JP2013211912A - 高速下りリンク・パケット・アクセス(hsdpa)通信のための方法、基地局、リモート・ステーションおよびシステム - Google Patents

高速下りリンク・パケット・アクセス(hsdpa)通信のための方法、基地局、リモート・ステーションおよびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムにおける通信資源の改善された使用を実現する。
【解決手段】高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成する方法が、複数のデータ・パケットを連結し、連結された複数のデータ・パケットにヘッダを付けて拡大多重化データ・パケットを形成することを含む。ヘッダは、複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含む。次いで、拡大多重化データ・パケットはリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信される。
【選択図】図5

Description

本発明は、符号分割多重アクセス(CDMA: code division multiple access)システムに、より詳細には(これに限るものではないが)パケット・データ・サービスを利用し、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA: High Speed Downlink Packet Access)を用いる第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP: 3rd Generation Partnership Project)システムのような無線CDMAシステムに関する。
インターネット・アプリケーションの成長のため、パケット交換無線データ・サービスに対する需要が伸びてきている。これらのデータ・サービスが送達される典型的なチャネルは電波チャネルである。電波チャネルはますます多くの数の周波数帯で利用可能である。特に関心のある周波数帯はIMT-2000周波数帯(約2GHzの周波数)である。この周波数帯は、ワイドバンド符号分割多重アクセス(WCDMA: wideband code division multiple access)技術を使ったデータ・サービスの送達のために使われる。この周波数帯で使用されうる二つのWCDMA技術は、周波数分割二重(FDD: frequency division duplex)と時分割二重(TDD: time division duplex)の技術である。
パケット・データ・サービスがフェージングのある電波チャネルを通じて伝送されるときに有用な戦略は、マルチユーザー・ダイバーシチを活用することである。マルチユーザー・ダイバーシチは、複数のユーザーがいてみな同時にサービスを要求するときに用いられうる。送信機が、該送信機がサービスしている受信機が経験しているチャネル条件を知れば、該送信機は、有利なチャネル条件を経験しているユーザーを、不利なチャネル条件を経験しているユーザーより優先してスケジューリングしうる。さらに、スケジューラは、よりよいチャネル条件をもつユーザーに送信するときには、より少ない誤り訂正符号化を使う、あるいはより高次の変調を使って送信することを望んでもよい(そのような技法は、それらのユーザーへの瞬時スループットを高めることになる)。
パケット・データ・サービスを利用し、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)を用いる第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)通信システムでは、送信機はノードB(Node-B)(すなわち、「基地局(base station)」)と称され、受信機はユーザー装置(UE: user equipment)である(しばしば「リモート・ステーション(remote station)」または「加入者装置(subscriber equipment)」と称される)。3GPPによって規定されるHSDPAシステムはマルチユーザー・ダイバーシチをいくつかの仕方で活用する:
・適用される誤り訂正、符号化および変調の量が送信によって変えられうる(たとえば、適応変調および符号化(AMC: adaptive modulation and coding)を適用するとき)。
・スケジューリング機能がノードBに位置される。このネットワーク要素は、スケジューリング機能が古典的に位置されていたRNC(Radio Network Controller[電波ネットワーク・コントローラ])よりもUEまでの往復遅延時間が短い。ノードBは、スケジューリングするために、常に、有利なチャネル条件を経験しているユーザーを選ぼうとしうる。
・UEは、チャネル品質をノードBに直接報告する。これにより、ノードBはチャネル品質に基づいてスケジューリングの決断をすることが許容される。
3GPPはHSDPAを、FDD(周波数分割二重)およびTDD(時分割二重)の両動作モードについて規定した。いずれの動作モードでも、チャネル品質推定がUEからノードBにフィードバックされる機構がある。
HSDPAの現行の仕様では、特に、媒体アクセス制御(MAC: medium access control)レイヤーのプロトコル・データ・ユニット(PDU: protocol data unit)のフォーマットに関し、UEの単一の優先度待ち行列(priority queue)からのMAC-hs(high speed[高速])サービス・データ・ユニット(SDU: Service Data Unit)のみが一つのMAC-hs PDUに多重化されることができる。図1に示されるように、単一のMAC-hs PDU 120は、送信時間期間(TTI: transmission time interval)ごとにユーザー装置(UE)に送られうる。単一のMAC-hs PDUはMAC-hsヘッダ125を含み、それにMAC-hsペイロード130(一つまたは複数のMAC-d PDUを含む。ここで、MAC-d pduはMAC-hs SDUと同じであるが、MAC-dレイヤーは3GPPアーキテクチャにおいてMAC-hsレイヤーの上に位置される)および最後に、上記のデータの合計が有効なMAC-hs PDUサイズにフィットしない場合、任意的なパディング135が続く(許されるサイズ値は3GPP TS 25.321において定義されており、「k」値として知られる)。
さらに、単一のMAC-hs PDUのサイズは高速共有制御チャネル(HS-SCCH: high-speed shared control channel)105において信号伝達される(115)。単一のMAC-hs PDU 120をUEに送信できるのみである結果として、単一の優先度レベルのデータのみが搬送できる。
しかしながら、通信リンクのネットワーク(UMTS電波アクセス・ネットワーク[UTRAN: UMTS Radio Access Network])側でのMAC-hs論理実体においては、二つ以上の優先度待ち行列が同じUEに属しうる。事実上これは、あるTTIにおいて一つのUEが送信するようスケジューリングされる場合、そのUEの優先度待ち行列の一つからのMAC-hs SDUのみが一つのMAC-hs PDU内で送られることができるということを意味する。これは、このUEの優先度待ち行列のどの一つにおいて送信を待っているものよりも多くのMAC-hs SDUを送信することをこのTTIにおける下りリンク資源が許容するとしても、当てはまる。
2006年11月13〜17日の米国デンヴァーにおける3GPP TSG-RAN-WG2会合#51において、「連結MAC-hs PDU(Concatenated MAC-hs PDU)」と題する文書において、Huaweiによって、図2に示される仕方でMAC-hs PDUを連結することが提案された。図2に示されるように、連結されたMAC-hs PDU 250は、同じUEの複数の異なる優先度待ち行列から構築された複数のMAC-hs PDU 205、225、230を含む。各MAC-hs PDUのフォーマットは現行の仕様に従うが、ただし、MAC-hs PDUサイズは「k」値によって制約されないのでパディング・フィールドはなく、MAC-hsヘッダ210を含み、それに複数のMAC-hs SDU 215、220が続く。連結されたPDUについて可能なパディングが必要とされることがありうるので、パディング・フィールド235の先頭を指示するために、典型的な長さ「8」ビットまたは「12」ビットをもつ任意的なポインタ・フィールド240が使用される。1ビット長の固定されたPF(ポインタ・フラグ[Pointer Flag])245が連結されたMAC-hs PDU 250の末尾に位置され、ポインタ・フィールド240が存在するか(たとえばPF=「1」の場合)否か(たとえばPF=「0」)を示す指標として使われる。
上に概観した連結PDU提案にまつわるいくつかの欠点がある。それには次のようなことが含まれる:
3GPPに基づいて開発された既存のMAC-hsソフトウェアが再利用できない:
・個々のMAC-hs PDU構造が既存の3GPP構造と異なっている
・連結MAC-hs PDUは、やはりMAC-hsによって扱われる新しい構造をもつ。
したがって、上述した欠点の一つまたは複数が軽減されうるHSDPAが望まれている。
そこで、本発明の諸実施形態は、上述した欠点の一つまたは複数を単独でまたは任意の組合わせにおいて緩和、軽減または解消しうる。
本発明の諸実施形態によれば、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成する方法が提供される。本方法は、複数のデータ・パケット(ある任意的な実施形態ではMAC-hs PDU)を連結する段階と;連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケット(extended multiplexed data packet)を形成する段階と;前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信する段階とを有する。
