JP2013508084A - 湿式シェービング器具のための潤滑剤箱 - Google Patents

湿式シェービング器具のための潤滑剤箱 Download PDF

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Abstract

本発明の一態様によると、潤滑剤箱が、第1の部分と、シェービング補助物質材料と、第2の部分とを含む。潤滑剤箱の第の1部分は、協働してキャビティを形成する皮膚係合面及び少なくとも1つの側壁を有する。皮膚係合面は、そこを通る少なくとも2つの穴を含む。随意的に、一連の層のキャビティ内に分散されるシェービング補助物質材料は、キャビティ内に超音波圧縮される。潤滑剤箱の第2の部分は、キャビティが実質的に閉鎖されるように、第1の部分に取り付けられる。通常の使用中にシェービング補助物質材料が膨張するのを可能にするように、キャビティにおいてシェービング補助物質と潤滑剤箱の第2の部分との間に間隙が存在する。皮膚係合面は、ブレードのシェービング面に対して斜めになっている。
【選択図】図8

Description

本発明は、一般に、湿式シェービング器具一般のための潤滑剤箱(lubrication box)に関し、より具体的には、シェービング中に潤滑剤をもたらす、機械的に組み立てられた潤滑剤箱に関する。
(関連出願の相互参照)
本出願は、その全体が引用により本明細書に組み入れられる、2009年10月20日に出願された米国特許仮出願第61/253,104号に基づく利益を主張する。
湿式シェービング器具は、一般に、レーザ・カートリッジとしても知られるシェービング・カートリッジと、ハンドルとから成る。シェービング・カートリッジは、ハンドルに固定的に又はピボット運動可能に取り付けることができる。さらに、数回使用した後に、同じハンドル上で、使用済みのシェービング・カートリッジを新しいシェービング・カートリッジと交換できるように、シェービング・カートリッジをハンドルに取り付けることができる。こうしたハンドル及びシェービング・カートリッジは、「システム式レーザ」と呼ばれることが多い。代替的に、通常の使用中に、シェービング・カートリッジをハンドルから取り外すことを意図せず、シェービング・カートリッジを使い終えると、シェービング器具全体を廃棄し、今廃棄したシェービング器具の代わりに全く新しいシェービング器具を使用するように、シェービング・カートリッジをハンドルに取り付けることもできる。こうしたシェービング器具は、「使い捨てレーザ」と呼ばれることが多い。
シェービング・カートリッジは、一般に、ガードと、キャップと、少なくとも1つのブレードとを含む。従来技術のガードは、ブレードの前方に配置され、ブレードにあたる前に皮膚を平らにする、及び/又は、予め伸長する役割を果たす。従来技術のキャップは、ブレードの後方に配置されることが多く、皮膚を剃った後に皮膚を平らにするのに加えて、剃ったばかりの皮膚に潤滑剤及び/又は他のシェービング補助物質を与えることもできる。一般的に、潤滑剤及び/又は他のシェービング補助物質は、キャップに取り付けられた潤滑ストリップによって与えられる。
多くの場合、これらの潤滑ストリップは、2つの成分を、すなわち、水不溶性マトリクス全体にわたって分散される水溶性成分を利用する。水不溶性マトリクスは、通常の使用中に潤滑ストリップの完全性を維持し、水溶性成分が、通常のシェービングの際に存在する水に溶解するのを可能にする。ひとたび水に溶解すると、水溶性シェービング補助物質は、剃られる表面の上に浸出し、シェービングの利点をもたらす。これらの潤滑ストリップは、典型的には、湿式シェービング用レーザ・カートリッジに付着されるか、又は機械的に締結される。
これらの形態の潤滑ストリップには、欠点がある。まず、最初の数回のシェービングの際に、シェービング補助物質が余分に浸出する傾向がある。しかしながら、水溶性シェービング補助物質の量は、その後のシェービングのたびに少なくなって消失し、多くの場合、レーザ・カートリッジの他の成分がより長く残ることになる。従って、最後の数回のシェービングでは、剃られる表面に対して十分な潤滑剤が与えられない。さらに、現在の不溶性マトリクスは、全てのシェービング補助物質の完全な浸出を可能にするものではなく、従って不経済である。
