JP2013188433A - Implant placement device and implant expansion system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内部に充填材が充填されることで、非拡張状態から拡張状態へと変形可能なインプラントを生体内に留置するインプラント留置装置及びインプラントを拡張するインプラント拡張システムに関する。 The present invention relates to an implant placement device that places an implant that can be deformed from a non-expanded state into an expanded state by being filled with a filler, and an implant expansion system that expands the implant.
非拡張状態から拡張状態へと変形可能なインプラントを生体内に留置する場合、生体への侵襲を抑えるため、まず非拡張状態のインプラントを生体内に導入し、次にインプラントを生体内の所定の位置に配置した後、拡張状態へと変形させることが知られている。 When an implant that can be deformed from a non-expanded state to an expanded state is placed in the living body, the non-expanded implant is first introduced into the living body in order to suppress invasion to the living body. It is known to deform into an expanded state after being placed in position.
特許文献1には、インプラントを拡張させて所定の位置に保持するために使用される拡張デバイスを有する装置が記載されている。この拡張デバイスは、ねじ山が形成されたインプラントにねじ結合されるねじ付きロッドを有する。インプラントが所定の位置に配置され、拡張した後、拡張デバイスのねじ付きロッドを回転させることにより、拡張デバイスがインプラントから取り外される。
しかし、特許文献1に開示された装置では、拡張デバイスのねじ付きロッドとインプラントとがねじ結合によって強固に結合されていた。このため、ねじ付きロッドをインプラントから取り外すときに、ねじ付きロッドを取り外し方向に回転させると、ねじ付きロッドと一緒にインプラントが回転して、インプラントが所定の位置から移動してしまう可能性があった。
However, in the apparatus disclosed in
そこで、本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、インプラントが所定の位置から移動することを防止するインプラント留置装置及びインプラント拡張システムを提供することを目的とする。 Then, this invention is made | formed in view of the above-mentioned point, Comprising: It aims at providing the implant placement apparatus and implant expansion system which prevent an implant from moving from a predetermined position.
上記目的を達成するため、本発明のインプラント留置装置は、インプラントと、管状体と、線条体と、接続部と、を備える。
インプラントは、流入口を有し、流入口から内部に充填材が充填されることで、非拡張状態から拡張状態へと変形可能である。管状体は、充填材が流通する流通路を有する。線条体は、管状体の一端部又はインプラントにおける流入口の周囲に設けられ、螺旋状に巻回する。接続部は、インプラントにおける流入口の周囲又は管状体の一端部に設けられ、管状体を回転させることにより線条体が挿脱される螺旋状の中空部を有する。また、線条体が中空部に挿入されると管状体がインプラントに接続されて流通路と流入口が連通し、線条体が中空部から離脱すると管状体がインプラントから離脱する。
In order to achieve the above object, an implant placement device of the present invention includes an implant, a tubular body, a striatum, and a connection portion.
The implant has an inflow port, and can be deformed from an unexpanded state to an expanded state by being filled with a filler from the inflow port. The tubular body has a flow passage through which the filler flows. The striatum is provided at one end of the tubular body or around the inlet of the implant, and is wound in a spiral shape. The connecting portion is provided around the inflow port in the implant or at one end of the tubular body, and has a spiral hollow portion into which the linear body is inserted and removed by rotating the tubular body. Further, when the linear body is inserted into the hollow portion, the tubular body is connected to the implant so that the flow passage and the inflow port communicate with each other, and when the linear body is detached from the hollow portion, the tubular body is detached from the implant.
また、本発明のインプラント拡張システムは、インプラントと、管状体と、線条体と、接続部と、充填部と、を備える。
インプラントは、流入口を有し、流入口から内部に充填材が充填されることで、非拡張状態から拡張状態へと変形可能である。管状体は、充填材が流通する流通路を有する。線条体は、管状体の一端部又はインプラントにおける流入口の周囲に設けられ、螺旋状に巻回する。接続部は、インプラントにおける流入口の周囲又は管状体の一端部に設けられ、管状体を回転させることにより線条体が挿脱される螺旋状の中空部を有する。充填部は、管状体の他端部に接続され、インプラントの内部に充填材を充填する。また、線条体が中空部に挿入されると管状体がインプラントに接続されて流通路と流入口が連通し、線条体が中空部から離脱すると管状体がインプラントから離脱する。
Moreover, the implant expansion system of this invention is provided with an implant, a tubular body, a linear body, a connection part, and a filling part.
The implant has an inflow port, and can be deformed from an unexpanded state to an expanded state by being filled with a filler from the inflow port. The tubular body has a flow passage through which the filler flows. The striatum is provided at one end of the tubular body or around the inlet of the implant, and is wound in a spiral shape. The connecting portion is provided around the inflow port in the implant or at one end of the tubular body, and has a spiral hollow portion into which the linear body is inserted and removed by rotating the tubular body. The filling portion is connected to the other end of the tubular body and fills the inside of the implant with a filling material. Further, when the linear body is inserted into the hollow portion, the tubular body is connected to the implant so that the flow passage and the inflow port communicate with each other, and when the linear body is detached from the hollow portion, the tubular body is detached from the implant.
