JP2013190673A - 表示装置、電子掲示板装置、携帯端末装置、カーナビゲーション装置、および表示プログラム - Google Patents

表示装置、電子掲示板装置、携帯端末装置、カーナビゲーション装置、および表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
表示部を見る者が複数人いる場合に、その複数人の中から対象を1人に絞って、対象の1人に合わせて、文字の表示態様を制御することができる表示装置、電子掲示板装置、携帯端末装置、カーナビゲーション装置、および表示プログラムを提供する。
【解決手段】
表示装置1に、文字を表示する表示部11と、画像を撮影する撮像部12と、撮像部12によって撮影された画像中に2つ以上の顔画像があった場合に、いずれか1つの顔画像を選択し、選択した顔画像を用いて、表示部11に表示される文字の表示態様を制御する制御部13とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、表示装置、電子掲示板装置、携帯端末装置、カーナビゲーション装置、および表示プログラムに関する。
表示装置の分野では、ユーザと表示装置との間の距離に応じて文字の表示態様を異ならせる技術が知られている。たとえば、特許文献1,2では、距離センサを用いて、ユーザと表示装置との間の距離を測定し、測定した距離に基づいて文字サイズ等を制御することが記載されている。また、たとえば、特許文献3には、ユーザが通信機器を装着し、その通信機器と表示装置とが通信を行うことで、ユーザと表示装置との間の距離を測定し、測定した距離に基づいて文字サイズ等を制御することが記載されている。
特開平10−260666号公報 特開平11−352950号公報 特開2003−271284号公報
ユーザが1人である場合、特許文献1〜3に記載の技術によれば、ユーザと表示装置との間の距離に基づいて、文字の表示態様を制御することができる。しかしながら、たとえば、表示装置が電子掲示板装置などとして利用され、その電子掲示板装置を見る者が複数人いる場合、特許文献1〜3に記載の技術では、いずれの者に合わせて文字の表示態様を制御するかを決定することができない。
なお、特許文献1,2に記載の技術では、距離センサを用いて距離を測定しているが、距離センサは電磁波や音波を一定方向に出射し、電磁波や音波の反射を利用して距離を測定するものであるので、表示装置のユーザが複数人である場合、その複数人の顔と表示装置との間の距離を測定することができない。また、特許文献3に記載の技術では、ユーザが通信機器を装着することで距離を測定しているが、表示装置のユーザが複数人である場合、その複数人全員について通信機器を用意しなければならない。
本発明は、上述した課題を解決するためのものであり、表示部を見る者が複数人いる場合に、その複数人の中から対象を1人に絞って、対象の1人に合わせて、文字の表示態様を制御することができる表示装置、電子掲示板装置、携帯端末装置、カーナビゲーション装置、および表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、文字を表示する表示部と、
画像を撮影する撮像部と、
前記撮像部によって撮影された画像中に2つ以上の顔画像があった場合に、いずれか1つの顔画像を選択し、選択した顔画像を用いて、前記表示部に表示される文字の表示態様を制御する制御部とを備えることを特徴とする表示装置である。
また本発明は、前記制御部は、
前記撮像部によって撮影された画像中に顔画像があるか否かを判断する判断部と、
前記撮像部によって撮影された画像中に顔画像があると前記判断部が判断した場合に、その画像中に存在する顔画像を抽出する抽出部と、
前記抽出部によって2つ以上の顔画像が抽出された場合に、いずれか1つの顔画像を選択するか、または、いずれか1つの顔画像から、その顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して、その距離を選択する選択部と、
前記選択部によって選択された顔画像の面積が基準面積よりも大きいか小さいか、または、前記選択部によって選択された距離が基準距離よりも大きいか小さいかを判断する判断部と、
前記選択部によって選択された顔画像の面積は前記基準面積よりも大きい、または、前記選択部によって選択された距離は前記基準距離よりも小さいと前記判断部が判断した場合に、前記表示部に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御し、前記選択部によって選択された顔画像の面積は前記基準面積よりも小さい、または、前記選択部によって選択された距離は前記基準距離よりも大きいと前記判断部が判断した場合に、前記表示部に表示される文字の表示態様を、前記第1の表示態様よりも視認し易い第2の表示態様に制御する文字表示制御部とを含むことを特徴とする。
また本発明は、前記文字表示制御部は、前記第1の表示態様と前記第2の表示態様との間で、文字サイズを変えずに文字の書体を変える制御を行うことを特徴とする。
また本発明は、前記表示装置を含む電子掲示板装置であって、
前記選択部は、面積が最も小さな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も大きな距離を選択することを特徴とする電子掲示板装置である。
また本発明は、前記表示装置を含む携帯端末装置であって、
前記選択部は、面積が最も大きな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も小さな距離を選択することを特徴とする携帯端末装置である。
また本発明は、前記表示装置を含むカーナビゲーション装置であって、
前記撮像部は、前記カーナビゲーション装置が設けられる車両のハンドル部に設置され、
前記選択部は、面積が最も大きな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も小さな距離を選択することを特徴とするカーナビゲーション装置である。
また本発明は、表示部、撮像部、および制御部を備えるコンピュータを、前記表示装置として機能させることを特徴とする表示プログラムである。
本発明によれば、表示部を見る者が複数人いる場合に、撮像部によって、その複数人の顔画像を撮影し、制御部によって、複数人の顔画像の中から1つの顔画像を選択することで、複数人の中から対象を1人に絞って、対象の1人に合わせて、文字の表示態様を制御することができる。
また本発明によれば、表示部を見る者が複数人いる場合に、その複数人の中から対象を1人に絞り、対象の1人の顔と表示部との間の距離が小さいときに、第1の表示態様で文字を表示させ、対象の1人の顔と表示部との間の距離が大きいときに、第1の表示態様よりも視認性が高い第2の表示態様で文字を表示させることができる。
