JP2013163224A - Torque limiting mechanism, drive device, and robot device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、トルク制限機構、駆動装置及びロボット装置に関する。 The present invention relates to a torque limiting mechanism, a drive device, and a robot device.
近年、例えば工業分野に限られず、医療や福祉などの広い産業分野において、作業者の負担軽減等を目的として、ロボット装置が用いられている。このようなロボット装置は、例えば、関節部を介して複数の被駆動部(例えば、ロボット装置の腕部)が接続される構成になっている(例えば、特許文献1参照)。このようなロボット装置は、ロボット装置周囲の人や物などの物体に被駆動部が衝突した場合に被駆動部の動作を停止させて被駆動部の位置を保持することにより、衝突された人や物及びロボット装置の損傷を低減する構成が知られている。 In recent years, for example, robot devices are used not only in the industrial field but also in a wide range of industrial fields such as medical care and welfare in order to reduce the burden on workers. Such a robot apparatus is configured such that, for example, a plurality of driven parts (for example, arm parts of the robot apparatus) are connected via joint parts (for example, see Patent Document 1). Such a robotic device stops the operation of the driven unit and holds the position of the driven unit when the driven unit collides with an object such as a person or an object around the robotic device, thereby maintaining the position of the driven unit. Configurations that reduce damage to objects and robotic devices are known.
しかしながら、上述のようなロボット装置は、例えば、被駆動部が人や物などの物体に衝突した後に、衝突された人や物を被駆動部が挟み込んだ状態のまま被駆動部の位置が保持されることがある。この場合には、上述のようなロボット装置は、挟み込まれた人を退避させたり挟み込まれた物を除去したりすることができないことがあるため、挟み込まれた人や物及び被駆動部の損傷を低減することができないという問題があった。 However, in the robot apparatus as described above, for example, after the driven part collides with an object such as a person or an object, the position of the driven part is maintained with the driven part sandwiched between the collided person or object. May be. In this case, since the robot apparatus as described above may not be able to evacuate a person who has been caught or remove an object that has been caught, damage to the person or thing that is caught and the driven part There was a problem that it was not possible to reduce.
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、挟み込まれた人や物及び被駆動部の損傷を低減することができるトルク制限装置、駆動装置及びロボット装置を提供することにある。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object thereof is to provide a torque limiting device, a driving device, and a robot device that can reduce damage to a person or an object and a driven part that are caught. It is in.
本発明の一実施形態は、回転駆動軸の回転力を被駆動軸に伝達可能なトルク制限機構であって、前記被駆動軸に伝達される前記回転力の上限値を調整する調整部と、前記被駆動軸に接続されて前記被駆動軸とともに移動される被駆動部の衝突を検出する検出部と、前記調整部が調整する前記上限値を設定するとともに、前記検出部が前記衝突を検出した検出情報に基づいて前記上限値の設定を変更する制御部とを備えることを特徴とするトルク制限機構である。 One embodiment of the present invention is a torque limiting mechanism capable of transmitting a rotational force of a rotational drive shaft to a driven shaft, and an adjustment unit that adjusts an upper limit value of the rotational force transmitted to the driven shaft; A detection unit that detects a collision of a driven unit that is connected to the driven shaft and moves with the driven shaft, and an upper limit value that is adjusted by the adjustment unit are set, and the detection unit detects the collision. And a controller that changes the setting of the upper limit value based on the detected information.
また、本発明の一実施形態は、上記のトルク制限機構と、前記回転駆動軸を回転させる駆動部とを備える駆動装置である。 Moreover, one Embodiment of this invention is a drive device provided with said torque limiting mechanism and the drive part which rotates the said rotational drive shaft.
また、本発明の一実施形態は、上記のトルク制限機構を備えるロボット装置である。 Moreover, one Embodiment of this invention is a robot apparatus provided with said torque limitation mechanism.
この発明によれば、挟み込まれた人や物及び被駆動部の損傷を低減することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce damage to a person or object sandwiched and a driven part.
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るトルク制限機構120及び駆動装置100を備えるロボット装置200の構成の一例を示す構成図である。
[First embodiment]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a configuration diagram illustrating an example of a configuration of a
