JP2013199985A - Oil pressure supply device of automatic transmission - Google Patents
Oil pressure supply device of automatic transmission Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013199985A JP2013199985A JP2012068607A JP2012068607A JP2013199985A JP 2013199985 A JP2013199985 A JP 2013199985A JP 2012068607 A JP2012068607 A JP 2012068607A JP 2012068607 A JP2012068607 A JP 2012068607A JP 2013199985 A JP2013199985 A JP 2013199985A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubrication
- pressure
- line pressure
- gear
- automatic transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
この発明は自動変速機の油圧供給装置に関し、より具体的にはツインクラッチ型の自動変速機の油圧供給装置に関する。 The present invention relates to a hydraulic pressure supply device for an automatic transmission, and more specifically to a hydraulic pressure supply device for a twin clutch type automatic transmission.
ツインクラッチ型の自動変速機の油圧供給装置の例としては、例えば特許文献1記載の技術を挙げることができる。特許文献1記載の技術は、車両に搭載された原動機に第1、第2クラッチを介して接続される第1、第2入力軸と出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを入力軸などに締結可能なギヤ締結機構(シンクロ機構)を有する自動変速機と、油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路からギヤ締結機構などに動作用として供給可能な調整弁を備え、原動機の出力を締結された変速段ギヤで変速して出力するように構成している。
As an example of the hydraulic pressure supply device of the twin clutch type automatic transmission, for example, the technique described in
また、特許文献2記載の技術において、プラネタリ機構のブレーキからなる摩擦係合要素に潤滑油を供給して潤滑や冷却を行うようにした自動変速機において、摩擦係合要素の動作中には必要な潤滑油を大量に供給する一方、然らざる場合は少量に止めて潤滑油による引き摺りトルクの発生を防止することが提案されている。
Further, in the technique described in
上記したツインクラッチ型の自動変速機にあっては、ギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、第1、第2クラッチに油圧が潤滑用として供給されると、引き摺りトルクが発生してギヤ締結機構の動作を遅延させることがあった。また、それを回避すべく電磁制御弁などを追加すると、構成が複雑となってコストアップを招く。 In the above-described twin clutch type automatic transmission, when the hydraulic pressure is supplied to the first and second clutches when the hydraulic pressure is supplied to the gear fastening mechanism, the drag torque is generated. The operation of the gear fastening mechanism may be delayed. Further, if an electromagnetic control valve or the like is added to avoid this, the configuration becomes complicated and the cost increases.
尚、特許文献2記載の技術は、摩擦係合要素の動作中には必要な潤滑油を大量に供給する一方、然らざる場合は少量に止めて潤滑油による引き摺りトルクの発生を防止することを提案しているが、それに止まるものであった。
The technique described in
この発明の目的は上記した課題を解決し、ツインクラッチ型の自動変速機において、簡易な構成でありながら、引き摺りトルクを抑制してギヤ締結機構の動作時間を短縮するようにした自動変速機の油圧供給装置を提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-described problems, and in an automatic transmission of a twin clutch type, an automatic transmission that has a simple configuration and suppresses drag torque to shorten the operation time of the gear fastening mechanism. The object is to provide a hydraulic supply device.
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、車両に搭載された原動機にクラッチを介して接続される入力軸と、前記入力軸と平行に配置される出力軸と、前記入力軸と前記出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤと、前記複数個の変速段ギヤのいずれかを前記入力軸または前記出力軸に締結可能なギヤ締結機構とからなる自動変速機と、リザーバに貯留された作動油を加圧して吐出可能な油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路から前記クラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁とを備え、前記原動機の出力を前記入力軸から入力して前記ギヤ締結機構によって締結された変速段ギヤで変速して前記出力軸から出力させる自動変速機の油圧供給装置において、前記ギヤ締結機構の動作時に前記調整弁に信号圧供給油路を介して信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧可能な電磁制御弁と、前記ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポートに接続され、前記ライン圧の一部を前記潤滑ポートから前記クラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路と、前記潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネによって他端側に付勢される一方、前記他端側で前記ライン圧または信号圧を印加されて前記一端側に付勢される潤滑切換弁とを備えると共に、前記潤滑切換弁は、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超えないセット状態において前記分岐点を前記潤滑ポートに接続する一方、前記信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断するように構成した。
In order to solve the above-described problem, in
請求項2にあっては、車両に搭載された原動機に第1、第2クラッチを介して接続される第1、第2入力軸と、前記第1、第2入力軸と平行に配置される少なくとも1個の出力軸と、前記第1、第2入力軸と前記出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤと、前記複数個の変速段ギヤのいずれかを前記第1、第2入力軸の一方または前記出力軸に締結可能なギヤ締結機構とからなる自動変速機と、リザーバに貯留された作動油を加圧して吐出可能な油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路から前記第1、第2クラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁とを備え、前記原動機の出力を前記第1、第2入力軸のいずれかから入力して前記ギヤ締結機構によって締結された変速段ギヤで変速して前記出力軸から出力させる自動変速機の油圧供給装置において、前記ギヤ締結機構の動作時に前記調整弁に信号圧供給油路を介して信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧可能な電磁制御弁と、前記ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポートに接続され、前記ライン圧の一部を前記潤滑ポートから前記第1、第2クラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路と、前記潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネによって他端側に付勢される一方、前記他端側で前記ライン圧または信号圧を印加されて前記一端側に付勢される潤滑切換弁とを備えると共に、前記潤滑切換弁は、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超えないセット状態において前記分岐点を前記潤滑ポートに接続する一方、前記信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断するように構成した。
According to
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記自動変速機が前記原動機にトルクコンバータを介して接続されると共に、前記ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて前記潤滑ポートに接続される潤滑供給油路が前記トルクコンバータのロックアップクラッチの油圧室に接続される如く構成した。
In the automatic transmission hydraulic pressure supply device according to
請求項4に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記信号圧供給回路には方向切換弁が配置されると共に、前記方向切換弁は前記電磁制御弁が励磁されるとき、前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断する前記作動状態となるように前記信号圧を出力する如く構成した。
In the hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to
請求項5に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記潤滑切換弁は、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断して前記ライン圧の一部を前記リザーバに全てドレンする如く構成した。
In the hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to
請求項6に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、前記車両の走行状態に応じて前記変速段ギヤを変更する変速が要求されるか否か判断する変速要求判断手段と、前記変速要求判断手段によって変速が要求されたと判断されるとき前記電磁制御弁を動作させて前記調整弁に信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧させる昇圧指示手段とを備える如く構成した。 In the automatic transmission hydraulic pressure supply device according to claim 6, a shift request determining means for determining whether or not a shift for changing the shift gear according to a running state of the vehicle is required, and the shift And a pressure increase instruction means for operating the electromagnetic control valve to supply a signal pressure to the adjustment valve to increase the line pressure when it is determined by the request determination means that a shift is required.
