JP2013184515A - Roof molding - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、車体の屋根に設けられた溝に取り付けられるルーフモールに関するものである。 The present invention relates to a roof molding that is attached to a groove provided in a roof of a vehicle body.
一般的な自動車等の車両には、構成部材間の隙間を塞いだりあるいは装飾目的のため、細長く成形された各種のモールディングが装着されている。例えば図7に示すように、車体は、天面をなすルーフパネル10の側縁部と主に側面をなすサイドパネル11の上縁部とを溶接することで構成され、これらの溶接部が車体の屋根Rの両側縁に前後に延在するようになっている。屋根Rでは、ルーフパネル10とサイドパネル11との溶接部が上方に開放する溝状に形成され、この溝12にルーフモールディング(以下、ルーフモールという)50が嵌め込まれ、このルーフモール50によって溝12を塞いでいる(例えば特許文献1参照)。
A vehicle such as a general automobile is provided with various moldings that are formed into an elongated shape for the purpose of closing a gap between components or for decoration purposes. For example, as shown in FIG. 7, the vehicle body is formed by welding a side edge portion of a
前記ルーフモール50は、押し出し成形によって形成された弾力性を有する樹脂やゴム等からなるモール本体部52と、このモール本体部52に埋め込まれた金属等の芯材60とから構成されている。すなわち、ルーフモール50は、モール本体部52に該モール本体部52より剛性が高い芯材60を挿入することで、形状の安定化を図って溝12への装着作業を容易にし、溝12への取り付け後の反り等を抑制している。
The
前記モール本体部52は、溝12の上方に開放する開口12aを塞ぐ蓋部54と、溝12に挿入されて、溝12に対して該溝12の幅方向に嵌合する脚部56と、上下方向に延在し、蓋部54と脚部56との間を繋ぐ柱部58から構成され、全体として断面「エ」の字状に形成されている(図7参照)。なお、芯材60は、モール本体部52の蓋部54または柱部58に挿入されている。蓋部54は、溝12の開口12aの幅(左右)寸法より大きく設定され、上方に臨む意匠面54aが、例えば中央部から左右の端部に向かうにつれてなだらかに低くなる凸形状に形成されている。また、蓋部54は、下面が左右の端部に向かうにつれて上方傾斜するように形成され、柱部58と接続する根元部分が比較的肉厚になっている。そして、ルーフモール50は、前後の端部から脚部56を切り取って、溝12の内側に設けたクリップ(図示せず)に柱部58を挟持することで、前後の端部を位置決めし、脚部56が溝12に嵌り込むことで中間部分が保持されている。
The
前記ルーフモール50において、上面が外方に臨む意匠面となる蓋部54に芯材60を挿入すると、蓋部54の上面に芯材60に起因するヒケ等の外観不良を生じ易くなる。そこで、芯材60を蓋部54から離して柱部58に挿入すると、ルーフモール50は車両前後方向に長いことから、芯材60が蓋部54に位置することで機能していたモール全体の形状安定性が損なわれてしまう。
In the
すなわち本発明は、従来の技術に係るルーフモールに内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、軽量で、形状保持性と良好な外観とを兼ね備えたルーフモールを提供することを目的とする。 That is, the present invention has been proposed to solve these problems in view of the problems inherent in the roof molding according to the prior art, and is a lightweight roof having both shape retention and good appearance. The purpose is to provide a mall.
