JP2013226241A - Washing machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、槽を自動的に洗浄できる洗濯機に関する。 The present invention relates to a washing machine capable of automatically washing a tub.
洗濯機では、内槽や外槽に汚れが付着するため、洗濯運転とは別に槽洗浄を目的としたコースを設定できるものがある。しかし、槽洗浄を目的としたコースでは、洗浄用の薬剤が必要になり、槽洗浄コースをユーザが選択する操作が必要になるなど洗浄作業が煩雑であった。 In some washing machines, dirt is attached to the inner tub and the outer tub, so that a course for washing the tub can be set separately from the washing operation. However, in the course for the purpose of cleaning the tank, a cleaning chemical is required, and the cleaning operation is complicated, such as an operation for the user to select the tank cleaning course.
そこで、洗濯機の槽洗浄を行う他の方法として、外槽または内槽の底部に気泡を噴射させる気泡噴射装置を設けて、外槽に水を溜めた状態で汚れに気泡を噴射させることで、槽の汚れを除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。 Therefore, as another method of washing the washing machine tub, by providing a bubble injection device for injecting bubbles at the bottom of the outer tub or the inner tub, and injecting bubbles into the dirt with water stored in the outer tub A technique for removing dirt from the tank has been proposed (see Patent Document 1).
特許文献1に記載の技術では、すすぎ工程を実行すると同時に気泡噴射装置を動作させて槽の自動洗浄を行っている。このような自動槽洗浄機能を備えた洗濯機では、洗濯を行う都度槽の洗浄を実施するので、洗濯に要する時間や水、電力などが通常の洗濯時よりも増加する。このため、洗濯に要する時間や水、電力などを少なくしたいユーザや、1日に何度も洗濯を行うユーザなどは、自動槽洗浄機能を解除し、必要な場合のみ手動で自動槽洗浄機能をオンにして使用する場合がある。しかしながら、手動による自動槽洗浄機能のオンオフ設定は、設定の手間がかかるとともに、自動槽洗浄機能をオンにするのを忘れたまま洗濯機の使用を続けると、汚れが堆積してしまうという問題点がある。 In the technique described in Patent Document 1, the rinsing process is executed, and at the same time, the bubble jetting device is operated to automatically wash the tank. In a washing machine having such an automatic tub washing function, the tub is washed each time washing is performed, so that the time required for washing, water, electric power, and the like increase from those during normal washing. For this reason, users who want to reduce the time required for washing, water, electric power, etc., and users who perform washing many times a day, cancel the automatic tank cleaning function and manually activate the automatic tank cleaning function only when necessary. May be turned on and used. However, manual on / off setting of the automatic tank cleaning function takes time and effort, and if you forget to turn on the automatic tank cleaning function and continue to use the washing machine, dirt accumulates. There is.
本発明は、前記課題を解決するものであり、その目的は、適切な頻度で自動槽洗浄を行うことができる洗濯機を提供することにある。 This invention solves the said subject, The objective is to provide the washing machine which can perform automatic tank washing | cleaning with appropriate frequency.
本発明は、筺体内に支持され、内部に洗濯水を溜める外槽と、前記外槽に内包され、洗濯物が収容される内槽と、前記内槽内の洗濯物に対して洗い工程、すすぎ工程および脱水工程からなる一連の洗濯工程を行うとともに、前記一連の洗濯工程を行う間に前記外槽または前記内槽の少なくともいずれかを洗浄する槽洗浄工程を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、所定の条件を満たす場合、前記一連の洗濯工程が終了するまでの間に前記槽洗浄工程を行い、前記所定の条件を満たさない場合、前記一連の洗濯工程を行うことを特徴とする。 The present invention comprises an outer tub supported in a housing and storing washing water therein, an inner tub enclosed in the outer tub and containing laundry, and a washing step for the laundry in the inner tub. A control means for performing a series of washing steps including a rinsing step and a dehydration step, and performing a tank washing step for washing at least one of the outer tub and the inner tub during the series of washing steps, When the predetermined condition is satisfied, the control means performs the tank cleaning process until the series of washing processes is completed, and performs the series of washing processes when the predetermined condition is not satisfied. And
本発明によれば、適切な頻度で自動槽洗浄を行うことができる洗濯機を提供することが可能となる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it becomes possible to provide the washing machine which can perform automatic tank washing | cleaning with appropriate frequency.
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯機として、洗濯から乾燥までの工程を行うことができる洗濯乾燥機を例に挙げて説明する。なお、各図面において同一の要素については、同一の符号を付して説明を省略する。 Hereinafter, modes for carrying out the present invention (hereinafter referred to as “embodiments”) will be described in detail with reference to the drawings as appropriate. In the following description, a washing / drying machine capable of performing steps from washing to drying will be described as an example of the washing machine. In addition, about the same element in each drawing, the same code | symbol is attached | subjected and description is abbreviate | omitted.
≪洗濯乾燥機の構成および動作≫
はじめに、実施形態にかかる洗濯乾燥機Wの構成および動作について説明する。本実施の形態にかかる洗濯乾燥機Wは、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程からなる一連の洗濯工程を行う際に、自動的に槽洗浄工程を行い、洗濯槽の裏側などのユーザから見えない部分に付着した皮脂汚れや洗剤カスなどを洗浄する機能(自動槽洗浄機能)を有している。以下、洗濯乾燥機Wとして、縦型式洗濯乾燥機W1(図1参照)およびドラム式洗濯乾燥機W2(図20参照)を例に挙げ、各洗濯乾燥機Wの構成および自動槽洗浄機能実行時における動作について説明する。
<縦型式洗濯乾燥機>
まず、図1〜図19を参照して縦型式洗濯乾燥機の構成および動作について説明する。
図1は縦型式洗濯乾燥機の外観斜視図であり、図2は縦型式洗濯乾燥機の筐体の内部を示す概略図であり、図3は縦型式洗濯乾燥機の筐体内部を示す分解斜視図である。
図1に示すように、縦型式洗濯乾燥機W1(W)は、内槽18の回転軸が略鉛直方向の縦型式洗濯乾燥機(縦型式洗濯乾燥機)である。この縦型式洗濯乾燥機W1の筐体12の上部には上面カバー12aが設けられており、上面カバー12aには外蓋13が設けられている。外蓋13は、後ろ側に山型に折れ曲がりながら開くことにより、開口部12b(図2参照)を開口し、内槽18(図2参照)に衣類(洗濯物)の出し入れが可能となっている。
≪Configuration and operation of washing and drying machine≫
First, the configuration and operation of the washing / drying machine W according to the embodiment will be described. The washing / drying machine W according to the present embodiment automatically performs a tank washing process when performing a series of washing processes including a washing process, a rinsing process, and a dehydration process, and is not visible to the user such as the back side of the washing tub. It has a function (automatic tank cleaning function) to clean sebum dirt and detergent residue adhering to the part. Hereinafter, examples of the laundry dryer W include a vertical laundry dryer W1 (see FIG. 1) and a drum-type laundry dryer W2 (see FIG. 20). The operation in will be described.
<Vertical washing and drying machine>
First, the configuration and operation of a vertical washer / dryer will be described with reference to FIGS.
1 is an external perspective view of a vertical washer / dryer, FIG. 2 is a schematic view showing the inside of the casing of the vertical washer / dryer, and FIG. 3 is an exploded view showing the inside of the casing of the vertical washer / dryer. It is a perspective view.
As shown in FIG. 1, the vertical laundry dryer W1 (W) is a vertical laundry dryer (vertical laundry dryer) in which the rotation axis of the
上面カバー12aの奥側(後側)には、水道栓からの給水ホース接続口14および風呂の残り湯の吸水ホース接続口15が設けられている。上面カバー12aの手前側には、電源ボタン16が設けられ、外蓋13の手前側には、操作ボタン17aおよび表示器17bからなる操作パネル17が設けられている。
A water supply
図2に示すように、縦型式洗濯乾燥機W1は、筐体12内に、内槽18、外槽19、駆動装置110、洗剤・仕上剤の投入装置111、給水ユニット112A、乾燥ダクト120などを備えている。
As shown in FIG. 2, the vertical washer / dryer W <b> 1 includes an
内槽18は、有底円筒形状を呈し、ステンレス鋼板などで形成された胴板18aを有している。胴板18aには、通水および通風のための多数の貫通孔(図2参照、一部のみ図示)18a1が形成されている。内槽18は、内側底面に回転翼18bを備える。
The
外槽19は、有底円筒形状を呈し、内槽18を同軸上に内包し、その上部に外槽カバー19aを備えて構成されている。縦型式洗濯乾燥機W1の使用者は、外蓋13および外槽カバー19aの蓋部材19cを開くことにより、開口部12bから内槽18内に衣類の出し入れを行うことができる。
The
駆動装置110は、外槽19の底面の外側中央に配置されている。この駆動装置110は、モータ110aとクラッチ機構110bとを有し、駆動装置110の回転軸110cが外槽19を貫通し、内槽18および回転翼18bと結合するように構成されている。クラッチ機構110bは、モータ110aの回転動力を内槽18および/または回転翼18bに伝達する機能を有する。モータ110aは、その回転を検出するホール素子あるいはフォトインタラプタなどで構成される回転検出装置128と、モータ110aに流れる電流を検出するモータ電流検出装置129を備える。
The
投入装置111は、上面カバー12aの手前側に備えられる。洗剤や仕上剤の投入は、投入ホース111aにより、外槽19と内槽18の間に行われる。
The charging
給水ユニット112Aは、上面カバー12aの奥側に設けられる。この給水ユニット112Aは、給水ホース接続口14からの水道水を投入装置111、後記する水冷除湿機構(図示せず)へ給水する。また、給水ユニット112Aは、給水ホース接続口14からの水道水や吸水ホース接続口15(図1参照)からの風呂水を、注水ホース111bを介して、外槽19と内槽18の間から外槽19内に注水することができる。また、給水ユニット112Aは、給水ホース接続口14からの水道水を洗浄ホース111cを介して、内槽18の上部に注水することができる。なお、給水ユニット112Aの詳細な説明は、図4を用いて後記する。
The
外槽19の底面に設けられた落込部19mは、下部連通管113と連通するように接続されている。下部連通管113は、排水弁114を介して、洗濯水排水路115と連通するように接続されている。排水弁114を閉弁することにより、外槽19内に洗い水やすすぎ水を落込部19mおよび下部連通管113に貯水可能となる。また、排水弁114を開弁することにより、外槽19内の水を、洗濯水排水路115を介して、縦型式洗濯乾燥機W1の機外へ排水することができる。
A
また、下部連通管113は、筐体12の下部に設置された異物除去装置116および循環ポンプ117を介して洗濯水循環水路118(一部省略)と連通するように接続されている。また、洗濯水循環水路118は、内槽18より上側に設けられた糸くず除去装置(図示せず)と連通するように接続されている。
Further, the
循環ポンプ117を駆動すると、外槽19内の水が、落込部19mおよび下部連通管113を介して異物除去装置116に流入し異物が除去され、循環ポンプ117の吸込口に流入する。循環ポンプ117から送られた水は、洗濯水循環水路118を介して糸くず除去装置に流入し糸くずが除去され、糸くずが除去された水(循環水)は内槽18内に上部から散布するように注水される。
When the
乾燥ダクト120は、筐体12の背面内側に縦方向に設置され、乾燥ダクト120の下部は外槽19の落込部19mとゴム製の蛇腹管120aによって接続されている。乾燥ダクト120内には、水冷除湿機構(図示せず)を内蔵しており、給水ユニット112Aから水冷除湿機構へ冷却水を供給する。冷却水は乾燥ダクト120の壁面(ステンレス製などの金属プレート)を伝わって流下して落込部19mに入り、下部連通管113、洗濯水排水路115を通り機外へ排出される。
The drying
乾燥ダクト120の出口はファン121の吸気口と接続され、ファン121の出口はヒータ122と接続されている。ヒータ122の出口は、送風ダクト123およびゴム製の蛇腹管123aを介して、吹出ノズル124と接続されている。
The outlet of the drying
このように、乾燥工程においては、外槽19内の空気を乾燥ダクト120で水冷除湿してファン121の吸込口から吸込し、ファン121から吐出された空気をヒータ122で加熱して、高温低湿の風を吹出ノズル124から内槽18内に向けて吹き出すことができる。
As described above, in the drying process, air in the
なお、図示していないが、送風ダクト123には、乾燥運転中に内槽18内に向けて吹き出される風の温度を検出する温度センサ、外槽19の落込部19mには、洗濯水の温度や、乾燥運転中に乾燥ダクト120に吸い込まれる空気の温度を検出する温度センサ、下部連通管113と排水弁114の間には、洗濯水の温度や、乾燥運転中に洗濯水排水路115から機外に排出される空気の温度を検出する温度センサ(図示せず)、外槽19の側面上部には、外槽19の振動による振動加速度を検知する加速度センサ(図示せず)が設けられている。また、外槽19に溜められた洗濯水の水位を検出する水位センサ(図示せず)、洗濯中の水質を測定する水質センサ(図示せず)を備えている。
Although not shown, the
図3に示すように、内槽18は、胴板18aの上端縁部に合成樹脂などで形成されたバランスリング(流体バランサともいう)18cを備えている。このバランスリング18cは、その内部に比重の大きな流体を封入して構成され、内槽18の回転時に洗濯物の偏りなどによって偏心が生じたときに、バランスリング18c内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する働きを有する。
As shown in FIG. 3, the
外槽カバー19aは、略半円形状の投入口19bを有し、外槽19の上端縁部に取り付けられる。なお、投入口19bには、開閉可能に取り付けられた蓋部材19c(図2参照)が設けられている。また、外槽カバー19aの奥側(後側)には、洗濯水循環水路118(図2参照)の端部が接続される接続口19d、蛇腹管123a(図2参照)が接続される挿入部19e、後記する槽洗浄用の洗浄ホース111c(図2参照)が接続される接続穴19fが設けられている。なお、図2と重複する部分については、同じ符号を付して説明を省略する。
The outer tub cover 19 a has a substantially
図4は縦型式洗濯乾燥機の給水ユニットを示す拡大斜視図である。
図4に示すように、給水ユニット112Aは、洗剤給水電磁弁112aと、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bと、冷却水給水電磁弁112cと、外槽給水電磁弁112dと、切替電磁弁112eと、風呂水ポンプ112fと、給水経路ユニット130と、を備えている。
FIG. 4 is an enlarged perspective view showing a water supply unit of the vertical washer / dryer.
As shown in FIG. 4, the
洗剤給水電磁弁112aは、給水ホース接続口14からの水道水を、入水口(図示せず)から給水経路ユニット130内を通り、出水口132に接続されるホース112i(図2参照)を介して、投入装置111(図2参照)の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、投入ホース111a(図2参照)を介して、外槽19(図2参照)内に注水される。
The detergent water
仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bは、給水ホース接続口14からの水道水を、入水口133から給水経路ユニット130内を通り、出水口134に接続される洗浄ホース111cを介して後記する水路部材150(図2参照)に給水する。
また、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bは、切替電磁弁112eの開弁時に、給水ホース接続口14からの水道水を、入水口133から給水経路ユニット130内を通り、出水口135に接続されるホース112jを介して、投入装置111(図2参照)の仕上剤投入室(図示せず)に給水する。仕上剤投入室に注水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入ホース111a(図2参照)を介して、外槽19内に注水される。
Finishing agent / bath cleaning water supply
Further, the finishing agent / bath cleaning water supply
冷却水給水電磁弁112cは、給水ホース接続口14からの水道水を、図示しないホースを介して、乾燥ダクト120(図2参照)の水冷除湿機構(図示せず)に給水する。
The cooling water supply
外槽給水電磁弁112dは、給水ホース接続口14からの水道水を、流路112hに接続される注水ホース111b(図2参照)から外槽19(図2参照)内に給水する。
The outer tank water supply
切替電磁弁112eは、仕上剤用として給水するかを切り替えるものである。
なお、風呂水ポンプ112fで汲み上げられた吸水ホース接続口15からの風呂水は、流路112hに合流して接続される注水ホース111b(図2参照)から外槽19(図2参照)内に給水される。
The switching
In addition, the bath water from the water absorption
図5は縦型式洗濯乾燥機の外槽カバーを示す分解斜視図である。
図5に示すように、外槽カバー19aには、水路部材150が複数のねじ160を介して外槽カバー19aの下面に固定される。この水路部材150は、合成樹脂などで略円形に形成され、凹面が外槽カバー19a側を向くようにして形成された凹条の水路150sを有している。また、水路部材150は、外槽カバー19aの周縁部に沿って周回する(ひとまわりする)よう配設される。
FIG. 5 is an exploded perspective view showing an outer tub cover of a vertical washer / dryer.