請求項1にあっては、車両に搭載された原動機にクラッチを介して接続される入力軸と出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを入力軸などに締結可能なギヤ締結機構からなる自動変速機と、油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路からクラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁を備えた自動変速機の油圧供給装置において、ギヤ締結機構の動作時に調整弁に信号圧供給油路を介して信号圧を供給してライン圧を昇圧可能な電磁制御弁と、ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポートに接続され、ライン圧の一部を潤滑ポートからクラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路と、潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネによって他端側に付勢される一方、他端側でライン圧または信号圧を印加されて一端側に付勢される潤滑切換弁とを備えると共に、潤滑切換弁は、ライン圧または信号圧がバネのセット荷重を超えないセット状態において分岐点を潤滑ポートに接続する一方、バネのセット荷重を超える作動状態において分岐点と潤滑ポートの接続を遮断するように構成したので、ギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、クラッチへの潤滑用としての油圧供給を遮断することで引き摺りトルク(クラッチドグトルク)の発生を抑制でき、よってギヤ締結機構の動作時間を短縮することができる。また、潤滑供給油路に機械的な潤滑切換弁を追加するのみで足りる、換言すれば潤滑切換弁の制御に専用の電磁弁を用いずにライン圧制御用の電磁弁を流用することから、部品点数の増加を招くことがないために構成としても簡易であり、コストアップを招くことがない。 According to the first aspect of the present invention, any one of a plurality of shift gears arranged between an input shaft and an output shaft connected to a prime mover mounted on a vehicle via a clutch can be fastened to the input shaft or the like. Automatic transmission with a simple gear engagement mechanism and an automatic transmission with an adjustment valve that can adjust the hydraulic pressure discharged from the hydraulic pump to the line pressure and supply it to the clutch and gear engagement mechanism from the line pressure supply oil passage In the hydraulic pressure supply device of the machine, an electromagnetic control valve capable of increasing the line pressure by supplying a signal pressure to the regulating valve via the signal pressure supply oil passage during operation of the gear fastening mechanism, and a branch point from the line pressure supply oil passage. It is branched and connected to the lubrication port, and a part of the line pressure can be supplied from the lubrication port to the clutch and gear fastening mechanism for lubrication, and is disposed in the lubrication supply oil path, and at one end by a spring Energized to the other end And a lubrication switching valve that is energized to one end when line pressure or signal pressure is applied to the other end, and the lubrication switching valve is set so that the line pressure or signal pressure does not exceed the set load of the spring. Since the branch point is connected to the lubrication port in the state, and the connection between the branch point and the lubrication port is cut off in the operating state exceeding the set load of the spring, when operating by supplying hydraulic pressure to the gear fastening mechanism, By interrupting the supply of hydraulic pressure for lubrication to the clutch, the generation of drag torque (clutch dog torque) can be suppressed, and the operating time of the gear fastening mechanism can be shortened. In addition, it is only necessary to add a mechanical lubrication switching valve to the lubrication supply oil passage, in other words, since a solenoid valve for line pressure control is used instead of a dedicated solenoid valve for controlling the lubrication switching valve, Since the number of parts is not increased, the configuration is simple and the cost is not increased.
請求項2にあっては、車両に搭載された原動機に第1、第2クラッチを介して接続される第1、第2入力軸と出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤのいずれかを第1、第2入力軸などに締結可能なギヤ締結機構からなる自動変速機と、油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路から第1、第2クラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁を備えた自動変速機の油圧供給装置において、ギヤ締結機構の動作時に調整弁に信号圧供給油路を介して信号圧を供給してライン圧を昇圧可能な電磁制御弁と、ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポートに接続され、ライン圧の一部を潤滑ポートから第1、第2クラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路と、潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネによって他端側に付勢される一方、他端側でライン圧または信号圧を印加されて一端側に付勢される潤滑切換弁とを備えると共に、潤滑切換弁は、ライン圧または信号圧がバネのセット荷重を超えないセット状態において分岐点を潤滑ポートに接続する一方、バネのセット荷重を超える作動状態において分岐点と潤滑ポートの接続を遮断するように構成したので、ギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、同様に第1、第2クラッチへの潤滑用としての油圧供給を遮断することで引き摺りトルク(クラッチドグトルク)の発生を抑制でき、よってギヤ締結機構の動作時間を短縮することができる。また、同様に潤滑供給油路に機械的な潤滑切換弁を追加するのみで足りる、換言すれば潤滑切換弁の制御に専用の電磁弁を用いずにライン圧制御用の電磁弁を流用することから、部品点数の増加を招くことがないために構成としても簡易であり、コストアップを招くことがない。
According to
請求項3に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、自動変速機が原動機にトルクコンバータを介して接続されると共に、ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポートに接続される潤滑供給油路がトルクコンバータのロックアップクラッチの油圧室に接続される如く構成したので、上記した効果に加え、トルクコンバータのロックアップクラッチの油圧室から排出される油圧を潤滑用に流用することができ、油圧ポンプから吐出される油圧を効率的に使用することができる。
In the hydraulic transmission device for an automatic transmission according to
請求項4に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、信号圧供給回路には方向切換弁が配置されると共に、方向切換弁は電磁制御弁が励磁されるとき、分岐点と潤滑ポートの接続を遮断する作動状態となるように信号圧を出力する如く構成したので、上記した効果に加え、ギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ(第1、第2クラッチ)への潤滑用としての油圧供給を確実に遮断することができる。
In the hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to
請求項5に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、潤滑切換弁は、ライン圧または信号圧がバネのセット荷重を超える作動状態において分岐点と潤滑ポートの接続を遮断してライン圧の一部をリザーバに全てドレンする如く構成したので、上記した効果に加え、ギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ(第1、第2クラッチ)への潤滑用としての油圧供給を一層確実に遮断することができる。
In the hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to
請求項6に係る自動変速機の油圧供給装置にあっては、車両の走行状態に応じて変速段ギヤを変更する変速が要求されるか否か判断すると共に、変速が要求されたと判断されるとき電磁制御弁を動作させて調整弁に信号圧を供給してライン圧を昇圧させる如く構成したので、上記した効果に加え、変速要求に応じてギヤ締結機構に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ(第1、第2クラッチ)への潤滑用としての油圧供給を一層確実に遮断することができる。 In the hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to the sixth aspect, it is determined whether or not a shift for changing the shift gear is required according to the traveling state of the vehicle, and it is determined that the shift is required. When the electromagnetic control valve is operated and the signal pressure is supplied to the regulating valve to increase the line pressure, in addition to the above effects, when the hydraulic pressure is supplied to the gear fastening mechanism in response to the shift request Further, the supply of hydraulic pressure for lubrication to the clutches (first and second clutches) can be more reliably interrupted.
以下、添付図面を参照してこの発明に係る自動変速機の油圧供給装置を実施するための形態について説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment for implementing a hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
図1はこの発明の実施例に係る自動変速機の油圧供給装置を全体的に示す概略図、図2は図1に示す油圧供給装置の構成を詳細に示す油圧回路図、図3と図4は図2の部分拡大油圧回路図である。 FIG. 1 is a schematic diagram generally showing a hydraulic pressure supply device for an automatic transmission according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a hydraulic circuit diagram showing in detail the configuration of the hydraulic pressure supply device shown in FIG. 1, and FIGS. FIG. 3 is a partially enlarged hydraulic circuit diagram of FIG. 2.
