JP2013186904A - 無線アクセスポイント、無線ステーションおよびその動作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】無線アクセスポイント、無線ステーションおよびその動作方法を提供する。
【解決手段】プロキシメカニズムを採用することによって、無線ステーションのクライアントアプリモジュールとリモートサーバのアプリサービスモジュールとの間の通信セッションのアライブ時に、無線アクセスポイントに休眠操作をすることができ、それにより休眠時間を大きく延長させ、省エネ効果を向上させることができる。さらに上位階層サービスの異なる要求を考慮し、ユーザエクスペリエンスを保証するとともに、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信伝送モードを調整し、異なるサービス要求に基づく柔軟な休眠モードを提供しており、それにより休眠/動作切り替え頻度を低下させ、省エネ効率を向上させる。
【選択図】図2
【解決手段】プロキシメカニズムを採用することによって、無線ステーションのクライアントアプリモジュールとリモートサーバのアプリサービスモジュールとの間の通信セッションのアライブ時に、無線アクセスポイントに休眠操作をすることができ、それにより休眠時間を大きく延長させ、省エネ効果を向上させることができる。さらに上位階層サービスの異なる要求を考慮し、ユーザエクスペリエンスを保証するとともに、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信伝送モードを調整し、異なるサービス要求に基づく柔軟な休眠モードを提供しており、それにより休眠/動作切り替え頻度を低下させ、省エネ効率を向上させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、無線通信分野に係り、具体的に、無線アクセスポイント、無線ステーションおよび各自の動作方法に関する。
無線アクセスポイント(AP:Access Point)は、複数の無線ステーション(STA:Station)のネットワークアクセスを担う。その典型的な応用の一つとして、図1に示すように、図示の場面において、無線アクセスポイントが移動ルータ(Mobile Router)とも呼ばれ、その一端が無線ステーションにWiFiアクセスサービスを提供し、他端が第3世代移動通信技術(3G:The Third Generation)無線ネットワークを介してリモートサーバ(Server)にアクセスする。図示の場面において、無線ステーションが具体的にWiFiステーション(WiFi Station)であり、WANインタフェースを介して無線アクセスポイントに接続する。図示の無線ステーションにあるクライアントアプリモジュール(Client App)は、無線ステーションと無線アクセスポイントを介して、リモートサーバのサーバアプリモジュールとの間の通信セッション(communication session)の確立を実現する。該通信セッションは、通信プロトコル1に基づいて確立される。
ここで指摘する必要があることとして、本発明における無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の無線アクセス技術は、図1に示すIEEE 802.11(WiFi)に基づく無線技術に限定されておらず、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20などの無線技術であってもよい。しかも、本発明における無線アクセスポイントとリモートサーバとの接続技術も3G無線ネットワーク接続方式に限定されておらず、例えば3GPP長期的進化(LTE)/改善されたLTE(LTE‐A)など、任意のその他の無線アクセス方式であってもよい。もちろん、各種類の既知の有線方式を用いてアクセスしてもよい。
一つの無線アクセスポイントが複数の無線ステーションと相互通信する必要があるかもしれない。よって、無線アクセスポイントのエネルギー消耗が無線ステーションよりはるかに大きい。近年、環境保護概念が普及し並びに携帯式アクセスポイントが生まれることにつれて、無線アクセスポイントの省エネについての研究と議論がますます広範に行われている。いかに無線アクセスポイント/ステーションの動作方式を設計して無線アクセスポイントの休眠を一層サポートできるようにすることでアクセスポイントのエネルギー消耗を低下させることは、ホットな問題となっている。
これを鑑みて、本発明の一部の実施例の目的の一つは、無線アクセスポイント、無線ステーションおよび各自の動作方法を提供し、無線アクセスポイントの休眠にサポートを提供できることにより、無線アクセスポイントの電力消耗低下を可能にすることである。
上記技術的問題を解決するために、本発明の一部の実施例において、以下の方策を提供する。
アクセスポイントプロキシモジュールと無線インタフェースモジュールを設ける無線アクセスポイントであって、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションとの間に、上記無線インタフェースモジュールを介して通信可能な無線アクセスポイントの動作方法において、ステップAとステップBとを含み、ステップAにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しており、ステップBにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールへ上記データを送信し、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
アクセスポイントプロキシモジュールと無線インタフェースモジュールを設ける無線アクセスポイントであって、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションとの間に、上記無線インタフェースモジュールを介して通信可能な無線アクセスポイントの動作方法において、ステップAとステップBとを含み、ステップAにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しており、ステップBにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールへ上記データを送信し、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
本発明の一部の実施例によって、上記動作方法において、さらに、上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御することを含んでよい。
本発明の一部の実施例によって、上記動作方法の上記ステップAにおいて、アクセスポイントプロキシモジュールは、上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求であって、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるもので、かつ上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする通信要求を受信し、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持することを含んでよい。
本発明の一部の実施例によって、上記動作方法の上記ステップBにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングするステップB1と、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信するステップB2とを含んでよい。
本発明の一部の実施例によって、上記動作方法において、上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、上記ステップB2において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信することを含む。
