JP2013238928A - Electronic device and power saving setting control method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、省電力機能を有する電子機器及び該機器に適用される省電力設定制御方法に関する。 Embodiments described herein relate generally to an electronic device having a power saving function and a power saving setting control method applied to the device.
近年、省電力機能を有するさまざまな電子機器が開発されている。このような電子機器は、ユーザが省電力化のためのパラメータを設定できるように構成されている。このパラメータは、例えば、電子機器が省電力状態に設定されるまでの時間を示す。例えば、パーソナルコンピュータ(PC)には、省電力化のためのパラメータを設定するユーティリティプログラムが設けられている。ユーザは、このユーティリティプログラムを用いて、例えば、ディスプレイが電源オフされるまでの時間を設定することができる。その場合、ユーザによる操作がなく設定された時間が経過した後、ディスプレイの電源がオフにされ、消費電力が低減される。 In recent years, various electronic devices having a power saving function have been developed. Such an electronic device is configured such that a user can set parameters for power saving. This parameter indicates, for example, the time until the electronic device is set to the power saving state. For example, a personal computer (PC) is provided with a utility program for setting parameters for power saving. The user can set the time until the display is turned off, for example, using this utility program. In that case, the power of the display is turned off after the set time has passed without any user operation, and the power consumption is reduced.
ところで、ユーザの表情を認識する各種の技術が提案されている。この技術によって、例えば、視聴者の表情に応じてスライドショーを表示することや、複数の画像から所定の表情の顔を含む画像を取り出すこと等が実現されている。 By the way, various techniques for recognizing a user's facial expression have been proposed. With this technology, for example, a slide show is displayed according to the facial expression of the viewer, and an image including a face with a predetermined facial expression is extracted from a plurality of images.
上述の省電力機能によって制御されるとき、電子機器は、ユーザが意図しないタイミングで省電力状態に移行することがある。例えば、ユーザがディスプレイに表示された文書を何等操作することなく閲覧している間に、所定の時間が経過したとき、ユーザが文書を閲覧しているにも関わらずディスプレイが電源オフされてしまう可能性がある。そのため、ユーザによる利便性を考慮しながら省電力化できることが期待される。 When controlled by the above-described power saving function, the electronic device may shift to a power saving state at a timing not intended by the user. For example, when a predetermined time elapses while the user is browsing the document displayed on the display without any operation, the display is turned off even though the user is browsing the document. there is a possibility. Therefore, it is expected that power can be saved while considering convenience for the user.
本発明は、ユーザによる利便性を考慮しながら省電力化できる電子機器及び省電力設定制御方法を提供することを目的とする。 It is an object of the present invention to provide an electronic device and a power saving setting control method that can save power while considering user convenience.
実施形態によれば、電子機器は省電力機能を有する。この電子機器は、状態切替手段、ユーザ画像生成手段、ストレス度算出手段、及びタイマ設定手段を具備する。状態切替手段は、前記電子機器が通常動作状態である間に、前記電子機器に対する操作が検出されずに第1時間が経過した場合、前記電子機器を省電力状態に切り替える。ユーザ画像生成手段は、前記電子機器が前記省電力状態に切り替えられたことに応じて、ユーザを撮像することによって、当該ユーザの画像を生成する。ストレス度算出手段は、前記画像に含まれる顔画像に対応するストレス度を算出する。タイマ設定手段は、前記ストレス度に基づいて前記第1時間を変更する。 According to the embodiment, the electronic device has a power saving function. The electronic device includes a state switching unit, a user image generation unit, a stress level calculation unit, and a timer setting unit. The state switching unit switches the electronic device to a power saving state when a first time elapses without detecting an operation on the electronic device while the electronic device is in a normal operation state. The user image generation means generates an image of the user by imaging the user in response to the electronic device being switched to the power saving state. The stress level calculation means calculates a stress level corresponding to the face image included in the image. The timer setting means changes the first time based on the stress level.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施形態に係る電子機器の外観を示す図である。この電子機器は、例えばノートブックタイプのパーソナルコンピュータ10として実現されている。