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のルーフモールは、
車体の屋根に設けられた溝に取り付けられるルーフモールにおいて、
1本の柱部の一端部から幅方向両側に延出するよう形成され、前記溝の開口を覆う蓋部と、
前記柱部の他端部から幅方向両側に延出するよう形成され、前記溝に挿入されて該溝の幅方向に嵌合する脚部と、
断面矩形状の板形状に形成され、前記蓋部と前記脚部との離間方向に矩形断面の長手辺が延在する縦姿勢で前記柱部に挿入された1本の芯材とを備え、
前記芯材は、前記柱部において前記蓋部側に寄った位置に、該蓋部に連なる接続部位に該蓋部側の端縁を揃えて配置されたことを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、芯材を蓋部と脚部との離間方向に長手辺を沿わせた縦姿勢で柱部に挿入しているので、芯材を横姿勢で挿入した場合と比べて柱部の厚み寸法を薄く設定することが可能となる。これにより、蓋部における柱部との接続部位を、柱部の厚みに合わせて薄く設定することができ、蓋部の外方に臨む意匠面のヒケ等の外観不良を抑制することができると共に、軽量化を図り得る。また、ルーフモールは、芯材を柱部において蓋部側に寄った位置に配置すると共に、芯材の蓋部側の端縁を柱部における蓋部に連なる接続部位に揃えて配置しているので、芯材が意匠面の形状安定化に好適に寄与し得ると共に、芯材の存在による意匠面の外観不良を最小限に抑え得る。
In order to overcome the above-mentioned problems and achieve the intended object, the roof molding of the invention according to claim 1 of the present application is
In the roof molding attached to the groove provided on the roof of the car body,
A lid that extends from one end of one pillar to both sides in the width direction and covers the opening of the groove;
Legs that are formed to extend from the other end of the column part to both sides in the width direction, are inserted into the grooves and fit in the width direction of the grooves,
It is formed in a plate shape having a rectangular cross section, and includes a single core member inserted into the column portion in a vertical posture in which the long side of the rectangular cross section extends in the separation direction of the lid portion and the leg portion,
The gist of the invention is that the core member is arranged at a position close to the lid part side in the column part, with the edge on the lid part side being aligned at a connection portion connected to the lid part.
According to the first aspect of the present invention, since the core material is inserted into the column portion in the vertical posture along the longitudinal side in the separating direction of the lid portion and the leg portion, the core material is inserted in the horizontal posture. It is possible to set the thickness dimension of the column portion to be thinner than that. Thereby, the connection part with the pillar part in the lid part can be set thinly according to the thickness of the pillar part, and appearance defects such as sink marks on the design surface facing the outside of the lid part can be suppressed. The weight can be reduced. In addition, the roof molding arranges the core material at a position close to the lid portion side in the column portion, and arranges the edge of the core material on the lid portion side so as to be aligned with the connection part connected to the lid portion in the column portion. Therefore, the core material can suitably contribute to the shape stabilization of the design surface, and the appearance defect of the design surface due to the presence of the core material can be minimized.
請求項2に係る発明では、前記芯材は、前記柱部における幅方向の中央部に配置されたことを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、芯材を柱部の幅方向中央部に配置することで、芯材が成形時の材料の流動性を妨げ難く、芯材に起因する外観不良を抑えることができる。
The gist of the invention according to claim 2 is that the core material is disposed at a central portion in the width direction of the column portion.
According to the invention which concerns on Claim 2, by arrange | positioning a core material in the center part of the width direction of a pillar part, the core material does not hinder the fluidity | liquidity of the material at the time of shaping | molding, and suppresses the appearance defect resulting from a core material. Can do.
請求項3に係る発明では、前記蓋部における前記柱部に連なる接続部位の厚み寸法と、前記柱部における前記蓋部に連なる接続部位の厚み寸法とが、等しくなるよう形成されたことを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、柱部における蓋部に連なる接続部位の厚み寸法と蓋部における柱部に連なる接続部位の厚み寸法とが等しく形成されているので、柱部と蓋部との肉厚差に起因する蓋部の外観不良を抑えることができる。
In the invention which concerns on Claim 3, it formed so that the thickness dimension of the connection site | part connected to the said column part in the said cover part and the thickness dimension of the connection site | part connected to the said cover part in the said column part might become equal. And
According to the invention according to claim 3, since the thickness dimension of the connection part connected to the lid part in the column part is equal to the thickness dimension of the connection part connected to the column part in the lid part, the pillar part and the lid part are formed. The appearance defect of the lid portion due to the difference in thickness can be suppressed.
