JP2013198135A - フェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法 - Google Patents

フェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験信号の不連続性の影響を低減することができるという効果を有するフェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法を提供する。
【解決手段】フェージングシミュレータ20は、フレームの先頭を示す情報であるフレームタイミング情報を取得することによって入力信号のフレーム位置を検出するフレームタイミング生成部24と、入力信号のフレーム位置を検出したことを条件にフェージング効果を付加する設定を切り替えるフェージング選択部70と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば携帯電話やモバイル端末等の移動通信端末に対して電波伝搬環境を模擬するフェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法に関する。
近年、携帯電話やモバイル端末等の移動通信端末が急速に発達している。基地局から移動通信端末に到達する電波は、その伝搬経路の地形や構造物などによる反射、散乱、あるいは回折などにより多重波になり、電波の振幅及び位相は場所によってランダムに変化する。この伝搬経路内を移動しながら基地局からの電波を受信する場合には、電波のマルチパス伝搬によるフェージングが生じる。その結果、デジタル方式の通信環境では符号誤りが増大し、伝送品質が大きく劣化する。そのため、移動通信端末の通信性能を評価する際には、基地局を模擬した基地局擬似装置とともに電波伝搬環境を模擬するフェージングシミュレータと呼ばれる装置が利用されている。
複数の電波伝搬環境下での試験を複数のパラメータの変更により連続的に行う際には、基地局擬似装置と移動通信端末との間での接続を維持したままフェージングシミュレータの動作を変更できることが望ましい。このため、例えば、特許文献1に記載されたフェージングシミュレータが提案されている。
特許文献1記載のフェージングシミュレータは、入力信号に対して伝送路を模擬する処理を施し、入力信号について得られる最初の有効な処理結果から順次出力する信号処理部と、入力信号に対する蓄積を行い、信号処理部から最初の有効な処理結果が出力されるタイミングに合わせて、蓄積した入力信号の読出しを開始する信号バイパス部と、信号処理部の出力又は信号バイパス部の出力のいずれかを選択的に出力する信号選択部と、信号処理部に対するパラメータ又は機能の変更処理を行っている期間を除く期間には信号処理部の出力を信号選択部から出力させ、変更処理を行っている期間は、信号バイパス部から読出された信号を信号選択部から出力させる制御部と、を備えている。
この構成により、特許文献1記載のものは、信号処理部が入力信号について得られる最初の有効な処理結果データの出力タイミングを信号バイパス部に通知し、そのタイミングに合わせて信号バイパス部が蓄積していた入力信号の読出しを開始するので、信号バイパス部の遅延を信号処理部と同等の遅延に自動で合わせることができ、パラメータの変更の際に信号を途切れさせることがなくなる。
特開2009−188932号公報
ところで、移動通信においては、通信データを時間軸方向で区分した通信データ単位が規定されるのが一般的である。この通信データ単位は、フレーム、サブフレーム、スロット等と呼称され、移動通信端末の評価の際も、この通信データ単位(以後、フレームと呼ぶ。)を基準として測定が行われる場合がある。例えばスループット測定においては、フレーム毎の受信成功の可否を判断する。一方で、前述したフェージングの設定変更を行うと、その変更の際の試験信号の振幅、位相等の成分に不連続性が生じ、正確な測定ができないおそれがある。したがって、前述したフェージングの設定変更も、フレームと同期して行われるのが望ましい。
しかしながら、特許文献1記載のものは、フレームとは非同期でフェージングの設定変更が行われるため、測定対象のフレームの途中でフェージングの設定変更が行われてしまい、このフレームについて正確な測定ができず、移動通信端末の通信性能の評価が正確に得られないという課題があった。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、フレームと同期してフェージングの設定変更を行うことにより、移動通信端末の通信性能の評価の精度を向上することができるフェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係るフェージングシミュレータは、試験対象の移動通信端末(2)に送信するための信号を入力し、当該入力信号にフェージング効果を付加して出力するフェージングシミュレータ(20)であって、前記移動通信端末に送信するための1フレーム分の前記入力信号を先頭のパケットから最後尾のパケットまでの複数のパケットに分割して順次格納したパケット列を受けて、このパケット列のそれぞれのパケットから前記入力信号を取り出すとともに、前記先頭のパケットに含まれるフレーム開始位置を示すフレームタイミング情報を取得する入力信号受信手段(30)と、前記フレームタイミング情報を取得したタイミングに基づいて前記入力信号のフレーム位置を検出するフレーム位置検出手段(24)と、前記入力信号のフレーム位置を検出したことを条件に前記フェージング効果を付加する設定を切り替える切替手段(70)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項1に係るフェージングシミュレータは、複数のパケットの先頭を示す情報に基づいて、入力信号のフレーム位置を検出したタイミングでフェージング効果を付加する設定を切り替えるので、移動通信端末の通信性能の評価の精度を向上させることができる。
