JP2013161283A - サーバ、物理ノード、負荷分散方法およびプログラム - Google Patents

サーバ、物理ノード、負荷分散方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】仮想化環境を提供するサーバにおける、仮想化環境を提供する機構の負荷増大によるパフォーマンス低下の防止。
【解決手段】サーバは、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける負荷分散制御部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ、物理ノード、負荷分散方法およびプログラムに関し、特に、クライアントに対し、仮想マシン、仮想スイッチ等を含む仮想化環境を提供するサーバ、物理ノード、負荷分散方法およびプログラムに関する。
特許文献1に、仮想ネットワークのロードバランシングによって、ネットワークインタフェースの有効活用を図る方法が開示されている。同文献によると、NIC使用率監視割当て処理部は、仮想マシン実行サーバの識別子に、実行している仮想マシンの識別子と各仮想マシンの優先度を対応付け、物理NIC使用率監視部は、仮想マシン実行サーバ上の各物理NICの使用率が所定上限値より高い物理NICを検出し、仮想NIC使用率監視部は、物理NIC使用率監視部が検出した物理NICを搭載した仮想マシン実行サーバが実行している各仮想マシンで優先度が最も低いものを特定し、物理NIC使用率が上限値より低い物理NICを抽出し、NIC切替え部は、仮想NIC使用率監視部が抽出した物理NICに、同仮想NIC使用率監視部が特定した仮想マシンに接続されている仮想NICの接続先を切り替える、と記載されている。
また、特許文献2には、サーバ側からクライアントに対して通信を開始し、そのクライアントからのレスポンスに対して処理を行うサーバ処理において、サーバの負荷を分散させる負荷分散システムが開示されている。同文献には、自己の負荷情報を記憶する負荷情報記憶手段、及び自己が通信すべきクライアントの指定情報を記憶するクライアントリスト記憶手段を備えた二以上のサーバと、全てのクライアントを記憶する全クライアントリスト記憶手段、及びサーバの負荷情報記憶手段から負荷情報を受信して、負荷情報を監視し、当該負荷情報にもとづきサーバ間の負荷が均等になるように全てのクライアントを配分してサーバごとに割り当てるクライアントの指定情報を作成し、この指定情報を対応するサーバに送信する負荷監視手段を備えた負荷分散装置と、サーバから受信したリクエストに対し、当該サーバにレスポンスを送信する二以上のクライアントとを有する構成が開示されている。
特開2009−176103号公報 特開2006−209465号公報
以下の分析は、本発明によって与えられたものである。特許文献1にも開示されているように、クラウドコンピューティング時代のサーバ(仮想化サーバ)においてはシステムリソースの有効活用のため、1台の物理マシンの中に複数の仮想マシンや、それらを外部のネットワークに接続するためのパケット転送機能を有する仮想スイッチ、通信品質や安全性を確保するための各機能が配備される(以下、仮想マシンや仮想スイッチ等を用いて提供される仮想的なネットワーク環境を「仮想化環境」と呼ぶ。)。ところがその一方で、それぞれの機能が1台の物理的なサーバに集約された結果、サーバ全体、とりわけ、仮想化環境を提供する機構の負荷が高まりパフォーマンスの低下や処理の遅延が起こるという問題点がある。
この点、特許文献1の技術は、物理ネットワークインタフェースカード(以下、「物理NIC」)に対し、仮想NICの割当変更を動的に行って、ボトルネックを解消するものである。即ち、仮想マシン実行サーバ上で動作する仮想マシンや仮想スイッチ等の数は変わらないため、サーバ全体の負荷軽減は達成されていない。
また、特許文献2は、複数のサーバ間の負荷を平準化するものであり、上述した仮想化環境を提供するサーバの負荷を軽減するものではない。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、仮想化環境を提供する機構の負荷増大によるパフォーマンス低下を防止できるサーバ、物理ノード、負荷分散方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける負荷分散制御部と、を備えたサーバが提供される。
本発明の第2の視点によれば、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける負荷分散制御部と、を備えたサーバと、前記クライアントとの間に配置され、前記サーバから要求に応じて、前記仮想化環境提供部に代わって、一部のパケット処理を実行する物理ノードが提供される。
