JP2013181816A - 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法 - Google Patents

定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013181816A
JP2013181816A JP2012045572A JP2012045572A JP2013181816A JP 2013181816 A JP2013181816 A JP 2013181816A JP 2012045572 A JP2012045572 A JP 2012045572A JP 2012045572 A JP2012045572 A JP 2012045572A JP 2013181816 A JP2013181816 A JP 2013181816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
current
terminal
current source
constant current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012045572A
Other languages
English (en)
Inventor
Hokuto Maeda
田 北 斗 前
Hiroyuki Suwabe
裕 之 諏訪部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012045572A priority Critical patent/JP2013181816A/ja
Publication of JP2013181816A publication Critical patent/JP2013181816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】定電流源の相対誤差を短時間で精度良くテストすることができる定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、並びに定電流供給装置のテスト方法を提供する。
【解決手段】実施形態の定電流供給装置は、第1の端子と、第2の端子と、一端が低電位電源に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、第1の電流を出力する第1の定電流源と、一端が低電位電源に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、第2の電流を出力する第2の定電流源と、前記第1の定電流源の他端に接続された第1のテスト端子と、前記第2の定電流源の他端に接続された第2のテスト端子とを有し、前記第1の定電流源と前記第2の定電流源の相対誤差のテストを行うテスト部とを備え、前記第1の定電流源、前記第2の定電流源、及び前記テスト部が同一の半導体基板に集積されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法に関する。
定電流源を有する電流積分回路が同じ半導体基板上に複数形成される。これらの電流積分回路の間に所定の相対精度が要求される場合には、従来、テスタ装置を用いて誤差の主要因となる定電流源を出荷時にテストすることで相対精度を保証している。
しかし、テスタ装置の基板、及びテスタ装置と電流積分回路との間の配線に起因する寄生容量が電流積分回路の入力端子の外側に付加される。このため、電流の測定値が安定するまでに比較的長い時間を要するという問題や、配線間のクロストークノイズといった誤差要因により精密なテストが短時間にできないという問題があった。
特開2004−200927号公報
本発明が解決しようとする課題は、定電流源の相対誤差を短時間で精度良くテストすることができる定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、並びに定電流供給装置のテスト方法を提供することである。
実施形態の定電流供給装置は、第1の端子と、第2の端子と、一端が低電位電源に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、第1の電流を出力する第1の定電流源と、一端が低電位電源に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、第2の電流を出力する第2の定電流源と、前記第1の定電流源の他端に接続された第1のテスト端子と、前記第2の定電流源の他端に接続された第2のテスト端子とを有し、前記第1の定電流源と前記第2の定電流源の相対誤差のテストを行うテスト部とを備える。
前記第1の定電流源、前記第2の定電流源、及び前記テスト部が同一の半導体基板に集積されている。
前記テスト部は、第1のテスト電流源と、第2のテスト電流源と、第3のテスト電流源と、第1のアナログスイッチと、第2のアナログスイッチと、第3のアナログスイッチと、比較電流供給部と、スイッチ制御部と、判定部とを有する。
第1のテスト電流源は、一端が低電位電源に接続され、第1のテスト電流を出力する。第2のテスト電流源は、一端が低電位電源に接続され、第2のテスト電流を出力する。第3のテスト電流源は、一端が低電位電源に接続され、第3のテスト電流を出力する。
第1のアナログスイッチは、前記第1のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。第2のアナログスイッチは、前記第2のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。第3のアナログスイッチは、前記第3のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。