本発明の諸実施形態は、通信システムにおける通信資源の改善された使用を許容しうる。それはたとえば、MAC-hxレイヤーを3GPP MAC-hsレイヤーに重畳し、その一方でMAC-hx PDUの指標を提供するためにHS-SCCH「k」値の送信を再構成することによって追加的な機能性を提供することによる。本発明は、改善されたパフォーマンスを許容しうるが、それはたとえば、複数の標準的なMAC-hs PDUを担持するMAC-hx PDUの送信をサポートすることによる。標準的なMAC-hs PDUのサイズは、3GPP規格で特定されているように、許されるサイズ(512通りの許されるサイズがあり、TDDモードについてインデックスkによって示される)の標準的なテーブルに従って定義されている。本発明は、セルラー・ネットワークにおける改善されたパフォーマンスを許容しうる。前述した仕方で複数のMAC-hs PDUを送信する際にMAC-hx PDUを提供することにより、複数の優先度レベルが同じTTIのうちにサービスされることが許容される。結果として遅延上の利得およびスループット上の利得が得られる。
本発明は、3GPP TD-CDMAまたはTD-SCDMAまたはWCDMA-FDDセルラー通信システムのような既存の通信システムと互換でありうる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成するよう構成された基地局が提供される。本基地局は、複数のデータ・パケットを連結する論理と;連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する論理と;複数のデータ・パケットを連結するよう構成された前記論理に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信するよう構成された送信機とを有する。
本発明のある任意的な特徴によれば、前記基地局または前記基地局によって用いられる方法はさらに、別個の信号伝達チャネルにおいて拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を送信する論理を有する。このように、拡大多重化データ・パケットのサイズの指標がリモート・ステーションに送られうる。別個の信号伝達チャネルは、HS-SCCH通信チャネルであってもよく、それにより、単一のMAC-hs PDUのサイズを同定するという従来技術に比べて、複数の個々のMAC-hs PDUのサイズを同定するというHS-SCCH通信チャネルの有益な使用を提供してもよい。このようにして、HS-SCCHにおけるkフィールドは、複数のMAC-hs PDUの送信を同定するために再利用される。
いくつかの実施形態によれば、HS-SCCH通信チャネルは、MAC-hx PDUのサイズをMAC-hxの受信をサポートするUEに信号伝達するために使用されることができ、同時に、MAC-hs PDUのサイズをMAC-hs PDU受信をサポートするがMAC-hx受信はサポートしないUEに信号伝達するために使用されることができる。こうして、レガシーUE(3GPPによって定義されるMAC-hsのみをサポートする)と新しいUE(MAC-hxをサポートする)との混合が、同じセル内でサポートされることができる。
本発明の他の実施形態によれば、基地局または基地局によって用いられる方法はさらに、拡大多重化データ・パケット・ヘッダにパディング・ビットを追加してバイト境界サイズ送信を形成する論理を有していてもよい。こうして、最初のMAC-hs PDUはバイト境界でスタートし、最初のMAC-hs PDUの抽出をUEにとってより簡単にする。たとえば、すべてのMAC-hs PDUが整数バイト数の長さに選ばれるとすると、すべてのMAC-hs PDUはバイト境界で始まり、したがってすべてが簡単に抽出されることができる。
本発明の他の諸実施形態によれば、基地局または基地局によって用いられる方法はさらに、単一のリモート・ステーションのために意図されたデータ・パケットの選択された複数の優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する論理を有する。こうして、あるUEについて最高優先度のトラフィックをスケジューリングしたのち、スペアの送信ビットがある。これらのスペアの送信ビットは、より低い優先度のトラフィックを同じUEに搬送するために使用されることができる。これは、より低い優先度トラフィック・フローについての遅延を短縮し、無線インターフェースの効率を改善する(増大したスループット)。
本発明のいくつかの実施形態によれば、基地局または基地局によって用いられる方法はさらに、単一のリモート・ステーションについての同じ優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する論理を有していてもよい。これは、後刻、電波条件が劣化して、MAC-hx PDUでは成功裏の送達のためには大きすぎ、より小さな単位として送られるべきであるまでになったと判定される場合に有利でありうる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、基地局または基地局によって用いられる方法はさらに、拡大多重化データ・パケット(MAX-hx PDU)ヘッダ中に、拡大多重化データ・パケット(MAX-hx PDU)が複数の連結されたデータ・パケットを含むことを同定するためのバージョン・フラグ・フィールドを設定する論理を有していてもよい。こうして、MAC-hs PDUまたはMAC-hx PDU受信のいずれもできるUEは、そのフラグの値によって、どのPDU型が送信されているかを同定できる。これは、そのようなUEが、MAC-hx PDU送信をサポートしないがそのUEがMAC-hs PDU送信はまだ受信できるセル中にローミングすることを許容する。
本発明のいくつかの実施形態によれば、連結された複数のデータ・パケットにヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を形成することは、3GPP通信システムにおける通信のMACサブレイヤー、すなわちMAC-hxサブレイヤーを導入する。MAC-hxサブレイヤーは、MAC-hsレイヤーの下に位置されうる。こうして、既存のHSDPA実装(ノードB、UE)は、既存のMAC-hsソフトウェアへの小規模な変更だけでMAC-hxをサポートするよう拡張されることができる。
本発明の他の実施形態によれば、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を受信する方法が提供される。本方法は、拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信する段階であって、ここで、拡大多重化データ・パケットは複数の連結された(MAC-hs)データ・パケットを含む、段階と、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードする段階とを有する。本方法はさらに、デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定し;受信された拡大多重化データ・パケットをデコードし;前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使うことを有する。
本発明のいくつかの実装によれば、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を受信するためのリモート・ステーションが提供される。本リモート・ステーションは、拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信するための受信機であって、ここで、拡大多重化データ・パケットは複数の連結された(MAC-hs)データ・パケットを含む、受信機と、前記受信機に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするための論理とを有する。本リモート・ステーションはさらに、デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と;前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使って、受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する。
本発明の他の諸実施形態によれば、前記リモート・ステーションまたは前記リモート・ステーションによって用いられる方法は、別個の信号伝達チャネルにおいて、拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)のサイズの指標を受信する論理を有する。本発明のいくつかの実施形態では、別個の信号伝達チャネルは、HS-SCCH通信チャネルを使う。
HS-SCCH通信チャネルは、MAC-hx PDUのサイズをMAC-hxの受信をサポートするUEに信号伝達するために使用されてもよく、同時に、該HS-SCCH通信チャネルは、MAC-hs PDUのサイズをMAC-hs PDU受信をサポートするがMAC-hx受信はサポートしないUEに信号伝達するために使用されてもよい。こうして、レガシーUE(3GPPによって定義されるMAC-hsのみをサポートする)と新しいUE(MAC-hxをサポートする)との混合が、同じセル内でサポートされることができる。
本発明の他の実施形態によれば、リモート・ステーションまたはリモート・ステーションによって用いられる方法はさらに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使って、拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)中のパディング・ビットを除去する論理を有していてもよい。パディング・ビットは、MAC-hx PDUのサイズが、可能な値の集合からの許される値(k値)であることを保証するために使用されてもよい。k値の使用は3GPPによって定義されており、送信されるPDUのサイズがHS-SCCHチャネル上で効率的に信号伝達されることができることを保証する。