As shown in FIG. 5, a
また、水路部材150は、ねじ固定のための複数の取付部151,152を備えている。この取付部151は、内方(径方向内側)に突出して形成された山型の片部151aを有し、この片部151aに鉛直方向に貫通するねじ挿通孔151bが形成されて構成されている。取付部152は、外方に形成された片部152aを有し、この片部152aに鉛直方向に貫通するねじ挿通孔152bが形成されて構成されている。本実施形態では、それぞれ6個の取付部151および取付部152が周方向に間隔を置いて交互に配置される。
Further, the
また、水路部材150は、取付部152が形成される位置では、水路150sが内方に突出して蛇行するように形成されている。したがって、水路部材150の外周縁部は、ほぼ円となるように形成されている。このように、水路部材150の外側に突出する部分を無くすことで、水路部材150を外槽カバー19aの外周縁部により近い側に配置することができ、内槽18(図2参照)と外槽19(図2参照)との隙間に対向する位置に水路部材150を好適に配置することができる。
Further, the
図6は縦型式洗濯乾燥機の給水経路を構成する水路部材を示し、(a)は底面側から見た斜視図、(b)はA部拡大斜視図である。
図6(a)に示すように、水路部材150の内側面150bには、24個の側面側散水口150b1が周方向に間隔を置いて形成されている(一部のみ図示)。図6(b)に示すように、水路部材150の底面150aには、4個の底面側散水口150a1が周方向に間隔を置いて形成されている。
6A and 6B show water channel members constituting the water supply path of the vertical washer / dryer, in which FIG. 6A is a perspective view seen from the bottom surface side, and FIG.
As shown in FIG. 6A, 24 side surface
図7は縦型式洗濯乾燥機の水路部材を示す拡大断面図である。
図7に示すように、底面側散水口150a1は、内側を向くように底面150aに鉛直方向に対して傾斜するように貫通している。底面側散水口150a1および側面側散水口150b1は、それぞれ本実施形態の個数に限定されるものではなく、縦型式洗濯乾燥機W1の種類や内部の構造に応じて適宜増減することができる。
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view showing a water channel member of a vertical washing and drying machine.
As shown in FIG. 7, the bottom surface side water spout 150a1 penetrates the
図8は縦型式洗濯乾燥機の水路部材の組付け位置を示す拡大断面図である。
図8に示すように、外槽カバー19aの外周縁部の下面には、水路部材150が収容され、下側が開放されている凹部19a1が周方向に沿って形成されている。また、凹部19a1の底面19a2には、2本の溝19a3,19a4が、水路部材150の内側面150b、外側面150cに対応する位置に形成されている。この溝19a3,19a4にシール部材(図示せず)を注入して、溝19a3,19a4に内側面150b、外側面150cを付き合わせた状態において、取付部151,152(図5)を外槽カバー19aにねじ固定することによって水路部材150が外槽カバー19aに対して水密に固定される。また、このとき、水路部材150の側面側散水口150b1は、凹部19a1の側壁部19a5と対向している。
FIG. 8 is an enlarged cross-sectional view showing the assembly position of the water channel member of the vertical washer / dryer.
As shown in FIG. 8, a
このようにして水路部材150を外槽カバー19aに取り付けることで、本実施形態では、水路部材150が、内槽18(バランスリング18c)と外槽19との間の隙間に対応する位置に配置される。なお、本実施形態では、水路部材150の底面150a、内側面150bおよび外側面150cと、この水路部材150の凹面が対向する外槽カバー19aの底面19a2とで囲まれる空間が給水経路に相当する。
By attaching the
また、縦型式洗濯乾燥機W1(図1)には、水中の電気伝導度を測定する測定手段である電気伝導度センサが設けられている。電気伝導度センサの測定値を用いることによって、すすぎ時間や洗浄時間、洗剤量などを適切に決定することができる。 The vertical washer-dryer W1 (FIG. 1) is provided with an electrical conductivity sensor which is a measuring means for measuring the electrical conductivity in water. By using the measured value of the electrical conductivity sensor, it is possible to appropriately determine the rinsing time, the cleaning time, the amount of detergent, and the like.
図9は、本実施形態にかかる洗濯機(洗濯乾燥機)の電気伝導度センサを示し、(a)は上方から見たときの斜視図、(b)は逆さにして底側から見たときの斜視図である。 FIG. 9 shows an electrical conductivity sensor of the washing machine (washing and drying machine) according to the present embodiment, (a) is a perspective view when viewed from above, and (b) is an inverted view when viewed from the bottom side. FIG.
図9(a)に示すように、電気伝導度センサ140は、洗濯前の水道水、洗濯(洗い、すすぎ、脱水)時の洗濯水の硬度を検出するものであり、合成樹脂製のベース141(支持体)、一対の電極142A,142Bを備えて構成されている。また、電気伝導度センサ140は、ベース141と電極142A,142Bとがインサート成型により一体に構成されている。
As shown in FIG. 9A, the
ベース141は、電極142A,142Bが支持される電極支持部141a、この電極支持部141aを外槽19(図2参照)に固定するための固定部141bを有している。
The
電極支持部141aは、円筒部141c1と、この円筒部141c1の上部を覆う上面部141c2(上面)とを有し、この上面部141c2に帯状に延びる溝部141dが形成されている。溝部141dは、その一端が開放し、他端には壁部141d1(壁面)が形成されて構成されている。なお、溝部141dの一端の開口側は、円筒部141c1が切り欠かれるようにして構成されている。
The
また、溝部141dの側面141d2,141d3には、電極142A,142Bが前記側面141d2,141d3の面に沿うようにして互いに対向して配置されている。また、溝部141dの底面141d4の中央には、リブ141eが電極142A,142Bに沿って形成されている。
Further,
固定部141bは、ベース141の底面を構成する部材であり、電極支持部141aの下端部から略三角板形状の取付部141fを有している。取付部141fは、電極支持部141aに対して外側方に向けて突出して形成され、取付部141fの3つの角部には、ねじ挿通孔141f1が形成されている。
The fixed
取付部141fには、ねじ挿通孔141f1と電極支持部141aとの間に、電極支持部141aを取り囲むようにして形成された環状部141gが上方に突出して形成されている。環状部141gの上端部141g1は、上下方向(高さ方向)において、電極支持部141aの鉛直方向(高さ方向)の略中間部まで延びて形成されている。
An
図9(b)に示すように、ベース141の電極支持部141aは、底側が開放しており、電極支持部141aに設けられた電極142A,142Bの一部が円筒部141c1内において下方に向けて突出している。
As shown in FIG. 9B, the
図10(a)は電極単体を示す斜視図、(b)は図9(a)のA−A線断面図である。
図10(a)に示すように、電極142A,142Bは、いずれも同一の平板形状であり、前記溝部141d内に突出する検出部142a、電極支持部141aに固定される樹脂固定部142b、検出用のコネクタC(図12参照)が接続されるコネクタ接続部142cを有している。このように、電極142A,142Bを平板形状とすることにより、電極面積を棒状の電極に比べて広く確保することができ、安定した硬度検知が可能になる。
FIG. 10A is a perspective view showing a single electrode, and FIG. 10B is a cross-sectional view taken along line AA of FIG.
As shown in FIG. 10A, the
検出部142aは、略矩形状に形成され、樹脂固定部142bやコネクタ接続部142cよりも表面積が大きくなるように形成されている。また、検出部142aは、その長さLが溝部141dの長さLm(図11(b)参照)よりも短く形成されている。また、検出部142aの上端縁部142a1は、円弧状に形成されている。このように円弧状に形成されることにより、角部を無くすことで糸くずなどのゴミの引っ掛かりを防止することができる。
The
樹脂固定部142bは、検出部142aと同じ幅の第1固定部142b1と、検出部142aよりも幅狭の第2固定部142b2とを有している。
The
第1固定部142b1は、略T字状の貫通孔142b3を有している。第2固定部142b2は、両端縁部が第1固定部142b1からコネクタ接続部142cにかけて先細り形状となるテーパ部142b4を有している。
The first fixing portion 142b1 has a substantially T-shaped through hole 142b3. The second fixing portion 142b2 has a tapered portion 142b4 whose both ends are tapered from the first fixing portion 142b1 to the
図10(b)に示すように、電極支持部141aの裏側(溝部141dが形成される面とは反対側の面)には、溝部141dの側面141d2,141d3に対応する位置において、下方へ突出する突条部141hが形成されている。この突条部141hには、前記貫通孔142b3が位置するようになっている。これにより、インサート成型時の樹脂が貫通孔142b3を介して繋がることで、電極142A,142Bがベース141(図9)に対して強固に支持される。また、貫通孔142b3の面積を実施形態のように大きく確保することにより、電極142A(142B)がベース141に対してより強固に支持される。
As shown in FIG. 10B, the back side of the
図11は、電気伝導度センサの取付状態を示し、(a)は外槽上部から見たときの平面図、(b)は図9のB部拡大図、(c)は斜視図である。 11A and 11B show a state where the electrical conductivity sensor is attached, where FIG. 11A is a plan view when viewed from the upper part of the outer tub, FIG. 11B is an enlarged view of a portion B in FIG. 9, and FIG.
図11(a)に示すように、電気伝導度センサ140は、外槽19の底壁部19cnの外周縁部に配置される。このとき、電気伝導度センサ140の溝部141dは、外槽19の径方向Z(法線方向)に延びるように配置されている。
As shown in FIG. 11A, the
図11(b)に示すように、溝部141dの側面141d2は、凹み部141iを有し、この凹み部141iに電極142Aが嵌まるようにして配置されている。もう一方の側面141d3についても同様に、側面141d3に凹み部141iが形成され、電極142Bが嵌まるようにして配置されている。
As shown in FIG. 11B, the side surface 141d2 of the
前記した溝部141dの底面141d4に形成されたリブ141eは、電極142Aと電極142Bとの間において径方向Zに延びて形成されている。また、リブ141eは、電極142A,142Bよりも長く形成され、一端(開口側、径方向Zの内側)から他端(壁部141d1側、径方向Zの外側)まで延びて形成されている。
The
図11(c)に示すように、前記リブ141eは、電極142A,142Bの高さよりも十分に低く形成されている。なお、外槽19の周壁部19dnの内周面には、電極支持部141aの円筒状の外周面と同様の曲率で形成された切欠部19d1が形成されている。この切欠部19d1は、上方に向けて円弧形状が短くなるように形成されている。
As shown in FIG. 11C, the
このように、切欠部19d1を形成することにより、電極支持部141aと外槽19の周壁部19dnとの間に溝が形成されるのを防止でき、その溝に汚れやゴミが入り込まないようになっている。また、溝部141dの壁部141d1と、切欠部19d1の面とが連続した面となることで周壁部19dnから流れ落ちた水が溝部141dを通過し易くなる。
Thus, by forming the notch portion 19d1, it is possible to prevent a groove from being formed between the
図12は、図11のC−C線断面図である。
図12に示すように、電気伝導度センサ140は、外槽19の底壁部19cnに形成された円形の取付孔19c1に対して外槽19の外側(下側)から電極支持部141a(141b)が挿入され、外槽19の底壁部19cnの底面19c2に対して溝部141dの底面141d4が若干高くなるように設定されている。
12 is a cross-sectional view taken along the line CC of FIG.
As shown in FIG. 12, the
また、溝部141dの底面141d4は、底壁部19cnの水平な底面19c2に対して、径方向Z(図11(a)参照)の内側よりも径方向Zの外側が鉛直方向(高さ方向)において高くなるように傾斜している。この底面141d4の傾斜角度αは、例えば6度に設定されている。このような角度αに設定されることで、水が停滞するのを防止できる。
Further, the bottom surface 141d4 of the
また、電気伝導度センサ140に形成された環状部141gは、外槽19の底壁部19cnの裏面に形成された環状の挿入部19eに挿入されている。また、底壁部19cnの裏面には、電気伝導度センサ140に形成された取付部141fのねじ挿通孔141f1に対応する位置に、接続穴19fが形成され、ねじ150がねじ挿通孔141f1に挿通されて、接続穴19fに螺着されることにより、電気伝導度センサ140が外槽19の下部に固定されている。このとき、挿入部19eに接着性を有するシール部材が充填された後に、挿入部19eに環状部141gが挿入されるようになっている。なお、電極142A(142B)のコネクタ接続部142cが突出する電極支持部141aの奥部にシール性を有する部材を充填して構成してもよい。
Further, the
したがって、外槽19の周壁部19dnから電気伝導度センサ140の溝部141dを通って外槽19の底壁部19cnに至る面は、ほぼ連続した面となるように構成されている。例えば、洗濯運転時の脱水工程において、内槽18の貫通孔181から外槽19に排出されたすすぎ水の一部は、外槽19の周壁部19dnに沿って流れ落ち、切欠部19d1、電気伝導度センサ140の溝部41d、外槽19の底面19c2を流れるようになっている。
電極142Bも同様にして外槽19に固定される。
Therefore, the surface from the peripheral wall portion 19dn of the
The
図13は、電気伝導度センサの機能図である。
一対の電極142A,142Bは、コイル148aと接続され、共振回路148を形成しており、洗濯水に浸っている。コイル148aは、コイル149aと磁気結合されており、コイル149aは、発振回路149と接続されている。これら、一対の電極142A,142B、コイル148a、コイル149a、発振回路149で電気伝導度センサ140を形成している。発振回路49は、電気伝導度に相当する信号を制御装置1110に送信する。
FIG. 13 is a functional diagram of the electrical conductivity sensor.
The pair of
図14は縦型式洗濯乾燥機の制御装置の機能構成を示す図である。
図14に示すように、縦型式洗濯乾燥機W1は、制御装置(制御手段)1110を備える。制御装置(制御手段:マイクロコンピュータ)1110は、CPU(Central Processing Unit)、プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路などで構成される。制御装置1110は、プログラムを実行することにより、運転パターンデータベース1111、工程制御部1112、回転速度算出部1113、衣類重量算出部1114、運転情報記録部1115などの機能を実現する。
FIG. 14 is a diagram showing a functional configuration of a control device of the vertical washing and drying machine.
As shown in FIG. 14, the vertical laundry dryer W <b> 1 includes a control device (control means) 1110. The control device (control means: microcomputer) 1110 includes a CPU (Central Processing Unit), a ROM (Read Only Memory) storing a program, a RAM (Random Access Memory), an input / output circuit, and the like. The
制御装置1110は、操作ボタン17aから入力された運転コースにあった運転パターンを呼び出し、洗濯または/および乾燥を開始する機能を有する。また、制御装置1110は、電気伝導度センサ140(図9参照)などの各種センサ182から入力された信号を基に駆動回路を駆動させる。また、制御装置1110は、現在の運転状態などを表示器17bに表示させる。
The
工程制御部1112は、運転パターンデータベース1111から呼び出された運転パターンに基づき、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、槽洗浄工程、乾燥工程の各工程を運転制御する機能を有する。なお、工程制御部1112は、水位センサ、温度センサ、振動センサ、水質センサなどの各種センサ130による検出値に基づいて各工程の運転を制御する。各工程において、工程制御部1112は、それぞれ駆動回路1116を介して、給水ユニット112A(給水電磁弁112a〜112d、切替電磁弁112e)、排水弁114、モータ110a、クラッチ機構110b、ヒータ122、ファン121、循環ポンプ117を駆動制御する機能を有する。
The
回転速度算出部1113は、モータ110aの回転を検出する回転検出装置128からの検出値に基づき、モータ110aの回転速度を算出する機能を有する。
The rotation
衣類重量算出部1114は、回転速度算出部1113で算出された回転速度と、モータ電流検出装置129の検出値に基づいて、内槽18内の衣類の重量を算出する機能を有する。衣類の重量が増加することにより内槽18を回転させるための負荷が大きくなり、モータ110aに流れるモータ電流が多く必要になることから、衣料重量検出部1114はモータ110aのモータ電流と回転速度により衣類の重量を算出することができる。
The clothing
運転情報記録部1115は、縦型式洗濯乾燥機W1における通算運転回数をカウントするとともに、それぞれの運転時におけるエラー発生の有無やエラー内容、運転モードなどを記録する。運転情報記録部1115で記録する情報には、槽洗浄工程の実行の有無も含まれる。
The operation
次に、縦型式洗濯乾燥機W1における槽洗浄工程実行時の動作について図15〜図19を参照して説明する。図15は洗濯機(洗濯乾燥機)の給水ユニットから洗濯機(洗濯乾燥機)までの経路を示す概略図、図16は洗濯機(洗濯乾燥機)の運転工程を説明する工程図、図17は洗濯機(洗濯乾燥機)の槽洗浄時の水の流れを示す模式図である。 Next, the operation | movement at the time of the tank washing | cleaning process execution in vertical type washing dryer W1 is demonstrated with reference to FIGS. FIG. 15 is a schematic diagram showing a path from a water supply unit of a washing machine (washing / drying machine) to the washing machine (washing / drying machine), FIG. 16 is a process diagram illustrating an operation process of the washing machine (washing / drying machine), and FIG. These are the schematic diagrams which show the flow of the water at the time of the tank washing | cleaning of a washing machine (washing dryer).