請求項4に係る発明では、前記蓋部および前記脚部の夫々は、前記柱部を挟んで幅方向に対称な形状に形成され、
前記脚部は、前記溝の開口幅よりも大きく形成されると共に、前記柱部に連なる接続部位の厚み寸法が、該柱部の厚み寸法と等しくなるよう形成されたことを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、柱部と脚部との接続部位において、該接続部位同士の厚みを揃えることで、接続部位での外面のヒケを抑制できる。
In the invention according to claim 4, each of the lid part and the leg part is formed in a symmetrical shape in the width direction across the column part,
The gist of the present invention is that the leg portion is formed larger than the opening width of the groove, and the thickness dimension of the connecting portion connected to the column portion is equal to the thickness dimension of the column portion.
According to the invention which concerns on Claim 4, the sink of the outer surface in a connection site | part can be suppressed by aligning the thickness of this connection site | part in the connection site | part of a pillar part and a leg part.
本発明に係るルーフモールによれば、軽量で、形状保持性と良好な外観とを兼ね備えている。 The roof molding according to the present invention is lightweight and has both shape retention and good appearance.
次に、本発明に係るルーフモールにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。 Next, a preferred embodiment of the roof molding according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
実施例では、図4に示すように、車体の屋根Rの左右両端の夫々に前後に延在すると共に上方に開口するように形成された溝12に取り付けられるルーフモール20を例に挙げて説明し、車体への取り付け姿勢を基準として前後左右上下を指称する。前記屋根Rは、天面をなすルーフパネル10の側縁部と主に側面をなすサイドパネル11の上縁部とを溶接することで構成され、これらの溶接部Raが屋根Rの両側縁に前後に延在している。ルーフパネル10とサイドパネル11は、上方に開口する凹状に形成された溝12の底部で溶接され、この溶接部Raを溝12に取り付けたルーフモール20で隠すようになっている。溝12は、底部12bから開口12aに向かうにつれて幅(左右)寸法が小さくなるように形成され、開口12aの幅寸法が底部12bの幅寸法よりも小さくなっている。また、溝12の開口側縁部は、段状に形成されており、この段状部14にルーフモール20の後述する蓋部24が収まるようになっている。
In the embodiment, as shown in FIG. 4, a
図1〜3に示すように、実施例のルーフモール20は、合成樹脂やゴム等の材料(以下、モール材料という)で構成されるモール本体部(本体部)22と、金属や硬質な合成樹脂等の材料からなり、モール本体部22に挿入された芯材30とから基本的に構成されている。ルーフモール20は、車体の屋根Rの前後に亘って延在する溝12に合わせて形成された長尺な部材であって、例えばモール本体部52の押し出し成形に合わせて芯材30を挿入することで、一体的に形成されている(図5参照)。モール本体部22は、溝12にある程度追従可能な可撓性および弾力性を有するモール材料からなるものが好ましく、塩化ビニル樹脂、ABS樹脂、フッ素樹脂、各種のオレフィン系エラストマーあるいはスチレン系エラストマー等を単体または組み合わせて採用可能である。一方、芯材30は、モール本体部22の形状を安定させる剛性およびモール本体部22を構成するモール材料より線膨張係数が小さい寸法安定性を有する必要がある。そのため、芯材30は、モール本体部22を構成するモール材料よりも硬質で、かつある程度の可撓性を有する合成樹脂や金属材料が用いられる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the