本発明の請求項2に係るフェージングシミュレータは、前記入力信号のフレーム位置を検出したタイミングを予め定められた時間オフセットさせるオフセット手段(40)をさらに備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項2に係るフェージングシミュレータは、オフセット手段によるオフセットの設定により、フェージング設定の切り替えの時間的位置を任意の位置にセットすることができる。
本発明の請求項3に係るフェージングシミュレータは、前記フェージング効果を付加するための複数のフェージング設定データを記憶するフェージング設定データ記憶手段(60)をさらに備え、前記切替手段は、前記フェージング設定データ記憶手段からフェージング設定データを順次読み出して切り替える処理を繰り返すものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項3に係るフェージングシミュレータは、フェージング設定データ記憶手段からフェージング設定データを順次読み出して切り替える処理を繰り返すことができる。
本発明の請求項4に係る移動通信端末試験システムは、フェージングシミュレータ(20)と、基地局の動作を模擬して前記移動通信端末と通信を行う基地局模擬装置(10)と、を備え、前記基地局模擬装置は、前記入力信号を発生する入力信号発生手段(11)と、前記入力信号発生手段が発生した前記入力信号を格納したパケットを生成するとともに前記先頭のパケットに前記フレームタイミング情報を付加し、前記パケット列として前記フェージングシミュレータに出力するパケット列信号出力手段(12)と、前記フェージングシミュレータから前記フェージング効果が付加された信号を入力して前記移動通信端末に送信する送信手段(13)と、前記フェージング効果が付加された信号に対して前記移動通信端末が送信する信号を受信する受信手段(15)と、前記受信手段が受信した信号を測定する測定手段(16)と、を備えた構成を有している。
この構成により、本発明の請求項4に係る移動通信端末試験システムは、測定手段により、受信手段が受信した信号を測定することができる。
本発明の請求項5に係る移動通信端末試験システムは、前記入力信号発生手段は、前記入力信号を前記測定手段に出力するものであり、前記測定手段は、前記フェージング効果を付加する設定の切り替えが発生したフレームを除外して、前記入力信号発生手段からの前記入力信号と、前記受信手段からの信号とを照合してエラーレートを算出するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項5に係る移動通信端末試験システムは、精度を向上したエラーレートを算出することができる。
本発明の請求項6に係る移動通信端末試験システムは、前記測定手段は、前記移動通信端末が送信した受信成功の可否を示す信号を前記受信手段から受け、前記フェージング効果を付加する設定の切り替えが発生したフレームを除外して、前記受信成功の可否を示す信号に基づいて受信成功率を算出するものである構成を有している。
この構成により、本発明の請求項6に係る移動通信端末試験システムは、精度を向上した受信成功率を算出することができる。
本発明の請求項7に係るフェージングシミュレーション方法は、試験対象の移動通信端末(2)に送信するための信号を入力し、当該入力信号にフェージング効果を付加して出力するフェージングシミュレータ(20)を用いたフェージングシミュレーション方法であって、前記移動通信端末に送信するための1フレーム分の前記入力信号を先頭のパケットから最後尾のパケットまでの複数のパケットに分割して順次格納したパケット列を受けて、このパケット列のそれぞれのパケットから前記入力信号を取り出すパケット受信ステップ(S11)と、前記先頭のパケットに含まれるフレーム開始位置を示すフレームタイミング情報を取得するフレームタイミング情報取得ステップ(S12)と、前記フレームタイミング情報を取得したタイミングに基づいて前記入力信号のフレーム位置を検出するフレーム位置検出ステップ(S15)と、前記入力信号のフレーム位置を検出したことを条件に前記フェージング効果を付加する設定を切り替える切替ステップ(S21)と、を含む構成を有している。
この構成により、本発明の請求項7に係るフェージングシミュレーション方法は、複数のパケットの先頭を示す情報に基づいて、入力信号のフレーム位置を検出したタイミングでフェージング効果を付加する設定を切り替えるので、移動通信端末の通信性能の評価の精度を向上させることができる。
