装置１０４上に表示させるリモコン（図示せず）を使用して制御することができる。番組ガイドデータは、所与の時間においてチューニングすべき取得可能な複数の番組を記述する情報を含む。第２のディスプレイ装置１１２上に表示するための強化番組ガイドを作成する際に、番組ガイドデータならびに番組コンテンツを識別および／または記述する他のデータをシステムによって解析して、属性を取得し、強化番組ガイドデータベースに追加する。システムは、事前に強化コンテンツガイドデータベースを追加する、ＥＰＧおよび他のデータを受信時と現在の時間枠の前に自動的に解析することができる。例えば、システムは、セットトップボックスの性能を保証するのに前夜にＥＰＧデータを解析することができ、ユーザが第１のディスプレイ装置１０４で番組コンテンツを実際に視聴しているときにデータの表示は妨げられることはない。別の実施形態において、ユーザが表示されているＥＰＧ内の特定の番組を選択すると、ＥＰＧデータを解析することによって属性が得られる。ユーザから受けた制御信号に応答して、システムは、番組に関連付けられたデータを表示するためＥＰＧの中から番組を選択する。この選択は、必ずしもその番組がチューナモジュールによってチューニングされていることを意味せず、ＥＰＧ内のデータが強調表示されるか、そうでなければ、第１のディスプレイ装置上でユーザに表示されるようにアクティブとして指定されることを意味するものではないことに留意することが重要である。

したがって、ＥＰＧ内の番組の選択は、強化ＥＰＧデータが要求および表示される個々の番組を識別する番組識別子として機能する。システムは番組識別子を使用して、強化ＥＰＧデータの一部として含まれる関連コンテンツの複数の外部データソースを検索する際に使用するため、選択された番組のための属性データを取得する。セットトップボックス１０２は、強化ＥＰＧデータを含むユーザインタフェースを第２のディスプレイ装置１１２上に選択的に表示するためのユーザインタフェース（ＵＩ）ディスプレイプロセッサ（図３に示される）をさらに含んでいる。一実施形態において、強化ＥＰＧデータは、従来のＥＰＧデータを表示している第１のディスプレイ装置のユーザインタフェースとともに第２のディスプレイ装置１１２上に同時に表示される。また、現在番組の選択を変更させる（すなわちガイドを通したスクロール）制御信号の受信に応答して、システムは、新しく選択された番組に対応する強化ＥＰＧデータを用いて第２のディスプレイ装置１１２上のユーザインタフェースを自動的に更新する。これは、特定の選択された番組について、ユーザに任意の所与の時点において最も多くの情報を提供して、その番組をチューニングするかどうかを決める際の助けとなる点で有利である。

以下は、第２のディスプレイ装置１１２上に強化ＥＰＧがどのように表示させるかの例示的な説明である。以下は、テレビ番組とテレビ番組に関連付けられたコンテンツの説明を含む。しかし、システムが、生放送または記憶媒体に格納された任意のテレビ番組をチューニングして、第２のディスプレイ装置１１２に表示するための強化ＥＰＧの一部として含まれるべき関連する強化コンテンツのセットを取得するように動作可能であることが、当業者には理解されよう。

この典型的な実施形態において、ユーザ１０６は、チャンネル変更を要求する制御信号を生成することができる。セットトップボックス１０２は、電子サービスガイドソース１０８からの電子サービスガイドを照会し、チューニングされた番組に関連付けられた記述情報を得る。記述情報は、セットトップボックス１０２上で実行される関連コンテンツ検索モジュールによって、チューニングされた番組に関連したコンテンツを求めて情報プロバイダ１１０を検索するのに使用される。関連した情報の取得に応じて、関連した情報は、チューニングされた番組についての情報に関連付けられたコンテンツを取得するのに、コンテンツプロバイダ１１１のセットを検索するための入力として使用される。関連したコンテンツを取得すると、セットトップボックス１０２に、関連したコンテンツを表すデータを、例えばユーザが関連したコンテンツに選択的にアクセスするのを可能にするウェブページとして第２のディスプレイ装置１１２に表示させる。

図２は、参照番号を使用して図１に説明されたシステムの例示的な動作を詳述するフロー図である。この実施形態は、データを取得し、強化ＥＰＧデータの一部を構成するメカニズムについて説明する。一実施形態において、本明細書に説明されるプロセス／ステップは、ある番組を選択された番組として識別する制御信号を受信する前に実行され、これにより、関連コンテンツ情報を取得して関連コンテンツ情報を含むＵＩを生成するのに必要な時間を短縮する。別の実施形態において、本明細書に説明されるプロセス／ステップは、第１のディスプレイ装置上のＥＰＧの中からコンテンツを選択する制御信号の受信に応答して実行される。

