JP2013143630A - Lteシステム、アプリケーション制御装置およびパケットゲートウェイ - Google Patents

Lteシステム、アプリケーション制御装置およびパケットゲートウェイ Download PDF

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Abstract

【課題】LTEの端末間で通信する場合には、固定的に設置されているVPNサーバとの通信を行なわないようにする。
【解決手段】LTE−PGWにてIPパケットの複製および転送を行なうことで、固定的に設置するVPNサーバを必要とせず、LTEコアネットワーク内での端末間通信を実現する。
【選択図】図2

Description

本発明は、LTEシステム、アプリケーション制御装置およびパケットゲートウェイに係り、特に端末同士のVPNを確立させるLTEシステム、アプリケーション制御装置およびパケットゲートウェイに関する。
企業等により信頼性の要求されるネットワークを構成する一つの形態として、インターネット等の帯域共有可能で安価なネットワーク上で、仮想的なプライベートネットワーク(以下VPNと略す)が実現されている。
VPN構築のために必要な技術として大きく分けて、プライベートなアドレスでの通信を可能とするトンネリング技術(IPパケットのカプセル化技術)、盗聴、改竄を防ぐ暗号化技術の二つがある。しかし、これらを実施するためには専用の装置を必要とする。
特許文献1の代表図には無線通信システムにおけるVPN構築時の接続構成が示されている。この構成において端末は、企業内のプライベートネットワーク(以下イントラネットと略す)に対してVPNを確立することにより、イントラネットへのアクセスが可能となっている。インターネットとイントラネットの間にはVPN−GWが配置される。トンネリング機能、暗号化機能が具備された端末とVPN−GWとの間でVPNを確立しており、このような形態が無線通信システムにおいて一般的なVPN確立方法と言える。
一方、LTE(Long Term Evolution)は、現行のW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMA2000といった第3世代(3G)の通信規格と、現在規格策定が進められているIMT−Advancedと呼ばれる第4世代(4G)の中間となる通信規格である(3.9世代)。LTEは、4Gに近い技術を採用しているため、LTEから4Gへ円滑に移行できると考えられている。
また、スマートフォンの利用が普及し始めたことにより、トラヒック量が無線通信において増大傾向にある。LTEは、通信速度の向上も期待できる。W−CDMAとLTEを比較すると、理論上、LTEは、上り速度が約10倍、下り速度が約20倍となるため、通信事業各社は、LTEシステムの導入を進めている。この結果、LTEシステムは、今後の無線通信システムの中核となっていく。
無線通信システムにて従来の技術を用いてVPNを確立し端末同士の通信を行なうとき、端末は、相手となる端末への通信に必要な情報(相手のIPアドレス等)を保持していないため、一旦各端末がイントラネットに接続しイントラネットの中で相手端末への転送(ルーティング)を行なう。各端末とイントラネットとの接続には、VPNトンネル確立のために専用の装置であるVPNサーバが必要となる。
図1を参照して、背景技術による端末同士のVPNを確立する通信システムの構成を説明する。図1において、通信システム100は、ルータ11と、VPNサーバ12と、PDN(Packet Data Network)網2と、LTEコアネットワーク3と、eNB(evolved Node B)4と、UE(User Equipment)6とから構成されている。
ルータ11とVPNサーバ12とで構成される企業ネットワーク1は、イントラネットである。一般的なVPN確立の際にはVPNサーバ12によりUE5との間のVPNトンネルを終端し、ルータ11により端末間の通信を可能とする。
PDN網2は、ISP(Internet Service Provider)等のIPネットワークである。eNB4(4−1〜4−n)は、無線通信を行なう基地局である。UE5(5−1〜5−n)は、LTEシステムにおける移動端末である。
UE5−1とUE5−2…UE5−nは、VPNトンネルをVPNサーバ12との間に確立する。これによりUE5−1、UE5−2…UE5−nは、イントラネットへの接続が可能となり、イントラネット内のサーバへアクセスが可能となる。イントラネットのあるサーバにUE5のIPアドレス等が集約されるような仕組みがあれば、そのサーバから各UE5が他UE5のIPアドレスを取得可能となり、UE5としては他UE5へのデータ送信が可能となる。
UE5−1がUE5−2へデータ送信すると、UE5−1とVPNサーバ12とのVPNトンネルを通過し、ルータ11へ到達する。ルータ11は、UE5−2宛てのためVPNサーバ12へ転送し、VPNサーバ12とUE5−2とのVPNトンネルを通過してUE5−2へデータが到達する。
