JP2013222882A - Ventilator for ventilation of electric apparatus box - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、分電盤や配電盤等の電気機器ボックスに適用される換気用通風装置に関する。 The present invention relates to a ventilation device for ventilation applied to electrical equipment boxes such as distribution boards and distribution boards.
この種の通風装置は、例えば本出願人の提案に係る特許文献1に公知である。そこでは、取付開口の外面を覆うルーバー板と、ルーバー板の内面に配置されるフィルターと、取付開口の内面に配置されて、フィルターを通過した後の空気を上向きに変向案内する導風箱を主な止水要素にして通風装置を構成している。ルーバー板の板面には、下向きに開口するルーバー壁が外向きに膨出する状態で多段状に形成してあり、各ルーバー壁の下縁に沿って通風口が水平に開口してある。 This type of ventilation device is known, for example, from Patent Document 1 according to the proposal of the present applicant. There, a louver plate that covers the outer surface of the mounting opening, a filter that is disposed on the inner surface of the louver plate, and an air guide box that is disposed on the inner surface of the mounting opening and guides the air after passing through the filter upward. Is used as a main water-stop element to constitute a ventilation device. On the plate surface of the louver plate, a louver wall that opens downward is formed in a multi-stage shape in a state where the louver wall bulges outward, and a ventilation opening is horizontally opened along the lower edge of each louver wall.
特許文献2の通風装置においては、取付開口の外面を外ルーバー体で覆い、さらに外ルーバー体の内面を内ルーバー体で覆って、両ルーバー体の間に逆V字状の通風路を形成している。また、内ルーバー体の内面には、換気空気を上向きに変向案内する導風箱が配置してある。外ルーバー体には、屋内側へ向かって上り傾斜するルーバー壁が切起こし形成されており、同様に内ルーバー体には、屋外側へ向かって上り傾斜するルーバー壁が切起こし形成してある。上下に隣接するルーバー壁の間に水平の通気開口が形成してある。
In the ventilation device of
特許文献1の通風装置においては、ルーバー壁が下向きに開口する状態で水平に膨出形成してあるので、雨滴をルーバー壁で流下案内しながら換気空気を通風口から通風装置内へ導入することができる。しかし、通風口がルーバー壁の下縁に沿って水平に開口してあるので、風向きによって換気空気を効果的に導入するのが困難となり、そのため、電気機器ボックス内の換気効率が低下してしまう。例えば、雨混じりの風がルーバー壁に向かって斜め上方から吹付けるような場合には、傾斜するルーバー壁に当った風の殆どが、雨滴と共にルーバー壁で斜め下向きに案内されてしまうからである。また、雨混じりの風が通風口と平行に流動するような場合にも、同様に換気空気を効果的に導入するのが困難となる。とくに、電気機器ボックス内が、空気の自然対流作用によって換気空気を導入する通風装置の場合に、換気空気を効果的に導入できなくなる。そのため、電気機器ボックス内の換気を効率良く行なえなくなる。 In the ventilation device of Patent Document 1, since the louver wall is bulging horizontally with the downward opening, the ventilation air is introduced from the ventilation port into the ventilation device while guiding raindrops flowing down the louver wall. Can do. However, since the ventilation opening is opened horizontally along the lower edge of the louver wall, it is difficult to effectively introduce the ventilation air depending on the wind direction, so that the ventilation efficiency in the electric equipment box is lowered. . For example, when a wind mixed with rain blows toward the louver wall obliquely from above, most of the wind hitting the inclined louver wall is guided obliquely downward along the louver wall together with raindrops. . Similarly, when the wind mixed with rain flows parallel to the ventilation opening, it is difficult to effectively introduce the ventilation air. In particular, when the inside of the electrical equipment box is a ventilation device that introduces ventilation air by the natural convection effect of air, the ventilation air cannot be effectively introduced. Therefore, ventilation in the electrical equipment box cannot be performed efficiently.