なお、図16は、自動槽洗浄実行時における洗い→すすぎ→槽洗浄→脱水→槽洗浄→(乾燥)の運転工程を説明する工程図である。自動槽洗浄を行わない場合は、図16中の網掛け部を除いた洗い→すすぎ→脱水→(乾燥)の運転工程のみを行う。 FIG. 16 is a process diagram for explaining the operation steps of washing → rinsing → tank washing → dehydration → tank washing → (drying) when automatic tank washing is performed. When automatic tank cleaning is not performed, only the operation steps of washing → rinsing → dehydration → (drying) excluding the shaded portion in FIG. 16 are performed.
図15に示すように、縦型式洗濯乾燥機W1では、給水ユニット112Aにおける外槽給水電磁弁112d(メイン)が開弁されると、水道水が注水ホース111bを介して外槽19内に注水される。また、洗剤給水電磁弁112a(洗剤)が開弁されると、水道水がホース112i、投入装置111、投入ホース111aを介して外槽19内に供給される。仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112b(仕上剤/槽洗浄)および切替電磁弁112e(切替)が開弁されると、水道水がホース112j、投入装置111、投入ホース111aを介して外槽19内に供給される。また、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bが開弁されると、水道水が洗浄ホース111cを介して水路部材150に給水される。冷却水給水電磁弁112c(冷却)が開弁されると、水道水が図示しないホースを介して乾燥ダクト120内の水冷除湿機構(図示せず)に供給される。
なお、前記したように風呂水ポンプ112fで汲み上げられた吸水ホース接続口15からの風呂水は、注水ホース111bから外槽19(図2参照)内に給水される。
As shown in FIG. 15, in the vertical washer / dryer W1, when the outer tank water supply
As described above, the bath water from the water suction
図16に示すように、布量センシング工程(S11)では、工程制御部1112が内槽18を回転させ、衣類重量算出部1114が注水前の衣類について布量を算出する。
As shown in FIG. 16, in the cloth amount sensing step (S11), the
給水・洗剤投入工程(S12)では、工程制御部1112が外槽給水電磁弁112dを開弁し、水道水を注水ホース111bを介して外槽19と内槽18の間から外槽19内に注水する。また、工程制御部1112は、外槽給水電磁弁112dが開弁されてから所定時間経過後に閉弁する。これは、給水ホース接続口14に接続されている注水ホース111b内に空気が含まれていることがあり、その空気を外槽19内に排出する動作である。
なお、このときの内槽18の回転速度は70rpmである。
In the water supply / detergent charging step (S12), the
In addition, the rotational speed of the
その後、工程制御部1112が洗剤給水電磁弁112aを開弁し、水道水を投入装置111の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、外槽19内に注水される。また、工程制御部1112は、洗剤給水電磁弁112aが開弁されてから所定時間経過後(または、所定水位まで到達した後)に洗剤給水電磁弁112aを閉弁する。
Thereafter, the
洗剤とかし工程(S13)では、工程制御部1112が循環ポンプ117(または、内槽18、または回転翼8a)を駆動して洗剤を溶かし、高濃度の洗剤溶液を生成する。
In the detergent combing step (S13), the
回転給水工程(S14)では、工程制御部1112が外槽給水電磁弁112dを開弁して外槽に給水し、内槽18および/または回転翼18bを回転させながら、循環ポンプ117を駆動して、高濃度の洗剤溶液を糸くず除去装置から内槽18内の衣類に散布する。このとき、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bを開弁して、外槽19と内槽18を洗浄してもよい。
なお、このときの内槽18の回転速度は35rpmである。
In the rotary water supply step (S14), the
In addition, the rotation speed of the
前洗い工程(S15)では、高濃度の洗剤溶液で衣類を洗う。
布質センシング工程(S16)では、まず、衣類重量算出部1114が、水を含んだ状態の衣類の重量を算出する。そして、布量センシング工程(S11)で算出した水を含まない衣類の重量と布質センシング工程(S16)で算出した水を含んだ状態の衣類の重量から、衣類の布質(吸水性)を判断する。判断された衣類の布質に従って以下の工程が制御される。
In the pre-washing step (S15), the clothes are washed with a high-concentration detergent solution.
In the cloth quality sensing step (S16), first, the clothing
洗い給水工程(S17)では、工程制御部1112が、布量センシング工程(S11)で算出した衣類の重量と、布質センシング工程(S16)で判断した衣類の布質に合わせて外槽給水電磁弁112dを開弁して外槽19(または内槽18)の内部に給水する。
In the washing / water supply step (S17), the
本洗い工程(S18)では、工程制御部1112が、回転翼18bを回転(または、正方向逆方向に交互に回転)して、衣類を洗う。このとき、循環ポンプ117を駆動して、洗剤溶液を衣類に散布してもよい。なお、図示していないが、本洗い工程(S18)では、工程制御部1112が、回転翼18bを正方向逆方向に交互に回転させ衣類をほぐす運転も行う。また、工程制御部1112は、この本洗い工程とほぐし工程を数回繰り返す。本洗いが終了すると、工程制御部1112は衣類のアンバランス状態を監視し、脱水に移行するか否かを判断する。
In the main washing step (S18), the
排水工程(S19)では、工程制御部1112が、排水弁114を開弁し、外槽19内の洗い水を排水する。
In the draining step (S19), the
脱水工程(S110)では、排水終了後、工程制御部1112が、内槽18を回転させて衣類に含まれる水(洗い水)を脱水する。
In the dehydration step (S110), after the drainage is completed, the
回転シャワー工程(S111)では、工程制御部1112が、排水弁114を閉弁、外槽給水電磁弁112dを開弁して、内槽18にすすぎ水を供給する。そして、内槽18を回転させつつ、すすぎ水を内槽18内の衣類に散布する。
なお、このときの内槽18の回転速度は35rpmである。
In the rotary shower process (S111), the
In addition, the rotation speed of the
脱水工程(S112)では、工程制御部1112が、内槽18を回転させつつ、循環ポンプ117を停止させて、衣類からすすぎ水を脱水する。
In the dehydration step (S112), the
回転シャワー工程(S113)では、工程制御部1112が、外槽給水電磁弁112dを開弁して内槽18を回転させつつ、すすぎ水を内槽18内の衣類に散布する。
なお、このときの内槽18の回転速度は35rpmである。
In the rotary shower step (S113), the
In addition, the rotation speed of the
排水工程(S114)では、工程制御部1112が、内槽18および循環ポンプ117を停止させて、排水弁114を開弁し、外槽19内のすすぎ水を排水する。
In the draining step (S114), the
脱水工程(S115)では、排水終了後、工程制御部1112が、内槽18を回転させて衣類に含まれる水(すすぎ水)を脱水する。
In the dehydration step (S115), after drainage is completed, the
すすぎ給水工程(S116)では、工程制御部1112が、排水弁114を閉弁、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bを開弁し、内槽18を回転させながら、外槽19と内槽18を洗浄する。所定時間経過後(または、所定水位まで到達した後)に切替電磁弁112eを所定時間開弁して、内槽18に仕上剤を含むすすぎ水を供給する。また、すすぎ給水工程(S116)では、工程制御部1112が、外槽給水電磁弁112dを開弁して、外槽19(または、内槽18)にすすぎ水を供給する。
なお、このときの内槽18の回転速度は35rpmである。
In the rinsing water supply step (S116), the
In addition, the rotation speed of the
ほぐし工程(S117)では、工程制御部1112が、回転翼18bを正方向逆方向に交互に回転させ衣類をほぐす運転を行う。
In the loosening step (S117), the
かくはん工程(S118)では、工程制御部1112が、外槽19にすすぎ水を溜めた状態で内槽18を回転させて衣類を攪拌しつつすすぐ。
In the stirring step (S118), the
槽洗浄工程(S119)では、工程制御部1112により洗濯兼脱水槽8を回転させて、内槽18底面の上面および下面や回転翼18b底面の下面を洗浄する。
なお、このときの内槽18の回転速度は後記するように80〜130rpmである。
In the tank cleaning step (S119), the washing / dehydrating tank 8 is rotated by the
In addition, the rotational speed of the
次に、図18を用いて、槽洗浄工程S119の動作についてさらに説明する。
図18は縦型式洗濯乾燥機の槽洗浄工程のフローチャートである。
工程制御部1112は、すすぎ水が所定の水位s以下かどうかを判断し(S161)、所定水位sより水位が高い場合(S161:No)は排水弁114を開弁して、すすぎ水を排水する(S162)。この所定水位sは、たとえば、内槽18の底面や回転翼18b底面よりも高い水位とする。所定水位s以下になったら(S161:Yes)、工程制御部1112は排水弁114を閉弁する(S163)。
Next, operation | movement of tank cleaning process S119 is further demonstrated using FIG.
FIG. 18 is a flowchart of the tank washing process of the vertical washer / dryer.
The
この後、工程制御部1112は、内槽18を、前記回転給水工程(S14)、回転シャワー工程(S111,S113)での回転速度(35rpm)よりも速い回転速度(たとえば、80〜130rpm)で、前記回転翼18bと共に回転させる(ステップS164)。なお、内槽18を回転させるパターンとして、正方向(一方向)に回転させる以外に、逆方向に回転させるようにしてもよく、正方向と逆方向を交互に繰り返して回転させてもよい。
Thereafter, the
工程制御部1112は所定時間t(たとえば、90〜120秒)経過したか判断し(S165)、所定時間tが経過するまで(S165:No)、内槽18を回転させる。所定時間t経過したなら(S165:Yes)、工程制御部1112は内槽18を停止させる(S166)。ステップS166で内槽18を停止させているが、必ずしも内槽18を停止させる必要はなく、回転させたまま脱水工程に移行してもよい。
The
また、この槽洗浄工程(S119)は、排水弁114を開弁し、すすぎ2(最終すすぎ)で使用したすすぎ水を一度全て排水した後に排水弁114を閉弁し、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bを開弁し、内槽18を回転させながら所定の水位まで給水した後に実行してもよい。
Further, in this tank washing step (S119), the
槽洗浄工程(S119)は、すすぎ水(または、水道水)が外槽19の底に溜められた状態で内槽18を回転させるので、内槽18の外側の底面や回転翼18b底面に付着した汚れやゴミを除去することができ、また内槽18の外側の底面や回転翼18b底面に汚れやゴミが付着するのを抑制することができる。
In the tank cleaning step (S119), the
槽洗浄工程(S119)が終了すると、工程制御部1112は、衣類のアンバランス状態を監視し、最終脱水に移行するか否かを判断する。
When the tank cleaning step (S119) is completed, the
排水工程(S120)では、工程制御部1112が、排水弁114を開弁し、外槽19内のすすぎ水を排水する。
In the draining step (S120), the
脱水・槽洗浄シャワー工程(S121)では、排水終了後、工程制御部1112が、内槽18を高速で回転させて衣類に含まれる水分を取り除く。この脱水・槽洗浄シャワー工程(S121)では、脱水のために内槽18の回転速度を上昇させる途中段階(所定の回転速度となったとき)に、後述する散水口から水を噴射する槽洗浄シャワーの動作を取り入れており、その動作について、図19を用いてさらに説明する。
なお、このときの内槽18の回転速度は後記するように400〜600rpmである。
In the dehydration / tank washing shower process (S121), after the drainage is completed, the
In addition, the rotational speed of the
図19は縦型式洗濯乾燥機の脱水工程の槽洗浄シャワー動作を示したフローチャートである。
工程制御部1112が、内槽18を回転させ、段階的に加速する(S171)。そして、工程制御部1112が所定回転速度n1(たとえば、400rpm)以下かどうかを判断する(S172)。工程制御部1112は所定回転速度n1となるまで(S172:No)、内槽18の回転を加速する。工程制御部1112は所定回転数n1に達すると(S172:Yes)、所定回転速度n1を維持(S173)したまま、仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bを開弁して(S174)、水路部材150に洗浄水(水道水)を供給する。そして、工程制御部1112は所定時間t1(たとえば、30〜120秒)が経過したかどうか判断する(S175)。所定時間t1(たとえば、30〜120秒)が経過するまで(S175:No)、工程制御部1112は水路部材150に給水する(S175)。ここで、内槽18の回転方向に延びる給水経路には後述の散水口が複数設けられており、この散水口から噴射された水道水が外槽19の内壁面または内槽18の外壁面に沿って重力で流れ落ちる結果、外槽19や内槽18に汚れが付着し難くなる。所定時間t1が経過したなら、工程制御部1112は仕上剤/槽洗浄給水電磁弁112bを閉弁し(S176)、内槽18をさらに加速し(S177)、脱水を継続して衣類に含まれる水分を取り除く。
FIG. 19 is a flowchart showing the tank washing shower operation in the dehydration process of the vertical washer / dryer.
The
ここでは、所定回転速度n1を保持した場合で説明したが、所定回転速度n1に限定される必要はなく、所定回転速度n2(たとえば600rpm)を設定し、所定回転速度n1〜n2の加速中に実行してもよく、さらには、所定回転速度n2を所定時間t2(たとえば、30〜120秒)保持して実行してもよい。 Here, the case where the predetermined rotational speed n1 is maintained has been described, but it is not necessary to be limited to the predetermined rotational speed n1, and a predetermined rotational speed n2 (for example, 600 rpm) is set and the predetermined rotational speed n1 to n2 is being accelerated. Alternatively, the predetermined rotation speed n2 may be held for a predetermined time t2 (for example, 30 to 120 seconds).