ステップ２００において、ＥＰＧデータを解析して、所与の時間期間にわたってチューニングに利用可能な一意の番組のセットを識別する。ステップ２０２において、識別された各一意の番組に対して、番組識別子が割り当てられる。ステップ２０４において、強化ＥＰＧデータベースに、番組を記述する属性データを追加することができるレコードの作成を可能にする一意の番組識別子のセットが追加される。システムは、ステップ２０６において、強化ＥＰＧデータベースに含まれる所定の属性のセットを使用してＥＰＧデータ１０８をさらに解析して、所定の属性のセット内の個々の属性に対応するデータを識別する。属性データは、強化ＥＰＧデータベースのフィールドを追加するのに自動的に使用される。強化ＥＰＧデータベースを、関連コンテンツ検索モジュール（例えば、セットトップボックスなど）をホストするシステム内に、あるいはケーブルプロバイダのウェブサービスなどによって外部に格納することができる。さらに、コンテンツ情報の一部のソースは、１照会あたり約１秒またはそれ以上の非常に遅い応答時間を要し、それによって少数の番組に関連付けられた照会を効率的に実行させる。ユーザがこの情報を必要とするときのアクセス時間を短縮するには異なる方法がある。１つの方法は、現在の番組の前日など前もってデータを事前に照会し、後で使用するために、例えばデータベースにデータを格納することである。このデータベースには、一日一回など定期的に強化情報を追加することができ、番組ガイドは、その後、ある態様において外部データソースのアクセスが不可能または制限されるときに、このデータベースにアクセスするだけである。そして、このデータベースは、ウェブサービスまたはネットワークＡＰＩとして公開することができる。データベースを、複数の装置がデータをローカルにアクセスできるようにセットトップボックスおよび／またはゲートウェイで家の中に配置し、および／または複数の消費者に情報を提供するサービスとしてクラウドに配置することができる。

ステップ２０８において、コンテンツプロセッサ（図３）上で実行している関連コンテンツ検索モジュールは強化ＥＰＧデータベースの属性データフィールド内のデータをシード用語として使用し、チューニングに利用可能なそれぞれの番組に関連付けられた関連コンテンツ情報を識別するためにソースを照会する。シード用語は、セットトップボックス１０２によるチューニングに利用可能な番組を記述する任意の属性データフィールド内の任意の記述データである。

ステップ２１０において、関連コンテンツ検索モジュールは、強化ＥＰＧの作成に使用する関連コンテンツ情報１１０のソースを検索するために、複数の異なる検索アルゴリズムおよびプロセスを用いる。例えば、属性に対応するデータを取得する手法では、独自の照会／応答インタフェースを必要とすることがある。さらに、各ソースは、利用可能な各番組について属性のセット内の各属性に対応するデータを供給していない。属性のセットの属性に対応したデータの中でほぼ完全なセットをユーザに提供するために、セットトップボックス１０２は、検索効率を保証するための情報ソースを優先させることがある。例えば、第１のソース（例えばウィキペディア）は、ほとんどの属性に対応する情報を含むと考えられ、第２のソース（例えば、インターネットムービーデータベース：Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｍｏｖｉｅ Ｄａｔａｂａｓｅ−ｗｗｗ．ｉｍｄｂ．ｃｏｍ）は第２のほとんどの情報を含むと考えられ得る。システムは、ステップ２１０において、自動的に検索し、第１のソースから情報を取得して、イベントの属性データフィールドの値が空の場合は、その入っていない属性に対応するデータについて第２のソースを照会する。したがって、システムはソースの第１のリストの探索を自動的に開始し、そして属性がリスト上の１つのソースから取得できないときはいつでもシステムは次のソースにフォールバックする。

別の実施形態において、属性のセット内の１つの属性が、番組の種類を識別または記述することができる。「番組の種類」属性フィールドが、該フィールドに格納された値を有する場合、ステップ２１０においてシステムは、「番組の種類」フィールドの値を使用して、照会すべきソースを選択する。これは、全てのコンテンツの情報ソースが特定の時間フレーム中にそれらのデータへの無制限のアクセスを許可するわけではないので、特に有利である。例えば、ＮＥＴＦＬＩＸ（商標）は、映画やドラマに関する情報だけでなく、テレビ番組、ニュースやスポーツ番組に関する情報も有する。基本的な番組ガイドは、典型的に、照会を実行する前に番組の種類を知るのに十分な情報を提供する。この方法では、ＮＥＴＦＬＩＸ（商標）に対する照会を、適切なときに限定することができる。