比較電流供給部は、カレントミラー回路と、一端が前記第1の内部端子に接続され、他端が前記第1のテスト端子に接続された第4のアナログスイッチと、一端が前記第2の内部端子に接続され、他端が前記第2のテスト端子に接続された第5のアナログスイッチとを有する。カレントミラー回路は、高電位電源に接続された端子と、第1の内部端子と、第2の内部端子とを有し、前記高電位電源と前記第2の内部端子との間に流れる電流のミラー電流を前記第1の内部端子から出力する。
スイッチ制御部は、前記テストを行う際、前記第4及び第5のアナログスイッチをオンにし、前記第1ないし第3のアナログスイッチをオン状態にして制御することにより、第1ないし第6の比較動作を行うことが可能なように構成されている。
第1の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する。
第2の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する。
第3の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する。
第4の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する。
第5の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する。
第6の比較動作では、前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する。
判定部は、前記第1の電流が前記第2の電流よりも小さい場合には前記第1ないし第3の比較動作のいずれについても前記第1の定電流源の他端の電位が高電位電源の電位よりも低い基準電位よりも小さいとき、前記第1の電流が前記第2の電流よりも大きい場合には前記第4ないし第6の比較動作のいずれについても前記第1の定電流源の他端の電位が前記基準電位よりも大きいとき、前記第1の電流と前記第2の電流との差が前記第1のテスト電流、前記第2のテスト電流および前記第3のテスト電流の和の1/3よりも小さいと判定する。
第1の実施形態による定電流供給装置の概略的構成を示す図である。 第1の実施形態による定電流源の相対誤差のテスト原理を説明するための図である。 第2の実施形態による電流積分装置の概略的構成を示す図である。 第2の実施形態による電流積分装置の電流積分動作時における動作波形の一例を示す図である。 第2の実施形態による電流積分装置の相対誤差のテスト動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態による電流積分装置のテスト動作時における動作波形の一例を示す図である。 第3の実施形態による定電流供給装置の概略的構成を示す図である。
以下、本発明による3つの実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図において同等の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、同一符号の構成要素の詳しい説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態による定電流供給装置1の概略的構成を示している。この定電流供給装置1は、定電流源2と、定電流源3(IR2)と、端子4,5と、テスト部10(TC)とを備えている。
定電流源2は、一端が低電位電源(GND)に接続され、他端が端子4に接続され、第1の電流(IR1)を出力する。定電流源3は、一端が低電位電源(GND)に接続され、他端が端子5に接続され、第2の電流(IR2)を出力する。
テスト部(TC)は、定電流源2の他端に接続されたテスト端子8と、定電流源3の他端に接続されたテスト端子9とを有し、定電流源2と定電流源3の相対誤差のテストを行う。
定電流源2、定電流源3及びテスト部10は同一の半導体基板に集積されている。
次に、テスト部10の構成について詳細に説明する。
テスト部10は、3つのテスト電流源11〜13と、3つのアナログスイッチ14〜16(ST1〜ST3)と、比較電流供給部23(CM)と、スイッチ制御部25と、判定部26とを有する。
テスト電流源11〜13はそれぞれ、図1に示すように、一端が低電位電源に接続され、第1〜第3のテスト電流(IT1〜IT3)を出力する。第1〜第3のテスト電流は、同じ値に設定される。
アナログスイッチ14〜16は、オン状態又はオフ状態をとり、オン状態において、テスト電流源11〜13をテスト端子8又はテスト端子9に接続する。一方、オフ状態においては、テスト電流源11〜13をテスト端子8及びテスト端子9のいずれにも接続しない。
即ち、アナログスイッチ14は、テスト電流源11の他端を、オン状態ではテスト端子8又はテスト端子9に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。また、アナログスイッチ15は、テスト電流源12の他端を、オン状態ではテスト端子8又はテスト端子9に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。また、アナログスイッチ16は、テスト電流源13の他端を、オン状態ではテスト端子8又はテスト端子9に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない。
比較電流供給部23(CM)は、カレントミラー回路17と、アナログスイッチ21(CMEN11)と、アナログスイッチ22(CMEN12)とを有する。
カレントミラー回路17は、高電位電源(VDD)に接続された端子18と、内部端子19と、内部端子20とを有し、高電位電源と内部端子20との間に流れる電流のミラー電流を内部端子19から出力する。
なお、カレントミラー回路17は、例えば図1に示すように2つのP型MOSトランジスタから構成されるが、この構成に限るものではない。
アナログスイッチ21,22は、カレントミラー回路17を接続/分離するために設けられている。図1に示すように、アナログスイッチ21(CMEN11)は、一端が内部端子19に接続され、他端がテスト端子8に接続されている。一方、アナログスイッチ22(CMEN12)は、一端が内部端子20に接続され、他端がテスト端子9に接続されている。
