JP2013235817A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手応えのある操作感を発揮させつつ、安定した操作性を発揮させることができる操作装置を提供する。
【解決手段】ユーザにより捻り操作または傾倒操作される操作部材(ノブ20、シャフト30、突出部31)と、操作部材の操作量に応じた信号を出力する操作量検出センサ40と、操作部材を支持する支持部材60と、操作部材の操作力により弾性変形する弾性部材70と、を備える。そして、操作部材を、支持部材に支持されながら、弾性部材の弾性力に抗して捻り操作されるように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザにより捻り操作または傾倒操作される操作部材(ノブ20、シャフト30、突出部31)と、操作部材の操作量に応じた信号を出力する操作量検出センサ40と、操作部材を支持する支持部材60と、操作部材の操作力により弾性変形する弾性部材70と、を備える。そして、操作部材を、支持部材に支持されながら、弾性部材の弾性力に抗して捻り操作されるように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザにより捻り操作または傾倒操作され、その操作量に応じた信号を出力する操作装置に関する。
特許文献1には、ユーザにより回動操作されるロータリスイッチが記載されている。この種のスイッチは、オーディオ機器の音量操作やラジオの選曲操作等を行う操作装置に広く採用されており、回動操作量に応じた信号を出力する。
また、特許文献2には、ユーザにより傾倒操作されるポインティングスティックが記載されている。このポインティングスティックは、ノートパソコンのディスプレイに表示されるポインタを移動させる操作装置に広く採用されており、傾倒操作量に応じた信号を出力する。
しかし、上記ロータリスイッチは、回動操作した時の操作反力が小さいので、手応えのある操作感が得られない。特に、車載機器に設けられた操作装置の場合、手応えのある操作感をユーザに与えることで、ブラインド操作性を向上させることが望まれる。
そこで本発明者は、特許文献2に記載のポインティングスティックを、車載機器に設けられた操作装置に採用することを検討した。このポインティングスティックは、ユーザにより操作されるスティック状の操作部材が弾性変形する構造であるため、その弾性力により手応えのある操作感を得ることができる。
しかしながら、この構成では、操作部材自体が弾性変形するので、操作部材に触れているユーザの指先が車両の振動で揺れ動いた時に、操作部材が指先で押されて弾性変形する。そのため、操作部材が不安定となり、操作性が悪い。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたもので、その目的は、手応えのある操作感を発揮させつつ、安定した操作性を発揮させることができる操作装置を提供することにある。
上記目的を達成する発明は以下の点を特徴とする。すなわち、ユーザにより捻り操作または傾倒操作される操作部材と、前記操作部材の操作量に応じた信号を出力する操作量検出センサと、前記操作部材を支持する支持部材と、前記操作部材の操作力により弾性変形する弾性部材と、を備え、前記操作部材は、前記支持部材に支持されながら、前記弾性部材の弾性力に抗して前記捻り操作または前記傾倒操作されるように構成されていることを特徴とする。
これによれば、操作部材を支持部材に支持させながら、弾性力による操作感を付与させることができる。よって、手応えのある操作感を発揮させつつ、操作部材自体が弾性変形することのない安定した操作性を発揮させることができる。
以下、本発明にかかる操作装置を、車載機器に設けられた操作装置に適用した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