本発明の第3の視点によれば、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部を備えたサーバにおいて、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視するステップと、前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分けるステップとを含む負荷分散方法が提供される。本方法は、クライアントに対し、仮想化環境を提供するサーバという、特定の機械に結びつけられている。
本発明の第4の視点によれば、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部を備えたコンピュータに、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する処理と、前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける処理とを実行させるプログラムが提供される。なお、このプログラムは、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記録することができる。即ち、本発明は、コンピュータプログラム製品として具現することも可能である。
本発明によれば、仮想化環境を提供するサーバにおける、仮想化環境を提供する機構の負荷増大によるパフォーマンス低下を防止することが可能になる。
本発明の一実施形態の構成を表わした図である。 本発明の第1の実施形態の構成を表わしたブロック図である。 本発明の第1の実施形態の動作例を表わしたシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態における負荷分散戻し処理の一例を示すフローチャートである。
はじめに本発明の一実施形態の概要について図面を参照して説明する。なお、この概要に付記した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明は、その一実施形態において、図1に示すように、クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部15Aと、前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部13と、負荷分散制御部11と、を備えたサーバ10により実現できる。前記負荷分散制御部11は、前記仮想化環境提供部15Aの負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、仮想化環境提供部15Aの前記仮想マシンまたは仮想スイッチにおいて実行されているおけるパケット処理の一部を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノード20に振り分ける。
前記振り分け対象のパケット処理としては、特に限定するものではないが、例えば、通信品質を確保するための優先制御、安全性を確保するための暗号化処理などが挙げられる。物理ノード20としては、後記する物理スイッチのほか、仮想化環境提供部15Aに代わってパケット処理を実行できる種々の通信装置を用いることができる。
以上のように、必要に応じて、物理ノード20に、仮想化環境提供部15Aにおけるパケット処理を振り分けることで、仮想化環境を提供するサーバ10における、仮想化環境を提供する機構の負荷増大によるパフォーマンス低下を防止することが可能になる。
[第1の実施形態]
続いて、本発明の第1の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本発明の第1の実施形態の構成を表わしたブロック図である。図2を参照すると、仮想化サーバ1と、物理スイッチ2とを含んだ構成が示されている。
仮想化サーバ1は、コンピュータネットワークにおいてクライアントに対し自身の持っている機能やデータを提供するコンピュータである。
物理スイッチ2は、パケットのスイッチング機能を有する通信装置である。なお、図2の例では、一台の物理スイッチ2が示されているが物理スイッチ2は、複数台あってもよい。
以下、図2に示された仮想化サーバ1と物理スイッチ2の詳細構成について説明する。仮想化サーバ1は、負荷分散制御部11と、設定情報記憶部12と、負荷監視部13と、ユーザインタフェース部14と、サーバCPU(Central Processing Unit)15とを備えて構成される。
負荷分散制御部11は、負荷監視部13から受信するサーバCPU15の負荷状態に関する情報と、スイッチ側負荷監視部21から受信するスイッチ側CPU23の負荷状態に関する情報とに基づいて、サーバCPU15の仮想マシンや仮想スイッチにおいて提供されているQoS(Quality of Service)機能やSSL(Secure Socket Layer)機能を物理スイッチ2側に分散させる負荷分散処理を実施する。
