JP2013141160A - 基地局装置、通信制御システム、通信制御方法及びプログラム - Google Patents

基地局装置、通信制御システム、通信制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】移設を容易に検出し、不正使用を極力防止できる基地局装置、通信制御システム、通信制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】無線部11は、携帯端末との間で無線通信によってデータを送受信する。取得部13は、無線部11によって受信されたデータから携帯端末の緯度及び経度を取得する。判定部14は、取得部13によって取得された携帯端末の緯度及び経度が、無線部11による無線通信が可能な緯度及び経度の範囲に含まれるか否かを判定する。制御部15は、判定部14によって携帯端末の緯度及び経度が無線部11による無線通信が可能な緯度及び経度の範囲に含まれないと判定された場合、無線部11によるデータの送受信を停止させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基地局装置、通信制御システム、通信制御方法及びプログラムに関する。
近年、基地局装置が小型軽量化されている。このため、基地局装置が設置者又は所有者に無断で別の場所に移設される可能性が高まっている。
基地局装置等が移設され使用されるのを防ぐために、例えば、特許文献1には、電源投入時に、プライベートIP(Internet Protocol)アドレスを上位装置に通知する基地局装置が開示されている。通知したプライベートIPアドレスと上位装置側に記録されているプライベートIPアドレスとが一致しない限り、上位装置から基地局装置に運用許可信号が送信されない。このため、基地局装置の移設によりプライベートIPアドレスが変更されると、ユーザは基地局装置を使用できない。
特許文献2には、GPS(Global Positioning System)機能によって取得した基地局装置の位置と、あらかじめ登録された基地局装置の位置とを比較する盗難防止システムが開示されている。このシステムでは、位置を比較した結果、基地局装置の移設が検出されると、管理センタに基地局装置の移設が通知される。これにより、管理センタは、基地局装置の移設に迅速に対応できる。
特許文献3には、セキュリティを解除するための情報を持つ携帯電話が規定の受信感度を維持できるエリアに存在することを確認する電子機器が開示されている。この電子機器では、携帯電話が受信感度を維持できるエリアに存在しない場合には、電源がオンにならない。このため、電子機器が移設されると、携帯電話がそのエリアに存在しなくなるので、電源がオンにならず、ユーザは電子機器を使用できない。
特許第4281533号公報 特開2006−279854号公報 特開2001−125661号公報
小型軽量化された基地局装置には、移動体通信網の伝送路インタフェース処理等を行う伝送路インタフェース部と、携帯電話との無線通信処理を行う無線インタフェース部とが切り離され、両者が光ケーブル等で接続された装置構成のものが多い。このような装置構成においては、無線インタフェース部が移設されただけでも、基地局装置の通信エリアが変更されてしまう。
これに対し、上記特許文献1に記載の基地局装置を、伝送路インタフェース部と無線インタフェース部とが切り離された基地局装置に応用しても、伝送路インタフェース部を残して無線インタフェース部が移設された場合には、プライベートIPアドレスは変更されないので、運用許可信号が送信され、基地局装置の使用を停止できない。
上記特許文献2に記載の盗難防止システムを、伝送路インタフェース部と無線インタフェース部とが切り離された基地局装置に応用しても、GPS機能を有する伝送路インタフェース部を残して無線インタフェース部が移設された場合には、伝送路インタフェース部が取得する基地局装置の位置は変わらないので、無線インタフェース部の移設を検出できない。
上記特許文献3に記載の電子機器を、伝送路インタフェース部と無線インタフェース部とが切り離された基地局装置に応用すると、携帯電話を規定のエリア内に維持したままであれば、無線インタフェース部が移設されても電源がオンになり、基地局装置の使用を停止できない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、基地局装置の移設を容易に検出し、不正使用を極力防止できる基地局装置、通信制御システム、通信制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る基地局装置は、
外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部と、
前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された前記無線部による無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部と、
を備える。
また、本発明の第2の観点に係る通信制御システムは、
本発明の基地局装置と、
前記基地局装置に自機の絶対位置を含むデータを送信する携帯端末と、
