JP2013250400A - 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】光学顕微鏡と同等の視野の表示画像を生成できる画像処理装置を提供する。
【解決手段】被写体を撮像することで取得した撮像画像のデータを処理して、表示装置に表示する表示画像のデータを生成する画像処理装置102は、撮像画像のデータを取得する画像データ取得手段301と、表示装置と表示画像を観察する観察者との距離又は距離に関する情報を取得する距離取得手段305と、撮像画像のデータと距離に関する情報とに基づいて、表示画像のデータを生成する表示データ生成手段308と、を備える。表示データ生成手段は、距離又は距離に関する情報から推測した推測距離が短い場合における表示画像中の被写体のサイズよりも距離又は距離に関する情報から推測した推測距離が相対的に長い場合の表示画像中の被写体のサイズのほうが大きくなるように、表示画像のデータを生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮像画像のデータを処理して表示画像のデータを生成する画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
近年、病理分野において、病理診断のツールである光学顕微鏡の代替として、プレパラートに載置された検体(被検試料)の撮像と画像のデジタル化によってディスプレイ上での病理診断を可能とするバーチャルスライドシステムが注目を集めている。バーチャルスライドシステムを用いた病理診断画像のデジタル化により、従来の検体の光学顕微鏡像をデジタルデータとして取り扱うことが可能となる。その結果、遠隔診断の迅速化、デジタル画像を用いた患者への説明、希少症例の共有化、教育・実習の効率化、などのメリットが得られると期待されている。
光学顕微鏡と同等程度の操作をバーチャルスライドシステムで実現するためには、プレパラート上の検体全体をデジタル化する必要がある。検体全体のデジタル化により、バーチャルスライドシステムで作成したデジタルデータをPC(Personal Computer)やワークステーション上で動作するビューワソフトで観察することができる。検体全体をデジタル化した場合の画素数は、通常、数億画素から数十億画素と非常に大きなデータ量となる。バーチャルスライドシステムで作成したデータ量は膨大であるが、それゆえ、ビューワで拡大・縮小処理を行うことでミクロ(細部拡大像)からマクロ(全体俯瞰像)まで観察することが可能となる。必要な情報を予めすべて取得しておくことで、低倍画像から高倍画像までユーザーが求める解像度・倍率による即時の表示が可能となる。
これまで、医療画像データのピクセルピッチと表示装置の表示部のピクセルピッチに基づいて、表示部に医療画像データを原寸大で表示して、医師の診断を支援する医療画像用表示装置が提案されている(特許文献1)。
特開2002−251464号公報
光学顕微鏡の画像をそのままデジタル化した画像をディスプレイに表示した場合に、ディスプレイに表示される視野は光学顕微鏡の接眼部を覗いて得られる観察視野と異なる。そのため、例えば、スクリーニング時のスライド移動や検体のサイズ感覚等が異なる場合があり、光学顕微鏡操作の経験を活かしにくい。
また、バーチャルスライド画像は、光学顕微鏡の観察視野より広い領域を撮像して取得されており、それをそのままディスプレイに表示すると光学顕微鏡とは見え方が異なる。そのため、例えば、情報量が多く提示されることで、光学顕微鏡観察とは見え方が異なり視点が移動し注視領域がぶれてしまう可能性がある。
そこで、本発明は、光学顕微鏡と同等の視野の表示画像を生成できる画像処理装置を提供することを目的とする。
その目的を達成するために、本発明の一側面としての画像処理装置は、被写体を撮像することで取得した撮像画像のデータを処理して、表示装置に表示する表示画像のデータを生成する画像処理装置であって、前記撮像画像のデータを取得する画像データ取得手段と、前記表示装置と前記表示画像を観察する観察者との距離又は距離に関する情報を取得する距離取得手段と、前記撮像画像のデータと前記距離に関する情報とに基づいて、前記表示画像のデータを生成する表示データ生成手段と、を備え、前記表示データ生成手段は、前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が短い場合における前記表示画像中の前記被写体のサイズよりも前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が相対的に長い場合の前記表示画像中の前記被写体のサイズのほうが大きくなるように、前記表示画像のデータを生成することを特徴とする。
本発明のその他の側面については、以下で説明する実施の形態で明らかにする。
本発明の一側面としての画像処理装置によれば、光学顕微鏡と同等の視野の表示画像を生成できる画像処理装置を提供することができる。
第1の実施形態の画像処理システムの装置構成の全体図。 第1の実施形態の撮像装置の機能ブロック図。 第1の実施形態の画像処理装置の機能ブロック図。 第1の実施形態の画像処理装置のハードウェア構成図。 第1の実施形態の表示形態の概要を説明する図。 第1の実施形態の画像処理方法の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態の画像処理システムの装置構成の全体図。 第2の実施形態の画像処理方法の流れを示すフローチャート。 第2の実施形態の顕微鏡視野表示画像データ生成処理の詳細な流れを示すフローチャート。 第2の実施形態の表示画面の一例。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態の画像処理装置は、撮像装置と表示装置を備えた画像処理システムにおいて用いることができる。この画像処理システムについて、図1を用いて説明する。
(画像処理システムの装置構成)
図1は、本実施形態の画像処理装置を用いた画像処理システムであり、撮像装置(顕微鏡装置、またはバーチャルスライド装置)101、画像処理装置102、表示装置103を備え、検体の二次元画像を取得し表示する機能を有するシステムである。撮像装置101と画像処理装置102との間は、専用もしくは汎用I/Fのケーブル104で接続され、画像処理装置102と表示装置103の間は、汎用のI/Fのケーブル105で接続される。
撮像装置101は、二次元の平面方向に位置の異なる複数枚の二次元画像を撮像し、デジタル画像を出力する機能を持つバーチャルスライド装置を用いることができる。二次元画像の取得にはCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子が用いられる。なお、バーチャルスライド装置の代わりに、通常の光学顕微鏡の接眼部にデジタルカメラを取り付けたデジタル顕微鏡装置により、撮像装置101を構成することもできる。