また本発明によれば、文字サイズを変えないので、表示部に表示可能な文字数は変わらない。したがって、第2の表示態様で文字を表示させるとき、表示部に表示される文字数を減らすことなく、視認性を高めることができる。
また本発明によれば、電子掲示板装置の表示部とその表示部を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字を表示し、電子掲示板装置の表示部とその表示部を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字を表示することができる。
また本発明によれば、携帯端末装置の表示部と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字を表示し、携帯端末装置の表示部と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字を表示することができる。
また本発明によれば、カーナビゲーション装置の表示部と車両の運転者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字を表示し、カーナビゲーション装置の表示部と車両の運転者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字を表示することができる。
また本発明によれば、表示部、撮像部、および制御部を備えるコンピュータを、前記表示装置として機能させることができる。
本発明に係る表示装置1の構成を示す図である。 文字の書体の制御の例を示す図である。 表示装置1の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る表示装置2の構成を示す図である。 表示装置2の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る表示装置3の構成を示す図である。 表示装置3の動作を示すフローチャートである。
以下に、本発明の第1実施形態である表示装置1について説明する。本発明に係る表示装置1は、携帯電話やスマートフォン、ポータブルPC(Personal Computer)などの携帯端末装置や、車両に設けられるカーナビゲーション装置、街頭や建物内に設けられる電子掲示板装置などとして利用される。図1に、本発明に係る表示装置1の構成を示す。表示装置1は、表示部11と、撮像部12と、制御部13とを含む。
表示部11は、たとえば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイなどである。表示部11が液晶ディスプレイである場合、表示部11は、表示画面を有する液晶表示パネルと、液晶表示パネルの表示画面とは反対側、すなわち背面側に配置されるバックライトユニットとを含む。
液晶表示パネルは、画素電極および画素電極と電気的に接続された薄膜トランジスタを有するアレイ基板、共通電極およびカラーフィルタを有するカラーフィルタ基板、ならびに、アレイ基板とカラーフィルタ基板との間に介在する液晶層を含む。液晶層は、制御部13によって、画素電極と共通電極との間に形成される電場が制御されることで画素ごとに配列が変更され、これによって、画素ごとに液晶層を透過する光の透過率が変更される。
バックライトユニットは、液晶表示パネルに、背面側から光を照射することで表示画面に画像を表示させる。バックライトユニットは、パルス幅変調方式によって出射する光の明るさが制御される1または複数の発光部を含む。発光部は、たとえば、発光ダイオード(Light Emitting Diode,LED)であり、制御部13によって、印加される周期的なパルス波のデューティー比が制御される。
撮像部12は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサなどの撮像素子を有するデジタルカメラであり、撮像素子によって取得された画像データを、制御部13に入力する。撮像部12は、所定時間おきに、たとえば、1/60秒おき〜10秒おきに、画像データを取得して制御部13に入力する。
表示装置1が携帯端末装置や電子掲示板として利用される場合、撮像部12は、表示部11に近接して設けられ、撮像素子の受光面の法線方向が、表示部11の表示画面の法線方向と一致するように設けられる。これによって、撮像部12は、表示部11の表示画面を見ようとする人を撮影することができる。表示装置1が車両に設けられるカーナビゲーション装置として利用される場合、撮像部12は、その車両のハンドル部に設けられ、撮像素子の受光面が、運転席に向くように設けられる。これによって、撮像部12は、車両の運転者を撮影することができる。
制御部13は、表示部11および撮像部12に電気的に接続され、内部に記憶されている画像データまたは外部から入力された画像データと、撮像部12によって取得されたデータとに基づいて、表示部11を制御して画像を表示させる。制御部13は、CPU(Central Processing Unit)などの制御演算回路と、DDR SDRAM(Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリ、および、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性メモリを含む記憶回路とを含む。また、制御部13は、後述する距離センサを含む。記憶回路には、本発明に係る表示プログラムが記憶され、この表示プログラムに基づいて、制御部13は、顔判断部131、抽出部132、測定部133、距離選択部134、距離判断部135、および文字表示制御部136として機能する。
顔判断部131は、撮像部12によって撮影された画像データによって表される画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。顔判断部131は、従来公知の画像処理方法によって、顔画像があるか否かを判断する。たとえば、顔判断部131は、撮像部12によって撮影された画像中のエッジ画素を抽出し、抽出された複数のエッジ画素の中に、ループを形成する複数のエッジ画素が存在するか否かを判断し、存在する場合に、さらに、そのループよりも内側に複数の不連続なエッジ画素が存在するか否かを判断し、存在する場合に、そのループを、人間の顔の輪郭であると判断する。
抽出部132は、撮像部12によって撮影された画像中に1または複数の顔画像があると顔判断部131が判断した場合に、その画像中からすべての顔画像を抽出する。たとえば、抽出部132は、撮像部12によって撮影された画像中の、ループを形成する複数のエッジ画素を抽出する。
