JP2013135418A - テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 - Google Patents
テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013135418A JP2013135418A JP2011286169A JP2011286169A JP2013135418A JP 2013135418 A JP2013135418 A JP 2013135418A JP 2011286169 A JP2011286169 A JP 2011286169A JP 2011286169 A JP2011286169 A JP 2011286169A JP 2013135418 A JP2013135418 A JP 2013135418A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- reference signal
- unit
- common mode
- mode voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
Abstract
【課題】カメラの接続によりEMIの悪化を防止するテレビジョン装置を提供する。
【解決手段】映像信号を送信するカメラ20を、接続ケーブル15で接続したテレビジョン装置10である。データ入出力部180は、差動信号を用いてデータを送受信する。カメラ20の基準信号送信部270は、この差動信号を用いた基準信号を送信する。加算器120は、基準信号から得られた2つの信号の和からコモンモード電圧を求める。A/D変換部130は、このコモンモード電圧をA/D変換する。制御部100は、コモンモード電圧が所定の基準電圧V1〜V2の間にない場合に、カメラ20からの映像信号の受信を停止し、ユーザーへ接続ケーブル15又はカメラ20の移動を指示する。
【選択図】 図1
【解決手段】映像信号を送信するカメラ20を、接続ケーブル15で接続したテレビジョン装置10である。データ入出力部180は、差動信号を用いてデータを送受信する。カメラ20の基準信号送信部270は、この差動信号を用いた基準信号を送信する。加算器120は、基準信号から得られた2つの信号の和からコモンモード電圧を求める。A/D変換部130は、このコモンモード電圧をA/D変換する。制御部100は、コモンモード電圧が所定の基準電圧V1〜V2の間にない場合に、カメラ20からの映像信号の受信を停止し、ユーザーへ接続ケーブル15又はカメラ20の移動を指示する。
【選択図】 図1
Description
本発明はテレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法に係り、特にカメラを接続した際のEMIの悪化を防止するテレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法に関する。
近年、インターネット接続等を用いて遠隔地のユーザと映像/音声通話を行うことが可能となっている。この映像/音声通話は、従来は、PC(Personal Computer)や携帯電話等を用いて行われていた。しかしながら、近年、家庭用テレビジョン装置でも、映像/音声通話ができるようになってきた。
ここで図6と図7とを参照して、従来のテレビジョン装置11による映像/音声通話の例について説明する。
図6によると、従来のテレビジョン装置11は、大画面の液晶、プラズマ、有機EL等のディスプレイパネルによる表示部110を備えたテレビジョン受信装置であり、例えばSkype(登録商標)や各種メッセンジャー等による映像/音声通話に対応している。テレビジョン装置11は、例えば上部に、USBカメラ等であるカメラ21を設置することができる。
図6によると、従来のテレビジョン装置11は、大画面の液晶、プラズマ、有機EL等のディスプレイパネルによる表示部110を備えたテレビジョン受信装置であり、例えばSkype(登録商標)や各種メッセンジャー等による映像/音声通話に対応している。テレビジョン装置11は、例えば上部に、USBカメラ等であるカメラ21を設置することができる。
図7によると、通常、カメラ21は、テレビジョン装置11の背面や側面に備えられたUSBコネクタ150に、USB(Universal Serial Bus)2.0等の規格の接続ケーブル15で接続される。
ここで、カメラ21の設置状態によっては、接続ケーブル15がテレビジョン装置11の電源基板190のトランス等の特定位置195を通過する。これにより、接続ケーブル15に電磁誘導が起きることがある。
つまり、EMI(Electro Magnetic Interference、電磁妨害)の悪化が起こり、カメラ21及びテレビジョン装置11の誤動作を引き起すという課題があった。
ここで、カメラ21の設置状態によっては、接続ケーブル15がテレビジョン装置11の電源基板190のトランス等の特定位置195を通過する。これにより、接続ケーブル15に電磁誘導が起きることがある。
つまり、EMI(Electro Magnetic Interference、電磁妨害)の悪化が起こり、カメラ21及びテレビジョン装置11の誤動作を引き起すという課題があった。
ここで、特許文献1を参照すると、伝送線路から発生する不要電磁波輻射の原因となる、伝送線路接続点におけるコモンモード電圧発生を低減させるコモンモード電位調整回路が記載されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術はコモンモード電圧を低減させる回路技術であり、カメラのケーブルの電磁誘導によるEMIの悪化には対応できないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、上述の課題を解消することを課題とする。