本発明の一部の実施例によって、上記動作方法の上記ステップBにおいて、上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記ステップB2において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信することを含んでよい。
本発明の一部の実施例において、無線アクセスポイントを提供している。該無線アクセスポイントにおいて、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションと通信する無線インタフェースモジュールと、アクセスポイントプロキシモジュールとを含み、当該アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しており、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、さらにリモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールに上記データを送信し、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
本発明の一部の実施例によって、上記無線アクセスポイントにおいて、さらに、上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御する休眠制御モジュールを含んでよい。
本発明の一部の実施例によって、上記無線アクセスポイントにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求であって、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるもので、かつ上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする通信要求を受信する要求受信ユニットと、上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するセッション保持ユニットとを含む。
本発明の一部の実施例によって、上記無線アクセスポイントにおいて、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングするバッファリングユニットと、上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信する送信ユニットとを含む。
本発明の一部の実施例によって、上記無線アクセスポイントにおいて、上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信する。
本発明の一部の実施例によって、上記無線アクセスポイントにおいて、上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信する。
本発明の一部の実施例において、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションの動作方法を提供している、該方法において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信し、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持し、上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにし、上記ステーションプロキシモジュールは、上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信し、上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立している第2通信セッションを介して送信するように行われ、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮され、上記ステーションプロキシモジュールは、上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信することを含む。
本発明の一部の実施例によって、上記方法において、上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信することは、上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントからバースト送信モードで送信される上記データを受信することを含んでよく、そのうち、上記バースト送信モードの送信は、アクセスポイントプロキシモジュールがバッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達したことをトリガーとする。
本発明の一部の実施例によって、上記方法において、上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信することは、上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから送信される上記データを受信することを含んでよく、そのうち、上記データには、上記無線アクセスポイントが互いに関連する複数のファイルを圧縮して得た一つのファイルを含む。
本発明の一部の実施例において、無線ステーションを提供している。該無線ステーションにおいて、リモートサーバと通信セッションを確立して保持し、並びにユーザに対してローカルサービスを提供するクライアントアプリモジュールと、ステーションプロキシモジュールとを含み、当該ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信し、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持し、上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにし、上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信し、上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立している第2通信セッションを介して送信するように行われ、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮され、上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信する。
本発明の一部の実施例によって、上記無線ステーションの上記ステーションプロキシモジュールは、さらに、上記無線アクセスポイントからバースト送信モードで送信される上記データを受信し、そのうち、上記バースト送信モードの送信は、アクセスポイントプロキシモジュールがバッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達したことをトリガーとする。
本発明の一部の実施例によって、上記無線ステーションの上記ステーションプロキシモジュールは、さらに、上記無線アクセスポイントから送信される上記データを受信し、そのうち、上記データには、上記無線アクセスポイントが互いに関連する複数のファイルを圧縮して得た一つのファイルを含む。
以上の記載から、本発明による無線アクセスポイント、無線ステーションおよび各自の動作方法には以下の利点となる効果を有することが分かる。
第1、無線アクセスポイントと無線ステーションにプロキシモジュールを導入したことで、無線アクセスポイント内における省エネ操作によるリモートサーバとクライアントアプリモジュールへの透明化を実現し、それにより無線アクセスポイントと無線ステーションを介して確立した通信セッションのアライブ時に、無線アクセスポイントにおける無線インタフェースモジュールの周期的な休眠を保証し、さらに無線アクセスポイントの休眠時間を大きく延長させ、無線アクセスポイントの省エネ効率を大きくしたとともに、原通信サービスへの影響を低下させた。