上記構成のインプラント留置装置及びインプラント拡張システムでは、線条体が接続部の中空部から離脱すると管状体がインプラントから離脱する。そして、管状体をインプラントから離脱させるときに線条体と接続部との間に生じる摩擦抵抗は、管状体とインプラントとがねじ結合されている場合に管状体をインプラントから離脱させるときに結合部分に生じる摩擦抵抗と比較して、小さくなる。このため、線条体を接続部から離脱させる方向に管状体を回転させても、管状体と一緒にインプラントが回転することを防止できる。したがって、管状体のインプラントからの離脱に伴ってインプラントが所定の位置から移動することを防止することができる。 In the implant placement device and the implant expansion system configured as described above, the tubular body is detached from the implant when the linear body is detached from the hollow portion of the connection portion. Further, when the tubular body is detached from the implant, the frictional resistance generated between the striatum and the connecting portion is a coupling portion when the tubular body is detached from the implant when the tubular body and the implant are screwed together. Compared to the frictional resistance generated in For this reason, even if the tubular body is rotated in a direction in which the linear body is detached from the connection portion, the implant can be prevented from rotating together with the tubular body. Therefore, it is possible to prevent the implant from moving from a predetermined position as the tubular body is detached from the implant.
また、線条体が中空部に挿入されることによって管状体がインプラントに接続されるので、管状体とインプラントとを確実に接続することができる。また、柔軟な線状体によって接続されていることにより、結合部分の柔軟性を向上することができるため、操作性が向上するとともに、管状体の手元側から入力される力、特にプッシャビリティをインプラントに確実に伝達することができる。 Moreover, since a tubular body is connected to an implant by inserting a linear body in a hollow part, a tubular body and an implant can be connected reliably. In addition, since it is possible to improve the flexibility of the coupling portion by being connected by a flexible linear body, the operability is improved and the force input from the proximal side of the tubular body, particularly pushability, is improved. It can be reliably transmitted to the implant.
本発明によれば、インプラントが所定の位置から移動することを防止することができる。 According to the present invention, it is possible to prevent the implant from moving from a predetermined position.
以下、本発明の一実施形態について図1〜図10を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。また、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。 Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the common member in each figure. The present invention is not limited to the following form.
まず、第1の実施形態におけるインプラント拡張システム2の構成を説明する。図1に示すように、インプラント拡張システム2は、インプラント留置装置1と、インデフレータ(充填部)7と、を備える。
First, the structure of the implant expansion system 2 in 1st Embodiment is demonstrated. As shown in FIG. 1, the implant expansion system 2 includes an
インデフレータ7は、充填材が充填されたシリンジ71と、基端部がシリンジ71に接続されたチューブ72と、を有する。チューブ72の先端部は、インプラント留置装置1の後述する管状体4に接続され、管状体4に充填材を流入する。
The
本実形態では、充填材として、管状体4を介して後述するインプラント3へ流入する時には流動体で流入後に硬化する硬化材が用いられる。硬化材の例としては、二液混合架橋ポリマー、ホットメルト接着剤、ウレタンエラストマー、光硬化性樹脂、アクリル系樹脂、骨セメント、外部刺激により結晶化する溶液などが挙げられる。
In the present embodiment, a hardener that is hardened after flowing in with a fluid when flowing into the
次に、本実施形態におけるインプラント留置装置1の構成を説明する。本実施形態のインプラント留置装置1は、図1に示すように、管状体4と、管状体4の中心軸線方向の一端部に設けられた線条体5(図4参照)と、線条体5と接続する接続部6と、インプラント3と、を備える。
