JP2013162662A - 組電池の充電システムおよび充電方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 二次電池のバイパス回路と単組電池のバイパス回路を別々に設けることなく、二次電池間および単組電池間のバラツキを解消して適正に充電することを可能にする。
【解決手段】 各二次電池2に並列に接続され、二次電池2の充電電流をパイパス可能な第1のバイパス回路5を有し、第1のバイパス回路5を複数直列に接続して構成され、単組電池3の充電電流をパイパスさせることが可能な第2のバイパス回路50と、二次電池2および単組電池3の電圧監視と、二次電池2および単組電池3を流れる充電電流の制御とを行うコントローラ8と、を備え、コントローラ8は、二次電池2の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池2の充電電流を第1のバイパス回路5にバイパスし、単組電池3の電圧が第2の基準値に到達した場合は当該単組電池3の充電電流を第2のバイパス回路50にバイパスする、ことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池が複数個直列に接続された組電池の充電システムおよび充電方法に関する。
二次電池として、リチウムイオン二次電池(リチウムイオンセル)や鉛蓄電池が知られている。例えば、リチウムイオンセルは、エネルギー密度が高い、自己放電量が少ない、などという利点を有し、自動車用蓄電池や電気・電子機器用蓄電池などとして広く使用されている。また、使用目的に応じた電圧や容量を得るために、リチウムイオンセルを複数接続して組電池を構成し、使用する場合がある。このようにしてリチウムイオン組電池として使用する場合、リチウムイオンセルに電圧のバラツキが生じてしまい、電圧の高いリチウムイオンセルと電圧の低いリチウムイオンセルとが混在してしまう。そこで、組電池におけるセルの電圧バラツキを防ぐために、各リチウムイオンセルに並列に電圧均等化回路を接続し、所定電圧に達したリチウムイオンセルの電圧上昇を抑制するために充電電流をバイパスさせるようにしている。この電圧均等化回路には、例えば抵抗が使用されており、バイパスされた充電電流は熱として消費されるようになっている。
また、複数の電池を直列に接続してなる直列電池群の各電池のアンバランスを解消する均等化回路を有する複数の電源ブロックにおいて、各電池のアンバランスを解消する車両用の電源装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この技術は、各電池と並列に接続している直列接続回路と、各々の電源ブロックの直列電池群と並列に接続しているブロック放電回路を備えるものである。
特開2007−300701号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、全ての電池のアンバランスを解消できるものであるが、リチウムイオンセルの充電電流をバイパスするための直列接続回路と、リチウムイオン組電池の充電電流をバイパスするためのブロック放電回路とを別々に設ける必要がある。
そこでこの発明は、多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池を複数個直列に接続して組電池として使用する場合に、二次電池のバイパス回路と単組電池のバイパス回路を別々に設けることなく、二次電池間および単組電池間のバラツキを解消して適正に充電することを可能にする組電池の充電システムおよび充電方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池が複数個直列に接続された組電池の充電システムであって、前記各二次電池に並列に接続され、前記二次電池の充電電流をパイパス可能な第1の充電電流バイパス手段を有し、前記第1の充電電流バイパス手段を複数直列に接続して構成され、前記単組電池の充電電流をパイパスさせることが可能な第2の充電電流バイパス手段と、前記二次電池および前記単組電池の電圧監視と、前記二次電池および前記単組電池を流れる充電電流の制御とを行う電池監視制御手段と、を備え、前記電池監視制御手段は、前記二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流を前記第1の充電電流バイパス手段にバイパスし、前記単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は当該単組電池の充電電流を前記第2の充電電流バイパス手段にバイパスする、ことを特徴とする組電池の充電システムである。
この発明によれば、二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流が第1の充電電流バイパス手段にバイパスされ、単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は当該単組電池の充電電流が第2の充電電流バイパス手段にバイパスされる。