スイッチ制御部25は、アナログスイッチ14〜16、及びアナログスイッチ21,22の制御を行う。具体的には、スイッチ制御部25は、定電流源2と定電流源3の相対誤差をテストする際、アナログスイッチ21及び22をオンにするとともに、アナログスイッチ14〜16をオン状態にして、次の第1〜第6の比較動作を行うことが可能なように構成されている。
第1の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子8に接続する。これにより、第1の電流に第2及び第3のテスト電流が付加され(IR1+IT2+IT3)、第2の電流に第1のテスト電流が付加される(IR2+IT1)。
第2の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子8に接続する。これにより、第1の電流に第1及び第3のテスト電流が付加され(IR1+IT1+IT3)、第2の電流に第2のテスト電流が付加される(IR2+IT2)。
第3の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子9に接続する。これにより、第1の電流に第1及び第2のテスト電流が付加され(IR1+IT1+IT2)、第2の電流に第3のテスト電流が付加される(IR2+IT3)。
第4の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子9に接続する。これにより、第1の電流に第1のテスト電流が付加され(IR1+IT1)、第2の電流に第2及び第3のテスト電流が付加される(IR2+IT2+IT3)。
第5の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子8に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子9に接続する。これにより、第1の電流に第2のテスト電流が付加され(IR1+IT2)、第2の電流に第1及び第3のテスト電流が付加される(IR2+IT1+IT3)。
第6の比較動作は、テスト電流源11の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源12の他端をテスト端子9に接続し、テスト電流源13の他端をテスト端子8に接続する。これにより、第1の電流に第3のテスト電流が付加され(IR1+IT3)、第2の電流に第1及び第2のテスト電流が付加される(IR2+IT1+IT2)。
判定部26は、所定の場合に、第1の電流と第2の電流との差が許容相対誤差αより小さいと判定する。
この許容相対誤差αは、第1のテスト電流、第2のテスト電流および第3のテスト電流の和の1/3である。即ち、α=1/3・(IT1+IT2+IT3)である。
ここで、上記の所定の場合は、以下の2つの場合(ケースA、ケースB)である。
ケースA:第1の電流が第2の電流よりも小さい場合には(IR1<IR2)、上記の第1ないし第3の比較動作のいずれについても、定電流源2の他端(N1)の電位が基準電位(VC)よりも小さいとき。
ケースB:第1の電流が第2の電流よりも大きい場合には(IR1>IR2)、上記の第4ないし第6の比較動作のいずれについても、定電流源2の他端(N1)の電位が基準電位(VC)よりも大きいとき。
なお、基準電位(VC)は、低電位電源よりも高く、高電位電源の電位よりも低い電位である(以降の基準電位も同様)。
次に、上記の定電流供給装置1による定電流源の相対誤差を評価するテストの原理について、図2を用いて説明する。
図2(a)及び図2(b)はいずれも、第1の電流が第2の電流よりも小さい場合を示している。図2(a)は、第1の電流と第2の電流の相対誤差Δ(=|IR1−IR2|)が許容相対誤差αよりも小さい場合を示している。図2(b)は、相対誤差Δが許容相対誤差αよりも大きい場合を示している。
図2(a)の場合には、第1の電流に第1のテスト電流と第2のテスト電流を付加した第1の合計電流値(=IR1+IT1+IT2)は、第2の電流に第3のテスト電流を付加した第2の合計電流値(=IR2+IT3)よりも大きくなる。第1〜第3のテスト電流は同じ値に設定されるので、図2(a)の場合に限らず、第1〜第3のテスト電流のうち任意の2つを第1の電流に付加し、残りの1つを第2の電流に付加した場合に、第1の合計電流値は第2の合計電流値よりも大きいという関係が成り立つ。
一方、図2(b)の場合には、第1の合計電流値は、第2の合計電流値よりも小さくなる(IR1+IT1+IT2<IR2+IT3)。
上記の大小関係を利用することで、第1の電流と第2の電流の相対誤差が所定の値より小さいか否かを判定することができる。
さらに数式を用いて、本実施形態による相対誤差のテスト方法について詳しく説明する。
IR1<IR2の場合、第1ないし第3の比較動作を行い、いずれの比較動作においても定電流源2の他端(N1)の電位が基準電位(VC)よりも小さいならば、第1の電流とテスト電流の合計電流値が第2の電流とテスト電流の合計電流値よりも大きい。よって、次の式(1)、式(2)および式(3)が成り立つ。
IR2+IT1<IR1+IT2+IT3 … 式(1)
IR2+IT2<IR1+IT3+IT1 … 式(2)
IR2+IT3<IR1+IT1+IT2 … 式(3)
式(1)〜式(3)から次の式(4)が得られる。
IR2−IR1<(IT1+IT2+IT3)/3 … 式(4)
一方、IR1>IR2の場合、第4ないし第6の比較動作を行い、いずれの比較動作においても定電流源2の他端(N1)の電位が基準電位(VC)よりも大きいときならば、第2の電流とテスト電流の合計電流値が第1の電流とテスト電流の合計電流値よりも大きい。よって、次の式(5)、式(6)および式(7)が成り立つ。
IR1+IT1<IR2+IT2+IT3 … 式(5)
IR1+IT2<IR2+IT3+IT1 … 式(6)
IR1+IT3<IR2+IT1+IT2 … 式(7)
式(5)〜式(7)から次の式(8)が得られる。
