JP2013186557A - データベースの非同期レプリケーション方式 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロント拠点障害時に、残りの拠点で新しくフロント−バックアップ構成を継続する。
【解決手段】フロントシステム障害時に、優先バックアップシステムがフロントシステムへ、代替バックアップシステムが優先バックアップシステムへ切り替わるようなディザスタリカバリを行う。新フロントシステムから新優先バックアップシステムへのバックアップ転送が即時に可能となるように、各バックアップシステムのレプリケーション処理進行を制御する。これにより、フロントシステム障害発生時に、バックアップシステム間で新たなフロント−バックアップ構成をとることが可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、フロントシステムのデータベースを元にバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行う、データベースの非同期レプリケーション方式に関する。
従来、フロントシステムのデータベースを元にバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行う方法として、フロントシステムのデータベースを更新した際の更新ログをバックアップシステムに非同期に転送し、同様の更新処理をバックアップシステムで実行して追随する方式が存在する。非同期でレプリケーションを行う場合、フロントシステム障害発生時に更新内容の欠落が発生する可能性があるが、同期式と比べてフロントシステムの処理に与える影響が少なく、レプリケーション処理によるフロントシステムの処理のスループット低下を抑えられるという利点がある。
ここで、1つのフロントシステムと複数バックアップシステムという構成で、フロントシステムから直接それぞれのバックアップシステムへ更新ログを転送し、それぞれに対して非同期レプリケーションを行う場合を考える。各バックアップシステムにおけるレプリケーション処理は独立しているため、それぞれのレプリケーション進行状況も独立して進行する。このような構成において、フロントシステム障害発生時に、バックアップシステムの1つが新たにフロントシステムとなり、新フロントシステムから残りのバックアップシステムに対して同様のレプリケーション処理を開始しようとしたとする。
図1は、このような1つのフロントシステムと複数バックアップシステムという構成を示す図である。
このとき、図1で示すように、新フロントシステム1に未到達および未反映であった更新ログが、残りのバックアップシステム2で既にレプリケーション済みであった場合、バックアップデータベースが先行した状態となってしまい、新フロントシステム1とバックアップシステム2とのデータベース間の不整合が生じる。結果、新フロント−バックアップシステム構成でのレプリケーション処理の継続が不可能となる。そのため、このような構成をとる場合は、新フロントシステムとなるバックアップシステム1のレプリケーション進行状況を、他のバックアップシステム2よりも必ず先行させなければならない。
なお、フロントシステムのデータベースを複数のバックアップシステムへレプリケーションし、フロントシステム障害発生時に新フロントシステム−バックアップシステムを構成するための従来の方式として、特許文献1のように、バックアップシステムをもとに別のバックアップシステムへレプリケーションを行うカスケード方式が存在する。しかし、カスケード方式の場合、末端となるバックアップシステムへの更新ログの到達遅延が大きくなる。また、中継するバックアップシステムで通信障害等が発生すると、末端のバックアップシステムへのレプリケーションにも影響があるなどの問題が指摘されている。
特許第3958757号公報
このように、高可用性を必要とするシステム構成において、フロント拠点−バックアップ拠点の構成に加えて、システムの正常稼動時は別用途でデータベースをレプリケーションし、必要時にバックアップシステムとして稼動するような拠点を加えた3拠点構成でのバックアップ転送を考える必要がある。このとき、フロント拠点障害時に残りの拠点で新しくフロント-バックアップ構成を継続できるような方式を考える必要がある。
本発明の所定の実施形態に係るレプリケーション方式は、分散配置されたデータベースにおいて、フロントシステムのデータベースを複数のバックアップシステムへ非同期にレプリケーションを行う多重レプリケーション方式であり、フロントシステム障害時に、優先バックアップシステムがフロントシステムへ、代替バックアップシステムが優先バックアップシステムへ切り替わるようなディザスタリカバリを行う。新フロントシステムから新優先バックアップシステムへのバックアップ転送が即時に可能となるように、各バックアップシステムのレプリケーション処理進行を制御する。これにより、フロントシステム障害発生時に、バックアップシステム間で新たなフロント−バックアップ構成をとることが可能となる。