前記モール本体部22は、1本の柱部28と、この柱部28の上端部(一端部)から幅方向両側に延出するよう形成され、溝12の開口12aを覆う蓋部24と、柱部28の下端部(他端部)から幅方向両側に延出するよう形成され、溝12に挿入されて該溝12の幅方向に嵌合する脚部26とを備えている(図1および図2参照)。モール本体部22は、蓋部24と脚部26とが柱部28によって繋がれて、蓋部24および脚部26が柱部28を挟んで向かい合うように配置されている。モール本体部22は、左右方向に破断した断面形状が、左右に延在する蓋部24および左右に延在する脚部26を繋ぐ上下に延在する柱部28によって、略「エ」の字状になるように形成されている(図2および図5参照)。実施例のモール本体部22は、柱部28を挟んで幅方向に対称な形状であって、前後の端部(後述する取付部22a(図1参照))を除いてどの位置で破断しても同一断面形状になっている。
The
前記蓋部24は、ルーフパネル10の上面に沿う板面を有する板状部分である。蓋部24は、その幅寸法が溝12の幅寸法と同一または大きく設定され、実施例では、溝12における開口12aの幅寸法より僅かに大きく構成されている(図4参照)。蓋部24は、柱部28から左右(溝12の幅方向)に夫々延出した延出片25,25を有し、左右の延出片25の延出端における脚部26側に臨む下面(以下、被覆面という)24aが溝12の開口側縁部をなす段状部14に対応的に当接するようになっている。蓋部24は、溝12の外方に臨む意匠面(上面)24bが、柱部28側から延出端側に向かうにつれて脚部26側に湾曲するよう形成されており、全体として中央部が最も高くなる凸形状になっている(図2参照)。また、左右の延出片25は、被覆面24aが延出端と比べて柱部28に接続する部位(以下、単に接続部位という)側を凹ませて形成されている。ここで、各延出片25は、被覆面24aが柱部28から離間するにつれて脚部26側に偏るように湾曲形成されている。また、各延出片25は、意匠面24bにおける接続部位から延出端に向かう所要範囲が、被覆面24aの形状に沿って延在するように形成され、各延出片25が柱部28側から離れるにつれて脚部26側に湾曲する形状に構成されている。実施例の延出片25は、被覆面24aが延出端を除いて意匠面24bと平行な関係で延在し、被覆面24aと意匠面24bとが平行に延在する範囲において厚み寸法が等しくなっている。また、実施例の蓋部24は、延出端において意匠面24bの曲率が被覆面24aと比べて大きくなることで、延出片25が延出端に向かうにつれて先細り形状になっている。
The
前記柱部28は、蓋部24と交差する方向に延在するように形成されている(図2参照)。すなわち、柱部28は、溝12の深さ方向に延在し、ルーフモール20を溝12に取り付けた際に、溝12に挿入されるようになっている(図4参照)。柱部28は、蓋部24の中央部に接続している。そして、柱部28と蓋部24との接続部分は、脚部26側から蓋部24側に向かうにつれて左右になだらかに広がっている。このように、実施例では、柱部28と蓋部24との接続部分が、柱部28の上端部側面から蓋部24の被覆面24aに連なるテーパ面28aで構成され、左右のテーパ面28a,28aが脚部26側から蓋部24側に向かうにつれて円弧状に湾曲しつつ互いに離間するよう形成されている。そして、実施例の柱部28は、上下のテーパ部分を除いて基本的に左右の側面が互いに平行な関係で延在するよう形成され、溝12の幅方向に沿う厚み寸法が基本的に一定になるように形成されている。なお、以下の説明において特に断りのない場合は、蓋部24の厚み寸法Dfは、蓋部24において柱部28のテーパ面28aの上端が接続する部位(蓋部24における柱部28に連なる接続部位という)での上下方向(溝12の深さ方向)に沿う寸法を指す。また、柱部28の厚み寸法Dhとは、テーパ面28aの下端と柱部28の一般部分とが繋がる部位(柱部28における蓋部24に連なる接続部位という)での左右方向(溝12の幅方向に沿う方向)の寸法を指す。そして、ルーフモール20は、蓋部24の厚み寸法Dfと柱部28の厚み寸法Dhとを等しくなるよう形成されている(図2参照)。
The
前記脚部26は、蓋部24に向かい合って延在する板状部分であって、その幅寸法が溝12の幅寸法と同一または大きく設定され、実施例では、溝12の幅寸法より大きくなっている。脚部26は、柱部28から左右に夫々延出した当接片27を有し、左右の延出端が溝12の側面に弾力的に当接するようになっている(図4参照)。各当接片27は、先端部が蓋部24側に屈曲する断面略「く」の字状に形成され、根元部分が柱部28との接続部から離間するにつれて細くなる一方、先端部の厚みが一定になるよう構成されている。モール本体部22は、蓋部24、柱部28および脚部26の厚み寸法Df,Dh,Daが等しくなるように形成されている(図2参照)。なお、脚部26の厚み寸法Daは、柱部28および脚部26に連なるテーパ面28bの下端(脚部26における柱部28に連なる接続部位という)での寸法を指す。