本発明の目的は、風向きの違いに大きく影響されることもなく効果的に換気空気を導入して、電気機器ボックス内の換気を効率よく行なうことができる、電気機器ボックスの換気用通風装置を提供することにある。 An object of the present invention is to provide a ventilation device for ventilation of an electrical equipment box, which can effectively ventilate the electrical equipment box by effectively introducing ventilation air without being greatly affected by the difference in wind direction. It is to provide.
本発明に係る電気機器ボックスの通風装置は、外壁Wに設けた取付開口1の外面を覆うルーバー板2を備えている。ルーバー板2の板壁8には、一群のルーバー壁9と、ルーバー壁9の下縁に沿って形成される一群の通風口10とが、一定間隔おきに多段状に形成してある。ルーバー壁9は、ルーバー壁9の左右方向の中途部の少なくとも一個所に設けられた頂部18と、頂部18へ向かって上り傾斜する複数の裾壁19とで上凸状に構成してあることを特徴とする。
The ventilation device for an electrical equipment box according to the present invention includes a
ルーバー板2の板壁8にプレス加工を施して、ルーバー壁9を板壁8に連続して外向きに膨出形成する。図2に示すように、ルーバー壁9の膨出基端側に、ルーバー壁9に衝突した風の一部を、ルーバー壁9の上側に位置する通風口10へ向かって変向案内する変向壁20を設ける。
The
ルーバー壁9は、ルーバー壁9の左右中央に設けた頂部18と、頂部18へ向かって直線状に上り傾斜する左右一対の裾壁19とでへ字状に形成する(図1参照)。
The louver wall 9 is formed in a square shape with a
図5(a)に示すように、ルーバー壁9は、頂部18と裾壁19とが滑らかに連続する状態で上凸湾曲状に形成する。
As shown in FIG. 5A, the louver wall 9 is formed in an upwardly convex curve shape with the
図5(b)に示すように、ルーバー壁9は、同壁9の左右方向の中途部の複数個所に設けた頂部18と、各頂部18へ向かって上り傾斜する複数の裾壁19とで連続波形に形成する。
As shown in FIG. 5 (b), the louver wall 9 includes a
図5(c)に示すように、ルーバー板2の板壁8にへ字状のルーバー壁9を複数列設けることができる。
As shown in FIG. 5 (c), a plurality of rows of bar-shaped louver walls 9 can be provided on the
本発明においては、ルーバー板2の板壁8に形成されるルーバー壁9を、ルーバー壁9の左右方向の中途部の少なくとも一個所に設けられた頂部18と、頂部18へ向かって上り傾斜する複数の裾壁19とで上凸状に構成するようにした。このように、ルーバー壁9を上凸状に構成すると、ルーバー壁9に衝突した風の一部を、傾斜する裾壁19で横向きに変向案内して、風を変更案内した裾壁19より上側に位置する通風口10へと流動させることができる。従って、本発明に係る換気用の通風装置によれば、風向きの違いに大きく影響されることもなく効果的に換気空気をルーバー板2の内部へ導入して、電気機器ボックス内の換気を効率よく行なうことができる。とくに、雨混じりの風が斜め上方から吹付ける場合や、雨混じりの風が、ルーバー板2の板壁8に沿って横向きに吹抜ける場合であっても、風の一部を傾斜する裾壁19で横向きに変向案内して、換気空気をルーバー板2の内部へ確実に導入することができる。また、ルーバー板に横一文字状のルーバー壁と、上凸状のルーバー壁9とを同じ個数だけ形成する場合に、両者の通風口10の開口面積を比較すると、前者の通風口10の開口面積に比べて、後者の通風口10の開口面積を増加できる。従って、換気空気をさらに効果的にルーバー板2の内部へ導入して、電気機器ボックス内の換気を効率よく行なえることとなる。