測定部133は、たとえば、赤外線距離センサ、超音波距離センサなどの、電磁波または音波を出射して距離を測定する距離センサを有する。測定部133は、撮像部12に近接して設けられる。測定部133は、抽出部132によって顔画像が抽出されると、その顔画像から、その顔画像の基となった被写体が存在した方向に、電磁波または音波の出射部を向けて、距離を測定する。被写体が移動していないと仮定すれば、測定部133は、撮像部12に近接して設けられるので、撮像部12と被写体との間の距離を測定することになる。そして、顔画像が複数抽出された場合には、すべての顔画像について、その顔画像の基となった被写体の顔と撮像部12との間の距離を測定することになる。
距離選択部134は、測定部133によって測定されたすべての距離のうちの最小値または最大値となる距離を選択する。最小値を選択するか、最大値を選択するかは、表示装置1が何に利用されるかによって異なる。
表示装置1が携帯端末装置として利用される場合、距離選択部134は、最小値となる距離を選択する。この場合、撮像部12は表示部11に近接して設けられるので、最小値となる距離は、表示部11と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離を表している。
表示装置1が電子掲示板として利用される場合、距離選択部134は、最大値となる距離を選択する。この場合、撮像部12は表示部11に近接して設けられるので、最大値となる距離は、表示部11と表示部11を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離を表している。
表示装置1がカーナビゲーション装置として利用される場合、距離選択部134は、最小値となる距離を選択する。この場合、撮像部12は車両のハンドル部に設けられるので、最小値となる距離は、ハンドル部と運転者の顔との間の距離を表している。
距離判断部135は、基準距離を記憶しており、距離選択部134によって選択された距離が、基準距離よりも大きいか、基準距離と等しいか、または基準距離よりも小さいかを判断する。表示装置1が携帯端末装置や電子掲示板として利用される場合、基準距離は表示部11の大きさなどに従って設定される。表示装置1がカーナビゲーション装置として利用される場合、基準距離は表示部11の大きさや車両のハンドル部と表示部11との間の距離などに従って設定される。
文字表示制御部136は、距離選択部134によって選択された距離は基準距離よりも小さいと距離判断部135が判断した場合に、表示部11に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。また、文字表示制御部136は、距離選択部134によって選択された距離は基準距離と等しいか、または基準距離よりも大きいと距離判断部135が判断した場合に、表示部11に表示される文字の表示態様を、第1の表示態様よりも視認し易い第2の表示態様に制御する。
本実施形態では、文字表示制御部136は、文字の表示態様の制御として、文字サイズを変えずに文字の書体の制御を行う。図2に、文字の書体の制御の例を示す。図2(a)では、文字表示制御部136は、表示部11に、行書体で文字を表示させており、図2(b)では、文字表示制御部136は、表示部11に、ゴシック体で文字を表示させている。この例では、行書体で表示された文字が、第1の表示態様で表示された文字であり、ゴシック体で表示された文字が、第2の表示態様で表示された文字である。
なお、文字表示制御部136は、文字の表示態様の制御として、文字の書体の制御を行う代わりに、第2の表示態様の方が文字の太さが太くなるように、文字の太さの制御を行ってもよい。また、文字表示制御部136は、文字の表示態様の制御として、文字の書体の制御を行うとともに、文字の太さの制御を行ってもよい。
このように構成される表示装置1の動作を、図3にフローチャートで示す。図3のステップA1〜ステップA7の処理は、撮像部12によって画像が取得されて制御部13に入力されるたびに行われる。
ステップA1では、顔判断部131が、撮像部12によって撮影された画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。顔画像がある場合はステップA2へ進み、顔画像がない場合はステップA7へ進む。
ステップA2では、抽出部132が、撮像部12によって撮影された画像中の顔画像を抽出する。ステップA3では、測定部133が、ステップA2において抽出された顔画像の基となった被写体が存在した方向に、電磁波または音波を出射して、距離を測定する。
ステップA4では、距離選択部134が、測定部133によって測定されたすべての距離のうちの最小値または最大値となる距離を選択する。表示装置1が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、距離選択部134は、最小値となる距離を選択する。表示装置1が電子掲示板として利用される場合、距離選択部134は、最大値となる距離を選択する。なお、測定された距離が1つのみであれば、その距離が選択されることになる。
ステップA5では、距離判断部135が、距離選択部134によって選択された距離は、基準距離よりも大きいか、基準距離と等しいか、または基準距離よりも小さいかを判断する。距離選択部134によって選択された距離が基準距離よりも小さい場合はステップA6へ進み、距離選択部134によって選択された距離が基準距離と等しいか、または基準距離よりも大きい場合はステップA7へ進む。
ステップA6では、文字表示制御部136が、表示部11に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。ステップA7では、文字表示制御部136が、表示部11に表示される文字の表示態様を、第2の表示態様に制御する。
以上のステップA1〜ステップA7の処理によれば、表示装置1が携帯端末装置として利用される場合、表示部11と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部11と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置1が電子掲示板装置として利用される場合、表示部11と表示部11を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部11と表示部11を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置1がカーナビゲーション装置として利用される場合、表示部11と車両の運転者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部11と車両の運転者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。
