JP2013218379A - 表示装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】文字等を入力することなく所望の情報を検索して表示することが可能な表示装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】指位置検出部は、タッチパネルに対するユーザの指の位置を検出し、検出結果に基づいて、CPUは、ユーザの指とタッチパネルとの距離が、表示中の情報に対応する階層以外の階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する。他の階層に遷移した場合、CPUは、タッチパネルに対するユーザの位置に応じて次に表示すべきファイルを特定し、特定したファイルに基づいて表示画面を変更する。
【選択図】図5
【解決手段】指位置検出部は、タッチパネルに対するユーザの指の位置を検出し、検出結果に基づいて、CPUは、ユーザの指とタッチパネルとの距離が、表示中の情報に対応する階層以外の階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する。他の階層に遷移した場合、CPUは、タッチパネルに対するユーザの位置に応じて次に表示すべきファイルを特定し、特定したファイルに基づいて表示画面を変更する。
【選択図】図5
Description
本発明は、タッチパネルを備える表示装置及びプログラムに関する。
パーソナルコンピュータだけでなく、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末が急速に普及しており、これらの装置で閲覧するために、新聞、雑誌、本、記事等、様々な情報の電子化が進んでいる。また、ホームページ、メール、ブログ、ツイッターといったデジタルメディアも普及しており、ユーザがアクセスできる情報が飛躍的に増加している。そこで、膨大な量の情報からユーザが意図する情報を検索する技術が必要とされている。例えば、特許文献1では、データベースの整理・分類、検索、検索結果の整理・分類を簡単な操作によって可能とする技術が開示されている。また、特許文献2では、電話番号、電子メールアドレス等のコンタクト情報を入力するための入力フィールドに数字又は文字が入力された場合、入力された数字又は文字に応じて、入力される可能性のあるコンタクト情報をデータベースから検索し、検索結果を提供する技術が開示されている。
また、入力操作を補助するものとしてタッチパッドが使用されており、特許文献3及び非特許文献1では、タッチパッド上の操作位置だけでなく、タッチパッドを操作するオブジェクトのタッチパッドからの距離も検知する技術が開示されている。
また、入力操作を補助するものとしてタッチパッドが使用されており、特許文献3及び非特許文献1では、タッチパッド上の操作位置だけでなく、タッチパッドを操作するオブジェクトのタッチパッドからの距離も検知する技術が開示されている。
岡野祐一、他2名,「指の近接/接触検知が可能な3次元タッチパネル」,社団法人情報処理学会 研究報告,2009年1月,Vol.2009 No.5,p.9−14
しかしながら、情報の検索には通常文字が使用され、キーボードや音声認識等のユーザインタフェースを介して文字を入力する必要がある。また、検索処理後は検索結果から所望の情報を探し出す必要があり、所望の情報を得るための労力を軽減することは難しいという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものである。その目的は、文字等を入力することなく所望の情報を検索することが可能な表示装置及びプログラムを提供することにある。
本発明に係る表示装置は、タッチパネルを備える表示装置において、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離及び前記表示面上の位置に対応付けて情報を記憶してある記憶部と、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、該検出部が検出した離隔距離及び位置に対応する情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記情報は1又は複数の選択対象を含み、前記記憶部は、各情報に含まれる選択対象のそれぞれと、前記表示面からの離隔距離とに対応付けて情報を記憶しており、前記タッチパネルに表示中の情報に含まれる選択対象から、前記検出部が検出した位置を含む選択対象を特定する対象特定部を備え、前記表示制御部は、前記対象特定部が特定した選択対象と、前記検出部が検出した離隔距離とに対応する情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記記憶部は、前記表示面からの離隔距離を複数に分割した各区分と、前記表示面上の位置とに対応付けて情報を記憶しており、前記検出部は、所定時間間隔で前記離隔距離及び位置を検出するようにしてあり、前記検出部が逐次検出する離隔距離が異なる区分に変化したか否かを判定する判定部を備え、前記表示制御部は、前記判定部が異なる区分に変化したと判定した場合、前記検出部が検出した離隔距離を含む区分と、前記検出部が検出した位置とに対応する情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記タッチパネルは、前記操作体が接触した場合、接触位置を検出するようにしてあり、前記タッチパネルが接触位置を検出した場合、前記タッチパネルに表示中の情報に含まれる選択対象のうちの、前記タッチパネルが検出した接触位置を含む選択対象に対する選択を受け付ける選択受付部を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記検出部が検出した位置に基づいてポインタを前記タッチパネルに表示するポインタ表示部を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記対象特定部が特定した選択対象を他の選択対象とは異なる態様で表示する表示態様制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記表示制御部は、前記タッチパネルに表示中の情報のうちの、前記対象特定部が特定した選択対象の表示領域に、該選択対象と、前記表示中の情報に対応する離隔距離の次に短い離隔距離とに対応する情報を重ねて表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記対象特定部が特定した選択対象を含む領域を、前記検出部が検出した離隔距離が短いほど拡大する変倍処理を前記表示中の情報に行う変倍処理部を備え、前記表示制御部は、前記変倍処理部が変倍処理した情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、タッチパネルを備える表示装置において、複数の画像から生成された1つのモザイク画像を前記タッチパネルに表示する表示制御部と、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記タッチパネルの表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、該検出部が検出した離隔距離及び位置に応じて前記モザイク画像を変倍処理する変倍処理部とを備え、前記表示制御部は、前記変倍処理部が変倍処理を行った場合、表示画像を、変倍処理されたモザイク画像に変更するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記変倍処理部は、前記検出部が検出した離隔距離が短いほど拡大する変倍処理を前記モザイク画像に行うようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記変倍処理部は、前記検出部が検出した位置を中央とする領域を変倍処理するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記タッチパネルは、前記操作体が接触した場合、接触位置を検出するようにしてあり、前記タッチパネルが接触位置を検出した場合、該接触位置に対応する画像に対する選択を受け付ける選択受付部を備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、タッチパネルを備える表示装置において、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離に対応付けて、該離隔距離が短いほど大きい縮尺の地図情報を記憶してある記憶部と、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、該検出部が検出した離隔距離及び位置に対応する地図情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記記憶部は、前記表示面からの離隔距離を複数に分割した区分毎に地図情報を記憶しており、前記検出部は、所定時間間隔で前記離隔距離及び位置を検出するようにしてあり、前記検出部が逐次検出する離隔距離が異なる区分に変化したか否かを判定する判定部を備え、前記表示制御部は、前記判定部が異なる区分に変化したと判定した場合、前記検出部が検出した離隔距離を含む区分に対応する地図情報を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記検出部が検出した位置から、前記地図情報に基づく地図上の位置を特定する位置特定部と、前記検出部が検出した離隔距離に対応する地図情報から、前記位置特定部が特定した位置を中央とする領域を抽出する抽出部とを備え、前記表示制御部は、前記抽出部が抽出した領域を表示するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記検出部が検出した離隔距離及び該離隔距離と共に前記検出部が検出した位置に基づいて前記位置特定部が特定した位置を検出順に記憶する履歴記憶部と、前記検出部が検出した離隔距離に基づいて、前記操作体が前記表示面から離れたか否かを判断する判断部とを備え、前記抽出部は、前記判断部が離れたと判断した場合、前記検出部が検出した離隔距離に対応する地図情報から、該離隔距離に対応して前記履歴記憶部に記憶してある位置を中央とする領域を抽出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記検出部が検出した位置に基づいてポインタを前記タッチパネルに表示するポインタ表示部を備えることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、タッチパネルを有するコンピュータに情報を表示させるプログラムにおいて、前記コンピュータは、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離及び前記表示面上の位置に対応付けて情報を記憶してある記憶部を有しており、前記コンピュータに、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に対応する情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、タッチパネルを有するコンピュータに画像を表示させるプログラムにおいて、前記コンピュータに、複数の画像から生成された1つのモザイク画像を前記タッチパネルに表示する表示制御ステップと、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記タッチパネルの表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に応じて前記モザイク画像を変倍処理する変倍処理ステップと、変倍処理が行われた場合、表示画像を、前記変倍処理ステップで変倍処理したモザイク画像に変更するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、タッチパネルを有するコンピュータに情報を表示させるプログラムにおいて、前記コンピュータは、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離に対応付けて、該離隔距離が短いほど大きい縮尺の地図情報を記憶してある記憶部を有しており、前記コンピュータに、前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に対応する地図情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置は、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネルに対して接触操作する操作体のタッチパネル(表示面)との離隔距離と、操作体が近接するタッチパネル(表示面)上の位置とに対応する情報を表示する。