以下説明すると、符号Tは自動変速機(以下「変速機」という)を示す。変速機Tは車両1に搭載される、前進8速で後進1速の変速段を有するツインクラッチ型の自動変速機からなると共に、D,P,R,Nのレンジを有する。
In the following description, the symbol T indicates an automatic transmission (hereinafter referred to as “transmission”). The transmission T is a twin-clutch type automatic transmission mounted on the
変速機Tは、エンジン(原動機)10のクランクシャフトに接続される駆動軸10aにトルクコンバータ12を介して接続される偶数段入力軸14を備えると共に、偶数段入力軸14と平行して奇数段入力軸16を備える。エンジン10は例えばガソリンを燃料とする火花点火式の内燃機関からなる。
The transmission T includes an even-numbered
トルクコンバータ12はエンジン10の駆動軸10aに直結されるドライブプレート12aに固定されるポンプインペラ12bと、偶数段入力軸14に固定されるタービンランナ12cと、ロックアップクラッチ12dを有し、よってエンジン10の駆動力(回転)はトルクコンバータ12を介して偶数段入力軸14に伝達される。
The
偶数段入力軸14と奇数段入力軸16と平行にアイドル軸18が設けられる。偶数段入力軸14はギヤ14a,18aを介してアイドル軸18に接続されると共に、奇数段入力軸16はギヤ16a,ギヤ18aを介してアイドル軸18と接続され、よって偶数段入力軸14と奇数段入力軸16とアイドル軸18はエンジン10の回転につれて回転する。
An
また、第1副入力軸20と第2副入力軸22とが奇数段入力軸16と偶数段入力軸14の外周にそれぞれ同軸かつ相対回転自在に配置される。奇数段入力軸16と第1副入力軸20は第1クラッチ24を介して接続されると共に、偶数段入力軸14と第2副入力軸22も第2クラッチ26を介して接続される。第1、第2クラッチ24,26は共に油圧作動の湿式多板クラッチからなる。
Further, the first
偶数段入力軸14と奇数段入力軸16の間には、偶数段入力軸14と奇数段入力軸16と平行に出力軸28が配置される。偶数段入力軸14と奇数段入力軸16とアイドル軸18と出力軸28はベアリング30で回転自在に支承される。
An
奇数段側の第1副入力軸20には1速ドライブギヤ32と、3速ドライブギヤ34と、5速ドライブギヤ36と、7速ドライブギヤ38が固定されると共に、偶数段側の第2副入力軸22には2速ドライブギヤ40と4速ドライブギヤ42と6速ドライブギヤ44と8速ドライブギヤ46からなる変速段ギヤが固定される。
A first-
出力軸28には1速ドライブギヤ32と2速ドライブギヤ40に噛合する1速−2速ドリブンギヤ48と、3速ドライブギヤ34と4速ドライブギヤ42に噛合する3速−4速ドリブンギヤ50と、5速ドライブギヤ36と6速ドライブギヤ44と噛合する5速−6速ドリブンギヤ52と、7速ドライブギヤ38と8速ドライブギヤ46と噛合する7速−8速ドリブンギヤ54からなる変速段ギヤが固定される。
The
アイドル軸18には、出力軸28に固定される1速−2速ドリブンギヤ48と噛合するRVS(後進)アイドルギヤ56が回転自在に支持される。アイドル軸18とRVSアイドルギヤ56はRVSクラッチ58を介して接続される。RVSクラッチ58は、第1、第2クラッチ24,26と同様、油圧作動の湿式多板クラッチからなるが、第1、第2クラッチ24,26に比して小径で摩擦材枚数も少なく構成される。
On the
奇数段入力軸16には1速ドライブギヤ32と3速ドライブギヤ34を選択的に第1副入力軸20に締結(固定)する1−3速シンクロ機構60と、5速ドライブギヤ36と7速ドライブギヤ38を選択的に第1副入力軸20に締結する5−7速シンクロ機構62が配置される。
The odd-numbered
偶数段入力軸14には2速ドライブギヤ40と4速ドライブギヤ42を選択的に第2副入力軸22に締結する2−4速シンクロ機構64と、6速ドライブギヤ44と8速ドライブギヤ46を選択的に第2副入力軸22に締結する6−8速シンクロ機構66が配置される。これらシンクロ機構を「ギヤ締結機構」ともいう。
The even-numbered
エンジン10の駆動力は、第1クラッチ24あるいは第2クラッチ26が締結(係合)されるとき、奇数段入力軸16から第1副入力軸20あるいは偶数段入力軸14から第2副入力軸22に伝達され、さらに上記したドライブギヤとドリブンギヤを介して出力軸28に伝達される。
The driving force of the
尚、後進時には、エンジン10の駆動力は、偶数段入力軸14、ギヤ14a、ギヤ18a、RVSクラッチ58、アイドル軸18、RVSアイドルギヤ56、1速−2速ドリブンギヤ48を介して出力軸28に伝達される。出力軸28はギヤ70を介してディファレンシャル機構72に接続され、ディファレンシャル機構72はドライブシャフト74を介して車輪76に接続される。
During reverse travel, the driving force of the
シンクロ機構60,62,64,66は全て油圧を供給されて動作する。これらシンクロ機構と第1、第2クラッチ24,26とRVSクラッチ58に油圧を供給するため、油圧供給装置80が設けられる。
All of the
図2を参照して油圧供給装置80を説明する。
The hydraulic
油圧供給装置80において、リザーバ80aからストレーナ80bを介して油圧ポンプ(送油ポンプ)80cによって汲み上げられて得られた作動油ATFの吐出圧(油圧)は、レギュレータバルブ(調整弁)80dによってライン圧に調整(減圧)される。
In the hydraulic
図示は省略するが、油圧ポンプ80cはギヤを介してトルクコンバータ12のポンプインペラ12bに連結され、よって油圧ポンプ80cはエンジン10に駆動されて動作するように構成される。
Although not shown, the
調圧されたライン圧は油路(ライン圧供給油路)80eから第1、第2、第3、第4リニアソレノイドバルブ(油圧制御弁(電磁制御弁))80f,80g,80h,80iの入力ポートに送られる。第1、第2、第3、第4リニアソレノイドバルブ80f,80g,80h,80iは、通電量に比例してスプールを移動させて出力ポートからの出力圧をリニアに変更する特性を備えると共に、通電されるとスプールが開放位置に移動するN/C(ノーマル・クローズ)型として構成される。
The regulated line pressure is supplied from the oil passage (line pressure supply oil passage) 80e to the first, second, third and fourth linear solenoid valves (hydraulic control valves (electromagnetic control valves)) 80f, 80g, 80h, 80i. Sent to input port. The first, second, third, and fourth
第1リニアソレノイドバルブ80fの出力ポートは第1クラッチシフトバルブ80jを介して前記した奇数段入力軸16の第1クラッチ24に接続されると共に、第2リニアソレノイドバルブ80gの出力ポートは第2クラッチシフトバルブ80kを介して偶数段入力軸14の第2クラッチ26のピストン室に接続される。
The output port of the first
第1あるいは第2クラッチ24,26は油圧を供給されて係合(オン)されるとき、第1あるいは第2副入力軸20,22を奇数段入力軸16あるいは偶数段入力軸14に固定する一方、油圧を排出されて開放(オフ)されるとき、第1あるいは第2副入力軸20,22と奇数段入力軸16あるいは偶数段入力軸14の接続を遮断する。
The first or second clutch 24, 26 is fixed to the odd-
第3リニアソレノイドバルブ80hの出力ポートは第1クラッチシフトバルブ80jと第1、第2サーボシフトバルブ80n,80oを介して前記した5−7速シンクロ機構62と2−4速シンクロ機構64のピストン室62a,62b,64a,64bに接続される。
The output port of the third