本発明のテレビジョン装置は、映像信号を送信するカメラに接続ケーブルで接続可能に構成されたテレビジョン装置において、前記接続ケーブルにより前記カメラから送信される差動信号を用いた基準信号の2つの信号の和からコモンモード電圧を求める加算手段と、前記コモンモード電圧が所定のノイズレベルにない場合に、前記接続ケーブル又は前記カメラの移動をユーザーに指示する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明のテレビジョン装置は、前記カメラに前記基準信号の出力又は停止の制御信号を出力する基準信号出力/停止要求手段と、前記差動信号を用いてデータを送受信するデータ入出力手段と、前記データ入出力手段へのデータの入力と、前記加算手段への前記基準信号の入力とを切り換える切り換え手段とを備え、前記制御手段は、前記データ入出力手段で前記カメラの接続を検知した場合、前記基準信号出力/停止要求手段から前記基準信号の出力を前記カメラに要求し、前記切り換え手段を前記加算手段への前記基準信号の入力に切り換え、前記コモンモード電圧が所定の基準電圧V1〜V2の間になった場合、前記切り換え手段を前記データ入出力手段へのデータの入力に切り換えることを特徴とする。
本発明のテレビジョン装置の制御方法は、カメラからテレビジョン装置へ接続ケーブルを介して差動信号を用いた基準信号を送信し、該送信された基準信号から得られる2つの信号の和からコモンモード電圧を求め、前記コモンモード電圧が所定のノイズレベルにない場合に、カメラからの映像信号の受信を停止し、接続ケーブル又はカメラの移動を制御手段によりユーザーに指示することを特徴とする。
本発明のテレビジョン装置は、前記カメラに前記基準信号の出力又は停止の制御信号を出力する基準信号出力/停止要求手段と、前記差動信号を用いてデータを送受信するデータ入出力手段と、前記データ入出力手段へのデータの入力と、前記加算手段への前記基準信号の入力とを切り換える切り換え手段とを備え、前記制御手段は、前記データ入出力手段で前記カメラの接続を検知した場合、前記基準信号出力/停止要求手段から前記基準信号の出力を前記カメラに要求し、前記切り換え手段を前記加算手段への前記基準信号の入力に切り換え、前記コモンモード電圧が所定の基準電圧V1〜V2の間になった場合、前記切り換え手段を前記データ入出力手段へのデータの入力に切り換えることを特徴とする。
本発明のテレビジョン装置の制御方法は、カメラからテレビジョン装置へ接続ケーブルを介して差動信号を用いた基準信号を送信し、該送信された基準信号から得られる2つの信号の和からコモンモード電圧を求め、前記コモンモード電圧が所定のノイズレベルにない場合に、カメラからの映像信号の受信を停止し、接続ケーブル又はカメラの移動を制御手段によりユーザーに指示することを特徴とする。
本発明によれば、差動信号の基準信号から得られたコモンモード電圧によりユーザにカメラ又を用いることで、電磁誘導によるEMIの悪化を確実に防止できるテレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法を提供できる。
<第1の実施の形態>
〔テレビジョン装置10及びカメラ20の構成〕
図1を参照して説明すると、本発明の実施の形態に係るテレビジョン装置10は、コネクタ150を介して、接続ケーブル15でカメラ20に接続されている。
なお、図1において、図6、図7と同じ構成部位である接続ケーブル15は、図6及び図7に係る接続ケーブル15と同様のUSB2.0/3.0の電線を含む接続ケーブル等である。また、コネクタ150も、従来のテレビジョン装置11と同様のUSB2.0/3.0等に対応したA/Bタイプの雌形コネクタ等である。
〔テレビジョン装置10及びカメラ20の構成〕
図1を参照して説明すると、本発明の実施の形態に係るテレビジョン装置10は、コネクタ150を介して、接続ケーブル15でカメラ20に接続されている。
なお、図1において、図6、図7と同じ構成部位である接続ケーブル15は、図6及び図7に係る接続ケーブル15と同様のUSB2.0/3.0の電線を含む接続ケーブル等である。また、コネクタ150も、従来のテレビジョン装置11と同様のUSB2.0/3.0等に対応したA/Bタイプの雌形コネクタ等である。
ここで、テレビジョン装置10は、カメラ20の接続時にEMIの悪化を防ぐ部位として、制御部100(制御手段)、加算器120(加算手段)、A/D変換部130(A/D変換手段)、記憶部140(記憶手段)、スイッチ151、152(切り換え手段)、タイマ部160(タイマ手段)、基準信号出力/停止要求部170(基準信号出力/停止要求手段)、USB入出力部180(データ入出力手段)を備えている。
これに加えて、テレビジョン装置10は、従来のテレビジョン装置11と同様の表示部110、電源基板190、RF(Radio Frequency)部、音声出力用のスピーカ等も備えている。つまり、テレビジョン装置10は、地上/衛星テレビジョン放送やカメラ20以外からの画像信号も受信して表示部110に表示し、音声信号をスピーカ等から出力できる。
これに加えて、テレビジョン装置10は、従来のテレビジョン装置11と同様の表示部110、電源基板190、RF(Radio Frequency)部、音声出力用のスピーカ等も備えている。つまり、テレビジョン装置10は、地上/衛星テレビジョン放送やカメラ20以外からの画像信号も受信して表示部110に表示し、音声信号をスピーカ等から出力できる。
制御部100は、一般的なCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の回路である。制御部100は、記憶部140に記憶されたプログラムに従って、後述するEMI悪化回避処理をハードウェア資源を用いて実行する。制御部100は、後述するコモンモード電圧を判定し、映像/音声通話を行う「カメラモード」への移行を制御する。
加算器120は、後述する差動信号を用いた基準信号から得られた2つの信号(VD+とVD−)の和をコモンモード電圧として出力する比較(加算)回路である。
A/D変換部130は、加算器120から出力されたコモンモード電圧を量子化して、例えば8bit〜16bit等の数値に変換し、制御部100に出力する。
記憶部140は、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を含む記憶部位であり、制御部100がEMI悪化回避処理を実行するためのプログラムやデータ等を記憶している。このデータとしては、後述するカメラモードの移行に係る閾値となる基準電圧V1、V2や、コモンモード電圧を測定する時間の所定値等も記憶している。
スイッチ151は、上記基準信号から得られた2つの信号(VD+とVD−)を加算器120に入力する際に切り換えるための電子スイッチやリレー等である。
スイッチ152は、カメラ20からUSB規格等の映像信号や音声信号を受信するように切り換えるための電子スイッチやリレー等である。
