JP2013205392A - 使用量測定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】住宅に用いられる多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる使用量測定システムを提供する。
【解決手段】使用量測定システム20は給水装置1に用いられる。給水装置1はヘッダー12,14と複数の給水管13,15を備えている。使用量測定システム20は流量センサー21と水圧センサー22と水質センサー23とサーバー27と算出装置33を備える。流量センサー21は給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を検出する。水圧センサー22はヘッダー12,14内の水圧を検出する。水質センサー23はヘッダー12,14内の水の塩素とカルシウムの濃度を検出する。サーバー27は流量を示す情報と水圧を示す情報と塩素とカルシウムの濃度を示す情報を記憶する。算出手段33は流量センサー21の検出結果に基づき住宅設備機器の水の使用量を算出する。
【選択図】図1
【解決手段】使用量測定システム20は給水装置1に用いられる。給水装置1はヘッダー12,14と複数の給水管13,15を備えている。使用量測定システム20は流量センサー21と水圧センサー22と水質センサー23とサーバー27と算出装置33を備える。流量センサー21は給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を検出する。水圧センサー22はヘッダー12,14内の水圧を検出する。水質センサー23はヘッダー12,14内の水の塩素とカルシウムの濃度を検出する。サーバー27は流量を示す情報と水圧を示す情報と塩素とカルシウムの濃度を示す情報を記憶する。算出手段33は流量センサー21の検出結果に基づき住宅設備機器の水の使用量を算出する。
【選択図】図1
Description
本発明は、給水源からの水を一旦ヘッダーに供給してから、このヘッダーから住宅内の住宅設備機器に水などを供給する給水装置の水の使用量を測定する使用量測定システムに関する。
住宅では、給水源からの水を一旦ヘッダーに供給してから、このヘッダーから住宅内の住宅設備機器に水などを供給する給水装置が用いられている。この種の給水装置は、前述したヘッダーと、複数の給水管とを備えている。給水管は、ヘッダーに一端が接続されかつ他端が住宅内に設置された住宅設備機器に接続して、前記ヘッダーからの水を前記住宅設備機器に供給する。
また、前述した給水装置が設置された住宅には、各住宅設備機器の使用量を測定する使用量測定システムを用いて、省エネルギーを図ることが提案されている。この種の使用量測定システムは、各給水管内の流量を検出する流量センサーと、流量センサーの検出結果を蓄積する蓄積手段などを備えている。使用量測定システムは、蓄積手段が蓄積した各流量センサーの検出結果即ち各住宅設備機器の水の使用量を、住民などに示すことで、水の使用量を抑制して、省エネルギーを図るものである。
また、前述した住宅設備機器は、設置される地域により、使用される水の水質(含有する塩素やカルシウムの濃度)や水圧がばらつくために、その寿命や交換部品の交換時期などを把握することが困難であった。そこで、流量センサーと圧力センサーとを搭載することで、フィルタの交換時期を把握することを可能とした住宅設備機器としての浄水器(特許文献1参照)が提案されている。
しかしながら、前述した特許文献1に示された浄水器は、あくまで、浄水器のフィルタのみの交換時期を把握するものであって、住宅設備機器としてのトイレの各バルブや、住宅設備機器としてのキッチン、洗面台や浴室に設けられる水栓装置のパッキンやハンドルやこれらに設けられる各種の継ぎ手の交換時期を把握することが困難であった。即ち、前述した特許文献1に示された発明では、住宅に用いられる多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の交換時期を把握することが困難であった。
また、前述した特許文献1に示された発明は、使用される水の水質を把握することがないために、正確な交換時期を把握することが困難であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、住宅に用いられる多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる使用量測定システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る使用量測定システムは、給水源から水が供給されるヘッダーに一端が接続されかつ他端が住宅内に設置された住宅設備機器に接続して、前記ヘッダーからの水を前記住宅設備機器に供給する複数の給水管のそれぞれに設けられた流量センサーと、前記流量センサーが検出した各給水管内の水の流量を示す情報を蓄積する蓄積手段と、前記蓄積手段が蓄積した情報に基づき、前記住宅設備機器の使用量を算出する算出手段と、を備えた使用量測定システムにであって、前記水の水圧を検出するとともに、検出結果を示す情報が前記蓄積手段に蓄積される水圧センサーと、前記水の水質を検出するとともに、検出結果を示す情報が前記蓄積手段に蓄積される水質センサーとを、備えることを特徴とする。