水路部材150に給水すると、図17に示すように、水路部材150の側面側散水口150b1から水道水が吐出され、実線矢印で示すように、外槽カバー19aに形成された凹部19a1(図8)の底面19a2(図8)に当たり、そして内槽18のバランスリング18cの外周縁部上面18c1に降りかかる。このとき、内槽18は高速で回転しているで、バランスリング18cの外周縁部上面18c1に降りかかった水道水は、内槽18の回転時の遠心力によって外槽19の内周面19sに向けて吹き飛ばされる。外槽19の内周面19sまで飛ばされた水道水は、重力の作用により外槽19の内周面19sを鉛直方向下方に向けて流れ落ちる。また、水路部材150に側面側散水口150b1が複数形成されるとともに遠心力によって吹き飛ばされるので、外槽19の上部において、その内周面19sの全体に水道水が吹き付けられ、その後下方に流れ落ちる。したがって、外槽19の内周面の上部から下部までの全体に水道水が流れることになる。よって、外槽19の内周面の全体の汚れやゴミが取り除かれ、また汚れやゴミの付着を抑制することができる。
When water is supplied to the
また、図17に示すように、水路部材150の底面側散水口150a1から水道水が散水されると、内槽18の上部(バランスリング18c)の外周面18sに吹き付けられる。外周面18sに吹き付けられた水道水は、図17の太い破線矢印で示すように重力の作用により内槽18の外周面18sを鉛直方向下方に向けて流れ落ちる。なお、側面側散水口150b1から外周縁部上面18c1に滴下した水道水の一部も、図17において細い破線矢印で示すように、重力の作用により、内槽18の外周面18sを下方へと流れ落ちる。
As shown in FIG. 17, when tap water is sprinkled from the bottom
このようにして、水路部材150の側面側散水口150b1と底面側散水口150a1から水道水を内槽18の上部(外周縁部)に散水することにより、外槽19の内周面19sおよび内槽18の外周面18sに対する汚れやごみの付着を抑制することができる。
In this way, by sprinkling tap water from the side surface side water outlet 150b1 and the bottom surface side water outlet 150a1 of the
なお、洗濯から乾燥までの一連の運転を行うモードが設定されている場合には、脱水工程S121後に乾燥工程S122を行う。乾燥工程S122では、工程制御部1112が、冷却水給水電磁弁112cを開弁して、ヒータ122を通電し、ファン121を駆動させる。
In addition, when the mode which performs a series of operation | movement from washing to drying is set, drying process S122 is performed after spin-drying | dehydration process S121. In the drying step S122, the
このように、縦型式洗濯乾燥機W1では、外槽カバー19aに、内槽18の周方向に延びる給水経路(水路部材150)が設けられ、この給水経路に給水ユニット112Aから供給された水道水を内槽18の上部(外周縁部上面18c1)に散水する側面側散水口150b1が設けられている。これによれば、内槽18の回転時に水路部材150に給水することで、外槽19の内周面19sに水道水を吹き飛ばすことで、外槽19の内周面19sに付着した汚れやゴミを取り除くことができ、また汚れやゴミの付着を抑制することができる。このようにして汚れやゴミの付着を抑制できることで、カビの繁殖や異臭の発生を抑制することが可能になる。さらに、洗濯中の洗濯物へのゴミの付着も防止または抑制することができる。
As described above, in the vertical washer / dryer W1, the
<ドラム式洗濯乾燥機>
つづいて、図20〜図39を参照してドラム式洗濯乾燥機の構成および動作について説明する。以下では、ドラム式洗濯乾燥機W2(W)を正面から見たときの方向を基準として説明する。
図20はドラム式洗濯乾燥機の外観を示す斜視図であり、図21はドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す側面図であり、図22はドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す斜視図であり、図23は、ドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す背面図である
図20に示すように、ドラム式洗濯乾燥機W2は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体21を有し、筐体21がベース21hの上に取り付けられて構成されている。筐体21は、左右の側板21a,21b(21bは図23参照)、前面カバー21c、背面カバー21d(図21参照)、上面カバー21e、下部前面カバー21fで構成されている。左右の側板21a,21bは、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず)、後補強材(図示せず)で結合されており、ベース21hを含めて箱状の筐体21を形成し、筐体として十分な強度を有している。
<Drum-type washing and drying machine>
Next, the configuration and operation of the drum type washer / dryer will be described with reference to FIGS. Below, it demonstrates on the basis of the direction when the drum type washing-drying machine W2 (W) is seen from the front.
20 is a perspective view showing the external appearance of the drum type washing and drying machine, FIG. 21 is a side view showing the internal structure of the drum type washing and drying machine, and FIG. 22 is a perspective view showing the internal structure of the drum type washing and drying machine. FIG. 23 is a rear view showing the internal structure of the drum-type washing / drying machine. As shown in FIG. 20, the drum-type washing / drying machine W2 is constructed by combining a steel plate and a resin molded product. A
前面カバー21cの略中央には、衣類など(洗濯物、乾燥対象物)を出し入れするための投入口を塞ぐドア22が、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されて構成されている。ドア22の近傍の前面カバー21cには、ドア22のロック機構(図示せず)を解除するドア開放ボタン23が設けられている。ドア開放ボタン23を押すことで、ロック機構(図示せず)が外れてドア22が開き、ドア22を前面カバー21cに押し付けることでロックされて閉じるようになっている。図示しない前補強材は、後記する外槽220(図24参照)の開口部220b(図22参照)と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
Near the center of the
筐体21の上部中央には、電源スイッチ24a、操作スイッチ24b,24c、表示器24dなどを備えた操作パネル24が設けられている。操作パネル24は、筐体21下部に設けた制御装置260(図21および図22参照)に電気的に接続されている。また、操作パネル24の左側には、洗剤や柔軟剤などを投入する引き出し式のトレイ25が設けられている。
An
また、操作パネル24の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ26が設けられている。乾燥フィルタ26は、メッシュ式のフィルタ26a(図22参照)を備えており、糸くずなどが除去されるようになっている。乾燥フィルタ26の掃除は、乾燥フィルタ26を引き出してメッシュ式のフィルタ26a(図22参照)を取り出して行う。また、上面カバー21eには、水道栓からの給水ホース接続口27a、風呂の残り湯の吸水ホース接続口27bが設けられている。
Further, a pull-out drying
図21に示すように、ドラム式洗濯乾燥機W2は、筐体21内に、回転可能に支持された円筒状の内槽としての内槽(回転ドラム)210が設けられている。内槽210の回転中心O1は、開口部210a側が高くなるように傾斜している。この内槽210は、前側(手前側)端面に衣類を出し入れするための開口部210aを有するとともに、その周壁に通水および通風のための多数の貫通孔210h(図30参照)を有している。
As shown in FIG. 21, the drum-type washing and drying machine W <b> 2 is provided with an inner tub (rotating drum) 210 as a cylindrical inner tub that is rotatably supported in the
開口部210aの縁部には、内槽210と一体のバランスリング(流体バランサともいう)210bが設けられている。このバランスリング210bは、その内部に比重の大きな流体を封入して構成され、内槽210の回転時に洗濯物の偏りなどによって偏心が生じたときに、バランスリング210b内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する働きを有する。
A balance ring (also referred to as a fluid balancer) 210b integrated with the
内槽210の内周壁には、奥行き方向(軸方向)に延びるリフタ210cが複数個設けられている。洗濯、乾燥時に内槽210が回転すると、衣類などがリフタ210cと遠心力で周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返すようになっている。
A plurality of
また、ドラム式洗濯乾燥機W2は、内槽210を同軸上に内包し、前面が開口した円筒状の外槽220を備えている。外槽220は、外槽本体221と外槽カバー222とで構成されている。外槽本体221の前面の開口221s(図30参照)には、合成樹脂製の外槽カバー222が設けられ、外槽220内への貯水を可能としている。外槽カバー222の前側(手前側)中央には、衣類などを出し入れするための開口部222a(図27参照)が形成されている。開口部222aと前補強材に設けた開口部は、ゴム製のパッキン223(図28参照)で接続されている。このパッキン223は、外槽220とドア22との水密性を維持する役割を果たしている。これにより、洗い、すすぎおよび脱水時の水漏れの防止が図られている。外槽220の底面最下部には、排水口220cが設けられ、排水ホース28が接続されている。
The drum-type washing / drying machine W2 includes an
排水ホース28の先端部は、床面Gに設けられた排水孔2101に接続されている。また、排水ホース28の途中には、排水弁Vが設けられ、この排水弁Vを閉じて給水することで外槽220内に水が溜められ、排水弁Vを開くことで外槽220内の水が機外へ排出される。
The tip of the
また、ドラム式洗濯乾燥機W2は、外槽220の背面中央(底面中央)に、内槽210を回転駆動するためのモータMが取り付けられている。なお、モータMの回転軸m1は、外槽220を貫通し、内槽210の背面に設けられた金属製フランジ210eと結合している。また、外槽220の下部は、下側をベース21h(図20)に固定された複数のサスペンション29(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽220の上部は、上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽220の前後方向への倒れを防ぐように構成されている。
Further, in the drum type washing and drying machine W2, a motor M for rotationally driving the
また、ドラム式洗濯乾燥機W2は、筐体21の背面内側および上面内側を通る送風ダクト(送風路)230を備えている。送風ダクト230は、外槽220の背面側を上下方向に延びるダクト232と、外槽220の上面側を後方から前方に延びるダクト233とを有している。
The drum-type washing / drying machine W <b> 2 includes an air duct (air passage) 230 that passes through the back inner side and the upper inner surface of the
ダクト232の下部には、排水弁Vの下流において排水ホース28と合流するように接続されるオーバーフロー用のホース215が接続されている。このホース215の上流端は、後記するベローズ231よりも上側に位置するように接続されている。
An
ダクト233の下流側には、ファン241とヒータ242とを備えた送風ファンユニット240が設けられている。
A
なお、図示していないが、ダクト232内には、例えば、水冷除湿機構として、多数の突起が形成されたステンレス製のプレート(熱交換板)が配設されており、プレートには、その壁面に沿って冷却水を流すための給水管(不図示)が接続されている。後記する冷却水給水電磁弁212d(図24)が開弁されることにより、水冷除湿が機能するようになっている。
Although not shown, a stainless steel plate (heat exchange plate) having a large number of protrusions is disposed in the
送風ダクト230(ダクト232)の下部は、外槽220の背面下部に設けられた出口220dに柔軟構造のベローズ231で略水平に接続されている。
The lower part of the air duct 230 (duct 232) is connected substantially horizontally to the
図22に示すように、ファン241は、いわゆるターボファンなどと称されるものであり、ファンケース241a内に、複数枚の羽根で構成された羽根車(不図示)が収容され、羽根車の周囲にスクロール状(渦巻き状)の流路(不図示)が形成されて構成されている。また、ファンケース241aの外面には、羽根車の回転中心の一面側に、空気を吸い込む吸気孔(不図示)が形成され、他面側に、羽根車を高速で回転させる電動機M1が取り付けられている。
As shown in FIG. 22, the
ヒータ242(図21参照)は、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータなどで構成され、ファンケース241a内のスクロール状の流路の下流側に設けられている。また、ヒータ242の下流側のファンケース241aには、ヒータ242により生成された温風(乾燥用の空気)が吐出される吐出口(不図示)が形成されている。
The heater 242 (see FIG. 21) is configured by a PTC (Positive Temperature Coefficient) heater or the like, and is provided on the downstream side of the scroll-shaped flow path in the
ダクト233(図21参照)は、フィルタダクト233aを備え、フィルタダクト233aの前面は開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ26(図22参照)が挿入される。乾燥フィルタ26の下流側は、送風ファンユニット240の吸気孔(不図示)と接続され、送風ファンユニット240の吐出口(不図示)に、温風ダクト235、ベローズ236、温風吹出ノズル237が順に接続されている。
The duct 233 (see FIG. 21) includes a
ドラム式洗濯乾燥機W2は、循環ポンプPと循環ホースH1,H2を備え、外槽220内の貯留水を循環させる機能を有している。循環ポンプPは、外槽220の下方に配置され、その導入ポートが循環ホースH1を介して外槽220の底部と接続され、導出ポートが循環ホースH2を介して外槽カバー222の側部に接続されている。これにより、外槽220内に貯留された水を循環ポンプPによって汲み上げて、外槽220内の洗濯物の上部に散水されるように構成されている。
The drum type washing and drying machine W2 includes a circulation pump P and circulation hoses H1 and H2, and has a function of circulating the stored water in the
図23に示すように、トレイ25(図20参照)の後方には、5連の給水電磁弁Tや風呂水給水ポンプU、給水経路ユニット(不図示)などを備えた給水ユニット212が設けられている。5連の給水電磁弁Tは、洗剤給水電磁弁212aと、仕上剤給水電磁弁212bと、外槽給水電磁弁212cと、冷却水給水電磁弁212dと、槽洗浄給水電磁弁212eとを備えている。
As shown in FIG. 23, a
洗剤給水電磁弁212aは、給水ホース接続口27aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、トレイ25(図22参照)の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、投入ホース(図示せず)を介して、外槽220内に注水される。
The detergent water supply
仕上剤給水電磁弁212bは、給水ホース接続口27aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、トレイ25(図22参照)の仕上剤投入室(図示せず)に給水する。仕上剤投入室に注水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入ホース(図示せず)を介して、外槽220内に注水される。
The finishing agent water supply
外槽給水電磁弁212cは、給水ホース接続口27aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、注水ホース(図示せず)から外槽220内に給水する。
冷却水給水電磁弁212dは、給水ホース接続口27aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、送風ダクト230の水冷除湿機構(図示せず)に給水する。
The outer tank water supply
The cooling water supply
槽洗浄給水電磁弁212eは、給水ホース接続口27aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、洗浄水供給ホース255(図24)を介して後記する外槽カバー側ノズル250A(図27:水路部材)に給水する。
The tank cleaning water supply
なお、風呂水給水ポンプUで汲み上げられた吸水ホース接続口27bからの風呂水は、図示しない給水経路を通って、注水ホース(図示せず)から外槽220内に給水される。
In addition, the bath water from the water absorption
図24は給水電磁弁と洗浄水供給ホースと水抜きホースとの接続状態を示す斜視図である。
図24に示すように、5連の給水電磁弁Tは、外槽220の上部左寄りに配置されている。なお、図24の給水電磁弁Tについては、図23の給水ユニット212から5連の給水電磁弁Tのみを抜き出した状態を示している。
FIG. 24 is a perspective view showing a connection state of the water supply solenoid valve, the cleaning water supply hose, and the drain hose.
As shown in FIG. 24, the five water supply solenoid valves T are arranged on the upper left side of the
槽洗浄給水電磁弁212eの吐出ポート(不図示)には、分岐継手254が図示しないシール部材(Oリングなど)を介して接続され、この分岐継手254の先端に洗浄水供給ホース255の一端が接続され、分岐継手254の側面(周面)に水抜きホース256が接続されている。
A
洗浄水供給ホース255は、外槽本体221に沿って前方に延び、外槽カバー222の位置で左右方向の中央に折れ曲がるようにして延び、外槽カバー222の頂点部(中央部)に設けられた後記する給水口250f1(図27参照)に図示しないシール部材を介して接続されている。
The cleaning
水抜きホース256は、分岐継手254から下方に延び、そして後方に折れ曲がりながら延び、外槽220(外槽本体221)の外側面後部に設けられた外槽給水継手224に接続されている。なお、外槽給水継手224は、トレイ25(図20)の洗剤投入室(図示せず)や仕上剤投入室(図示せず)に連通するケースと蛇腹ホース(不図示)を介して接続されている。
The
図25は外槽給水継手の縦断面図である。
図25に示すように、外槽給水継手224は、外槽本体221に接続される継手224aと、前記蛇腹ホースと接続される継手224bとが側断面視L字状に組み付けられて構成されている。また、継手224aにより構成される流路と継手224bにより構成される流路との境界に、ゴム製の逆止弁224cが設けられている。この逆止弁224cは、継手224b側の流路から継手224a側の流路への流体の通流のみを可能とするものであり、後記する乾燥工程時に外槽220(図21)内に発生する蒸気が継手224aから継手224bへ通流するのを遮断するようになっている。
FIG. 25 is a longitudinal sectional view of the outer tank water supply joint.
As shown in FIG. 25, the outer tank
また、水抜きホース256は、継手224aの上部に接続されている。この継手224aには、水抜きホース256が接続される円筒状のホース接続部224a1が形成されている。このホース接続部224a1の底部には、継手224a内部の流路と連通する水抜き孔224a2が形成されている。なお、この水抜き孔224a2が、水抜きホース256が接続される出口に相当する。また、水抜き孔224a2の大きさについては後記する。
Further, the
図26は洗浄水供給ホースと水抜きホースとの位置関係を示す側面図である。
図26に示すように、洗浄水供給ホース255および水抜きホース256は、洗浄水供給ホース255が水抜きホース256よりも鉛直方向(上下方向)において上側に位置している。これにより、洗浄水供給ホース255内の残留水が、水抜きホース256を介して外槽220内に排出されることで、洗浄水供給ホース255内が残留水凍結によって閉塞するのを防止できる。
FIG. 26 is a side view showing the positional relationship between the washing water supply hose and the drain hose.
