JP2013163143A - サイクロンセパレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、サイクロン室で十分に分離できなかった異物を内筒において再度分離させることで分離効率をさらに向上させることができるサイクロンセパレータを提供すること。
【解決手段】本発明のサイクロンセパレータ1は、円筒状のサイクロン室2と、サイクロン室2に異物を含むガスを導入するガス導入口3と、前記異物を分離した後のガスを排出するガス排出口4とを備える。ガス排出口4は、筒状部材5によりサイクロン室2の内部と連通しており、筒状部材5の内壁には、環状の邪魔板6が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のサイクロンセパレータ1は、円筒状のサイクロン室2と、サイクロン室2に異物を含むガスを導入するガス導入口3と、前記異物を分離した後のガスを排出するガス排出口4とを備える。ガス排出口4は、筒状部材5によりサイクロン室2の内部と連通しており、筒状部材5の内壁には、環状の邪魔板6が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、サイクロンセパレータに関する。
空気圧縮機から圧縮空気に伴われて吐出される油を分離するために、サイクロンセパレータが用いられている。サイクロンセパレータは、油を含むガスを円筒状のサイクロン室内に導入して旋回流となし、その遠心分離作用によってガスに含まれる油分を分離するもので、分離された油分は油排出管よりオイルパンなどへ排出される。油分を分離したガスは、サイクロン室と筒状部材により連通するガス排出口から排出される。
このようなサイクロンセパレータでは、ガス中に含まれる異物(例えば液体)の分離効率を向上させることが検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
このようなサイクロンセパレータでは、ガス中に含まれる異物(例えば液体)の分離効率を向上させることが検討されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
引用文献1に記載のようなサイクロン室内の気液分離効率を上げる工夫をした分離装置では、分離の原動力になる旋回流を弱めてしまうため、必ずしも分離効率が向上しないという問題があった。特許文献2に記載のようなオイルトラッパでは、内筒での分離効率を高めることができるが筒状部材内に別途の分離室を設ける構成となっているために、装置の製作が困難であり高コストになるという問題がある。
そこで、本発明は、簡単な構成で、サイクロン室で十分に分離できなかった異物を内筒において再度分離させることで分離効率をさらに向上させることができるサイクロンセパレータを提供することを目的とする。
前記課題を解決すべく、本発明は、以下のようなサイクロンセパレータを提供するものである。
すなわち、本発明のサイクロンセパレータは、円筒状のサイクロン室と、前記サイクロン室に異物を含むガスを導入するガス導入口と、前記異物を分離した後のガスを排出するガス排出口とを備えるサイクロンセパレータであって、前記ガス排出口は、筒状部材により前記サイクロン室の内部と連通しており、前記筒状部材の内壁には、環状の邪魔板が設けられていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明のサイクロンセパレータは、円筒状のサイクロン室と、前記サイクロン室に異物を含むガスを導入するガス導入口と、前記異物を分離した後のガスを排出するガス排出口とを備えるサイクロンセパレータであって、前記ガス排出口は、筒状部材により前記サイクロン室の内部と連通しており、前記筒状部材の内壁には、環状の邪魔板が設けられていることを特徴とするものである。
本発明においては、筒状部材の内壁に設けられた環状の邪魔板により、サイクロン室にて分離されなかった異物を分離することができる。そのため、異物の分離効率を十分に向上させることができる。
本発明のサイクロンセパレータにおいては、前記異物は液滴であることが好ましい。
このように、本発明のサイクロンセパレータは、異物が油分などの液滴である場合に特に好適に用いることができる。
このように、本発明のサイクロンセパレータは、異物が油分などの液滴である場合に特に好適に用いることができる。
本発明のサイクロンセパレータにおいては、前記邪魔板は、前記筒状部材の軸方向の中心よりもガス排出口側に設けられていることが好ましい。
この発明のように、邪魔板が筒状部材の軸方向の中心よりもガス排出口側に設けられている場合には、サイクロン室で分離されずサイクロン室下部で滞留している異物を排出する可能性が低くなる。
この発明のように、邪魔板が筒状部材の軸方向の中心よりもガス排出口側に設けられている場合には、サイクロン室で分離されずサイクロン室下部で滞留している異物を排出する可能性が低くなる。
本発明のサイクロンセパレータにおいては、前記邪魔板は、ロート状であって、その開口部が前記サイクロン室側に向いていることが好ましい。
ここで、前記邪魔板の本体と前記筒状部材の内壁とがなす角度は、20°以上80°以下であることが好ましい。
この発明のように、邪魔板の形状をロート状とし、サイクロン室側に所定範囲内で傾斜するようにすれば、サイクロン室からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板または筒状部材の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
ここで、前記邪魔板の本体と前記筒状部材の内壁とがなす角度は、20°以上80°以下であることが好ましい。
この発明のように、邪魔板の形状をロート状とし、サイクロン室側に所定範囲内で傾斜するようにすれば、サイクロン室からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板または筒状部材の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
