JP2013221709A - Metal fitting for heater attachment, and water heater - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、給湯装置を構成する各種機器又は配管等の構成部材にヒータを取り付けるための取付用金具に関するものである。また、このような取付用金具でヒータを取り付けた構成部材を内蔵する給湯装置に関するものである。 The present invention relates to a mounting bracket for mounting a heater to various components or pipes or other components constituting a hot water supply apparatus. Further, the present invention relates to a hot water supply apparatus incorporating a structural member to which a heater is attached with such a mounting bracket.
外部の給水源から供給された湯水を加熱し、シャワーやカラン等の給湯栓から高温の湯水を供給する給湯装置が広く普及している。このような給湯装置は、一般的に、燃料を燃焼して燃焼ガスを生成するための燃焼部と、燃焼ガスと湯水との間で熱交換を行って湯水を昇温する熱交換器と、給水源から熱交換器を経由して給湯栓へ至る流水経路とが設けられている。そして、給湯栓においてカランが開かれる等の出湯要求があった場合、湯水が流水経路内を給水源から出湯栓へ向かって流れ、熱交換器を通過するときに燃焼ガスと熱交換されて昇温される。このことにより、給湯栓から高温の湯水を供給可能な構造となっている。 2. Description of the Related Art Hot water supply devices that heat hot water supplied from an external water supply source and supply high-temperature hot water from hot water taps such as showers and currants are widely used. Such a hot water supply apparatus generally includes a combustion unit for burning fuel to generate combustion gas, a heat exchanger for raising the temperature of hot water by performing heat exchange between the combustion gas and hot water, A flowing water path from the water supply source to the hot water tap through the heat exchanger is provided. When there is a demand for hot water, such as when the currant is opened at the hot water tap, the hot water flows from the water supply source to the hot water tap through the water flow path, and is exchanged with the combustion gas when passing through the heat exchanger. Be warmed. As a result, the hot water is supplied from the hot water tap.
ところで、この種の給湯装置を外気の温度が低くなる寒冷地で運用した場合、流水経路内に留まる湯水が外気に冷却されて凍結してしまうという問題があった。
具体的に説明すると、給湯装置では、一旦出湯動作を実施してその後に出湯動作を停止した場合、流水経路内に湯水が残留した状態となる。すなわち、熱交換器等の各種機器の内部に形成される湯水の流路、並びに、それらを接続する配管の内部に湯水が残留した状態となる。この状態において、残留した湯水が外気によって冷却されると、機器や配管の内部で湯水が凍結してしまう。そして、このように流水経路内に留まる湯水が凍結してしまうと、給湯栓から湯水を供給できないばかりか、給湯装置を構成する各種機器や配管の破損の原因となってしまう。
By the way, when this type of hot water supply device is operated in a cold region where the temperature of the outside air is low, there is a problem that the hot water remaining in the flowing water path is cooled by the outside air and freezes.
More specifically, in the hot water supply apparatus, when the hot water discharge operation is performed once and then the hot water discharge operation is stopped, the hot water remains in the flowing water path. That is, hot water remains in the hot water flow paths formed in various devices such as a heat exchanger and the pipes connecting them. In this state, when the remaining hot water is cooled by the outside air, the hot water is frozen inside the equipment and piping. And if the hot water remaining in the flowing water path freezes in this way, not only hot water can not be supplied from the hot water tap, but also causes damage to various devices and pipes constituting the hot water supply device.
そこで、給湯装置を構成する各種機器、又は配管にヒータを取付けることで、流水経路内での湯水の凍結を防止する技術が知られている。 Then, the technique which prevents the freezing of the hot water in a flowing water path | route is known by attaching a heater to the various apparatuses which comprise a hot-water supply apparatus, or piping.
例えば、特許文献1には、給湯装置を構成する機器である水圧応動ガス弁と配管に同一の方法でヒータを取付け可能とする方法、並びに、その方法で使用されるヒータ取付け用のクリップ(金具)が開示されている。ここで、このクリップ(金具)は、断面形状が略「コ」字状の把持部と、把持部の開放端の縁部分から延設される2つの屈曲端部から構成されている。そして、2つの屈曲端部は間隔を空けて並列するように配されるものであって、共に内方へ向かって屈曲するものである。つまり、クリップ(金具)全体の形状もまた断面形状が略「コ」字状となるものであって、開放端側の端部が互いに近づく方向へ屈曲した状態となっている。
そして、特許文献1のクリップ(金具)では、ヒータと加熱対象とを固定するにあたり、角柱状のヒータの側面のうちの3面と、断面が「コ」字状である把持部の内側面とが接触するようにヒータを把持部に嵌め込んだ状態とする。そして、その状態において屈曲端部で加熱対象を挟持することで、ヒータの側面のうちの残る1面と、加熱対象とが接触した状態でヒータと加熱対象とが固定される。
For example,
And in the clip (metal fitting) of
また、特許文献2には、熱交換器の管状部分にヒータを取り付けるための金具が開示されている。特許文献2に記載のヒータ取付金具は、管状部分を挟持するためのクリップ部と、ヒータを支持するためのホルダー部とを有しており、管状部分とヒータとを上下方向に並列した状態で固定するための金具である。ここで、ホルダー部はクリップ部の上側に形成されるものであり、立設された長方形平板状の起立片と、この起立片の上下方向の両端部分から水平方向に突出する長方形平板状の上片と下爪とによって構成されている。そして、この起立片、上片、下爪は、断面形状が略「コ」字状となるように形成されており、これらによって形成される空間に角柱状のヒータを嵌め込んで取り付ける構成となっている。つまり、特許文献2の取付け金具では、ヒータの1側面の大部分と金具の起立片とが密着し、ヒータの上面の大部分と金具の上片とが密着した状態でヒータが金具に支持される。
さらにまた、特許文献3には、線材を湾曲して形成される取付金具が開示されている。特許文献3の取付金具は、配管とヒータとを密着させた状態において、配管とヒータのそれぞれの外周面に跨って線材(取付金具自身)を巻回することにより、配管とヒータとを締め付け固定している。したがって、特許文献3の取付金具では、配管と接触する部分を除くヒータの外周面の大部分が外部に露出した状態で、ヒータが金具に固定される。
Furthermore,
しかしながら、従来のヒータ取付金具でヒータを加熱対象に取り付けると、ヒータから発せられる熱のうちの多くの部分が加熱対象へと熱伝達されず、伝熱効率が低くなってしまうという問題があった。 However, when the heater is attached to the object to be heated with the conventional heater mounting bracket, there is a problem that a large part of the heat generated from the heater is not transferred to the object to be heated, resulting in low heat transfer efficiency.
例えば、特許文献1に開示されているクリップ(金具)では、角柱状のヒータの側面のうち、加熱対象と接触する1面を除いた3面がいずれもクリップ(金具)と接触した状態となっている。この場合、加熱対象と接触する1面から発せられる熱は、その殆どが加熱対象へと熱伝達されるものであるが、他の3面から発せられる熱は、かなりの割合でクリップ(金具)を介して外部(空気中)へと放熱されてしまう。そのため、ヒータから発せられる熱の多くが加熱対象へ熱伝達されずに外部に放熱されてしまう。
For example, in the clip (metal fitting) disclosed in
また、特許文献2に開示されている金具では、ヒータの下側に加熱対象である配管が位置しており、ヒータの上面及びヒータの側面のうちの1面とがそれぞれ金具と接触している。この場合もまた、ヒータの下面側から発せられる熱は、その殆どが加熱対象である配管へ熱伝達されるものであるが、ヒータの上面及びヒータの側面のうちの1面から発せられる熱の多くが金具を介して外部(空気中)へと放熱されてしまう。そのため、ヒータから発せられる熱の多くが加熱対象である配管へ熱伝達されずに外部に放熱されてしまう。
Further, in the metal fitting disclosed in
そして、特許文献3に開示されている金具では、線材(取付金具自身)を巻き付けて配管とヒータとを締め付け固定しており、ヒータの外周面は配管と接触する部分を除いて外部に露出している。この場合、ヒータの外周面のうちで配管と接触している部分から発せられた熱は、その殆どが加熱対象である配管へ熱伝達されるものであるが、ヒータの外周面のうちで配管と接触していない部分から発せられた熱は、そのまま空気中へと放熱されてしまう。そのため、ヒータから発せられる熱の多くが加熱対象である配管へ熱伝達されずに外部に放熱されてしまう。
In the metal fitting disclosed in
このように、従来のヒータ取付金具でヒータを加熱対象に取り付けると、ヒータの外周面のうちで加熱対象側に位置する部分から発せられる熱はその殆どが加熱対象へと熱伝達される。しかしながら、ヒータの外周面のうちの他の部分、すなわち、加熱対象側を向いていない部分から発せられる熱は、その多くが熱伝達されず、伝熱効率が低くなってしまうという問題があった。 As described above, when the heater is attached to the heating target with the conventional heater mounting bracket, most of the heat generated from the portion located on the heating target side in the outer peripheral surface of the heater is transferred to the heating target. However, most of the heat generated from the other part of the outer peripheral surface of the heater, that is, the part not facing the heating target side, is not transferred and there is a problem that the heat transfer efficiency is lowered.
