JP2013255833A - Iron - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ベースを備えたアイロンに関する。 The present invention relates to an iron provided with a base.
従来のアイロンの掛け面には、滑りを良くするため摺動性の良いフッ素樹脂コートが施されている(特許文献1参照)。 A conventional iron hanger is provided with a slidable fluororesin coat to improve sliding (see Patent Document 1).
また従来より、ボタンまわりやタックの折り目等の細かい部分を掛けるため、掛け面の先端を細かくした構成があった。 Conventionally, there has been a configuration in which the tip of the hooking surface is made fine so as to hang a fine portion such as a button or a crease of a tack.
さらに従来は、ベース温度が設定した温度レベルになるまでの間は表示部を点滅させて、まだ設定した温度レベルに達していないことを使用者に知らせ、設定した温度レベルに達したら表示部を点滅から点灯に切り替えて、使用者に知らせるものがあった(特許文献2参照)。 Furthermore, conventionally, the display unit blinks until the base temperature reaches the set temperature level, informing the user that the set temperature level has not been reached, and when the set temperature level is reached, the display unit is displayed. There is one that notifies the user by switching from blinking to lighting (see Patent Document 2).
しかし、従来の構成では、アイロンを掛ける方向を替える際、持ち手を替えるか体や手首を捻ってアイロンの向きを替える必要があり、手首への負担や煩わしさがあった。 However, in the conventional configuration, when changing the direction of ironing, it is necessary to change the direction of the iron by changing the handle or twisting the body or wrist, and there is a burden and annoyance on the wrist.
また、従来の方法では、ベース温度が設定した温度レベルになるまでの温度レベル表示を点滅させている間、使用者はまだベース温度が設定した温度レベルに達していないということを知ることは出来ても、あとどのくらいで設定した温度レベルに達するのかということや、ベース温度が設定した温度レベルに対してどのくらいまで近づいているのかということを知ることは出来なかった。 In the conventional method, while the temperature level display blinks until the base temperature reaches the set temperature level, the user can know that the base temperature has not yet reached the set temperature level. However, it was not possible to know how far the set temperature level was reached and how close the base temperature was to the set temperature level.
そこで本発明は、上記問題点に鑑み、手首への負担を軽減させ、使い勝手を向上させたアイロンを提供することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to provide an iron that reduces the burden on the wrist and improves usability.
さらに本発明は、上記問題点を鑑み、温度レベルに対する現在温度の表示をすることにより、温度レベルに対する現在のベース温度の目安を知ることができるアイロンを提供することを目的とする。 Furthermore, the present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide an iron capable of knowing an indication of the current base temperature with respect to the temperature level by displaying the current temperature with respect to the temperature level.
請求項1の発明のアイロンでは、アイロン本体の下部に設けられた加熱手段を有するベースと、前記ベースの下面に掛け面部材を具備し、前記掛け面部材の後部両端に先細形状を備えたこと特徴とする。 In the iron of the first aspect of the present invention, a base having a heating means provided at a lower portion of the iron body, a hooking surface member on the lower surface of the base, and a tapered shape at both rear ends of the hooking surface member. Features.
請求項2の発明のアイロンでは、加熱手段を有するベースと、このベースの温度を検知する温度検知部と、前記ベースの温度を任意の温度レベルに設定する温度設定部、前記温度設定部で設定された前記温度レベルに前記ベースの温度を近づける制御部と、前記温度設定部の操作に応じ前記温度レベルを表示する表示部とを備え、前記ベース温度が、前記温度レベルに達するまでの期間に、前記温度レベルに対する現在のベース温度の状況を表示させることを特徴とする。 In the iron according to the second aspect of the present invention, a base having heating means, a temperature detection unit for detecting the temperature of the base, a temperature setting unit for setting the temperature of the base to an arbitrary temperature level, and setting by the temperature setting unit A control unit that brings the temperature of the base closer to the temperature level that has been set, and a display unit that displays the temperature level in response to an operation of the temperature setting unit, and in a period until the base temperature reaches the temperature level The current base temperature status with respect to the temperature level is displayed.