As shown in FIG. 26, the cleaning
つまり、水抜きホース256が設けられておらず、槽洗浄給水電磁弁212e(図23)と後記する外槽カバー側ノズル250A(図27)とが洗浄水供給ホース255を介して直結で接続されていると、外槽カバー側ノズル250Aから洗浄水を供給して槽洗浄給水電磁弁212eを閉じたときに、外槽カバー側ノズル250Aや洗浄水供給ホース255内の洗浄水の流れが止まり、外槽カバー側ノズル250Aの散水口250b2(図29)から洗浄水が排出されなくなる。そこで、本実施形態では、洗浄水供給ホース255に対して水抜きホース256を分岐して配置し、洗浄水供給ホース255を水抜きホース256よりも鉛直方向において上方に配置することにより、洗浄水供給ホース255内に洗浄水が残るのを防止することが可能になる。
That is, the
図27はドラム式洗濯乾燥機の外槽カバー側ノズルの配置を示す平面図である。
図27に示すように、外槽カバー222の前側には、槽洗浄用として水道水(洗浄水)を散水する外槽カバー側ノズル250Aが設けられている。外槽カバー側ノズル250Aは、合成樹脂などで形成され、略弓形形状(円弧形状)を呈し、外槽カバー222内の上部に設けられている。また、外槽カバー側ノズル250Aは、外槽カバー222の円周の四分の1程度の長さで形成され、中央から左右に同様の長さで延びている。また、外槽カバー側ノズル250Aの周方向の中央部には、洗浄水供給ホース255(図26参照)が接続される給水口250f1が形成され、外槽カバー222を貫通して、外槽カバー222の外側に突出している。なお、外槽カバー222と給水口250f1との境界には、Oリングなどのシール部材(不図示)が設けられて水漏れしないようになっている。
FIG. 27 is a plan view showing the arrangement of the outer tub cover side nozzles of the drum type washing and drying machine.
As shown in FIG. 27, on the front side of the
図28は図27のA−A線断面図である。
図28に示すように、外槽カバー側ノズル250Aが取り付けられる外槽カバー222の形状は、外槽本体221(図30参照)の開口221s(図30参照)と接続される大径部222bと、この大径部222bに対して手前側(前方)に向けて縮径する傾斜部222cと、この傾斜部222cに対して略鉛直方向に延びる前面部222dと、を有している。また、前面部222dには、前記パッキン223が取り付けられる凸部222eが前方に突出して形成されている。前記外槽カバー側ノズル250Aは、外槽カバー222の大径部222bの前端に位置するように配設されている。
28 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
As shown in FIG. 28, the shape of the
図29は外槽カバー側ノズルの単体を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図、(d)は下面図である。
図29(a)に示すように、外槽カバー側ノズル250Aの前面50dには、周方向に間隔を置いて複数(本実施形態では、15個)の散水口250b2が形成されている。また、散水口250b2の孔径(直径)は、例えば、1.2mmとなるように形成されている。なお、この散水口250b2の個数、位置、孔径については、本実施形態に限定されるものではなく、適宜変更することができる。
FIG. 29 shows a single unit of the outer tank cover side nozzle, where (a) is a front view, (b) is a side view, (c) is a top view, and (d) is a bottom view.
As shown in FIG. 29 (a), a plurality (15 in this embodiment) of water spray ports 250b2 are formed on the front surface 50d of the outer tank
図29(b)および(c)に示すように、外槽カバー側ノズル250Aの上面250eには、複数の取付部251Aが周方向に間隔を置いて上面250eから後方に突出するように形成されている。この取付部251Aは、矩形状の片部251aを有し、この片部251aにねじ挿通孔251bが形成されて構成されている。また、各取付部251Aは、上面250eと面一になるように形成され、図示しないねじを挿通孔251bに挿通し、外槽カバー222の内壁面222b1(図25)にねじ止めされるようになっている。
As shown in FIGS. 29B and 29C, a plurality of mounting
図29(d)に示すように、外槽カバー側ノズル250Aの底面250fには、給水口250f1(図29(c))と対応する位置に散水口250a2が形成されている。なお、本実施形態では、散水口250a2は1個のみ設けられているが、複数個所に設けられていてもよい。
As shown in FIG. 29 (d), a water spray port 250a2 is formed at a position corresponding to the water supply port 250f1 (FIG. 29 (c)) on the
なお、水抜き孔224a2(図25)の断面積(流路断面積)は、外槽カバー側ノズル250Aの15個の散水口250b2と1個の散水口250a2の合計断面積(合計流路断面積)に対して1割(10%)に設定されることが好ましい。このような割合に設定されることにより、水抜き機能を充分に発揮することができる。なお、外槽カバー側ノズル250A側の流量を抑えるなどの目的で、水抜き孔224a2の断面積が散水口250a2,250b2の合計断面積の1割よりも小さくなるように散水口250a2,250b2の個数や孔径を設定してもよい。
The cross-sectional area (flow-path cross-sectional area) of the drain hole 224a2 (FIG. 25) is the total cross-sectional area (total flow-path cut-off) of the 15 water spouts 250b2 and the one water spout 250a2 of the outer tank
図30は外槽カバー側ノズルによる水の流れを示す拡大断面図である。
図30に示すように、外槽カバー側ノズル250Aは、外槽カバー222(外槽220)と内槽210の側面(周面)との間に配置されている。さらに説明すると、内槽210は、前端部に縮径した絞り部210dを有しており、外槽カバー側ノズル250Aが、外槽カバー222の大径部222bと絞り部210dとの間に位置している。なお、この絞り部210dの内周縁部にバランスリング210bが取り付けられている。
FIG. 30 is an enlarged cross-sectional view showing the flow of water by the outer tank cover side nozzle.
As shown in FIG. 30, the outer tank cover side nozzle 250 </ b> A is disposed between the outer tank cover 222 (outer tank 220) and the side surface (circumferential surface) of the
このように外槽カバー側ノズル250Aが設けられたドラム式洗濯乾燥機W2では、図30において実線矢印R1で示すように、散水口250b2から前方に洗浄水が吐出され、外槽カバー222の傾斜部222cの内壁面222c1に当たり、内壁面222c1に沿って下方へ流れる。
In the drum type washing / drying machine W2 provided with the outer tub
さらに説明すると、散水口250b2から吐出された洗浄水は、直線状に吐出されて内壁面222c1に当たり、当たった後にその位置を中心として周囲に放射状に広がるようになっている。そして、内壁面222c1に散水された洗浄水は、外槽カバー222の傾斜部222cの内壁面222c1および前面部222dの内壁面222d1を重力の作用によって伝わって流れ落ちる。
More specifically, the cleaning water discharged from the sprinkling port 250b2 is discharged linearly, hits the inner wall surface 222c1, and after hitting, spreads radially around the position. Then, the washing water sprayed on the inner wall surface 222c1 flows down the inner wall surface 222c1 of the
また、散水口250a2から吐出された洗浄水は、実線矢印R2で示すように、内槽210の絞り部210dに当たる。絞り部210dに散水された洗浄水は、内槽210が回転するときの遠心力によって外槽カバー222(外槽220)の大径部222bの内壁面222b1に飛び散り、また絞り部210dよりも後方の外槽カバー222の内面や内槽210の外周面210sに飛散する。なお、内槽210側に散水される散水口250a2は、一つではあるが、内槽210を回転させながら散水することで、内槽210の絞り部210dの周面全体に散水することが可能になる。このように、水道水を遠心力によって吹き飛ばして外槽カバー222内を洗浄することで、水道水を勢いよく吹き付けて洗浄する場合よりも使用水量を減らすことができる。
Further, the washing water discharged from the water sprinkling port 250a2 hits the
図31は外槽カバー側ノズルによる洗浄範囲を模式的に示す平面図である。
図31に示すように、外槽カバー側ノズル250Aのそれぞれの散水口250b2(図29参照)から外槽カバー222の前方(内壁面222b1)に吐出された洗浄水が放射状に飛散したときに、鉛直方向(重力方向)に直交する水平方向において、隣り合う散水口250b2(図29)からの洗浄水が互いに重なるようになっている。これにより、洗浄水が下方に流れ落ちたときに、外槽カバー222の内壁面222c1,222d1において、洗浄水が流れない領域を無くすことができ、汚れが縦縞状に残るのを防止することができる。
FIG. 31 is a plan view schematically showing a cleaning range by the outer tank cover side nozzle.
As shown in FIG. 31, when the cleaning water discharged from the respective water sprinkling ports 250b2 (see FIG. 29) of the outer tank
なお、前記した外槽カバー側ノズル250Aの散水口250b2の個数、孔径、位置は、図31で説明したように、洗浄水が外槽カバー222の内面全体に流れるように設定されるものであれば、個数、孔径、位置を適宜変更することができる。
The number, the hole diameter, and the position of the water spray port 250b2 of the outer tank
また、ドラム式洗濯乾燥機W2には、縦型式洗濯乾燥機W1(図1)同様に電気伝導度センサが設けられている。
図32はドラム式洗濯乾燥機における外槽を示す斜視図である。
図32に示すように、外槽220の外周壁451の鉛直下方の内底部456には、略凹状の窪み部454が軸方向に延在するように設けられている。窪み部454は、外槽220内の外周壁451の内底部456の中央部に、前後方向に向けて形成された正面視して略凹部溝形状の部位であり、溝455の下端部455aの下方に形成されている。窪み部454には、それぞれ後記する第1傾斜面457、センサ設置孔457a、第2傾斜面458、リブ459、排水口220cおよび電気伝導度センサ440が設けられている。
In addition, the drum type washing and drying machine W2 is provided with an electrical conductivity sensor as in the vertical type washing and drying machine W1 (FIG. 1).
FIG. 32 is a perspective view showing an outer tub in a drum type washing and drying machine.
As shown in FIG. 32, a substantially concave recess 454 is provided on the inner bottom 456 vertically below the outer
図33はドラム式洗濯乾燥機の内底部の要部拡大斜視図である。
図33に示すように、窪み部454の底面454aには、その底面454aに大部分を占める緩やかな第2傾斜面458と、第2傾斜面458の左奥に形成され、第2傾斜面458よりも急な斜面からなる第1傾斜面457と、第1傾斜面457に形成されて電気伝導度センサ440が装着されるセンサ設置孔457aと、第2傾斜面458の右奥に形成された排水口220cと、が形成されている。
FIG. 33 is an enlarged perspective view of the main part of the inner bottom part of the drum type washing and drying machine.
As shown in FIG. 33, the
第1傾斜面457(傾斜面)は、溝455の下端部455aの下方に配置されると共に、窪み部454の底壁452側の角の部位に形成されている。図33に示すように、第1傾斜面457は、窪み部454の上端部から底面454aの第2傾斜面458および排水口220cに向かって下る方向(矢印a,b,c方向)に傾斜して形成されている。その第1傾斜面457の中央部には、流水路44aおよび側壁44bを第1傾斜面457の傾斜方向(矢印b方向)に合わせて配置された電気伝導度センサ440がセンサ設置孔457aに挿着されている。
The first inclined surface 457 (inclined surface) is disposed below the
このため、溝455の下端部455aから落下した液体は、電気伝導度センサ440および第1傾斜面457上に落下した後、第2傾斜面458および排水口220c側に流れるので、液体が電気伝導度センサ440上に残らないようになっている。また、電気伝導度センサ440は、給水口42aから供給された水が最初に触れる位置に設けられている。したがって、水中の電気伝導度を正しく測定することができる。
For this reason, the liquid dropped from the
なお、電気伝導度センサ440の構成などは、縦型式洗濯乾燥機W1の電気伝導度センサ140と同様であるため、説明を省略する。電気伝導度センサ440で測定された電気伝導度は、制御装置260(図34参照)に送信される。
In addition, since the structure of the
次に、ドラム式洗濯乾燥機W2の動作について説明する。まず、ドラム式洗濯乾燥機W2の全体の構成について簡単に説明する。
図34はドラム式洗濯乾燥機を示すブロック図である。
図34に示すように、制御装置(制御手段:マイクロコンピュータ)260は、CPU、プログラムを記憶したROM、RAM、入出力回路などで構成され、各種スイッチ24b,24cに接続される操作ボタン入力回路262や、水位センサ263、温度センサ264、振動センサ265、電気伝導度センサ270と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を取得する。なお、温度センサ264は、外気温度を検出する外気温度センサ、排水口220cの温度を検出する温度センサなどが含まれる。
Next, the operation of the drum type washing / drying machine W2 will be described. First, the overall configuration of the drum-type washing / drying machine W2 will be briefly described.
FIG. 34 is a block diagram showing a drum type washing and drying machine.
As shown in FIG. 34, the control device (control means: microcomputer) 260 includes a CPU, a ROM storing a program, a RAM, an input / output circuit, etc., and an operation button input circuit connected to the
また、制御装置260は、各駆動回路266を介して、各給水電磁弁212a〜212e、風呂水給水ポンプU、排水弁V、モータMの回転速度(内槽210(図21)の回転速度)およびファン241の回転速度、ヒータ242の通電(ON/OFF)を制御する。また、制御装置260は、使用者にドラム式洗濯乾燥機W2の動作状態を知らせるための表示器24dや発光ダイオード267、ブザー268を制御する。
Further, the
また、制御装置260は、ドラム式洗濯乾燥機W2における通算運転回数をカウントするとともに、それぞれの運転時におけるエラー発生の有無やエラー内容、運転モードなどを記録する。これらの情報には、槽洗浄工程の実行の有無も含まれる。
In addition, the
制御装置260は、電源スイッチ24aが押されて電源が投入されると起動し、商用電源からの電力によって例えば、図35に示す洗濯工程および乾燥工程の基本的なプログラムを実行する。また、商用電源からの電力の一部はトランスで変圧された後、電源回路で直流電流に変換され、LED(Light Emitting Diode)267や制御装置260に電力が供給される。なお、以下では、洗濯から乾燥までの一連の運転が行われる場合について図35〜図39を参照して説明する。
The
図35は各種給水電磁弁の開閉動作を示す全体工程表である。なお、図35の説明では、適宜図20〜図34を参照する。
図35に示すように、制御装置260は、自動槽洗浄を行う場合、洗い工程(S2100)、すすぎ(すすぎ1、すすぎ2)工程(S2200)、槽洗浄1工程(S2300−1)、脱水1工程(S2400−1)、槽洗浄2工程(S2300−2)、脱水2工程(S2400−2)、乾燥工程(S2500)を順に実行する。なお、自動槽洗浄を行わない場合、制御装置260は、図35中の網掛け部を除く工程、すなわち、洗い工程(S2100)、すすぎ工程(S2200)、脱水工程(S2400−1,S2400−2)、乾燥工程(S2500)のみを実行する。
FIG. 35 is an overall process chart showing opening / closing operations of various water supply solenoid valves. In the description of FIG. 35, FIGS. 20 to 34 are appropriately referred to.