本実施形態のロボット装置200は、水平多関節ロボットであり、固定部10と、可動部20(被駆動部)と、駆動装置100と、上位装置80とを備えている。
固定部10は、駆動装置100及び可動部20を支持する支持部材であり、例えば、床に固定されている。
可動部20(被駆動部)は、例えば、ロボット装置200の腕(アーム)部分であり、例えば、固定部10に対して移動(例えば、回転移動)される。固定部10と可動部20とは、連結部30において、移動可能(例えば、回転可能)に連結されている。
連結部30は、固定部10と可動部20とを連結しており、この駆動装置100を備えている。
駆動装置100は、駆動部150と、トルク制限機構120とを備えており、固定部10に固定され、可動部20(被駆動部)を移動(例えば、回転移動)させる。
The
The
The movable part 20 (driven part) is, for example, an arm part of the
The connecting
The
本実施形態において上位装置80は、例えば、ロボット装置200の制御用コンピュータである。この上位装置80は、駆動ドライバを備えており、駆動装置100の駆動部150に対して、可動部20(被駆動部)を移動(例えば、回転移動)させる回転力の指令値に応じた、駆動部150を駆動する駆動電流(例えば、駆動電流IT)を出力する。
駆動部150は、上位装置80が出力する駆動電流ITに応じた回転力によって回転駆動軸11を回転させる。本実施形態の駆動部150は、例えば、固定部10の第3軸受部12cに取り付けられ、上位装置80から供給される駆動電流ITに応じた回転力によって回転駆動軸11を回転させる。
回転駆動軸11は、例えば、駆動部150によって発生された回転力を出力する駆動部150の回転出力軸である。また、回転駆動軸11は、拡径部11aを備えており、固定部10の第1軸受部12a及び第2軸受部12bと、可動部20の第4軸受部22a及び第5軸受部22bと、被駆動軸21とを貫通している。
In the present embodiment, the
The
The
トルク制限機構120は、調整部121と、検出部122と、制御部123とを備えており、回転駆動軸11の回転力を被駆動軸21に伝達可能である。
検出部122は、例えば、加速度センサを備えており、加速度センサからの出力信号に基づいて被駆動軸21に接続されて被駆動軸21とともに移動される可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。また、検出部122は、制御部123に接続されており、衝突を検出した場合には、制御部123に対して、検出部122が衝突を検出した検出情報(例、出力信号)を出力する。なお、検出部122は、例えば、圧力センサやトルクセンサを備えていてもよく、圧力センサやトルクセンサからの出力信号に基づいて可動部20(被駆動部)の衝突を検出してもよい。なお、本実施形態における検出部は、後述の回転角度検出器(例、エンコーダ)を備えてもよく、該回転角度検出器からの出力信号に基づいて可動部20(被駆動部)の衝突を検出してもよい。
被駆動軸21は、回転駆動軸11から伝達された回転力によって回転する回転軸である。本実施形態の被駆動軸21は、例えば、可動部20の第5軸受部22bに接続されており、第5軸受部22bとともに回転する。つまり、可動部20は、被駆動軸21が回転することによって、被駆動軸21を中心にして回転する。
The
The
The driven
調整部121は、駆動素子131と、伝達部130とを備えており、回転駆動軸11と被駆動軸21との間に伝達される回転力の上限値(許容値)を調整する。
駆動素子131は、一端が可動部20に接続され、他端が伝達部130の一端に接続されており、制御部123から出力される制御信号により変形する(例、伸縮する)ことによって伝達部130の張力を変化させて、回転駆動軸11及び被駆動軸21に対する伝達部130のグリップ力を変化させる。
伝達部130は、回転駆動軸11の拡径部11aと被駆動軸21とに対して接触可能にされて(例えば、巻きかけられて)おり、例えば張力(すなわち、伝達部130のグリップ力)に対応する許容値によって回転駆動軸11の回転力を被駆動軸21に伝達する。つまり、回転駆動軸11の拡径部11aから被駆動軸21に伝達されるトルクの許容値は、トルク制限機構120が備える伝達部130の、例えば伝達部130のグリップ力によって設定される。例えば、被駆動軸21に伝達されるトルクの許容値は、接触可能な回転軸(例、回転駆動軸11や被駆動軸21)に対して伝達部130を締め付けたり緩めたりして伝達部130のグリップ力を変えることによってトルクの上限値(許容値)を調整することが可能である。
The
The
The
制御部123は、調整部121が調整する上限値を設定するとともに、検出部122が衝突を検出した検出情報に基づいて上限値の設定を変更する。本実施形態の制御部123は、例えば、調整部121が備える駆動素子131に制御信号(例えば、駆動電圧)を出力する。そして、制御部123は、可動部20の負荷及び加速度に応じて設定した制御信号を出力することにより駆動素子131を変形させて伝達部130の張力を設定してグリップ力を設定することによって、上限値を設定する。また、制御部123は、検出部122が衝突を検出した場合には、検出部122が衝突を検出した検出情報に基づいて、制御信号(例えば、駆動電圧)を変更して出力する。そして、制御部123は、出力した制御信号により駆動素子131を変形させて伝達部130の張力を変更してグリップ力を変化させることによって、上限値の設定を変更する。
The
次に、図2を参照して、トルク制限機構120が備える調整部121としての駆動素子131と伝達部130との詳細な構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるトルク制限機構120の構成を示す断面図である。
伝達部130は、その端部(第1端部130a、第2端部130b)が、拡径部11a及び被駆動軸21の周方向の基準位置Pを挟むように所定の隙間を空けて対向して配置されている。また、伝達部130の形状は、例えば、帯状又は線状などである。
Next, with reference to FIG. 2, a detailed configuration of the
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the configuration of the
The
拡径部11aと被駆動軸21とは同一の径を有しているため、拡径部11aの外周面と被駆動軸21の外周面との間では段差が発生することが無い。このため、伝達部130と拡径部11aとの間、及び、伝達部130と被駆動軸21との間には、ほぼ同一のグリップ力が発生することになる。
Since the
駆動素子131(本実施形態においては、第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2)は、伝達部130と拡径部11a及び被駆動軸21との間の接触状態を調整する。第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2としては、例えば電歪素子(例、ピエゾ素子)や磁歪素子などの電気機械変換素子が用いられている。例えば、第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2は、駆動電圧が供給されることにより、一方向に伸縮する構成である。
The drive element 131 (in the present embodiment, the first drive element 131-1 and the second drive element 131-2) adjusts the contact state between the
第1駆動素子131−1は、伸縮方向の一方の端部が伝達部130の第1端部130aに接続されている。また、第1駆動素子131−1の他方の端部は、可動部20の端面から突出した支持部134に固定されている。したがって、第1駆動素子131−1は、第1端部130aと支持部134とで挟まれた構成となっている。第1駆動素子131−1のうち第1端部130aとの接続部分には、フレクシャ機構132−1が形成されている。
As for the 1st drive element 131-1, one edge part of the expansion-contraction direction is connected to the
第2駆動素子131−2は、伸縮方向の一方の端部が伝達部130の第2端部130bに接続されている。また、第2駆動素子131−2の他方の端部は、可動部20の端面から突出した支持部134に固定されている。したがって、第2駆動素子131−2は、第2端部130bと支持部134とで挟まれた構成となっている。第2駆動素子131−2のうち第2端部130bとの接続部分には、フレクシャ機構132−2が形成されている。