特表2007−525896号公報
バーチャルオフィスは、オフィスでの打ち合わせや会議など企業内部でのコミュニケーションおよび顧客対応を、ITインフラを用いることにより実現することで、場所を共有しないで業務を一緒に進めていく業務スタイルの一つである。スマートフォン、モバイルPCは、普及が進み、バーチャルオフィス環境を求められるビジネスでの利用機会が増加している。このため、スマートフォンまたはモバイルPC同士でVPNを確立し通信する形態が必要になってくると考えられる。
LTEシステムにおいて、VPNを構築して端末間の通信するとき、従来のVPN確立方法によれば、各端末は、VPN技術を用いて端末とイントラネットとを接続し、イントラネットの中で相手の端末への転送(ルーティング)が行なわれることになる。
しかし、このVPN確立方法では固定的に設置されたVPNサーバが必要となる。VPNサーバを設置するのに物理的に場所を必要とするため、特に場所を共有しないバーチャルオフィス環境には不向きなVPN確立方法である。
本発明は、LTEの端末間で通信する場合には、固定的に設置されているVPNサーバとの通信を行なわないようにすることを目的とする。
LTEコアネットワークは、通信事業者が管理、運営するネットワークである。このため、信頼性の高いネットワークと言える。LTEシステムの端末同士で通信する場合においては、その端末同士でグループを形成し、インターネットを経由せずLTEコアネットワーク内で通信するようにLTE−PGWにてIPパケットの複製および転送を行なうことにより、VPNを確立する。
上述した課題は、複数の端末から通知されたVPNを形成するための端末グループ情報を収集し、端末グループ情報を集約してパケットゲートウェイに通知するアプリケーション制御装置と、アプリケーション制御装置から受信した端末グループ情報を蓄積し、該端末グループ情報に基づいて、複数の端末に含まれる第1の端末からのパケットを他の端末に転送するパケットゲートウェイと、を含むLTEシステムにより、達成できる。
また、LTEシステムにおけるアプリケーション制御装置であって、複数の端末から通知されたVPNを形成するための端末グループ情報を収集し、端末グループ情報を集約してパケットゲートウェイに通知するアプリケーション制御装置により、達成できる。
さらに、LTEシステムにおけるパケットゲートウェイであって、アプリケーション制御装置から受信した端末グループ情報を蓄積し、該端末グループ情報に基づいて、第1の端末からのパケットを他の端末に転送するパケットゲートウェイにより、達成できる。
インターネットとイントラネットの境界等に固定的に設置するVPNサーバを必要とせず、LTE端末同士のVPN通信が可能となる。
VPNサーバを用いて端末同士のVPNを確立する通信システムのブロック図である。 LTEコアネットワークを用いて端末同士のVPNを確立する通信システムのブロック図である。 UEと、LTEコアネットワークによるVPN確立説明するシーケンス図である。 UEと、LTEコアネットワークによるVPN確立説明するシーケンス図である。 AFのハードウェアブロック図である。 AFのソフトウェアブロック図である。 AFのユーザ情報テーブルを説明する図である。 AFのグループ情報テーブルを説明する図である。 PGWのハードウェアブロック図である。 PGWのソフトウェアブロック図である。 PGWのVPNグループ情報テーブルを説明する図である。 PGWのユーザ情報テーブルを説明する図である。 PGWでのIPパケット処理フロー図である。 PGWでのIPパケット複製処理を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。なお、実質同一部位には同じ参照番号を振り、説明は繰り返さない。
図2を参照して、端末同士のVPNを確立する通信システムの構成を説明する。図1において、通信システム200は、ルータ11と、VPNサーバ12と、PDN網2と、LTEコアネットワーク3と、eNB4と、UE6とから構成されている。
LTEコアネットワーク3は、MME(Mobility Management Entity)30と、SGW(Serving GateWay)31と、PGW(Packet data network GateWay)32と、PCRF(Policy Charging and Rules Function)33と、AF(Application Function)34とから構成されるネットワークである。PGW32をパケットゲートウェイ装置と呼ぶことがある。また、AF34をアプリケーション制御装置と呼ぶことがある。UE6を端末と呼ぶことがある。
MME30は、端末の位置管理と接続制御とを行なう。SGW31は、ユーザトラフィックをPDN網2に振り分ける。PGW32は、SGW2からのトラフィックをPDN網2に転送と課金データの収集とを行なう。PCRF33は、ポリシー制御と課金機能を持つ。AF34は、VPNを制御する。
