JP2013239013A - データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】時間間隔取得部2は、センサ10によって取得された時系列データを受け、時系列データのサンプリング時間間隔を取得する。補間処理部3は、時系列データの平均値が変わらないようにサンプリング時間間隔を調整して時系列データから任意の時間におけるデータを求める第1の補間処理、又は、時系列データの総和が変わらないようにサンプリング時間間隔を調整して時系列データから任意の時間におけるデータを求める第2の補間処理のいずれかを、時系列データの種別に応じて選択して時系列データに施すことで、時系列データから任意の時間におけるデータを求める。
【選択図】図1
Description
次に、図3から図5を参照して、データ処理装置1の動作例1について説明する。動作例1では、時系列データA,Bは温度を示すデータであり、時系列データA,Bはそれぞれ異なるサンプリング周期で取得されたデータである場合について説明する。図3の表100に時系列データA(温度A)を示し、表110に時系列データB(温度B)を示す。図3の表100及び図4の時間間隔Aに示すように、温度Aは3分ごとに取得されたデータである。また、図3の表110及び図4の時間間隔Bに示すように、温度Bは2分ごとに取得されたデータである。このように、時系列データAのサンプリング周期は3分であり、時系列データBのサンプリング周期は2分である。
次に、図6及び図7を参照して、データ処理装置1の動作例2について説明する。動作例2では、時系列データA,Bはイベントの発生回数を示すデータであり、時系列データA,Bはそれぞれ異なるサンプリング周期で取得されたデータである。図6の表200に時系列データA(イベント回数A)を示し、表210に時系列データB(イベント回数B)を示す。表200に示すように、イベント回数Aは3分ごとに取得されたデータである。また、表210に示すように、イベント回数Bは2分ごとに取得されたデータである。このように、時系列データAのサンプリング周期は3分であり、時系列データBのサンプリング周期は2分である。
時間[00:00:00]におけるイベント回数A(1回)は、時間[00:00:00]〜[00:03:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:03:00]におけるイベント回数A(2回)は、時間[00:03:00]〜[00:06:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:06:00]におけるイベント回数A(3回)は、時間[00:06:00]〜[00:09:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:09:00]におけるイベント回数A(4回)は、時間[00:09:00]〜[00:12:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:00:00]におけるイベント回数B(10回)は、時間[00:00:00]〜[00:02:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:02:00]におけるイベント回数B(20回)は、時間[00:02:00]〜[00:04:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:04:00]におけるイベント回数B(30回)は、時間[00:04:00]〜[00:06:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:06:00]におけるイベント回数B(40回)は、時間[00:06:00]〜[00:08:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:00:00]〜[00:02:00]の間で[(1/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、2/3(≒0.66)を、時間[00:00:00]における値として用いる。
時間[00:02:00]〜[00:03:00]の間で[(1/3)×1分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、1/3(≒0.34)を、時間[00:02:00]における値として用いる。
時間[00:03:00]〜[00:04:00]の間で[(2/3)×1分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、2/3(≒0.66)を、時間[00:03:00]における値として用いる。
時間[00:04:00]〜[00:06:00]の間で[(2/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、4/3(≒1.34)を、時間[00:04:00]における値として用いる。
時間[00:06:00]〜[00:08:00]の間で[(3/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、6/3(=2.00)を、時間[00:06:00]における値として用いる。
時間[00:08:00]〜[00:09:00]の間で[(3/3)×1分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、3/3(=1.00)を、時間[00:08:00]における値として用いる。
また、補間処理部3は、時系列データBについても同じ補間処理によって、各時間におけるデータを求める。
次に、図8及び図9を参照して、データ処理装置1の動作例3について説明する。動作例3では、時系列データA,Bはイベントの発生回数を示すデータであり、時系列データA,Bはそれぞれ異なるサンプリング周期で取得されたデータである。図8の表300に時系列データA(イベント回数A)を示し、表310に時系列データB(イベント回数B)を示す。表300に示すように、イベント回数Aは3分ごとに取得されたデータである。また、表310に示すように、イベント回数Bは2分ごとに取得されたデータである。このように、時系列データAのサンプリング周期は3分であり、時系列データBのサンプリング周期は2分である。
時間[00:00:00]におけるイベント回数A(1回)は、時間[00:0(−3):00]〜[00:00:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:03:00]におけるイベント回数A(2回)は、時間[00:00:00]〜[00:03:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:06:00]におけるイベント回数A(3回)は、時間[00:03:00]〜[00:06:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:09:00]におけるイベント回数A(4回)は、時間[00:06:00]〜[00:09:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:00:00]におけるイベント回数B(10回)は、時間[00:0(−3):00]〜[00:00:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:02:00]におけるイベント回数B(20回)は、時間[00:00:00]〜[00:02:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:04:00]におけるイベント回数B(30回)は、時間[00:02:00]〜[00:04:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:06:00]におけるイベント回数B(40回)は、時間[00:04:00]〜[00:06:00]の間に検出されたイベントの回数である。