The second drive element 131-2 has one end in the expansion / contraction direction connected to the
上述したように、制御部123は第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2に接続されており、当該第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2に対して駆動電圧を供給可能になっている。制御部123は、第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2に印加する駆動電圧の電圧値を変化させることにより、第1駆動素子131−1及び第2駆動素子131−2の伸縮量を調整する。
As described above, the
例えば、第1駆動素子131−1が伸びると、伝達部130の第1端部130aが第2端部130bに近づく方向に移動する。また、第2駆動素子131−2が伸びると、伝達部130の第2端部130bが第1端部130aに近づく方向に移動する。このため、伝達部130が拡径部11aの周面(例、外周面や内周面)及び被駆動軸21の周面(例、外周面や内周面)に巻きつき、当該伝達部130に張力が加わる。第1駆動素子131−1が縮むと、第1端部130aが第2端部130bから離れる方向に移動する。また、第2駆動素子131−2が縮むと、第2端部130bが第1端部130aから離れる方向に移動する。このため、伝達部130が拡径部11a及び被駆動軸21から離れて、伝達部130が弛緩する。このように、例えば、伝達部130は、駆動素子131の駆動(例、伸縮)によって回転駆動軸11の径方向及び被駆動軸21の径方向に力(例、伝達部130のグリップ力や張力、押圧力)が加えられる。これによって、伝達部130と拡径部11aとの間、及び伝達部130と被駆動軸21との間で、それぞれ摩擦力が生じる。なお、本実施形態は、例えば、駆動素子131を縮ませることによって、伝達部130が拡径部11a及び被駆動軸21に巻きついて、当該伝達部130にグリップ力が加わる構成にしてもよい。そして、本実施形態は、駆動素子131が伸びることによって、伝達部130が拡径部11a及び被駆動軸21から離れて弛緩する構成にしてもよい。
For example, when the first driving element 131-1 extends, the
次に、図3を参照して、駆動部150によって発生される回転力が被駆動軸21に伝達される回転力の伝達経路の一例を説明する。
図3は、本実施形態における回転力の伝達経路の一例を示す断面図である。
まず、駆動部150は、所定の回転力を発生させて、発生させた回転力によって回転駆動軸11を回転させる。この回転駆動軸11の回転力は、拡径部11aと、トルク制限機構120の伝達部130との間に生じる摩擦力によって、伝達部130に伝達される(図3のTq1)。次に、伝達部130の回転力は、伝達部130と、被駆動軸21との間に生じる摩擦力によって、被駆動軸21に伝達される(図3のTq2)。このようにして、駆動部150によって発生された回転力は、被駆動軸21に伝達される。上述したように、駆動部150は、固定部10の第3軸受部12cに固定されており、被駆動軸21は、可動部20の第5軸受部22bに固定されている。この回転力によって、可動部20は、固定部10を基準にして回転される。
Next, with reference to FIG. 3, an example of a transmission path of the rotational force through which the rotational force generated by the
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example of a rotational force transmission path in the present embodiment.
First, the
次に、本実施形態に係るトルク制限機構120において、回転駆動軸11(拡径部11a)から被駆動軸21へ回転力を伝達し、当該被駆動軸21に回転力を作用させる原理を説明する。被駆動軸21を駆動させる際には、拡径部11a及び被駆動軸21に巻き付いた伝達部130に張力を生じさせて、当該張力によって生じるグリップ力によって拡径部11aと被駆動軸21とを連結する。拡径部11aと被駆動軸21とが伝達部130によって連結されることで、回転駆動軸11から被駆動軸21へと回転力が伝達可能となる。
Next, in the
オイラーの摩擦ベルト理論により、拡径部11a及び被駆動軸21に巻き付いた伝達部130の第1端部130a側の張力(T1)及び第2端部130b側の張力(T2)が下記(式1)を満たすとき、伝達部130と拡径部11aとの間、伝達部130と被駆動軸21との間で、それぞれ摩擦力が生じ、伝達部130が拡径部11aの外周面及び被駆動軸21の外周面に対してすべりを生じることの無い状態(接触状態)となる。なお、本実施形態では、伝達部130が短手方向に等しい寸法ずつ拡径部11a及び被駆動軸21に掛けられているため、生じる摩擦力の大きさは、伝達部130と拡径部11aとの間、及び、伝達部130と被駆動軸21との間で、ほぼ等しくなる。
According to Euler's friction belt theory, the tension (T1) on the
伝達部130は、拡径部11a及び被駆動軸21に対して接触状態となったときに、摩擦力によって回転駆動軸11及び被駆動軸21と共に移動する。この移動により、回転駆動軸11から被駆動軸21に回転力が伝達される。ただし、(式1)において、μは伝達部130と拡径部11a及び被駆動軸21との間の摩擦係数であり、θは伝達部130の有効巻き付き角(接触角度)である。有効巻き付け角θについては、拡径部11aの外周面及び被駆動軸21の外周面のうち伝達部130に対して接触状態となりうる部分の範囲である。
The
このとき、回転力の伝達に寄与する張力は、(T1−T2)によって表される。上記(式1)に基づいて張力(T1−T2)を求めると、(式2)のようになる。 At this time, the tension that contributes to the transmission of the rotational force is represented by (T1-T2). When the tension (T1-T2) is obtained based on the above (Expression 1), it is expressed as (Expression 2).
上記(式2)より、回転駆動軸11から被駆動軸21に伝達される回転力は、例えば第1駆動素子131−1の伸縮によって伝達部130に生じる張力T1によって一意に決定されることがわかる。(式2)の右辺の張力T1の係数部分は、伝達部130と拡径部11a及び被駆動軸21との間における摩擦係数μ、及び、伝達部130の有効巻き付き角θにそれぞれ依存する。
From the above (Equation 2), the rotational force transmitted from the
図4は、オイラーの原理に基づく摩擦係数μを変化させたときの有効巻き付き角θと係数部分の値との関係の一例を示すグラフである。グラフの横軸は有効巻き付き角θを示しており、グラフの縦軸は係数部分の値を示している。図4に示すように、例えば摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θが300°以上のときに係数部分の値が0.8以上となっている。 FIG. 4 is a graph showing an example of the relationship between the effective winding angle θ and the value of the coefficient portion when the friction coefficient μ based on Euler's principle is changed. The horizontal axis of the graph indicates the effective winding angle θ, and the vertical axis of the graph indicates the value of the coefficient portion. As shown in FIG. 4, for example, when the friction coefficient μ is 0.3, the value of the coefficient portion is 0.8 or more when the effective winding angle θ is 300 ° or more.