本発明は、フレームと同期してフェージングの設定変更を行うことにより、移動通信端末の通信性能の評価の精度を向上することができるという効果を有するフェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法を提供することができるものである。
本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるブロック構成図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるパルス列を示す図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるフェージングシミュレータのブロック構成図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるフェージング設定の説明図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるメインフローチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態において、フェージングシミュレーション信号出力処理のフローチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるフェージングシミュレータの動作を示すタイミングチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるオフセット長の説明図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるオフセット長を設けた際の効果の説明図である。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるスループット測定のフローチャートである。 本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態におけるビットエラーレート測定のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明に係る移動通信端末試験システムの一実施形態における構成について説明する。なお、前述の通信データ単位について、本発明ではフレームと呼称する。
図1に示すように、本実施形態における移動通信端末試験システム1は、移動通信端末2の移動時における受信性能を評価するものであって、基地局模擬装置10、フェージングシミュレータ20を備えている。
基地局模擬装置10は、試験信号発生部11、パケット生成部12、送信部13、デジタルベースバンドインタフェース(デジタルBBIF)14、受信部15、測定部16を備えている。この基地局模擬装置10は、例えば同軸ケーブルを介して、移動通信端末2に接続されている。
試験信号発生部11は、デジタル値のベースバンド信号を記憶又は生成し、このベースバンド信号をパケット生成部12経由でデジタルBBIF14に出力するようになっている。この試験信号発生部11は、本発明に係る入力信号発生手段を構成する。
パケット生成部12は、基地局模擬装置10内のクロックに同期させて、試験信号発生部11が生成したベースバンド信号を含むパケットを生成するようになっている。パケット生成部12が生成するパケットについて、図2を用いて説明する。
図2に示すように、パケット生成部12が生成する各パケットは、シリアル番号の情報を含むヘッダと、ベースバンド信号を含むペイロードとを有する。図示のように、パケット生成部12は、先頭から最後尾までの、例えば100個からなるパケット列に含まれる各パケットを生成する。このパケット列は、1つのフレームを構成するベースバンド信号を分割してそれぞれのパケットのペイロードに格納したものである。例えば、1つのパケットのペイロードには、1サンプル分のデータが格納される。パケット生成部12は、試験信号発生部11からフレーム単位で出力されるベースバンド信号を受けることによりフレームを認識し、フレーム毎にこのパケット列を生成する構成であってもよい。または、パケット生成部12は、試験信号発生部11から連続的にベースバンド信号を受けるとともに、フレームの先頭のベースバンド信号を受ける毎に試験信号発生部11からフレームの先頭を示す情報を受けることによりフレームを認識し、フレーム毎にこのパケット列を生成する構成であってもよい。各パケットのうち、先頭のパケットのヘッダにのみ、フレームの先頭を示す情報がエンコードされて含まれている。この情報は、後述するフレームタイミングを検出するための情報であり、以下「フレームタイミング情報」と呼ぶ。パケット生成部12は、図2に示したようなパケット列を順次生成して出力するようになっている。なお、パケット長は、1つのパケット列において互いに同じでもよいし、互いに異なってもよい。
送信部13は、フェージングシミュレータ20によってフェージング効果が付加されたベースバンド信号を入力し、所定のRF(無線周波数)信号にアップコンバートして移動通信端末2に出力するようになっている。この送信部13は、本発明に係る送信手段を構成する。
