JP2013243565A - 半導体装置とその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーゲーティング技術を用いる際の復帰動作を速くする。
【解決手段】CPU内に設けられる揮発性レジスタのうち、少なくともスタックポインタとプログラムカウンタのデータを不揮発性とする。例えば、演算論理部及びデコーダと信号を送受信するレジスタを有し、前記レジスタは、スタックポインタとプログラムカウンタを有し、前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタが不揮発性メモリにより構成されているCPUが搭載されている半導体装置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。本明細書において、半導体装置とは、半導体素子自体または半導体素子を含むものをいい、このような半導体素子として、例えば薄膜トランジスタが挙げられる。従って、液晶表示装置及び記憶装置なども半導体装置に含まれる。
近年、モバイルコンピュータなどの可搬型の半導体装置が急速に普及している。このような可搬型の半導体装置は蓄電部を有しており、該蓄電部からの給電により動作するが、該蓄電部の充放電容量は有限である。そのため、可能な限り消費電力を低減したいという要請がある。
一方で、半導体装置が高性能化するに伴い、プロセッサにおける消費電力も増大してきている。そのため、処理を行っていない論理回路への給電を停止して消費電力を抑制する(パワーゲーティング)技術を用いることで、プロセッサの消費電力の低減を図る試みがなされている(例えば、特許文献1を参照)。
また、例えば、特許文献2には、プログラムを中断して再開する方式(レジューム方式)において、プログラム実行状態をCPU外部の記憶装置に退避させることで、CPUへの電力の供給を停止して一旦プログラムの実行を中断したとしても、その後に実行を再開することができる技術が開示されている。
特開2008−172230号公報 特開平6−51858号公報
しかし、CPUへの電力の供給を停止するに際して、一旦CPU外部の記憶装置に情報を退避させると、情報の退避と処理の実行の再開(復帰動作)に伴って消費電力が増大する。すなわち、CPUの電源のオンオフ回数が増加するほど、その消費電力は無視できない大きさとなる。パワーゲーティング技術では、処理を行っていない論理回路への給電をその都度停止するため、オンオフ回数は多い。
また、CPUへの電力の供給を停止するに際して、一旦CPU外部の記憶装置に情報を退避させると、処理に時間を要する。
本発明の一態様は、パワーゲーティング技術を用いる際の復帰動作を速くすることを課題とする。また、復帰動作が速く、消費電力が小さい半導体装置とその駆動方法を提供することを課題とする。
本発明の一態様では、CPU内に設けられるレジスタのうち、少なくともスタックポインタとプログラムカウンタが不揮発性メモリであることを特徴とする。
本発明の一態様は、演算論理部及びデコーダと信号を送受信するレジスタを有し、前記レジスタは、スタックポインタとプログラムカウンタを有し、前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタが不揮発性メモリにより構成されているCPUを有することを特徴とする半導体装置である。
前記構成の半導体装置において、前記レジスタが、前記デコーダと信号を送受信する命令レジスタを有しているとよい。
前記構成の半導体装置において、前記不揮発性メモリは、前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタとトランジスタを介して電気的に接続されたノードにより構成することができる。
前記構成の半導体装置において、前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタの間に配されるトランジスタは、オフ電流が小さいことが好ましい。該トランジスタでは、チャネル長1μm、チャネル幅1μmあたりのオフ電流が、10aA(1×10−17A)以下であるとよく、1aA(1×10−18A)以下であることが好ましく、10zA(1×10−20A)以下であることがより好ましく、1zA(1×10−21A)以下であることがさらに好ましく、100yA(1×10−22A)以下にすることが最も好ましい。
前記構成の半導体装置は、前記CPUの電力の供給を停止する要求により前記スタックポインタと前記プログラムカウンタのデータ保持部をフローティングにし、前記CPUへの電力の供給を停止し、前記CPUの復帰要求により、前記データ保持部を電気的に接続して復帰させることにより行えばよい。
パワーゲーティング技術を用いる場合の復帰動作を速くすることができる。また、半導体装置の復帰動作を速くし、消費電力を小さくすることができる。