好適には、複数存在するバックアップシステムのうち、フロント障害発生時に新フロントシステムになるバックアップシステムでのレプリケーション進行状況を、残りのバックアップシステムへ通知する。残りのバックアップシステムのレプリケーションは、通知されたレプリケーション進行状況までがレプリケーション可能と判断し、通知されたレプリケーション進行状況までレプリケーション処理を実行する。このような仕組みを導入することで、残りのバックアップシステムのレプリケーション進行状況が新フロントシステムとなるバックアップシステムよりも先行することを避けることができ、フロント障害発生時に新フロントシステムから残りのバックアップシステムへのレプリケーションを継続実施することができる。
本発明の所定の実施形態は、高可用性を必要とするようなミッションクリティカル系のシステムにおいて有効であるが、特に、以下の効果を有し得る。
第1に、本発明の所定の実施形態によれば、フロントシステムに存在するマスタデータベースから複数のバックアップシステムのデータベースへ非同期レプリケーションする際に、特定のバックアップシステムのレプリケーション進行状況を他のバックアップシステムのレプリケーション進行状況よりも先行させることが可能となる。
第2に、レプリケーション進行状況が制御できることにより、フロントシステム障害発生時に、特定のバックアップシステムを新フロントシステムとして稼動させ、新フロントシステムのデータベースから残りのバックアップシステムへのレプリケーションを再開することが可能であり、その際に両システムのデータベースのレプリケーション進行状況によるデータ不整合が発生することを避けることが可能である。
特に、この構成は、バックアップシステムごとに新フロントシステムとして稼動できるまでに必要な時間が異なるような場合に有効である。具体的には次のようなシステム構成をとることが可能になる。フロントシステム障害時に新フロントシステムとなる優先度の高いバックアップシステムは、即座にフロントシステムとなれるようにリソース稼動および要員配置を行う。一方、優先度の低いバックアップシステムはフロントシステム正常時には情報共有等の用途でフロントシステムのデータベースを複製し、フロントシステム障害時にのみ優先度の高いバックアップシステム相当のリソース稼動および要員配置を行う。このようなシステム構成の場合、バックアップシステム間に新フロントシステムになるための優先順位があらかじめ決められているため、本実施形態が有効である。
また、ディザスタリカバリの観点で考えると、新フロントシステムとなる優先度の高いバックアップシステムの配置は、フロントシステムから距離の遠い場所が選択される。このとき、優先度の低いバックアップシステムのほうが優先度の高いバックアップシステムよりもフロントシステムからの距離が近い場合、本発明の所定の実施形態のようなレプリケーション進行制御を行わなければ、優先度の低いバックアップシステムのレプリケーション進行状況が先行してしまう可能性が高い。このようなシステムの配置の場合に、本発明の所定の実施形態は有効となる。
また、第3に、レプリケーション進行状況が制御できることにより、レプリケーション進行状況を先行させたバックアップシステムを新フロントシステムとして稼動させた際に、運用の観点で下記の選択を行うことが可能である。すなわち、更新ログ格納表に格納された未反映の更新ログを全てデータベースに反映させてから、アプリケーションを開始させる。または、更新ログ格納表に格納された未反映の更新ログを破棄して、即座にアプリケーションを開始させる。
第4に、更新ログ自体はフロントシステムから各バックアップシステムへ直接転送しているため、フロントシステムが正常稼動時に、仮に新フロントシステムとなるバックアップシステムで障害が発生した場合は、次の操作で新フロントシステムとなるバックアップシステムを切り替えることが可能である。すなわち、切り替え先のバックアップシステムの反映許可通番を、受信済みの最後の更新ログ通番に替える操作を行う。そして、フロントシステムの更新ログ反映許可通番管理表の優先バックアップシステムを切り替え先のバックアップシステムに替える操作を行う。
このように、新フロントシステムとなるバックアップシステムに障害が発生した場合でも、それぞれのシステム内で操作を行うだけで他のバックアップシステムを新フロントシステムとなるバックアップシステムへ切り替えることが可能である。また、カスケード方式のようにデータを中継するバックアップシステムで障害が発生した際に他のバックアップシステムへのレプリケーション処理に影響が出るようなことが無いため、耐障害性が向上する。
