JP2013214259A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オブジェクトを表示するテーブル型の表示装置において、表示装置の縁部に位置する複数の利用者により同時に使用可能とし、且つ利用者が煩雑に入れ替わっても、利用者の着座状態に応じてオブジェクトを表示できるようにする。
【解決手段】テーブル型の表示装置1は、表示装置1の縁部に複数設けられた、利用者を検出する利用者検出部13a〜13dと、利用者が検出されている全ての利用者検出部の設置位置のそれぞれについて、表示中のオブジェクトの表示位置との距離を算出する距離算出部11bと、距離算出部11bで算出された距離の関係に変化が生じた場合、その距離の関係に応じて上記オブジェクトの表示制御を行う表示制御部11dと、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳細には、テーブル型の表示装置に関する。
液晶パネルや有機EL(electroluminescence)パネル等の表示パネルを備えた表示装置は、表示パネルが垂直になるように配置されることが一般的であるが、表示パネルが水平になるように配置したテーブル型の装置も開発されている。
このようなテーブル型表示装置として、特許文献1には、グループで利用する際などにテーブル上の表示領域を最大限に活用するための画像表示制御テーブルが開示されている。特許文献1に記載のテーブル型表示装置は、喫茶店やレストラン等において、利用者が持参した媒体から画像データを表示し、画像を加工したり印刷したりするのに用いるテーブルであり、複数ユーザで使用するときに相席の利用者に勝手に操作されてしまう、或いは他人に画像を見られてしまうといった問題を解決するために、利用者の人数を検知して、人数分の専用表示領域を設けて各利用者に割り当て、利用者のオブジェクトを利用者に割り当てた専用表示領域に表示させている。利用者の人数は認証された利用者の数として検知し、利用者の認証は、表示装置の席に設けられたIDカードリーダに利用者がIDカードを挿入することで実行される。
図1を参照しながら、特許文献1に記載のテーブル型表示装置におけるオブジェクトの再割り当て処理を説明する。図1(A)は利用者が減ったときの再割り当て処理を、図1(B)は利用者が増えたときの再割り当て処理をそれぞれ示している。
図1(A)に示すように、4人の利用者Xa,Xb,Xc,Xdがテーブル型表示装置100に着席した状態から利用者Xc,Xdが退席すると、利用者Xc,Xdに割り当てられていた領域が開放され、開放された表示領域が残った利用者Xa,Xbに再割り当てされる。このとき、利用者Xa,Xbのオブジェクトの表示位置も再配置する必要が生じる。一方で、図1(B)に示すように、2人の利用者Xa,Xbがテーブル型表示装置100に着席した状態から利用者Xc,Xdが着席すると、利用者Xa,Xbに割り当てられていた領域が利用者Xa,Xb,Xc,Xdに再割り当てされる。このとき、利用者Xc,Xdの領域の出現に伴い利用者Xa,Xbの表示領域が狭くなるため、利用者Xa,Xbのオブジェクトの表示位置も再配置する必要が生じる。
特開2005−346354号公報
しかしながら、複数の利用者で共有して使用するテーブル型表示装置では、煩雑に利用者が出入りする可能性があるため、特許文献1に記載の技術のように利用者の人数に応じて各利用者専用の表示領域の再割り当てを行うだけでは、利便性が向上しない。
例えば、特許文献1に記載のテーブル型表示装置100では、図1(A)のように再配置を行うことになるが、利用者の位置を見て再配置している訳ではないため、結果的に、利用者Xaは席を移動する必要が生じる。また、特許文献1には、領域再割り当ての前後で領域境界付近に表示されているオブジェクトをどのように取り扱うかが言及されていないため、図1(B)に示すようにオブジェクト101は再配置しようとしても領域の境界を超えた位置(つまり他の利用者の表示領域)に表示するしかなく、当初の目的を達成できなくなる。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、オブジェクトを表示するテーブル型の表示装置において、表示装置の縁部に位置する複数の利用者により同時に使用可能とし、且つ利用者が煩雑に入れ替わっても、利用者の着座状態に応じてオブジェクトを表示できるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、オブジェクトを表示するテーブル型の表示装置であって、該表示装置の縁部に複数設けられた、利用者を検出する利用者検出部と、利用者が検出されている全ての利用者検出部の設置位置のそれぞれについて、表示中の前記オブジェクトの表示位置との距離を算出する距離算出部と、該距離算出部で算出された距離の関係に変化が生じた場合、該距離の関係に応じて前記オブジェクトの表示制御を行う表示制御部と、を備えたことを特徴としたものである。
本発明の第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記オブジェクトの所有者の情報に基づき、若しくは、利用者が検出されている全ての利用者検出部のうち前記オブジェクトの表示位置との距離が一番短い設置位置にある利用者検出部で検出している利用者の情報に基づき、前記オブジェクトの操作者を特定し、オブジェクト情報として記憶するオブジェクト情報記憶部を備えたことを特徴としたものである。
本発明の第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトを非表示化させることを特徴としたものである。
本発明の第4の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトを非表示化するかそのまま表示するかを前記操作者に問い合わせる問合せ画像を表示させ、問合せの結果に従った表示制御を行うことを特徴としたものである。
本発明の第5の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトの視認方向が、距離が短くなった前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置の方向に合うように、前記オブジェクトを表示させることを特徴としたものである。
本発明の第6の技術手段は、第2の技術手段において、前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、距離が短くならない位置に前記オブジェクトを再配置して表示させることを特徴としたものである。
本発明の第7の技術手段は、第3〜第6のいずれか1の技術手段において、前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった後に、前記オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合、前記オブジェクトを元の表示形態に戻して表示させることを特徴としたものである。
本発明の第8の技術手段は、第1〜第7のいずれか1の技術手段において、前記表示装置はタッチパネル機能を有することを特徴としたものである。
本発明によれば、オブジェクトを表示するテーブル型の表示装置において、表示装置の縁部に位置する複数の利用者により同時に使用可能とし、且つ利用者が煩雑に入れ替わっても、利用者の着座状態に応じてオブジェクトが表示できるようになる。