本発明の一態様である半導体装置の一例を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の一例を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法の一例を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法の一例を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の作製方法の一例を説明する図。 本発明の一態様である半導体装置の一例を説明する図。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。ただし、本発明は以下の説明に限定されず、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれば容易に理解される。したがって、本発明は、以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
本実施の形態では、本発明の一態様である半導体装置とその駆動方法について図1及び図2を参照して説明する。
図1には、本発明の一態様である半導体装置の一構成例を示す。図1に示す半導体装置100は、演算処理部102と、電源104と、記憶部106と、を有する。演算処理部102は、レジスタ108と、演算論理部110と、デコーダ112と、を有する。レジスタ108は、汎用レジスタ114と、割り込み用レジスタ116と、命令レジスタ118と、スタックポインタ120と、プログラムカウンタ122と、を有する。スタックポインタ120とプログラムカウンタ122は、不揮発性メモリにより構成されている。
演算処理部102は、CPU(Central Processing Unit)と呼ばれるものである。演算処理部102では、レジスタ108とデコーダ112が信号の送受信を行い、演算論理部110とデコーダ112が信号の送受信を行う。
電源104は、半導体装置100が有する各要素に電力を供給する。図1の構成では、電源104は、演算処理部102及び記憶部106に電力を供給する。電源104は、半導体装置100に搭載された充放電装置であってもよいし、外部電源に電気的に接続されていてもよい。電源104が半導体装置100に搭載された充放電装置である場合には、ワイヤレス給電可能な構成を有していてもよい。
記憶部106は、データを記憶することが可能な構成であればよく、特定のものに限定されない。記憶部106は、演算処理部102の処理内容に応じて、演算処理部102に適宜データを送信し、または演算処理部102の処理の実行結果などに応じて演算処理部102から送信されたデータなどを記憶する。記憶部106が有する記憶素子は、揮発性メモリであってもよいし、不揮発性メモリであってもよい。ただし、本発明の一態様においては、演算処理部102における消費電力の低減を図るため、記憶部106における消費電力も可能な限り低減することが好ましい。従って、記憶部106には、電力の供給を停止してもデータが消滅しない不揮発性メモリを適用することが好ましい。
レジスタ108は、演算処理部102の処理の実行中に一時的なデータを記憶する部分である。演算処理部102の処理を遅延させぬよう、スタックポインタ120とプログラムカウンタ122以外の部分については、高速動作が可能な揮発性メモリ(例えば、SRAM)により構成することが好ましい。なお、レジスタ108には、複数のレジスタが設けられており、目的に応じて使い分けられているとよい。図1に示す構成では、レジスタ108は、汎用レジスタ114と、割り込み用レジスタ116と、命令レジスタ118と、スタックポインタ120と、プログラムカウンタ122と、を有する。
演算論理部110は、ALU(Arithmetic Logic Unit)と呼ばれるものである。実際に演算処理を行う部分である。
デコーダ112は、レジスタ108に設けられた命令レジスタ118からの命令を解読して演算論理部110に送信する。演算論理部110は、この送信内容に応じて演算処理を行う。なお、デコーダ112は、デコードのみならず、エンコードを行う構成であってもよい。すなわち、デコーダ112はエンコーダとしても機能してもよい。すなわち、演算論理部110の処理内容をエンコードしてレジスタ108に送信する機能を有していてもよい。デコーダ112がエンコーダとして機能しない場合には、別途エンコーダを設ければよい。
汎用レジスタ114は、演算処理部102の処理内容に応じて使い分けられるレジスタである。例えば、演算論理部110の演算処理結果を一時記憶するために用いられる。
割り込み用レジスタ116は、割り込みハンドラを記憶するレジスタである。割り込みハンドラは、割り込み要求の種類に応じたプログラムである。なお、必要でない場合には、割り込み用レジスタ116は設けなくてもよい。
命令レジスタ118は、上記したように、演算論理部110で実行する処理(デコーダ112に送信する処理)を記憶するレジスタである。
スタックポインタ120は、割り込み要求の発生時に直前まで実行していたプログラムのデータの退避先のアドレスを記憶するレジスタである。