この使用量測定システムでは、ヘッダーとヘッダーからの水を各住宅設備機器に導く給水管とを備えた給水装置に用いられ、水圧センサーと、水質センサーと、これらの検出結果を蓄積する蓄積手段とを備えているので、蓄積手段の蓄積した情報を参照することで、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器に供給される水の水圧や水質を把握することができる。したがって、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる。また、水圧センサーに加えて、水質センサーを備えているので、交換時期を把握する際に、水質も参照することができる。したがって、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる。
また、前記使用量測定システムは、前記水圧センサーと前記水質センサーが、前記ヘッダーに設けられていることが望ましい。この場合、水圧センサーと水質センサーがヘッダーに設けられているので、各給水管に設ける場合よりも、水圧センサーや水質センサーの数を削減することができる。したがって、使用量測定システムのコストの高騰を抑制することができる。
さらに、前記使用量測定システムは、前記ヘッダーとして、冷水が供給される冷水用ヘッダーと、加熱された水が供給される温水用ヘッダーと、が設けられており、前記冷水用ヘッダーと前記温水用ヘッダーとに接して設けられ、かつ、前記冷水と前記加熱された水の温度差により発電するペルチェ素子と、前記流量センサー、前記水圧センサー及び前記水質センサーの検出結果を示す情報を、前記ペルチェ素子の発電した電力を用いて前記蓄積手段に送信する送信機とを、備えることが望ましい。この場合、冷水用ヘッダーと温水用ヘッダーとに接して設けられたペルチェ素子の発電した電力により水圧センサーや水質センサーの検出結果を示す情報を蓄積手段に送信する。このために、水圧センサーや水質センサーの検出結果を示す情報を蓄積手段に送信するためにかかる電力を抑制でき、省エネルギーを図ることができる。
本発明に係る使用量測定システムは、ヘッダーとヘッダーからの水を各住宅設備機器に導く給水管とを備えた給水装置に用いられ、水圧センサーと、水質センサーと、これらの検出結果を蓄積する蓄積手段とを備えているので、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる。
以下に、本発明に係る給水装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る使用量測定システムを示す概略構成図、図2は、実施形態に係る使用量測定システムが取り付けられる給水装置の冷水用ヘッダーなどを示す概略構成図である。
図1は、実施形態に係る使用量測定システムを示す概略構成図、図2は、実施形態に係る使用量測定システムが取り付けられる給水装置の冷水用ヘッダーなどを示す概略構成図である。
図1などに示す実施形態の使用量測定システム20は、給水装置1の水(本明細書では、水、温水や湯などを包括して水と記す)の使用量を測定して、住宅設備機器の使用量を算出するものである。給水装置1は、典型的には、住宅に設置される住宅設備機器に水を供給するものである。なお、本発明でいう住宅設備機器とは、勿論、住宅内に設置されて、この住宅の給水にかかる各種の給水機器などの設備機器をいい、具体的には、トイレ、トイレ手洗、洗面化粧台、浴槽、キッチン、給湯機器、水栓装置などをいう。
図1には、前述した住宅設備機器として、キッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6、水栓装置10を示している。キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9には、給水源としての上水道11からの水が給湯器2により所望の温度まで加熱されて、温水又は湯として供給される。また、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10には、上水道11からの水が加熱などされることなく、冷水として供給される。
トイレ6の水栓装置、水栓装置10には、図示しない流量制御弁が取り付けられているとともに、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9には、図示しない湯水混合弁が取り付けられている。流量制御弁は、トイレ6の水栓装置や水栓装置10から吐水される水の単位時間当たりの流量を変更・制御する。湯水混合弁は、水栓装置7,8,9から吐水される水と温水や湯との混合比率及びこれらの単位時間当たりの流量を変更・制御する。さらに、トイレ6には、便座を暖める暖房機器が取り付けられている。これらの流量制御弁及び湯水混合弁は、所謂電磁弁である。