画像処理装置102は、撮像装置101から取得した複数枚の原画像データから、表示装置103に表示するデータを、原画像データをもとにユーザーからの要求に応じて生成する機能等を持つ装置である。画像処理装置102は、CPU(中央演算処理装置)、RAM、記憶装置、操作部を含む各種I/Fなどのハードウェア資源を備えた、汎用のコンピュータやワークステーションで構成される。記憶装置は、ハードディスクドライブなどの大容量情報記憶装置であり、後述する各処理を実現するためのプログラムやデータ、OS(オペレーティングシステム)などが格納されている。上述した各機能は、CPUが記憶装置からRAMに必要なプログラムおよびデータをロードし、当該プログラムを実行することにより実現されるものである。操作部は、キーボードやマウスなどにより構成され、操作者が各種の指示を入力するために利用される。
表示装置103は、画像処理装置102が演算処理した結果である表示画像(観察用画像)を表示するディスプレイであり、CRTや液晶ディスプレイ等により構成される。
図1の例では、撮像装置101と画像処理装置102と表示装置103の3つの装置により撮像システムが構成されているが、本発明の構成はこの構成に限定されるものではない。例えば、表示装置と一体化した画像処理装置を用いてもよいし、画像処理装置の機能を撮像装置に組み込んでもよい。また撮像装置、画像処理装置、表示装置の機能を1つの装置で実現することもできる。また逆に、画像処理装置等の各装置の機能を分割して複数の装置によって実現してもよい。
(撮像装置の機能構成)
図2は、撮像装置101の機能構成を示すブロック図である。
撮像装置101は、照明ユニット201、ステージ202、ステージ制御ユニット205、結像光学系207、撮像ユニット210、現像処理ユニット219、プレ計測ユニット220、メイン制御系221、データ出力部222を備える。
照明ユニット201は、ステージ202上に配置されたプレパラート206に対して均一に光を照射する手段であり、光源、照明光学系、および光源の駆動を制御する制御系を有する。ステージ202は、ステージ制御ユニット205によって駆動制御され、XYZの三軸方向への移動が可能である。被写体としてのプレパラート206は、組織の切片又は塗抹した細胞を検体としてスライドグラス上に貼り付け、封入剤とともにカバーグラスの下に固定した部材である。
ステージ制御ユニット205は、駆動制御系203とステージ駆動機構204を有する。駆動制御系203は、メイン制御系221の指示を受け、ステージ202の駆動制御を行う。ステージ202の移動方向、移動量などは、プレ計測ユニット220によって計測した検体の位置情報および厚み情報(距離情報)と、必要に応じてユーザーからの指示とに基づいて決定される。ステージ駆動機構204は、駆動制御系203の指示に従い、ステージ202を駆動する。
結像光学系207は、プレパラート206の検体の光学像を撮像センサ208へ結像するための光学系である。
撮像ユニット210は、撮像センサ208とアナログフロントエンド(AFE)209を有する。撮像センサ208は、二次元の光学像を光電変換によって電気的な物理量へ変える一次元もしくは二次元のイメージセンサであり、例えば、CCD又はCMOSデバイスが用いられる。一次元センサの場合、走査方向へスキャンすることで二次元画像が得られる。撮像センサ208からは、光の強度に応じた電圧値をもつ電気信号が出力される。撮像画像としてカラー画像が所望される場合は、例えば、Bayer配列のカラーフィルタが取り付けられた単板のイメージセンサを用いればよい。撮像ユニット210は、ステージ202がXY軸方向に駆動することにより、検体の分割画像を撮像する。
AFE209は、撮像センサ208から出力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換する回路である。AFE209は後述するH/Vドライバ、CDS(Correlated double sampling)、アンプ、AD変換器およびタイミングジェネレータを有する。H/Vドライバは、撮像センサ208を駆動するための垂直同期信号および水平同期信号を、センサ駆動に必要な電位に変換する。CDSは、固定パターンのノイズを除去する二重相関サンプリング回路である。アンプは、CDSでノイズ除去されたアナログ信号のゲインを調整するアナログアンプである。AD変換器は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。撮像装置最終段での出力が8ビットの場合、後段の処理を考慮して、AD変換器はアナログ信号を10ビットから16ビット程度に量子化されたデジタルデータへ変換し、出力する。変換されたセンサ出力データはRAWデータと呼ばれる。RAWデータは後段の現像処理ユニット219で現像処理される。タイミングジェネレータは、撮像センサ208のタイミングおよび後段の現像処理ユニット219のタイミングを調整する信号を生成する。
撮像センサ208としてCCDを用いる場合、AFE209は必須となるが、デジタル出力可能なCMOSイメージセンサの場合は、AFE209の機能をセンサが内包することになる。また、不図示ではあるが、撮像センサ208の制御を行う撮像制御部が存在し、撮像センサ208の動作制御や、シャッタースピード、フレームレートやROI(Region Of Interest)など動作タイミングや制御を合わせて行う。
現像処理ユニット219は、黒補正部211、ホワイトバランス調整部212、デモザイキング処理部213、画像合成処理部214、解像度変換処理部215、フィルタ処理部216、γ補正部217および圧縮処理部218を有する。黒補正部211は、RAWデータの各画素から、遮光時に得られた黒補正データを減算する処理を行う。ホワイトバランス調整部212は、照明ユニット201の光の色温度に応じて、RGB各色のゲインを調整することによって、望ましい白色を再現する処理を行う。具体的には、黒補正後のRAWデータに対しホワイトバランス補正用データが加算される。単色の画像を取り扱う場合にはホワイトバランス調整処理は不要となる。現像処理ユニット219は、撮像ユニット210で撮像された検体の分割画像データから後述する階層画像データを生成する。
デモザイキング処理部213は、Bayer配列のRAWデータから、RGB各色の画像データを生成する処理を行う。デモザイキング処理部213は、RAWデータにおける周辺画素(同色の画素と他色の画素を含む)の値を補間することによって、注目画素のRGB各色の値を計算する。またデモザイキング処理部213は、欠陥画素の補正処理(補間処理)も実行する。なお、撮像センサ208がカラーフィルタを有しておらず、単色の画像が得られている場合、デモザイキング処理は不要となる。
