JP2013238799A - 観察装置及び電子機器 - Google Patents

観察装置及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2013238799A
JP2013238799A JP2012113107A JP2012113107A JP2013238799A JP 2013238799 A JP2013238799 A JP 2013238799A JP 2012113107 A JP2012113107 A JP 2012113107A JP 2012113107 A JP2012113107 A JP 2012113107A JP 2013238799 A JP2013238799 A JP 2013238799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
unit
light shielding
deflection
shielding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012113107A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Miyoshi
貴史 三由
Tetsuyuki Sakamoto
哲幸 坂本
Ryohei Sugihara
良平 杉原
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Ryosuke Uemura
亮介 植村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012113107A priority Critical patent/JP2013238799A/ja
Publication of JP2013238799A publication Critical patent/JP2013238799A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 ユーザーの瞳への外界からの入射光の入射する度合い等を調整可能な観察装置及び電子機器等の提供。
【解決手段】 観察装置100は、電子機器200の表示部210に表示される表示画像を反射により偏向して虚像を投影する偏向領域111と、光が透過する領域又は開口された領域である直視領域112と、を有する偏向部110と、偏向部110の直視領域112を遮光する第1の遮光部120と、偏向部110の偏向領域111を遮光する第2の遮光部130と、第1の遮光部120及び第2の遮光部130により偏向部110の遮光調整を行う調整部190と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、観察装置及び電子機器等に関係する。
従来のヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:HMD)は、ユーザーが頭部に装着した状態で画像(映像)を表示するものである。近年、このようなHMDに関する様々な手法が考案されているが、その中でも例えば特許文献1において開示されている手法では、ユーザーがHMDで画像を閲覧する際に実景(外界像)に重ねて画像を表示する。これにより、ユーザーは実景と重ねて画像を閲覧することができるようになり、複合現実感(Mixed Reality:MR)や拡張現実感(Augmented Reality:AR)と呼ばれる効果を得ることができる。
一方で近年、液晶などの表示パネルを持った携帯機器、例えばスマートフォン等が急速に普及してきており、いつでもどこでも画像を記録、受信、再生することが可能となっている。
特開2010−134134号公報
MRやAR等を実現する場合には、より広い視野を確保した方が良いが、前述したようなHMDでは、その構造上、広い視野を得ようとするとHMD自体が大きくなり、重くなるという問題点がある。
また、MRやAR等を実現する際には、ユーザーは常に外界像と表示画像を重畳して閲覧したいとは限らず、場合によっては、外界像と表示画像を重畳させずに、表示画像のみを閲覧したい場合もある。
他にも、表示画像の内容を外部から視認されたくなく、外部からユーザーが見ている表示画像を見えないようにした方が良い場合もあれば、視界の狭いHMDの表示部等を通さずにユーザーが周囲を見渡せるように、ユーザーの瞳に外界から入射する光を遮る部品等を配置しない方が良い場合もある。
本発明の幾つかの態様によれば、ユーザーの瞳への外界からの入射光の入射する度合い等を調整可能な観察装置及び電子機器等を提供することができる。
本発明の一態様は、電子機器の表示部に表示される表示画像を反射により偏向して虚像を投影する偏向領域と、光が透過する領域又は開口された領域である直視領域と、を有する偏向部と、前記偏向部の前記直視領域を遮光する第1の遮光部と、前記偏向部の前記偏向領域を遮光する第2の遮光部と、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部により前記偏向部の遮光調整を行う調整部と、を含むことを特徴とする観察装置に関係する。
本発明の一態様では、表示部に表示される表示画像の光が偏向部の偏向領域により偏向され、ユーザーの瞳に入射し、さらに外界からの光が偏向部の直視領域を透過してユーザーの瞳に入射する。これにより、ユーザーは表示画像と外界像とを見ることが可能となる。
また、第1の遮光部により、偏向部の直視領域の遮光調整を行い、第2の遮光部により、偏向部の偏向領域の遮光調整を行うことが可能となる。
これにより、ユーザーの瞳への外界からの入射光の入射する度合い等を調整することが可能となる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記直視領域と前記偏向領域の両方の領域を遮光する第1の状態と、前記直視領域だけを遮光する第2の状態と、前記偏向領域だけを遮光する第3の状態と、前記直視領域と前記偏向領域のいずれの領域も遮光しない第4の状態のうち、少なくとも2つの状態間で、前記遮光状態を切り替える調整を行ってもよい。
これにより、例えばユーザーのいる場所や周囲の明るさ等の状況に合わせて、観察装置の状態を切り替えて、ユーザーが表示画像と外界像とを見ること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記遮光状態が前記第2の状態又は前記第3の状態である場合に、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部とを重ねて配置する調整を行ってもよい。
これにより、第1の遮光部又は第2の遮光部のどちらかを用いて偏向部を遮光する際に、例えば遮光調整に用いていない遮光部がユーザーの視界を妨げたり、ユーザーが体を動かす時にぶつかったりしないように、邪魔にならない位置に未使用の遮光部を配置すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記遮光状態が前記第4の状態である場合に、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方を、前記電子機器の前記表示部が設けられる面の裏面側に配置する調整を行ってもよい。
これにより、偏向部を遮光しない場合に、例えば第1の遮光部及び第2の遮光部が、ユーザーの視界を妨げたり、ユーザーが体を動かす時にぶつかったりしないように、邪魔にならない位置に遮光部を配置すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記第1の遮光部を回動させる第1の回動機構及び前記第2の遮光部を回動させる第2の回動機構の少なくとも一方の回動機構により前記遮光調整を行ってもよい。
これにより、第1の遮光部又は第2の遮光部を回動させて、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部の少なくとも一方をスライドさせるスライド機構により前記遮光調整を行ってもよい。
