JP2013157166A - 光源装置および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源と、該固体光源からの励起光により励起され該固体光源の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層とを備えている光源装置において、蛍光体層の光取り出し面に生じる色ムラを低減し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑える。
【解決手段】 蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分に、蛍光体層2の光取り出し面2aからの蛍光の一部を前記蛍光の波長よりも短い波長の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7が設けられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、光源装置および照明装置に関する。
従来、例えば特許文献1や特許文献2には、図1に示すように、青色光を励起光として出射する青色LED103と、青色LED103からの励起光により励起され黄色光の蛍光を発する黄色蛍光体層104とを備え、励起光により励起された蛍光(黄色光)と黄色蛍光体層104を透過した励起光(青色光)との混色により白色光を生成することを意図した光源装置が提案されている。なお、図1において、符号107は黄色蛍光体層104の光取り出し面104aから取り出される出射光(励起光(青色光)、蛍光(黄色光))を示している。
特開平5−152609号公報 特開平7−99345号公報
ところで、図1の構成において、青色LED103からの青色光は、その全てが光軸方向Xに揃って黄色蛍光体層104に入射するのではなく、光軸方向Xに対してある角度分布(例えばランバーシアン分布)をもって黄色蛍光体層104に入射する。従って、この場合、図2に示すように、黄色蛍光体層104に入射した青色光のうち、光軸方向Xに入射した青色光の黄色蛍光体層104内における光路長L1よりも、光軸方向Xに対してある角度をもって入射した青色光の黄色蛍光体層104内における光路長L2の方が、黄色蛍光体層104内における青色光の光路長が長くなる。このように、光軸方向Xに入射した光路長L1の青色光よりも、光軸方向Xに対してある角度をもって入射した光路長L2の青色光の方が黄色蛍光体層104を長く通ることで、蛍光(黄色光)を多く励起する。この結果、図3に示すように、黄色蛍光体層104の光取り出し面104aから見たときに、青色LED103が配置された中心部Cは青色っぽい白色となる一方で、その外周部Rはリング状に黄色っぽい白色となり、イエローリングと呼ばれる色ムラが生じてしまう。
上述の例は固体光源(発光素子)が青色LEDの場合であるが、固体光源が青色LD(半導体レーザー)である場合には、図4に示すように、青色LD203からの青色光は、ほぼ光軸方向Xに黄色蛍光体層104に入射し、一部はほぼ光軸方向Xに黄色蛍光体層104を通過するが(光路長はL1)、他の一部は反射、拡散などによって黄色蛍光体層104内を導光し、光路長はL1に比べて長くなる。このように、ほぼ光軸方向Xに黄色蛍光体層104を通過する光路長L1の青色光よりも、反射、拡散などによって黄色蛍光体層104内を導光する青色光の方が黄色蛍光体層104を長く通ることで、蛍光(黄色光)を多く励起する。この結果、固体光源が青色LD203である場合にも、図3に示したと同様に、黄色蛍光体層104の光取り出し面104aから見たときに、青色LD203が配置された中心部は青色っぽい白色となる一方で、その外周部はリング状に黄色っぽい白色となり、イエローリングと呼ばれる色ムラが生じてしまう。
このように、固体光源が青色LED103、青色LD203のいずれであっても、イエローリングと呼ばれる色ムラが生じてしまう。また、上述の例では、蛍光体層104が黄色蛍光体層であるとし、この場合には、蛍光体層104の光取り出し面104aから見たときに、外周部はリング状に黄色っぽい白色となるが、蛍光体層104が緑色蛍光体層や赤色蛍光体層の場合にも、同様の色ムラが生じる。すなわち、蛍光体層104が緑色蛍光体層や赤色蛍光体層の場合には、外周部はリング状に緑色っぽい白色、赤色っぽい白色となる。
また、上述した例では、固体光源が青色LED、青色LDであるとしたが、青色光に限らず、可視光を出射する固体光源であれば、上述したと同様の色ムラが生じる。
また、上述した例では、固体光源と蛍光体層104とが接して配置されているが、固体光源と蛍光体層104とが空間的に離れて配置されている場合にも、上述したと同様の原理で、上述したと同様の色ムラが生じる。
このような蛍光体層104の光取り出し面104aを直視することによって生ずる色ムラは、品質上好ましくないばかりでなく、表示装置に利用したときの表示面における色ムラや、光センサーなど精密機器における誤差を生ずることにもなる。