給水装置1は、図1に示すように、温水用ヘッダー12と、温水用ヘッダー12に一端が接続された複数の給水管13と、冷水用ヘッダー14と、冷水用ヘッダー14に一端が接続された複数の給水管15とを備えている。
温水用ヘッダー12には、上水道11から供給されかつ給湯器2により所望の温度まで加熱された水が供給される。給水管13は、それぞれ、勿論、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9と1対1で対応しており、一端が温水用ヘッダー12に接続しかつ他端がキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9のいずれかに接続している。給水管13は、一端が温水用ヘッダー12に接続しかつ他端がキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9のいずれかに接続していることで、温水用ヘッダー12からの加熱された水をキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9のいずれかに供給する。給水管13の一端には、温水用ヘッダー12に接続する接続具13aが取り付けられている。
温水用ヘッダー12は、上水道11から供給されかつ給湯器2により所望の温度まで加熱された水を、給水管13を通して、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9に供給する。
冷水用ヘッダー14には、上水道11からの水(冷水に相当する)が直接供給される。給水管15は、それぞれ、勿論、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10と1対1で対応しており、一端が冷水用ヘッダー14に接続しかつ他端がキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10のいずれかに接続している。給水管15は、一端が冷水用ヘッダー14に接続しかつ他端がキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10のいずれかに接続していることで、冷水用ヘッダー14からの水をキッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10のいずれかに供給する。給水管15の一端には、冷水用ヘッダー14に接続する接続具15aが取り付けられている。
冷水用ヘッダー14は、上水道11から供給された水を、給水管15を通して、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置、水栓装置10に供給する。
また、給水管13,15は、絶縁性の合成樹脂で構成されて、可撓性を有する円筒状の保護部材16(図2に示す)内に通されて、保護されている。さらに、ヘッダー12,14及び給水管13,15は、前述した住宅の床下に配置されている。
前述した給水装置1は、上水道11からの水を給湯器2で所望の温度まで加熱して、温水用ヘッダー12及び給水管13を介して、キッチン3、洗面化粧台4及び浴槽5に供給するとともに、上水道11からの水を加熱することなく、冷水用ヘッダー14及び給水管15を介して、キッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10に供給する。給水装置1は、湯水混合弁、流量制御弁の開度が変更されて、キッチン3の水栓装置7、洗面化粧台4の水栓装置8、浴槽5の水栓装置9、トイレ6の水栓装置及び水栓装置10から水を吐水又は止水する。
使用量測定システム20は、流量センサー21の検出結果に基き、給水装置1の水の使用量即ち前述した住宅設備機器の水の使用量を算出し、記憶、蓄積するものである。使用量測定システム20は、図1及び図2に示すように、各給水管13,15に設けられた流量センサー21と、水圧センサー22と、水質センサー23と、温度センサー24と、送信機25及び受信機26と、流量センサー21が検出した各給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を示す情報を蓄積する蓄積手段としてのサーバー27と、サーバー27に接続した算出手段としての算出装置33と、サーバー27が蓄積した情報を外部機器31へ送信する外部接続装置29などを備えている。
流量センサー21は、複数の給水管13,15のそれぞれの一端に設けられている。本実施形態では、流量センサー21は、給水管13,15と同数設けられている。流量センサー21は、給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を検出する。
