JP2013222267A - システム、情報処理装置、読書装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】読書装置が、記憶媒体を捕捉し、記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を記憶媒体から取得すると、媒体識別情報を情報処理装置に送信し、情報処理装置が、記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、送信手段で送信された媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出し、記憶部の利用識別情報をもとに、読み出した処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を読書装置に送信することによって課題を解決する。
【選択図】図2
Description
また、上記リストが上位のサーバに設けられている場合、RWは、相互認証の際に取得した上記サービスIDをサーバに送信する。RWは、サーバで非接触ICカード(サービス)の正当性が判断され、その結果に基づいて、当該非接触ICカード(サービス)の正当性を判断している。
近年、非接触ICカードには、複数のサービスが搭載される。
即ち、連携するサービスが増えるごとに、非接触ICカードに対する処理を完了するまでに多くの時間を要してしまう。
図1は、本実施形態に係るサービス提供システムの構成の一例を示す図である。本サービス提供システムは、サーバ100、RW(リーダライタ)200、及び媒体300を含んで構成される。サーバ100は、情報処理装置(コンピュータ)の一例である。RW200は、読書装置(コンピュータ)の一例である。
媒体300は、記憶媒体(コンピュータ)の一例であり、接触ICカード、非接触ICカード、お財布機能を有する携帯電話、PDA機能を有する携帯電話、モバイル端末などである。なお、本実施形態では、媒体300としては、非接触ICカードを想定して説明するが、その他の記憶媒体であってもよい。
媒体300には、一又は複数のサービスが搭載されているものとする。サービスとしては、電子マネーサービス、ポイントサービス、オートチャージサービス、送金サービス等がある。本実施形態では、電子マネーサービス及びポイントサービスが媒体300に搭載されている場合を例に挙げて説明する。
はじめに、従来のサービス提供システムにおいて、電子マネーサービスとポイントサービスとが提供される際の一連の処理について説明する。
まず、媒体915が価値を保持する形式の電子マネーで決済(電子マネーサービス)が行われるが、媒体915が電子マネーサービスを利用可能な媒体であるかを判定するために、利用ができない媒体のリスト(利用ができない媒体に係るサービスに個別のサービスIDのリストであり、いわゆるネガ情報)が用いられて、媒体915が電子マネーサービスを利用可能な媒体であることが確認されている(不正媒体検出の処理)。
このネガ情報は、大量の情報であるので、RW910でネガ情報を保管する場合、大容量の記憶装置が必要となり、RW910の価格を高くする一因となる。
また、RW910で保持できるネガ情報の量には限度があるので、ある一定の期間使用されていない媒体は受け付けない等の仕組みが必要となる。このような仕組みでは、例えば、ある一定の期間使用されていない媒体については利用できなくなるので、物品の販売の機会の損失につながるおそれがある。
また、従来のサービス提供システムでは、決済に応じたポイント(ポイントチャージ額)の付与が行われるが、媒体915がポイントサービスを利用可能な媒体であるかを判定するために、媒体915から取得したポイントサービスのサービスIDをサーバ905に照会し、オンラインでポイントサービスのサービスIDがネガ情報に該当しないことを確認し、ポイントの付与が行われている。
しかしながら、一連の処理の完了までの時間が長くなるので、一連の処理が未完了となる頻度が高くなる問題がある。
また、本実施形態の概要について説明すると、図2の示すように、従来のサービス提供システムでは、シーケンシャルに処理が行われていたが、本サービス提供システムでは、例えば相互認証等の処理(SQ6)と不正媒体検出の処理(SQ8)とが並行して行われる。また、従来のサービス提供システムでは、不正媒体検出の処理がサービスごとに行われていたが、本サービス提供システムでは、不正媒体検出の処理は、サービスの数にかかわらず一回だけ行われる。
このようことから、本サービス提供システムでは、一連の処理の完了までに要する時間の短縮が可能となる。
続いて、RW200は、IDaを受信すると、サーバ100にIDaを送信すると共に、電子マネーサービスについて媒体300との相互認証等の処理を開始する(SQ6)。
また、サーバ100は、IDaを受信すると、不正媒体検出の処理を行い、その結果をRW200に送信する(SQ8)。なお、不正媒体検出の処理の詳細については後述する。
RW200は、IDb(x)を媒体300から受信し、不正媒体検出の処理の結果をサーバ100から受信すると、受信した情報を用いて媒体300の電子マネーサービスが利用できるかを確認する(SQ12)。IDb(x)は、処理識別情報の一例であり、この例では媒体300に係る電子マネーサービスに個別の識別子であり、媒体300の鍵が秘密である環境においては偽装ができない識別子である。なお、IDb(x)は、上述した電子マネーサービスのサービスID(媒体300を識別可能であり、かつ媒体300に係るサービスを識別可能である識別子)に対応するものであってもよい。
また、RW200は、読み込まれた情報を受信すると、読み込まれた情報をもとに書き込み要求(カードコマンド)を生成し、書き込み要求を媒体300に送信する(SQ18)。媒体300は、書き込み要求を受信すると、指定された情報を規定の記憶領域に書き込み、その結果をRW200に送信する(SQ18)。
また、媒体300は、媒体300に対する処理(ポイントサービス)を識別可能なIDb(y)をRW200に送信する(SQ22)。
RW200は、IDb(y)を媒体300から受信し、IDb(y)とサーバ100から受信している不正媒体検出の処理の結果情報とを用いて媒体300のポイントサービスが利用できるかを確認する(SQ24)。IDb(y)は、処理識別情報の一例であり、この例では媒体300に係るポイントサービスに個別の識別子であり、媒体300の鍵が秘密である環境においては偽装ができない識別子である。なお、IDb(y)は、上述したポイントサービスのサービスID(媒体300を識別可能であり、かつ媒体300に係るサービスを識別可能である識別子)に対応するものであってもよい。
また、RW200は、読み込まれた情報を受信すると、読み込まれた情報をもとに書き込み要求(カードコマンド)を生成し、書き込み要求を媒体300に送信する(SQ28)。媒体300は、書き込み要求を受信すると、指定された情報を規定の記憶領域に書き込み、その結果をRW200に送信する(SQ30)。