デジタルBBIF14は、基地局模擬装置10とフェージングシミュレータ20との間の信号の入出力を、パケット伝送により行うようになっている。具体的には、デジタルBBIF14は、パケット生成部12で生成された各パケットをフェージングシミュレータ20に送信するとともに、フェージングシミュレータ20から受信した各パケットのペイロードに含まれる、フェージング効果が付加されたベースバンド信号を送信部13に送出している。
受信部15は、移動通信端末2から受信した信号を測定部16に出力するようになっている。この受信部15は、本発明に係る受信手段を構成する。
測定部16は、移動通信端末2から受信した信号に基づいて、例えば、スループットの測定、BER(Bit Error Rate)の測定を行って、測定結果を表示部(図示せず)に表示するようになっている。この測定部16は、本発明に係る測定手段を構成する。
図3に、フェージングシミュレータ20の詳細なブロック構成図を示す。図3に示すように、フェージングシミュレータ20は、操作部21、設定部22、表示部23、入力信号受信部30、オフセットタイミング生成部40、フレームタイミング生成部24、設定変更サイクル生成部50、フェージング設定バッファ部60、フェージング選択部70、フェージング演算部25、パケット送信部26を備えている。
このフェージングシミュレータ20は、試験者が設定した各種のフェージング効果を入力信号に付加するためのパラメータ(例えば、遅延、減衰、散乱等の設定パラメータ)による設定(以下「フェージング設定」という。)によって定められる各種の信号を順次、予め定められた回数又は時間だけ繰り返しながら基地局模擬装置10を介して移動通信端末2に出力するようになっている。本実施形態では、フェージング設定をPとおりとし、フェージング設定#1〜#Pで示す。
図4に示すように、フェージングシミュレータ20は、フェージング設定#1〜#Pの各種のフェージング効果が入力信号に付加された信号を、順次、例えば10時間連続して繰り返しながら基地局模擬装置10を介して移動通信端末2に出力するものである。
操作部21は、移動通信端末2の試験における各試験条件の入力や、表示部23の表示内容を設定するため、試験者が操作するものであって、例えば、キーボード、ダイヤル又はマウスのような入力デバイス、これらを制御する制御回路やソフトウェア等で構成されている。
操作部21に入力される試験条件としては、例えば、試験信号の通信方式、フェージング設定#1〜#Pの各パラメータ設定値、オフセット長、設定変更サイクル等である。
ここで、試験信号の通信方式としては、例えば、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)等である。通信方式が指定されれば、フレーム長や、1フレームに含まれるサンプル数が決まる。
また、オフセット長は、基地局模擬装置10からフレーム毎に入力する所定のフレーム信号の開始位置に対して、フェージング設定の変更タイミングを設定する時間的位置を表したものである。このオフセット長は、入力信号をサンプリングした場合のサンプル数で表すことができる。ただし、オフセット長を時間で表してもよい。
設定変更サイクルは、フェージング設定#1〜#Pの各種のフェージング効果が入力信号に付加された信号を移動通信端末2に出力する各時間長である。例えば、フェージング設定#1では200ミリ秒、フェージング設定#2では300ミリ秒、といった時間長である。この時間長は、フェージング設定#1〜#Pにおいて同じであってもよいし、互いに異なっていてもよく、試験内容に応じて試験者が任意に設定できる。
設定部22は、試験者が操作部21を操作することによって入力したフェージング設定の情報をフェージング設定バッファ部60に出力するようになっている。また、設定部22は、試験者が操作部21を操作した情報を表示部23に出力するようになっている。
表示部23は、試験者が操作部21を操作した情報を表示するとともに、フェージング試験の動作状態を表示するようになっている。
入力信号受信部30は、パケット受信部31、ヘッダデコード部32を備えている。
パケット受信部31は、基地局模擬装置10からのパケットを受信し、受信したパケットをヘッダとペイロードとに分離するようになっている。そして、ヘッダデコード部32は、ヘッダの信号をヘッダデコード部32に出力し、ペイロードに含まれるベースバンド信号をオフセットカウンタ41及びフェージング演算部25に出力するようになっている。
ヘッダデコード部32は、ヘッダの信号をデコードし、ヘッダの信号にフレームタイミング情報が含まれていた場合は、フレームタイミング情報を含むフレームを検出したことを示す信号(以下「フレームラッチ信号」という。)をイネーブル状態にしてフレームタイミング生成部24及びオフセットカウンタ41に出力するようになっている。
オフセットタイミング生成部40は、オフセットカウンタ41、オフセット判定部42を備えている。このオフセットタイミング生成部40は、本発明に係るオフセット手段を構成する。
オフセットカウンタ41は、ヘッダデコード部32からイネーブル状態のフレームラッチ信号を入力すると、基地局模擬装置10から入力する入力信号のサンプル数をカウントするようになっている。カウントしたサンプル数のデータは、オフセット判定部42に入力される。
