JP2013509821A - Wimaxシステムのためのオーセンティケータ移転方法 - Google Patents
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Abstract
Description
− MSが、例えば、現在のページング区域の辺りの重なるサービングネットワークからの受信された通知を分析することによって、MSがローミングして別のASNに入ったことを認識し、したがって、MSの登録されたロケーションを更新する必要があることを知る。代替として、MSは、その新たなASNにアクセスして、セッションを要求することを決定することが可能である。いずれにしても、MSは、その区域内の最も近い基地局に測距要求、RNG−REQを送信する。
− MSからのRNG−REQメッセージが、基地局BSによって受信され、さらに検証される必要がある。その機能を実施するのに、BSは、当該のMSにサービスを提供する現在のアンカオーセンティケータからアクセスセキュリティ鍵AKを要求する必要がある。図2のステップ2に示されるとおり、BSは、通常、この要求を、R6インタフェース(BSとASN−GWの間の)を介してローカルASN−GWに中継し、ローカルASN−GWが、そのMSにそれまでサービスを提供していたASNに関連する現在のアンカされたサービングオーセンティケータ(「以前のオーセンティケータ」を表すpAとして表される)とは区別されるべき、そのMSに関する新たなターゲットオーセンティケータ(「新たなオーセンティケータ」を表すnAとして表される)となる。
− nAが、そのMSが別のASNに登録されていること、およびそのMSのセキュリティ関連付けが、pAにアンカされていることを認識する。図2のステップ3に示されるとおり、nAが、その要求を、R4インタフェースを介してpAに転送する。
− そのMSに関する現在のオーセンティケータが、2つのナンス、Nonce1およびNonce2を生成する。次に、pAが、nAのIDに加えてMSKおよびNonce1を使用して、図2のステップ4でMSKhash1として示されるメッセージ(トークン)移転要求トークンを作成する。この移転要求トークンが、ステップ4で新たなターゲットオーセンティケータnAに送られ、ステップ5で、nAによって、R3/R5インタフェースを介してHAAAに転送される。
− HAAAが、このトークンを、pA(秘密MSKを現在、所有している)がpAのオーセンティケータ責任をnAに移すことに合意したことの証明として検証する。
− また、HAAAは、ローカルポリシーを確認して、nAが、現在のMSセッションに関してオーセンティケータ責務を実行することを許可されており、さらに同一のMSKを受信するのに十分なだけ信頼されていることを検証する。そうである場合、ステップ6で、HAAAは、現在アクティブのMSKをnAに送信する。
− MSKを受信すると、nAは、受信されたMSKおよびNonce2を使用して移転許可トークン、MSKhash2を計算する。次に、ステップ7で、トークン、MSKhash2は、nAが現時点でMSKを所有していること、およびHAAAがオーセンティケータ移管を許可していることの証明としてpAに送信される。
− ステップ8で、AuthRelocFinRespメッセージが、ステップ7のメッセージによって開始されたトランザクションを閉じる。事実上、AuthRelocFinRespメッセージは、pAが、MSKHash2を検証し、承認し、MSKHash2に満足し、さらにMSKHash2を、AAA許可を有するnAが現時点で有効なMSKを所有していることの証明として扱うことを、nAに知らせる。つまり、オーセンティケータ移転は、現時点で終了されることが可能である。
− pAからのその後のアカウンティング停止(ステップ9)、およびnAからのアカウンティング開始(ステップ11)は、オーセンティケータ移転が正常に完了したことをHAAAに通知する。
− Nonce1とNonce2がともに、同一のエンティティpAによって乱数として生成され、鮮度に関して他のいずれのネットワークエンティティによっても検証され得ない。つまり、nAとHAAAのいずれも、提示されたランダムなNonce1またはNonce2が以前に使用されていないことを検証することができない。したがって、オーセンティケータ移転トランザクションに関してリプレー保護の保証が存在しない。その結果、不正なASN−GWが、HAAAに対する要求の中で移転要求トークンを繰り返して、MSが他のどこかでサービスを受けている場合でさえ、MSKを受信することが可能である。MSKを所有していることは、そのような不正なASN−GWがMSセッションを盗聴することを許し、さらに別のシステムにおいてサービスを拒否することさえ許す。
− 前述した従来技術のプロトコルは、R4インタフェースがトランスポート層セキュリティ対策によって保護されていて、その結果、pAオーセンティケータおよびnAオーセンティケータは、それぞれのオーセンティケータのIDを偽装すること、またはスプーフィングすることができないものと想定する。不正なASN−GWは、pAとnAの間の中間者R4エンティティとして自らを挿入し、移転要求トークンをキャッシュし、MSKを獲得するために後の時点でその移転要求トークンを再使用することができるので、この想定には保証がない。