Next, the configuration of the
インプラント留置装置1及びインプラント拡張システム2は、腰部脊柱管狭窄症の治療に用いられる。
The
次に、図2A〜Cを参照して、腰椎101及び腰部脊柱管狭窄症について簡単に説明する。なお、本説明において、左右方向は、腰椎101を有する人体(生体100)が直立した状態における左右方向を示す。また、上方は頭部側の方向を示し、下方は脚部側の方向を示し、後方は背中側の方向を示す。
Next, the
図2A〜Cに示すように、生体100の背中に位置する腰椎101は、複数の椎骨102が連結して構成されている。椎骨102は、略円柱状の椎体103と椎体103の後部から弓状に延びる椎弓104から構成されている。
As shown in FIGS. 2A to 2C, the
椎弓104には、棘突起105、横突起106、上関節突起107、下関節突起108などの突起が形成されている。棘突起105は、椎弓104の略中央部に形成され、後方へ延びる。横突起106は、椎弓104の左右方向の両端部に形成され、左右方向に突出して延びる。上関節突起107は、椎弓104の上端部に一対に形成され、上方へ突出して延びる。下関節突起108は、椎弓104の下端部に一対に形成され、下方へ突出して延びる。
On the
椎骨102の略中央部には、椎体103及び椎弓104によって区画され、上下方向に貫通する椎孔109が形成されている。隣接する椎骨102は椎間板110を介して連結されている。腰椎101には、各椎骨102の椎孔109が連通した管状の脊柱管111が形成されている。脊柱管111の内部には、図示しない脊髄や神経(馬尾神経を含む)が通っている。腰部脊柱管狭窄症は、椎間板ヘルニア、変性すべり症や加齢にともなう椎間板110、椎体103、椎弓104、腰椎101の周囲における靭帯などの変性などが原因で、脊柱管111が狭くなり、脊柱管111の中を通っている脊髄や神経が圧迫されることによって引き起こされる疾患である。腰部脊柱管狭窄症は、腰痛や脚の痺れを生じさせる。
A vertebral hole 109 that is partitioned by a
腰部脊柱管狭窄症の治療方法の一つとして、腰椎101における隣接する椎骨102の棘突起105間にスペーサを配置し、棘突起105間の間隔を適切な間隔に保持して、脊髄や神経への圧迫を解除するものがある。本実施形態に係るインプラント留置装置1及びインプラント拡張システム2は、上記のような治療に用いられ、インプラント3を棘突起105間の間隔を保持するスペーサとして棘突起105間に留置することで、大掛かりな外科的手技を行うことなく低侵襲で腰部脊柱管狭窄症を治療する。
As one method for treating lumbar spinal canal stenosis, a spacer is disposed between the
次に、図3〜図6に参照して、本実施形態のインプラント留置装置1の個々の構成について説明する。
Next, with reference to FIGS. 3-6, each structure of the
管状体4は、弾性部材、例えば樹脂製の円筒状のチューブ及びチューブの外周を巻回してチューブを補強する金属ワイヤからなるカテーテル41と、カテーテル41の中心軸線方向の一端部に設けられた凸部43と、を有する。また、カテーテル41は、内部に中心軸線方向に延び、充填材が流通するカテーテル側流通路42(ルーメン)を有する。
The tubular body 4 includes an elastic member, for example, a resin-made cylindrical tube and a
図4及び図5に示すように、カテーテル41の一端部に設けられている凸部43は、弾性部材、例えば樹脂製の略円筒状の部材である。凸部43は、中心軸線方向の一端側に固定部44を有し、他端側に固定部44よりも小径の挿入部45を有する。固定部44と挿入部45は同軸上に、且つ一体的に形成され、固定部44と挿入部45との境目には、鍔部46が形成されている。
As shown in FIG.4 and FIG.5, the
固定部44は、内部にカテーテル41の一端部の外径と略同径の固定部側孔44aを有する。挿入部45は、内部に、固定部側孔44aと比べて小径で、カテーテル側流通路42と略同径の挿入部側孔45aを有する。固定部側孔44aと挿入部側孔45aとは、連通し、凸部の中心軸線方向に貫通している。
The fixing
固定部側孔44aにカテーテル41の一端部が挿入されて、カテーテル41と凸部43とが嵌合する。カテーテル41と凸部43とが嵌合すると、カテーテル側流通路42と挿入部側孔45aとが連通して、流通路47が形成される。
One end of the
凸部43の鍔部46には、金属ワイヤからなる線条体5の基端部52が固定されている。線条体5は、鍔部46から挿入部45側へ凸部43の中心軸線と略同一線上の軸線の周りを螺旋状に巻回して延びている。線条体5の延在方向の長さR1(図4参照)は、鍔部46から挿入部45の一端部までの長さS1(図4参照)より長い。なお、線条体5は、可撓性を有する他の部材、例えば樹脂製ワイヤで構成されてもよい。また、線条体5の線径(線条体5の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は、0.1mm〜1mmが好ましい。また、線条体5の延在方向の長さR1は3mm〜15mm程度が好ましく、より好ましくは5mm〜8mm程度である。
A
カテーテル41の他端部には、インデフレータ7におけるチューブ72の先端部に接続されるコネクタ48(図3参照)が設けられている。
The other end of the
上記のように構成されたカテーテル41の他端部側を把持して、管状体4を回転させると、この回転に伴って、凸部43の線条体5がカテーテル41の回転方向と同方向に回転する。
When the tubular body 4 is rotated by grasping the other end side of the
インプラント3は、図3及び図4に示すように、弾性部材、例えば樹脂製の略円柱状の部材である。インプラント3は、中心軸線方向の略中央部に位置する小径部31と、小径部31の中心軸線方向の両端部に配置された一対の大径部32とを有する。大径部32は、小径部31に比べて大径に形成されている。小径部31と大径部32とは、一体的に形成されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
小径部31及び大径部32の内部は、中空に形成されて連通し、インプラント3の内部に、充填材が充填される閉空間33(図4参照)を区画する。インプラント3は、閉空間33に充填材が充填されることで、図9(A)に示すような非拡張状態から拡張して、図9(B)に示すような拡張状態へと変形可能となっている。