画像合成処理部214は、撮像センサ208によって撮像範囲を分割して取得した画像データをつなぎ合わせて所望の撮像範囲の大容量画像データを生成する処理を行う。一般に、既存のイメージセンサによって一回の撮像で取得できる撮像範囲より検体の存在範囲が広いため、一枚の二次元画像データを分割された画像データのつなぎ合わせによって生成する。例えば、0.25μmの分解能でプレパラート206上の10mm角の範囲を撮像すると仮定した場合、一辺の画素数は10mm/0.25μmの4万画素となり、トータルの画素数はその二乗である16億画素となる。10M(1000万)の画素数を持つ撮像センサ208を用いて16億画素の画像データを取得するには、16億/1000万である160個に領域を分割して撮像を行う必要がある。なお、複数の画像データをつなぎ合わせる方法としては、ステージ202の位置情報に基づいて位置合わせをしてつなぐ方法や、複数の分割画像の対応する点または線を対応させてつなぐ方法、分割画像データの位置情報に基づいてつなぐ方法などがある。つなぎ合わせの際、0次補間、線形補間、高次補間等の補間処理を行うことでより滑らかに複数の画像データをつなげることができる。本実施の形態では、撮像装置101で一枚の大容量画像を生成することを想定しているが、画像処理装置102で分割取得した画像を表示データの生成時につなぎ合わせる構成としてもよい。
解像度変換処理部215は、画像合成処理部214で生成された大容量の二次元画像を高速に表示するために、表示倍率に応じた倍率画像を予め解像度変換によって生成する処理を行う。低倍から高倍まで複数の段階の画像データを生成し、ひとまとめにした階層構造を持つ画像データとして構成する。撮像装置101で取得した画像データは診断の目的から高解像、高分解能の撮像データであることが望まれる。ただし、先に説明したとおり数十億画素からなる画像データの縮小画像を表示する場合、表示の要求に合わせてその都度解像度変換を行っていたのでは処理が間に合わなくなる。そのため、予め倍率の異なる何段階かの階層画像を用意しておき、用意された階層画像から表示側の要求に応じて表示倍率と近接する倍率の画像データを選択し、表示倍率に合わせて倍率の調整を行うことが望ましい。一般には画質の点でより高倍の画像データから表示データを生成することがより好ましい。撮像が高解像に行われるため、表示用の階層画像データは、一番高解像な画像データをもとに、解像度変換手法によって縮小することで生成される。解像度変換の手法として二次元の線形な補間処理であるバイリニアの他、三次の補間式を用いたバイキュービックなどが広く知られている。
フィルタ処理部216は、画像に含まれる高周波成分の抑制、ノイズ除去、解像感強調を実現するデジタルフィルタである。γ補正部217は、一般的な表示デバイスの階調表現特性に合わせて、画像に逆特性を付加する処理を実行したり、高輝度部の階調圧縮や暗部処理によって人間の視覚特性に合わせた階調変換を実行したりする。本実施形態では形態観察を目的とした画像取得のため、後段の表示処理に適した階調変換が画像データに対して適用される。
圧縮処理部218は、大容量の二次元画像データの伝送の効率化および保存する際の容量削減が目的で行われる圧縮の符号化処理である。静止画像の圧縮手法として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、JPEGを改良、進化させたJPEG2000やJPEG XR等の規格化された符号化方式が広く一般に知られている。
プレ計測ユニット220は、プレパラート206上の検体の位置情報、所望の焦点位置までの距離情報、および検体厚みに起因する光量調整用のパラメータを算出するための事前計測を行うユニットである。本計測(撮像画像データの取得)の前にプレ計測ユニット220によって情報を取得することで、無駄のない撮像を実施することが可能となる。二次元平面の位置情報取得には、撮像センサ208より解像力の低い二次元撮像センサが用いられる。プレ計測ユニット220は、取得した画像から検体のXY平面上での位置を把握する。距離情報および厚み情報の取得には、レーザー変位計やシャックハルトマン方式の計測器が用いられる。
メイン制御系221は、これまで説明してきた各種ユニットの制御を行う機能である。メイン制御系221および現像処理ユニット219の制御機能は、CPUとROMとRAMを有する制御回路により実現される。すなわち、ROM内にプログラムおよびデータが格納されており、CPUがRAMをワークメモリとして使いプログラムを実行することで、メイン制御系221および現像処理ユニット219の機能が実現される。ROMには例えばEEPROMやフラッシュメモリなどのデバイスが用いられ、RAMには例えばDDR3などのDRAMデバイスが用いられる。なお、現像処理ユニット219の機能を専用のハードウェアデバイスとしてASIC化したもので置き換えてもよい。
データ出力部222は、現像処理ユニット219によって生成されたRGBのカラー画像を画像処理装置102に送るためのインターフェースである。撮像装置101と画像処理装置102とは、光通信のケーブルにより接続される。あるいは、USBやGigabitEthernet(登録商標)等の汎用インターフェースが使用される。
(画像処理装置の機能構成)
図3は、本実施形態の画像処理装置102の機能構成を示すブロック図である。
画像処理装置102は、画像データ取得部301、観察距離取得部305、および表示データ生成部308を備える。更に、画像処理装置102は、ユーザー入力情報取得部303、記憶保持部(メモリ)302、表示装置情報取得部304、ピクセル倍率設定部306、表示画像データ取得部307、および表示データ出力部309を備えていても良い。
画像取得手段としての画像データ取得部301は、撮像装置101で撮像された画像データを取得する。ここで言う画像データは、検体を分割して撮像することにより得られたRGBのカラーの分割画像データ、分割画像データを合成した一枚の二次元画像データ、および二次元画像データをもとに表示倍率毎に階層化された画像データの少なくとも何れかである。なお、分割画像データはモノクロの画像データでもよい。また、撮像仕様である撮像装置101の撮像センサ208の画素ピッチ、および対物レンズの倍率情報が画像データには付加されている。
記憶保持部302は、画像データ取得部301を介して外部装置から取得した画像データを取り込み、記憶、保持する。
ユーザー入力情報取得部303は、マウスやキーボード等の操作部を介して、表示位置変更や拡大・縮小表示などの表示画像データの更新指示や、表示モード選択等のユーザー(観察者)による入力情報を取得する。ここでいう表示モードとは、顕微鏡視野の再現を含む表示倍率の指定である。
表示装置情報取得手段としての表示装置情報取得部304は、表示装置103が保有するディスプレイの表示エリア情報(画面解像度、ディスプレイサイズ)の他、現在表示されている画像の表示倍率の情報を取得する。
距離取得手段としての観察距離取得部305は、観察距離情報として、表示装置103と観察者との距離(視距離)を取得する。観察距離情報は、表示装置103に付けられた距離計測手段としての距離計測センサの出力値であり、赤外線距離センサなどを用いることができる。
ピクセル倍率設定部306は、ユーザー入力情報取得部303で取得したユーザーからの指示に従い表示倍率を設定するための制御データを生成する。また、設定したピクセル倍率に基づき、表示用の画像データサイズを算出し、表示画像データ取得部307へ通知する。表示用の画像データサイズの算出は、表示装置情報取得部304で取得した表示装置103の表示エリア情報の他、観察距離情報に基づいて行われる。