タイマ部160は、上記基準信号を所定時間送信させる際の時間を計測するためのリアルタイム・クロック等のタイマ回路である。
基準信号出力/停止要求部170は、上記基準信号を出力するように、カメラ20へ基準信号出力要求コマンドを送信する回路である。また、基準信号出力/停止要求部170は、カメラ20へ上記基準信号の出力を停止するように、基準信号出力停止コマンドを送信する。
USB入出力部180は、USB等の規格により、コネクタ部150に接続されたカメラ20からの映像信号や音声信号を受信し、カメラ20へ制御信号を送信する送受信部位である。後述するカメラモードに移行後、このUSB入出力部180で入力した映像信号や音声信号は、更に別の制御部やLAN回線接続部等(図示せず)に送信される。これにより、インターネット等を介した映像/音声通話が可能となる。
加算器120は、後述する差動信号を用いた基準信号から得られた2つの信号(VD+とVD−)の和をコモンモード電圧として出力する比較(加算)回路である。
A/D変換部130は、加算器120から出力されたコモンモード電圧を量子化して、例えば8bit〜16bit等の数値に変換し、制御部100に出力する。
記憶部140は、RAM、ROM、フラッシュメモリ等を含む記憶部位であり、制御部100がEMI悪化回避処理を実行するためのプログラムやデータ等を記憶している。このデータとしては、後述するカメラモードの移行に係る閾値となる基準電圧V1、V2や、コモンモード電圧を測定する時間の所定値等も記憶している。
スイッチ151は、上記基準信号から得られた2つの信号(VD+とVD−)を加算器120に入力する際に切り換えるための電子スイッチやリレー等である。
スイッチ152は、カメラ20からUSB規格等の映像信号や音声信号を受信するように切り換えるための電子スイッチやリレー等である。
タイマ部160は、上記基準信号を所定時間送信させる際の時間を計測するためのリアルタイム・クロック等のタイマ回路である。
基準信号出力/停止要求部170は、上記基準信号を出力するように、カメラ20へ基準信号出力要求コマンドを送信する回路である。また、基準信号出力/停止要求部170は、カメラ20へ上記基準信号の出力を停止するように、基準信号出力停止コマンドを送信する。
USB入出力部180は、USB等の規格により、コネクタ部150に接続されたカメラ20からの映像信号や音声信号を受信し、カメラ20へ制御信号を送信する送受信部位である。後述するカメラモードに移行後、このUSB入出力部180で入力した映像信号や音声信号は、更に別の制御部やLAN回線接続部等(図示せず)に送信される。これにより、インターネット等を介した映像/音声通話が可能となる。
カメラ20は、映像/音声通話のためのCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサによる電子撮像機能を備えたUSBカメラ等である。カメラ20は、CCDやCMOSイメージセンサで入力した動画像や静止画像を、通常、所定のフォーマットでデジタル化して、USB2.0/3.0規格等を用いて映像信号として出力する。
これに加えて、カメラ20は、USB規格等のデータ送受信のための差動信号を用いた基準信号を出力するための回路である基準信号送信部270を備えている。
基準信号送信部270は、基準信号出力/停止要求部170から基準信号出力要求コマンドを受信する。すると、基準信号送信部270は、所定の周波数の差動信号である基準信号を例えばUSBのデータ線から出力する。また、基準信号送信部270は、基準信号出力停止コマンドを受信すると、基準信号の送信を停止する。なお、基準信号の詳細については後述する。
なお、カメラ20は、音声入力手段であるマイクロフォン等の音声入力部を備えていてもよい。カメラ20は、音声入力部から入力した音声信号を、音声信号として出力する。さらに、カメラ20は、接続状態等を報知するLED等の報知部も備えていてもよい。
また、基準信号送信部270は、一般的なUSBインターフェイスにおいて、所定の差動信号を出力するコマンドを用いることで、同様の機能を実現することもできる。このような構成では、カメラ20として、従来のカメラ21を用いることもできる。
これに加えて、カメラ20は、USB規格等のデータ送受信のための差動信号を用いた基準信号を出力するための回路である基準信号送信部270を備えている。
基準信号送信部270は、基準信号出力/停止要求部170から基準信号出力要求コマンドを受信する。すると、基準信号送信部270は、所定の周波数の差動信号である基準信号を例えばUSBのデータ線から出力する。また、基準信号送信部270は、基準信号出力停止コマンドを受信すると、基準信号の送信を停止する。なお、基準信号の詳細については後述する。
なお、カメラ20は、音声入力手段であるマイクロフォン等の音声入力部を備えていてもよい。カメラ20は、音声入力部から入力した音声信号を、音声信号として出力する。さらに、カメラ20は、接続状態等を報知するLED等の報知部も備えていてもよい。
また、基準信号送信部270は、一般的なUSBインターフェイスにおいて、所定の差動信号を出力するコマンドを用いることで、同様の機能を実現することもできる。このような構成では、カメラ20として、従来のカメラ21を用いることもできる。
〔EMI悪化回避処理〕
次に、図2〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理について説明する。
本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理は、カメラ20と接続ケーブル15の固定位置誘導に係る処理である。
具体的に、EMI悪化回避処理では、制御部100が、例えば、初期接続時にカメラ20との通信に使用するUSB差動信号ラインを使用して、カメラ20から所定の周波数の差動信号である基準信号を出力させる。
その後、制御部100は、コモンモード電圧の検出結果と、予め定めたノイズレベルの閾値である基準電圧V1、V2との比較結果により、OSD(On Screen Display)表示を行う。これにより、制御部100は、ユーザーへカメラ20の固定位置又は接続ケーブル15の移動を誘導する。
制御部100は、カメラ20の固定位置又は接続ケーブル15を電源基板190からのノイズの影響を受けない状態になったことを確認し、インターネット等を介した映像/音声通話である「カメラモード」へ移行する。