The insides of the small-
インプラント3の外壁部34には、インプラント3の外周に亘って外側に突出するリング状の突条部35が中心軸線方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。これらの突条部35は、外壁部34に一体的に形成されている。また、これらの突条部35は、後述する接続部6と管状体4とが接続されているときの管状体4の回転方向に対して、所定の角度で傾斜して(本実施形態では45度傾斜して)、周方向に延びている。
The
大径部32の中心軸線方向の外側の端部には、充填材が流入する略円形状の流入口36(図2参照)が形成されている。また、大径部32における流入口36の周囲には、接続部6が設けられている。
A substantially circular inflow port 36 (see FIG. 2) through which the filler flows is formed at the outer end of the
接続部6は、図3、図4及び図6に示すように、撓み変形可能な樹脂材からなる略円筒状の部材であり、可撓性を有する。接続部6の内部には、中心軸線方向の延びる接続部側流通路(筒孔)61が形成されている。接続部側流通路61は、管状体4の流通路47に比べて大径に、且つ、凸部43の挿入部45の外径と略同径に形成されている。なお、接続部6の中心軸線方向の長さT1(図4参照)は、4mm〜16mmが好ましい。
As shown in FIGS. 3, 4, and 6, the connecting
接続部6の中心軸線方向の基端部は、流入口36に挿入されて大径部32と嵌合する。また、大径部32と接続部6との嵌合部分は、接着剤などによって液密に接着され、又は、熱融着によって液密に融着されている。
The proximal end portion of the connecting
また、接続部6の基端部には、接続部側流通路61を通って、閉空間33に流入した充填材の逆流を防止する逆止弁としてのダックビル弁62が設けられている。ダックビル弁62は、図4に示すように、接続部6の基端縁の上部から閉空間33内に延びる上弁62aと、基端縁の下部から閉空間33内に延びる下弁62bとを有する。接続部側流通路61を通って閉空間33に充填材が流入するときには、上弁62aの先端部と下弁62bの先端部とが離間して、ダックビル弁62は、充填材の閉空間33への流入を妨げない。一方、閉空間33に充填材が流入していないときには、上弁62aの先端部と下弁62bの先端部とが当接し、図4に示すような状態となって、閉空間33から管状体4への充填材の逆流を防止する。ダックビル弁62は、弾性部材、例えば、ゴム材や樹脂材から構成される。
Further, a
また、接続部6は、基端部から中心軸線方向の外側に延びる周壁部63を有する。周壁部63には、管状体4を回転させることにより線条体5が挿脱される螺旋状の中空部64が形成されている。中空部64は、接続部6の中心軸線を中心に螺旋状に巻回して延びている。中空部64の直径(中空部64の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は、線条体5の線径よりも大きく設定されている。
Moreover, the
図6に示すように、接続部6の先端縁には、中空部64と連通する挿入孔65が形成されている。なお、挿入孔65の直径及び中空部64の直径は、0.15mm〜1.05mmが好ましい。また、接続部6の先端縁の幅Q1(図6参照)は、0.2mm〜1.1mが好ましい。
As shown in FIG. 6, an
管状体4をインプラント3に取り付けるときは、線条体5の先端部51を挿入孔65に挿入して、管状体4を取り付け方向(図5の矢印a方向)に回転させる。線条体5の先端部51は、中空部64に挿入されてガイドされ、接続部6の基端部側に移動する。この移動に伴って、線条体5の全体が徐々に中空部64に挿入される。
When attaching the tubular body 4 to the
管状体4が取り付け方向に所定量回転すると、凸部43の挿入部45が接続部6の接続部側流通路61に挿入される。そして、さらに管状体4が取り付け方向に所定量回転すると、線条体5の基端部52が挿入孔65に挿入され、凸部43の鍔部46と接続部6の先端縁とが当接する。これによって、凸部43と接続部6とは、液密に嵌合して接続され、管状体4がインプラント3に取り付けられる。管状体4がインプラント3に取り付けられると、管状体4の流通路47が、接続部側流通路61と連通し、また、接続部側流通路61を介して、流入口36と連通する。
When the tubular body 4 rotates by a predetermined amount in the attachment direction, the
インプラント3に管状体4が取り付けられているときに、シリンジ71内の充填材は、チューブ72を通って、カテーテル41の他端部から流通路47に流入する。流通路47に流入した充填材は、流通路47及び接続部側流通路61を通って、インプラント3の閉空間33に流入する。
When the tubular body 4 is attached to the
管状体4をインプラント3から取り外すときは、管状体4を取り外し方向(図5の矢印b方向)に回転させる。この回転に伴って、線条体5は中空部64にガイドされて移動して徐々に中空部64から離脱する。管状体4が取り外し方向に所定量回転すると、凸部43の挿入部45が接続部6の接続部側流通路61から外れる。そして、さらに管状体4が取り付け方向に所定量回転すると、線条体5の先端部51が挿入孔65から抜けて、線条体5の全体が中空部64から完全に離脱する。これによって、管状体4と接続部6とが離れて、管状体4がインプラント3から取り外される。
When removing the tubular body 4 from the
次に、インプラント3を生体100内へ留置するための手技に用いられる穿刺具8について図7を用いて説明する。
穿刺具8は、内針81(図7A参照)と、内針81が挿入される外筒85(図7B参照)とを有している。内針81は、先端部に針部82が設けられた本体部84を有している。本体部84の基端部は、断面略矩形状の内針把持部83に固定されている。本体部84は、所定の角度で湾曲して形成されている。内針把持部83は、内針81を外筒85内に挿入するとき、又は、内針81を外筒85内から抜き取るときに施術者に把持される。
Next, the
The