このことから、摩擦係数μが0.3の場合には、有効巻き付き角θを300°以上とすることにより、第1駆動素子131−1による張力T1の80%以上の力が被駆動軸21の回転力に寄与することがわかる。この巻き付き角の他(例、180°、270°、360°、360°以上)、図4のグラフから、例えば伝達部130と、回転駆動軸11(拡径部11a)及び被駆動軸21との間の摩擦係数を大きくするほど、係数部分の値が大きくなることが推定される。このように、回転駆動軸11から被駆動軸21に伝達される回転力の上限値(許容値)の大きさは第1駆動素子131−1による張力T1によって一意に決定されることになる。
From this, when the friction coefficient μ is 0.3, by setting the effective winding angle θ to 300 ° or more, a force of 80% or more of the tension T1 by the first drive element 131-1 is driven
次に、本実施形態の制御部123が駆動装置100を制御する構成について説明する。
図5は、本実施形態の制御部123が駆動装置100を制御する構成の一例を示す構成図である。
駆動部150は、上位装置80に接続されており、上位装置80から出力される駆動電流ITに応じた回転力によって回転駆動軸11を駆動する。
制御部123は、回転駆動軸11の回転力を被駆動軸21に伝達可能なトルク制限機構120が有する調整部121が調整する回転力の上限値を設定する。
また、上述したように検出部122は、例えば、加速度センサを備えており、被駆動軸21に接続されて被駆動軸21とともに移動される可動部20(被駆動部)の衝突を、加速度センサからの出力信号に基づいて検出する。
Next, a configuration in which the
FIG. 5 is a configuration diagram illustrating an example of a configuration in which the
The
The
Further, as described above, the
次に、図6を参照して、可動部20(被駆動部)が、例えば、物体OBJに衝突している状態の一例について説明する。
図6は、本実施形態の可動部20(被駆動部)が物体OBJに衝突した状態の一例を示す模式図である。
図6に示すように、可動部20は、Z軸まわりの第1の方向DR1に回転して、物体OBJに衝突している。ここで、物体OBJは、例えば、壁WLに接しており、可動部20と壁WLとに挟み込まれた状態になっている。この状態において、トルク制限機構120は、伝達する回転力の大きさが、予め設定されている上限値を超えている場合には、回転駆動軸11と被駆動軸21との間に相対的な変位(例えば、相対的なすべり)を発生させる。このように、駆動装置100は、設定されている上限値を超える力が物体OBJに加えられないようにして、伝達する回転力の大きさを調整する。
Next, an example of a state in which the movable unit 20 (driven unit) is colliding with the object OBJ will be described with reference to FIG.
FIG. 6 is a schematic diagram illustrating an example of a state in which the movable unit 20 (driven unit) of the present embodiment collides with the object OBJ.
As shown in FIG. 6, the
ここで、物体OBJが可動部20と壁WLとに挟み込まれた状態から、物体OBJが挟み込まれていない状態にするためには、例えば、Z軸まわりの第1の方向DR1とは逆の方向(例えば、第2の方向DR2)に可動部20を回転させればよい。本実施形態のトルク制限機構120が備える制御部123は、回転駆動軸11から被駆動軸21に伝達される回転力の上限値を変更する。本実施形態の制御部123は、例えば、回転駆動軸11から被駆動軸21に伝達される回転力の上限値を低減させる。これにより、トルク制限機構120は、回転駆動軸11と被駆動軸21との間の相対的な変位(例えば、相対的なすべり)が、回転力の上限値を変更する前に比べて発生しやすい状態にする。これにより、本実施形態の可動部20は、例えば、回転力の上限値を変更(例えば、低減)する前に比べて、Z軸まわりに回転しやすくなる。
Here, in order to change from the state in which the object OBJ is sandwiched between the
また、本実施形態の制御部123は、予め設定された値にして、調整部121が調整する上限値の設定を変更する。例えば、制御部123は、衝突を検出した場合には、第2の方向DR2に向けて150[N(ニュートン)]の力を可動部20に加えた場合に、可動部20が第2の方向DR2に回転するように予め設定された値に、調整部121が調整する上限値の設定を変更する。したがって、トルク制限機構120は、駆動部150が衝突前後において同じ大きさの回転力によって回転駆動軸11を駆動していても、可動部20に力(例えば、150[N]の力)を加えることによって、例えば、第2の方向DR2の向きに可動部20を回転移動させることができる。ここで、150[N]の力とは、例えば、人が可動部20に対して力を加えた場合に、可動部20を移動させることができる力と想定する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、可動部20(被駆動部)が人や物を挟み込んだ状態から、可動部20に力を加えることによって、挟み込まれた人や物を退避させることができる。
In addition, the
次に、物体OBJが可動部20と壁WLとに挟み込まれた状態における、駆動装置100の動作の一例を図7に示す。
図7は、本実施形態の駆動装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、トルク制限機構120の制御部123は、調整部121が調整する上限値を設定する(ステップS100)。本実施形態の制御部123は、例えば、調整部121が備える駆動素子131に、予め定められている制御信号(例えば、駆動電圧)を出力する。そして、制御部123は、出力した制御信号により駆動素子131を変形させて、伝達部130の張力を設定してグリップ力を設定することによって、調整部121が調整する上限値を設定する。