Tsengに付与された特許文献1(以下、特許文献1と称する)のような、潤滑要素を埋め込んだ他の湿式シェービング用レーザは、水溶性コアが水不溶性シースと共に共押出しされる、共押出しコア及びシース構成を教示する。特許文献1のシース部分は、通常のシェービング中に、溶解したコア材料が浸出する穴を含む。しかしながら、特許文献1、及び類似の潤滑装置にも欠点がある。これらの欠点として、とりわけ、共押出し/共成形製造プロセスに起因する制限された可撓性、シェービング補助物質の有効成分を劣化させる傾向がある、押出し及び成形プロセスに必要とされる高い温度及び圧力、並びに、通常の使用中にコアが膨張した場合に共成形/共押出し構成が重大な問題をもたらすという事実が、挙げられる。
さらに、潤滑剤送達装置においては、快適さが問題になり得る。浸食され得る表面を有する装置においては、表面が粗くなること又は不均一に摩耗することがある。
米国特許第5,711,076号明細書
従って、本発明の目的は、潤滑剤、及び潤滑剤の有効性及び平均寿命を向上させる作製方法を提供することである。
本発明の第1の態様によると、潤滑剤箱が、第1の部分と、シェービング補助物質材料と、第2の部分とを含む。潤滑剤箱の第1の部分は、協働してキャビティを形成する皮膚係合面及び少なくとも1つの側壁を有する。第1の部分の皮膚係合面を通って延びる少なくとも2つの穴がある。シェービング補助物質材料は、該シェービング補助物質材料が皮膚係合面内の穴の少なくとも1つ及びキャビティの少なくとも一部を少なくとも部分的に満たすように、キャビティ内に超音波圧縮される(すなわち、超音波によりコンパクト化される)。潤滑剤箱の第2の部分は、キャビティが実質的に閉鎖されるように、第1の部分に取り付けられる。通常の使用中にシェービング補助物質材料が膨張するのを可能にするように、キャビティにおいてシェービング補助物質と潤滑剤箱の第2の部分との間に間隙が存在する。潤滑剤箱は、2つ又はそれ以上のブレードを有するレーザ・カートリッジのフレームに直接又は間接的に取り付けられる。一連のブレードの先端縁が、概ね平坦なシェービング面を定める。潤滑剤箱の皮膚係合面は、カートリッジのシェービング面に対して斜めになっている。
本発明の別の態様によると、皮膚係合面の少なくとも一部は、前後に及び/又は左右に湾曲している。
本発明の更に別の態様によると、皮膚係合面は、カートリッジのシェービング面に対して角度が付けられている。幾つかの実施形態においては、皮膚係合面は、30度まで上方に角度が付けられている。他の実施形態においては、皮膚係合面の少なくとも一部が、30度まで下方に角度が付けられている。
本発明のこれら及び他の態様は、本明細書で開示される本発明を実施する装置及び方法によって達成される。本発明は、与えられる詳細な説明及び図面を照らして、当業者により明らかになるであろう。
本発明の湿式シェービング・カートリッジの1つの実施形態の正面図を示す。 本発明の湿式シェービング・カートリッジの別の実施形態の正面図を示す。 本発明の湿式シェービング・カートリッジの更に別の実施形態の正面図を示す。 本発明の湿式シェービング・カートリッジの更に別の実施形態の正面図を示す。 レーザ・ハンドル上の図1のカートリッジの線II−IIに沿った断面図を示す。 本発明の潤滑剤箱の1つの実施形態の等角図を示す。 シェービング補助物質の第1の層を内部に有する、図3の潤滑剤箱の第1の部分の線IV−IVに沿った断面図を示す。 図4の潤滑剤箱の第1の部分内のシェービング補助物質の第2の層の線IV−IVに沿った断面図を示す。 図4Aの潤滑剤箱の第1の部分内のシェービング補助物質の第3の層の線IV−IVに沿った断面図を示す。 図4Aの潤滑剤箱の第1の部分に取り付けられた潤滑剤箱の第2の部分の1つの実施形態の線V−Vに沿った断面図を示す。 図3の潤滑剤箱の第2の部分の別の実施形態を示す。 図3の潤滑剤箱の第2の部分の更に別の実施形態を示す。 潤滑剤箱を作製する方法のステップを示す。 潤滑剤箱を作製する方法の別のステップを示す。 潤滑剤箱を作製する方法の更に別のステップを示す。 潤滑剤箱を作製する方法の更に別のステップを示す。 潤滑剤箱を製造する方法の更に別のステップを示す。 潤滑剤箱を製造する方法の更に別のステップを示す。 皮膚係合部分がブレードのシェービング面に対して角度が付けられた、図1Bの潤滑剤箱の更に別の実施形態を示す。 皮膚係合部分が前後に湾曲された、図1Bの潤滑剤箱の更に別の実施形態を示す。 皮膚係合部分が左右に湾曲された、図1Bの潤滑剤箱の更に別の実施形態を示す。