そこで本発明は、上記した従来技術の問題に鑑み、給湯装置を構成する各種機器又は配管等の構成部材にヒータを取り付ける際、ヒータと加熱対象との間で効率のよい熱伝達を可能とするヒータ取付用金具、並びに、そのようなヒータ取付用金具によってヒータを取付けられた構成部材を内蔵する給湯装置を提供することを課題とする。 Therefore, in view of the above-described problems of the prior art, the present invention enables efficient heat transfer between the heater and the object to be heated when the heater is attached to components such as various devices or pipes constituting the hot water supply apparatus. It is an object of the present invention to provide a heater mounting bracket and a hot water supply apparatus incorporating a component to which a heater is mounted by such a heater mounting bracket.
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、給湯装置を構成する構成部材に対してヒータを取り付けるためのヒータ取付用金具であり、前記ヒータを支持可能なホルダ部と、自身を前記構成部材に取り付けるための係合取付部とを備えており、前記構成部材に取り付けられた状態で前記ヒータを支持可能なヒータ取付用金具であって、前記ヒータから発せられる輻射熱を反射するための反射板部を有し、前記ホルダ部で前記ヒータを支持した状態において、前記ヒータと前記反射板部とが離間していることを特徴とするヒータ取付用金具である。
Invention of
本発明のヒータ取付用金具は、ヒータから発せられる輻射熱を反射するための反射板部を有しており、ヒータを支持した状態では、ヒータから離れた位置に反射板部が位置する。そのため、ヒータの外周面のうちで加熱対象側を向いていない面、すなわち、給湯装置を構成する構成部材と向き合っていない面から外部へ向かって発せられる熱を反射し、加熱対象となる構成部材へ向かって放射することができる。つまり、本発明のヒータ取付用金具では、ヒータの加熱対象側を向いていない面から発せられる熱、別言すると、上記した従来の取付金具であれば空気中へと放熱されてしまう熱を加熱対象へと熱伝達することが可能となる。このことにより、支持するヒータから発せられた熱をより多く加熱対象へと熱伝達できるので、ヒータと加熱対象との間で効率のよい熱伝達が可能となる。 The heater mounting bracket of the present invention has a reflecting plate portion for reflecting radiant heat generated from the heater, and the reflecting plate portion is located at a position away from the heater in a state where the heater is supported. Therefore, the component which becomes the object to be heated by reflecting the heat emitted from the surface of the outer peripheral surface of the heater which does not face the heating target side, that is, the surface which does not face the component constituting the hot water supply device, to the outside. Can be emitted toward In other words, in the heater mounting bracket of the present invention, heat generated from the surface of the heater not facing the heating target side, in other words, heat that is dissipated into the air is heated by the conventional mounting bracket described above. Heat can be transferred to the target. Thus, more heat generated from the supporting heater can be transferred to the object to be heated, so that efficient heat transfer can be performed between the heater and the object to be heated.
請求項2に記載の発明は、外方へ向かって突出する掛止片部を有し、前記係合取付部は、前記構成部材の一部を挟持可能なように形成されるものであり、前記係合取付部が前記構成部材の一部を挟持した状態では、前記掛止片部が前記構成部材の他部と当接することで所定の方向への回動が阻止されることを特徴とする請求項1に記載のヒータ取付用金具である。
The invention according to
本発明のヒータ取付用金具は、係合取付部が給湯装置を構成する構成部材の一部を挟持可能なように形成されており、係合取付部が構成部材の一部を挟持した状態とすることで構成部材に対して取付け可能な構成になっている。このような構成によると、構成部材に対して取付けのための加工をしたりすることなく、比較的簡易な構造で構成部材に対する係止力を確保できるため、好ましい。
ここで、給湯装置を構成する構成部材には、円筒状の配管のように外形が丸みを帯びた形状であるものが多くある。そのため、この丸みを帯びた部分を係合取付部で挟持してヒータ取付用金具を構成部材に取り付けると、ヒータ取付用金具の自重等に起因して、ヒータ取付用金具が構成部材を挟持したまま回動してしまうおそれがある。
そこで、本発明のヒータ取付用金具では、外方へ向かって突出する掛止片部を有しており、構成部材の一部を挟持した状態では、前記掛止片部が前記構成部材の他部と当接することで所定の方向への回動が阻止される構成となっている。
このような構成によると、締め付け固定する場合のように構成部材を強く挟み込まなくても、構成部材に取り付けた状態でのヒータ取付用金具の姿勢を安定させることができる。すなわち、強い挟持力を必要しない簡易な取付けであっても、安定性の高い取付けが可能となる。
加えて、このようにヒータ取付用金具の取付け時の姿勢が安定すると、ヒータ取付用金具が不意に外れてしまうことに起因する事故、例えば、給湯装置の内部基盤の配線等とヒータとが意図しない接触をしてしまうといった事故を未然に防止できるという利点がある。さらにまた、ヒータ取付用金具の取付け時の姿勢が安定すると、ヒータ、加熱対象、並びに反射板部の位置もまた可変することなく安定する。そのため、ヒータや反射板部と加熱対象物との距離が不意に離れてしまったりすることがなく、ヒータで加熱対象を加熱するとき、上記した効率のよい熱伝達を伴う加熱動作を安定継続できる。
The heater mounting bracket of the present invention is formed so that the engagement mounting portion can sandwich a part of the constituent members constituting the hot water supply device, and the engagement mounting portion sandwiches a part of the structural members. By doing so, it becomes a structure which can be attached with respect to a structural member. Such a configuration is preferable because a locking force for the component member can be secured with a relatively simple structure without performing processing for attachment to the component member.
Here, many components constituting the hot water supply apparatus have a rounded outer shape such as a cylindrical pipe. Therefore, when this rounded portion is clamped by the engagement mounting portion and the heater mounting bracket is mounted on the component member, the heater mounting bracket clamps the component member due to the weight of the heater mounting bracket or the like. There is a risk that it will rotate.
In view of this, the heater mounting bracket of the present invention has a latching piece portion that protrudes outward, and in a state where a part of the component member is sandwiched, the latch piece portion is the other member of the component member. It is configured to prevent rotation in a predetermined direction by contacting the part.
According to such a configuration, the posture of the heater mounting bracket in a state of being attached to the component member can be stabilized without strongly sandwiching the component member as in the case of tightening and fixing. In other words, even a simple attachment that does not require a strong clamping force enables a highly stable attachment.
In addition, if the mounting posture of the heater mounting bracket is stabilized in this way, an accident caused by the heater mounting bracket being removed unexpectedly, for example, the wiring of the internal base of the water heater and the heater are intended. There is an advantage that it is possible to prevent accidents such as making contact that does not occur. Furthermore, when the posture at the time of mounting the heater mounting bracket is stabilized, the positions of the heater, the object to be heated, and the reflection plate portion are also stabilized without being changed. Therefore, the distance between the heater or the reflector plate and the object to be heated is not unexpectedly separated, and when the object to be heated is heated by the heater, the above-described heating operation with efficient heat transfer can be stably continued. .
請求項3に記載の発明は、ヒータを支持した状態では、前記反射板部が前記ヒータの少なくとも一方側を覆うことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒータ取付用金具である。 A third aspect of the present invention is the heater mounting bracket according to the first or second aspect, wherein the reflector plate covers at least one side of the heater when the heater is supported.
かかる構成によると、さらに多くの熱を反射し、加熱対象となる構成部材へ向かって放射することができるので好ましい。 Such a configuration is preferable because more heat can be reflected and radiated toward the component to be heated.