これにより、第1の遮光部及び第2の遮光部をスライドさせて、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記スライド機構は、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部の少なくとも一方をガイド部によりスライドさせる前記スライド機構により前記遮光調整を行ってもよい。
これにより、第1の遮光部又は第2の遮光部をスムーズにスライドさせること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記調整部は、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部を巻き取る巻き取り機構により前記遮光調整を行い、前記第1の遮光部は、第1の係止位置まで前記巻き取り機構から引き出されることにより、前記偏向部の前記直視領域を遮光し、前記第2の遮光部は、第2の係止位置まで前記巻き取り機構から引き出されることにより、前記偏向部の前記偏向領域を遮光してもよい。
これにより、第1の遮光部及び第2の遮光部を巻き取って、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方は、シャッター機構を有し、前記調整部は、前記シャッター機構の遮光状態を調整してもよい。
これにより、第1の遮光部及び第2の遮光部のシャッターを下ろすことにより、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方は、透過率可変フィルタにより構成され、前記調整部は、前記透過率可変フィルタへの外界からの入射光の透過率を調整してもよい。
これにより、遮光部の配置を変えずに、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記透過率可変フィルタは、液晶パネルであり、前記調整部は、前記液晶パネルへの外界からの前記入射光の前記透過率を調整してもよい。
これにより、遮光部の配置を変更したり、遮光部を回転させたりといった操作をせずに、偏向部を遮光すること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記透過率可変フィルタは、第1の偏光フィルタと第2の偏光フィルタを対向して配置することにより構成され、前記調整部は、前記第1の偏光フィルタを透過する光の振動方向と、前記第2の偏光フィルタを透過する光の振動方向との角度差を調節することにより、前記透過率可変フィルタへの外界からの入射光の前記透過率を調整してもよい。
これにより、第1の偏光フィルタ又は第2の偏光フィルタを回転させることにより、外界からの入射光の透過率を調整して、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記電子機器に前記観察装置を取り付ける取り付け部を含んでもよい。
これにより、観察装置を電子機器に容易に取り付けること等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記取り付け部は、前記電子機器に前記観察装置を取り付けた状態において、前記電子機器の前記表示部と前記偏向部の第1の面とが対向するように、前記表示部と前記偏向部とを配置し、前記偏向部の前記第1の面の裏面である第2の面と、前記第1の遮光部の前記偏向部側の面である第3の面または前記第2の遮光部の前記偏向部側の面である第4の面の少なくとも一方とが対向するように、前記偏向部、前記第1の遮光部、及び前記第2の遮光部を配置してもよい。
これにより、回動機構、スライド機構、巻き取り機構、シャッター機構等により、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部のうち少なくとも一方を停止位置に係止するストッパ機構を含んでもよい。
これにより、第1の遮光部や第2の遮光部を停止位置に係止すること等が可能になり、第1の遮光部や第2の遮光部が自重で勝手に位置がずれてしまうこと等を防ぐこと等が可能になる。
また、本発明の一態様では、前記偏向部は、外界からの入射光の一部が透過し、一部が反射するハーフミラーであってもよい。
これにより、外界からの光が偏向部の偏向領域を透過してユーザーの瞳に入射し、ユーザーは表示画像と外界像とを重畳して見ること等が可能となる。
また、第2の遮光部により偏向部の偏向領域が遮光されていない場合であっても、外部から表示画像を視認しにくくすること等が可能になる。
また、本発明の他の態様では、前記観察装置と、前記表示画像を表示する前記表示部と、を含む電子機器に関係する。
また、本発明の他の態様では、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部のうち少なくとも一方の位置の検出処理を行う検出部と、前記検出処理の結果に基づいてモードを切り替えるモード切り替え部と、を含み、前記モード切り替え部は、前記検出処理結果に基づいて、前記表示画像を偏向した前記虚像を外界像に重畳させる第1のモードと、前記虚像と前記外界像を重畳させない第2のモードとを切り替えるモード切り替え処理を行ってもよい。
これにより、外界像と表示画像とを重畳させる場合の表示モードと、表示画面のみを表示するモードとを切り替え、視認性の高い表示をするなど、それぞれの用途に合わせて表示することを実現すること等が可能になる。
第1の実施形態〜第3の実施形態の基本的なシステム構成例。 図2(A)〜図2(C)は、表示画像と外界像を重畳させる様子の説明図。 図3(A)、図3(B)は、遮光調整を行った際にユーザーの視界に入る外界像及び表示画像の説明図。 図4(A)〜図4(D)は、第1の遮光部及び第2の遮光部を回動させて遮光調整を行う例の説明図。 図5(A)、図5(B)は、ストッパ機構の説明図。 取り付け部の説明図。 第1の遮光部及び第2の遮光部を表示部の裏面に配置する例の説明図。 図8(A)〜図8(C)は、スライド機構の説明図。 図9(A)、図9(B)は、巻き取り機構の説明図。 図10(A)、図10(B)は、シャッター機構の説明図。 図11(A)、図11(B)は、偏光フィルタによる遮光調整の説明図。 観察装置の各部の配置位置の説明図。 液晶パネルを用いた透過率可変フィルタの説明図。
以下、第1の実施形態〜第3の実施形態について説明する。まず、各実施形態の手法の概要を説明し、次にシステム構成例について説明する。そして、フローチャート等を用いて第1の実施形態〜第3の実施形態で行う処理の流れについてそれぞれ説明する。なお、以下に説明する各実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また各実施形態で説明される構成の全てが、本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.概要
従来のヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display:HMD)は、ユーザーが頭部に装着した状態で画像(映像)を表示するものである。近年、このようなHMDに関する様々な手法が考案されているが、その中でも例えば前述した特許文献1において開示されている手法では、ユーザーがHMDで画像を閲覧する際に実景(外界像)に重ねて画像を表示する。これにより、ユーザーは実景と重ねて画像を閲覧することができるようになり、複合現実感(Mixed Reality:MR)や拡張現実感(Augmented Reality:AR)と呼ばれる効果を得ることができる。
MRやAR等を実現する場合には、より広い視野を確保した方が良いが、前述したようなHMDでは、その構造上、広い視野を得ようとするとHMD自体が大きくなり、重くなるという問題点がある。
また、MRやAR等を実現する際には、ユーザーは常に外界像と表示画像を重畳して閲覧したいとは限らず、場合によっては、外界像と表示画像を重畳させずに、表示画像のみを閲覧したい場合もある。
他にも、表示画像の内容を外部から視認されたくなく、ユーザーが見ている表示画像を外部から見えないようにした方が良い場合もあれば、視界の狭いHMDの表示部等を通さずにユーザーが周囲を見渡せるように、ユーザーの瞳に外界から入射する光を遮る部品等を配置しない方が良い場合もある。