図1、図1A、図1B及び図1Cを参照すると、本発明のシェービング・カートリッジ102の幾つかの実施形態が示されている。本発明のシェービング・カートリッジ102は、少なくとも1つのフレーム104と、少なくとも1つのレーザ・ブレード106と、潤滑剤箱108とを含む。
本発明のシェービング・カートリッジ102は、ハンドル10(例えば、図2を参照されたい)と共に用いられることが多い。ハンドル10は、ピボット運動可能に、又は、固定的に、シェービング・カートリッジ102に接続される。ハンドル10は、いずれかの好適な方法で、シェービング・カートリッジ102に接続することができる。例えば、使い捨て湿式シェービング器具において周知であるように、ハンドル10をレーザ・カートリッジ102に恒久的に接続することができる。代替的に、システム式湿式シェービング器具において周知であるように、ハンドルをシェービング・カートリッジから選択的に取り外すことができる。ハンドル10は、いずれかの好適な材料で作製することができ、かつ、典型的には、シェービング中にエンド・ユーザにより保持しやすいように、人間工学的に成形される。
本発明のシェービング・カートリッジ102は、フレーム104と、少なくとも1つのブレード106とを含む。1つ又はそれ以上の別個の部品で作製することができるフレーム104は、典型的には、レーザ・ブレード106(以下に説明される)を収容するような大きさにされた開口部105を形成する。図1に示されるもののような幾つかの実施形態において、フレーム104は、ブレード106の前方にガード12を含む。これらの実施形態において、ガード12は、当技術分野において知られるいずれかの好適なタイプのものとすることができる。
フレーム104は、いずれかの好適な材料で作製することができる。成形ポリマー材料又はプラスチックが、最も有効であることが分かっている。フレーム104はまた、多くの場合、ハンドル10に恒久的に接続されるか又はコネクタ(図示せず)を含むので、ユーザは、カートリッジをハンドル10との間で選択的に着脱することができる。
ガード12は、一般に、ブレード106の前方のフレーム上に長さ方向に配置され、かつ、外側皮膚係合面14を含む。ガード12は、当業者には周知のいずれかの好適な材料(例えば、ゴム)で作製することができ、通常のシェービング中に皮膚と接触したときに屈曲する、1つ又はそれ以上の突起部16のような付加的な要素を含むことができる。ガード12は、一般に、皮膚が鋭利なブレード先端部22にあたる前に、皮膚を伸長し、平らにし、及び他の方法で準備する。ガード12は、当技術分野において周知であり、従って、本発明がいずれかの特定のタイプのガード12と共に用いるように限定されるものではないことを指摘する以外、本明細書ではこれ以上詳細に議論されない。
フレーム104内の開口部105は、内部に配置されたレーザ・ブレード106を収容するような大きさにされ、そのように成形される。いずれの適切な数のブレード106(例えば、1、2、3、4、5、6、又はそれ以上)をフレーム104の開口部105内に配置してもよい。一般に、開口部105は、より多くのブレード106を有するシェービング・カートリッジ102ではより大きく、より少ないブレード106を有するシェービング・カートリッジ102ではより小さい。各々のブレード106は、一般に平坦であり、長さ18及び幅20を定め、かつ、シェービングのために鋭利なブレード先端部22に適切に角度が付けられるように、フレーム104の開口部105内に配置される。1つより多いブレード106を有する実施形態において、ブレード106は、一般に、フレーム104の前部58と後部60との間に、互いに対して平行に配置される。ブレード106の各々は、その対向する側においてブレード106の長さに沿って延びる前側24及び後側(図示せず)を有する。鋭利なブレード先端部22は、前側24上で、ブレード106の幅20の少なくとも一部に沿って延びる。各々のブレード106は、各々のブレード106の鋭利なブレード先端部22が実質的にシェービング面の近くに配置されるように、フレーム104上に配置される。換言すれば、各々のブレード106の鋭利なブレード先端部22は、実質的に、シェービング面と連続していても、シェービング面より僅かに上又は僅かに下であってもよい。さらに、各々のブレード106は、鋭利なブレード先端部22が、通常のシェービング中に遭遇する力の下で、シェービング面に対して移動可能であるように、フレーム104上に取り付けることができる。例えば、幾つかの実施形態においては、鋭利なブレード先端部22は、シェービング・カートリッジ102が静止状態であるときに、シェービング面の上に配置することができるが、通常のシェービング中にブレード106上に力がかかると、シェービング面の下の位置に撓むことができる。シェービング面に対する各々のブレード106の位置は、シェービング面に対する他のブレード106の各々の位置とは独立している。