従来のテーブル型表示装置におけるオブジェクトの再割り当て処理を説明するための概念図である。 本発明に係る表示装置の一構成例を示すブロック図である。 図2の表示装置の外観を示す上面図である。 図2の表示装置を利用する様子を示す概略図である。 図2の表示装置における利用者検出処理を説明するための概略図である。 図2の表示装置における利用者検出処理で用いる使用者管理テーブルの一例を示す図である。 図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の一例を説明するための概略図である。 図2の表示装置におけるオブジェクト情報管理部で管理され表示制御で用いるオブジェクト管理テーブルの一例を示す図である。 図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の他の例を説明するための概略図である。 図2の表示装置におけるオブジェクト情報管理部で管理され表示制御で用いるオブジェクト管理テーブルの他の例を示す図である。 図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の他の例を説明するための概略図である。 図2の表示装置におけるオブジェクト情報管理部で管理され表示制御で用いるオブジェクト管理テーブルの他の例を示す図である。 図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の他の例を説明するための概略図である。 図2の表示装置における使用途中での利用者の中座に連動した表示制御の一例を説明するための概略図である。 図2の表示装置において実行されるデータ保存処理の一例を説明するためのブロック図である。 図2の表示装置における使用途中での利用者の中座及び復帰に連動した表示制御の一例を説明するための概略図である。 図2の表示装置において実行されるデータ復帰処理の一例を説明するためのブロック図である。 図2の表示装置で使用する座標の一例を示す図である。 図2の表示装置におけるオブジェクトの移動操作に基づく表示制御の例を説明するための概略図である。
図2は、本発明に係る表示装置の一構成例を示すブロック図、図3は、図2の表示装置の外観を示す上面図、図4は、図2の表示装置を利用する様子を示す概略図である。
図2で例示する表示装置1は、オブジェクトを表示するテーブル型(天板状)の表示装置であり、タッチパネル機能付きの表示面にオブジェクトO等の情報を表示する表示部10と、表示部10を含む表示装置1の全体を制御する制御部11とを備える。ここで、オブジェクトとは、図2でオブジェクトOとして図示するように、あるファイルをそのファイルに対応したアプリケーションで開いたウインドウや、あるアプリケーションを新規ファイルで開いたウインドウなど、表示部10の表示領域内で操作により移動が可能な状態で表示させた情報を指す。また、上記のファイルとしては、画像ファイルであっても文書ファイルであってもよい。
また、表示装置1の表示部10は、表示パネル10aとそれに貼り付けたシート状のタッチセンサ10bを有する。このようなシート状のタッチセンサ10bの代わりに、タッチセンサを表示パネル10aの各画素の素子に埋め込んでもよいし、表示部10の外枠に赤外線検出部を設けてもよい。また、タッチセンサにおける検出方式は特に問わない。また、ここで例示するように、表示装置1はタッチパネル機能を有することが操作性の点から好ましいが、後述の利用者検出部の数だけキーボードやマウス等のポインティングデバイスなどを設けておいてもよい。
また、表示装置1には、メモリ12、HDD14、及び通信I/F(Interface)15なども備えておけばよい。なお、表示装置1の各部はバス16により接続しておけばよい。メモリ12は、表示部10で表示させているオブジェクトや背景画像も含む画像データ(表示画面の画像データ)を保持するための記憶装置であり、表示部10に表示させるために供給している。オブジェクトの移動や修正などに応じて、メモリ12上の画像データを更新することで、表示部10に移動や修正などを反映させることができる。
HDD14は、上記のアプリケーションやオブジェクトとして表示されるファイルなどを格納するための記憶装置である。また、通信I/F15は、ネットワークを介して外部の装置と接続するためのインターフェースである。表示部10に表示させるオブジェクトのファイルは、HDD14内に格納されたものでなくてもよく、表示装置1にネットワーク接続されたサーバ装置や外部記憶装置などに記憶されているファイルであってもよい。また、表示部10に表示させるオブジェクトのファイルは、RFIDタグ2a〜2dに格納されたものであってもよい。
さらに、表示装置1の縁部(辺縁)には、利用者を検出する利用者検出部が複数設けられている。以下では、4つの利用者検出部13a〜13dを各辺に配置した例を説明するが、利用者検出部の数や配置についてはこの例に限ったものではない。
利用者検出部13a〜13dは、各辺の位置に着座(或いは設けられた椅子に着座)している利用者を検出するが、ここではRFID(Radio Frequency IDentification)タグリーダで例示する。このRFIDタグリーダで、RFIDタグを保持した利用者を検出し、検出結果を制御部11に送って、その場所に着座した利用者を特定することができる。RFIDタグには、例えば利用者を示す鍵の情報、利用者のID番号、利用者の氏名など、利用者を特定できる情報(利用者の情報)が記憶されていればよい。
なお、RFIDタグリーダは、利用者が所持しているだけでRFIDタグから利用者の情報を読み取り可能なような有効検出範囲をもつように構成してもよいが、RFIDタグリーダにRFIDタグをタッチすることではじめて認識が可能になるような極狭い有効検出範囲としてもよい。また、図2では、同時に利用できる人数が4人である表示装置1を例示しているため、4つのRFIDタグ2a〜2dを模式的に図示しているが、当然、表示装置1自体は5人以上の利用者が入れ替わり利用可能となっていてもよい。
図2の表示装置1の外観は、図3に示すようになり、利用者検出部(RFIDタグリーダ)13a,13b,13c,13dはそれぞれ図3の辺縁(A),(B),(C),(D)の中央に設けられている。そして、利用者は、RFIDタグが埋め込まれたカード等の携帯品や装飾品を保持しておき、このようなRFIDタグリーダの近くに着座すればよい。例えば、図4に示すように、利用者Xa,Xb,Xc,Xdが各辺の中央付近に着座し、タッチセンサ(タッチパネル)10b付きの表示パネル10aにそれぞれオブジェクトOa,Ob,Oc,Odを開く。なお、図4では利用者XcのRFIDタグ2cが所持している様子を示したが、各利用者はRFIDタグを所持して着座しているものとする。
これにより、利用者検出部13a〜13dは、RFIDタグ内の利用者の情報を読み出すことができるようになり、その利用者の検出結果を制御部11に伝えることができる。このようにして、各利用者検出部13a〜13dにより、利用者の出入り(着席・離席の状態)を常に監視することができる。
このような監視について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、図2の表示装置における利用者検出処理を説明するための概略図で、図6は、図2の表示装置における利用者検出処理で用いる利用者管理テーブルの一例を示す図である。