本発明のヒータ取付用金具は、前記構成部材及び前記ヒータと接触する伝熱板部を有するものであってもよい(請求項4)。 The heater mounting bracket of the present invention may include a heat transfer plate portion that contacts the component member and the heater.
本発明は、前記構成部材は、加熱用気体と湯水との間で熱交換を行う熱交換器であり、加熱用気体が流れる缶体と、湯水が流れる流水管とを有するものであり、前記缶体は、枠状又は筒状となる缶体本体と、缶体本体の上下方向それぞれの端部近傍から水平方向へ突出するフランジ部とを備えており、前記流水管は、蛇行して延びる配管が単段に設けられ、一部が前記缶体の内部に位置し、他部が前記缶体の外部に露出するものであって、前記係合取付部が複数個所に形成され、前記流水管の前記缶体の外部に露出した部分の複数個所と接触した状態で取り付けられるものであることが好ましい(請求項5)。 In the present invention, the constituent member is a heat exchanger that performs heat exchange between the heating gas and hot water, and includes a can body through which the heating gas flows and a flowing water pipe through which the hot water flows, The can body includes a can body main body that has a frame shape or a cylindrical shape, and a flange portion that protrudes in the horizontal direction from the vicinity of each end in the vertical direction of the can body main body, and the water pipe extends in a meandering manner. Piping is provided in a single stage, a part is located inside the can body, and the other part is exposed to the outside of the can body, and the engagement mounting portions are formed at a plurality of locations, It is preferable that the tube is attached in contact with a plurality of portions exposed to the outside of the can body.
また、このような構成において、外方へ向かって突出する掛止片部を有するものであり、前記流水管に取り付けられた状態において、前記掛止片部が前記フランジ部と当接することで所定の方向への回動が阻止されるように取付け可能であることがさらに好ましい(請求項6)。 Moreover, in such a structure, it has a latching piece part which protrudes outward, and in the state attached to the said water flow pipe, the said latching piece part contacts the said flange part, and is predetermined. It is further preferable that it can be attached so as to be prevented from rotating in the direction of (1).
本発明のヒータ取付用金具は、蛇行して延びる配管が単段に設けられた熱交換器の外部配管にヒータを取り付ける場合に、特に好適に用いることができる。 The heater mounting bracket of the present invention can be particularly preferably used when a heater is mounted on an external pipe of a heat exchanger in which meandering pipes are provided in a single stage.
請求項7に記載の発明は、前記ホルダ部と、前記係合取付部と、前記掛止片部とが弾性を有するものであることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載のヒータ取付用金具である。
The invention according to
かかる構成によると、ヒータをヒータ取付用金具に対して着脱する場合、ヒータ取付用金具を構成部材に対して着脱する場合、掛止片部を所定の位置となるように配する場合等において、ホルダ部、係合取付部、掛止片部を一時的に弾性変形させてこれらの着脱作業や配置作業を実施することが可能となる。
ここで、給湯装置の筐体内には、各種機器や配管が殆ど隙間なく内蔵されることが多く、ヒータを取り付ける部分の周囲に広い空間が確保できない場合がある。しかしながら、本発明のヒータ取付用金具によると、所定の部分を適宜弾性変形できるので、このような狭い空間であっても、ヒータ取付用金具及びヒータの着脱作業や配置作業を比較的容易に実施することができる。
According to such a configuration, when the heater is attached to and detached from the heater mounting bracket, when the heater mounting bracket is attached to and detached from the component member, when the latching piece portion is arranged at a predetermined position, etc. The holder part, the engagement attaching part, and the latching piece part can be temporarily elastically deformed to perform these attaching / detaching operations and arranging operations.
Here, in the case of the hot water supply apparatus, various devices and pipes are often built in almost no gap, and there may be a case where a wide space cannot be secured around the heater mounting portion. However, according to the heater mounting bracket of the present invention, a predetermined portion can be appropriately elastically deformed, so that mounting and dismounting and arranging operations of the heater mounting bracket and the heater can be performed relatively easily even in such a narrow space. can do.
請求項8に記載の発明は、前記ヒータから延設された配線を保持する配線保持部が一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のヒータ取付用金具である。
The invention according to
かかる構成によると、ヒータから延びる配線が絡まってしまったり、ヒータの発熱部分に接触してしまったりすることがなく、望ましい。また、ヒータから延びる配線を止める部材を別途設ける構成に比べて、給湯装置全体の部品点数を削減できるので、望ましい。 According to such a configuration, the wiring extending from the heater is not entangled and does not come into contact with the heat generation portion of the heater, which is desirable. Moreover, it is desirable because the number of parts of the entire hot water supply apparatus can be reduced as compared with a configuration in which a member for stopping the wiring extending from the heater is separately provided.
本発明では、前記ヒータの外形が略円柱形であることが好ましい(請求項9)。 In the present invention, the outer shape of the heater is preferably a substantially cylindrical shape.
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれかに記載のヒータ取付用金具を介してヒータが取り付けられた構成部材を備えることを特徴とする給湯装置である。 A tenth aspect of the present invention is a hot water supply apparatus comprising a structural member to which a heater is attached via the heater mounting bracket according to any one of the first to ninth aspects.
本発明の給湯装置は、請求項1乃至9のいずれかに記載のヒータ取付用金具でヒータが取り付けられた構成部材を内蔵しており、構成部材の効率のよい加熱が可能となっている。このため、凍結防止動作を効率よく実施できる。
The hot water supply apparatus of the present invention has a built-in component to which the heater is attached by the heater mounting bracket according to any one of
本発明のヒータ取付用金具は、ヒータの加熱対象側を向いていない面から発せられる熱を反射板部で反射し、加熱対象へ向かって放射することができる。そのため、ヒータから発せられた熱をより多く加熱対象へと熱伝達できるので、ヒータと加熱対象との間で効率のよい熱伝達が可能となるという効果がある。
また、そのようなヒータ取付用金具によってヒータが取り付けられた構成部材を内蔵する本発明の給湯装置は、効率よく構成部材を加熱できるので、凍結防止動作の効率を高めることができるという効果がある。
The heater mounting bracket of the present invention can reflect the heat generated from the surface of the heater not facing the heating target side by the reflecting plate portion and radiate it toward the heating target. For this reason, more heat generated from the heater can be transferred to the object to be heated, so that there is an effect that efficient heat transfer between the heater and the object to be heated becomes possible.
In addition, the hot water supply apparatus of the present invention that incorporates the structural member to which the heater is mounted by such a heater mounting bracket can efficiently heat the structural member, so that it is possible to increase the efficiency of the freeze prevention operation. .
以下、本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。また以下の説明において、前後上下左右の位置関係については特に断りのない限り通常の設置状態を基準として説明する。 Hereinafter, although embodiment of this invention is described in detail, this invention is not limited to these examples. In the following description, the positional relationship between front, rear, up, down, left and right will be described based on a normal installation state unless otherwise specified.
本実施形態のヒータ取付用金具1は、図1で示されるように、給湯装置2の筐体3に内蔵される一次熱交換器5(熱交換器)に対して、ヒータ7(図1では図示せず)を取り付けるための金具である。
As shown in FIG. 1, the
この給湯装置2は、筐体3の内部に各種機器又は配管等の構成部材を内蔵して構成されるものであり、燃焼部4と、燃焼部4に空気を供給する送風機(図示せず)と、主に顕熱を回収する一次熱交換器5と、主に潜熱を回収する二次熱交換器6とを主な構成部材として備える、所謂潜熱回収式と称される給湯装置2である。
The hot
燃焼部4は、ガスや灯油等の燃料を燃焼するバーナを備えており、燃料を燃焼することで高温の燃焼ガスを発生させるものである。 The combustion unit 4 includes a burner that burns fuel such as gas and kerosene, and generates high-temperature combustion gas by burning the fuel.