In the present invention, the louver wall 9 formed on the
ルーバー壁9を板壁8に連続して外向きに膨出形成し、ルーバー壁9の膨出基端側に変向壁20を設けると、ルーバー壁9に衝突した風の一部を変向壁20で上側に位置する通風口10へ向かってさらに積極的に変向案内することができる。例えば、ルーバー壁9の断面が、その膨出基端から直線状に下り傾斜する壁で形成してあるような場合に比べて、より大量の風を変向壁20で変向案内して、電気機器ボックス内の換気をさらに効果的に行なうことができる。
When the louver wall 9 is continuously bulged outwardly from the
ルーバー壁9を、ルーバー壁9の左右中央に設けた頂部18と、頂部18へ向かって直線状に上り傾斜する左右一対の裾壁19とでへ字状に形成すると、ルーバー板2の板壁8に沿って横向きに吹抜ける風を、左右の裾壁19に臨む通風口10から均等に導入できる。従って、風向きが右向きであっても、左向きであっても、その違いに大きく影響されることもなく効果的に換気空気をルーバー板2の内部へ導入して、電気機器ボックス内の換気を効果的に行なえる。
When the louver wall 9 is formed in a U-shape by a
ルーバー壁9が、頂部18と裾壁19とが滑らかに連続する状態で上凸湾曲状に形成してあると、変向壁20で変向案内された風の流動方向と、ルーバー壁9の裾壁19との交差角度を、左右中央から左右両端へ近付くほど徐々に大きくすることができる。また、上下に隣接するルーバー壁9の上下間隔を、ルーバー壁9の左右両端へ近付くほど徐々に小さくすることができる。従って、変向壁20で変向案内された風を、裾壁19の両側に臨む通風口10からさらに的確に導入できる。
When the louver wall 9 is formed in an upwardly convex curved shape with the
ルーバー壁9が、複数の頂部18と、複数の裾壁19とで連続波形に形成してあると、ルーバー板2の板壁8において、ルーバー壁9および通風口10の占める面積を大きくして、換気空気をルーバー板2の内部へ効果的に導入できる。これは、図1あるいは図5(a)に示すように、上凸状のルーバー壁9を多段状に設ける場合には、最下段のルーバー壁9の下方の中央と、最上段のルーバー壁9の上方左右とに、三角形状のデッドスペースが生じるのを避けられず、その分だけ開口面積が小さくなるからである。
When the louver wall 9 is formed in a continuous waveform by the plurality of
ルーバー板2の板壁8にへ字状のルーバー壁9を複数列設けると、個々の裾壁19の長さ寸法を、図1あるいは図5(a)で説明した裾壁19の長さの半分以下にできるので、ルーバー壁9に沿って流落ちる雨水を板壁8に沿って速やかに流下し排出できる。従って、ルーバー板2の外面における雨水の滞留時間を最小限化して、換気空気に含まれる雨滴の分離をより速やかに行える。
When a plurality of row-shaped louver walls 9 are provided on the
(実施例) 図1ないし図4は、本発明に係る換気用通風装置の実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図1および図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。 (Example) FIG. 1 thru | or FIG. 4 shows the Example of the ventilation apparatus for ventilation which concerns on this invention. In the present invention, front / rear, left / right, and upper / lower follow the cross arrows shown in FIG. 1 and FIG.