請求項1の発明によれば、アイロン掛けの引き動作で細かい部分を掛けられる。また、利き手がどちらでも対応できる。さらに、もち手に隠れないので後部先細形状を見ながらアイロン掛け動作ができる。
According to invention of
請求項2の発明によれば、ベースの温度が設定された温度レベルに達するまでのおおよその目安を知ることができる。
According to the invention of
以下、添付図面を参照しながら、本発明におけるアイロンの好ましい各実施例を説明する。なお、これらの各実施例において、同一箇所には同一符号を付し、共通する部分の説明は重複するため極力省略する。 Hereinafter, preferred embodiments of the iron according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. Note that, in each of these embodiments, the same portions are denoted by the same reference numerals, and the description of the common portions is duplicated and is omitted as much as possible.
図1〜図4に本発明の第1実施例を示しており、1はアイロン本体であり、このアイロン本体1は加熱手段としてのヒータ2を埋設したベース3を下部に備えている。
1 to 4 show a first embodiment of the present invention, wherein 1 is an iron body, and this
ベース3の底面には、掛け面部材4が具備され、前記掛け面部材4に固着されたナット等の締結部材5によりベース3と密着している。
A
ベース3の内部には、ヒータ2の近傍に位置して蒸気室すなわち気化室6が形成され、この気化室6に連通する噴出孔7がベース3の下面に設けられる。
Inside the
気化室6は、ベース3に形成されず別体であってもよい。
The
また、8はベース3の上部に設けられたカバーであり、9はカバー8の上方に設けられたハンドルであり、ハンドル9の前方には、水タンクに相当する容器たるカセットタンク10がアイロン本体1に対し、着脱自在に設けられる。
カセットタンク10は、例えば合成樹脂で形成され、上面から見た形状が略U字状で、その両側がハンドル9の前端部側から後端部側の両端にかけて跨るように配置されている。
The
11は、カセットタンク10の前部に設けられた開閉自在な注水口蓋であり、ここからカセットタンク10内に水を収容し、かつカセットタンク10内の不用水を破棄できるようになっている。
またカセットタンク10のロック機構は、カセットタンク10の一側面にやや突出して、タンクロック釦12が設けられており、このタンクロック釦12を操作することにより上下動する昇降体13が、弾性部材たるスプリング14により常時上方に付勢されている。
Further, the
そして、昇降体13の上部に突設したロック部15が、ハンドル9の前面に形成した孔部16に係止する構成になっている。
And the
カセットタンク10の内部には、弁装置17が設けられており、この弁装置17の下部には、気化室6に連通する導水路たる通水継手18が設けられている。
A
弁装置17は、支持体19により、直立状態かつ摺動自在に支持されたスチーム開閉棒20と、支持体19の凹部底面上に設けられたパッキン21と、このパッキン21を常時、支持体19の凹部底面側に付勢して、密着状態を保護する付勢部材としてのスプリング22とを備え、スチーム開閉棒20の下端部に形成した弾性を有する弁体23は、カセットタンク10の底面に形成した流出孔24の中心部に臨んで設けられている。
The
また、通水継手18とベース3との間には、ベース3からの熱を遮断する遮熱板25が介在している。
Further, a
この遮熱板25の下方には、気化室6の上部開口部を覆うようにして、蓋体26が設けられている。
A
27は、通水継手18の途中に設けられたノズルであり、このノズル27を開閉する開閉弁28が、前記遮熱板25及び蓋体26に共通して設けられた開口部29より、ベース3の凹部30に向けて下方に突出している。
このベース3の凹部30には、感熱応動体に相当する反転式のバイメタル31が収容されており、凹部30の近傍にある気化室6が所定の温度に達すると、バイメタル31が凹部30の内部で反転し、スプリング32の付勢に抗して開閉弁27を押し上げることにより、ノズル27を開くよう構成されている。
An inversion-
前記ハンドル9は、把持部に相当する把手部33の他に、この把手部33の下方に位置するアイロン本体1の腹部34と把手部33との間に、手を入れるための空洞35を形成してある。
In addition to the
なお、ここでいう腹部34とは、カセットタンク10の両側を除く把手部33に対向したアイロン本体1の平坦状の中央上面部を指すものである。
Here, the