As shown in FIG. 35, when performing automatic tank cleaning, the
洗い工程(S2100)の布量センシング工程(S2100−S1)において、制御装置260は、内槽210を回転させ、注水前の衣類について布量を算出する。なお、布量は、モータMの回転速度と電流値に基づいて、内槽210内の衣類の重量を算出することができる。衣類の重量が増加することにより内槽210を回転させるための負荷が大きくなり、モータMに流れるモータ電流が多く必要になることから、制御装置260はモータMのモータ電流と回転速度により衣類の重量を算出することができる。なお、図35の表に示す槽回転速度の25〜45rpmは、内槽回転時(脱水時を除く)の回転速度である。
In the cloth amount sensing step (S2100-S1) of the washing step (S2100), the
次に、洗剤溶かし給水工程(S2100−S2)において、制御装置260は、洗剤給水電磁弁212aを開弁し、トレイ25の洗剤投入室(図示せず)に水道水を給水する。トレイ25に注水された水道水は、洗剤を溶かしながら、蛇腹ホース(図示せず)、外槽給水継手224を介して外槽220内に注水される。
Next, in the detergent melt water supply step (S2100-S2), the
回転給水工程(S2100−S3)において、制御装置260は、洗剤給水電磁弁212aの開弁を維持した状態において、内槽210を回転させながら、循環ポンプPを駆動して、洗濯水(高濃度の洗剤溶液)を循環させて衣類に洗濯水を散布しながら給水する。なお、ここでは、内槽210を所定の回転速度で回転させる。また、制御装置260は、回転給水終了後、洗剤給水電磁弁212aを閉じる。
In the rotation water supply process (S2100-S3), the
前洗い工程(S2100−S4)において、制御装置260は、高濃度の洗剤溶液で衣類を洗う。
In the pre-washing step (S2100-S4), the
布質センシング工程(S2100−S5)において、制御装置260は、水を含んだ状態の衣類の重量を算出する。そして、制御装置260は、布量センシング工程(S2100−S1)で算出した衣類の重量と布質センシング工程(S2100−S5)で算出した水を含んだ状態の衣類の重量から、衣類の布質(吸水性)を判定する。判定された衣類の布質に従って以下の工程が実行される。
In the cloth quality sensing step (S2100-S5), the
補給水工程(S2100−S6)において、制御装置260は、布量センシング工程(S2100−S1)で算出した衣類の重量と、布質センシング工程(S2100−S5)で判断した衣類の布質に合わせて、外槽給水電磁弁212cおよび槽洗浄給水電磁弁212eを開弁して、外槽220の内部に給水する。例えば、制御装置260はタオル生地など吸水性の高いものであれば、補給水工程において洗濯水を補給する。なお、給水終了後、制御装置260は、外槽給水電磁弁212cおよび槽洗浄給水電磁弁212eを閉弁する。この補給水工程において、槽洗浄給水電磁弁212eを開弁することにより、外槽カバー側ノズル250Aから洗浄水が散水され、それまでの洗い工程で外槽カバー222内の上部や内槽210の前端側面部などに付着した洗剤成分を流すことができる。
In the replenishing water process (S2100-S6), the
本洗い工程(S2100−S7)において、制御装置260は、内槽210を正逆両方向に回転させながら衣類を洗う。本洗いが終了すると、衣類のアンバランス状態を監視し、脱水に移行するか否かを判断する。
In the main washing step (S2100-S7), the
ステップS2200のすすぎ工程では、すすぎ1工程およびすすぎ2工程が実行される。すなわち、すすぎ1の排水工程(S2200−S8)において、制御装置260は、排水弁Vを開弁し、外槽220内の洗濯水を排水する。なお、排水の終了判定は、水位センサの検出値によって行われる。
In the rinsing process in step S2200, one rinsing process and two rinsing processes are executed. That is, in the rinsing 1 draining step (S2200-S8), the
脱水工程(S2200−S9)において、制御装置260は、排水終了後、内槽210を高速で回転させて衣類に含まれる洗濯水を脱水する。なお、脱水時の内槽210の回転速度は、例えば1000rpm以上に設定される。
In the dehydration step (S2200-S9), after the end of drainage, the
回転シャワー工程(S2200−S10)において、制御装置260は、排水弁Vを閉弁し、外槽給水電磁弁212cを開弁して、外槽220にすすぎ水を供給する。また、内槽210を回転させつつ、循環ポンプPを駆動して、すすぎ水を内槽210内の衣類に散布する。
In the rotary shower process (S2200-S10), the
脱水工程(S2200−S11)において、制御装置260は、内槽210を高速で回転させつつ、循環ポンプPを停止させて、衣類からすすぎ水を脱水する。
In the dehydration step (S2200-S11), the
回転シャワー工程(S2200−S12)において、制御装置260は、水弁Vを閉弁し、外槽給水電磁弁212cを開弁して、内槽210を回転させつつ、再び循環ポンプPを駆動して、すすぎ水を内槽210内の衣類に散布する。
In the rotary shower process (S2200-S12), the
すすぎ2の排水工程(S2200−S13)において、制御装置260は、内槽210および循環ポンプPを停止させて、排水弁Vを開弁し、外槽220内のすすぎ水を排水する。
In the rinsing 2 draining step (S2200-S13), the
脱水工程(S2200−S14)において、制御装置260は、排水終了後、内槽210を高速で回転させて衣類に含まれる水(すすぎ水)を脱水する。
In the dehydration step (S2200-S14), after the end of drainage, the
給水工程(S2200−S15)において、制御装置260は、排水弁Vを閉弁、槽洗浄給水電磁弁212eを開弁して、外槽220にすすぎ水を供給する。制御装置260は、給水終了後、槽洗浄給水電磁弁212eを閉弁する。給水工程において、槽洗浄給水電磁弁212eを開弁して給水を行うことにより、すすぎ工程時に、外槽カバー222の上部などに付着した汚れを流すことができる。
In the water supply step (S2200-S15), the
仕上剤給水工程(S2200−S16)において、制御装置260は、仕上剤給水電磁弁212bを開弁し、外槽220に仕上剤を含んだすすぎ水を供給する。制御装置260は、仕上剤給水終了後、仕上剤給水電磁弁212bを閉弁する。
In the finishing agent water supply step (S2200-S16), the
回転給水・補給水工程(S2200−S17)において、制御装置260は、外槽給水電磁弁212cおよび槽洗浄給水電磁弁212eを開弁し、すすぎ水を外槽220内に給水する。なお、吸水性の高い衣類が投入されていて、給水量が不足する場合、制御装置260はすすぎ水を補給する。また、制御装置260は、外槽220にすすぎ水を溜めた状態で内槽210を回転させて衣類を攪拌しつつすすぐ。なお、このときの内槽210の回転速度は、35〜45rpmに設定される(図示せず)。
In the rotary water supply / replenishment water process (S2200-S17), the
ここで、槽洗浄1工程(S2300−1)について、図36を参照して詳細に説明する。
図36において、制御装置260は、内槽210を、洗い工程時の回転速度(例えば、25rpm)よりも高く、脱水工程時の回転速度(例えば、1000rpm)よりも低い回転速度で(右)回転させる(S2301)。例えば、80〜300rpmの範囲内に回転速度が設定されることが望ましい。ただし、特に前記した範囲の回転速度に限定されるものではなく、洗濯槽(内槽210、外槽220)内を充分に洗浄できるものであれば、前記した範囲に限定されるものではない。例えば、モータMの最大可能出力(最大負荷)に応じて上限を適宜変更できる。また、内槽210の形状(水を巻き上げ易い形状であるか否か)に応じて、脱水工程時の回転速度の下限を適宜変更できる。つまり、水を巻き上げ易い形状である場合には、より低い回転速度でも充分に水を巻き上げることができる。
Here, the tank washing | cleaning 1 process (S2300-1) is demonstrated in detail with reference to FIG.
In FIG. 36, the
本実施形態では、ステップS2301で、制御装置260は、第1の槽洗浄回転速度として、100rpmで内槽210を右回転させる。槽洗浄1工程においては、槽の下部の大きな汚れを落とすことを主とした暫定的な洗浄工程であるため、清水でなく、すすぎの水を利用し、しかも、内槽210の回転速度を低めに設定している。なお、このときの水位は、前記の回転給水・補給水工程(図35のS2200−S17)で、回転給水・補給水を行った後と同じ水位(第1の槽洗浄水位)であり、衣類の量に応じて異なるが、最大でも水量11.5リットル(第1の槽洗浄水量)を給水した場合の水位となる。そして、内槽210が回転し、外槽220の底部に溜められた洗浄水(水道水)が上方へ巻き上げられることにより、水が巻き上げられる側の外槽220の内側左側半分の領域や内槽210の左側半分の領域が主に洗浄される。なお、内槽210の側面に多数形成された貫通孔210hから外槽220内側の側面(周面)に洗浄水が吹きかけられて洗浄される。
In the present embodiment, in step S2301, the
制御装置260は、内槽210を右回転させてから所定時間が経過したかどうかを図示しないタイマによって判断する(S2302)。なお、所定時間は特に限定されるものではなく、例えば、60秒に設定される。所定時間が経過するまで(S2301:No)、制御装置260は内槽210の回転(右回転、100rpm)をそのまま維持する。
The
所定時間が経過したら(S2301:Yes)、制御装置260は、100rpmで内槽210を左回転させる(S2303)。これにより、右回転のときと同様に外槽220内に溜められた洗浄水が巻き上げられて、外槽220の内側の右側半分の領域や内槽210の右側半分の領域が主に洗浄される。このように、内槽210を右回転と左回転させることにより、洗浄される領域に偏りが発生するのを防止できる。
When the predetermined time has elapsed (S2301: Yes), the
そして、制御装置260は、内槽210を左回転させてから所定時間が経過したか否かを図示しないタイマによって判断する(S2304)。なお、所定時間は特に限定されるものではなく、前記と同様に、例えば、60秒に設定される。
Then, the
所定時間が経過するまで(S2304:No)、制御装置260は、内槽210の回転(左回転、100rpm)をそのまま維持する。
そして、所定時間が経過すると(S2304:Yes)、制御装置260は、内槽210の回転をそのままの状態にして、排水弁Vを開状態にする(S2305)。そして、制御装置260は、図37に示す脱水1工程に進む。
なお、図36のステップS2301〜S2304までが、図35の槽洗浄1工程(S2300−1−S18)に相当し、図36のステップS2305が図35の排水工程(S23001−1−S19)に相当する。
Until the predetermined time has elapsed (S2304: No), the
Then, when the predetermined time has elapsed (S2304: Yes), the
Note that steps S2301 to S2304 in FIG. 36 correspond to the tank cleaning step 1 (S2300-1-S18) in FIG. 35, and step S2305 in FIG. 36 corresponds to the drainage step (S23001-1-S19) in FIG. To do.
次に、脱水1工程(S2400−1)について、図37を参照して詳細に説明する。
図37に示すように、制御装置260は、脱水1工程(S2400−1)に入ると、内槽210の回転速度を維持した状態で排水弁Vを開弁する。これにより、槽洗浄工程で使用された外槽220内の使用済みの洗浄水が排水ホース28を介して機外に排出される。
Next, the dehydration step 1 (S2400-1) will be described in detail with reference to FIG.
As shown in FIG. 37, when entering the first dehydration step (S 2400-1), the
このようにして槽洗浄工程を実行することにより、洗濯槽(内槽210、外槽220)内の全体の汚れやゴミが取り除かれ、また次回運転する際に汚れやゴミの付着を抑制することができる。
By executing the tank cleaning process in this manner, the entire dirt and dust in the washing tub (
そして、制御装置260は、内槽210の回転速度が維持された状態で、ステップS2401において制御装置260は、排水が完了したかどうかを判断する(S2401)。排水が完了したか否かは、水位センサ263の検出値に基づいて判定できる。
排水が完了するまで(S2401:No)、制御装置260は排水を行い続ける。
排水が完了すると(S2401:Yes)制御装置260は内槽210の回転速度を上昇させる(S2402)。そして図38に示す槽洗浄2工程に進む。
なお、図37のステップS2401、S2402が、図35の脱水1工程(S2400−1−S20)に相当する。
And the
Until the drainage is completed (S2401: No), the
When the drainage is completed (S2401: Yes), the
Note that steps S2401 and S2402 in FIG. 37 correspond to the dehydration step 1 (S2400-1-S20) in FIG.
次に、槽洗浄2工程(S2300−2)について、図38を参照して詳細に説明する。
槽洗浄2工程に入ると、制御装置260は、内槽210の脱水回転速度を上昇させていき、内槽210の回転速度を380rpm程度とする(S2306)。このとき、制御装置260は電導度センサ440で脱水度合いを確認後し、衣類に含まれる水分が一定程度にまで減少したかどうかを確認する(S2307)。
衣類に含まれる水分が一定程度に減少するまで(S2307:No)、制御装置260は内槽210を回転させ続ける。
Next, the tank cleaning 2 step (S2300-2) will be described in detail with reference to FIG.
In the tank cleaning 2 step, the
The
なお、本実施形態における電導度センサ440(図32)は、図9に示すように互いに向かい合う一対の電極で構成されており、この電極間の水の硬度を測定することが可能である。また、この電導度センサ440は、図32に示すように外槽220の下部側面付近に配置されているので、排水が進んで洗濯槽内の水が僅かとなった状態であっても、感度良く脱水度合いを検知できる。
In addition, the electrical conductivity sensor 440 (FIG. 32) in this embodiment is comprised with a pair of electrode which mutually faces as shown in FIG. 9, It is possible to measure the hardness of the water between these electrodes. In addition, since the
このように、電導度センサ440で脱水状態を検知した結果、衣類に含まれる水分が一定程度に減少したことを確認すると(S2307:Yes)、制御装置260は内槽210の回転速度を第2の槽洗浄回転速度である240rpm程度まで低下させ、排水弁Vを閉弁し、槽洗浄給水電磁弁212e(槽洗浄弁)を開放し(S2308)、槽洗浄の動作を開始する。この第2の槽洗浄回転速度240rpmは、槽洗浄1工程における内槽210の回転速度よりも高いので、槽洗浄1工程では届かない高い場所まで水を掻き揚げることができる。ステップS2308では、制御装置260が、排水弁Vを閉じ、槽洗浄給水電磁弁212eを開放して、外槽220内に洗浄水を溜める。洗浄水を溜めているときも、制御装置260は内槽210の回転速度を240rpmに維持する。洗浄水を溜める時間は水道水圧により変動する。制御装置260は初期の給水量と時間の関係にて、水道水圧を判定して、その水圧に合った給水時間を選択して時間制御にて給水を行う。ここで、制御装置260は第2の槽洗浄水量として約7リットルの洗浄水を給水することで、内槽210底面高さの25%程度の第2の槽洗浄水位まで水を溜める。内槽210の回転速度が240rpmの条件下では、洗浄水量が約7リットルあれば、外槽220および外槽カバー222の内面全体に洗浄水を流すことが可能なためである。
As described above, when the dehydration state is detected by the
この動作により、外槽220の下部に溜まった水が、内槽210の外側に存在する脱水孔などの凹凸によって掻き揚げられ、外槽220の底面や側面に当たって沿うように持ち上がり、槽洗浄1工程で落としきれない汚れを洗い流す。また、乾燥工程で付着する、外槽220の上部や外槽カバー222の上部の埃についても、この槽洗浄2工程によって洗い流すことができる。しかも、槽洗浄1工程のすすぎ水と異なり、清水を利用するため、粉末汚れなどの付着を防止することが可能となる。
By this operation, the water accumulated in the lower part of the
また、ステップS2308において、制御装置260は、槽洗浄給水電磁弁212eから、洗浄水供給ホース255を介して、外槽カバー側ノズル250Aへ給水される動作も行う。そして、制御装置260は外槽カバー側ノズル250Aの前面250d側に設けられた散水口250b2(図29(a))から水を吐出し、外槽カバー222の内壁面に水を当てる。また、制御装置260は外槽カバー側ノズル250Aの底面250f側に設けられた散水口250a2(図29d2)から水を吐出し、内槽210の側壁面に水を当てる。内槽210の側壁面に散水された水は、内槽210の回転による遠心力により周方向外側へ向かって飛び散り、外槽カバー222の後方の内壁面や内槽210の外壁面にも行き渡る。
In step S2308, the
このように、本実施形態では、外槽カバー側ノズル250Aによって散水されるシャワーを利用して、外槽カバー222の内側などに汚れが残り難くし、このシャワーでは届かない領域、例えば、外槽220の後方の高い位置における内壁面付近の領域については、前記の通り、外槽220の下部に溜められた水を上方へ掻き揚げることで、汚れの付着を防ぐ。
As described above, in this embodiment, a shower sprayed by the outer tank
なお、本実施形態は、外槽カバー側ノズル250Aによるシャワーと、外槽220に溜めた水の掻き揚げとを組合せることで、皮脂汚れや洗剤カスなどを自動で洗い流す方式であるが、外槽カバー側ノズル250Aによるシャワーは用いなくても、汚れなどを洗い流す効果は一定程度期待できる。その場合、ステップS2308における外槽220内への給水は、槽洗浄給水電磁弁212e以外の給水電磁弁を用いても構わない。ただし、仕上剤給水電磁弁212bおよび冷却水給水電磁弁212dのように、給水流量が少ない弁で動作させると、給水時間が増加し、結果として運転時間が長くなってしまうので、洗剤給水電磁弁212aや外槽給水電磁弁212cを用いることが望ましい。
In the present embodiment, a combination of a shower by the outer tank
次に、槽内に十分な洗浄水が給水されたら、制御装置260は槽洗浄給水電磁弁212e(槽洗浄弁)を閉弁するが、内槽210の第2の回転速度はそのまま維持して(S2309)、外槽220に溜まった水の掻き揚げを継続し、洗浄される領域に偏りが発生するのを防止する。本実施形態では、運転時間が長くならないよう、第2の槽洗浄回転速度による内槽210の回転は一方向のみとしたが、所定時間経過後に回転方向を逆にしたり、これらを複数回繰り返えしたりして、より洗いムラを小さくする制御としても構わない。
そして、制御装置260は所定時間(例えば30秒)経過したかどうかを判断する(S2310)。
所定時間経過するまで(S2310:No)、制御装置260は内槽210の回転を維持する。
Next, when sufficient cleaning water is supplied to the tank, the
Then, the
The
所定時間が経過すると(S2310:Yes)、制御装置260は内槽210の回転速度を維持したまま、排水弁Vを開いて(S2311)洗浄水を排水する。回転速度を維持したまま排水するため、汚れ分を含んだ洗浄水が衣類に触れることなく排水をすることが可能である。
When the predetermined time has elapsed (S2310: Yes), the
そして、制御装置260は、排水が完了したかどうかを判断する(S2312)。
排水が完了するまで(S2312:No)、制御装置260は洗浄水の排水を続ける。
そして、洗浄水の排水が完了すると(S2312:Yes)、内槽210の回転速度を維持したまま、再度排水弁Vを閉じ、再度槽洗浄給水電磁弁212e(槽洗浄弁)を開放して(S2312)、約2.5リットルの水道水の給水を行う。この2.5リットルの洗浄水量(第3の槽洗浄水量)は、内槽210の回転速度が240rpm(第2の槽洗浄回転速度と同じ)の条件下では、外槽カバー222の内側全体までは行き渡り難いものの、外槽220の内部底面全体には洗浄水を流すことが可能な程度の量である。このように、汚れの付着しやすい外槽220内部底面が、繰り返し清水で洗浄されるので、確実に汚れを落とすことができる。しかも、このときに使用する水量は、第2の槽洗浄水量と比べて少なくしているため、節水にもつながる。なお、このステップS2313のときにも、槽洗浄給水電磁弁212eから外槽カバー側ノズル250Aへ給水して、外槽カバー222などへ散水を行っている。
Then, the
Until the drainage is completed (S2312: No), the
When the drainage of the cleaning water is completed (S2312: Yes), the drain valve V is closed again while maintaining the rotation speed of the
次に、槽内に十分な洗浄水が給水されたら、制御装置260は、槽洗浄給水電磁弁212e(槽洗浄弁)を閉弁するが、内槽210の槽洗浄回転速度はそのまま維持する(S2314)(30秒)。
そして、制御装置260は所定時間(例えば30秒)が経過したかどうかを判定する(S2314)。
所定時間が経過するまで(S2314:No)、制御装置260は槽洗浄給水電磁弁212eを閉弁した状態で内槽210を回転させ続ける。
そして所定時間が経過すると(S2314:Yes)、制御装置260は内槽210の回転速度を維持したまま、排水弁Vを開いて洗浄水を排水する(S2316)。このように、第2の槽洗浄水量と第3の槽洗浄水量とを入れ替えてきれいな水を利用することにより、槽洗浄の効果が向上する。
なお、図38のステップS2308が図35の槽洗浄給水1工程(S2300−1−S21)に相当し、図38のステップS2311が図35の排水(S2300−1−S22)に相当する。また、図38のステップS2313が図35の槽洗浄給水2(S2300−2−S23)に相当し、図38のステップS2316が図35の排水(S2300−2−S24)に相当する。
Next, when sufficient cleaning water is supplied into the tank, the
Then, the
Until a predetermined time has elapsed (S2314: No), the
When the predetermined time has elapsed (S2314: Yes), the
Note that step S2308 in FIG. 38 corresponds to the tank cleaning water supply step 1 (S2300-1-S21) in FIG. 35, and step S2311 in FIG. 38 corresponds to the waste water (S2300-1-S22) in FIG. Further, step S2313 in FIG. 38 corresponds to the tank cleaning water supply 2 (S2300-2-S23) in FIG. 35, and step S2316 in FIG. 38 corresponds to the waste water (S2300-2-S24) in FIG.