図1に示す電子制御装置(ECU10)は、車両に搭載されたオーディオやラジオ、空調装置等の車載機器の作動を制御するものであり、車載機器に設けられた操作装置10Aは、車室内のインストルメントパネルIPに配置されている。そして、操作装置10Aから出力される操作信号はECU10に入力され、ECU10は操作信号に基づき車載機器の作動を制御する。本実施形態では、操作装置10Aにより、オーディオの音量調節またはラジオの選局を操作することを想定している。そして、操作装置10Aは、以下に詳述するノブ20、シャフト30、センサ40(操作量検出センサ)、基板50、支持部材60、および弾性部材70を備えて構成されている。
図1に示す電子制御装置(ECU10)は、車両に搭載されたオーディオやラジオ、空調装置等の車載機器の作動を制御するものであり、車載機器に設けられた操作装置10Aは、車室内のインストルメントパネルIPに配置されている。そして、操作装置10Aから出力される操作信号はECU10に入力され、ECU10は操作信号に基づき車載機器の作動を制御する。本実施形態では、操作装置10Aにより、オーディオの音量調節またはラジオの選局を操作することを想定している。そして、操作装置10Aは、以下に詳述するノブ20、シャフト30、センサ40(操作量検出センサ)、基板50、支持部材60、および弾性部材70を備えて構成されている。
ノブ20は、ユーザにより摘まれて捻り操作される。具体的には、ユーザは、図2に示す位置からノブ20を時計回りに回動させて、例えば車載機器の音量増大または選局周波数増大させるように捻り操作する。或いは、反時計回りに回動させて音量減少または選局周波数減少させるように捻り操作する。そして、捻り操作している状態でユーザがノブ20から手を離すと、ノブ20の回動位置は図2の実線位置に戻るように構成されている。
シャフト30は、インストルメントパネルIPの貫通孔IPaに配置されている。シャフト30の両端のうち、インストルメントパネルIPに対して車室内の側の一端は、ノブ20と嵌合してノブ20を支持している。そして、ノブ20を捻り操作すると、シャフト30はノブ20と一体となって回動する。
センサ40は、シャフト30の他端(車室内の反対側の一端)に対向する位置に配置されており、シャフト30の回動量を検出する。例えば、シャフト30の回動量に応じて生じる静電容量の変化を検出する静電式のセンサや、シャフト30の回動量に応じて生じる歪量を検出する歪検出式のセンサ等が具体例として挙げられる。
基板50には、センサ40が実装されるとともに、支持部材60が取り付けられており、支持部材60には、シャフト30が挿入配置される貫通孔60aが形成されている。図3に示すように、シャフト30および貫通孔60aの断面形状は円形であり、支持部材60の貫通孔60aの部分により、シャフト30は回動可能に支持されている。換言すれば、支持部材60の貫通孔60aの部分により、シャフト30は径方向に移動できないように規制される。
シャフト30には、径方向に突出する複数の突出部31が形成されている。図3の例では、2つの突出部31が形成されており、一方の突出部31は、他方の突出部31の反対側に突出する。また、複数の突出部31は、シャフト30の周方向において等間隔で配置されていると言える。ちなみに、シャフト30および突出部31は、樹脂により一体に成形されている。また、突出部31は、シャフト30の径方向に延びるとともに軸方向にも延びる板形状である。そして、ノブ20、シャフト30および突出部31からなる構造体が「操作部材」に相当する。
弾性部材70は、支持部材60の取付部61に取り付けられており、突出部31の板面に対向する位置に配置されている。弾性部材70は三角形の断面形状であるとともに(図3参照)、シャフト30の軸方向に延びる形状である(図1参照)。そして、弾性部材70のうち三角形の頂部71が、突出部31の板面に当接するように配置されている。ちなみに、支持部材60および取付部61は、樹脂により一体に成形されている。また、弾性部材70の材質にはエラストマーが採用されており、熱可塑性エラストマーを採用して取付部61と一体に2色成形することが望ましい。
突出部31は、一対の弾性部材70で挟み込まれている。したがって、ノブ20を一方の側へ捻り操作してシャフト30を回動させると、突出部31を挟み込む一対の弾性部材70のうちの一方が、突出部31の一方の板面に押し付けられて弾性変形する(図3(b)参照)。また、ノブ20を他方の側へ捻り操作してシャフト30を回動させると、他方の弾性部材70が突出部31の板面に押し付けられて弾性変形する。したがって、このような弾性変形に伴い生じる弾性力は、突出部31を介してシャフト30に付与される。また、捻り操作量が大きいほど、弾性部材70の弾性変形量が大きくなり、シャフト30に付与される弾性力は大きくなる。
