JP2013165891A - 電気化学センサ付きカテーテル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中空で先端部に内外を貫通する血液導入口が設けられた外筒と、前記外筒の内部に設けられ、中空で先端部に開口を有する内筒と、前記外筒と前記内筒との間に設けられ、前記血液導入口から前記外筒の内部に導入された血液を電気化学的に測定する電気化学センサと、前記外筒の内部に設けられ、前記外筒の内部を移動することにより、前記血液導入口または前記内筒の開口の何れか一方を閉塞する弁体と、を備え、前記弁体は、溶液が前記内筒の内部を通って前記開口から前記外筒の内部に供給されている状態では前記血液導入口を閉塞し、前記溶液が供給されていない状態では前記内筒の開口を閉塞することを特徴とする、血管内に挿入するカテーテルを提供する。
【選択図】図3
Description
中空で先端部に内外を貫通する血液導入口が設けられた外筒と、
前記外筒の内部に設けられ、中空で先端部に開口を有する内筒と、
前記外筒と前記内筒との間に設けられ、前記血液導入口から前記外筒の内部に導入された血液を電気化学的に測定する電気化学センサと、
前記外筒の内部に設けられ、前記外筒の内部を移動することにより、前記血液導入口または前記内筒の開口の何れか一方を閉塞する弁体と、
を備え、
前記弁体は、溶液が前記内筒の内部を通って前記開口から前記外筒の内部に供給されている状態では前記血液導入口を閉塞し、前記溶液が供給されていない状態では前記内筒の開口を閉塞することを特徴とするカテーテルを提供する。
前記弁体は、前記内筒の開口から供給される前記溶液の圧力によって前記血液導入口を閉塞することが好ましい。
前記弁体は、前記内筒における前記開口の内側の圧力を前記開口の外側の圧力よりも低くすることにより生じる吸引力によって前記内筒の開口を閉塞することが好ましい。
前記溶液は、前記外筒の内部を洗浄するための洗浄液または前記カテーテルを較正するための較正溶液であり、
前記弁体は、前記溶液が前記内筒の開口から供給されている洗浄較正モードでは前記血液導入口を閉塞し、前記血液導入口から前記外筒の内部に導入された血液を前記電気化学センサで測定する測定モードでは前記内筒の開口を閉塞することが好ましい。
前記弁体は、前記外筒の内面よりも曲率の大きな曲面を前記外筒の内面に当接させることにより前記血液導入口を閉塞することが好ましい。
前記弁体は、前記内筒の端面よりも曲率の大きな曲面を前記内筒の端面に当接させることにより前記内筒の開口を閉塞することが好ましい。
前記電気化学センサは板状であり、前記外筒の内面に沿って設けられていることが好ましい。
前記内筒および前記電気化学センサは、前記外筒の軸方向との直交断面において互いに離れた位置に設けられていることが好ましい。
前記電気化学センサは、前記血液中の活性酸素種の濃度を測定可能であることが好ましい。
図1は、本発明の第1実施形態に係るカテーテル装置10の構成を示す図である。カテーテル装置10は、図1に示すように、溶液保存バッグ20と、ポンプ30と、バイパス部40と、アンプ60と、装置本体70と、コンピュータ80と、カテーテルセンサ部100とを備える。このカテーテル装置10は、人体500における心臓付近の動脈510にカテーテルセンサ部100を挿入することにより活性酸素種の一例であるスーパーオキシドアニオンラジカル(以下、「O2ラジカル」と略称する)の血中濃度を測定することが可能な装置である。なお、カテーテルセンサ部100は、本発明に係るカテーテルの一例である。
ポンプ30は、溶液供給チューブ51を介して溶液保存バッグ20から供給される溶液をカテーテルセンサ部100へ供給する。このポンプ30は、装置本体70から与えられる信号に応じて駆動または停止する。ポンプ30には、例えばペリスタポンプなどが好ましく用いられる。
装置本体70は、アンプ60によって増幅された上記測定信号に対してノイズキャンセルおよびA/D変換などの処理を行い、コンピュータ80へと出力する。
コンピュータ80は、装置本体70から入力される上記測定信号に基づいて波形成型などの各種データ処理を行う。
内筒130は、先端部に開口を有する中空の筒体であり、ポンプ30を介して溶液供給チューブ51に接続されている。内筒130は、外筒110と同様に、例えばステンレスなどの生体親和性の高い材料で形成されている。