したがって、表示装置1は、表示部11を見る者が複数人いる場合に、対象を1人に絞って、文字の表示態様を制御することができる。そして、対象となった1人が遠い位置にいるときには、見え易い表示態様に制御することができ、対象となった1人が近い位置にいるときには、審美性の高い表示態様に制御することができる。
次に、本発明の第2実施形態である表示装置2について説明する。図4に、本発明に係る表示装置2の構成を示す。表示装置2は、表示部21と、撮像部22と、制御部23とを含む。
表示部21および撮像部22は、表示部11および撮像部12と同様に構成される。制御部23は、距離センサを含まないこと以外は、制御部13と同様に構成される。また、制御部23の記憶回路には、制御部13の記憶回路に記憶される表示プログラムとは異なる、本発明に係る表示プログラムが記憶されており、この表示プログラムに基づいて、制御部23は、顔判断部231、抽出部232、画像選択部233、画像判断部234、および文字表示制御部235として機能する。
顔判断部231は、顔判断部131と同様に、撮像部22によって撮影された画像データによって表される画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。抽出部232は、抽出部132と同様に、撮像部22によって撮影された画像中に1または複数の顔画像があると顔判断部231が判断した場合に、その画像中からすべての顔画像を抽出する。
画像選択部233は、抽出部232によって2つ以上の顔画像が抽出された場合に、いずれか1つの顔画像を選択する。いずれの顔画像を選択するかは、表示装置2が何に利用されるかによって異なる。
表示装置2が携帯端末装置として利用される場合、画像選択部233は、面積が最大値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部22は表示部21に近接して設けられるので、面積が最大値となる顔画像は、携帯端末装置の利用者の顔画像と考えることができ、その面積は、表示部21と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離に対応する。
表示装置2が電子掲示板として利用される場合、画像選択部233は、面積が最小値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部22は表示部21に近接して設けられるので、面積が最小値となる顔画像は、表示部21を最も離れた位置で見ている者の顔と考えることができ、その面積は、表示部21と表示部21を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離に対応する。
表示装置2がカーナビゲーション装置として利用される場合、画像選択部233は、面積が最大値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部22は車両のハンドル部に設けられるので、面積が最大値となる顔画像は、運転者の顔と考えることができ、その面積は、ハンドル部と運転者の顔との間の距離に対応する。
画像判断部234は、基準面積を記憶しており、画像選択部233によって選択された顔画像の面積が、基準面積よりも大きいか、基準面積と等しいか、または基準面積よりも小さいかを判断する。表示装置2が携帯端末装置や電子掲示板として利用される場合、基準面積は表示部21の大きさなどに従って設定される。表示装置2がカーナビゲーション装置として利用される場合、基準面積は表示部21の大きさや車両のハンドル部と表示部21との間の距離などに従って設定される。
文字表示制御部235は、画像選択部233によって選択された顔画像の面積は基準面積よりも大きいと画像判断部234が判断した場合に、表示部21に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。また、文字表示制御部235は、画像選択部233によって選択された顔画像の面積は基準面積と等しいか、または基準面積よりも小さいと画像判断部234が判断した場合に、表示部21に表示される文字の表示態様を、第1の表示態様よりも視認し易い第2の表示態様に制御する。第1実施形態と同様に、第1の表示態様の文字は、行書体や明朝体の文字や細い文字であり、第2の表示態様の文字は、ゴシック体の文字や太い文字である。
このように構成される表示装置2の動作を、図5にフローチャートで示す。図5のステップB1〜ステップB6の処理は、撮像部22によって画像が取得されて制御部23に入力されるたびに行われる。
ステップB1では、顔判断部231が、撮像部22によって撮影された画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。顔画像がある場合はステップB2へ進み、顔画像がない場合はステップB6へ進む。
ステップB2では、抽出部232が、撮像部22によって撮影された画像中の顔画像を抽出する。ステップB3では、画像選択部233が、抽出部232によって抽出された顔画像のうちの、いずれか1つの顔画像を選択する。表示装置2が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、画像選択部233は、面積が最大値となる顔画像を選択する。表示装置2が電子掲示板として利用される場合、画像選択部233は、面積が最小値となる顔画像を選択する。なお、抽出された顔画像が1つのみであれば、その顔画像が選択されることになる。
ステップB4では、画像判断部234が、画像選択部233によって選択された顔画像の面積は、基準面積よりも大きいか、基準面積と等しいか、または基準面積よりも小さいかを判断する。画像選択部233によって選択された顔画像の面積が基準面積よりも大きい場合はステップB5へ進み、画像選択部233によって選択された顔画像の面積が基準面積と等しいか、または基準面積よりも小さい場合はステップB6へ進む。
ステップB5では、文字表示制御部235が、表示部21に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。ステップB6では、文字表示制御部235が、表示部21に表示される文字の表示態様を、第2の表示態様に制御する。