IR1−IR2<(IT1+IT2+IT3)/3 … 式(8)
式(4)及び式(8)からわかるように、本実施形態によれば、第1の電流と第2の電流の相対誤差Δは、(IT1+IT2+IT3)/3より小さいと判定することができる。
また、許容相対誤差αが1/3・(IT1+IT2+IT3)に等しくなるようにテスト電流源の電流値を設定しておくことで、相対誤差Δが許容相対誤差αより小さいと判定することができる。この場合、テスト電流IT1〜IT3の値は、例えば、許容相対誤差αの1/3に設定すればよい。
さらに、上記方法によれば、テスト電流源の誤差による誤判定のリスクも低減することができる。これについて次に説明する。
式(1)を変形して式(9)を得る。
IR2−IR1+IT1<IT2+IT3 …式(9)
ここで、IT1>0、IT2>0、IT3>0、IR2−IR1≧0である為、式(10)が成り立つ。
IT1<IT2+IT3 …式(10)
同様にして、式(2)及び式(3)からそれぞれ式(11)及び式(12)が導かれる。
IT2<IT3+IT1 …式(11)
IT3<IT1+IT2 …式(12)
また、式(5)を変形して式(13)を得る。
IR1−IR2+IT1<IT2+IT3 …式(13)
ここで、IT1>0、IT2>0、IT3>0、IR1−IR2≧0である為、式(14)が成り立つ。
IT1<IT2+IT3 …式(14)
同様にして、式(6)及び式(7)からそれぞれ式(15)及び式(16)が導かれる。
IT2<IT3+IT1 …式(15)
IT3<IT1+IT2 …式(16)
第1の電流と第2の電流の相対誤差が許容相対誤差を下回ると判定された場合、式(10)〜式(12)、あるいは式(14)〜式(16)が成り立つ。これらの式は、3つのテスト電流源のうち任意の1つのテスト電流源の電流値が、他の2つのテスト電流源の電流値よりも小さいことを示している。このことは、テスト電流源間に概ね2倍以上の相対誤差が発生した場合、第1の電流と第2の電流の相対誤差Δは許容相対誤差αを満たさないと判定されることを意味している。
よって、本実施形態によれば、テスト電流源の相対誤差によって第1の電流と第2の電流の相対誤差Δが許容相対誤差αを満たすと誤判定するリスクを軽減することができる。
以上説明したように、本実施形態では、定電流源と同一の半導体基板上に形成されたテスト部を用いて、2つの定電流源の相対誤差のテストを行う。このため、寄生容量や配線間クロストークによるノイズを可及的に抑制し、定電流源の相対誤差を短時間で精度良くテストすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、第1の実施形態で説明した定電流供給装置を利用した電流積分装置である。
図3は、本実施形態による電流積分装置の概略的構成を示している。テスト部10の構成は第1の実施形態と同じである。定電流源2及び3に対応して電流積分回路INT1及びINT2が設けられている。
図3に示すように、電流積分回路INT1は、定電流源2に加えて、アナログスイッチ31と、入力端子33と、アナログスイッチ35と、容量素子37と、コンパレータ39と、制御部41とを有する。同様に、電流積分回路INT2は、定電流源3に加えて、アナログスイッチ32と、入力端子34と、アナログスイッチ36と、容量素子38と、コンパレータ40と、制御部42とを有する。
次に、各構成要素について詳しく説明する。
アナログスイッチ31(SW12)は、定電流源2(IR1)と端子4との間に挿入されており、一端が定電流源2の他端に接続され、他端が端子4に接続されている。同様に、アナログスイッチ32(SW22)は、定電流源3(IR2)と端子5との間に挿入されており、一端が定電流源3の他端に接続され、他端が端子5に接続されている。
入力端子33(AIN1)及び入力端子34(AIN2)は、それぞれ電流積分回路INT1及びINT2の入力端子であり、アナログ信号が入力される。
アナログスイッチ35(SW11)は、一端が入力端子33に接続され、他端がアナログスイッチ31の他端に接続されている。同様に、アナログスイッチ36(SW21)は、一端が入力端子34に接続され、他端がアナログスイッチ32の他端に接続されている。
容量素子37(C1)は、一端が低電位電源(GND)に接続され、他端が端子4に接続されている。同様に、容量素子38(C2)は、一端が低電位電源(GND)に接続され、他端が端子5に接続されている。これらの容量素子37,38は、サンプルホールド容量として機能する。
コンパレータ39は、容量素子37の他端に接続された入力端子と、基準電位(VC)に接続された入力端子とを有する。コンパレータ39は、容量素子37の他端の電位と基準電位(VC)とを比較し、容量素子37の他端の電位が基準電位よりも大きい場合にH信号を出力し、一方、容量素子37の他端の電位が基準電位よりも小さい場合にL信号を出力する。
同様に、コンパレータ40は、容量素子38の他端に接続された入力端子と、基準電位(VC)に接続された入力端子とを有する。コンパレータ40は、容量素子38の他端の電位と基準電位(VC)とを比較し、容量素子38の他端の電位が基準電位よりも大きい場合にH信号を出力し、一方、容量素子38の他端の電位が基準電位よりも小さい場合にL信号を出力する。
制御部41(CIR1)は、アナログスイッチ31及び35を制御するとともに、コンパレータ39の出力(COUT1)を受信する。同様に、制御部42(CIR2)は、アナログスイッチ32及び36を制御するとともに、コンパレータ40の出力(COUT2)を受信する。
次に、電流積分回路INT1の電流積分動作について、図4を用いて説明する。図4は、電流積分動作時の動作波形の一例を示している。なお、INT2の電流積分動作については、INT1と同様であるため説明を省略する。
まず、テスト部10のスイッチ制御部25は、アナログスイッチ21及び22(CMEN11及びCMEN12)をオフにしてカレントミラー回路17を切り離す。また、スイッチ制御部25は、アナログスイッチ14,15及び16(ST1〜ST3)をオフ状態にする。