オフセット判定部42は、オフセットカウンタ41がカウントしたサンプルのカウント数のデータと、設定部22が設定したオフセット長を示すデータとを入力するようになっている。そして、オフセット判定部42は、オフセットカウンタ41がカウントしたサンプルのカウント数と、設定部22が設定したオフセット長に相当するサンプル数とを比較して、オフセットカウンタ41がカウントしたサンプル数がオフセット長相当になったとき、フレームカウントを開始するためのオフセットパルスをフレームタイミング生成部24に出力するようになっている。
フレームタイミング生成部24は、ヘッダデコード部32からフレームラッチ信号を入力し、かつ、オフセット判定部42からオフセットパルスを入力したとき、その入力タイミングでフレーム位置を示すフレームパルスを設定変更サイクル生成部50に出力するようになっている。ここで、フレームパルスは、ヘッダデコード部32及びオフセットカウンタ41にも出力される。ヘッダデコード部32は、フレームパルスの入力タイミングでカウント数をクリアする。オフセットカウンタ41は、フレームパルスの入力タイミングでカウント数をクリアする。なお、フレームタイミング生成部24は、本発明に係るフレーム位置検出手段を構成する。
設定変更サイクル生成部50は、サイクルカウンタ51、設定変更サイクル判定部52を備えている。
サイクルカウンタ51は、フレームタイミング生成部24が出力するフレームパルス数をカウントするようになっている。
設定変更サイクル判定部52は、サイクルカウンタ51がカウントしたフレームパルスのカウント数のデータと、設定部22が設定した設定変更サイクル値のデータとを入力するようになっている。そして、設定変更サイクル判定部52は、サイクルカウンタ51がカウントしたフレームパルスのカウント数が設定変更サイクル値相当になったとき、設定変更パルスをフェージング選択部70に出力するようになっている。
フェージング設定バッファ部60は、フェージング設定#1〜#Pを示すデータをそれぞれ一時的に記憶するフェージング設定バッファ部61〜6Pを備えている。このフェージング設定バッファ部60は、本発明に係るフェージング設定データ記憶手段を構成する。
フェージング選択部70は、設定変更カウンタ71、セレクタ72を備えている。このフェージング選択部70は、本発明に係る切替手段を構成する。
設定変更カウンタ71は、設定変更サイクル判定部52から入力する設定変更パルス数をカウントするようになっている。
セレクタ72は、設定変更カウンタ71からの信号に基づいて、フェージング設定バッファ部61〜6Pのいずれか1つを選択し、選択したフェージング設定バッファに一時記憶されているフェージング設定のデータをフェージング演算部25に出力するようになっている。
フェージング演算部25は、フェージング選択部70が選択したフェージング設定のデータと、基地局模擬装置10からのベースバンド信号とを入力するようになっている。そして、フェージング演算部25は、基地局模擬装置10から入力するベースバンド信号に、フェージング選択部70が選択したフェージング設定で示されるフェージング効果を付加して出力するようになっている。そして、パケット送信部26は、フェージング効果が付加されたベースバンド信号をペイロードに格納したパケットを生成し、このパケットを基地局模擬装置10に送信する。
次に、本実施形態における移動通信端末試験システム1の動作について図5〜図10を用いて説明する。
図5に示すように、移動通信端末試験システム1は、フェージングシミュレータ20が基地局模擬装置10から信号を入力(ステップS1)した後、フェージングシミュレーション信号出力処理(ステップS10)、測定処理(ステップS30)を実行する。
まず、ステップS10のフェージングシミュレーション信号出力処理について、図6を用いて説明する。
パケット受信部31は、パケットを受信し(ステップS11)、受信したパケットをヘッダ部とペイロード部とに分離する。ヘッダ部の信号はヘッダデコード部32に入力され、ペイロード部に含まれるベースバンド信号はオフセットカウンタ41及びフェージング演算部25に入力される。
ヘッダデコード部32は、ヘッダ部の信号をデコードし、ヘッダ部の信号にフレームタイミング情報が含まれている場合は、フレームラッチ信号をイネーブル状態にしてフレームタイミング生成部24及びオフセットカウンタ41に出力する(ステップS12)。
オフセットカウンタ41は、ヘッダデコード部32からイネーブル状態のフレームラッチ信号を入力すると、パケット受信部31から入力するベースバンド信号のサンプル数をカウントする(ステップS13)。
オフセット判定部42は、オフセットカウンタ41がカウントしたサンプルのカウント数のデータと、設定部22が設定したオフセット長を示すデータとを入力する。そして、オフセット判定部42は、オフセットカウンタ41がカウントしたサンプルのカウント数がオフセット長相当になったとき、オフセットパルスをフレームタイミング生成部24に出力する(ステップS14)。
フレームタイミング生成部24は、ヘッダデコード部32からイネーブル状態のフレームラッチ信号を入力し、かつ、オフセット判定部42からオフセットパルスを入力したとき、その入力タイミングでフレームパルスを設定変更サイクル生成部50に出力する(ステップS15)。
オフセットカウンタ41は、フレームパルスの入力タイミングでカウント数をクリアする(ステップS16)。