そして、RW200は、決済処理を完了(決済終了)する(SQ32)。なお、相互認証の方法については、公知の方法を用いることができるので、その詳細な説明については省略する。また、媒体300における読込処理、書込処理については、公知の技術を用いて行うことができるので、その詳細な説明については省略する。
図3(A)は、サーバ100のハードウェアの構成の一例を示す図である。サーバ100は、CPU(Central Processing Unit)110、ROM(Read Only Memory)120、RAM(Random Access Memory)130、HDD(Hard disk drive)140、入出力デバイス150、及びI/F(interface)160を含んで構成される。
ROM120は、各種のプログラム、各種の処理の際に使用するデータ等の各種のデータを記憶する。なお、ROM120は、各種のデータを記憶する記憶装置の一例である。RAM130は、CPU110の主メモリ、ワークエリア等として機能する。なお、RAM130は、各種のデータを一時的に記憶する一時記憶装置の一例である。
HDD140は、大容量の記憶領域を有する外部記憶装置の一例である。入出力デバイス150は、ディスプレイ、マウス、キーボードなどを含んで構成され、例えばマウス、キーボードなどのユーザによる操作(ユーザ操作)に応答して、データを入力或いは出力する。I/F160は、有線又は無線の通信を行うための通信インタフェースであり、例えば、LANケーブル等の各種のケーブルを介してネットワーク900に接続する。
CPU210は、RW200全体の制御を司る。例えば、CPU210は、ROM220及び/又はRAM230に記憶されている各種のプログラム等を実行し、後述するRW200の機能、フローチャートに係る処理を実現する。
RF回路240は、ANT250と高周波信号のやりとりを行うと共に、電力の供給と、データの変調および復調とを行う。ANT250は、高周波信号(高周波エネルギー)を電波(電磁波)として空間に放射(送信)する。また、ANT250は、空間の電波(電磁波)を高周波信号(高周波エネルギー)に変換(受信)する。I/F260は、有線又は無線の通信を行うための通信インタフェースであり、例えば、各種のケーブルを介してネットワーク900に接続する。
本実施形態は、上述の構成に限られるものではない。例えば、RW200は、各種の情報を入出力可能なタッチパネル式のディスプレイ等を有していてもよい。また、例えば、RW200は、上記タッチパネル形式のディスプレイとI/F260を介して通信可能に接続されていてもよい。
CPU210は、媒体300全体の制御を司る。例えば、CPU310は、ROM320及び/又はRAM330に記憶されている各種のプログラム等を実行し、後述する媒体300の機能を実現する。
RF回路340は、ANT350と高周波信号のやりとりを行うと共に、電力の受給と、データの変調および復調とを行う。ANT350は、空間の電波(電磁波)を高周波信号(高周波エネルギー)に変換(受信)すると共に、受信信号を変調することで高周波信号を受信しながらデータを送信する。
テーブル410には、IDaと媒体300に搭載されているサービスに応じたIDb(IDb(x)、IDb(y)等)とが関連付けられて記憶されている。例えば、媒体300に、サービスa、サービスb、及びサービスcが搭載されている場合、媒体300のIDaには、IDb(a)、IDb(b)、及びIDb(c)が関連付けられている。なお、テーブル410は、関連付けテーブルの一例である。
テーブル420には、利用不可のIDb(x)が記憶されている。テーブル430には、利用不可のIDb(y)が記憶されている。なお、テーブル420及びテーブル430は、上述したネガ情報に対応するものである。また、HDD140には、他のサービスに対応するネガ情報(テーブル)が記憶されているが、図示は省略する。また、ネガ情報は、処理識別情報(IDb等)が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報の一例である。
図5(A)は、サーバ100のモジュールの構成の一例を示す図である。サーバ100は、制御部170、記憶部180、及び通信部190を有する。
制御部170は、記憶部180、及び通信部190を制御し、サーバ100全体を制御する。記憶部180は、制御部170からの指示に基づいてRAM130、HDD140等の記憶装置のデータ、例えばHDD140に設けられている各種のテーブルのデータについての読み出し、書き込み等を行う。通信部190は、制御部170からの指示に基づいてI/F160を介してRW200と通信を行う。例えば、通信部190は、制御部170の制御のもと各種のコマンドをI/F160を介してRW200に送信する。
制御部270は、記憶部280及び通信部290を制御し、RW200全体を制御する。記憶部280は、制御部270からの指示に基づいてROM220、RAM230等の記憶装置のデータについての読み出し、書き込み等を行う。例えば、記憶部280は、制御部270の制御のもとROM220内のデータを取得する。
通信部290は、制御部270からの指示に基づいてI/F260を介してサーバ100と通信を行う。例えば、通信部290は、I/F260を介して、サーバ100からの各種のコマンドを受信し、制御部270に通知する。また、通信部290は、制御部270からの指示に基づいてRF回路240及びANT250を介して媒体300と通信を行う。例えば、通信部290は、RF回路240及びANT250を介して、制御部270の制御のもとカードコマンドを媒体300に送信する。
制御部370は、記憶部380及び通信部390を制御し、媒体300全体を制御する。記憶部380は、制御部370からの指示に基づいてROM320、RAM330等の記憶装置のデータについての読み出し、書き込み等を行う。
通信部390は、制御部370からの指示に基づいてRF回路340及びANT350を介してRW200と通信を行う。例えば、通信部390は、制御部370の制御のもとカードコマンドに対する処理を行い、処理の結果など(カードコマンドへの応答)を、RF回路340及びANT350を介してRW200に送信する。
図6は、本サービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。
まず、RW200は、媒体300に捕捉コマンドを送信する(SQ602)。媒体300は、捕捉コマンドを受信すると、捕捉レスポンスをRW200に送信する。捕捉レスポンスには、IDaなどの情報が含まれる。
RW200は、IDaを受信すると、不正媒体確認リクエスト及びポイント計算リクエストをサーバ100に送信する(SQ606)。不正媒体確認リクエストには、IDaの情報が含まれ、ポイント計算リクエストには、電子マネーの引去り情報が含まれる。本例では、引去り情報は、レジ端末(図示せず)などから指示(通知)される食料品の購入代金100円である。
