JP2013252916A - Vibration damping device of elevator tail cord - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、建屋からエレベーターの乗りかごに渡されたテールコードの揺れを抑制するエレベーターテールコードの制振装置に関する。 The present invention relates to a vibration damping device for an elevator tail cord that suppresses shaking of a tail cord passed from a building to an elevator car.
エレベーターのテールコード(移動制御ケーブル)は、張力が低く、また拘束(支持)するものもなく、さらに固有振動周期が長いため、強風や地震により建屋が大きく振動した場合、特に振動周期の長い長周期地震動により建屋が大きく振動した場合には、テールコードも大きく揺れる。 Elevator tail cords (movement control cables) have low tension, are not restrained (supported), and have a long natural vibration period, so if the building vibrates greatly due to strong winds or earthquakes, the long vibration period is particularly long. When the building vibrates greatly due to periodic ground motion, the tail cord also shakes greatly.
特に、乗りかご側に懸架された側のテールコードは最上階で一番長い状態となり、かつ、拘束されていないため、テールコードが大きく揺れると昇降路壁に衝突し、この時に他の機器や部材に絡みつき易く、絡んだままでエレベーターを運転するとテールコードや機器を破損するなどの事故を起こし易い。 In particular, the tail cord on the side suspended from the car side is the longest on the top floor and is not restrained, so if the tail cord shakes greatly, it will collide with the hoistway wall, and other equipment and It is easy to get entangled with members, and accidents such as damage to the tail cord and equipment are likely to occur if the elevator is operated while being entangled.
そこで、テールコードの揺れが大きくならないようにする制振構造が必要であり、特に乗りかごが最上階にある場合において最も必要であった。 Therefore, a vibration damping structure that prevents the tail cord from shaking greatly is necessary, particularly when the car is on the top floor.
その対策として一般的なエレベーターでは、テールコードが揺れたときに他の機器などに絡みつかないよう、昇降路内にワイヤーや網を張り巡らせていた。 As a countermeasure, in general elevators, wires and nets are stretched around the hoistway so that the tail cord does not get entangled with other equipment.
しかし、ほかの長尺物である主ロープなどに比べてテールコードは軟らかいため、昇降路内を触れ回った場合、張り巡らせたワイヤー等を回り込み、効果が十分期待できるものではなかった。 However, since the tail cord is softer than other long main ropes, when touching the inside of the hoistway, it is not possible to fully expect the effect because it wraps around the wires that are stretched around.
そこで例えば、エレベーターテールコードの制振装置の発明として、テールコードの移動に合わせて、常にテールコードに張力を付与してテールコードを制振しようとするものが提案されていた(特許文献1参照)。 Therefore, for example, as an invention of an elevator tail cord damping device, there has been proposed one that attempts to damping the tail cord by always applying tension to the tail cord in accordance with the movement of the tail cord (see Patent Document 1). ).
一方、テールコードの揺れ抑制では建屋に固定された側の揺れを抑制する構造としては、磁力によってその変位を抑えるものが提案されていた(特許文献2参照)。 On the other hand, as a structure that suppresses the shaking of the side fixed to the building in the tail cord shaking suppression, a structure that suppresses the displacement by a magnetic force has been proposed (see Patent Document 2).
しかし特許文献1に記載の従来技術では、張力を付与させる張り車がその自重をテールコードに支持された状態で、テールコードの昇降移動に合わせて上下に変位する構造となっているため、安定した状態でテールコードに張力を付与するには、高精度の据付け及び調整などの煩雑な作業が必要となる不都合があった。 However, in the prior art described in Patent Document 1, the tension wheel to which tension is applied is structured to be displaced up and down in accordance with the lifting and lowering movement of the tail cord in a state where its own weight is supported by the tail cord. In order to apply tension to the tail cord in such a state, there is a disadvantage that complicated operations such as high-precision installation and adjustment are required.
また特許文献2に記載の従来技術では、乗りかごが最上階に位置している場合には、テールコードと振れ抑制磁性部材との接触面積が小さくなるため、この場合に、乗りかごから下に懸架されたテールコードの揺れに対しては制振効果が得られない懸念があった。
In the prior art described in
本発明はこれらの点を鑑みてなされたもので、その目的は、乗りかごが最上階に位置している場合においても、テールコードの揺れを簡易な構造で制振できるエレベーターテールコードの制振装置を提供するにある。 The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to suppress the vibration of an elevator tail cord that can control the vibration of the tail cord with a simple structure even when the car is located on the top floor. To provide the equipment.