このように構成することで、EMIの悪化を防ぐことができる。
以下で、図2のフローチャートを参照して、ステップ毎に本実施形態のEMI悪化回避処理の詳細について説明する。
次に、図2〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理について説明する。
本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理は、カメラ20と接続ケーブル15の固定位置誘導に係る処理である。
具体的に、EMI悪化回避処理では、制御部100が、例えば、初期接続時にカメラ20との通信に使用するUSB差動信号ラインを使用して、カメラ20から所定の周波数の差動信号である基準信号を出力させる。
その後、制御部100は、コモンモード電圧の検出結果と、予め定めたノイズレベルの閾値である基準電圧V1、V2との比較結果により、OSD(On Screen Display)表示を行う。これにより、制御部100は、ユーザーへカメラ20の固定位置又は接続ケーブル15の移動を誘導する。
制御部100は、カメラ20の固定位置又は接続ケーブル15を電源基板190からのノイズの影響を受けない状態になったことを確認し、インターネット等を介した映像/音声通話である「カメラモード」へ移行する。
このように構成することで、EMIの悪化を防ぐことができる。
以下で、図2のフローチャートを参照して、ステップ毎に本実施形態のEMI悪化回避処理の詳細について説明する。
(ステップS101)
まず、制御部100は、カメラモードへの移行のため、カメラ20が接続されているか否か判定する。
具体的に、制御部100は、コネクタ150からの信号をUSB入出力部180に接続するようにスイッチ152を切り換える。この上で、カメラ20がコネクタ150に接続されているか否かについて、USB入出力部180によりカメラ20が認識できる場合、接続されている、すなわちYesと判定する。それ以外の場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は処理をステップS102に進める。
Noの場合、制御部100は処理をステップS107に進める。
まず、制御部100は、カメラモードへの移行のため、カメラ20が接続されているか否か判定する。
具体的に、制御部100は、コネクタ150からの信号をUSB入出力部180に接続するようにスイッチ152を切り換える。この上で、カメラ20がコネクタ150に接続されているか否かについて、USB入出力部180によりカメラ20が認識できる場合、接続されている、すなわちYesと判定する。それ以外の場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は処理をステップS102に進める。
Noの場合、制御部100は処理をステップS107に進める。
(ステップS102)
カメラ20が接続されている場合、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170を用いて、基準信号出力開始処理を行う。
具体的には、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170へ、基準信号を出力するように制御信号を送信する。
すると、基準信号出力/停止要求部170は、コネクタ150から、カメラ20の基準信号送信部270へ、基準信号を送信するよう要求する基準信号出力要求コマンド(制御信号)を送信する。
カメラ20が接続されている場合、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170を用いて、基準信号出力開始処理を行う。
具体的には、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170へ、基準信号を出力するように制御信号を送信する。
すると、基準信号出力/停止要求部170は、コネクタ150から、カメラ20の基準信号送信部270へ、基準信号を送信するよう要求する基準信号出力要求コマンド(制御信号)を送信する。
ここで、図3を参照して説明すると、基準信号は、カメラ20とテレビジョン装置10との通信に使用する差動信号を用いる。
たとえばUSB規格でカメラ20とテレビジョン装置10とを接続する場合、接続ケーブル15のデータ線である「D+」と「D−」は、対をなす2本の信号線となる。通常、「D+」と「D−」には、それぞれ逆位相の信号である差動信号(VD+とVD−)で、映像信号や音声信号や制御信号が伝送される。この基準信号に用いるための差動信号の所定周波数としては、通常のUSB2.0/3.0等でデータを転送する際に用いる周波数を用いることが好適である。なお、所定周波数として、テレビジョン装置10の電源基板190によるEMIを検出しやすい周波数を用いることもできる。
本発明の実施の形態に係るカメラ20の基準信号送信部270は、これと同様の所定周波数の差動信号そのものを基準信号として出力する。これにより、コモンモード電圧の判定が容易となる。
なお、接続ケーブル15のコモンモード電圧の検出に用いられる信号線は、USB等の「D+」と「D−」に限られず、オーディオラインや映像信号等の他の信号線を用いてもよい。
たとえばUSB規格でカメラ20とテレビジョン装置10とを接続する場合、接続ケーブル15のデータ線である「D+」と「D−」は、対をなす2本の信号線となる。通常、「D+」と「D−」には、それぞれ逆位相の信号である差動信号(VD+とVD−)で、映像信号や音声信号や制御信号が伝送される。この基準信号に用いるための差動信号の所定周波数としては、通常のUSB2.0/3.0等でデータを転送する際に用いる周波数を用いることが好適である。なお、所定周波数として、テレビジョン装置10の電源基板190によるEMIを検出しやすい周波数を用いることもできる。
本発明の実施の形態に係るカメラ20の基準信号送信部270は、これと同様の所定周波数の差動信号そのものを基準信号として出力する。これにより、コモンモード電圧の判定が容易となる。
なお、接続ケーブル15のコモンモード電圧の検出に用いられる信号線は、USB等の「D+」と「D−」に限られず、オーディオラインや映像信号等の他の信号線を用いてもよい。
(ステップS103)