ハンドル9の上部には、ベース3の設定温度を変えるための設定釦36が配設されており、ハンドル9の内部には、ヒータ2を適宜通断電することにより、ベース3を所定の温度に制御する温度制御装置37が設けられる。
A
この温度制御装置37は、具体的には、前記設定釦36のスイッチ部38や複数の発光ダイオードすなわちLED39の他に、現在の設定温度を記憶保持し、設定釦36の受付を可能にするコンデンサなどの蓄電装置40などを基板41の上面に実装して構成される。LED39の光は、把手部33に貼付された温度表示銘板42を透過し、現在の設定温度を表示する。
Specifically, the
以下に本実施例のアイロンの特徴的部位について説明すると、前記掛け面部材4は、一般的なアルミニウム、銅等からなる熱伝導性の良い金属プレートからなるダイカスト品であり、掛け面43表面にはDLC(ダイヤモンドライクカーボン: Diamond-Like Carbon)皮膜44を形成している。DLC皮膜44は、一般にプラズマCVD法と称される手法で、掛け面部材4に、原料としてアセチレンなどの炭化水素ガスを使い、チャンバー内で原料ガスをプラズマ化して、気相合成した炭化水素を蒸着させて、掛け面43表面に略数十nm(ナノメートル)〜略数十μm(マイクロメートル)の膜厚でDLC皮膜44を成膜させる。その際、水素の含有量を調整することにより、摺動性と耐磨耗性のバランスのとれた塗膜を生成することができる。つまり、水素の含有量を少なくして炭素を多く含有させると、炭素原子は密集するのでダイヤモンドのように硬度を増し、水素の含有量を多くすると、表面エネルギーの低い水素が表面に出てくるため、摺動性が上がる。従来のコーティングにおいて摩擦係数は0.2以下であったが、DLC皮膜44は表面エネルギーが一番小さい水素と表面硬度が一番高いダイヤモンドの原料である炭素で構成されているため、水素の含有量を多くして摩擦係数を0.1以下としても、表面硬度をビッカース硬さ(Hv)1000以上にすることができる。
The characteristic part of the iron of the present embodiment will be described below. The hooking
尚、DLC皮膜44は、掛け始め、アイロン掛け終了時の布地と掛け面部材4の側面である掛け面側面45との接触を考慮し、掛け始めや、終了時の摺動性の向上として、掛け面43表面だけではなく、掛け面側面45にも形成してもよい。
In addition, the
次に、上記構成のスチームアイロンにおける動作の説明をする。予め注水口蓋11から水をカセットタンク10内に収容するとともに、このカセットタンク10をハンドル9の前部から差し込むと、カセットタンク10の上面がスプリング14に抗してロック部15を押し下げ、最終的に孔部16にロック部が係止することで、カセットタンク10がアイロン本体1の所定位置にセットされる。
Next, the operation of the steam iron having the above configuration will be described. When water is previously stored in the
次いで、アイロン本体1を載置台に載置した状態で、電源コードをコンセントに差し込むと、載置台の電源接点からアイロン本体1内の温度制御装置37および蓄電装置40に電源が供給される。温度制御装置37においては、初期状態として切状態の設定モードが先ず設定され、操作パネル(図示せず)の「切」に対応するLED39が点灯する。なお、この切状態では、安全のためにヒータ2への通電は行なわない。その後、設定釦36を押動操作すると、設定モードは「切」から「低」、「中」、「高」の順に切換わり、これに対応するLED39が点灯する。そして、「切」以外の設定モードに切換わると、温度制御装置37によりヒータ2が通電される。
Next, when the power cord is inserted into the outlet while the
温度制御装置37は、アイロン本体1が載置台に載置中であるか離脱中であるかをアイロン載置検知手段(図示せず)により検知する。アイロン本体1が引き続き載置台に載置される状態では、ベース3が温度設定手段(図示せず)にて設定した温度に達するまで、ヒータ2によるベース3への加熱が行なわれる。このとき、温度制御装置37は、ベース3が設定温度に近い適温範囲内であるか否かを、温度検知手段(図示せず)からの検知出力により判断する。そして、ベース3の温度が適温範囲を外れているときは、設定温度に対応する温度表示銘板42のLEDを点滅状態にし、ブザー(図示せず)による報知は行なわないようにして、ベース3が不適温状態であることを使用者に知らせる。一方、ベース3の温度が適温範囲内にあるときには、設定温度に対応する温度表示銘板42のLED39を点灯状態にするとともに、ブザー(図示せず)を一定時間鳴動させて、使用者にアイロン掛けが可能なことを報知する。そして、温度制御装置37は、アイロン本体1が載置台に載置されている限り、ベース3の温度が適温範囲内に維持されるように、ヒータ2を通断電制御するとともに、ベース3の温度が適温か不適温であるかに拘らず、前述の手順に戻る。