次に、制御部41は、アナログスイッチ31(SW12)をオフにした状態でアナログスイッチ35(SW11)を所定の時間(t2−t1)だけオンにする。これにより、入力端子33に入力されたアナログ信号の電圧に応じた電荷が容量素子37に蓄積される。図4の接続点N1の電位(VN1)は、容量素子37に蓄積された電荷の量を反映している。
所定の時間が経過すると、制御部41は、アナログスイッチ35(SW11)をオフにした後(時刻t2)、アナログスイッチ31(SW12)をオンにする(時刻t3)。これにより、図4に示すように、容量素子37に蓄積された電荷は定電流源2により吸い取られる。このため、接続点N1の電位(VN1)は低下し、時刻t4において基準電位(VC)を下回る。よって、時刻t4でコンパレータ39の出力はH信号からL信号に変化する。
制御部41は、アナログスイッチ31をオンにしてから前記第1のコンパレータの出力がH信号からL信号に変化するまでの時間(T1=t4−t3)に比例したデジタル値を出力する。例えば、制御部41はカウンタを有し、該カウンタを用いて時間T1に比例したnビットのデジタル値CNT1[n]を出力する。
上記のようにして電流積分回路INT1は、入力端子AIN1に印加された電圧に応じたデジタル値CNT1[n]を出力する。
次に、本実施形態による電流積分装置における相対誤差のテスト動作について、図5を用いて説明する。図5は、第2の実施形態による電流積分装置のテスト動作を説明するためのフローチャートを示している。
(1)まず、SW11及びSW21をオフ、SW12及びSW22をオンにする。また、CMEN11及びCMEN12をオンにすることで、比較電流供給部23をイネーブルにする(ステップS1)。この状態では、第2の電流(IR2)は比較電流供給部23で折り返され、IP1となり接続点N1に印加される。
(2)次に、コンパレータ39の出力(COUT1)がH信号であるか否かを判定する(ステップS2)。IR1<IP1(=IR2)であれば、接続点N1の電位VN1はVDDレベルの近傍になり、コンパレータ39はH信号を出力する。一方、IR1>IP1(=IR2)であれば、電位VN1はGNDレベルの近傍になり、コンパレータ39はL信号を出力する。
COUT1がH信号の場合(S2−Yes)、ステップS3aに進んで前述の第1の比較動作を行い、COUT1がL信号の場合(S2−No)、ステップS3bに進んで前述の第4の比較動作を行う。
(3)第1の比較動作(ステップ3a)の後、COUT1がL信号であるか否かを判定する(ステップS4a)。COUT1がL信号の場合(S4a−Yes)、ステップS5aに進んで前述の第2の比較動作を行い、COUT1がH信号の場合(S4a−No)、ステップS10に進む。
(4)第2の比較動作(ステップ5a)の後、COUT1がL信号であるか否かを判定する(ステップS6a)。COUT1がL信号の場合(S6a−Yes)、ステップS7aに進んで前述の第3の比較動作を行い、COUT1がH信号の場合(S6a−No)、ステップS10に進む。
(5)第3の比較動作(ステップ7a)の後、COUT1がL信号であるか否かを判定する(ステップS8a)。COUT1がL信号の場合(S8a−Yes)、ステップS9に進み、COUT1がH信号の場合(S8a−No)、ステップS10に進む。
第4の比較動作(ステップ3b)以降の動作についても、図5のフローに示す手順で行う。ただし、ステップS4b及びS6bの判定ステップにおいては、COUT1がH信号の場合に次ぎの比較動作に進む。ステップS8bの判定ステップにおいてCOUT1がH信号の場合にステップS9に進む。
ステップS9では、電流積分回路INT1の電流源2と電流積分回路INT2の電流源3との相対誤差Δが許容相対誤差α、即ち1/3・(IT1+IT2+IT3)よりも小さいため、OKと判定する。
一方、ステップS10では、相対誤差Δが許容相対誤差α以上であるため、あるいはテスト部の故障(テスト電流源の相対誤差が大きい)のため、NGと判定する。
図6は、本実施形態による電流積分装置のテスト動作時における動作波形の一例を示している。図6(a)はOKと判定した場合の動作波形の一例であり、図6(b)はNGと判定した場合の動作波形の一例である。いずれも比較動作前のCOUT1がH信号であることから、IR1<IR2の場合である。
図6(a)の場合、第1ないし第3の比較動作のいずれにおいてもCOUT1がL信号であるため、OKと判定する。一方、図6(b)の場合、第2の比較動作においてCOUT1がH信号であるため、NGと判定する。より詳しくは、図6(b)の場合は、IR2+IT2>IR1+IT3+IT1となっており、定電流源3の電流値(IR2)若しくはテスト電流源12の電流値(IT2)が規定値より大きく、故障していると判定されたケースである。
なお、上記の本実施形態の説明では、電流積分動作時において、スイッチ制御部25はアナログスイッチ14〜16をオフ状態にして、テスト部10を電流積分回路INT1,INT2から切り離した。これに限らず、テスト電流源を定電流源の一部として使用してもよい。換言すれば、テスト電流源をテスト動作時の基準電流源として用いるとともに、電流積分動作時の定電流源として用いてもよい。この場合、電流積分動作時において、スイッチ制御部25は、テスト電流源11〜13のうち少なくとも1つをオン状態にしてテスト端子8またはテスト端子9に接続する。例えば、テスト電流源11をテスト端子8に接続することで、電流積分回路INT1の定電流源の電流値をIR1+IT1とすることができる。
(第3の実施形態)
次に、図7を用いて、第3の実施形態による定電流供給システムについて説明する。図7は、本実施形態による定電流供給システム50の概略的構成を示している。
定電流供給システム50は、N個の定電流供給装置1[1],1[2],・・・,1[N]と、N−1個のテスト部10[1],10[2],・・・,10[N−1]とを備えている。ここで、Nは1より大きい整数である。
