JP2013125741A - Connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタに関するものである。 The present invention relates to a connector.
特許文献1には、2つのハウジングが正規嵌合したときに打撃音を生じさせるコネクタが開示されている。このコネクタは、雌側ハウジングにロックアームを設け、雄側ハウジングのフード部に発振部を設けている。発振部は、壁部で囲まれた共鳴空間を有する。両ハウジングの嵌合過程では、弾性変位したロックアームに弾性エネルギーが蓄えられ、両ハウジングが正規嵌合すると、ロックアームが弾性復帰して発振部に衝突し、発振部を構成する壁部が振動することによって生じた打撃音が、共鳴空間で増幅されるようになっている。
上記のコネクタでは、共鳴空間を構成する壁部が、その全領域に亘ってほぼ同じ厚さであり、全領域に亘ってほぼ同じ剛性を有する。そのため、打撃音が発生するときには、ロックアームの弾性エネルギーが壁部の全体に分散されて、壁部の振幅が小さくなり、衝撃音が小さくなる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、大きな衝撃音を発生させることを目的とする。
In the above connector, the wall portion constituting the resonance space has substantially the same thickness over the entire region, and has substantially the same rigidity over the entire region. Therefore, when a striking sound is generated, the elastic energy of the lock arm is dispersed throughout the wall portion, the amplitude of the wall portion is reduced, and the impact sound is reduced.
The present invention has been completed based on the above situation, and an object thereof is to generate a large impact sound.
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、前記第1ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合過程では弾性変位し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規嵌合するのに伴って弾性復帰するロックアームと、壁部で囲まれた共鳴空間を有し、弾性復帰する前記ロックアームを衝突させることにより前記壁部を振動させて衝撃音を生じさせる発振部と、前記壁部の一部を構成する高剛性部と、前記壁部の一部を構成し、前記高剛性部よりも剛性の低い低剛性部とを備えているところに特徴を有する。
As means for achieving the above object, the invention of
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記低剛性部は、前記発振部のうち前記ロックアームが衝突する領域に配されているところに特徴を有する。
The invention of
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記発振部は、両端部が前記第1ハウジングに繋がっていて前記ロックアームをブリッジ状に跨ぐ形態であり、前記高剛性部は、前記発振部の一方の前記端部から他方の前記端部に亘って連続しているところに特徴を有する。 According to a third aspect of the present invention, in the one according to the first or second aspect, the oscillating portion has a shape in which both end portions are connected to the first housing and bridge the lock arm in a bridge shape. The rigid portion is characterized in that it is continuous from one end of the oscillating portion to the other end.
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記発振部には、前記高剛性部と前記低剛性部との境界に沿ったスリットが形成されているところに特徴を有する。 According to a fourth aspect of the present invention, in the device according to any one of the first to third aspects, the oscillating portion is formed with a slit along a boundary between the high-rigidity portion and the low-rigidity portion. However, it has characteristics.
<請求項1の発明>
ロックアームが発振部に衝突すると、ロックアームに蓄えられていた弾性エネルギーは、壁部の一部である低剛性部に集中し、低剛性部は大きな振幅で振動する。したがって、ロックアームに蓄えられていた弾性エネルギーが壁部の全体に分散する場合に比べると、大きな衝撃音が発生する。
<Invention of
When the lock arm collides with the oscillating portion, the elastic energy stored in the lock arm concentrates on the low-rigidity portion that is a part of the wall portion, and the low-rigidity portion vibrates with a large amplitude. Therefore, a larger impact sound is generated as compared with the case where the elastic energy stored in the lock arm is dispersed throughout the wall portion.
<請求項2の発明>
ロックアームは、低剛性部に直接、衝突するので、ロックアームから低剛性部に伝わるエネルギーのロスが低減される。
<Invention of
Since the lock arm directly collides with the low rigidity portion, the loss of energy transmitted from the lock arm to the low rigidity portion is reduced.
<請求項3の発明>
発振部を構成する高剛性部は、両端部が第1ハウジングに繋がっているので、発振部は不正な変形を生じ難く、ロックアームを異物干渉等から確実に保護することができる。
<Invention of Claim 3>
Since both ends of the high-rigidity portion constituting the oscillating portion are connected to the first housing, the oscillating portion is unlikely to be illegally deformed, and the lock arm can be reliably protected from foreign matter interference and the like.