情報プロバイダの例は、限定ではないが、ウィキペディア、ＩＭＤＢまたは視聴覚番組データに関する情報を含む任意の他のソースを含む。本例では、関連コンテンツ検索モジュールは、番組のルート記事（複数可）についてウィキペディアを自動的に検索する。関連コンテンツ検索モジュールは、独自の検索メカニズムとアルゴリズムを持いてもよく、あるいはグーグルや他のインターネット検索プロバイダによって提供される第三者検索ウェブサービスを使用することもできる。テレビ番組のＢｏｎｅｓに対応する記事を見つけると、このコンテンツは強化関連コンテンツとして識別され、結果として得られた記事は、エンドユーザに表示するためにレンダリングすべき特定のデータフォーマット（例えば、ＨＴＭＬ／ＸＨＴＭＬまたはウィキテキスト（Ｗｉｋｉｔｅｘｔ）マークアップ言語）で返される。

関連コンテンツ検索モジュールは、次いでステップ２１２において、検索結果を表すデータを解析する。このような分析は、自然なテキスト解析技術を用いて、または標準ウィキペディアのフォーマットを利用することによって、そしてその分析をウィキペディアのコンテンツ内のリンクに適用することによって生じ得る。関連コンテンツ検索モジュールによる解析の結果は、強化電子番組ガイドを表すユーザインタフェースの表示画像を生成する際に使用するために分類され、整理される。検索結果は、番組に関連するものとして識別されたコンテンツに対する複数のユーザ選択可能な画像要素（例えば、リンク、アイコンなど）を含むことができる。この検索アルゴリズムを、関連コンテンツの各部分に対して自動的に繰り返して、ローカルに、または強化電子番組ガイドを生成する際に使用可能なネットワークを介してアクセス可能なリモートストレージ装置に選択的に格納することができる、関連コンテンツ情報のより詳細かつ堅牢なセットを開発および作成することができる。

ステップ２１２において、関連コンテンツ検索モジュールは検索ステップ２１０で明らかにされた可能性のあるアイテムについてコンテンツプロバイダ１１１を自動的に検索する。コンテンツプロバイダのセットは、（ａ）ローカルユーザコンテンツ（例えば、ローカルエリアネットワーク上でＵＰｎＰを介してホームメディアサーバ上にある）、（ｂ）ユーザの加入サービス（例えば、ケーブル「オンデマンド」コンテンツ、Ｎｅｔｆｌｉｘ（商標）ＩｎｓｔａｎｔＷａｔｃｈコンテンツなど）、および（ｃ）オープンにアクセス可能なインターネットサービス（例えば、Ｈｕｌｕ、Ｆａｎｃａｓｔ、ＴＶ ｎｅｔｗｏｒｋ ｓｉｔｅｓなど）のうちの少なくとも１つを含むことができる。例えば、システムは、番組の説明を助ける番組のエグゼクティブプロデューサーのインタビューを含む番組データを識別することができる。システムは、第２のディスプレイ上の強化番組ガイドの一部として含めるためにこのデータへのリンクを取得することができる。別の例では、番組の俳優および画像の検索取得画像を、例えば、画像ファイルの直接ダウンロードによって、またはユーザに提示する際に画像のダウンロードができる場所のデータによって、強化番組ガイドデータに組み込むことができる。

関連コンテンツ検索モジュールは、関連コンテンツ情報をユーザに提供することができるソースを自動的に探す。ステップ２１０における検索結果に関連付けられた位置情報は、ステップ２１４において、セットトップボックス内のメモリに格納される。あるいはまた、その情報を、クラウドコンピューティング環境におけるメモリに格納することができる。位置情報は、関連コンテンツの場所を識別する。位置情報は、（ａ）Ｆａｎｃａｓｔ上のエピソードへポイントするユニバーサルリソースロケータ（ＵＲＬ）、（ｂ）クリックでオンデマンドコンテンツの再生を可能にするウェブサービスを設けたセットトップボックスへポイントするＵＲＬ、（ｃ）エピソードを記憶し、ストリーミング再生することができるローカルネットワーク共有パスへポイントするＵＲＬ、および（ｄ）ユーザが関連コンテンツをアクセスできるようにする任意の他の識別子のいずれかを含むことができる。本明細書中で使用されるとき、コンテンツがウェブベースであるかどうかに関らず、用語「リンク」を、上記情報を説明するのに用いることができる。後述するように、位置情報を含むリンクは、セットトップボックス１１２を介して、第２のディスプレイにおいてユーザに提示することができる。