以上のステップB1〜ステップB6の処理によれば、表示装置2が携帯端末装置として利用される場合、表示部21と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部21と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置2が電子掲示板装置として利用される場合、表示部21と表示部21を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部21と表示部21を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置2がカーナビゲーション装置として利用される場合、表示部21と車両の運転者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部21と車両の運転者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。
したがって、表示装置2は、表示部21を見る者が複数人いる場合に、対象を1人に絞って、文字の表示態様を制御することができる。そして、対象となった1人が遠い位置にいるときには、見え易い表示態様に制御することができ、対象となった1人が近い位置にいるときには、審美性の高い表示態様に制御することができる。
また、本実施形態では、顔画像の面積が大きいときに顔画像の基となった被写体は近い位置におり、顔画像の面積が小さいときに顔画像の基となった被写体は遠い位置にいると考えて、距離センサによる距離の測定を行わずに、対象を1人に絞って、文字の表示態様の制御を行っている。表示部21を見る者が多数人である場合、距離センサによる距離の測定をその多数人全員に対して行うと、すべての測定が終わるまでに時間がかかり、その多数人の位置が変動してしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、距離の測定を行わないことで、多数人の位置が変動する前に処理が終わるように、ステップB1〜ステップB6の処理を早く完了することができる。
次に、本発明の第3実施形態である表示装置3について説明する。図6に、本発明に係る表示装置3の構成を示す。表示装置3は、表示部31と、撮像部32と、制御部33とを含む。
表示部31、撮像部32、および制御部33は、表示部11、撮像部12、および制御部13と同様に構成される。制御部33の記憶回路には、制御部13,23の記憶回路に記憶される表示プログラムとは異なる、本発明に係る表示プログラムが記憶されており、この表示プログラムに基づいて、制御部33は、顔判断部331、抽出部332、画像選択部333、推定部334、測定部335、対象決定部336、判断部337、第1文字表示制御部338、距離選択部339、距離判断部340、および第2文字表示制御部341として機能する。
顔判断部331は、顔判断部131,231と同様に、撮像部32によって撮影された画像データによって表される画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。抽出部332は、抽出部132,232と同様に、撮像部32によって撮影された画像中に1または複数の顔画像があると顔判断部331が判断した場合に、その画像中からすべての顔画像を抽出する。
画像選択部333は、画像選択部233と同様に、抽出部332によって2つ以上の顔画像が抽出された場合に、いずれか1つの顔画像を選択する。いずれの顔画像を選択するかは、表示装置3が何に利用されるかによって異なる。
表示装置3が携帯端末装置として利用される場合、画像選択部333は、面積が最大値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部32は表示部31に近接して設けられるので、面積が最大値となる顔画像は、携帯端末装置の利用者の顔画像と考えることができ、その面積は、表示部31と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離に対応する。
表示装置3が電子掲示板として利用される場合、画像選択部333は、面積が最小値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部32は表示部31に近接して設けられるので、面積が最小値となる顔画像は、表示部31を最も離れた位置で見ている者の顔と考えることができ、その面積は、表示部31と表示部31を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離に対応する。
表示装置3がカーナビゲーション装置として利用される場合、画像選択部333は、面積が最大値となる顔画像を選択する。この場合、撮像部32は車両のハンドル部に設けられるので、面積が最大値となる顔画像は、運転者の顔と考えることができ、その面積は、ハンドル部と運転者の顔との間の距離に対応する。
推定部334は、推定基準距離および推定基準面積を記憶しており、画像選択部333によって選択された顔画像の面積と推定基準面積および推定基準距離とから、画像選択部333によって選択された顔画像の基となった被写体と表示部31との間の距離を推定する。推定部334は、従来公知の推定方法によって距離を推定する。たとえば、推定部334は、顔画像の面積は、撮像部32からの距離の2乗に比例するとみなして、撮像部32に近接して設けられる表示部31と顔画像の基となった被写体との間の距離を推定する。
表示装置3が携帯端末装置や電子掲示板として利用される場合、推定基準距離は表示部31の大きさなどに従って設定される。表示装置3がカーナビゲーション装置として利用される場合、推定基準距離は表示部31の大きさや車両のハンドル部と表示部31との間の距離などに従って設定される。推定基準面積は、撮像部32からの距離が推定基準距離となる位置に、平均的な大きさの人の顔があると仮定した場合に、撮像部32によってその顔を撮影して得られる顔画像の面積である。
測定部335は、たとえば、赤外線距離センサ、超音波距離センサなどの、電磁波または音波を出射して距離を測定する距離センサを有する。測定部335は、撮像部32に近接して設けられる。測定部335は、画像選択部333によって顔画像が選択されると、その顔画像から、その顔画像の基となった被写体が存在した方向に、電磁波または音波の出射部を向けて、距離を測定する。
対象決定部336は、推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とが、同一または近似した値であった場合に、画像選択部333によって選択された顔画像またはその顔画像に基づいて測定部335によって測定された距離を対象に決定し、推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とが、同一または近似した値でなかった場合に、画像選択部333に、既に選択した顔画像とは別の顔画像を選択させる。ここで、推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とが近似した値であるとは、たとえば、測定部335によって測定された距離が、推定部334によって推定された距離の90%以上110%以下の範囲内にあることをいう。