設定情報記憶部12は、上記QoSやSSL等の前記サーバCPU15の仮想マシンおよび仮想スイッチが行うパケット処理の内容を示す設定情報を記憶する。これら設定情報は、仮想化サーバ1内の仮想スイッチ17におけるパケット処理を、物理スイッチ2内のスイッチ部22に振り分ける際に物理スイッチ2側に送信される。
負荷監視部13は、サーバCPU15の負荷率(CPU使用率、CPU利用率ともいう。)を監視する。また、負荷監視部13は、サーバCPU15の負荷が高いか否かを判定するための閾値情報を保持している。負荷監視部13は、サーバCPU15の負荷率と、閾値情報とを比較して、サーバCPU15の負荷が高いと判断した場合、負荷分散制御部11に対して、サーバCPU15の負荷が所定の閾値を超過したことを通知する。
ユーザインタフェース部14は、保守者等から、上記QoSやSSLに代表される通信品質や安全性を確保するための機能を実現するための具体的な処理内容を定めた設定情報を受け付ける手段を提供する。入力された設定情報は、設定情報記憶部12に保持される。
サーバCPU15は、負荷分散制御部11、設定情報記憶部12、負荷監視部13、ユーザインタフェース部14の制御・管理を実施する。また、サーバCPU15は、仮想化環境提供部としても動作し、複数の仮想マシン16と仮想スイッチ17により、クライアントに、仮想化されたサーバ環境を提供する。
仮想マシン16は、物理サーバのコンピュータリソース(CPU、主記憶装置、通信機能などのハードウエア・リソース)を分割して使用する技術により実現する、擬似的・論理的に単位化されたコンピュータである。
仮想スイッチ17は、物理サーバのコンピュータリソース(CPU、主記憶装置,通信機能などのハードウエア・リソース)を使用する技術により論理化されたスイッチである。パケットのスイッチング機能を有する。
仮想ポートは、仮想マシン16ごとに仮想スイッチ17との間に設けられ、仮想スイッチ17と仮想マシン16とを接続する。仮想スイッチの物理ポートおよび仮想ポートには、通信品質確保のためQoS機能や、安全性確保のためのSSL機能を設定することが可能である。図2の例では、各仮想マシン16、仮想ポート、物理ポート間にSSL機能が設定され、また、各仮想ポート毎にそれぞれ接続先の仮想マシン16に応じた内容のQoS機能が設定された状態を示している。
なお、図2に示した仮想化サーバ1の負荷分散制御部11および負荷監視部13は、仮想化サーバ1を構成するコンピュータに、そのハードウェアを用いて、上記した各処理(負荷監視処理、負荷分散処理。後記図3参照)を実行させるコンピュータプログラムにより実現することもできる。
物理スイッチ2は、スイッチ側負荷監視部21と、スイッチ部22と、スイッチ側CPU23と、スイッチ設定情報管理部24とを備えて構成される。
スイッチ側負荷監視部21は、スイッチ側CPU23の負荷率を監視する。また、スイッチ側負荷監視部21は、仮想化サーバ1の負荷分散制御部11から負荷分散要求を受信した場合、スイッチ側CPU23の負荷率と、所定の閾値とを比較し、負荷分散要求に応じるか否かを応答する。具体的には、スイッチ側CPU23の負荷率が前記所定の閾値よりも低い場合、スイッチ側負荷監視部21は、仮想化サーバ1の負荷分散制御部11からの負荷分散要求に肯定応答を返し、スイッチ側CPU23の負荷率が前記所定の閾値以上である場合、否定応答を返す。
スイッチ部22は、パケットのスイッチング機能を有するブロックである。スイッチ側CPU23は、物理スイッチの各部を制御する。
スイッチ設定情報管理部24は、仮想化サーバ1の負荷分散制御部11から、振り分け対象のパケット処理の内容を示す設定情報を受信すると、この設定情報を用いてスイッチ部22に対して仮想化サーバ1から負荷分散された機能の設定を行う。例えば、仮想化サーバ1の負荷分散制御部11からQoS機能の設定情報を受け取ると、スイッチ設定情報管理部24は、スイッチ部22に、この設定情報を用いてパケット優先制御等のQoS機能を実行させる。
続いて本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。以下の本実施形態の動作説明では、仮想スイッチ17において機能しているQoS設定Qを物理スイッチ2側に負荷分散する例を挙げて説明する。また、初期設定として、負荷監視部13にはサーバCPU15の負荷率に対する閾値Cが設定され、スイッチ側負荷監視部21にはスイッチ側CPU23の負荷率に対する閾値Xが設定されているものとする。
図3は、本発明の第1の実施形態の動作例を表わしたシーケンス図である。図3を参照すると、仮想化サーバ1の負荷監視部13は、所定の時間間隔で、サーバCPU15の負荷率を監視する(ステップS001)。
サーバCPU15の負荷率が閾値Cを超過したことを検出した場合(ステップS002のYes)、負荷監視部13は、負荷分散制御部11に対し、「CPUの負荷超過通知」を送信する(ステップS003)。なお、サーバCPU15の負荷率が閾値Cを下回っている場合、後記する処理は省略される(仮想スイッチ17においてQoS設定Qが機能した状態が継続する。)。
