JP2013258475A - コンテンツ提供サーバ,そのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエア - Google Patents
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Abstract
【課題】CMカット,ハイライト再生等の多様なコンテンツ再生サービスをネットワークを通じて携帯端末等に提供する。
【解決手段】利用者は、携帯端末104でコンテンツ再生アプリ104Aを起動し、コンテンツとCMカットなどの再生モードを指示する。コンテンツ提供サーバ110では、前記指示をインターネット102を介して送受信部122で受信し、情報管理部126に送る。情報管理部126は、該当するコンテンツをコンテンツデータベース112から選択するとともに、該当する再生制御データを再生制御データベース120から選択する。選択されたコンテンツ及び再生制御データは、インターネット102を介して携帯端末104に送信される。携帯端末104では、受信したコンテンツデータに受信した再生制御データによる特殊再生処理を施して、CMカット再生やハイライト再生などを行う。
【選択図】図1
【解決手段】利用者は、携帯端末104でコンテンツ再生アプリ104Aを起動し、コンテンツとCMカットなどの再生モードを指示する。コンテンツ提供サーバ110では、前記指示をインターネット102を介して送受信部122で受信し、情報管理部126に送る。情報管理部126は、該当するコンテンツをコンテンツデータベース112から選択するとともに、該当する再生制御データを再生制御データベース120から選択する。選択されたコンテンツ及び再生制御データは、インターネット102を介して携帯端末104に送信される。携帯端末104では、受信したコンテンツデータに受信した再生制御データによる特殊再生処理を施して、CMカット再生やハイライト再生などを行う。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンテンツ提供サーバ及びそのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエアに関し、例えば、一連の動画のハイライトシーンを再生するといった特殊再生を行う場合に好適なコンテンツ提供サーバ及びそのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエアに関する。
近年は、インターネット回線が光ファイバ等によって高速化されており、動画コンテンツの配信・再生が可能となっている。このため、動画コンテンツを提供する動画サイトが多数存在し、テレビ番組などのネット配信や、ニュースなどの動画付き配信も行われている。一方、スマートフォンなどの携帯端末も急速に普及しており、携帯端末で映画やテレビ番組等の動画コンテンツを視聴する機会も多くなってきている。
しかし、携帯端末の場合、駆動用のバッテリの容量に限度があり、長時間の視聴には不向きである。そこで、早送り再生といった時間軸上における再生処理を行って視聴時間を短縮するといった方法が考えられる。これに対し、例えばスポーツ競技などで得点シーンを中心に再生するといった再生方法も考えられる。
下記特許文献1には、動画像データの主要部分のみを再生するダイジェスト再生を行う点が開示されている。下記特許文献2には、番組内容の主要部分(ハイライトシーン)を検出するとともに、その前後の区間を再生し、その他を早送りすることで、短時間で番組内容を把握する点が開示されている。下記特許文献3には、ビデオ画像の主要部分をダイジェスト再生する点が開示されている。
ところで、上述した特許文献に記載された画像処理をスマートフォンなどの携帯端末によって行うことは、処理能力や駆動電力の関係からして、必ずしも十分とは言えない。一般家庭用のテレビ受像機(テレビジョン受像機),ディスクプレーヤ,パソコン(パーソナルコンピュータ)などで行うとしても、高度な画像処理を高速で行うことはできない。しかし、例えばCM(コマーシャル)カットの場合であれば、CM部分のタイミングデータを予め生成しておき、それに基づいて携帯端末等でCMカット処理を行うことは十分可能である。
また、多様な動画コンテンツが提供されている状況では、視聴者は、多数の動画コンテンツの中から所望するものを選択する必要に迫られるが、現状は、各動画コンテンツに付されたタイトルやタグなどのインデックスを用いて検索を行っている。しかし、インデックスに頼る検索手法では、必ずしも必要とする動画コンテンツを探し出せないことがある。しかし、画像や音声から必要なコンテンツを探し出すことができれば好都合であり、インデックス検索と併用すれば検索の精度を向上させることもできる。
本発明は、以上のような点に着目したもので、その目的は、CMカット,ハイライト再生等の多様なコンテンツ再生サービスをネットワークを通じて携帯端末等に提供することである。他の目的は、多数のコンテンツの中から所望する画像や音声を含むコンテンツを良好に検索するサービスをネットワークを通じて携帯端末等に提供することである。
本発明のコンテンツ提供サーバは、コンテンツを集積したコンテンツデータベース,前記コンテンツデータベースのコンテンツに対して、特殊再生処理を行うための再生制御データを、前記コンテンツと対応付けて集積した再生制御データベース,クライアント端末からの要求に応じて、前記コンテンツデータベースから該当するコンテンツを読み出すとともに、要求に該当するときは前記再生制御データベースから該当する再生制御データを読み出し、読み出したデータをネットワークを通じてクライアント端末に送信する情報管理手段,を備えたことを特徴とする。