典型的には、ブレード106は、可撓性材料で作製され、通常のシェービング中、ブレード106の屈曲を防止する又は少なくとも幾分抑制するように、フレーム104内に支持される。ブレード106を支持するための幾つかの方法は、当技術分野において周知である。例えば、幾つかの実施形態においては、各々のブレード106は、剛性支持構造をブレード106に与える湾曲したブレード支持部(例えば、図2を参照されたい)に溶接することができる。
例えば、本発明の1つの実施形態による図3、図4、図4A及び図4Bを参照すると、潤滑剤箱108が、第1の箱部分28と、シェービング補助物質30と、第2の箱部分32とを含む。本発明の潤滑剤箱108の1つの実施形態が、図2におけるフレーム104から分離された状態で示される。潤滑剤箱108は、フレーム104に直接又は間接的に取り付けられる。例えば、図1に示されるように、潤滑剤箱108は、ブレード106の後部に配置することができる。或いは、図1Aに示されるように、他の実施形態においては、潤滑剤箱108をブレード106の前方に配置することができる。さらに別の実施形態においては、図1Bに示されるように、潤滑剤箱108をブレード106の前後に配置することができる。また、さらに別の実施形態においては、図1Cに示されるように、潤滑剤箱108は、ブレード106を実質的に囲むことができる。
潤滑剤箱108の第1の部分28の1つの実施形態を図3に見ることができる。第1の部分28は、皮膚係合面34と、皮膚係合面34から延び、キャビティ40を生成する少なくとも1つの側壁36とを含む。皮膚係合面34は、いずれかの好適な形状及びサイズのものとすることができ、キャビティ内に延びる少なくとも2つの穴38を含む。図1、図1A、及び図1Bに示されるように、皮膚係合面34は、概ね矩形とすることができ、幅は約3mmであり、長さは約40mmである。代替的に、図1Cに示されるように、皮膚係合面34は、シェービング・カートリッジ102が通ることができる中央穴を有する概ね楕円形とすることができる。しかしながら、本発明は、図示され開示される形状及び/又はサイズに限定されるものではなく、設計者に適したいずれの形状のものにしてもよい。同様に、少なくとも2つの穴38は、設計者の必要性及び要求に応じて、いずれの好適なサイズ及び形状のものとしてもよい。図面では少なくとも2つの穴38が、単一の列で示されるが、複数の列を含むいずれかの好適なパターン、並びに対称的及び非対称的パターンで配置することができる。第1の部分28は、これらに限定されるものではないが、プラスチック、金属及びゴムを含むいずれかの好適な材料で作製することができる。第1の部分28全体は、単一の材料片から作製された一体部品であることが好ましいが、本発明はそのように限定されるものではない。例えば、図示されないが、皮膚係合面34は、側壁36とは異なる材料で作製することができる。
側壁36は、皮膚係合面34から延びて、キャビティ40を生成する。図示のように、例えば、図1−図1Cにおいて、側壁36は、皮膚係合面34に対して概ね直角に延びることができるが、当業者であれば、本発明はそのように限定されるものではないことを認識する。例えば、皮膚係合面34は、滑らかな曲線を介して側壁36内に穏やかに移行することができるので、通常のシェービング中に潤滑剤箱108の縁部がユーザの皮膚へ向かって穏やかに平らになる。側壁36は、設計者の必要性及び要求に応じて、いずれの好適な高さのものとすることができる。図2及び図3に示されるように、側壁36は、高さが約4mmであり、少なくとも2つの穴38の容積を含まずに、約480mm3の容積を有するキャビティ40を生成する。