第2、無線アクセスポイントと無線ステーションにプロキシモジュールを導入したことで、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信の独立性を保証した。アクセスポイントプロキシモジュールとステーションプロキシモジュールは、上位階層サービスの異なる要求に応じて、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間のデータ伝送モードの変換(traffic pattern shaping)を実現し、さらにパケットアグリゲーションアンドバーストまたは複数ファイル圧縮の方式を導入してデータ伝送効率を向上させ、それにより無線アクセスポイントの動作時間を短縮させ、無線アクセスポイントの省エネ効率を向上させる。
発明者は、従来技術における常用の無線アクセスポイントの省エネ方策について鋭意に研究し、現在よく見られる無線アクセスポイント省エネ方策およびその欠点を発見した。以下のように記載する。
1.完全休眠モード:
無線アクセスポイントに接続する全ての無線ステーションが動作しない状態にあるとき、該無線アクセスポイントは、自動的に休眠モードに入り、その全てまたは一部のモジュールの電源供給が切断される。このような方策において、無線アクセスポイントが休眠状態に入った後、無線ステーションからのいかなる要求でも応答することができず、外部からの介入(例えばユーザボタン操作)がなければ、無線アクセスポイントをウェイクアップできない。該方策の利点として、簡単であり、実現しやすいことである。欠点として、無線アクセスポイントを自動的にウェイクアップできず、よって無線アクセスポイントと無線ステーションの間の通信への影響が大きく、通常は無線ステーションが長期的に動作しない場面のみに用いられる。
無線アクセスポイントに接続する全ての無線ステーションが動作しない状態にあるとき、該無線アクセスポイントは、自動的に休眠モードに入り、その全てまたは一部のモジュールの電源供給が切断される。このような方策において、無線アクセスポイントが休眠状態に入った後、無線ステーションからのいかなる要求でも応答することができず、外部からの介入(例えばユーザボタン操作)がなければ、無線アクセスポイントをウェイクアップできない。該方策の利点として、簡単であり、実現しやすいことである。欠点として、無線アクセスポイントを自動的にウェイクアップできず、よって無線アクセスポイントと無線ステーションの間の通信への影響が大きく、通常は無線ステーションが長期的に動作しない場面のみに用いられる。
2.半休眠モード(休眠/動作切り替えモード):
無線アクセスポイントに接続する全ての無線ステーションが動作しない状態にあるとき、該無線アクセスポイントが休眠/動作切り替えモードに入る。すなわち、無線アクセスポイントは、時間を交替する休眠時間と動作時間に分ける。そのうち、休眠時間内に、無線アクセスポイントは、部分的に電源供給を切断し、外部との通信を停止させるが、動作時間内に、無線アクセスポイントは自動的に休眠状態から動作状態(信号を正常に送受信できる)に変わる。動作時間内に無線ステーションからの関連付けおよび通信要求を発見しないと、動作時間終了後に、無線アクセスポイントが再び休眠状態に入り、このように交替する。動作時間内に無線ステーションからの関連付けおよび通信要求を受信すると、無線アクセスポイントが休眠/動作切り替えモードから正常動作モードに入る。該方策の利点として、無線アクセスポイントが休眠と動作状態の間に自動的に切り替えることができ、それにより休眠操作による無線ステーションへの影響を減少させた。その欠点として、休眠時間が短く、休眠/動作の頻繁的な切り替えにより省エネ効率を低下させた。
無線アクセスポイントに接続する全ての無線ステーションが動作しない状態にあるとき、該無線アクセスポイントが休眠/動作切り替えモードに入る。すなわち、無線アクセスポイントは、時間を交替する休眠時間と動作時間に分ける。そのうち、休眠時間内に、無線アクセスポイントは、部分的に電源供給を切断し、外部との通信を停止させるが、動作時間内に、無線アクセスポイントは自動的に休眠状態から動作状態(信号を正常に送受信できる)に変わる。動作時間内に無線ステーションからの関連付けおよび通信要求を発見しないと、動作時間終了後に、無線アクセスポイントが再び休眠状態に入り、このように交替する。動作時間内に無線ステーションからの関連付けおよび通信要求を受信すると、無線アクセスポイントが休眠/動作切り替えモードから正常動作モードに入る。該方策の利点として、無線アクセスポイントが休眠と動作状態の間に自動的に切り替えることができ、それにより休眠操作による無線ステーションへの影響を減少させた。その欠点として、休眠時間が短く、休眠/動作の頻繁的な切り替えにより省エネ効率を低下させた。
発明者は、従来技術の無線アクセスポイントの省エネメカニズムには下記の限界性を有することを発見した。
1)省エネ動作の実施は、いずれも無線アクセスポイントと無線ステーションとの間に通信活動のないときのみに行われる。すなわち、無線ステーションのクライアントアプリとリモートサーバのサービスプログラムとの間の通信セッションが既に終了した。従い、従来のメカニズムは、無線ステーションのアプリケーションプログラム実行中に休眠状態に入ることがほぼできず、それにより休眠時間が短く、省エネ効果が低いという問題が存在する。
2)従来のメカニズムは、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信状態のみに依頼し、上位階層のサービス要求を総合的に考慮しておらず、それによりその省エネ効率が比較的に低いものとなる。
1)省エネ動作の実施は、いずれも無線アクセスポイントと無線ステーションとの間に通信活動のないときのみに行われる。すなわち、無線ステーションのクライアントアプリとリモートサーバのサービスプログラムとの間の通信セッションが既に終了した。従い、従来のメカニズムは、無線ステーションのアプリケーションプログラム実行中に休眠状態に入ることがほぼできず、それにより休眠時間が短く、省エネ効果が低いという問題が存在する。
2)従来のメカニズムは、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信状態のみに依頼し、上位階層のサービス要求を総合的に考慮しておらず、それによりその省エネ効率が比較的に低いものとなる。
本発明は、無線アクセスポイント/ステーションの動作方法を提供し、無線アクセスポイントにより多くの休眠時間を取得させ、さらにアクセスポイントの省エネ効率を向上させることができ、同時に休眠による無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信への影響を最低に低下させる。本発明の目的、技術案および利点をより明確にするために、以下、図面および具体的な実施例を見ながら本発明について詳細に記載する。
図2に示す本発明の実施例の応用場面を参照する。本発明の実施例において、無線アクセスポイントと無線ステーションに二つのプロキシモジュールをそれぞれ嵌め込む。そのうち、無線アクセスポイントにおけるプロキシモジュールをアクセスポイントプロキシモジュールと呼び、無線ステーションにおけるプロキシモジュールをステーションプロキシモジュールと呼ぶ。本発明の実施例の具体的な方策は、次のように記載する。
ステップ1)アクセスポイントプロキシとステーションプロキシは、元々のクライアントアプリモジュールとリモートサーバアプリモジュールとの間の原通信セッションを、第1、第2、第3通信セッションの三つの独立した通信セッションに分割する。アクセスポイントプロキシモジュールは、クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバアプリモジュールとの通信を第1通信セッションを介して保持する。ステーションプロキシモジュールは、リモートサーバアプリモジュールを代表し、クライアントアプリモジュールとの通信を第3通信セッションを介して保持する。アクセスポイントプロキシモジュールとステーションプロキシモジュールとの間の第2通信セッションは、原通信セッションから独立し、無線アクセスポイントの省エネに寄与するあらゆる方式を介して通信することができる。第1、第3通信セッションは、原通信セッションと同じ通信プロトコル、例えば通信プロトコル1を採用できる。上記処理は、ステーションとサーバにおけるアプリモジュールにとって透明となる。すなわち、ステーションにおけるクライアントアプリモジュールは、通信セッションに何らかの変更が生じたことが分からず、依然としてリモートサーバのサーバアプリモジュールとの間に通信セッションを正しく確立して保持していると見なす。