次に、制御部100は、コモンモード電圧検出処理を行う。
具体的には、制御部100は、コネクタ150からの信号(VD+とVD−)が加算器120に入力されるよう、スイッチ151、152を切り換える。つまり、制御部100は、スイッチ151を導通し、スイッチ152を切断する。
その後、加算器120は、基準信号から得られた2つの信号「VD+」と「VD−」を取得し、加算する。すなわち、2つの信号の和で表されるコモンモード電圧(「VD+」+「VD−」)が得られる。この上で、A/D変換部130は、加算器120で得られたコモンモード電圧をA/D変換して出力する。
これにより、コモンモード電圧の監視及びノイズの大きさ(レベル)の判定が可能となる。
次に、制御部100は、コモンモード電圧検出処理を行う。
具体的には、制御部100は、コネクタ150からの信号(VD+とVD−)が加算器120に入力されるよう、スイッチ151、152を切り換える。つまり、制御部100は、スイッチ151を導通し、スイッチ152を切断する。
その後、加算器120は、基準信号から得られた2つの信号「VD+」と「VD−」を取得し、加算する。すなわち、2つの信号の和で表されるコモンモード電圧(「VD+」+「VD−」)が得られる。この上で、A/D変換部130は、加算器120で得られたコモンモード電圧をA/D変換して出力する。
これにより、コモンモード電圧の監視及びノイズの大きさ(レベル)の判定が可能となる。
(ステップS104)
次に、制御部100は、コモンモード電圧の値が基準電圧V1より小さいか否かについて判定する。
この処理では、制御部100は、まず、A/D変換されたコモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)を入力する。
この上で、制御部100は、記憶部140からノイズの上限の閾値となる基準電圧V1の値を読み出し、コモンモード電圧の値と比較する。つまり、あらかじめ設定されている基準電圧V1との比較によって基準電圧より大きな電圧が所定量以上検出された場合は電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定する。
図4(a)の例を参照すると、通常、差動信号の和を求めると、同じ信号線上に加えられたノイズは減少する。これに対して、基準電圧V1は、この和を取った後のノイズ成分が、USB等のデータ伝送におけるデータ化け等の誤動作を引き起こす可能性があるレベルである値を求めて設定する。
制御部100は、タイマ部160で設定した所定時間、例えば20ms程度の時間において、コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)<基準電圧V1であった場合、Yesと判定する。逆に、制御部100は、所定時間以内に、所定回、例えば1回以上コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)≧基準電圧V1の値となった場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、制御部100は、処理をステップS106に進める。
次に、制御部100は、コモンモード電圧の値が基準電圧V1より小さいか否かについて判定する。
この処理では、制御部100は、まず、A/D変換されたコモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)を入力する。
この上で、制御部100は、記憶部140からノイズの上限の閾値となる基準電圧V1の値を読み出し、コモンモード電圧の値と比較する。つまり、あらかじめ設定されている基準電圧V1との比較によって基準電圧より大きな電圧が所定量以上検出された場合は電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定する。
図4(a)の例を参照すると、通常、差動信号の和を求めると、同じ信号線上に加えられたノイズは減少する。これに対して、基準電圧V1は、この和を取った後のノイズ成分が、USB等のデータ伝送におけるデータ化け等の誤動作を引き起こす可能性があるレベルである値を求めて設定する。
制御部100は、タイマ部160で設定した所定時間、例えば20ms程度の時間において、コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)<基準電圧V1であった場合、Yesと判定する。逆に、制御部100は、所定時間以内に、所定回、例えば1回以上コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)≧基準電圧V1の値となった場合、Noと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、制御部100は、処理をステップS106に進める。
(ステップS105)
コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)が基準電圧V1より小さかった場合には、制御部100はコモンモード電圧が基準電圧V2より大きいか否かについて判定する。
この処理でも、制御部100は、記憶部140からノイズの下限の閾値となる基準電圧V2の値を読み出して、コモンモード電圧の値と比較する。基準電圧V2も、基準電圧V1と同様に設定することができる。
ここでは、基準電圧V2より小さな電圧が所定量以上検出された場合、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定する。
図4(b)の例を参照すると、制御部100は所定時間において、コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)>基準電圧V2であった場合Yesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS108に進める。
Noの場合、制御部100は、処理をステップS106に進める。
コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)が基準電圧V1より小さかった場合には、制御部100はコモンモード電圧が基準電圧V2より大きいか否かについて判定する。