よって、タッチパネルの表示面の上の3次元空間における操作体の位置に応じた情報が表示される。また、表示される各情報は1又は複数の選択対象を含んでおり、表示装置は、操作体が近接するタッチパネル上の位置を含む選択対象に応じた情報を表示する。よって、操作体を所望の選択対象の表示箇所と重なる位置に移動させることによって、所望の情報を表示できる。また、タッチパネルとの離隔距離を複数に分割した区分毎に情報が対応付けられており、操作体とタッチパネルとの離隔距離が異なる区分に遷移した場合に、操作体とタッチパネルとの離隔距離に対応する情報が表示される。よって、表示すべき情報を段階的に切り替えることが可能となる。
本発明によれば、表示装置は、操作体がタッチパネルに接触した場合、接触箇所に対応する選択対象に対する選択を受け付ける。よって、操作体が最終的にタッチパネルに接触した位置に表示されている選択対象に対する選択を受け付けることが可能となる。また、表示装置は、操作体が近接するタッチパネル上の位置に基づいてポインタを表示することにより、操作体の位置を容易に把握でき、操作体をどのように操作すればよいかを容易に判断できる。また、表示装置は、操作体が近接するタッチパネル上の位置を含む選択対象を他の選択対象とは異なる態様で表示することにより、現在選択されている選択対象を容易に把握でき、操作体をどのように操作すればよいかを容易に判断できる。
本発明によれば、表示装置は、表示中の情報において、現在選択されている選択対象の表示領域に、この選択対象と、次にタッチパネルに近い離隔距離とに対応する情報を重ねて表示する。よって、次に表示される可能性の高い情報が重ねて表示されるので、次に操作体をどのように操作すればよいかを前もって判断できる。また、現在選択されている選択対象を含む領域を、操作体とタッチパネルとの離隔距離が短いほど拡大して表示することにより、表示される情報の切り替えを滑らかに行うことができる。
本発明によれば、表示装置は、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネルに対して接触操作する操作体のタッチパネル(表示面)との離隔距離と、操作体が近接するタッチパネル(表示面)上の位置とに応じてモザイク画像を変倍処理して表示する。よって、タッチパネルの表示面の上の3次元空間における操作体の位置に応じて変倍処理されたモザイク画像が表示される。例えば、操作体とタッチパネルとの離隔距離が短いほど拡大して表示することにより、直感的な操作が可能となる。また、操作体が近接するタッチパネル上の位置を中央とする領域を変倍処理して表示することにより、拡大表示させたい箇所と重なる位置に操作体を移動させることによって、所望の箇所を拡大表示できる。
本発明によれば、表示装置は、操作体がタッチパネルに接触した場合、接触位置に対応する画像に対する選択を受け付ける。よって、操作体が最終的にタッチパネルに接触した位置に表示されている画像に対する選択を受け付けることが可能となる。
本発明によれば、表示装置は、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネルに対して接触操作する操作体のタッチパネル(表示面)との離隔距離と、操作体が近接するタッチパネル(表示面)上の位置とに対応する地図情報を表示する。よって、タッチパネルの表示面の上の3次元空間における操作体の位置に応じた地図が表示されると共に、操作体とタッチパネルとの離隔距離が短いほど大きい縮尺の地図が表示されるので、直感的な操作が可能となる。また、タッチパネルとの離隔距離を複数に分割した区分毎に地図情報が対応付けられており、操作体とタッチパネルとの離隔距離が異なる区分に遷移した場合に、操作体とタッチパネルとの離隔距離に対応する地図が表示される。よって、表示すべき地図を段階的に切り替えることが可能となる。
本発明によれば、表示装置は、操作体が近接するタッチパネル上の位置に対応する地図上の位置を特定し、特定した位置を中央とする領域を表示する。よって、操作体を所望の位置と重なる位置に移動させることによって、所望の領域の地図を表示できる。
また、表示装置は、操作体のタッチパネルとの離隔距離と、操作体が近接するタッチパネル上の位置に対応する地図上の位置とを履歴情報として記憶しておき、操作体がタッチパネルから離れた場合に、このときのタッチパネルとの離隔距離に一致する履歴情報に対応する地図を表示する。よって、操作体がタッチパネルから離れた場合、即ち、小さい縮尺の地図の表示に切り替える場合、直前の表示状態に戻るので、操作体が近接するタッチパネル上の位置に基づく表示画面に変更する場合よりも違和感なく、表示地図の切り替えが可能となる。
また、表示装置は、操作体のタッチパネルとの離隔距離と、操作体が近接するタッチパネル上の位置に対応する地図上の位置とを履歴情報として記憶しておき、操作体がタッチパネルから離れた場合に、このときのタッチパネルとの離隔距離に一致する履歴情報に対応する地図を表示する。よって、操作体がタッチパネルから離れた場合、即ち、小さい縮尺の地図の表示に切り替える場合、直前の表示状態に戻るので、操作体が近接するタッチパネル上の位置に基づく表示画面に変更する場合よりも違和感なく、表示地図の切り替えが可能となる。
本発明によれば、表示装置は、操作体が近接するタッチパネル上の位置に基づいてポインタを表示することにより、操作体の位置を容易に把握でき、操作体をどのように操作すればよいかを容易に判断できる。
本発明によれば、タッチパネルの表示面の上の3次元空間における操作体の位置を適宜変更することにより、文字等を入力することなく所望の情報を表示させることが可能となる。
以下に、本発明に係る表示装置及びプログラムについて、その実施形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
図1は本発明に係る表示装置の外観を示す模式図である。本実施形態1の表示装置1は、タッチパネル13を有する携帯端末装置であり、矩形板状に形成されている。表示装置1は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話、スマートフォン又はブックリーダ等である。
図1は本発明に係る表示装置の外観を示す模式図である。本実施形態1の表示装置1は、タッチパネル13を有する携帯端末装置であり、矩形板状に形成されている。表示装置1は、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型のコンピュータ、携帯型のゲーム機、携帯電話、スマートフォン又はブックリーダ等である。
図2は実施形態1の表示装置1の構成例を示すブロック図である。表示装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、記憶部12、タッチパネル13、通信部14、指位置検出部15、ポインタ表示制御部16及び表示画面制御部17等を備える。CPU10は、バス10aを介してハードウェア各部と接続されている。CPU10は、記憶部12に記憶された制御プログラムをRAM11にロードして実行することによりハードウェア各部を制御し、表示装置1を、本発明に係る表示装置として動作させる。
RAM11は、SRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリ等である。RAM11は、CPU10による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
記憶部12は、NVRAM(Non-Volatile RAM)、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性メモリである。記憶部12は、CPU10が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また、記憶部12は、複数の画像ファイルを蓄積した画像データベース(以下、画像DBという)12a、画像DB12aに格納された情報を表示させるためのファイルを記憶する。
記憶部12は、NVRAM(Non-Volatile RAM)、フラッシュメモリ、ハードディスク等の不揮発性メモリである。記憶部12は、CPU10が実行すべき制御プログラム及び各種データを予め記憶している。また、記憶部12は、複数の画像ファイルを蓄積した画像データベース(以下、画像DBという)12a、画像DB12aに格納された情報を表示させるためのファイルを記憶する。
図3は画像DB12aの構成例を示す模式図である。本実施形態1の画像DB12aは、第1階層から第4階層までの4つの階層を有しており、第1階層に年の情報が格納され、第2階層に月の情報が格納され、第3階層に日の情報が格納され、第4階層に、それぞれの年月日に対応する画像ファイルが格納されている。このような構成により、例えば写真画像を撮影日毎に管理できる。図3では、第1階層の「2011」に対応する第2階層の情報、第2階層の「8」に対応する第3階層の情報、及び第3階層の「10」に対応する第4階層の情報のみを示している。しかし、第1階層の全ての情報にはそれぞれ第2階層の情報が対応付けて格納されており、第2階層の全ての情報にはそれぞれ第3階層の情報が対応付けて格納されており、第3階層の全ての情報にはそれぞれ第4階層の情報が対応付けて格納されている。
本実施形態1の画像DB12aは、このように階層構造を有する階層化データベースで構成されているが、このような構成に限定されない。例えば、第1階層の情報及び第2階層の情報、第2階層の情報及び第3階層の情報等のように隣り合う階層の情報が対応付けて格納されていればよく、また、隣り合う階層間でのリンクが設定されていればよい。また、データベースは、タッチパネル13からの距離(各距離に対応する各階層)と、パッチパネル13上の位置(各階層の情報に含まれる選択対象)とに応じて、表示すべき情報が特定できる構成であればよい。
タッチパネル13は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の表示部と、ユーザからの操作を受け付ける操作部とを有する。表示部は、CPU10の指示に従い各種情報を表示する。操作部は、静電容量方式又は抵抗膜方式等のタッチパッドであり、タッチパネル13に対して接触操作するユーザの指等の操作体が接触した場合に、その接触位置を検出してCPU10へ出力する。なお、表示装置1は、タッチパネル13以外にも図示しない操作ボタンを備えていても良い。