プログラムカウンタ122は、次に実行する命令が記憶されているメモリ(記憶部106)のアドレスを記憶するレジスタである。プログラムカウンタ122に指定された記憶部106のアドレスから実行すべき処理の内容が命令レジスタ118に読み込まれる。
スタックポインタ120及びプログラムカウンタ122は、不揮発性メモリにより構成されている。
スタックポインタ120及びプログラムカウンタ122のデータ保持部は、データが入力される端子にオフ電流の小さいトランジスタを介して電気的に接続されたノードにより構成されていればよい。このオフ電流の小さいトランジスタは、スタックポインタ120及びプログラムカウンタ122内に設けられていればよい。
図2には、スタックポインタ120またはプログラムカウンタ122のデータ保持部の構成を示している。図2に示すように、入力端子138は、トランジスタ130を介してデータ保持部132(図2には太線で示している。)と電気的に接続されている。データ保持部132は、キャパシタ134の一方の電極に電気的に接続されている。キャパシタ134の他方の電極は、低電位電源線Vss(好ましくは、接地電位GNDとする。)に電気的に接続されている。すなわち、データ保持部132は、トランジスタ130がオフすると、電気的にフローティングとなる構成である。なお、入力端子138は、例えばデコーダ112などに電気的に接続されていればよい。
なお、図2に示すトランジスタ130は、nチャネル型トランジスタであり、トランジスタ130のゲートはゲート端子136に電気的に接続されている。そのため、トランジスタ130は、ゲート端子136の電位をトランジスタ130のしきい値電圧未満(LまたはLow)とすることでオフさせることができ、ゲート端子136の電位をトランジスタ130のしきい値電圧以上(HまたはHigh)とすることでオンさせることができる。演算処理部102への電力の供給が停止すると、ゲート端子136の電位もLまたはLowになるため、演算処理部102への電力の供給を停止することで、トランジスタ130がオフし、特別な操作などをしなくとも、データ保持部132にはデータが保持されることになる。
なお、図1では、スタックポインタ120及びプログラムカウンタ122のみが不揮発であるが、これに限定されるものではなく、レジスタ108に設けられた他のレジスタも不揮発性であってもよい。
以上説明したように、パワーゲーティング技術を適用した場合に、復帰動作を速くすることができる。また、パワーゲーティング技術を用いても退避動作が不要であるため、消費電力をさらに小さくすることができる。
なお、以上説明した構成によれば、演算処理部102への電力供給を停止してもスタックポインタ120及びプログラムカウンタ122のデータは保持されることになる。そのため、演算処理部102への電力供給を停止してスタンバイ状態にする。そして、例えば別途設けられた入力装置からの信号により割り込み要求を発生させ、復帰させる構成としてもよい。
次に、半導体装置100の構造及び作製方法について、図3乃至図6を参照して簡単に説明する。
まず、半導体基板200に埋め込み絶縁領域202a及び埋め込み絶縁領域202bを形成する(図3(A))。
埋め込み絶縁領域202a及び埋め込み絶縁領域202bは、例えばLOCOS(Local Oxidation of Silicon)法またはSTI(Shallow Trench Isolation)法により形成すればよい。
次に、埋め込み絶縁領域202a及び埋め込み絶縁領域202bが形成された半導体基板200上に第1の絶縁層204及び第1の導電層206を位置選択的に形成する(図3(B))。
第1の絶縁層204は、絶縁性材料により、CVD(Chemical Vapor Deposition)法またはスパッタリング法などを用いて形成すればよい。第1の絶縁層204の材料としては、例えば、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、窒化酸化シリコン、酸化ハフニウム、酸化ハフニウムシリケート、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム、酸化チタンまたは酸化ランタンなどを例示することができる。
第1の導電層206は、導電性材料により、CVD法またはスパッタリング法などを用いて形成すればよい。第1の導電層206の材料としては、例えば、タンタル、タングステン、チタン、モリブデン、クロム、ニオブなどの金属、またはこれらを主成分とする合金材料若しくは化合物材料などを例示することができる。または、これらの窒化物を用いてもよい。または、リンなどの不純物元素を添加した多結晶シリコンを用いてもよい。
なお、第1の絶縁層204及び第1の導電層206は、絶縁膜及び導電膜を全面に形成した後にフォトリソグラフィ法により加工することで、位置選択的に形成することができる。
次に、半導体基板200に不純物領域208a及び不純物領域208bを形成した後に、第1の絶縁層204及び第1の導電層206を覆って半導体基板200上に第2の絶縁層210及び第3の絶縁層212を形成する(図3(C))。