を備える。
また、本発明の第3の観点に係る通信制御方法は、
基地局装置が外部端末からデータを受信する受信工程と、
基地局装置が前記受信工程において受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを、基地局装置が判定する判定工程と、
前記判定工程において前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、基地局装置がデータの送受信を停止させる制御工程と、
を含む。
また、本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部、
前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部、
前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部、
前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部、
として機能させる。
本発明によれば、基地局装置の移設を容易に検出し、不正使用を極力防止できる。
本発明の実施形態1に係る基地局装置の設置状態を示すブロック図である。 図1に示す基地局装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図1に示す基地局装置の機能構成を示すブロック図である。 基地局装置の無線通信が可能な範囲を示す図である。 実施形態1に係る基地局装置の通信制御処理のフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る基地局装置の設置状態を示すブロック図である。 実施形態2に係る基地局装置の通信制御処理のフローチャートである。 基地局装置の現在位置を推定する方法を示す図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る基地局装置100、200は、携帯端末用の基地局装置である。図1に示すように、基地局装置100、200は、移動体通信網300と通信可能に接続している。基地局装置100、200は、それぞれ外部端末としての携帯端末400、500と無線通信によってデータを送受信する。例えば、基地局装置100は、携帯端末400から受信したデータを、移動体通信網300を介して基地局装置200に送信する。データを受信した基地局装置200は、携帯端末500へ無線通信によってデータを送信する。このようにして、携帯端末400と携帯端末500との間で通話やデータの送受信等が可能となっている。なお、図1では、簡略化のために、移動体通信網300に接続する基地局装置として基地局装置100、200が示されているが、実際には、その他の基地局装置が移動体通信網300に接続されている。また、基地局装置100、200は、それぞれ携帯端末400、500の他に、複数の携帯端末と無線通信によってデータを送受信することができる。
携帯端末400、500は、例えば、携帯電話機である。携帯端末400、500は、通話機能、電子メール送受信機能等の他、GPS機能を備える。携帯端末400、500は、GPS機能を用いて、GPS衛星600から送信される測位情報に基づいて自機の絶対位置を取得する。ここで、絶対位置とは、場所によって一意に決まる位置であって、例えば、緯度及び経度である。携帯端末400、500は、それぞれ定期的に自機の緯度及び経度を取得し、取得した緯度及び経度を含むデータを基地局装置100、200に送信する。
次に、基地局装置100、200について詳細に説明する。基地局装置100、200は、同一構成の装置であるため、以下では、基地局装置100について詳細に説明し、基地局装置200の詳細な説明については省略する。
図2を参照して、基地局装置100のハードウェア構成について詳細に説明する。基地局装置100は、ROM(Read Only Memory)1と、RAM(Random Access Memory)2と、外部記憶装置3と、CPU(Central Processing Unit)4と、通信インタフェース5と、無線通信インタフェース6と、アンテナ7とを備える。ROM1と、RAM2と、外部記憶装置3と、CPU4とは、装置内バスで接続されている。また、CPU4は、通信インタフェース5及び無線通信インタフェース6に通信ケーブルで接続している。通信インタフェース5は、移動体通信網300と接続している。無線通信インタフェース6は、アンテナ7と接続している。
ROM1は、各種初期設定、ハードウェアの検査、ソフトウェアプログラムのロード等を行うための初期プログラムを記憶する。
RAM2は、CPU4が実行する各種ソフトウェアプログラム、これらのソフトウェアプログラムの実行に必要なデータ等を一時的に記憶する。
外部記憶装置3は、例えば、ハードディスク等であって、各種ソフトウェアプログラム、ソフトウェアプログラムの実行に必要なパラメータ等の各種データを記憶する。これらソフトウェアプログラムの中には、アプリケーションソフトウェアプログラムやOS(Operating System)のような基本ソフトウェアプログラムなどが含まれている。