従来のフロント−バックアップシステムの概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフロント−バックアップシステムの概略構成を示すブロック図である。 本実施例における更新ログ反映許可通番管理表006の一例を示す図である。 本実施例における更新ログ反映通番管理表110の一例を示す図である。 本実施例において、ある更新ログがバックアップシステム1のデータベース101およびバックアップシステム2のデータベース201へ反映される過程を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るフロント−バックアップシステムの概略構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図2は、本発明の一実施形態に係るフロント−バックアップシステムの概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例においてフロント−バックアップシステムは、フロントシステム0、バックアップシステム1及びバックアップシステム2を備え、各システムはそれぞれデータベース001、データベース101及びデータベース201を備える。
フロントシステム0が備えるデータベース001は、各バックアップシステムのデータベースのレプリケーション元となるデータベースである。バックアップシステム1は、フロントシステム0に障害が発生した場合に、新しいフロントシステムとして稼動するバックアップシステムである。バックアップシステム2は、フロントシステム0に障害が発生した場合にもそのままバックアップシステムとして稼動するバックアップシステムである。
フロントシステム0は、データベース001を更新するアプリケーション002を含む。アプリケーション002は、更新ログ格納手段003を備えており、更新ログ格納手段003によって、データベース更新の更新ログを更新ログ格納表004に格納する。更新ログ格納表004には、更新ログの発生順番を示す通番とともに、更新ログが格納される。更新ログ送信手段005は、更新ログ格納表004によって格納された更新ログ、更新ログの通番及び反映許可通番を、バックアップシステム1上の更新ログ受信手段107およびバックアップシステム2上の更新ログ受信手段207へ送信する。ここで、反映許可通番とは、各バックアップシステムが反映してもよい更新ログの最後の通番である。また、更新ログ送信手段005は、更新ログ受信手段107,207の要求により、更新ログを再送するような機能を有するものとする。
図3は、本実施例における更新ログ反映許可通番管理表006の一例を示す図である。同図において、反映許可通番0061は、更新ログ送信手段005が送信を行う際に参照される反映許可通番である。通知済み反映許可通番0062は、各バックアップシステムへ既に通知した反映許可通番を表す。優先バックアップシステム0063は、反映許可通番を決定する際の基準となるバックアップシステムを表す。
図2に戻り、バックアップシステム1の更新ログ受信手段107は、更新ログ送信手段005から受信した更新ログを更新ログ格納表108に格納する。また、受信した反映許可通番を、更新ログ反映通番管理表110に記録する。更新ログ反映手段109は、更新ログ反映通番管理表110を参照し、更新ログ格納表108から更新すべき更新ログを取得して、データベース101に更新ログを反映する。
図4は、本実施例における更新ログ反映通番管理表110の一例を示す図である。更新ログ反映通番管理表110は、更新ログの通番を管理する。同図において、反映許可通番1101は、更新ログ反映手段109がデータベース101へ反映することができる更新ログの最後の通番を表す。反映済み通番1102は、更新ログ反映手段109が反映を実施した最後の通番を表す。なお、バックアップシステム2の更新ログ反映通番管理表210も、更新ログ反映通番管理表110と同様のデータ構造を備え、反映許可通番2101と反映済み通番2102を含む。
図2に戻り、バックアップシステム2の更新ログ受信手段207、更新ログ格納表208、更新ログ反映手段209及び更新ログ反映通番管理表210は、バックアップシステム1でのそれぞれと同じ機能を有する。
次に、図2の実線の矢印で表した更新ログの流れを元に、図5を用いて、本実施例の動作を説明する。図5は、本実施例において、ある更新ログがバックアップシステム1のデータベース101およびバックアップシステム2のデータベース201へ反映される過程を示すフローチャートである。図5では、更新ログおよびその通番が各表に格納される過程を中心に記述している。破線で囲まれた記述は、フロントシステム0での処理を示している。実線で囲まれた記述は、左側がバックアップシステム1での処理を示しており、右側がバックアップシステム2での処理を示している。