本発明のサイクロンセパレータにおいては、前記邪魔板の開口部は、前記サイクロン室側に筒状に延出していることが好ましい。
この発明のように、ロート状の邪魔板の開口部がサイクロン室側に筒状に演出している場合には、サイクロン室からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板または筒状部材の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
この発明のように、ロート状の邪魔板の開口部がサイクロン室側に筒状に演出している場合には、サイクロン室からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板または筒状部材の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
また、実施形態では、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」といった方位を示す用語は、図1を基準として用いる。
[第一実施形態]
本発明の一態様(第一実施形態)におけるサイクロンセパレータ1は、図1に示すように、サイクロン室2と、ガス導入口3と、ガス排出口4と、筒状部材5と、邪魔板6と、を備えている。
また、実施形態では、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」といった方位を示す用語は、図1を基準として用いる。
[第一実施形態]
本発明の一態様(第一実施形態)におけるサイクロンセパレータ1は、図1に示すように、サイクロン室2と、ガス導入口3と、ガス排出口4と、筒状部材5と、邪魔板6と、を備えている。
サイクロン室2は、円筒状である。ガス導入口3から異物を含むガスが流入した場合には、このサイクロン室2の内壁や底壁にて、接触した異物を分離することができる。
ガス導入口3は、サイクロン室2に異物を含むガスを導入する。このガス導入口3は、図1に示すように、周壁の接線方向に配設される。
ガス排出口4は、異物を分離した後のガスを排出する。このガス排出口4は、筒状部材5によりサイクロン室2の内部と連通している。
筒状部材5は、図1に示すように、サイクロン室2の上半部に配置されている。また、筒状部材5は、サイクロンセパレータ1の上方からみた断面視において、サイクロン室2の中央部に(好ましくは、中心同士が重なるように)配置されている。異物を含むガスが流入した場合には、この筒状部材5の内壁にて、接触した異物を分離することができる。
ガス導入口3は、サイクロン室2に異物を含むガスを導入する。このガス導入口3は、図1に示すように、周壁の接線方向に配設される。
ガス排出口4は、異物を分離した後のガスを排出する。このガス排出口4は、筒状部材5によりサイクロン室2の内部と連通している。
筒状部材5は、図1に示すように、サイクロン室2の上半部に配置されている。また、筒状部材5は、サイクロンセパレータ1の上方からみた断面視において、サイクロン室2の中央部に(好ましくは、中心同士が重なるように)配置されている。異物を含むガスが流入した場合には、この筒状部材5の内壁にて、接触した異物を分離することができる。
筒状部材5の内壁には、環状の邪魔板6が設けられている。
邪魔板6は、図1に示すように、筒状部材5の軸方向の中心よりもガス排出口4側に設けられている。また、この邪魔板6は、図1に示すように、ロート状であって、その開口部61はサイクロン室2側に向いている。異物を含むガスが流入した場合には、この邪魔板6にて、接触した異物を分離することができる。
また、この邪魔板6の本体と筒状部材5の内壁とがなす角度θは、20°以上80°以下であることが好ましい。この角度が前記下限未満、あるいは前記上限を超える場合は、分離効率を向上するという効果が低下する傾向にある。
邪魔板6は、図1に示すように、筒状部材5の軸方向の中心よりもガス排出口4側に設けられている。また、この邪魔板6は、図1に示すように、ロート状であって、その開口部61はサイクロン室2側に向いている。異物を含むガスが流入した場合には、この邪魔板6にて、接触した異物を分離することができる。
また、この邪魔板6の本体と筒状部材5の内壁とがなす角度θは、20°以上80°以下であることが好ましい。この角度が前記下限未満、あるいは前記上限を超える場合は、分離効率を向上するという効果が低下する傾向にある。
以上のようなサイクロンセパレータ1では、次のようにして、異物を含むガスから異物を分離する。ここでは、この異物が、油分などの液滴である場合について説明する。
ガス導入口3から導入される油分を含むガスが、サイクロン室2の内壁に沿って周方向に流入するように案内する。これにより、このガスは、サイクロン室2の内壁に沿う旋回流となり、周方向に旋回しながら、下方へ向かう間に、旋回流の遠心分離作用によりサイクロン室2の内壁に接触させることで油分を分離する。また、この旋回流がサイクロン室2の底壁に至ると、上方に向かう旋回流となる。そして、この旋回流が、上方へ向かう間に、旋回流の遠心分離作用により筒状部材5の内壁および邪魔板6に接触させることで油分を分離する。
ガス導入口3から導入される油分を含むガスが、サイクロン室2の内壁に沿って周方向に流入するように案内する。これにより、このガスは、サイクロン室2の内壁に沿う旋回流となり、周方向に旋回しながら、下方へ向かう間に、旋回流の遠心分離作用によりサイクロン室2の内壁に接触させることで油分を分離する。また、この旋回流がサイクロン室2の底壁に至ると、上方に向かう旋回流となる。そして、この旋回流が、上方へ向かう間に、旋回流の遠心分離作用により筒状部材5の内壁および邪魔板6に接触させることで油分を分離する。