外筒85は、断面略矩形状の外筒把持部86を有し、また、基端部が外筒把持部86に固定され、内部に内針81の本体部84が挿入抜去可能な筒部側挿通孔87を区画する筒部88とを有している。筒部88は、内針81の本体部84と同様に所定の角度で湾曲して形成されている。外筒把持部86の長手方向の略中央部には、筒部側挿通孔87と連通する把持部側挿通孔86aが形成されている。連通した筒部側挿通孔87と把持部側挿通孔86aは、挿通孔89を形成する。後述するように、施術者が穿刺具8を生体100(図8B参照)に穿刺するとき、図7Cに示すように、内針81と外筒85とは、内針81の本体部84が外筒85の挿通孔89に挿入され、内針81の針部82が外筒85の筒部88の先端部から露出した状態となる。
The
次に、インプラント留置装置1を用いてインプラント3を生体100内へ留置する手技及び留置したインプラント3をインプラント拡張システム2を用いて拡張する手技について図3、図5及び図8〜10を用いて説明する。
Next, a procedure for placing the
まず、図3に示すように、管状体4と非拡張状態のインプラント3とが接続されているインプラント留置装置1を準備する。また、図8Aに示すように、内針81の本体部が外筒85の挿通孔89に挿入され、内針81の針部82が外筒85の筒部88の先端部から露出した状態の穿刺具8を準備する。
First, as shown in FIG. 3, an
次に、図8Bに示すように、穿刺具8を、生体100内に穿刺し、穿刺具8の先端部を棘突起105間の所定の位置に配置する。これによって、生体100外から棘突起105間の所定の位置まで後述するようにインプラント3が通過する通路が形成される。
Next, as shown in FIG. 8B, the
次に、内針81を外筒85(の挿通孔89)から抜き取ることによって、内針81を生体100内から抜き取る。
Next, the
次に、インプラント留置装置1のインプラント3を外筒85の挿通孔89に挿入する。そして、インプラント3を、穿刺具8を穿刺することによって形成された通路を介して棘突起105間まで押し進め、棘突起105間の所定の位置に配置する。施術者は、カテーテル41の他端部側を把持してカテーテル41にインプラント3の進行方向へ働く力を入力したり、外筒85の挿通孔89に棒や管などの押し込み用の部材を挿入したりして、インプラント3を棘突起105間の所定の位置まで押し進める。
Next, the
次に、図9Aに示すように、カテーテル41のコネクタ48とインデフレータ7のチューブ72の先端部とを接続する。そして、図9Bに示すように、インデフレータ7のシリンジ71内の充填材を流通路47及び接続部側流通路61を介して、インプラント3の閉空間33に充填して、インプラント3を非拡張状態から拡張状態に変更させる。
Next, as shown in FIG. 9A, the
次に、閉空間33内の充填材が硬化後、カテーテル41のコネクタ48をインデフレータ7のチューブ72の先端部から取り外して、管状体4からインデフレータ7を取り外す。そして、カテーテル41の他端部側を把持して、管状体4を取り外し方向(図5の矢印b方向)に回転させ、管状体4をインプラント3から取り外して、図10A及び図10Bに示すように、拡張したインプラント3を棘突起105間の所定の位置に留置する。また、管状体4と穿刺具8の外筒85とを生体100内から抜き取る。
Next, after the filler in the closed
本実施形態では、線条体5を接続部6の中空部64に挿入することで、インプラント3に管状体4を取り付け、また、線条体5を中空部64から離脱させることで、管状体4をインプラント3から取り外すことができる。接続部6の中空部64を区画する内周面と、線条体5との接触面積は、管状体とインプラントとがねじ結合されている場合のねじ山を有するねじ部と、ねじ溝を形成する部分との接触面積よりも小さい。このため、管状体4をインプラント3から取り外すときに線条体5と接続部6との間に生じる摩擦抵抗は、インプラントにねじ結合された管状体をインプラントから取り外すときに結合部分に生じる摩擦抵抗よりも小さくなる。したがって、管状体4を取り外し方向に回転させても、管状体4と一緒にインプラント3が回転することを防止することができる。このため、管状体4をインプラント3から取り外すときに、インプラント3が棘突起105間の所定の位置から移動することを防止することができる。
In the present embodiment, the tubular body 4 is attached to the
また、管状体4をインプラント3に確実に取り付ける(接続する)ことができる。このため、手元側から管状体4に入力される力、特にプッシャビリティをインプラント3に確実に伝達することができる。
Further, the tubular body 4 can be securely attached (connected) to the
また、管状体4とインプラント3の接続部分は、撓み変形可能な樹脂材からなる接続部6と、螺旋状に巻回する線条体5と、によって構成されている。このため、管状体4とインプラント3との接続部分は、撓み変形可能となっている。したがって、本実施形態のように内針81及び外筒85が湾曲した穿刺具8を用いる場合であっても、外筒85に沿ってインプラント3を容易に移動させることができる。このため、インプラント3を棘突起105間の所定の位置に容易に配置することができる。また、インプラント3を棘突起105間の所定の位置に配置した後、管状体4をインプラント3から取り外すときに、接続部分が撓んでいても、管状体4をインプラント3から容易に取り外すことができる。
Moreover, the connection part of the tubular body 4 and the
また、接続部6に逆止弁が設けられていることから、閉空間33に流入した充填材の逆流を防止することができる。
Moreover, since the check valve is provided in the connecting
また、インプラント3の外壁部34には、接続部6と管状体4とが接続されているときの管状体4の回転方向に対して、所定の角度で傾斜して、周方向に延びている突条部35が設けられているので、突条部35が接する周囲の靭帯や筋肉との間で摩擦抵抗を高めることができる。このため、管状体4の回転に伴うインプラント3の移動を更に確実に防止することができる。
Further, the
また、管状体4におけるカテーテル41の一端部に接続部6に液密に嵌合する凸部43を設けたので、管状体4と接続部6との接続部分で充填材が漏洩することを防止することができる。
Moreover, since the