図2において、実線は、UE5間のVPN確立時の通信経路を示している。VPNは、VPNサーバ12およびルータ11を用いることはなく、PGW32とそれぞれのUE5との間で確立されている。
図3を参照して、UE間のVPNを確立するときの動作シーケンスを説明する。図3Aにおいて、まず、UE5は、LTEのセッションを確立する(S11)。この際、UE5自身は、IPアドレスを取得する。セッション確立のシーケンス(S11)の中でPCRF33も、UE5のIPアドレスを取得する。PCRF33は、UE5のIPアドレスをAF34に通知する(S12)。AF34は、通知に応答する(S13)。
AF34は、UE5がAF34にて管理するVPNグループに含まれているかをチェックし、ここでは、VPNグループに属するUE5だったので、そのVPNグループのIDをPGW32に設定するべく、PCRF33へVPNグループの設定指示を送信する(S14)。PCRF33は、それを受けてPGW32へVPNグループ設定指示を送信する(S16)。PGW32は、該当UE5のデータにグループIDを設定する(S17)。PGW32は、VPNグループ設定指示メッセージに応答する(S18)。PCRF33はそれを受けてAF34へ応答する(S19)。
ステップ11〜ステップ19のシーケンスは、同一VPNグループに属するUE5の数だけ繰り返される。
UE5−1は、VPN確立指示をAF34に送信する(S21)。AF34は、PCRF33に、グループIDとともにVPN確立指示メッセージを送信する(S22)。PCRF33は、PGW32へ転送する(S23)。VPN確立指示を受けたPGW32は、テーブル70、80を書き替える(S24)。PGW32は、転送ポイントIPアドレスとともに確立指示に応答する(S25)。PCRF33は、AF34へ転送する(S26)。
図3Bに移って、AF34は、同一VPNグループIDのUE5に対して転送ポイントIPアドレスを通知し、UE5はACKを返す(S27)。これによりVPNが確立され、PGW32はデータを複製し、グループ内のUE5間の転送が可能となる(S28)。
UE5−1は、VPN切断指示をAF34に送信する(S29)。AF34は、グループIDとともにVPN切断指示メッセージをPCGF33に送信する(S31)。PCRF33は、PGW32へ転送する(S32)。
VPN切断指示メッセージを受信したPGW32は、テーブル70、80を書き替える(S33)。PGW32は、PCRF34に応答を返す(S34)。PCRF33は、AF34へ転送する(S36)。
図4を参照して、AF34のハードウェアを説明する。図4において、AF34のハードウェアは、ハードディスク341と、CPU 342と、RAM 343と、バス344と、ネットワークインターフェース345を備える。RAM 343にはAFソフトウェアが展開されている。
図5を参照して、AFソフトウェアを説明する。図5において、VPNを制御するAF34のRAM343は、VPNグループ制御部3431と、UE/グループ情報管理部3432と、グループ情報管理部3433と、IF部3434とを備える。IF部3434は、PCRF33、UE5といった外部との情報のやりとり(指示/通知等)をするソケットである。UE/グループ情報管理部3432は、UE/グループテーブル40を保持している。グループ情報管理部3433は、グループ情報テーブル50を保持している。
図6を参照して、UE/グループテーブル40を説明する。図6において、UE/グループテーブル40は、UE5とVPNグループの関連を表す。UE/グループテーブル40は、UE5を識別するためのIMSI41と、UE5に対してPGW32より払い出されPCRF33を経由してAF34に通知されたIPアドレス42と、VPNグループを識別するためのグループID43の情報要素からなる。IPアドレス42は。通知により設定する。IMSI41とグループID43は、サービスを提供する当初にAF34に設定するものであり、AF34のUE/グループテーブル40がマスターデータとなる。
図7を参照して、グループ情報テーブル50を説明する。グループ情報テーブル50は、VPNグループに関する。図7において、グループ情報テーブル50は、VPNグループを識別するためのグループID51と、VPNが確立されているかそれとも停止しているのかの状態52と、VPN確立後に各UE5の送信先となる転送ポイントIPアドレス53との情報要素からなる。転送ポイントIPアドレス53は、PGW32が確立されたVPNトンネルのIPパケットを受信するためのPGW32のIPアドレスである。
グループのVPN確立時、AF34は、PGW32から転送ポイントIPアドレス53を取得して、状態52を「確立中」に設定する。逆に、該当グループのVPN切断時、AF34は、転送ポイントIPアドレス53をテーブル50から削除し、状態52を「切断中」に設定する。
図5に戻って、VPNグループ制御部3431は、AF34に起きる、UE5のIPアドレス通知受信、VPNグループのPGW32への通知、VPN確立指示の受信、VPN切断指示の受信、といったイベントに対して処理を行なう。