図5に示すように、表示パネル10aの外縁の各辺に設けた利用者検出部(RFIDタグリーダ)13a〜13dにより、RFIDタグの検出を常時行い、利用者の出入りを監視する。RFIDタグリーダは各辺の中央に埋め込まれており、各辺に着座する利用者のRFIDタグを検出することができる。もし、1つのリーダに複数のRFIDタグが検出された場合は、反応の高い方のRFIDタグを持つ利用者が対応する辺に着座しているものと判断すればよい。
図5の例は、表示装置1に対し、辺縁(A)にRFIDタグ2xを所持した利用者Xが着座し、辺縁(D)にRFIDタグ2yを所持した利用者Yが着座した場合を示している。この場合には、利用者X,Yがそれぞれ利用者検出部13a,13dで検出され、制御部11では、図6の利用者管理テーブル21で例示するように、各辺縁(A)〜(D)のそれぞれについて、使用中か否かを示す情報と、使用している利用者が誰かを示す情報(単にRFIDタグから読み取った利用者の情報だけでよい)とを関連付けて記憶することで、使用状況の管理を行えばよい。このようにして、制御部11では、利用者の検出状況に応じて利用者管理テーブル21を更新していけばよい。なお、利用者管理テーブル21はHDD14や通信I/F15を介して接続可能なサーバ装置や外部記憶装置などに格納しておいてもよい。
また、利用者の情報は、予め照合用に表示装置1内にも格納しておき、RFIDタグから読み込んだ利用者の情報と照合することで、利用者認証を実行し、認証できた場合のみ利用者を検出したと判断してもよい。なお、このような利用者認証は行わない場合であっても、利用者検出部13a〜13dで読み出した利用者の情報を用い、後述の所有者情報との比較などを実行することは可能である。
なお、RFIDタグでの通信を行う代わりに、他の無線通信方式での情報の送受を行ってもよいし、無線通信を用いることも必須ではない。例えば、利用者検出部として表示装置1の縁部にIC(integrated circuit)カードの挿入口をもつICカード読取装置を複数設けておき、ICカード読取装置に差し込まれたICカードから利用者の情報を読み出して利用者検出を行ってもよい。なお、無線通信を採用した利用者検出部を設ける場合には、その設置位置としての表示装置1の縁部は、無線通信時のノイズを減らすために表示領域の外縁とすることが好ましい。
また、制御部11は、演算部11a、距離算出部11b、オブジェクト情報管理部11c、表示制御部11dを備える。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)や作業領域としてのRAM(Random Access Memory)や制御用のプログラムの格納領域としてのROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等の記憶装置などを備えたモジュールが例示できる。
そして、演算部11aは、これらのCPU、RAM、及び記憶装置で例示できる。なお、この記憶装置としてはHDD14を利用することもできる。また、制御部11における各部11b〜11dは、上記の制御用のプログラムとして実装することができる。つまり、この制御用のプログラムは、本発明に係る処理を行うプログラムを含むものとする。この制御用のプログラムは、これを記録した可搬の記録媒体として流通させるか、或いはインターネット等のネットワークを介して流通させ、CPUから実行可能な状態で上記記憶装置に記憶させることで、実装することができる。
次に、本発明の主たる特徴である距離算出部11b及び表示制御部11dについて、並びにオブジェクト情報管理部11cについて、説明する。なお、オブジェクト情報管理部11cでの各種情報の管理の方法は以下の例に限ったものではなく、距離算出部11b及び表示制御部11dでの処理が可能となるような情報が表示装置1で管理されていればよい。
距離算出部11bは、利用者が検出されている全ての利用者検出部の設置位置のそれぞれについて、表示中のオブジェクトの表示位置との距離を算出する。無論、利用者が検出された利用者検出部毎にオブジェクトとの距離を算出するため、一つのオブジェクトにつき算出される距離は、利用者が検出された利用者検出部の数だけ存在することになる。そして、オブジェクトが複数表示されている場合には各オブジェクトについてこのような算出を実行すればよい。
そして、表示制御部11dは、距離算出部11bで算出された距離の関係に変化が生じた場合、その距離の関係(つまり変化後の距離の関係)に応じて当該オブジェクトの表示制御を行う。表示制御の例は後述する。ここでは、1つのオブジェクトについて説明しているが、オブジェクトが複数表示されている場合、距離の関係は当然、オブジェクト毎に異なるため、表示制御もオブジェクト毎に実行されることになる。
オブジェクト情報管理部11cは、このような表示制御を行うためのオブジェクト情報を管理する。オブジェクト情報管理部11cは、オブジェクト情報を記憶するオブジェクト情報記憶部の一例である。
オブジェクト情報管理部11cで例示するオブジェクト情報記憶部は、表示中のオブジェクトの所有者の情報(以下、所有者情報)に基づき、当該オブジェクトの操作者を特定し、オブジェクト情報として記憶する。オブジェクト情報は、当該オブジェクトの操作者を示す情報であり、表示されているオブジェクト毎に記憶しておけばよい。また、後述のリジューム機能を用いる場合には、表示されていたオブジェクトのオブジェクト情報についても所定期間又は表示装置1の電源がOFFされるまで保持しておけばよい。
オブジェクト情報管理部11cは、オブジェクト情報として、所有者情報だけではなく、オブジェクトの状態情報や距離情報も保持して管理しておけばよい。なお、HDD14や通信I/F15を介して接続可能なサーバ装置や外部記憶装置などは、利用者管理テーブル21だけでなく、オブジェクト情報管理部11cに保持されたオブジェクト情報等の管理情報、さらにはメモリ12上の作業データを、退避・保存するための記憶部として機能させることができる。また、このような記憶部としては、RFIDタグ内のメモリを利用することもできる。
オブジェクトの状態情報とは、例えばオブジェクトの位置、表示の向きや倍率、通常に表示しているか後述のように非表示化しているかなど、表示の状態を示す情報を指す。また、オブジェクトの距離情報とは、当該オブジェクトについて、距離算出部11bで算出された各利用者検出部(利用者が検出されている全ての利用者検出部)との距離を示す情報を指す。
オブジェクトの所有者情報は、オブジェクトを利用者に関連付けておくための情報であり、このような情報の存在により、例えば利用者が別の席に移動してもそのオブジェクトをその利用者側に表示するような処理も可能になる。
オブジェクトの所有者情報としては、当該オブジェクトのファイルに付加された作成者の情報を利用してもよいし、予めファイル毎に利用者に関連付けた情報(例えば利用者用のフォルダに格納されているといった事実だけでもよい)であってもよい。後者の例の特殊な例として、表示させるオブジェクトのファイルが、RFIDタグ2a〜2dのいずれかに格納されたものであれば、格納元の利用者が所有者であるとして所有者情報を管理すればよい。これらの例は、オブジェクトの所有者情報として、当該オブジェクトのファイルの所有者を示す情報を採用した例に該当すると言える。なお、この例では、オブジェクトのファイルの所有者でない利用者がそのオブジェクトの操作を行った場合でも、所有者情報が示す所有者(つまりファイルの所有者)を操作者として特定することになる。