他の発明のコンテンツ提供サーバは、コンテンツを集積したコンテンツデータベース,テンプレートを集積したテンプレートデータベース,前記コンテンツデータベースのコンテンツに対して、前記テンプレートデータベースのテンプレートに基づく特殊再生処理を行うための再生制御データを生成する再生制御データ生成手段,該再生制御データ生成手段によって生成された再生制御データを、コンテンツと対応付けて集積した再生制御データベース,クライアント端末からの要求に応じて、前記コンテンツデータベースから該当するコンテンツを読み出すとともに、前記再生制御データベースから該当する再生制御データを読み出し、読み出した各データをネットワークを通じてクライアント端末に送信する情報管理手段,を備えたことを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記再生制御データが、該当するコンテンツから所定部分を削除するか、もしくは抽出するための時間データを含むことを特徴とする。他の形態の一つは、前記クライアント端末に対して、各コンテンツに用意された特殊再生処理の再生モードを示すメニュー画面を提供することを特徴とする。
本発明のコンテンツ提供システムは、前記コンテンツ提供サーバと、該コンテンツ提供サーバからネットワークを通じてコンテンツと再生制御データを受信し、再生制御データに基づくコンテンツの特殊再生を行うクライアント端末,を含むことを特徴とする。
本発明のクライアント端末は、前記コンテンツ提供システムにおけるクライアント端末であって、前記コンテンツ提供サーバからネットワークを通じて受信したコンテンツと再生制御データとに基づいて該コンテンツの特殊再生を行うための特殊再生手段を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記クライアント端末が携帯端末であり、アプリケーションソフトウエアによって前記特殊再生手段による特殊再生を行うことを特徴とする。他のクライアント端末は、テレビ番組を表示するためのテレビ受像機,該テレビ受像機に対して動作を指示するリモコン信号を出力するリモコン,前記テレビ受像機に接続されたオンデマンドコントローラ,を備えており、該オンデマンドコントローラは、前記リモコン信号に対応する動作を解析するリモコン信号解析手段,該手段による解析結果に基づいて、利用者が指示した要求を送信するための信号処理を行うとともに、受信したコンテンツ及び再生制御データに基づいて前記テレビ受像機に特殊再生の画面表示を行うための信号処理を行う信号処理手段,前記サーバとの間でデータの送受信を行う送受信手段,を備えたことを特徴とする。
本発明のアプリケーションソフトウエアは、前記クライアント端末におけるコンテンツ再生用のアプリケーションソフトウエアであって、前記コンテンツ提供サーバからネットワークを通じて受信したコンテンツと再生制御データとに基づいて該コンテンツの特殊再生を行う機能を有することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、サーバ側でCMカットなどの特殊再生に必要な再生制御データを予め生成し、ネットワークを通じてコンテンツをクライアントに送信する際に、再生制御データも送信して、クライアント側で再生制御データに基づく特殊再生処理を行うこととしたので、携帯端末等において、CMカット再生,ハイライト再生などの多様な特殊再生を行うことができる。
以下、本発明を実施するための形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明の実施例1の構成が示されている。同図において、本実施例の動画処理システム100は、インターネット102に接続されたセンタサーバであるコンテンツ提供サーバ110を中心に構成されている。インターネット102には、スマートフォンなどの携帯端末104が多数接続されている。利用者が携帯端末104から所望の動画コンテンツを要求したとすると、それがインターネット102を介してコンテンツ提供サーバ110に通知される。コンテンツ提供サーバ110は、該通知に応じて該当する動画コンテンツのデータをインターネット102を介して、要求があった携帯端末104に送信する。動画コンテンツによっては、Webサイト106やTV局サイト108から携帯端末104に提供されることもある。このような基本的な動画コンテンツ配信の仕組みは公知である。前記携帯端末104には、コンテンツを再生するためのアプリケーションソフトウエア(以下「コンテンツ再生アプリ」という)104Aがインストールされている。なお、図1中、テレビ視聴装置200(テレビ受像機202,リモコン210,オンデマンドコントローラ220)については後述する。
次に、コンテンツ提供サーバ110について説明する。コンテンツ提供サーバ110は、コンテンツデータベース112,テンプレートデータベース114,テンプレート抽出部116,再生制御データ生成部118,再生制御データベース120,送受信部122,メニュー画面生成部124,情報管理部126を備えている。これらのうち、コンテンツデータベース112は、映画,テレビドラマ,電子書籍,ゲーム,ニュース,スポーツ,音楽などの各種のコンテンツを集積したものである。必ずしも動画に限らず、要求に応じて携帯端末104に提供される。各コンテンツには、その内容を表す検索用のインデックスが付されている。
図4(A)には、コンテンツとそのインデックスの一例が示されている。例えば、コンテンツコード「K1824」のコンテンツデータは「K1824.wmv」であり、インデックスは「テレビドラマ,タイトル「○○」,第1話,刑事,推理,・・・」となっている。第2話は、コンテンツコード「K1825」となっている。コンテンツコード「K2763」のコンテンツデータは「K2763.flv」であり、インデックスは「テレビサッカー中継,FIFA,決勝,・・・」となっている。前記インデックスは、コンテンツ検索の際に利用される。
次に、テンプレートデータベース114は、前記コンテンツから特定のパターンを抽出するためのテンプレート画像やテンプレート音声を蓄積したものである。テンプレートは、予め人為的に抽出されたものの他、テンプレート抽出部116によって抽出されたものも含まれる。テンプレートとしては、典型的なシーンを表す画像や音声が選ばれる。例えば、テンプレート画像としては、サッカーボールがゴールに入った状態を示す画像,ホームベースをランナーが踏んだ状態を示す画像,拳銃やナイフを示す画像,爆発を示す画像といった具合である。テンプレート音声としては、スポーツで得点が入ったときの歓声,事件・事故が起きた時の悲鳴といった具合である。各テンプレートには、当該テンプレートの内容を表すインデックスが付されている。