ヘッダデコード部32は、フレームパルスの入力タイミングで、フレームラッチ信号をイネーブル状態からディセーブル状態にする(ステップS17)。
サイクルカウンタ51は、フレームタイミング生成部24が出力するフレームパルス数をカウントする(ステップS18)。
設定変更サイクル判定部52は、サイクルカウンタ51がカウントしたフレームパルスのカウント数のデータと、設定部22が設定した設定変更サイクル値のデータとを入力する。そして、設定変更サイクル判定部52は、サイクルカウンタ51がカウントしたフレームパルスのカウント数が設定変更サイクル値相当になったら設定変更パルスをフェージング選択部70に出力する(ステップS19)。
設定変更カウンタ71は、設定変更サイクル判定部52から入力する設定変更パルス数をカウントする(ステップS20)。
セレクタ72は、設定変更カウンタ71のカウント値に応じて、フェージング設定バッファ部61〜6Pのいずれか1つを選択する(ステップS21)。例えば、セレクタ72は、カウント値=1の場合(初期値)はフェージング設定バッファ部61を選択、カウント値=2の場合はフェージング設定バッファ部62を選択、・・・カウント値=Pの場合はフェージング設定バッファ部6Pを選択する。なお、カウント値=Pの次はカウント値=1(初期値)に戻る。
フェージング演算部25は、フェージング選択部70が選択したフェージング設定のデータと、基地局模擬装置10から入力するベースバンド信号とを入力する。そして、フェージング演算部25は、基地局模擬装置10からのベースバンド信号に、フェージング選択部70が選択したフェージング設定で示されるフェージング効果を付加して出力する(ステップS22)。パケット送信部26は、フェージング効果が付加されたベースバンド信号をペイロードに格納したパケットを生成し、基地局模擬装置10に送信する。
次に、フェージングシミュレータ20の動作を、図7、図8に示すタイミングチャートに基づき説明する。
図7に示すように、先頭のパケットのヘッダに含まれるフレームタイミング情報がヘッダデコード部32によって検出されると、フレームラッチ信号がイネーブル状態に設定される。
オフセットカウンタ41でサンプル数をカウントし、サンプル数がオフセット長相当になったらオフセット判定部42からオフセットパルスが出力される。
フレームタイミング生成部24は、フレームラッチ信号とオフセットパルスの入力タイミングでフレームパルスを出力する。このフレームパルスの出力タイミングで、ヘッダデコード部32ではフレームラッチ信号がイネーブル状態からディセーブル状態に変更され、オフセットカウンタ41ではカウント数がクリアされる。
サイクルカウンタ51がフレームパルス数をカウントし、フレームパルス数が設定変更サイクル値相当になったら設定変更パルスを設定変更サイクル判定部52が出力する。設定変更カウンタ71は設定変更パルスをカウントし、セレクタ72は設定変更パルス数に応じてフェージング設定バッファの1つを選択する。
図示の例では、設定変更カウンタ71の値を初期値の「1」からとし、セレクタ72は、設定変更カウンタ71の値に応じてフェージング設定バッファ61(フェージング設定#1)からフェージング設定バッファ63(フェージング設定#3)までを順次選択している。設定変更カウンタ71の値が「P」になると初期値に戻って以降繰り返す。
図8は、オフセット長の説明図である。図8の上段に示すように、オフセット長=0の場合は、信号のフレームタイミングと、フェージング設定を変更するタイミングとが一致している。
一方、図8の下段に示すように、オフセット長≠0の場合は、入力信号のフレームタイミングに対して、フェージング設定を変更するタイミングがオフセット長分だけずれている。このオフセット長は、前述のように試験者が任意の値に設定できるものである。
次に、オフセット長を設けた際の効果について、図9を用いて説明する。
図9(a)は、フェージング設定#1からフェージング設定#2に切り替わる際の、オフセット長=0の場合を示しており、フレーム信号81と82との接続箇所、すなわちフレーム信号82の先頭でフェージング設定を切り替えている。
フェージング演算部25の構成によっては、フェージング設定を切り替える切替時間はゼロにはならない場合がある。この切替時間は、例えばマイクロ秒のオーダである。切替時間を仮に100μsとすると、通信方式がLTEの場合、この切替時間は1〜2シンボルに相当する。図9(a)に示したように、フレーム信号81と82との間でフェージング設定を切り替える場合は、フェージング設定の切替処理が両方のフレーム信号に影響を与え、2つのフレームにまたがってエラーを生じる。
そこで、図9(b)に示すように、フレーム信号82の先頭からオフセット長だけ遅らせた位置に変更すると、フレーム信号81はフェージング設定の切替処理の影響を受けず、フレーム信号82のみにその影響を受けるようにすることができる。したがって、オフセット長を設けることにより、オフセット長を設けない場合よりも、フェージング設定の切替処理の影響を受ける可能性を特定のフレームのみに留めることができて好ましい。
このとき、試験者は、オフセット長を設定して、フェージング設定の切替位置に該当するフレーム信号(図9(b)ではフレーム信号82)を試験評価の対象から外すようにすればよい。例えば、該当するフレーム信号にはダミーデータを入れたり、該当するフレーム信号を廃棄したりすることができる。これにより、移動通信端末試験システム1は、通信性能の評価の精度を向上させることができる。