シェービング補助物質の第1の層50は、該シェービング補助物質の第1の層50がキャビティ40の少なくとも一部にコンパクト化されるように、潤滑剤箱108の第1の部分28内に超音波により圧縮され、好ましくは、該シェービング補助物質の第1の層50の一部が穴38の少なくとも1つを実質的に満たすようにコンパクト化される。シェービング補助物質の第1の層50が穴38の全てを実質的に満たすことが、さらにより好ましい。また、シェービング補助物質の第1の層50が穴38の全てを完全に満たすことが最も好ましい。シェービング補助物質30は、一般に、固体の形状で(例えば、粉で)加えられ、超音波により圧縮されて、キャビティ40及び穴38の内部形状にほぼ合致する単一の固形物を形成する。材料のコンパクト化により、シェービング補助物質の第1の層50はさらに、摩擦により所望の位置(すなわち、少なくとも穴38の一部及び穴38に隣接したキャビティ40の一部の中)に固定される。
シェービング補助物質30は、100%水溶性のシェービング補助物質材料を含むことが好ましいが、水不溶性のシェービング補助物質材料も許容可能である。例えば、シェービング補助物質30は、シェービング性能を高めるいずれの物質を含んでもよい。シェービング補助物質30は、例えば、シェービングの快適さを向上させる(例えば、皮膚を潤滑にすることにより、シェービング効率を向上させ、髭を調整し、又は皮膚を調整する)。適切なシェービング補助物質30の例は、ポリエチレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルイミダゾリン、ポリヒドロキシエチルメタクリレート、ポリビニルアルコールのような、滑らかな水溶性ポリマーを含む。好ましい滑らかな水溶性ポリマーは、ポリエチレンオキシドである。より好ましいポリエチレンオキシドは、好ましくは約100,000から8百万まで、最も好ましくは約300,000から5百万までの分子量を有する。最も好ましいポリエチレンオキシドは、約5百万の平均分子量を有する約40%から80%までのポリエチレンオキシドと、約300,000の平均分子量を有する約20%から60%までのポリエチレンオキシドとの配合物を含む。
ポリエチレンオキシド配合物は、可塑剤を有利に含むこともできる。可塑剤の使用により、その分子量を実質的に低減させずに、超音波による圧縮中にポリエチレンオキシドの流動性を生み出すための処理時に、実質的により低い温度を用いることが可能になる。好ましい可塑剤は、特に、分子量が400から20,000までの間であるポリエチレングリコール、特に、分子量が400から4,000までの間である水溶性ポリプロピレングリコール、エチレン及びプロピレンオキシドの水溶性コポリマー、水溶性アルキルフェノールエトキシレート、グリセリン、ソルビトール、並びに水である。特に好ましい可塑剤は、プロピレングリコール及び9モルのエチレンオキシドを有するオクチルフェノールエトキシレートである。
シェービング補助物質30に対する付加的な成分は:
A.例えば、マイクロカプセル化シリコーン油など、皮膚係合要素と皮膚との間の摩擦力を低減させるための潤滑剤
B.例えば、非イオン性ポリアクリルアミド、及び/又は、「グアーガム」のような植物性材料に由来する天然多糖類など、皮膚係合要素と剃る人の顔との間の抗力を低減させるいずれかの付加的な作用物質、
C.毛の化学的構造を改変し、少なくとも1つのレーザ・ブレード106が非常に容易に頬髭を通過するのを可能にする作用物質(例えば、脱毛剤が一例である)、
D.例えば、シリコンポリエチレンオキシドブロックコポリマー、及び、ラウリル硫酸ナトリウムなど、シェービング中に皮膚係合要素から頬髭及び皮膚片をより容易に洗浄するのを可能にする洗浄剤、
E.殺菌のため又は皮膚の損傷及び擦り傷を修復するための薬剤、
F.皮膚を柔らかくし、滑らかにし、調整し、又は改善するための化粧剤、
G.傷及び切り傷から生じる出血を抑える血液凝固剤、
H.血管を収縮させ、これにより、シェービング中に炎症を起こした皮膚から滲出し得る、リンパ液のような体液の流れを止めるための収斂剤、
を含むことができる。
シェービング補助物質の付加的な層54を、潤滑剤箱の第1の部分28のキャビティ40に加えることができる。幾つかの実施形態において、設計者は、潤滑剤箱102内に含まれる後続の層54を、量及び/又は化学組成が前の層と同一でない場合には、概ね同じになるように選択することができる。しかしながら、1つ又はそれ以上の態様において、設計者は、後続の層54が前の層とは異なることを好み得る。例えば、後続の層54は、前の層と量、化学組成、及び/又は色が異なるように設計することができる。このような変更を用いて、様々なシェービングの利点をユーザに与えることができ、及び/又は、例えば潤滑剤箱108が使用できる耐用年数に達しそうであることをユーザに知らせることができる。