N個の定電流供給装置1[1]〜1[N]及びN−1個のテスト部10[1]〜10[N−1]は、同じ半導体基板上に集積して形成されている。
定電流供給装置1[1],1[2],・・・,1[N]はそれぞれ第1の実施形態で説明した定電流供給装置1と同じ構成を有し、また、テスト部10[1],10[2],・・・,10[N−1]はそれぞれ第1の実施形態で説明したテスト部10と同じ構成を有する。
図7に示すように、テスト部10[m]のテスト端子8は、定電流供給装置1[m]の接続点7(即ち定電流源3の他端)に接続されている。また、テスト部10[m]のテスト端子9は、定電流供給装置1[m+1]の接続点6(即ち定電流源2の他端)に接続されている。ここで、mは1以上、N−1以下の整数である。
次に、定電流供給システム50のテスト動作について説明する。
まず、定電流供給装置1[1],1[2],・・・,1[N]のテスト部10はそれぞれ、対応する定電流源2と定電流源3の相対誤差のテストを同時に行う。即ち、定電流供給装置1[m]のテスト部10は、第1の実施形態で説明したようにして、定電流供給装置1[m]に含まれる定電流源2と定電流源3の相対誤差のテストを行う。テスト部10[1],10[2],・・・,10[N−1]については、上記テスト中、アナログスイッチ21及び22(CMEN11及びCMEN12)をオフにしておく。
次に、テスト部10[1],10[2],・・・,10[N−1]は、相対誤差のテストを同時に行う。即ち、テスト部10[m]は、定電流供給装置1[m]の定電流源3と、定電流供給装置10[m+1]の定電流源2との相対誤差をテストする。定電流供給装置1[1],1[2],・・・,1[N]のテスト部10については、上記テスト中、アナログスイッチ21及び22(CMEN11及びCMEN12)をオフにしておく。
上記のようにすることで、2N個の定電流源の相対誤差を2回のテスト工程でチェックすることができる。その結果、本実施形態によれば、より短時間で高精度な定電流源のテストを行うことができる。
なお、先にテスト部10[1],10[2],・・・,10[N−1]によるテストを行い、その後、定電流供給装置1[1],1[2],・・・,1[N]のテスト部10によるテストを行ってもよい。
また、本実施形態は第2の実施形態と組み合わせることも可能である。即ち、IR1及びIR2に代えて、第2の実施形態で説明した電流積分装置INT1及びINT2を備える電流積分システムを想定することも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 定電流供給装置
2,3 定電流源
4,5 端子
6,7 接続点
8,9 テスト端子
10 テスト部
11,12,13 テスト電流源
14,15,16 アナログスイッチ
17 カレントミラー回路
18 端子
19,20 内部端子
21,22 アナログスイッチ
23 比較電流供給部
25 スイッチ制御部
26 判定部
31,32 アナログスイッチ
33,34 入力端子
35,36 スイッチ
37,38 容量素子
39,40 コンパレータ
41,42 制御部
50 定電流供給システム
VDD 高電位電源
GND 低電位電源
VC 基準電圧
TC テスト部

Claims (6)

  1. 第1の端子と、
    第2の端子と、
    一端が低電位電源に接続され、他端が前記第1の端子に接続され、第1の電流を出力する第1の定電流源と、
    一端が低電位電源に接続され、他端が前記第2の端子に接続され、第2の電流を出力する第2の定電流源と、
    前記第1の定電流源の他端に接続された第1のテスト端子と、前記第2の定電流源の他端に接続された第2のテスト端子とを有し、前記第1の定電流源と前記第2の定電流源の相対誤差のテストを行うテスト部と、
    を備え、前記第1の定電流源、前記第2の定電流源、及び前記テスト部が同一の半導体基板に集積された定電流供給装置であって、
    前記テスト部は、
    一端が低電位電源に接続され、第1のテスト電流を出力する第1のテスト電流源と、
    一端が低電位電源に接続され、第2のテスト電流を出力する第2のテスト電流源と、
    一端が低電位電源に接続され、第3のテスト電流を出力する第3のテスト電流源と、
    前記第1のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない第1のアナログスイッチと、
    前記第2のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない第2のアナログスイッチと、
    前記第3のテスト電流源の他端を、オン状態では前記第1のテスト端子又は前記第2のテスト端子に電気的に接続し、オフ状態ではいずれにも接続しない第3のアナログスイッチと、
    高電位電源に接続された端子と、第1の内部端子と、第2の内部端子とを有し、前記高電位電源と前記第2の内部端子との間に流れる電流のミラー電流を前記第1の内部端子から出力するカレントミラー回路と、一端が前記第1の内部端子に接続され、他端が前記第1のテスト端子に接続された第4のアナログスイッチと、一端が前記第2の内部端子に接続され、他端が前記第2のテスト端子に接続された第5のアナログスイッチとを有する比較電流供給部と、
    前記テストを行う際、前記第4及び第5のアナログスイッチをオンにし、前記第1ないし第3のアナログスイッチをオン状態にして制御することにより、
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する第1の比較動作、
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する第2の比較動作、
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する第3の比較動作、
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する第4の比較動作、
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続する第5の比較動作、及び