前述した特許文献1には、表示部としてハーフミラーを用いており、さらにハーフミラーに対して可動式のマスク部を設けた眼鏡型のHMD等が記載されている。しかし、ハーフミラーへの画像の投影部分は遮蔽されたままであり、ユーザーがHMDの表示部を通さずに外界を見ることはできず、視界が狭い。なお、勿論HMD等を外せば自由に外界を見渡すことができるが、HMDの使用時にその都度着脱しなければいけないのは、ユーザーにとって非常に煩わしく、操作性を著しく損なうものである。また、外界を見渡す場合でも表示画像が重畳して見えることが望ましいが、HMDを外してしまえば当然表示画像を見ることができない。よって、ここでは、外界を見渡す場合でもHMD等を外さないことを前提としている。
そのため、特許文献1において開示される携帯端末では、ユーザーの意図に応じて、外界像と表示画像を重畳して表示する状態から、外界像と表示画像を重畳せずに表示画像のみを表示する状態に切り替えること等はできるものの、外部から表示画像を視認されない状態から、HMDの表示部を通さずにユーザーが周囲を見渡せる状態に切り替えること等ができない。
一方で近年、液晶などの表示パネルを持った携帯機器、例えばスマートフォン等が急速に普及してきており、いつでもどこでも画像を記録、受信、再生することが可能となっている。
前述したように、通常のHMDは、視界を広くする際に、HMD自体が大きく重くなるという問題点を有しているため、第1の実施形態では、電子機器として例えばスマートフォン等の携帯機器(電子機器)を用い、これらのスマートフォン等の携帯機器の表示部に表示される表示画像を観察するための観察装置等を提案する。
そして、第1の実施形態の観察装置は、後述する図1に示すように、携帯機器の表示部に表示される表示画像の光を偏向部により偏向して、ユーザーの瞳に入射させる。さらに、偏向部は、外界からの入射光を透過させる性質を有しており、ユーザーは外界からの光と、表示部の表示画面からの光を重畳して見ることができる。すなわち、ユーザーは偏向部を通して、表示画像が重畳された外界像又は表示画像のみを見ることができる。
さらに、詳しくは後述するが、第1の実施形態の観察装置は、偏向部への入射光を遮光する遮光部を備えており、遮光部等を調整することにより、外部から表示画像を視認されない状態から、観察装置と携帯機器を着用したままでもユーザーが周囲を見渡せる状態に切り替えること等ができる。また同時に、外界像と表示画像を重畳して表示する状態から、外界像と表示画像を重畳せずに表示画像のみを表示する状態に切り替えること等もできる。なお、第1の実施形態では、外部から表示画像を視認されない状態にすると、外界像と表示画像を重畳せずに表示画像のみを表示する状態になり、観察装置と携帯機器を着用したままでもユーザーが周囲を見渡せる状態にすると、外界像と表示画像を重畳して表示する状態になる。
また、前述したようにスマートフォン等の携帯機器は、近年急速に普及してきており、これらの携帯機器の所持率はHMDの所持率よりも圧倒的に高い。そのため、第1の実施形態の手法では、ユーザーが元々所持していた携帯機器を利用することが可能となる。また、第1の実施形態の観察装置は、HMD等のコストが高い専用の装置ではなく、携帯機器に取り付けるアタッチメントであるため、コストを低く抑えることが可能となる。
また、第2の実施形態では、第1の実施形態の観察装置とスマートフォン等の携帯機器(電子機器)を含む電子機器を提案する。第2の実施形態の電子機器は、偏向部への入射光の遮光度合いに応じて、表示部に表示する画像を切り替える処理などを行う。
さらに、第3の実施形態では、遮光部に液晶シャッターを用いて、液晶シャッターの透過度を調整することにより、偏向部への入射光の遮光調整を行う観察装置等を提案する。
以上の第1の実施形態〜第3の実施形態によれば、ユーザーの瞳へ外界からの光が入射する度合いを調整することができる。
2.システム構成例
次に、図1に本実施形態の観察装置及びこれを含む電子機器の構成例を示す。
観察装置100は、偏向部110と、第1の遮光部120と、第2の遮光部130と、調整部190と、を含む。そして、偏向部110は、偏向領域111と、直視領域112とを含む。また、観察装置100を含む電子機器の例としては、観察装置100があらかじめ設けられたスマートフォン(高機能携帯型情報端末)などの携帯端末や、HMD等が挙げられる。なお、観察装置100及び観察装置100の各部、観察装置100を含む電子機器は、図1の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したりするなどの種々の変形実施が可能である。
次に観察装置100の各部について説明する。
まず、偏向部110の偏向領域111は、電子機器200の表示部210に表示される表示画像を反射により偏向して虚像を投影する。偏向領域111は例えば、ハーフミラーコートが施され、平面、あるいは、諸収差を補正しつつ虚像を拡大するために曲面(自由曲面)で構成されている。言い換えれば、偏向領域111とは、反射面(ミラー)や回折光学素子、ホログラフィック素子などにより表示画面からの光線(像)の進行方向を変える(偏向する)領域であり、アルミコートを施したり、ハーフミラー処理を行なったり、グレーティングをモールドしたり、特殊素材を貼り込んだりした領域である。
一方、偏向部110の直視領域112は、偏向部110を構成する部材が透過性の素材、例えばアクリルや、ポリカーボネートや、強化ガラスなどで作られており、光線を透過する領域である。または、直視領域112は、図1に示すように肉抜きされており、文字通り開口している領域を指す。
そして、第1の遮光部120は、偏向部110の直視領域112を遮光し、第2の遮光部130は、偏向部110の偏向領域111を遮光する。第1の遮光部120及び第2の遮光部130は、実空間からの光線を遮る、あるいは表示画面からの虚像を示す光線を遮り、これらの光線を完全に遮蔽しても良いし、所定の透過率で(例えば50%透過など)光線を遮っても良い。第1の遮光部120や第2の遮光部130は、任意の素材によって形成されていてよいが、例えばプラスチックにより形成されている。
さらに、調整部190は、第1の遮光部120及び第2の遮光部130により偏向部110の遮光調整を行う。調整部190は、第1の遮光部120又は第2の遮光部130を物理的に可動させて遮光調整を行う機構であってもよい。この場合には、例えば調整部190は、ヒンジであってもよいし、後述するように回動機構であったり、スライド機構等であったりしてもよい。ただし、調整部190は、物理的な機構には限定されず、他にも第1の遮光部120又は第2の遮光部130を電磁的に制御して遮光調整する制御部等であってもよい。
また、電子機器200は、前述したようにスマートフォン等の携帯機器(携帯情報端末)等である。他にも、電子機器200は、タブレットPC(Personal Computer)やハンドヘルドPCであってもよいし、フィーチャーフォンであってもよいし、電子ペーパー等であってもよい。また、前述した観察装置100を含む電子機器は、観察装置100と、電子機器200とが一体となったものであり、単に電子機器200と言う場合には、観察装置100と一体になっていないものを指す。
そして、電子機器200の表示部210は、例えば液晶である。その他にも表示部210は、有機ELパネルや、電子ペーパーなどであってもよい。
次に各部の接続について説明する。まず、観察装置100と電子機器200は、後述する取り付け部140によって接続される。第1の遮光部120と第2の遮光部130は、接続されていてもよいし、接続されておらず、各々独立して可動するものであってもよい。
次に、電子機器(表示装置)200、観察装置100、そしてユーザーの眼球900の位置関係について図1を用いて説明する。表示部210からの画面像は偏向部110により眼球に反射虚像として投影される。これにより、虚像は眼球から遠い位置になるとともに、角度を変えて眼球に光線が入射する位置関係となる。この位置関係は手で保持して保ってもよいし、図示しない固定ジグで人体の部位に固定してもよいし、三脚などの地面に対して固定できるジグで固定するようにしておいてもよい。