表示画像データ取得部307は、ピクセル倍率設定部306の制御指示に従い、表示に必要な画像データを記憶保持部302から取得する。
表示データ生成手段としての表示データ生成部308は、ピクセル倍率設定部で設定された表示モードおよびピクセル倍率に従い、表示画像データ取得部307によって取得された画像データから表示装置103で表示するための表示データを変倍処理で生成する。表示データ生成については図6のフローチャートを用いて後述する。
表示データ出力部309は、表示データ生成部308で生成された表示データを外部装置である表示装置103へ出力する。
(画像処理装置のハードウェア構成)
図4は、本実施形態の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理を行う装置として、例えばPC(Personal Computer)が用いられる。
PCは、CPU(Central Processing Unit)401、RAM(Random Access Memory)402、記憶装置403、データ入出力I/F405、およびこれらを互いに接続する内部バス404を備える。
CPU401は、必要に応じてRAM402等に適宜アクセスし、各種演算処理を行いながらPCの各ブロック全体を統括的に制御する。RAM402は、CPU401の作業用領域等として用いられ、OS、実行中の各種プログラム、顕微鏡視野を再現した表示用データの生成など処理の対象となる各種データを一時的に保持する。記憶装置403は、CPU401に実行させるOS、プログラムや各種パラメータなどのファームウェアが固定的に記憶されている情報を記録し読み出す補助記憶装置である。HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Disk)等の磁気ディスクドライブもしくはFlashメモリを用いた半導体デバイスが用いられる。
データ入出力I/F405には、LAN I/F406を介して画像サーバー701が接続される。また、データ入出力I/F405には、グラフィクスボードを介して表示装置103が、外部装置I/Fを介してバーチャルスライド装置やデジタル顕微鏡に代表される撮像装置101が、接続される。更に、データ入出力I/F405には、計測器I/Fを介して観察者の視距離を計測する距離計測センサ413が、操作I/F409を介してキーボード410やマウス411が、接続される。
表示装置103は、例えば液晶、EL(Electro−Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。表示装置103は、外部装置として接続される形態を想定しているが、表示装置と一体化したPCを想定してもよい。例えばノートPCがこれに該当する。
操作I/F409との接続デバイスとしてキーボード410やマウス411等のポインティングデバイスを想定しているが、タッチパネル等表示装置103の画面が直接入力デバイスとなる構成を取ることも可能である。その場合、タッチパネルは表示装置103と一体となり得る。
(表示形態の概要)
図5は、顕微鏡視野ならびに表示装置のディスプレイ上で再現された表示形態の概要を示す概念図である。
図5(a)は、光学顕微鏡をのぞいた場合に観察される視野を示している。顕微鏡視野は、視野数と顕微鏡の対物レンズの倍率とによって一意に定められる。図に示されるように円形の領域内501に検体の一部分を拡大した拡大画像を観察することができる。円形の観察領域外は光が届かないため、像の確認をすることができない。バーチャルスライド装置が存在する以前は、こうした観察像を観察者である病理医が見て診断を行っていた。
502は、円形の顕微鏡視野の直径(実視野)である。デジタルの世界では、撮像センサ208の画素ピッチで割った値が取得した画像の画素数となる。ここでは、「A」という文字の高さと顕微鏡視野の直径が等しいものとして以下の説明を行う。
503は光学顕微鏡観察時の視点位置であり、504は視距離である。実視野の直径である502が見える範囲の視野角をθ505とする。
図5(b)は、表示装置においてピクセル等倍表示を行った場合の表示画面の例である。ピクセル等倍とは、顕微鏡視野をデジタルデータとしてサンプリングした各画素とディスプレイの各表示素子とが1対1に対応する状態を指す。502で示される顕微鏡視野の直径を、仮に1000の画素でサンプリングして取得した場合、表示側も同じく1000画素を用いて表示することになる。506は、例えば4k×2kの大画面を持つ表示装置の表示画面を想定している。507は、表示画面506の縦方向の表示画面サイズである。なお、ここでは縦方向のサイズが小さいアスペクト比を想定する。508は、ピクセル等倍で表示された場合の画像表示サイズである。502が1000画素で構成される場合、508も同じく1000画素となる。このように、ピクセル等倍表示では、取得した元となる画像データをピクセル等倍で表示するため、表示画面506のサイズが大きい場合、顕微鏡視野より広い画像データを画面上に表示することが可能となる。
図5(c)は、同じく表示装置においてピクセル等倍表示を行った場合の表示画面の例である。ここでは図5(b)よりも小型、低解像のディスプレイ上に表示する場合について説明する。
509は、例えば1024×768の画素を持つ比較的小型の表示装置の表示画面である。
510は、表示画面509の縦方向の表示画面サイズである。ここでは、768の表示画素で構成されるものとする。
511は、ピクセル等倍で表示された場合の画像サイズであり、縦方向の表示サイズ510(768画素)が、顕微鏡視野をサンプリングした画素数(1000画素)よりも小さいため、顕微鏡視野内に観察できる像すべてを表示することができなくなっている。このように、ピクセル等倍表示では、表示画面509のサイズが小さい場合、顕微鏡視野より狭い範囲の画像データしか画面上に表示することができなくなる。
図5(d)は、異なるサイズ、表示解像度のディスプレイ間でも、対象となる画像のサイズを同じくするように表示倍率を変更した実寸大表示の表示画面の例である。図5(b)および(c)で説明したサイズが異なる二つの表示画面506、509が存在していても、表示される画像の大きさ(物理的なサイズ)はいずれの表示画面においても同じサイズ512になっている。なお、実寸大表示(実寸大に対するデジタル倍率での表示)を行う際のピクセル倍率は以下の式で算出することができる。なお、本明細書において、ピクセル倍率とは、画像データの1画素(ピクセル)を表示デバイス(装置)の何画素(ピクセル)で表示するかの対応関係のことである。
ピクセル倍率=(ディスプレイ上で表示したいデジタル倍率)/(ディスプレイの表示画素ピッチ/(撮像センサの画素ピッチ/画像取得時の対物レンズの倍率))…式(1)
実寸大表示は、例えば遠隔での診断等、異なるユーザーや場所においても検体の表示サイズを同じにしたい場合に有効である。