The
その後、アイロン掛けのためにアイロン本体1を載置台から離脱すると、載置台からアイロン本体1側への電源供給が遮断され、ヒータ2は断電状態となる。温度制御装置37は、蓄電装置40からの給電により引き続き動作するが、ベース3の温度が適温範囲よりも下がったとき、あるいは、設定釦36を操作することにより、それまでよりも高温に切換わったときに、LED39を利用して、アイロン本体1の載置台への載置を促す給電報知または表示を行なう。
Thereafter, when the
アイロン掛けを行なう場合、アイロン本体1の空洞35から手を差し入れた後、ハンドル9の取手部33を掌で抱えるようにして握る、この際取手部35の後端部の幅を略中央部より徐々に広げるとともに、高さを下げることによりアイロン掛け最中にアイロン本体1が手から抜け出ないようにしてある。また、ベース3の先端部に対する目視を良好にするために、カセットタンク10の前端面は、アイロン本体1の後方側に向けて比較的大きく倒れるように傾斜させてあるが、本実施例におけるカセットタンク10の両側は、充分な水量を収容できるだけの高さを確保してあるので、従来のような水タンクの容量不足を解消することが可能になる。
When performing ironing, after inserting a hand from the
使用者はアイロン掛けをする場合に、布のしわの状態に応じて、スチームの状態及び噴霧の状態を切り替えて使用する。つまり、通常のスチームアイロンとして使用する場合は、スチーム開閉棒20を上昇させてカセットタンク10内の水を気化室6に供給し、常時スチームを噴出しながらアイロン掛けを行う。また、がんこなしわを伸ばそうとする時には、操作釦(図示せず)を操作して強力なスチームを噴出させるか、もしくは、操作釦(図示せず)を操作してミストを噴霧し、布に水分を吸収させてアイロン掛けを行う。
When ironing, the user switches between the steam state and the spray state according to the wrinkle state of the cloth. That is, when using as a normal steam iron, the steam opening / closing
本実施例ではベース3に、掛け面43表面にDLC皮膜44を形成した掛け面部材4を設けているため、掛け面43の表面硬度が大幅に強化され、磨耗や傷に強い掛け面43とすることができる。よって、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できる。
In this embodiment, the
また、掛け面部材4を、熱伝導性の良い金属プレートとしているため、ベース3との温度差が生じにくく、掛け面43の温度をアイロンの設定温度とほぼ同じにすることができる。よって、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できると共に、掛け面43の温度変化を少なくすることができ、アイロン掛けの際に衣服のしわの伸びが良好となる。
In addition, since the hanging
さらに、掛け面部材4を構成する熱伝導性の良い金属プレートを一般的なアルミニウム、銅とすることによりコストをかけずに、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できる。
Furthermore, an iron excellent in wear resistance and scratch resistance can be provided without cost, by using a general aluminum or copper as the metal plate having good thermal conductivity constituting the hanging
また、掛け面部材4をダイカスト品にすることにより、ベース3との締結に用いる締結部材5を掛け面部材4と一体化することができ、コストを掛けずに耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供することができる。
Further, by making the hooking surface member 4 a die-cast product, the
以上のように本実施例では、ベース3を備えたアイロンにおいて、DLC皮膜44を形成した部材たる掛け面部材4を前記ベース3に設けたことにより、掛け面43の表面硬度が大幅に強化され、磨耗や傷に強い掛け面43とすることができる。よって、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できる。
As described above, in the present embodiment, in the iron provided with the