なお、表示装置3が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、対象決定部336の指示により、画像選択部333は、既に選択した顔画像を除くすべての顔画像のうち、面積が最大値となる顔画像を選択する。表示装置3が電子掲示板として利用される場合、対象決定部336の指示により、画像選択部333は、既に選択した顔画像を除くすべての顔画像のうち、面積が最小値となる顔画像を選択する。
判断部337は、基準面積または基準距離を記憶しており、対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積または距離が、基準面積または基準距離よりも、大きいか、等しいか、または小さいかを判断する。表示装置3が携帯端末装置や電子掲示板として利用される場合、基準距離または基準面積は表示部31の大きさなどに従って設定される。表示装置3がカーナビゲーション装置として利用される場合、基準距離または基準面積は表示部31の大きさや車両のハンドル部と表示部31との間の距離などに従って設定される。なお、判断部337は、基準面積または基準距離を記憶する代わりに、推定部334に記憶されている推定基準面積または推定基準距離を判断に用いてもよい。
第1文字表示制御部338は、対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積は基準面積よりも大きい、または、対象決定部336によって対象に決定された距離は基準距離よりも小さいと判断部337が判断した場合に、表示部31に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。また、第1文字表示制御部338は、対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積は基準面積と等しいか、もしくは小さい、または、対象決定部336によって対象に決定された距離は基準距離と等しいか、もしくは大きいと判断部337が判断した場合に、表示部31に表示される文字の表示態様を、第1の表示態様よりも視認し易い第2の表示態様に制御する。第1、第2実施形態と同様に、第1の表示態様の文字は、行書体や明朝体の文字や細い文字であり、第2の表示態様の文字は、ゴシック体の文字や太い文字である。
距離選択部339は、抽出部332によって抽出されたいずれの顔画像またはその顔画像に基づいて測定部335によって測定されたいずれの距離についても、対象決定部336によって対象に決定されなかった否かを判断し、決定されなかった場合に、測定部335によって測定されたすべての距離のうちの最小値または最大値となる距離を選択する。最小値を選択するか、最大値を選択するかは、表示装置3が何に利用されるかによって異なる。
表示装置3が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、距離選択部339は、最小値となる距離を選択する。表示装置3が電子掲示板として利用される場合、距離選択部339は、最大値となる距離を選択する。
距離判断部340は、距離選択部339によって選択された距離が、基準距離よりも大きいか、基準距離と等しいか、または基準距離よりも小さいかを判断する。なお、判断部337が基準距離を用いて判断を行う場合は、距離判断部340は、その基準距離を用いて判断を行い、判断部337が基準面積を用いて判断を行う場合は、距離判断部340は、基準距離を記憶しており、その基準距離を用いて判断を行う。
第2文字表示制御部341は、距離選択部339によって選択された距離は基準距離よりも小さいと距離判断部340が判断した場合に、表示部31に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。また、第2文字表示制御部341は、距離選択部339によって選択された距離は基準距離と等しいか、または基準距離よりも大きいと距離判断部340が判断した場合に、表示部31に表示される文字の表示態様を、第2の表示態様に制御する。
このように構成される表示装置3の動作を、図7にフローチャートで示す。図7のステップC1〜ステップC14の処理は、撮像部32によって画像が取得されて制御部33に入力されるたびに行われる。
ステップC1では、顔判断部331が、撮像部32によって撮影された画像中に、人間の顔を表す顔画像があるか否かを判断する。顔画像がある場合はステップC2へ進み、顔画像がない場合はステップC10へ進む。
ステップC2では、抽出部332が、撮像部32によって撮影された画像中の顔画像を抽出する。ステップC3では、画像選択部333が、抽出部332によって抽出された顔画像のうちの、いずれか1つの顔画像を選択する。表示装置3が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、画像選択部333は、面積が最大値となる顔画像を選択する。表示装置3が電子掲示板として利用される場合、画像選択部333は、面積が最小値となる顔画像を選択する。なお、抽出された顔画像が1つのみであれば、その顔画像が選択されることになる。
ステップC4では、推定部334が、画像選択部333によって選択された顔画像の面積と推定基準面積および推定基準距離とから、画像選択部333によって選択された顔画像の基となった被写体と表示部31との間の距離を推定する。また、ステップC4では、測定部335が、画像選択部333によって顔画像が選択された顔画像から、その顔画像の基となった被写体が存在した方向に、電磁波または音波を出射して、距離を測定する。
ステップC5では、対象決定部336が、推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とは同一または近似した値であるか否かを判断する。推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とは同一または近似した値である場合はステップC6へ進み、推定部334によって推定された距離と測定部335によって測定された距離とは同一または近似した値でない場合はステップC7へ進む。
ステップC6では、対象決定部336が、画像選択部333によって選択された顔画像またはその顔画像に基づいて測定部335によって測定された距離を対象に決定し、ステップC8へ進む。ステップC7では、距離選択部339が、抽出部332によって抽出されたいずれの顔画像またはその顔画像に基づいて測定部335によって測定されたいずれの距離についても、対象決定部336によって対象に決定されなかった否かを判断する。いずれの顔画像についても対象に決定されなかった場合はステップC11へ進み、対象決定部336による判断がまだ行われていない顔画像がある場合はステップC3へ戻り、対象決定部336の指示により、画像選択部333が、既に選択した顔画像とは別の顔画像を選択する。