本発明は上記目的を達成するために、乗りかごが昇降する昇降路と乗りかごとの間に設けられ、前記乗りかごの昇降に応じて前記昇降路内を上下に変位するテールコードの揺れを抑制するエレベーターテールコードの制振装置において、その一端が前記昇降路に取付けられるとともに、その他端が、前記乗りかごが昇降路の最上部に位置している際にテールコード鉛直方向最下部に形成される屈曲部に当接して張力を付与するとともに、前記テールコードの変位に追従して前記テールコードへの当接位置を変位させるよう構成したことを特徴とする。 In order to achieve the above object, the present invention provides a tail cord that is provided between a hoistway in which a car moves up and down and a car, and that is displaced up and down in the hoistway in accordance with the raising and lowering of the car. In the elevator tail cord damping device to be suppressed, one end of the elevator tail cord is attached to the hoistway, and the other end is formed at the lowermost portion of the tail cord in the vertical direction when the car is located at the uppermost portion of the hoistway. It is configured to apply a tension by abutting against the bent portion and to displace the abutting position on the tail cord following the displacement of the tail cord.
本発明のエレベーターテールコードの制振装置は、乗りかごが最上階に位置している場合においても、テールコードの揺れを簡易な構造で制振することができる。 The elevator tail cord vibration damping device of the present invention can control the tail cord vibration with a simple structure even when the car is located on the top floor.
以下、本発明であるエレベーターテールコードの制振装置の第1の実施の形態を図1から図3に基づき説明する。 Hereinafter, a first embodiment of a vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention will be described with reference to FIGS.
図に示す通り、乗りかご1が昇降する昇降路50と乗りかご1との間には、制御信号や電力などを授受するためのテールコード2が設けられている。
As shown in the figure, a
またテールコード2の一端は昇降路50に固定されているが、それより下方に垂下される部位は、前記乗りかご1の昇降に応じて前記昇降路50内を上下に変位するよう構成されている。
Further, one end of the
さらにテールコード2は一般に、制御線や電力線等の複数の多芯ケーブルと、テールコード2の重量を支えるための補強材であるスチールコードからなっており、これらを絶縁材料により被覆している。
Furthermore, the
さらにまたテールコード2は、ねじれを防ぐために、長方形の断面形状をしており、乗りかご1の行程を考慮した長さで、昇降路50と乗りかご1との間に設けられている。
Furthermore, the
本発明であるエレベーターテールコードの制振装置は、その一端が前記昇降路50に取付部材5、6を介して回動自在に支持される長尺形状の取付部材4と、この取付部材4の他端側に設けられテールコード2に当接して回動し張力を付与するテンションローラ3とをから構成している。
The vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention has an
またここでテンションローラ3は図1に示すように、乗りかご1が昇降路50の最上部に位置している際にテールコード2の鉛直方向最下部に形成される屈曲部2Rに当接して張力を付与するよう構成されている。
In addition, as shown in FIG. 1, the
さらに図に示す通り、乗りかご1が昇降路50の最下部に下降し、それに追従したテールコード2の変位に追従して、テールコード2への当接位置を変位させるように構成している。
Further, as shown in the figure, the car 1 is lowered to the lowermost part of the
本発明であるエレベーターテールコードの制振装置によれば、図1に示したように、乗りかご1が最上階(昇降路50最上部)に移動した際に形成されるテールコード2の屈曲部2Rに、テールコード2の下向きに張力を与えるようにテンションローラ3を設置したため、乗りかご1が最上階(昇降路50最上部)に位置している場合に長周期地震動が生じたとしても、テンションローラ3によりテールコード2に張力を付与しテールコード2の固有周期を短くすることができることから、テールコード2の揺れを抑制してテールコード2と昇降路内機器の接触を未然に防止し、両者の損傷を防止可能である。
According to the elevator tail cord vibration damping device of the present invention, as shown in FIG. 1, the bent portion of the
また、乗りかご1が昇降路50の最下部に下降し、それに追従したテールコード2の変位に追従して、テンションローラ3のテールコード2への当接位置を変位させるように構成しているため、乗りかご1が昇降路50の最下部に下降した状態においても、テールコード2に張力を付与することが可能である。
Further, the car 1 descends to the lowermost part of the
またこのテンションローラ3は取付部材4、5、6によって昇降路50または図示しないガイドレールに固定されることから、その自重をすべてテールコード2に支持されておらず、その据付および調整作業を容易なものとでき、さらにそれに応じて全体構成も簡易なものとすることができる。
Further, since the
さらに乗りかご1が下降した状態では図2に示すようテンションローラは下向きに回転することで乗りかご1の昇降を妨げることはない。 Further, in the state where the car 1 is lowered, the tension roller rotates downward as shown in FIG.