通信部14は、無線LAN(Local Area Network)モジュール、赤外線通信用モジュール又はBluetooth(登録商標)モジュール等である。通信部14は、外部装置と無線通信を行う構成のほかに、外部装置と信号線を介して接続され、信号線を介した有線通信を行う構成を備えてもよい。
通信部14は、無線LAN(Local Area Network)モジュール、赤外線通信用モジュール又はBluetooth(登録商標)モジュール等である。通信部14は、外部装置と無線通信を行う構成のほかに、外部装置と信号線を介して接続され、信号線を介した有線通信を行う構成を備えてもよい。
指位置検出部(検出部)15は、タッチパネル13を操作するユーザの指とタッチパネル13の表示面との距離(間隔、離隔距離)、及び、ユーザの指が近接するタッチパネル13の表示面上の位置に係る座標値を検出する。本実施形態1では、タッチパネル13に対して接触操作する操作体をユーザの指を例に説明するが、操作体は所定のペン等であってもよい。また、本実施形態1では、タッチパネル13の座標軸原点を正面視左上角とし、左から右へ向かう方向をX軸正方向とし、上から下へ向かう方向をY軸正方向とする。またタッチパネル13の表示面から、該表示面に直交して該表示面から離れる方向を便宜上Z軸正方向とする。
指位置検出部15は、磁気センサ等を用い、ユーザの指とタッチパネル13との距離(Z座標値)及びユーザの指が近接するタッチパネル13上の位置(X座標値、Y座標値)を検出する。なお、このようなX座標値、Y座標値及びZ座標値を検出する技術は、特許文献3又は非特許文献1に開示された技術を用いることができる。また、指位置検出部15は、例えば、マイクロソフト社製のXbox(登録商標)で使用されているKinect(登録商標)センサ、ZRRO社製の3Dマルチタッチセンサ等を使用できる。Kinectセンサは、ユーザの体の動きを認識するジェスチャー入力デバイスである。ZRRO社製の3Dマルチタッチセンサは、タッチパネル13上の2次元方向の位置だけでなく、タッチパネル13からの高さ方向(距離)の位置も検知できる。
ポインタ表示制御部(ポインタ表示部)16は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいてポインタを生成し、タッチパネル13に表示中の情報に重ねて表示させる。表示画面制御部(表示制御部)17は、指位置検出部15が検出したX座標値、Y座標値及びZ座標値に基づいて、適切な情報を記憶部12から読み出し、タッチパネル13に表示すべき画面(情報)を切り替える。
なお、ポインタ表示制御部16及び表示画面制御部17のそれぞれは、記憶部12に記憶されている制御プログラムをCPU10が実行することによって実現されるソフトウェア機能であってもよいし、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
なお、ポインタ表示制御部16及び表示画面制御部17のそれぞれは、記憶部12に記憶されている制御プログラムをCPU10が実行することによって実現されるソフトウェア機能であってもよいし、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
上述した構成の表示装置1では、タッチパネル13を操作するユーザの指とタッチパネル13との間の距離と、画像DB12aの各階層とが対応付けられている。例えば、指位置検出部15が検出可能な範囲内でタッチパネル13から最も離れた距離(例えば3cm以上)にユーザの指がある場合、表示装置1は、最上位の階層である第1階層の情報を表示する。また、タッチパネル13から次に離れた距離(例えば2cm以上3cm未満)にユーザの指がある場合、表示装置1は、次に上位の階層である第2階層の情報を表示する。従って、画像DB12aの各階層と、ユーザの指及びタッチパネル13の距離との関係を対応付ける関係データベースが記憶部12に予め格納されている。図4は階層と距離との関係を対応付ける関係データベースを示す模式図である。このような関係データベースを用いることにより、タッチパネル13からの距離と、各情報(各階層の情報)とを対応付けることができる。なお、本実施形態1では、分かり易いようにタッチパネル13との距離をcm単位で示しているが、タッチパネル13との距離(Z座標値)は通常センサから出力されるデジタルデータであるので、実際の関係データベースには、センサからの出力データが使用される。
以下に、画像DB12aに格納されている画像ファイルから所望の画像ファイルを探し出して表示させる処理について説明する。図5は画像表示処理の手順を示すフローチャート、図6及び図7は表示画面例を示す模式図である。ユーザは、表示装置1に対して所定の操作を行って、画像DB12aの画像を表示させる処理の実行を指示する。
表示装置1のCPU10は、画像DB12aに格納された第1階層の情報を表示させるためのファイルを記憶部12から読み出し、図6Aに示すような第1階層の画面をタッチパネル13に表示する(S1)。
表示装置1のCPU10は、画像DB12aに格納された第1階層の情報を表示させるためのファイルを記憶部12から読み出し、図6Aに示すような第1階層の画面をタッチパネル13に表示する(S1)。
第1階層の画面には、12個の矩形状のオブジェクト(選択対象)が表示されており、各オブジェクトには、画像DB12aに格納された第1階層の情報(年)がそれぞれ表示されている。また、各オブジェクトにはそれぞれ、対応する第2階層の情報を表示させるためのファイルへのリンクが設定されている。従って、第1階層の画面において、例えば2011が選択された場合、次は、2011に対応する第2階層の情報が表示される。
CPU10は、指位置検出部15にて、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出する(S2)。具体的には、指位置検出部15は、タッチパネル13の表示面の上の3次元空間において、ユーザの指とタッチパネル13との距離(Z座標値)、及び、ユーザの指が近接するタッチパネル13上の位置(X座標値及びY座標値)を検出する。CPU10は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいて、ポインタ表示制御部16にて、図6Bに示すように、表示中の第1階層の情報の上にポインタを重ねて表示する(S3)。図6Bでは白抜き矢符でポインタを示しており、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値が矢符の先端となるようなポインタを表示している。なお、ポインタの形状はこのような形状に限定されない。
CPU(判定部)10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第1階層以外の階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S4)。具体的には、CPU10は、図4に示す関係データベースにおいて、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づくタッチパネル13との距離が、第1階層以外の階層に対応するか否かを判定する。
他の階層に遷移していないと判定した場合(S4:NO)、CPU10は、ステップS2の処理に戻り、タッチパネル13に対するユーザの指の位置検出及びポインタの表示を繰り返す。なお、指位置検出部15は、所定時間が経過する毎にX座標値、Y座標値及びZ座標値の検出処理を行えばよい。これにより、第1階層の情報を表示しているときに、ユーザの指とタッチパネル13との距離が第1階層に対応する距離であれば、第1階層の情報の表示を継続しつつ、ユーザの指に応じた位置にポインタを表示させることができる。よって、ユーザは、ポインタを確認し、自身の指をどのように移動させればよいかを容易に判断できる。
他の階層に遷移する場合とは、ユーザの指がタッチパネル13から他の階層に対応する距離まで近付いた場合、又はユーザの指がタッチパネル13から他の階層に対応する距離まで遠ざかった場合である。
他の階層に遷移したと判定した場合(S4:YES)、ここでは第2階層に遷移した場合、CPU10は、次に表示すべき第2階層の情報を表示させるためのリンク先ファイルを特定する(S5)。具体的には、表示画面制御部(対象特定部)17が、表示中の第1階層の画面に含まれるオブジェクトから、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むオブジェクトを特定する。そして、表示画面制御部17は、特定したオブジェクトに設定されたリンクに基づいてリンク先ファイルを特定する。更に、表示画面制御部17は、特定したリンク先ファイルを記憶部12から読み出し、図6Cに示すような第2階層の画面をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S6)。即ち、ユーザの指が第2階層に対応する距離までタッチパネル13に近付いた場合、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むオブジェクトの選択が確定し、選択されたオブジェクトに対応する次の画面(リンク先ファイル)の表示が開始されることになる。
他の階層に遷移したと判定した場合(S4:YES)、ここでは第2階層に遷移した場合、CPU10は、次に表示すべき第2階層の情報を表示させるためのリンク先ファイルを特定する(S5)。具体的には、表示画面制御部(対象特定部)17が、表示中の第1階層の画面に含まれるオブジェクトから、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むオブジェクトを特定する。そして、表示画面制御部17は、特定したオブジェクトに設定されたリンクに基づいてリンク先ファイルを特定する。更に、表示画面制御部17は、特定したリンク先ファイルを記憶部12から読み出し、図6Cに示すような第2階層の画面をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S6)。即ち、ユーザの指が第2階層に対応する距離までタッチパネル13に近付いた場合、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むオブジェクトの選択が確定し、選択されたオブジェクトに対応する次の画面(リンク先ファイル)の表示が開始されることになる。
CPU10は、タッチパネル13からの出力信号に基づいて、タッチパネル13に対するタッチ操作があったか否かを判断しており(S7)、タッチ操作がない場合(S7:NO)、ステップS2の処理に戻り、上述したステップS2〜S7の処理を繰り返す。これにより、図6Cに示す第2階層の画面の表示中に、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層以外の階層に対応する距離に遷移すれば、遷移した階層の画面に表示が切り替えられる。例えば、第2階層の画面の表示中に、第3階層に対応する距離(例えば1cm以上2cm未満)に遷移すれば、図7Aに示すような第3階層の画面が表示される。また、第3階層の画面の表示中に、第4階層に対応する距離(例えば1cm未満)に遷移すれば、図7Bに示すような第4階層の画面が表示される。なお、例えば、第3階層の画面の表示中に、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層に対応する距離に遷移(タッチパネル13から遠ざかる)すれば、図6Cに示すような第2階層の画面に表示が戻される。よって、各階層の画面が段階的に切り替えられて表示される。