第4リニアソレノイドバルブ80iの出力ポートは第2クラッチシフトバルブ80kと第1、第3サーボシフトバルブ80n,80pを介して前記した1−3速シンクロ機構60と6−8速シンクロ機構66のピストン室60a,60b,66a,66bに接続される。
The output port of the fourth
シンクロ機構において上記したピストン室60a,60b,62a,62b,64a,64b,66a,66bは図において左右に対向して配置されると共に、それぞれ共用のピストンロッドによって連結される。それらピストンロッドにはそれぞれ、シフトフォーク60c,62c,64c,66cが接続される。
In the synchro mechanism, the
シフトフォーク60c,62c,64c,66c上にはニュートラル位置と左右の締結(係合)位置に対応する位置にディテント(図示せず)が設けられ、ニュートラル位置と左右の締結位置にあるときはディテントで保持されて油圧供給が不要となるように構成される。
Detents (not shown) are provided on the
シンクロ機構60,62,64,66は第1、第2副入力軸20,22に軸方向に移動自在にスプライン結合されたスリーブドグクラッチ60d,62d,64d,66dを備える。スリーブドグクラッチ60d,62d,64d,66dは、中央位置(ニュートラル位置)から軸方向に移動するとき、対応するドライブギヤ32,34,36,38,40,42,44,46のドグクラッチにシンクロナイザリングなどを介して係合してドライブギヤ32などを第1、第2副入力軸20,22に締結する。
The
レギュレータバルブ80dの調圧ポート80d1から排出される作動油の排出量を制御することにより調圧された油路80qのライン圧は、第1、第2、第3、第4、第5ソレノイドバルブ(油圧制御弁(電磁弁))80r,80s,80t,80u,80vの入力ポートに送られる。これら5個のソレノイドバルブは通電(励磁)によってスプールが開放位置に移動するN/C型のオン・オフソレノイドバルブである。
The line pressure of the
第1ソレノイドバルブ80rの出力ポートは第1クラッチシフトバルブ80jの作動ポート80j1に接続されてスプール80j2をスプリングの付勢力に抗して図で右方に付勢すると共に、第2ソレノイドバルブ80sの出力ポートは第2クラッチシフトバルブ80kの作動ポート80k1に接続されてスプール80k2をスプリングの付勢力に抗して図で右方に付勢する。
The output port of the
第3ソレノイドバルブ80tの出力ポートは第1サーボシフトバルブ80nの作動ポート80n1に接続されてスプール80n2をスプリングの付勢力に抗して図で右方に付勢する。
The output port of the
第4ソレノイドバルブ80uの出力ポートは第2サーボシフトバルブ80oの作動ポート80o1に接続されてスプール80o2を同様に右方に付勢すると共に、第5ソレノイドバルブ80vの出力ポートは第3サーボシフトバルブ80pの作動ポート80p1に接続されてスプール80p2を同様に右方に付勢する。
The output port of the
さらに、油圧供給装置80には、第5リニアソレノイドバルブ(電磁制御弁)80wと、第6リニアソレノイドバルブ(電磁制御弁)80xと、LCシフトバルブ(方向切換弁)80yとが設けられる。
Further, the hydraulic
第5リニアソレノイドバルブ80wは通電(励磁)によってスプールが閉鎖位置に移動するN/C型に構成される一方、第6リニアソレノイドバルブ80xは通電によってスプールが開放位置に移動するN/O型に構成される。
The fifth
第5リニアソレノイドバルブ80wの入力ポート80w1は前記したライン圧に接続されると共に、第1出力ポート80w2はLCシフトバルブ80yの入力ポート80y1に接続され、その入力ポート80y1から出力ポート80y2を介してトルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dの入力側に接続される。
The input port 80w1 of the fifth
トルクコンバータ12の内圧は、第5リニアソレノイドバルブ80wのフィードバックポートに接続される。ロックアップクラッチ12dの締結・開放はLCシフトバルブ80yで制御されると共に、ロックアップクラッチ12dの締結度(締結圧)は第5リニアソレノイドバルブ80wの出力圧によって調整される。
The internal pressure of the
前記した第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sの出力ポートは第1、第2クラッチシフトバルブ80j,80kに加え、LCシフトバルブ80yの作動ポート80y3,80y4に接続されてスプール80y5をスプリングの付勢力に抗して図で左方に付勢することができる。
The output ports of the first and
従って、第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sが消磁されるとき、LCシフトバルブ80yのスプール80y5は図示の位置にあって入力ポート80y1と出力ポートy2とは接続される。その結果、第5リニアソレノイドバルブ80wから出力されるLC用制御圧は入力ポート80y1から出力ポート80y2を介してトルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dに供給され、ロックアップクラッチ12dを締結(係合)させる。
Therefore, when the first and
一方、第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sの少なくともいずれかが励磁されるとき、LCシフトバルブ80yのスプール80y5は図で左方に移動させられ、入力ポート80y1と出力ポート80y6が連通される結果、トルクコンバータ12、より具体的にはロックアップクラッチ12dのピストン室への油圧の供給は停止されると共に、出力ポート80y2はドレンポートに接続されるので、ロックアップクラッチ12dのピストン室の作動油はドレンポートを介して排出される。
On the other hand, when at least one of the first and
第6リニアソレノイドバルブ80xの入力ポート80x1は前記したライン圧に接続されると共に、出力ポート80x2は一方ではLCシフトバルブ80yの第2入力ポート80y7に接続され、入力ポート80y7から出力ポート80y8を介して潤滑系(あるいは後述する接続部)に接続される。
The input port 80x1 of the sixth
第6リニアソレノイドバルブ80xの出力ポート80x2は、他方では油路(信号圧供給油路)80αを介してレギュレータバルブ80dの調圧ポート80d1に接続され、よって第6リニアソレノイドバルブ80xを介して供給されるライン圧は調圧ポート80d1を介してそのプール80d2の一端側に油圧(信号圧)を供給する。
On the other hand, the output port 80x2 of the sixth
第6リニアソレノイドバルブ80xはライン圧を昇圧・降圧するための制御用であり、シンクロ機構60,62,64,66が動作時、より具体的には第1、第2クラッチ24,26とシンクロ機60,62,64の動作時には油路80αを介してレギュレータバルブ80dに信号圧を供給してライン圧を昇圧させる。
The sixth
従って、レギュレータバルブ80dは、第6リニアソレノイドバルブ80xで一旦調圧されて送られてくる信号圧に応じて移動させられるスプール80d2の位置に応じて油圧ポンプ80cの吐出圧を調圧(減圧)してライン圧を再度調圧するように構成される。
Therefore, the
第6リニアソレノイドバルブ80xの出力ポート80x2とレギュレータバルブ80dの調圧ポート80d1を接続する油路80αと、第5リニアソレノイドバルブ80wの第2出力ポート80w2にLCシフトバルブ80yを介して接続される油路80βとは接続部80γを介して接続されると共に、接続部80γには選択機構80δが配置される。
An oil passage 80α that connects the output port 80x2 of the sixth
選択機構80δは油路80α,80βに比して大径の油室の内部に移動自在に収容される、油路80α,80βよりも大径なボール弁80δ1を備える。ボール弁80δ1は、第5リニアソレノイドバルブ80wと第6リニアソレノイドバルブ80xの出力圧のうちの高圧側を選択してレギュレータバルブ80dの調圧ポート80d1に作用させるように構成される。