請求項2に記載の発明は、多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池が複数個直列に接続された組電池の充電方法であって、電池監視制御手段によって、前記二次電池および前記単組電池の電圧を監視し、前記二次電池および前記単組電池を流れる充電電流の制御を行い、前記電池監視制御手段によって、前記二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流を前記各二次電池に並列に接続される第1の充電電流バイパス手段にバイパスし、前記単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は前記第1の充電電流バイパス手段を複数直列に接続して構成される第2の充電電流バイパス手段に当該単組電池の充電電流をバイパスする、ことを特徴とする組電池の充電方法である。
請求項1および2に記載の発明によれば、第1の充電電流バイパス手段(二次電池のバイパス回路)と第2の充電電流バイパス手段(単組電池のバイパス回路)を別々に設けることなく、二次電池間および単組電池間のバラツキを解消して適正に充電することが可能である。また、二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流をバイパスし、単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は当該単組電池の充電電流をバイパスするので、二次電池間および単組電池間のバラツキを解消して適正に充電することが可能である。
このため、電圧が基準値以上の二次電池および単組電池が適切に放電されるため、充電電圧が低い二次電池や単組電池の充電をより促進することが可能となる。この結果、組電池全体をより適正に充電することが可能となり、組電池全体の放電容量が適正となって、設計通りの所定の放電時間を確保することができる。
しかも、二次電池および単組電池のそれぞれで電圧のバラツキの有無、すなわち、バイパスの要否を判定して二次電池または単組電池の充電電流をバイパスするので、適切な放電が行われ、充電電圧が適正な二次電池の充電状態を適正に維持することが可能となる。
また、第1の充電電流バイパス手段を複数直列に接続して第2の充電電流バイパス手段が構成されて部品数を削減することができるため、組電池全体を小型化することが可能となる。さらに、第1の充電電流バイパス手段と第2の充電電流バイパス手段とを別々に設ける必要がないため、組電池の製造時における配線作業が容易となる。
この発明の実施の形態に係る組電池の充電システムを示す概略構成図である。 図1のシステムのコントローラの制御フローを示す図である。 図1のシステムのコントローラの制御フローの他の例を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る組電池の充電システム(以下、単に「充電システム」という)1の概略構成図であり、この発明の実施の形態に係る充電システム1を無停電電源装置(UPS:Uniterruptible
Power Sypply)に適用した状態を示している。この実施の形態においては、二次電池の一例としてリチウムイオンセルの場合について説明する。
この充電システム1は、単電池であるリチウムイオンセル(リチウムイオン二次電池、以下、単に「セル」という)2が複数直列に接続して構成されるリチウムイオン単組電池(以下、単に「単組電池」という)3が、さらに複数直列に接続されて構成されるリチウムイオン組電池(以下、単に「組電池」という)4の充電を制御するシステムである。
この充電システム1は、主として、各セル2に設けられた第1のバイパス回路(第1の充電電流バイパス手段)5と、セル電圧計6と単組電池電圧計7とを有する電池監視制御手段としてのコントローラ8とを備えている。また、各第1のバイパス回路5と各電圧計6、7は、それぞれコントローラ8と通信(データ伝送)可能に接続されている。
第1のバイパス回路5は、対応するセル2の充電電流をバイパスするとともに、放電させて電圧を下げる回路であり、第2のバイパス回路50は、第1のバイパス回路5を複数直列に接続して構成され、単組電池3の充電電流をパイパスするとともに、放電させて電圧を下げる回路である。
第1のバイパス回路5は、セル2と並列に接続されるものであり、一端側がセル2の正極側と接続される放電用抵抗5Rと、放電用抵抗5Rの他端側と直列に接続された放電スイッチ5SW1とが、回路切替スイッチ5SW2を介してセル2の負極側と接続されており、第1のバイパス回路5は、セル2と並列に接続されている。そして、後述するように、通常の充電時においては、放電スイッチ5SW1および回路切替スイッチ5SW2がオフ(開)状態で、コントローラ8からのセルバイパス指令を受けて放電スイッチ5SW1および回路切替スイッチ5SW2をオンする(閉じる)。これにより、セル2の充電電流が第1のバイパス回路5(各放電用抵抗5R側)にバイパスされるとともに、負荷としての放電用抵抗5Rによってセル2が放電し、電圧が下がるものである。従って、放電スイッチ5SW1および回路切替スイッチ5SW2がオンの状態では、各放電用抵抗5Rでは、セル2の充電電流が消費される。また、コントローラ8からのセルバイパス終了指令を受けて放電スイッチ5SW1および回路切替スイッチ5SW2をオフする(開く)。