本発明の他の諸実施形態によれば、リモート・ステーションまたは該リモート・ステーションによって用いられる方法はさらに、拡大多重化データ・パケット(MAX-hx PDU)ヘッダ中の、拡大多重化データ・パケット(MAX-hx PDU)が複数の連結されたデータ・パケットを含むことを同定するためのバージョン・フラグ・フィールドをデコードする論理を有していてもよい。こうして、MAC-hs PDUまたはMAC-hx PDU受信のいずれもできるUEは、そのフラグの値によって、どのPDU型が送信されているかを同定できる。これは、そのような構成されたUEが、MAC-hx PDU送信を用いないがそのUEがMAC-hs PDU送信はまだ受信できるセル中にローミングすることを許容する。さらに、受信されたデータ・パケットが拡大多重化データ・パケットであり複数の連結された(MAC-hs)データ・パケットを含むかどうかを判定するのに応答して、拡大多重化データ・パケットは分解されてもよい。
本発明のいくつかの実施形態によれば、リモート・ステーションまたはリモート・ステーションによって用いられる方法はさらに、連結された(MAC-hs)データ・パケットの各組を並べ替え待ち行列分配実体(re-ordering queue distribution entity)に送る論理を有していてもよい。このように、3GPPで使用される、単一のMAC-hs PDUを扱うのみの実体とは対照的に、連結されたMAC-hs PDUの各組は、適切な待ち行列に渡されることができる。
本発明の他の諸実施形態によれば、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信をサポートする通信システムが提供される。本システムは、複数のリモート・ステーションと通信する少なくとも一つの基地局を有する。基地局は、複数のデータ・パケットを連結する論理と、連結された複数のデータ・パケットにヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を形成する論理とを有する。ヘッダは、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標(K)を含む。基地局はさらに、複数のデータ・パケットを連結するよう構成された前記論理に動作可能に結合され、拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)をリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信するよう構成された送信機を有する。リモート・ステーションは、前記拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信する受信機と、前記受信機に動作可能に結合された、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするための論理とを有する。リモート・ステーションはさらに、デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使って、受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する。
本発明の他の実施形態では、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成する実行可能プログラムを含むコンピュータ・プログラム・プロダクトが提供される。本コンピュータ・プログラム・プロダクトは、複数のデータ・パケットを連結し、連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標(K)を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を形成し;前記拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)をリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信するためのプログラム・コードを有する。
本発明の他の諸実施形態では、複数のデータ・パケットを連結するための連結論理と;前記連結論理に動作可能に結合され、連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標(K)を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を形成するための取り付け論理とを有する集積回路が提供される。
本発明のいくつかの実施形態では、複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信するための実行可能プログラム・コードを含むコンピュータ・プログラム・プロダクトが提供される。前記コンピュータ・プログラム・プロダクトは、複数の連結された(MAC-hs)データ・パケットを含む拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信し、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするためのプログラム・コードを含む。前記コンピュータ・プログラム・プロダクトはさらに、デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定し、受信された拡大多重化データ・パケットをデコードし、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使うためのプログラム・コードを含む。
本発明の他の諸実施形態では、複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケット(MAC-hx PDU)を下りリンク・チャネル上で受信するための受信機論理と、前記受信機論理に動作可能に結合された、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするための論理とを有する集積回路が提供される。前記集積回路はさらに、デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使って受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する。
本発明のこれらのおよびその他の側面、特徴および利点は、以下に記載される実施形態から明白となり、それを参照することで明らかにされるであろう。
本発明の諸実施形態を組み込んだ、HSDPA通信をサポートする方法、通信システム、基地局、リモート・ステーション、集積回路および関連するコンピュータ・プロダクトが、あくまでも例として、付属の図面を参照して記載される。
MAC-hs PDU長の指標とともにMAC-hsプロトコル・データ・ユニット(PDU)の既知の構成を示す図である。 連結された複数のMAC-hsプロトコル・データ・ユニットの既知の構成を示す図である。 本発明の実施形態が使用されうる3GPP電波通信システムを示すブロック概略図である。 本発明のいくつかの実施形態に基づいて適応された通信プロトコル・スタックを示す図である。 本発明のいくつかの実施形態に基づく、MAC-hxプロトコル・データ・ユニットの構成を示す図である。 本発明のいくつかの実施形態に基づく、UTRAN内のMAC-hsプロトコル・データ・ユニットの制御フローのフローチャートである。 本発明のいくつかの実施形態に基づく、ユーザー装置(UE)内のMAC-hsプロトコル・データ・ユニットの制御フローのフローチャートである。 本発明の諸実施形態における処理機能を実装するために用いられうる典型的なコンピューティング・システムを示す図である。
以下の記述は、UMTS(Universal Mobile Telecommunication System[万国移動通信システム])セルラー通信システムに適用可能な本発明の諸実施形態に、特に第三世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)システム内の高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)を用いるUMTS地上波電波アクセス・ネットワーク(UTRAN: UMTS Terrestrial Radio Access Network)に焦点を当てるが、本発明がこの特定のセルラー通信システムに限定されるものではなく、他のセルラー通信システムにも適用されうることは認識されるであろう。
本発明のある実施形態は、3GPP HSDPAのMACレイヤーに対する拡張を提供する。この拡張は、複数のMAC-hs PDUが同じ送信時間期間(TTI)内に同じUEに送られ、単一のMAC-hx PDUによって担持されることを許容する追加的なサブレイヤーをHSDPAデータ制御フローに加える。これは、TTI当たり単一のMAC-hs PDUのみが送られる既存のリリース5の3GPPとは対照的である。
まず図3を参照するに、典型的な標準的UMTS電波アクセス・ネットワーク(UTRAN)システム300は、便宜上:端末/ユーザー装置ドメイン310;UMTS地上波電波アクセス・ネットワーク・ドメイン320;およびインフラストラクチャー・ドメイン330を有するものと考えられる。