FIG. 1 is a diagram illustrating an external appearance of an electronic apparatus according to an embodiment of the present invention. This electronic apparatus is realized as a notebook type
図1に示すように、本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、液晶ディスプレイ(LCD)17を備えた表示装置が組み込まれている。ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在にコンピュータ本体11に取り付けられている。ディスプレイユニット12はさらに、LCD17の上部にカメラモジュール115を備える。カメラモジュール115は、ディスプレイユニット12がコンピュータ本体11の上面を露出する開放位置にあるときに、コンピュータ10を使用するユーザ等を撮影するために用いられる。
As shown in FIG. 1, the
コンピュータ本体11は、薄い箱形の筐体を有しており、その上面には、キーボード13、本コンピュータ10を電源オン/電源オフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、タッチパッド16、スピーカ18A,18Bなどが配置されている。入力操作パネル15上には、各種操作ボタンが設けられている。
The computer
また、コンピュータ本体11の右側側面には、例えばユニバーサル・シリアル・バス(USB)2.0規格のUSBケーブルやUSBデバイスを接続するためのUSBコネクタ19が設けられている。なお、上述のカメラモジュール115は、USBコネクタ19を介して接続される外付けのカメラ(例えば、USB接続のウェブカメラ)であってもよい。
Further, on the right side surface of the computer
図2は、本コンピュータ10のシステム構成を示す図である。
FIG. 2 is a diagram showing a system configuration of the
本コンピュータ10は、図2に示されるように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、GPU(Graphics Processing Unit)105、VRAM(ビデオRAM:random access memory)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM(basic input/output system-read only memory)107、LAN(local area network)コントローラ108、ハードディスクドライブ(HDD)109、光ディスクドライブ(ODD)110、USBコントローラ111、無線LANコントローラ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)113、EEPROM(electrically erasable programmable ROM)114、カメラモジュール115等を備える。
As shown in FIG. 2, the
CPU101は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD109から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201や、省電力管理プログラム202のような各種アプリケーションプログラムを実行する。OS201は、コンピュータ10を、通常の消費電力で動作する通常動作状態と、通常よりも低い消費電力で動作する省電力状態のいずれか一方に設定するための省電力機能を有する。OS201は、例えば、コンピュータ10が通常動作状態である期間内に、ユーザによるコンピュータ10に対する操作がなく、しきい値期間(第1時間)が経過したこと(例えば、第1時間が設定されたタイマが満了したこと)に応じて、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替える。また、OS201は、例えば、コンピュータ10が省電力状態である期間内に、ユーザによるコンピュータ10に対する操作が検出されたことに応じて、コンピュータ10を省電力状態から通常動作状態に切り替える。
The
省電力管理プログラム202は、OS201によって用いられる、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替えるための第1時間(タイマ)を管理する機能を有する。省電力管理プログラム202は、例えば、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えられた際にユーザが知覚するストレスの度合い(以下、ストレス度とも称する)に基づいて、その第1時間を変更する。
The power
また、CPU101は、BIOS−ROM107に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。
The
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
The
GPU105は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はLCD17に送られる。
The GPU 105 is a display controller that controls the
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD109およびODD110を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
The
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18Bに出力する。
The
LANコントローラ108は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスであり、一方、無線LANコントローラ112は、例えばIEEE 802.11g規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。また、USBコントローラ111は、(USBコネクタ19を介して接続される)例えばUSB 2.0規格に対応した外部機器との通信を実行する。例えば、外部機器であるウェブカメラによって撮像されたデジタル画像を取り込んでHDD109に格納する際の通信等を実行する。
The
カメラモジュール115は、カメラを用いた撮像処理を実行する。カメラモジュール115は、例えば、カメラにより撮像された画像を用いて画像データを生成し、当該画像データを主メモリ103やHDD109に格納する際の通信等を実行する。また、カメラモジュール115は、省電力管理プログラム202等の各種のアプリケーションプログラムに画像データを供給する。なお、カメラモジュール115は、OS201や省電力管理プログラム202等の各種のアプリケーションプログラムによる制御に応じて、撮像を実行する機能、及び電源オン/電源オフする機能を有している。