UE5のIPアドレス通知受信時にVPNグループ制御部3431は、UE/グループテーブル40に該当するUE5がないか検索をUE/グループ情報管理部3432に指示する。もし該当するUE5があれば、UE/グループ情報管理部3432は、通知を受けたIPアドレスを42に設定して、グループID43をVPNグループ制御部3431に通知する。それを受けてVPNグループ制御部3431は、VPNグループIDを設定するメッセージをPGW32へ送信するようにIF部3434に指示する。
VPN確立指示の受信時に、VPNグループ制御部3431は、グループIDとともにVPN確立指示メッセージをPCRF33経由にてPGW32へ送信するようにIF部3434へ指示する。IF部3434が転送ポイントIPアドレスとともにVPN確立指示の応答を受信した通知を受けて、VPNグループ制御部3431は、グループ情報管理部3433へグループ情報テーブル50の状態、転送ポイントIPアドレスの更新を指示する。VPNグループ制御部3431は、UE/グループ情報管理部3432から同一グループのUE5のIPアドレスの一覧を取得して、それらのIPアドレス宛に転送ポイント通知メッセージの送信をIF部3434に指示する。
VPN切断指示の受信時に、VPNグループ制御部3431は、グループ情報管理部3433へグループ情報テーブル50の状態、転送ポイントIPアドレスの更新を指示する。VPNグループ制御部3431は、グループIDとともにVPN切断指示メッセージをPCRF33経由にてPGW32へ送信するようにIF部3434へ指示する。
図8を参照して、PGWのハードウェアを説明する。図8において、PGW32のハードウェアは、ハードディスク321と、CPU 322と、RAM 323と、バス324と、ネットワークインターフェース325とを備える。RAM 323にはPGWソフトウェアが展開されている。
図9を参照して、PGW32のRAM 323に保持されたソフトウェアを説明する。図9において、PGW32は、SGW31とPDN網2からのトラヒックを転送する。PGW32のRAM 323は、受信IPパケット処理部3231と、パケット振り分け処理部3232と、C−Plane処理部3233と、ユーザ情報処理部3235と、U−plane処理部326と、パケット送信処理部3237を備える。
PGW32に入ってくるIPパケットは、SGW31とPGW32とのセッション確立に際しての制御メッセージであるC−Planeと、UE5とPDN網2との間で通信するユーザデータであるU−Planeとに大別できる。
受信IPパケット処理部3231は、C−planeを受信すると、パケット振り分け処理部3232に送信する。パケット振り分け処理部3232は、C−planeと判別し、C−Plane処理部3233へ送信する。C−Plane処理部3233は、ユーザ情報処理部3235と情報のやり取りをして適切な応答パケットを生成する。C−Plane処理部3233は、生成した応答パケットを、パケット送信処理部3237へ送信する。パケット送信処理部3237は、送信処理を行なう。
U−planeは、UE5からPDN網2に向かう上りU−planeと、PDN網2からUE5へ向かう下りU−Planeの2種類がある。上りU−Planeは、PMIP(Proxy Mobile IP)またはGTP(GPRS(General Packet Radio Service) Tunneling Protocol)によりカプセル化されている。上りU−Planeは、PGW32においてデカプセル化され、PDN網2に送信される。下りU−planeは、raw IPパケットである。下りU−planeは、PGW32において、PMIPまたはGTPによりカプセル化され、UE5に送信される。
VPNグループ情報処理部3234は、ユーザ情報処理部3235にて持つデータに必要データを加える。VPNグループ情報処理部3234は、VPNグループ情報テーブル80を保持する。ユーザ情報処理部3235は、ユーザ情報テーブル70を保持する。
図10を参照して、VPNグループ情報テーブルを説明する。図10において、VPNグループ情報テーブル80は、グループID82と、確立/切断82とから構成されている。グループ情報テーブル80は、該当グループ(グループID81により識別)のVPNトンネルが確立状態/切断状態にあるかを示すテーブルである。VPNグループ情報処理部3234は、VPN確立/切断指示により確立状態/切断状態82を更新する。
図11を参照して、ユーザ情報テーブルを説明する。図11において、ユーザ情報テーブル70は、IMSI71と、IPアドレス72と、グループID73とから構成される。IMSI71とIPアドレス72は、該当UE5のセッションが確立された時に決まる。一方、グループID73は、AF34からVPNグループ設定メッセージをPGW32が受信したときに設定される。
PGW32は、VPNグループ設定メッセージを受信したとき、ユーザ情報テーブル70にグループID73を設定する。また、PGW32は、VPNグループ設定メッセージを受信したとき、VPNグループ情報テーブル80にメッセージに乗ってきたグループIDと一致するグループID81が存在しない場合、メッセージに乗ってきたグループIDと「切断中」状態の対を1レコードとして、VPNグループ情報テーブル80に登録する。