また、掛け面部材4は熱伝導性の金属プレートからなり、金属プレートをアルミニウム又は銅としたことにより、ベース3との温度差が生じにくく、掛け面43の温度をアイロンの設定温度とほぼ同じにすることができる。よって、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できると共に、掛け面43の温度変化を少なくすることができ、アイロン掛けの際に衣服のしわの伸びが良好となる。さらに、掛け面部材4を構成する熱伝導性の良い金属プレートを一般的なアルミニウム、銅とすることによりコストをかけずに、耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供できる。
Further, the hanging
さらに、掛け面部材4をダイカスト品としたことにより、ベース3との締結に用いる締結部材5を掛け面部材4と一体化することができ、コストを掛けずに耐磨耗、耐傷付きに優れたアイロンを提供することができる。
Furthermore, by using the hanging
次に、本発明の第2実施例におけるアイロンを図5〜図7に基づき説明する。下記に記す以外のアイロン本体1の構成については前記第1実施例と重複するため説明は省略する。本実施例のアイロンは、掛け面部材4は熱伝導性の良い金属プレートからなり、掛け面43表面にはボロンを分散含有した複合メッキ皮膜膜やDLC皮膜等を形成しており、掛け面43の後部の両端には、掛け面43の先端先細形状43Aと略同形状の後部先細形状50,50を備えている。ここで、各後部先細形状50,50は、掛け面部材4の中心線Xから左右両方向へ所定寸法Dだけずらし、各後部先細形状50,50の中心線Yを掛け面部材4の中心線Xから水平方向に角度α(ここで、0°<α<90°、図7では角度αを略45°としている)だけずらして、掛け面部材4の後部の左右両端に設けられており形成されている。
Next, an iron according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. Since the structure of the
掛け面部材4は、ダイカスト品からなり締結部材5を一体に成形してもよく、また、掛け面部材4の掛け面43を含む表面にはフッ素や琺瑯といった耐久性及び摺動性をもった被膜を形成してもよい。
The hooking
本実施例では、掛け面部材4の後部に後部先細形状50,50を備えたことにより、アイロン掛けの引き動作で細かい部分を掛けることができる。それにより手首や身体を捻ることなく、アイロンの引き動作で細かい部分が掛けられるため、手首や身体に負担を掛けることなく、綺麗に仕上げることができる。
In this embodiment, since the rear taper shapes 50 and 50 are provided at the rear portion of the hooking
また、後部先細形状50,50を掛け面部材4の後部の左右両端に位置させたことにより、利き手がどちらでも対応できる。持ち手に隠れない後部先細形状50,50を見ながらアイロン掛け動作ができるので、使い勝手が向上し、素早く綺麗に仕上げることができる。
In addition, by positioning the rear
以上のように本実施例は請求項1に対応しており、アイロン本体1の下部に設けられた加熱手段たるヒータ2を有するベース3と、ベース3の下面に掛け面部材4を具備し、掛け面部材4の後部両端に後部先細形状50,50を備えたことにより、アイロン掛けの引き動作で細かい部分を掛けられる。また、利き手がどちらでも対応できる。さらに、もち手に隠れないので後部先細形状50,50を見ながらアイロン掛け動作ができる。
As described above, this embodiment corresponds to claim 1 and includes a
次に、本発明の第3実施例におけるアイロンを図8〜図16に基づき説明する、下記に記す以外のアイロン本体1の構成については前記第1実施例と重複するため説明は省略する。
Next, the iron in the third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 8 to 16, and the configuration of the
本実施例のハンドル上面には、ベース3の設定温度レベルを切り替える切替ボタン60、そしてその切替ボタン60の操作に応じた設定温度レベル61を表示する液晶ディスプレイ(LCD)からなる表示部62、スチームアイロンから噴出されるスチーム量の設定を行い、このスチーム量に対応するスチームアイロンの使用設定を「通常スチーム」・「増量スチーム」・「ドライ」と切り替え可能とするスチーム設定部たるスチームボタン63、一時的に通常のスチーム量以上のスチームを噴出可能にするショットの噴出を行うスチーム増量ボタン64を有する。
On the upper surface of the handle of this embodiment, a