また、螺旋状の中空部64の直径(中空部64の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は線条体5の線径(線条体5の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)よりも大きいので、管状体4をインプラント3から取り外すときに線条体5と接続部6との間に生じる摩擦抵抗は、更に小さくなる。したがって、管状体4を取り外し方向に回転させても、管状体4と一緒にインプラント3が回転することを確実に防止することができる。また、管状体4をインプラント3から取り外すときに、インプラント3が棘突起105間の所定の位置から移動することを確実に防止することができる。
In addition, the diameter of the spiral hollow portion 64 (the size of the outline of the cross section in the direction orthogonal to the extending direction of the hollow portion 64) is orthogonal to the wire diameter of the linear member 5 (extending direction of the linear member 5). Therefore, the frictional resistance generated between the
次に第2の実施形態にかかるインプラント留置装置について、図11を参照して説明する。第2の実施形態では、接続部206をインプラント3の内部に設ける点が第1の実施形態とは異なる。以下の第2の実施形態の説明において、第1の実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
Next, an implant placement device according to a second embodiment will be described with reference to FIG. The second embodiment is different from the first embodiment in that the
図11に示すように、接続部206は、略円筒状の部材であり、内部には、中心軸線方向の延びる接続部側流通路261が形成されている。接続部側流通路261は、管状体4の流通路47(図4参照)に比べて大径に、且つ、凸部43の挿入部45(図4参照)の外径と略同径に形成されている。
As shown in FIG. 11, the
接続部206の中心軸線方向の一端部は、インプラント3の流入口36に挿入されて大径部32と嵌合する。また、大径部32と接続部206との嵌合部分は、接着剤などによって液密に接着され、又は、熱融着によって液密に融着されている。
One end of the connecting
また、接続部206の他端部には、接続部側流通路261を通って、閉空間33に流入した充填材の逆流を防止する逆止弁としてのダックビル弁262が設けられている。ダックビル弁262は、第1の実施形態におけるダックビル弁62と共通の構成を有しているため、その説明を省略する。なお、ダックビル弁262における上弁262aはダックビル弁62の上弁62aに相当し、同様に、下弁262bは下弁62bに相当する。
Further, a
また、接続部206は、一端部からインプラント3の閉空間33内に延びる周壁部263を有する。周壁部263には、管状体4を回転させることにより線条体5が挿脱される螺旋状の中空部264が形成されている。中空部264は、接続部206の中心軸線を中心に螺旋状に巻回して延びている。中空部264の直径は、線条体5の線径よりも大きく設定されている。また、接続部206の一端縁には、中空部264と連通する挿入孔(図示省略)が形成されている。なお、接続部206の中心軸線方向の長さT2は、4mm〜16mmが好ましい。また、挿入孔の直径及び中空部264の直径(中空部264の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は、0.15mm〜1.05mmが好ましい。また、接続部206の一端縁の幅は、第1の実施形態における接続部6の先端縁の幅Q1(図4参照)と同様に0.2mm〜1.1mmが好ましい。
The connecting
次に第3の実施形態にかかるインプラント留置装置について、図12を参照して説明する。第3の実施形態では、また、インプラント3の流入口36の周囲に凸部343及び線条体305を設け、管状体304の一端部に接続部306を設ける点が第1の実施形態及び第2の実施形態と異なる。以下の第3の実施形態の説明において、第1の実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明を省略する。
Next, an implant placement device according to a third embodiment will be described with reference to FIG. In the third embodiment, the
図12に示すように、管状体304は、弾性部材、例えば樹脂製の円筒状のチューブ及びチューブの外周を巻回してチューブを補強する金属ワイヤからなるカテーテル341を有する。カテーテル341は、内部に中心軸線方向に延び、充填材が流通する流通路347を有する。カテーテル341の中心軸線方向の一端部には、インデフレータ7に接続されるコネクタ(図示省略)が設けられている。
As shown in FIG. 12, the
接続部306は、略円筒状の部材であり、内部には、中心軸線方向の延びる接続部側流通路361が形成されている。接続部側流通路361は、管状体304の流通路347と略同径に、且つ、後述する凸部343の挿入部345の外径と略同径に形成されている。なお、接続部306の中心軸線方向の長さT3は、4mm〜16mmが好ましい。
The connecting
接続部306の中心軸線方向の一端部と、カテーテル341の他端部とは、接着剤などによって液密に接着され、又は、熱融着によって液密に融着されて接続されている。接続部306の一端部と、カテーテル341の他端部とが接着されると、接続部側流通路361と流通路347とが連通する。
One end of the connecting
また、接続部306の周壁部363には、後述する線条体305が挿脱される螺旋状の中空部364が形成されている。中空部364は、接続部306の中心軸線を中心に螺旋状に巻回して延びている。中空部364の直径は、線条体305の線径よりも大きく設定されている。また、接続部306の他端縁には、中空部364と連通する挿入孔(図示省略)が形成されている。なお、挿入孔の直径及び中空部364の直径(中空部364の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は、0.15mm〜1.05mmが好ましい。また、接続部306の他端縁の幅は、第1の実施形態における接続部6の先端縁の幅Q1と同様に0.2mm〜1.1mmが好ましい。