図2において通風装置は、電気機器ボックスの外壁Wに開口した取付開口1の外面を覆うルーバー板2と、取付開口1の内面を覆う導風箱3と、導風箱3の上開口4に臨んで箱内面に下り傾斜状に設けられる邪魔板5(図3参照)などで構成してある。
In FIG. 2, the ventilation device includes a
ルーバー板2は、鋼板あるいはステンレス鋼板を素材にして形成した、四角形状のプレス成形品からなり、その板壁8に、一群のルーバー壁9と、ルーバー壁9の下縁に沿って形成される一群の通風口10とが、一定間隔おきに多段状に形成してある。ルーバー壁9の下縁と通風口10とは平行になっており、通風口10は、ルーバー壁9の下縁を通る水平面に沿って開口してある。板壁8の周囲には、周側壁11が板壁8と一体に絞り形成してあり、この周側壁11は、取付開口1の周縁壁に配置したパッキン15で受止められている。板壁8の内面の周囲6個所にはスタッドボルト12が溶接してあり、このスタッドボルト12でルーバー板2と導風箱3とが取付開口1の周縁壁に締結される。そのために、取付開口1の周縁壁に、スタッドボルト12に対応して6個の挿通穴13が形成してある。符号14はスタッドボルト12に平座金を介してねじ込まれるナットである。
The
図2に示すようにルーバー壁9は、ルーバー板2の板壁8にプレス加工を施して外向きに膨出形成されている。具体的には、ルーバー壁9は、図1に示すようにルーバー板2と正対する位置から見て、左右中央において上向きに屈曲する頂部18と、頂部18へ向かって上り傾斜する直線状の左右一対の裾壁19とでへ字状(上凸状)に形成してある。ルーバー壁9の膨出基端側には、ルーバー壁9に衝突した風の一部を、ルーバー壁9の上側に位置する通風口10へ向かって変向案内する変向壁20が、板壁8に連続する状態で設けてある。図2に示すようにルーバー壁9の断面形状は、部分円弧状の変向壁20と、同壁20に連続して通風口10の外面を覆う庇壁21とで逆J字状に形成してある。この実施例では、ルーバー板2の板壁8に8個のルーバー壁9を形成しており、裾壁19の傾斜角度θは30度とした。
As shown in FIG. 2, the louver wall 9 is formed so as to bulge outward by pressing the
図2において導風箱3は、ルーバー板2と対向する導風壁24と、導風壁24の下端に連続して下り傾斜する排水壁25と、導風壁24および排水壁25の両側を覆う左右一対の箱側壁26と、排水壁25および箱側壁26に沿って張出した四角枠状の締結座27などで構成してある。導風箱3を設けることにより、ルーバー板2の通風口10から入込む空気を導風壁24で上向きに変向案内して、換気空気から雨滴を分離でき、分離した雨滴を、排水壁25と、ルーバー板2の下部に開口した排水穴28を介して通風装置の外へ排出できる。邪魔板5は、締結座27の上枠部から導風壁24へ向かって下り傾斜する状態で設けてあり、この邪魔板5で、ルーバー板2の通風口10から浸入した雨滴を受止めて、雨滴が導風箱3の上開口4から電気機器ボックスの内部へ直接入込むのを防止できる。
In FIG. 2, the
通風装置を取付開口1に装着する場合には、ルーバー板2の内面にパッキン15を組付けた状態で、スタッドボルト12を取付開口1の外面側から挿通穴13に差込み、取付開口1の内面に導風箱3をあてがって、その締結座27をスタッドボルト12に係合する。この状態で、各スタッドボルト12に座金を介してナット14をねじ込むことにより、ルーバー板2および導風箱3を取付開口1に装着できる。
When the ventilation device is attached to the mounting opening 1, the
以下に、ルーバー板2による換気空気の導入作用を説明する。図4は、ルーバー壁9の一部を拡大した状態を示しており、その右横にa−a線断面図を、その下方にb−b線断面図を示している。図4において、雨混じりの風が斜め上方から吹付けて変向壁20に衝突した状態を矢印Rで示している。先に説明したように、ルーバー壁9の大半を占める裾壁19は、頂部18から下り傾斜状に傾斜している。さらに、変向壁20は垂直の板壁8に対して部分円弧状に下り傾斜している。そのため、変向壁20に衝突した雨混じりの風の一部は、変向壁20で反射もしくは変向案内されて矢印R1の向き、即ち雨混じりの風が衝突した変向壁20の上側に位置する通風口10へ向かって横向きに変向される。このとき、変向壁20に衝突した雨滴の殆どは、変向壁20から庇壁21の側へ流動して、庇壁21の下縁から落下する。従って、斜め上方から吹付けて変向壁20に衝突した雨混じりの風の一部は、変向壁20で横向きに変向されて、上側に位置する通風口10からルーバー板2の内部へ入込む。
Below, the introduction | transduction effect | action of the ventilation air by the