水圧センサー22、水質センサー23及び温度センサー24は、各ヘッダー12,14に設けられている。本実施形態では、水圧センサー22、水質センサー23及び温度センサー24は、それぞれ、ヘッダー12,14と同数設けられている。水圧センサー22は、各ヘッダー12,14内の水圧を検出する。水質センサー23は、各ヘッダー12,14内の水の水質としての塩素及びカルシウムの濃度を検出する。温度センサー24は、各ヘッダー12,14内の水の温度を検出する。
送信機25は、各ヘッダー12,14に設けられている。本実施形態では、送信機25は、ヘッダー12,14と同数設けられている。送信機25は、流量センサー21が水の流量を検出すると、流量センサー21が検出した水の単位時間当たりの流量を示す情報を受信機26を介してサーバー27に送信(無線送信)する。また、送信機25は、流量センサー21が水の流量を検出すると、流量を検出した流量センサー21を設けた給水管13,15が接続したヘッダー12,14に設けられた水圧センサー22の検出結果を示す情報、水質センサー23の検出結果を示す情報、温度センサー24の検出結果を示す情報を受信機26を介してサーバー27に送信(無線送信)する。
サーバー27は、住宅の適宜箇所に設置されている。サーバー27には、受信機26が接続している。サーバー27は、流量センサー21が検出した各給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を示す情報、水圧センサー22が検出したヘッダー12,14内の水圧を示す情報、水質センサー23が検出したヘッダー12,14内の水の塩素の濃度を示す情報及びカルシウムの濃度を示す情報、温度センサー24が検出したヘッダー12,14内の水の温度を示す情報を、時間とともに記憶、蓄積する。このために、水圧センサー22の検出結果を示す情報及び水質センサー23の検出結果を示す情報が、サーバー27に蓄積される。算出手段33は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されたコンピュータである。算出手段33は、サーバー27が蓄積した、流量センサー21が検出した各給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を示す情報に基づき、キッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10の水の使用量を算出する。算出手段33は、算出したキッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10の水の使用量を、サーバー27に書き込む。こうして、サーバー27は、給水管13,15内の水の単位時間当たりの流量を示す情報に基いて算出されたキッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10の水の使用量を記憶、蓄積する。
また、算出手段33には、表示手段としての表示端末28が接続している。表示端末28は、住宅の適宜箇所に設置されている。表示端末28は、キッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10の水の使用量などを表示する。
また、サーバー27には、外部通信手段としての外部接続装置29が接続している。外部接続装置29は、インターネット回線などの住宅の外部の情報回線30を介して、外部機器31に接続している。外部機器31は、前記住宅の外部に存在する機器であって、住宅設備機器に関する各種の情報を収集する機器(例えば、住宅設備機器の製造元のサポートセンサー内の電子機器など)である。外部接続装置29は、サーバー27が蓄積、記憶した各種の情報を、情報回線30を介して外部機器31に送信する。
外部機器31は、前述した多種多様な住宅設備機器自体及び住宅設備機器のパッキン、ハンドルやこれらに設けられる各種の継ぎ手などの各種の部品の水圧、流量、温度、水質に応じて定められる耐用期間を記憶している。外部機器31は、外部接続装置29を介してサーバー27から受信した各種の情報に基いて、多種多様な住宅設備機器自体及び住宅設備機器の各種の部品の交換時期を推定することができる。また、外部機器31は、推定した交換時期を情報回線30及び外部接続装置29を介して、サーバー27に向かって送信し、表示端末28に表示させることができる。こうして、外部機器31は、サーバー27から受信した情報に基いて、住宅設備機器自体、及び住宅設備機器の各種の部品の交換時期を推定し、推定した交換時期をサーバー27に送信して、表示端末28に表示させることができる。