    前記第1のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第2のテスト電流源の他端を前記第2のテスト端子に接続し、前記第3のテスト電流源の他端を前記第1のテスト端子に接続する第6の比較動作を行うことが可能なスイッチ制御部と、
    前記第1の電流が前記第2の電流よりも小さい場合には前記第1ないし第3の比較動作のいずれについても前記第1の定電流源の他端の電位が高電位電源の電位よりも低く且つ低電位電源の電位よりも高い基準電位よりも小さいとき、前記第1の電流が前記第2の電流よりも大きい場合には前記第4ないし第6の比較動作のいずれについても前記第1の定電流源の他端の電位が前記基準電位よりも大きいとき、前記第1の電流と前記第2の電流との差が前記第1のテスト電流、前記第2のテスト電流および前記第3のテスト電流の和の1/3よりも小さいと判定する判定部と、を有する
    ことを特徴とする定電流供給装置。
  2. 請求項1に記載の定電流供給装置と、
    前記第1の定電流源と前記第1の端子との間に挿入され、一端が前記第1の定電流源の他端に接続され、他端が前記第1の端子に接続された第6のアナログスイッチと、
    前記第2の定電流源と前記第2の端子との間に挿入され、一端が前記第2の定電流源の他端に接続され、他端が前記第2の端子に接続された第7のアナログスイッチと、
    第1の入力端子と、
    第2の入力端子と、
    一端が前記第1の入力端子に接続され、他端が前記第6のアナログスイッチの他端に接続された第8のアナログスイッチと、
    一端が前記第2の入力端子に接続され、他端が前記第7のアナログスイッチの他端に接続された第9のアナログスイッチと、
    一端が低電位電源に接続され、他端が前記第1の端子に接続された第1の容量素子と、
    一端が低電位電源に接続され、他端が前記第2の端子に接続された第2の容量素子と、
    前記第1の端子の電位と前記基準電位とを比較し、前記第1の容量素子の他端の電位が前記基準電位よりも大きい場合にH信号を出力し、前記第1の容量素子の他端の電位が前記基準電位よりも小さい場合にL信号を出力する第1のコンパレータと、
    前記第2の端子の電位と前記基準電位とを比較し、前記第2の容量素子の他端の電位が前記基準電位よりも大きい場合にH信号を出力し、前記第2の容量素子の他端の電位が前記基準電位よりも小さい場合にL信号を出力する第2のコンパレータと、
    前記第6及び第8のアナログスイッチを制御するとともに、前記第1のコンパレータの出力を受信する第1の制御部と、
    前記第7及び第9のアナログスイッチを制御するとともに、前記第2のコンパレータの出力を受信する第2の制御部と、
    を備える電流積分装置であって、
    電流積分動作時に、
    前記テスト部のスイッチ制御部は、前記第4及び第5のアナログスイッチをオフにして前記カレントミラー回路を切り離し、
    前記第1の制御部は、前記第6のアナログスイッチをオフにした状態で前記第8のアナログスイッチを所定の時間だけオンにし、それにより、前記第1の入力端子に入力されたアナログ信号の電圧に応じた電荷を前記第1の容量素子に蓄積し、前記所定の時間が経過すると、前記第8のアナログスイッチをオフにした後、前記第6のアナログスイッチをオンにし、前記第6のアナログスイッチをオンにしてから前記第1のコンパレータの出力が前記H信号から前記L信号に変化するまでの時間に比例したデジタル値を出力し、
    前記第2の制御部は、前記第7のアナログスイッチをオフにした状態で前記第9のアナログスイッチを所定の時間だけオンにし、それにより、前記第2の入力端子に入力されたアナログ信号の大きさに応じた電荷を前記第2の容量素子に蓄積し、前記所定の時間が経過すると、前記第9のアナログスイッチをオフにした後、前記第7のアナログスイッチをオンにし、前記第9のアナログスイッチをオンにしてから前記第2のコンパレータの出力が前記H信号から前記L信号に変化するまでの時間に比例したデジタル値を出力する、
    ことを特徴とする電流積分装置。
  3. 電流積分動作時において、前記スイッチ制御部は、前記第1ないし第3のアナログスイッチをオフ状態にすることを特徴とする請求項2に記載の電流積分装置。
  4. 電流積分動作時において、前記スイッチ制御部は、前記第1ないし第3のテスト電流源のうち少なくとも1つをオン状態にして前記第1のテスト端子または前記第2のテスト端子に接続することを特徴とする請求項2に記載の電流積分装置。
  5. 各々が請求項1に記載の定電流供給装置と同じ構成を有する第1ないし第N(Nは1より大きい整数)の定電流供給装置と、
    各々が請求項1に記載の定電流供給装置の前記テスト部と同じ構成を有する第1ないし第N−1のテスト部と、
    を備える定電流供給システムであって、
    前記第m(mは1以上N−1以下の整数)のテスト部の前記第1のテスト端子は前記第mの定電流供給装置の前記第2の定電流源の他端に接続され、かつ前記第2のテスト端子は前記第m+1の定電流供給装置の前記第1の定電流源の他端に接続され、
    前記第1ないし第Nの定電流供給装置のテスト部はそれぞれ、対応する前記第1の定電流源と前記第2の定電流源の相対誤差のテストを同時に行い、
    前記第1ないし第N−1のテスト部は、前記第mのテスト部が前記第mの定電流供給装置の第2の定電流源と前記第m+1の定電流供給装置の第1の定電流源との相対誤差をテストするようにして、相対誤差のテストを同時に行う、
    ことを特徴とする定電流供給システム。
  6. 同一の半導体基板に集積された第1及び第2の定電流源を備える定電流供給装置のテスト方法であって、
    前記第1の定電流源が出力する第1の電流が前記第2の定電流源が出力する第2の電流よりも小さい場合、前記第1の電流には、和が許容相対誤差の3倍以下である第1ないし第3のテスト電流のうち2つのテスト電流を付加して第3の電流とし、前記第2の電流には残りの1つのテスト電流を付加して第4の電流とし、3通りの付加方法のいずれについても前記第3の電流が前記第4の電流よりも大きいとき、前記第1の電流と前記第2の電流との差は前記許容相対誤差よりも小さいと判定し、