− 複数のASNにおいて同一のMSKを再使用することは、セキュリティが損なわれたASN−GWが、現在のMSトラフィックだけでなく、MSK有効性の期間全体にわたって当該のMSのすべての以前のデータおよび将来のデータを解読することができるので、MSK脆弱性の範囲を増大させる。
− ステップ3aで、増え続けるカウンタに基づく新たな変数、Counter1が、Nonce2とともに、pAにおいて生成されて(ランダムなナンス、Nonce1の代わりとして)移転要求トークンが作成される。
− 有利には、そのようなカウンタは、WiMAX/IEEE802.16eシステムにおいて既に存在し、さらにそのようなカウンタは、標準[WMF−T33−001−R010v04_Network−Stage3−Base]のセクション4.3.4において説明されるCMAC_KEY_COUNTカウンタとして定義される。このCMAC_KEY_COUNTは、現在、無線インタフェース上で管理メッセージのリプレー保護のために使用されており、さらにMS(CMAC_KEY_COUNTM)およびアンカオーセンティケータpA(CMAC_KEY_COUNTN)によって保持される。CMAC_KEY_COUNTMは、MSによってサービング基地局に送信される物理的アタッチメントメッセージ(RNG−REQ,LU−REQ)の中に含められる。
− このCMAC_KEY_COUNTMは、図3および図4のステップ2トランザクション中にR6インタフェースを介して、サービングBSによってnAに転送され、ステップ3でR4インタフェースを介して、nAによってpAに中継される。通常の動作において、pAは、受信されたCMAC_KEY_COUNTMをローカルで保持されるCMAC_KEY_COUNTNと比較し、大きい方の値を、CMAC_KEY_COUNTNのアクティブ値として選択する。
− 次にステップ3aで、pAが、CMAC_KEY_COUNTNを、移転要求トークンを計算する際のCounter1パラメータとして使用することが可能である。
− ステップ3bに示されるとおり、MSKの値、Counter1、Nonce2、pA−ID、およびnA−IDが、移転要求トークンの計算に含められて、移転トランザクションに関与するエンティティの適切な結合が確実にされる。この対策は、不正なASN−GWによる可能なIDスプーフィングを防止する。
− ステップ4で、移転要求トークン、pA−ID、nA−ID、Counter1、およびNonce2が、新たなオーセンティケータnAに送られ、さらにステップ5で、nAによってHAAAに転送される。
− HAAAが、WiMAX標準[WMF−T33−001−R010v04_Network−Stage3−Base]のセクション4.3.4で規定される要件に応じて、EAP認証が成功した時点で、CMAC_KEY_COUNTNが値1にリセットされ、さらにMSがネットワークに入ることに成功するごとにインクリメントされることを認識する。また、HAAAは、本発明の方法に従って、pAが、Counter1値を、次の再認証まで、1より大きくなければならず、さらにCounter1のそれまでに受信されたいずれの値よりも大きくなければならないCMAC_KEY_COUNTNの現在の保持される値と等しく設定することも認識している。この確認に違反は、移転要求トークンのリプレーを示し、拒否されなければならない。
− 前のセクションの試験に照らしてCounter1の値を評価した(ステップ5aで)後、Counter1値が許容できると判明して、HAAAがその移転要求トークンを検証する(ステップ5bで)。
− 図3に示される実施形態において、HAAAが、ステップ5cに示されるとおり、鮮度パラメータとしてCounter1を使用することによって、MSK’として表されるMSKの新鮮なバージョンを生成して、MSK’を、MSKとCounter1のハッシュとして生成する。
− 次にステップ6で、MSK’が、HAAAからnAに送られる。
− ステップ6aで、nAが、MSK’を使用して移転許可トークンを計算し、このトークンを、MSK’を所有していることの証明としてpAに戻す(ステップ7で)。
− ステップ7aで、pAが、移転許可トークンを評価し、ステップ7bで検証し、ステップ8でオーセンティケータ移転を完了させる。
− ステップ9のトランザクションで、物理的アタッチメントまたはロケーション更新が完了し、さらにMSKがリフレッシュされたことを示すオーセンティケータ移転標識(ARI)が、MSに送信される。この通知を使用して、MSは、MSKを、MSKの現在の値、およびCMAC_KEY_COUNTMを鮮度パラメータとして使用してMSKを再計算する。
− CMAC_KEY_COUNTMの値が、pAにおいて保持されるCMAC_KEY_COUNTNより小さかった場合、MSは、ネットワークに受け付けられていないことに留意されたい。CMAC_KEY_COUNTMが、それまでに保持されていたCMAC_KEY_COUNTN以上であった場合、pAは、MSによって最初に報告されたCMAC_KEY_COUNTMと同期しているようにpAのCMAC_KEY_COUNTNを更新している。したがって、MS、pA、およびHAAAにおけるCMAC_KEY_COUNTの値は、この時点で完全に同期されている。その結果、MS、pA、およびHAAAによって計算されるMSK’は、同一である。
− pAからのその後のRADIUSアカウンティング停止(ステップ10)、およびnAからのアカウンティング開始(ステップ11)が、オーセンティケータ移転が完了したことをHAAAに示す。