図6は、本発明の第2実施形態に係るカテーテルセンサ部101の測定モードにおける縦断面図である。また、図7は、カテーテルセンサ部101の測定モードにおける縦断面図である。また、図8は、図6のB−B断面におけるカテーテルセンサ部101の横断面矢視図である。本実施形態において、前述の第1実施形態に係るカテーテルセンサ部100と略同様の構成については、同じ符号を付すとともにその説明を省略する。
20…溶液保存バッグ
30…ポンプ
40…バイパス部
51…溶液供給チューブ
52…排出チューブ
53…センサ接続ケーブル
54…ポンプ接続ケーブル
60…アンプ
70…装置本体
80…コンピュータ
100…カテーテルセンサ部
110…外筒
120…血液導入口
130…内筒
140…弁体
150…O2ラジカルセンサ
500…人体
510…動脈
Claims (9)
- 中空で先端部に内外を貫通する血液導入口が設けられた外筒と、
前記外筒の内部に設けられ、中空で先端部に開口を有する内筒と、
前記外筒と前記内筒との間に設けられ、前記血液導入口から前記外筒の内部に導入された血液を電気化学的に測定する電気化学センサと、
前記外筒の内部に設けられ、前記外筒の内部を移動することにより、前記血液導入口または前記内筒の開口の何れか一方を閉塞する弁体と、
を備え、
前記弁体は、溶液が前記内筒の内部を通って前記開口から前記外筒の内部に供給されている状態では前記血液導入口を閉塞し、前記溶液が供給されていない状態では前記内筒の開口を閉塞することを特徴とする血管内に挿入するカテーテル。 - 前記弁体は、前記内筒の開口から供給される前記溶液の圧力によって前記血液導入口を閉塞することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
- 前記弁体は、前記内筒における前記開口の内側の圧力を前記開口の外側の圧力よりも低くすることにより生じる吸引力によって前記内筒の開口を閉塞することを特徴とする請求項1または2に記載のカテーテル。
- 前記溶液は、前記外筒の内部を洗浄するための洗浄液または前記カテーテルを較正するための較正溶液であり、
前記弁体は、前記溶液が前記内筒の開口から供給されている洗浄較正モードでは前記血液導入口を閉塞し、前記血液導入口から前記外筒の内部に導入された血液を前記電気化学センサで測定する測定モードでは前記内筒の開口を閉塞することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のカテーテル。 - 前記弁体は、前記外筒の内面よりも曲率の大きな曲面を前記外筒の内面に当接させることにより前記血液導入口を閉塞することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカテーテル。
- 前記弁体は、前記内筒の端面よりも曲率の大きな曲面を前記内筒の端面に当接させることにより前記内筒の開口を閉塞することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のカテーテル。
- 前記電気化学センサは板状であり、前記外筒の内面に沿って設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のカテーテル。
- 前記内筒および前記電気化学センサは、前記外筒の軸方向との直交断面において互いに離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のカテーテル。
- 前記電気化学センサは、前記血液中の活性酸素種の濃度を測定可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のカテーテル。
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WO2017199671A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | テルモ株式会社 | カテーテルおよびカテーテルデバイス |
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JPWO2017199671A1 (ja) * | 2016-05-18 | 2019-03-14 | テルモ株式会社 | カテーテルおよびカテーテルデバイス |
US11266809B2 (en) | 2016-05-18 | 2022-03-08 | Terumo Kabushiki Kaisha | Flushable catheter device |
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