ここで、セッションが採用するプロトコルに基づき、上記通信セッションを確立することができる。同様に、セッションが採用する具体的なプロトコルに基づき、第1、第3通信セッションのアライブを保持することができる。例えば、一端からアライブメッセージ/ハートビートパケットを周期的に送信し、他端においてアライブメッセージ/ハートビートパケットを時間通りに受信したかによって、セッションを保持するか否かを決定する。
以上の方式により、元々クライアントアプリモジュールとサーバアプリモジュールとの間に確立した一つの通信セッションは、三つの通信セッションに変えられる。しかも、アクセスポイントプロキシモジュールで第1通信セッションを保持し、ステーションプロキシモジュールで第3通信セッションを保持することにより、サーバアプリモジュールとクライアントアプリモジュールの両方は、相手とのセッションがアライブ状態にあると見なす。これにより、アプリモジュールがセッションの終了により対応する資源を釈放して両者間の通信が断たれる問題を回避できる。
ステップ2)上記ステップ1)を前提として、アクセスポイントプロキシモジュールとステーションプロキシモジュールは、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間のデータ伝送モードの変換(traffic pattern shaping)を第2通信セッションを介して完成させる。該モード変換は、上位階層サービスの異なる要求に応じて、変換方策の選択を適応的に行ってよい。アクセスポイントプロキシモジュールは、サーバアプリモジュールからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングする。上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信する。こうして、変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
データ伝送効率が向上したため、本発明の実施例において、上記第2通信セッションの保持時間の長さを減少させることができ、それにより無線アクセスポイントは、データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、その無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御して電力消耗を節約し、それによりデバイスの電力消耗を低下させることができる。
以下、データ伝送モード変換についての選択可能な方策について例を挙げて説明するが、本発明は以下の例に限定されない。
a)パケット蓄積/バースト(packet accumulation & burst):
リモートサーバからのデータは、対応する無線ステーションに直接送信されず、無線アクセスポイントにバッファリング(アグリゲーション)を行う。バッファリングしたデータ量またはバッファリング時間が一定の数値に達すると、全てのバッファリングしたデータは、バーストモードで全て無線アクセスポイントから無線クライアントに送信される。該方策は、例えばFTPサービスなどの単一ファイルの非リアルタイム伝送に適用できる。ここのバッファリング時間とは、全てのバッファリングデータのうち最も早く無線アクセスポイントに到達するデータのバッファリング時間を指す。
b)複数ファイル圧縮(multi-file compression):
リモートサーバから受信した複数の関連ファイルは、一つのファイルに圧縮され、それから圧縮ファイルが無線アクセスポイントから無線ステーションに伝送される。該方策は、例えばWebブラウジングサービスなどの複数ファイル伝送サービスに適用できる。
リモートサーバからのデータは、対応する無線ステーションに直接送信されず、無線アクセスポイントにバッファリング(アグリゲーション)を行う。バッファリングしたデータ量またはバッファリング時間が一定の数値に達すると、全てのバッファリングしたデータは、バーストモードで全て無線アクセスポイントから無線クライアントに送信される。該方策は、例えばFTPサービスなどの単一ファイルの非リアルタイム伝送に適用できる。ここのバッファリング時間とは、全てのバッファリングデータのうち最も早く無線アクセスポイントに到達するデータのバッファリング時間を指す。
b)複数ファイル圧縮(multi-file compression):
リモートサーバから受信した複数の関連ファイルは、一つのファイルに圧縮され、それから圧縮ファイルが無線アクセスポイントから無線ステーションに伝送される。該方策は、例えばWebブラウジングサービスなどの複数ファイル伝送サービスに適用できる。
以上の記載から、本発明の実施例によるプロキシモジュールに基づく無線アクセスポイント省エネ方策は、無線ステーションのクライアントアプリとリモートサーバのアプリサービスモジュールとの間の通信セッションのアライブ時に、無線アクセスポイントに対して休眠操作をすることができ、無線アクセスポイントの休眠時間を延長し、省エネ効果を向上した。同時に、本発明の実施例は、上位階層サービスの異なる要求を考慮し、ユーザエクスペリエンスを保証するとともに、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信伝送モードを調整し、異なるサービス要求に基づく柔軟な休眠モードを提供しており、それにより休眠/動作切り替え頻度を低下させ、省エネ効率を向上させる。
以下、無線アクセスポイント側と無線ステーション側からそれぞれ本発明の実施例について更なる説明をする。
図3を参照する。本発明の実施例において、無線アクセスポイントの動作方法を提供している。上記無線アクセスポイントには、アクセスポイントプロキシモジュールと無線インタフェースモジュールとを設ける。上記無線アクセスポイントは、無線インタフェースモジュールを介して無線ステーションと通信可能である。上記無線ステーションには、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける。
図3を参照する。該方法において、ステップ31とステップ32とを含む。
ステップ31において、無線アクセスポイントに設けるアクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持する。そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持している。
ステップ32において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールへ上記データを送信する。
そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
以上のステップを経て、無線アクセスポイントが上記第2通信セッションのセッション時間の長さを短縮させることができ、それにより、上記無線アクセスポイントは、上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御して、デバイスの電力消耗を低下させることができる。
ここで、上記ステップ31において、具体的にステップ311とステップ312を含んでよい。
ステップ311において、アクセスポイントプロキシモジュールは、上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求を受信する。上記通信要求は、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるものであり、かつ上記通信要求により、上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする。