他の例を挙げると、オブジェクトの所有者情報としては、利用者検出部13a〜13dに対応付けたウインドウのうち、どのウインドウから開かれたファイル(又はアプリケーションソフト)のオブジェクトなのかを示す情報であってもよい。
この例を具体的に説明すると、各利用者検出部13a〜13dのそれぞれに対して、利用者が検出された場合にランチャのウインドウを表示させるように構成しておくか、若しくは予めランチャのウインドウを表示させておくか、若しくはそのウインドウを表示させるためのアイコンを予め表示させておく。なお、ランチャとは、予め登録しておいたファイルや各種アプリケーションソフトをウインドウ上にアイコンで一覧表示し、選択によって簡単に起動できるようにするためのアプリケーションソフトである。ランチャのウインドウの代わりに、単にファイル管理ソフトのファイル一覧ウインドウなどを採用してもよい。
ランチャのウインドウやファイル管理ソフトのファイル一覧ウインドウなどは、ファイル及び/又はアプリケーションソフトを利用者が選択できるようにするためのものであり、利用者検出部13a〜13d毎の仮想的なコンソール、若しくは利用者検出部13a〜13d毎の操作メニューウインドウ、若しくは利用者検出部13a〜13d毎のルートのオブジェクト(ルートのウインドウ)と言える。そして、利用者は、着席したら、その利用者検出部に対応する仮想的なコンソールから望むファイル又はアプリケーションソフトを選択すればよく、これにより、その選択に対応するオブジェクトが表示パネル10aに表示される。つまり、ルートのオブジェクト以外で表示されるオブジェクトは元々、利用者検出部13a〜13d毎のルートのオブジェクト(仮想的なコンソール)からファイル又はアプリケーションソフトを開くことで生成される。
よって、例えばオブジェクトが表示される際にこのような親子関係を記憶しておくなどにより、オブジェクトと仮想的なコンソール(又はそれに対応した利用者検出部)との関係さえ管理しておけば、オブジェクトの所有者情報として、そのオブジェクトの親の仮想的なコンソールに対応した利用者検出部を示す情報、若しくはそこで検出した利用者の情報を、記憶することができる。なお、この例では、オブジェクトのファイルの所有者でない利用者がそのオブジェクトの操作を行った場合でも、所有者情報が示す、ウインドウに対応付けた利用者検出部で検出された利用者を、操作者として特定することになる。
実際、利用者検出部13aの設置位置に着座した利用者は、その設置位置の近辺に表示されたランチャ等のウインドウから操作してファイル(又はアプリケーションソフト)を開いてオブジェクトを表示することになり、そのとき、利用者検出部13aの設置位置近辺(又は対応付けられたウインドウの近隣)にそのオブジェクトを表示させるようにしておけば、表示されているオブジェクトに対して今後なされる操作も、利用者検出部13aで検出されている利用者であることが推定できる。以下、所有者情報としてこの例を採用することを前提に説明する。
以下、距離算出部11b、表示制御部11d、及びオブジェクト情報管理部11cの処理について、図7〜図19を参照しながら具体例を挙げて説明する。以下の具体例では、表示制御部11dにおける距離の関係に応じたオブジェクトの表示制御について、距離の関係が大小関係である例を挙げて説明するが、例えば比率など、他の関係を採用してもよい。
本具体例における表示制御部11dは、上記距離の関係の変化として、オブジェクトの表示位置と操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、オブジェクトの表示位置と操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合(以下、「条件Conを満たした場合」と言う)、当該オブジェクトを非表示化させる。つまり、表示制御部11dは、利用者を検知している全ての利用者検出部とオブジェクトと間の距離に応じて表示/非表示の制御を行い、特に操作者を検出している利用者検出部との距離が近ければ表示し、他の利用者の方が近ければ非表示を行う。表示制御部11dは、このような表示制御を、オブジェクト情報管理部11cに保持されている管理情報や利用者管理テーブル21を元に行う。
まず、利用者Xが表示装置1の唯一の利用者であるとし、利用者Xが辺縁(A)に着座して利用者Xが保持するRFIDタグ2xが利用者検出部13aで検出され、利用者Xの操作によって、図7に示すような3つのオブジェクトOa1,Oa2,Oa3が配置されていたとする。図7は、図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の一例を説明するための概略図で、図8は、図2の表示装置におけるオブジェクト情報管理部で管理され表示制御で用いるオブジェクト管理テーブルの一例を示す図である。
図7に示すような配置は、例えば、RFIDタグ2xの利用者検出部13aでの検出により、利用者検出部13aの設置位置近辺にランチャウインドウとしてオブジェクトOa1が表示され、ここからオブジェクトOa2,Oa3が利用者Xの操作により開かれ、自動的に各ウインドウが重ならないように、若しくは利用者Xが見易いようにウインドウを移動操作することにより実現できる。
ここで、親子の関係(オブジェクトOa1の子がオブジェクトOa2,Oa3)にあるオブジェクト間で所有者情報が継承されるため、表示領域に存在する全てのオブジェクトはこの所有者情報により操作者が識別(特定)できるようになっている。例えば、図7の場合、オブジェクト情報管理部11cにおいてオブジェクト管理テーブル22として、3つのオブジェクトOa1,Oa2,Oa3の所有者情報(それぞれオブジェクト1,2,3として図示)が保持されており、オブジェクト1,2,3の所有者は利用者Xであることが分かる。
オブジェクト管理テーブル22においては、さらに各オブジェクトOa1,Oa2,Oa3について、位置情報(中心位置のxy座標と幅wと高さh)と共に、所有者情報で特定される操作者の利用者検出部13aからの距離(own sideの距離)の算出結果がa1,a2,a3として管理されており、他の利用者の利用者検出部(この場面では未検出)からの距離(other side)の算出結果が無しとして管理されている。
また、各オブジェクトOa1,Oa2,Oa3は、いつでも指でドラッグするなどの移動操作により、表示位置を移動することが可能となっており、移動操作に従ってオブジェクトが移動すると、それに連動して位置及び距離の情報が更新される。
なお、表示制御部11dは、オブジェクトの視認方向が、操作者として利用者が検出されている利用者検出部13aの設置位置の方向に合うように、つまりオブジェクトの下側が利用者検出部13aの設置位置又は辺縁に向くように、オブジェクトを表示させることを基本とするが、例えば指で回転させる操作により、オブジェクトを傾けたりするなど回転表示も可能とする。これにより、見せたい人に見易く見せることができる。位置情報として、回転させた場合には図示しないが回転角も記録しておけばよい。このように、表示パネル10aでは、特定の上下左右が定められていない情報表示領域を有し、オブジェクトは任意の方向に向けることができるものとする。また、オブジェクトは、例えば指でピンチアウト/ピンチインすることにより拡大/縮小できるようにしておけばよい。