Next, an example of the operation of the
FIG. 7 is a flowchart showing an example of the operation of the driving
First, the
次に、トルク制限機構120の検出部122は、可動部20(被駆動部)の加速度を検出する(ステップS110)。本実施形態の検出部122は、上述したように、例えば、加速度センサを備えている。検出部122は、加速度センサから出力される加速度を検出することによって、可動部20が衝突したか否かを検出する。
Next, the
次に、トルク制限機構120の検出部122は、可動部20が衝突したか否かを検出する(ステップS120)。本実施形態の検出部122は、加速度センサから出力される加速度が、予め設定されている加速度を超えている場合には、可動部20が衝突したと検出して、処理をステップS130に進める(ステップS120:YES)。一方、検出部122は、加速度センサから出力される加速度が、予め設定されている加速度を超えていない場合には、処理をステップS110に戻す(ステップS120:NO)。
Next, the
次に、トルク制限機構120の制御部123は、検出部122が衝突を検出した検出情報に基づいて上限値の設定を変更して、処理を終了する(ステップS130)。本実施形態の制御部123は、例えば、調整部121が備える駆動素子131に、予め定められている制御信号(例えば、駆動電圧)を出力する。そして、制御部123は、出力した制御信号により駆動素子131を変形させて、伝達部130の張力を変更してグリップ力を変更することによって、調整部121が調整する上限値の設定を変更する。
Next, the
以上説明したように、本実施形態のトルク制限機構120は、回転駆動軸11の回転力を被駆動軸21に伝達可能なトルク制限機構120であって、調整部121と、検出部122と、制御部123とを備えている。ここで、調整部121は、被駆動軸21に伝達される回転力の上限値を調整する。また、検出部122は、被駆動軸21に接続されて被駆動軸21とともに移動される可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。また、制御部123は、調整部121が調整する上限値を設定するとともに、検出部122が衝突を検出した検出情報に基づいて上限値の設定を変更する。したがって、本実施形態のトルク制限機構120は、例えば、可動部20が人や物を挟み込んだ後に、可動部20に伝達されるトルクを制限することができる。したがって、本実施形態のトルク制限機構120は、可動部20(被駆動部)が人や物を挟み込んだ状態から、可動部20に力を加えることによって、挟み込まれた人を退避させたり挟み込まれた物を除去したりすることができる。つまり、本実施形態のトルク制限機構120は、挟み込まれている人や物及びロボット装置の損傷を低減することができる。
As described above, the
また、本実施形態のトルク制限機構120が備える制御部123は、検出部122による検出情報に基づいて上限値を予め設定された値に変更する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、挟み込み発生後に、可動部20(被駆動部)を移動させるために外部から可動部20に所定の力(外力)を加えて可動部20を移動(例えば、回転移動)させることができる値に、上限値を変更することができる。
Further, the
また、本実施形態のトルク制限機構120が備える制御部123は、検出部122が衝突を検出した場合には、上限値を低減させるように上限値の設定を変更する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、挟み込み発生後に、可動部20(被駆動部)を移動させるために外部から可動部20に力を低減することができる。
Moreover, the
また、本実施形態のトルク制限機構120が備える制御部123は、可動部20(被駆動部)が所定の外力によって移動可能なように上限値の設定を変更する。例えば、制御部123は、所定の外力としての、図6に示す方向第2のDR2に向けた150[N]の力を可動部20に加えた場合に、可動部20が第2の方向DR2に回転するように予め設定された値に、調整部121が調整する上限値の設定を変更する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、挟み込み発生後に、可動部20(被駆動部)を所定の力(例えば、人力)によって移動(例えば、回転)させることができる値に、上限値を変更することができる。
Moreover, the
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様である構成及び動作については、説明を省略する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係るトルク制限機構120を備える駆動装置100の構成の一例を示す構成図である。
本実施形態において、上位装置80は、トルク制限機構120の制御部123に対して、回転駆動軸11を回転させる駆動部150の回転力の指令値である回転力指令値(例えば、回転力指令値CT)と、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度を示す情報(例えば、角度情報IA)とを出力する。
本実施形態のトルク制限機構120の制御部123は、上位装置80に接続されており、上位装置80が出力する、回転力指令値CTと、角度情報IAとを取得する。また、制御部123は、駆動部150に接続されており、回転駆動軸11を回転させる駆動部150の回転力に応じた駆動電流(例えば、駆動電流IT)を駆動部150に出力する。
[Second Embodiment]
Hereinafter, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Note that the description of the same configuration and operation as those of the first embodiment described above will be omitted.