The
EC/KBC113は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC113は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本コンピュータ10を電源オン/電源オフする機能を有している。
The EC /
次に、図3を参照して、コンピュータ10上で動作する省電力管理プログラム202の機能構成と、この省電力管理プログラム202と連携するOS201の省電力機能に関する機能構成とについて説明する。
Next, a functional configuration of the power
まず、OS201の構成について説明する。
OS201は、省電力機能を有し、コンピュータ10を、通常の消費電力で動作する通常動作状態と、通常よりも低い消費電力で動作する省電力状態のいずれか一方に設定する。この省電力状態は、コンピュータ10のスタンバイ状態(スリープ状態)だけでなく、コンピュータ10に接続されたディスプレイ17の輝度が下げられた状態、ディスプレイ17が電源オフされた状態、スピーカ18A,18Bが電源オフされた状態等のように、コンピュータ10内の各コンポーネントやコンピュータ10に接続された各デバイスが通常よりも低い消費電力で動作する状態を含む。OS201は、タイマ31、状態切替部32、切替通知部33、及び操作検出部34を備える。
First, the configuration of the
The
タイマ31は、コンピュータ10が通常動作状態である間に、ユーザによるコンピュータ10に対する操作がなく経過した時間(無操作での経過時間)を計測する。そして、タイマ31は、計測した無操作での経過時間が第1時間を超えた場合、タイマ31の満了を切替通知部33と状態切替部32とに通知する。
The
切替通知部33は、タイマ31の満了の通知に応じて、省電力管理プログラム202(切替検出部411)に、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えられることを通知する。そして、状態切替部32は、タイマ31の満了の通知に応じて、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替える。
In response to the expiration notification of the
操作検出部34は、ユーザによるコンピュータ10に対する操作を検出する。操作検出部34は、例えば、ユーザによる、キーボード13やタッチパッド16のようなポインティングデバイスを用いた操作、USBフラッシュメモリやプリンタ等の外部デバイスをコンピュータ10に接続する操作、等を検出する。
The
操作検出部34は、コンピュータ10が省電力状態である間に、ユーザによるコンピュータ10に対する操作を検出した場合、操作が検出されたことを状態切替部32に通知する。状態切替部32は、操作検出部34による通知に応じて、コンピュータ10を省電力状態から通常動作状態に切り替える。
The
また、操作検出部34は、コンピュータ10が通常動作状態である間に、ユーザによるコンピュータ10に対する操作を検出した場合、操作が検出されたことをタイマ31に通知する。タイマ31は、操作検出部34による通知に応じて、計測中の無操作での経過時間をリセットする。
Further, when the
次いで、省電力管理プログラム202の構成について説明する。
省電力管理プログラム202は、ユーザが知覚しているストレス度に応じて、タイマ31に設定される、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替えるための第1時間を制御する。省電力管理プログラム202は、例えば、ユーザのストレス度が高い場合に第1時間を長く設定することにより、ユーザのストレス度を低減させ、ユーザのストレス度が低い場合に第1時間を短く設定することにより、省電力効果を高めることができる。
Next, the configuration of the power
The power
省電力管理プログラム202は、省電力設定管理部41とストレス解析部42とを備える。省電力設定管理部41は、ユーザが知覚しているストレス度に基づいて、タイマ31に設定される第1時間を設定(変更)する。省電力設定管理部41は、切替検出部411とタイマ設定部412とを備える。ストレス解析部42は、コンピュータ10を使用しているユーザが知覚しているストレス度を取得する。ストレス解析部42は、画像読み取り部421、特徴量算出部422、及びストレス度算出部423を備える。
The power
まず、切替検出部411は、OS201(切替通知部33)による、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えられることを示す通知に応じて、画像読み取り部421に、ユーザのストレス度の解析を要求する。より具体的には、切替検出部411は、ユーザのストレス度の解析のため、画像読み取り部421に、ユーザを撮像した画像の取得を要求する。なお、切替検出部411は、切替通知部33による通知ではなく、OS201によって発行される、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えるためのメッセージ(イベント)を検出してもよい。その場合、切替検出部411は、そのメッセージが検出されたことに応じて、画像読み取り部421に、ユーザのストレス度の解析を要求する。
First, the
画像読み取り部421は、切替検出部411による要求に応じて、カメラモジュール115を用いて、コンピュータ10を使用しているユーザを撮像することによって、当該ユーザの画像(以下、ユーザ画像とも称する)を生成する。画像読み取り部421は、生成されたユーザ画像を特徴量算出部422に出力する。なお、画像読み取り部421は、切替検出部411による要求に応じて、カメラモジュール115を電源オンにし、カメラモジュール15を用いてユーザ画像を生成した後、カメラモジュール115を電源オフにしてもよい。これにより、カメラモジュール115による消費電力を低減することができる。
The
特徴量算出部422は、画像読み取り部421によって出力されたユーザ画像を用いて、画像特徴量を算出する。特徴量算出部422は、例えば、ユーザ画像に含まれる顔画像領域(すなわち、ユーザの顔画像)を検出し、その顔画像領域に含まれる形状(エッジ)や色に関する特徴量(特徴量のセット)を算出する。特徴量算出部422は、算出された特徴量をストレス度算出部423に出力する。
The feature
ストレス度算出部423は、ユーザ画像に含まれる顔画像に対応するストレス度を算出する。具体的には、ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照して、特徴量算出部422によって出力された特徴量と最も類似する特徴量を有する表情を検出し、その表情に関連付けられたストレス度を検出する。ストレス度算出部423は、検出されたストレス度をタイマ設定部412に出力する(すなわち、要求元である省電力設定管理部41に返す)。
The stress
図4は、ユーザの表情とストレス度との関係を模式的に表した図である。本実施形態では、例えば、様々な表情を離散的な複数のレベルで規定し、規定された各表情にストレス度を関連付けている。図4に示す例では、感情が特に表れていない表情(無表情)61では、ユーザが知覚しているストレスが小さい(ストレスがない)ことが想定され、負のストレス度(−5点)が関連付けられる。また、怒った表情や驚いた表情等の強い感情が表れている表情63では、ユーザが知覚しているストレスが大きい(ストレスがある)ことが想定され、正のストレス度(+15点)が関連付けられている。同様に、それらの中間の表情62にも、その表情に表れる感情の強さに応じたストレス度が関連付けられている。