3.第1の実施形態
まず、本実施形態の観察装置100と電子機器200を用いて、外界像に表示画像を重畳させる様子の一例を図2(A)〜図2(C)を用いて説明する。
本例では、ユーザー10は、図2(A)のように頭部側面に電子機器200を装着し、偏向部が片方の瞳の正面にくるように観察装置100を装着し、前方を見ているものとする。この状態で、表示部に何も表示されていなければ、ユーザーは前方の景色のみが図2(B)のVW1のように見える。そして、電子機器200の表示部に表示画像を表示すると、図1を用いて説明したように、表示部から放たれる光が偏向部によって偏向され、ユーザーの瞳に外界像と重畳して入射する。その結果、ユーザーは図2(C)のVW2のように前方の景色(外界像)と表示画像を見ることができる。例えば、図2(C)の例では、電子機器200の表示部は、ユーザーの前方に存在する物や建物の名称を示す画像ARIMを表示しており、これによりARを実現している。但し、表示部に表示する表示画像の内容はこれに限定されるものではない。例えば、図3(A)のVW1に示すように、気温や湿度、天気などを表す情報ARIMや、アニメーションキャラクター画像VRIM等を表示する等してもよい。
図2(C)や図3(A)の例はどちらも、偏向部が遮光されていない状態(以下では、透過状態と呼ぶ)である。この時、偏向部が透明な素材で形成されている場合には、外部からもユーザーが見ている表示画像の内容(例えば、図3(A)の画像ARIMやアニメーションキャラクター画像VRIM等)を判別することができてしまう。しかし、前述したように、ユーザーが見ている表示画像を外部から見られたくない場合もある。
そこで、本実施形態では、図1に示した第1の遮光部120及び第2の遮光部130を用いて、偏向部を遮光して、ユーザーは表示画像を見ることができるが、外部からは表示画像の内容を判別することができない状態にする。この場合には、ユーザーは、図3(B)に示したVW2のように表示画像を見ることができる。図3(B)の例では、第1の遮光部及び第2の遮光部は、不透明な素材で成形されているものとする。そのため、図3(A)のVW1と異なり、ユーザーは前方の景色が見えなくなり、第2の遮光部(又は第1の遮光部)の裏面に表示画像ARIM及びVRIMが投影されているように見える。但し、第1の遮光部及び第2の遮光部は、不透明な素材で成形されているとは限らず、所定の透過率で光を透過する素材で形成されていてもよい。
また、本実施形態では、第1の遮光部及び第2の遮光部の形状及び観察装置100への取り付け機構等について、種々の変形(変更)を加えることが可能である。さらに、第1の遮光部及び第2の遮光部の形状や取り付け機構に応じて、遮光度合いの調整機構にも種々の変形を加えることができる。以下では、これらの変形例について説明する。なお、これらの変形例も全て本発明の範囲に含まれるものとする。
まず、調整部が回動機構である例について、図4(A)〜図4(D)を用いて説明する。図4(A)〜図4(D)の各図は、観察装置及び電子機器の正面図であり、DLが偏向部の偏向領域であり、PNが偏向部の直視領域である。そして、偏向部の奥にあるDSが電子機器の表示部である。逆に、閲覧者(ユーザー)側から見ると、図1のように、目の前に偏向部の直視領域PN及び偏向領域DLがあり、その裏面(奥)に第1の遮光部SD1及び第2の遮光部SD2が配置されていることになる。
本例では、第1の遮光部SD1及び第2の遮光部SD2がそれぞれ(略)方形をしており、第1の遮光部SD1は第1の回転軸ST1により偏向部と接続されており、第2の遮光部SD2は、第2の回転軸ST1により第1の遮光部SD1と接続されている。
また、図4(A)では、直視領域PNと偏向領域DLは共に透過状態になっている。この時、図4(B)のように、第1の遮光部SD1及び第2の遮光部SD2を共に第1の回転軸ST1に沿って回転させると、直視領域PNのみが第1の遮光部SD1(及び第1の遮光部SD1に重ねて配置されている第2の遮光部SD2)により遮光された状態となる。一方この時、偏向領域DLは透過状態である。
この状態では、表示部DSの表示画像の光が偏向領域DLで偏向される。一方で、外界からの光線の一部は偏向領域DL(例えば偏向領域DLはハーフミラー)を透過する。よって、ユーザーは表示画像と外界像とを重畳して見ることができる。ただし、直視領域PNを通過する外界光は遮光される。
さらに、第2の遮光部SD2を第2の回転軸ST2に沿って図4(C)のように回転させると、図4(D)のように直視領域PNが第1の遮光部SD1により遮光され、偏向領域DLが第2の遮光部SD2により遮光された状態になる。
この状態では、表示部DSの表示画像の光が偏向領域DLで偏向されるが、外界からの光はハーフミラー(偏向領域DL)に入射する前に第2の遮光部SD2によって遮光されるため、ハーフミラーを透過することはない。よって、ユーザーの瞳には表示画像の光のみが入射し、ユーザーは表示画像のみを見ることができる。
また、回転軸には、それぞれの遮光位置で回転が停止できるように軸にクリックストップを設けてもよい。これにより、遮光部を回転して展開する際に、所望の停止位置で位置決めをすることができるとともに、ロック解除の手間などがなく、簡単に遮光状態から透過状態へ、また透過状態から遮光状態へと切り替えることができる。
さらに、図5(A)に示すように、第1の遮光部120と第2の遮光部130を重ねて収納(配置)する際の停止位置のガイド(ストッパ)として突起部(ストッパ機構)122を設けてもよい。
また、逆に第2の遮光部130を展開する際のストッパとして、図5(B)に示すように第1の遮光部にLリブ(ストッパ機構)125を、第2の遮光部にLリブ(ストッパ機構)135を設け、二つのLリブを互い違いにして当て付けるガイド構造にしてもよい。なお、図5(B)は、図5(A)の観察装置の底面図であり、図5(A)には図示の都合上、Lリブ125やLリブ135を図示していない。
このようなガイド構造を設けることで所定の遮光姿勢を保つことができるようになる。
また、このような機械的構造だけでなく、マグネットによる位置決めのための磁性体片を遮光部同士、もしくは偏向部と遮光部間に設けてもよい。
また、図1では、偏向部110が電子機器200(表示部210)に直接固定されているが、例えば図6に示すように、スマートフォン等の電子機器200のホルダやカバーを観察装置100の取り付け部140として用いてもよい。
以上の本実施形態の観察装置100は、電子機器200の表示部210に表示される表示画像を反射により偏向して虚像を投影する偏向領域111と、光が透過する領域又は開口された領域である直視領域112と、を有する偏向部110と、偏向部110の直視領域112を遮光する第1の遮光部120と、偏向部110の偏向領域111を遮光する第2の遮光部130と、第1の遮光部120及び第2の遮光部130により偏向部110の遮光調整を行う調整部190と、を含む。
本実施形態では、表示部210に表示される表示画像の光が偏向部110の偏向領域111により偏向されてユーザーの瞳に入射し、さらに外界からの光が偏向部110の直視領域112を透過してユーザーの瞳に入射する。これにより、ユーザーは表示画像と外界像とを見ることが可能となる。
また、第1の遮光部120により、偏向部110の直視領域112の遮光調整を行い、第2の遮光部130により、偏向部110の偏向領域111の遮光調整を行うことが可能となる。
これにより、ユーザーの瞳へ外界からの光が入射する度合いを調整することが可能となる。すなわち、ユーザーは、第1の遮光部120及び第2の遮光部130により、遮光調整を行って、表示画像と外界像との重畳度合いを調整しながら、表示画像を見ることが可能となる。
また、例えば偏向領域111が全反射ミラーにより構成される場合には、全反射ミラーの鏡面と反対側の面である裏面により、外界からの光を遮光することが可能であるため、第2の遮光領域130を設けなくても良い。
