JP2013181896A - 舶用推進機構の性能試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プロペラ動力計がプロペラの上流側に配置された状態であっても、プロペラ動力計を支持する支柱によって生じる波の影響を低減することができる、舶用推進機構の性能試験装置を提供する。
【解決手段】少なくともプロペラ21を有する舶用推進機構2と、少なくともプロペラ21に伝達されるトルク及びプロペラ21によって発生した推力を計測するプロペラ動力計3と、プロペラ動力計3を支持する支柱4と、を有し、プロペラ動力計3は、プロペラ21の上流側に配置されており、少なくとも支柱4からプロペラ21までの上部を覆うとともに水面sに配置される制波体5を有する。性能試験装置1は、舶用推進機構2を没水可能な水槽11と、水槽11の上部に配置されたレール12と、レール12上を走行可能な台車13と、を有し、制波体5は、支持部材51を介して台車13により支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、舶用推進機構の性能試験装置に関し、特に、プロペラ動力計がプロペラの上流側に配置された状態で実施する性能試験に適した舶用推進機構の性能試験装置に関する。
プロペラを有する舶用推進機構において、プロペラの単独性能を測定することは、実際の船舶の軸馬力を推定するために不可欠である。一般に、プロペラの性能は、一様流中でプロペラを作動させた際における、プロペラに伝達されたトルクに対する発生した推力の割合で評価する。そして、純粋なプロペラの性能を測定するために、水流に対してプロペラを正対させた状態で、プロペラの下流側に配置されたプロペラ動力計によって、プロペラに伝達されるトルク及びプロペラによって発生した推力を計測するようにしている(例えば、特許文献1の図1(a)参照)。かかる試験は、一般に、プロペラ単独性能試験(POT:Propeller Open water Test)と呼ばれている。
ところで、船舶の船尾に配置されたプロペラが作動する際には、プロペラハブの後方にハブ渦と呼ばれる渦流が発生し、プロペラハブの後方が負圧状態となる。このハブ渦は、推力やトルクに影響を与える。しかしながら、上述したプロペラ単独性能試験においては、プロペラの下流側にプロペラ動力計が配置されており、プロペラハブの後方にハブ渦が生じないため、ハブ渦の影響を受けた性能試験を行うことができない。そこで、プロペラの上流側にプロペラ動力計を配置して、ハブ渦を再現しながら、プロペラに伝達されるトルク及びプロペラによって発生した推力を計測する逆プロペラ単独性能試験(逆POT)も実施されている(例えば、特許文献1の図1(c)参照)。
また、舶用推進機構には、プロペラの下流側に舵が配置されたものも多い。このように舵を有する舶用推進機構においては、舵が水流から受ける流体力を計測して舵の性能を測定したいという要求がある。そこで、逆プロペラ単独性能試験装置におけるプロペラの下流側に舵を配置したものやプロペラ単独性能試験装置におけるプロペラシャフトに舵を挿通したものが既に提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−91552号公報 特開2011−476866号公報
上述したプロペラ単独性能試験装置や逆プロペラ単独性能試験装置では、プロペラ動力計を支持する支柱が水面を貫通していることから、プロペラ動力計の移動によって水面に波が生じる。そして、プロペラ動力計がプロペラの上流側に配置された逆プロペラ単独性能試験装置では、支柱によって生成された波がプロペラや舵の性能に影響を与えてしまうという問題があった。
また、舵を含む舶用推進機構の性能試験において、特許文献2に記載したように、プロペラシャフトに舵を挿通させた場合には、舵を回動させることができず、直進状態の性能しか測定できないという問題があった。さらに、プロペラシャフトを挿通する孔の径を大きくすると、舵が水流から受ける流体力に影響を与えてしまうという問題もあった。
本発明は、上述した問題点に鑑み創案されたものであり、プロペラ動力計がプロペラの上流側に配置された状態であっても、プロペラ動力計を支持する支柱によって生じる波の影響を低減することができる、舶用推進機構の性能試験装置を提供することを目的とする。
本発明によれば、少なくともプロペラを有する舶用推進機構と、少なくとも前記プロペラに伝達されるトルク及び前記プロペラによって発生した推力を計測するプロペラ動力計と、該プロペラ動力計を支持する支柱と、を有する舶用推進機構の性能試験装置において、前記プロペラ動力計は、前記プロペラの上流側に配置されており、少なくとも前記支柱から前記プロペラまでの上部を覆うとともに水面に配置される制波体を有する、ことを特徴とする舶用推進機構の性能試験装置が提供される。