また、オブジェクト管理テーブル22では、各オブジェクトOa1,Oa2,Oa3について、の表示状態(表示/非表示の状態)と、表示オプションも管理されている。表示オプションには、表示/非表示の切り替えなど利用者の検出に応じて制御を行う「利用者連動」と、そのような制御を行わず常に表示しておく(但し、操作者により消されたら消す)「利用者非連動」とのいずれかが格納されている。
「利用者連動」にするか「利用者非連動」にするかは、表示装置1全体の設定として、或いはその利用者の設定として、制御部11に保存しておき、その設定内容を読み出してオブジェクト管理テーブル22に書き込めばよい。なお、利用者の設定であれば検出した利用者の設定内容を読み出せばよい。オブジェクトOa1,Oa2,Oa3のいずれかについてこの設定を変更する操作も受け付け可能としておき、変更がなされた場合、オブジェクト管理テーブル22の表示オプションを書き換えればよい。
図7の状態から新たな利用者Yが辺(D)に着座した場合の動作として、図9〜図12を参照しながら説明する。図9及び図11は、図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の他の例(他の場面の例)を説明するための概略図で、図10及び図12は、図2の表示装置におけるオブジェクト情報管理部で管理され表示制御で用いるオブジェクト管理テーブルの他の例を示す図である。ここで、図9及び図10は図7のオブジェクトOa1,Oa2に対する表示制御を説明するための図で、図11及び図12は図7のオブジェクトOa3に対する表示制御を説明するための図である。
図7の状態から新たな利用者Yが辺(D)に着座した場合、表示装置1は、縁縁(D)に設置された利用者検出部13dが利用者YのRFIDタグ2yを検出し、それに連動して、元々表示されていた利用者Xのオブジェクトに対し、次のような表示制御を行う。なお、図7で説明した例に合わせると、利用者Yの検出により利用者検出部13dの手前にも利用者Y用のランチャウインドウが表示されるが、ここでは簡略化のため図示していない。
まず、図9及び図10を参照しながら、オブジェクトOa1,Oa2について説明する。利用者Yの検出に連動して、辺縁(D)の利用者検出部13dからの各オブジェクトOa1,Oa2への距離が距離算出部11bにより演算される。この距離は、操作者である利用者X以外の利用者からの距離(厳密には操作者以外の利用者を検出した利用者検出部から距離)の最小値として、オブジェクト情報管理部11cにより保持される。
この例では、オブジェクトOa1の利用者検出部13dからの距離としてd1が、オブジェクトOa2の利用者検出部13dからの距離としてd2が保持され、結果として、図10のオブジェクト管理テーブル23のように更新される。更新に先立ち、オブジェクトOa1について距離a1と距離d1とが比較され、オブジェクトOa2について距離a2と距離d2とが比較され、a1<d1、a2<d2であるため、いずれのオブジェクトOa1,Oa2もそのままの表示状態を保ち、オブジェクト管理テーブル23に距離d1,d2がそのまま反映される。このように、オブジェクトOa1,Oa2については表示状態が継続され、利用者Yが着座したことが表示動作に影響を与えない。
次に、図11及び図12を参照しながら、オブジェクトOa3について説明する。オブジェクトOa3に対しても、同様に距離の算出や比較が実行されるが、オブジェクトOa1,Oa2とは異なり、比較の結果である距離の大小関係が異なる。
オブジェクトOa3については、利用者検出部13aからの距離a3が利用者検出部13dからの距離d3より短く(近く)、つまりa3>d3となっているため、表示制御部11dは図11の左側に示す状態から図11の右側に示す状態のように、そのオブジェクトOa3を非表示に変更する。非表示化は、表示領域内から完全消去しても構わないし、単一色のハッチングでオブジェクトの内容をマスクすることで非表示化を図ってもよい。図11ではオブジェクトOa3が非表示化された状態をオブジェクトOa3rとして図示している。なお、表示オプションが「利用者非連動」となっている場合には、オブジェクトOa3に対してもこのような非表示化は行わない。
このような表示制御により、利用者Xが装置の唯一の使用者であるときは表示領域全面を広く使うことができ、新規利用者の着座により、自分から遠くにあり反対に他者の近くにあるオブジェクトは非表示化し、自分の情報を他の利用者の目に触れさせないことを実現している。つまり、このような表示制御により、自分のデータを他者に閲覧されるのを回避させることができる。さらに、このような表示制御により、オブジェクトの非表示化が行われた場所に他の利用者がオブジェクトを配置することができるため、表示領域を効率良く利用できることに繋がる。
このような処理の結果、距離の算出時に、図8のオブジェクト管理テーブル23において、オブジェクトOa3(オブジェクト3)のother sideの距離情報としてd3が入力され、比較の結果として非表示に決まった段階で、オブジェクトOa3の表示状態として「非表示」が入力され、図12のオブジェクト管理テーブル24のようになる。
なお、非表示化の後、利用者Xが再度、そのオブジェクトOa3を見たい場合には、仮想的なコンソール(ランチャウインドウ)であるオブジェクトOa1からそのファイルを開けばよい。このように、非表示にした後もオブジェクトは各利用者から再び表示できる。このとき、オブジェクトOa3を、利用者Xを検出している利用者検出部13aの付近に再配置するか、非表示のルールを非適用(利用者非連動)として元の位置に表示するかを、利用者Xにより選択設定可能にしておけばよい。
なお、オブジェクト管理テーブル23,24において、操作者以外の利用者からの距離について、その最小値を保持した理由は、操作者以外に複数の利用者がいる場合に対応するためである。つまり、ここでは利用者Yの一人のみであるが、操作者以外に複数の利用者がいる場合には演算した距離が最小のものを保持しておけば、操作者を検出している利用者検出部13aから各オブジェクトOa1,Oa2,Oa3への距離との比較は可能であり、その比較に応じた表示/非表示の決定も可能である。
次に、図13を参照しながら、図7のような状態から図9の状態になり、その後、利用者Yの中座により図7のような着座状態に戻った場合について説明する。図13は、図2の表示装置における他の利用者の出入りに連動した表示制御の他の例(他の場面の例)を説明するための概略図である。
この例における表示制御部11dは、距離の関係の変化として、条件Conを満たした後に、さらに、オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合(利用者が検出されている利用者検出部が減少し、距離が短くならない位置に戻った場合)、オブジェクトを元の表示形態に戻して表示させる。元の表示状態に戻すとは、この例では、非表示化したものを再度表示させることを意味する。
図13を参照しながら説明すると、表示装置1が新規利用者Yを検出するイベントをトリガとして、図7の状態(図13の左側の状態)にある利用者XのオブジェクトOa1,Oa2,Oa3に対して表示制御を行い、その結果、図11の右側状態(図13の右側の状態)のようにオブジェクトOa3が非表示化される。図13でも、オブジェクトOa3が非表示化された状態をオブジェクトOa3rとして図示している。