次に、脱水2工程(S2400−2)について、図39を参照して詳細に説明する。
図39に示すように、脱水1工程(S2400−1)に入ると、制御装置260は排水が完了したかどうかを判定する(S2403)。
排水が完了するまで(S2403:No)、制御装置260は排水を続ける。
排水が完了すると(S2403:Yes)、最終脱水工程を所定時間実行した後(S2402)、排水弁Vを開けたまま、乾燥工程(図35のS2500−S26)に移行する。そして、乾燥工程(S2500)の運転が終了すると、制御装置260は排水弁Vを閉じる。
ここで、図39のステップS2403,S2404が、図35の脱水2工程(S2400−2−S25)に相当する。
Next, the dehydration step 2 (S2400-2) will be described in detail with reference to FIG.
As shown in FIG. 39, when one dehydration step (S2400-1) is entered, the
Until the drainage is completed (S2403: No), the
When the drainage is completed (S2403: Yes), after the final dehydration process is executed for a predetermined time (S2402), the process proceeds to the drying process (S2500-S26 in FIG. 35) with the drain valve V open. Then, when the operation of the drying step (S2500) is finished, the
Here, steps S2403 and S2404 in FIG. 39 correspond to the two dehydration steps (S2400-2-S25) in FIG.
このように、槽洗浄工程(S2300−1,S2300−2)から脱水工程(S2400−1,S2400−2)に移行する際に、内槽210の回転を維持したまま脱水工程に移行することで、運転時間の短縮を図ることができる。すなわち、脱水工程前に内槽210の回転を停止させてしまうと、脱水工程を開始する際に、内槽210のバランスをとりながら回転速度を上昇させることが必要になり、脱水に対応した回転速度に上昇するまでに時間がかかることになる。本実施形態のように、槽洗浄工程で内槽210の回転を停止させないようすることで、前記したバランスとりの時間を省略することができ、運転時間の短縮を図ることが可能になる。
Thus, when shifting from the tank cleaning process (S2300-1, S2300-2) to the dehydration process (S2400-1, S2400-2), the process proceeds to the dehydration process while maintaining the rotation of the
また、乾燥工程(S2500)において、制御装置260は、冷却水給水電磁弁212dを開弁して、ヒータ242を通電し、ファン241を駆動させる。これにより、衣類から発生した蒸気が水冷除湿部材(不図示)によって水分が取り除かれ(除湿され)、ヒータ242によって暖められた後に、乾燥した空気となって再び内槽210内に戻される。
In the drying step (S2500), the
このように、ドラム式洗濯乾燥機W2では、外槽カバー222(外槽220)内の上部において、外槽カバー222(外槽220)と内槽210の絞り部210d(内槽の前端部側面)との間に、槽洗浄給水電磁弁212eから供給された洗浄水を流す、洗浄水供給ホース255を介して外槽カバー側ノズル250A(水路部材)を設ける。このようにすることで、外槽カバー222の内面や内槽210の前面に付着した汚れやゴミを取り除くことができ、また汚れやゴミが堆積する前に洗い流すことで、洗濯槽(内槽210、外槽220)を清潔に保つことが可能になる。このようにして汚れやゴミの付着を抑制できることで、カビの繁殖や異臭の発生を抑制することが可能になる。さらに、洗濯中の洗濯物へのゴミの付着も防止または抑制することができる。
As described above, in the drum type washing / drying machine W2, the outer tub cover 222 (outer tub 220) and the squeezed
≪実施の形態1≫
前記のように、本実施の形態にかかる洗濯乾燥機W(W1,W2)は、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程からなる一連の洗濯工程を行う間に、外槽および内槽の槽洗浄工程を行う。この槽洗浄工程の実行の有無、すなわち自動槽洗浄機能の起動の可否は、洗濯乾燥機Wの外面に設けられたボタンによってオン/オフを設定でき、ユーザが選択可能となっている。
<< Embodiment 1 >>
As described above, the washing / drying machine W (W1, W2) according to the present embodiment performs the washing process of the outer tub and the inner tub during the series of washing steps including the washing step, the rinsing step, and the dehydration step. I do. Whether or not the tank cleaning process is executed, that is, whether or not the automatic tank cleaning function is activated can be set on / off by a button provided on the outer surface of the washing / drying machine W, and can be selected by the user.
図40は、洗濯乾燥機における操作部分の一例を示す図である。スタート/一時停止ボタン326で選択乾燥機Wの電源がオンになった状態で、自動槽洗浄用ボタン325(図14の操作ボタン17aなど)を設定した状態(オンにした状態)で洗濯コースを開始すると、槽洗浄工程(縦型式洗濯乾燥機W1においては槽洗浄工程および脱水・槽洗浄シャワー工程)が行われ、設定しない状態(オフにした状態)で洗濯コースを開始すると、これらの槽洗浄は行われない。すなわち、自動槽洗浄用ボタン325は、槽洗浄工程の実施の可否をユーザによって設定可能な設定手段である。なお、自動槽洗浄用ボタン325への設定内容(オン/オフ)は、制御手段(制御装置1110,260)に記録されており、設定を変更しない限り、次回以降の洗濯時にも同じ設定内容が適用される。
FIG. 40 is a diagram illustrating an example of an operation part in the washing / drying machine. The washing course is performed with the automatic tub washing button 325 (such as the
ここで、洗濯乾燥機Wでは、自動槽洗浄用ボタン325が設定されている場合でも、所定の条件を満たす場合のみ、一連の洗濯工程が終了するまでの間に槽洗浄工程を行い、所定の条件を満たさない場合、槽洗浄工程を行わずに、一連の洗濯工程のみを行う。これは、毎回の洗濯ごとに槽洗浄工程を行うのではなく、槽洗浄が必要な可能性が高い場合にのみ槽洗浄工程を行うことによって、洗濯に要する時間や水、電力などを低減させるためである。
Here, in the washing and drying machine W, even when the automatic
所定の条件とは、たとえば、槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数が所定数N以上となったか否かである。すなわち、前回の槽洗浄工程を伴う洗濯からの洗濯回数が所定数N未満の場合は槽洗浄工程を行わず、前回の槽洗浄工程を伴う洗濯からの洗濯回数が所定数N以上となった場合に槽洗浄工程を行う。 The predetermined condition is, for example, whether or not the number of continuous executions of a series of washing steps not involving the tank cleaning step is equal to or greater than a predetermined number N. That is, when the number of washings from the washing with the previous tank washing process is less than the predetermined number N, the tank washing process is not performed, and the number of washings from the washing with the previous tank washing process becomes the predetermined number N or more. The tank cleaning process is performed.
より具体的には、たとえば所定数N=3とした場合、槽洗浄工程を伴う洗濯工程を行った後、3回目の洗濯までは槽洗浄工程を行わず、一連の洗濯工程のみを行う。そして、槽洗浄工程を伴う洗濯工程を行った後、4回目の洗濯では、槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数が所定数3となっているため、一連の洗濯工程内に槽洗浄工程を行う。
More specifically, for example, when the predetermined number N = 3, after performing the washing process with the tank washing process, the tank washing process is not performed until the third washing, and only a series of washing processes are performed. And after performing the washing process with the tank washing process, the number of continuous executions of the series of washing processes without the tank washing process is the
このような制御を実行するため、制御装置1110,260は、たとえば槽洗浄工程を伴う洗濯時における通算運転回数の値を、前回槽洗浄時通算運転回数としてメモリ領域に記憶しておく。そして、洗濯乾燥機Wが起動(電源オン)される度に、メモリ領域を参照して、前回槽洗浄時通算運転回数を読み出して、今回の通算運転回数と前回槽洗浄時通算運転回数との差分を算出する。今回の通算運転回数と前回槽洗浄時通算運転回数との差分が所定数N+1未満の場合、制御装置1110,260は、槽洗浄工程を行わず、一連の洗濯工程のみを行う。今回の通算運転回数と前回槽洗浄時通算運転回数との差分が所定数N+1以上の場合、制御装置1110,260は、一連の洗濯工程内に槽洗浄工程を行う。なお、制御装置1110,260の具体的な処理は、前記の処理に限らず、種々に変更可能である。
In order to execute such control, the
図41は、実施の形態1にかかる槽洗浄工程の実施要否判断手順を示すフローチャートである。図41のフローチャートにおいて、洗濯乾燥機Wの電源がオンにされると(ステップS3401:Yes)、制御装置1110,260は、自動槽洗浄用ボタン325がオンにされているか否かを判断する(S3402)。自動槽洗浄用ボタン325がオンにされていない場合(S3402:No)、すなわち自動槽洗浄用ボタン325がオフにされている場合、制御装置1110,260は、ステップS3404に移行して、洗い工程(ステップS3404)、すすぎ工程(S3405)および脱水工程(ステップS3406)からなる一連の洗濯工程を行って、本フローチャートによる処理を終了する。
FIG. 41 is a flowchart of a procedure for determining whether or not to perform the tank cleaning process according to the first embodiment. In the flowchart of FIG. 41, when the power of the washing and drying machine W is turned on (step S3401: Yes), the
自動槽洗浄用ボタン325がオンにされている場合(ステップS3402:Yes)、すなわち自動槽洗浄用ボタン325がオンにされている場合、制御装置1110,260は、槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数(槽洗浄なし運転回数)が所定数N以上となったか否かを判断する(ステップS3403)。槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数(槽洗浄なし運転回数)が所定数N未満の場合(ステップS3403:No)、制御装置1110,260は、今回の洗濯時においても槽洗浄工程を行わず、洗い工程(ステップS3404)、すすぎ工程(ステップS3405)および脱水工程(ステップS3406)からなる一連の洗濯工程を行って、本フローチャートによる処理を終了する。
When the automatic
一方、槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数(槽洗浄なし運転回数)が所定数N以上の場合(ステップS3403:Yes)、制御装置1110,260は、槽洗浄工程を伴う洗濯工程を実行する。すなわち、洗い工程(ステップS3407)、すすぎ工程(ステップS3408)、槽洗浄工程(ステップS3409)および脱水工程(ステップS3410)を行って、本フローチャートによる処理を終了する。なお、洗濯中の各工程の詳細については、各洗濯乾燥機W(縦型式洗濯乾燥機W1、ドラム式洗濯乾燥機W2)の構成および動作の説明に記載されている通りである。
On the other hand, when the number of continuous executions of the series of washing processes not involving the tank washing process (the number of operations without tank washing) is equal to or greater than the predetermined number N (step S3403: Yes), the
なお、前記所定数Nは、一定の値であってもよいし、たとえば、洗濯実行時の日付によって変動させてもよい。具体的には、たとえば、夏季はNの値を小さくし、冬季にはNの値を大きくする。これは、夏季は気温や水温が高く、カビや異臭の発生する確率が高くなるため、頻繁に槽洗浄工程を行うようにするためである。一方、冬季は気温や水温が低く、カビや異臭の発生する確率が低いので、槽洗浄工程を行う頻度を低くして、洗濯にかかる時間や水量を低減させる。なお、洗濯工程実行時の日付は、たとえば制御装置1110,260に設けられたタイマ(カレンダ)に基づいて判断する。
The predetermined number N may be a constant value, or may be varied depending on the date when washing is performed, for example. Specifically, for example, the value of N is decreased in summer and the value of N is increased in winter. This is because in the summer, the temperature and water temperature are high, and the probability of occurrence of mold and off-flavors increases, so that the tank cleaning process is frequently performed. On the other hand, since the temperature and water temperature are low in winter and there is a low probability of mold and off-flavors, the frequency of performing the tank cleaning step is reduced to reduce the time and amount of water required for washing. The date when the washing process is executed is determined based on a timer (calendar) provided in the
また、所定数Nは、たとえば、洗濯乾燥機Wに設けられた温度センサ(水温センサや外気温センサ)の値によって変動させてもよい。具体的には、たとえば、直近の所定期間内における平均水温または平均気温が所定温度Th以上の場合はNの値を小さくし、所定温度Tl(<Th)以下の場合にはNの値を大きくする。これは、気温や水温が高い状態ではカビや異臭の発生する確率が高くなるため、頻繁に槽洗浄工程を行うようにするためである。一方、気温や水温が低い状態ではカビや異臭の発生する確率が低いので、槽洗浄工程を行う頻度を低くして、洗濯にかかる時間や水量を低減させる。 Further, the predetermined number N may be varied depending on the value of a temperature sensor (water temperature sensor or outside air temperature sensor) provided in the washing / drying machine W, for example. Specifically, for example, the value of N is decreased when the average water temperature or the average temperature in the most recent predetermined period is equal to or higher than the predetermined temperature Th, and is increased when the average water temperature or lower than the predetermined temperature Tl (<Th). To do. This is because the tank cleaning process is frequently performed because the probability of occurrence of mold and off-flavor increases when the temperature and water temperature are high. On the other hand, since the probability of occurrence of mold and off-flavor is low in a state where the temperature and water temperature are low, the frequency of performing the tank cleaning step is reduced to reduce the time and amount of water required for washing.