CPU4は、外部記憶装置3に記憶されたソフトウェアプログラムをRAM2に読み出して、そのソフトウェアプログラムを実行制御することにより、以下で説明する機能構成を実現する。
通信インタフェース5は、送受信回路等を備える。通信インタフェース5は、送受信回路を用いて、基地局装置200等、移動体通信網300に接続する通信装置との通信に係るデータ処理等を行う。通信インタフェース5は、移動体通信網300を介して、例えば、基地局装置200との間でデータを送受信する。
無線通信インタフェース6は、送受信回路等を備える。無線通信インタフェース6は、送受信回路を用いて携帯端末400との無線通信に係るデータ処理等を行う。無線通信インタフェース6は、アンテナ7を介して、携帯端末400との間でデータを含む電波を送受信する。
次に、図3を参照して、基地局装置100の機能構成を説明する。
基地局装置100は、図3に示すように、無線部11と、記憶部12と、取得部13と、判定部14と、制御部15と、通信部16とを備える。記憶部12は、外部記憶装置3の記憶領域に構築されている。
無線部11は、携帯端末400との間で無線通信によってデータを送受信する。より詳細には、例えば、無線部11は、携帯端末400から受信した電波に含まれる無線信号の周波数の変換、復調等を行う。無線部11は、携帯端末400に送信する電波に含まれる無線信号を生成するためにベースバンド信号の周波数の変換、変調等を行う。
記憶部12は、各種データの他に、基地局装置100と携帯端末400との間で無線通信が可能な領域として緯度及び経度の範囲を記憶する。当該範囲は、あらかじめ設定されており、基地局装置100の設置場所(より詳細には無線通信インタフェース6の設置場所)、基地局装置100から送信される電波が届く距離等の基地局装置100の無線通信機能の仕様に基づいて定まる通信エリアである。例えば、当該範囲は、図4に示すように、基地局装置100の設置場所を中心とする所定半径の円に相当する緯度及び経度の範囲Rとすることができる。
図3に戻って、取得部13は、無線部11によって受信されたデータから携帯端末400の緯度及び経度を取得する。取得部13は、取得した携帯端末400の緯度及び経度を判定部14に出力する。なお、取得部13は、携帯端末400の他、複数の携帯端末から送信されるデータから各携帯端末の緯度及び経度を取得し、取得した緯度及び経度を記憶部12に記憶させるようにしてもよい。
判定部14は、取得部13によって取得された携帯端末400の緯度及び経度が、範囲Rに含まれるか否かを判定する。携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれないことは、基地局装置100又は携帯端末400からの電波を受信する基地局装置100(より詳細には無線通信インタフェース6)が移設されたことを意味する。
ここで、再び図4を参照して、判定部14による判定方法について説明する。判定部14は、取得部13から携帯端末400の緯度及び経度が出力されると、記憶部12を参照して、範囲Rを取得する。判定部14は、携帯端末400の緯度及び経度と範囲Rとを比較することによって、携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれるか否かを判定する。ここで、携帯端末400から送信されるデータに含まれる携帯端末400の緯度及び経度の誤差を考慮するため、判定部14は、携帯端末400の緯度及び経度が記憶部12に記憶されている範囲Rよりも少し広い範囲Sに含まれるか否かを判定するようにしてもよい。
また、判定部14は、記憶部12に記憶されている複数の携帯端末の緯度及び経度を取得して、上記判定を行ってもよい。この場合、判定部14は、携帯端末の総数に対して、緯度及び経度が範囲R又は範囲Sに含まれない携帯端末の数が所定割合以上の場合に、判定を否定するようにしてもよい。
図3に戻って、制御部15は、判定部14によって携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれないと判定された場合、無線部11によるデータの送受信を停止させる。より詳細には、例えば、制御部15は、無線部11によるデータの送受信を停止させる停止命令信号を無線部11に送信する。無線部11は、例えば、停止命令信号に応じてデータ送受信のオンオフが切り替わるスイッチ(不図示)を備えている。こうすることで、制御部15から送信された停止命令信号によって、無線部11によるデータの送受信、すなわち電波の送受信が停止する。
通信部16は、移動体通信網300を介して、基地局装置200等との間でデータを送受信する。より詳細には、例えば、通信部16は、制御部15とのデータの受け渡しを行うインタフェース処理の他、データの転送速度差の整合処理、データの誤り検出、伝送制御処理等を行う。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る基地局装置100の通信制御処理に係る動作のフローを説明する。
携帯端末400は、緯度及び経度を取得する(ステップS1)。携帯端末400は、取得した緯度及び経度を含むデータを基地局装置100に送信する(ステップS2)。