ステップ312において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持する。
ここで、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、クライアントアプリモジュールの身分でリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、それによりクライアントアプリモジュールのプロキシを実現する。クライアントアプリモジュールの身分は、具体的にクライアントアプリモジュールの通信アドレス、例えばIPアドレス、ポート番号によって表される。
上記ステップ32において、具体的にステップ321とステップ322を含んでよい。
ステップ321において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングする。
ステップ322において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信する。
例えば、上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、上記ステップ322において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信する。
また、例えば上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記ステップ322において、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、それから、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信する。
上記方法に基づき、本発明の実施例において、無線アクセスポイントを提供している。図4に示すように、該無線アクセスポイントにおいて、無線インタフェースモジュールと、アクセスポイントプロキシモジュールとを含む。
無線インタフェースモジュールは、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションと通信する。
アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持する。そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持している。
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、さらにリモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールに上記データを送信する。
そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
好ましくは、上記無線アクセスポイントにおいて、さらに、上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御する休眠制御モジュールを含んでよい。
好ましくは、上記アクセスポイントプロキシモジュールにおいて、要求受信ユニットと、セッション保持ユニットとを含んでよい。
要求受信ユニットは、上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求を受信する。上記通信要求は、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるものであり、かつ上記通信要求により、上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする。
セッション保持ユニットは、上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持する。
好ましくは、上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングするバッファリングユニットと、上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信する送信ユニットとをさらに含んでよい。
好ましい実施例として、上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信する。
別の好ましい実施例として、上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信する。
図5を参照する。本発明の実施例において、無線ステーションの動作方法を提供している。上記無線ステーションには、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける。図5に示すように、該方法において、ステップ51〜ステップ55とを含む。
ステップ51において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信する。
ステップ52において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持する。
ここで、上記ステーションプロキシモジュールは、リモートサーバの身分で上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持し、それによりリモートサーバのプロキシを実現する。リモートサーバの身分は、具体的にサーバアプリモジュールの通信アドレス、例えばIPアドレス、ポート番号によって表される。
ステップ53において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにする。
ステップ54において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信する。上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して送信するように行われる。そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。
ステップ55において、上記ステーションプロキシモジュールは、上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信する。
以上の無線ステーションの動作方法に基づき、本発明の実施例において、無線ステーションをさらに提供している。図6に示すように、該無線ステーションにおいて、クライアントアプリモジュールと、ステーションプロキシモジュールとを含む。
上記クライアントアプリモジュールは、リモートサーバと通信セッションを確立して保持し、並びにユーザに対してローカルサービスを提供する。
上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信し、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持する。上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにする。上記ステーションプロキシモジュールは、上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信する。上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立している第2通信セッションを介して送信するように行われる。そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮される。上記ステーションプロキシモジュールは、上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信する。
ここで、クライアントアプリモジュールは、従来技術の方式に従い、リモートサーバと通信セッションを確立して保持し、ローカルユーザにサービスを提供することができる。実際は、該通信セッションは既に上記第1、第2、第3通信セッションに分割されている。しかし、本発明の実施例において、ステーションプロキシモジュールのプロキシ機能により、クライアントアプリモジュールが依然としてリモートサーバとの間に通信セッションを確立して保持したと見なす。