図5、図5A及び図5Bに示されるように、潤滑剤箱の第2の部分32が、潤滑剤箱の第1の部分28に取り付けられ、シェービング補助物質30を内部に実質的にカプセル封入している。潤滑剤箱の第2の部分32が潤滑剤箱の第1の部分28の側壁36及び皮膚係合面34によって形成されるキャビティ40の開放端を実質的に覆うのであれば、潤滑剤箱の第2の部分32はいずれの好適な形状及びサイズのものであってもよい。さらに、潤滑剤箱の第2の部分32は、シェービング補助物質30と潤滑剤箱の第2の部分32の内面44との間に間隙が存在するように成形されることが好ましい。空隙42は、濡れたときにシェービング補助物質30が膨張するための空間を与える。さもなければ、シェービング補助物質30の膨張により、過量のシェービング補助物質30が少なくとも2つの穴38から出ていき、及び/又は、潤滑剤箱の第1の部分28及び/又は第2の部分32が互いに分離し、変形し、及び/又は割れることがある。
潤滑剤箱の第2の部分32は、いずれの材料から作製することもできるが、多くの場合、材料は、プラスチック、金属又はゴムで作製されることが好ましい。潤滑剤箱の第2の部分32は、いずれかの好適な方法で、潤滑剤箱の第1の部分28に取り付けることができる。潤滑剤箱の2つの部分28、32を取り付けるのに最も適した方法は、用いられる材料のタイプによって決まることが多い。例えば、潤滑剤箱の2つの部分28、32を互いに超音波溶接することは、例えば潤滑剤箱の2つの部分28、32がプラスチック材料から作製されているときに特に有用性があることが分かっている。しかしながら、本発明は、それに限定されるものではなく、潤滑剤箱の2つの部分28、32をのり付けすること、又は他の方法で互いに結合することができる。さらに、幾つかの実施形態においては、物理的な接続(例えば、雄型/雌型コネクタ、圧入)が適している。
シェービング補助物質30と潤滑剤箱の第2の部分32との間の間隙のサイズは、これらに限定されるものではないが、潤滑剤箱108のサイズ、及び、キャビティ40に加えられるシェービング補助物質30の量を含む多数の要因によって決まる。場合によっては、潤滑剤箱の第1の部分28又は第2の部分32を通る小さい穴55(例えば、図5Bを参照されたい)が、通常の使用中に、潤滑剤箱108の内部の過度な圧力の蓄積を緩和する助けとなり得る。
幾つかの実施形態において、特に図5Aを参照すると、潤滑油箱の第2の部分32は、シェービング補助物質30と近接している又は直接接触する、キャビティ40内に延びる1つ又はそれ以上の付加的な支持構造部46を含むことができる。使用中、水がシェービング補助物質30と混合すると、シェービング補助物質30の一部が溶解し始める。ますます多くのシェービング補助物質30が溶解するにつれて、望ましくないことに、コンパクト化されたシェービング補助物質30がキャビティ40内のその位置から追い出されることが多い。支持構造部46は、シェービング補助物質30を、少なくとも2つの穴38に近接したキャビティ40内の前方に保持する傾向があり、そこでシェービング補助物質30が水と混合する可能性が最も高く、通常の使用中に最大のシェービング利点を皮膚に与える。支持構造部46は、側壁36に隣接して、及び/又は、側壁36から離れるように、及びキャビティ40の中心に向けて配置することができる。支持構造部46は、キャビティ40内の幾つかの位置において、シェービング補助物質30に対する支持を与えることが好ましい。
図7を参照すると、シェービング・カートリッジ102のフレーム104に取り付けられたとき、本発明の皮膚係合面34は、一般に2つ又はそれ以上の平坦なブレード106によって形成されるシェービング面に対して角度を付けることができる。皮膚係合面34は、シェービング面に対して、上方又は下方に+/−30度まで(すなわち、図示される角度が付けられた基準線の間で)角度を付けることができる。例えば、潤滑剤箱108は、レーザ・ブレード106を囲むかなりの量の領域を必要とし得るため、到達しづらい領域を剃るのが困難であることがある。皮膚係合面34を上方又は下方に、ブレード106の前方及び/又はブレード106の後方に動かすことにより、潤滑剤箱108を、従って、シェービング・カートリッジ102全体を、到達しづらい領域においてより操縦しやすくすることができる。