また、コントローラ8からのブロックバイパス指令を受けて、セル2〜2の放電スイッチ5SW1をオンして(閉じて)、セル2〜2の回路切替スイッチ5SW2をオフして(開いて)、セル2の回路切替スイッチ5SW2をオンする(閉じる)。このとき、第2のバイパス回路50が、第1のバイパス回路5を複数直列に接続して構成されて、単組電池3と並列に接続される。これにより、単組電池3の充電電流が第2のバイパス回路50(放電用抵抗5R〜5R側)にバイパスされるとともに、負荷としての放電用抵抗5R〜5Rによって単組電池3が放電し、電圧が下がるものである。従って、放電スイッチ5SW1がオンの状態で、セル2〜2の回路切替スイッチ5SW2がオフ、セル2の回路切替スイッチ5SW2がオンの状態では、放電用抵抗5R〜5Rでは、単組電池3の充電電流が消費される。また、コントローラ8からのブロックバイパス終了指令を受けてすべての放電スイッチ5SW1およびすべての回路切替スイッチ5SW2をオフする(開く)。
セル電圧計6は、対応するセル2に並列に接続され、充電中や放電中に限らず常時、セル2の電圧を計測、監視し、計測結果をリアルタイムにコントローラ8に送信するものである。
単組電池電圧計7は、対応する単組電池3に並列に接続され、充電中や放電中に限らず常時、単組電池3の電圧を計測、監視し、計測結果をリアルタイムにコントローラ8に送信するものである。また、図示していないが、組電池4の総電圧や充電電流、放電電流、および各セル2の温度を測定する測定器をそれぞれ備えており、これらの測定器からの測定結果が、リアルタイムにコントローラ8に送信されるようになっている。
コントローラ8は、フロート充電状態において、常に各セル電圧計6や各単組電池電圧計7からの計測結果を監視し、各セル電圧計6や各単組電池電圧計7からの計測結果に基づいて、セル2のセル電圧VCが第1の基準値(セルバイパス開始電圧)VBに到達した場合は当該セル2の充電電流を第1のバイパス回路5にバイパスし、単組電池3の総電圧VTが第2の基準値(ブロックバイパス開始電圧)VBに到達した場合は当該単組電池3の充電電流を第2のバイパス回路50にバイパスするように制御する装置である。ここで、フロート充電状態とは、組電池4の総充電電圧VAが所定の電圧V0に達し、定電圧充電している状態である。また、この実施の形態では、総充電電圧VAをセル2の数で除算した平均充電電圧Vaveの±許容誤差電圧(例えば、±20mV)を、適正な充電電圧範囲とし、この電圧範囲に各セル2の充電電圧を収めるようにする。
具体的には、図2に示すように、まず、いずれかのセル2のセル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いか否かを判定する(ステップS1)。セル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いセル2がない場合(「NO」の場合)は、ステップS3に進む。セル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いセル2がある場合(「YES」の場合)は、そのセル2の第1のバイパス回路5をオンするようにセルバイパス指令を送信してバイパス放電させる(ステップS2)。このとき、既に第1のバイパス回路5がオンの場合には、オン状態を維持する。ここで、セルバイパス開始電圧VBとは、各セル2間で生じる充電電圧のバラツキを解消するために、バイパス放電を行う基準の電圧であり、例えば、次のように算出される。
VB=セル平均充電電圧VCave+10mV
そして、バイパス放電中であったセル2のセル電圧VCが、セルバイパス完了電圧以下になった場合は、このセル2の第1のバイパス回路5をオフするようにセルバイパス終了指令を送信してバイパス放電を停止する。ここで、セルバイパス完了電圧は、例えば平均充電電圧VCaveに設定されている。
次に、いずれかの単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBよりも高いか否かを判定する(ステップS3)。総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBより高い単組電池3がない場合(「NO」の場合)は、フロート充電モードに復帰し、各セル電圧計6や各単組電池電圧計7からの計測結果の監視を継続する。総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBより高い単組電池3がある場合(「YES」の場合)は、その単組電池3の第2のバイパス回路50をオンするようにブロックバイパス指令を送信してバイパス放電させる(ステップS4)。このとき、既に第2のバイパス回路50がオンの場合には、オン状態を維持する。ここで、ブロックバイパス開始電圧VBとは、各単組電池3間で生じる充電電圧のバラツキを解消するために、バイパス放電を行う基準の電圧であり、例えば、次のように算出される。
VB=単組電池平均充電電圧VTave+10mV