一次熱交換器5は、気・液熱交換器であって、図2で示されるように、缶体10と、缶体10の内外に亘って延びる流水管11と、フィン(図示しない)とを備え、これらがロウ付け等により一体に形成されたものである。
The
缶体10は、外形が略角筒状の缶体本体12と、缶体本体12の上端から外側へ向かって突出する上側フランジ部13(フランジ部)と、缶体本体12の上端から外側へ向かって突出する下側フランジ部14(フランジ部)を備えた立設枠体となっている。
The
缶体本体12は、それぞれが上下方向に起立した状態で設けられる4つの立壁部15が環状に連続して形成されるものであり、4つの立壁部15に囲まれて形成される内部中空部分は、上端と、下端とがそれぞれ開放された状態となっている。
The
上側フランジ部13は、平面視が略「ロ」字状の板体であるフランジ本体13aと、フランジ本体13aの外周縁から下方へ垂設した周壁部13bとを備えている。別言すると、上側フランジ部13は、フランジ本体13aの外周縁部分を略垂直下方へと折り曲げた形状となっている。フランジ本体13aは、缶体本体12の上端開口部分を囲繞するように設けられるものであり、缶体本体12の外周面上端近傍から外側へ向かって水平方向に沿って突出している。
The
下側フランジ部14は、外形が略「ロ」字状の板体であるフランジ本体14aと、フランジ本体14aの外周縁から上方へ垂設した周壁部14bとを備えている。別言すると、下側フランジ部14は、フランジ本体14aの外周縁部分を略垂直上方へと折り曲げた形状となっている。フランジ本体14aは、缶体本体12の下端開口部分を囲繞するように設けられるものであり、缶体本体12の外周面下端近傍から外側へ向かって水平方向に沿って突出している。
The
流水管11は、図2で示されるように、水平方向に蛇行して延びる配管である。より具体的には、流水管11は、湯水が流入する配管である入水管部18と、缶体10の内部で前後方向に沿って延びる直状管部19と、缶体10の外部で屈曲して延びるベンド管部20と、湯水が流出する配管である出水管部21とが連結されて形成されるものである。
As shown in FIG. 2, the flowing
直状管部19は、缶体10の内部に位置する複数枚のフィン(図示せず)を貫通して延びている。なお、このフィン(図示せず)は、それぞれが直立した姿勢で缶体10の左右方向に沿って延びる薄手のプレート状(長方形平板状)の部材である。すなわち、直状管部19は、複数枚のフィン(図示せず)をそれぞれ厚さ方向に貫通した状態となっている。また、直状管部19は延び方向(前後方向)の両端部では、それぞれ缶体10の立壁部15を貫通し、缶体10の外部に位置する配管(入水管部18、ベンド管部20、出水管部21のいずれか)と連続している。
The
ベンド管部20は、平面視が略「U」字状となるように屈曲された部分である。ここで、ベンド管部20は、延び方向の両端部がいずれも缶体10の立壁部15と近接しており、各端部は間隔を空けて並列した状態となっている。そして、ベンド管部20の延び方向の各端部は、それぞれ異なる直状管部19と連続している。また、ベンド管部20は立壁部15から外側に向かって水平方向に突出した状態となっており、U字型の頂点部分が突出端となっている。
The
ここで流水管11は、図3で示されるように、入水管部18と、出水管部21の間に、複数の直状管部19と、複数のベンド管部20とが配されて、これらが連結されて形成されている。具体的には、流水管11では、湯水の流れ方向上流側から、入水管部18a、1つめの直状管部19a、1つめのベンド管部20a、2つめの直状管部19b、2つめのベンド管部20b、・・・、6つめの直状管部19f、6つめのベンド管部20f、7つめの直状管部19g、出水管部21aが順に連続された状態となっている。
Here, as shown in FIG. 3, the flowing
このため、入水管部18から流入された湯水は、缶体10の内部に位置する直状管部19と、缶体10の外部に位置するベンド管部20とを交互に通過していくこととなる。具体的には、缶体10内部の直状管部19(19a)を通過した湯水は、一旦缶体10の外部へと流れ、ベンド管部20(20a)で折り返されることによって、再び缶体10内部へと流れる。そして、折り返し前に通過した直状管部19(19a)と隣接する位置にある直状管部19(19b)を通過していく。これを繰り返すことで、最も湯水の流れ方向下流側に位置する直状管部19(19g)に湯水が流入する。そして、湯水は、直状管部19(19g)から出水管部21(21a)へと至り、出水管部21(21a)から流出される。
For this reason, the hot water that has flowed in from the water
つまり、複数の直状管部19が缶体10の左右方向に並列して配されており、各ベンド管部20が左右方向で隣接する2つの直状管部19を連結した状態となっている。そして、ベンド管部20は缶体10の前側と後側とにそれぞれ設けられており、1つめの直状管部19aと2つめの直状管部19bとを後側に位置するベンド管部20aが連結し、2つめの直状管部19bと3つめの直状管部19cとを前側に位置するベンド管部20bが連結するといった具合に、左右方向で1つずつずれた2つの直状管部19を後側のベンド管部20(20a,20c,・・・)と前側のベンド管部20(20b,20d,・・・)とが交互に連結した状態となっている。したがって、缶体10の前側と、後側とではそれぞれ複数のベンド管部20が左右方向に間隔を空けて並列した状態となっている。
In other words, the plurality of
また、図2で示されるように、入水管部18と出水管部21の間に位置する直状管部19と複数のベンド管部20とは、いずれも上下高さ方向の位置が略同一となっている。すなわち、流水管11は、単段(1段)に設けられ、水平方向に蛇行して延びる配管となっている。
Further, as shown in FIG. 2, the
ここで、一次熱交換器5は、流水管11が単段(1段)に設けられるものであるため、複数段に設けられるものに比べて高さが低く(上下方向の長さが短く)なっている。このため、流水管11の一部を内部に収納する缶体10の高さもまた比較的低くなっており、缶体10の上側フランジ部13と下側フランジ部14とは、互いに比較的近接した位置にある。したがって、上側フランジ部13と下側フランジ部14の間に位置するベンド管部20と上側フランジ部13、又はこのベンド管部20と下側フランジ部14は、いずれも互いに比較的近接した位置にある。
Here, in the
具体的に説明すると、図4で示されるように、一次熱交換器5の後端側近傍では、上側フランジ部13と下側フランジ部14のそれぞれが缶体本体12から後側に向かって突出している。そして、ベンド管部20もまた缶体本体12から後側に向かって突出している。ここで、ベンド管部20は、上側フランジ部13と下側フランジ部14との間であって、缶体本体12の上下方向の中心からやや下側フランジ部14よりの位置から突出している。さらに、上側フランジ部13の突出長さはベンド管部20の突出長さより長く、ベンド管部20の突出長さは下側フランジ部14の突出長さより長くなっている。そのため、上側フランジ部13は、庇のように、ベンド管部20から上方に離れた位置でベンド管部20を覆うように設けられている。別言すると、上側フランジ部13が傘のようにベンド管部20に差し掛けられた状態となっている。
Specifically, as shown in FIG. 4, in the vicinity of the rear end side of the
また、一次熱交換器5の前端側近傍では、上側フランジ部13と下側フランジ部14のそれぞれが缶体本体12から前側に向かって突出している。そして、ベンド管部20もまた缶体本体12から前側に向かって突出している。そして、一次熱交換器5の前端側近傍でも後端側近傍と同様に、上側フランジ部13と下側フランジ部14の間にベンド管部20が位置しており、下側フランジ部14、ベンド管部20、上側フランジ部13の順に突出長さが長くなっている。
Further, in the vicinity of the front end side of the
二次熱交換器6は、公知の気・液熱交換器であって、一次熱交換器5において回収しきれなかった燃焼ガスの熱エネルギーを回収する部分である。この二次熱交換器6は、箱状体の内部に湯水が流れる配管(図示せず)を内蔵して形成されるものであり、この配管の原料に耐腐食性が高いステンレス鋼等を採用することで、一次熱交換器5と比べて耐腐食性に優れた構造となっている。
The
給湯装置2は、図1で示されるように、燃焼部4より燃焼ガスの流れ方向下流側に一次熱交換器5が位置しており、一次熱交換器5よりさらに燃焼ガスの流れ方向下流側に二次熱交換器6が位置している。一次熱交換器5と二次熱交換器6とは、直列に接続されている。そして燃焼部4の内部から、一次熱交換器5、二次熱交換器6、排気集合管8、排気筒(図示せず)の各内部を連通する空間が形成され、燃焼部4で発生した燃焼ガスが流動可能となっている。
As shown in FIG. 1, in the hot
したがって、この給湯装置2を稼働すると、燃焼部4で発生した燃焼ガスが一次熱交換器5、二次熱交換器6、排気集合管8と流れ、排気筒へと至る。そして、排気筒の上方に形成された排気口から外部へと放出される。その一方、外部給水源から供給されてきた湯水や循環する熱媒体が、二次熱交換器6で予備加熱された後に一次熱交換器5の流水管11へと流入する。そして、流水管11を流れる湯水や熱媒体が、一次熱交換器5(缶体10)の内部を流れる燃焼ガスとの間で熱交換されて加熱される。このように湯水や熱媒を加熱することで、給湯先となるカランや浴槽等に湯水を供給する一般給湯運転、浴槽に加熱した湯水を供給する風呂自動落とし込み運転、暖房器具に熱を供給する熱媒を加熱する暖房運転、風呂の湯水を循環させて加熱する風呂運転といった各種運転を実施可能な構成となっている。
Therefore, when the hot
ここで、上記したように、給湯装置2で各種運転を実施すると、湯水や熱媒体が一次熱交換器5の流水管11を流れる構造となっている。したがって、給湯装置2で各種運転を実施した後でその運転を停止すると、流水管11の内部に湯水等が残留した状態となってしまう。このため、寒冷地で給湯装置2を運用した場合、流水管11の内部に留まる湯水等が低温の外気に冷やされて凍結してしまうおそれがある。そこで、本実施形態では、このような流水管11の内部に留まる湯水等の凍結を防止するために、流水管11にヒータ取付用金具1を介してヒータ7を取り付けている(図1、図2、図4参照)。