また、雨混じりの風が、ルーバー板2の板壁8に沿って横向きに吹抜ける場合には、傾斜する裾壁19と横向きの風の流動方向とが交差するため、この場合にもルーバー壁9を乗越えた風を裾壁19の内面で受止めてルーバー板2の内部へ導入することができる。因みに、従来のルーバー板のように、ルーバー壁および通風口が水平に形成してある場合には、斜め上方から吹付けてルーバー壁に衝突した雨混じりの風の殆どは、ルーバー壁の前方外面へと変向案内されるので、換気空気をルーバー板の内部へ導入するのが難しい。また、雨混じりの風が、水平のルーバー壁および通風口に沿って横向きに吹き抜ける場合には、風は上下に隣接するルーバー壁の間を通抜けるだけであるので、換気空気をルーバー板の内部へ導入するのが難しい。
Further, when the wind mixed with rain blows sideways along the
上記構成の通風装置によれば、ルーバー板に横一文字状のルーバー壁を、上記の実施例と同じ個数(8個)だけ形成する場合に比べて、通風口10の開口面積を約15%増加することができる。これは、裾壁19の傾斜角度θが30度であるので、片方の裾壁19の全長と、横一文字状のルーバー壁の半分の長さを比較すると、前者が2であるとき、後者はルート3となり、この長さの違いに比例して通風口10の開口面積を大きくできるからである。従って、換気空気をさらに効果的にルーバー板2の内部へ導入して、電気機器ボックス内の換気を効率よく行なえることになる。
According to the ventilating device having the above configuration, the opening area of the
図5(a)〜(c)はルーバー板2の別の実施例を示す。図5(a)では、ルーバー板2と正対するときのルーバー壁9の形状を部分円弧状(上凸湾曲状)に形成して、頂部18と左右の裾壁19とを境界のない状態で滑らかに連続させるようにした。ルーバー壁9は部分円弧状に形成する以外に、湾曲する左右の裾壁19の交差部分を丸めて頂部18とした上凸湾曲状に形成することができる。なお、必要があれば、最下段のルーバー壁9の下方の中央と、最上段のルーバー壁9の上方左右とに、他のルーバー壁9より左右長さが小さなルーバー壁9を配置して、ルーバー板2の開口面積を拡大することができる。
FIGS. 5A to 5C show another embodiment of the
図5(b)はルーバー板2のさらに別の実施例を示す。そこでは、ルーバー板2と正対するときのルーバー壁9の形状を連続波形に形成して、ルーバー壁9の左右方向の中途部の2個所に頂部18を設けた。また、左右に隣接する頂部18の間に形成される裾壁19を連続させて、ルーバー壁9の全体形状を連続波形に形成した。
FIG. 5B shows still another embodiment of the
図5(c)はルーバー板2のさらに別の実施例を示す。そこでは、ルーバー板2の板壁8の左右のそれぞれにへ字状のルーバー壁9を多段状に形成した。この実施例から理解できるように、ルーバー壁9はルーバー板2に複数列設けることができる。
FIG. 5C shows still another embodiment of the
図1に示す実施例では、ルーバー壁9の左右方向の中央に頂部18を設けたがその必要はなく、頂部18はルーバー壁9の左右中央から、左右いずれかへずれた位置に設けることができる。その場合の、左右の裾壁19の長さは、右の裾壁19と左の裾壁19とで異なることになるが、左右の裾壁19の傾斜角度θは、右の裾壁19と左の裾壁19とで異なっていてもよく、同じであってもよい。
In the embodiment shown in FIG. 1, the
上記の実施例では、ルーバー板2と、導風箱3と、邪魔板5などで換気用の通風装置を構成したがその必要はなく、必要に応じて通風装置の構造を変更することができる。例えば、ルーバー板2の内面、あるいは取付開口1の内面にフィルターを配置して、通風装置に防虫機能あるいは防塵機能を付加することができる。また、取付開口1の内面に送風ファンユニットを設けて、強制換気式の通風装置とすることができる。電気機器ボックスが屋内に設置される場合には、取付開口1の外面をルーバー板2で覆って通風装置とすることができる。
In the above embodiment, the ventilation device for ventilation is configured by the
ルーバー板は、金属板材をプレス成形して形成する以外に、必要があればプラスチック成形品や、金属枠体をインサートしたインサート成形品で形成することができる。その場合の金属枠体は、少なくともスタッドボルト12が固定される部分を四角枠状に形成するとよい。ルーバー壁9はルーバー板2と別体の部品として形成することができる。ルーバー壁9の断面形状に関して、部分円弧状の変向壁20と垂直の庇壁21とでルーバー壁9を形成する必要はなく、例えば、変向壁20を板壁に連続して傾斜する直線状の傾斜壁で形成し、あるいはルーバー壁9の断面を逆L字状に形成することができる。また、通風口10は、ルーバー壁9の下縁を通る水平面に沿って開口する必要はなく、ルーバー壁9の下縁を通る水平面に対して、ルーバー壁9の下縁から板壁8へ向かって下り傾斜する平面に沿って開口することができる。