そして、バイパス放電中であった単組電池3の総電圧VTが、ブロックバイパス完了電圧以下になった場合は、この単組電池3の第2のバイパス回路50をオフするようにブロックバイパス終了指令を送信してバイパス放電を停止する。ここで、ブロックバイパス完了電圧は、例えば単組電池平均充電電圧VTaveに設定されている。
コントローラ8による図2に示す制御は、組電池4がフロート充電中であることが前提となっており、停電などによって組電池4が放電を開始した場合には、すべてのバイパス放電を停止して、制御を終了させるようになっている。
次に、このような構成の充電システム1の作用や、この充電システム1による充電方法などについて説明する。
まず、商用電源からの電力が組電池4に供給され、セル電圧計6および単組電池電圧計7によって各セル2および各単組電池3の電圧が常時監視され、その計測結果がリアルタイムにコントローラ8に送信される。
そして、いずれかのセル2のセル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いセル2がある場合(「YES」の場合)は、そのセル2が第1のバイパス回路5にバイパス放電される(ステップS2)。このセル2のセル電圧VCがセルバイパス完了電圧となるまでバイパスが継続される。
続いて、単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBよりも高い単組電池3がある場合(「YES」の場合)は、その単組電池3が第2のバイパス回路50にバイパス放電される(ステップS4)。この単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス完了電圧となるまでバイパスが継続される。
このようにして、セル2のセル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBに到達した場合は当該セル2の充電電流が第1のバイパス回路5にバイパスされ、単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBに到達した場合は当該単組電池3の充電電流が第2のバイパス回路50にバイパスされる。つまり、セル2および単組電池3を許容充電電圧に維持して、組電池4を適正にフロート充電状態に維持することが可能である。
つまり、コントローラ8による制御によって、まずセル2間のバラツキが解消され、セル2間のバラツキが解消されると、単組電池3間のバラツキが解消される。
以上のように、この充電システム1および充電方法によれば、セル2のバイパス回路である第1のバイパス回路5と単組電池3のバイパス回路である第2のバイパス回路50とを別々に設けることなく、セル2間および単組電池3間のバラツキを解消して適正に充電することが可能である。また、セル2のセル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBに到達した場合はそのセル2の充電電流をバイパスし、単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBTに到達した場合はその単組電池3の充電電流をバイパスするので、セル2間および単組電池3間の電圧のバラツキを解消して適正に充電することが可能である。
このため、電圧が基準値以上のセル2および単組電池3が適切に放電されるため、充電電圧が低いセル2や単組電池3の充電をより促進することが可能となる。この結果、組電池全体をより適正に充電することが可能となり、組電池全体の放電容量が適正となって、設計通りの所定の放電時間を確保することができる。
しかも、セル2および単組電池3のそれぞれで電圧のバラツキの有無、すなわち、バイパスの要否を判定してセル2または単組電池3の充電電流をバイパスするので、適切な放電が行われ、充電電圧が適正なセル2の充電状態を適正に維持することが可能となる。
また、第1のバイパス回路5を複数直列に接続して第2のバイパス回路50が構成されて部品数を削減することができるため、組電池全体を小型化することが可能となる。さらに、第1のバイパス回路5と第2のバイパス回路50とを別々に設ける必要がないため、組電池4の製造時における配線作業が容易となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、セル2および単組電池3のバイパス開始の条件を、セルバイパス開始電圧VBは、セル平均充電電圧VCave+10mVとし、ブロックバイパス開始電圧VBは、単組電池平均充電電圧VTave+10mVとしたが、これに限定されないことはもちろんである。
また、上記の実施の形態では、第1のバイパス回路5を、放電用抵抗5Rと、放電スイッチ5SW1と、回路切替スイッチ5SW2とにより構成したが、これに限らず、コントローラ8からの指令により所定の電流をバイパスできる回路であれば用いることができる。