図5(e)は、顕微鏡の観察視野と表示装置の表示領域における見えの大きさを合わせた顕微鏡視野再現の表示画面の例である。なお、ここでの顕微鏡とは、撮像装置101とは別に観察者が使っている光学顕微鏡、又は、デジタル顕微鏡装置の光学顕微鏡部分のことである。図5(d)と同じくサイズが異なる二つの表示画面が存在していても、視野角θ505を同じにすることで、ディスプレイの仕様や性能に依らずユーザーにとって見慣れた顕微鏡視野に合わせた表示画像を表示することができる。例えば、大画面の表示画面506に対して、視距離が長い場合(513)は、表示画像中の被写体「A」のサイズも514のように大きくなる。また、視距離が相対的に短い場合(515)は、表示画像中の被写体「A」のサイズも516のように小さくなる。このように、視距離が変わっても視野角θ505を同じにすることで、観察者にとっては同一の視野再現の環境で画像を観察することができる。
なお、顕微鏡視野を再現するピクセル倍率は以下の式で算出することができる。
ピクセル倍率=(表示倍率×接眼レンズ倍率×撮像センサの画素ピッチ×ディスプレイとの観察距離)/(画像取得時の対物レンズ倍率×ディスプレイの表示画素ピッチ×明視距離) ・・・式(2)
(表示倍率変更処理)
本実施形態の画像処理装置における表示倍率変更処理の流れを図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS601では、CPU401が、表示装置103であるディスプレイの表示エリアのサイズ情報(画面解像度である画素数)を表示装置103から表示装置情報取得部304より取得する。表示エリアのサイズ情報は、生成する表示データのサイズを決める際に用いる。
ステップS602では、CPU401が、表示装置103との視距離である観察距離情報を観察距離情報取得部305より取得する。観察距離情報は、有効な表示領域の設定を含めた表示データのサイズを決める際に用いる。
ステップS603では、CPU401が、表示装置103に現在表示されている画像の表示倍率の情報を表示装置情報取得部304より取得する。初期の段階では規定の倍率を設定する。表示倍率は、階層画像から何れかの画像データを選択する際に用いる。また、生成する表示データのサイズを決める際にも用いる。
ステップS604では、CPU401が、表示モード設定情報をユーザー入力情報取得部303(表示モード取得手段としての表示モード取得部)で取得する。ここでいう表示モードは、顕微鏡視野再現表示モード、実寸大表示モード、およびピクセル等倍表示モードを含む。
ステップS605では、CPU401が、ユーザーが所定の表示モード(顕微鏡視野再現表示モード)を選択したか否かを判断する。顕微鏡視野再現表示モードが選択された場合はステップS606へ、それ以外の表示モードが選択された場合はステップS608へそれぞれ進む。
ステップS606では、ステップS601で取得した表示エリアのサイズ情報とステップS602で取得した観察距離情報とステップS603で取得した表示倍率情報に基づき、表示装置103に表示する画像データをCPU401が記憶保持部302から取得する。
ステップS607では、CPU401が、顕微鏡視野再現表示モードの選択を受けて、顕微鏡視野再現表示用の画像データを生成する。具体的には取得した画像データに対して、式(2)で示したピクセル倍率の算出式に基づく変倍処理を行う。必要に応じて表示装置103の特性に合わせた補正処理を行う。なお、式(2)における接眼レンズ倍率などの顕微鏡の視角に関する情報は、CPU401が、ユーザー入力情報取得部303から取得しても良いし、画像処理装置102に顕微鏡情報取得手段としての顕微鏡情報取得部を別途設けて、そこから取得しても良い。
ステップS608では、顕微鏡視野再現モード以外の表示モード選択を受けて、実寸大で表示するか、それともピクセル等倍で表示するかをCPU401が判断する。実寸大のピクセル倍率変更表示を行う場合はステップS609へ、ピクセル等倍の表示モードを選択する場合はステップS611へそれぞれ進む。
ステップS609では、ステップS601で取得した表示エリアのサイズ情報、表示画素ピッチのサイズ情報およびステップS603で取得した表示倍率に基づき、表示装置103に表示するための画像データを記憶保持部302からCPU401が取得する。
ステップS610では、実寸大表示モードの選択を受けて、実寸大表示用の画像データをCPU401が生成する。具体的には取得した画像データに対して、式(1)で示したピクセル倍率の算出式に基づく変倍処理を行う。必要に応じた補正処理の適用はステップS607と同様である。
ステップS611では、ステップS601で取得した表示エリアのサイズ情報およびステップS603で取得した表示倍率情報に基づき、表示装置103に表示するための画像データを記憶保持部302からCPU401が取得する。
ステップS612では、通常観察視野であるピクセル等倍の表示モードの選択を受けて、通常観察視野用の表示画像データの生成をCPU401が行う。その際、ステップS603で取得した階層画像中の近接する表示倍率の画像データを、所望の解像度となるよう解像度変換処理を適用する。必要に応じた補正処理の適用はステップS607と同様である。
ステップS613では、ステップS607、ステップS610、ステップS608で生成した何れかの表示データを表示装置103に対してCPU401が出力する。
ステップS614では、表示装置103が入力された表示データを画面にCPU401が表示する。
ステップS615では、画像表示が終了したか否かをCPU401が判断する。ユーザーによって別の検体画像が選択された場合、表示用アプリケーションの操作が完了した場合は処理を終了する。表示画面の更新が引き続き行われる場合には、ステップS603に戻り以降の処理を繰り返す。
以上、本実施形態の画像処理装置によれば、光学顕微鏡画像で見える観察視野と同等画角(視野角)のバーチャルスライド画像を生成することが可能になり、光学顕微鏡のユーザーが見慣れた顕微鏡観察環境をディスプレイ上に再現することが可能となる。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る画像処理システムについて図を用いて説明する。
第1の実施形態では、バーチャルスライド画像を、一般的なピクセル等倍の表示の他、顕微鏡視野を再現する変倍表示および実寸大表示ができるようにした。第2の実施形態では、より顕微鏡観察の環境を再現するために、円形の視野領域を設け、観察しやすくする。第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成以外は第1実施形態で説明した構成を用いることができる。
(画像処理システムの装置構成)
図7は、本実施形態に係る画像処理システムを構成する装置の全体図である。