<請求項4の発明>
高剛性部と低剛性部との境界に沿ったスリットを設けたことにより、低剛性部が振動し易くなる。
<Invention of Claim 4>
By providing the slit along the boundary between the high-rigidity part and the low-rigidity part, the low-rigidity part easily vibrates.
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1〜図6を参照して説明する。図1,2に示すように、本実施形態のコネクタ1は、第1ハウジング10と、第2ハウジング30とを備えて構成されている。第1ハウジング10と第2ハウジング30は、夫々の前端同士を対向させた状態で接近させることで、嵌合されるようになっている。
<
A first embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS. As shown in FIGS. 1 and 2, the
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、内部には周知の形態の雌形をなす第1端子金具(図示省略)が挿入されている。したがって、第1ハウジング10は雌側ハウジングと称される。図4,5に示すように、第1ハウジング10の上面(外面)には、幅方向における略中央部を凹ませた形態であって、第1ハウジング10の前後両端面に開放された収容凹部11が形成されている。収容凹部11内には、ロックアーム12が、第1ハウジング10の上面(収容凹部11の底面)に沿うように収容されている。
The
図4に示すように、ロックアーム12は、全体として前後方向(第1ハウジング10と第2ハウジング30の嵌合方向と平行な方向)に延びる本体部13と、本体部13の前端部に形成された揺動支点部14と、本体部13の後端部に形成された操作部15とを備えて構成されている。揺動支点部14は第1ハウジング10の外面に連なっている。したがって、ロックアーム12は第1ハウジング10に一体に形成され、揺動支点部14から後方へ片持ち状に延出した形態である。また、操作部15はロックアーム12の延出端部に配置されていることになる。本体部13の上面には、ロック突起16が形成されている。
As shown in FIG. 4, the
ロックアーム12は、常には(両ハウジング10,30が未嵌合の状態では)、揺動支点部14の剛性によりロック位置(図2を参照)に保持される。また、ロックアーム12は、揺動支点部14を支点として姿勢を傾けながら下方(両ハウジング10,30の嵌合方向と交差する方向であって、第1ハウジング10の外面に本体部13と操作部15を接近させる方向)のロック解除位置へ弾性撓みし得るようになっている。
The
図4に示すように、操作部15の上面は、作業者がロックアーム12をロック位置からロック解除位置へ弾性変位させるための押し操作を行うための押し操作面17となっている。押し操作面17のうち前端側領域は、打撃面18となっている。ロックアーム12がロック位置にある状態では、打撃面18は、両ハウジング10,30の嵌合方向と平行であり、且つロックアーム12がロック解除位置からロック位置へ弾性復帰するときのロック位置に到達する直前の変位方向(上向き)と略直角をなす。打撃面18は、両ハウジング10,30が正規嵌合したことを作業者に知らせる嵌合検知手段として機能する。
As shown in FIG. 4, the upper surface of the
図4,5に示すように、第1ハウジング10には、発振部20が一体に形成されている。発振部20は、共鳴空間21を有し、両ハウジング10,30の正規嵌合に伴ってロックアーム12が弾性復帰したときに、打撃面18を衝突させることにより衝撃音を生じさせるとともに、その衝撃音を共鳴空間21で増幅させるようになっている。この衝撃音の発生により、作業者は、両ハウジング10,30が正規嵌合されたことを検知することができる。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
図4,5に示すように、発振部20は、左右両端部が収容空間の内側面における上端部に繋がる左右一対の側面壁22(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁22の上端縁に略直角に繋がる上面壁23(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁22の前端縁と上面壁23の前端縁とに略直角に繋がる前面壁24(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁22の下端縁と前面壁24の下端縁とに略直角に繋がる下面壁25(本発明の構成要件である壁部)とから構成されている。そして、この左右両側面壁22と上面壁23と前面壁24と下面壁25とによって囲まれた空間が、共鳴空間21となっている。共鳴空間21は、発振部20の後面側のみに開放されている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the oscillating