続いて、取得部13は、受信したデータから携帯端末400の緯度及び経度を取得する(ステップS3)。判定部14は、携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれるか否かを判定する(ステップS4)。
携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれない場合(ステップS4;No)、制御部15は、無線部11によるデータの送受信を停止させる(ステップS5)。一方、携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれる場合(ステップS4;Yes)、制御部15は、通信制御処理を終了する。こうすることで、無線部11によるデータの送受信が可能な状態が維持される。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、基地局装置100と通信する携帯電話400の緯度及び経度を用いているので、基地局装置100の無線通信が可能な範囲が、あらかじめ設定された範囲とずれているか否かを判定できる。このため、基地局装置100の移設を容易に検出し、不正使用を極力防止できる。
なお、上記実施形態によれば、無線通信インタフェース6と通信する携帯電話400の緯度及び経度を用いているので、仮に無線通信インタフェース6が移設された場合でも、その移設を容易に検出でき、不正使用を防止できる。
また、基地局装置100は、携帯端末400から送信されるデータに含まれる携帯端末400の緯度及び経度を用いるので、自機の現在位置を取得する機能を追加することなく、基地局装置100の移設を検出できる。このため、コスト面で有利である。
なお、本実施形態では、判定部14は、携帯端末400の緯度及び経度が記憶部12に記憶されている緯度及び経度の範囲Rよりも少し広い範囲Sに含まれるか否かを判定するようにしてもよいこととした。こうすることで、携帯端末400の緯度及び経度に誤差が含まれる場合、その誤差が判定に与える影響を軽減することができる。これは、例えば、実際には範囲Rの内側にある携帯端末400が、範囲Rの外側を示す緯度及び経度を送信してきた場合に有効である。
また、本実施形態では、判定部14は、記憶部12に記憶されている複数の携帯端末の緯度及び経度を取得して、携帯端末の総数に対して、緯度及び経度が範囲R又は範囲Sに含まれない携帯端末の数が所定割合以上の場合に、判定を否定するようにしてもよいこととした。このように複数の携帯端末の緯度及び経度に基づいて判定することで、一部の携帯端末から送信されるデータに含まれる緯度及び経度の誤差が判定に与える影響を軽減することができる。この結果、移設の誤検出を防止できる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について、図面を参照して詳細に説明する。
図6に示すように、本実施形態では、上位装置700が移動体通信網300に通信可能に接続されている点で上記実施形態1と異なる。上位装置700は、オペレータ卓800と接続されている。オペレータ卓800は、上位装置700を介して基地局装置100を監視、保守しており、オペレータ卓800を操作するオペレータは、基地局装置100で発生した故障や通信障害等の異常を即座に把握できるようになっている。
次に、本実施形態に係る基地局装置100のハードウェア構成について詳細に説明する。基地局装置100のハードウェア構成は、上記実施形態1と同じである。本実施形態においては、基地局装置100は、移動体通信網300を介して上位装置700と通信するため、通信インタフェース5は、上位装置700との通信に係るデータ処理等を行う。通信インタフェース5は、移動体通信網300を介して上位装置700との間でデータを送受信する。
次に、本実施形態に係る基地局装置100の機能構成を説明する。
基地局装置100の機能構成は、制御部15及び通信部16がさらに他の機能を有する点で上記実施形態1と異なる。以下、上記実施形態1と異なる点について詳細に説明する。
通信部16は、上位装置700との間でデータを送受信する。制御部15は、携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれないと判定された場合、通信部16を介して上位装置700に、携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれない旨を通知する。この通知のために、例えば、制御部15は、通知信号を上位装置700に送信する。
上位装置700は、通知信号に基づいて、オペレータ卓800に報知動作等をさせる。これにより、オペレータは通知信号に気がつくことができる。報知動作では、例えば、オペレータ卓800の画面に表示したり、スピーカから報知音を発音したり、ランプを点灯、点滅させたりしてもよい。
次に、図7を参照して、本実施形態に係る基地局装置100の通信制御処理に係る動作のフローを説明する。ただし、以下では、上記実施形態1と異なるステップS5以降を詳細に説明する。