関連コンテンツ検索モジュールは、ステップ２１６において、関連コンテンツへのリンクを有する検索結果を表すデータを、セットトップボックス１０２上で稼動しているＵＩディスプレイプロセッサに提供する（図３）。ＵＩディスプレイは、セットトップボックス１０２上で実行するウェブサーバにおいてポイントされる第２のディスプレイ装置１１２で実行されるウェブブラウザの形態であってもよい。ＵＩディスプレイプロセッサ（図３）は、少なくともユーザの１とステップ２１８において、コンテンツプロバイダによって指定される強化番組ガイドのフォーマットに従って、番組に関連する全ての関連コンテンツを含む表示画像を生成する。

別の実施形態においては、強化コンテンツガイドは、ＥＰＧデータの要求（例えば、リモコンの「ガイド」ボタンを押すこと）が含め、ユーザによって生成された制御信号の受信に応答して表示されることがある。この実施形態において、システムは、特定の時間期間の間にチャンネルの範囲に関連付けられた強化コンテンツ情報を表すデータを自動的に照会してデータベースから取得する。取得した強化コンテンツ情報は、第１のディスプレイ装置と第２のディスプレイ装置の少なくとも１つに表示するために、強化コンテンツ情報を含む表示画像を生成するＵＩディスプレイプロセッサ（図３）に提供することができる。システムは、ユーザから受信したナビゲーション信号に応答して、この操作を自動的に繰り返すことができる。したがって、ユーザが第１のディスプレイ装置と第２のディスプレイ装置の少なくとも１つの上で強化番組ガイド情報を通してスクロールするので、システムは、表示されている強化コンテンツガイドを自動的に更新して利用可能なチャンネルと番組の範囲を反映する。

図３は、図１および図２に関連して上述したシステムを実装している典型的なコントローラ３００のブロック図である。コントローラ３００は、図１に示すように、セットトップボックス１０２において具現化されたハードウェアのコンポーネントとすることができる。コントローラ３００は、入力信号３１２を選択的に受信してチューニングするチューナ３１０を含む。入力信号は、モーションピクチャーズエキスパートグループ（ＭＰＥＧ）と呼ばれるフォーマット、または視聴覚データおよび視聴覚データに関連付けられる補助データを符号化して伝送するために使用される任意の他の信号フォーマットで定められるような特定の信号フォーマットでフォーマットされたテレビ放送信号であってもよい。チューナ３１０は、チューニングされた入力信号３１２に付随する任意の補助データをデコードし、デコードされたデータをメモリ３２０に格納する。補助データは、電子番組ガイド（ＥＰＧ）データまたは入力信号３１２を符号化して伝送される他のデータを含むことができる。第１のディスプレイ装置３０５は、チューニングされた入力信号と、入力信号に含まれるＥＰＧデータを含む補助データとのうちの少なくとも１つを表示するためにチューナ３１０に接続されている。

メモリ３２０は、番組コンテンツを記述する際に使用される属性のセットを含むデータベースなどのデータ構造を含んでいる。属性セットを、コンテンツプロバイダ（ケーブル／衛星放送プロバイダ）によって予め定義することができ、チューナ３１０でチューニングすることができる様々な番組を記載する入力信号とともに送信されるコンテンツ特性に対応することができる。メモリ３２０内のデータ構造は、補助データにリストされた各一意の番組を、その補助データから得られる、関連する複数の属性と相関させるのを可能にする。代替的な実施形態において、ＥＰＧ機能用のデータベースの機能は、コントローラ３００の外部に配置することができる。外部データベース（図示せず）は、それぞれ、外部ドライブ用のディスクドライブインタフェース、またはクラウドベースのデータベース用のウェブインタフェースなど、適切なインタフェースを介してコンテンツプロセッサ３２５に接続することができる。