The
前記芯材30は、断面矩形状の長尺な部材であって、溝12の前後方向の長さに合わせたモール本体部22の長手全体に亘って配設されている(図1参照)。また、芯材30は、蓋部24と脚部26との離間方向に沿って矩形断面の長手辺が延在する縦姿勢で柱部28に挿入されている。芯材30は、柱部28の左右方向(幅方向)の中央部に配置され、芯材30の側方を覆う被覆層の肉厚が左右で同じに設定されている。実施例では、柱部28の厚み寸法が2.0mmに設定され、厚さ0.5mmの芯材30に対して被覆層の肉厚が0.75mmに設定されている。また、芯材30は、柱部28において蓋部24側に寄った位置に配置される。実施例では、前記柱部28における蓋部24に連なる接続部位(テーパ面28aの下端)と芯材30の上端(蓋部24側の端縁)とが揃えて配置されている。
The
前記ルーフモール20は、溝12の前後に対応する前後の端部の夫々に、溝12に設けられたクリップ等の固定具(図示せず)に保持される取付部22aを有している(図1参照)。取付部22aは、芯材30の下側で柱部28の下部および脚部26をカットした形状であって、蓋部24と柱部28の残りの部分から断面略「T」字形状になっている(図3参照)。なお、取付部22aは、断面「エ」の字状に形成したモール本体部22を切断して形成しても、最初から断面「T」字状に形成しても、どちらでもよい。そして、ルーフモール20は、取付部22aをなす柱部28が固定具に把持されると共に、脚部26が溝12の側面に弾力的に当接することで、蓋部24で開口12aを覆って溝12に取り付けられる。
The
前記ルーフモール20は、モール本体部22が部位によって物性が異なるように構成されている。実施例のモール本体部22は、蓋部24の意匠面24bを構成する意匠層32と、脚部26の先端部を構成する当接層34と、意匠層32および当接層34以外の部分を構成する一般層36とで、物性が異なるように設定されている(図2および図5参照)。意匠層32は、蓋部24の上部(柱部28が接続する面と反対側)に設けられ、蓋部24の下部を構成する一般層36と比べて薄く設定されている。意匠層32は、溝12に取り付けた際に外方に露出する部位となるので、一般層36と比べて耐候性がよいものが採用される。当接層34は、脚部26における根元部分の中途から先端部にかけて設けられ、該脚部26の屈曲部を挟んで先端部の全部と根元部分の一部が当接層34で構成されている。当接層34は、溝12に取り付けた際に該溝12に当接する部位および当接する部位を支持する部位となるので、一般層36と比べて弾力性があるものが採用される。モール本体部22は、意匠層32、当接層34および一般層36の夫々を異なるモール材料で構成しても、グレードの異なる同一のモール材料で構成しても、どちらでもよい。実施例のモール本体部22は、全体としてオレフィン系エラストマー(TPO)が採用され、意匠層32、当接層34および一般層36の夫々に合わせて、該オレフィン系エラストマーの物性が異なるよう調整されている。
The
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るルーフモール20の作用について説明する。実施例のルーフモール20によれば、芯材30を蓋部24と脚部26との離間方向に長手辺を沿わせた縦姿勢で柱部28に挿入しているので、芯材30を横姿勢で挿入した場合と比べて柱部28の厚み寸法Dhを薄く設定することが可能となる。これにより、蓋部24における柱部28との接続部位を、柱部28の厚みに合わせて薄く設定することができ、蓋部24の外方に臨む意匠面24bのヒケ等の外観不良を抑制することができる。また、ルーフモール20に使用する樹脂量を低減することができるので、ルーフモール20を軽量にすることができる。なお、芯材30は、ルーフモール20の形状を安定化させるという観点では、最も安定させたい蓋部24の意匠面24bの近くに配置するのが好ましいが、意匠面24bに近づくにつれて芯材30の存在によるヒケ等の外観不良が意匠面24bに現れ易くなる。実施例のルーフモール20によれば、芯材30を柱部28において蓋部24側に寄った位置に配置すると共に、芯材30の上端を柱部28における蓋部24に連なる接続部位に揃えて配置しているので、芯材30が意匠面24bの形状安定化に好適に寄与し得ると共に、芯材30の存在による意匠面24bの外観不良を最小限に抑え得る。しかも、蓋部24において厚くなりがちな柱部28との接続部位について、脚部26側に臨む被覆面24aが延出端より接続部位側を凹ませて形成されているので、蓋部24における接続部位側の凹み部分が所謂肉盗みとなり、蓋部24の意匠面24bの外観不良をより高いレベルで抑えることができる。また、芯材30を柱部28の幅方向中央部に配置することで、芯材30が成形時の材料の流動性を妨げ難く、芯材30に起因する外観不良を一層抑えることができる。