要するに、ユーザがノブ20を捻り操作すると、図3(a)の位置へ押し戻す向きに、弾性部材70から突出部31へ弾性力が付与される。したがって、ユーザは、弾性力に抗して捻り操作することになり、この弾性力(操作反力)が、手応えのある操作感をユーザに感じさせることとなる。また、このような捻り操作時には、シャフト30は、支持部材60により支持された状態で弾性力を受ける。
また、捻り操作している状態でユーザがノブ20から手を離すと、弾性部材70の弾性力により突出部31が押し戻されて、ノブ20の回動位置は図2の位置に戻る。そして、ノブ20から手を離して操作力がシャフト30に付与されていない時でも、一対の弾性部材70は突出部31に常時当接して弾性変形し、互いに異なる向きに弾性力を突出部31に付与する。したがって、一対の弾性力がバランスした位置(図2および図3(a)の位置)でノブ20は静止する。要するに、全ての弾性部材70は、その頂部71が弾性変形して潰れた状態で、突出部31に組み付けられており、弾性部材70には予圧がかけられていると言える。
センサ40から出力されるセンサ出力は、ノブ20の操作量に応じた電圧値であり、このセンサ出力は「操作信号」に相当する。ECU10は、センサ出力が所定範囲TH1〜TH2内(図4参照)である場合には、センサ出力のノイズであるとみなして、捻り操作は為されていないと判定する。所定範囲TH1〜TH2を超えたセンサ出力が検出された場合には、捻り操作が為されていると判定し、車載機器の作動を変更し続ける。例えば、操作装置10Aを音量調節に適用した場合において、捻り操作が為されている間は、音量の増大または減少を継続させる。
さらにECU10は、捻り操作量に応じて、車載機器の作動速度を変更するように制御する。具体的には、センサ出力の絶対値が大きいほど、捻り操作量が大きいとみなし、音量増大または減少の速度を速くする。なお、捻り操作が為されていないと判定されている時には、車載機器の現状の作動を維持させる。上記例では、現状の音量または選局周波数を維持させる。
図4の例では、捻り操作が為されるt1時点までは、センサ出力が所定範囲TH1〜TH2内であるため、センサ出力のノイズであるとみなして現状の音量を維持させる。そして、ユーザがt1時点で捻り操作を開始した後、センサ出力が所定範囲TH1〜TH2を越えたt2時点で、音量を増大させる。その後、ユーザがノブ20をさらに捻ってセンサ出力が増大することに伴い、音量の増大速度を速くさせている。但し、取付部61に形成されたストッパ62(規制部材)に突出部31が当接したt3時点で、ノブ20の捻り操作量が規制され、センサ出力は一定の値に保持されている。
以上により、上記構成の本実施形態によれば、以下の効果が発揮される。
・ノブ20、シャフト30および突出部31からなる構造体(操作部材)は、支持部材60に支持されながら、弾性部材70の弾性力に抗して捻り操作されるように構成されている。そのため、弾性力により手応えのある操作感を発揮させることができる。また、支持部材60によりシャフト30が径方向にぐらつくことを解消しつつ、前記弾性力が発揮されるので、操作感を発揮させつつ安定した操作性を発揮させることができる。
・弾性部材70は、操作力が付与されていない時でも弾性変形して突出部31(操作部材)に弾性力を付与するよう、突出部31に常時当接している(図3(a)参照)。そのため、非操作時において、車両の振動で操作部材がセンサ40に対して振動することを抑制でき、ひいては、センサ出力が前記振動で変化することを抑制(ノイズを抑制)できる。
・突出部31(操作部材)を一対の弾性部材70で挟み込み、一方の側へ捻り操作する時の操作力により一方の弾性部材70が弾性変形し、他方の側へ捻り操作する時の操作力により他方の弾性部材70が弾性変形するように構成されている。そのため、いずれの向きに捻り操作をした場合であっても弾性力が付与されるようにすることを、簡素な構成で容易に実現できる。また、弾性部材70に予圧がかかった状態にすることを容易に実現できる。