コントローラ３００は、チューナ３１０およびメモリ３２０の双方に接続された属性プロセッサ３１５を更に含む。属性プロセッサ３１５は、補助データを自動的に解析して、チューニング可能で補助データにリストされた一意の番組のセットを識別する。一意の番組識別子は、各一意の番組に割り当てられ、メモリ３２０内のデータ構造に提供されており、それによって、各一意の番組に関連するデータの個々のセットの収集を可能にする。属性プロセッサ３１５は、受け取った補助データを自動的に解析して、番組を記述しかつ属性のセットの少なくとも１つの属性に対応する情報を識別する。メモリ３２０内のデータ構造には、補助データから得られた属性情報を表すデータ値が地頭的に追加される。属性プロセッサ３１５は、一意の番組識別子を使用して属性データを番組にリンクする。属性プロセッサ３１５によって実行される解析と追加は、補助データが実際にユーザに表示される時間枠の前に生じることがあり得る。例えば、補助データが、特定の日の電子番組ガイドデータである場合、メモリ３２０内のデータ構造の解析と追加は、その特定の日に先だつ所定の時刻に起こることがある。あるいはまた、解析と追加は、ユーザからの選択信号の受信に応じて起こる可能性がある。

別の実施形態において、システムは、関連コンテンツを検索するための入力として使用するためにユーザ設定および過去のユーザの挙動のデータを自動的に考慮に入れてもよい。システムは、メモリ３２０に格納され得るユーザのナビゲーションとコンテンツ選択データを含むユーザ行動を自動的に追跡することができる。システムはさらに、他の潜在的な種類のコンテンツソースおよび第２のディスプレイ装置上でユーザに表示される関連コンテンツ情報を識別するために、ユーザ設定およびナビゲーションデータにアクセスすることができる。ユーザ設定や挙動を考慮することにより、属性プロセッサは自動的にメモリ３２０に格納されたデータ構造内の属性のセットを更新することができ、それによって追加の属性データが収集され、関連コンテンツ情報の検索に使用されることが可能となる。例えば、ユーザ指定属性は、システムが検索される関連コンテンツソースの優先順位を設定可能にすることができる。

コンテンツプロセッサ３２５は、チューナ３１０、属性プロセッサ３１５、ユーザインタフェース（ＵＩ）ディスプレイプロセッサ３４０およびメモリ３２０に接続される。コンテンツプロセッサ３２５は、メモリ３２０内のデータ構造に照会して、関連コンテンツ情報および関連コンテンツが保存されるソースのための追加のソースを検索するのに使用することができる属性データを取得する。属性データを検索アルゴリズムにおける検索語として使用して、一意の番組識別子を割り当てた個々の番組それぞれに関する情報を探すことができる。コンテンツプロセッサ３２５は、番組についての情報のためにローカルおよびワイドエリアネットワークの少なくとも１つにわたる検索を開始する。コンテンツプロセッサ３２５によって実行されるコンテンツ情報の検索アルゴリズムは、外部データソース３３５の検索を開始するのにコンテンツプロセッサ３２５に接続されるインターネットインタフェース３３０を必要とする。検索結果を表すデータを、コンテンツプロセッサ３２５によって取得し、メモリ３２０に格納することができる。検索結果データを属性データとは別のデータ構造に格納することができるが、必要なときに関連するデータを迅速かつ容易に検索されるように、一意の番組識別子を介してリンクさせることができる。コンテンツプロセッサ３２５は、メモリ３２０に格納された、取り出された関連コンテンツ情報を解析して、ユーザに表示される強化電子番組ガイドを生成するために使用され得る関連コンテンツのセットを編さんする。

コンテンツプロセッサ３２５はまた、メモリ内の検索結果データを解析する関連コンテンツ検索アルゴリズムを自動的に開始し、検索結果データに記述されている任意のデータ項目に対応するコンテンツのソースファイルについて、少なくとも１つの外部データソース３３５を検索する。本明細書で使用されるとき、外部データソース３３５は、任意の目的のために任意のデータソースを示すために使用される一般的な用語である。例えば、外部データソース３３５は、コンテンツ情報のソース（すなわち、ウィキペディア若しくはＩＭＤＢ．ｃｏｍ）またはコンテンツプロバイダ（すなわち、Ｎｅｔｆｌｉｘ（商標）、Ｆａｎｃａｓｔ．ｃｏｍ）であってもよい。コンテンツの検索を行う際に、コンテンツプロセッサ３２５は、関連コンテンツの場所とコンテンツ情報を含む結果を取得する。コンテンツプロセッサ３２５は、コンテンツの特定の部分の位置情報が得られる任意の項目のためのユーザ選択可能なリンクを自動的に生成する。