図9のアイロンの平面図において、この表示部62と切替ボタン60等をわかりやすく表している。
In the plan view of the iron in FIG. 9, the
次に、図10に基づき電気的な構成を説明する。アイロン内に備えた制御部65は、内蔵するマイクロコンピュータの記憶装置(図示せず)に記憶されたプログラムの制御シーケンスに従って、一連の動作を行うように構成されている。
Next, an electrical configuration will be described with reference to FIG. The
この制御部65の入力側には、ベース3に備えたサーミスタなどからなる温度センサ66、切替ボタン60、スチームボタン63、スチーム増量ボタン64が各々接続される。また、制御部65の出力側には、ヒータ2、表示部62が各々接続される。
A
次に、上記構成のスチームアイロンにおける動作の説明をする。このように構成されたスチームアイロンを使用する際は、まず切替ボタン60を操作し設定温度レベル61の設定を行う。この操作に応じてヒータ2が通電され、ベース3の温度が上昇する。
Next, the operation of the steam iron having the above configuration will be described. When using the steam iron configured in this way, first, the
ベース3の温度は温度センサ66により逐次検知されこの検知信号に基づきヒータ2の通電を制御部65を介してオンオフ制御され、ベース3の温度が設定温度に保たれる。
The temperature of the
この状態において、表示部62には設定温度レベル61の温度が低いか高いかに応じて「低」・「中」・「高」の3段階に切り替えて設定温度レベル61の表示を行い、図9には例として「高」を表示している。ここで、「低」・「中」・「高」での設定温度レベル61をそれぞれ温度Ta・Tb・Tc相当とする(Ta<Tb<Tc)。
In this state, the
図11は切替ボタン60操作の状態変移図である。この図は、図8、図9で表した設定温度レベル61を設定するための切替ボタン60とその切替ボタン60の操作により切り替わる設定温度レベル61との関係を表している。アイロンの通電開始後(ステップS101)は設定温度レベル61は設定されず、切(停止状態)となる(ステップS102)。この状態から切替ボタン60を押下するとまず設定温度レベル61が「低」になり(ステップS103)、更に押下すると「中」(ステップS104)、更には「高」となり(ステップS105)、設定温度レベル61が「高」のときに切替ボタン60を押下すると、ステップS101へ戻って切(停止状態)に戻るというような動きとなる。
FIG. 11 is a state transition diagram of the
図11における設定温度レベル61を「高」に設定した場合の表示部62の表示状態変移図が図12である。図13から図16は図12のそれぞれの場面(ステップS201〜S205)においての表示部62の表示を表した図となり、温度レベル61の下に表示されているものが、1〜3個目のブロック67A,67B,67Cをそれぞれ点灯又は消灯させて、ベース温度Tが設定した設定温度レベル61に段階的にどれくらいまで近づいているかを表す温度表示バー67である。
FIG. 12 is a display state transition diagram of the
これよりから図12を、図13から図17を用いて説明する。切替ボタン60で設定温度レベル61が「高」(温度Tc相当)に設定されると、表示部62に「高」が点滅を開始し、温度表示バー67は点灯する(ステップS201)。このときの表示部62を表したものが図13となる。この時点では、ベース3のベース温度Tは冷えているので、まだ温度表示バー67は1〜3個目67A,67B,67Cまで全て白い表示となる。加熱手段であるヒータ2により、ベース温度Tが上がってきて、ベース温度Tが第1温度ポイントT1に到達すると、設定温度レベル「高」61は点滅したままで図14のように温度表示バー67の1個目67Aが点灯する(ステップS202)。更にベース温度Tが上がり、第2温度ポイントT2(T2>T1)に到達すると、温度レベル「高」61は点滅のまま図15のように温度表示バー67の2個目67Bも点灯する(ステップS203)。また更にベース温度Tが上がり、最後に設定温度レベル「高」61相当の温度Tcに到達すると(T=Tc)、設定温度レベル「高」61表示を点灯に切替え、図16のように温度表示バー67は、3個目67Cが点灯して1〜3個目67A,67B,67Cまでが全て点灯状態となり(ステップS204)、そして設定温度レベル61に到達したことにより温度表示バー67は消灯して、図17のようになり(ステップS205)、温度表示バー67が消灯したことを確認した使用者は、設定温度レベル61が「高」(温度Tc相当)でアイロンを使用する。