時間[00:00:00]〜[00:02:00]の間で[(2/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、4/3(≒1.33)を、時間[00:02:00]における値として用いる。
時間[00:02:00]〜[00:03:00]の間で[(2/3)×1分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、2/3(≒0.66)を、時間[00:03:00]における値として用いる。
時間[00:03:00]〜[00:04:00]の間で[(3/3)×1分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、3/3(=1.00)を、時間[00:04:00]における値として用いる。
時間[00:04:00]〜[00:06:00]の間で[(3/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、6/3(=2.00)を、時間[00:06:00]における値として用いる。
時間[00:06:00]〜[00:08:00]の間で[(4/3)×2分間]回のイベントが発生しているため、補間処理部3は、8/3(≒2.66)を、時間[00:08:00]における値として用いる。
また、補間処理部3は、時系列データBについても同じ補間処理によって、各時間におけるデータを求める。
上述したデータ処理装置1は図示しないCPU等のプロセッサを備えている。プロセッサは、図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、時間間隔取得部2及び補間処理部3のそれぞれの機能を実現する。上記プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を介して又はネットワーク等の通信経路を介してハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置に記憶される。なお、上記プログラムはハードディスクドライブ等の記憶装置に予め記憶されていてもよい。ハードディスクドライブ等の記憶装置に記憶されたプログラムがRAM等のメモリに読み出されてCPU等のプロセッサによって実行されることにより、時間間隔取得部2及び補間処理部3のそれぞれの機能が実現される。また、演算部6は、図示しないCPU等のプロセッサと、図示しないメモリに記憶されたプログラムとによって実現される。例えばハードディスクドライブ等の記憶装置に記憶されたプログラムがRAM等のメモリに読み出されてCPU等のプロセッサによって実行されることにより、演算部6の機能が実現される。
Claims (8)
- センサによって時系列に沿って取得された時系列データを受け、前記時系列データのサンプリング時間間隔を取得する時間間隔取得手段と、
前記時系列データの平均値が変わらないように前記サンプリング時間間隔を調整して前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める第1の補間処理、又は、前記時系列データの総和が変わらないように前記サンプリング時間間隔を調整して前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める第2の補間処理のいずれかを、前記時系列データの種別に応じて選択して前記時系列データに施すことで、前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める補間処理手段と、
を有することを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1に記載のデータ処理装置であって、
前記補間処理手段は、前記時系列データが瞬間的なタイミングごとに前記センサによって取得された値である場合、前記時系列データに前記第1の補間処理を施すことで前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置であって、
前記第1の補間処理は、線形補間処理、高次関数を用いた補間処理又は周期関数を用いた補間処理のいずれかである、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のデータ処理装置であって、
前記補間処理手段は、前記時系列データが、ある時間帯に前記センサによって取得された値の総和である場合、前記時系列データに前記第2の補間処理を施すことで前記時系列データから前記時間帯内の任意の時間におけるデータを求める、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項4に記載のデータ処理装置であって、
前記補間処理手段は、前記第2の補間処理として、前記時系列データの総和が変わらないように前記時系列データの値を前記時間帯に分配することで、前記時間帯内の任意の時間におけるデータを求める、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項5に記載のデータ処理装置であって、
前記補間処理手段は、前記時系列データの総和が変わらないように前記時間帯の長さに応じた割合で前記時系列データの値を前記時間帯に分配することで、前記時間帯内の任意の時間におけるデータを求める、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のデータ処理装置であって、
前記時間間隔取得手段は、サンプリング時間間隔が互いに異なる複数の時系列データを受け、前記複数の時系列データのそれぞれのサンプリング時間間隔を取得し、
前記補間処理手段は、前記複数の時系列データのそれぞれに前記第1の補間処理又は前記第2の補間処理を施すことで、前記複数の時系列データのそれぞれのサンプリング時間間隔を一致させて前記複数の時系列データのそれぞれから同じ時間におけるデータを求める、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - コンピュータに、
センサによって時系列に沿って取得された時系列データを受け、前記時系列データのサンプリング時間間隔を取得する第1のステップと、
前記時系列データの平均値が変わらないように前記サンプリング時間間隔を調整して前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める第1の補間処理、又は、前記時系列データの総和が変わらないように前記サンプリング時間間隔を調整して前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める第2の補間処理のいずれかを、前記時系列データの種別に応じて選択して前記時系列データに施すことで、前記時系列データから任意の時間におけるデータを求める第2のステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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