なお、図1、2ではテールコード2の本数を1本で図示しているが2本以上の複数本の場合も同様で例えば図3に示す構造とすることができる。
In FIGS. 1 and 2, the number of
次に、本発明であるエレベーターテールコードの制振装置の第2の実施の形態を、図4に基づき説明する。 Next, a second embodiment of a vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention will be described with reference to FIG.
この実施の形態では、2本設けたテールコード2、30のそれぞれに、取付部材4〜6と、テンションローラ3とを別々に設けてエレベーターテールコードの制振装置を構成している。
In this embodiment, the
このように制振装置を構成すれば、複数本を備える超高層エレベーターのテールコードにおいても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。 By configuring the vibration damping device in this way, the same effect as that of the first embodiment can be obtained even in the tail cord of a super high-rise elevator including a plurality of elevators.
次に、本発明であるエレベーターテールコードの制振装置の第3の実施の形態を、図5に基づき説明する。 Next, a third embodiment of the vibration damping device for an elevator tail cord according to the present invention will be described with reference to FIG.
この実施の形態によれば、複数本設けたテールコード2、30のうちの上方側テールコード2に当接するよう第1の取付部材4〜6と、第1のテンションローラ3とを設けるとともに、この第1の取付部材4から延設される第2の取付部材10とを設け、この第2取付部材に下方側テールコード30に当接する第2のテンションローラ11とを設けてエレベーターテールコードの制振装置を構成している。
According to this embodiment, the
このように第1のテンションローラ3の回転支持部から、第2の取付部材10を介して第2のテンションローラ11を下方側のテールコード30に押し当てるように設置することで、それぞれのテールコード2、30に対し張力を付与することが出来るため、第1及び第2の実施の形態と同様に各テールコード2、30の固有振動周期を短くすることができる。
As described above, the
これにより長い周期の建屋揺れに対し各テールコード2、30が揺れにくくすることができ、テールコード2、30と昇降路内機器の接触を未然に防止し、両者の損傷を防止可能である。
As a result, the
さらに本実施の形態によれば、昇降路50への取付部を共用化したため、部材数を低減してより構成を簡易化し、それに応じて据付、調整作業も効率化することが可能である。
Furthermore, according to the present embodiment, since the attachment portion to the
1…乗りかご、2…テールコード、2R…テールコード屈曲部、3…テンションローラ、4、5、6…取付部材、10…第2の取付部材、11…第2のテンションローラ、30…テールコード、50…昇降路
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Car, 2 ... Tail cord, 2R ... Tail cord bending part, 3 ...
Claims (4)
その一端が前記昇降路に取付けられるとともに、その他端が、前記乗りかごが昇降路の最上部に位置している際にテールコード鉛直方向最下部に形成される屈曲部に当接して張力を付与するとともに、前記テールコードの変位に追従して前記テールコードへの当接位置を変位させるよう構成したことを特徴とするエレベーターテールコードの制振装置。 In a damping device for an elevator tail cord, which is provided between a hoistway where a car goes up and down and a car, and suppresses shaking of a tail cord which moves up and down in the hoistway according to the raising and lowering of the car,
One end is attached to the hoistway, and the other end abuts against a bent portion formed at the lowermost portion of the tail cord in the vertical direction when the car is located at the uppermost portion of the hoistway to apply tension. In addition, the vibration damping device for an elevator tail cord is configured to displace the contact position with the tail cord following the displacement of the tail cord.
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JPS5795122A (en) * | 1980-12-02 | 1982-06-12 | Fujikura Ltd | Method of preventing vibration of supension flat cable of plural superposed strands |
JP2007153588A (en) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Hitachi Ltd | Moving cable swing preventive device of elevator |
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