Here, as described above, when various operations are performed in the hot
本実施形態のヒータ取付用金具1について、以下で詳細に説明する。
The
ヒータ取付用金具1は、金属板材を打ち抜き加工した後に折り曲げ加工して形成される金具であり、図5で示されるように、ヒータ7の取付対象となる給湯装置2の構成部材(本実施形態では一次熱交換器5のベンド管部20)にヒータ取付用金具1自身を固定するための管体挟持部26(係合取付部)と、ヒータ7を支持するためのホルダ部27と、ホルダ部27の上方及び側方の一方側に位置する反射板部28と、ヒータ取付用金具1の上端近傍に形成されて上側後方へと突出する掛止片部29とを備えている。
The
管体挟持部26は、図5、図6で示されるように、2つの脚部32と伝熱板部33とによって構成されている。
As shown in FIGS. 5 and 6, the
脚部32は、図6、図7で示されるように、ヒータ取付用金具1の左右方向の各端部からやや内側に位置する部分にそれぞれ1つずつ形成されている。この脚部32は、略長方形平板状の底板部35と、底板部35の後端から略垂直上側に突出して上下方向に延在する立枠部36とを備えており、側面形状が略L字状となるように形成されている。また、この脚部32は、弾性変形可能なように形成されている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
底板部35は、立枠部36の下端から前方に突出するものであって、立枠部36の下端部に片持ち状に支持された状態となっている。ここで、底板部35の前端近傍には、底板部35を上方に凸となるように山なりに折り曲げられて形成される係止突起部37が設けられている。すなわち、この係止突起部37は、周囲に位置する他の部分よりも上下方向の高さが高くなった部分であって、上方に向かって突出する突起となっている。
The
立枠部36は、正面視が略「ロ」字状となる枠体本体38と、この枠体本体38の内周面の下端から上方に突出するように形成される配線係止片39(配線保持部)によって形成されている。別言すると、立枠部36は、上下方向において起立した平板状の部分に対し、この平板状の部分を厚さ方向(前後方向)に貫通する貫通孔40を設けることで形成される枠体である。そして、立枠部36の中央部分に形成される貫通孔40は、正面視した開口形状が上下方向で逆さ向きとなった略「凹」字状となっている。
The standing
枠体本体38は、上下方向において起立した平板状の部分に対し、上下端及び左右端を残して中央側の大部分がくり抜かれて形成される枠体である。
The
配線係止片39は、枠体本体38の内周面の下端部分であって左右方向の中心近傍に設けられるものであり、上下方向で起立した略長方形平板状の部分を折り曲げて形成される突出片である。
ここで、配線係止片39の上下方向の中心近傍の部分は、後方に凸となるように山なりに折り曲げられて形成されている。そして、この後方に凸となった部分は、枠体本体38の後端面より後方に突出した状態となっている。さらに、配線係止片39の上端近傍もまた、後方上側へ向かって突出した状態となるように折り曲げられている。そして、この部分もまた、枠体本体38の後端面より後方に突出した状態となっている。
すなわち、配線係止片39は、上下方向に起立した長方形平板を側面視が鋸刃波形となるように折り曲げられて形成された部分であり、上下方向の中心近傍に位置する後方に凸となった部分と、上端の前後方向に対して傾斜した平板状の部分とが上下方向で連続した状態となっている。
The
Here, the portion in the vicinity of the center in the vertical direction of the
That is, the
さらに、この配線係止片39の左右方向の長さは、隣接する貫通孔40の左右方向の長さよりも短くなっている。そして、この配線係止片39もまた、弾性変形可能なように形成されている。
Further, the length of the
ここで、枠体本体38の上端近傍に注目すると、図7で示されるように、枠体本体38と側方反射板部53(詳しくは後述する)との間には、略長方形平板状の脚部連結板42が設けられている。
脚部連結板42は、枠体本体38の上端から前方へ向かって突出するものであり、底板部35と対向した状態となっている。すなわち、脚部連結板42と底板部35とは互いに平行となるように上下方向で離間している。そして、脚部連結板42の突出長さ(前後方向の長さ)は底板部35の突出長さ(前後方向の長さ)よりも短くなっている。また、脚部連結板42の前端部分と側方反射板部53(詳しくは後述する)の下端とが連続した状態となっている。
このことにより、脚部32の後端部分は、側方反射板部53(詳しくは後述する)の後端部分より後方に位置した状態となっている。
Here, paying attention to the vicinity of the upper end of the frame
The
As a result, the rear end portion of the
伝熱板部33は、図6で示されるように、側方反射板部53(詳しくは後述する)の下端から前方へ突出する長方形平板状の部分である。この伝熱板部33は、2つの脚部32の間に位置するものであり、一方の脚部32の内側端部近傍から他方の脚部32の内側端部近傍まで延びている。また、伝熱板部33は、脚部32の上端と略同じ高さに設けられている。
As shown in FIG. 6, the heat
ホルダ部27は、伝熱板部33と2つの上側支持片45によって構成されている。
ここで、上記したように、管体挟持部26は、2つの脚部32と伝熱板部33によって構成されている。すなわち、図6で示されるように、管体挟持部26とホルダ部27とが伝熱板部33を境に上下方向で並列するように形成されており、伝熱板部33は、管体挟持部26の一部であると共に、ホルダ部27の一部でもあるように形成されている。別言すると、伝熱板部33はヒータ7を支持するための部分でもあり、一次熱交換器5のベンド管部20を挟持するための部分でもある。
The
Here, as described above, the
上側支持片45は、図6、図7で示されるように、上方反射板部54(詳しくは後述する)と側方反射板部53(詳しくは後述する)の一部を切り欠いた部分に形成されている。そしてこの上側支持片45が形成される部分は、ヒータ取付用金具1の左右方向において、脚部32よりもやや内側に位置している。より具体的には、2つの脚部32のうちの一方の脚部32よりやや内側の位置に2つの上側支持片45のうちの一方が設けられており、2つの脚部32のうちの他方の脚部32よりやや内側の位置に2つの上側支持片45のうちの他方が設けられている。
そして、この上側支持片45は、いずれも弾性変形可能となっている
As shown in FIGS. 6 and 7, the
The
この上側支持片45は、上方に凸であるように丸みを帯びて湾曲した板体である湾曲部46と、湾曲部46の前端から前方上側へ向かって突出する長方形平板状の突出爪部47とを有しており、伝熱板部33の上方に設けられている。したがって、湾曲部46の下面と伝熱板部33とは対向した状態となっている。
The
ここで、湾曲部46の後端部分に注目すると、図7で示されるように、湾曲部46と側方反射板部53(詳しくは後述する)との間に、側面視が略「L」字状となる支持片連結板49が設けられている。
この支持片連結板49は、上下方向に起立した長方形平板状の立板部49aと、立板部49aの上端を前方に向かって折り曲げて形成される突出板部49bにより構成されている。
立板部49aは、側方反射板部53の切欠部51(詳しくは後述する)の下端部分に形成されるものであり、この下端部分から上方に突出した状態となっている。
突出板部49bは、立板部49aの上端から前方へ向かって突出するものであり、その前端部分と湾曲部46の後端部分とは連続した状態となっている。
このように、支持片連結板49が設けられることにより、上側支持片45と側方反射板部53(詳しくは後述する)とは前後方向で離間した状態となっている。
Here, paying attention to the rear end portion of the
The support
The
The protruding
Thus, by providing the support
反射板部28は、上下方向に起立した略長方形平板状の側方反射板部53と、側方反射板部53の上端を前方に向かって折り曲げて形成される上方反射板部54により構成されている。そして、この側方反射板部53と上方反射板部54とは略垂直に交わっており、反射板部28は、側面視が略「L」字状となっている。
The reflecting
側方反射板部53は、図7で示されるように、脚部32の上方に位置するものであり、この側方反射板部53の上下方向の長さは、脚部32(立枠部36)の上下方向の長さよりも短くなっている。換言すると、側方反射板部53は、ヒータ取付用金具1の上下方向の中心より上側よりの位置に形成された立壁状の部分であり、ヒータ取付用金具1の左右方向全体に亘って延在している。
また、側方反射板部53の左右方向の各端部よりやや中心よりの位置であって、脚部32よりもさらに左右方向の中心側に位置する部分には、側方反射板部53を上端から下方に向かって切り欠いた切欠部51が形成されている。
As shown in FIG. 7, the side reflecting
Further, the
上方反射板部54は、図7で示されるように、掛止片部29を除いたヒータ取付用金具1の上端に位置するものであり、ヒータ取付用金具1の左右方向で並列する4つの小さな略長方形平板状の部分である第1上方反射板54a、第2上方反射板54b、第3上方反射板54c、第4上方反射板54dによって構成されている。すなわち、上方反射板部54は、ヒータ取付用金具1の左右方向全体に亘って延びる大きな略長方形板状の部分が、3つの切欠き(後述する2つの側方切欠部55及び中心側切欠部56)によって4つの小さな略長方形平板状の部分に分断されて形成されている。
As shown in FIG. 7, the upper reflecting