VPN確立指示を受信したとき、VPNグループ情報処理部3234は、確立指示のあったVPNグループの確立/切断82を「確立中」に変更する。PGW32は、VPN確立指示の応答メッセージに転送ポイントIPアドレス(PGW32のIPアドレス)を載せてAF34へ送信する。
VPN切断指示を受信したとき、VPNグループ情報処理部3234は、切断指示のあったVPNグループの確立/切断82を「切断中」に変更する。PGW32は、AF34に応答メッセージを送信する。
図12を参照して、VPN確立からVPN切断までの間におけるPGW32の受信したパケットの処理を説明する。図12において、PGW32は、IPパケットを受信する(S51)。受信パケットは、上りはPMIPまたはGTPのデカプセル化後、下りはPMIPまたはGTPのカプセル化前のIPパケットである。
PGW32は、受信したIPパケットの宛先IPアドレスが転送ポイントIPアドレスかを判断する(S52)。転送ポイントIPアドレスだった場合(YES)、PGW32は、送信元IPアドレスよりグループIDを抽出し、そのグループIDから、同一グループのUE5のIPアドレス一覧を取得する(S53)。PGW32は、この一覧に挙がったUE5数分、受信したIPパケットを複製する(S56)。PGW32は、複製パケットの宛先IPアドレスを変更する(S57)。
ステップ52でNOのとき、およびステップ54〜ステップ58のUE5数分の繰返しを抜けたとき、PGW32は、通常処理を実行して(S59)、終了する。なお、ステップ59の通常処理には、パケットのカプセル化と送信を含んでいる。
図13を参照して、IPパケットの複製処理と宛先IPアドレスの変更を説明する。図13において、(a)は、PGW32が受信したIPパケット90である。(b)(c)は、複製し宛先変更されたIPパケット90A、90Bである。
図13(a)において、PGW32が受信したIPパケット90は、宛先IPアドレス91と送信元IPアドレス92とその他IPヘッダおよびPayload93とからなる。宛先IPアドレス91は、転送ポイントIPアドレスである。
一方、受信したIPパケット90から、PGW32は、IPパケット90A、90Bを複製し、宛先IPアドレス94、95を同一VPNグループのUE5のIPアドレスに変更する。
上述した実施例によれば、LTEネットワークの機能のみで、端末同士のVPN通信が可能となる。
1…企業ネットワーク、2…PDN網、3…LTEコアネットワーク、4…eNB(evolved Node B:基地局)、6…UE(User Equipment:端末)、11…ルータ、12…VPNサーバ、30…MME(Mobility Management Entity)、31…SGW(Serving GateWay)、32…PGW(Packet data network GateWay:パケットゲートウェイ)、33…PCRF(Policy Charging and Rules Function)、34…AF(Application Function:アプリケーション制御装置)、40…UE/グループテーブル、50…グループ情報テーブル、70…ユーザ情報テーブル、80…VPNグループ情報テーブル、100…通信システム、200…通信システム。

Claims (5)

  1. 複数の端末から通知されたVPNを形成するための端末グループ情報を収集し、前記端末グループ情報を集約してパケットゲートウェイに通知するアプリケーション制御装置と、
    前記アプリケーション制御装置から受信した前記端末グループ情報を蓄積し、該端末グループ情報に基づいて、前記複数の端末に含まれる第1の端末からのパケットを他の端末に転送する前記パケットゲートウェイと、を含むLTEシステム。
  2. 請求項1に記載のLTEシステムであって、
    前記端末グループ情報は、前記複数の端末のIPアドレスと、VPN IDとを含むことを特徴とするLTEシステム。
  3. LTEシステムにおけるアプリケーション制御装置であって、
    複数の端末から通知されたVPNを形成するための端末グループ情報を収集し、前記端末グループ情報を集約してパケットゲートウェイに通知することを特徴とするアプリケーション制御装置。
  4. 請求項3のアプリケーション制御装置であって、
    前記端末グループ情報は、前記複数の端末のIPアドレスと、VPN IDとを含むことを特徴とするアプリケーション制御装置
  5. LTEシステムにおけるパケットゲートウェイであって、
    アプリケーション制御装置から受信した前記端末グループ情報を蓄積し、該端末グループ情報に基づいて、第1の端末からのパケットを他の端末に転送することを特徴とするパケットゲートウェイ。
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