図8及び図9を参照すると、本発明の皮膚係合面34は、シェービング・カートリッジ102のフレーム104に取り付けられたときに、前後に(例えば、図8を参照されたに)及び/又は左右に(例えば、図9を参照されたい)湾曲させることができる。皮膚係合面34を湾曲させることにより、例えば、シェービング行程の最初の部分を、ユーザの皮膚に対してより穏やかにすることができ、及び/又は、脇の下のような領域においてシェービング・カートリッジ102をより容易に適合させることができる。
本発明のシェービング・カートリッジ102を作製する1つの方法は、第1に、潤滑剤箱の第1の部分28を準備することを含む。上述のように、潤滑剤箱の第1の部分28は、いずれかの周知の手段(例えば、潤滑剤箱のプラスチックの第1の部分28を成形するなど)により、いずれかの好適な材料で作製することができる。潤滑剤箱の第1の部分28は、支持ネスト部62内に配置され、第1の量のシェービング補助物質30がキャビティ40内に分散される。
ひとたび第1の量のシェービング補助物質30が、潤滑剤箱の第1の部分28のキャビティ40内に分散されると、次に、ピストン48が、第1の量のシェービング補助物質に圧力を加え、超音波ホーンを介してある量の超音波エネルギーを第1の量のシェービング補助物質に放出する。ピストンのエネルギー及び圧力は、シェービング補助物質30を超音波によりコンパクト化するように作用し、シェービング補助物質の第1の層50を形成する。例えば、ビタミンE添加剤と共に24mg−45mgのポリエチレンオキシドを用いる実施形態においては、ピストンは、単一のサイクル中、約0.1秒から0.2秒の保持時間、約100lbs−150lbsの力、超音波源により与えられる15J−20Jのエネルギーを加える。実際の回数、時間の長さ、加えられるエネルギーの量及び/又は力の量は、これらに限定されるものではないが、コンパクト化されるシェービング補助物質の量、コンパクト化されるシェービング補助物質のタイプ、潤滑剤箱の実際のサイズ及び形状、並びに所望のコンパクト化レベルを含む、多数の要因に応じて変化し得る。超音波コンパクト化プロセスは、シェービング補助物質30内の有効成分を劣化させる傾向があり、従って、意図されるシェービング利点を与えるための材料の能力を妨げる条件(例えば、長時間にわたる高温及び/又は高圧)に有効成分をさらすことなく、材料の良好なコンパクト化を可能にする。超音波コンパクト化プロセスの利点として、シェービング補助物質30において高い割合の有効成分が残存し、かつ、通常の使用中、期待される利点を与えるように、これを利用できるようになる。
ひとたびシェービング補助物質の第1の層50が形成又はコンパクト化されると、第2の量のシェービング補助物質30が、随意的に、潤滑剤箱の第1の部分28のキャビティ40内に分散される。上述の超音波コンパクト化プロセスが繰り返される。
随意的に、ひとたびシェービング補助物質の第2の層52がコンパクト化されると、付加的な量のシェービング補助物質の第3、第4又はそれ以上の層54を潤滑剤箱108のキャビティ40内に分散し、コンパクト化することができる。コンパクト化プロセス中、ピストン48の速度、及び、ピストン48の側縁と側壁36の内側との間の間隙のために、シェービング補助物質30の粒子が、コンパクト化プロセス中に撹拌されることが多い。真空(図示せず)を与えて、超音波コンパクト化プロセス中にコンパクト化されないシェービング補助物質30のいずれの部分も除去することができる。
ひとたびシェービング補助物質の層50、52、54が潤滑剤箱の第1の部分28内でコンパクト化されると、潤滑剤箱の第2の部分32が、潤滑剤箱の第1の部分28のキャビティ40の開口部上に配置され、取り付けられる。次に、潤滑剤箱108は、通常のシェービング中に皮膚係合要素がユーザの皮膚と接触する又は接触できるように、シェービング・カートリッジ102のフレーム104に直接又は間接的に取り付けられる。幾つかの実施形態においては、潤滑剤箱108は、シェービング・カートリッジ102のフレーム104上で取り外し可能及び交換可能である。
使用の際、シェービング・カートリッジ102はハンドル10に取り付けられ、ユーザはシェービング・カートリッジ102を濡らす。水は、潤滑剤箱108の少なくとも2つの穴38に入り、シェービング補助物質30と混合する。シェービング補助物質30は、濡れると、典型的には膨張し、潤滑剤箱108内の間隙42の少なくとも一部を満たす。同時に、シェービング補助物質30の一部は水に溶解し、少なくとも2つの穴38を通って出ていく。次に、シェービング・カートリッジ102は、ユーザと接触し始め、皮膚にわたって引かれる。シェービング・カートリッジ102のブレード106は、溶解したばかりのシェービング補助物質102が皮膚上に分散されるのに伴って毛を剃り、利点をもたらす。