図4,5に示すように、発振部20(共鳴空間21)を構成する複数の壁部のうち、側面壁22と上面壁23と前面壁24は、比較的壁厚寸法の大きい高剛性部26となっている。また、残りの壁部である下面壁25は、高剛性部26よりも壁厚寸法が小さくて剛性の低い低剛性部27となっている。低剛性部27は高剛性部26に比べて振動(弾性変形)し易くなっている。また、低剛性部27は、発振部20のうち打撃面18が衝突する領域に配置されている。換言すると、発振部20のうちを打撃面18が衝突する領域のほぼ全体が、低剛性部27(下面壁25)となっている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
上記のように、発振部20は、その幅方向における両端部(左右両端部)が収容空間の左右両内側面の上端部に繋がっており、ロックアーム12をブリッジ状に跨いだ形態である。前後方向における発振部20の形成領域は、ロックアーム12のうち操作部15の前端側領域と対応する領域、即ち打撃面18と対応する領域となっている。したがって、押し操作面17における後端側領域(打撃面18よりも後方の領域)は、発振部20よりも後方へ露出しているので、ロック解除操作が可能である。
As described above, the oscillating
上記形態の発振部20は、他部材が操作部15と不用意に干渉してロックアーム12がロック解除方向へ弾性変位させられるのを規制するための保護部としての機能を兼ね備える。収容凹部11の内側面とロックアーム12の外側面との間に電線(図示省略)等の異物が噛み込むの規制する機能や、ロックアーム12の下面と第1ハウジング10の上面との間に入り込んだ電線等の異物によってロックアーム12がロック解除方向とは反対方向へ不正に変位させられるのを規制する機能も兼ね備える。
The oscillating
そして、高剛性部26は、発振部20のうち収容凹部11の左側の内壁面に繋がる左側の端部から、収容凹部11の右側の内壁面に繋がる右側の端部に亘って連続している。このように、発振部20を構成する高剛性部26は、その両端部において第1ハウジング10に繋がっているので、発振部20が不正な変形を生じ難い。したがって、ロックアーム12を異物干渉等から確実に保護することができる。
The high-
第2ハウジング30は、合成樹脂製であり、図6に示すように、端子保持部31と、端子保持部31から前方(両ハウジング10,30の嵌合時に第1ハウジング10に接近する方向)へ角筒状に突出するフード部32とを有する。端子保持部31には、周知の形態の雄形をなす複数の第2端子金具(図示省略)が保持され、第2端子金具の先端のタブがフード部32によって包囲されている。フード部32を構成する上壁部には、下方(フード部32の内側)へ突出する係止突起33が形成されている。
The
次に、本実施形態1の作用を説明する。両ハウジング10,30の嵌合を開始して第1ハウジング10をフード部32内に進入させると、ロック突起16が係止突起33と干渉するので、ロックアーム12がロック位置からロック解除位置へ弾性変位する。このとき、ロックアーム12には、弾性復元力(弾性エネルギー)が蓄えられる。そして、両ハウジング10,30が正規の嵌合状態に到達すると、ロック突起16が係止突起33を通過するので、ロックアーム12が、蓄えられた弾性復元力によりロック解除位置からロック位置へ弾性復帰する。
Next, the operation of the first embodiment will be described. When the fitting of both
両ハウジング10,30が正規嵌合してロックアーム12が弾性復帰すると、操作部15の打撃面18が発振部20の低剛性部27(下面壁25)に、直接、衝突し、低剛性部27が振動して打撃音が発生する。発生した打撃音は、低剛性部27が直接臨む共鳴空間21において増幅される。また、ロックアーム12が弾性復帰すると、ロック突起16と係止突起33が係止し、この係止作用により、両ハウジング10,30が正規の嵌合状態にロックされる。
When both the
本実施形態のコネクタ1は、第1ハウジング10に設けられ、両ハウジング10,30の嵌合過程では弾性変位し、両ハウジング10,30が正規嵌合するのに伴って弾性復帰するロックアーム12と、壁部(側面壁22、上面壁23、前面壁24、下面壁25)で囲まれた形態の共鳴空間21を有し、弾性復帰するロックアーム12を衝突させることにより壁部を振動させて衝撃音を生じさせる発振部20と、壁部の一部を構成する高剛性部26と、壁部の一部を構成し、高剛性部26よりも剛性の低い低剛性部27とを備えている。
The
この構成によれば、ロックアーム12が発振部20に衝突すると、ロックアーム12に蓄えられていた弾性エネルギーは、壁部の一部である低剛性部27に集中し、低剛性部27は大きな振幅で振動する。したがって、ロックアーム12に蓄えられていた弾性エネルギーが壁部の全体に分散する場合に比べると、大きな衝撃音が発生する。しかも、低剛性部27は、発振部20のうちロックアーム12が、直接、衝突する領域に配されているので、ロックアーム12から低剛性部27に伝わるエネルギーのロスが低減されている。
According to this configuration, when the