図7で、本実施形態の画像処理システムは、画像サーバー701、画像処理装置102、表示装置103、画像処理装置704、および表示装置705を備える。画像処理装置102は検体を撮像した画像データを画像サーバー701から取得し、表示装置103へ表示するための画像データを生成することができる。画像サーバー701と画像処理装置102との間は、ネットワーク702を介して、汎用I/FのLANケーブル703で接続される。画像サーバー701は、バーチャルスライド装置である撮像装置101によって撮像された画像データを保存する大容量の記憶装置を備えたコンピュータである。画像サーバー701は、階層化された異なる表示倍率の画像データを一つのまとまりとして画像サーバー701に接続されたローカルストレージに保存していても良い。また、階層化された異なる表示倍率の画像データのそれぞれを分割してネットワーク上の何処かに存在するサーバー群(クラウド・サーバ)に対して各分割画像データの実体とリンク情報を分けて持つ構成でもよい。階層画像データ自体、一つのサーバーに保存しておく必要もない。なお、画像処理装置102および表示装置103は第1の実施態様の画像処理システムと同様である。画像処理装置704は、ネットワーク702を介して遠隔地にある。画像処理装置704の機能は画像処理装置102と同じであり、表示装置705に表示するための画像データを生成する。取得された画像データを画像サーバー701に格納することで、画像処理装置103、704双方から画像データを参照することができる。
図7の例では、画像サーバー701と画像処理装置102、704と表示装置103、705の5つの装置により画像処理システムが構成されているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、表示装置が一体化している画像処理装置を用いてもよいし、画像処理装置の持つ機能の一部を画像サーバーに組み込んでもよい。また逆に、画像サーバーや画像処理装置の機能を更に分割してそれぞれを複数の装置によって実現してもよい。
(顕微鏡視野表示画像データ生成処理)
図8は、第1の実施形態の図6で説明した顕微鏡視野表示画像データ生成の処理に対して、本実施形態の特徴である、光学顕微鏡視野を模した円形マスクを適用した顕微鏡視野表示画像データ生成処理の流れを示すフローチャートである。観察距離情報取得を推測に置き換えた点と円形マスクによる顕微鏡視野再現の処理プロセス以外は図6と同様のため、同じ処理の説明については省略する。なお、観察距離情報は推定値で代用するため、第1の実施形態の図3で説明した観察距離取得部305および図4で説明した距離計測センサ413は不要となる。
ステップS602を除くステップS601からステップS606までのピクセル倍率変更に伴う変倍処理に必要な各種情報の取得と分岐処理の内容は第1の実施形態の図6で説明した内容と同様である。
ステップS801では、CPU401は、表示装置103に設置した距離計測センサ413を用いず、表示装置103の表示画面のサイズ(大きさ)から視距離を推測し、その推測した距離(推測距離)を設定する。具体的にはステップS601で取得した表示装置情報に含まれる表示画面の縦サイズHに対して、相対視距離を設定する。(例えば視距離=3Hとする。)設定された視距離はユーザーによって適宜変更できる構成としてもよい。また、予めユーザー(観察者、メインテナンス担当者)が視距離を指定する情報をユーザー入力情報取得部303から入力する構成にしてもよい。
ステップS802では、顕微鏡視野再現表示モードの選択を受けて、顕微鏡視野再現表示用の画像データをCPU401が生成する。式(2)を用いたピクセル倍率の変倍処理はステップS607と同様であるが、さらに顕微鏡視野を模した円形領域の表示を行う処理が追加される。詳細については図9を用いて説明する。
ステップS608の実寸大表示モードか否かの選択以降ステップS615までの処理は第1の実施の形態と同じため、説明は省略する。
(顕微鏡視野表示画像データ生成処理)
図9は、図8のステップS802で示した顕微鏡視野を再現する表示用の画像データ生成処理の詳細な流れを示すフローチャートである。
ステップS901では、マスク情報を取得する。マスク情報には、以下の2種類がある。すなわち、一つは、表示装置103が有する表示エリアを構成する表示画素分の情報を持ち、対応する画像データをそのままの輝度値で表示させるか、それとも輝度値を変更させるかを画素毎に判断できるようにしたものである。もう一つは、表示画素毎にどの程度の輝度変更を行うか判断できるようにしたものである。ステップS904以降の輝度値シフトの処理を行う場合は、各5ビットの値を持ち、マスク情報が0のときは画像データの値をそのまま表示用データとして使用し、任意の値のときはその値に応じて下位方向に輝度値をビットシフトすることにする。例えば8ビット256階調の輝度データを保有している場合、マスク情報の値が1のときは1ビット左シフトすることで輝度データは半分の値になる。8ビットシフトすれば画像データの値は0となるため、完全に表示画素をマスクする(対象となる表示画素の輝度値を0にする)ことになる。本実施の形態では、マスク情報との演算先として各画素の輝度データを想定しているが、RGBのカラー画像データが対象となる場合、一端YUVやYCC等の輝度/色差信号へ変換し、変換後の輝度情報を演算処理の対象とすることができる。また、RGB各色に対してビットシフトを適用する構成をとってもよい。ビットシフトは、表示エリア内の表示画素に対して任意に設定することができるが、ここでは顕微鏡における観察視野を再現するため、円形の視野内のマスク値を0、それ以外の領域のマスク値を2として以後の説明を行う。マスク値として2が設定された表示エリア内は、取得した画像データの輝度値を1/4に低下させることになる。さらには、特定のビットに意味を持たせる構成をとることで、逆に輝度を上げる処理を適用させることもできる。
また、ステップS907以降の表示画素単位で輝度値を変化させる処理を行う場合は、各8ビットの値を持ち、マスク情報と画像データの各輝度値との乗算結果を新たに算出した画素の輝度値とする。
ステップS607では、顕微鏡視野再現表示モードの選択を受けて、顕微鏡視野再現表示用の画像データをCPU401が生成する。具体的には取得した画像データに対して、式(2)で示したピクセル倍率の算出式で変倍の処理を行う。こちらの内容は、図6で説明したものと同じである。なお、円形の表示領域(観察領域)のサイズについても、表示画像中の被写体と同様の処理をしても良い。つまり、視距離が短い場合の観察領域のサイズよりも視距離が相対的に長い場合の観察領域のサイズのほうが大きくなるように(視距離が短い場合と視距離が相対的に長い場合とで観察領域を観察する観察者の視角が等しくなるように)処理しても良い。
ステップS902では、顕微鏡視野を模した円形の表示領域設定を行うか否かをCPU401が判断する。円形の表示領域を設定する場合はステップS903へ、第1の実施形態で説明した顕微鏡視野再現のサイズで画面上に画像の表示を行う場合は処理を終了する。
ステップS903では、円形の表示領域外をシフト処理による輝度低下の画像で表示するか、表示画素単位で輝度低下の画像で表示するかをCPU401が判断する。
シフト処理を行う場合はステップS904へ、マスク情報と画素の輝度値との乗算を行う場合はステップS907へそれぞれ進む。