タッチ操作があったと判断した場合(S7:YES)、即ち、図7Bに示すような最下位の階層である第4階層の画面を表示中に、タッチパネル13に対してタッチ操作された場合、CPU10は、表示中の第4階層の画面に含まれるオブジェクトから、タッチパネル13が検出した接触位置を含むオブジェクトを特定する。そして、CPU(選択受付部)10は、特定したオブジェクトに対する選択を受け付け、選択されたファイルを開く(S8)。ここでは、選択されるオブジェクトは画像ファイルなので、画像ファイルが開かれる。
上述の実施形態1では、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネル13に対して接触操作する操作体をタッチパネル13に対して適切な位置に移動させることにより、文字等を入力することなく、また操作部を煩雑に操作することなく、所望の情報を検索して見つけ出すことができる。また、上述の実施形態1では、少ない操作でしかも直感的な操作で目的の情報を探し出すことができる。更に、上述の実施形態1では、画像DB12aの各階層に対応付けられるタッチパネル13からの距離が1cmの範囲を有するので、操作体の誤動作に基づく表示画面の不要な切り替えを抑制できる。
上述の実施形態1の表示装置1は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいてポインタを表示する構成であった。即ち、タッチパネル13に対するユーザの指の位置に応じたポインタが表示される。このほかに、例えば、表示画面制御部(表示態様制御部)17が、表示中の画面に含まれるオブジェクトから、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むオブジェクトを特定し、特定したオブジェクトを他のオブジェクトとは異なる態様で表示させる構成を更に備えてもよい。即ち、現在選択中のオブジェクトが他のオブジェクトとは異なる態様で表示される。例えば、オブジェクトの形状、模様、色彩を異ならせて表示させる。これにより、ユーザは、現在どのオブジェクトを選択しているのかを容易に把握でき、自身の指等をどのように移動させればよいかを容易に判断できる。
図8は表示画面の変形例を示す模式図である。上述の表示装置1において、表示画面制御部17は、指位置検出部15が検出したX座標値、Y座標値及びZ座標値に基づいてタッチパネル13に表示すべき画面を切り替える処理を行う。
更に、表示画面制御部17は、タッチパネル13に表示中の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値にて現在選択されているオブジェクト(オブジェクトの表示領域)に、このオブジェクトに対して設定されたリンク先のファイルに基づく画面を重ねて表示させる処理を行う。また、表示画面制御部17は、現在選択されているオブジェクトに、リンク先のファイルに基づく画面を表示させつつ、このオブジェクトを含む領域に対して、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じた変倍処理を行う。具体的には、表示画面制御部(変倍処理部)17は、現在選択されているオブジェクトを含む領域に対して、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど拡大する変倍処理を行う。
更に、表示画面制御部17は、タッチパネル13に表示中の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値にて現在選択されているオブジェクト(オブジェクトの表示領域)に、このオブジェクトに対して設定されたリンク先のファイルに基づく画面を重ねて表示させる処理を行う。また、表示画面制御部17は、現在選択されているオブジェクトに、リンク先のファイルに基づく画面を表示させつつ、このオブジェクトを含む領域に対して、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じた変倍処理を行う。具体的には、表示画面制御部(変倍処理部)17は、現在選択されているオブジェクトを含む領域に対して、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど拡大する変倍処理を行う。
図8Aには、図6Bに示す画面と同様の画面を示し、図8Aに示す画面は、例えば、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cm以上である場合に表示される。また、図8Cには、図6Cに示す画面と同様の画面を示し、図8Cに示す画面は、例えば、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cm未満となった場合に表示される。
図8Aに示す画面を表示している場合に、表示画面制御部17は、現在選択されているオブジェクトに、このオブジェクトのリンク先ファイルに基づく画面を重ねて表示させつつ、このオブジェクトを含む領域に対して変倍処理を行う。これにより、図8Aに示す画面から図8Cに示す画面に表示が切り替えられるまでの間、図8Bに示すように、選択中のオブジェクトが、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど大きく表示される画面が表示される。図8Bに示す画面では、第1階層の画面(図8Aに示す画面)中の2011のオブジェクトが選択されているので、2011のオブジェクトが、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど大きく表示される画面が表示される。
図8Aに示す画面を表示している場合に、表示画面制御部17は、現在選択されているオブジェクトに、このオブジェクトのリンク先ファイルに基づく画面を重ねて表示させつつ、このオブジェクトを含む領域に対して変倍処理を行う。これにより、図8Aに示す画面から図8Cに示す画面に表示が切り替えられるまでの間、図8Bに示すように、選択中のオブジェクトが、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど大きく表示される画面が表示される。図8Bに示す画面では、第1階層の画面(図8Aに示す画面)中の2011のオブジェクトが選択されているので、2011のオブジェクトが、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど大きく表示される画面が表示される。
このように、現在選択されているオブジェクトのリンク先の画面、即ち、次に表示される可能性の高い画面が重ねて表示されるので、ユーザが自身の指をどのように移動させればよいかを前もって判断できる。また、現在選択されているオブジェクトを、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど拡大して表示することにより、ある階層の画面から次の階層の画面への切り替えを滑らかに行うことができる。なお、現在選択されているオブジェクトに重ねて表示するリンク先の情報(次に表示される画面)を、例えば半透明に表示しておき、ユーザの指がタッチパネル13に近付くほど表示色を濃く表示するようにしてもよい。
上述の実施形態1の表示装置1で検索及び表示するデータは、画像DB12aに格納された情報のほかに、例えば、映画データ(動画)を蓄積した映画データベース(以下、映画DBという)がある。図9は映画DBの構成例を示す模式図である。図9に示す映画DBは7つの階層を有しており、第1階層には、映画データを検索するための情報、具体的には、リリース日、タイトル、出演者、監督、人気度、タイトル画像が格納されている。第2階層には、第1階層の各情報を導き出すための情報が格納されており、図9に示す例では、タイトルに対応する情報として、英語、日本語、数字が格納されている。第3階層には、第2階層の各情報に対応する情報が格納されており、図9に示す例では、日本語に対応する情報として、あ行、か行、さ行…が格納されている。第4階層には、第3階層の各情報に対応する情報が格納されており、図9に示す例では、あ行に対応する情報として、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」が格納されている。第5階層には、第4階層の各情報に対応する情報が格納されており、図9に示す例では、「あ」に対応する情報として、「ああ」、「あい」…が格納されている。第6階層には、第5階層の各情報に対応する情報が格納されており、図9に示す例では、「あい」に対応する情報として、「愛…」、「会い…」…が格納されている。そして第7階層には、第6階層の各情報に対応する情報が格納されており、図9に示す例では、「愛…」に対応する情報として、「愛と青春の旅立ち」…が格納されている。
このような構成の映画DBに対しても、本実施形態1の表示装置1は、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じて適切な情報を表示させることができる。よって、ユーザは、自身の指をタッチパネル13に近付けたり遠ざけたりしつつ、表示画面中の目的のオブジェクトに合わせるように移動させることにより、最終的に所望の映画データを探し出すことができる。なお、映画DBのように階層の数が多いデータの場合、データベースを2つ以上に分け、例えば、タッチパネル13に対する1回目のタッチ操作で第3階層の情報の選択を行い、2回目のタッチ操作で第7階層の情報の選択を行うようにしてもよい。
(実施形態2)
図10は実施形態2の表示装置2の構成例を示すブロック図である。本実施形態2の表示装置2は、上述の実施形態1の表示装置1において、ポインタ表示制御部16の代わりに変倍処理部18を備える。また、本実施形態2の表示装置2は、記憶部12に画像DB12aの代わりにモザイク画像12bを記憶している。なお、記憶部12には、モザイク画像12b及びモザイク画像12bを構成する各画像を表示させるためのファイルも記憶している。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図10は実施形態2の表示装置2の構成例を示すブロック図である。本実施形態2の表示装置2は、上述の実施形態1の表示装置1において、ポインタ表示制御部16の代わりに変倍処理部18を備える。また、本実施形態2の表示装置2は、記憶部12に画像DB12aの代わりにモザイク画像12bを記憶している。なお、記憶部12には、モザイク画像12b及びモザイク画像12bを構成する各画像を表示させるためのファイルも記憶している。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図11はモザイク画像12bを示す模式図である。図11Aには複数の画像(写真画像)を模式的に示し、図11Bには1つのモザイク画像を模式的に示す。モザイク画像12bは、複数の画像を組み合わせ、1つの画像(オリジナル画像)に類似するように並べることによって生成された1つの画像である。即ち、図11Bに示すモザイク画像において、小さい四角のそれぞれは1つの画像(写真)を示している。モザイク画像12bは、外部の情報処理装置で生成されたものであってもよいし、表示装置2のCPU10が所定のプログラムを実行することによって生成されたものであってもよい。
変倍処理部18は、指位置検出部15が検出したX座標値、Y座標値及びZ座標値に応じた変倍処理(拡大処理又は縮小処理)をモザイク画像12bに行う。具体的には、変倍処理部18は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値の位置を中央とする領域に対して、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づくタッチパネル13からの距離が短いほど大きく拡大する変倍処理を行う。本実施形態2の表示装置2は、ユーザの指及びタッチパネル13の距離と、変倍処理の際の変倍率との関係を対応付ける以下の関係式を記憶部12に予め格納している。