FIG. 12 will be described with reference to FIGS. 13 to 17. When the set
また、図17では設定温度レベル61の表示「高」の右側スペース68にマーク69が表示されているが、これは図9のスチームボタン63を使用したときに表示されるスチームマークである。さらにスチームマーク69を表示する以外にも、この設定温度レベルの表示61の右側のスペース68には「高温の箇所には触れないでください」と注意喚起メッセージのスクロール表示をさせたり、エラー時のエラーメッセージを表示したりとさまざまな記号、文字、或いは図形等やそれらを組み合せたものを表示をすることが可能である。
Further, in FIG. 17, a
ここまで、ベース3のベース温度Tが設定した設定温度レベル61相当の温度よりも低い状態から始めた場合の説明をしてきたが、実使用上、ベース温度Tが設定した設定温度レベル61相当の温度よりも高い状態から始まる場合も考えられる。
Up to this point, the case where the base temperature T of the
例えば、図12〜図17では設定温度レベル61「高」で使用したが、設定温度レベル61を切替ボタン60により「高」から「低」(温度Ta相当)に切り替えた場合はベース3をヒータ2で加熱せず、「低」相当の温度Taになるまで温度Tを下げなければいけない。この場合も、切替ボタン60で「高」から「低」に切替えた際に、「低」を点滅させるとともに温度表示バー66を表示させる。温度Tが下がって設定温度レベル61「低」相当の温度Taに近づくにつれ温度表示バー67の1個目67A、2個目67Bを点灯させる。このときはまだ温度レベル61「低」を点滅表示する。
For example, in FIG. 12 to FIG. 17, the
温度Tが下がり温度レベル61「低」相当の温度Taに到達すると(T=Ta)、「低」を点灯に切替えて温度表示バー67を3個67A,67B,67Cすべて点灯して、使用可能の報知として温度表示バー67は消灯する。
When temperature T falls and reaches temperature Ta corresponding to
ここで、LED方式とは異なり、液晶式の表示部62に大きく温度レベル61を表示させることにより、使用者にとって表示が見やすく使いやすいアイロンを提供することができる。
Here, unlike the LED system, by displaying the
また、温度表示バー67を1〜3個目のブロック67A,67B,67Cを段階的に点灯又は消灯させて表示させることにより、使用者はベース温度Tが設定した設定温度レベル61に段階的にどれくらいまで近づいているかを視覚的に容易に知ることができる。
Further, by displaying the
以上のように本実施例は請求項2に対応しており、加熱手段たるヒータ2を有するベース3と、このベース3の温度を検知する温度検知部たる温度センサ66と、ベース温度Tを任意の温度レベルである設定温度レベル61に設定する温度設定部たる切替ボタン60と、切替ボタン60で設定された設定温度レベル61にベース温度Tを近づける制御部65と、切替ボタン60の操作に応じ設定温度レベル61を表示する表示部62を備え、ベース温度Tが、設定温度レベル61に達するまでの期間に、設定温度レベル61に対する現在のベース温度Tの状況を温度表示バー67にて表示させることにより、ベース温度Tが設定温度レベル61に達するまでのおおよその目安を視覚的に容易に知ることができる。
As described above, this embodiment corresponds to the second aspect, and the
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、着脱式のカセットタンク10に限らず、上記ロック機構を備えていない固定式の水タンクであってもよい。また、水タンクを備えないドライ専用のアイロンであってもよい。また、コードレスアイロンに限らず、コード付きのアイロンであってもよい。
The present invention is not limited to the above embodiments, and can be modified without departing from the spirit of the present invention. For example, it is not limited to the
1 アイロン本体
2 ヒータ(加熱手段)
3 ベース
4 掛け面部材
50 後部先細形状
60 切替ボタン(温度設定部)
61 設定温度レベル(温度レベル)
62 表示部
66 温度センサ(温度検知部)
T ベース温度
1
3
61 Set temperature level (temperature level)
62
T base temperature
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