そこで、図5(a)、(b)に示すように、蛍光体層104の光取り出し面104aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)を遮光膜105で覆い、色ムラを隠す手法も考えられる。なお、図5(a)は概略断面図、図5(b)は平面図(蛍光体層の光取り出し面から見た図)である。しかしながら、この場合には、遮光膜105で覆うために光(励起光、蛍光)の取り出し効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源と、該固体光源からの励起光により励起され該固体光源の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層とを備えている光源装置において、蛍光体層の光取り出し面に生じる色ムラを低減し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑えることの可能な光源装置および照明装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源と、該固体光源からの励起光により励起され該固体光源の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層とを備えている光源装置であって、
前記蛍光体層の光取り出し面の色ムラが生じる部分に、前記蛍光の一部を前記蛍光の波長よりも短い波長の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層が設けられていることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の光源装置が用いられていることを特徴とする照明装置である。
請求項1、請求項2記載の発明によれば、可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源と、該固体光源からの励起光により励起され該固体光源の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層とを備えている光源装置であって、前記蛍光体層の光取り出し面の色ムラが生じる部分に、前記蛍光の一部を前記蛍光の波長よりも短い波長の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層が設けられているので、蛍光体層の光取り出し面に生じる色ムラを低減し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑えることができる。
従来の光源装置を示す図である。 固体光源が青色LEDの場合におけるイエローリングの発生メカニズムを説明するための図である。 従来の光源装置において生ずるイエローリング(色ムラ)を示す図である。 固体光源が青色LDの場合におけるイエローリングの発生メカニズムを説明するための図である。 従来の光源装置において生ずるイエローリング(色ムラ)を防止するための一例を示す図である。 本発明の光源装置の一構成例を示す図である。 本発明の照明装置の一例を示す図である。 本発明の光源装置の他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図6(a)、(b)は、本発明の光源装置の一構成例を示す図である。なお、図6(a)は概略断面図、図6(b)は平面図(蛍光体層の光取り出し面から見た図)である。図6(a)を参照すると、この光源装置10は、可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源5と、該固体光源5からの励起光により励起され該固体光源5の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層2とを備えている。
なお、図6(a)、(b)の例では、固体光源5と蛍光体層2とは空間的に離れて配置されている。
また、図6(a)、(b)の光源装置10は、蛍光体層2の励起光が入射する側の面とは反対の側から光(励起光、蛍光)を取り出す方式(以下、これらを透過方式または透過型と称す)が採用されており、固体光源5と蛍光体層2とを空間的に離して配置することにより、従来に比べて十分な高輝度化を図ることが可能となる。なお、透過方式または透過型の光源装置とは、より正確には、図6(a)、(b)のように蛍光体層2に固体光源5からの励起光を照射した場合に、蛍光体層2から発せられる蛍光成分のうち、固体光源5とは反対の側に出てくる成分を利用する光源装置のことであり、このとき、励起光の透過成分も利用し、蛍光成分と励起光の透過成分との混合光を出射光(照明光)として取り出すことができる。
ここで、固体光源5には、可視光領域に発光波長をもつ発光ダイオード(LED)や半導体レーザー(LD)などが使用可能である。
具体的に、固体光源5には、例えば、GaN系の材料を用いた発光波長が約460nm程度の青色光を発光する発光ダイオードや半導体レーザーなどを用いることができる。この場合、蛍光体層2の蛍光体としては、波長が約440nm乃至約470nmの青色光により励起されるものとして、例えば、赤色蛍光体には、CaAlSiN:Eu2+、(Ca,Sr)AlSiN:Eu2+、CaSi:Eu2+、(Ca,Sr)Si:Eu2+、KSiF:Mn4+、KTiF:Mn4+等が用いられ、黄色蛍光体には、YAl12:Ce3+、(Sr,Ba)SiO:Eu2+、Ca(Si,Al)12(O,N)16:Eu2+等が用いられ、緑色蛍光体には、LuAl12:Ce3+、(Lu,Y)Al12:Ce3+、Y(Ga,Al)12:Ce3+、CaScSi12:Ce3+、CaSc:Eu2+、(Ba,Sr)SiO:Eu2+、BaSi12:Eu2+、(Si,Al)(O,N):Eu2+等を用いることができる。