制御部15が無線部11によるデータの送受信を停止させた後(ステップS5)、制御部15は、上位装置700に通知信号を送信する(ステップS6)。オペレータ卓800は、上位装置700が受信した通知信号に基づいて、報知動作を実行する(ステップS7)。そして、制御部15は、通信制御処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、携帯端末400の緯度及び経度が、あらかじめ設定された範囲Rに含まれない場合に、その旨を上位装置700に通知するので、オペレータは移設されたことをいち早く知ることができる。この結果、オペレータは、移設された基地局装置100の捜索等の対策を早急に講じることができる。
なお、上記実施形態1と同様に、仮に無線通信インタフェース6が移設された場合でも、その移設を検出できるので、オペレータは無線通信インタフェース6が移設されたことをいち早く知ることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る基地局装置100のハードウェア構成は、上記実施形態2と同じである。一方、基地局装置100の機能構成は、制御部15がさらに他の機能を有する点で上記実施形態2と異なる。
制御部15は、取得部13によって取得された携帯端末400の緯度及び経度に基づいて、自機の現在位置を推定する。
ここで、自機の現在位置の推定方法について詳細に説明する。例えば、図8に示すように、基地局装置100に対して4台の携帯端末400a、400b、400c、400dから緯度及び軽度を含むデータが送信される場合を考える。この場合、制御部15は、携帯端末400a、400b、400c、400dから発せられる電波の受信強度を測定して、受信強度から携帯端末400a、400b、400c、400dとの距離d1、d2、d3、d4を算出する。この方法では、電波強度が距離のn乗に比例して弱くなることを利用する。制御部15は、算出した距離d1、d2、d3、d4及び取得部13によって取得された携帯端末400a、400b、400c、400dそれぞれの緯度及び経度を用いて、三角測量の要領で自機の位置を推定する。制御部15は、推定した自機の現在位置を、通信部16を介して上位装置700に通知する。
次に、本実施形態に係る基地局装置100の通信制御処理に係る動作のフローを説明する。上記実施形態2においてフローの説明で参照した図7において、ステップS6では、制御部15は、ステップS3で取得した携帯端末400a、400b、400c、400dそれぞれの緯度及び経度を用いて自機の現在位置を推定し、上位装置700に通知信号を送信する際に、推定した自機の現在位置を含むデータを送信する。ステップS7では、オペレータ卓800は、上位装置700が受信した通知信号及びデータに基づいて、報知動作を実行し、推定された現在位置を表示する。そして、制御部15は、通信制御処理を終了する。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、携帯端末400の緯度及び経度が、あらかじめ設定された範囲Rに含まれない場合に、自機の現在位置を推定し、推定された現在位置を上位装置700に通知するので、オペレータは移設された位置を知ることができる。この結果、迅速に移設された基地局装置100を回収して、元の位置に戻すことによって、正常な使用状態を回復できる。
なお、本実施形態によれば、無線通信インタフェース6と通信する携帯電話400の緯度及び経度を用いているので、仮に無線通信インタフェース6が移設された場合でも、無線通信インタフェース6の現在位置を推定できる。
また、上記各実施形態では、取得部13は、緯度及び経度を取得することとしたが、緯度及び経度に加え、高度を取得するようにしてもよい。この場合、例えば、携帯端末400は、GPS衛星600から送信される測位情報に基づいて自機の高度を取得し、緯度及び経度とともに高度を含むデータを基地局装置100に送信する。取得部13は、無線部11によって受信されたデータから携帯端末400の緯度、経度及び高度を取得する。判定部14は、携帯端末400の緯度、経度及び高度が、あらかじめ設定された緯度、経度及び高度の範囲に含まれるか否かを判定する。
なお、上記各実施形態では、携帯端末400は、定期的に携帯端末400の緯度及び経度を取得し、基地局装置100に携帯端末400の緯度及び経度を含むデータを送信することとしたが、制御部15は、無線部11を介して、携帯端末400の緯度及び経度を含むデータの送信を、携帯端末400に要求するようにしてもよい。要求するタイミングは、所定時間間隔であってもよいし、上記実施形態2及び3であれば、オペレータ卓800からの送信指示があったときでもよい。この場合、緯度及び経度を含むデータの送信要求や送信指示に対して、携帯端末400は、緯度及び経度を取得し、基地局装置100に、取得した緯度及び経度を含むデータを送信すればよい。こうすることで、基地局装置100は、任意のタイミングで緯度及び経度を取得することができるので、基地局装置100の移設による不正使用にすばやく対応できる。
なお、制御部15による自機の現在位置の推定では、4台の携帯端末400a、400b、400c、400dから送信されるデータに含まれる緯度及び経度を用いた。このように複数の携帯端末の緯度及び経度を用いなくても、制御部15は、自機の現在位置を推定できる。例えば、制御部15は、若干精度が落ちるものの、電波を受信した最も近い携帯端末400の位置を自機の現在位置としてもよい。