好ましくは、上記ステーションプロキシモジュールは、さらに、上記無線アクセスポイントからバースト送信モードで送信される上記データを受信する。そのうち、上記バースト送信モードの送信は、アクセスポイントプロキシモジュールがバッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達したことをトリガーとする。
好ましくは、上記ステーションプロキシモジュールは、さらに、上記無線アクセスポイントから送信される上記データを受信する。そのうち、上記データには、上記無線アクセスポイントが互いに関連する複数のファイルを圧縮して得た一つのファイルを含む。
最後、図7を見ながら、無線アクセスポイントが移動ルータ、無線ステーションがWiFiステーションの場合を実例として、さらに本発明の実施例の具体的な実施を説明する。
本実例において、移動ルータは、一端がWiFiインタフェースを提供し、WiFiステーション(例えばWiFiネットインタフェースを具備するスマートフォンまたはパソコン)に無線接続し、他端がWANインタフェースを介してインターネット(Internet)に接続する。
移動ルータにはアクセスポイントプロキシモジュールが嵌め込まれている。図7に示すように、具体的に下記のモジュール/ユニットを含む。
アクセスポイントプロキシ(AP Proxy):主として、無線ステーションを代表してリモートサーバと通信すること、サービスプログラムとの通信セッションを保持すること、無線ステーションとの情報やデータのインタラクティブを担う。
ネットワークアドレス変換(NAT):ネットワークアドレスの変換を担う。
タイマー(Timer):休眠のタイミング機能を提供する。
スケジューラ(Scheduler):時間シーケンスのスケジューリングを完成する。
コントローラ(Controller):WiFiモジュールのエネルギー供給を切り替える。
ウェイクアップモジュール(Wakeup):アクセスポイントの強制ウェイクアップ機能を提供する。
アクセスポイントプロキシ(AP Proxy):主として、無線ステーションを代表してリモートサーバと通信すること、サービスプログラムとの通信セッションを保持すること、無線ステーションとの情報やデータのインタラクティブを担う。
ネットワークアドレス変換(NAT):ネットワークアドレスの変換を担う。
タイマー(Timer):休眠のタイミング機能を提供する。
スケジューラ(Scheduler):時間シーケンスのスケジューリングを完成する。
コントローラ(Controller):WiFiモジュールのエネルギー供給を切り替える。
ウェイクアップモジュール(Wakeup):アクセスポイントの強制ウェイクアップ機能を提供する。
WiFiステーションにはステーションプロキシモジュールが嵌め込まれている。図7に示すように、具体的に下記のモジュール/ユニットを含む。
ステーションプロキシ(STA Proxy):主として、リモートサーバを代表してクライアントプログラムと通信すること、クライアントプログラムとの通信セッションを保持すること、無線アクセスポイントとの情報やデータのインタラクティブを担う。
ネットワークアドレス変換(NAT):ネットワークアドレスの変換を担う。
バーチャルネットワークカード(Virtual NIC):ステーションプロキシモジュールとクライアントプログラムとの通信チャネルの確立に補助する。
タイマー(Timer):休眠のタイミング機能を提供する。
スケジューラ(Scheduler):時間シーケンスのスケジューリングを完成する。
コントローラ(Controller):WiFiモジュールのエネルギー供給を切り替える。
ステーションプロキシ(STA Proxy):主として、リモートサーバを代表してクライアントプログラムと通信すること、クライアントプログラムとの通信セッションを保持すること、無線アクセスポイントとの情報やデータのインタラクティブを担う。
ネットワークアドレス変換(NAT):ネットワークアドレスの変換を担う。
バーチャルネットワークカード(Virtual NIC):ステーションプロキシモジュールとクライアントプログラムとの通信チャネルの確立に補助する。
タイマー(Timer):休眠のタイミング機能を提供する。
スケジューラ(Scheduler):時間シーケンスのスケジューリングを完成する。
コントローラ(Controller):WiFiモジュールのエネルギー供給を切り替える。
図7に示す応用場面を例として、該場面においてFTPデータダウンロードを完成するステップを説明する。以下のように記載する。
1)クライアントアプリモジュール(Client App)は、リモートサーバアプリモジュール(Server app)に制御接続要求を送信し、クライアントアプリモジュール(Client App)からステーションプロキシ(STA Proxy)への制御接続を確立する。ステーションプロキシ(STA Proxy)がリモートサーバ(Server)のプロキシサービスを提供するため、クライアントアプリモジュール(Client App)は、依然としてリモートサーバプログラム(Server App)と接続を確立したと見なす。
2)ステーションプロキシ(STA Proxy)は、クライアントアプリモジュール(Client App)と確立した制御接続の情報をチャネル(channel)を介してアクセスポイントプロキシ(AP Proxy)に伝送し、アクセスポイントプロキシ(AP Proxy)がクライアントアプリモジュール(Client App)を代表してリモートサーバアプリ(Server app)に制御接続要求を送信して制御接続を確立する。
3)同様に、上記ステップ1)、2)の方式に従い、データ接続の確立を完成する。
4)リモートFTPサーバからファイルのダウンロードを開始する。まず、ファイルをリモートサーバアプリ(Server app)からアクセスポイントプロキシ(AP Proxy)にダウンロードする。この間、無線アクセスポイントのWiFiインタフェースがオフになる(休眠モードにある)。
5)ファイルダウンロード完成後、WiFiインタフェースがオンとなり(動作モードに入る)、ダウンロードしたデータは、アクセスポイントプロキシ(AP Proxy)からバースト方式でステーションプロキシ(STA Proxy)に伝送される。伝送効率を向上させるために、例えば802.11nのアグリゲーション技術のような先進的な無線伝送技術を採用してよい。
6)データ伝送完成後、無線アクセスポイントのWiFiインタフェースがオフになる(休眠モードにある)。
7)データは、ステーションプロキシ(STA Proxy)からFTPプロトコルに従いクライアントアプリモジュール(Client App)に伝送され、FTPファイルダウンロードの全過程が終了する。
1)クライアントアプリモジュール(Client App)は、リモートサーバアプリモジュール(Server app)に制御接続要求を送信し、クライアントアプリモジュール(Client App)からステーションプロキシ(STA Proxy)への制御接続を確立する。ステーションプロキシ(STA Proxy)がリモートサーバ(Server)のプロキシサービスを提供するため、クライアントアプリモジュール(Client App)は、依然としてリモートサーバプログラム(Server App)と接続を確立したと見なす。
2)ステーションプロキシ(STA Proxy)は、クライアントアプリモジュール(Client App)と確立した制御接続の情報をチャネル(channel)を介してアクセスポイントプロキシ(AP Proxy)に伝送し、アクセスポイントプロキシ(AP Proxy)がクライアントアプリモジュール(Client App)を代表してリモートサーバアプリ(Server app)に制御接続要求を送信して制御接続を確立する。
3)同様に、上記ステップ1)、2)の方式に従い、データ接続の確立を完成する。
4)リモートFTPサーバからファイルのダウンロードを開始する。まず、ファイルをリモートサーバアプリ(Server app)からアクセスポイントプロキシ(AP Proxy)にダウンロードする。この間、無線アクセスポイントのWiFiインタフェースがオフになる(休眠モードにある)。