他にも、偏向領域111が全反射ミラーにより構成される場合には、偏向領域111よりも広い範囲を遮光する第2の遮光部130を設けても良い。
ここで、偏向領域111よりも広い範囲とは、例えば、偏向領域111と、偏向領域111の外側の所定の面積範囲とを含む範囲である。
これにより、全反射ミラーの裏面により遮光できない範囲から入射する外界光(例えば、偏向領域111とユーザーの頭部の隙間から入射する光など)を、第2の遮光部130により遮光すること等が可能になり、よりユーザーが表示画像を見やすいようにすること等が可能になる。
さらに、後述するように、例えば偏向領域111が半透明な素材により構成される場合には、ユーザーが表示画像と外界像とを重畳して見ることができるようにすること等が可能になる。
このように第1の遮光部120と第2の遮光部130を用いて遮光調整を行うが、具体的には以下の4つの状態間で遮光状態を切り替えることができる。
すなわち、調整部190は、直視領域112と偏向領域111の両方の領域を遮光する第1の状態と、直視領域112だけを遮光する第2の状態と、偏向領域111だけを遮光する第3の状態と、直視領域112と偏向領域111のいずれの領域も遮光しない第4の状態のうち、少なくとも2つの状態間で、遮光状態を切り替える調整を行ってもよい。
ここで、遮光状態とは、例えば前述した第1の状態から第4状態のように、偏向部110が任意の遮光度合いで遮光されている状態のことをいう。ただし、遮光状態は、前述した第1の状態から第4の状態に限定されず、その他の状態にもなり得る。また、遮光状態の中でも、全く遮光されていない状態のことを透過状態と呼ぶ。
この場合、第1の遮光部120と第2の遮光部130の双方の遮光部を透過状態にした場合(第4の状態)には、実景(外界像)と重なった表示画像を空中像として楽しむこと等が可能になる。例えば、歩きながら、表示画像と外界像の両方を見たい場合等に有効である。
また、第1の遮光部120により直視領域112を遮光することにより(第2の状態)、偏向された表示画面の閲覧の妨げになる外界光が遮られ、表示画像に集中すること等が可能になる。例えば、屋外で日光が強い場合などに表示画像が見やすくなる。
そして、第2の遮光部130により偏向領域111を遮光することにより(第3の状態)、表示画像に重畳されて見えていた外界像を見えないようにして、ユーザーから見える表示画像のコントラストを向上させたり、表示画像への没入感を向上させたりすること等が可能になる。
また、第3の状態において、第2の遮光部130は、偏向部110に入射する光を遮光するだけではなく、外部から偏向部110を見えないようにするため、第3の状態は、外部から表示画像の内容を視認されたくないような場合にも有効である。
さらに、第1の遮光部120及び第2の遮光部130の両方により偏向部110を遮光した場合には(第1の状態)、表示画像が第1の遮光部120及び第2の遮光部130の裏面に投影され、空中のディスプレイに表示画像が浮かびあがったかのように見えるといった効果を得ることができる。例えば、表示画像を集中して見たい場合等に有効である。また、遮光される偏向部110の領域が広がるため、第3の状態の説明で前述したプライバシー保護についてもより効果的に行うことができる。
なお、本実施形態の範囲は、必ずしも第1の状態から第4の状態までの4つの状態間で状態遷移を行うものには限定されず、少なくとも二つの状態間で遷移すればよい。例えば、第2の状態と第3の状態間で状態遷移を行うものであってもよい。
これにより、ユーザーのいる場所や周囲の明るさ等の状況に合わせて、観察装置100の状態を切り替えて、ユーザーが表示画像と外界像とを見ること等が可能になる。
また、前述した第2の状態及び第3の状態では、遮光部の配置位置によっては、遮光調整に用いていない遮光部がユーザーの動作の邪魔になったり、ユーザーの視界を妨げたりすることもある。
そこで、調整部190は、遮光状態が第2の状態又は第3の状態である場合に、第1の遮光部120と第2の遮光部130とを重ねて配置する調整を行ってもよい。
例えば、前述した図4(B)の状態や図8(B)の状態を指す。
これにより、第1の遮光部120又は第2の遮光部130のどちらかを用いて偏向部110を遮光する際に、遮光調整に用いていない遮光部がユーザーの視界を妨げたり、ユーザーが体を動かす時にぶつかったりしないように、邪魔にならない位置に未使用の遮光部を配置すること等が可能になる。
同様に、二つの遮光部のどちらも遮光調整に用いない場合には、遮光部を観察装置の前面(ユーザーの正面)に配置しておく必要はない。
そこで、調整部190は、遮光状態が第4の状態である場合に、第1の遮光部120及び第2の遮光部130のうち少なくとも一方を、電子機器200の表示部210が設けられる面の裏面側に配置する調整を行ってもよい。
例えば、図7のような状態である。図7の詳細な説明については後述する。
これにより、偏向部110を遮光しない場合に、第1の遮光部120及び第2の遮光部130が、ユーザーの視界を妨げたり、ユーザーが体を動かす時にぶつかったりしないように、邪魔にならない位置に遮光部を配置すること等が可能になる。
さて、次に第1の遮光部120及び第2の遮光部130により遮光調整を行う調整部190の具体例について説明する。
まず図4(A)〜図4(D)を用いて説明したように、調整部190は、第1の遮光部を回動させる第1の回動機構及び、第2の遮光部を回動させる第2の回動機構の、少なくとも一方の回動機構により遮光調整を行ってもよい。
これにより、第1の遮光部120又は第2の遮光部130を回動させて、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、調整部190は、上述した回動機構には限定されず、次のようなスライド機構により遮光調整を行ってもよい。
すなわち、調整部190は、第1の遮光部120と第2の遮光部130の少なくとも一方をスライドさせるスライド機構を有してもよい。
例えば、図7に示すように、表示部と偏向部110の間に回転軸を有する取り付け部140を設けて、取り付け部140を表示部背面などに折り込んで収納する。そして、第1の遮光部120の中に第2の遮光部130を収納し、取り付け部140の中に第1の遮光部120を収納する。取り付け部140は、第1の遮光部120を収納できるように、例えば溝や長穴スリット等を有しており、これらの溝等をガイドとして、第1の遮光部120をスライドさせることができる。第2の遮光部130についても同様に、第1の遮光部120に設けられた溝等をガイドとしてスライドさせる。これにより、第1の遮光部120と第2の遮光部130とが2段階にスライドして、偏向部110の前面に展開する。なお、取り付け部140は、光学プラスチックにより成形されていてもよいし、ポリカーボネートや、アクリル樹脂などの樹脂により成形されていてもよい。
実際に、図7に示したスライド機構を用いて第1の遮光部120及び第2の遮光部130をスライドさせた様子を図8(A)〜図8(C)に示す。まず、図8(A)に示すように、第1の遮光部120及び第2の遮光部130を表示部の背面側から偏向部110の表側(前面側)へ、取り付け部140を回転させて移動させる。
そして、図8(B)のように、第1の遮光部120を取り付け部140から引き出す。この状態では、偏向部110の直視領域112だけが遮光されており、偏向領域111は遮光されていない。
さらに、図8(C)のように、第2の遮光部130を第1の遮光部120から引き出す。この状態では、偏向部110の直視領域112と偏向領域111の両方が遮光されている。
これにより、第1の遮光部120及び第2の遮光部130をスライドさせて、遮光調整を行うこと等が可能になる。
なお、第1の遮光部120を引き出した際に、図8(B)の位置で係止するために、第1の遮光部120の端部に突起部(ストッパ機構)129を設けても良いし、第2の遮光部130を引き出した際に、図8(C)の位置で係止するために、第2の遮光部130の端部に突起部(ストッパ機構)139を設けても良い。
前述したように、スライド機構は、第1の遮光部120と第2の遮光部130の少なくとも一方をガイド部によりスライドさせるスライド機構により遮光調整を行ってもよい。