FIG. 8 is a configuration diagram illustrating an example of the configuration of the
In the present embodiment, the
The
本実施形態の制御部123は、検出部122が衝突を検出していない場合には、上位装置80から取得した回転力指令値CTに応じた駆動電流ITを駆動部150に出力する。これにより、駆動部150は、上位装置80が出力する回転力指令値CTに応じた回転力によって回転駆動軸11を回転させる。一方、制御部123は、検出部122が衝突を検出した場合には、駆動電流ITの電流値を変更する。例えば、制御部123は、検出部122が衝突を検出した場合には、回転力指令値CTに応じた駆動電流ITの電流値から、可動部20(被駆動部)が所定の位置(例えば、衝突検出直後の位置)に保持されるような駆動電流ITの電流値に変更する。そして、制御部123は、電流値を変更した駆動電流ITを駆動部150に出力する。このように、本実施形態の制御部123は、駆動部150の回転力を変更させる制御を行うことによって、衝突検出後に、可動部20(被駆動部)を保持して、可動部20が移動(例えば、回転移動)することを防止する。
When the
また、上述したように、本実施形態のトルク制限機構120の制御部123は、上位装置80から、角度情報IAが供給される。ここで、被駆動軸21の軸線の方向とは、被駆動軸21の軸線と平行である方向であり、例えば、上述した図1に示すZ軸の負の方向(−Z方向)である。また、重力の方向とは、駆動装置100に加わる重力の方向である。また、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度とは、駆動装置100に加わる重力の方向を例えば0[°]にした場合の被駆動軸21の軸線の角度である。
Further, as described above, the
例えば、上述した図1に示すY軸の負の方向(−Y方向)が重力の方向である場合には、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度は、例えば90[°]である。これは、例えば固定部10の軸線が鉛直方向に向けられて設置されている場合である。また、例えば、上述した図1に示すZ軸の負の方向(−Z方向)が重力の方向である場合には、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度は、例えば0[°]である。これは、例えば固定部10の軸線が水平方向に向けられて設置されている場合である。
For example, when the negative direction (−Y direction) of the Y axis shown in FIG. 1 described above is the direction of gravity, the angle formed by the direction of the axis of the driven
ここで、可動部20(被駆動部)の回転面が水平方向である場合には、トルク制限機構120が伝達する回転力の大きさは、可動部20を回転させる負荷トルクによって定められる。ここで、負荷トルクとは、可動部20を含む負荷を回転移動させるための回転力である。一方、固定部10の軸線が鉛直方向に向けられて設置されている場合(つまり、可動部20(被駆動部)の回転面が鉛直方向である場合)には、トルク制限機構120が伝達する回転力の大きさは、可動部20を回転させる負荷トルクと保持トルクとを加算したトルクによって定められる。ここで、保持トルクとは、可動部20を含む負荷を重力に抗して所定の位置に保持するための回転力である。このように、トルク制限機構120が伝達する回転力の大きさは、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度に応じた保持トルクの変化に応じて変化する。
Here, when the rotating surface of the movable part 20 (driven part) is in the horizontal direction, the magnitude of the rotational force transmitted by the
そこで、トルク制限機構120は、可動部20の動作パターン(例、回転移動方向や回転動作など)に応じた保持トルクに基づいて、伝達される回転力の上限値の設定を変更する。本実施形態のトルク制限機構120は、この角度情報IAに基づいて、上限値の設定を変更する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、伝達される回転力の上限値の設定を保持トルクに基づいて変更して、可動部20(被駆動部)を所定の位置に保持させる。
Therefore, the
以上説明したように、本実施形態の制御部123は、被駆動軸21の軸線の方向と重力の方向とがなす角度に基づいて、上限値の設定を変更する。したがって、本実施形態のトルク制限機構120は、可動部20の移動方向(例えば、回転移動方向)に応じた保持トルクに基づいて、伝達される回転力の上限値の設定を変更することができる。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、可動部20の移動方向(例えば、回転移動方向)によらず、可動部20を所定の位置に保持したまま、伝達される回転力の上限値の設定を変更(例えば、低減)することができる。
As described above, the
また、本実施形態の制御部123は、検出部122が衝突を検出した場合には、回転駆動軸11を回転させる駆動部150の回転力を変更させる制御を行う。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、衝突検出後において、挟み込んだ人や物及び可動部20に対して加えられる可動部20の力を低減することができる。つまり、トルク制限機構120は、挟み込んだ人や物及び可動部20の損傷を、衝突検出後においても低減することができる。
Moreover, the
また、例えば、可動部20が重力に抗して回転移動する場合には、衝突検出後において被駆動軸21に伝達される回転力の上限値を低減すると、重力による回転力が上限値を超えることがあり、この場合には、可動部20が所定の位置に保持されないことがある。そこで、本実施形態の制御部123は、可動部20(被駆動部)が所定の位置に保持されるように駆動部150を制御する。例えば、制御部123は、上位装置80から供給される角度情報IAに基づいて、重力による回転力を超える保持トルクを発生するように上限値を設定する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、挟み込んだ人や物及び可動部20に対して加えられる可動部20の回転力を低減することができる。つまり、トルク制限機構120は、挟み込んだ人や物及び可動部20の損傷を、衝突検出後においても低減することができる。
In addition, for example, when the
[第3の実施形態]
次に、図9を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態と同様である構成及び動作については、説明を省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るトルク制限機構120を備える駆動装置100の構成の一例を示す構成図である。
上位装置80は、通信線Lを介してトルク制限機構120に指令値(例えば、回転力指令値)を供給する。
トルク制限機構120は、電流検出部125を備えている。また、本実施形態の上位装置80は、例えば、駆動部150を駆動する駆動電流(例えば、駆動電流IT)を駆動部150に対して出力する。
電流検出部125は、例えば、電流センサを備えており、上位装置80から出力される駆動部150を駆動する駆動電流ITの電流値を検出する。
検出部122は、電流検出部125に接続されており、電流検出部125が検出した駆動電流ITの電流値に基づいて、可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。本実施形態の検出部122は、例えば、検出した駆動部150を駆動する駆動電流が予め設定されている電流値の範囲を超える場合に、可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、加速度センサやトルクセンサなど可動部20の移動を直接的に検出する構成に比べて設置される位置に制限の少ない電流検出部125によって衝突を検出することができる。
[Third Embodiment]
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, description is abbreviate | omitted about the structure and operation | movement similar to 1st Embodiment and 2nd Embodiment mentioned above.
FIG. 9 is a configuration diagram illustrating an example of the configuration of the
The
The
The
The
[第4の実施形態]
次に、図10を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態から第3の実施形態と同様である構成及び動作については、説明を省略する。
図10は、本発明の第4の実施形態に係るトルク制限機構120を備える駆動装置100の構成の一例を示す構成図である。
本実施形態のトルク制限機構120は、回転駆動軸11の回転情報を検出する第1の位置検出部(回転角度検出器)126と、被駆動軸21の回転情報を検出する第2の位置検出部(回転角度検出器)127とを備えている。第1の位置検出部126は、例えば、エンコーダを備えており、エンコーダによって回転駆動軸11の回転情報を検出する。第2の位置検出部127も同様の構成である。
上位装置80は、通信線Lを介してトルク制限機構120に指令値(例えば、回転力指令値)を供給する。また、本実施形態の上位装置80は、第1の位置検出部126から回転駆動軸11の回転情報(例えば、第1回転情報R1)と、第2の位置検出部127から被駆動軸21の回転情報(例えば、第2回転情報R2)とをそれぞれ取得する。そして、上位装置80は、取得した第1回転情報R1に基づいた駆動電流(例えば、駆動電流IT)を駆動部150に出力している。
[Fourth Embodiment]
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, description is abbreviate | omitted about the structure and operation | movement similar to 3rd Embodiment mentioned above.