・シャフト30から突出する形状の突出部31を複数形成し、操作部材の複数ヶ所で、弾性部材70からの弾性力を受けるように構成されている。そのため、シャフト30が弾性力により貫通孔60aへ押し付けられることを抑制できる。また、これらの突出部31を等間隔に配置しているので、前述の如く押し付けられることをより一層抑制できる。
・捻り操作範囲を規制するよう、操作部材に対して当接可能に配置されたストッパ62(規制部材)を備える。これにより、操作部材からセンサ40に過剰な力が作用することを回避して、センサ40の損傷を回避することができる。
・ECU10は、一定の捻り量に維持させるよう固定して捻り操作量している間は、車載装置を一定の変化速度で作動させ、捻り量を変化させると、その捻り操作量に応じて車載装置の変化速度を変化させる。そのため、僅かな操作量で大きく変化するように車載装置の作動を制御するようにできる。
例えば、先述した特許文献1記載のロータリスイッチの場合には、回動量に比例して音量が変化するため、音量を大幅に増大させたい場合には、要求される回動量が大きくなり、操作性が悪い。また、近年では静電容量の変化を検出する静電パッドが操作装置に採用される機会が多くなってきており、その場合には、ロータリスイッチの操作量は静電パッドの操作量に比べて極めて大きいので、静電パッドの操作量とロータリスイッチの操作量がアンバランスになり、操作性が悪くなる。
これに対し本実施形態では、僅かな捻り操作量で音量を大幅に増大させることができるので、ノブ20の捻り操作量を、静電パッドの操作量に近づけるように設定することが容易になり、静電パッドが操作装置10Aに備えられている場合における、ノブ20の操作性を良好にできる。
・さらに本実施形態では、センサ40(操作量検出センサ)により検出された操作量に基づき、機器の機能を制御するECU10(制御装置)を備え、ECU10は、検出された操作量が所定量TH1、TH2以上であることを条件として、操作量に応じた前記制御を実施することを特徴とする。そのため、操作者がノブ20に触れている時に、車両の振動により意図に反してノブ20が回動したとしても、それによる操作量が所定範囲TH1〜TH2内であれば、機器の制御は実施されない。よって、車両の振動により意図に反して機器が制御されることを回避できる。
・さらに本実施形態では、ノブ20の操作量は1回転未満(図3の例では90度未満)に制限されており、この点で、2回転以上回転させる従来のダイヤル式ノブとは異なる。ここで、車両の運転状態を操作する車両操作部材(例えばハンドルやアクセルペダル等)は、2回転以上回転させるものではないのが一般的である。したがって、本実施形態に係るノブ20の操作フィーリングは、ダイヤル式ノブに比べて車両操作部材の操作フィーリングに近くなる。よって、車両操作部材を操作する運転者にとって、本実施形態に係るノブ20を操作することは、直感的に分かりやすいものとなる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態にかかる操作装置10Aは、操作部材が捻り操作される構成である。これに対し、本実施形態にかかる操作装置10Bは、操作部材が傾倒操作される構成である。以下、第1実施形態との違いを中心に、本実施形態の操作装置10Bの構造を、図5〜図7を用いて詳細に説明する。
上記第1実施形態にかかる操作装置10Aは、操作部材が捻り操作される構成である。これに対し、本実施形態にかかる操作装置10Bは、操作部材が傾倒操作される構成である。以下、第1実施形態との違いを中心に、本実施形態の操作装置10Bの構造を、図5〜図7を用いて詳細に説明する。
図5に示すように、操作装置10Bの操作部材は、ノブ21、シャフト30および突出部31からなる構造体である。ユーザは、図6に示す位置からノブ21を右側へ倒して、例えば車載機器の音量増大または選局周波数増大させるように傾倒操作する。或いは、左側へ倒して音量減少または選局周波数減少させるように傾倒操作する。そして、傾倒操作している状態でユーザがノブ21から手を離すと、ノブ21の傾倒位置は図6の実線位置に戻るように構成されている。なお、図6の例ではノブ21を左右に傾倒させる構造であるが、上下に傾倒させる構造であってもよい。