その後、利用者Yが中座した場合には、利用者検出部13dが非検出となり、other sideの距離情報が無くなるため、図13の右側の状態のように、オブジェクトOa3は同じ場所に再表示される。このとき、オブジェクト情報管理部11cは、非表示化時に関する図12のオブジェクト管理テーブル24を、図8のオブジェクト管理テーブル22のように更新する。このように元の表示状態に戻すことは、オブジェクト管理テーブル24において、非表示化したオブジェクトOa3自体の情報を削除せずに「非表示」と書き換えただけにしていることから可能となる処理であり、この機能は一種のリジューム機能(ハイバネーション機能)と言える。
次に、図14及び図15を参照しながら、使用の途中で利用者が中座するときの表示状態について、つまり、図7のような状態から図11の状態(但し、利用者YもオブジェクトOd1,Od2を開いている状態)になった後に、利用者Yの中座により図7のような着座状態に戻った場合について説明する。図14は、図2の表示装置における使用途中での利用者の中座に連動した表示制御の一例を説明するための概略図で、図15は、図2の表示装置において実行されるデータ保存処理の一例を説明するためのブロック図である。
図7の状態から利用者Yが辺縁(D)に着座すると、利用者検出部13dでそれを検出し、図14の左側のように、利用者XのオブジェクトOa3が非表示化されると共に、利用者Yの方に向けて利用者検出部13dのランチャウインドウであるオブジェクトOd1が表示される。そして、利用者Yがそこからファイルを開くことで、同じく図14の左側のように、開いたファイルのオブジェクトOd2が表示される。なお、オブジェクト管理テーブルでは、オブジェクトOa1,Oa2,Oa3,Od1,Od2をそれぞれオブジェクト1,2,3,4,5のように、オブジェクトを利用者に関係なく連番で管理すればよい。
このようにして、表示装置1を2人の利用者X,Yで使用している状態(図14の左側の状態)にて、利用者Yが作業を中断して表示装置1から離れる場合、利用者検出部13dが離席を検知し、図14の右側の状態のように、作業途中である利用者YのオブジェクトOd1,Od2が表示パネル10aの表示画面内から自動的に消去される。図14の左側では、オブジェクトOd1,Od2が非表示化された状態をそれぞれオブジェクトOd1r,Od2rとして図示している。また、図14の右側では、利用者Yが居なくなったことに付随して、other sideの距離情報が無くなるため、図13の右側の状態から図13の左側の状態への移行と同じく、一旦非表示状態になっていた利用者XのオブジェクトOa3が再表示されている。オブジェクトOa3は、利用者Yが表示装置1を使用する以前に利用者Xにより配置されていたオブジェクトである。
このような動作の詳細について、図15を参照しながら説明する。まず、<i>RFIDタグ2yの反応が途絶したことを利用者検出部13dが検知すると、オブジェクト情報管理部11cで管理しているオブジェクト情報として、当該利用者Yが操作者(所有者情報に記述の利用者)である作業途中のデータ(ランチャウインドウも含めたオブジェクトのファイル)が残っている場合、<ii>表示制御部11dがその操作者のオブジェクト(この例ではオブジェクトOd1,Od2)を表示パネル10aの表示領域面内から消去させる。
続いて、<iii>オブジェクト情報管理部11cが、当該オブジェクトのオブジェクト情報を読み出し、HDD14等に保存することで、オブジェクト情報を退避させる。この処理は、次に同じ利用者Yが着座した場合に同じオブジェクト(この例ではオブジェクトOd1,Od2)を同じ位置に表示させるための処理であり、この処理は実行しなくてもよい。続いて、<iv>メモリ12に存在する利用者Yのプロセスの作業途中のデータ(オブジェクトのデータ)もまた、同様にHDD14等に保存することで、作業途中のファイルを退避させる。このとき、自動的に上書き保存してもよいし、別ファイルで保存してもよい。ここで、ランチャウインドウ内のアイコンの表示位置等の設定が変わっている場合にもその情報を退避させればよい。なお、上記<ii>〜<iv>の処理の手順は問わない。
また、上述したように退避先は、HDD14の他に、サーバ装置や外部記憶装置、さらにはオブジェクトの操作者であった利用者のRFIDタグ(この例ではRFIDタグ2y)内のメモリであってもよく、中座した利用者が装置の利用を再開する際には退避先から保存したデータを読み出してオブジェクト情報管理部11c等に情報を再ロードすればよい。
このようなデータ保存処理(データ退避処理)の機能は一種のリジューム機能(ハイバネーション機能)と言える。また、このようなデータ退避処理を行った後は、利用者Yが居なくなったイベントに連動して、他の利用者のオブジェクトの表示処理(再表示)が実施される。
次に、図16〜図18を参照しながら、図14及び図15で説明した処理からさらに利用者Yが別の席に着座して利用者として復帰するときの表示状態について説明する。図16は、図2の表示装置における使用途中での利用者の中座及び復帰に連動した表示制御の一例を説明するための概略図、図17は、図2の表示装置において実行されるデータ復帰処理の一例を説明するためのブロック図、図18は、図2の表示装置で使用する座標の一例を示す図である。
図14及び図15で説明したように、図7の状態から利用者Yが辺縁(D)から離席すると、図16の上側の状態から図16の左下側のような着座状態及び表示状態になる。その後、利用者Yが別の席(ここでは辺縁(C)の席)に着座した場合、利用者検出部13cが利用者YのRFIDタグ2yを検出して、上記<iii>の処理で退避させたオブジェクト情報を読み出し、図16の右下側のように、以前に表示させていたオブジェクトOd1,Od2を表示させる。
但し、このとき、以前に表示させていたときは利用者検出部13dの設置位置近辺に着座していたため、位置情報の座標としては、オブジェクトOd1,Od2について元の利用者検出部13dの設置位置からの相対的な座標を求め、今回の着座を検出した利用者検出部13cからの座標に変換して保存し、その座標で表示させるように復元する。オブジェクトOd1,Od2の視認方向についても同様にして、利用者検出部13cから正面に見えるように、つまり席を移動しても利用者Yから見た表示は変わらないように復元する。
若しくは、退避データのオブジェクト情報に含まれている位置情報を、図18で例示するように、離席前の利用者検出部の設置位置を基準とした相対座標として管理するようにしておけば、そのままの位置情報を用いて、例えば中断時が辺縁(D)で復帰時には辺縁(C)といった具合に着座する位置が作業中断時とは異なっても表示状態を復元できる。なお、図18では、オブジェクトの位置情報の座標に関し、オブジェクトの左上側を始点座標としているが、相対座標を採用する場合にも、前述したようにオブジェクトの中心位置の座標で処理することは可能である。
このようにして、利用者Yが、利用者検出部13dが設置された辺縁(D)から中座して、利用者検出部13cが設置された辺縁(C)に再度着座することは、利用者Yが辺縁(D)から辺縁(C)へ移動して作業を再開することを指す。移動時間は問わないが、所定時間以内であれば元に表示していたオブジェクトOd1,Od2を再表示させ、所定時間を過ぎればランチャウインドウとしてのオブジェクトOd1だけ表示させるなどすればよい。