FIG. 4 is a diagram schematically showing the relationship between the user's facial expression and the stress level. In this embodiment, for example, various facial expressions are defined at a plurality of discrete levels, and a stress level is associated with each prescribed facial expression. In the example shown in FIG. 4, it is assumed that the stress perceived by the user is small (no stress) in a facial expression (no expression) 61 in which emotions do not particularly appear, and the negative stress level (−5 points) is assumed. Associated. Further, in the
図5は、図4に示した、ユーザの表情とストレス度との関係を規定するための表情データベース5の一構成例を示す。表情データベース5は、複数の表情に対応する複数のエントリを含む。各エントリは、例えば、表情ID、特徴量1,2,…,N、ストレス度を含む。ある表情に対応するエントリにおいて、「表情ID」は、その表情に付与された識別情報を示す。「特徴量」は、その表情の顔画像が有する画像特徴量のセットを示す。この「特徴量」には、例えば、多数のユーザの顔画像を表情毎に分類し、同一の表情に分類された顔画像を分析することによって算出された画像特徴量が設定される。「ストレス度」は、その表情に関連付けられたストレスの度合いを示す。「ストレス度」には、正の値だけでなく負の値も設定され、値が大きいほどストレスが高いことを表す。
FIG. 5 shows a configuration example of the
ストレス度算出部423は、上述のような表情データベース5内の各エントリに含まれる特徴量と、特徴量算出部422によって出力された特徴量との類似度を算出し、算出された類似度が最大であるエントリに含まれるストレス度を検出する。
The stress
なお、表情データベース5内の各エントリは、「特徴量」の代わりに、表情毎の標準顔を示す画像を含んでもよい。その場合、ストレス度算出部423は、カメラ115で撮像されたユーザ画像内の顔画像と、各エントリに含まれる標準顔の画像との間の類似度を算出し、算出された類似度が最大であるエントリに含まれるストレス度を検出する。
Each entry in the
タイマ設定部412は、ストレス度の累積値を格納するためのストレスカウンタ412Aを備える。タイマ設定部412は、例えば省電力管理プログラム202の起動時に、ストレスカウンタ412Aをクリアする。ストレスカウンタ412Aをクリアすることは、例えば、ストレスカウンタ412Aに所定の初期値(例えば、50)を設定することを表す。タイマ設定部412は、ストレス度算出部423によって出力されたストレス度に基づいて、ユーザによる操作がないコンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替えるために、タイマ31に設定される第1時間を変更する。
The
より具体的には、タイマ設定部412は、ストレス度算出部423によって出力されたストレス度と、ストレスカウンタ412Aに設定されている値とを加算し、この加算された値をストレスカウンタ412Aに新たに設定する。つまり、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aを用いて、ストレス度算出部423によって出力されたストレス度が累積された累積値を算出する。
More specifically, the
次いで、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aに設定された値がタイマ増のしきい値(第1しきい値)よりも大きい場合、タイマ31に設定されている第1時間を、例えば所定の割合(例えば、10%)だけ長くし、ストレスカウンタ412Aをクリアする。つまり、ユーザによって知覚されているストレス度が高いほど、ストレス度の蓄積値は第1しきい値を超えやすくなり、当該蓄積値が第1しきい値を超えたことに応じて、ユーザによる操作がないコンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行するまでの第1時間が現在よりも長く設定される。この設定により、例えば、ユーザが、コンピュータ10を何等操作することなく、画面に表示されている文書や画像を長時間閲覧するような場合に、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行する可能性を低減することができる。したがって、ユーザが知覚するストレス度がさらに増加することを防ぎ、また、ユーザによる利便性を向上させることができる。なお、タイマ31に設定される第1時間には上限値が設けられてもよい。タイマ設定部412は、例えば、所定の割合だけ長くした第1時間が上限値よりも大きい場合、第1時間をこの上限値に変更する(すなわち、タイマ31に上限値が設定される)。
Next, when the value set in the
一方、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aに設定された値がタイマ減のしきい値(第2しきい値)よりも小さい場合、タイマ31に設定されている第1時間を、例えば所定の割合(例えば、10%)だけ短くし、ストレスカウンタ412Aをクリアする。つまり、ユーザによって知覚されているストレス度が低いほど、ストレス度の蓄積値が第2しきい値を下回りやすくなり、当該蓄積値が第2しきい値を下回ったことに応じて、ユーザによる操作がないコンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行するまでの第1時間が現在よりも短く設定される。この設定により、例えば、ユーザによって操作されていないコンピュータ10を、より早く、通常動作状態から省電力状態に移行することができるので、省電力効果を高めることができる。なお、タイマ31に設定される第1時間には下限値が設けられてもよい。タイマ設定部412は、例えば、所定の割合だけ短くした第1時間が下限値よりも小さい場合、第1時間をこの下限値に変更する(すなわち、タイマ31に下限値が設定される)。
On the other hand, when the value set in the
上述のように、タイマ31に設定される第1時間をストレス度に基づいて変更することにより、ユーザ毎のコンピュータ10の使用パターンや、同一のユーザであっても作業内容によって変動する使用パターン等に応じて第1時間が変更されるので、ユーザによる利便性を考慮しながら省電力効果を高めることができる。ユーザは、タイマ31に設定される第1時間を手動で設定することなく、ストレスが少なく、且つ省電力な設定でコンピュータ10を使用することができる。
As described above, by changing the first time set in the
なお、画像読み取り部421は、ディスプレイ17の画面に対向する、ユーザの正面の顔を含むユーザ画像だけでなく、横顔や俯いた顔等の正面以外の顔を含むユーザ画像を生成し得る。ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照して、横顔や俯いた顔の表情を認識し、その表情に関連付けられたストレス度を検出することもできる。
Note that the