図4(B)には、テンプレートとそのインデックスの一例が示されている。例えば、テンプレートコード「Ta」のテンプレート画像は「Ta.jpg」であり、インデックスは「CM,飲料,グラス,・・・」となっている。これらのインデックスは、テンプレートを検索する際に利用される。付属データについては後述する。
テンプレート抽出部116によるテンプレートの抽出は、例えば次のようにして行われる。
a,動画コンテンツ中に含まれる静止画のうち、最も画素の標準偏差の値が低い画像もしくは逆の最も画素の標準偏差の値が高い画像をテンプレート画像とする。
b,複数の動画コンテンツを比較し、それらの共通画像もしくは相違画像をテンプレート画像とする。
c,特定の形状や色彩等を含む画像をテンプレート画像とする。
d,特定の周波数の音があるときに、その音をテンプレート音声とする。
a,動画コンテンツ中に含まれる静止画のうち、最も画素の標準偏差の値が低い画像もしくは逆の最も画素の標準偏差の値が高い画像をテンプレート画像とする。
b,複数の動画コンテンツを比較し、それらの共通画像もしくは相違画像をテンプレート画像とする。
c,特定の形状や色彩等を含む画像をテンプレート画像とする。
d,特定の周波数の音があるときに、その音をテンプレート音声とする。
次に、再生制御データ生成部118は、ハイライト再生,CMカット再生などの特殊再生に必要な再生制御データを生成するためのもので、
a,コンテンツデータベース112に格納されているコンテンツ中に、テンプレートデータベース114に格納されているテンプレートが含まれているかどうかの処理を行う機能を備えている。テンプレート処理の手法としては、例えば、画像間の相関(パターンマッチング)や偏差をとる方法など、各種の手法が知られている。その際に、
a,画像間でのみ相関を求めてもよいし、画像及び音声の両方について相関を求めるようにしてもよい。
b,テンプレートと対象画像の正規化相関を求める際に、ディメンジョン(表示画面の解像度)や計算対象範囲(時間)も正規化して行うようにしてもよい。
c,テンプレートの画像や音声は、任意の場所,数,形状などを指定してよい。その際に、テンプレート処理に必要な時間や対象画像によって、それら場所等を決定するようにしてもよい。複数のテンプレートを用いて、並行してテンプレート処理を行うようにしてもよい。
d,テンプレートの拡大,縮小,2次元回転,立体回転などを行って得た二次的なテンプレートを使用するようにしてもよい。
a,コンテンツデータベース112に格納されているコンテンツ中に、テンプレートデータベース114に格納されているテンプレートが含まれているかどうかの処理を行う機能を備えている。テンプレート処理の手法としては、例えば、画像間の相関(パターンマッチング)や偏差をとる方法など、各種の手法が知られている。その際に、
a,画像間でのみ相関を求めてもよいし、画像及び音声の両方について相関を求めるようにしてもよい。
b,テンプレートと対象画像の正規化相関を求める際に、ディメンジョン(表示画面の解像度)や計算対象範囲(時間)も正規化して行うようにしてもよい。
c,テンプレートの画像や音声は、任意の場所,数,形状などを指定してよい。その際に、テンプレート処理に必要な時間や対象画像によって、それら場所等を決定するようにしてもよい。複数のテンプレートを用いて、並行してテンプレート処理を行うようにしてもよい。
d,テンプレートの拡大,縮小,2次元回転,立体回転などを行って得た二次的なテンプレートを使用するようにしてもよい。
更に、再生制御データ生成部118は、以上のようにして得たテンプレートのコンテンツ中における時間位置に基づいて、コンテンツから削除もしくは抽出する部分のタイミングを検出する機能を備えている。図2には、その様子が示されている。例えば、同図(A)に示すテレビドラマの動画コンテンツは、時刻t0で開始し、時刻t9で終了する。そして、時刻t0〜t1,t2〜t3,t4〜t5,t6〜t7,t8〜t9にCMが存在する。これらのタイミングが再生制御データ生成部118で検出される。そして、図2(B)のように、CM部分が削除されて再生される。図2(C)は、逆の例で、時刻t10で開始し時刻t15で終了するコンテンツから、時刻t11〜t12,t13〜t14の部分が抽出されて、図2(D)のように再生される例である。
次に、図3を参照しながら、コンテンツ中から再生したい部分もしくは削除したい部分を示すタイミングデータを検出する手法を説明する。
a,同図(A)は、テンプレートTaが検出された時刻taの時間Δb前(−Δb)の時刻tbと、時間Δc後(+Δc)の時刻tcを検出する例である。−Δb及び+Δcは、前記テンプレートTaの付属データである(図4(B)参照)。
b,同図(B)は、テンプレートTbの検出時刻tbと、テンプレートTcの検出時刻tcを検出する例である。
c,同図(C)は、テンプレートTbの検出時刻tbと、それから時間Δd後(+Δd)の時刻tcを検出する例である。+Δdは、前記テンプレートTbの付属データである(図4(B)参照)。
d,同図(D)は、テンプレートTcの検出時刻tcと、それから時間Δe前(−Δe)のタイミングtbを検出する例である。−Δeは、前記テンプレートTcの付属データである(図4(B)参照)。
a,同図(A)は、テンプレートTaが検出された時刻taの時間Δb前(−Δb)の時刻tbと、時間Δc後(+Δc)の時刻tcを検出する例である。−Δb及び+Δcは、前記テンプレートTaの付属データである(図4(B)参照)。
b,同図(B)は、テンプレートTbの検出時刻tbと、テンプレートTcの検出時刻tcを検出する例である。
c,同図(C)は、テンプレートTbの検出時刻tbと、それから時間Δd後(+Δd)の時刻tcを検出する例である。+Δdは、前記テンプレートTbの付属データである(図4(B)参照)。
d,同図(D)は、テンプレートTcの検出時刻tcと、それから時間Δe前(−Δe)のタイミングtbを検出する例である。−Δeは、前記テンプレートTcの付属データである(図4(B)参照)。
検出した時刻tb,tcの部分をコンテンツから削除するのか、その部分を残して他の部分を削除するのかは、再生モードによって異なる。