The selection mechanism 80δ includes a ball valve 80δ1 having a larger diameter than the oil passages 80α and 80β, which is movably accommodated in an oil chamber having a larger diameter than the oil passages 80α and 80β. The ball valve 80δ1 is configured to select the high pressure side of the output pressures of the fifth
即ち、選択機構80δにおいて油室80には油路80αと油路80βが対向して接続されると共に、ボール弁80δ1は油室内を移動自在に収容されることから、油路80αと油路80βを介して供給される第5、第6リニアソレノイドバルブ80w,80xのうちの高圧側で押圧されて(対向する)低圧側を閉塞するように移動し、よって第5、第6リニアソレノイドバルブ80w,80xの出力圧のうちの高圧側を選択してレギュレータバルブ80dの調圧ポート80d1に作用させるように構成される。
That is, in the selection mechanism 80δ, the oil passage 80α and the oil passage 80β are connected to the
このように、前記した第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sの出力ポートは第1、第2クラッチシフトバルブ80j,80kに加え、LCシフトバルブ80yの作動ポート80y3,80y4を介してスプール80y5の一端に接続されてスプール80y5をスプリングの付勢力に抗して図で左方に付勢する。
As described above, the output ports of the first and
トルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dへの油圧の供給に関して前記した如く、第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sのいずれもが消磁されるとき、LCシフトバルブ80yのスプール80y5は図示の位置にあって入力ポート80y1と出力ポート80y2とは接続されることから、第5リニアソレノイドバルブ80wを介して供給されるライン圧は入力ポート80y1から出力ポート80y2を介してトルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dに供給される。
As described above regarding the supply of hydraulic pressure to the lockup clutch 12d of the
一方、第1、第2ソレノイドバルブ80r,80sの少なくともいずれか(あるいは双方)が励磁されるとき、LCシフトバルブ80yのスプール80y5は図3で左方に移動させられて入力ポート80y1は出力ポート80y6に接続され、図3に示す如く、第5リニアソレノイドバルブ80wを介して供給されるライン圧は、出力ポート80y6から油路80βを介して接続点80γに送られる。
On the other hand, when at least one (or both) of the first and
さらに、油圧供給装置80は、トルクコンバータ12への供給油圧を調整するTCレギュレータバルブ80zを備えると共に,TCレギュレータバルブ80zを経由する油路(潤滑供給油路)80ηを備える。
Furthermore, the hydraulic
油路80ηは油路(ライン圧供給油路)80eから分岐点で分岐、具体的には油路80eに接続される油路の80qに接続された分岐点(第5リニアソレノイドバルブ80wの出力ポート)80w3で分岐されて潤滑ポート80θに接続される。
The oil passage 80η branches from the oil passage (line pressure supply oil passage) 80e at a branch point, specifically, a branch point connected to the
潤滑ポート80θは、第1、第2クラッチ24,26とシンクロ機構60,62,64,66と、トルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dに油圧を潤滑用として供給(噴射)するための複数本のパイプ状部材からなる。
The lubrication port 80θ includes a plurality of lubrication ports for supplying (injecting) hydraulic pressure to the first and
油路80ηにはカットバルブ(潤滑切換弁)80κが配置される。即ち、油路80ηは具体的には、第5リニアソレノイドバルブ80wの出力ポート(分岐点)80w3で分岐されてTCレギュレータバルブ80zとカットバルブ(潤滑切換弁)80κを介して潤滑ポート80θに接続される。
A cut valve (lubrication switching valve) 80κ is arranged in the oil passage 80η. Specifically, the oil passage 80η is branched at the output port (branch point) 80w3 of the fifth
カットバルブ80kは内部に移動自在なスプール80κ1を備える。カットバルブ80κは一端(図2において右側の)で、より正確にはカットバルブ80κのスプール80κ1はバネ80κ2によって他端側(図2において左側)に付勢される一方、他端側でライン圧または信号圧、より具体的には信号圧を印加されて一端側に付勢されるように構成される。
The
油路80ηはより具体的には、TCレギュレータ80zの出力ポート80z1とカットバルブ80κの入力ポート80κ3が接続され、入力ポート80κ3はスプール80κ1に穿設された溝を介して出力ポート80κ4に接続され、出力ポート80κ4が油路80λを通じて潤滑ポート80θに接続される。
More specifically, the oil passage 80η is connected to the output port 80z1 of the
ここで特徴的なことは、カットバルブ80κは、ライン圧または信号圧、より具体的には信号圧がバネ80κ2のセット荷重を超えないセット状態においてはTCレギュレータ80zの出力ポート80z1、カットバルブ80κの入力ポート80κ3、出力ポート80κ4、油路80λを介して分岐点80w3を潤滑ポート80θに接続する一方、信号圧がバネ80κ2のセット荷重を超える作動状態においてはカットバルブ80κの入力ポート80κ3と出力ポート80κ4の連通を遮断して分岐点80w3と潤滑ポート80θの接続を遮断するように構成されることである。
What is characteristic here is that the cut valve 80κ has a line pressure or a signal pressure, more specifically, in the set state where the signal pressure does not exceed the set load of the spring 80κ2, the output port 80z1 of the
図3に分岐点80w3が潤滑ポート80θに接続される状態を、図4に分岐点80w3と潤滑ポート80θの接続が遮断される状態を示す。尚、図3と図4においてカットバルブ80κのスプール80κ2は同一位置のままとした。 FIG. 3 shows a state where the branch point 80w3 is connected to the lubrication port 80θ, and FIG. 4 shows a state where the connection between the branch point 80w3 and the lubrication port 80θ is blocked. 3 and 4, the spool 80κ2 of the cut valve 80κ is kept at the same position.