FIG. 10 is a configuration diagram illustrating an example of the configuration of the
The
The
本実施形態の検出部122は、第1回転情報R1と第2回転情報R2とに基づいて、可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。例えば、本実施形態の検出部122は、第1の位置検出部126から回転駆動軸11の回転情報(例えば、第1回転情報R1)を取得する。また、検出部122は、第2の位置検出部127から被駆動軸21の回転情報(例えば、第2回転情報R2)を取得する。また、検出部122は、取得した第1回転情報R1から回転駆動軸11の回転位置を、取得した第2回転情報R2から被駆動軸21の回転位置を、それぞれ算出する。また、検出部122は、例えば、算出した回転駆動軸11の回転位置と、被駆動軸21の回転位置とが一致しているか否かに基づいて、衝突を検出する。例えば、本実施形態の検出部122は、回転駆動軸11の回転位置と、被駆動軸21の回転位置とが一致していない場合、回転駆動軸11と被駆動軸21とに相対的な変位(相対的なすべり)が生じているので衝突が発生していると判定して、衝突を検出する。
The
このように、本実施形態のトルク制限機構120は、回転駆動軸11の回転情報を検出する第1の位置検出部126と、被駆動軸21の回転情報を検出する第2の位置検出部127とを備えている。また、本実施形態のトルク制限機構120が備える検出部122は、第1の位置検出部126が検出した回転駆動軸11の回転情報と第2の位置検出部127が検出した被駆動軸21の回転情報とに基づいて、可動部20(被駆動部)の衝突を検出する。これにより、本実施形態のトルク制限機構120は、第1の位置検出部126及び第2の位置検出部127によって被駆動軸21のすべりを直接的に検出することができるため、衝突検出の精度を向上させることができる。なお、本実施形態のトルク制限機構120は、第2の位置検出部127が所定の減速比によって、回転駆動軸11の角速度よりも小さい角速度に減速されて回転する被駆動軸21の回転情報を検出してもよい。この場合、制御部123は、第1の位置検出部126が検出する回転駆動軸11の回転情報と、第2の位置検出部127が検出する被駆動軸21の所定の減速比に応じた回転情報とに差が生じていない時、回転駆動軸11と被駆動軸21との間のすべりが発生していないと判定する。また、制御部123は、第1の位置検出部126が検出する回転駆動軸11の回転情報と、第2の位置検出部127が検出する被駆動軸21の所定の減速比に応じた回転情報とに差が生じている時、回転駆動軸11と被駆動軸21との間のすべりが発生していると判定する。
As described above, the
[第5の実施形態]
以下、図11を参照して、本発明の第5の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態から第4の実施形態と同様である構成及び動作については、説明を省略する。
図11は、本発明の第5の実施形態に係るロボット装置200の構成の一例を示す構成図である。
本実施形態のロボット装置200は、台座部50と、固定部10と、手先部40と、複数の可動部20(例えば、可動部20a及び可動部20b)と、複数の駆動装置100(例えば、駆動装置100a及び駆動装置100b)を備えている。
[Fifth Embodiment]
Hereinafter, a fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, description is abbreviate | omitted about the structure and operation | movement similar to 4th Embodiment mentioned above.
FIG. 11 is a block diagram showing an example of the configuration of a
The
台座部50は、ロボット装置200が設置されている床に固定されている。
固定部10は、第1端部が台座部に固定されており、第2端部が連結部30aを介して可動部20aの第1端部と連結されている。
可動部20a(被駆動部)は、第1端部が連結部30aを介して固定部10の第2端部と連結されており、第2端部が連結部30bを介して可動部20bの第1端部と連結されている。例えば、可動部20aは、ロボット装置200が備えるロボットアームのうちの上腕部である。
可動部20b(被駆動部)は、第1端部が連結部30bを介して可動部20aの第2端部と連結されており、第2端部に手先部40が接続されている。例えば、可動部20bは、ロボット装置200が備えるロボットアームのうちの下腕部である。
手先部40は、可動部20bの第2端部に接続されており、被移動物体WKを保持する(例えば、把持する)。
駆動装置100aは、連結部30aにおいて固定部10に備えられており、上位装置80の指令値に基づいて固定部10に対して可動部20aが回転移動するように可動部20aを駆動する。同様に、駆動装置100bは、連結部30bにおいて可動部20aに備えられており、上位装置80の指令値に基づいて可動部20aに対して可動部20bが回転移動するように可動部20bを駆動する。また、これらの駆動装置100は、上述した実施形態において説明したトルク制限機構120をそれぞれ備えている。
The
As for the fixed
The
As for the
The
The
以上説明したように、本実施形態の駆動装置100(駆動装置100a、駆動装置100b)は、上述した実施形態において説明したトルク制限機構120を備えている。これにより、本実施形態の駆動装置100は、例えば、可動部20(例えば、可動部20a及び可動部20b)が人や物を挟み込んだ後に、可動部20に伝達されるトルクを変更することができる。これにより、本実施形態の駆動装置100は、挟み込まれている人や物及びロボット装置200の損傷を低減することができる。
As described above, the driving device 100 (the
また、本実施形態のロボット装置200は、上述した実施形態において説明したトルク制限機構120を備えている。これにより、本実施形態のロボット装置200は、例えば、可動部20(例えば、可動部20a及び可動部20b)が人や物を挟み込んだ後に、可動部20に伝達されるトルクを変更することができる。これにより、本実施形態のロボット装置200は、挟み込まれている人や物及びロボット装置200の損傷を低減することができる。
Further, the
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。 As mentioned above, although embodiment of this invention has been explained in full detail with reference to drawings, a concrete structure is not restricted to this embodiment and can be suitably changed in the range which does not deviate from the meaning of this invention. .