第2の絶縁層210及び第3の絶縁層212は、第1の絶縁層204と同様の材料及び方法により形成することができる。なお、第3の絶縁層212は、例えばBPSG(Boronphosphosilicate glass)などにより形成すると、図3(C)に示すように上面を平坦にすることができる。
次に、第2の絶縁層210及び第3の絶縁層212の不純物領域208a及び不純物領域208bと重畳する部分にフォトリソグラフィ法などにより開口部を形成し、該開口部に第2の導電層214a及び第2の導電層214bを位置選択的に形成する(図3(D))。
第2の導電層214a及び第2の導電層214bは、第1の導電層206と同様の材料及び方法により形成することができる。
なお、第2の導電層214a及び第2の導電層214bは、導電膜を全面に形成した後にフォトリソグラフィ法により加工することで、位置選択的に形成することができる。
以上説明したように半導体基板200にトランジスタを形成することができる。次に、このようにして形成した半導体基板200上に更にトランジスタを形成する。なお、以下の説明では、上記作製したトランジスタの第2の導電層214bに接続する電極を形成するため、この部分に着目した図とする。
まず、被形成面である上記作製したトランジスタを有する半導体基板200上に第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cを位置選択的に形成する(図4(A))。第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cは、第1のゲート電極及び配線として機能する。
第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cは、第1の導電層206と同様の材料(好ましくはタングステン)及び方法により形成することができる。
なお、第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cは、導電膜を全面に形成した後にフォトリソグラフィ法により加工することで、位置選択的に形成することができる。
次に、第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cを覆って第4の絶縁層218を形成する。
第4の絶縁層218は、第1の絶縁層204と同様の材料及び方法により形成することができる。
次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法により、第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216cを露出させ、且つ平坦となるように加工する。そして、露出した第3の導電層216a、第3の導電層216b及び第3の導電層216c上に、第5の絶縁層220と半導体層222を形成する(図4(C))。
第5の絶縁層220は、第1の絶縁層204と同様の材料及び方法により形成することができる。
半導体層222の材料などに特に限定はないが、例えば酸化物半導体を用いることができる。すなわち、半導体層222は、酸化物半導体層とすればよい。
酸化物半導体層は、単結晶、多結晶(ポリクリスタルともいう)または非晶質などの状態をとる。また、酸化物半導体層がアモルファス層と結晶を含む層との積層であってもよい。
酸化物半導体としては、例えばインジウム及びガリウムの一方若しくは双方と、亜鉛と、を含む金属酸化物、または該金属酸化物に含まれるガリウムの一部若しくは全部の代わりに他の金属元素を含む金属酸化物などが挙げられる。
前記金属酸化物としては、例えばIn系金属酸化物、Zn系金属酸化物、In−Zn系金属酸化物、またはIn−Ga−Zn系金属酸化物などを用いることができる。また、前記In−Ga−Zn系金属酸化物に含まれるガリウムの一部若しくは全部の代わりに他の金属元素を含む金属酸化物を用いてもよい。
前記他の金属元素としては、例えばガリウムよりも多くの酸素原子と結合が可能な金属元素を用いればよく、例えばチタン、ジルコニウム、ハフニウム、ゲルマニウム、及び錫のいずれか一つまたは複数の金属元素を用いればよい。また、前記他の金属元素としては、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、サマリウム、ユウロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、及びルテチウムのいずれか一つまたは複数の金属元素を用いればよい。これらの金属元素は、スタビライザーとしての機能を有する。なお、これらの金属元素の添加量は、金属酸化物が半導体として機能することが可能な量とする。ガリウムよりも多くの酸素原子と結合が可能な金属元素を用い、さらには金属酸化物中に酸素を供給することにより、金属酸化物中の酸素欠陥を少なくすることができる。
例えば、前記In−Ga−Zn系金属酸化物に含まれるガリウムの全部に代えて錫を用いるとIn−Sn−Zn系金属酸化物となり、前記In−Ga−Zn系金属酸化物に含まれるガリウムの一部に代えてチタンを用いるとIn−Ti−Ga−Zn系金属酸化物となる。