この処理でも、制御部100は、記憶部140からノイズの下限の閾値となる基準電圧V2の値を読み出して、コモンモード電圧の値と比較する。基準電圧V2も、基準電圧V1と同様に設定することができる。
ここでは、基準電圧V2より小さな電圧が所定量以上検出された場合、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定する。
図4(b)の例を参照すると、制御部100は所定時間において、コモンモード電圧の値(「VD+」+「VD−」)>基準電圧V2であった場合Yesと判定する。それ以外の場合はNoと判定する。
Yesの場合、制御部100は、処理をステップS108に進める。
Noの場合、制御部100は、処理をステップS106に進める。
(ステップS106)
コモンモード電圧が基準電圧V1より大きい又は基準電圧V2より小さいため、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定された場合、制御部100は、エラーOSD表示処理を行う。
図5(a)を参照すると、制御部100は、表示部110にOSD表示を行い、ユーザーに対して、接続ケーブル15の位置の移動、又はカメラ20の固定位置の移動を促す。この際、制御部100は図示しない音声出力部から、警告音やブザー音等を出力してもよい。
なお、制御部100は、カメラ20のLED等を制御し、EMIによる「接続不良」を報知してもよい。
コモンモード電圧が基準電圧V1より大きい又は基準電圧V2より小さいため、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生していると判定された場合、制御部100は、エラーOSD表示処理を行う。
図5(a)を参照すると、制御部100は、表示部110にOSD表示を行い、ユーザーに対して、接続ケーブル15の位置の移動、又はカメラ20の固定位置の移動を促す。この際、制御部100は図示しない音声出力部から、警告音やブザー音等を出力してもよい。
なお、制御部100は、カメラ20のLED等を制御し、EMIによる「接続不良」を報知してもよい。
(ステップS107)
ここで、カメラ20が接続されていないか、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生している場合、制御部100は、カメラモード移行禁止処理を行う。
具体的には、制御部100は、カメラ20がカメラとしての動作を行うカメラモードへの移行を禁止する。この上で、制御部100は、処理をステップS101に戻す。
そして、制御部100は、コモンモード電圧の監視を継続し、コモンモード電圧と基準電圧V1、V2との比較判定を続ける。
制御部100は、ユーザが接続ケーブル15又はカメラ20を移動する等により、基準電圧V1〜基準電圧V2内にならない限り、カメラモードへの移行の禁止を継続する。
これにより、EMI悪化を回避することができる。
ここで、カメラ20が接続されていないか、電磁誘導を受けて、誘導ノイズが発生している場合、制御部100は、カメラモード移行禁止処理を行う。
具体的には、制御部100は、カメラ20がカメラとしての動作を行うカメラモードへの移行を禁止する。この上で、制御部100は、処理をステップS101に戻す。
そして、制御部100は、コモンモード電圧の監視を継続し、コモンモード電圧と基準電圧V1、V2との比較判定を続ける。
制御部100は、ユーザが接続ケーブル15又はカメラ20を移動する等により、基準電圧V1〜基準電圧V2内にならない限り、カメラモードへの移行の禁止を継続する。
これにより、EMI悪化を回避することができる。
(ステップS108)
コモンモード電圧が基準電圧V1以下で且つ基準電圧V2以内、すなわち所定のノイズレベル以下になった場合、制御部100は成功OSD表示処理を行う。
図5(b)を参照して説明すると、ユーザーが接続ケーブル15又はカメラ20設置状態を変更した場合、コモンモード電圧が基準電圧V1〜V2以内になる。つまり、テレビジョン装置10は、誘導ノイズを受けていない状態になる。
この場合、制御部100は、カメラ機能を実行するカメラモードへ移行すると、表示部110にOSD表示する。この際も、音楽やブザー音等を出力して報知してもよい。
コモンモード電圧が基準電圧V1以下で且つ基準電圧V2以内、すなわち所定のノイズレベル以下になった場合、制御部100は成功OSD表示処理を行う。
図5(b)を参照して説明すると、ユーザーが接続ケーブル15又はカメラ20設置状態を変更した場合、コモンモード電圧が基準電圧V1〜V2以内になる。つまり、テレビジョン装置10は、誘導ノイズを受けていない状態になる。
この場合、制御部100は、カメラ機能を実行するカメラモードへ移行すると、表示部110にOSD表示する。この際も、音楽やブザー音等を出力して報知してもよい。
(ステップS109)
次に、制御部100は、基準信号出力停止処理を行う。
具体的には、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170から、カメラ20の基準信号送信部270へ、基準信号を停止する基準信号出力停止コマンドを送信する。これを受信したカメラ20の基準信号送信部270は、基準信号の送信を停止する。
この上で、制御部100は、コネクタ150からの信号がUSB入出力部180に入力されるよう切り換える。つまり、制御部100は、スイッチ151を切断し、スイッチ152を導通状態とする。
次に、制御部100は、基準信号出力停止処理を行う。
具体的には、制御部100は、基準信号出力/停止要求部170から、カメラ20の基準信号送信部270へ、基準信号を停止する基準信号出力停止コマンドを送信する。これを受信したカメラ20の基準信号送信部270は、基準信号の送信を停止する。
この上で、制御部100は、コネクタ150からの信号がUSB入出力部180に入力されるよう切り換える。つまり、制御部100は、スイッチ151を切断し、スイッチ152を導通状態とする。
(ステップS110)
次に、制御部100は、カメラモード移行許可処理を行う。
具体的に、制御部100は、カメラモードの移行(動作)を可能にするように、USB入出力部180からカメラ20へ映像音声を入力するよう、コマンドを送信する。このコマンドを受信したカメラ20は、映像信号や音声信号を出力開始する。これにより、制御部100は、カメラモードへの移行を行うことができる。