フロントシステム0のアプリケーション002がデータベース001を更新すると同時に、更新ログ格納手段003は、更新ログ格納表004に更新ログを格納する(S501)。更新ログ格納時には、更新ログ発生順序を示す通番を付与する。
更新ログ送信手段005は、更新ログ格納表004の更新ログ追加状況を定期的に監視し、新しく格納された更新ログが存在していた場合は、更新ログおよびその通番を取得する。また、更新ログ送信手段005は、各バックアップシステムに送信する反映許可通番を決定する。反映許可通番の決定は、次のように行う。
まず、更新ログ反映許可通番管理表006の優先バックアップシステム0063に示されるシステムへ送信する場合(図3の実施例ではバックアップシステム1)、更新ログ格納表004から取得した最後の更新ログの通番を反映許可通番とする。
次に、更新ログ反映許可通番管理表006の優先バックアップシステム0063に示されるシステム以外へ送信する場合(本実施例ではバックアップシステム2)、更新ログ反映許可通番管理表006の反映許可通番0061の通番を反映許可通番とする。
更新ログ送信手段005は、取得した更新ログとその通番、および決定した反映許可通番を、バックアップシステム1の更新ログ受信手段107およびバックアップシステム2の更新ログ受信手段207へそれぞれ送信する(S502,S507)。送信が完了すると、更新ログ反映許可通番管理表006の通知済み反映許可通番0062を更新する。
バックアップシステム1の更新ログ受信手段107は、更新ログ送信手段005から受信した更新ログを更新ログ格納表108へ格納する。また、更新ログ反映通番管理表110の反映許可通番1101を、受信した反映許可通番の値で更新する(S503)。なおバックアップシステム1では、反映許可通番1101は更新ログ送信手段005から受信した最後の更新ログの通番と等しくなる。更新ログ反映通番管理表110の更新完了後、更新ログ受信手段107は更新ログ反映通番管理表110の反映済み通番1102の値を取得して、その通番を更新ログ送信手段005に返信する(S505)。
バックアップシステム1の更新ログ反映手段109は、更新ログ反映通番管理表110を監視し、反映許可通番1101の値が反映済み通番1102の値より大きくなっていた場合は、更新ログ格納表108から反映許可通番1101の通番までの更新ログをデータベース101に反映する。バックアップシステム1では、反映許可通番1101の値が受信した更新ログの最後の通番であるため、受信した全ての更新ログを反映することになる。更新ログ反映後、更新ログ反映通番管理表110の反映済み通番1102の通番を更新する(S504)。
バックアップシステム2の更新ログ受信手段207は、バックアップシステム1の更新ログ受信手段107と同様に、更新ログ送信手段005から受信した更新ログを更新ログ格納表208へ格納し(S508)、更新ログ反映通番管理表210の反映許可通番2101の値を更新して(S509)、反映済み通番2102を返信する。バックアップシステム2では、反映許可通番2101は、フロントシステム0の更新ログ反映許可通番管理表006で管理された反映許可通番となる。
バックアップシステム2の更新ログ反映手段209は、バックアップシステム1の更新ログ反映手段109と同様の手順で更新ログ格納表208に格納された更新ログをデータベース201に反映する(S510)。
フロントシステム0の更新ログ送信手段005は、バックアップシステム1の更新ログ受信手段107およびバックアップシステム2の更新ログ受信手段207からの返信を受け取ると、返信元のシステムが更新ログ反映許可通番管理表006の優先バックアップシステム0063であった場合に、受信した反映済み通番で更新ログ反映許可通番管理表006の反映許可通番0061を更新する(S506)。
なお、フロントシステム0の更新ログ送信手段005は、更新ログ格納表004の更新ログ追加状況を監視して新しく追加された更新ログが存在しなかった場合でも、更新ログ反映許可通番管理表006を確認し、反映許可通番0061が通知済み反映許可通番0062よりも大きかった場合は、反映許可通番のみを各バックアップシステムへ送信する(S502,S507)。更新ログ受信手段107および更新ログ受信手段207は、反映許可通番のみを受信した場合は、反映許可通番をそれぞれの更新ログ反映通番管理表へ更新する処理のみを実施する。
以上、図5にも示されているとおり、ある更新ログをバックアップシステム2のデータベース201に反映する時点で、その更新ログは必ず既にバックアップシステム1のデータベース101に反映されていることになる。これにより、データベース101のレプリケーション進行状況は、データベース201よりも必ず先行した状態にすることが可能となる。