ノブ21を支持するシャフト30は、図1と同じ構造であるが、ノブ21を傾倒操作するとノブ20とともに傾いて倒れる(傾倒する)。センサ40は、シャフト30の他端(車室内の反対側の一端)に対向する位置に配置されており、シャフト30の傾倒量(傾いた角度)を検出する。例えば、シャフト30の傾倒量に応じて生じる静電容量の変化を検出する静電式のセンサや、シャフト30の傾倒量に応じて生じる歪量を検出する歪検出式のセンサ等が具体例として挙げられる。
基板50に取り付けられた支持部材60には、シャフト30が挿入配置される貫通孔60bが形成されている。図7に示すように、シャフト30の断面形状は円形であるのに対し、貫通孔60bの断面形状は長穴形状である。この長穴の長手方向長さは、シャフト30の直径よりも大きく設定されるとともに、長手方向はシャフト30が傾倒する向きに一致する。したがって、支持部材60の貫通孔60bの部分により、シャフト30は貫通孔60bの長手方向に摺動可能に支持されることとなる。換言すれば、支持部材60の貫通孔60bの部分により、シャフト30は傾倒する向き以外には移動できないように規制される。
弾性部材70、取付部61および突出部31の構造は、上記第1実施形態と同じであり、一対の弾性部材70で突出部31を挟み込むように構成されている。したがって、ノブ21を一方の側へ傾倒操作してシャフト30を傾けさせると、突出部31を挟み込む一対の弾性部材70のうちの一方が、突出部31の一方の板面に押し付けられて弾性変形する(図7(b)参照)。また、ノブ21を他方の側へ傾倒操作してシャフト30を傾けさせると、他方の弾性部材70が突出部31の板面に押し付けられて弾性変形する。したがって、このような弾性変形に伴い生じる弾性力は、突出部31を介してシャフト30に付与される。また、傾倒操作量が大きいほど、弾性部材70の弾性変形量が大きくなり、シャフト30に付与される弾性力は大きくなる。
要するに、ユーザがノブ21を傾倒操作すると、図7(a)の位置へ押し戻す向きに、弾性部材70から突出部31へ弾性力が付与される。したがって、ユーザは、弾性力に抗して傾倒操作することになり、この弾性力(操作反力)が、手応えのある操作感をユーザに感じさせることとなる。また、このような傾倒操作時には、シャフト30は、支持部材60により支持された状態で弾性力を受ける。
また、傾倒操作している状態でユーザがノブ21から手を離すと、弾性部材70の弾性力により突出部31が押し戻されて、ノブ21の傾倒位置は図6の位置に戻る。そして、ノブ21から手を離して操作力がシャフト30に付与されていない時でも、一対の弾性部材70は突出部31に常時当接して弾性変形し、互いに異なる向きに弾性力を突出部31に付与する。したがって、一対の弾性力がバランスした位置(図6および図7(a)の位置)でノブ21は静止する。要するに、全ての弾性部材70は、その頂部71が弾性変形して潰れた状態で、突出部31に組み付けられており、弾性部材70には予圧がかけられていると言える。
センサ40から出力されるセンサ出力は、ノブ21の操作量に応じた電圧値であり、このセンサ出力(操作信号)に基づき、ECU10は上記第1実施形態と同様に車載機器の作動を制御する。以上により、傾倒操作する本実施形態の操作装置10Bによっても、捻り操作する操作装置10Aと同様の効果が発揮される。
(第3実施形態)
図8に示す本実施形態は、ノブ21(操作部材)の操作量が所定量TH1、TH2を跨ぐように変化する際、前記操作量が所定量TH1、TH2になっている時に、捻り操作に対する操作負荷を一時的に付与するクリック感付与手段を備えることを特徴とする。
図8に示す本実施形態は、ノブ21(操作部材)の操作量が所定量TH1、TH2を跨ぐように変化する際、前記操作量が所定量TH1、TH2になっている時に、捻り操作に対する操作負荷を一時的に付与するクリック感付与手段を備えることを特徴とする。
クリック感付与手段は、図中の点線に示す弾性部材61a、61bおよび突出部20aで構成される。突出部20aはノブ20とともに回動するよう、シャフト30に固定されている。弾性部材61a、61bの一端は支持部材60に固定され、他端は自由端である。突出部20aの回動軌道上に前記他端が位置するよう、弾性部材61a、61bおよび突出部20aは配置されている。