また、タイマ31に設定される第1時間は、コンピュータ10が省電力状態に切り替えられるタイミングよりも前に撮像された第1ユーザ画像と、当該タイミングよりも後に撮像された第2ユーザ画像とを用いて変更されてもよい。これら第1及び第2ユーザ画像を用いて、コンピュータ10が省電力状態に切り替えられた前後のストレス度の差を算出することにより、省電力状態に切り替えられたことによって生じたストレス度の変化を取得することができる。
The first time set in the
より具体的には、まず、画像読み取り部421は、切替検出部411によってユーザのストレス度の解析が要求されたことに応じて、状態切替部32によってコンピュータ10が省電力状態に切り替えられる直前に(切替タイミングよりも所定時間だけ前に)ユーザを撮像することによって第1ユーザ画像を生成する。そして、画像読み取り部421は、状態切替部32によってコンピュータ10が省電力状態に切り替えられた直後に(切替タイミングよりも所定時間だけ後に)ユーザを撮像することによって第2ユーザ画像を生成する。
More specifically, first, the
特徴量算出部422は、第1ユーザ画像に含まれる顔画像に対応する第1特徴量を算出し、第2ユーザ画像に含まれる顔画像に対応する第2特徴量を算出する。ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照して、第1特徴量に対応する表情に関連付けられた第1ストレス度を算出し、第2特徴量に対応する表情に関連付けられた第2ストレス度を算出する。そして、ストレス度算出部423は、下式のように、第1ストレス度と第2ストレス度との差を算出する。
The feature
ストレス度の差=第2ストレス度−第1ストレス度
次いで、タイマ設定部412は、算出されたストレス度の差(コンピュータ10が省電力状態に切り替えられたことによるストレス度の変化)に基づいて、タイマ31に設定される第1時間を変更する。例えば、ストレス度の差がタイマ増のしきい値(例えば、10)よりも大きい場合、切替によってストレス度が高くなっているので、タイマ設定部412は第1時間を所定の割合だけ長くする。また、例えば、ストレス度の差がタイマ減のしきい値(例えば、0)よりも小さい場合、タイマ設定部412は、切替によってストレス度が変化していないと見なし、第1時間を所定の割合だけ短くする。これにより、省電力状態に切り替えられたことによって生じたストレス度の変化を考慮して、タイマ31に設定される第1時間を変更することができる。
Difference in stress level = second stress level−first stress level Next, the
上述のように、画像読み取り部421は、ユーザの正面の顔を含むユーザ画像だけでなく、横顔や俯いた顔等の正面以外の顔を含むユーザ画像を生成し得る。ユーザ画像に横顔や俯いた顔が含まれている場合、ユーザは、例えばディスプレイ17の画面を注視しておらず、コンピュータ10が省電力状態に切り替えられたことに気が付かないので、切替の前後で表情が変化しないこと、すなわち、切替によってストレス度が変化しないことが想定される。したがって、横顔や俯いた顔を含む第1及び第2ユーザ画像が生成された場合、タイマ31に設定される第1時間は短くなり、省電力効果を高めることができる。
As described above, the
なお、正面の顔と、横顔又は俯いた顔とを識別するために、表情データベース5に、横顔や俯いた顔に対応するエントリを作成してもよい。横顔や俯いた顔には、例えば、低いストレス度が関連付けられる。ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照することにより、ユーザ画像を用いて算出された特徴量がユーザの横顔や俯いた顔に対応することを検出し、関連付けられた低いストレス度を検出する。タイマ設定部412は、ストレス度算出部423から低いストレス度が出力されたことにより、タイマ31に設定される第1時間を短くする。したがって、横顔や俯いた顔を含むユーザ画像が生成された場合には、タイマ31に設定される第1時間は短くなり、省電力効果を高めることができる。また、この方法では、表情の認識が難しいような横顔や俯いた顔であっても、タイマ31に適切な時間を設定することができる。
In order to identify the front face and the side face or the crawling face, an entry corresponding to the side face or the crawling face may be created in the
また、タイマ31に設定される第1時間は、さらに、コンピュータ10が省電力状態に切り替えられるタイミングを含む所定期間内に取得された複数の画像を用いて変更されてもよい。複数の画像を用いることにより、例えば、コンピュータ10が省電力状態に切り替えられるタイミングを含む所定期間内のストレス度の平均や累積値のような統計値を取得し、このストレス度の統計値に基づいて、第1時間を変更することができる。
Further, the first time set in the
より具体的には、まず、画像読み取り部421は、切替検出部411によってユーザのストレス度の解析が要求されたことに応じて、状態切替部32によってコンピュータ10が省電力状態に切り替えられるタイミングを含む所定期間内にユーザを撮像することによって、複数のユーザ画像を生成する。この所定期間は、切替タイミングの前後の所定期間(例えば、切替タイミング前後の3秒間)であってもよいし、切替タイミング以降の所定期間(例えば、切替タイミング以降の2秒間)であってもよい。画像読み取り部421は、ストレス度の解析が要求されたことに応じてカメラモジュール115を電源オンにし、ユーザ画像の生成が完了した後、カメラモジュール115を電源オフにする。
More specifically, first, the
特徴量算出部422は、生成された複数のユーザ画像の各々に含まれる顔画像に対応する特徴量(特徴量のセット)を算出する。そして、ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照して、特徴量に対応する表情に関連付けられたストレス度を算出する。つまり、ストレス度算出部423は、複数のユーザ画像に含まれる複数の顔画像に対応する複数のストレス度を算出する。ストレス度算出部423は、例えば、算出された複数のストレス度の平均を示す平均ストレス度を算出する。
The feature
次いで、タイマ設定部412は、算出された平均ストレス度に基づいて、タイマ31に設定される第1時間を変更する。例えば、タイマ設定部412は、平均ストレス度がタイマ増のしきい値よりも大きい場合に第1時間を長くし、平均ストレス度がタイマ減のしきい値よりも小さい場合に第1時間を短くする。
Next, the
なお、ストレス度算出部423は、切替タイミングよりも前の複数のユーザ画像に対応する複数のストレス度の平均を示す第1平均ストレス度と、切替タイミングよりも後の複数のユーザ画像に対応する複数のストレス度の平均を示す第2平均ストレス度との差を算出してもよい。タイマ設定部412は、算出された差に基づいて、タイマ31に設定される第1時間を変更する。例えば、タイマ設定部412は、算出された差がタイマ増のしきい値よりも大きい場合に第1時間を長くし、算出された差がタイマ減のしきい値よりも小さい場合に第1時間を短くする。
The stress
上述のように、複数のユーザ画像を用いることにより、ユーザが知覚しているストレス度(又は、ストレス度の変化)をより正確に推定することができる。 As described above, by using a plurality of user images, the degree of stress perceived by the user (or change in the degree of stress) can be estimated more accurately.