続いて、サーバ100は、引去り情報をもとにポイントチャージ額を計算する(SQ616)。ここで、HDD140には、ポイントとして還元する割合を示す還元率(本例では1%とする。)が記憶されている。本例では、サーバ100は、100円×1%=1ptを算出する。
なお、ポイントチャージ額の算出方法は、上述の方法に限られるものではなく、適宜の方法を採用できる。例えば、時間帯ごとに還元率が記憶され、現在の時間に応じて還元率を変更してポイントチャージ額を算出する方法を採用してもよい。
次に、RW200は、サーバ100から受信したIDb(x)と媒体300から受信したIDb'(x)とが一致するか否かを判断する(SQ620)。このとき、RW200は、一致すると判断した場合、電子マネー引去り処理(SQ622〜SQ628)を行う。他方、RW200は、一致しないと判断した場合、エラーにより処理を終了する。
RW200は、読込レスポンスを受信すると、電子マネーの残高情報を更新する書込コマンドを媒体300に送信する(SQ626)。より具体的には、RW200は、残高情報が引去り情報より多いと判断した場合、引去り情報を含む書込コマンドを媒体300に送信する。媒体300は、書込コマンドを受信すると、書込コマンドに従って、規定の記憶領域に記憶されている電子マネーの残高情報を更新し、書込レスポンスをRW200に送信する(SQ628)。
本例では、現在のチャージ額が1000円であり、購入する食料品が100円であるので、食料品の購入後の電子マネーの残高は、900円となる。なお、SQ626の処理において、引去り情報を含む書込コマンドに代えて、新しい残高情報(現在のチャージ額−引去情報)を含む書込コマンドを送信する構成としてもよい。
次に、RW200は、サーバ100から受信したIDb(y)と媒体300から受信したIDb'(y)とが一致するか否かを判断する(SQ634)。このとき、RW200は、一致すると判断した場合、ポイントチャージ処理(SQ636〜SQ642)を行い、処理の結果を通知する(SQ644)。他方、RW200は、一致しないと判断した場合、エラーにより処理を終了する。
RW200は、読込レスポンスを受信すると、ポイント情報を更新する書込コマンドを媒体300に送信する(SQ640)。より具体的には、RW200は、電子マネー引去り処理において残高情報の更新を行ったと判断した場合、ポイントチャージ額を含む書込コマンドを媒体300に送信する。媒体300は、書込コマンドを受信すると、書込コマンドに従って、規定の記憶領域に記憶されているポイント情報を更新し、書込レスポンスをRW200に送信する(SQ642)。
本例では、現在のポイントが10ptであり、加算するポイントが1ptであるので、食料品の購入後のポイントは、11ptとなる。なお、ポイントチャージ処理は、上述の構成に限られるものではない。例えば、RW200は、SQ636の処理を行わず、ポイントチャージ額を含む書込コマンドを送信してもよい。また、例えば、新しいポイント情報(現在のポイント情報+ポイントチャージ額)を含む書込コマンドを媒体300に送信してもよい。
まず、サーバ100は、RW200からIDa及び引去り情報を受信したか否かを判断する(S702)。このとき、サーバ100は、IDa及び引去り情報を受信したと判断した場合、S704に処理を進め、他方、IDa及び引去り情報の少なくとも1つを受信していないと判断した場合、再びS702の処理を行う。
S704では、サーバ100は、検索処理を行う。より具体的には、サーバ100は、テーブル410を参照し、IDaに関連付けられているIDbを検索する。本例では、サーバ100は、テーブル410を参照し、IDaに関連付けられているIDb(x)及びIDb(y)を読み出す。
続いて、サーバ100は、前処理を行う(S708)。本例では、サーバ100は、ポイントサービスにおけるポイントの付与に係る前処理として、引去り情報をもとにポイントチャージ額を計算する。
続いて、サーバ100は、正当であるか否かを判断した結果、正当であると判断したIDb、及びポイントチャージ額をRW200に送信する(S710)。
S714では、サーバ100は、必要に応じて後処理を行う。
まず、RW200は、捕捉コマンドを媒体300に送信する(S802)。続いて、RW200は、媒体300からIDaを受信したか否かを判断する。このとき、RW200は、IDaを受信したと判断した場合、S806に処理を進め、他方、IDaを受信していないと判断した場合、再びS802の処理を行う。
続いて、RW200は、サーバ100からレスポンスを受信し、かつ媒体300からレスポンスを受信したか否かを判断する(S810)。このとき、RW200は、サーバ100からのレスポンス及び媒体300からのレスポンスを受信していると判断した場合、S811に処理を進め、他方、サーバ100からのレスポンス及び媒体300からのレスポンスの少なくとも1つを受信していないと判断した場合、再びS810の処理を行う。
S811では、RW200は、サーバ100からのレスポンスにIDb(x)情報が含まれているか否かを判断する。このとき、RW200は、IDb(x)情報が含まれていると判断した場合、S812に処理を進め、他方、IDb(x)情報が含まれていないと判断した場合、S824に処理を進める。
S812では、RW200は、IDb(x)とIDb'(x)とが一致するか否かを判断する。このとき、RW200は、一致すると判断した場合、S814に処理を進め、他方、一致しないと判断した場合、S824に処理を進める。
S814では、RW200は、サービスx処理を行う。サービスx処理では、RW200は、電子マネー引去り処理を行う。
続いて、RW200は、サーバ100からレスポンスを受信し、かつ媒体300からレスポンスを受信したか否かを判断する(S818)。このとき、RW200は、サーバ100からのレスポンス及び媒体300からのレスポンスを受信していると判断した場合、S819に処理を進め、他方、サーバ100からのレスポンス及び媒体300からのレスポンスの少なくとも1つを受信していないと判断した場合、再びS818の処理を行う。
S819では、RW200は、サーバ100からのレスポンスにIDb(y)情報が含まれているか否かを判断する。このとき、RW200は、IDb(y)情報が含まれていると判断した場合、S820に処理を進め、他方、IDb(y)情報が含まれていないと判断した場合、S824に処理を進める。
S822では、RW200は、サービスy処理を行い、S826に処理を進める。サービスy処理では、RW200は、ポイントチャージ処理を行う。
S824では、RW200は、エラー処理を行い、処理を終了する。
S826では、RW200は、処理の結果をサーバ100に送信する。
まず、媒体300は、RW200から捕捉コマンドを受信したか否かを判断する(S902)。このとき、媒体300は、捕捉コマンドを受信したと判断した場合、S904に処理を進め、他方、捕捉コマンドを受信していないと判断した場合、S906に処理を進める。S904では、媒体300は、RW200にIDaを送信する。