蛍光体層2としては、これらの蛍光体粉末をガラス中に分散させたものや、ガラス母体に発光中心イオンを添加したガラス蛍光体、樹脂などの結合部材を含まない蛍光体セラミックス等を用いることができる。蛍光体粉末をガラス中に分散させたものの具体例としては、上に列挙した組成の蛍光体粉末をP、SiO、B、Alなどの成分を含むガラス中に分散したものが挙げられる。ガラス母体に発光中心イオンを添加したガラス蛍光体としては、Ce3+やEu2+を付活剤として添加したCa−Si−Al−O−N系やY−Si−Al−O−N系などの酸窒化物系ガラス蛍光体が挙げられる。蛍光体セラミックスとしては、上に列挙した組成の蛍光体組成からなり、樹脂成分を実質的に含まない焼結体が挙げられる。これらの中でも透光性を有する蛍光体セラミックスを使用することが望ましい。これは、焼結体中に光の散乱の原因となるポアや粒界の不純物がほとんど存在しないために透光性を有するに至った蛍光体セラミックスである。ポアや不純物は熱拡散を妨げる原因にもなるため、透光性セラミックスは高い熱伝導率を示す。このため蛍光体層として利用した場合には励起光や蛍光を拡散により失うことなく蛍光体層から取り出して利用でき、さらに蛍光体層で発生した熱を効率良く放散することができる。透光性を示さない焼結体でも出来るだけポアや不純物の少ないものが望ましい。ポアの残存量を評価する指標としては蛍光体セラミックスの比重の値を用いることができ、その値が計算される理論値に対して95%以上のものが望ましい。
ところで、前述したと同様に、図6(a)、(b)の光源装置10では、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部にイエローリングのような色ムラが生じる。このような色ムラを低減するため、図6(a)、(b)の光源装置10では、蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)に、蛍光の一部を該蛍光の波長よりも短い波長(例えば、励起光と同程度の波長)の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7が設けられている。
このように、蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)に、蛍光の一部を該蛍光の波長よりも短い波長(例えば励起光と同程度の波長)の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7を設けることで、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部にイエローリングのような色ムラが生じるのを防止し、この場合にも、光の取り出し効率の低下を抑えることができる(イエローリングのような色ムラが生じる部分からの光を有効に活用することができる)。
なお、アップコンバージョン蛍光体としては、例えば、黄色光を青色光に波長変換するAlF;Pr3+などがある。
具体的に、図6(a)、(b)の光源装置10において、固体光源5が励起光として青色光を出射するものであり、蛍光体層2が黄色蛍光体層である場合には、黄色蛍光体層2の光取り出し面2aから見たときに、固体光源5が配置された中心部(図3に示した部分C)は青色っぽい白色となる一方で、その外周部(図3に示した部分R)はリング状に黄色っぽい白色となり、イエローリングと呼ばれる色ムラが生じる。図6(a)、(b)の光源装置10では、イエローリングが生じる部分の直上に黄色光を青色光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体(AlF;Pr3+)を含有する材料層7を設けることによって、黄色光の一部を青色光に波長変換し、イエローリングが生じる部分(図3に示した部分R)をより白色に近い色へと変えることができる。そして、アップコンバージョン蛍光体を用いて波長変換をすることにより、イエローリングが生じる部分(図3に示した部分R)からの光を有効に活用することができ、光源全体の発光効率の低下を抑えることができる。
次に、本発明の実施例を説明する。
この実施例では、蛍光体層2として、Ce濃度を3mol%に調整して作製したYAG蛍光体(YAl12:Ce3+)を含有したセラミックスを直径4.0mm、厚さ0.08mmに加工したプレートを用意した。また、固体光源5として、1A通電時に約900mWの光出力が得られるGaN系青色半導体レーザー(発光波長ピーク455nm)を用意した。そして、蛍光体層2の発光色度を、光取り出し面2aの方向から、Radiant Imaging社製の輝度・照度・色度測定システムProMetricを用いて測定した。穴加工を施さないYAG蛍光体セラミックス製プレートの中心部に直径1.0mmの照射範囲で、発光波長ピークが455nmの青色半導体レーザー光を照射したところ、中心部である直径1.0mmの照射部分の平均色度は、x=0.3292,y=0.3507で、中心部である直径1.0mmの照射範囲の外周部の平均色度は、x=0.4183,y=0.5026であった。
このような構成に対し、外周部の色度を照射部分の平均色度に近づけることを目的とし、外周部に対してアップコンバージョン蛍光体AlF:Pr3+を含有したセラミックスを塗布した。セラミックス中のアップコンバージョン蛍光体濃度は20wt%とし、セラミックスの平均膜厚が100μmとなるように塗布した。このように外周部に対してアップコンバージョン蛍光体AlF:Pr3+を含有したセラミックスを塗布したことにより、外周部の色度を照射部分の平均色度に近づけることができた。