a,検出時刻tb〜tcの部分がCMで、カット再生が要求されたときは、当該部分を削除して残りの部分を再生する。すなわち、上述した図2(A),(B)のような再生が行われる。
b,検出時刻tb〜tcの部分がハイライト部分で、ハイライト再生が要求されたときは、当該部分を再生して残りの部分を削除する。すなわち、上述した図2(C),(D)のような再生が行われる。
a,検出時刻tb〜tcの部分がCMで、カット再生が要求されたときは、当該部分を削除して残りの部分を再生する。すなわち、上述した図2(A),(B)のような再生が行われる。
b,検出時刻tb〜tcの部分がハイライト部分で、ハイライト再生が要求されたときは、当該部分を再生して残りの部分を削除する。すなわち、上述した図2(C),(D)のような再生が行われる。
検出時刻tb〜tcの部分を削除するか、逆に抽出再生するかの制御内容は、コンテンツやタイミングデータ検出に使用したテンプレートの内容から判断されて再生制御データに含まれる。なお、コンテンツの一部を削除するか、逆に一部を再生するかは、結局のところ、表裏の関係であることから、該当部分を削除するように時刻データを決めるようにしてもよいし、逆に該当部分を抽出再生するように時刻データを決めるようにしてもよい。例えば、図2(C)においては、「時刻t11〜t12,t13〜t14の部分を抽出して再生する」としたが、これを、「時刻t10〜t11,t12〜t13,t14〜t15の部分を削除して再生する」としても、結果は同じである。削除,抽出の処理をどちらか一方に統一すれば、削除するか抽出するかの制御内容を再生制御データに含める必要はない。
以上のような再生制御データは、多数あるコンテンツのそれぞれにつき、該当する再生モード毎に予め用意され、再生制御データベース120に蓄積される。図4(C)には、その一例が示されている。例えば、制御データコード「C101」の制御データは、コンテンツコード「K1824」,「K1825」,・・・のコンテンツにおいて、タイミングデータt0〜t1,t2〜t3,・・・の部分を削除することを示しているといった具合である。なお、後述する画像検索を行うため、制御データを生成した元となるテンプレートを示すテンプレートコードが付加されている。
次に、図1に戻って、送受信部122は、インターネット102を介して携帯端末104とデータの送受信を行ったり、コンテンツを収集するためのものである。メニュー画面生成部124は、携帯端末104において利用者がコンテンツの送信を要求する際に表示される画面を生成するためのものである。メニュー画面には、図5に一例を示すように、コンテンツデータベース112に集積されているコンテンツのタイトルと、各コンテンツに対応する再生モードが示される。図示の例では、テレビドラマ○○○の第1話〜最終話のそれぞれについて、通常再生とCMカット再生の2つの再生モードが用意されており、全体についてハイライト再生の再生モードが用意されているという具合である。情報管理部126は、コンテンツデータベース112,テンプレートデータベース114,再生制御データベース120におけるデータの入出力管理,テンプレート抽出部116におけるテンプレート抽出処理の指示,再生制御データ生成部118における再生制御データ生成処理の指示,メニュー画面生成部124におけるメニュー画面生成の指示など、動作全体を制御する機能を備えている。
次に、本実施例の動作を、図6のフローチャートも参照しながら説明する。利用者は、携帯端末104を利用し、アプリケーションの起動等の方法でコンテンツ再生アプリ104Aを起動する。すると、コンテンツ提供サーバ110に対してメニューが要求される(ステップS100)。このとき、必要があれば、コンテンツのジャンル等を指定するようにしてもよい。このメニュー要求は、インターネット102を通じてコンテンツ提供サーバ110に送信される。コンテンツ提供サーバ110では、前記要求を送受信部122で受信し、情報管理部126に送る。情報管理部126は、メニュー画面生成部124にその旨を通知し、メニュー画面生成部124は、コンテンツデータベース112及び再生制御データベース120を参照してメニュー画面を生成する。生成されたメニュー画面は、送受信部122,インターネット102を介して、該当する携帯端末104に送信される(ステップS102)。携帯端末104は、受信したメニュー画面を、前記図5のように表示する(ステップS104)。なお、メニュー画面生成部124で予め生成したメニュー画面を保存し、これを読み出して携帯端末104に送信するようにしてもよい。
利用者は、図5のメニュー表示を参照して、所望のコンテンツの再生モードを選択する(ステップS106)。選択結果は、インターネット102を通じてコンテンツ提供サーバ110に送信される。コンテンツ提供サーバ110では、情報管理部126によって、受信した選択結果に対応するコンテンツデータがコンテンツデータベース112から読み出され、選択結果に対応する再生制御データが再生制御データベース120から読み出されて、送受信部122,インターネット102を介して、携帯端末104に送信される(ステップS108)。なお、通常再生モードが選択されたときは、再生制御データは不要なので送信されない。携帯端末104では、受信したコンテンツデータに対して、受信した再生制御データに基づく再生制御を行って、コンテンツの再生が行われる(ステップS110)。
例えば、図5のメニュー表示において、テレビドラマ○○○第1話の通常再生を利用者が選択したとする。すると、コンテンツデータベース112からは、図4(A)に示すコンテンツデータ「K1824.wmv」が読み出され、これが携帯端末104で通常再生される(ステップS110A)。次に、図5のメニュー表示において、テレビドラマ○○○第1話のCMカット再生を利用者が選択したとする。すると、コンテンツデータベース112からは、図4(A)に示すコンテンツデータ「K1824.wmv」が読み出されるとともに、再生制御データベース120からは、図4(C)に示すコンテンツ「K1824」のCMカットに該当するタイミングデータ「t0〜t1,t2〜t3,・・・」が読み出される。携帯端末104では、図2(A),(B)に示すように、CMをカットした再生が行われる(ステップS110B)。