前述した使用量測定システム20は、流量センサー21の検出結果を示す各給水管13,15の水の単位時間当たりの流量を示す情報、水圧センサー22の検出結果を示す各ヘッダー12,14内の水の水圧を示す情報、水質センサー23の検出結果を示す各ヘッダー12,14内の水の水質を示す塩素及びカルシウムの濃度を示す情報、温度センサー24の検出結果を示す各ヘッダー12,14内の水の温度を示す情報を、送受信機25,26などを介してサーバー27が受信する。使用量測定システム20は、算出手段33が、キッチン3、洗面化粧台4、浴槽5、トイレ6及び水栓装置10の水の消費量などを算出して、算出した水の消費量をサーバー27に書き込んで、サーバー27が算出した水の消費量を前述した各種の情報とともに記憶、蓄積する。
そして、使用量測定システム20は、外部接続装置29及び情報回線30を介して、サーバー27に記憶、蓄積した情報を外部機器31に送信し、外部機器31からの住宅設備機器自体及び住宅設備機器の各種の部品の交換時期をサーバー27が受信し、表示端末28に表示することができる。
上記のように構成された使用量測定システム20は、ヘッダー12,14とヘッダー12,14からの水を各住宅設備機器に導く給水管13,15とを備えた給水装置1に用いられ、水圧センサー22と、水質センサー23と、温度センサー24と、これらの検出結果を示す情報を蓄積するサーバー27とを備えている。使用量測定システム20は、サーバー27の蓄積した情報を参照することで、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器に供給される水の水圧や水質を把握することができる。したがって、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器を構成する各種の部品の正確な交換時期を把握することができる。また、水圧センサー22に加えて、水質センサー23を備えているので、交換時期を把握する際に、水質も参照することができる。したがって、住宅に設置される多種多様な住宅設備機器自体や住宅設備機器の交換部品の正確な交換時期を把握することができる。
また、水圧センサー22と水質センサー23とをヘッダー12,14に設けているので、各給水管13,15に設ける場合よりも、水圧センサー22や水質センサー23の数を削減することができる。したがって、使用量測定システム20のコストの高騰を抑制することができる。さらに、サーバー27に蓄積された水圧センサー22及び水質センサー23の検出結果を含んだ情報を、外部接続装置29及び情報回線30を介して、外部機器31に送信するので、外部機器31において、各住宅設備機器自体及び住宅設備機器を構成する各種の部品の正確な交換時期を把握することができる。さらに、外部機器31から各住宅設備機器自体及び住宅設備機器を構成する各種の部品の正確な交換時期を表示端末28に表示させることができる。
[変形例]
次に、前述した実施形態に係る使用量測定システムの変形例を図面に基いて説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一符合を付して説明を省略する。図3は、実施形態に係る使用量測定システムの変形例が取り付けられる給水装置の冷水用ヘッダー及び温水用ヘッダーなどを示す概略構成図である。
次に、前述した実施形態に係る使用量測定システムの変形例を図面に基いて説明する。なお、前述した実施形態と同一部分には、同一符合を付して説明を省略する。図3は、実施形態に係る使用量測定システムの変形例が取り付けられる給水装置の冷水用ヘッダー及び温水用ヘッダーなどを示す概略構成図である。
本変形例では、給水装置1の温水用ヘッダー12は、冷水用ヘッダー14に間隔をあけて重ねられて配置されている。そして、使用量測定システム20は、図3に示すように、冷水用ヘッダー14と温水用ヘッダー12とに接して設けられたペルチェ素子32を備えている。ペルチェ素子32は、冷水用ヘッダー14内の冷水と温水用ヘッダー12内の加熱された水の温度差により発電する。ペルチェ素子32は、ヘッダー12,14内の水の温度差により発電した電力を、各ヘッダー12,14に設けられた送信機25に供給する。本変形例では、送信機25は、ペルチェ素子32の発電した電力を用いて、受信機26を介してサーバー27に前述した情報を送信する。
本変形例によれば、前述した実施形態の効果に加えて、ペルチェ素子32の発電した電力により水圧センサー22や水質センサー23の検出結果を示す情報などをサーバー27に送信するために、水圧センサー22や水質センサー23の検出結果を示す情報などをサーバー27に送信するためにかかる電力を抑制でき、省エネルギーを図ることができる。