5)ファイルダウンロード完成後、WiFiインタフェースがオンとなり(動作モードに入る)、ダウンロードしたデータは、アクセスポイントプロキシ(AP Proxy)からバースト方式でステーションプロキシ(STA Proxy)に伝送される。伝送効率を向上させるために、例えば802.11nのアグリゲーション技術のような先進的な無線伝送技術を採用してよい。
6)データ伝送完成後、無線アクセスポイントのWiFiインタフェースがオフになる(休眠モードにある)。
7)データは、ステーションプロキシ(STA Proxy)からFTPプロトコルに従いクライアントアプリモジュール(Client App)に伝送され、FTPファイルダウンロードの全過程が終了する。
以上のフローから、FTPファイルダウンロード全過程は、リモートサーバとクライアントアプリモジュールの両方にとって透明である。すなわち、リモートサーバとクライアントアプリモジュールにおける対応するスレッドとセッションが終始してアライブである。無線アクセスポイントの無線モジュールが長時間にわたって休眠状態にあり、それにより原通信に影響を与えない状況での省エネ効率の向上を実現した。
以上の方策の記載と実施例の紹介から、本発明には下記の積極的な効果を有することが分かる。
第1、無線アクセスポイントと無線ステーションにプロキシモジュールを導入したことで、無線アクセスポイント内における省エネ操作によるリモートサーバとクライアントアプリモジュールへの透明化を実現し、それにより無線アクセスポイントと無線ステーションを介して確立した通信セッションのアライブ時に、無線アクセスポイントにおける無線インタフェースモジュールの周期的な休眠を保証し、さらに無線アクセスポイントの休眠時間を大きく延長させ、無線アクセスポイントの省エネ効率を大きくしたとともに、原通信サービスへの影響を低下させた。
第2、無線アクセスポイントと無線ステーションにプロキシモジュールを導入したことで、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間の通信の独立性を保証した。アクセスポイントプロキシモジュールとステーションプロキシモジュールは、上位階層サービスの異なる要求に応じて、無線アクセスポイントと無線ステーションとの間のデータ伝送モードの変換(traffic pattern shaping)を実現し、さらにパケットアグリゲーションアンドバーストまたは複数ファイル圧縮の方式を導入してデータ伝送効率を向上させ、それにより無線アクセスポイントの動作時間を短縮させ、無線アクセスポイントの省エネ効率を向上させる。
本明細書に記載している多くの機能部材は、特にその実現方式の独立性を強調するために、モジュールと呼ばれる。
本発明の実施例において、モジュールがソフトウェアで実現可能であり、それにより各種類の処理器で実行される。例を挙げると、1つの標識される実行可能なコードモジュールは、コンピュータ指令の1つまたは複数の物理または論理的ブロックを含んでよい。例えば対象、工程または関数として構成される。それにしても、標識されるモジュールの実行可能なコードは物理的に一緒に位置する必要がなく、異なる位置に格納した異なる指令を含んでよい。これらの指令が論理的に組み合わせると、モジュールを構成して、該モジュールの所定の目的を実現する。
実際に、実行可能なコードモジュールは、単独または複数の指令であってもよいし、複数の異なるコードセグメントや異なるプログラムに分布し、複数の記憶設備を跨って分布してもよい。同様、操作データは、モジュール内に識別され、あらゆる適切な形式で実現され、あらゆる適切な種類のデータ構造内に組み入れられる。上記操作データは、単独データとして収集されてもよいし、異なる位置(異なる記憶設備にあることを含む)に分布してもよく、少なくとも部分的に電子信号のみとしてシステムまたはネットワークに存在する。
モジュールがソフトウェアで実現できる場合、現在のハードウェア技術のレベルを考慮すると、ソフトウェアで実現可能なモジュールについて、コストを考慮しない場合に、当該分野の技術者が対応するハードウェア回路を構成して対応する機能を実現することができる。上記ハードウェア回路は、通常の超大規模集積(VLSI)回路またはゲートアレイおよび例えばロジックチップ、トランジスタなどの従来の半導体またはその他の独立した素子を含む。モジュールは、例えばフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、プログラマブル・アレイロジック、プログラマブル・ロジック設備などのプログラマブルハードウェア設備でも実現可能である。
以上の記載は、本発明の実施形態に過ぎない。指摘すべきこととして、当該技術分野の一般的な技術者にとって、本発明の原理を背離しない前提では、いくつかの改良と修飾をすることもできるが、これらの改良と修飾も本発明の保護範囲内に見なされるべきである。
Claims (18)
- アクセスポイントプロキシモジュールと無線インタフェースモジュールを設ける無線アクセスポイントであって、ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションとの間に、上記無線インタフェースモジュールを介して通信可能な無線アクセスポイントの動作方法において、
ステップAとステップBとを含み、
ステップAにおいて、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しており、
ステップBにおいて、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールへ上記データを送信し、
そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮されることを特徴とする無線アクセスポイントの動作方法。 - さらに、
上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 上記ステップAにおいて、
アクセスポイントプロキシモジュールは、上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求であって、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるもので、かつ上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする通信要求を受信し、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持することを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 上記ステップBにおいて、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングするステップB1と、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信するステップB2とを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、上記ステップB2において、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信することを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 上記ステップBにおいて、
上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記ステップB2において、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信することを含むことを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 無線アクセスポイントにおいて、
ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションと通信する無線インタフェースモジュールと、