次に、図5のメニュー表示において、2010年ワールドカップ決勝テレビサッカー中継のハイライト再生を利用者が選択したとする。すると、コンテンツデータベース112からは、図4(A)に示すコンテンツデータ「K2763.flv」が読み出されるとともに、再生制御データベース120からは、図4(C)に示すコンテンツ「K2763」のハイライト再生に該当するタイミングデータ「t11〜t12,t13〜t14」が読み出される。携帯端末104では、図2(C),(D)に示すハイライト再生が行われる(ステップS110C)。
再生モードの形態としては、例えば次のようなものがある。
a,サッカーの試合の中継において、ゴールの前後数十秒を再生する。
b,映画やドラマにおいて、特定の人物が登場する部分を再生する。
c,防犯カメラの映像において、目出し帽,ピストル,ナイフなどが映っている部分を、事件が起きたときの映像として再生する。あるいは、悲鳴が聞こえた部分の前後数十秒を再生する。
d,道路の監視映像において、衝突音が発生した部分の前後数十秒を再生する。
e,気象映像において、気圧や温度等が変化した部分の前後数分を再生するというように、テンプレート画像やテンプレート音声以外のものに基づいて画像の抽出やカットを行うようにしてもよい。
f,コンテンツのカットすべき部分ないし抽出しない部分を早送り再生する,あるいは白黒再生する。
a,サッカーの試合の中継において、ゴールの前後数十秒を再生する。
b,映画やドラマにおいて、特定の人物が登場する部分を再生する。
c,防犯カメラの映像において、目出し帽,ピストル,ナイフなどが映っている部分を、事件が起きたときの映像として再生する。あるいは、悲鳴が聞こえた部分の前後数十秒を再生する。
d,道路の監視映像において、衝突音が発生した部分の前後数十秒を再生する。
e,気象映像において、気圧や温度等が変化した部分の前後数分を再生するというように、テンプレート画像やテンプレート音声以外のものに基づいて画像の抽出やカットを行うようにしてもよい。
f,コンテンツのカットすべき部分ないし抽出しない部分を早送り再生する,あるいは白黒再生する。
次に、コンテンツの検索を行う場合について、図7も参照しながら説明する。多数のコンテンツの中から特定の画像を含むものを検索しようとする場合、利用者は、携帯端末104から特定のキーワードを指定する(ステップS120)。この指定されたキーワードは、インターネット102を介してコンテンツ提供サーバ110に送信され、送受信部122で受信されて情報管理部126に入力される。情報管理部126では、コンテンツデータベース112が参照され、キーワードに対応するインデックスのコンテンツがあるかどうかが検索される(ステップS122)。その結果、該当するコンテンツがあったときは、そのタイトルを読み出して携帯端末104に送信する。このようなインデックスを利用した検索手法は公知である。
本実施例では、更に、テンプレートデータベース114が参照され、キーワードに対応するインデックスのテンプレートが抽出される(ステップS124)。次に、情報管理部126は、再生制御データベース120を参照して、抽出したテンプレートが含まれているコンテンツを抽出する(ステップS126)。更に、情報管理部126は、コンテンツデータベース112を参照し、前記抽出したコンテンツのタイトルを読み出して、携帯端末104に送信する(ステップS128)。携帯端末104では、検索結果の表示が行われる(ステップS130)。利用者は、検索結果のリストから、希望の動画を選択する。
例えば、図4(B)のテンプレートデータベース114において、キーワードが「飲料」であれば、インデックス中に「飲料」を含むテンプレートTa,Tb,Tc,・・が抽出される。次に、図4(C)の再生制御データベース120において、前記テンプレートTa,Tb,Tc,・・を含むコンテンツとして「K1824,K1825,・・」が抽出される。次に、図4(A)のコンテンツデータベース112において、コンテンツ「K1824,K1825,・・」のタイトルが読み出されるといった具合である。
以上のように、本実施例によれば、次のような効果がある。
a,CMカット,ハイライト再生等の多様な形態の特殊再生を、インターネットを通じて携帯端末に提供することができる。
b,インデックスのみならず、画像内容によるコンテンツの検索を行うことができる。
c,サーバ側でカット部分やハイライト部分を示す再生制御データを予め用意しているので、端末側における処理負担の増大を招くことなく、良好にCMカット等のコンテンツ再生を行うことができる。
e,サーバ側で再生制御データを生成する処理を、高性能のコンピュータシステムを利用して行うことができ、CMカットなどを精度よく良好に行うことができる。
a,CMカット,ハイライト再生等の多様な形態の特殊再生を、インターネットを通じて携帯端末に提供することができる。
b,インデックスのみならず、画像内容によるコンテンツの検索を行うことができる。
c,サーバ側でカット部分やハイライト部分を示す再生制御データを予め用意しているので、端末側における処理負担の増大を招くことなく、良好にCMカット等のコンテンツ再生を行うことができる。
e,サーバ側で再生制御データを生成する処理を、高性能のコンピュータシステムを利用して行うことができ、CMカットなどを精度よく良好に行うことができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。上述した実施例は、携帯端末104に対して本発明を適用した例であるが、本実施例は、テレビ番組を表示するテレビ受像機(テレビジョン受像機)に本発明を適用する例で、テレビ受像機に対して赤外線通信等によるリモコン信号を発信して動作指示を行うリモコン(リモートコントローラ)を用い、テレビ受像機でテレビ番組やWebサイト上の動画コンテンツの視聴を行うようにしたものである。図1に示すように、テレビ視聴装置200は、テレビ受像機202,そのリモコン210の他に、前記テレビ受像機202に接続されるオンデマンドコントローラ220が含まれている。このオンデマンドコントローラ220が、インターネット102を介して、コンテンツ提供サーバ110に接続されている。