詳説すると、上方反射板部54には、ヒータ取付用金具1の左右方向の各端部よりやや中心よりの位置であって、脚部32よりもさらに左右方向の中心側に位置する部分に、上方反射板部54の前端から後端まで延びる側方切欠部55が形成されている。また、この側方切欠部55の後端部分は、上記した側方反射板部53の切欠部51の上端部分と連続している。
また、上方反射板部54には、ヒータ取付用金具1の左右方向の中心近傍に、2つの切欠き溝によって構成される中心側切欠部56が形成されている。この中心側切欠部56を構成する2つの切欠き溝は、掛止片部29(詳しくは後述する)の左右方向両端部とそれぞれ隣接する切欠きであって、上方反射板部54の前端から後端まで延びている。
More specifically, the upper reflecting
Further, the upper reflecting
ここで、図6で示されるように、第1上方反射板54a、第2上方反射板54b、第3上方反射板54c、第4上方反射板54dのうち、ヒータ取付用金具1の左右方向の両端にそれぞれ位置する第1上方反射板54aと第4上方反射板54dとは、いずれも脚部32の底板部35と上下方向において離間対向した状態となっている。つまり、第1上方反射板54aと第4上方反射板54dとは、それぞれ異なる底板部35と互いに平行となっている。
Here, as shown in FIG. 6, of the first
また、ヒータ取付用金具1の左右方向の中心側に位置する第2上方反射板54bと第3上方反射板54cとは、いずれも伝熱板部33と上下方向において離間対向した状態となっている。より具体的には、上方反射板部54の突出長さ(前後方向の長さ)は、伝熱板部33の突出長さ(前後方向)と略同一となっており、第2上方反射板54b及び第3上方反射板54c下面全体が、伝熱板部33の上面と対向した状態となっている。そして、第2上方反射板54bと第3上方反射板54cとは、いずれも伝熱板部33と互いに平行となっている。このため、第2上方反射板54bと、側方反射板部53と、伝熱板部33とは鉛直断面形状が略「コ」字状となるように連続している。同様に、第3上方反射板54cと、側方反射板部53と、伝熱板部33もまた、鉛直断面形状が略「コ」字状となるように連続している。
Further, the second
掛止片部29は、図6、図7で示されるように、片持ち状に支持された略長方形平板状の部分の自由端を後方上側に向かって折り返して形成され、上方反射板部54が位置する部分からさらに上方に突出する突出片であり、弾性変形可能となっている。また、この掛止片部29は、側面視した形状が略「U」字状となっている。そして、この掛止片部29の前端部分は、上方反射板部54の前端よりやや後方に位置した状態となっている。
As shown in FIGS. 6 and 7, the latching
この掛止片部29は、側方反射板部53の上端から前方へ向かって突出する略長方形平板状の水平板部58と、前方に凸となるように丸みを帯びて湾曲した湾曲部59と、後端側が高くなるように水平方向に対して傾斜した略長方形平板状の掛止板部60によって構成されている。
The latching
そして、水平板部58の前端部分が湾曲部59の下端部分と連続し、湾曲部59の上端部分が掛止板部60の下端部分と連続した状態となっている。したがって、掛止板部60は湾曲部59の上端から後方上側へ突出した状態となっている。
ここで、水平板部58は、伝熱板部33と上下方向において離間対向した状態となっている。このため、水平板部58と、側方反射板部53と、伝熱板部33とは鉛直断面形状が略「コ」字状となるように連続している。また、水平板部58の突出長さ(前後方向の長さ)は、伝熱板部33の突出長さ(前後方向)よりやや短くなっている。
The front end portion of the
Here, the
続いて、ヒータ7を一次熱交換器5の流水管11に取付ける際の取付け構造について説明する。
Then, the attachment structure at the time of attaching the
まず、ヒータ取付用金具1によって流水管11に取付けられるヒータ7について詳細に説明する。
First, the
流水管11に取り付けられるヒータ7は、図8で示されるように、所謂石英ガラス管ヒータと称されるものであって、その外形は略円柱形となっている。
より具体的には、このヒータ7は、円筒状のガラス管64と、抵抗線65と、シリコーンゴム等で形成された2つのキャップ部66と、2本のリード線67(配線)とを有している。
そして、ガラス管64の内部に抵抗線65が配された状態で、抵抗線65の両端部分にそれぞれリード線67が接続された状態となっている。加えて、ガラス管64の両端に位置する開放部分をキャップ部66で閉塞すると共に、2つのリード線67がそれぞれ別のキャップ部66を貫通して外部へ延設された状態となっている。
As shown in FIG. 8, the
More specifically, the
The
ここで、図8で示されるように、抵抗線65は、ガラス管64の断面径方向の中心近傍に位置している。したがって、抵抗線65の外表面とガラス管64の内周面とは離間した状態となっている。別言すると、ガラス管64は、抵抗線65から外側に離れた位置で抵抗線65を取り囲んだ状態となっている。
Here, as shown in FIG. 8, the
このようなヒータ7を、図9で示されるように、ヒータ取付用金具1のホルダ部27に挿入する。そして、図5で示されるように、ヒータ7を2つの上側支持片45と伝熱板部33とで挟み込んで固定した状態とする。
Such a
具体的には、上側支持片45に対して上方に力を加える等により一次的に弾性変形させた状態で、ヒータ7を上側支持片45と伝熱板部33の間に挿入した状態とする。そして、その後に上側支持片45に加えた力を解除する。このことにより、上側支持片45が元の形状に戻ろうとする変形をするので、図10で示されるように、上側支持片45の一部である湾曲部46の下面がヒータ7のガラス管64の外周面と接触した状態となる。すなわち、ヒータ7のガラス管64の外周面を上側支持片45の湾曲部46が上側から押圧し、ヒータ7が上側支持片45と伝熱板部33とによって挟み込まれる。このことにより、ヒータ取付用金具1に対してヒータ7が固定された状態となる。換言すると、ヒータ7がヒータ取付用金具1によって支持される。
Specifically, the
ここで、上記したように、湾曲部46と側方反射板部53の間には支持片連結板49(突出板部49b)が設けられている。そのため、ヒータ7と側方反射板部53とは前後方向で離間した状態となっている。
加えて、上側支持片45(湾曲部46)の上端部分は、上方反射板部54の上端よりも下側に位置している。このため、ヒータ7と上方反射板部54とは上下方向で離間した状態となっている。
すなわち、ヒータ7の上側の面と上側支持片45(湾曲部46)の下面とが上下方向で離間対向した状態となり、ヒータ7の後側の面(外側の面)と側方反射板部53の前面とが前後方向で離間対向した状態となっている。
Here, as described above, the support piece connecting plate 49 (projecting
In addition, the upper end portion of the upper support piece 45 (curved portion 46) is located below the upper end of the upper reflecting
That is, the upper surface of the
このことにつき、詳細に説明すると、ヒータ7がヒータ取付用金具1によって支持された状態では、図5で示されるように、ヒータ7の上側の大半の部分が上方反射板部54と、掛止片部29の水平板部58とによって覆われた状態となっている。より具体的には、ヒータ7の上側の部分のうちで上側支持片45と接触している部分を除いた略全ての部分の上方に、上方反射板部54と水平板部58とが位置している。すなわち、ヒータ7の上面から上側に離れた位置には、ヒータ7の長手方向(左右方向)略全体に亘って上方反射板部54と水平板部58とが位置している。このことにより、これら上方反射板部54と水平板部58とが庇のようにヒータ7を覆った状態となっている。換言すると、上方反射板部54と水平板部58とが傘のようにヒータ7に差し掛けられた状態となっている。
This will be described in detail. When the
さらに、ヒータ7がヒータ取付用金具1によって支持された状態では、図5で示されるように、ヒータ7の後側の部分から後方に離れた位置に側方反射板部53が立設されている。この側方反射板部53は、ヒータ7の長手方向(左右方向)に沿って延びており、
側方反射板部53の左右方向の長さと、ヒータ7の長手方向(左右方向)の長さとは略同一となっている。より具体的には、ヒータ取付用金具1全体の左右方向の長さと略同一となる側方反射板部53の左右方向の長さと、ヒータ7の発熱部分となるガラス管64の左右方向の長さとが略同一となっている。このため、ヒータ7の後側の部分の略全面が、側方反射板部53の前面と対向した状態となっている。
Further, in the state where the
The length in the left-right direction of the side reflecting
このように、ヒータ取付用金具1によってヒータ7を支持した状態において、図11、図12で示されるように、一次熱交換器5の後方側に位置するベンド管部20にヒータ取付用金具1を係合させた状態とする。
Thus, in a state where the
具体的には、図12で示されるように、ヒータ取付用金具1を一次熱交換器5に取り付けるとき、並列するベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20c,ベンド管部20e)のうち、1つ飛び(1つおき)となる2つのベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20e)に対してヒータ取付用金具1の2つの脚部32をそれぞれ接触させた状態とする。別言すると、左右方向に並列する3つのベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20c,ベンド管部20e)のうちで両端に位置する2つのベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20e)に対してヒータ取付用金具1の2つの脚部32をそれぞれ接触させた状態とする。