また、前記酸化物半導体層を、CAAC−OS(C Axis Aligned Crystaline Oxide Semiconductor)を含む酸化物半導体層としてもよい。
なお、CAAC−OSとは、完全な単結晶ではなく、完全な非晶質でもない、非晶質相に結晶部を有する結晶−非晶質混相構造の酸化物半導体のことをいう。さらに、CAAC−OSに含まれる結晶部では、c軸がCAAC−OS膜の被形成面の法線ベクトルまたは表面の法線ベクトルに平行な方向に揃い、且つab面に垂直な方向から見て三角形状または六角形状の原子配列を有し、c軸に垂直な方向から見て金属原子または金属原子と酸素原子が層状に配列している。なお、本明細書において、単に垂直と記載する場合、85°以上95°以下の範囲も含まれる。また、単に平行と記載する場合、−5°以上5°以下の範囲も含まれる。
前記CAAC−OSを含む酸化物半導体層をチャネル形成層として用いた電界効果トランジスタは、可視光や紫外光の照射による電気特性の変動が低いため、信頼性が高い。
また、半導体層222として酸化物半導体層を用いる場合、脱水化・脱水素化を行い、酸化物半導体層中の水素、水、水酸基、または水素化物(水素化合物ともいう)などの不純物を排除し、且つ酸化物半導体層に酸素を供給すると、酸化物半導体層を高純度化させることができるため好ましい。例えば、酸化物半導体層に接する層として酸素を含む層を形成して加熱処理を行うことにより、酸化物半導体層を高純度化させることができる。
また、成膜直後の酸化物半導体層は、化学量論的組成より酸素が多い過飽和の状態であることが好ましい。例えば、スパッタリング法を用いて酸化物半導体層を形成する場合、成膜ガスの酸素の占める割合が多い条件で形成することが好ましく、特に酸素雰囲気(酸素ガス100%)で形成することが好ましい。また、酸化物半導体層に十分な酸素を供給して酸素を過飽和の状態とするために、酸化物半導体層に接する絶縁層(第5の絶縁層224及び第6の絶縁層232)として過剰酸素を含む絶縁層(SiO(x>2))を形成してもよい。
過剰酸素を含む絶縁層は、プラズマCVD法、プラズマスパッタリング法または他のスパッタリング法における形成条件を調整し、膜中に酸素を多く含ませて形成する。また、より多くの過剰酸素を絶縁層に含ませたい場合には、イオン注入法やイオンドーピング法やプラズマ処理によって酸素を添加してもよい。また、酸化物半導体層自体に酸素を添加してもよい。
また、酸化物半導体層の形成時のスパッタリング装置には、吸着型の真空ポンプを用いることが好ましい。成膜室内の残留水分は、少ないことが好ましいためである。また、スパッタリング装置にコールドトラップが備えられていてもよい。
また、酸化物半導体層は、好ましくは、350℃以上基板の歪み点未満の基板温度、より好ましくは、350℃以上450℃以下の基板温度で加熱処理を行うとよい。さらに、その後の工程において加熱処理を行ってもよい。このとき、用いる加熱処理装置には特に限定はなく、電気炉を用いてもよいし、GRTA(Gas Rapid Thermal Annealing)装置またはLRTA(Lamp Rapid Thermal Annealing)装置などのRTA(Rapid Thermal Annealing)装置を用いてもよい。また、加熱処理は複数回行ってもよい。
また、前記加熱処理を行った後、その加熱温度を維持しつつ、またはその加熱温度から降温する過程で該加熱処理を行った炉と同じ炉に高純度の酸素ガス、高純度のNOガス、または超乾燥エア(露点が−40℃以下、好ましくは−40℃以下の雰囲気)を導入するとよい。このとき、酸素ガスまたはNOガスが、水及び水素などを含まないことが好ましい。また、加熱処理の装置に導入する酸素ガスまたはNOガスの純度は、6N以上であるとよく、好ましくは7N以上とする。すなわち、酸素ガスまたはNOガス中の不純物濃度は、1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下とする。この工程により、酸化物半導体層に酸素が供給され、酸化物半導体層中の酸素欠陥を抑制することができる。なお、前記高純度の酸素ガス、高純度のNOガス、または超乾燥エアの導入は、前記加熱処理時に行ってもよい。
高純度化させた酸化物半導体層の水素濃度のSIMS測定値は、5×1019atoms/cm以下、好ましくは5×1018atoms/cm以下、より好ましくは5×1017atoms/cm以下であるとよい。
高純度化させた酸化物半導体層を電界効果トランジスタに用いることにより、酸化物半導体層のキャリア密度を1×1014/cm未満、好ましくは1×1012/cm未満、さらに好ましくは1×1011/cm未満にすることができる。このようにキャリア密度を小さくすることで、チャネル長1μm、チャネル幅1μmあたりの電界効果トランジスタのオフ電流は、10aA(1×10−17A)以下とすることができ、好ましくは1aA(1×10−18A)以下とし、より好ましくは10zA(1×10−20A)以下とし、さらに好ましくは1zA(1×10−21A)以下とし、最も好ましくは、100yA(1×10−22A)以下とする。