(Effects of Example)
Next, the operation of the
しかも、蓋部24の接続部位のような異なる部位が交差する部分では、接続部位同士の厚みを揃えることで、接続部位での意匠面24bのヒケを抑制できる。すなわち、モール本体部22は、蓋部24の厚み寸法Dfと柱部28の厚み寸法Dhとを等しく形成することで、柱部28と蓋部24との肉厚差に起因する蓋部24の意匠面24bの外観不良を抑えることができる。更に、柱部28と脚部26との接続部位においても、接続部位同士の厚みを揃えることで、接続部位での外面のヒケを抑制できる。また、蓋部24は、意匠面24bにおける接続部位を含む所要範囲を被覆面24aの形状に沿って形成してあるので、蓋部24の接続部位側の厚みが等しくなり、蓋部24の肉厚差に起因する意匠面24bの外観不良を抑えることができる。
And in the part where different site | parts, such as the connection site | part of the
前記取付部22aは、脚部26が設けられていないので、他の部位と比べて蓋部24の成形収縮の影響を受け易いが、前述の如く蓋部24の成形収縮自体が抑えられているので、取付部22aにおいて反り等の変形を抑制することができる。しかも、芯材30が蓋部24の成形収縮に起因する反り方向に剛性が高くなる縦姿勢で挿入されているので、芯材30によって変形をより高いレベルで抑制することができる。
Since the mounting
前記溝12が底部12bと比べて開口12aが幅狭に形成されていたとしても、芯材30を柱部28に縦姿勢で挿入することで柱部28の厚み寸法を比較的薄く設定することができるので、ルーフモール20を溝12の開口12aから取り付ける際に取り付け易く、ルーフモール20の取り付け後には溝12の開口12aより大きく設定された脚部26によって好適に抜け止めが図られる。
Even if the
(変更例)
前述した実施例の構成に限定されず、以下のように変更することができる。
(1)図6に示す変更例のルーフモール40のように、柱部28と蓋部24との接続部分を、テーパ面ではなく角状に形成してもよい。また、柱部28と脚部26との接続部分を、テーパ面ではなく角状に形成してもよい。変更例のルーフモール40では、柱部28における蓋部24に連なる接続部位が、柱部28の側面と蓋部24の被覆面24aとがなす角部に位置し、蓋部24における柱部28に連なる接続部位が延出片25の根元に位置する。すなわち、変更例のルーフモール40は、柱部28の上端における厚み寸法と延出片25の根元の厚み寸法とが等しくなるよう形成されている。なお、変更例では、実施例に対応する構成には同じ符号が付してある。
(2)実施例では、柱部を挟んで蓋部の延出片および脚部の当接片が対称な関係で設けられたが、一方の延出片が他方の延出片より短く設定される等、左右非対称であってもよい。
(3)芯材の表面は、平滑に形成しても、ローレット加工等により凹凸を設けてもよい。芯材の表面に凹凸を設けることで、モール本体部を構成するモール材料との馴染みがよくなり、芯材の剥離を抑制することができる。
(4)本願でいう厚み寸法が「等しい」あるいは「平行」とは、数学的な同一関係に限定されず、意匠面のヒケを抑制する本願発明の目的を達成できる範囲で略同一の関係も含む。
(Example of change)
The present invention is not limited to the configuration of the embodiment described above, and can be modified as follows.
(1) As in the
(2) In the embodiment, the extending piece of the lid portion and the contact piece of the leg portion are provided symmetrically across the column portion, but one extending piece is set shorter than the other extending piece. It may be asymmetrical.
(3) The surface of the core material may be formed smooth or may be provided with irregularities by knurling or the like. By providing irregularities on the surface of the core material, familiarity with the molding material constituting the molding main body is improved, and peeling of the core material can be suppressed.