図8(a)に示す如くノブ20を操作していない場合には、弾性部材61a、61bは弾性変形しない自然状態となっている。この状態からノブ20を一方側に捻り操作すると、その捻り操作量が所定量TH1に達する直前に、弾性部材61aは突出部20aに押されて弾性変形する。そして、所定量TH1に達した瞬間、弾性部材61aは突出部20aから外れて自然状態に戻る。図8中の一点鎖線に示す所定量TH1の位置は、図4の所定量TH1に相当する位置である。
これにより、ノブ20を一方側へ捻り操作すると、操作量が所定量TH1になった時に、捻り操作に対する操作負荷を操作者は一瞬感じることとなる。つまり、所定量TH1に達した時点で、操作者にクリック感を与えることができる。ノブ20を他方側に捻り操作する場合も同様にして、弾性部材61aが突出部20aに当接することにより、操作量が所定量TH2に達した時点で操作者にクリック感を与えることができる。
以上により、本実施形態によれば、ノブ20を捻り操作するにあたり、機器の制御が実施されない所定範囲TH1〜TH2を超えて操作したか否かを、クリック感の有無に基づき操作者が把握できるようになる。よって、ノブ20を捻り操作して機器を所望の状態量に調整するにあたり、その調整をしやすくできる。
(第4実施形態)
上記第1実施形態では、ノブ20の操作量を検出するセンサ40に3軸センサを採用している。つまり、センサ40は、図2の時計方向および反時計方向(ノブ20の捻り量)と、図1の右方向(ノブ20の押動量)との3方向を検出する。これに対し本実施形態では、ノブ20の押動量を検出するセンサ40A(図9参照)と、捻り量を検出する2つのセンサ40B、40C(図10参照)とを備える。これらのセンサ40A、40B、40Cには1軸センサが採用されている。
上記第1実施形態では、ノブ20の操作量を検出するセンサ40に3軸センサを採用している。つまり、センサ40は、図2の時計方向および反時計方向(ノブ20の捻り量)と、図1の右方向(ノブ20の押動量)との3方向を検出する。これに対し本実施形態では、ノブ20の押動量を検出するセンサ40A(図9参照)と、捻り量を検出する2つのセンサ40B、40C(図10参照)とを備える。これらのセンサ40A、40B、40Cには1軸センサが採用されている。
押動量を検出するセンサ40Aは、図9に示すように、シャフト30の端面に対向する位置に配置されている。捻り量を検出するセンサ40B、40Cは、図10に示すように、シャフト30の突出部31に対向する位置に配置されている。図10の例では、一方の突出部31に弾性部材70B、70Cが取り付けられており、捻り操作力は、弾性部材70B、70Cを介してセンサ40B、40Cに伝達される。
また、支持部材60の取付部61のうち、他方の突出部31に対向する位置には、一対の弾性部材70Aが取り付けられている。これらの弾性部材70Aの間には他方の突出部31が圧入されている。これにより、捻り量がゼロの時でも、弾性部材70Aは捻り方向に弾性変形して圧縮された(潰れた)状態になっている。つまり、弾性部材70Aには予圧がかけられていると言える。
以上により、本実施形態によれば、操作量を検出するセンサ40A、40B、40Cに、3軸センサよりも安価な1軸センサを用いることができるので、コストダウンを図ることができる。
さらに本実施形態によれば、弾性部材70Aは、操作力が付与されていない時でも弾性変形して突出部31(操作部材)に弾性力を付与するよう、突出部31に常時当接している。そのため、非操作時において、車両の振動で操作部材がセンサ40B、40Cに対して振動することを抑制でき、ひいては、センサ出力が前記振動で変化することを抑制(ノイズを抑制)できる。
(第5実施形態)
上記第4実施形態では、センサ40B、40Cに当接する弾性部材70B、70Cには予圧がかけられておらず、センサ40B、40Cに当接しない弾性部材70Aに予圧をかけている。これに対し本実施形態では、図11に示すように、センサ40B、40Cに当接する弾性部材70B、70Cに予圧をかけており、これにより、センサ40B、40Cに当接しない弾性部材70Aを廃止している。