上記の構成においてフロントシステム0で障害が発生し、バックアップシステム1が新フロントシステムとして稼動する際に、必要となる処理について説明する。新フロントシステムとして稼動する際は、フロントシステム0に存在していたアプリケーション002、更新ログ格納手段003、更新ログ格納表004、更新ログ送信手段005及び更新ログ反映許可通番管理表006と同等の機能がそれぞれ開始される。この後、更新ログ送信手段によって、反映許可通番として更新ログ反映通番管理表110の反映済み通番1102を送信する。これにより、バックアップシステム2の更新ログ反映処理を進行させることで、データベース201を新フロントシステム稼動直前のデータベース101と同じ状態にすることができる。なお、バックアップシステム2の更新ログ格納表208に必要な更新ログが格納されていなかった場合、バックアップシステム1の更新ログ格納表108から必要な更新ログを再送信することで対処することが可能である。
上記の実施例では、バックアップシステムを新フロントシステムとして稼動させた際に、未反映の更新ログを破棄して、即座にアプリケーションを開始させることが可能である。一方、次に示す実施例においては、未反映の更新ログを全てデータベースに反映させてから、アプリケーションを開始させることが可能である。
更新ログ反映許可通番管理表006の反映許可通番0061に、バックアップシステム1の更新ログ受信手段107の受信済み通番を使用する。
上記の実施例の場合、バックアップシステム2のデータベース201への更新ログ反映処理が、バックアップシステム1のものより先行する可能性がある。しかし、バックアップシステム2のデータベース201へ反映させた更新ログは、バックアップシステム1の更新ログ格納表108には必ず格納されている。そのため、新フロントシステムとして稼動する際に、更新ログ格納表108に格納された更新ログを全てデータベース101に反映させることで、データベース101のレプリケーション進行状況をデータベース201より先行させることが可能となる。上記の実施例の場合では、バックアップシステム2の更新ログ受信手段107が、更新ログを更新ログ格納表108に格納できた通番を反映許可通番とするため、上記の実施例よりも、バックアップシステム2のデータベース201へのレプリケーション処理の遅延を少なくすることができる。
図6は、本発明の他の実施形態に係るフロント−バックアップシステムの概略構成を示すブロック図である。図2に示す実施形態では、フロントシステム0が正常稼動している際のバックアップシステム1とバックアップシステム2間の通信は非活性であるものとしたが、図6に示す実施形態では、正常時にもバックアップシステム間の通信が活性である場合を仮定している。
本実施形態において、バックアップシステム1は、更新ログ反映済み通番送信手段111を備え、バックアップシステム2は、更新ログ反映済み通番受信手段212を備える。バックアップシステム1の更新ログ反映済み通番送信手段111は、更新ログ反映通番管理表110から反映済み通番1102の値を取得して、バックアップシステム2の更新ログ反映済み通番受信手段212に送信する。バックアップシステム2の更新ログ反映済み通番受信手段212は、更新ログ反映済み通番送信手段111から受け取った通番で更新ログ反映通番管理表210の反映許可通番2101を更新する。
本実施例の場合、図2に示した実施例と比較して、以下の点の変更を要する。
まず、更新ログ反映許可通番管理表006は必要ない。次に、フロントシステム0の更新ログ送信手段005は反映許可通番を送信しない。また、更新ログ受信手段107、207は更新ログ反映通番管理表110、210の参照および更新をせず、更新ログ送信手段005へ反映済み通番を返信しない。さらに、更新ログ反映通番管理表110の反映許可通番1101の値は、更新ログ反映手段109が全ての更新ログを反映してもよいと判断できるような特殊な値(例えば、通番が1から始まるとして、−1といった値など)を格納する。
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述の各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更して又は並列に実行することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限
られない。
(付記1)フロントシステムと、第1及び第2のバックアップシステムとを備え、フロントシステムのデータベースを第1及び第2のバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行うフロント−バックアップシステムであって、第1のバックアップシステムのレプリケーション進行状況を管理する手段と、進行状況を参照して、第2のバックアップシステムのレプリケーションの進行状況を制御する手段と、を備えるフロント−バックアップシステムである。