ステップC8では、判断部337が、対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積または距離は、基準面積または基準距離よりも、大きいか、等しいか、または小さいかを判断する。対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積が基準面積よりも大きい、または、対象決定部336によって対象に決定された距離が基準距離よりも小さい場合はステップC9へ進み、対象決定部336によって対象に決定された顔画像の面積が基準面積と等しいか、もしくは小さい、または、対象決定部336によって対象に決定された距離が基準距離と等しいか、もしくは大きい場合はステップC10へ進む。
ステップC9では、第1文字表示制御部338が、表示部31に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。ステップC10では、第1文字表示制御部338が、表示部31に表示される文字の表示態様を、第2の表示態様に制御する。
ステップC11では、距離選択部339が、測定部335によって測定されたすべての距離のうちの最小値または最大値となる距離を選択する。表示装置3が携帯端末装置やカーナビゲーション装置として利用される場合、距離選択部339は、最小値となる距離を選択する。表示装置3が電子掲示板として利用される場合、距離選択部339は、最大値となる距離を選択する。
ステップC12では、距離判断部340が、距離選択部339によって選択された距離は、基準距離よりも大きいか、基準距離と等しいか、または基準距離よりも小さいかを判断する。距離選択部339によって選択された距離が基準距離よりも小さい場合はステップC13へ進み、距離選択部339によって選択された距離が基準距離と等しいか、または基準距離よりも大きい場合はステップC14へ進む。
ステップC13では、第2文字表示制御部341が、表示部31に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御する。ステップC14では、第2文字表示制御部341が、表示部31に表示される文字の表示態様を、第2の表示態様に制御する。
以上のステップC1〜ステップC14の処理によれば、表示装置3が携帯端末装置として利用される場合、表示部31と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部31と携帯端末装置の利用者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置3が電子掲示板装置として利用される場合、表示部31と表示部31を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部31と表示部31を最も離れた位置で見ている者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。また、表示装置3がカーナビゲーション装置として利用される場合、表示部31と車両の運転者の顔との間の距離が近いときに、第1の表示態様で文字が表示され、表示部31と車両の運転者の顔との間の距離が遠いときに、視認し易い第2の表示態様で文字が表示されることになる。
したがって、表示装置3は、表示部31を見る者が複数人いる場合に、対象を1人に絞って、文字の表示態様を制御することができる。そして、対象となった1人が遠い位置にいるときには、見え易い表示態様に制御することができ、対象となった1人が近い位置にいるときには、審美性の高い表示態様に制御することができる。
また、本実施形態では、顔画像の面積が大きいときに顔画像の基となった被写体は近い位置におり、顔画像の面積が小さいときに顔画像の基となった被写体は遠い位置にいると考えて、顔画像の大小に基づいて対象を1人に絞って、その対象について、顔画像に基づく推定部334による距離の推定と、距離センサを有する測定部335による距離の測定とを行っている。そして、推定された距離と測定された距離とが同一または近似であるときに、その対象に決定して、文字の表示態様の制御を行っている。距離センサによる距離の測定をまったく行わずに、顔画像の大小のみで被写体が近いか遠いかを判断すると、被写体に大人と子供とがいるような場合に、被写体が近いか遠いかの判断を誤り、対象の選択を誤ってしまうおそれがある。これに対して、本実施形態では、顔画像の大小に基づいて対象を1人に絞った上で、距離センサによる距離の測定を行って、その対象と表示部31との間の距離が真に近いか、または遠いかを確認し、確認した後、その対象に合わせて文字の表示態様の制御を行うことで、対象の選択の誤りを防ぎつつ、ステップC1〜ステップC14の処理を早く完了することができる。
上記第1〜第3実施形態では、撮像部12,22,32は、所定時間おきに、画像を撮影して制御部13,23,33に入力しているが、所定時間おきではなく、画像全体が大きく変化するたびに、画像を撮影するようにしてもよい。また、画像全体が大きく変化するたびではなく、顔画像が大きく変化するたびであってもよい。
上記第1〜第3実施形態では、基準距離や基準面積との比較の結果に基づいて、文字の表示態様を制御している。この基準距離や基準面積は、すべての文字サイズについて共通であってもよいし、文字サイズごとに異なっていてもよい。たとえば、文字サイズが1ポイント以上10ポイント未満のときは、第1の基準距離や第1の基準面積を用いて比較を行い、文字サイズが10ポイント以上20ポイント未満のときは、第1の基準距離よりも大きな第2の基準距離や第1の基準面積よりも小さな第2の基準面積を用いて比較を行い、文字サイズが20ポイント以上のときは、第2の基準距離よりも大きな第3の基準距離や第2の基準面積よりも小さな第3の基準面積を用いて比較を行うようにしてもよい。これによって、文字サイズに応じて、文字の書体や太さの制御を行うことができる。
上記第1〜第3実施形態では、表示可能な文字数が変わらないように、文字サイズを変えずに文字の表示態様を制御しているが、文字サイズを制御する文字サイズ制御部を含むようにしてもよい。たとえば、顔画像の面積が基準面積の1/10以下である場合や測定された距離が基準距離の10倍以上である場合に、文字サイズ制御部によって文字サイズを大きくするようにしてもよい。
上記表示装置1〜3に記憶される表示プログラムは、表示部、撮像部、および距離センサを備えるコンピュータを表示装置1〜3として機能させるプログラムである。この表示プログラムは、従来公知の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録できる。