ここで、ガイド部は、偏向部と略平行なガイドレール等のことを指す。
これにより、第1の遮光部120又は第2の遮光部130をスムーズにスライドさせること等が可能になる。
また、本実施形態では、ロールスクリーン状の遮光部を用いて遮光調整を行っても良い。
すなわち、調整部190は、第1の遮光部120及び第2の遮光部130を巻き取る巻き取り機構により遮光調整を行ってもよい。そして、第1の遮光部120は、第1の係止位置まで巻き取り機構から引き出されることにより、偏向部110の直視領域112を遮光してもよい。さらに、第2の遮光部130は、第2の係止位置まで巻き取り機構から引き出されることにより、偏向部110の偏向領域111を遮光してもよい。
具体例を図9(A)及び図9(B)に示す。本例では、第1の遮光部120と第2の遮光部130がロールスクリーンSDとして一体となって成形されている。本例では、巻き取り機構からロールスクリーンSDを引き出すことにより、偏向部DLを遮光している。また、ロールスクリーンSDの位置を固定(係止)する係止位置を偏向部DLに設け、係止位置にロールスクリーンSDに設けた突起を引っ掛けるなどして、ロールスクリーンSDを係止する等してもよい。なお、図9(B)は、図9(A)の観察装置を下から見た図(底面図)である。なお、第1の遮光部120及び第2の遮光部130は、必ずしも一体となって成形されている必要はなく、それぞれ独立にロールスクリーン状の遮光部として成形されていてもよい。
これにより、第1の遮光部120及び第2の遮光部130を巻き取って、遮光調整を行うこと等が可能になる。
そして、本実施形態では、シャッター構造の遮光部を用いて遮光調整を行っても良い。
すなわち、第1の遮光部120及び第2の遮光部130のうち少なくとも一方は、シャッター機構を有してもよい。そして、調整部190は、シャッター機構の遮光状態を調整してもよい。
具体例を図10(A)及び図10(B)に示す。本例では、第1の遮光部120がシャッター機構SD1として、第2の遮光部130がシャッター機構SD2として成形されている。本例では、シャッター機構SD1とシャッター機構SD2は、互いに独立して開閉することができる。なお、図10(B)は、図10(A)の観察装置を下から見た図(底面図)である。
これにより、第1の遮光部120及び第2の遮光部130のシャッターを下ろすことにより、遮光調整を行うこと等が可能になる。
さらに、本実施形態では、透過率可変フィルタを遮光部として用いて遮光調整を行っても良い。
すなわち、第1の遮光部120及び第2の遮光部130のうち少なくとも一方は、透過率可変フィルタにより構成されてもよい。そして、調整部190は、透過率可変フィルタへの外界からの入射光の透過率を調整してもよい。
これにより、遮光部の配置を変えずに、遮光調整を行うこと等が可能になる。すなわち、偏向部を遮光しない場合に、遮光部を収納したり、折りたたんだりする機構や場所を用意する必要がない。
また例えば、透過率可変フィルタは、第1の偏光フィルタと第2の偏光フィルタを対向して配置することにより構成されてもよい。そして、調整部190は、第1の偏光フィルタを透過する光の振動方向と、第2の偏光フィルタを透過する光の振動方向との角度差を調節することにより、透過率可変フィルタへの外界からの入射光の透過率を調整してもよい。
具体例を図11(A)及び図11(B)に示す。図11(A)では、偏向部の偏向領域DLの上に、第1の偏光フィルタDF1と第2の偏光フィルタDF2の2枚の偏光フィルタを設けている。そして、第1の偏光フィルタDF1を透過する光の振動方向と、第2の偏光フィルタDF2を透過する光の振動方向との角度差を調整することにより、遮光調整を行う。
ここで、第1の偏光フィルタと第2の偏光フィルタを対向して配置するとは、例えば図11(B)に示すような状態のことをいう。
この時、図11(B)の例では、第1の偏光フィルタDF1を透過する光の振動方向は外界光の振動方向と一致しているため、外界光は第1の偏光フィルタDF1を透過するが、第2の偏光フィルタDF2を透過する光の振動方向と外界光の振動方向は一致していないため、外界光は第2の偏光フィルタDF2により遮光される。この場合に、外界光を透過させるためには、第2の偏光フィルタDF2を回転させ、第2の偏光フィルタDF2を透過する光の振動方向と、外界光の振動方向とを一致させればよい。
また、偏光フィルタを透過する光の振動方向と外界光の振動方向が完全に一致していない場合でも、外界光の一部は偏光フィルタを透過する。具体的には、外界光のうち、偏光フィルタを透過する光の振動方向成分だけが偏光フィルタを透過する。そのため、透過率を調整することができる。
これにより、第1の偏光フィルタ又は第2の偏光フィルタを回転させることにより、外界からの入射光の透過率を調整して、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、本実施形態では、観察装置100と電子機器200はセットで使用するため、互いに取り付けることができないと、取り回しが不便である。
そこで、電子機器200に観察装置100を取り付ける取り付け部140を含んでもよい。
例えば、前述した図6の取り付け部140である。
これにより、観察装置100を電子機器200に容易に取り付けること等が可能になる。
また、取り付け部140は、電子機器200に観察装置100を取り付けた状態において、電子機器200の表示部210と偏向部110の第1の面とが対向するように、表示部210と偏向部110とを配置し、偏向部110の第1の面の裏面である第2の面と、第1の遮光部120の偏向部110側の面である第3の面または第2の遮光部130の偏向部110側の面である第4の面の少なくとも一方とが対向するように、偏向部110、第1の遮光部120、及び第2の遮光部130を配置してもよい。
すなわち、図12に示すように各部を配置してもよい。図12を参照しながら言い替えると、まず、取り付け部ISを介して電子機器SPに観察装置を取り付けた状態において、電子機器SPの表示部DSと偏向部DLの第1の面PL1とが対向するように、表示部DSと偏向部DLとを配置する。そして、偏向部DLの第1の面PL1の裏面である第2の面PL2と、第1の遮光部SD1の偏光部DL側の面である第3の面PL3または第2の遮光部DS2の偏光部DL側の面である第4の面PL4の少なくとも一方とが対向するように、偏向部DL、第1の遮光部SD1、及び第2の遮光部SD2を配置してもよい。
これにより、前述したような回動機構、スライド機構、巻き取り機構、シャッター機構等により、遮光調整を行うこと等が可能になる。
また、第1の遮光部120と第2の遮光部130のうち少なくとも一方を停止位置に係止するストッパ機構を含んでもよい。
例えば、図5(A)及び図5(B)のストッパ機構122、125、135等である。
これにより、第1の遮光部120や第2の遮光部130を停止位置に係止すること等が可能になり、第1の遮光部120や第2の遮光部130が自重で勝手に位置がずれてしまうこと等を防ぐこと等が可能になる。
また、偏向部110は、外界からの入射光の一部が透過し、一部が反射するハーフミラーであってもよい。
ここで、ハーフミラーとは、ビームスプリッターのうち、反射光と透過光の強さがほぼ1:1のもののことをいう。
これにより、外界からの光が偏向部110の偏向領域111を透過してユーザーの瞳に入射し、ユーザーは表示画像と外界像とを重畳して見ること等が可能となる。
また、第2の遮光部130により偏向部110の偏向領域111が遮光されていない場合であっても、外部から表示画像を視認しにくくすること等が可能になる。
4.第2の実施形態
次に、第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態の観察装置とスマートフォン等の携帯機器(電子機器)を含む電子機器に関するものである。本実施形態の電子機器は、偏向部への入射光の遮光度合いに応じて、表示部に表示する画像を切り替える処理などを行う。