また、ユーザが知覚しているストレス度を推定するために、コンピュータ10に、振動を検出するための加速度センサをさらに設けてもよい。この加速度センサは、例えば、キーボード13等を用いた入力操作によって生じる振動を検出することができる。ストレス度算出部423は、検出された振動の大きさやパターン等に基づいて、コンピュータ10を使用しているユーザのストレス度を算出する。例えば、ストレス度算出部423は、過去に使用された際の平均的な振動よりも大きな振動が検出されている場合に高いストレス度(正の値であるストレス度)を算出する。タイマ設定部412は、算出されたストレス度を用いて、タイマ31に設定される第1時間を変更することができる。
Further, in order to estimate the degree of stress perceived by the user, the
次いで、図6のフローチャートを参照して、コンピュータ10によって実行される状態切替処理の手順の例について説明する。この状態切替処理では、コンピュータ10が通常動作状態と、通常動作状態よりも消費電力が小さい省電力状態(スタンバイ状態)との間で切り替えられる。以下では、コンピュータ10が現在、通常動作状態に設定されていることを想定する。
Next, an example of a procedure of state switching processing executed by the
まず、タイマ31は、ユーザによるコンピュータ10に対する操作がなく経過した時間(無操作での経過時間)が、タイマ31に設定された第1時間(タイマ設定時間)より大きいか否かを判定する(ブロックB51)。つまり、タイマ31は、タイマ設定時間が満了したか否かを判定する。無操作での経過時間が第1時間以下である場合(ブロックB51のNO)、ブロックB51に戻り、無操作での経過時間が第1時間より大きいか否かが再度判定される。
First, the
無操作での経過時間が第1時間より大きい場合(ブロックB51のYES)、切替通知部33は、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行することを省電力管理プログラム202(切替検出部411)に通知する(ブロックB52)。そして、状態切替部32は、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替える(ブロックB53)。
When the elapsed time without operation is greater than the first time (YES in block B51), the
次いで、操作検出部34は、ユーザによるコンピュータ10に対する操作が検出されたか否かを判定する(ブロックB54)。ユーザによる操作が検出されていない場合(ブロックB54のNO)、ブロックB54に戻り、ユーザによる操作が検出されたか否かが再度判定される。
Next, the
ユーザによる操作が検出されている場合(ブロックB54のYES)、状態切替部32は、コンピュータ10を省電力状態から通常動作状態に切り替える(ブロックB55)。そして、ブロックB51からブロックB55までの処理が繰り返し実行される。
When an operation by the user is detected (YES in block B54), the
以上の処理により、コンピュータ10は、通常動作状態であって、ユーザによる操作がなく第1時間が経過した場合には省電力状態に移行し、省電力状態であって、ユーザによる操作が検出された場合には通常動作状態に復帰する。
With the above processing, the
次いで、図7のフローチャートを参照して、コンピュータ10によって実行される省電力設定管理処理の手順の例について説明する。この省電力設定管理処理では、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えられる際に、ユーザが知覚しているストレス度に基づいて、タイマ31に設定される第1時間を制御する。図6を参照して説明したように、OS201は、このタイマ31に設定された第1時間を用いて、コンピュータ10が通常動作状態であって、且つユーザによる操作がない期間がタイマ31に設定された第1時間を超えた場合に、コンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に移行させる。
Next, an example of the procedure of the power saving setting management process executed by the
まず、切替検出部411は、コンピュータ10が省電力状態に移行することを示す通知を検出したか否かを判定する(ブロックB11)。通知が検出されていない場合(ブロックB11のNO)、ブロックB11に戻り、コンピュータ10が省電力状態に移行することを示す通知を検出したか否かが再度判定される。
First, the switching
通知が検出された場合(ブロックB11のYES)、切替検出部411は、ストレス解析部42にユーザのストレス度の解析を要求し、解析されたストレス度を取得する(ブロックB12)。このストレス度は、例えば、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に切り替えられた後に、ユーザが知覚しているストレスの度合いを示す。また、このストレス度は、コンピュータ10が通常動作状態で知覚していたときにユーザが知覚していたストレスの度合いと、通常動作状態から省電力状態に切り替えられた後にユーザが知覚したストレスの度合いとの差を示してもよい。ストレス解析部42によるストレス解析処理については、図8のフローチャートを参照して後述する。
When the notification is detected (YES in block B11), the switching
タイマ設定部412は、取得したストレス度をストレスカウンタ412Aに加算する(ブロックB13)。つまり、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aに設定されている値と取得したストレス度とを加算した値を、ストレスカウンタ412Aに新たに設定する。なお、初期状態(例えば、省電力管理プログラム202の起動時)では、ストレスカウンタ412Aには所定の初期値(例えば、50)が設定されている。したがって、ストレスカウンタ412Aがクリアされることは、ストレスカウンタ412Aに所定の初期値が設定されることを表す。
The
次いで、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aの値がタイマ31を増加させるためのタイマ増のしきい値(例えば、100)より大きいか否かを判定する(ブロックB14)。ストレスカウンタ412Aの値が、タイマ31を増加させるためのタイマ増のしきい値より大きい場合(ブロックB14のYES)、タイマ設定部412は、タイマ31に設定される第1時間(省電力状態移行のタイマ値)を増加させる(ブロックB15)。タイマ設定部412は、例えば、タイマ31に設定される第1時間を一定の割合で増加させる。より具体的には、この一定の割合が10%であって、タイマ31に300秒が設定されていることを想定した場合、タイマ設定部412はタイマ31を330秒に変更する。
Next, the
そして、タイマ設定部412は、増加させたタイマ値が所定の最大値(例えば、600秒)より大きいか否かを判定する(ブロックB16)。増加させたタイマ値が所定の最大値より大きい場合(ブロックB16のYES)、タイマ設定部412は、タイマ31にこの所定の最大値を設定する(ブロックB17)。つまり、タイマ設定部412は、タイマ31に設定される上限値を、この所定の最大値までに制限する。そして、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aをクリアする(ストレスカウンタ412Aに初期値を設定する)(ブロックB18)。
Then, the
一方、増加させたタイマ値が所定の最大値以下である場合(ブロックB16のNO)、タイマ設定部412は、増加させたタイマ値をそのまま保持し、ストレスカウンタ412Aをクリアする(ブロックB18)。
On the other hand, when the increased timer value is equal to or less than the predetermined maximum value (NO in block B16), the