「CPUの負荷超過通知」を受信した負荷分散制御部11は、物理スイッチ2に対し「負荷分散要求」を送出する(ステップS004)。
前記「負荷分散要求」を受信した物理スイッチ2内のスイッチ側負荷監視部21は、スイッチ側CPU23の負荷率を測定する(ステップS005)。前記スイッチ側CPU23の負荷率が閾値Xを下回り、スイッチ側CPU23の負荷に余裕があると判断された場合(ステップS006のYes)、スイッチ側負荷監視部21は負荷分散制御部11に対し、「負荷分散要求」に対し、応答として「負荷分散可能通知」を送出する(ステップS007)。
負荷分散制御部11は、スイッチ側負荷監視部21より「負荷分散可能通知」を受信すると、負荷分散処理可能と判断し、設定情報記憶部12に保持されている設定情報のうち、予め振り分け対象のパケット処理として定められているQoS設定Qを物理スイッチ2のスイッチ設定情報管理部24に送信する(ステップS008)。
物理スイッチ2のスイッチ設定情報管理部24は、スイッチ部22に対して、仮想化サーバ1から受信したQoS設定Qを用いてQoS機能の設定を実行する(ステップS009)。
その後、負荷分散制御部11が、スイッチ設定情報管理部24に対し、スイッチ部22へのQoS設定イネーブル化を指示すると(ステップS010)、スイッチ設定情報管理部24は、指示された機能をイネーブル化する(ステップS011)。最後に、負荷分散制御部11は、仮想スイッチ17に設定されたQoS設定Qを削除する(ステップS012)。
なお、上記ステップS006における比較の結果、スイッチ側CPU23の負荷率が閾値X以上であり、スイッチ側CPU23の負荷に余裕がないと判断された場合(ステップS006のNo)、スイッチ側負荷監視部21は、仮想化サーバ1の負荷分散制御部11に対し、「負荷分散要求」に対し、「負荷分散不可通知」を送出する(ステップS013)。「負荷分散不可通知」を受信した負荷分散制御部11は、仮想化サーバ1から物理スイッチ2へのQoS機能の負荷分担は不可能と判断し、処理を終了する。
以上のように、仮想化サーバ1から物理スイッチ2へのQoS機能の負荷分担が実行される。
続いて、上記のように、仮想化サーバ1から物理スイッチ2へQoS機能の負荷分散を行った後、負荷分散前の状態に切り戻す際の動作例について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態における負荷分散戻し処理の一例を示すフローチャートである。図4を参照すると、まず、負荷分散戻し条件が成立すると(ステップS101のYes)、負荷分散制御部11は、設定情報記憶部12に保持されているQoS設定Qを仮想スイッチ17に対して設定する(ステップS102)。
なお、負荷分散戻し条件としては、以下のようなものを用いることができる。例えば、サーバCPU15の負荷率が所定の閾値C2(但し、閾値C>C2)よりも低くなった場合に、負荷分散戻し条件が成立したものとすることができる。このほか、ユーザインタフェース部14を介して保守者等からQoS負荷分散切り戻し指示を受け付けた場合も負荷分散戻し条件が成立したものと取り扱ってよい。
負荷分散制御部11は、仮想スイッチ17に設定したQoS設定Qのイネーブル化を実施した後(ステップS103)、物理スイッチ2のスイッチ設定情報管理部24に対し、スイッチ部22へのQoS設定Qの削除を指示する(ステップS104)。
前記指示を受けたスイッチ設定情報管理部24は、スイッチ部22のQoS設定Qを削除する(ステップS105)。以上により、負荷分散切り戻し処理が完了する。
以上のように、本実施形態によれば、サーバCPU15の負荷の自律的な分散が行われるため、仮想化サーバ1のパフォーマンス低下による処理遅延の発生を防止し、サービスの安定的提供を実現できる。
また、本実施形態によれば、常に余裕をもってサーバを運用することが可能となるため、過負荷による緊急な装置の交換を防ぐことができる。ひいては、設備投資コストを抑制することも可能となる。
さらに、本実施形態によれば、QoSやSSLの負荷分散に係る作業が自動化されるため、仮想化サーバ1と物理スイッチ2それぞれ個別の設定作業が不要となる。これにより、運用コストを削減することも可能となる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した実施形態の説明では、サーバCPU15の負荷率を用いて、仮想化サーバの負荷の高低を把握するものとして説明したが、ロードアベレージ等その他のワークロード指標を用いるものとしてもよい。
また、上記した実施形態では、負荷監視部13がサーバCPU15の負荷率と閾値との比較を行うものとして説明したが、負荷監視部13が負荷分散制御部11に対しサーバCPU15の負荷率を送信し、負荷分散制御部11が閾値との比較を行うものとしてもよい。