なお、上記の実施形態における制御部123又はこの制御部123が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
Note that the
なお、この制御部123が備える各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、制御部123が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
Each unit included in the
また、制御部123が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部123が備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
In addition, by recording a program for realizing the function of each unit included in the
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
Further, the “computer system” includes a homepage providing environment (or display environment) if a WWW system is used.
The “computer-readable recording medium” refers to a storage device such as a flexible medium, a magneto-optical disk, a portable medium such as a ROM and a CD-ROM, and a hard disk incorporated in a computer system. Furthermore, the “computer-readable recording medium” dynamically holds a program for a short time like a communication line when transmitting a program via a network such as the Internet or a communication line such as a telephone line. In this case, a volatile memory in a computer system serving as a server or a client in that case, and a program that holds a program for a certain period of time are also included. The program may be a program for realizing a part of the functions described above, and may be a program capable of realizing the functions described above in combination with a program already recorded in a computer system.
11…回転駆動軸、21…被駆動軸、100…駆動装置、120…トルク制限機構、121…調整部、122…検出部、123…制御部、125…電流検出部、126…第1の位置検出部、127…第2の位置検出部、150…駆動部、200…ロボット装置
DESCRIPTION OF
Claims (12)
前記被駆動軸に伝達される前記回転力の上限値を調整する調整部と、
前記被駆動軸に接続されて前記被駆動軸とともに移動される被駆動部の衝突を検出する検出部と、
前記調整部が調整する前記上限値を設定するとともに、前記検出部が前記衝突を検出した検出情報に基づいて前記上限値の設定を変更する制御部と、
を備えることを特徴とするトルク制限機構。 A torque limiting mechanism capable of transmitting the rotational force of the rotational drive shaft to the driven shaft,
An adjustment unit for adjusting an upper limit value of the rotational force transmitted to the driven shaft;
A detection unit that detects a collision of a driven unit that is connected to the driven shaft and is moved together with the driven shaft;
A control unit that sets the upper limit value adjusted by the adjustment unit and changes the setting of the upper limit value based on detection information in which the detection unit detects the collision;
A torque limiting mechanism comprising:
ことを特徴とする請求項1に記載のトルク制限機構。 The torque limiting mechanism according to claim 1, wherein the control unit changes the upper limit value to a preset value based on the detection information from the detection unit.
前記検出部が前記衝突を検出した場合には、前記上限値を低減させるように前記上限値の設定を変更する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトルク制限機構。 The controller is
The torque limiting mechanism according to claim 1 or 2, wherein when the detection unit detects the collision, the setting of the upper limit value is changed so as to reduce the upper limit value.
前記被駆動部が所定の外力によって移動可能なように前記上限値の設定を変更する
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のトルク制限機構。 The controller is
The torque limit mechanism according to claim 2 or 3, wherein the setting of the upper limit value is changed so that the driven part can be moved by a predetermined external force.
前記被駆動軸の軸線の方向と重力の方向とがなす角度に基づいて、前記上限値の設定を変更する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトルク制限機構。 The controller is
The torque limit according to any one of claims 1 to 4, wherein the setting of the upper limit value is changed based on an angle formed between an axis direction of the driven shaft and a direction of gravity. mechanism.
前記検出部が前記衝突を検出した場合には、前記回転駆動軸を回転させる駆動部の回転力を変更させる制御を行う
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトルク制限機構。 The controller is
6. The control according to claim 1, wherein when the detection unit detects the collision, control is performed to change a rotational force of a drive unit that rotates the rotary drive shaft. 7. Torque limiting mechanism.
前記被駆動部が所定の位置に保持されるように前記駆動部を制御する
ことを特徴とする請求項6に記載のトルク制限機構。 The controller is
The torque limiting mechanism according to claim 6, wherein the driving unit is controlled such that the driven unit is held at a predetermined position.
前記駆動部の回転力を変更させる制御を行った場合に、前記上限値を低減させるように前記上限値の設定を変更する
ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のトルク制限機構。 The controller is
The torque limiting mechanism according to claim 6 or 7, wherein when the control for changing the rotational force of the driving unit is performed, the setting of the upper limit value is changed so as to reduce the upper limit value. .
前記駆動部を駆動する駆動電流を検出する電流検出部が検出した前記駆動電流に基づいて、前記被駆動部の衝突を検出する
ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか一項に記載のトルク制限機構。 The detector is
9. The collision of the driven part is detected based on the driving current detected by a current detection part that detects a driving current for driving the driving part. 9. The torque limiting mechanism described in 1.
前記被駆動軸の回転情報を検出する第2の位置検出部と
を備え、
前記検出部は、
前記第1の位置検出部が検出した前記回転駆動軸の回転情報と前記第2の位置検出部が検出した前記被駆動軸の回転情報とに基づいて、前記被駆動部の衝突を検出する
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のトルク制限機構。 A first position detector for detecting rotation information of the rotation drive shaft;
A second position detection unit for detecting rotation information of the driven shaft,
The detector is
Detecting a collision of the driven part based on rotation information of the rotary drive shaft detected by the first position detection unit and rotation information of the driven shaft detected by the second position detection unit. The torque limiting mechanism according to any one of claims 1 to 9, wherein:
前記回転駆動軸を回転させる駆動部と
を備える駆動装置。 A torque limiting mechanism according to any one of claims 1 to 10,
And a drive unit that rotates the rotary drive shaft.
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