(4) The term “equal” or “parallel” as used in the present application is not limited to the same mathematical relationship, but may include substantially the same relationship as long as the object of the present invention can be achieved. Including.
12 溝,12a 開口,24 蓋部,26 脚部,28 柱部,30 芯材,
R 屋根
12 grooves, 12a openings, 24 lids, 26 legs, 28 pillars, 30 cores,
R roof
Claims (4)
1本の柱部の一端部から幅方向両側に延出するよう形成され、前記溝の開口を覆う蓋部と、
前記柱部の他端部から幅方向両側に延出するよう形成され、前記溝に挿入されて該溝の幅方向に嵌合する脚部と、
断面矩形状の板形状に形成され、前記蓋部と前記脚部との離間方向に矩形断面の長手辺が延在する縦姿勢で前記柱部に挿入された1本の芯材とを備え、
前記芯材は、前記柱部において前記蓋部側に寄った位置に、該蓋部に連なる接続部位に該蓋部側の端縁を揃えて配置された
ことを特徴とするルーフモール。 In the roof molding attached to the groove provided on the roof of the car body,
A lid that extends from one end of one pillar to both sides in the width direction and covers the opening of the groove;
Legs that are formed to extend from the other end of the column part to both sides in the width direction, are inserted into the grooves and fit in the width direction of the grooves,
It is formed in a plate shape having a rectangular cross section, and includes a single core member inserted into the column portion in a vertical posture in which the long side of the rectangular cross section extends in the separation direction of the lid portion and the leg portion,
The roof molding, wherein the core member is arranged at a position close to the lid portion side in the column portion, with the edge on the lid portion side being aligned with a connection portion connected to the lid portion.
前記脚部は、前記溝の開口幅よりも大きく形成されると共に、前記柱部に連なる接続部位の厚み寸法が、該柱部の厚み寸法と等しくなるよう形成された請求項1〜3の何れか一項に記載のルーフモール。 Each of the lid part and the leg part is formed in a symmetrical shape in the width direction across the column part,
The leg portion is formed so as to be larger than the opening width of the groove, and the thickness dimension of the connection portion connected to the pillar portion is equal to the thickness dimension of the pillar portion. The roof molding according to claim 1.
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