(0≦a<4)
(4≦a) …(関係式)
但し、a:距離、b:変倍率
図12は上記の関係式を説明するためのグラフである。図12に示すグラフは、ユーザの指及びタッチパネル13の距離と、各距離に基づいて実行すべき変倍処理における変倍率との対応を示し、横軸に、ユーザの指とタッチパネル13との距離、縦軸に、変倍処理に用いる変倍率をそれぞれ示す。
変倍処理部18は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づく距離a(ユーザの指とタッチパネル13との距離)を上記の関係式に代入することにより変倍率を算出し、算出した変倍率での変倍処理を行う。具体的には、例えば、ユーザの指とタッチパネル13との距離が4cm以上である場合は、変倍率が1、即ち変倍処理されていないモザイク画像12bが表示される。また、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cmとなった場合、変倍率が2、即ち、2倍に拡大されたモザイク画像12bが表示される。また、ユーザの指とタッチパネル13との距離が2cmとなった場合は、変倍率が4、即ち、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cmであった場合に表示されていたモザイク画像12bから更に2倍に拡大されたモザイク画像12bが表示される。
変倍処理部18は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づく距離a(ユーザの指とタッチパネル13との距離)を上記の関係式に代入することにより変倍率を算出し、算出した変倍率での変倍処理を行う。具体的には、例えば、ユーザの指とタッチパネル13との距離が4cm以上である場合は、変倍率が1、即ち変倍処理されていないモザイク画像12bが表示される。また、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cmとなった場合、変倍率が2、即ち、2倍に拡大されたモザイク画像12bが表示される。また、ユーザの指とタッチパネル13との距離が2cmとなった場合は、変倍率が4、即ち、ユーザの指とタッチパネル13との距離が3cmであった場合に表示されていたモザイク画像12bから更に2倍に拡大されたモザイク画像12bが表示される。
本実施形態2の表示画面制御部17は、指位置検出部15が検出したX座標値、Y座標値及びZ座標値に基づいて適切な情報をタッチパネル13に表示する。また、表示画面制御部17は、モザイク画像12bを表示している場合、変倍処理部18にて変倍処理されたモザイク画像12bに適宜表示画面を切り替える。なお、変倍処理部18は、記憶部12に記憶されている制御プログラムをCPU10が実行することによって実現されるソフトウェア機能であってもよいし、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
本実施形態2の表示装置2では、タッチパネル13を操作するユーザの指とタッチパネル13との間の距離が2つに分割され、各距離が2つの階層と対応付けられている。例えば、タッチパネル13から所定距離以上(例えば4cm以上)離れた位置にユーザの指がある場合、表示装置2は第1階層の画面を表示する。また、タッチパネル13から所定距離未満の位置にユーザの指がある場合、表示装置2は第2階層の画面を表示する。第1階層の画面は、例えば、複数のモザイク画像12bを表示し、いずれかのモザイク画像12bの選択を受け付ける画面である。また第2階層の画面は、第1階層の画面において選択されたモザイク画像12bのみを表示し、表示中のモザイク画像12bをユーザの指とタッチパネル13との距離に応じて拡大表示又は縮小表示する画面である。このように、タッチパネル13からの距離に応じて表示画面の階層を変更し、表示されるモザイク画像12bを拡大又は縮小することにより、直感的な操作が可能となる。
以下に、モザイク画像12bから所望の画像を探し出す処理について説明する。図13は画像表示処理の手順を示すフローチャート、図14及び図15は表示画面例を示す模式図である。ユーザは、表示装置2に対して所定の操作を行って、モザイク画像12bから所望の画像を検索する処理の実行を指示する。
表示装置2のCPU10は、複数のモザイク画像12bを含む第1階層の情報(画面)を表示させるためのファイルを記憶部12から読み出し、図14Aに示すような第1階層の画面をタッチパネル13に表示する(S11)。
表示装置2のCPU10は、複数のモザイク画像12bを含む第1階層の情報(画面)を表示させるためのファイルを記憶部12から読み出し、図14Aに示すような第1階層の画面をタッチパネル13に表示する(S11)。
第1階層の画面には、パパ、ママ、太郎くんのそれぞれのカテゴリー毎に保存された複数の画像を用いて生成された3つのモザイク画像12bが表示されている。
CPU10は、指位置検出部15にて、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出する(S12)。具体的には、指位置検出部15は、ユーザの指とタッチパネル13との距離(Z座標値)、及び、ユーザの指が近接するタッチパネル13上の位置(X座標値及びY座標値)を検出する。CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S13)。
CPU10は、指位置検出部15にて、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出する(S12)。具体的には、指位置検出部15は、ユーザの指とタッチパネル13との距離(Z座標値)、及び、ユーザの指が近接するタッチパネル13上の位置(X座標値及びY座標値)を検出する。CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S13)。
第2階層に遷移していないと判定した場合(S13:NO)、CPU10は、ステップS12の処理を繰り返す。なお、指位置検出部15は、所定時間が経過する毎にX座標値、Y座標値及びZ座標値の検出処理を行えばよい。
第2階層に遷移したと判定した場合(S13:YES)、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むモザイク画像12bの選択が確定し、CPU10は、モザイク画像12bの選択を受け付ける。具体的には、CPU10は、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むモザイク画像12bを特定し、特定したモザイク画像12bに基づいて、図14Bに示すような第2階層の画面をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S14)。ここでは、太郎くんのモザイク画像12bが選択された状態が表示されている。
第2階層に遷移したと判定した場合(S13:YES)、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むモザイク画像12bの選択が確定し、CPU10は、モザイク画像12bの選択を受け付ける。具体的には、CPU10は、第1階層の画面において、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値を含むモザイク画像12bを特定し、特定したモザイク画像12bに基づいて、図14Bに示すような第2階層の画面をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S14)。ここでは、太郎くんのモザイク画像12bが選択された状態が表示されている。
CPU10は、指位置検出部15にて、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出する(S15)。CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第1階層に対応する距離に遷移した(戻った)か否かを判定する(S16)。第1階層に遷移したと判定した場合(S16:YES)、CPU10は、ステップS11の処理に戻り、タッチパネル13の表示画面を、図14Aに示すような第1階層の画面に戻す。
第1階層に遷移していないと判定した場合(S16:NO)、CPU10は、変倍処理部18にて、指位置検出部15による検出結果に応じた変倍処理を、表示中のモザイク画像12bに行う(S17)。具体的には、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値が示す位置を中央とする領域に対して、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づくユーザの指とタッチパネル13との距離に応じた変倍処理を行う。そして、CPU10は、変倍処理したモザイク画像12bをタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S18)。図15Aは、変倍処理後のモザイク画像12bの一例を示しており、図15Aに示すモザイク画像12bは、図14Bに示すモザイク画像12bにおいて、子供の眼の辺りの領域が拡大された画像である。図15Aに示すモザイク画像(拡大画像)において、四角のそれぞれは1つの画像(写真)を示しており、それぞれの画像の図示は省略するが、例えば子供の左眼は、複数枚の画像によって表現されていることが分かる。
CPU10は、タッチパネル13からの出力信号に基づいて、タッチパネル13に対するタッチ操作があったか否かを判断しており(S19)、タッチ操作がない場合(S19:NO)、ステップS15の処理に戻り、上述したステップS15〜S19の処理を繰り返す。これにより、図15Aに示すように、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じた大きさに拡大されたモザイク画像12bが表示される。なお、指位置検出部15は、所定時間が経過する毎にX座標値、Y座標値及びZ座標値の検出処理を行えばよい。また、第2階層の画面(1つのモザイク画像12b)の表示中に、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第1階層に対応する距離に遷移(タッチパネル13から遠ざかる)すれば(S16:YES)、図14Aに示すような第1階層の画面に表示が戻される。
タッチ操作があったと判断した場合(S19:YES)、即ち、図15Aに示すように、表示中のモザイク画像12bが、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じて逐次変倍されているときに、タッチパネル13に対してタッチ操作された場合、CPU10は、タッチパネル13が検出した接触位置に対応する画像(写真)を特定する。そして、CPU(選択受付部)10は、特定した画像に対する選択を受け付け、選択されたファイル(写真)を開く(S20)。なお、表示されるモザイク画像12bは、ユーザの指とタッチパネル13との距離が短いほど大きく拡大される。従って、ユーザの指がタッチパネル13に接触するとき(タッチ操作されるとき)には、例えば図15Bに示す画面のように、モザイク画像12bを構成する画像のうちの1つの画像が拡大されて表示される。従って、タッチ操作された場合、CPU10は、タッチ操作によって選択された1つの画像を特定できる。なお、タッチ操作される直前の画面は、図15Bに示すように1つの画像のみが表示されている構成に限らず、複数の画像が表示されていてもよい。