上記第4実施形態では、センサ40B、40Cに当接する弾性部材70B、70Cには予圧がかけられておらず、センサ40B、40Cに当接しない弾性部材70Aに予圧をかけている。これに対し本実施形態では、図11に示すように、センサ40B、40Cに当接する弾性部材70B、70Cに予圧をかけており、これにより、センサ40B、40Cに当接しない弾性部材70Aを廃止している。
以上により、本実施形態によれば、弾性部材70B、70Cに予圧をかけられているので、先述したノイズ抑制の効果を発揮しつつ、弾性部材70Aを廃止して部品点数を減らすことができる。
(第6実施形態)
上記第1〜第5実施形態に係る操作量検出センサは、捻り操作の両方向または傾倒操作の両方向について、その操作量を検出する。これに対し本実施形態では、図12に示すように、一方向の操作量を検出する構成である。図12の例では、マイナス方向の捻り操作量を検出するセンサ40Cを廃止して、プラス方向の捻り操作量をセンサ40Bで検出する。なお、一方の弾性部材70Bはセンサ40Bに当接するが、他方の弾性部材70Cは、支持部材60の当接部61cに当接する。
上記第1〜第5実施形態に係る操作量検出センサは、捻り操作の両方向または傾倒操作の両方向について、その操作量を検出する。これに対し本実施形態では、図12に示すように、一方向の操作量を検出する構成である。図12の例では、マイナス方向の捻り操作量を検出するセンサ40Cを廃止して、プラス方向の捻り操作量をセンサ40Bで検出する。なお、一方の弾性部材70Bはセンサ40Bに当接するが、他方の弾性部材70Cは、支持部材60の当接部61cに当接する。
(第7実施形態)
本実施形態では、操作部材を捻り操作または傾倒操作する際に、該操作に対して生じる弾性力が操作量に比例して上昇するように、上述した各種の弾性部材が構成されていることを特徴とする。
本実施形態では、操作部材を捻り操作または傾倒操作する際に、該操作に対して生じる弾性力が操作量に比例して上昇するように、上述した各種の弾性部材が構成されていることを特徴とする。
例えば図3(b)の如く捻り操作した場合には、2つの弾性部材70が弾性力を発揮する。これら2つの弾性力を合算した値(合成値)が、図13に示す如く操作量に比例して上昇するように、4つの弾性部材70の形状および材質が設定されている。なお、図13の例では、操作量を有効にする閾値である所定量TH1、TH2に関し、一方の側への操作量の閾値TH1と他方の側への操作量の閾値TH2とを同一に設定しており、閾値TH1での弾性力と閾値TH2での弾性力とが同一になるように設定している。
以上により、本実施形態によれば、弾性部材により手応えのある操作感をユーザに与えるにあたり、操作量に比例した手応えを与えることとなる。そのため、操作部材を操作して車載機器を所望の設定に操作するにあたり、その操作性を良好にできる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、以下のように変更して実施してもよい。また、各実施形態の特徴的構成をそれぞれ任意に組み合わせるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、弾性部材70にエラストマーを採用しているが、加硫ゴムを採用してもよいし、金属製または樹脂製のスプリングを採用してもよい。
・上記各実施形態では、シャフト30に形成された突出部31に弾性力を付与させているが、突出部31を廃止して、シャフト30に直接弾性力を付与させるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、操作装置10A、10BをインストルメントパネルIPに配置しているが、乗員の手が届く範囲であれば車室内の他の場所(例えばステアリングやドアパネル等)に配置してもよい。
・操作装置10A、10Bの制御対象となる車載機器は、電気信号で操作される機器であればオーディオ機器に限定されるものではなく、例えば、ラジオ、空調装置等を制御対象としてもよい。
10A、10B…操作装置、20、21…ノブ(操作部材)、30…シャフト(操作部材)、31…突出部(操作部材)、40、40B、40C…操作量検出センサ、60…支持部材、70、70A、70B、70C…弾性部材。