上記表示プログラムを記録媒体に記録することで、表示プログラムに基づく処理を実行するためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラムなど)を記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、記録媒体は、マイクロコンピュータが処理を行うためのメモリ、たとえばROM(Read Only Memory)のようなプログラムメディアであってもよいし、または、コンピュータが外部記憶装置として備えるプログラム読取装置に挿入することで読み取られるプログラムメディアであってもよい。
記録媒体に格納されているプログラムは、マイクロプロセッサが記録媒体にアクセスして実行する方式であってもよいし、または、マイクロプロセッサが記録媒体からプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードがマイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされることで、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
ここで、上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープ、カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク、ハードディスクなどの磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、MO(Magneto Optical disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)、光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。
また、コンピュータが、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、記録媒体は、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように、流動的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、または他の記録媒体からインストールしておく。また、上記表示プログラムは、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
1,2,3 表示装置
11,21,31 表示部
12,22,32 撮像部
13,23,33 制御部
131,231,331 顔判断部
132,232,332 抽出部
133,335 測定部
134,339 距離選択部
135,340 距離判断部
136,235 文字表示制御部
233,333 画像選択部
234 画像判断部
334 推定部
336 対象決定部
337 判断部
338 第1文字表示制御部
341 第2文字表示制御部

Claims (7)

  1. 文字を表示する表示部と、
    画像を撮影する撮像部と、
    前記撮像部によって撮影された画像中に2つ以上の顔画像があった場合に、いずれか1つの顔画像を選択し、選択した顔画像を用いて、前記表示部に表示される文字の表示態様を制御する制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記制御部は、
    前記撮像部によって撮影された画像中に顔画像があるか否かを判断する判断部と、
    前記撮像部によって撮影された画像中に顔画像があると前記判断部が判断した場合に、その画像中に存在する顔画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出部によって2つ以上の顔画像が抽出された場合に、いずれか1つの顔画像を選択するか、または、いずれか1つの顔画像から、その顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して、その距離を選択する選択部と、
    前記選択部によって選択された顔画像の面積が基準面積よりも大きいか小さいか、または、前記選択部によって選択された距離が基準距離よりも大きいか小さいかを判断する判断部と、
    前記選択部によって選択された顔画像の面積は前記基準面積よりも大きい、または、前記選択部によって選択された距離は前記基準距離よりも小さいと前記判断部が判断した場合に、前記表示部に表示される文字の表示態様を第1の表示態様に制御し、前記選択部によって選択された顔画像の面積は前記基準面積よりも小さい、または、前記選択部によって選択された距離は前記基準距離よりも大きいと前記判断部が判断した場合に、前記表示部に表示される文字の表示態様を、前記第1の表示態様よりも視認し易い第2の表示態様に制御する文字表示制御部とを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記文字表示制御部は、前記第1の表示態様と前記第2の表示態様との間で、文字サイズを変えずに文字の書体を変える制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 請求項2または3に記載の表示装置を含む電子掲示板装置であって、
    前記選択部は、面積が最も小さな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も大きな距離を選択することを特徴とする電子掲示板装置。
  5. 請求項2または3に記載の表示装置を含む携帯端末装置であって、
    前記選択部は、面積が最も大きな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も小さな距離を選択することを特徴とする携帯端末装置。
  6. 請求項2または3に記載の表示装置を含むカーナビゲーション装置であって、
    前記撮像部は、前記カーナビゲーション装置が設けられる車両のハンドル部に設置され、
    前記選択部は、面積が最も大きな顔画像を選択するか、または、各顔画像の基になった被写体と前記撮像部との間の距離を測定して最も小さな距離を選択することを特徴とするカーナビゲーション装置。
  7. 表示部、撮像部、および制御部を備えるコンピュータを、請求項1〜3のいずれか1つに記載の表示装置として機能させることを特徴とする表示プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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