コンテンツプロセッサ３２５は、特定の番組の一意の番組識別子に関連付けられる関連コンテンツを表すデータを、ユーザインタフェース（ＵＩ）ディスプレイプロセッサ３４０に提供する。ＵＩディスプレイプロセッサ３４０は、所定のコンテンツガイドフォーマットに従って関連コンテンツを自動的にフォーマットして、そして関連コンテンツを第１のディスプレイ装置３０５とは別個の異なる第２のディスプレイ装置３４５に表示させる。ＵＩディスプレイプロセッサ３４０は、ユーザによって生成された制御信号に応答する。制御信号は、ＵＩディスプレイプロセッサ３４０が第１のディスプレイ装置に電子ガイドデータを表示し、ユーザがチューニングされた利用可能な番組を見ることができるようにするコンテンツガイドナビゲーション命令を含むことができる。この制御信号に応答して、コンテンツプロセッサ３２５は、第１のディスプレイ装置においてユーザによって選択された番組を自動的に識別し、一意の番組識別子を使用して、選択された番組に関連付けられた全ての関連コンテンツ情報をメモリ３２０から取得する。コンテンツプロセッサ３２５は、取得した関連コンテンツ情報を、第２の装置３４５上に表示するための強化ＥＰＧデータフォーマットに従って関連コンテンツを自動的にフォーマットするＵＩディスプレイプロセッサ３４０に提供する。したがって、システムは、有利には、システムが第１のディスプレイ装置に表示された従来のＥＰＧをスクロールするのと実質的に同時に、第２のディスプレイ装置３４５上のユーザインタフェースを適切な強化ＥＰＧデータにより自動的に更新する。

一実施形態において、ＵＩディスプレイプロセッサは、インターネットインタフェース３３０へのフォーマットされたユーザインタフェースを提供することができ、インターネットインタフェース３３０は、ウェブサーバとして機能し、第２の装置３４５上で実行するブラウザが、ユーザのアクセスを可能にするホストされたユーザインタフェースにポイントするのを可能にする。第２の装置３４５に提示されると、ユーザは、興味ある関連コンテンツを閲覧および／または選択するために、リスト上のデータ項目をブラウスし、ナビゲートすることができる。

一実施形態において、図３に記載されているシステムは、ＥＰＧの受信時にメモリ４２０に記憶されるＥＰＧデータ内で識別された全ての番組のコンテンツ情報検索およびコンテンツプロバイダ検索を自動的に実行する。自動検索は、有利には、ネットワーク／閲覧のアクティビティが低減しているときに、システムが所定の間隔で関連コンテンツ情報をデータベースに追加することできるようにする。そして、システムは、ユーザが第１のコンテンツを選択したときに、データベース内のデータで上記の検索アルゴリズムを開始して実行してもよく、それによって強化関連コンテンツのセットをユーザに提供するに必要な時間を低減することができる。

他の実施形態において、システムは一組のユーザに応対する役割のサーバ内に具現化することができる。この実施形態においては、サーバは上記の検索アルゴリズムを実行してデータベースを作成し、そして、ユーザにデータベースへのアクセスを提供して、可能なコンテンツ情報とコンテンツプロバイダのソースの全ての完全な検索を実行するために必要な帯域幅と処理能力を低減する。第１のコンテンツの選択に応じて、セットトップボックスは、関連コンテンツのために、サーバのデータベース内のコンテンツ情報とコンテンツプロバイダの検索を開始するアプリケーションを自動的に実行することができ、そして、強化コンテンツ情報のセットをユーザに提供するために必要な処理能力、帯域幅と時間の量を減らす。

関連コンテンツを識別および取得する上記記載では、テレビ放送番組について説明したが、当業者であれば、本システムの原理をユーザに利用可能な任意の種類のコンテンツに適用することができる。代替の実施形態においては、システムは、ユーザがラジオ番組を聞くことができるように有効にミュージックステーションをチューニングすることができる。この実施形態においては、システムは、関連コンテンツを取得するために、ラジオ番組ガイド情報を解析することでコンテンツを識別し、上記のようにウィキペディア、グーグル、およびファンキャスト以外のコンテンツ情報ソースを検索することができる。そして、システムは、例えば、インターネットラジオ放送サイト、ｉＴｕｎｅｓ Ｓｔｏｒｅ等のユーザがアクセスしている第１のコンテンツの種類に特有なコンテンツプロバイダのソースを検索するであろう。技術はまた、音楽の再生や、ラプソディなどの加入者サービスに関する、またはＡｍａｚｏｎのＭＰ３などの購入サイトに関するユーザの音楽ライブラリにおける関連音楽の場所など、テレビを超えたシナリオにも適用される。