In addition, a spiral
凸部343は、弾性部材、例えば樹脂製の略円筒状の部材である。凸部343は、中心軸線方向の一端側に基端部344を有し、他端側に基端部344よりも小径の挿入部345を有する。基端部344と挿入部345は同軸上に、且つ一体的に形成され、基端部344と挿入部345との境目には、鍔部346が形成されている。
The
凸部343は、基端部344の一端部がインプラント3の大径部32における流入口36の周囲に接着剤などによって液密に接着され、又は、熱融着によって液密に融着されることによって、インプラント3に固定されている。
The
基端部344は、内部に流入口36の直径と略同径の基端部側孔344aを有する。挿入部345は、内部に、基端部側孔344aと比べて小径の挿入部側孔345aを有する。基端部側孔344aと挿入部側孔345aとは、連通し、凸部343の中心軸線方向に貫通している。凸部343がインプラント3の大径部32に固定されると、基端部側孔344a、挿入部側孔345a及び流入口36が連通する。
The
凸部343の内部には、段部349が形成されている。段部349は、挿入部345の一端部によって構成され、中心軸線方向の断面略円形状に形成されている。
A
段部349には、基端部側孔344aと挿入部側孔345aを通って、閉空間33に流入した充填材の逆流を防止する逆止弁としてのダックビル弁362が設けられている。ダックビル弁362は、段部349の上部から閉空間33側に延びる上弁362aと、下部から閉空間33内に延びる下弁362bとを有する。ダックビル弁362の動作は、第1の実施形態におけるダックビル弁62の動作と共通するため、その説明を省略する。
The
凸部343の鍔部346には、金属ワイヤからなる線条体305の基端部352が固定されている。線条体305は、鍔部346から挿入部345側へ凸部343の中心軸線と略同一線上の軸線の周りを螺旋状に巻回して延びている。線条体305の延在方向の長さR3(図12参照)は、鍔部346から挿入部345の他端部までの長さS3(図12参照)より長い。なお、線条体305は、可撓性を有する他の部材、例えば樹脂製ワイヤで構成されてもよい。また、線条体304の線径(線条体304の延在方向に直交する方向の断面の輪郭の大きさ)は、0.1mm〜1mmが好ましい。また、線条体305の延在方向の長R3さは、3mm〜15mm程度が好ましく、より好ましくは5mm〜8mm程度である。
A
管状体304をインプラント3に取り付けるときは、線条体305の先端部351を接続部306の挿入孔に挿入して、管状体304を取り付け方向(図12の矢印a方向)に回転させる。この回転に伴って、管状体304に接続された接続部306が同方向に一体的に回転する。
When attaching the
管状体304及び接続部306が回転すると、管状体304及び接続部306は、線条体305にガイドされ、凸部343の鍔部346側に移動する。この移動に伴って、線条体305の全体が徐々に中空部364に挿入される。
When the
管状体304及び接続部306が取り付け方向に所定量回転すると、凸部343の挿入部345が接続部306の接続部側流通路361に挿入される。そして、さらに管状体304及び接続部306が取り付け方向に所定量回転すると、線条体305の基端部352が接続部306の挿入孔に挿入され、凸部343の鍔部346と接続部306の他端縁とが当接する。これによって、凸部343と接続部306とは、液密に嵌合して接続され、管状体304がインプラント3に接続部306及び凸部343を介して取り付けられる。管状体304がインプラント3に取り付けられると、管状体304の流通路347が、接続部側流通路361、挿入部側孔345a及び基端部側孔344aを介して、流入口36と連通する。
When the
管状体304をインプラント3から取り外すときは、管状体304を取り外し方向(図12の矢印b方向)に回転させる。この回転に伴って、管状体304に接続された接続部306が同方向に一体的に回転する。
When removing the
管状体304及び接続部306が回転すると、管状体304及び接続部306は、線条体305にガイドされて、インプラント3から離れる方向に移動する。この移動に伴って、線条体305の全体が徐々に中空部364から離脱する。
When the
管状体304及び接続部306が取り外し方向に所定量回転すると、凸部343の挿入部345が接続部306の接続部側流通路361から外れる。そして、さらに管状体304及び接続部306が取り付け方向に所定量回転すると、線条体305の先端部351が接続部306の挿入孔から抜けて、線条体305の全体が中空部364から完全に離脱する。これによって、管状体304がインプラント3から取り外される。
When the
以上、本発明者によってなされた発明を適用した上記実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態による発明の開示の一部をなす論述及び図面により限定されることはない。
例えば、第1〜第3の実施形態では、インプラント3が接する周囲の靭帯や筋肉との間で摩擦抵抗を高めるために設ける突起部を、突条部35を例に説明した。突条部35は、上述のように、インプラント3の外周に亘って外側に突出するリング状に形成され、接続部6の中心軸線方向に沿って所定の間隔で複数設けられている。また、突条部35は、接続部6と管状態とが接続されているときの管状体4の回転方向に対して、45度傾斜して、周方向に延びている。しかし、上記突起部の形状及び設置する数及び上記回転方向に対する傾斜角度は、インプラント3の回転を防止するために周囲の靭帯や筋肉との間で摩擦抵抗を高められる態様であれば、適宜設定可能である。例えば、図13に示すように、上記回転方向に対して90度傾斜する突起部37をインプラントにおける生体100の背中側の外壁部34のみに設けてもよい。また、突起部をインプラント3の外周を螺旋状に巻回するように形成してもよい。また、突起部を、インプラント3の外周に亘って連続するリング状や螺旋状に形成するのではなく、比較的小さな突出部を所定の間隔で配置して形成してもよい。
As mentioned above, although the said embodiment to which the invention made by this inventor was applied was demonstrated, this invention is not limited by the description and drawing which make a part of indication of the invention by the said embodiment.