    前記第1の電流が前記第2の電流よりも大きい場合、前記第2の電流には、前記第1ないし第3のテスト電流のうち2つのテスト電流を付加して第5の電流とし、前記第1の電流には残りの1つのテスト電流を付加して第6の電流とし、3通りの付加方法のいずれについても前記第5の電流が前記第6の電流よりも大きいとき、前記第1の電流と前記第2の電流との差は前記許容相対誤差よりも小さいと判定する、
    ことを特徴とする定電流供給装置のテスト方法。
JP2012045572A 2012-03-01 2012-03-01 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法 Pending JP2013181816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045572A JP2013181816A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012045572A JP2013181816A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013181816A true JP2013181816A (ja) 2013-09-12

Family

ID=49272573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012045572A Pending JP2013181816A (ja) 2012-03-01 2012-03-01 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013181816A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5911917B2 (ja) 組み込み自己テスト用のアナログ−デジタルコンバータ
US9240774B2 (en) Fast single-ended to differential converter
US10094883B2 (en) Voltage detecting device and battery pack monitoring system
US9509332B1 (en) Dual sigma-delta analog-to-digital converter
US20140062569A1 (en) Continuously self-calibrated latched comparator
US10330736B2 (en) Semiconductor device, battery monitoring system, and diagnostic method for semiconductor device
US9966768B2 (en) Semiconductor device and battery voltage measuring method that prevents measurement error caused by parametric capacitance
US9267818B2 (en) Magnetic sensor device
EP3110008A1 (en) Method for testing differential analog-to-digital converter and system therefor
US11888494B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US10866277B2 (en) Analog-test-bus apparatuses involving calibration of comparator circuits and methods thereof
JP2019032175A (ja) 電圧検出装置
TWI668964B (zh) 比較電路以及感測裝置
US10502769B2 (en) Digital voltmeter
JP2013181816A (ja) 定電流供給装置、及び該定電流供給装置を用いた電流積分装置、定電流供給システム、並びに定電流供給装置のテスト方法
JP7119122B2 (ja) センサ配置およびセンサ測定の方法
JP2009156580A (ja) 入力容量測定回路
Ogawa et al. Design for testability that reduces linearity testing time of SAR ADCs
Huang et al. A low-cost diagnosis methodology for pipelined A/D converters
Abbas et al. Signature-based testing for adaptive digitally-calibrated pipelined analog-to-digital converters
Roy et al. Achieving< 1% Precision Clocking Solution with External-R under Practical Constraints
JP2008107256A (ja) 半導体試験装置
Abbas Fault detection and diagnoses methodology for adaptive digitally-calibrated pipelined ADCs
JP2010122149A (ja) Dcモジュールおよびそれを用いた半導体試験装置
Wan et al. Reliability of SAR ADCs and associated embedded instrument detection