アクセスポイントプロキシモジュールとを含み、
当該アクセスポイントプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールを代表して、リモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持し、そのうち、上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しており、
上記アクセスポイントプロキシモジュールは、さらにリモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信し、上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立する第2通信セッションを介して、上記ステーションプロキシモジュールに上記データを送信し、
そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮されることを特徴とする無線アクセスポイント。 - さらに、
上記データの伝送間欠期間および/または上記データの送信終了後に、上記無線インタフェースモジュールが休眠となるように制御する休眠制御モジュールを含むことを特徴とする請求項7に記載の無線アクセスポイント。 - 上記アクセスポイントプロキシモジュールは、
上記ステーションプロキシモジュールから転送される上記クライアントアプリモジュールの通信要求であって、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発されるもので、かつ上記ステーションプロキシモジュールが上記リモートサーバを代表して上記クライアントアプリモジュールとの間に第3通信セッションを確立して保持しているようにする通信要求を受信する要求受信ユニットと、
上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するセッション保持ユニットとを含むことを特徴とする請求項8に記載の無線アクセスポイント。 - 上記アクセスポイントプロキシモジュールは、
リモートサーバからのデータを上記第1通信セッションを介して受信してバッファリングするバッファリングユニットと、
上記データのサービス属性に応じて上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記第2通信セッションを介して上記データを上記ステーションプロキシモジュールに送信する送信ユニットとを含むことを特徴とする請求項8に記載の無線アクセスポイント。 - 上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が単一ファイルの非リアルタイムサービスである場合、バッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達すると、バッファリングしたデータをバースト送信モードで上記第2通信セッションを介して送信することを特徴とする請求項10に記載の無線アクセスポイント。
- 上記送信ユニットは、さらに、上記データのサービス属性が複数ファイル伝送サービスである場合、上記データから互いに関連する複数のファイルを取得し、上記複数のファイルを一つの圧縮ファイルに圧縮し、圧縮ファイルを上記第2通信セッションを介して上記ステーションプロキシモジュールに送信することを特徴とする請求項10に記載の無線アクセスポイント。
- ステーションプロキシモジュールとクライアントアプリモジュールとを設ける無線ステーションの動作方法において、
上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信し、
上記ステーションプロキシモジュールは、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持し、
上記ステーションプロキシモジュールは、上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにし、
上記ステーションプロキシモジュールは、上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信し、上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立している第2通信セッションを介して送信するように行われ、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮され、
上記ステーションプロキシモジュールは、上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信することを含むことを特徴とする無線ステーションの動作方法。 - 上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信することは、
上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントからバースト送信モードで送信される上記データを受信することを含み、そのうち、上記バースト送信モードの送信は、アクセスポイントプロキシモジュールがバッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達したことをトリガーとすることを特徴とする請求項13に記載の方法。 - 上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信することは、
上記ステーションプロキシモジュールが上記無線アクセスポイントから送信される上記データを受信することを含み、そのうち、上記データには、上記無線アクセスポイントが互いに関連する複数のファイルを圧縮して得た一つのファイルを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。 - 無線ステーションにおいて、
リモートサーバと通信セッションを確立して保持し、並びにユーザに対してローカルサービスを提供するクライアントアプリモジュールと、
ステーションプロキシモジュールとを含み、
当該ステーションプロキシモジュールは、
上記クライアントアプリモジュールからリモートサーバへ発する通信要求を受信し、上記リモートサーバを代表して、上記クライアントアプリモジュールとの間の第3通信セッションを確立して保持し、
上記クライアントアプリモジュールの通信要求を無線アクセスポイントへ転送し、上記無線アクセスポイントが上記クライアントアプリモジュールを代表してリモートサーバとの間の第1通信セッションを確立して保持するようにし、
上記無線アクセスポイントから転送されるリモートサーバからのデータを受信し、上記データの転送は、上記無線アクセスポイントが上記データの伝送モードを変換し、変換後の伝送モードに従い、上記ステーションプロキシモジュールとの間に確立している第2通信セッションを介して送信するように行われ、そのうち、上記変換後の伝送モードによって、上記第2通信セッションにおける上記データの伝送効率が向上され、上記第2通信セッションのセッション時間の長さが短縮され、
上記データを上記第3通信セッションを介して上記クライアントアプリモジュールに送信することを特徴とする無線ステーション。 - 上記ステーションプロキシモジュールは、
さらに、上記無線アクセスポイントからバースト送信モードで送信される上記データを受信し、そのうち、上記バースト送信モードの送信は、アクセスポイントプロキシモジュールがバッファリングした上記データが所定のサイズに達し、または、バッファリング時間が所定の閾値に達したことをトリガーとすることを特徴とする請求項16に記載の無線ステーション。 - 上記ステーションプロキシモジュールは、
さらに、上記無線アクセスポイントから送信される上記データを受信し、そのうち、上記データには、上記無線アクセスポイントが互いに関連する複数のファイルを圧縮して得た一つのファイルを含むことを特徴とする請求項16に記載の無線ステーション。
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