前記制波体は、先端部が尖った形状に形成されていてもよい。さらに、前記制波体は、横幅が前記プロペラの直径以上の大きさであってもよい。
また、前記制波体は、前記プロペラの上部に形成され水中を透視可能な窓部を有していてもよい。
また、前記制波体に接続されるとともに前記プロペラの下流側に配置される舵と、該舵の水流から受ける流体力を計測する荷重センサと、を有していてもよい。
また、前記舶用推進機構を没水可能な水槽と、該水槽の上部に配置されたレールと、該レール上を走行可能な台車と、を有し、前記制波体は、前記台車により支持されていてもよいし、前記台車に接続された前記支柱により支持されていてもよい。
上述した本発明の舶用推進機構の性能試験装置によれば、舶用推進機構の上部に制波体を配置したことにより、プロペラ動力計がプロペラの上流側に配置された状態であっても、プロペラ動力計を支持する支柱が水面を移動する際に生じる波の発生及び増幅を抑制することができ、舶用推進機構の性能試験に対する影響を低減することができる。
また、制波体に舵を接続することにより、プロペラ及び舵を有する舶用推進機構の性能試験を容易に行うことができる。
本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構の性能試験装置を示す全体構成図であり、(a)は第一実施形態、(b)は従来例、を示している。 図1(a)に示した舶用推進機構の性能試験装置を示す図であり、(a)は底面図、(b)は制波体の断面図、(c)は制波体の第一変形例の断面図、(d)は制波体の第二変形例の断面図、を示している。 プロペラ近傍の流速分布図であり、(a)は第一実施形態、(b)は従来例、を示している。 本発明の第二実施形態に係る舶用推進機構の性能試験装置を示す全体構成図であり、(a)は第二実施形態、(b)は変形例、を示している。
以下、本発明の実施形態について図1〜図4を用いて説明する。ここで、図1は、本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構の性能試験装置を示す全体構成図であり、(a)は第一実施形態、(b)は従来例、を示している。図2は、図1(a)に示した舶用推進機構の性能試験装置を示す図であり、(a)は底面図、(b)は制波体の断面図、(c)は制波体の第一変形例の断面図、(d)は制波体の第二変形例の断面図、を示している。
本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構の性能試験装置1は、図1(a)に示したように、少なくともプロペラ21を有する舶用推進機構2と、少なくともプロペラ21に伝達されるトルク及びプロペラ21によって発生した推力を計測するプロペラ動力計3と、プロペラ動力計3を支持する支柱4と、を有し、プロペラ動力計3は、プロペラ21の上流側に配置されており、少なくとも支柱4からプロペラ21までの上部を覆うとともに水面sに配置される制波体5を有している。
前記性能試験装置1は、プロペラ動力計3がプロペラ21の上流側に配置されていることから、いわゆる逆プロペラ単独性能試験(逆POT)装置に相当するものである。また、性能試験装置1は、舶用推進機構2を没水可能な水槽11と、水槽11の上部に配置されたレール12と、レール12上を走行可能な台車13と、を有し、制波体5は、台車13に接続された支柱4により支持されている。
前記舶用推進機構2を構成するプロペラ21は、プロペラハブ22を介してプロペラシャフト23に接続されており、プロペラシャフト23を回転駆動させることによって、プロペラ21を回転させることができるように構成されている。なお、本実施形態において、プロペラ21は、スクリューも含む概念である。
前記プロペラ動力計3は、流線形の外形を有するケーシング31を備え、ケーシング31内には、プロペラシャフト23を回転駆動させる駆動モータ(図示せず)が配置されている。また、ケーシング31内には、プロペラ21に伝達されるトルクを計測するロードセル(図示せず)やプロペラ21によって発生した推力を計測する推力計(図示せず)が配置されている。
前記支柱4は、下端がプロペラ動力計3に接続されており、上端は台車13に接続されている。したがって、舶用推進機構2及びプロペラ動力計3は、支柱4を介して台車13により支持されている。そして、支柱4の中間部には、制波体5が接続されている。制波体5は、支柱4と一体に形成してもよいし、支柱4に沿って上下移動可能に配置して所望の位置でボルト等の固定具により位置決めできるように構成してもよい。また、支柱4は、水流に対する抵抗を低減するために、流線形又は翼形の断面形状を有していてもよい。