端末/ユーザー装置ドメイン310では、端末装置(TE: terminal equipment)312は移動装置(ME: mobile equipment)314に有線または無線のRインターフェースを介して接続されている。ME 314はまた、ユーザー・サービス同定モジュール(USIM: user service identity module)316にも接続されており;ME 314とUSIM 316とを合わせてユーザー装置(UE)318と考えられる。UE 318は、電波アクセス・ネットワーク・ドメイン320内のノードB(基地局)322と無線Uuインターフェースを介してデータ通信する。電波アクセス・ネットワーク・ドメイン320内で、ノードB 322は、電波ネットワーク・コントローラ(RNC)324とIubインターフェースを介して通信する。RNC 324は他のRNC(図示せず)とIurインターフェースを介して通信する。ノードB 322とRNC 324は合わせてUTRAN 326をなす。RNC 324は、コア・ネットワーク・ドメイン330内のサービスするGPRSサービス・ノード(SGSN: serving GPRS service node)332とIuインターフェースを介して通信する。コア・ネットワーク・ドメイン330内で、SGSN 332はGnインターフェースを介してゲートウェーGPRSサポート・ノード(gateway GPRS support node)334と通信し;SGSN 332とGGSN 334は家庭位置レジスター(HLR: home location register)サーバー336とそれぞれGrインターフェースおよびGcインターフェースを介して通信する。GGSN 334は公衆データ・ネットワーク(public data network)338とGiインターフェースを介して通信する。
このように、要素RNC 324、SGSN 332およびGGSN 334は通常、図3に示されるように、電波アクセス・ネットワーク・ドメイン320とコア・ネットワーク・ドメイン330にまたがって分割された、ばらばらで別個のユニット(それぞれのソフトウェア/ハードウェア・プラットフォーム上の)として設けられる。
RNC 324は、多数のノードB 322のために資源の制御および割り当てを受け持つUTRAN要素である。典型的には50ないし300のノードBが一つのRNCによって制御されうる。RNCはまた、無線インターフェースを通じてユーザー・トラフィックの信頼できる送達をも提供する。RNCどうしは互いに(Iurインターフェースを介して)通信する。
SGSN 332は、セッション制御およびHLRへのインターフェースを受け持つUMTSコア・ネットワーク要素である。SGSNは個々のUEの位置を追跡し、セキュリティ機能およびアクセス・コントロールを実行する。SGSNは多数のRNCのための大きな中央集中型コントローラである。
そのようなUTRANシステムおよびその動作については、第三世代パートナーシップ・プロジェクト技術仕様文書3GPP TS 25.401、3GPP TS 23.060および関係する文書においてより十全に記載されている。それらの文書は3GPPのウェブサイトwww.3gpp.orgから入手可能であり、ここでこれ以上詳細に述べる必要はない。
図4は、本発明のいくつかの実施形態に基づいて適応された通信プロトコル・スタックを示している。当業者には知られているプロトコル・スタックは、ISO(International Organisation for Standardisation[国際標準化機構])によって定義されたOSI(Open Systems Interconnection[開放型システム相互接続])参照モデル内の7つの通信レイヤーの一部を有する。プロトコル・スタックは、通信の諸レイヤーおよびそれらのレイヤーにおける通信に関連する論理要素を含む。それらはたとえば、UE 318とノードB 322の間のUuインターフェース430を通じた通信およびノードB 322とRNC 324との間のIub/Iurインターフェース460を通じた通信を扱うために定義されている。
図示されるように、UE 318は、媒体アクセス制御(medium access control)の論理要素/レイヤーの上にあるものとして概略的に示されている電波リンク制御(radio link control)レイヤー412をもつ。媒体アクセス制御の論理要素/レイヤーは、図示した実施形態では、個々のMAC-d 414、MAC-hs 416およびMAC-hx 418論理要素/レイヤーを含む。MACレイヤーは、物理(physical)論理要素/レイヤー420の上にあるものとして概略的に示されている。
ノードBは、Uuインターフェース430を通じたUE 318との通信を容易にするために物理論理要素/レイヤー442の上にある個々のMAC-hs 446およびMAC-hx 448論理要素/レイヤーをも含むものとして概略的に図示されている。ノードBはまた、レイヤー2論理450およびレイヤー1論理452の上にあるHS-DSCH FP論理要素/レイヤー448を含むものとして概略的に図示されている。これらは物理論理要素/レイヤー442およびMAC-hs 446およびMAC-hs 448論理要素/レイヤーから受信した通信をRNC 324によって理解されるフォーマットに変換するためのものである。
RNC 324は、Iub/Iurインターフェース460を通じてノードBから信号を受信する。RNC 324はいくつかの通信論理要素/レイヤーを含み、それには、媒体アクセス制御-d論理要素/レイヤー474およびHS-DSCH FP論理要素/レイヤー476(ノードB HS-DSCH FP論理要素/レイヤー448に対応する)の上にあるものとして概略的に示されている電波リンク制御レイヤー472も含まれる。HS-DSCH FP論理要素/レイヤー476はレイヤー2論理要素478およびレイヤー1論理要素480の上にあるものとして概略的に示されている。
本発明のいくつかの実施形態によれば、MAC-hxサブレイヤー論理要素が、UE 318とノードBのプロトコル・スタック中に導入された。本発明のいくつかの実施形態によれば、複数のMAC-hs PDUを同じUEに単一のTTIのうちに送信することを許す、MAC-hxが、HSDPAに対する拡張として構成される。本発明のいくつかの実施形態では、MAC-hxサブレイヤー/論理要素418、444は複数の入来MAC-hs PDUを、単一のTTI内での同じUEへの送信のために、単一のMAC-hx PDUに多重化するよう動作可能である。
こうして、提案された連結されたMAC-hs PDUの動作をサポートするために、それぞれUTRAN側のMAC-hsモデルとUE側MAC-hsの両方に論理が導入されうる。UTRAN側においてPDU連結に関連付けられる論理は、スケジューリング結果に応答して、スケジューリングされたUEの選択された優先度待ち行列からのMAC-hs PDUのうちの複数を単一のTTI中に多重化することによって、連結されたMAC-hs PDU(MAC-hx PDU)を形成しうる。
同様に、UE側で連結解除を実行するために、UE内の論理は、連結されたMAC-hs PDU(MAC-hx PDU)を受信および分解し、分離された各MAC-hs PDUを並べ替え待ち行列分配実体に送るするよう構成されうる。そうでなければ、前記論理は、受信したMAC-hs PDUを並べ替え待ち行列分配実体に直接転送するよう動作可能であってもよい。
さらに、本発明のいくつかの実施形態では、MAC-hx PDUは、異なる並べ替え待ち行列から生成されてもよい。こうして、UE側で、多重化された複数のMAC-hs PDUを受信するUE受信機は、多重化解除されたMAC-hs PDUをいくつかの並べ替え待ち行列の一つに渡す。並べ替え待ち行列は、同じ優先度のデータを扱う。MAC-hs PDUは乱れた順序で受信されることがあるので、並べ替え待ち行列はMAC-hs PDUを並べ替える。有利には、並べ替えは、データがRLCレイヤーに送達されることができる前に実行される。複数の並べ替え待ち行列を使うことによって、高優先度データがより低い優先度のMAC-hs PDUの再送信成功を待って不必要に引き留められることがないことを保証することが可能になる。
本発明のある実施形態では、プロトコル・スタック内にMAC-hx論理要素/レイヤー418、444を含めることは、運用および維持論理(OAM: Operations and Maintenance logic)(図示せず)によって構成設定可能である。構成設定はノードBの要素マネージャ(EM: Element Manager)によって引き受けられてもよいし、あるいはRNCのEMによって引き受けられてもよい(そしてIubを通じてノードBに信号伝達される)。このようにして、OAMはプロトコル・スタック内にMAC-hxレイヤー418、444を、二つの状態「MAX-hxオン」および「MAX-hxオフ」のうちのいずれか一つとして構成設定しうる。こうして、「MAC-hxオフ」状態では、ノードBおよびUEは現行のHSDPA規格に従って動作する。本発明のいくつかの実施形態では、状態は、UEには電波ベアラ(RB: radio bearer)セットアップ・メッセージにおいて、ノードBには物理共有チャネル再構成(Physical Shared Channel Reconfiguration)メッセージにおいて信号伝達されてもよい。
さらに、レガシーUE(たとえばMAC-hsのみデコードできるUE)および新しいUE(たとえばMAC-hxデコードをサポートするUE)を同じセル内でサポートするための構成においては、ノードBは、新しいUEへの送信のためにはMAC-hx「オン」で、レガシーUEへの送信のためにはMAX-hx「オフ」で動作しうる。これは、送信に適切な第一ビット(バージョン・フラグ(VF: Version Flag))を設定することによって達成される:MAC-hs PDUについては0、MAC-hx PDUについては1である。
図5は、本発明のいくつかの実施形態に基づくMAC-hxプロトコル・データ・ユニット500の構成を示している。本発明のいくつかの実施形態では、MAC-hx PDU500の構成は、MAC-hsスケジューラ(図示せず)によって決定される。本発明のいくつかの実施形態では、構成の詳細は、搬送されるべきMAC-hs PDUとともに、プリミティブによって、MAC-hxサブレイヤー/論理要素(たとえば、図4のMAC-hxサブレイヤー/論理要素418、444)に渡される。