また、カットバルブ80κは、ライン圧または信号圧、より具体的には信号圧がバネ80κ2のセット荷重を超える作動状態において分岐点80w3と潤滑ポート80θの接続を遮断してライン圧の一部をドレンポート80κ4からリザーバ80aに全てドレンするように構成される。
Further, the cut valve 80κ cuts a part of the line pressure by cutting off the connection between the branch point 80w3 and the lubrication port 80θ in an operating state where the line pressure or the signal pressure, more specifically, the signal pressure exceeds the set load of the spring 80κ2. It is configured to drain all from the drain port 80κ4 to the
また、油圧供給装置80にあっては自動変速機Tがエンジン10にトルクコンバータ12を介して接続されると共に、ライン圧供給油路から分岐点で分岐されて潤滑ポート80θに接続される油路(潤滑供給油路)80ηがトルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dの内圧室(油圧室)に接続される。
In the hydraulic
また、油路(信号圧供給油路)80αにはLCシフトバルブ(方向切換弁)80yが配置されると共に、LCシフトバルブ80yは第6リニアソレノイドバルブ80xが励磁されるとき、分岐点80w3と潤滑ポート80θの接続を遮断する作動状態となるように信号圧を出力する。
An LC shift valve (direction switching valve) 80y is disposed in the oil passage (signal pressure supply oil passage) 80α, and the
図1の説明に戻ると、変速機Tはシフトコントローラ84を備える。シフトコントローラ84はマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニット(ECU)として構成される。また、エンジン10の動作を制御するために同様にマイクロコンピュータを備えた電子制御ユニットから構成されるエンジンコントローラ86が設けられる。
Returning to the description of FIG. 1, the transmission T includes a
シフトコントローラ84はエンジンコントローラ86と通信自在に構成され、エンジンコントローラ86からエンジン回転数、スロットル開度、AP開度などの情報を取得する。
The
さらに、偶数段入力軸14の付近には第1の回転数センサ90が配置され、変速機Tの入力回転数NMを示す信号を出力すると共に、第1、第2副入力軸20,22と出力軸28にはそれぞれ第2、第3、第4の回転数センサ92,94,96が配置され、それらの回転数を示す信号を出力する。ドライブシャフト74の付近には第5の回転数センサ100が配置され、車速Vを示す信号を出力する。
In addition, a first
また油圧供給装置80の第1、第2クラッチ24,26に接続される油路には第1、第2の圧力センサ102,104が配置され、第1、第2クラッチ24,26に供給される作動油ATFの圧力(油圧)を示す信号を出力する。
In addition, first and
また、車両の運転席に配置されたレンジセレクタ(図示せず)の付近にはレンジセレクタポジションセンサ106が配置され、P,R,N,Dのうちの運転者に操作(選択)されたレンジを示す信号を出力する。
In addition, a range
これらセンサの出力は全てシフトコントローラ84に入力される。シフトコントローラ84は、それらセンサの出力とエンジンコントローラ86と通信して得られる情報に基づき、車両1の走行状態に応じて図5に示す変速マップに従って第1リニアソレノイドバルブ80fなどを励磁・消磁して変速機Tの変速を制御する。
All outputs from these sensors are input to the
図6は変速機Tの油圧供給装置80、より具体的にはそのシフトコントローラ84の動作を示すフロー・チャート、図7は図6フロー・チャートの動作を説明するタイム・チャートである。
FIG. 6 is a flowchart showing the operation of the hydraulic
以下説明すると、S10において車速Vとアクセル開度APで規定される車両1の走行状態に応じて図5に示す変速マップに従って変速が要求されるか否か判断する。尚、「S」は図6フロー・チャートの処理ステップを示す。
Explained below, in S10, it is determined whether or not a shift is requested according to the shift map shown in FIG. 5 according to the traveling state of the
S10で否定されるときは以降の処理をスキップする一方、肯定されるときはS12に進み、ライン圧をアップ(昇圧)する。これは第6リニアソレノイドバルブ80xを励磁することで行う。
When the result in S10 is negative, the subsequent processing is skipped, while when the result is affirmative, the process proceeds to S12 to increase (increase) the line pressure. This is done by exciting the sixth
次いでS14に進み、シンクロシフト油圧を供給する。即ち、シンクロ機構60から66のうち、要求された変速に対応する変速段の機構に油圧を供給してピストンをN位置から締結(インギヤ)位置に向けてプリシフトさせ、S16でインギヤされた(締結位置で締結(係合)された)と判断されるまで、油圧供給を継続する。尚、S16の判断は図示しないストロークセンサの出力から行う。
Next, in S14, the synchro shift hydraulic pressure is supplied. That is, among the
次いでS18に進み、ライン圧を一次ダウン(降圧)させ、S20に進み、クラッチ変速を行う。即ち、第1、第2クラッチ24,26のうち、変速が要求される前の変速段に対応する側から油圧を排出させる一方、要求された変速段に対応する側に油圧を供給してクラッチ変速を行う。次いでS22に進み、ライン圧を二次ダウン(降圧)させる。
Next, the process proceeds to S18, where the line pressure is primarily reduced (decreased), and the process proceeds to S20, where a clutch shift is performed. That is, of the first and
図7タイム・チャートを参照して上記を説明すると、時刻t1で6速から5速への変速が要求されたとすると、それに応じて時刻t2で第6リニアソレノイドバルブ80xの励磁に伴う信号圧の昇圧に応じてライン圧が昇圧される。
The above will be described with reference to the time chart of FIG. 7. If a shift from 6th gear to 5th gear is requested at time t1, the signal pressure associated with the excitation of the sixth
次いで時刻t3で第3リニアソレノイドバルブ80cが励磁されて5−7速シンクロ機構62に油圧が供給されてピストンロッドがN(ニュートラル)位置から5速締結(インギヤ)位置に向けてプリシフトを開始し、時刻t4で締結(インギヤ)する。
Next, at time t3, the third
このとき、前記したようにカットバルブ80κは、信号圧がバネ80κ2のセット荷重を超える作動状態においては分岐点80w3と潤滑ポート80θの接続を遮断するように動作することから、同図下部に示す如く、潤滑流量は時刻t3から流量が零にされる。 At this time, as described above, the cut valve 80κ operates so as to cut off the connection between the branch point 80w3 and the lubrication port 80θ in the operating state where the signal pressure exceeds the set load of the spring 80κ2, and is shown in the lower part of FIG. Thus, the lubrication flow rate is made zero from time t3.
これにより、5−7速シンクロ機構62の締結動作のときに対応する奇数側の第1クラッチ24に引き摺りトルク(クラッチドグトルク)が発生するのを抑制することができ、よってシンクロ機構62の動作時間を短縮することができる。
Accordingly, it is possible to suppress the occurrence of drag torque (clutch dog torque) in the odd-numbered first clutch 24 corresponding to the fastening operation of the 5-7
時刻t4の付近で第2クラッチ26からの油圧排出が開始され、時刻t5で第1クラッチ24への油圧供給が開始され、時刻t6でライン圧がクラッチ要求圧(二次ダウン値)までダウンされ、次いで第1クラッチ24が完全に締結される。 The hydraulic pressure discharge from the second clutch 26 is started near time t4, the hydraulic pressure supply to the first clutch 24 is started at time t5, and the line pressure is reduced to the clutch required pressure (secondary down value) at time t6. Then, the first clutch 24 is completely engaged.