さらに、上記の実施の形態では、1組の組電池4を有する場合について説明したが、組電池4を複数接続した場合にも適用することができる。この場合、上記のような充電システム1を組電池4ごとに配設すればよい。さらに、充電システム1を無停電電源装置に適用した場合について説明したが、直流電源システムや自動車用蓄電池などにも適用することができ、かつ、フロート充電以外にも適用することができる。すなわち、いずれかのセル2や単組電池3の充電電圧が低い場合など、セル2間や単組電池3間に電圧のバラツキを生じ、電圧のバラツキを解消すべきすべてのケースに、適用することができる。
さらにまた、上記の実施の形態では、コントローラ8は、図2に示すフローチャートの処理を行うものとして説明したが、図3に示すフローチャートの処理を行うようにしてもよい。具体的には、まず、いずれかの単組電池3の総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBよりも高いか否かを判定する(ステップS11)。総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBより高い単組電池3がない場合(「NO」の場合)は、ステップS13に進む。総電圧VTがブロックバイパス開始電圧VBより高い単組電池3がある場合(「YES」の場合)は、その単組電池3の第2のバイパス回路50をオンするようにブロックバイパス指令を送信してバイパス放電させる(ステップS12)。
そして、バイパス放電中であった単組電池3の総電圧VTが、ブロックバイパス完了電圧以下になった場合は、この単組電池3の第2のバイパス回路50をオフするようにブロックバイパス終了指令を送信してバイパス放電を停止する。
次に、いずれかのセル2のセル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いか否かを判定する(ステップS13)。セル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いセル2がない場合(「NO」の場合)は、フロート充電モードに復帰し、電圧の監視を継続する。セル電圧VCがセルバイパス開始電圧VBよりも高いセル2がある場合(「YES」の場合)は、そのセル2の第1のバイパス回路5をオンするようにセルバイパス指令を送信してバイパス放電させる(ステップS14)。
そして、バイパス放電中であったセル2のセル電圧VCが、セルバイパス完了電圧以下になった場合は、このセル2の第1のバイパス回路5をオフするようにセルバイパス終了指令を送信してバイパス放電を停止する。
つまり、この場合は、まず単組電池3のバラツキが解消され、単組電池3間のバラツキが解消されると、セル2間のバラツキが解消される。
1 組電池の充電システム
2 リチウムイオンセル(二次電池)
3 リチウムイオン単組電池(単組電池)
4 リチウムイオン組電池(組電池)
5 第1のバイパス回路(第1の充電電流バイパス手段)
50 第2のバイパス回路(第2の充電電流バイパス手段)
5R 放電用抵抗
5SW1 放電スイッチ
5SW2 回路切替スイッチ
6 セル電圧計
7 単組電池電圧計
8 コントローラ(電池監視制御手段)
VB セルバイパス開始電圧(第1の基準値)
VB ブロックバイパス開始電圧(第2の基準値)
VC セル電圧
VT 総電圧

Claims (2)

  1. 多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池が複数個直列に接続された組電池の充電システムであって、
    前記各二次電池に並列に接続され、前記二次電池の充電電流をパイパス可能な第1の充電電流バイパス手段を有し、前記第1の充電電流バイパス手段を複数直列に接続して構成され、前記単組電池の充電電流をパイパスさせることが可能な第2の充電電流バイパス手段と、
    前記二次電池および前記単組電池の電圧監視と、前記二次電池および前記単組電池を流れる充電電流の制御とを行う電池監視制御手段と、
    を備え、
    前記電池監視制御手段は、前記二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流を前記第1の充電電流バイパス手段にバイパスし、前記単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は当該単組電池の充電電流を前記第2の充電電流バイパス手段にバイパスする、ことを特徴とする組電池の充電システム。
  2. 多数の二次電池を直列接続して構成される単組電池が複数個直列に接続された組電池の充電方法であって、
    電池監視制御手段によって、前記二次電池および前記単組電池の電圧を監視し、前記二次電池および前記単組電池を流れる充電電流の制御を行い、
    前記電池監視制御手段によって、前記二次電池の電圧が第1の基準値に到達した場合は当該二次電池の充電電流を前記各二次電池に並列に接続される第1の充電電流バイパス手段にバイパスし、前記単組電池の電圧が第2の基準値に到達した場合は前記第1の充電電流バイパス手段を複数直列に接続して構成される第2の充電電流バイパス手段に当該単組電池の充電電流をバイパスする、
    ことを特徴とする組電池の充電方法。
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