(付記2)管理する手段は、第1のバックアップシステムのデータベースに更新ログを反映させる第1の更新ログ反映手段と、第1のバックアップシステムのデータベースに反映された反映済み更新ログの通番を管理する管理表と、を備えることを特徴とする付記1記しあのフロント−バックアップシステムである。
(付記3)制御する手段は、管理表に管理されている反映済み更新ログの通番を第2のバックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、 通番に基づいて、第2のバックアップシステムのデータベースに、更新ログを反映させる第2の更新ログ反映手段と、を備えることを特徴とする付記2記載のフロント−バックアップシステムである。
(付記4)フロントシステムに障害が発生したとき、第1のバックアップシステムは、新たなフロントシステムとして機能し、第2のバックアップシステムは、新たな優先バックアップシステムとして機能することを特徴とする付記3記載のフロント−バックアップシステムである。
(付記5)フロントシステムと、第1及び第2のバックアップシステムとを備えるシステムにおいて、フロントシステムのデータベースを第1及び第2のバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行う方法であって、第1のバックアップシステムのレプリケーション進行状況を管理し、進行状況を参照して、第2のバックアップシステムのレプリケーションの進行状況を制御する、方法である。
0 フロントシステム、001 データベース、002 アプリケーション、003 更新ログ格納手段、004 更新ログ格納表、005 更新ログ送信手段、006 更新ログ反映許可通番管理表、0061 反映許可通番、0062 通知済み反映許可通番、0063 優先バックアップシステム、1 (第1の)バックアップシステム、2 (第2の)バックアップシステム、101,201 データベース、107,207 更新ログ受信手段、108,208 更新ログ格納表、109,209 更新ログ反映手段、110,210 更新ログ反映通番管理表、1101,2101 反映許可通番、1102,2102 反映済み通番、111 更新ログ反映済み通番送信手段、212 更新ログ反映済み通番受信手段。

Claims (5)

  1. フロントシステムと、第1及び第2のバックアップシステムとを備え、前記フロントシステムのデータベースを前記第1及び第2のバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行うフロント−バックアップシステムであって、
    前記第1のバックアップシステムのレプリケーション進行状況を管理する手段と、
    前記進行状況を参照して、前記第2のバックアップシステムのレプリケーションの進行状況を制御する手段と、
    を備えるフロント−バックアップシステム。
  2. 前記管理する手段は、
    前記第1のバックアップシステムのデータベースに更新ログを反映させる第1の更新ログ反映手段と、
    前記第1のバックアップシステムのデータベースに反映された反映済み更新ログの通番を管理する管理表と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のフロント−バックアップシステム。
  3. 前記制御する手段は、
    前記管理表に管理されている前記反映済み更新ログの通番を前記第2のバックアップシステムに送信する更新ログ送信手段と、
    前記通番に基づいて、前記第2のバックアップシステムのデータベースに、更新ログを反映させる第2の更新ログ反映手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2記載のフロント−バックアップシステム。
  4. 前記フロントシステムに障害が発生したとき、前記第1のバックアップシステムは、新たなフロントシステムとして機能し、前記第2のバックアップシステムは、新たな優先バックアップシステムとして機能することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のフロント−バックアップシステム。
  5. フロントシステムと、第1及び第2のバックアップシステムとを備えるシステムにおいて、前記フロントシステムのデータベースを前記第1及び第2のバックアップシステムのデータベースへレプリケーションを行う方法であって、
    前記第1のバックアップシステムのレプリケーション進行状況を管理し、
    前記進行状況を参照して、前記第2のバックアップシステムのレプリケーションの進行状況を制御する、方法。
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