それに伴い、時刻t7で第4リニアソレノイドバルブ80cを介して6−8速シンクロ機構66において対向する8速ピストン側への油圧供給が開始され、時刻t8でピストンロッドが6速締結位置からN位置に復帰させられて変速が終了する。
Accordingly, the supply of hydraulic pressure to the opposing 8-speed piston side in the 6-8-
上記した如く、この実施例にあっては、車両1に搭載された原動機(エンジン)10にクラッチ(第1、第2クラッチ)24,26を介して接続される入力軸(第1、第2入力軸(奇数段入力軸16、偶数段入力軸14、第1、第2副入力軸20,22))と、前記入力軸(第1、第2入力軸)と平行に配置される出力軸28と、前記入力軸と前記出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤ(1速ドライブギヤ32から7速−8速ドリブンギヤ54)と、前記複数個の変速段ギヤのいずれかを前記入力軸または前記出力軸に締結可能なギヤ締結機構(1−3速シンクロ機構60,5−7速シンクロ機構62,2−4速シンクロ機構64,6−8速シンクロ機構66)とからなる自動変速機Tと、リザーバ80aに貯留された作動油ATFを加圧して吐出可能な油圧ポンプ80cと、前記油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路(油路)80eから前記クラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁(レギュレータバルブ)80dとを備え、前記原動機の出力を前記入力軸から入力して前記ギヤ締結機構によって締結された変速段ギヤで変速して前記出力軸から出力させる自動変速機の油圧供給装置80(とシフトコントローラ84)において、前記ギヤ締結機構の動作時に前記調整弁に信号圧供給油路(油路)80αを介して信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧可能な電磁制御弁(第6リニアソレノイドバルブ80x)と、前記ライン圧供給油路80eから分岐点80w3で分岐されて潤滑ポート80θに接続され、前記ライン圧の一部を前記潤滑ポートから前記クラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路80ηと、前記潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネ80κ2によって他端側に付勢される一方、前記他端側で前記ライン圧または信号圧を印加されて前記一端側に付勢される(スプール80κ1を有する)潤滑切換弁(カットバルブ)80κとを備えると共に、前記潤滑切換弁は、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超えないセット状態において前記分岐点を前記潤滑ポートに接続する一方、前記信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断するように構成したので、ギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ(より具体的には第1、第2クラッチ24,26)への潤滑用としての油圧供給を遮断することで引き摺りトルク(クラッチドグトルク)の発生を抑制でき、よってギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66の動作時間を短縮することができる。また、潤滑供給油路80ηに機械的な潤滑切換弁(カットバルブ)80κを追加するのみで足りることから、換言すれば潤滑切換弁の制御に専用の電磁弁を用いずにライン圧制御用の電磁弁を流用することから、部品点数の増加を招くことがないために構成としても簡易であり、コストアップを招くことがない。
As described above, in this embodiment, the input shafts (first and second) connected to the prime mover (engine) 10 mounted on the
より具体的には、車両1に搭載された原動機(エンジン)10に第1、第2クラッチ24,26を介して接続される第1、第2入力軸(奇数段入力軸16、偶数段入力軸14、第1、第2副入力軸20,22)と、前記第1、第2入力軸と平行に配置される少なくとも1個の出力軸28と、前記第1、第2入力軸と前記出力軸との間に配置される複数個の変速段ギヤ(1速ドライブギヤ32から7速−8速ドリブンギヤ54)と、前記複数個の変速段ギヤのいずれかを前記第1、第2入力軸の一方または前記出力軸に締結可能なギヤ締結機構(1−3速シンクロ機構60,5−7速シンクロ機構62,2−4速シンクロ機構64,6−8速シンクロ機構66)とからなる自動変速機Tと、リザーバ80aに貯留された作動油ATFを加圧して吐出可能な油圧ポンプ80cと、前記油圧ポンプから吐出される油圧をライン圧に調整してライン圧供給油路(油路)80eから前記第1、第2クラッチとギヤ締結機構に動作用として供給可能な調整弁(レギュレータバルブ)80dとを備え、前記原動機の出力を前記第1、第2入力軸のいずれかから入力して前記ギヤ締結機構によって締結された変速段ギヤで変速して前記出力軸から出力させる自動変速機の油圧供給装置80(とシフトコントローラ84)において、前記ギヤ締結機構の動作時に前記調整弁に信号圧供給油路(油路)80αを介して信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧可能な電磁制御弁(第6リニアソレノイドバルブ80x)と、前記ライン圧供給油路80eから分岐点80w3で分岐されて潤滑ポート80θに接続され、前記ライン圧の一部を前記潤滑ポートから前記第1、第2クラッチとギヤ締結機構に潤滑用として供給可能な潤滑供給油路80ηと、前記潤滑供給油路に配置されると共に、一端でバネ80κ2によって他端側に付勢される一方、前記他端側で前記ライン圧または信号圧を印加されて前記一端側に付勢される(スプール80κ1を有する)潤滑切換弁(カットバルブ)80κとを備えると共に、前記潤滑切換弁は、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超えないセット状態において前記分岐点を前記潤滑ポートに接続する一方、前記信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点と前記潤滑ポートの接続を遮断するように構成したので、ギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66に油圧を供給して動作させるとき、第1、第2クラッチ24,26への潤滑用としての油圧供給を遮断することで引き摺りトルク(クラッチドグトルク)の発生を抑制でき、よってギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66の動作時間を短縮することができる。また、潤滑供給油路80ηに機械的な潤滑切換弁(カットバルブ)80κを追加するのみで足りることから、換言すれば潤滑切換弁の制御に専用の電磁弁を用いずにライン圧制御用の電磁弁を流用することから、部品点数の増加を招くことがないために構成としても簡易であり、コストアップを招くことがない。
More specifically, first and second input shafts (odd-
また、前記自動変速機Tが前記原動機にトルクコンバータ12を介して接続されると共に、前記ライン圧供給油路80eから分岐点80w3で分岐されて前記潤滑ポート80θに接続される潤滑供給油路80ηが前記トルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dの油圧室に接続される如く構成したので、上記した効果に加え、トルクコンバータ12のロックアップクラッチ12dの油圧室から排出される油圧を潤滑用に流用することができ、油圧ポンプ80cから吐出される油圧を効率的に使用することができる。
The automatic transmission T is connected to the prime mover via a
また、前記信号圧供給回路には方向切換弁(LCシフトバルブ)80yが配置されると共に、前記方向切換弁(LCシフトバルブ)80yは前記電磁制御弁(第6リニアソレノイドバルブバルブ)80xが励磁されるとき、前記分岐点80w3と前記潤滑ポート80θの接続を遮断する前記作動状態となるように前記信号圧を出力する如く構成したので、上記した効果に加え、ギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ、より具体的には第1、第2クラッチ24,26への潤滑用としての油圧供給を確実に遮断することができる。
The signal pressure supply circuit is provided with a direction switching valve (LC shift valve) 80y, and the direction switching valve (LC shift valve) 80y is excited by the electromagnetic control valve (sixth linear solenoid valve valve) 80x. In this case, since the signal pressure is output so as to be in the operating state in which the connection between the branch point 80w3 and the lubrication port 80θ is cut off, in addition to the effects described above, a gear fastening mechanism (synchronizing mechanism) 60 is provided. When the hydraulic pressure is supplied from No. 66 to 66, the hydraulic pressure supply for lubrication to the clutch, more specifically, the first and
また、前記潤滑切換弁(カットバルブ)80κは、前記ライン圧または信号圧が前記バネのセット荷重を超える作動状態において前記分岐点80w3と前記潤滑ポート80θの接続を遮断して前記ライン圧の一部を前記リザーバ80aに全てドレンする如く構成したので、上記した効果に加え、ギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ、より具体的には第1、第2クラッチ24,26への潤滑用としての油圧供給を一層確実に遮断することができる。
In addition, the lubrication switching valve (cut valve) 80κ cuts off the connection between the branch point 80w3 and the lubrication port 80θ in an operating state in which the line pressure or signal pressure exceeds the set load of the spring, thereby reducing the line pressure. In addition to the effects described above, when the hydraulic pressure is supplied to the gear fastening mechanism (synchronizing mechanism) 60 to 66, the clutch, more specifically, the first, The hydraulic pressure supply for lubrication to the
また、前記車両1の走行状態に応じて前記変速段ギヤを変更する変速が要求されるか否か判断する変速要求判断手段(シフトコントローラ84,S10)と、前記変速要求判断手段によって変速が要求されたと判断されるとき前記電磁制御弁(第6リニアソレノイドバルブバルブ)80xを動作させて前記調整弁(レギュレータバルブ)80dに信号圧を供給して前記ライン圧を昇圧させる昇圧指示手段(シフトコントローラ84,S12)とを備える如く構成したので、上記した効果に加え、変速要求に応じてギヤ締結機構(シンクロ機構)60から66に油圧を供給して動作させるとき、クラッチ、より具体的には第1、第2クラッチ24,26への潤滑用としての油圧供給を一層確実に遮断することができる。
Further, a shift request is determined by a shift request determining means (shift
尚、上記において、ツインクラッチ型の自動変速機を説明したが、ツインクラッチ型の自動変速機は例示した構成に止まらず、クラッチ、入力軸、出力軸、ギヤ締結機構があれば、どのような構成であっても良い。 In the above description, the twin-clutch type automatic transmission has been described. However, the twin-clutch type automatic transmission is not limited to the illustrated configuration, and any clutch, input shaft, output shaft, and gear fastening mechanism can be used. It may be a configuration.