また、前述した実施形態及び変形例において、流量センサー21が、給水管13,15内を通る水が衝突する羽根車と、この羽根車に設けられた図示しないロータと、給水管13,15の内壁面などに固定された図示しないステータとを備えても良い。この場合、羽根車は、給水管13,15内に回転自在に設けられており、給水管13,15内を通る水の流れにより羽根車が回転される。ロータは、羽根車に取り付けられて、この羽根車とともにステータに対して回転する。流量センサー21は、羽根車が前述した水の流れによって回転して、ロータがステータに対して回転することで発電する。そして、流量センサー21は、発電して得た電力を送信機25に供給する。この場合、水圧センサー22や水質センサー23の検出結果を示す情報などをサーバー27に送信するためにかかる電力をより確実に抑制でき、省エネルギーをより確実に図ることができる。
なお、上述した本発明に係る使用量測定システム1は、上述した実施形態及び変形例に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
3 キッチン(住宅設備機器)
4 洗面化粧台(住宅設備機器)
5 浴槽(住宅設備機器)
6 トイレ(住宅設備機器)
10 水栓装置(住宅設備機器)
11 上水道(給水源)
12 温水用ヘッダー(ヘッダー)
13,15 給水管
14 冷水用ヘッダー(ヘッダー)
20 使用量測定システム
21 流量センサー
22 水圧センサー
23 水質センサー
25 送信機
27 サーバー(蓄積手段)
29 外部接続装置
31 外部機器
32 ペルチェ素子
33 算出装置(算出手段)
4 洗面化粧台(住宅設備機器)
5 浴槽(住宅設備機器)
6 トイレ(住宅設備機器)
10 水栓装置(住宅設備機器)
11 上水道(給水源)
12 温水用ヘッダー(ヘッダー)
13,15 給水管
14 冷水用ヘッダー(ヘッダー)
20 使用量測定システム
21 流量センサー
22 水圧センサー
23 水質センサー
25 送信機
27 サーバー(蓄積手段)
29 外部接続装置
31 外部機器
32 ペルチェ素子
33 算出装置(算出手段)
Claims (3)
- 給水源から水が供給されるヘッダーに一端が接続されかつ他端が住宅内に設置された住宅設備機器に接続して、前記ヘッダーからの水を前記住宅設備機器に供給する複数の給水管のそれぞれに設けられた流量センサーと、
前記流量センサーが検出した各給水管内の水の流量を示す情報を蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段が蓄積した情報に基づき、前記住宅設備機器の使用量を算出する算出手段と、を備えた使用量測定システムにであって、
前記水の水圧を検出するとともに、検出結果を示す情報が前記蓄積手段に蓄積される水圧センサーと、
前記水の水質を検出するとともに、検出結果を示す情報が前記蓄積手段に蓄積される水質センサーとを、備える、
ことを特徴とする使用量測定システム。 - 前記水圧センサーと前記水質センサーが、前記ヘッダーに設けられている、ことを特徴とする請求項1記載の使用量測定システム。
- 前記ヘッダーとして、冷水が供給される冷水用ヘッダーと、加熱された水が供給される温水用ヘッダーと、が設けられており、
前記冷水用ヘッダーと前記温水用ヘッダーとに接して設けられ、かつ、前記冷水と前記加熱された水の温度差により発電するペルチェ素子と、
前記流量センサー、前記水圧センサー及び前記水質センサーの検出結果を示す情報を、前記ペルチェ素子の発電した電力を用いて前記蓄積手段に送信する送信機とを、備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の使用量測定システム。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105222835A (zh) * | 2015-09-29 | 2016-01-06 | 成都易信达科技股份有限公司 | 一种智能水表提供各用水阀门的用水时长的方法 |
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KR20190082479A (ko) * | 2018-01-02 | 2019-07-10 | 한국세라믹기술원 | 열전 모듈을 포함하는 자가 발전 수전 |
KR102405852B1 (ko) * | 2021-10-26 | 2022-06-08 | 피앤씨주식회사 | 스마트 홈 워터케어 시스템 및 방법 |
EP4286612A1 (de) * | 2022-06-02 | 2023-12-06 | Ideal Standard International NV | Sanitärinstallation mit thermoelektrischer vorrichtung |
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2012
- 2012-03-29 JP JP2012078131A patent/JP2013205392A/ja active Pending
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