前記制波体5は、図1(a)に示したように、水面sに一部が没水した状態となるように配置される略平板形状の部品である。制波体5は、水面sに一部が没水した状態で水面s上を走行するため、水流の抵抗を低減できる形状であってもよい。例えば、制波体5は、図1(a)に示したように、先端部5aが水面sに対して滑らかに没水するような傾斜面を有していてもよいし、図2(a)に示したように、先端部5aが尖った形状に形成されていてもよい。なお、各図において、制波体5は、理解し易くするために、灰色に塗り潰して図示している。
かかる制波体5は、水面sに生じる波の発生又は増幅を抑制するためのものであり、いわゆる船舶のような深い喫水である必要はなく、試験中に水面sから離間しない程度の浅い喫水であればよい。また、制波体5は、試験中に水面s下に没水しない程度の厚さを有していればよい。したがって、制波体5の具体的な形状は、舶用推進機構2及びプロペラ動力計3の大きさや台車13の走行速度によって設定される。
また、制波体5は、図2(b)に示したように、矩形断面を有する平板形状であってもよいし、図2(c)に示したように、底面部5bの中央部が突出した略五角形断面を有する略平板形状であってもよい。底面部5bの突出部は、略V字形状を形成する一対の傾斜面によって構成してもよいし、略円弧形状の曲面によって構成してもよい。また、図2(d)に示したように、制波体5の外周に壁部52を配置して、制波体5の上面に水が浸入しないように構成してもよい。かかる構成により、制波体5上に配置する機器の防水対策を緩和することができる。
制波体5は、図2(a)に示したように、例えば、舶用推進機構2及びプロペラ動力計3の上部を覆う大きさ(長さL、横幅W)を有している。支柱4によって生じる波のプロペラ21への影響を低減するためには、制波体5は、少なくとも支柱4からプロペラ21までの上部を覆う長さLを有していればよい。また、支柱4によって生じる波の回り込みによる干渉を効果的に抑制するためには、制波体5は、例えば、横幅Wがプロペラ21の直径D以上の大きさであればよく、好ましくは三倍〜五倍程度の範囲内であればよい。
また、制波体5は、図2(a)に示したように、プロペラ21の上部に形成され水中を透視可能な窓部53を有していてもよい。窓部53は、制波体5に形成された開口部であってもよいし、制波体5に形成された開口部に透明なプラスチック材やガラス材を嵌め込むようにしてもよい。かかる構成により、プロペラ21の近傍における水中の様子を監視することができ、プロペラ21の近傍における水流や渦流を観察したり、適切な状態で性能試験が実施されているか否かを確認したりすることができる。なお、制波体5上に窓部53を臨むように小型カメラ(撮像装置)を配置してライブ中継又は録画により水中の様子を監視するようにしてもよい。
上述した本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構2の性能試験装置1によれば、台車13をレール12上で所望の速度で走行させることによって、舶用推進機構2及びプロペラ動力計3を水中で、制波体5を水面s上で一定の速度で移動させることができ、一様流を形成することができる。その状態で、プロペラ21を回転させることによって、プロペラ動力計3によりプロペラ21に伝達されたトルク及びプロペラ21によって発生した推力を計測し、プロペラ21の性能を評価することができる。また、上述した性能試験装置1は、いわゆる逆POT装置であることから、ハブ渦hの影響を受けた舶用推進機構2の性能試験を実施することができる。
ここで、図1(b)は、制波体5を有しない従来例における逆POT装置10を示している。従来技術における逆POT装置10は、水槽110の上部に配置されたレール120上を台車130が走行可能に配置されており、台車130に支柱40を介してプロペラ動力計30が支持されており、プロペラ動力計30にはプロペラ210を有する舶用推進機構20が接続されている。かかる逆POT装置10において、台車130を図の矢印方向に移動させると、プロペラ動力計30を支持する支柱40が水面sを移動する際に下流側に波swを発生させる。そして、逆POTでは、プロペラ動力計30がプロペラ210の上流側に配置されている、すなわち、支柱40がプロペラ210の上流側に配置されていることから、波swはプロペラ210の性能に影響を与えることとなる。