本発明のいくつかの実施形態では、MAC-hxプロトコル・データ・ユニット500の構成は:
(i)MAC-hxヘッダ510;
(ii)一つまたは複数のMAC-hs PDU 515、520、525;および
(iii)たとえば(i)と(ii)の合計が有効なMAC-hx PDU(K値)サイズにフィットしない場合の(任意的な)パディング(PAD)530。
これに関し、有効なMAC-hx PDUサイズの組は、MAC-hsについてすでに定義されているもの(3GPP仕様25.321における値)と同じと考えられる。
本発明のいくつかの実施形態によれば、MAC-hxヘッダ510は可変サイズであってもよい。たとえば、MAC-hxヘッダ510は次のうちの一つまたは複数を含んでいてもよい:
(i)バージョン・フラグ(VF)フィールド532。これは1に設定されているものとして図示されている;
(ii)データ・ペイロード中に含まれるMAC-hs PDUの数を示すNxフィールド535。たとえば、Nxフィールド535は3ビットを含み、それにより「1」から「8」までの間の十進数を指示できてもよい;
(iii)Nx個のkフィールド540。ここで、kはトランスポート・ブロック(MAC-hs PDU)サイズ・インデックスを示す。たとえば、いくつかの実施形態では、Nx個のkフィールド540は「9」ビットを使って各MAC-hs PDUのサイズを与えてもよい。
(iv)MAC-hxヘッダ510は任意的なPAD1ビットを含んでいてもよい。最初のMAC-hs PDUペイロードのバイト整列を維持するためである。このようにして、MAC-hxヘッダをバイト境界に合わせるためのパディングが含まれうる(PAD1サイズは「1」ないし「7」ビットである)。こうして、MAC-hx受信機論理はNxおよびkフィールドをデコードし、次いでMAC-hs PDUを次のバイト境界から取る。MAC-hs PDUの長さが整数個のバイトであれば、これはすべてのMAC-hs PDUがバイト整列されていることも保証する。
たとえば、本発明のある実施形態では、TDDモードについて、MACスケジューラ(図示せず)は、単一のUEに送信されるべき二つのMAC-hs PDUを生成する。一つは3408ビット(10個のオフ336ビットのMAC-d PDUを担持)、もう一つは699ビット(二つのオフ336ビットMAC-d PDUを担持)である。この例において:
VF=「1」
Nx=「2」(三つのビット001bとして送られる);
K1=279、K2=171(18ビット);
PAD1は2ビットが割り当てられる。
こうして、ヘッダおよびペイロードのサイズ=24+3408+699=4131ビットとなる。さらに、インデックス可能な最小PDUサイズが4184ビット(k=293)であるとすると、PAD2=「53」ビットである。
3GPPリリース5では、MAC-hs PDUサイズは別個の制御チャネル(HS-SCCH)によって信号伝達される。信号伝達はインデックス「k」を使用する。インデックス「k」は(TDDモードでは)9ビットの長さで、送信機(ノードB)および受信機(UE)の双方において知られている、サイズのテーブルを参照する。本発明のいくつかの実施形態によれば、今、MAC-hx PDUの「サイズ」を信号伝達するために同じアプローチが使われる。さらに、いくつかの実施形態によれば、MAC-hxヘッダ中のk値を使って、同じ組のサイズがMAC-hs PDUサイズを信号伝達するために使われる。
(TDDモードで)UEに受け取り確認を搬送するHS-SICHチャネルも、3GPPによってMAC-hs動作のためにもともと定義されているHS-SICHから変わっていない。ACK/NACKはMAC-hx PDU送信全体に適用される。
受信されたPDUが単一のMAC-hs PDUであるか多重化された複数のMAC-hs PDUを含む連結されたMAC-hs PDUであるかを識別するために、UE論理は、バージョン・フラグ(VF)フィールドを使うよう構成される。これによりMAC-hs PDUフォーマットの拡張機能が提供される。VFフィールドは1ビットのフラグであり、連結されたMAC-hs PDUを示すためにたとえば「1」に設定されうる。これは、追加的な「帯域外(out-of-band)」信号伝達の必要なしに、UEが送信の性質を識別することを許容する。
こうして、本発明のいくつかの実施形態では、単一のUEのためのパケット・データの異なる複数の優先度待ち行列からのMAC-hs PDUという面で柔軟なMACレイヤー多重化をサポートするMAC-hs PDU連結方式が提案される。この方式は、既存のHSDPA規格に対する上位互換性をサポートするよう入念に設計されている。さらに、有利なことに、本方式は、MAC-hsにおいてサポートするすべての既存の論理が不変のままであり、本発明をサポートするためにその既存のフォーマットにおいて完全に再利用されることを保証する。さらに、データ・オーバーヘッドは最小限に保たれる。
レガシー端末がない場合には、バージョン・フラグを読むことをUEに強制することの代替、ブール式の「MAC-hxオン」値が、UEにおいてHS-DSCH動作を構成設定する電波ベアラ・セットアップ・メッセージに含められてもよい。同じMAC-hx状態(「オン」または「オフ」)がネットワーク全体にわたって使用されうることが想定される、あるいはUEが交替するMAC-hx状態をもつセルを選択し直すときに電波ベアラ再構成動作が実行される。
さらに、ブール式の「MAC-hxオン」状態は、ノードBにおいてHS-DSCH動作を構成設定する物理共有チャネル再構成メッセージ内に含められてもよい。
本発明のある実施形態によれば、基地局または基地局によって用いられる方法はさらに、単一のリモート・ステーションのための同じ優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結するための論理を有していてもよい。これは、後刻、電波条件が劣化して、MAC-hx PDUでは成功裏の送達のためには大きすぎ、より小さな単位として送られるべきであるまでになったと判定される場合に有利でありうる。
図6を参照すると、フローチャート600が本発明のいくつかの実施形態に基づく、UTRANのノードB内でのMAC-hsプロトコル・データ・ユニットの制御フローを示している。まず、複数のMAC-hs PDUが、同じ送信内に単一のUEにMAC-hsレイヤー600から送られるべく、選択される。制御フローは、MAC-hxレイヤー605内で、ステップ610において、それらの複数のMAC-hs PDUを集めて連結することを含む。MAC-hx PDUの構築が、MAC-hsスケジューラによって決定される。構築の詳細は、搬送されるべきMAC-hs PDUとともに、プリミティブによってMAC-hxレイヤー605に渡される。具体的には、その際、先述したようなMAC-hxヘッダがステップ615で追加される。次いでステップ620で、MAC-hx PDUサイズを有効な(k)サイズにするため、パディングがMAC-hx PDUに加えられる。その後、MAC-hx PDUは、前記単一のUEに送信するために物理レイヤー615に渡される。
ここで図7を参照すると、フローチャート700は、本発明のいくつかの実施形態に基づく、UE内でのMAC-hs プロトコル・データ・ユニットの制御フローを示している。フローチャート700の一つの機能は、はいってくるMAC-hx PDUをMAC-hs PDUに分解することである。これは、MAC-hxヘッダを解釈することによって達成される。よって、MAC-hsプロトコル・データ・ユニットの制御フローは、物理レイヤー715からMAC-hx PDUへと動き、そこで、ステップ720に示されるように、MAC-hxヘッダがデコードされてMAC-hs PDUの始点および終点が決定される。本発明の諸実施形態によれば、MAC-hxヘッダは次いで、他に任意的なパディングがあればそれとともに、破棄される。複数のMAC-hs PDU 710は、さらなる処理のためにMAC-hsレイヤー705に転送される。
上記の記述は、明確のため、本発明の諸実施形態を種々の機能的ユニットおよびプロセッサに言及して記述したことは認識されるであろう。しかしながら、種々の機能ユニットまたはプロセッサの間でのたとえば連結またはデコード論理に関する機能性の任意の好適な分配が、本発明から逸することなく使用されうることは明白であろう。たとえば、別個のプロセッサまたは論理要素によって実行されると示された機能性が同じプロセッサまたは論理要素によって実行されてもよい。よって、個別的な機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的構造または編成を示すというよりは、単に、記載される機能性を提供するための好適な手段への言及と見なされるべきである。
本発明の諸側面は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはこれらの任意の組み合わせを含む任意の好適な形で実装されうる。本発明は任意的に、少なくとも部分的に、一つまたは複数のデータ・プロセッサおよび/またはデジタル信号プロセッサ上で走るコンピュータ・ソフトウェアとして実装されてもよい。こうして、本発明のある実施形態の要素およびコンポーネントは、物理的に、機能的におよび論理的に、いかなる好適な仕方で実装されてもよい。実際、機能性は、単一のユニットで実装されても、複数のユニットで実装されても、他の機能ユニットの一部として実装されてもよいのである。
本発明は、個別的な実施形態および例示的な図面を用いて記載されてきたが、当業者は、本発明が記載された実施形態または図面に限定されないことを認識するであろう。本発明の諸実施形態が、いくつかの例ではUMTSの用語を使って記載されたが、当業者はそのような用語が本稿では一般的な意味において使用されていること、本発明がそのようなシステムに限定されないことを認識するであろう。