なお、図9(b)に示した例では、フェージング設定#2が設定されるフレーム信号のうち、先頭のフレーム信号82の期間内でフェージング設定の切替処理を行うものであるが、例えば、図9(c)に示すように、フェージング設定#1が設定されるフレーム信号のうち、最終のフレーム信号の期間内でフェージング設定の切替処理を行うようにしてもよい。
次に、ステップS30の測定処理(図5参照)について、スループット測定の場合と、BER測定の場合と、を例に挙げて説明する。
まず、スループット測定の場合について、図10を用いて説明する。
基地局模擬装置10の送信部13は、フェージング効果が付加された所定の試験信号を移動通信端末2に送信する(ステップS31)。なお、送信する試験信号の内容は、特に限定されない。
受信部15は、送信部13のデータ送信に対して移動通信端末2が送信する、受信成功の可否を示すACK信号又はNACK信号を受信する(ステップS32)。
測定部16は、ACK信号又はNACK信号の受信数からスループットを算出する(ステップS33)。例えば、測定部16は、ACKの数/(ACKの数+NACKの数)×100として、受信成功率を算出する。測定部16は、さらに、算出した受信成功率と、予め設定された閾値とを比較して合否判定を行ってもよい。ここで、試験者は、予め測定部16に対し、受信成功率の算出対象から除外するフレームを指定することができる。つまり、前述したオフセットの調整により、特定のフレームでフェージング効果を付加する設定の切り替えが行われるようにした場合に、このフレームを受信成功率の算出対象から除外するように指定する。そして、測定部16は、指定されたフレームを除外して、受信成功率の算出を行う。
次に、BER測定の場合について、図11を用いて説明する。この場合は、図1に示した基地局模擬装置10において、試験信号発生部11は、生成した試験信号をフェージングシミュレータ20及び測定部16に出力する。なお、試験信号発生部11が試験信号を予め記憶しておく構成としてもよい。
基地局模擬装置10の送信部13は、フェージング効果が付加された試験信号を移動通信端末2に送信する(ステップS41)。
移動通信端末2は、受信した試験信号を復調して復号した後、得られた試験信号をそのまま符号化して変調した後、基地局模擬装置10に送信する(ステップS42)。
基地局模擬装置10の受信部15は、移動通信端末2から受信した試験信号を復調して復号した後、測定部16に出力する(ステップS43)。
測定部16は、試験信号発生部11からの試験信号と、受信部15からの試験信号とを照合して、エラーレートを算出する(ステップS44)。算出したエラーレートは、図示しない表示部に表示される。なお、測定部16は、算出したエラーレートと予め設定された閾値とを比較して、合否判定を行ってもよい。ここで、試験者は、予め測定部16に対し、エラーレートの算出対象から除外するフレームを指定することができる。つまり、前述したオフセットの調整により、特定のフレームでフェージング効果を付加する設定の切り替えが行われるようにした場合に、このフレームをエラーレートの算出対象から除外するように指定する。そして、測定部16は、指定されたフレームを除外して、エラーレートの算出を行う。
以上のように、本実施形態における移動通信端末試験システム1は、フレームの先頭を示す情報であるフレームタイミング情報に基づいて、入力信号のフレーム位置を検出したタイミングでフェージング効果を付加する設定を切り替えるので、フェージング効果を付加する設定の切り替えをフレームに同期して行うことができ、試験信号の不連続性の影響を低減し、移動通信端末の通信性能の評価の精度を向上することができる。
すなわち、設定の切り替えをフレームの先頭に合わせて行うことにより、設定の切り替えにより生じる試験信号の不連続性の影響を無くすことができるので、評価の精度を向上することができる。または、設定の切り替えを特定のフレームで行うようにオフセットを調整することにより、試験信号の不連続性の影響をこの特定のフレームのみに留めることができる。そして、設定の切り替えの度に生じるこの特定のフレームを評価の対象外とすることにより、評価の精度を向上することができる。
以上のように、本発明に係るフェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法は、試験信号の不連続性の影響を低減することができるという効果を有し、フェージングシミュレータ、移動通信端末試験システム及びフェージングシミュレーション方法として有用である。
1 移動通信端末試験システム
2 移動通信端末(被測定装置)
10 基地局模擬装置
11 試験信号発生部(入力信号発生手段)
12 パケット生成部(パケット列信号出力手段)
13 送信部(送信手段)
14 デジタルBBIF
15 受信部(受信手段)
16 測定部(測定手段)
20 フェージングシミュレータ
21 操作部
22 設定部
23 表示部
24 フレームタイミング生成部(フレーム位置検出手段)
25 フェージング演算部
26 パケット送信部
30 入力信号受信部