本実施形態は、第1の実施形態を基本として、観察装置の遮光部に設けられた回転軸にエンコーダーを組み込む、またはあてつけ部分(ストッパ、ガイドの端点、クリックストップ部)にマイクロスイッチやフォトインタラプタを設置し、遮光部の遮光(展開)、透過(退避)、収納状態を検出する。この検出結果は、モード信号として、外部接続コネクタなどを介して表示部に送信される。
そして、表示部は内蔵のコントローラーなどでこれらのモード信号による遮光部のステータスを認識し、モードを切り替え、例えば表示画面の内容を制御する。本実施形態は、各種の変更を加えることもでき、例えば、遮光部を2重偏光フィルタなどに置換えてもよい。この場合には、偏光フィルタは、第1の実施形態において説明したように、2枚のフィルタ間の回転角度を変えることにより透過率を変更する。この際に、2枚の偏光フィルタ間の回転角を検出し、検出した回転角に基づいてモード切り替えを行っても良い。
以上の本実施形態の電子機器は、第1の実施形態で説明した観察装置と、第1の遮光部120と第2の遮光部130のうち少なくとも一方の位置の検出処理を行う検出部と、検出処理の結果に基づいてモードを切り替えるモード切り替え部と、を含んでもよい。そして、モード切り替え部は、検出処理結果に基づいて、表示画像を偏向した虚像を外界像に重畳させる第1のモードと、虚像と外界像を重畳させない第2のモードとを切り替えるモード切り替え処理を行ってもよい。
すなわち本実施形態では、検出部により遮光部の状態を検出し、検出された遮光部の状態によりモード切替信号を生成し、表示部210に表示する表示画像をモードに合わせて切り替える。
例えば、第1のモードでは、電子機器は、外界像と重畳させても表示画像がはっきりと見えるように、コントラストや輝度を強くする等の調整を行う。一方で、第2のモードでは、表示画像のみが見える状態になるため、電子機器は、例えば画像の微妙な色彩の変化も視認できるように、画像のコントラストを弱くする等の調整を行う。
これにより、外界像と表示画像とを重畳させる場合の表示モードと、表示画面のみを表示するモードとを切り替え、視認性の高い表示をするなど、それぞれの用途に合わせて表示することを実現すること等が可能になる。
5.第3の実施形態
次に、図13を用いて第3の実施形態について説明する。本実施形態で、遮光部に液晶シャッターを用いて、液晶シャッターの透過度を調整することにより、偏向部への入射光の遮光調整を行う観察装置等に関する。
本実施形態の観察装置は、第1の遮光部として液晶シャッターLS1を用い、第2の遮光部として液晶シャッターLS2を用いる。液晶シャッターLS1と液晶シャッターLS2は、それぞれ独立して制御することが可能であり、遮光と透過を電気的に制御することができる。
以上の本実施形態の観察装置100の透過率可変フィルタは、液晶パネルであってもよい。そして、調整部190は、液晶パネルへの外界からの入射光の透過率を調整してもよい。
これにより、遮光部の配置を変更したり、遮光部を回転させたりといった操作をせずに、偏向部110を遮光すること等が可能になる。
以上のように本実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できるであろう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、観察装置100及び電子機器の構成、動作も本実施形態で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
10 ユーザー、100 観察装置、110 偏向部、111 偏向領域、
112 直視領域、120 第1の遮光部、122 突起部(ストッパ機構)、
125 Lリブ(ストッパ機構)、129 突起部(ストッパ機構)、
130 第2の遮光部、135 Lリブ(ストッパ機構)、
139 突起部(ストッパ機構)、140 取り付け部、190 調整部、
200 電子機器、210 表示部、900 眼球

Claims (18)

  1. 電子機器の表示部に表示される表示画像を反射により偏向して虚像を投影する偏向領域と、光が透過する領域又は開口された領域である直視領域と、を有する偏向部と、
    前記偏向部の前記直視領域を遮光する第1の遮光部と、
    前記偏向部の前記偏向領域を遮光する第2の遮光部と、
    前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部により前記偏向部の遮光調整を行う調整部と、
    を含むことを特徴とする観察装置。
  2. 請求項1において、
    前記調整部は、
    前記直視領域と前記偏向領域の両方の領域を遮光する第1の状態と、前記直視領域だけを遮光する第2の状態と、前記偏向領域だけを遮光する第3の状態と、前記直視領域と前記偏向領域のいずれの領域も遮光しない第4の状態のうち、少なくとも2つの状態間で、前記遮光状態を切り替える調整を行うことを特徴とする観察装置。
  3. 請求項2において、
    前記調整部は、
    前記遮光状態が前記第2の状態又は前記第3の状態である場合に、前記第1の遮光部と前記第2の遮光部とを重ねて配置する調整を行うことを特徴とする観察装置。
  4. 請求項2又は3において、
    前記調整部は、
    前記遮光状態が前記第4の状態である場合に、前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方を、前記電子機器の前記表示部が設けられる面の裏面側に配置する調整を行うことを特徴とする観察装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記調整部は、
    前記第1の遮光部を回動させる第1の回動機構及び前記第2の遮光部を回動させる第2の回動機構の少なくとも一方の回動機構により前記遮光調整を行うことを特徴とする観察装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記調整部は、
    前記第1の遮光部と前記第2の遮光部の少なくとも一方をスライドさせるスライド機構により前記遮光調整を行うことを特徴とする観察装置。
  7. 請求項6において、
    前記スライド機構は、
    前記第1の遮光部と前記第2の遮光部の少なくとも一方をガイド部によりスライドさせる機構であることを特徴とする観察装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記調整部は、
    前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部を巻き取る巻き取り機構により前記遮光調整を行い、
    前記第1の遮光部は、
    第1の係止位置まで前記巻き取り機構から引き出されることにより、前記偏向部の前記直視領域を遮光し、
    前記第2の遮光部は、
    第2の係止位置まで前記巻き取り機構から引き出されることにより、前記偏向部の前記偏向領域を遮光することを特徴とする観察装置。
  9. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方は、
    シャッター機構を有し、
    前記調整部は、
    前記シャッター機構の遮光状態を調整することを特徴とする観察装置。
  10. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記第1の遮光部及び前記第2の遮光部のうち少なくとも一方は、
    透過率可変フィルタにより構成され、
    前記調整部は、
    前記透過率可変フィルタへの外界からの入射光の透過率を調整することを特徴とする観察装置。
  11. 請求項10において、
    前記透過率可変フィルタは、
    液晶パネルであり、
    前記調整部は、
    前記液晶パネルへの外界からの前記入射光の前記透過率を調整することを特徴とする観察装置。
  12. 請求項10において、
    前記透過率可変フィルタは、
    第1の偏光フィルタと第2の偏光フィルタを対向して配置することにより構成され、
    前記調整部は、