テレビ視聴装置200のテレビ受像機202としては、既存のテレビ受像機を用いることができる。前記リモコン210の構成も公知の各種のものが利用でき、その操作ボタンの配置等も各種多様なものがあるが、図示の例では、電源ボタン212,数字ボタン214,上下左右などの方向を指定する方向ボタン216,選択したメニュー等を決定するための決定ボタン218等を備えた構成となっている。他に、音量調節ボタンや、ビデオとテレビの入力切替ボタン等の各種のボタンが必要に応じて設けられている。
前記オンデマンドコントローラ220は、前記テレビ受像機202に接続されるものであって、リモコン信号解析部222,送受信部224,信号処理部226,メモリ228を備えている。前記送受信部224は、インターネット102を介してデータの送受信を行うためのもので、公知のモデムなどによって構成されている。
前記リモコン信号解析部222は、
(1)前記リモコン210から発信されたリモコン信号を受信して、該リモコン信号に割り当てられた動作を解析する機能,
(2)該解析結果に対応する動作を信号処理部226に要求する機能,
を備えている。具体的には、
a,メニュー画面指示の場合は、メニュー画面のデータをメモリ228から読み出して、信号処理部226にその表示を要求する。
b,前記Webサイト106,TV局サイト108,あるいは、コンテンツ提供サーバ110に対するインターネット102を介したコンテンツ配信が指示されたときは、送受信部224を通じてコンテンツ配信を要求する。
c,コンテンツ提供サーバ110に対するコンテンツ配信が指示されたときに、再生モードが指定されたときは、コンテンツ提供サーバ110に対して、その旨を要求する。
といった具合である。このように、利用者は、前記リモコン210のボタン212〜218の操作により、メニュー画面表示,コンテンツの要求,再生モード要求といった動作の指示を行うことができる。
(1)前記リモコン210から発信されたリモコン信号を受信して、該リモコン信号に割り当てられた動作を解析する機能,
(2)該解析結果に対応する動作を信号処理部226に要求する機能,
を備えている。具体的には、
a,メニュー画面指示の場合は、メニュー画面のデータをメモリ228から読み出して、信号処理部226にその表示を要求する。
b,前記Webサイト106,TV局サイト108,あるいは、コンテンツ提供サーバ110に対するインターネット102を介したコンテンツ配信が指示されたときは、送受信部224を通じてコンテンツ配信を要求する。
c,コンテンツ提供サーバ110に対するコンテンツ配信が指示されたときに、再生モードが指定されたときは、コンテンツ提供サーバ110に対して、その旨を要求する。
といった具合である。このように、利用者は、前記リモコン210のボタン212〜218の操作により、メニュー画面表示,コンテンツの要求,再生モード要求といった動作の指示を行うことができる。
信号処理部226は、メモリ228に格納されているメニュー画面を読み出してテレビ受像機202に表示したり、送受信部224で受信したコンテンツをテレビ受像機202で再生・表示できるように適宜の信号処理を行ったり、CMカットやハイライト再生といった処理を行うためのものである。
前記メモリ228は、
(1)表示されたホームページのデータのキャッシュ,
(2)リモコン信号解析に必要なボタンと命令との関係を示すデータの保存,
(3)信号処理時における一時的なデータの保存,
(4)メニュー画面の保存,
などに利用されるものである。例えば、Webサイト106のホームページ閲覧が選択された場合に、前記メモリ228に保存されるキャッシュデータを利用することで、当該ホームページの表示を迅速に行うことができる。
(1)表示されたホームページのデータのキャッシュ,
(2)リモコン信号解析に必要なボタンと命令との関係を示すデータの保存,
(3)信号処理時における一時的なデータの保存,
(4)メニュー画面の保存,
などに利用されるものである。例えば、Webサイト106のホームページ閲覧が選択された場合に、前記メモリ228に保存されるキャッシュデータを利用することで、当該ホームページの表示を迅速に行うことができる。
利用者は、リモコン210を操作し、テレビ受像機202の画面204にメニュー画面を表示する。このメニュー画面は、信号処理部226によってオンデマンドコントローラ220のメモリ228から読み出される。コンテンツ提供サーバ110からインターネット102を介して送信するようにしてもよい。その際に、利用者毎の利用頻度を考慮してメニュー画面を作成するようにしてもよい。
当該メニュー画面上で、利用者が、リモコン210の操作(例えば、方向選択ボタン216及び決定ボタン218)により、所望のメニューを選択すると、対応するURL情報等に基づいて、選択されたWebサイト106又はテレビ局サイト108にインターネット102を介してアクセスする。そして、前記Webサイト106やテレビ局サイト108から送受信部224で受信したデータは、信号処理部226によって必要な処理が施され、テレビ受像機202にコンテンツとして表示される。すなわち、メニューの選択内容に応じたWebサイトの閲覧やテレビ番組の視聴が行われる。
一方、リモコン210によってコンテンツ提供サーバ110に蓄積されているコンテンツと再生モードが選択されたときは、前記実施例と同様にして、コンテンツ提供サーバ110から該当するコンテンツと再生制御データがインターネット102を介してオンデマンドコントローラ220に送信される。オンデマンドコントローラ220では、信号処理部226において、コンテンツに対して再生制御データに基づく処理が行われ、テレビ受像機202にCMカットやハイライト再生といった特殊再生処理後のコンテンツ表示が行われるようになる。
このように、本実施例によれば、次のような効果がある。
a,オンデマンドコントローラ220を用意することで、既存のテレビ受像機202及びそのリモコン210を用いて、容易にテレビ番組の視聴,Weサイトの閲覧,各種コンテンツの表示が可能になる。
b,CMカットなどの特殊再生されるコンテンツも、既存のテレビ受像機202で視聴することができる。