S906では、媒体300は、RW200から、相互認証コマンドを受信したか否かを判断する。このとき、相互認証コマンドを受信したと判断した場合、S908に処理を進め、他方、相互認証コマンドを受信していないと判断した場合、S910に処理を進める。
S908では、媒体300は、相互認証コマンドの種類に応じたIDb'をRW200に送信する。例えば、媒体300は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを受信した場合、IDb'(x)をRW200に送信する。また、例えば、媒体300は、ポイントサービスについての相互認証コマンドを受信した場合、IDb'(y)をRW200に送信する。
S912では、媒体300は、読込コマンドに従って読込処理を行う。例えば、媒体300は、電子マネーの残高情報を読み込む読込コマンドである場合、規定の領域に格納されている電子マネーの残高情報を読み込む。また、例えば、媒体300は、ポイント情報を読み込む読込コマンドである場合、規定の領域に格納されているポイント情報を読み込む。続いて、S914では、媒体300は、読み込んだ情報を含むレスポンスをRW200に送信する。
S918では、媒体300は、書込コマンドに従って書込処理を行う。例えば、媒体300は、電子マネーの残高情報を更新(例えば減算)する書込コマンドである場合、規定の領域に格納されている電子マネーの残高情報を更新する。また、例えば、媒体300は、ポイント情報を更新する書込コマンドである場合、規定の領域に格納されているポイント情報を更新する。続いて、S920では、媒体300は、更新の結果の情報を含むレスポンスをRW200に送信する。
また、上述した構成によれば、複数のサービスに対する正当性の確認をサーバ100において実行する場合であっても、サーバ100との通信を1回だけにすることができる。また、サーバ100において正当性の確認が実行されている際、RW200は、サービスに係る媒体300との処理を並列して実行するので、複数のサービスに係る一連の処理に要する時間を短縮することができる。
また、不正媒体検出処理で用いる大量の情報をRW200で保持する必要がないので、安価なRW200を提供することができる。また、不正媒体検出処理で用いる大量の情報をリソースが豊富なサーバ100に設けることで、媒体300の利用期間の制限を撤廃できる。
また、例えば、サーバ100は、IDaを受信すると、引去り情報を受信していなくても、検索処理(SQ704)及び正当性確認処理(SQ706)を行ってもよい。
また、例えば、サーバ100は、正当であると判断したIDbについては、順次に送信してもよい。当該送信は、適宜のタイミングで行うことができ、前処理の前であってもよいし、前処理の後であってもよい。
本実施形態では、連携する2つ(複数)のサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ(一部)存在する場合について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態の構成と異なる構成について主に説明する。本例では、ポイント情報は、サーバ100のHDD140に記憶されている。
図10は、本実施形態に係るサービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。SQ1002〜SQ1014までの処理は、SQ602〜SQ614までの処理と基本的に同じであり、SQ1020〜SQ1028までの処理は、SQ620〜SQ628までの処理と基本的に同じであるので、それらの説明を省略する。
SQ1030では、RW200は、処理の結果をサーバ100に送信する。処理の結果には、電子マネー引去り処理で電子マネーが更新されたか否かを示す情報等が含まれる。
SQ1032では、サーバ100は、処理の結果を受信し、処理の結果に基づいて、IDb(y)のポイントチャージ額をIDb(y)のポイント情報(DB)に反映する。
S1112では、RW200は、IDb(x)とIDb'(x)とが一致するか否かを判断する。このとき、RW200は、一致すると判断した場合、S1114に処理を進め、他方、一致しないと判断した場合、S1116に処理を進める。
S1114では、RW200は、サービスx処理を行う。サービスx処理では、RW200は、電子マネー引去り処理を行う。
上述した構成によれば、連携する2つのサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ存在する場合においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態では、連携する複数のサービスについて、複数のサービスIDが媒体に存在するサービス提供システムにおいて、第1の実施形態とは異なる構成について説明する。なお、本実施形態では、第1の実施形態の構成と異なる構成について主に説明する。
本実施形態では、サービスxが電子マネーサービスであり、サービスyがオートチャージサービスである場合を例に挙げて説明する。
SQ1206では、RW200は、不正媒体確認リクエスト及びクレジットオーソリリクエストをサーバ100に送信する。なお、不正媒体確認リクエストには、IDaの情報が含まれている。
次に、RW200は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを媒体300に送信する(SQ1216)。媒体300は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを受信すると、相互認証レスポンスをRW200に送信する(SQ1218)。相互認証レスポンスには、IDb'(x)の情報が含まれる。
続いて、サーバ100は、ネガ情報との照合によりIDb(x)の正当性を確認する(SQ1222)。本例では、サーバ100は、テーブル420を参照し、テーブル420にIDb(x)が存在するか否かを確認する。なお、関連付けテーブルでIDaに関連付けられているIDbは、ネガ情報に含まれない、つまりは正当なIDのみとし、ネガ情報との照合を省略してもよい。
続いて、サーバ100は、ネガ情報(本例ではテーブル430)との照合により、或いはクレジットセンターに設けられたクレジットサーバ(図示せず)により、IDb(y)の正当性を確認する(SQ1224)。
続いて、サーバ100は、不正媒体確認レスポンスとクレジットオーソリレスポンスとをRW200に送信する(SQ1228)。本例では、不正媒体確認レスポンスには、電子マネーサービスの正当性の結果、オートチャージサービスの正当性の結果が含まれる。また、IDb(x)及びIDb(y)が正当であると確認された場合、当該不正媒体確認レスポンスには、IDb(x)及びIDb(y)が含まれる。また、クレジットオーソリレスポンスには、検索されたオートチャージ情報が含まれる。