以上により、本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理を終了する。
次に、制御部100は、カメラモード移行許可処理を行う。
具体的に、制御部100は、カメラモードの移行(動作)を可能にするように、USB入出力部180からカメラ20へ映像音声を入力するよう、コマンドを送信する。このコマンドを受信したカメラ20は、映像信号や音声信号を出力開始する。これにより、制御部100は、カメラモードへの移行を行うことができる。
以上により、本発明の実施の形態に係るEMI悪化回避処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
まず、本発明の実施の形態に係るテレビジョン装置10は、差動信号を用いた基準信号から得られた2つの信号の和であるコモンモード電圧(「VD+」+「VD−」)が、所定の基準電圧V1〜V2の間にない場合に、カメラモードへの移行の禁止とOSDによるユーザーへの移動を促す。
これにより、カメラ20の設置位置によって接続ケーブル15が電磁誘導を受ける特定の位置を通過し、EMIが悪化するのを確実に回避することができる。すなわち、テレビジョン装置10は、外的要因により受ける電磁誘導により、誘導ノイズが発生することを回避するため、接続ケーブル15又はカメラ20の固定位置を誘導し、EMIを悪化させる接続状態になることを確実に防止することができる。
このため、カメラ20及びテレビジョン装置10の誤動作を防ぎ、映像/音声の品質を良くすることができる。また、カメラ20を接続することで、テレビジョン装置10のグランドライン等にノイズが混入し、表示部110へ表示される映像の画質やスピーカから出力される音声の音質が劣化するのを防ぐことができる。また、EMIによるラジオ等への電波障害を抑えることができる。
まず、本発明の実施の形態に係るテレビジョン装置10は、差動信号を用いた基準信号から得られた2つの信号の和であるコモンモード電圧(「VD+」+「VD−」)が、所定の基準電圧V1〜V2の間にない場合に、カメラモードへの移行の禁止とOSDによるユーザーへの移動を促す。
これにより、カメラ20の設置位置によって接続ケーブル15が電磁誘導を受ける特定の位置を通過し、EMIが悪化するのを確実に回避することができる。すなわち、テレビジョン装置10は、外的要因により受ける電磁誘導により、誘導ノイズが発生することを回避するため、接続ケーブル15又はカメラ20の固定位置を誘導し、EMIを悪化させる接続状態になることを確実に防止することができる。
このため、カメラ20及びテレビジョン装置10の誤動作を防ぎ、映像/音声の品質を良くすることができる。また、カメラ20を接続することで、テレビジョン装置10のグランドライン等にノイズが混入し、表示部110へ表示される映像の画質やスピーカから出力される音声の音質が劣化するのを防ぐことができる。また、EMIによるラジオ等への電波障害を抑えることができる。
なお、上述の実施の形態においては、USB規格の場合の基準信号の伝達について説明したがこれに限られない。たとえば、USBの「D+」「D−」端子だけではなく、USBケーブルと一体となって/別途接続される、マイクの音声端子等に差動信号を基準信号として出力してもよい。
また、上述の実施の形態では、テレビジョン装置10によりコモンモード電圧の監視とレベル判定を行う例について説明したが、カメラ20にて行うこともできる。つまり、カメラ20に、制御部100、加算器120、A/D変換部130、記憶部140、タイマ部160、基準信号出力/停止要求部170等を備えた上で、テレビジョン装置10に基準信号送信部270を備えるような構成でもよい。
また、基準信号送信部270と、基準信号出力/停止要求部170とを兼用する構成も可能である。この場合、カメラ20とテレビジョン装置10とにUSBのAコネクタとBコネクタを両方接続し、ループバック等によりテレビジョン装置10から送信されたUSB接続をするように構成することもできる。
また、上述の実施の形態では、テレビジョン装置10によりコモンモード電圧の監視とレベル判定を行う例について説明したが、カメラ20にて行うこともできる。つまり、カメラ20に、制御部100、加算器120、A/D変換部130、記憶部140、タイマ部160、基準信号出力/停止要求部170等を備えた上で、テレビジョン装置10に基準信号送信部270を備えるような構成でもよい。
また、基準信号送信部270と、基準信号出力/停止要求部170とを兼用する構成も可能である。この場合、カメラ20とテレビジョン装置10とにUSBのAコネクタとBコネクタを両方接続し、ループバック等によりテレビジョン装置10から送信されたUSB接続をするように構成することもできる。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
10、11 テレビジョン装置
15 接続ケーブル
20、21 カメラ
100 制御部
110 表示部
120 加算器
130 A/D変換部
140 記憶部
150 コネクタ
160 タイマ部
170 基準信号出力/停止要求部
180 USB入出力部
190 電源基板
195 特定位置
270 基準信号送信部
V1、V2 基準電圧
15 接続ケーブル
20、21 カメラ
100 制御部
110 表示部
120 加算器
130 A/D変換部
140 記憶部
150 コネクタ
160 タイマ部
170 基準信号出力/停止要求部
180 USB入出力部
190 電源基板
195 特定位置
270 基準信号送信部
V1、V2 基準電圧
Claims (3)
- 映像信号を送信するカメラに接続ケーブルで接続可能に構成されたテレビジョン装置において、
前記接続ケーブルにより前記カメラから送信される差動信号を用いた基準信号の2つの信号の和からコモンモード電圧を求める加算手段と、
前記コモンモード電圧が所定のノイズレベルにない場合に、前記接続ケーブル又は前記カメラの移動をユーザーに指示する制御手段を備える
ことを特徴とするテレビジョン装置。 - 前記カメラに前記基準信号の出力又は停止の制御信号を出力する基準信号出力/停止要求手段と、
前記差動信号を用いてデータを送受信するデータ入出力手段と、
前記データ入出力手段へのデータの入力と、前記加算手段への前記基準信号の入力とを切り換える切り換え手段とを備え、
前記制御手段は、