上述の実施形態2では、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネル13に対して接触操作する操作体をタッチパネル13に対して適切な位置に移動させることにより、文字等を入力することなく、また操作部を煩雑に操作することなく、複数の画像の中から所望の画像を探し出すことができる。また、上述の実施形態2では、操作体のタッチパネル13からの距離に応じてモザイク画像12bが拡大又は縮小されて表示されるので、モザイク画像12bの表示を滑らかに切り替えることができる。また、上述の実施形態2では、操作体をタッチパネル13に近付けることにより、モザイク画像12bが拡大されて表示されるので、少ない操作でしかも直感的な操作で目的の画像を探し出すことができる。
本実施形態2においても、上述の実施形態1と同様に、指位置検出部15による検出結果(X座標値及びY座標値)に対応するポインタを表示させてもよい。
(実施形態3)
図16は実施形態3の表示装置3の構成例を示すブロック図である。本実施形態3の表示装置3は、上述の実施形態1の表示装置1において、記憶部12に画像DB12aの代わりに、地図データ12c、地図データ12cを適切に表示させるために表示構成を規定した表示構成テーブル12d及び操作履歴データベース(以下、操作履歴DBという)12eを記憶している。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図16は実施形態3の表示装置3の構成例を示すブロック図である。本実施形態3の表示装置3は、上述の実施形態1の表示装置1において、記憶部12に画像DB12aの代わりに、地図データ12c、地図データ12cを適切に表示させるために表示構成を規定した表示構成テーブル12d及び操作履歴データベース(以下、操作履歴DBという)12eを記憶している。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態3の表示装置3は、それぞれ縮尺が異なる複数(ここでは4つ)の地図データ12cを記憶部12に記憶してある。全ての地図データ12cは、世界地図のデータである。図17は表示構成テーブル12dの構成例を示す模式図である。表示構成テーブル12dには、予め設定された複数(ここでは4つ)の階層のそれぞれに対応付けて、各階層の表示画面とすべき地図データのファイル名、各地図データの縮尺が格納されている。なお、ユーザの指とタッチパネル13との距離が近い階層ほど大きい縮尺の地図データ12cが対応付けられる。例えば、ユーザの指とタッチパネル13との距離が最も遠い第1階層に対応する第1地図データ12cは、次に遠い第2階層に対応する第2地図データ12cよりも小さい縮尺であり、第2階層に対応する第2地図データ12cは、第3階層に対応する第3地図データ12cよりも小さい縮尺である。なお、説明の便利上、第1階層を最上位の階層とし、第4階層を最下位の階層とする。また、第1地図データ12cは、タッチパネル13に世界地図全体を表示できる縮尺とする。表示構成テーブル12dは、表示装置3に地図データ12cを表示させる際には作成されている必要がある。また、本実施形態3の表示装置3は、図4に示すような関係データベースも記憶部12に格納している。
本実施形態3の表示画面制御部(位置特定部)17は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいて、第1地図データ12cに基づく地図上の位置を算出する。地図上の位置は、例えば、第1地図データ12cに基づく世界地図において、座標軸原点を正面視左上角とし、左から右へ向かう方向をx軸正方向とし、上から下へ向かう方向をy軸正方向として表す。よって、地図上の正面視右上角は(1,0)で示し、正面視左下角は(0,1)で示し、正面視右下角は(1,1)で示し、中央は(0.5,0.5)で示す。
表示画面制御部(抽出部)17は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づく距離(ユーザの指とタッチパネル13との距離)に応じた階層の地図データ12cから、算出した位置(x座標値及びy座標値)を中央とする領域を抽出する。なお、抽出する領域は、タッチパネル13に表示可能なサイズの領域である。そして、表示画面制御部17は、抽出した領域の地図データ12cをタッチパネル13に表示する。これにより、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じた縮尺の地図が表示され、ユーザの指とタッチパネル13との距離が異なる階層の距離に遷移した場合に、異なる縮尺の地図の表示に切り替えられる。
また、表示画面制御部17は、ユーザの指とタッチパネル13との距離が同一階層の距離である間は、同一の地図データ12cにおいて、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づく地図上の位置(x座標値及びy座標値)が中央になるように、表示すべき領域を適宜切り替える。これにより、ユーザが、タッチパネル13との距離を変えずに、自身の指をタッチパネル13の表示面に平行に移動させることにより、同一縮尺の地図上で、異なる場所の地図の表示が可能となる。
このような構成により、本実施形態3の表示装置3は、ユーザの指とタッチパネル13との距離が第1階層に対応する距離(例えば3cm以上)である場合、第1階層の第1地図データ12cを表示する。また、ユーザの指とタッチパネル13との距離が第2階層に対応する距離(例えば2cm以上3cm未満)である場合、表示装置3は、第2階層の第2地図データ12cを表示する。このように、タッチパネル13からの距離が短いほど大きい縮尺の地図データ12cが表示されるので、直感的な操作によって地図上の目的の場所を探し出すことができる。
ところで、本実施形態3の表示画面制御部17は、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、表示中の地図データ12cに対応する階層よりも下位の階層の距離に遷移した場合、即ち、ユーザの指がタッチパネル13に近付いた場合、遷移した階層に応じた縮尺の地図に表示を切り替える。また、このとき、表示画面制御部17は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいて算出した地図上の位置(x座標値及びy座標値)と、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づく距離とを操作情報として操作履歴DB(履歴記憶部)12eに蓄積する。図18は操作履歴DB12eの構成例を示す模式図である。表示画面制御部17は、操作情報を、取得順に操作履歴DB12eに蓄積しており、図18に示す例では、履歴1、履歴2…の順に各操作情報が蓄積されている。
そして、本実施形態3の表示画面制御部17は、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、表示中の地図データ12cに対応する階層よりも上位の階層の距離に遷移した場合、即ち、ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかった場合、操作履歴DB12eに蓄積した前回の操作情報に基づく地図に表示を戻す。具体的には、表示画面制御部(判断部)17は、ユーザの指とタッチパネル13との距離に基づいて、ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかったか否かを判断する。ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかったと判断した場合、表示画面制御部17は、操作履歴DB12eに最後に格納した操作情報を読み出し、読み出した距離に応じた地図データ12cから、読み出した位置(x座標値及びy座標値)を中央とする領域を抽出してタッチパネル13に表示する。よって、ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかった場合に、前回の表示状態に戻すことができる。これにより、ユーザの指の位置に基づいて地図の表示を切り替えた場合、ユーザが予期しない場所の地図が表示されることがあるが、このような状況を防止できる。
以下に、地図データ12cを表示させる処理について説明する。図19及び図20は画像表示処理の手順を示すフローチャート、図21及び図22は表示画面例を示す模式図である。ユーザは、表示装置3に対して所定の操作を行って、地図データ12cに基づく地図を表示させる処理の実行を指示する。
表示装置3のCPU10は、表示構成テーブル12dに基づいて、第1階層の地図データとして第1地図データ12cを特定し、第1地図データ12cを記憶部12から読み出し、図21Aに示すような第1階層の画面(地図)をタッチパネル13に表示する(S31)。
表示装置3のCPU10は、表示構成テーブル12dに基づいて、第1階層の地図データとして第1地図データ12cを特定し、第1地図データ12cを記憶部12から読み出し、図21Aに示すような第1階層の画面(地図)をタッチパネル13に表示する(S31)。
CPU10は、指位置検出部15にて、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出する(S32)。具体的には、指位置検出部15は、ユーザの指とタッチパネル13との距離(Z座標値)、及び、ユーザの指が近接するタッチパネル13上の位置(X座標値及びY座標値)を検出する。CPU10は、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値に基づいて、ポインタ表示制御部16にて、図21Bに示すように、表示中の第1階層の地図上にポインタPを重ねて表示する(S33)。図21Bでは黒丸でポインタを示しており、指位置検出部15が検出したX座標値及びY座標値の位置にポインタPを表示する。
CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S34)。第2階層に遷移していないと判定した場合(S34:NO)、CPU10は、ステップS32の処理に戻り、タッチパネル13に対するユーザの指の位置検出及びポインタの表示を繰り返す。なお、指位置検出部15は、所定時間が経過する毎にX座標値、Y座標値及びZ座標値の検出処理を行えばよい。これにより、第1階層の地図を表示しているときに、ユーザの指とタッチパネル13との距離が第1階層に対応する距離であれば、第1階層の地図の表示を継続しつつ、ユーザの指に応じた位置にポインタPを表示させることができる。
第2階層に遷移したと判定した場合(S34:YES)、CPU10は、表示画面制御部17にて、ステップS32で検出したX座標値及びY座標値に基づいて、第1地図データ12cに基づく地図上の位置を算出する(S35)。CPU10は、表示画面制御部17にて、算出した地図上の位置(x座標値及びy座標値)と、ステップS32で検出したZ座標値に基づいて特定されるユーザの指とタッチパネル13との距離とを操作情報として操作履歴DB12eに格納する(S36)。例えば、図21Bに示す画面を表示中に第2階層に遷移した場合、x座標値として0.5、y座標値として0.5、距離(Z座標値)として3が格納される。