このとき、RW200は、両方とも一致すると判断した場合、電子マネー引去り処理およびオートチャージ処理(SQ1232〜SQ1238)を行い、処理の結果を通知する(SQ1240)。他方、RW200は、少なくとも1つが一致しないと判断した場合、エラーにより処理を終了する。なお、より詳細な処理の内容については、図13を用いて説明する。
S1306では、RW200は、受信したIDaをサーバ100に送信する。続いて、RW200は、サービスyについての相互認証コマンドを媒体300に送信する(S1308)。本例では、サービスyは、オートチャージサービスであるので、RW200は、オートチャージサービスについての相互認証コマンドを媒体300に送信する。
続いて、RW200は、媒体300からIDb'(y)を受信したか否かを判断する(S1310)。このとき、RW200は、IDb'(y)を受信したと判断した場合、S1312に処理を進め、他方、IDb'(y)を受信していないと判断した場合、再びS1310の処理を行う。
S1316では、RW200は、サービスxについての相互認証コマンドを媒体300に送信する。本例では、サービスxは、電子マネーサービスであるので、RW200は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを媒体300に送信する。
S1319では、RW200は、サーバ100からのレスポンスにIDb(x)情報およびIDb(y)情報が含まれているか否かを判断する。このとき、RW200は、IDb(x)情報およびIDb(y)情報が含まれていると判断した場合、S1320に処理を進め、他方、IDb(x)情報およびIDb(y)情報の少なくとも1つが含まれていないと判断した場合、S1326に処理を進める。
S1320では、RW200は、IDb(x)とIDb'(x)とが一致するか否か、及びIDb(y)とIDb'(y)とが一致するか否かを判断する。このとき、RW200は、両方とも一致すると判断した場合、S1322に処理を進め、他方、少なくとも1つが一致しないと判断した場合、S1326に処理を進める。
例えば、RW200は、まず、電子マネーの残高情報を読み込む読込コマンドを媒体300に送信し、電子マネーの残高情報を取得する。次に、RW200は、電子マネーの残高情報から引去り情報を減算した値(減算値)が0以上であるか否かを判断する。
0以上であると判断した場合、RW200は、引去り情報を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、電子マネーの残高情報を更新する。続いて、RW200は、減算値がオートチャージ情報の指定額より小さいか否かを判断する。RW200は、小さくないと判断した場合、オートチャージ処理(S1324)を行わず、S1328に処理を進める。他方、小さいと判断した場合、S1324に処理を進める。
例えば、RW200は、オートチャージサービスについての相互認証を行った後、オートチャージ実績情報(1日におけるオートチャージ総額、1日におけるオートチャージ回数など)とオートチャージ情報の限度額および限度回数とを比較し、限度に達しているか否かを判断する。このとき、RW200は、達していると判断した場合、S1328に処理を進める。他方、達していないと判断した場合、RW200は、オートチャージ情報のオートチャージ額を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、電子マネーの残高情報を更新する。また、RW200は、オートチャージしたことを示す情報を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、オートチャージ実績情報を更新し、S1328に処理を進める。
S1326では、RW200は、エラー処理を行い、S1328に処理を進める。
S1328では、RW200は、処理の結果をサーバ100に送信する。
上述した構成によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、例えば、SQ1222の処理において、サーバ100は、IDb(x)が正当であると確認された場合、SQ1224の処理の前に、RW200にIDb(x)を送信してもよい。また、例えば、SQ1224の処理において、サーバ100は、IDb(y)が正当であると確認した場合、SQ1226の処理の前に、RW200にIDb(y)を送信してもよい。
また、例えば、オートチャージ情報は、媒体300のROM320に記憶され、媒体300が、SQ1232等の処理において読み込んでもよい。
また、例えば、RW200は、オートチャージしたことを示す情報ではなく、オートチャージ実績情報のオートチャージ額にオートチャージ額を加算し、オートチャージ実績情報のオートチャージ回数を1加算した実績情報を媒体300に送信してもよい。
例えば、RW200は、0未満であると判断した場合、オートチャージサービスについての相互認証を行った後、オートチャージ実績情報とオートチャージ情報の限度額および限度回数とを比較し、限度に達しているか否かを判断する。このとき、RW200は、達していると判断した場合、S1328に処理を進め、他方、達していないと判断した場合、RW200は、電子マネーサービスについての相互認証を行った後、電子マネーの残高情報を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、電子マネーの残高情報を更新する。この処理により、電子マネーの残高は、0円となる。
続いて、RW200は、オートチャージサービスについての相互認証を行う。そして、RW200は、オートチャージ情報のオートチャージ額に減算額を加味した額を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、電子マネーの残高情報を更新する。また、RW200は、オートチャージしたことを示す情報を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、オートチャージ実績情報を更新し、S1328に処理を進める。
本実施形態では、連携する複数のサービスのサービスIDの一部についての認証が認証サーバ400で認証される場合について図14を用いて説明する。図14は、本サービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。SQ1402及びSQ1404の処理については、SQ2及びSQ4の処理と同様であるので、それらの説明を省略する。
SQ1406では、RW200は、IDaをサーバ100に送信する。SQ1408では、サーバ100は、IDaに紐付けられたIDbを検索して正当性を判断する。本例では、サーバ100は、サービスxのIDb(x)とサービスyのIDb(y)とを取得し、認証サーバ400にIDb(y)を送信し、IDb(x)について正当性を判断して判断した結果をRW200に送信する。