なお、上述した構成例では、固体光源5と蛍光体層2とが空間的に離れて配置されているが、固体光源5と蛍光体層2とが接して配置されていても良く、この場合にも、蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)に、蛍光の一部を該蛍光の波長よりも短い波長(例えば励起光と同程度の波長)の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7を設けることで、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部にイエローリングのような色ムラが生じるのを防止し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑えることができる(イエローリングのような色ムラが生じる部分からの光を有効に活用することができる)。
また、上記光源装置10は、所定のレンズ系、あるいは、ミラー、リフレクタなどと組み合わせることで照明装置として構成することができる。図7は上記光源装置10とレンズ系とを組み合わせた照明装置を示す図である。図7の照明装置は、筐体51内に、上記光源装置10と、上記光源装置10からの光を前方に所定の配光特性を持って照射するレンズ系52とが格納されている。この照明装置では、光源装置10が用いられることにより、レンズ系52を用いた時でも、イエローリングなどの色ムラを生じない照明光を得ることができる。
また、上述した例の光源装置10は、蛍光体層2に固体光源5からの励起光を入射させたときに、蛍光体層2の励起光が入射する側の面とは反対の側から蛍光などの光を取り出す透過方式(透過型)を採用したものとなっているが、本発明は、これに限定されるものではなく、光源装置が反射方式(反射型)のもの(すなわち、蛍光体層2の励起光が入射する側の面と同じ側から蛍光などの光を取り出す反射方式(反射型)のもの)である場合も、本発明の範囲に含まれる。すなわち、光源装置が反射方式(反射型)のものである場合にも、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部(図3に示した外周部R)にイエローリングのような色ムラが生じるので、透過方式(透過型)と同様に、蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)に、蛍光の一部を該蛍光の波長よりも短い波長(例えば励起光と同程度の波長)の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7を設けることで、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部にイエローリングのような色ムラが生じるのを防止し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑えることができる(イエローリングのような色ムラが生じる部分からの光を有効に活用することができる)。
図8(a)、(b)は反射方式(反射型)のものとなっている光源装置の一例を示す図(概略断面図)である。なお、図8(a)は概略断面図、図8(b)は平面図(蛍光体層の光取り出し面から見た図)であり、図8(a)、(b)において、図6(a)、(b)と同様の箇所には同じ符号を付している。図8(a)、(b)の光源装置20では、蛍光体層2の励起光(固体光源5からの励起光)が入射する側の面とは反対の側に、光(蛍光、励起光)を反射する(光(蛍光、励起光)を固体光源5側に出射光として出射させる)反射面を有する基板25が設けられている。ここで、基板25としては、これ自体を金属製とするか、あるいは、例えば透明な基板上に金属膜を配置したものを用いることができる。
図8(a)、(b)の光源装置20のように、光源装置が反射方式(反射型)のものとして構成されている場合にも、蛍光体層2の光取り出し面2aの色ムラが生じる部分(図3に示した外周部R)に、蛍光の一部を該蛍光の波長よりも短い波長(例えば励起光と同程度の波長)の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層7を設けることで、蛍光体層2の光取り出し面2aの外周部にイエローリングのような色ムラが生じるのを防止し、かつ、光の取り出し効率の低下を抑えることができる(イエローリングのような色ムラが生じる部分からの光を有効に活用することができる)。
また、図8(a)、(b)に示すような反射方式(反射型)の光源装置20を用いて、図7に示したような照明装置を構成することもできる。
本発明は、ヘッドランプなどの自動車用照明、プロジェクタ、一般照明などに利用可能である。
2 蛍光体層
5 固体光源
7 アップコンバージョン蛍光体を含有する材料層
10、20 光源装置
25 反射面を有する基板
51 筐体
52 レンズ系

Claims (2)

  1. 可視光の波長領域のうちの所定の波長の光を励起光として発光する固体光源と、該固体光源からの励起光により励起され該固体光源の発光波長よりも長波長の蛍光を発光する少なくとも1種類の蛍光体を含む蛍光体層とを備えている光源装置であって、
    前記蛍光体層の光取り出し面の色ムラが生じる部分に、前記蛍光の一部を前記蛍光の波長よりも短い波長の光に波長変換するアップコンバージョン蛍光体を含有する材料層が設けられていることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1記載の光源装置が用いられていることを特徴とする照明装置。
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