CPU10は、表示画面制御部17にて、第2階層の第2地図データ12cから、算出した位置を中央とする領域を抽出し、表示画面を作成する(S37)。例えば、図21Bの第1地図データ12cで示す場合、第1地図データ12c中の、破線で示す矩形内の領域が抽出される。CPU10は、表示画面制御部17にて、作成した表示画面に基づいて、図21Cに示すような第2階層の地図をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S38)。これにより、ユーザの指とタッチパネル13との距離が第2階層の距離に遷移した場合に、第2階層に応じた地図の表示に切り替えられる。
またCPU10は、タッチパネル13に対するユーザの指の位置を検出し(S39)、検出したX座標値及びY座標値に基づいて、図21Cに示すように第2階層の地図上にポインタを表示する(S40)。
CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層以外の階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S41)。他の階層に遷移していないと判定した場合(S41:NO)、CPU10は、ステップS35の処理に戻り、上述したステップS35〜S41の処理を繰り返す。なお、他の階層に遷移していない場合、即ち、第2階層のままである場合、ステップS36において、CPU10は、算出した地図上の位置と、ユーザの指とタッチパネル13との距離とを、操作履歴DB12eに最後に格納した操作情報に上書き(更新)する。
CPU10は、指位置検出部15が検出したZ座標値に基づいて、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、第2階層以外の階層に対応する距離に遷移したか否かを判定する(S41)。他の階層に遷移していないと判定した場合(S41:NO)、CPU10は、ステップS35の処理に戻り、上述したステップS35〜S41の処理を繰り返す。なお、他の階層に遷移していない場合、即ち、第2階層のままである場合、ステップS36において、CPU10は、算出した地図上の位置と、ユーザの指とタッチパネル13との距離とを、操作履歴DB12eに最後に格納した操作情報に上書き(更新)する。
他の階層に遷移したと判定した場合(S41:YES)、CPU10は、遷移先の階層が第1階層であるか否かを判断し(S42)、第1階層に遷移したと判断した場合(S42:YES)、ステップS31の処理に戻る。これにより、第2階層の地図の表示中に、ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかった場合、図21Aに示すような第1階層の地図の表示に戻る。なお、このとき、CPU10は、操作履歴DB12eに格納されている操作情報を削除しておいてもよい。
遷移先の階層が第1階層でないと判断した場合(S42:NO)、CPU10は、操作履歴DB12eの格納内容に基づいて、遷移先の階層が前回の階層であるか否かを判断する(S43)。具体的には、CPU10は、遷移先の階層が、操作履歴DB12eの最後に格納された操作情報の距離に対応する階層に一致するか否かを判断する。前回の階層でないと判断した場合(S43:NO)、即ち、ユーザの指が更にタッチパネル13に近付いた場合、CPU10は、ステップS39で検出したX座標値及びY座標値に基づいて、地図上の位置(x座標値及びy座標値)を算出する(S44)。CPU10は、算出した地図上の位置と、ステップS39で検出したZ座標値に基づいて特定されるユーザの指とタッチパネル13との距離とを操作情報として操作履歴DB12eに格納する(S45)。例えば、図21Cに示す画面を表示中に第3階層に遷移した場合、x座標値として0.375、y座標値として0.375、距離(Z座標値)として2が格納される。
CPU10は、遷移先の階層(ここでは第3階層)の地図データ12cから、算出した位置を中央とする領域を抽出し、表示画面を作成する(S46)。例えば、図21Cの第2地図データ12cで示す場合、第2地図データ12c中の、破線で示す矩形内の領域が抽出される。CPU10は、作成した表示画面に基づいて、図22Aに示すような第3階層の地図をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S47)。なお、図22Aに示す地図は、図22Bに示す第1地図データ12cにおいて、実線で示す矩形内部の領域が抽出されて拡大されたものである。これにより、ユーザの指がタッチパネル13に近付いた場合、遷移した階層に応じた縮尺の地図の表示に切り替えられ、ユーザの指がタッチパネル13に近付くほど拡大された地図が表示される。
一方、遷移先の階層が前回の階層であると判断した場合(S43:YES)、CPU10は、前回の階層の操作情報、具体的には、操作履歴DB12eの最後に格納された操作情報を読み出す(S48)。そして、CPU10は、読み出した操作情報に基づいて、前回の階層の地図データ12cから、読み出した位置(x座標値及びy座標値)を中央とする領域を抽出し、表示画面を作成する(S49)。CPU10は、作成した表示画面に基づいて、前回の階層の地図をタッチパネル13に表示させ、表示画面を変更する(S50)。これにより、ユーザの指がタッチパネル13から遠ざかることによって、1つ上の階層の地図に表示を切り替える際に、直前にユーザが見ていた地図に戻すので、表示地図の切り替えによる違和感をユーザに与えない。なお、このとき、CPU10は、操作履歴DB12eから読み出した操作情報を削除しておいてもよい。
ステップS47又はS50の処理の後、CPU10は、タッチパネル13からの出力信号に基づいて、タッチパネル13に対するタッチ操作があったか否かを判断する(S51)。タッチ操作がない場合(S51:NO)、CPU10は、ステップS39の処理に戻り、上述したステップS39〜S51の処理を繰り返す。
タッチ操作があったと判断した場合(S51:YES)、例えば、ユーザが所望の地図(場所)を見つけ出した場合、CPU10は処理を終了する。
タッチ操作があったと判断した場合(S51:YES)、例えば、ユーザが所望の地図(場所)を見つけ出した場合、CPU10は処理を終了する。
上述の実施形態3では、ユーザの指、所定のペン等、タッチパネル13に対して接触操作する操作体をタッチパネル13に対して適切な位置に移動させることにより、文字等を入力することなく、また操作部を煩雑に操作することなく、地図上の所望の場所を検索して見つけ出すことができる。また、上述の実施形態3では、操作体をタッチパネル13に近付けることにより、大きい縮尺の地図が表示される、即ち、地図が拡大されて表示されるので、少ない操作でしかも直感的な操作で目的の場所を探し出すことができる。
上述の実施形態3は、ユーザの指とタッチパネル13との距離が、異なる階層に対する距離に遷移した場合に、段階的に表示地図を切り替える構成であった。このほかに、例えば、上述の実施形態2のように、1つの地図データ12cに対して、タッチパネル13に対するユーザの指の位置に応じた変倍処理を行うことによって、表示地図を滑らかに切り替える構成としてもよい。また、上述の実施形態1において図8を用いて説明したように、次に表示すべき領域を、ユーザの指とタッチパネル13との距離に応じて変倍(拡大)し、徐々に大きく表示する構成としてもよい。例えば、図21Bに示す画面から図21Cに示す画面に表示が切り替えられるまでの間、図21B中の破線矩形内の領域が徐々に大きく拡大されて表示される。これにより、ある階層の地図から次の階層の地図(次に大きい縮尺の地図)への切り替えを滑らかに行うことができる。
上述の実施形態3では、世界地図を表示する例を説明した。このほかに、日本地図、ショッピングモールや公共施設等の案内マップ、設計図等の平面図等を表示させる際にも本発明の表示装置を用いることによって、煩雑な操作を行うことなく、直感的な操作によって目的地又は目的の箇所を探すことができる。
また上述の実施形態3では、ユーザの指とタッチパネル13との距離が異なる階層に遷移した場合に表示地図を切り替えると共に、ユーザの指とタッチパネル13との距離が同一階層である間は、同一の地図において、ユーザの指の位置に応じた場所の地図を表示させる構成であった。このほかに、ユーザの指とタッチパネル13との距離が異なる階層に遷移した場合にのみ表示地図を切り替えるように表示装置3を構成してもよい。即ち、ユーザの指とタッチパネル13との距離が同一階層である間は表示地図を切り替えないように表示装置3を構成してもよい。
また上述の実施形態3では、ユーザの指とタッチパネル13との距離が異なる階層に遷移した場合に表示地図を切り替えると共に、ユーザの指とタッチパネル13との距離が同一階層である間は、同一の地図において、ユーザの指の位置に応じた場所の地図を表示させる構成であった。このほかに、ユーザの指とタッチパネル13との距離が異なる階層に遷移した場合にのみ表示地図を切り替えるように表示装置3を構成してもよい。即ち、ユーザの指とタッチパネル13との距離が同一階層である間は表示地図を切り替えないように表示装置3を構成してもよい。
(実施形態4)
図23は実施形態4の表示装置1の構成例を示すブロック図である。本実施形態4の表示装置1は、上述の実施形態1の表示装置1が備える構成のほかに、読取部20を備える。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図23は実施形態4の表示装置1の構成例を示すブロック図である。本実施形態4の表示装置1は、上述の実施形態1の表示装置1が備える構成のほかに、読取部20を備える。その他の構成は、上述の実施形態1と同様であるので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
読取部20は、例えば、CD−ROMドライブ又はDVDドライブであり、CD−ROM又はDVD−ROMである記録媒体20aから、記録媒体20aに格納されたデータを読み出す。
記録媒体20aは、上述の実施形態1で説明した表示装置1として動作するために必要な制御プログラムを記録している。読取部20は、記録媒体20aから制御プログラムを読み出して記憶部12に格納させる。CPU10は、記憶部12に格納された制御プログラムをRAM11に読み出して順次実行し、これにより、本実施形態4の表示装置1は、上述の実施形態1で説明した表示装置1と同様の動作を行う。
記録媒体20aは、上述の実施形態1で説明した表示装置1として動作するために必要な制御プログラムを記録している。読取部20は、記録媒体20aから制御プログラムを読み出して記憶部12に格納させる。CPU10は、記憶部12に格納された制御プログラムをRAM11に読み出して順次実行し、これにより、本実施形態4の表示装置1は、上述の実施形態1で説明した表示装置1と同様の動作を行う。
記録媒体20aとしては、CD−ROM又はDVD−ROMのほかに、フレキシブルディスク、メモリカード、USBメモリ等、各種の記録媒体を用いることができる。
また、表示装置1は、上述の実施形態1で説明した表示装置1として動作するために必要な制御プログラムを、通信部14が接続されたネットワークを介してダウンロードして記憶部12に格納させてもよい。
また、表示装置1は、上述の実施形態1で説明した表示装置1として動作するために必要な制御プログラムを、通信部14が接続されたネットワークを介してダウンロードして記憶部12に格納させてもよい。
本実施形態4は、上述の実施形態1の変形例として説明したが、上述の実施形態2,3の変形例としても適用できる。具体的には、記録媒体20aに、上述の実施形態2又は実施形態3で説明した表示装置1として動作するために必要な制御プログラムを記録しておき、読取部20が記録媒体20aから制御プログラムを読み出して記憶部12に格納させる。そして、CPU10が、記憶部12に格納された制御プログラムをRAM11に読み出して実行することにより、上述の実施形態2,3で説明した表示装置1と同様の動作を行うことができる。