ステップS904では、顕微鏡視野を再現することを受けて、ステップS901で取得、把握したマスク情報の値を各対応画素間でCPU401が参照する。参照した対応する表示画素のマスク情報の値が0であるか、すなわち注視領域として提示される通常輝度となる画素か、それとも顕微鏡視野外の輝度を低下させる対象となる画素かをCPU401が判断する。マスク値が0の場合はステップS905へ、マスク値が0以外の場合、すなわちビットシフトにより画素の輝度値を低下させる場合はステップS906へそれぞれ進む。なお、円形の表示領域(観察領域)のサイズについては、予め決められていても良いし、ユーザー入力情報取得部303又は画像処理装置102の顕微鏡情報取得部で顕微鏡に関する情報(実視野など)を取得してその情報に基づいてCPU401が算出しても良い。
ステップS905では、マスク値が0であることを受けて、取得した画像データの画素の輝度値をそのまま表示用の画素値としてCPU401が採用する。なお、表示装置103の特性に合わせた補正処理を行う場合は、輝度値が変化する場合もある。
ステップS906では、マスク値が0以外の値であることを受けて、取得した画像データの画素の輝度値を、ステップS901で取得したマスク情報の値に応じて下位方向にビットシフト演算をCPU401が行う。この結果、マスク値に応じた輝度の低下を実現することができる。
ステップS907では、画像データの各画素に対応するマスク情報をCPU401が把握する。マスク情報は例えば8ビットの情報であり、0から255までの値をとる。
ステップS908では、対応する画素の輝度値とマスク情報の値を乗算し、新たな輝度値としてCPU401が算出する。実際には、乗算された結果をマスク情報の最大値である255で割った値で正規化することによって、マスク情報が255の場合には除算前と同じ輝度値が算出されることになる。このように画素単位で同一処理を適用することでも顕微鏡視野を再現することができる。ビットシフトによって輝度低下を行っていたのに対して、マスク情報との乗算によって算出できることになり、より輝度の設定の自由度が増えることになる。マスク情報は予め用意しておいた規定の値を用いても、ユーザー指示によって変更または新たに設定することも可能である。その結果、顕微鏡視野を模した円形の観察視野形状以外の形状にも柔軟に対応することができる。
(表示画面レイアウト)
図10は、本実施形態の画像処理装置102で生成した表示データを表示装置103に表示した場合の表示画面の一例である。図10では、顕微鏡視野を模した二つの表示モードについて説明する。
図10(a)は、表示装置103の画面レイアウトの基本構成である。表示画面(表示画像)は、全体ウィンドウ1001内に表示されており、情報エリア1002、サムネイル画像1003、詳細表示領域1004、表示領域1005、表示倍率1006、からそれぞれ構成されている。情報エリア1002は、表示や操作のステータスと各種画像の情報を示す。詳細表示領域1004は、サムネイル画像中に表示領域1005のエリアを示す。表示領域1005は、詳細観察用の検体画像データを表示する、表示倍率1006は、表示領域1005の表示倍率を表示する。各領域、画像はシングルドキュメントインターフェースによって全体ウィンドウ1001の表示領域が機能領域毎に分割される形態でも、マルチドキュメントインターフェースによって各々の領域が別ウィンドウで構成される形態でも構わない。サムネイル画像1003は、検体の全体像における検体画像データの表示領域1005の位置や大きさを表示する。位置や大きさは、詳細表示領域1004の枠によって把握することができる。詳細表示領域1004の設定は、例えば、タッチパネルまたはマウス411等の外部接続された入力装置からのユーザー指示による直接の設定でも、表示されている画像に対する表示領域の移動や拡大・縮小操作によっても設定、更新することができる。検体画像データの表示領域1005には、詳細観察用の検体画像データが表示される。ここでは、ユーザーからの操作指示によって、表示領域の移動(検体全体画像の中から観察の対象となる部分領域の選択、移動)や表示倍率の変更による画像の拡大・縮小像が表示される。
バーチャルスライド装置で取得された画像データは、検体の一部領域を分割して撮像した画像データの繋ぎ合わせの画像として用意される。このように、ピクセル等倍表示では、表示装置103全面に顕微鏡視野よりも広い範囲で情報を提示することが可能である。したがって、ピクセル等倍表示することで、のぞき込む動作がなくなること、ある程度の視距離を確保できること、より多くの画像データや検体に関連する情報を合わせて表示することができるなど、種々の利便性を提供することができる。
図10(b)は、顕微鏡視野を再現し、顕微鏡視野外は均一な輝度低下を行った表示画面の例である。1006は表示倍率を示している。ここでは高倍の40倍で表示されているものとする。1008は顕微鏡の視野を模した観察領域で、円形の視野内は通常の輝度で画像が表示されている。これに対し、1007の顕微鏡視野外の領域は一定の割合で輝度を低下させている。つまり、広い表示エリアに検体画像は表示されているものの、注視すべき顕微鏡視野以外の領域の輝度を低下させて表示形態を異ならせている。このような表示を行うことで、病理医にとって使い慣れた顕微鏡の観察視野を再現するとともに、その周辺領域にもバーチャルスライド装置の利点であるより多くの画像情報を提示することを両立している。顕微鏡視野以外の情報量削減の手法としては、輝度を低下させる以外に、色情報を削減しモノクロのデータとして表示する方法がある。
図10(c)は、顕微鏡視野を再現し、顕微鏡視野外は顕微鏡視野中心からの距離に応じて輝度低下を行った表示画面の例である。1009の顕微鏡視野外の領域は、顕微鏡視野を再現した円形の領域の中心からの距離に応じて徐々に輝度が低下している。ここでは、注視すべき顕微鏡視野における画像の提示はそのままに、注視点である円形の中心からの距離に応じて、顕微鏡視野以外の領域の輝度を低下させている。図10(b)で示した顕微鏡視野以外の領域に対する一律な情報削減と比べて、注視すべき領域への情報量を増やすことで関心領域が見つけやすくなるなど利便性を増している。なお、顕微鏡視野と顕微鏡視野外とで輝度を異ならせることで表示形態を異ならせていたが、例えば、顕微鏡視野外だけボケを付加した画像にしたり、顕微鏡視野外だけモノクロ画像にしたりしても良い。
以上、本実施形態の画像処理装置によれば、光学顕微鏡画像で見える観察視野と同等のバーチャルスライド画像を生成できる。特に、本実施形態の画像処理装置によれば、円形のマスク画像を用意することでさらに顕微鏡の見えと同等のバーチャルスライド画像を生成することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
すなわち、前述した実施形態の機能の全部または一部を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