次に、第5の絶縁層220及び半導体層222をフォトリソグラフィ法などにより加工して、第5の絶縁層224及び半導体層226を形成する。第5の絶縁層224は、ゲート絶縁層として機能する(図4(D))。
次に、第5の絶縁層224及び半導体層226を覆って第4の導電層228を形成する(図4(E))。
第4の導電層228は、第1の導電層206と同様の材料(好ましくはタングステン)及び方法により形成することができる。
次に、第4の導電層228をフォトリソグラフィ法などにより加工して、第4の導電層230a及び第4の導電層230bを位置選択的に形成する(図5(A))。第4の導電層230a及び第4の導電層230bは、ソース電極及びドレイン電極として機能する。
次に、半導体基板200及び半導体層226上に、第4の導電層230a及び第4の導電層230bを覆って第6の絶縁層232を形成する(図5(B))。第6の絶縁層232は、ゲート絶縁層として機能する。
次に、第6の絶縁層232上に半導体層226と重畳して、第5の導電層234を位置選択的に形成する。第5の導電層234は、ゲート電極として機能する。
第5の導電層234は、第1の導電層206と同様の材料(好ましくはタングステン)及び方法により形成することができる。
次に、第6の絶縁層232上に第5の導電層234を覆って第7の絶縁層236を形成する。
第7の絶縁層236は、第1の導電層206と同様の材料(好ましくはタングステン)及び方法により形成することができる。
以上説明したように半導体基板200上に更にトランジスタを形成することができる。このようにして作製した半導体装置の断面図を図6に示す。
なお、半導体基板200に形成したトランジスタは、例えば、図1の演算処理部102を構成するトランジスタである。そして、半導体基板200上に形成したトランジスタは、図2のトランジスタ130に相当する。
半導体基板200上に形成したトランジスタでは、チャネル長1μm、チャネル幅1μmあたりの電界効果トランジスタのオフ電流が、10aA(1×10−17A)以下、好ましくは1aA(1×10−18A)以下、より好ましくは10zA(1×10−20A)以下、さらに好ましくは1zA(1×10−21A)以下、最も好ましくは、100yA(1×10−22A)以下である。
100 半導体装置
102 演算処理部
104 電源
106 記憶部
108 レジスタ
110 演算論理部
112 デコーダ
114 汎用レジスタ
116 割り込み用レジスタ
118 命令レジスタ
120 スタックポインタ
122 プログラムカウンタ
130 トランジスタ
132 データ保持部
134 キャパシタ
136 ゲート端子
138 入力端子
200 半導体基板
202a 埋め込み絶縁領域
202b 埋め込み絶縁領域
204 第1の絶縁層
206 第1の導電層
208a 不純物領域
208b 不純物領域
210 第2の絶縁層
212 第3の絶縁層
214a 第2の導電層
214b 第2の導電層
216a 第3の導電層
216b 第3の導電層
216c 第3の導電層
218 第4の絶縁層
220 第5の絶縁層
222 半導体層
224 第5の絶縁層
226 半導体層
228 第4の導電層
230a 第4の導電層
230b 第4の導電層
232 第6の絶縁層
234 第5の導電層
236 第7の絶縁層

Claims (5)

  1. 演算論理部及びデコーダと信号を送受信するレジスタを有し、
    前記レジスタは、スタックポインタとプログラムカウンタを有し、
    前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタが不揮発性メモリにより構成されているCPUを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記レジスタが、前記デコーダと信号を送受信する命令レジスタを有する半導体装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記不揮発性メモリは、前記スタックポインタ及び前記プログラムカウンタとトランジスタを介して電気的に接続されたノードであることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項3において、
    前記トランジスタでは、チャネル幅1μmあたりのオフ電流が、10aA(1×10−17A)以下であることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載の半導体装置の駆動方法であって、
    前記CPUの電力の供給を停止する要求により前記スタックポインタと前記プログラムカウンタのデータ保持部をフローティングにし、
    前記CPUへの電力の供給を停止し、
    前記CPUの復帰要求により、前記データ保持部を電気的に接続して復帰させることを特徴とする半導体装置の駆動方法。
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