上述した各実施形態では、携帯可能に構成された表示装置1,2,3を例に説明した。しかし、本発明に係る表示装置は、携帯可能な装置に限定されず、例えば机上に配置されて使用されるモニタ装置及びノート型のパーソナルコンピュータ等にも適用できる。
上述した各実施形態の表示装置1,2,3は、タッチパネル13を備える構成であった。このほかに、タッチパネル13の代わりに表示部と操作部(タッチパッド)とを別体で備える表示装置においても、上述の各実施形態の表示装置1,2,3と同様の動作が可能である。この場合、タッチパッドの上の3次元空間におけるユーザの指の位置に応じて、タッチパッドとは別体の表示部に表示させる表示画面を適宜切り替えることができる。
上述した各実施形態の表示装置1,2,3は、タッチパネル13を備える構成であった。このほかに、タッチパネル13の代わりに表示部と操作部(タッチパッド)とを別体で備える表示装置においても、上述の各実施形態の表示装置1,2,3と同様の動作が可能である。この場合、タッチパッドの上の3次元空間におけるユーザの指の位置に応じて、タッチパッドとは別体の表示部に表示させる表示画面を適宜切り替えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。
1,2,3 表示装置
10 CPU(判定部、選択受付部)
12 記憶部
13 タッチパネル
15 指位置検出部(検出部)
16 ポインタ表示制御部(ポインタ表示部)
17 表示画面制御部(表示制御部、対象特定部、表示態様制御部、変倍処理部、位置特定部、抽出部、判断部)
18 変倍処理部
12e 操作履歴DB(履歴記憶部)
10 CPU(判定部、選択受付部)
12 記憶部
13 タッチパネル
15 指位置検出部(検出部)
16 ポインタ表示制御部(ポインタ表示部)
17 表示画面制御部(表示制御部、対象特定部、表示態様制御部、変倍処理部、位置特定部、抽出部、判断部)
18 変倍処理部
12e 操作履歴DB(履歴記憶部)
Claims (20)
- タッチパネルを備える表示装置において、
前記タッチパネルの表示面からの離隔距離及び前記表示面上の位置に対応付けて情報を記憶してある記憶部と、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、
該検出部が検出した離隔距離及び位置に対応する情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御部と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記情報は1又は複数の選択対象を含み、
前記記憶部は、各情報に含まれる選択対象のそれぞれと、前記表示面からの離隔距離とに対応付けて情報を記憶しており、
前記タッチパネルに表示中の情報に含まれる選択対象から、前記検出部が検出した位置を含む選択対象を特定する対象特定部を備え、
前記表示制御部は、前記対象特定部が特定した選択対象と、前記検出部が検出した離隔距離とに対応する情報を表示するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記記憶部は、前記表示面からの離隔距離を複数に分割した各区分と、前記表示面上の位置とに対応付けて情報を記憶しており、
前記検出部は、所定時間間隔で前記離隔距離及び位置を検出するようにしてあり、
前記検出部が逐次検出する離隔距離が異なる区分に変化したか否かを判定する判定部を備え、
前記表示制御部は、前記判定部が異なる区分に変化したと判定した場合、前記検出部が検出した離隔距離を含む区分と、前記検出部が検出した位置とに対応する情報を表示するようにしてあることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記タッチパネルは、前記操作体が接触した場合、接触位置を検出するようにしてあり、
前記タッチパネルが接触位置を検出した場合、前記タッチパネルに表示中の情報に含まれる選択対象のうちの、前記タッチパネルが検出した接触位置を含む選択対象に対する選択を受け付ける選択受付部を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記検出部が検出した位置に基づいてポインタを前記タッチパネルに表示するポインタ表示部を備えることを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の表示装置。
- 前記対象特定部が特定した選択対象を他の選択対象とは異なる態様で表示する表示態様制御部を備えることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記表示制御部は、前記タッチパネルに表示中の情報のうちの、前記対象特定部が特定した選択対象の表示領域に、該選択対象と、前記表示中の情報に対応する離隔距離の次に短い離隔距離とに対応する情報を重ねて表示するようにしてあることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
- 前記対象特定部が特定した選択対象を含む領域を、前記検出部が検出した離隔距離が短いほど拡大する変倍処理を前記表示中の情報に行う変倍処理部を備え、
前記表示制御部は、前記変倍処理部が変倍処理した情報を表示するようにしてあることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。 - タッチパネルを備える表示装置において、
複数の画像から生成された1つのモザイク画像を前記タッチパネルに表示する表示制御部と、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記タッチパネルの表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、
該検出部が検出した離隔距離及び位置に応じて前記モザイク画像を変倍処理する変倍処理部とを備え、
前記表示制御部は、前記変倍処理部が変倍処理を行った場合、表示画像を、変倍処理されたモザイク画像に変更するようにしてあることを特徴とする表示装置。 - 前記変倍処理部は、前記検出部が検出した離隔距離が短いほど拡大する変倍処理を前記モザイク画像に行うようにしてあることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
- 前記変倍処理部は、前記検出部が検出した位置を中央とする領域を変倍処理するようにしてあることを特徴とする請求項9又は10に記載の表示装置。
- 前記タッチパネルは、前記操作体が接触した場合、接触位置を検出するようにしてあり、
前記タッチパネルが接触位置を検出した場合、該接触位置に対応する画像に対する選択を受け付ける選択受付部を備えることを特徴とする請求項9から11までのいずれかひとつに記載の表示装置。 - タッチパネルを備える表示装置において、
前記タッチパネルの表示面からの離隔距離に対応付けて、該離隔距離が短いほど大きい縮尺の地図情報を記憶してある記憶部と、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出部と、
該検出部が検出した離隔距離及び位置に対応する地図情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御部と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記記憶部は、前記表示面からの離隔距離を複数に分割した区分毎に地図情報を記憶しており、
前記検出部は、所定時間間隔で前記離隔距離及び位置を検出するようにしてあり、
前記検出部が逐次検出する離隔距離が異なる区分に変化したか否かを判定する判定部を備え、
前記表示制御部は、前記判定部が異なる区分に変化したと判定した場合、前記検出部が検出した離隔距離を含む区分に対応する地図情報を表示するようにしてあることを特徴とする請求項13に記載の表示装置。 - 前記検出部が検出した位置から、前記地図情報に基づく地図上の位置を特定する位置特定部と、
前記検出部が検出した離隔距離に対応する地図情報から、前記位置特定部が特定した位置を中央とする領域を抽出する抽出部とを備え、
前記表示制御部は、前記抽出部が抽出した領域を表示するようにしてあることを特徴とする請求項13又は14に記載の表示装置。 - 前記検出部が検出した離隔距離及び該離隔距離と共に前記検出部が検出した位置に基づいて前記位置特定部が特定した位置を検出順に記憶する履歴記憶部と、
前記検出部が検出した離隔距離に基づいて、前記操作体が前記表示面から離れたか否かを判断する判断部とを備え、
前記抽出部は、前記判断部が離れたと判断した場合、前記検出部が検出した離隔距離に対応する地図情報から、該離隔距離に対応して前記履歴記憶部に記憶してある位置を中央とする領域を抽出するようにしてあることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。 - 前記検出部が検出した位置に基づいてポインタを前記タッチパネルに表示するポインタ表示部を備えることを特徴とする請求項13から16までのいずれかひとつに記載の表示装置。
- タッチパネルを有するコンピュータに情報を表示させるプログラムにおいて、
前記コンピュータは、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離及び前記表示面上の位置に対応付けて情報を記憶してある記憶部を有しており、
前記コンピュータに、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、
該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に対応する情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。 - タッチパネルを有するコンピュータに画像を表示させるプログラムにおいて、
前記コンピュータに、
複数の画像から生成された1つのモザイク画像を前記タッチパネルに表示する表示制御ステップと、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記タッチパネルの表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、
該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に応じて前記モザイク画像を変倍処理する変倍処理ステップと、
変倍処理が行われた場合、表示画像を、前記変倍処理ステップで変倍処理したモザイク画像に変更するステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。 - タッチパネルを有するコンピュータに情報を表示させるプログラムにおいて、
前記コンピュータは、前記タッチパネルの表示面からの離隔距離に対応付けて、該離隔距離が短いほど大きい縮尺の地図情報を記憶してある記憶部を有しており、
前記コンピュータに、
前記タッチパネルに対して接触操作する操作体の前記表示面との離隔距離及び前記操作体が近接する前記表示面上の位置を検出する検出ステップと、
該検出ステップで検出した離隔距離及び位置に対応する地図情報を前記記憶部から読み出して前記タッチパネルに表示する表示制御ステップと
を実行させることを特徴とするプログラム。
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