油分を分離したガスは、筒状部材5を経て、ガス排出口4から排出される。また、サイクロン室2の底壁には、図示は省略するが、油分回収通路に接続される油分排出管が設けられている。分離された油分は、筒状部材5の内壁およびサイクロン室2の内壁に案内されて下方へ移動し、油分排出管から排出される。
前記したような実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(1)筒状部材5の内壁に設けられた環状の邪魔板6により、サイクロン室2にて分離されなかった異物を分離することができる。そのため、異物の分離効率を十分に向上させることができる。
(2)邪魔板6が筒状部材5の軸方向の中心よりもガス排出口4側に設けられているので、サイクロン室2で分離されずサイクロン室2下部で滞留している異物を排出する可能性が低くなる。
(3)邪魔板6の形状をロート状とし、サイクロン室2側に所定範囲内で傾斜するようにしているので、サイクロン室2からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板6または筒状部材5の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室2にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
(1)筒状部材5の内壁に設けられた環状の邪魔板6により、サイクロン室2にて分離されなかった異物を分離することができる。そのため、異物の分離効率を十分に向上させることができる。
(2)邪魔板6が筒状部材5の軸方向の中心よりもガス排出口4側に設けられているので、サイクロン室2で分離されずサイクロン室2下部で滞留している異物を排出する可能性が低くなる。
(3)邪魔板6の形状をロート状とし、サイクロン室2側に所定範囲内で傾斜するようにしているので、サイクロン室2からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板6または筒状部材5の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室2にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について図2を用いて説明する。
図2は、本発明の第二実施形態におけるサイクロンセパレータ1Aを示す斜視断面図である。第二実施形態におけるサイクロンセパレータ1Aの構成は、邪魔板6Aの構成が僅かに異なる以外は第一実施形態におけるサイクロンセパレータ1と同様の構成であるので、邪魔板6Aについて説明する。
邪魔板6Aの開口部61Aは、サイクロン室2側に筒状に延出している延出部62を有している。異物を含むガスが流入した場合には、この延出部62の内壁にて、接触した異物を分離することができる。
次に、本発明の第二実施形態について図2を用いて説明する。
図2は、本発明の第二実施形態におけるサイクロンセパレータ1Aを示す斜視断面図である。第二実施形態におけるサイクロンセパレータ1Aの構成は、邪魔板6Aの構成が僅かに異なる以外は第一実施形態におけるサイクロンセパレータ1と同様の構成であるので、邪魔板6Aについて説明する。
邪魔板6Aの開口部61Aは、サイクロン室2側に筒状に延出している延出部62を有している。異物を含むガスが流入した場合には、この延出部62の内壁にて、接触した異物を分離することができる。
第二実施形態におけるサイクロンセパレータ1Aにおいても、前述の第一実施形態の効果と同様の効果とともに、下記効果を奏することもできる。
(4)ロート状の邪魔板6Aの開口部61Aがサイクロン室2側に筒状に演出しているので、サイクロン室2からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板6Aまたは筒状部材5の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室2にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
(4)ロート状の邪魔板6Aの開口部61Aがサイクロン室2側に筒状に演出しているので、サイクロン室2からの旋回流に同伴された異物がこの邪魔板6Aまたは筒状部材5の内壁に衝突する可能性が高まり、サイクロン室2にて分離されなかった異物をより確実に分離することができる。
[実施形態の作用効果の確認]
前記実施形態においては、分離効率を向上できることを確認するために、以下に示すような解析を行った。
シミュレータソフト(ANSYS社製のFLUENT(フルエント))を用いて、前記第一実施形態のサイクロンセパレータの場合(図1)、前記第二実施形態のサイクロンセパレータの場合(図2)および従来型のサイクロンセパレータの場合(図3)について、レイノルズ応力方程式モデル(RSM)での流動解析および粒子追跡解析を行い、排出数、捕獲数および内部留保数を求めた。
具体的には、以下の条件を設定し、それぞれ解析した。得られた結果を表1に示す。
前記実施形態においては、分離効率を向上できることを確認するために、以下に示すような解析を行った。
シミュレータソフト(ANSYS社製のFLUENT(フルエント))を用いて、前記第一実施形態のサイクロンセパレータの場合(図1)、前記第二実施形態のサイクロンセパレータの場合(図2)および従来型のサイクロンセパレータの場合(図3)について、レイノルズ応力方程式モデル(RSM)での流動解析および粒子追跡解析を行い、排出数、捕獲数および内部留保数を求めた。
具体的には、以下の条件を設定し、それぞれ解析した。得られた結果を表1に示す。
(共通条件)
サイクロン室の内直径:3000mm
サイクロン室の高さ:8000mm
筒状部材の内直径:1650mm
邪魔板の開口部の直径:550mm
粒子数:100個(均一分散)
粒子密度:700kg/m3
壁面処理:捕獲
底面処理:捕獲
(条件1)
粒子径:1μm
粒子スタート位置:底面から10cm面全体
(条件2)