a,オンデマンドコントローラ220を用意することで、既存のテレビ受像機202及びそのリモコン210を用いて、容易にテレビ番組の視聴,Weサイトの閲覧,各種コンテンツの表示が可能になる。
b,CMカットなどの特殊再生されるコンテンツも、既存のテレビ受像機202で視聴することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例ではコンテンツ提供サーバ110において、データベースを複数設けたが、一つに集積することを妨げるものではない。
(2)オンデマンドコントローラ220の機能をテレビ受像機202に組み込むようにしてもよいし、携帯端末104によってオンデマンドコントローラ220の機能を代用するようにしてもよい。
(3)前記実施例では、クライアントにおける選択に応じて再生制御データを送信しているが、再生制御データは、コンテンツデータと比較してデータ量は少ないので、コンテンツデータを送信する際に付随する再生制御データも一緒に送信するようにしてもよい。
(4)特殊再生する際のコンテンツの再生部分と削除部分の全体が分かるような表示,更には、再生時間が通常再生の場合と比較してどの程度になるかを、利用者の選択に応じてクライアント側で表示するようにしてもよい。
(5)ハイライト再生の再生モードを、一つのコンテンツに対して複数用意してもよい。例えば、野球の試合で、
a,ホームランの場面のみを再生する,
b,得点が入った場面をすべて再生する,
c,ピッチャーが三振をとった場面を再生する,
d,いずれか一方のチームの攻撃回のみを再生する,
e,特定の選手が登場する場面を再生する,
f,前記a〜eの組み合わせ
といった具合である。
(6)前記実施例では、コンテンツ提供サーバ110でテンプレート処理を行って再生制御データを得たが、テンプレート処理はどのようにして行ってもよく、例えば、オペレータによって人為的に行うようにしてもよい。結果的に、コンテンツデータと再生制御データとがクライアント側に提供されればよい。
(7)前記実施例は、携帯端末104やテレビ受像機202においてコンテンツを表示する場合を示したが、パソコンやゲーム機等についても同様である。また、前記実施例は、インターネットを利用したシステムであるが、各種のネットワークに適用可能である。
(1)前記実施例ではコンテンツ提供サーバ110において、データベースを複数設けたが、一つに集積することを妨げるものではない。
(2)オンデマンドコントローラ220の機能をテレビ受像機202に組み込むようにしてもよいし、携帯端末104によってオンデマンドコントローラ220の機能を代用するようにしてもよい。
(3)前記実施例では、クライアントにおける選択に応じて再生制御データを送信しているが、再生制御データは、コンテンツデータと比較してデータ量は少ないので、コンテンツデータを送信する際に付随する再生制御データも一緒に送信するようにしてもよい。
(4)特殊再生する際のコンテンツの再生部分と削除部分の全体が分かるような表示,更には、再生時間が通常再生の場合と比較してどの程度になるかを、利用者の選択に応じてクライアント側で表示するようにしてもよい。
(5)ハイライト再生の再生モードを、一つのコンテンツに対して複数用意してもよい。例えば、野球の試合で、
a,ホームランの場面のみを再生する,
b,得点が入った場面をすべて再生する,
c,ピッチャーが三振をとった場面を再生する,
d,いずれか一方のチームの攻撃回のみを再生する,
e,特定の選手が登場する場面を再生する,
f,前記a〜eの組み合わせ
といった具合である。
(6)前記実施例では、コンテンツ提供サーバ110でテンプレート処理を行って再生制御データを得たが、テンプレート処理はどのようにして行ってもよく、例えば、オペレータによって人為的に行うようにしてもよい。結果的に、コンテンツデータと再生制御データとがクライアント側に提供されればよい。
(7)前記実施例は、携帯端末104やテレビ受像機202においてコンテンツを表示する場合を示したが、パソコンやゲーム機等についても同様である。また、前記実施例は、インターネットを利用したシステムであるが、各種のネットワークに適用可能である。
本発明によれば、サーバ側でCMカットなどの特殊再生に必要な再生制御データを予め生成し、ネットワークを通じてコンテンツをクライアントに送信する際に、再生制御データも送信して、クライアント側で再生制御データに基づく特殊再生処理を行うこととしたので、携帯端末等におけるCMカット,ハイライト再生などの多様なコンテンツ再生が可能となる。
100:動画処理システム
102:インターネット
104:携帯端末
104A:コンテンツ再生アプリ
106:Webサイト
108:TV局サイト
110:コンテンツ提供サーバ
112:コンテンツデータベース
114:テンプレートデータベース
116:テンプレート抽出部
118:再生制御データ生成部
120:再生制御データベース
122:送受信部
124:メニュー画面生成部
126:情報管理部
200:テレビ視聴装置
202:テレビ受像機
204:画面
210:リモコン
212:電源ボタン
214:数字ボタン
216:方向選択ボタン
218:決定ボタン
220:オンデマンドコントローラ
222:リモコン信号解析部
224:送受信部
226:信号処理部
228:メモリ
102:インターネット
104:携帯端末
104A:コンテンツ再生アプリ
106:Webサイト
108:TV局サイト
110:コンテンツ提供サーバ
112:コンテンツデータベース
114:テンプレートデータベース
116:テンプレート抽出部
118:再生制御データ生成部
120:再生制御データベース
122:送受信部
124:メニュー画面生成部
126:情報管理部
200:テレビ視聴装置
202:テレビ受像機
204:画面
210:リモコン
212:電源ボタン
214:数字ボタン
216:方向選択ボタン
218:決定ボタン
220:オンデマンドコントローラ
222:リモコン信号解析部
224:送受信部
226:信号処理部
228:メモリ
Claims (9)
- コンテンツを集積したコンテンツデータベース,