このような動作の詳細について、図17を参照しながら説明する。まず、<I>一旦、表示装置1を離れた利用者Yが再び着座したことを、RFIDタグ2yの反応を利用者検出部13dが検出することで検知すると、<II>作業中であったデータ(ランチャウインドウも含めたオブジェクトのファイル)を退避先からメモリ12に読み出すことで復元する。このとき、上書き保存していた場合にはそのままそのファイルを復元し、別ファイルで保存していた場合にはその別ファイルを読み出して復元する。続いて、<III>オブジェクト情報管理部11cが当該オブジェクトのオブジェクト情報を退避先から読み出して復元する。なお、上記<II>,<III>の処理の手順は問わない。
最後に、<IV>表示制御部11dが、メモリ12上のファイルをオブジェクト情報管理部11cで管理しているオブジェクト情報から、当該利用者が操作者であるオブジェクトの表示を復元する。このように、復帰した場合には、退席時とは逆の手順で退避先に保存した退避データを基に表示を復元すると共に、メモリ12に作業中のプロセスを再ロードする。
以上、様々な具体例を説明したように、本発明に係る表示装置1は、複数の利用者が同時に利用するような共有スペース(例えばデータ閲覧スペース)となっており、利用者検出部13a〜13dで複数の利用者の着座状態を検出することにより、適応的にオブジェクトの表示制御を行う。
利用者の着座状態に連動する表示制御として、好ましい例をまとめて説明する。他の利用者が着座した場合、自分からは遠く、他者の近くにある自分の操作対象のオブジェクトを非表示化し、一方で他の利用者が中座した場合、自分からは遠く、他者の近くにある自分の操作対象のオブジェクトがあれば再表示する。自分が表示装置1を使用中に他の利用者が出入りをすることを前提に説明したが、逆の視点、つまり他の利用者が使用中に自分が出入りするといった視点から見れば、自分が着座した場合、中座したときの自分の操作対象のオブジェクトがあれば、他の利用者の利用状況に依存するが中座する前の表示状態を可能な限り復元し、一方で自分が中座した場合、操作中のオブジェクトがあれば、中座時点での表示状態が保存され、表示領域から当該操作対象のオブジェクトの表示を消去する。
このようにして、表示装置1では、表示装置1の縁部に位置する複数の利用者により同時に使用可能とし、且つ、利用者が煩雑に入れ替わったとしても、現在の着座状況に応じて最適にオブジェクトの表示制御を行うことができる。
次に、図19を参照しながら、条件Conを満たした場合の表示制御(距離の大小関係が変わる境界際の表示制御)の様々な例について説明する。図19は、図2の表示装置におけるオブジェクトの移動操作に基づく表示制御の例を説明するための概略図である。
上述した各具体例では、利用者の増減により距離情報の更新が行われてそれにより条件Conを満たした場合に、当該オブジェクトを非表示化した。しかし、図19の左上側の状態から図19の右上側の状態への移行のように、オブジェクトOa1の移動操作によって条件Conが満たされた場合にも、そのオブジェクトの非表示化を行うことが好ましい。ここでは、移動後に非表示化されたオブジェクトをオブジェクトOa1mとして図示している。
また、非表示化の代わりに、図19の左上側の状態から図19の左下側の状態への移行のように、非表示化禁止(そのまま表示)してもよい。図19では移動後のオブジェクトをオブジェクトOa1mとして図示している。これは、表示オプションの「利用者非連動」の設定として例示した処理である。しかし、特にオブジェクトの移動動作がトリガとなっている場合にのみこのような非表示化禁止処理を実行することが、操作した利用者Xの意図(或いは、操作者は利用者Xのまま、利用者Yが操作した場合には、その利用者Yの意図)に合致しているため、好ましい。なお、図19の左上側の状態では利用者検出部13aからの距離と利用者検出部13dからの距離とが同じになった時点で、その境界を超えないように図示しているが、この表示制御では境界を超えた場合でも超えた位置でそのまま表示しておく。
また、条件Conを満たした場合、他の表示形態での表示を行うようにしてもよい。
例えば、表示可能領域内への再配置を行うようにしてもよい。つまり、表示制御部11dは、距離の関係の変化として、条件Conを満たした場合、距離が短くならない位置に当該オブジェクトを再配置して(移動して)表示させるようにしてもよい。このような再配置を伴う表示制御は、オブジェクトの移動動作がトリガとなっている場合に限らず、利用者の増減がトリガとなっている場合にも採用することができる。
もし、図19の左上側の状態からさらに利用者検出部13d側に向かってオブジェクトOa1を移動させたとしても、図19の左下側の状態のように、その境界の位置又はそのやや手前になるように再配置してもよいし、或いは、利用者検出部13aからの距離が、境界までの距離と同じになる他の表示位置、或いは、利用者Xが移動させた後の距離と同じになる他の表示位置に再配置しても、上記「距離が短くならない位置」にできる。
また、このような再配置を行う場合にも、表示制御部11dは、条件Conを満たした後に、当該オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合(利用者が検出されている利用者検出部が減って距離が短くならない位置に戻った場合)、そのオブジェクトを元の表示形態に戻して表示させる(つまり、この例では利用者の移動操作の結果を反映させた位置に表示させる)ことが好ましい。
また、表示制御部11dは、距離の関係の変化として、条件Conを満たした場合、オブジェクトの視認方向が、距離が短くなった操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置の方向に合う(向く)ように、そのオブジェクトを表示させてもよい。つまり、図19の左上側の状態から図19の右下側の状態への移行のように、オブジェクトの下側が上記の設置位置の方向に向くように、オブジェクトを回転させて表示させてもよい。無論、元々上記の設置位置の方向を向いていれば回転させる必要はなく、そのまま表示させればよい。
これにより、オブジェクトを見せたい人の方にドラッグして移動させるだけで、その見せたい人が見易い方向で表示させることができる。なお、図19の左上側の状態では利用者検出部13aからの距離と利用者検出部13dからの距離とが同じになった時点で、その境界を超えないように図示しているが、この表示制御は境界を超えた場合でも視認方向を回転させた状態で且つ超えた位置で表示しておく。
このような表示制御は、オブジェクトの移動動作がトリガとなっている場合にのみ、実行することが好ましい。例えば、利用者Yの着座により、利用者Xが操作者となっているオブジェクトOa3が利用者Yから見易いように正面を向いて表示されると、利用者Y又は利用者XがそのオブジェクトOa3に対して回転操作を実行する手間が生じる上に、利用者Yに見せることになるためである。
また、このような自動的な向きの変更処理を採用した場合にも、表示制御部11dは、条件Conを満たした後に、当該オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合、そのオブジェクトを元の表示形態に戻して表示させる(つまり、この例では回転前の向きで表示させる)ことが好ましい。
また、表示制御部11dは、距離の関係の変化として、条件Conを満たした場合、当該オブジェクトを非表示化するかそのまま表示するかを操作者に問い合わせる問合せ画像(問合せウインドウ)を表示させ、問合せの結果に従った表示制御を行う。このとき、問合せ画像は操作者の視認方向に向けて表示させることが好ましい。