図４は、図１と図３に関して上記したシステムによって実施される例示的なアルゴリズムである。システムは、有利には、インターネットインタフェースを有するコントローラを使用して強化コンテンツガイドを提供する。ステップ４００において、コントローラは、電子番組ガイドデータを受信する。ステップ４０２において、受信した電子番組ガイドデータを解析し、電子番組ガイドに記載されている番組を識別し、識別された番組の少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別する。ステップ４０４において、コンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースは、識別された番組に関連する情報のインターネットインタフェースを使用して、少なくとも１つの番組記述属性を使用して検索される。ステップ４０６において、ユーザインタフェースディスプレイプロセッサは、電子番組ガイドで識別された番組の選択に応じて、ディスプレイ装置の表示のため、識別された番組に関連する情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成する。一実施形態において、ステップ４００からステップ４０６は、電子番組ガイド内に記載された番組ごとに繰り返される。

ステップ４０８において、識別された番組が選択されたことを示す受信した電子番組ガイドデータが第１のディスプレイ装置に表示され、そして生成された強化コンテンツガイドが第１のディスプレイとは異なる第２のディスプレイに表示される。ステップ４０８において説明される表示の実行は実質的に同時に起こり、それによって電子番組ガイドを通じたユーザスクロールを可能にし、番組を強調表示して、従来の電子番組ガイドにおいて選択された番組に対応する強化コンテンツガイドユーザインタフェースを見ることが可能になる。

本明細書に記載された実装は、例えば、方法またはプロセス、装置、またはハードウェアとソフトウェアの組み合わせにて実行されることができる。実装の単一の形態（例えば、方法としてだけ議論されている）の文脈でのみ論じていても、説明した機能の実装も他の形態（例えば、ハードウェア装置、ハードウェアとソフトウェアの装置、またはコンピュータ読取可能媒体）で実施されることができる。例えば、装置は適切なハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアで実施されることができる。方法は、例えば、コンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、またはプログラマブルロジック装置を含め、任意の処理装置を指す、例えばプロセッサなどの装置で実装することができる。処理装置は、例えばコンピュータ、携帯電話、パーソナル／ポータブルデジタルアシスタント（「ＰＤＡ」）、およびエンドユーザとの間で情報の通信を容易にする他の装置などの通信装置をも含む。

さらに、この方法は、プロセッサによって実行される命令によって実施されてもよく、そしてかかる命令は、例えば、集積回路、ソフトウェアキャリアまたは他の記憶装置、例えば、ハードディスク、コンパクトディスク、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、もしくは任意の他の光学的、磁気的、または固体媒体などのプロセッサやコンピュータ読取可能媒体上に格納することができる。前記命令は、上記の媒体のいずれかなどのコンピュータ読取可能媒体上に明白に具現化されるアプリケーションプログラムを形成してもよい。明らかなように、プロセッサは、例えば、コンピュータ読取可能媒体を有する、プロセッサユニットの一部として、プロセスを実施するための命令を含んでもよい。本発明の方法に対応する命令は、実行されるとき、汎用コンピュータを、本発明の方法を実行する特定のマシンに変換することができる。

上記の記載内容は、実施形態の例を含む。もちろん、実施形態を説明するためのコンポーネントまたは方法の考えられる全ての組み合わせを記載することは不可能であるが、しかし当業者は実施形態のさらに多くの組み合わせおよび並べ替えが可能であることを認識することができる。したがって、主題は、添付の特許請求の範囲の精神および範囲内に入る全ての変更、修正および変形を包含することを意図している。さらに、用語「含む」が詳細な説明または特許請求の範囲で使用される範囲に対して、かかる用語「含む」がクレーム中の過渡単語として使用されるときに解釈されようにと用語「備える」と同様に広範囲であることを意図している。

Claims (13)