当業者は、さまざまな実施形態の動作がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの組み合わせを使って適宜実装されうることを認識するであろう。たとえば、いくつかのプロセスはプロセッサまたは他のデジタル回路を使って、ソフトウェア、ファームウェアまたは結線論理の制御のもとで実行されることができる。(本稿での用語「論理(logic)」は、当業者には認識されるであろうように、記載された機能を実行するための固定されたハードウェア、プログラム可能論理および/またはそれらの適切な組み合わせを指す。)ソフトウェアおよびファームウェアはコンピュータ可読媒体上に記憶されることができる。他のいくつかのプロセスは、当業者にはよく知られているように、アナログ回路を使って実装されることができる。さらに、メモリまたは他の記憶装置ならびに通信コンポーネントが本発明の諸実施形態において用いられてもよい。
図8は、本発明の諸実施形態における処理機能を実装するために用いられうる典型的なコンピューティング・システム800を示している。この型のコンピューティング・システムは、たとえばeNB(特にeNBのスケジューラ)、aGWのようなコア・ネットワーク要素およびUEにおいて使用されうる。当業者はまた、他のコンピュータ・システムまたはアーキテクチャを使って本発明をどのようにして実装するかも認識するであろう。コンピューティング・システム800は、所与の用途または環境のために望ましいまたは適切でありうるように、たとえば、デスクトップ、ラップトップまたはノートブック・コンピュータ、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス(PDA、携帯電話、パームトップなど)、メインフレーム、サーバー、クライアントまたは他の任意の型の特殊目的もしくは汎用コンピューティング・デバイスを表していてもよい。コンピューティング・システム800はプロセッサ804のような一つまたは複数のプロセッサを含むことができる。プロセッサ804は、たとえばマイクロプロセッサ、マイクロコントローラまたは他の制御論理といった汎用または特殊目的処理エンジンを使って実装されることができる。この例において、プロセッサ804はバス802または他の通信媒体に接続される。
コンピューティング・システム800はまた、情報およびプロセッサ804によって実行されるべき命令を記憶するためのランダム・アクセス・メモリ(RAM)または他の動的メモリのようなメイン・メモリ808をも含むことができる。メイン・メモリ808は、プロセッサ804によって実行されるべき命令の実行中に一時変数または他の中間情報を記憶するためにも使用されてもよい。コンピューティング・システム800は、同様に、プロセッサ804のための静的な情報および命令を記憶するために、バス802に結合された読み出し専用メモリ(ROM)または他の静的記憶装置を含んでいてもよい。
コンピューティング・システム800はまた、たとえばメディア・ドライブ812およびリムーバブル記憶インターフェース820を含みうる情報記憶システム810を含んでいてもよい。メディア・ドライブ812は、ハードディスク・ドライブ、フロッピー(登録商標)ディスク・ドライブ、磁気テープ・ドライブ、光ディスク・ドライブ、コンパクト・ディスク(CD)もしくはデジタル・ビデオ・ドライブ(DVD)読み出しもしくは書き込みドライブ(RまたはRW)または他のリムーバブルもしくは固定メディア・ドライブといった、固定またはリムーバブルな記憶媒体をサポートするドライブまたは他の機構を含んでいてもよい。
記憶媒体〔メディア〕818は、たとえば、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、光ディスク、CDまたはDVDまたはメディア・ドライブ814によって読まれ、書き込まれる他の固定もしくはリムーバブル媒体を含みうる。これらの例が示すように、記憶媒体818は、特定のコンピュータ・ソフトウェアまたはデータが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を含みうる。
いくつかの実施形態では、情報記憶システム810は、コンピュータ・プログラムまたは他の命令もしくはデータがコンピューティング・システム800にロードされることを許容するための他の同様のコンポーネントを含んでいてもよい。そのようなコンポーネントは、たとえば、リムーバブル記憶ユニット822およびインターフェース820を含んでいてもよく、それは、プログラム・カートリッジとカートリッジ・インターフェース、リムーバブル・メモリ(たとえばフラッシュ・メモリまたは他のリムーバブル・メモリ・モジュール)とメモリ・スロット、他のリムーバブル記憶ユニット822と該リムーバブル記憶ユニット818からコンピューティング・システム800にソフトウェアおよびデータが転送されることを許容するインターフェース820といったものである。
コンピューティング・システム800はまた、通信インターフェース824をも含むことができる。通信インターフェース824は、ソフトウェアおよびデータがコンピューティング・システム800と外部デバイスとの間で転送されることを許容するために使用されることができる。通信インターフェース824の例は、モデム、ネットワーク・インターフェース(イーサネット(登録商標)または他のNICカードのような)、通信ポート(たとえばユニバーサル・シリアル・バス(USB)ポートのような)、PCMCIAスロットおよびカードなどを含むことができる。通信インターフェース824を介して転送されるソフトウェアおよびデータは、通信インターフェース824によって受信されることのできる電子信号、電磁信号、光信号または他の信号であることができる信号の形である。これらの信号は通信インターフェース824にチャネル828を介して与えられる。このチャネル828は信号を搬送し、無線媒体、導線またはケーブル、光ファイバーまたは他の通信媒体を使って実装されうる。チャネルのいくつかの例は、電話線、携帯電話リンク、RFリンク、ネットワーク・インターフェース、ローカル・エリア・ネットワークもしくは広域ネットワークおよび他の通信チャネルを含む。
本明細書において、用語「コンピュータ・プログラム・プロダクト」、「コンピュータ可読媒体」等は一般に、たとえば、メモリ808、記憶デバイス818または記憶ユニット822のような媒体を指すために使われうる。これらおよびその他の形のコンピュータ可読媒体は、プロセッサ804による使用のための、該プロセッサに指定された動作を実行させる一つまたは複数の命令を記憶しうる。一般的に「コンピュータ・プログラム・コード」(コンピュータ・プログラムまたは他のまとめ方の形でグループ化されうる)と称されるそのような命令は、実行されると、コンピューティング・システム800が本発明の諸実施形態の機能を実行できるようにする。コードは、直接、プロセッサに、指定された動作を実行させても、コンパイルされてそうしても、および/または他のソフトウェア、ハードウェアおよび/またはファームウェア要素(たとえば標準的な機能を実行するライブラリ)と組み合わされてそうしてもよいことを注意しておく。
前記要素がソフトウェアを使って実装されるある実施形態では、そのソフトウェアはコンピュータ可読媒体に記憶され、たとえばリムーバブル記憶ドライブ814、ドライブ812または通信インターフェース824を使ってコンピューティング・システム800にロードされてもよい。制御論理(この例では、ソフトウェア命令またはコンピュータ・プログラム・コード)は、プロセッサ804によって実行されるとき、プロセッサ804に本稿に記載される本発明の機能を実行させる。
明確のため、上記の記述は本発明の諸実施形態を種々の機能的ユニットおよびプロセッサに言及して記述したことは認識されるであろう。しかしながら、種々の機能ユニット、プロセッサまたはドメインの間での機能性の任意の好適な分配が、本発明から逸することなく使用されうることは明白であろう。たとえば、別個のプロセッサまたはコントローラによって実行されると示された機能性が同じプロセッサまたはコントローラによって実行されてもよい。よって、個別的な機能ユニットへの言及は、厳密な論理的または物理的構造または編成を示すというよりは、単に、記載される機能性を提供するための好適な手段への言及と見なされるべきである。
本発明はいくつかの実施形態との関連で記載されてきたが、本稿に記載されている個別的な形に限定されることは意図されていない。むしろ、本発明の範囲は、請求項によってのみ限定される。さらに、ある特徴が特定の実施形態との関連で記載されているように見えても、当業者は、記載されている諸実施形態のさまざまな特徴が本発明に従って組み合わされてもよいことを認識するであろう。
さらに、個々にリストされていても、複数の手段、要素または方法ステップが、たとえば単一のユニットまたはプロセッサによって実装されてもよい。さらに、個々の特徴が異なる請求項に含まれているかもしれないが、これらは可能性としては有利に組み合わされうるのであって、異なる請求項に含まれているということが特徴の組み合わせが実現可能でないおよび/または有利でないことを含意するものではない。また、ある特徴があるカテゴリーの請求項に含まれているということは、このカテゴリーへの限定を含意するものではなく、むしろ、その特徴は、適宜、他のカテゴリーの請求項にも等しく適用可能でありうる。
上記のHSDPA通信のための方式は、単独でまたは任意の組み合わせにおいて、以下の利点を提供しうることが理解されるであろう。
(i)本発明の諸実施形態は、3GPP MAC-hsレイヤー上にMAC-hxレイヤーを有利に上乗せし、同時に、HS-SCCH「k」値の送信を複数のMAC-hs PDUを担持するMAC-hx PDUのサイズの指標を提供するために構成し直すことによって追加的な機能性を提供する。
(ii)本発明の諸実施形態に基づくMAC-hx PDUは標準的なMAC-hs PDUを担持する。それらのMAC-hs PDUのサイズは、3GPP規格において特定されている許されるサイズの標準的なテーブルに従って定義されている(TDDモードでは512の許されるサイズがあり、インデックスkによって指定される)。
(iii)前述した仕方での複数のMAC-hs PDUを送信する際のMAC-hx PDUの提供は、複数の優先度レベルが同じTTIにおいてサービスされることを許容する。結果として遅延時間およびスループットの利得が得られる。