また、原動機としてエンジン(内燃機関)を例示したが、それに限られるものではなく、エンジンと電動機とのハイブリッドであっても良く、電動機であっても良い。 Moreover, although the engine (internal combustion engine) was illustrated as a prime mover, it is not restricted to it, The hybrid of an engine and an electric motor may be sufficient, and an electric motor may be sufficient.
T 変速機(自動変速機)、1 車両、10 エンジン(原動機)、12 トルクコンバータ、12d ロックアップクラッチ、14 偶数段入力軸、16 奇数段入力軸、18 アイドル軸、20 第1副入力軸、22 第2副入力軸、24 第1クラッチ、26 第2クラッチ、28 出力軸、32,34,36,38,40,42,44,46 ドライブギヤ(変速段ギヤ)、48,50,52,54 ドリブンギヤ、56 RVSアイドルギヤ(変速段ギヤ)、58 RVSクラッチ、60,62,64,66 シンクロ機構(ギヤ締結機構)、76 車輪、80 油圧供給装置、80c 油圧ポンプ、80d レギュレータバルブ(調整弁)、80e 油路(ライン圧供給油路)、80w 第5リニアソレノイドバルブ、80w3 分岐点、80x 第6リニアソレノイドバルブ(電磁制御弁)、80y LCシフトバルブ(方向切換弁)、80z TCレギュレータバルブ、80α 油路(信号圧供給油路)、80δ 選択機構、80η 油路(潤滑供給油路)、80θ 潤滑ポート、80κ カットバルブ(潤滑切換弁)、80κ2 バネ、84 シフトコントローラ T transmission (automatic transmission), 1 vehicle, 10 engine (prime mover), 12 torque converter, 12d lock-up clutch, 14 even-numbered input shaft, 16 odd-numbered input shaft, 18 idle shaft, 20 first auxiliary input shaft, 22 second auxiliary input shaft, 24 first clutch, 26 second clutch, 28 output shaft, 32, 34, 36, 38, 40, 42, 44, 46 drive gear (shift gear), 48, 50, 52, 54 driven gear, 56 RVS idle gear (shift gear), 58 RVS clutch, 60, 62, 64, 66 synchro mechanism (gear fastening mechanism), 76 wheels, 80 hydraulic supply device, 80c hydraulic pump, 80d regulator valve (regulating valve) ), 80e oil passage (line pressure supply oil passage), 80w fifth linear solenoid valve, 80w3 branch point, 80x 6th linear solenoid valve (electromagnetic control valve), 80y LC shift valve (direction switching valve), 80z TC regulator valve, 80α oil passage (signal pressure supply oil passage), 80δ selection mechanism, 80η oil passage (lubrication supply oil passage) , 80θ Lubrication port, 80κ Cut valve (Lubrication switching valve), 80κ2 Spring, 84 Shift controller
Claims (6)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068607A JP2013199985A (en) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | Oil pressure supply device of automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068607A JP2013199985A (en) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | Oil pressure supply device of automatic transmission |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013199985A true JP2013199985A (en) | 2013-10-03 |
Family
ID=49520372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012068607A Pending JP2013199985A (en) | 2012-03-26 | 2012-03-26 | Oil pressure supply device of automatic transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013199985A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035285A (en) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | トヨタ自動車株式会社 | Hydraulic control circuit of vehicle power transmission system |
KR20160049283A (en) * | 2014-10-27 | 2016-05-09 | 현대 파워텍 주식회사 | Device of hydraulic circuit in wet DCT using assistant motor-driven pump |
-
2012
- 2012-03-26 JP JP2012068607A patent/JP2013199985A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016035285A (en) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | トヨタ自動車株式会社 | Hydraulic control circuit of vehicle power transmission system |
KR20160049283A (en) * | 2014-10-27 | 2016-05-09 | 현대 파워텍 주식회사 | Device of hydraulic circuit in wet DCT using assistant motor-driven pump |
KR101704125B1 (en) | 2014-10-27 | 2017-02-22 | 현대 파워텍 주식회사 | Device of hydraulic circuit in wet DCT using assistant motor-driven pump |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5702228B2 (en) | Hydraulic supply device for transmission | |
JP5702229B2 (en) | Hydraulic supply device for transmission | |
US8216110B2 (en) | Shifting control system | |
JP5348048B2 (en) | Power transmission mechanism control device and power transmission device | |
JP5485370B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP6168107B2 (en) | Power transmission control device | |
JP2009156464A (en) | Shifting control system of automatic-manual transmission | |
EP2063151B1 (en) | Abnormal-period automatic shift control apparatus of automated manual transmission | |
JP2007223442A (en) | Controller of hybrid vehicle | |
JP2013194893A (en) | Control device of automatic transmission | |
JP5552136B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP2013217492A (en) | Hydraulic pressure supply device of automatic transmission | |
JP5512336B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP2013199985A (en) | Oil pressure supply device of automatic transmission | |
WO2013161697A1 (en) | Control device for automatic transmission | |
US20160017985A1 (en) | Automatic transmission control apparatus | |
JP5947070B2 (en) | Transmission control device | |
JP2016031118A (en) | Automatic transmission hydraulic pressure supply device | |
JP5528854B2 (en) | Control device for automatic transmission | |
JP2005233390A (en) | Hydraulic control device of automatic transmission | |
US10082204B2 (en) | Control apparatus and method of automatic transmission | |
JP2007239959A (en) | Control device of hybrid vehicle | |
JP2018100737A (en) | Lubrication control device for friction fastening element | |
JP2007320542A (en) | Control device for hybrid vehicle | |
JP2007206881A (en) | Hydraulic control valve |