    前記第1の偏光フィルタを透過する光の振動方向と、前記第2の偏光フィルタを透過する光の振動方向との角度差を調節することにより、前記透過率可変フィルタへの外界からの入射光の前記透過率を調整することを特徴とする観察装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれかにおいて、
    前記電子機器に前記観察装置を取り付ける取り付け部を含むことを特徴とする観察装置。
  14. 請求項13において、
    前記取り付け部は、
    前記電子機器に前記観察装置を取り付けた状態において、前記電子機器の前記表示部と前記偏向部の第1の面とが対向するように、前記表示部と前記偏向部とを配置し、前記偏向部の前記第1の面の裏面である第2の面と、前記第1の遮光部の前記偏向部側の面である第3の面または前記第2の遮光部の前記偏向部側の面である第4の面の少なくとも一方とが対向するように、前記偏向部、前記第1の遮光部、及び前記第2の遮光部を配置することを特徴とする観察装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
    前記第1の遮光部と前記第2の遮光部のうち少なくとも一方を停止位置に係止するストッパ機構を含むことを特徴とする観察装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれかにおいて、
    前記偏向部は、
    外界からの入射光の一部が透過し、一部が反射するハーフミラーであることを特徴とする観察装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれかに記載の前記観察装置と、
    前記表示画像を表示する前記表示部と、
    を含む電子機器。
  18. 請求項17において、
    前記第1の遮光部と前記第2の遮光部のうち少なくとも一方の位置の検出処理を行う検出部と、
    前記検出処理の結果に基づいてモードを切り替えるモード切り替え部と、
    を含み、
    前記モード切り替え部は、
    前記検出処理結果に基づいて、前記表示画像を偏向した前記虚像を外界像に重畳させる第1のモードと、前記虚像と前記外界像を重畳させない第2のモードとを切り替えるモード切り替え処理を行うことを特徴とする電子機器。
JP2012113107A 2012-05-17 2012-05-17 観察装置及び電子機器 Pending JP2013238799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012113107A JP2013238799A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 観察装置及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012113107A JP2013238799A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 観察装置及び電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013238799A true JP2013238799A (ja) 2013-11-28

Family

ID=49763845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012113107A Pending JP2013238799A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 観察装置及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013238799A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016162922A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 三菱電機株式会社 ヘッドアップディスプレイ
CN108227191A (zh) * 2016-12-22 2018-06-29 乐金显示有限公司 增强现实装置
CN110456513A (zh) * 2019-08-19 2019-11-15 张玉琴 一种适用于b超影片和投影的设备

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016162922A1 (ja) * 2015-04-06 2016-10-13 三菱電機株式会社 ヘッドアップディスプレイ
CN108227191A (zh) * 2016-12-22 2018-06-29 乐金显示有限公司 增强现实装置
US10983347B2 (en) 2016-12-22 2021-04-20 Lg Display Co., Ltd. Augmented reality device
CN110456513A (zh) * 2019-08-19 2019-11-15 张玉琴 一种适用于b超影片和投影的设备
CN110456513B (zh) * 2019-08-19 2021-05-04 高岩 一种适用于b超影片和投影的设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20230258922A1 (en) Display apparatus and initial setting method for display apparatus
US10409073B2 (en) Virtual reality attachment for a head mounted display
US11656459B2 (en) Display apparatus with a glasses type frame and an image display device
JP6145966B2 (ja) 表示装置
Kiyokawa et al. An optical see-through display for mutual occlusion of real and virtual environments
WO2016174928A1 (ja) 表示装置
KR101868405B1 (ko) 증강현실 및 가상현실 전환 가능한 디스플레이 장치
JP6848865B2 (ja) 光学装置、画像表示装置及び表示装置
CN110398837A (zh) 具有可调节不透明度系统的头戴式设备
CN109791301B (zh) 显示设备
KR102084723B1 (ko) 플라스틱 엘시디 셰이드를 구비한 증강현실 및 가상현실 겸용 스마트 글라스 디스플레이 장치
CN110383140A (zh) 增强现实眼镜
CN108027507A (zh) 可调整瞳孔距离可穿戴显示器
US11885973B2 (en) Ambient light management systems and methods for wearable devices
US11635627B2 (en) Head mounted display and method
KR20150027651A (ko) 스마트폰이 장착되는 두부 탑재형 장치
CN107438787B (zh) 头戴式显示设备
JP6172256B2 (ja) 表示装置
JP2013238799A (ja) 観察装置及び電子機器
US9720233B2 (en) Compact proximity display utilizing image transfer
US20190137775A1 (en) Vision system and film viewing device
JP2013076959A (ja) ヘッドマウントディスプレイ
WO2020241103A1 (ja) 画像表示装置及び表示装置
KR101797878B1 (ko) 광축 이동 장치 및 이를 이용한 헤드 마운트 디스플레이 시스템
WO2023095082A1 (en) Optical arrangement to create extended reality