ここで、図3は、プロペラ近傍の流速分布図であり、(a)は第一実施形態、(b)は従来例、を示している。図3(b)に示したように、従来例の逆POT装置10では、プロペラシャフト230とプロペラ210の翼端外周円との間において、水面s側に等速線v1,v2,v3が現れる。なお、各等速線は、等速線v1の速度>等速線v2の速度>等速線v3の速度の関係を有している。かかる流速分布から、支柱40によって形成された波swの影響がプロペラ210の翼端外周円の内側範囲まで及んでいることが容易に理解できる。
一方、本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構2の性能試験装置1では、図3(a)に示したように、プロペラシャフト23とプロペラ21の翼端外周円との間において、プロペラシャフト23の軸周りにプロペラシャフト23による僅かな流速分布(等速線v4)が見られるだけであり、水面s側に波の影響と思われる流速分布(等速線v1〜v3)は現れてはいない。
すなわち、本発明の第一実施形態に係る舶用推進機構2の性能試験装置1によれば、プロペラ動力計3がプロペラ21の上流側に配置された状態であっても、プロペラ動力計3を支持する支柱4が水面sを移動する際に生じる波の発生及び増幅を抑制することができ、舶用推進機構2の性能試験に対する影響を容易に低減することができる。
次に、本発明の他の実施形態に係る舶用推進機構2の性能試験装置1について、図4を参照しつつ説明する。ここで、図4は、本発明の第二実施形態に係る舶用推進機構の性能試験装置を示す全体構成図であり、(a)は第二実施形態、(b)は変形例、を示している。なお、上述した第一実施形態と同じ構成部品については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。また、図4(a)及び(b)において水槽11の図は省略してある。
図4(a)に示した第二実施形態に係る舶用推進機構2の性能試験装置1は、制波体5に接続されるとともにプロペラ21の下流側に配置される舵6と、舵6の水流から受ける流体力を計測する荷重センサ7と、を有するものである。すなわち、かかる第二実施形態において、舶用推進機構2は、プロペラ21及び舵6によって構成される。
舵6は、制波体5の底面に接続されたラダーホーン61を介して回動可能に配置されている。ラダーホーン61の前面部は、水流に対する抵抗を低減するために流線形に形成されていてもよい。また、舵6は手動で回動させてもよいし、駆動モータ等で回動させるようにしてもよい。このように、制波体5に舵6を接続することにより、プロペラ21及び舵6を有する舶用推進機構2の性能試験を容易に行うことができる。
荷重センサ7は、いわゆるロードセルであり、荷重センサ7と舵6とは起歪体71によって連結されている。したがって、水流の流体力によって生じた舵6の変形量(移動量)は、起歪体71を介して荷重センサ7に伝達され、荷重センサ7により舵6が水流から受ける流体力を計測することによって、舵6の性能やプロペラ21と舵6の干渉具合を測定することができる。なお、起歪体71は、制波体5に形成された貫通孔(図示せず)に挿通されている。
舵6を回動させた場合、それによって起歪体71が変形し、その変形した状態からの水流の流体力によって生じた舵6の変形量(移動量)を計測することによって、舵6が水流から受ける流体力を計測することができる。また、舵6を回動させた場合に、荷重センサ7(起歪体71を含む)を制波体5上で舵6に追従させて回動できるように構成してもよい。具体的には、制波体5に起歪体71の通過部分を構成する円弧形状の貫通孔を形成しておき、荷重センサ7を制波体5の上面で転動可能又は滑動可能に配置しておけばよい。
また、舵6は、プロペラ21のプロペラハブ22と対峙する位置に舵バルブ62やフィン装置等の附属品を有していてもよい。舵バルブ62は、例えば、舵6の前縁部に配置された膨錘体であり、プロペラハブ22と対峙する先端から舵6の前縁にかけて急激に拡径するとともに、舵6の前縁から後縁側に向かって緩やかに縮径している。舵バルブ62は、プロペラハブ22の後端から発生するハブ渦hを抑制し、渦抵抗を減らして推進効率を向上させるものである。また、フィン装置は、例えば、プロペラ回転軸に近い位置の舵の左右両側に配置され、プロペラの作動によって発生する旋回流れによって生じた揚力の推進方向成分を利用して推進性能を向上させるものである。かかる舵バルブ62やフィン装置等の附属品を配置することにより、舵6の性能だけでなく、舵バルブ62やフィン装置等の附属品の性能を評価することもできる。