また、このような問合せの代わりに、回転させて表示させるかそのまま表示させるかの問合せを採用してもよいし、自動的に移動させるかそのまま表示させる否かの問合せを採用してもよい。
さらには、非表示化させるか、回転させて表示させるか、自動的に移動させるか、そのまま表示させるかの中から、いずれを選択するかの問合せを行うようにしてもよい。つまり、表示装置1において、条件Conを満たした場合の表示制御として説明した様々な処理を可能に構成しておき、どの処理を採用するかを問い合せて、その問合せに対する応答操作に従って表示制御を行えばよい。
また、いずれの問合せを行う処理を採用した場合でも、表示制御部11dは、条件Conを満たした後に、当該オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合、そのオブジェクトを元の表示形態に戻して表示させる(つまり、この例では問合せ前の表示状態で表示させる)ことが好ましい。
また、表示装置1では、上述したように複数の処理を可能に構成しておき、管理者又は各利用者がどの処理を行うかを予め設定できるようにしておいてもよい。表示装置1では、その設定内容を読み出して、その設定に従って表示制御を実行すればよい。ここで設定内容は、オブジェクト管理テーブルで例示した表示オプションとして記憶し、上記問合せ等により各オブジェクトについて設定変更がなされた場合にはそれを反映すればよい。このように、表示オプションはオブジェクト毎に設定可能となっていることが好ましい。
また、以上の様々な具体例では、オブジェクト情報管理部11cは、オブジェクトの所有者情報に基づきそのオブジェクトの操作者を特定したが、代わりに、利用者が検出されている全ての利用者検出部のうち当該オブジェクトの表示位置との距離が一番短い設置位置にある利用者検出部で検出している利用者の情報に基づき、当該オブジェクトの操作者を特定し、オブジェクト情報として記憶するようにしてもよい。
この例では、オブジェクトの操作者がそのオブジェクトのファイルの所有者である必要はなく、単にオブジェクトの表示位置に近い位置に着座した利用者を、操作者と特定している。よって、この例では、上述した境界を超えた場合、操作者が変わることになる。
これにより、例えば利用者Xが移動操作により利用者Y側にオブジェクトを移動させた場合に、操作者となる利用者Yの視認方向に自動的にオブジェクトを向けることも、操作者を検出している利用者検出部の設置位置又は辺縁にオブジェクトの下側が向くように制御するだけで可能となる。
但し、このような操作者の特定方法に基づく表示制御は、オブジェクトの移動動作がトリガとなっている場合にのみ、実行することが好ましい。例えば、利用者Yの着座により利用者Xが操作者となっていたオブジェクトOa3が、新たに操作者となった利用者Yから見易いように正面を向いて表示されると、利用者Y又は利用者XがそのオブジェクトOa3に対して回転操作を実行する手間が生じる上に、利用者Yに見せることになるためである。
以上、本発明に係るテーブル型の表示装置について、テーブル(表示パネルの表示領域)の形状が正方形である例を挙げて説明したが、長方形であっても円形であってもよく、さらには各辺の長さが同じn角形(n≧3)であってもよい。また、長さが同じ各辺には同じ数の利用者検出部を配設しておけばよい。また、各辺の長さが異なるn角形を採用することもでき、その場合、利用者検出部を各辺の中央においてもよいし、長い辺には2つ以上配設する(例えば辺の長さの1/3、2/3の位置に配設する)など、各辺の利用者検出部の数や位置は任意に決めればよい。但し、テーブルの形状に拘わらず、利用者検出部の位置については、各利用者検出部の有効検出範囲を考慮してできるだけ、均等な表示領域が確保できるように決めておくことが好ましい。
1…表示装置、2a,2b,2c,2d,2x,2y…RFIDタグ、10…表示部、10a…表示パネル、10b…タッチセンサ、11…制御部、11a…演算部、11b…距離算出部、11c…オブジェクト情報管理部、11d…表示制御部、12…メモリ、13a,13b,13c,13d…利用者検出部(RFIDタグリーダ)、14…HDD、15…通信I/F、16…バス、21…利用者管理テーブル、22,23,24…オブジェクト管理テーブル。

Claims (8)

  1. オブジェクトを表示するテーブル型の表示装置であって、
    該表示装置の縁部に複数設けられた、利用者を検出する利用者検出部と、
    利用者が検出されている全ての利用者検出部の設置位置のそれぞれについて、表示中の前記オブジェクトの表示位置との距離を算出する距離算出部と、
    該距離算出部で算出された距離の関係に変化が生じた場合、該距離の関係に応じて前記オブジェクトの表示制御を行う表示制御部と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記オブジェクトの所有者の情報に基づき、若しくは、利用者が検出されている全ての利用者検出部のうち前記オブジェクトの表示位置との距離が一番短い設置位置にある利用者検出部で検出している利用者の情報に基づき、前記オブジェクトの操作者を特定し、オブジェクト情報として記憶するオブジェクト情報記憶部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトを非表示化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトを非表示化するかそのまま表示するかを前記操作者に問い合わせる問合せ画像を表示させ、問合せの結果に従った表示制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、前記オブジェクトの視認方向が、距離が短くなった前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置の方向に合うように、前記オブジェクトを表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  6. 前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった場合、距離が短くならない位置に前記オブジェクトを再配置して表示させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記表示制御部は、前記距離の関係の変化として、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者として利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離より、前記オブジェクトの表示位置と前記操作者以外の利用者を検出している利用者検出部の設置位置との距離が短くなった後に、前記オブジェクトとの距離が短かった設置位置の利用者検出部で利用者が検出されなくなった場合、前記オブジェクトを元の表示形態に戻して表示させることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記表示装置はタッチパネル機能を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置。
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