1. 強化コンテンツガイドを提供する方法であって、前記方法は、インターネットインタフェースおよびコントローラによって実行され、
   ａ）前記コントローラによって、電子番組ガイドデータを受信するステップと、
   ｂ）前記受信した電子番組ガイドデータを解析して、電子番組ガイドにリストされた番組を識別し、および識別された番組の少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別するステップと、
   ｃ）前記インターネットインタフェースを使用して、前記識別された番組に関連する情報について前記少なくとも１つの番組記述属性を使用してコンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースを検索するステップと、
   ｄ）ユーザインタフェースジェネレータによって、前記電子番組ガイドにおける前記識別された番組の選択に応答してディスプレイ装置に表示するために前記識別された番組に関連する前記情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成するステップと、
   を含む、前記方法。
2. 前記電子番組ガイド内の各番組について前記ｂ〜ｄのステップを自動的に繰り返すステップをさらに含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記識別された番組が第１のディスプレイ装置上で選択されていることを示す、前記受信した電子番組ガイドデータを表示するステップと、
   前記第１のディスプレイ装置とは異なる第２のディスプレイ装置に前記生成された強化コンテンツガイドを表示するステップと、
   をさらに含む、請求項１に記載の方法。
4. 前記受信した電子番組ガイドデータを表示するステップ、および生成された強化コンテンツガイドを表示するステップは、実質的に同時に実行される、請求項３に記載の方法。
5. 前記コントローラを介して、前記電子番組ガイドデータ内にリストされた番組のリストをスクロールするステップと、
   前記スクロールの実行中に強調表示された後続の各番組の強化コンテンツユーザインタフェースを自動的に生成して表示するステップと、
   をさらに含む、請求項１に記載の方法。
6. 前記少なくとも１つの番組記述属性に対応する前記識別された番組に関連する情報をメモリ内に格納するステップをさらに含み、前記識別された番組は前記メモリ内の前記関連する情報にリンクされる、請求項１に記載の方法。
7. 前記格納された関連する情報を解析して前記識別された番組に関連するコンテンツを識別するステップと、
   前記解析の実行中に識別されたコンテンツについて前記インターネットインタフェースを使用して複数の外部データソースを自動的に検索するステップと、
   前記強化コンテンツガイドユーザインタフェースに含めるための関連したコンテンツを取得するステップと、
   をさらに含む、請求項６に記載の方法。
8. 強化コンテンツを提供するためのシステムであって、
   電子番組ガイドデータを受信する受信機と、
   コンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースへの通信を提供するインターネットインタフェースと、
   前記受信した電子番組ガイドデータを解析し、前記電子番組ガイドに記載されている番組を識別して前記識別された番組のための少なくとも１つの番組記述属性に対応するデータを識別する属性プロセッサと、
   前記インターネットインタフェースを使用して、前記識別された番組に関連する情報について前記少なくとも１つの番組記述属性を使用してコンテンツ情報の少なくとも１つの外部ソースを検索するコンテンツプロセッサと、
   前記電子番組ガイドにおける前記識別された番組の選択に応じてディスプレイ装置に表示するための前記識別された番組に関連する情報を含む強化コンテンツガイドユーザインタフェースを生成するユーザインタフェースジェネレータと、
   を備えた、前記システム。
9. 前記ユーザインタフェースディスプレイジェネレータは、
   前記識別された番組が第１のディスプレイ装置上で選択されていることを示す前記受信した電子番組ガイドデータを表示し、
   前記第１のディスプレイ装置とは異なる第２のディスプレイ装置上の前記生成された強化コンテンツガイドを表示する、請求項１に記載のシステム。
10. 前記電子番組ガイドデータおよび前記強化コンテンツガイドが実質的に同時に表示される、請求項９に記載のシステム。
11. 前記電子番組ガイドデータにリストされた番組のリストを通したスクロールに応答して、前記ユーザインタフェースジェネレータは、スクロール中に強調表示された後続の各番組のための強化コンテンツユーザインタフェースを自動的に生成して表示する、請求項８に記載のシステム。
12. 前記少なくとも１つの番組記述属性に対応する前記識別された番組に関連する情報を格納するメモリをさらに備え、データ構造が前記識別された番組を前記関連する情報にリンクしている、請求項８に記載のシステム。
13. 前記コンテンツプロセッサは、
    前記格納された関連する情報を解析して前記識別された番組に関連するコンテンツを識別し、
    前記識別されたコンテンツについて前記インターネットインタフェースを使用して複数の外部データソースを自動的に検索し、
    前記強化コンテンツガイドユーザインタフェースに含めるために関連するコンテンツを取得する、請求項１２に記載の方法。

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