(iv)本方式は、MAC-hxをサポートする新しいUEと同じセルを共有するレガシーUEへの3GPP HSDPA送達と同時並行して動作しうる。HS-SCCH信号伝達は、有利なことに、両方の型のUEについて使用できるからである。
(v)本方式をサポートするUEは、ノードBがMAC-hxをサポートしていないセルにローミングし、バージョン・フラグ値のおかげで送信がMAC-hs PDUを用いることを認識することができる。
上記のHSDPA通信のための方式は、ノードBおよびUE内のプロセッサ(図示せず)上で走るソフトウェアにおいて実行されうること、そのソフトウェアは磁気または光学式コンピュータ・ディスクといった任意の好適なデータ担体(やはり図示せず)上に担持されたコンピュータ・プログラム要素として提供されうることは認識されるであろう。
上記のHSDPA通信のための方式は、代替的に、たとえばノードBおよびUE内のFPGA(現場プログラム可能なゲート・アレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)といった集積回路(図示せず)の形のハードウェアにおいて実行されうることも理解されるであろう。
さらに、好ましい実施形態が3GPP UTRA TDD無線システムのコンテキストで上記されたが、本発明はこの用途に限定されるものではなく、いかなる好適な通信システムにおいて使用されてもよく、HSDPAを用いる任意の通信システムに一般的に適用されうる。
本発明はいくつかの実施形態との関連で記載されたが、本稿に記載される個別的な形に限定されることは意図されていない。むしろ、本発明の範囲は、付属の請求項によってのみ限定される。さらに、ある特徴が特定の実施形態との関連で記載されているように見えるかもしれないが、当業者は、記載されている諸実施形態のさまざまな特徴が本発明に従って組み合わされてもよいことを認識するであろう。請求項において、「有する」の語は他の要素やステップの存在を排除しない。
さらに、個々にリストされていても、複数の手段、要素または方法ステップが、たとえば単一のユニットまたはプロセッサによって実装されてもよい。さらに、個々の特徴が異なる請求項に含まれているかもしれないが、これらは可能性としては有利に組み合わされうるのであって、異なる請求項に含まれているということが特徴の組み合わせが実現可能でないおよび/または有利でないことを含意するものではない。また、ある特徴があるカテゴリーの請求項に含まれているということは、このカテゴリーへの限定を含意するものではなく、むしろ、その特徴は、適宜、他のカテゴリーの請求項にも等しく適用可能でありうる。
さらに、請求項における特徴の順序は、それらの特徴が実行されなければならないいかなる特定の順序をも含意するものではない。特に、方法請求項の個々のステップの順序は、それらのステップがこの順序で実行されなければならないことを含意するものではない。むしろ、それらのステップは任意の好適な順序で実行されうる。さらに、単数形での言及は複数を排除しない。よって、「ある」「第一の」「第二の」などの言及は、複数を排除するものではない。

Claims (46)

  1. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信の方法であって:
    複数のデータ・パケットを連結する段階と;
    連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する段階と;
    前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信する段階とを有する、
    方法。
  2. 別個の信号伝達チャネルにおいて前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を送信する段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  3. 別個の信号伝達チャネルにおいて前記指標を送信する前記段階が、高速共有制御チャネル(HS-SCCH)を使用する、請求項2記載の方法。
  4. 複数のデータ・パケットを連結する前記段階が、複数のMAC-hsデータ・パケットを連結することを含む、請求項1記載の方法。
  5. 前記拡大多重化データ・パケットにパディング・ビットを追加してヘッダ・バイト整列した送信を形成する段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  6. 前記拡大多重化データ・パケットにパディング・ビットを追加して前記多重化データ・パケットのサイズを許されるサイズ値にする段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  7. 前記拡大多重化データ・パケットまたは一つもしくは複数のMAC-hs PDUのいずれを指示するためにも同じサイズの指標が使われる、請求項1記載の方法。
  8. 単一のリモート・ステーションのために意図されたデータ・パケットの選択された複数の優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  9. 単一のリモート・ステーションのために意図されたデータ・パケットの選択された単一の優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  10. 前記拡大多重化データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含むことを識別するために、前記拡大多重化データ・パケット・ヘッダ中にバージョン・フラグ・フィールドを設定する段階をさらに有する、
    請求項1記載の方法。
  11. 前記連結された複数のデータ・パケットにヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する前記段階が、3GPP通信システムにおける通信のMACサブレイヤーを導入する、請求項1記載の方法。
  12. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成するよう構成された基地局であって:
    複数のデータ・パケットを連結する論理と;
    連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する論理と;
    複数のデータ・パケットを連結する前記論理に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信するための送信機とを有する、
    基地局。
  13. 前記送信機が、別個の信号伝達チャネルにおいて前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を送信するよう動作可能である、請求項12記載の基地局。
  14. 前記拡大多重化データ・パケットのサイズを決定する論理と;
    前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を生成する論理と;
    指標を生成する前記論理に動作可能に結合され、別個の信号伝達チャネルにおいて前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を送信するよう動作可能な第二の送信機とをさらに有する、
    請求項12記載の基地局。
  15. 前記送信機が、高速共有制御チャネルを使って別個の信号伝達チャネルにおいて前記指標を送信する、請求項12記載の基地局。
  16. 複数のデータ・パケットを連結する前記論理に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットにパディング・ビットを追加して追加されたパディングされたビットがヘッダ・バイト整列した送信を形成するようにする論理をさらに有する、
    請求項12記載の基地局。
  17. 複数のデータ・パケットを連結する前記論理に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットにパディング・ビットを追加して追加されたパディングされたビットが前記拡大多重化データ・パケットのサイズを許されるサイズ値にするようにする論理をさらに有する、
    請求項12記載の基地局。
  18. 前記拡大多重化データ・パケットまたは一つもしくは複数のMAC-hs PDUのいずれを指示するためにも同じサイズの指標が使われる、請求項12記載の基地局。
  19. 複数のデータ・パケットを連結する前記論理が、単一のリモート・ステーションのために意図されたデータ・パケットの選択された複数の優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する、請求項12記載の基地局。
  20. 複数のデータ・パケットを連結する前記論理が、単一のリモート・ステーションのために意図されたデータ・パケットの選択された単一の優先度待ち行列からの複数のデータ・パケットを連結する、請求項12記載の基地局。
  21. 前記拡大多重化データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含むことを識別するために、前記拡大多重化データ・パケット中にバージョン・フラグ・フィールドを設定する論理をさらに有する、
    請求項12記載の基地局。
  22. 前記連結された複数のデータ・パケットにヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する前記論理が、3GPP通信システムにおける通信のMACサブレイヤーを導入する、請求項12記載の基地局。
  23. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を受信する方法であって:
    下りリンク・チャネル上の拡大多重化データ・パケットを受信する段階であって、ここで、前記拡大多重化データ・パケットは複数の連結されたデータ・パケットを含む、段階と;
    前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードする段階と;
    デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する段階と;
    前記拡大多重化データ・パケットからデータ・パケットを抽出することを容易にするために前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使う段階とを有する、
    方法。
  24. 前記複数の連結されたデータ・パケットが複数の連結されたMAC-hsデータ・パケットを含む、請求項23記載の方法。
  25. 別個の信号伝達チャネルにおいて前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を受信する段階をさらに有する、
    請求項23記載の方法。
  26. 別個の信号伝達チャネルにおいて前記指標を受信する前記段階が、高速共有制御チャネルを使用する、請求項25記載の方法。
  27. 前記拡大多重化データ・パケットからパディング・ビットを除去する段階をさらに有する、
    請求項23記載の方法。
  28. デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する前記段階が、前記拡大多重化データ・パケットまたは一つもしくは複数のMAC-hs PDUのいずれを指示するためにも同じサイズの指標を使うことを含む、
    請求項23記載の方法。
  29. 前記拡大多重化データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含むことを識別するために、前記拡大多重化データ・パケット中のバージョン・フラグ・フィールドをデコードする段階をさらに有する、
    請求項23記載の方法。
  30. 前記拡大多重化データ・パケットが、3GPP通信システムにおける通信のMACサブレイヤーを導入する、請求項23記載の方法。
  31. 受信データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケットであるかどうかを判定し、それに応答して前記拡大多重化データ・パケットを分解する段階をさらに有する、
    請求項23記載の方法。
  32. 連結されたデータ・パケットの各組を並べ替え待ち行列分配実体に送る段階をさらに有する、請求項23記載の方法。
  33. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を受信するリモート・ステーションであって:
    下りリンク・チャネル上の拡大多重化データ・パケットを受信するための受信機であって、ここで、前記拡大多重化データ・パケットは複数の連結されたデータ・パケットを含む、受信機と;
    前記受信機に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードする論理と;
    デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と;
    前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を使って、受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する、
    リモート・ステーション。
  34. 前記複数の連結されたデータ・パケットが複数の連結されたMAC-hsデータ・パケットを含む、請求項33記載のリモート・ステーション。
  35. 前記受信機が、別個の信号伝達チャネルにおいて前記拡大多重化データ・パケットのサイズの指標を受信するよう動作可能である、請求項33記載のリモート・ステーション。
  36. 別個の信号伝達チャネルにおいて前記指標を受信する前記受信機が、高速共有制御チャネルを使用する、請求項33記載のリモート・ステーション。
  37. 前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使って、前記拡大多重化データ・パケット中のパディング・ビットを除去する論理をさらに有する、
    請求項33記載のリモート・ステーション。
  38. 前記拡大多重化データ・パケット中のバージョン・フラグ・フィールドをデコードする論理と;
    前記拡大多重化データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含むことを識別する論理とをさらに有する、
    請求項33記載のリモート・ステーション。
  39. 前記拡大多重化データ・パケットが、3GPP通信システムにおける通信のMACサブレイヤーを導入する、請求項33記載のリモート・ステーション。
  40. 受信データ・パケットが複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケットであるかどうかを判定する論理と、それに応答して前記拡大多重化データ・パケットを分解する分解論理とをさらに有する、
    請求項33記載のリモート・ステーション。
  41. 連結された(MAC-hs)データ・パケットの各組を並べ替え待ち行列分配実体に送る論理をさらに有する、請求項40記載のリモート・ステーション。
  42. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信をサポートする通信システムであって、複数のリモート・ステーションと通信する少なくとも一つの基地局を有しており、前記基地局は:
    複数のデータ・パケットを連結する論理と;
    連結された複数のデータ・パケットにヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成する論理であって、前記ヘッダは、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含む、論理と;
    複数のデータ・パケットを連結する前記論理に動作可能に結合され、前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信する送信機とを有し;
    前記リモート・ステーションは:
    前記拡大多重化データ・パケットを下りリンク・チャネル上で受信する受信機と;
    前記受信機に動作可能に結合された、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするための論理と;
    デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と;
    前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使って、受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する、
    通信システム。
  43. 高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)通信を生成する実行可能プログラムを含むコンピュータ・プログラム・プロダクトであって:
    複数のデータ・パケットを連結し;
    連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成し;
    前記拡大多重化データ・パケットをリモート・ステーションに下りリンク・チャネル上で送信するためのプログラム・コードを有する、
    コンピュータ・プログラム・プロダクト。
  44. 複数のデータ・パケットを連結するよう構成された連結論理と;
    前記連結論理に動作可能に結合され、連結された複数のデータ・パケットに、前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を含むヘッダを取り付けて拡大多重化データ・パケットを形成するための取り付け論理とを有する、
    集積回路。
  45. 複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケットを下りリンク・チャネル上で受信するための実行可能プログラム・コードを含むコンピュータ・プログラム・プロダクトであって:
    複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケットを下りリンク・チャネル上で受信し;
    前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードし;
    デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定し;
    前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使って受信された拡大多重化データ・パケットをデコードするためのプログラム・コードを含む、
    コンピュータ・プログラム・プロダクト。
  46. 複数の連結されたデータ・パケットを含む拡大多重化データ・パケットを下りリンク・チャネル上で受信するための受信機論理と;
    前記受信機論理に動作可能に結合された、前記拡大多重化データ・パケットのヘッダをデコードするための論理と;
    デコードされたヘッダから前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの指標を決定する論理と;
    前記複数のデータ・パケットのそれぞれのサイズの前記指標を使って受信された拡大多重化データ・パケットをデコードする論理とを有する、
    集積回路。
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