前記データ入出力手段で前記カメラの接続を検知した場合、前記基準信号出力/停止要求手段から前記基準信号の出力を前記カメラに要求し、前記切り換え手段を前記加算手段への前記基準信号の入力に切り換え、
前記コモンモード電圧が所定の基準電圧V1〜V2の間になった場合、前記切り換え手段を前記データ入出力手段へのデータの入力に切り換える
ことを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン装置。 - カメラからテレビジョン装置へ接続ケーブルを介して差動信号を用いた基準信号を送信し、該送信された基準信号から得られる2つの信号の和からコモンモード電圧を求め、
前記コモンモード電圧が所定のノイズレベルにない場合に、カメラからの映像信号の受信を停止し、接続ケーブル又はカメラの移動を制御手段によりユーザーに指示する
ことを特徴とするテレビジョン装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011286169A JP2013135418A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011286169A JP2013135418A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013135418A true JP2013135418A (ja) | 2013-07-08 |
Family
ID=48911811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011286169A Pending JP2013135418A (ja) | 2011-12-27 | 2011-12-27 | テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013135418A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016163247A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | ザインエレクトロニクス株式会社 | 受信装置および送受信システム |
-
2011
- 2011-12-27 JP JP2011286169A patent/JP2013135418A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016163247A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | ザインエレクトロニクス株式会社 | 受信装置および送受信システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3043618B1 (en) | Electronic device and communication connecting method thereof | |
KR101658908B1 (ko) | 휴대용 단말기에서 통화 음질을 개선하기 위한 장치 및 방법 | |
EP1940156A2 (en) | Television system with installed telephone function, and remote controller device directed thereto | |
US20130188098A1 (en) | Remote control system and control terminal | |
JP2011078191A (ja) | 充電装置及び電子機器並びにプログラム | |
US20130015721A1 (en) | Energy saving switch device, and method thereof | |
US20120133678A1 (en) | Apparatus and method for controlling screen conversion in portable terminal | |
EP2549756A1 (en) | Mobile telephone set generating small amount of heat and having video-phone function | |
JP2012147425A (ja) | 電子機器及びプログラム | |
US8970792B2 (en) | Remote controller and remote controller set applied to display device | |
JP2013135418A (ja) | テレビジョン装置及びテレビジョン装置の制御方法 | |
US8861376B2 (en) | Broadcast receiving apparatus and method of determining broadcast reception state thereof | |
KR20180063057A (ko) | 통신 장치, 정보 처리 장치 및 통신 방법 | |
CN104469463A (zh) | 一种机顶盒与电视机自动待机的方法 | |
CN113329297B (zh) | 控制方法、控制装置以及电子设备 | |
CN113490189B (zh) | 通信控制方法、装置、电子设备及存储介质 | |
JP5610078B2 (ja) | 無線装置 | |
JP2007189576A (ja) | テレビジョン受像機及び動作方法 | |
JP5996929B2 (ja) | 映像無線伝送装置 | |
JP2006352396A (ja) | 通信システムおよび電気機器 | |
JP2016100841A (ja) | 通信装置、撮像装置、通信装置の制御方法、及びプログラム | |
CN103780743A (zh) | 一种手机接听电话的方法 | |
TWI527422B (zh) | 應用於顯示裝置的遙控器與遙控器組 | |
JP2011028528A (ja) | 通信端末装置、および通電制御方法 | |
WO2014209037A1 (en) | Host apparatus, display apparatus, method of controlling host apparatus, and method of controlling display apparatus |