RW200は、サービスyに係る書込(より具体的には書込コマンドの生成)までの処理を行い、認証サーバ400からの認証の結果を待つ。RW200は、媒体からのIDb'(y)と認証サーバ400からのIDb''(y)とが一致すると判断した場合、書込コマンドを媒体300に送信、即ち、RW200は、残りのサービスyに係る処理を行う。なお、図14では、SQ1424において認証の結果を受信している例が示されているが、他のタイミングで受信されることもある。
このように、上述した構成によれば、連携する複数のサービスのサービスIDの一部についての認証が認証サーバ400で認証される場合であっても、一連の処理に要する時間をより短縮することができる。
本実施形態では、第3の実施形態において、連携する2つのサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ存在する場合について説明する。なお、本実施形態では、第3の実施形態の構成と異なる構成について主に説明する。本実施形態では、オートチャージ実績情報が媒体300のROM320ではなく、サーバ100のHDD140(DB等)に記憶されている。
図15は、本サービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。SQ1502〜SQ1506までの処理は、SQ1202〜SQ1206までの処理と基本的に同じであり、SQ1512〜SQ1518までの処理は、SQ1220〜SQ1226までの処理と基本的に同じであるので、それらの説明を省略する。
SQ1508では、RW200は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを媒体300に送信する。媒体300は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを受信すると、相互認証レスポンスをRW200に送信する(SQ1510)。相互認証レスポンスには、IDb'(x)の情報が含まれる。
SQ1522では、RW200は、サーバ100から受信したIDb(x)と媒体300から受信したIDb'(x)とが一致するか否かを判断する。このとき、RW200は、一致すると判断した場合、電子マネー引去り処理およびオートチャージ処理(SQ1524〜SQ1530)を行い、処理の結果を送信する(SQ1532)。他方、RW200は、一致しないと判断した場合、エラーにより処理を終了する。
SQ1534では、処理の結果に基づいて、IDb(y)のオートチャージ実績情報をDBに反映する。
上述した構成によれば、連携する2つのサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ存在する場合であっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態では、連携する複数のサービスについて、複数のサービスIDが媒体に存在するサービス提供システムにおいて、第1の実施形態および第3の実施形態とは異なる構成について説明する。なお、本実施形態では、第3の実施形態の構成と異なる構成について主に説明する。
本実施形態では、サービスxが電子マネーサービスであり、サービスyが送金サービスである場合を例に挙げて説明する。
図16は、本サービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。SQ1602〜SQ1610までの処理は、SQ1202〜SQ1210までの処理と基本的に同じであり、SQ1616及びSQ1618の処理は、SQ1216及びSQ1218の処理と基本的に同じであるので、それらの説明を省略する。なお、SQ1606では、RW200は、不正媒体確認リクエスト及び送金オーソリリクエストをサーバ100に送信する。
SQ1620では、サーバ100は、IDaを受信すると、IDaに紐付くIDbを検索する。本例では、サーバ100は、電子マネーサービスのIDb(IDb(x))と、送金サービスのIDb(IDb(y))とを読み出す。
続いて、サーバ100は、ネガ情報との照合によりIDb(x)及びIDb(y)の正当性を確認する(SQ1622)。本例では、サーバ100は、テーブル420を参照し、テーブル420にIDb(x)が存在するか否かを確認する。また、サーバ100は、テーブル430を参照し、テーブル430にIDb(y)が存在するか否かを確認する。なお、関連付けテーブルでIDaに関連付けられているIDbは、ネガ情報に含まれない、つまりは正当なIDのみとし、ネガ情報との照合を省略してもよい。
続いて、サーバ100は、不正媒体確認と送金オーソリレスポンスとをRW200に送信する(SQ1626)。本例では、不正媒体確認レスポンスには、電子マネーサービスの正当性の結果、送金サービスの正当性の結果が含まれる。また、IDb(x)及びIDb(y)が正当であると確認された場合、当該不正媒体確認レスポンスには、IDb(x)及びIDb(y)が含まれる。ここで、送金額が1円以上である場合、送金オーソリレスポンスには、口座情報が含まれる。
なお、RW200は、サーバ100から受信したIDb(y)と媒体300から受信したIDb'(y)が一致するか否かを更に判断し、一致すると判断した場合、電子マネー引去り処理および送金額チャージ処理(SQ1630〜SQ1636)を行い、一致しないと判断した場合、エラーにより処理を終了してもよい。また、RW200は、口座番号の判定に代えて、IDbの判定を行ってもよい。
次に、サーバ100は、処理の結果を受信すると、処理の結果をIDb(y)の口座情報(DB)に反映する(SQ1640)。例えば、サーバ100は、処理の結果をもとに、送金額チャージ処理が行われたと判断した場合、IDb(y)の口座情報の送金額を0円にする。
S1312の処理において、RW200は、サービスに係る処理に用いる情報を読み込むための読込コマンドを媒体300に送信する。より具体的には、RW200は、口座情報(銀行の口座を識別可能な口座番号N'など)を規定の領域から読み込む読込コマンドを生成し、媒体300に送信する。
S1320の処理において、RW200は、IDb(x)とIDb'(x)とが一致するか否かを判断する。一致すると判断した場合、口座番号Nを受信しているときは口座番号Nと口座番号N'とが一致するか否かを更に判断する。
このとき、RW200は、全てにおいて一致すると判断した場合、S1322に処理を進め、他方、少なくとも1つが一致しないと判断した場合、S1326に処理を進める。
例えば、RW200は、まず、電子マネーの残高情報を読み込む読込コマンドを媒体300に送信し、電子マネーの残高情報を取得する。次に、RW200は、電子マネーの残高情報から引去り情報を減算した値(減算値)が0以上であるか否かを判断する。
0以上であると判断した場合、RW200は、引去り情報を媒体300に送信し(書込コマンドを送信し)、電子マネーの残高情報を更新し、S1324に処理を進める。他方、0以上でないと判断した場合、S1324に処理を進める。