The louver plate can be formed of a plastic molded product or an insert molded product with a metal frame inserted, if necessary, in addition to press forming a metal plate material. The metal frame in that case is good to form at least the part to which the
ルーバー壁9は、傾斜するひとつの裾壁19のみが多段状に連続する状態で形成することができる。しかし、その場合には雨混じりの風が、ルーバー板2の板壁8に沿って通風口10へ向かって横向きに吹抜ける場合には、ルーバー板2の内部に風を導入できるが、逆向きに吹抜ける場合には、ルーバー板2の内部に風を導入できなくなる点で、風の導入を効果的に行えない。
The louver wall 9 can be formed in a state in which only one
1 取付開口
2 ルーバー板
3 導風箱
8 2の板壁
9 ルーバー壁
10 通風口
18 頂部
19 裾壁
20 変向壁
21 庇壁
W 電気機器ボックスの外壁
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (6)
ルーバー板(2)の板壁(8)には、一群のルーバー壁(9)と、ルーバー壁(9)の下縁に沿って形成される一群の通風口(10)とが、一定間隔おきに多段状に形成されており、
ルーバー壁(9)が、ルーバー壁(9)の左右方向の中途部の少なくとも一個所に設けられた頂部(18)と、頂部(18)へ向かって上り傾斜する複数の裾壁(19)とで上凸状に構成してあることを特徴とする電気機器ボックスの換気用通風装置。 A ventilating device for ventilation of an electrical equipment box comprising a louver plate (2) covering an outer surface of a mounting opening (1) provided on an outer wall (W),
The plate wall (8) of the louver plate (2) has a group of louver walls (9) and a group of ventilation holes (10) formed along the lower edge of the louver wall (9) at regular intervals. It is formed in multiple stages,
A louver wall (9) having a top portion (18) provided at at least one midway in the left-right direction of the louver wall (9), and a plurality of bottom walls (19) inclined upward toward the top portion (18); A ventilating device for ventilation of an electrical equipment box, characterized in that it is configured in an upward convex shape.
ルーバー壁(9)の膨出基端側に、ルーバー壁(9)に衝突した風の一部を、ルーバー壁(9)の上側に位置する通風口(10)へ向かって変向案内する変向壁(20)が設けてある請求項1に記載の電気機器ボックスの換気用通風装置。 The plate wall (8) of the louver plate (2) is subjected to press working, and the louver wall (9) is continuously formed to bulge outward from the plate wall (8),
On the bulging base end side of the louver wall (9), a part of the wind colliding with the louver wall (9) is deflected and guided toward the ventilation port (10) located above the louver wall (9). The ventilation device for ventilation of an electric equipment box according to claim 1, wherein a facing wall (20) is provided.
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