Specifically, as shown in FIG. 12, when the
より具体的には、図12で示されるように、各ベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20e)の突出端となる部分、すなわち、ベンド管部20のうちで最も外側に位置する屈曲した部分の頂点(U字型の頂点部分であり屈曲頂点)となる部分の近傍と脚部32とを接触させた状態とする。
More specifically, as shown in FIG. 12, each bend pipe part 20 (bend
すなわち、脚部32に対して下方に力を加える等により一次的に弾性変形させた状態で、ベンド管部20の突出端を底板部35の上方に位置させた状態とする。そして、その後に脚部32に加えた力を解除する。このことにより、脚部32が元の形状に戻ろうとする変形をするので、図13で示されるように、ベンド管部20の下側部分が係止突起部37の後方に位置すると共に、底板部35の上面と接触した状態となる。
また、この状態では、図13で示されるように、ベンド管部20の上方側から伝熱板部33が接触した状態となる。すなわち、ベンド管部20の突出端から左右方向に離れた部分(図13の奥行き方向に離れた部分)と伝熱板部33とが接触した状態となる。つまり、ベンド管部20は、突出端となる部分の下方側から脚部32の底板部35が接触すると共に、底板部35が接触する部分とは左右方向に離れた部分の上方側から伝熱板部33が接触した状態となる。換言すると、ベンド管部20が底板部35と伝熱板部33によって上下方向で挟まれた状態となる。このように、ベンド管部20を底板部35と伝熱板部33とで挟持することにより、図12で示されるように、ヒータ取付用金具1が一次熱交換器5に対して固定された状態となる。
That is, the protruding end of the
Further, in this state, as shown in FIG. 13, the heat
ここで、上記したように、伝熱板部33は、2つの脚部32の間に位置するものであり、一方の脚部32の内側端部近傍から他方の脚部32の内側端部近傍まで延びている(図6参照)。そのため、ヒータ取付用金具1が一次熱交換器5に取り付けられた状態では、伝熱板部33は、並列する3つのベンド管部20(ベンド管部20a,ベンド管部20c,ベンド管部20e)に上側から接触した状態となる(図1参照)。
Here, as described above, the heat
また、ヒータ取付用金具1が一次熱交換器5に取り付けられた状態では、図13で示されるように、掛止片部29が一次熱交換器5の上側フランジ部13に下側から当接した状態となる。より具体的には、掛止片部29の一部であり後方上側に突出する掛止板部60の上端が上側フランジ部13のフランジ本体13aの下面に当接した状態となる。
具体的に説明すると、掛止片部29もまた、下方に力を加える等により一次的に弾性変形させた状態で上側フランジ部13の下方へ位置させた状態とし、その後、掛止片部29に加えた力を解除した状態とする。すると、掛止片部29が元の形状に戻ろうとする変形をするため、掛止片部29が上側フランジ部13を常時上方へ付勢した状態となる。
Further, in the state where the
More specifically, the latching
このように、掛止片部29が上側フランジ部13と接触した状態とすると、ヒータ取付用金具1の意図しない回動を防止することができる。
詳説すると、仮に、ヒータ取付用金具1が一次熱交換器5に取り付けられた状態において、予期しない力がヒータ取付用金具1に加わる等の理由により、挟持したベンド管部20を軸にヒータ取付用金具1が一次熱交換器5の外側へ向かって倒れこむように回動しようとしたとする(図13において時計まわりに回動しようしたとする)。しかしながら、このようにヒータ取付用金具1が回動しようとしても、掛止片部29が上側フランジ部13に引っ掛かるので、ヒータ取付用金具1は回動することができない。したがって、本実施形態のヒータ取付用金具1によると、ヒータ取付用金具1の一次熱交換器5の外側(後側)へ倒れこむような意図しない回動を完全に阻止できる。
Thus, when the
More specifically, assuming that the
さらに、ヒータ7を支持したヒータ取付用金具1が一次熱交換器5に取り付けられた状態において、図12で示されるように、ヒータ7から延びるリード線67を脚部32と一体に形成された配線係止片39で保持した状態とする。このことにより、リード線67が所定の位置で延びた状態となるので、ヒータ7から延びるリード線67が給湯装置2に内蔵される他の部材と絡まったり、縺れてしまったりすることがない。
具体的には、図12で示されるように、配線係止片39の後方に凸となるように折り曲げられた部分の前方にリード線67が位置した状態とする。そして、配線係止片39の左右方向にそれぞれ離れた位置では、枠体本体38の後端面の後側にリード線67が位置した状態とする。このことにより、リード線67が配線係止片39と枠体本体38によって前後方向で挟まれた状態となり、リード線67が脚部32によって保持(挟持)された状態となる。このことにより、リード線67は、ヒータ取付用金具1の下端近傍の部分を左右方向(ヒータ取付用金具1の長手方向)に沿って直線的に延びた状態となる。
つまり、本実施形態のヒータ取付用金具1では、ベンド管部20に対してヒータ取付用金具1自身を取り付けるための部分と、リード線67を保持する部分とが一体に形成されており、リード線67の絡まりや縺れを防止可能な構造となっている。
Furthermore, in the state where the
Specifically, as shown in FIG. 12, the
That is, in the
そして、図13で示されるように、ヒータ7を支持したヒータ取付用金具1を一次熱交換器5に固定した状態でヒータ7を稼働させると、ヒータ7が発熱することにより、一次熱交換器5のベンド管部20が加熱される。
Then, as shown in FIG. 13, when the
ここで、上記したように、ヒータ7の上側の大半の部分が上方反射板部54と、掛止片部29の水平板部58(図13では図示せず)とによって覆われた状態となっており、ヒータ7の後側の部分から後方に離れた位置に側方反射板部53が立設されている。このことにより、ベンド管部20(流水管11)から離れる方向へ放射された熱を反射させることができるので、ベンド管部20(流水管11)の内部の湯水を効率よく加熱可能となっている。
Here, as described above, most of the upper portion of the
具体的に説明すると、ヒータ7の下方側から発せられる熱は、直接又は伝熱板部33を介してベンド管部20へと伝熱され、ベンド管20(流水管11)の内部の湯水に伝達されることとなる。
さらに、ベンド管部20の上方側から発せられる熱は、上方反射板部54又は水平板部58(図13では図示せず)に向かって放射された後、上方反射板部54又は水平板部58(図13では図示せず)によって反射されてベンド管部20側へ放射される。このことにより、反射された熱が直接又は伝熱板部33を介してベンド管部20へと伝熱され、ベンド管20(流水管11)の内部の湯水に伝達されることとなる。
加えて、ベンド管部20の後方側から発せられる熱、すなわち、一次熱交換器5の外側に向かって発せられる熱は、側方反射板部53に向かって放射された後、側方反射板部53によって反射されて一次熱交換器5の缶体本体12に近づく方向へ放射される。このことにより、反射された熱は缶体本体12から流水管11へと伝熱され、流水管11内の湯水に伝熱されることとなる。
本実施形態では、このようにベンド管部20から離れる方向へ放射された熱をも流水管11内の湯水の加熱に用いることができるので、流水管11内の湯水を効率よく加熱可能となっている。
More specifically, heat generated from the lower side of the
Further, the heat generated from the upper side of the
In addition, after the heat emitted from the rear side of the
In the present embodiment, since the heat radiated in the direction away from the
上記した実施形態では、ヒータ7から上方に離間した位置と、ヒータ7から後方(一次熱交換器5の外側方向)に離間した位置とに反射板(上方反射板部54、側方反射板部53)を設けた例、すなわち、ヒータ7を基準として2つの方向にそれぞれ離れた位置に反射板を設けた例を示したが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、ヒータから上方に離間した位置と、ヒータから後方に離間した位置の一方だけに反射板を設ける構成であってもよい。すなわち、ヒータを基準として1方向に離れた位置に反射板を設けてもよく、複数方向に離れた位置にそれぞれ反射板を設けてもよい。
しかしながら、ヒータ取付用金具に対するヒータの着脱を容易にするという観点から、いずれか一方の方向には反射板を設けない構成が望ましい。即ち、反射板はヒータの着脱を阻害しない位置に配することが望ましい。
また、円弧状に湾曲した反射板を設ける等により、1つの反射板でヒータの外周面を複数方向から覆った構成であってもよい。
In the above-described embodiment, the reflecting plate (upper reflecting
For example, the reflector may be provided only at one of a position spaced upward from the heater and a position spaced rearward from the heater. That is, the reflector may be provided at a position separated in one direction with respect to the heater, or the reflector may be provided at a position separated in a plurality of directions.