なお、舵バルブ62やフィン装置等の附属品は、舵6と一体に形成してもよいが、附属品を任意に着脱可能な構成とすることにより、附属品(例えば、舵バルブ62)の大きさや形状を変化させた性能試験を容易に実施することができ、附属品の比較評価を行うことができる。
上述した第二実施形態に係る性能試験装置1は、第一実施形態と同様に、支柱4の中間部に制波体5が接続されている。すなわち、制波体5は、台車13に接続された支柱4により支持されている。
一方、図4(b)に示した変形例は、舶用推進機構2及びプロペラ動力計3を支持する支柱4とは別に台車13に接続された支持部材51により、制波体5を支持するようにしたものである。具体的には、支持部材51の上端は台車13に接続され、支持部材51の下端に制波体5が接続されており、支柱4は制波体5に接続されている。したがって、制波体5は台車13により支持されている。制波体5は、支柱4と一体に形成してもよいし、端部にボルト等の固定具により固定してもよいし、支柱4に沿って上下移動可能に配置して所望の位置でボルト等の固定具により位置決めできるように構成してもよい。また、支柱4は、制波体5と一体に形成してもよいし、ボルト等の固定具により制波体5に固定してもよいし、制波体5に対して上下移動可能に配置して所望の位置でボルト等の固定具により位置決めできるように構成してもよい。
支持部材51の本数や配置は任意に設定することができる。例えば、性能試験装置1が、舵6を有する場合には、制波体5の下流側が重くなり易いことから、制波体5の下流側にも支持部材51を配置するようにしてもよい。また、制波体5を支柱4に接続した場合であっても、制波体5と台車13とを接続する支持部材51を配置するようにしてもよい。さらに、図示しないが、支柱4及び制波体5の両方を台車13に接続し、それぞれ個別に台車13により支持するようにしてもよい。このとき、制波体5には、支柱4を挿通する開口部を形成しておくようにしてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されず、例えば、舶用推進機構2、プロペラ動力計3及び制波体5を台車13により走行させずに、水槽11上に固定した状態で水槽11内に一様流の水流を形成するように水を送流又は循環させるようにしてもよい等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
1 性能試験装置
2 舶用推進機構
3 プロペラ動力計
4 支柱
5 制波体
6 舵
7 荷重センサ
11 水槽
12 レール
13 台車
21 プロペラ
53 窓部

Claims (6)

  1. 少なくともプロペラを有する舶用推進機構と、少なくとも前記プロペラに伝達されるトルク及び前記プロペラによって発生した推力を計測するプロペラ動力計と、該プロペラ動力計を支持する支柱と、を有する舶用推進機構の性能試験装置において、
    前記プロペラ動力計は、前記プロペラの上流側に配置されており、
    少なくとも前記支柱から前記プロペラまでの上部を覆うとともに水面に配置される制波体を有する、ことを特徴とする舶用推進機構の性能試験装置。
  2. 前記制波体は、先端が尖った形状に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の舶用推進機構の性能試験装置。
  3. 前記制波体は、横幅が前記プロペラの直径以上の大きさである、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の舶用推進機構の性能試験装置。
  4. 前記制波体は、前記プロペラの上部に形成され水中を透視可能な窓部を有する、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の舶用推進機構の性能試験装置。
  5. 前記制波体に接続されるとともに前記プロペラの下流側に配置される舵と、該舵の水流から受ける流体力を計測する荷重センサと、を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の舶用推進機構の性能試験装置。
  6. 前記舶用推進機構を没水可能な水槽と、該水槽の上部に配置されたレールと、該レール上を走行可能な台車と、を有し、前記制波体は、前記台車により支持されている又は前記台車に接続された前記支柱により支持されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の舶用推進機構の性能試験装置。
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