また、上記した実施形態の説明では、仮想化サーバ1から物理スイッチ2へQoS機能の負荷分散を行う例を挙げて説明したが、仮想スイッチ17やスイッチ部22に設定されているSSL機能も同様の手順(「QoS設定Q」を「SSL設定S」と読み替える)により負荷分散することができる。
この場合、SSL機能は、QoS機能のように仮想スイッチ17やスイッチ部22の各ポート単位で配備されなくとも良く、仮想マシン16側に設定する態様であってもよい(図2の仮想マシン16のブロック内の「SSL」を参照。)。
もちろん、QoS機能とSSL機能との双方を負荷分散の対象としてもよい。この場合も基本的な手順は、上記した第1の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
1 仮想化サーバ
2 物理スイッチ
10 サーバ
11 負荷分散制御部
12 設定情報記憶部
13 負荷監視部
14 ユーザインタフェース部
15 サーバCPU(Central Processing Unit)
15A 仮想化環境提供部
16 仮想マシン
17 仮想スイッチ
20 物理ノード
21 スイッチ側負荷監視部
22 スイッチ部
23 スイッチ側CPU
24 スイッチ設定情報管理部

Claims (10)

  1. クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部と、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部と、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける負荷分散制御部と、を備えたサーバ。
  2. 前記負荷分散制御部は、前記所定の物理ノードの負荷状態を示す値が所定の閾値未満であることを確認してから、前記所定の物理ノードへのパケット処理の振り分けを実行する請求項1のサーバ。
  3. 前記負荷分散制御部は、前記所定の物理ノードに備えられたノード側負荷監視部からの応答に基づいて、前記所定の物理ノードの負荷状態を確認する請求項2のサーバ。
  4. さらに、前記仮想マシンまたは仮想スイッチにおけるパケット処理内容を定めた設定情報を記憶する設定情報記憶部を備え、
    前記負荷分散制御部は、前記所定の物理ノードに対し、振り分け対象のパケット処理内容の設定情報を送信することにより、前記所定の物理ノードに対し、振り分け対象のパケット処理を指示する請求項1から3いずれか一のサーバ。
  5. 前記仮想化環境提供部におけるパケット処理は、前記仮想スイッチにおいて行われている、通信品質を実現するためのパケット処理である請求項1から4いずれか一のサーバ。
  6. 前記仮想化環境提供部におけるパケット処理は、前記仮想マシンまたは仮想スイッチにおいて行われている、通信の安全性を確保するためのパケット処理である請求項1から5いずれか一のサーバ。
  7. クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部と、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する負荷監視部と、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける負荷分散制御部と、を備えたサーバと、前記クライアントとの間に配置され、
    前記サーバから要求に応じて、前記仮想化環境提供部に代わって、一部のパケット処理を実行する物理ノード。
  8. 自装置の負荷状態を数値化した値が所定の閾値以上である場合、前記サーバから要求を拒否する請求項7の物理ノード。
  9. クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部を備えたサーバにおいて、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視するステップと、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分けるステップとを含む負荷分散方法。
  10. クライアントに対し、仮想マシンと、仮想スイッチとを含む仮想化環境を提供する仮想化環境提供部を備えたコンピュータに、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を監視する処理と、
    前記仮想化環境提供部の負荷状態を示す値が所定の閾値を超えた場合、前記仮想化環境提供部におけるパケット処理を、前記仮想スイッチと前記クライアントとの間に配置された所定の物理ノードに振り分ける処理とを実行させるプログラム。
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