However, from the viewpoint of facilitating attachment / detachment of the heater to / from the heater mounting bracket, a configuration in which no reflector is provided in either direction is desirable. That is, it is desirable to arrange the reflecting plate at a position that does not hinder the attachment / detachment of the heater.
Moreover, the structure which covered the outer peripheral surface of the heater from several directions by one reflecting plate by providing the reflecting plate curved in circular arc shape etc. may be sufficient.
上記した実施形態では、ヒータ7を支持した状態でヒータ取付用金具1を一次熱交換器5に係合させた例、即ち、ヒータ7を一次熱交換器5に取り付けた例を示したが、本発明のヒータ取付用金具1でヒータ7を取付ける給湯装置の構成部材は、一次熱交換器に限定されるものではない。例えば、二次熱交換器のような他の機器に取り付けてもよく、外部給水源から給湯装置の内部に湯水を供給するための入水管や、各機器間を接続する配管等、適宜の部材に取り付けてもよい。
In the above-described embodiment, an example in which the
上記した実施形態では、管体挟持部26(係合取付部)を構成する脚部32と伝熱板部33とで配管(ベンド管部20)を挟持してヒータ取付用金具1を取り付ける例を示したが、本発明のヒータ取付用金具1を給湯装置の構成部材に対して固定するための構造はこれに限るものではない。例えば、係合取付部を側面視がC字状のクリップのように形成してもかまわない。
In the above-described embodiment, an example in which the
上記した実施形態では、伝熱板部33を管体挟持部26(係合取付部)の一部であると共に、ホルダ部27の一部でもあるように形成した例を示したが、本発明のヒータ取付用金具1はこれに限るものではない。伝熱板部を係合取付部とホルダ部のいずれか一方の一部としてもよい。また、伝熱板部を係合取付部及びホルダ部とは別途設ける構成であってもよい。
In the above-described embodiment, an example in which the heat
1 ヒータ取付用金具
2 給湯装置
5 一次熱交換器(熱交換器)
7 ヒータ
10 缶体
11 流水管
12 缶体本体
13 上側フランジ部(フランジ部)
14 下側フランジ部(フランジ部)
26 管体挟持部(係合取付部)
27 ホルダ部
28 反射板部
29 掛止片部
33 伝熱板部
39 配線係止片(配線保持部)
1
7
14 Lower flange (flange)
26 Tube clamping part (engagement attachment part)
27
Claims (10)
前記ヒータを支持可能なホルダ部と、自身を前記構成部材に取り付けるための係合取付部とを備えており、前記構成部材に取り付けられた状態で前記ヒータを支持可能なヒータ取付用金具であって、
前記ヒータから発せられる輻射熱を反射するための反射板部を有し、
前記ホルダ部で前記ヒータを支持した状態において、前記ヒータと前記反射板部とが離間していることを特徴とするヒータ取付用金具。 It is a heater mounting bracket for mounting a heater to the constituent members constituting the hot water supply device,
A heater mounting bracket that includes a holder portion capable of supporting the heater and an engagement mounting portion for mounting the holder portion on the component member, and is capable of supporting the heater in a state of being attached to the component member. And
Having a reflector for reflecting radiant heat emitted from the heater;
The heater mounting bracket, wherein the heater and the reflection plate are separated in a state where the heater is supported by the holder.
前記係合取付部は、前記構成部材の一部を挟持可能なように形成されるものであり、
前記係合取付部が前記構成部材の一部を挟持した状態では、前記掛止片部が前記構成部材の他部と当接することで所定の方向への回動が阻止されることを特徴とする請求項1に記載のヒータ取付用金具。 Having a latching piece projecting outward,
The engagement mounting portion is formed so as to be able to sandwich a part of the component member,
In a state in which the engagement mounting portion sandwiches a part of the constituent member, the latching piece portion is prevented from rotating in a predetermined direction by contacting the other portion of the constituent member. The heater mounting bracket according to claim 1.
加熱用気体が流れる缶体と、湯水が流れる流水管とを有するものであり、
前記缶体は、枠状又は筒状となる缶体本体と、缶体本体の上下方向それぞれの端部近傍から水平方向へ突出するフランジ部とを備えており、
前記流水管は、蛇行して延びる配管が単段に設けられ、一部が前記缶体の内部に位置し、他部が前記缶体の外部に露出するものであって、
前記係合取付部が複数個所に形成され、前記流水管の前記缶体の外部に露出した部分の複数個所と接触した状態で取り付けられるものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のヒータ取付用金具。 The component member is a heat exchanger that performs heat exchange between a heating gas and hot water,
It has a can body through which heating gas flows and a flowing water pipe through which hot water flows,
The can body includes a can body main body that is frame-shaped or cylindrical, and a flange portion that protrudes in the horizontal direction from the vicinity of each end in the vertical direction of the can body main body,
The flowing water pipe is provided in a single stage with a meanderingly extending pipe, a part of which is located inside the can body, and the other part is exposed to the outside of the can body,
5. The engagement attachment portion is formed at a plurality of locations, and is attached in contact with a plurality of locations exposed to the outside of the can body of the flowing water pipe. The heater mounting bracket described in the above.
前記流水管に取り付けられた状態において、前記掛止片部が前記フランジ部と当接することで所定の方向への回動が阻止されるように取付け可能であることを特徴とする請求項5に記載のヒータ取付用金具。 It has a latching piece that protrudes outward,
6. The mounting according to claim 5, wherein in the state of being attached to the water flow pipe, the hooking piece can be attached so as to be prevented from rotating in a predetermined direction by contacting the flange. The heater mounting bracket described.
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