前記コンテンツデータベースのコンテンツに対して、特殊再生処理を行うための再生制御データを、前記コンテンツと対応付けて集積した再生制御データベース,
クライアント端末からの要求に応じて、前記コンテンツデータベースから該当するコンテンツを読み出すとともに、要求に該当するときは前記再生制御データベースから該当する再生制御データを読み出し、読み出したデータをネットワークを通じてクライアント端末に送信する情報管理手段,
を備えたことを特徴とするコンテンツ提供サーバ。 - コンテンツを集積したコンテンツデータベース,
テンプレートを集積したテンプレートデータベース,
前記コンテンツデータベースのコンテンツに対して、前記テンプレートデータベースのテンプレートに基づく特殊再生処理を行うための再生制御データを生成する再生制御データ生成手段,
該再生制御データ生成手段によって生成された再生制御データを、コンテンツと対応付けて集積した再生制御データベース,
クライアント端末からの要求に応じて、前記コンテンツデータベースから該当するコンテンツを読み出すとともに、前記再生制御データベースから該当する再生制御データを読み出し、読み出した各データをネットワークを通じてクライアント端末に送信する情報管理手段,
を備えたことを特徴とするコンテンツ提供サーバ。 - 前記再生制御データは、該当するコンテンツから所定部分を削除するか、もしくは抽出するための時間データを含むことを特徴とする請求項1又は2記載のコンテンツ提供サーバ。
- 前記クライアント端末に対して、各コンテンツに用意された特殊再生処理の再生モードを示すメニュー画面を提供することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンテンツ提供サーバ。
- 請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ提供サーバ,
該コンテンツ提供サーバからネットワークを通じてコンテンツと再生制御データを受信し、再生制御データに基づくコンテンツの特殊再生を行うクライアント端末,
を含むことを特徴とするコンテンツ提供システム。 - 請求項5記載のコンテンツ提供システムにおけるクライアント端末であって、
前記コンテンツ提供サーバからネットワークを通じて受信したコンテンツと再生制御データとに基づいて該コンテンツの特殊再生を行うための特殊再生手段を備えたことを特徴とするクライアント端末。 - 前記クライアント端末が携帯端末であり、アプリケーションソフトウエアによって前記特殊再生手段による特殊再生を行うことを特徴とする請求項6記載のクライアント端末。
- 前記クライアント端末が、
テレビ番組を表示するためのテレビ受像機,
該テレビ受像機に対して動作を指示するリモコン信号を出力するリモコン,
前記テレビ受像機に接続されたオンデマンドコントローラ,
を備えており、該オンデマンドコントローラは、
前記リモコン信号に対応する動作を解析するリモコン信号解析手段,
該手段による解析結果に基づいて、利用者が指示した要求を送信するための信号処理を行うとともに、受信したコンテンツ及び再生制御データに基づいて前記テレビ受像機に特殊再生の画面表示を行うための信号処理を行う信号処理手段,
前記サーバとの間でデータの送受信を行う送受信手段,
を備えたことを特徴とする請求項6記載のクライアント端末。 - 請求項7記載のクライアント端末におけるコンテンツ再生用のアプリケーションソフトウエアであって、
前記コンテンツ提供サーバからネットワークを通じて受信したコンテンツと再生制御データとに基づいて該コンテンツの特殊再生を行う機能を有することを特徴とするクライアント端末のアプリケーションソフトウエア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012131918A JP2013258475A (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | コンテンツ提供サーバ,そのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012131918A JP2013258475A (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | コンテンツ提供サーバ,そのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエア |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013258475A true JP2013258475A (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=49954593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012131918A Pending JP2013258475A (ja) | 2012-06-11 | 2012-06-11 | コンテンツ提供サーバ,そのシステム,クライアント端末,アプリケーションソフトウエア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013258475A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017103743A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-08 | 株式会社東芝 | 電子機器および映像再生方法 |
-
2012
- 2012-06-11 JP JP2012131918A patent/JP2013258475A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017103743A (ja) * | 2015-11-25 | 2017-06-08 | 株式会社東芝 | 電子機器および映像再生方法 |
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