− この時点で、MS、HAAA、およびnAは、新たなMSK=MSK’がアクティブであると宣言することができ、pAは、古いMSKを削除することができる。
− 図4に示される代替の実施形態において、本発明の動作は、新たなMSKの生成なしに進められる。このため、この実施形態の場合、HAAAは、MSKの新鮮な値、MSK’を生成すること(図3のステップ5cに示される)はせず、代わりに、現在の有効なMSKをnAに戻す(図4のステップ6)。
− ステップ6aで、nAが、そのMSKを使用して移転許可トークンを計算し、ステップ7で、このトークンを、MSKを所有していることの証明としてpAに戻す。
− ステップ7aで、pAが、移転許可トークンを評価し、ステップ7bで検証し、ステップ8でオーセンティケータ移転を完了させる。
− ステップ9のトランザクションで、MSKの変更なしに物理的アタッチメントまたはロケーション更新が完了したことを通知する測距応答RNG−RSPが、MSに送信される。
Claims (15)
- トークンを2つ以上の変数の関数として形成し、変数のうち1つがカウンタ値であること、
認証エンティティにおいてトークンを評価して、トークンに関連付けられた要求の有効性を判定することを備える、認証のための方法。 - 2つ以上の変数の別の変数がマスタセッション鍵(MSK)である、請求項1に記載の方法。
- カウンタ値が、関連付けられたエンティティから供給され、さらに認証以外の機能のために最初に生成される、請求項1に記載の方法。
- 第2のMSKが、カウンタ値およびMSKの関数として生成される、請求項2に記載の方法。
- トークンが、第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに送信される、請求項2に記載の方法。
- 第1の認証エンティティが、認証されたユーザを相手に現在の関係を有し、さらにトークンを送信することが、認証されたユーザが、第2の認証エンティティを相手に認証関係を確立するように移動すると行われる、請求項5に記載の方法。
- 第2の認証が、受信されたトークン、および第2の認証のIDの表示を認証サーバに送信する、請求項5に記載の方法。
- 認証サーバが、認証のためにトークンを評価し、さらにトークンを認証すると、第1の認証エンティティに転送するための第2のトークンを生成する、請求項7に記載の方法。
- 第2のトークンが、カウンタ値およびMSKの関数として生成される、請求項8に記載の方法。
- 第2のトークンが、カウンタ値および第2のMSKの関数として生成される、請求項8に記載の方法。
- ユーザに関する認証関係が、第1の認証エンティティにおいて第2のトークンが評価されると、第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに移される、請求項8に記載の方法。
- ユーザに関する認証関係を第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに移すための方法であって、
第1の認証エンティティにおいて、第1のトークンをマスタセッション鍵(MSK)およびカウンタ値の関数として生成すること、
第1のトークンを第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに送信すること、
第1のトークンを第2の認証エンティティから認証サーバに、第2の認証エンティティのIDの標識と一緒に送信すること、
認証サーバにおいて認証のために第1のトークンを評価し、さらに第1のトークンを認証すると、第1の認証エンティティに転送するために第2のトークンを、MSKおよびカウンタ値の関数として生成すること、
第1の認証エンティティにおいて第2のトークンを評価し、さらにユーザに関する認証関係を第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに移すことを備える、方法。 - カウンタ値が、関連付けられたエンティティから供給され、さらに認証以外の機能のために最初に生成される、請求項12に記載の方法。
- ユーザに関する認証関係を第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに移すための方法であって、
第1の認証エンティティにおいて、第1のトークンをマスタセッション鍵(MSK)およびカウンタ値の関数として生成すること、
第1のトークンを第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに送信すること、
第1のトークンを第2の認証エンティティから認証サーバに、第2の認証エンティティのIDの標識と一緒に送信すること、
認証サーバにおいて認証のために第1のトークンを評価すること、
認証サーバにより、第2のMSK値をMSKおよびカウンタ値の関数として生成すること、
認証サーバによって第1のトークンが認証されると、第1の認証エンティティに転送するために第2のトークンを、第2のMSKおよびカウンタ値の関数として生成すること、
第1の認証エンティティにおいて第2のトークンを評価し、さらにユーザに関する認証関係を第1の認証エンティティから第2の認証エンティティに移すことを備える、方法。 - カウンタ値が、関連付けられたエンティティから供給され、さらに認証以外の機能のために最初に生成される、請求項14に記載の方法。
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