上述した構成によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態は、上述した構成に限られるものではない。例えば、RW200は、SQ1612の処理については、送金額チャージ処理において行ってもよい。また、例えば、RW200は、SQ1630の処理は、SQ1628の処理の前に行ってもよい。また、例えば、RW200は、送金額チャージ処理を行ってから、電子マネー引去り処理を行ってもよい。
本実施形態では、第6の実施形態において、連携する2つのサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ存在する場合について説明する。なお、本実施形態では、第6の実施形態の構成と異なる構成について主に説明する。
図17は、本サービス提供システムのシーケンスの一例を示す図である。SQ1702〜SQ1706までの処理は、SQ1602〜SQ1606までの処理と基本的に同じであり、SQ1712〜SQ1718までの処理は、SQ1612〜SQ1618までの処理と基本的に同じであるので、それらの説明を省略する。
SQ1708では、RW200は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを媒体300に送信する。媒体300は、電子マネーサービスについての相互認証コマンドを受信すると、相互認証レスポンスをRW200に送信する(SQ1710)。相互認証レスポンスには、IDb'(x)の情報が含まれる。
SQ1732では、サーバ100は、処理の結果を受信すると、処理の結果をIDb(y)の口座情報(DB)に反映する。
上述した構成によれば、連携する2つのサービスについて、サーバにサービスIDが2つ存在し、媒体にサービスIDが1つ存在する場合であっても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
本実施形態は、サーバ100は、利用不可のサービスIDを示すネガ情報に代えて、利用可のサービスIDを示すポジ情報を用いて媒体300(サービスID)の正当性を確認する。
また、本実施形態は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク等)を介してシステム或いは装置に供給し、システム或いは装置の制御装置(CPU、MPU等)がプログラムを読み出して実行する構成であってもよい。
また、上述した各実施形態の構成および変形例は、適宜組み合わせて採用することができる。また、上述した各実施形態の処理の順序は、明示したものに限られるものではなく、各実施形態の技術思想を充足する適宜の順序とすることができる。
以上、上述した構成によれば、記憶媒体に対する処理をより短時間で完了することができるようになる。
200 RW
300 媒体
Claims (13)
- 情報処理装置、及び読書装置を有するシステムであって、
前記読書装置は、
記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を前記記憶媒体から取得すると、前記媒体識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段を有し、
前記情報処理装置は、
記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた前記記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、前記送信手段で送信された前記媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出す読出手段と、
前記記憶部の利用識別情報をもとに、前記読出手段で読み出された処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を前記読書装置に送信する処理識別情報送信手段と、を有するシステム。 - 前記読書装置は、
前記捕捉された前記記憶媒体との一のサービスについての相互認証を行って前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する取得手段と、
前記情報処理装置から送信された前記利用可能であると判断された少なくとも1以上の前記処理識別情報を受信する受信手段と、
前記取得手段で取得された前記処理識別情報が前記受信手段で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する実行手段と、を有する請求項1記載のシステム。 - 前記取得手段は、前記一のサービスとは異なる他のサービスについての相互認証を行って前記他のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得し、
前記実行手段は、前記取得手段で取得された前記処理識別情報が前記受信手段で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記他のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する請求項2記載のシステム。 - 前記送信手段は、前記実行手段による実行の結果を前記情報処理装置に送信する請求項3記載のシステム。
- 前記読書装置は、
前記捕捉された前記記憶媒体との一のサービスについての相互認証を行って前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する第1の取得手段と、
前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理のうち読み込みの処理を実行する第1の実行手段と、
前記一のサービスとは異なる他のサービスについての相互認証を行って前記他のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する第2の取得手段と、
前記情報処理装置から送信された前記利用可能であると判断された少なくとも1以上の前記処理識別情報を受信する受信手段と、
前記第1の取得手段で取得された前記処理識別情報および前記第2の取得手段で取得された前記処理識別情報が前記受信手段で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記読み込みの処理で読み込まれた情報に基づいて、前記他のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する第2の実行手段と、を有する請求項1記載のシステム。 - 前記第1の取得手段は、前記第2の実行手段による前記実行の後、前記一のサービスについての相互認証を行い、
前記第2の実行手段は、前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理のうち書き込みの処理を実行する請求項5記載のシステム。 - 記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を前記記憶媒体から取得する読書装置と通信可能な情報処理装置であって、