Claims (7)
- ユーザにより捻り操作または傾倒操作される操作部材(20、21、30、31)と、
前記操作部材の操作量に応じた信号を出力する操作量検出センサ(40、40B、40C)と、
前記操作部材を支持する支持部材(60)と、
前記操作部材の操作力により弾性変形する弾性部材(70、70A、70B、70C)と、
を備え、
前記操作部材は、前記支持部材に支持されながら、前記弾性部材の弾性力に抗して前記捻り操作または前記傾倒操作されるように構成されていることを特徴とする操作装置。 - 前記弾性部材は、前記操作力が付与されていない時でも弾性変形して前記操作部材に弾性力を付与するよう、弾性変形した状態で前記操作部材に組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
- 前記操作部材は、一対の前記弾性部材で挟み込まれており、
前記操作部材を一方の側へ操作する時の操作力により、一対の前記弾性部材のうちの一方が弾性変形し、
前記操作部材を他方の側へ操作する時の操作力により、一対の前記弾性部材のうちの他方が弾性変形するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。 - 前記操作部材は、
ユーザにより摘まれるノブ(20、21)と、
前記ノブを支持するシャフト(30)と、
前記シャフトから突出する形状であり、前記弾性部材から弾性力を受ける複数の突出部(31)と、を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の操作装置。 - 前記操作量検出センサにより検出された操作量に基づき、機器の機能を制御する制御装置(10)を備え、
前記制御装置は、検出された前記操作量が所定量(TH1、TH2)以上であることを条件として、前記操作量に応じた前記制御を実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の操作装置。 - 前記操作部材の操作量が前記所定量を跨ぐように変化する際、前記操作量が前記所定量になっている時に、前記捻り操作または前記傾倒操作に対する操作負荷を一時的に付与するクリック感付与手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の操作装置。
- 前記弾性部材は、前記捻り操作または前記傾倒操作に対して生じる前記弾性力が前記操作量に比例して上昇するように構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の操作装置。
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JP2012092018 | 2012-04-13 | ||
JP2012270643A JP2013235817A (ja) | 2012-04-13 | 2012-12-11 | 操作装置 |
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WO (1) | WO2013153748A1 (ja) |
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JP3991577B2 (ja) * | 2000-11-07 | 2007-10-17 | 松下電器産業株式会社 | レバースイッチ |
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2012
- 2012-12-11 JP JP2012270643A patent/JP2013235817A/ja active Pending
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2013
- 2013-03-20 WO PCT/JP2013/001896 patent/WO2013153748A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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