なお、上記各実施形態では、携帯端末400、500は、GPS衛星600から送信される測位情報に基づいて自機の絶対位置を取得するようにしたが、本発明はこれに限らない。例えば、携帯端末400、500は、携帯端末400、500が通信に利用している基地局の位置情報及びその基地局からの電波強度に基づいて絶対位置を取得してもよい。また、携帯端末400、500が無線LAN(Local Area Network)に対応する機器の場合、携帯端末400、500は、周囲の無線LANアクセスポイントのMAC(Media Access Control)アドレスを取得し、そのMACアドレスに対応付けられた無線LANアクセスポイントの位置情報及びその無線LANアクセスポイントからの電波強度に基づいて絶対位置を取得してもよい。こうすることで、携帯端末400、500は、GPS衛星600からの測位情報を受信できない室内や地下等でも絶対位置を取得できる。
なお、無線部11と携帯端末400との無線通信は、LAN規格の1つであるイーサネット(登録商標)を用いてもよい。イーサネット(登録商標)は、例えば、IEEE802.11n、IEEE802.11g、IEEE802.11b等であってもよい。
なお、上記各実施形態では、制御部15は、判定部14によって携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれないと判定された場合、無線部11によるデータの送受信を停止させることとした。これに限らず、制御部15は、判定部14によって携帯端末400の緯度及び経度が範囲Rに含まれないと判定された場合、無線部11によるデータの送信を停止させるようにしてもよい。こうすることで、基地局装置100は、無線部11によるデータの送信を停止させておいて、一方で外部から各種データを受信できる。例えば、移設された基地局装置100の捜索時に、無線部11における捜索用電波の受信強度に基づいて、無線部11の位置を推定することができる。この結果、移設された基地局装置100を迅速に発見できる。
なお、上記各実施形態では、無線通信インタフェース6は、通信ケーブルで接続されていることとしたが、無線通信インタフェース6は、基地局装置100から切り離され、基地局装置100と光ケーブル等で接続されていてもよい。
なお、上記各実施形態における携帯端末400、500は、例えば、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant又はPersonal Data Assistance)、PC(Personal Computer)、デジタルカメラ、ゲーム機器等であってもよい。
なお、上記実施形態において、実行されるソフトウェアプログラムは、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical disc)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、そのプログラムをインストールすることにより、上述の処理を実行するシステムを構成することとしてもよい。
また、ソフトウェアプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上の所定のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、ダウンロード等するようにしてもよい。
また、上述の機能を、OSが分担して実現する場合又はOSとアプリケーションソフトウェアプログラムとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを媒体に格納して配布してもよく、また、ダウンロード等してもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。すなわち、本発明の範囲は、実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。そして、特許請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部と、
前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部と、
前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された前記無線部による無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部と、
を備える基地局装置。
(付記2)
上位装置との間でデータを送受信する通信部をさらに備え、
前記制御部は、
前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記通信部を介して前記上位装置に前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれない旨を通知する、
ことを特徴とする付記1に記載の基地局装置。
(付記3)
前記制御部は、
前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置に基づいて、自機の現在位置を推定し、推定した自機の現在位置を、前記通信部を介して前記上位装置に通知する、