また、ストレスカウンタ412Aの値が、タイマ31を増加させるためのタイマ増のしきい値以下である場合(ブロックB14のNO)、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aがタイマ31を減少させるためのタイマ減のしきい値より小さいが否かを判定する(ブロックB19)。ストレスカウンタ412Aの値が、タイマ31を減少させるためのタイマ減のしきい値より小さい場合(ブロックB19のYES)、タイマ設定部412は、タイマ31に設定される第1時間を減少させる(ブロックB20)。タイマ設定部412は、例えば、タイマ31に設定される第1時間を一定の割合で減少させる。より具体的には、この一定の割合が10%であって、タイマ31に62秒が設定されていることを想定した場合、タイマ設定部412はタイマ31を55.8秒に変更する。
When the value of the
そして、タイマ設定部412は、減少させたタイマ値が所定の最小値(例えば、60秒)より小さいか否かを判定する(ブロックB21)。減少させたタイマ値が所定の最小値より小さい場合(ブロックB21のYES)、タイマ設定部412は、タイマ31にこの最小値を設定する(ブロックB22)。つまり、タイマ設定部412は、タイマ31に設定される下限値を、この所定の最小値までに制限する。上述のブロックB20において、タイマ31に55.8秒が設定された例では、タイマ設定部412は、ブロックB22において、タイマ31に設定される値を55.8秒から60秒に変更する。そして、タイマ設定部412は、ストレスカウンタ412Aをクリアする(ストレスカウンタ412Aに初期値を設定する)(ブロックB23)。
Then, the
一方、減少させたタイマ値が所定の最小値以上である場合(ブロックB21のNO)、タイマ設定部412は、減少させたタイマ値をそのまま保持し、ストレスカウンタ412Aをクリアする(ブロックB23)。
On the other hand, when the decreased timer value is equal to or greater than the predetermined minimum value (NO in block B21), the
図8は、ストレス解析部42によって実行されるストレス解析処理の手順の例を示す。ストレス解析処理は、上述のように、図7のブロックB12に応じて実行される処理である。 FIG. 8 shows an example of a procedure of stress analysis processing executed by the stress analysis unit 42. As described above, the stress analysis process is a process executed according to block B12 in FIG.
まず、画像読み取り部421は、切替検出部411によって、ユーザが知覚するストレス度の解析が要求されたか否かを判定する(ブロックB31)。ストレス度の解析が要求されていない場合(ブロックB31のNO)、ブロックB31に戻り、ストレス度の解析が要求されたか否かが再度判定される。
First, the
ストレス度の解析が要求されている場合(ブロックB31のYES)、画像読み取り部421は、カメラ115の電源をオンにする(ブロックB32)。カメラ115は、例えば、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行する移行タイミングを含む所定の期間だけ(例えば、移行タイミングの前後の3秒間、移行タイミングからの2秒間、等)、電源オンにされる。これにより、カメラ115による消費電力量を低減することができる。画像読み取り部421は、カメラ115によって撮像された画像を取得する(ブロックB33)。カメラ115は、例えば、ディスプレイ17の画面に対向するユーザの顔(正面顔、横顔、等)を含む画像を生成する。画像読み取り部421は、カメラ115によって生成された画像を読み取り、その画像を特徴量算出部422に出力する。
When the analysis of the stress level is requested (YES in block B31), the
特徴量算出部422は、画像読み取り部421によって出力された画像を解析することによって、その画像の特徴量を算出する(ブロックB34)。特徴量算出部422は、例えば、画像に含まれる顔画像領域(すなわち、ユーザの顔画像)を検出し、その顔画像領域に含まれる形状(エッジ)や色に関する特徴量を算出する。そして、特徴量算出部422は、算出された特徴量をストレス度算出部423に出力する。
The feature
ストレス度算出部423は、特徴量算出部422によって出力された特徴量と表情データベース5に格納された表情毎の特徴量とをマッチングすることによって、ユーザの顔画像に対応する表情を認識し、認識された表情に対応するストレス度を算出する(ブロックB35)。表情データベース5は、例えば、複数の表情それぞれに対応する特徴量のセットと、それら複数の表情それぞれに関連付けられたストレス度とを含む。したがって、ストレス度算出部423は、表情データベース5を参照して、ユーザの顔画像に対応する表情に関連付けられたストレス度を検出する。ストレス度算出部423は、算出されたストレス度を要求元(タイマ設定部412)に返す(ブロックB36)。そして、画像読み取り部421は、例えば、切替検出部411からの要求に応じて所定の期間だけ画像が取得された後、カメラ115の電源をオフにする(ブロックB37)。
The stress
上述の図7及び図8に示した処理により、ユーザのストレス度を考慮して、無操作のコンピュータ10を通常動作状態から省電力状態に切り替えるまでの第1時間(タイマ31に設定される第1時間)を制御することができる。タイマ設定部412は、ユーザが知覚するストレス度が高い場合、タイマ31に設定される第1時間を増加させる。これにより、コンピュータ10が通常動作状態から省電力状態に移行し、ユーザによる作業が中断されてしまうことによって生じるストレスを軽減し、ユーザによる利便性を向上させることができる。タイマ設定部412は、さらに、ユーザが知覚するストレス度が低い場合、タイマ31に設定される第1時間を減少させる。
7 and FIG. 8, the first time until the
したがって、本実施形態によれば、ユーザによる利便性を考慮しながら省電力化できる。ユーザは、タイマ31に設定される第1時間を手動で設定することなく、ストレスが少なく、且つ省電力な設定でコンピュータ10を使用することができる。
Therefore, according to this embodiment, it is possible to save power while considering convenience for the user. The user can use the
なお、図6から図8のフローチャートで説明した本実施形態の処理手順は全てソフトウェアによって実行することができる。このため、この処理手順を実行するプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じてこのプログラムを通常のコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に実現することができる。 Note that all of the processing procedures of the present embodiment described with reference to the flowcharts of FIGS. 6 to 8 can be executed by software. For this reason, the same effect as this embodiment can be easily realized only by installing and executing this program on a normal computer through a computer-readable storage medium storing the program for executing this processing procedure. .