本発明の幾つかの実施形態だけが図示されたが、以下の特許請求の範囲内で多くの他の修正が考えられることに留意すべきである。
10:ハンドル
12:ガード
14、34:皮膚係合面
16:突起部
18:ブレードの長さ
20:ブレードの幅
22:ブレード先端部
24:ブレードの前側
28:潤滑剤箱の第1の部分
30:シェービング補助物質
32:潤滑剤箱の第2の部分
36:側壁
38:穴
40:キャビティ
42:間隙
44:潤滑剤箱の第2の部分の内面
46:支持構造部
48:ピストン
50:シェービング補助物質の第1の層
52:シェービング補助物質の第2の層
54:シェービング補助物質の付加的な層
55:小さい穴
58:フレームの前部
60:フレームの後部
62:支持ネスト部
102:シェービング・カートリッジ
104:フレーム
105:開口部
106:ブレード
108:潤滑剤箱

Claims (8)

  1. 潤滑箱であって、
    キャビティを形成する皮膚係合面及び少なくとも1つの側壁を有する、前記潤滑箱の第1の部分と、
    前記第1の部分の前記皮膚係合面を通って延びる少なくとも2つの穴と、
    前記キャビティ内に超音波により圧縮され、前記皮膚係合面内の前記穴の少なくとも1つ及び前記キャビティの少なくとも一部を少なくとも部分的に満たす、シェービング補助物質材料と、
    前記キャビティが実質的に閉鎖されるように前記第1の部分に取り付けられた、前記潤滑剤箱の第2の部分と、
    を含み、
    通常の使用中に前記シェービング補助物質材料が膨張するのを可能にするように、前記キャビティにおいて前記シェービング補助物質と前記潤滑剤箱の第2の部分との間に間隙が存在し、
    前記皮膚係合面が湾曲している、
    ことを特徴とする潤滑剤箱。
  2. 前記皮膚係合面は前後に湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の潤滑剤箱。
  3. 前記皮膚係合面は左右に湾曲していることを特徴とする、請求項1に記載の潤滑剤箱。
  4. 各々が、協働して平坦なシェービング面を形成する鋭利な切削縁を有する2つ又はそれ以上のレーザ・ブレードが内部に配置されたフレームと、
    潤滑剤箱と、
    を含み、前記潤滑剤箱は、
    キャビティを形成する皮膚係合面及び少なくとも1つの側壁を有する、前記潤滑箱の第1の部分と、
    前記第1の部分の前記皮膚係合面を通って延びる少なくとも2つの穴と、
    前記キャビティ内に超音波圧縮され、前記皮膚係合面内の前記穴の少なくとも1つ及び前記キャビティの少なくとも一部を少なくとも部分的に満たす、シェービング補助物質材料と、
    前記キャビティが実質的に閉鎖されるように、前記第1の部分に取り付けられた、前記潤滑剤箱の第2の部分と、
    を含み、
    通常の使用中に前記シェービング補助物質材料が膨張することを可能にするように、前記キャビティにおいて前記シェービング補助物質と前記潤滑剤箱の第2の部分との間に間隙が存在し、
    前記皮膚係合面は、前記概ね平坦なシェービング面に対して斜めになっている、
    ことを特徴とするレーザ・カートリッジ。
  5. 前記皮膚係合面は、0度から30度までの間、前記カートリッジの前方で下方に角度が付けられることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ・カートリッジ。
  6. 前記皮膚係合面は、0度から30度までの間、前記ブレードの後方で下方に角度が付けられることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ・カートリッジ。
  7. 前記皮膚係合面は、0度から30度までの間、前記ブレードの前方で上方に角度が付けられることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ・カートリッジ。
  8. 前記皮膚係合面は、0度から30度までの間、前記ブレードの後方で上方に角度が付けられることを特徴とする、請求項4に記載のレーザ・カートリッジ。
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