記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた前記記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、前記読書装置から送信された媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出す読出手段と、
前記記憶部の利用識別情報をもとに、前記読出手段で読み出された処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を前記読書装置に送信する送信手段と、を有する情報処理装置。 - 記憶媒体を識別可能な媒体識別情報をもとに、前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報のうち利用可能な処理識別情報を判断する情報処理装置と通信可能な読書装置であって、
記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体の媒体識別情報を前記記憶媒体から取得すると、前記媒体識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
前記記憶媒体との一のサービスについての相互認証を行って前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する取得手段と、
前記送信手段で送信された前記媒体識別情報に応答して前記情報処理装置から送信された少なくとも1以上の利用可能な処理識別情報を受信する受信手段と、
前記取得手段で取得された前記処理識別情報が前記受信手段で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する実行手段と、を有する読書装置。 - 情報処理装置、及び読書装置を有するシステムにおける情報処理方法であって、
前記読書装置が、記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を前記記憶媒体から取得すると、前記媒体識別情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
前記情報処理装置が、記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた前記記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、前記送信工程で送信された前記媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出す読出工程と、
前記情報処理装置が、前記記憶部の利用識別情報をもとに、前記読出工程で読み出された処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を前記読書装置に送信する処理識別情報送信工程と、を有する情報処理方法。 - 記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を前記記憶媒体から取得する読書装置と通信可能な情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた前記記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、前記読書装置から送信された媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出す読出工程と、
前記記憶部の利用識別情報をもとに、前記読出工程で読み出された処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を前記読書装置に送信する送信工程と、を有する情報処理方法。 - 記憶媒体を識別可能な媒体識別情報をもとに、前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報のうち利用可能な処理識別情報を判断する情報処理装置と通信可能な読書装置が実行する情報処理方法であって、
記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体の媒体識別情報を前記記憶媒体から取得すると、前記媒体識別情報を前記情報処理装置に送信する送信工程と、
前記記憶媒体との一のサービスについての相互認証を行って前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する取得工程と、
前記送信工程で送信された前記媒体識別情報に応答して前記情報処理装置から送信された少なくとも1以上の利用可能な処理識別情報を受信する受信工程と、
前記取得工程で取得された前記処理識別情報が前記受信工程で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する実行工程と、を有する情報処理方法。 - 記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体を識別可能な媒体識別情報を前記記憶媒体から取得する読書装置と通信可能なコンピュータを、
記憶媒体を識別可能な媒体識別情報に関連付けられた前記記憶媒体に対する処理を識別可能な複数の処理識別情報、及び処理識別情報が利用可能であるか否かを識別可能な利用識別情報を記憶する記憶部から、前記読書装置から送信された媒体識別情報に関連付けられている処理識別情報を読み出す読出手段と、
前記記憶部の利用識別情報をもとに、前記読出手段で読み出された処理識別情報が利用可能であるか否かを判断し、利用可能であると判断した処理識別情報を前記読書装置に送信する送信手段と、して機能させるプログラム。 - 記憶媒体を識別可能な媒体識別情報をもとに、前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報のうち利用可能な処理識別情報を判断する情報処理装置と通信可能なコンピュータを、
記憶媒体を捕捉し、前記記憶媒体の媒体識別情報を前記記憶媒体から取得すると、前記媒体識別情報を前記情報処理装置に送信する送信手段と、
前記記憶媒体との一のサービスについての相互認証を行って前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を識別可能な処理識別情報を取得する取得手段と、
前記送信手段で送信された前記媒体識別情報に応答して前記情報処理装置から送信された少なくとも1以上の利用可能な処理識別情報を受信する受信手段と、
前記取得手段で取得された前記処理識別情報が前記受信手段で受信された前記処理識別情報に含まれていると判断した場合、前記一のサービスにおける前記記憶媒体に対する処理を実行する実行手段と、して機能させるプログラム。
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