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the scope of the invention. These embodiments and modifications thereof are included in the scope and gist of the invention, and are included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
115…カメラモジュール、201…OS、202…省電力管理プログラム、31…タイマ、32…状態切替部、33…切替通知部、34…操作検出部、41…省電力設定管理部、411…切替検出部、412…タイマ設定部、412A…ストレスカウンタ、42…ストレス解析部、421…画像読み取り部、422…特徴量算出部、423…ストレス度算出部、5…表示データベース。
DESCRIPTION OF
Claims (10)
前記電子機器が通常動作状態である間に、前記電子機器に対する操作が検出されずに第1時間が経過した場合、前記電子機器を省電力状態に切り替える状態切替手段と、
前記電子機器が前記省電力状態に切り替えられたことに応じて、ユーザを撮像することによって、当該ユーザの画像を生成するユーザ画像生成手段と、
前記画像に含まれる顔画像に対応するストレス度を算出するストレス度算出手段と、
前記ストレス度に基づいて前記第1時間を変更するタイマ設定手段とを具備する電子機器。 An electronic device having a power saving function,
A state switching means for switching the electronic device to a power saving state when a first time has elapsed without detecting an operation on the electronic device while the electronic device is in a normal operation state;
User image generation means for generating an image of the user by imaging the user in response to the electronic device being switched to the power saving state;
A stress level calculating means for calculating a stress level corresponding to a face image included in the image;
An electronic device comprising timer setting means for changing the first time based on the degree of stress.
前記ストレス度算出手段は、前記第1画像に含まれる顔画像に対応する第1ストレス度を算出し、前記第2画像に含まれる顔画像に対応する第2ストレス度を算出し、前記第1ストレス度と前記第2ストレス度との差を算出し、
前記タイマ設定手段は、前記算出された差に基づいて前記第1時間を変更する請求項1記載の電子機器。 The user image generation means further generates a first image of the user by imaging the user before the timing when the electronic device is switched to the power saving state, and the user after the timing. To generate a second image of the user,
The stress level calculating means calculates a first stress level corresponding to a face image included in the first image, calculates a second stress level corresponding to a face image included in the second image, and Calculating the difference between the stress level and the second stress level,
The electronic device according to claim 1, wherein the timer setting unit changes the first time based on the calculated difference.
前記ストレス度算出手段は、前記複数の画像に含まれる複数の顔画像に対応する複数のストレス度を算出し、前記算出された複数のストレス度の平均を示す平均ストレス度を算出し、
前記タイマ設定手段は、前記平均ストレス度に基づいて前記第1時間を変更する請求項1記載の電子機器。 The user image generation means further generates a plurality of images of the user by capturing the user for a predetermined period including a timing at which the electronic device is switched to the power saving state.
The stress level calculation means calculates a plurality of stress levels corresponding to a plurality of face images included in the plurality of images, calculates an average stress level indicating an average of the calculated multiple stress levels,
The electronic device according to claim 1, wherein the timer setting unit changes the first time based on the average stress level.
前記電子機器が通常動作状態である間に、前記電子機器に対する操作が検出されずに第1時間が経過した場合、前記電子機器を省電力状態に切り替え、
前記電子機器が前記省電力状態に切り替えられたことに応じて、ユーザを撮像することによって、当該ユーザの画像を生成し、
前記画像に含まれる顔画像に対応するストレス度を算出し、
前記ストレス度に基づいて前記第1時間を変更する省電力設定制御方法。 A power saving setting control method for controlling settings of an electronic device having a power saving function,
When the electronic device is in a normal operation state and an operation on the electronic device is not detected and a first time has elapsed, the electronic device is switched to a power saving state,
In response to the electronic device being switched to the power saving state, the user is imaged to generate an image of the user,
Calculating a stress level corresponding to the face image included in the image;
A power saving setting control method for changing the first time based on the degree of stress.
前記コンピュータが通常動作状態である間に、前記コンピュータに対する操作が検出されずに第1時間が経過した場合、前記コンピュータを省電力状態に切り替える手順と、
前記コンピュータが前記省電力状態に切り替えられたことに応じて、ユーザを撮像することによって、当該ユーザの画像を生成する手順と、
前記画像に含まれる顔画像に対応するストレス度を算出する手順と、
前記ストレス度に基づいて前記第1時間を変更する手順とを前記コンピュータに実行させるプログラム。 A program executed by a computer having a power saving function,
A step of switching the computer to a power saving state when a first time has elapsed without detecting an operation on the computer while the computer is in a normal operation state;
In response to the computer being switched to the power saving state, imaging the user to generate an image of the user;
A procedure for calculating a stress level corresponding to a face image included in the image;
A program for causing the computer to execute a procedure for changing the first time based on the degree of stress.
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---|---|---|---|
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-
2012
- 2012-05-11 JP JP2012109960A patent/JP2013238928A/en active Pending
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