ことを特徴とする付記2に記載の基地局装置。
(付記4)
前記制御部は、
前記無線部を介して、前記外部端末の絶対位置を含むデータの送信を、前記外部端末に要求する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一つに記載の基地局装置。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか一つに記載の基地局装置と、
前記基地局装置に自機の絶対位置を含むデータを送信する携帯端末と、
を備える通信制御システム。
(付記6)
基地局装置が外部端末からデータを受信する受信工程と、
基地局装置が前記受信工程において受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを、基地局装置が判定する判定工程と、
前記判定工程において前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、基地局装置がデータの送受信を停止させる制御工程と、
を含む通信制御方法。
(付記7)
コンピュータを、
外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部、
前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部、
前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部、
前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部、
として機能させるプログラム。
1 ROM
2 RAM
3 外部記憶装置
4 CPU
5 通信インタフェース
6 無線通信インタフェース
7 アンテナ
11 無線部
12 記憶部
13 取得部
14 判定部
15 制御部
16 通信部
100、200 基地局装置
300 移動体通信網
400、500 携帯端末
600 GPS衛星
700 上位装置
800 オペレータ卓

Claims (7)

  1. 外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部と、
    前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された前記無線部による無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部と、
    を備える基地局装置。
  2. 上位装置との間でデータを送受信する通信部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記通信部を介して前記上位装置に前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれない旨を通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、
    前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置に基づいて、自機の現在位置を推定し、推定した自機の現在位置を、前記通信部を介して前記上位装置に通知する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、
    前記無線部を介して、前記外部端末の絶対位置を含むデータの送信を、前記外部端末に要求する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の基地局装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の基地局装置と、
    前記基地局装置に自機の絶対位置を含むデータを送信する携帯端末と、
    を備える通信制御システム。
  6. 基地局装置が外部端末からデータを受信する受信工程と、
    基地局装置が前記受信工程において受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを、基地局装置が判定する判定工程と、
    前記判定工程において前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、基地局装置がデータの送受信を停止させる制御工程と、
    を含む通信制御方法。
  7. コンピュータを、
    外部端末との間で無線通信によってデータを送受信する無線部、
    前記無線部によって受信されたデータから前記外部端末の絶対位置を取得する取得部、
    前記取得部によって取得された前記外部端末の絶対位置が、あらかじめ設定された自機の無線通信が可能な領域に含まれるか否かを判定する判定部、
    前記判定部によって前記外部端末の絶対位置が前記領域に含まれないと判定された場合、前記無線部によるデータの送受信を停止させる制御部、
    として機能させるプログラム。
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