また、コンピュータが、読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが、実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれ得る。なお、もちろん、実施形態の機能が専用の回路等のハードウェアを用いて実現されてもよい。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれ得る。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
また、第1と第2の実施形態で説明してきた構成をお互いに組み合わせることもできる。例えば、画像処理装置と撮像装置がローカルで接続されている環境において、第2の実施形態で説明した円形マスク画像を適用できるようにしてもよい。さらには視距離を実測値ではなく、推測値を用いてもよい。また、画像処理装置が撮像装置と画像サーバーの両方に接続されており、処理に用いる画像をいずれの装置から取得できるような構成にしてもよい。その他、上記各実施形態における様々な技術を適宜組み合わせることで得られる構成も本発明の範疇に属する。
101 撮像装置
102 画像処理装置
103 表示装置
301 画像データ取得部
302 記憶保持部
303 ユーザー入力情報取得部
304 表示装置情報取得部
305 観察距離取得部
306 ピクセル倍率設定部
307 表示画像データ取得部
308 表示データ生成部
309 表示データ出力部
701 画像サーバー
704 ネットワークで接続された遠隔地の画像処理装置
705 画像処理装置704と接続される表示装置

Claims (15)

  1. 被写体を撮像することで取得した撮像画像のデータを処理して、表示装置に表示する表示画像のデータを生成する画像処理装置であって、
    前記撮像画像のデータを取得する画像データ取得手段と、
    前記表示装置と前記表示画像を観察する観察者との距離又は距離に関する情報を取得する距離取得手段と、
    前記撮像画像のデータと前記距離に関する情報とに基づいて、前記表示画像のデータを生成する表示データ生成手段と、を備え、
    前記表示データ生成手段は、前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が短い場合における前記表示画像中の前記被写体のサイズよりも前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が相対的に長い場合の前記表示画像中の前記被写体のサイズのほうが大きくなるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 表示モードの設定情報を取得する表示モード取得手段を更に備え、
    前記表示データ生成手段は、所定の表示モードが設定された場合に、前記距離又は前記推測距離が短い場合における前記表示画像中の前記被写体のサイズよりも前記距離又は前記推測距離が相対的に長い場合の前記表示画像中の前記被写体のサイズのほうが大きくなるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示データ生成手段は、実寸大表示モードが設定された場合に、前記表示画像中の前記被写体のサイズが実寸大になるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示データ生成手段は、ピクセル等倍表示モードが設定された場合に、前記表示画像がピクセル等倍で表示されるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示画像は、前記被写体の一部分を拡大した拡大画像を含み、
    前記拡大画像は、観察領域とその周辺の領域とを含み、
    前記表示データ生成手段は、前記観察領域と前記周辺の領域とで表示形態が異なるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記表示データ生成手段は、前記観察領域の輝度よりも前記周辺領域の輝度のほうが低くなるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記表示データ生成手段は、前記距離又は前記推測距離が短い場合の前記観察領域のサイズよりも前記距離又は前記推測距離が相対的に長い場合の前記観察領域のサイズのほうが大きくなるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像処理装置。
  8. 前記距離取得手段は、前記距離を計測する距離計測手段を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記距離取得手段は、前記表示装置の情報を取得する表示装置情報取得手段を有し、
    前記距離に関する情報は、前記表示装置の情報を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記距離取得手段は、前記表示装置の情報から前記推測距離を推測する
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記距離取得手段は、ユーザーが入力した前記距離又は前記距離に関する情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 顕微鏡の情報を取得する顕微鏡情報取得手段を更に備え、
    前記表示データ生成手段は、前記顕微鏡の情報に基づいて、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記表示データ生成手段は、前記距離が短い場合と前記距離が相対的に長い場合とで前記表示画像中の前記被写体を観察する観察者の視角が等しくなるように、前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 被写体を撮像することで取得した撮像画像のデータを処理して、表示装置に表示する表示画像のデータを生成する画像処理方法であって、
    コンピュータが、前記撮像画像のデータを取得する画像取得工程と、
    コンピュータが、前記表示装置と前記表示画像を観察する観察者との距離又は距離に関する情報を取得する距離取得工程と、
    コンピュータが、前記撮像画像のデータと前記距離に関する情報とに基づいて、前記表示画像のデータを生成する表示データ生成工程と、を有し、
    前記表示データ生成工程では、前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が短い場合における前記表示画像中の前記被写体のサイズよりも前記距離又は前記距離に関する情報から推測した推測距離が相対的に長い場合の前記表示画像中の前記被写体のサイズのほうが大きくなるように、コンピュータが前記表示画像のデータを生成する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  15. 請求項14に記載の画像処理方法の各ステップをコンピュータに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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