粒子径:10μm
粒子スタート位置:底面から10cm面全体
(条件3)
粒子径:1μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
(条件4)
粒子径:10μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
(条件5)
粒子径:100μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
サイクロン室の内直径:3000mm
サイクロン室の高さ:8000mm
筒状部材の内直径:1650mm
邪魔板の開口部の直径:550mm
粒子数:100個(均一分散)
粒子密度:700kg/m3
壁面処理:捕獲
底面処理:捕獲
(条件1)
粒子径:1μm
粒子スタート位置:底面から10cm面全体
(条件2)
粒子径:10μm
粒子スタート位置:底面から10cm面全体
(条件3)
粒子径:1μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
(条件4)
粒子径:10μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
(条件5)
粒子径:100μm
粒子スタート位置:底面から4m面全体
表1に示す結果からも明らかなように、筒状部材5の内壁に邪魔板6,6Aが設けられている場合(第一実施形態および第二実施形態)には、筒状部材5の内壁に邪魔板6,6Aが設けられていない従来型のサイクロンセパレータ(図3)と比較して、分離効率を向上できることが確認された。
[実施形態の変形]
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造および形状などは、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状などとしても問題はない。本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造および形状などは、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状などとしても問題はない。本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、邪魔板6は、筒状部材5の軸方向の中心よりもガス排出口4側に設けられているが、本発明の目的を達成できる範囲であれば、筒状部材5の軸方向の中心よりサイクロン室2側に設けられていてもよい。
また、本実施形態では、邪魔板6は、一箇所に設けられているが、二箇所以上に設けられていてもよい。
さらに、本実施形態において円筒状とは、遠心分離作用が得られる形状であれば完全な円筒形でなくてもよく、例えば、多角形であってもよい。
また、本実施形態では、邪魔板6は、一箇所に設けられているが、二箇所以上に設けられていてもよい。
さらに、本実施形態において円筒状とは、遠心分離作用が得られる形状であれば完全な円筒形でなくてもよく、例えば、多角形であってもよい。
本発明のサイクロンセパレータは、異物分離装置、特に異物が油分などの液滴の場合の異物分離装置として好適に用いることができる。
1,1A…サイクロンセパレータ
2…サイクロン室
3…ガス導入口
4…ガス排出口
5…筒状部材
6,6A…邪魔板
61,61A…開口部
62…延出部
2…サイクロン室
3…ガス導入口
4…ガス排出口
5…筒状部材
6,6A…邪魔板
61,61A…開口部
62…延出部
Claims (6)
- 円筒状のサイクロン室と、前記サイクロン室に異物を含むガスを導入するガス導入口と、前記異物を分離した後のガスを排出するガス排出口とを備えるサイクロンセパレータであって、
前記ガス排出口は、筒状部材により前記サイクロン室の内部と連通しており、
前記筒状部材の内壁には、環状の邪魔板が設けられている
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。 - 請求項1に記載のサイクロンセパレータにおいて、
前記異物は液滴である
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。 - 請求項1または請求項2に記載のサイクロンセパレータにおいて、
前記邪魔板は、前記筒状部材の軸方向の中心よりもガス排出口側に設けられている
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のサイクロンセパレータにおいて、
前記邪魔板は、ロート状であって、その開口部が前記サイクロン室側に向いている
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。 - 請求項4に記載のサイクロンセパレータにおいて、
前記邪魔板の本体と前記筒状部材の内壁とがなす角度は、20°以上80°以下である
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。 - 請求項4または請求項5に記載のサイクロンセパレータにおいて、
前記邪魔板の開口部は、前記サイクロン室側に筒状に延出している
ことを特徴とするサイクロンセパレータ。
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JP2012026549A JP2013163143A (ja) | 2012-02-09 | 2012-02-09 | サイクロンセパレータ |
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2012
- 2012-02-09 JP JP2012026549A patent/JP2013163143A/ja active Pending
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