For example, in the first to third embodiments, the protruding
また、第1〜第3の実施形態における中空部64,264,364及び線条体5,305の延在方向に直交する方向の断面形状が略円形状ではなく、例えば、略三角形状や略四角形状になるように中空部64,264,364及び線条体5,305を形成してもよい。
Further, the cross-sectional shape in the direction orthogonal to the extending direction of the
また、第1及び第2の実施形態では、インプラント3のそれぞれの大径部32に接続部6又は接続部206が嵌合されている態様を説明したが、いずれかの大経部のみが接続部6又は接続部206と嵌合してもよい。すなわち接続部6又は接続部206を一つだけ設けてもよい。
Moreover, although the
また、第1の実施形態において、凸部43の一端側に円筒状の第2挿入部を設けてもよい。第2挿入部の外径は、カテーテル側流通路42と略同径に設定される。この場合、第2挿入部がカテーテル側流通路42(ルーメン)に挿入されて、凸部43とカテーテル41とが嵌合する。
すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
In the first embodiment, a cylindrical second insertion portion may be provided on one end side of the
That is, it should be added that other embodiments, examples, operation techniques, and the like made by those skilled in the art based on this embodiment are all included in the scope of the present invention.
1…インプラント留置装置、2…インプラント拡張システム、3…インプラント、4…管状体、5…線条体、6…接続部、7…インデフレータ(充填部)、8…穿刺具、33…閉空間、35…突条部、36…流入口、41…カテーテル、43…凸部、47…流通路、51…先端部、52…基端部、61…接続部側流通路(筒孔)、62…ダックビル弁(弁体)、64…中空部
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記充填材が流通する流通路を有する管状体と、
前記管状体の一端部又は前記インプラントにおける前記流入口の周囲に設けられ、螺旋状に巻回する線条体と、
前記インプラントにおける前記流入口の周囲又は前記管状体の一端部に設けられ、前記管状体を回転させることにより前記線条体が挿脱される螺旋状の中空部を有する接続部と、を備え、
前記線条体が前記中空部に挿入されると前記管状体が前記インプラントに接続されて前記流通路と前記流入口が連通し、前記線条体が前記中空部から離脱すると前記管状体が前記インプラントから離脱する
インプラント留置装置。 An implant having an inflow port and being deformed from an unexpanded state to an expanded state by being filled with a filler from the inflow port;
A tubular body having a flow passage through which the filler flows;
A filamentous body that is provided around one end of the tubular body or the inlet of the implant and spirally wound;
A connection portion having a spiral hollow portion provided around the inflow port in the implant or at one end portion of the tubular body and into which the linear body is inserted and removed by rotating the tubular body;
When the linear body is inserted into the hollow portion, the tubular body is connected to the implant so that the flow passage communicates with the inflow port, and when the linear body is detached from the hollow portion, the tubular body is Implant placement device that leaves the implant.
前記充填材が流通する流通路を有する管状体と、
前記管状体の一端部又は前記インプラントにおける前記流入口の周囲に設けられ、螺旋状に巻回する線条体と、
前記インプラントにおける前記流入口の周囲又は前記管状体の一端部に設けられ、前記管状体を回転させることにより前記線条体が挿脱される螺旋状の中空部を有する接続部と、
前記管状体の他端部に接続され、前記インプラントの内部に前記充填材を充填する充填部と、を備え、
前記線条体が前記中空部に挿入されると前記管状体が前記インプラントに接続されて前記流通路と前記流入口が連通し、前記線条体が前記中空部から離脱すると前記管状体が前記インプラントから離脱する
インプラント拡張システム。 An implant having an inflow port and being deformed from an unexpanded state to an expanded state by being filled with a filler from the inflow port;
A tubular body having a flow passage through which the filler flows;
A filamentous body that is provided around one end of the tubular body or the inlet of the implant and spirally wound;
A connection portion having a spiral hollow portion that is provided around the inflow port in the implant or at one end of the tubular body and into which the linear body is inserted and removed by rotating the tubular body;
A filling portion connected to the other end of the tubular body and filling the filling material inside the implant; and
When the linear body is inserted into the hollow portion, the tubular body is connected to the implant so that the flow passage and the inflow port communicate with each other, and when the linear body is detached from the hollow portion, the tubular body is Implant expansion system that leaves the implant.
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