また、運転回数(一連の洗濯工程の実施回数)に応じて、槽洗浄工程における洗浄の度合いを変更してもよい。より詳細には、たとえば槽洗浄工程に「全体コース」および「簡易コース」を設け、全体コース時には、洗濯槽の側面および底面を洗浄し、簡易コースでは洗濯槽の底面のみを洗浄するようにする。全体コースの実施後、槽洗浄なし運転回数が所定数N以上となった場合は、まず簡易コースによる自動槽洗浄を行う。そして、簡易コースによる自動槽洗浄が所定回数M以上となった場合、次回の自動槽洗浄時には全体コースによる自動槽洗浄を実施する。これにより、推定される洗濯乾燥機Wの汚れ度合いに合わせた洗浄を行うことができ、自動槽洗浄にかかる時間、水量、電力などを低減させることができる。 Moreover, you may change the degree of washing | cleaning in a tank washing | cleaning process according to the frequency | count of driving | operation (the frequency | count of implementation of a series of washing processes). More specifically, for example, a “whole course” and a “simple course” are provided in the tank washing process, and the side and bottom surfaces of the washing tub are washed during the whole course, and only the bottom surface of the washing tub is washed in the simple course. . When the number of operations without tank cleaning reaches a predetermined number N or more after the entire course is performed, automatic tank cleaning is first performed using a simple course. When the automatic tank cleaning by the simple course reaches a predetermined number M or more, the automatic tank cleaning by the whole course is performed at the next automatic tank cleaning. Thereby, the washing | cleaning according to the dirt degree of the estimated washing / drying machine W can be performed, and the time concerning the automatic tank washing | cleaning, the amount of water, electric power, etc. can be reduced.
以上説明したように、実施の形態1にかかる洗濯乾燥機Wによれば、槽洗浄工程を伴わない運転の連続実施回数が所定数未満の場合には槽洗浄工程を行わずに一連の洗濯工程のみを行い、槽洗浄工程を伴わない運転(一連の洗濯工程)の連続実施回数が所定数以上となった場合に自動槽洗浄を行う。これにより、毎回の運転ごとに自動槽洗浄を行う場合と比較して、洗濯時の必要所要時間、使用水量、使用電気量を低減させることができる。また、このように洗濯時の必要所要時間、使用水量、使用電気量を低減させることができることにより、ユーザが自動槽洗浄機能を解除することを回避できるので、洗濯乾燥機Wの洗濯槽を清潔に保つことができる。 As explained above, according to the washing / drying machine W according to the first embodiment, when the number of continuous operations without the tank cleaning process is less than a predetermined number, a series of washing processes is performed without performing the tank cleaning process. The automatic tank cleaning is performed when the number of continuous executions of the operation (a series of washing processes) not involving the tank cleaning process reaches a predetermined number or more. Thereby, compared with the case where an automatic tank washing | cleaning is performed for every driving | operation, the required time, the amount of water used, and the amount of electricity used at the time of washing can be reduced. In addition, since the required time, the amount of water used, and the amount of electricity used during washing can be reduced in this way, it is possible to prevent the user from canceling the automatic tank washing function, so the washing tub of the washing and drying machine W can be cleaned. Can be kept in.
また、実施の形態1にかかる洗濯乾燥機Wによれば、自動槽洗浄の実施の可否を判断するために、前回の自動槽洗浄実施運転時からの運転回数を計測するだけでよいので、比較的簡易な構成の洗濯乾燥機Wにも適用することができる。 In addition, according to the washer / dryer W according to the first embodiment, in order to determine whether or not the automatic tank cleaning can be performed, it is only necessary to measure the number of operations since the previous automatic tank cleaning execution operation. The present invention can also be applied to a washing and drying machine W having a simple configuration.
≪実施の形態2≫
実施の形態1では、所定の条件として、槽洗浄工程を伴わない一連の洗濯工程の連続実施回数が所定数N以上となったか否かを判断した。実施の形態2では、外槽または前記内槽の汚れ度合いを示す物理量を測定するセンサ(測定手段)の測定値が所定の条件を満たすか否かに基づいて、槽洗浄工程を行うか否かを判断する。
<<
In the first embodiment, as a predetermined condition, it was determined whether or not the number of continuous executions of a series of washing steps that do not involve a tank cleaning step has reached a predetermined number N or more. In
ここで、測定手段とは、たとえば洗濯中の洗濯水の電気伝導度を測定する電気伝導度センサ140,440である。本実施の形態では、電気伝導度センサ140,440を用いてすすぎ工程中のすすぎ水中の電気伝導度を測定することによって、洗剤濃度を測定する。より詳細には、すすぎ水の電気伝導度が高いほど、洗剤成分である電解質が水中に多く含まれており、洗剤濃度が高いことがわかる。すすぎ水内の洗剤濃度の測定は、たとえば、すすぎ水中の洗剤濃度に基づいてすすぎ時間の自動調整を行う機能を有する洗濯乾燥機Wにおいて行われる。このような機能では、たとえば、すすぎ開始から所定時間経過後におけるすすぎ水内の洗剤濃度を測定して、洗剤濃度が所定濃度以下の場合は十分にすすぎが完了しているものとして、以降のすすぎ時間を短縮する。
Here, the measurement means is, for example,
本実施の形態では、すすぎ工程におけるすすぎ水内の洗剤濃度を、すすぎ水内の電気伝導度を測定することによって計測し、すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上の場合は一連の洗濯工程が終了するまでの間に槽洗浄工程を行い、洗剤濃度が所定濃度未満の場合は槽洗浄工程を行わずに一連の洗濯工程のみを行うようにする。このように、すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上の場合に槽洗浄工程を行うのは、第1に、すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上の場合には、洗濯槽に汚れが付着してすすぎ水を汚している可能性があるためである。また、第2に、すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上の場合には、このすすぎ水を放置しておくと洗剤成分が洗濯槽に付着して洗濯槽の汚れの原因となる可能性があるためである。 In the present embodiment, the detergent concentration in the rinsing water in the rinsing process is measured by measuring the electrical conductivity in the rinsing water. When the detergent concentration in the rinsing water is equal to or higher than the predetermined concentration, a series of washing steps are performed. A tank washing process is performed until the process is completed. When the detergent concentration is lower than a predetermined concentration, only a series of washing processes are performed without performing the tank washing process. As described above, when the detergent concentration in the rinse water is equal to or higher than the predetermined concentration, the tank cleaning step is performed. First, when the detergent concentration in the rinse water is equal to or higher than the predetermined concentration, dirt is attached to the washing tub. This is because the rinse water may be contaminated. Second, when the detergent concentration in the rinse water is equal to or higher than the predetermined concentration, leaving the rinse water may cause the detergent components to adhere to the washing tub and cause dirt in the washing tub. Because there is.
図42は、実施の形態2にかかる槽洗浄工程の実施要否判断手順を示すフローチャートである。図42のフローチャートにおいて、洗濯乾燥機Wの電源がオンにされると(ステップS3501:Yes)、制御装置1110,260は、自動槽洗浄用ボタン325がオンにされているか否かを判断する(ステップS3502)。自動槽洗浄用ボタン325がオンにされていない場合(ステップS3502:No)、すなわち自動槽洗浄用ボタン325がオフにされている場合、制御装置1110,260は、洗い工程(ステップS3503)、すすぎ工程(ステップS3504)および脱水工程(ステップS3505)からなる一連の洗濯工程を行って、本フローチャートによる処理を終了する。
FIG. 42 is a flowchart of a procedure for determining whether or not to perform the tank cleaning process according to the second embodiment. In the flowchart of FIG. 42, when the power of the washing and drying machine W is turned on (step S3501: Yes), the
自動槽洗浄用ボタン325がオンにされている場合(ステップS3502:Yes)、すなわち自動槽洗浄用ボタン325がオンにされている場合、制御装置1110,260は、洗い工程(ステップS3506)およびすすぎ工程(ステップS3507)を行う。そして、制御装置1110,260は、すすぎ工程中にすすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上であるか否かを判断する(ステップS3508)。なお、ステップS3508の判断は、たとえば複数回のすすぎを行う設定の場合、最終回のすすぎにおけるすすぎ水を用いて行う。
When the automatic
すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度以上である場合(ステップS3508:Yes)、制御装置1110,260は、すすぎ工程終了後、槽洗浄工程を行う(ステップS3509)。そして、最後に脱水工程を行って(ステップS3510)、本フローチャートによる処理を終了する。一方、すすぎ水内の洗剤濃度が所定濃度未満である場合(ステップS3508:No)、制御装置1110,260は、すすぎ工程終了後、槽洗浄工程を行わず、脱水工程のみを行って(ステップS3510)、本フローチャートによる処理を終了する。
When the detergent concentration in the rinse water is equal to or higher than the predetermined concentration (step S3508: Yes), the
なお、ステップS3508における所定濃度とは、たとえば、すすぎ水内の洗剤濃度に基づいてすすぎ時間の自動調整を行う機能を有する洗濯乾燥機Wにおいて、すすぎ工程の時間を短縮可能と判断する洗剤濃度よりも大きい値とすることができる。 The predetermined concentration in step S3508 is, for example, from the detergent concentration at which it is determined that the time of the rinsing process can be shortened in the washing / drying machine W having a function of automatically adjusting the rinsing time based on the detergent concentration in the rinsing water. Can also be a large value.
また、前記した説明では、測定手段としてすすぎ工程におけるすすぎ水内の洗剤濃度を測定する電気伝導度センサ140,440を用いたが、測定手段による測定対象はこれに限らず、洗濯槽(外槽または内槽)の汚れ度合いを示す物理量であればいかなるものであってもよい。たとえば、洗濯槽の表面に付着した汚れを測定するセンサや洗濯槽内の臭いを測定するセンサ、すすぎ水の汚れ具合を測定するセンサなどを設けて、所定以上の汚れ度合いが予測される値が得られた場合には槽洗浄工程を行い、それ以外の場合には槽洗浄工程を行わないようにしてもよい。また、これらのセンサを複数設けて、複数のセンサの測定値に基づいて槽洗浄工程の実施の有無を判断してもよい。
In the above description, the
以上説明したように、実施の形態2にかかる洗濯乾燥機Wによれば、外槽または前記内槽の汚れ度合いを示す物理量を測定する測定手段、たとえば電気伝導度センサを備え、測定手段による測定値が所定の条件を満たす場合に自動槽洗浄を行い、所定の条件を満たさない場合には自動槽洗浄を行わずに、一連の洗濯工程のみを行う。これにより、実施の形態1と同様に、毎回の運転ごとに自動槽洗浄を行う場合と比較して、洗濯時の必要所要時間、使用水量、使用電気量を低減させることができる。また、このように洗濯時の必要所要時間、使用水量、使用電気量を低減させることができることにより、ユーザが自動槽洗浄機能を解除することを回避できるので、洗濯乾燥機Wの洗濯槽を清潔に保つことができる。 As described above, according to the washing / drying machine W according to the second embodiment, the measurement unit that measures the physical quantity indicating the degree of soiling of the outer tub or the inner tub, for example, an electrical conductivity sensor, is provided. If the value satisfies a predetermined condition, automatic tank cleaning is performed, and if the predetermined condition is not satisfied, only a series of washing steps are performed without performing automatic tank cleaning. Thereby, like Embodiment 1, compared with the case where an automatic tank washing | cleaning is performed for every driving | operation, the required required time at the time of washing | cleaning, the amount of water used, and the amount of electricity used can be reduced. In addition, since the required time, the amount of water used, and the amount of electricity used during washing can be reduced in this way, it is possible to prevent the user from canceling the automatic tank washing function, so the washing tub of the washing and drying machine W can be cleaned. Can be kept in.
また、実施の形態2にかかる洗濯乾燥機Wによれば、電気伝導度センサなどの測定手段による測定値によって自動槽洗浄の実施の可否を判断するため、洗濯乾燥機Wの実際の汚れ度合いに基づいて自動槽洗浄の実施の可否を判断することができ、より適切なタイミングで洗濯槽を洗浄することができる。 In addition, according to the washer / dryer W according to the second embodiment, whether or not the automatic tub cleaning can be performed is determined based on the measurement value obtained by a measuring unit such as an electrical conductivity sensor. Based on this, it is possible to determine whether or not the automatic tub cleaning can be performed, and the washing tub can be cleaned at a more appropriate timing.
18,210 内槽
19,220 外槽
140,440電気伝導度センサ(測定手段)
260,1110 制御装置(制御手段)
2325 自動槽洗浄用ボタン(設定手段)
18,210 Inner tank 19,220 Outer tank 140,440 Electrical conductivity sensor (measuring means)
260, 1110 Control device (control means)
2325 Button for automatic tank cleaning (setting means)
Claims (5)
前記外槽に内包され、洗濯物が収容される内槽と、
前記内槽内の洗濯物に対して洗い工程、すすぎ工程および脱水工程からなる一連の洗濯工程を行うとともに、前記一連の洗濯工程を行う間に前記外槽または前記内槽の少なくともいずれかを洗浄する槽洗浄工程を行う制御手段と、を備え、
前記制御手段は、所定の条件を満たす場合、前記一連の洗濯工程が終了するまでの間に前記槽洗浄工程を行い、前記所定の条件を満たさない場合、前記一連の洗濯工程を行うことを特徴とする洗濯機。 An outer tub that is supported in the housing and stores the wash water inside;
An inner tub enclosed in the outer tub and containing laundry;
The laundry in the inner tub is subjected to a series of washing steps including a washing step, a rinsing step, and a dehydration step, and at least one of the outer tub and the inner tub is washed during the series of washing steps. And a control means for performing the tank cleaning process
When the predetermined condition is satisfied, the control means performs the tank cleaning process until the series of washing processes is completed, and performs the series of washing processes when the predetermined condition is not satisfied. And a washing machine.
前記制御手段は、前記測定手段による測定値が所定の条件を満たす場合、前記一連の洗濯工程が終了するまでの間に前記槽洗浄工程を行い、前記所定の条件を満たさない場合、前記槽洗浄工程を行わずに、前記一連の洗濯工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。 Comprising a measuring means for measuring a physical quantity indicating the degree of contamination of the outer tank or the inner tank,
The control means performs the tank washing process until the series of washing steps are completed when the measurement value by the measuring means satisfies a predetermined condition, and the tank washing process when the predetermined condition is not satisfied. The washing machine according to claim 1, wherein the series of washing steps are performed without performing the steps.
前記制御手段は、前記洗剤濃度が所定濃度以上の場合、前記一連の洗濯工程が終了するまでの間に前記槽洗浄工程を行い、前記洗剤濃度が所定濃度未満の場合、前記槽洗浄工程を行わずに、前記一連の洗濯工程を行うことを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。 The measuring means measures the detergent concentration in the rinse water in the rinsing step,
When the detergent concentration is equal to or higher than the predetermined concentration, the control means performs the tank cleaning step until the series of washing steps is completed. When the detergent concentration is lower than the predetermined concentration, the control unit performs the tank cleaning step. The washing machine according to claim 3, wherein the series of washing steps are performed.
前記制御手段は、前記設定手段を介して前記槽洗浄工程の実施が可と設定され、かつ前記所定の条件を満たす場合に、前記槽洗浄工程を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の洗濯機。 Comprising setting means capable of being set by a user as to whether or not the tank cleaning step can be performed;
The said control means performs the said tank washing | cleaning process, when implementation of the said tank washing | cleaning process is set possible through the said setting means, and when the said predetermined conditions are satisfy | filled. The washing machine according to any one of the above.
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