31 パケット受信部
32 ヘッダデコード部
40 オフセットタイミング生成部(オフセット手段)
41 オフセットカウンタ
42 オフセット判定部
50 設定変更サイクル生成部
51 サイクルカウンタ
52 設定変更サイクル判定部
60 フェージング設定バッファ部(フェージング設定データ記憶手段)
61〜6P フェージング設定バッファ部
70 フェージング選択部(切替手段)
71 設定変更カウンタ
72 セレクタ

Claims (7)

  1. 試験対象の移動通信端末(2)に送信するための信号を入力し、当該入力信号にフェージング効果を付加して出力するフェージングシミュレータ(20)であって、
    前記移動通信端末に送信するための1フレーム分の前記入力信号を先頭のパケットから最後尾のパケットまでの複数のパケットに分割して順次格納したパケット列を受けて、このパケット列のそれぞれのパケットから前記入力信号を取り出すとともに、前記先頭のパケットに含まれるフレーム開始位置を示すフレームタイミング情報を取得する入力信号受信手段(30)と、
    前記フレームタイミング情報を取得したタイミングに基づいて前記入力信号のフレーム位置を検出するフレーム位置検出手段(24)と、
    前記入力信号のフレーム位置を検出したことを条件に前記フェージング効果を付加する設定を切り替える切替手段(70)と、
    を備えたことを特徴とするフェージングシミュレータ。
  2. 前記入力信号のフレーム位置を検出したタイミングを予め定められた時間オフセットさせるオフセット手段(40)をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のフェージングシミュレータ。
  3. 前記フェージング効果を付加するための複数のフェージング設定データを記憶するフェージング設定データ記憶手段(60)をさらに備え、
    前記切替手段は、前記フェージング設定データ記憶手段からフェージング設定データを順次読み出して切り替える処理を所定の回数繰り返すものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフェージングシミュレータ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフェージングシミュレータ(20)と、
    基地局の動作を模擬して前記移動通信端末と通信を行う基地局模擬装置(10)と、
    を備え、
    前記基地局模擬装置は、
    前記入力信号を発生する入力信号発生手段(11)と、
    前記入力信号発生手段が発生した前記入力信号を格納したパケットを生成するとともに前記先頭のパケットに前記フレームタイミング情報を付加し、前記パケット列として前記フェージングシミュレータに出力するパケット列信号出力手段(12)と、
    前記フェージングシミュレータから前記フェージング効果が付加された信号を入力して前記移動通信端末に送信する送信手段(13)と、
    前記フェージング効果が付加された信号に対して前記移動通信端末が送信する信号を受信する受信手段(15)と、
    前記受信手段が受信した信号を測定する測定手段(16)と、
    を備えたことを特徴とする移動通信端末試験システム(1)。
  5. 前記入力信号発生手段は、前記入力信号を前記測定手段に出力するものであり、
    前記測定手段は、前記フェージング効果を付加する設定の切り替えが発生したフレームを除外して、前記入力信号発生手段からの前記入力信号と、前記受信手段からの信号とを照合してエラーレートを算出するものであることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末試験システム。
  6. 前記測定手段は、前記移動通信端末が送信した受信成功の可否を示す信号を前記受信手段から受け、前記フェージング効果を付加する設定の切り替えが発生したフレームを除外して、前記受信成功の可否を示す信号に基づいて受信成功率を算出するものであることを特徴とする請求項4に記載の移動通信端末試験システム。
  7. 試験対象の移動通信端末(2)に送信するための信号を入力し、当該入力信号にフェージング効果を付加して出力するフェージングシミュレータ(20)を用いたフェージングシミュレーション方法であって、
    前記移動通信端末に送信するための1フレーム分の前記入力信号を先頭のパケットから最後尾のパケットまでの複数のパケットに分割して順次格納したパケット列を受けて、このパケット列のそれぞれのパケットから前記入力信号を取り出すパケット受信ステップ(S11)と、
    前記先頭のパケットに含まれるフレーム開始位置を示すフレームタイミング情報を取得するフレームタイミング情報取得ステップ(S12)と、
    前記フレームタイミング情報を取得したタイミングに基づいて前記入力信号のフレーム位置を検出するフレーム位置検出ステップ(S15)と、
    前記入力信号のフレーム位置を検出したことを条件に前記フェージング効果を付加する設定を切り替える切替ステップ(S21)と、
    を含むことを特徴とするフェージングシミュレーション方法。
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