<実施形態2>
次に、本発明を具体化した実施形態2を図7〜図10を参照して説明する。本実施形態2のコネクタ2は、発振部51を上記実施形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the
上記実施形態1のコネクタ1では、第1ハウジング10に発振部20が形成されていたのに対し、本実施形態2のコネクタ2では、発振部51が第2ハウジング50に形成されている。したがって、第1ハウジング40には発振部は設けられていない。図8,9に示すように、発振部51は、箱状をなし、フード部32の上壁部から前方へ片持ち状に延出した形態である。図7,8に示すように、発振部51とフード部32を繋ぐ部分は、幅方向に細長い肉薄のヒンジ状基端部52となっている。したがって、発振部51は、ヒンジ状基端部52を介して上壁部(フード部32)に連なっており、ヒンジ状基端部52から片持ち状に延出した形態である。発振部51は、ヒンジ状基端部52を支点として上下方向に振動(弾性撓み)し得るようになっている。
In the
図8,9に示すように、発振部51は、左右一対の側面壁53(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁53の上端縁に略直角に繋がる上面壁54(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁53の後端縁と上面壁54の後端縁とに略直角に繋がる後面壁55(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁53の下端縁と後面壁55の下端縁とに略直角に繋がる下面壁56(本発明の構成要件である壁部)とから構成されている。そして、この左右両側面壁53と上面壁54と後面壁55と下面壁56とによって囲まれた空間が、共鳴空間57となっている。共鳴空間57は、発振部51の前面側のみに開放されている。
As shown in FIGS. 8 and 9, the oscillating
図8に示すように、上記のヒンジ状基端部52は、後面壁55の下端縁部に繋がっている。前後方向における発振部51の形成領域は、両ハウジング40,50が正規嵌合した状態で、ロックアーム12のうち操作部15の前端側領域と対応する領域、即ち打撃面18と対応する領域である。したがって、第1ハウジング40を基準とする前後方向においては、押し操作面17における後端側領域(打撃面18よりも後方の領域)は、発振部51よりも後方へ露出するので、ロック解除操作が可能である。
As shown in FIG. 8, the hinge-like
図9に示すように、発振部51(共鳴空間57)を構成する複数の壁部(側面壁53、上面壁54、後面壁55、下面壁56)のうち、側面壁53と上面壁54と後面壁55は、比較的壁厚寸法の大きい高剛性部58となっている。また、残りの壁部である下面壁56は、高剛性部58よりも壁厚寸法が小さくて剛性の低い低剛性部59となっている。低剛性部59は高剛性部58に比べて振動(弾性変形)し易くなっている。また、低剛性部59は、発振部51のうち打撃面18が衝突する領域に配置されている。換言すると、発振部51のうち打撃面18が衝突する領域のほぼ全体が、低剛性部59(下面壁56)となっている。
As shown in FIG. 9, among the plurality of wall portions (
図7,8に示すように、ヒンジ状基端部52は、前後方向において、フード部32(上壁部)の最前端(開口端)よりも少し後方の位置において、係止突起33の前端に連なるように配置されている。発振部51の前端は、フード部32の最前端よりも、更に前方へ突出している。したがって、図7に示すように、フード部32の最前端からヒンジ状基端部52までの間の領域には、上壁部に対して発振部51が相対変位(振動)するのを許容するための左右一対のスリットが形成されている。
As shown in FIGS. 7 and 8, the hinge-like
両ハウジング40,52が正規嵌合した状態における、発振部51、ヒンジ状基端部52及び打撃面18の位置関係等を説明する。尚、前後の方向については、第1ハウジング40を基準とするので、発振部51とヒンジ状基端部52については、前後の向き(表記)が上記とは逆となる。図8に示すように、前後方向において、発振部51の長さ寸法は押し操作面17よりも短い。押し操作面17の前端は、ヒンジ状基端部52の近傍に位置し、押し操作面17の後端は、発振部51の突出端よりも後方に位置する。
The positional relationship and the like of the
両ハウジング40,50が正規嵌合し、ロックアーム12が、蓄えられた弾性復元力によりロック解除位置からロック位置へ弾性復帰すると、操作部15の打撃面18が発振部51の下面(低剛性部59)に、直接、衝突し、打撃音が発生する。発生した打撃音は、低剛性部59が直接臨む共鳴空間57において増幅される。また、打撃面18が低剛性部59に衝突すると、発振部51がヒンジ状基端部52を支点として上下方向に振動するので、この発振部51の振動によっても打撃音が発生する。
When both the
<実施形態3>
次に、本発明を具体化した実施形態3を図11,図12を参照して説明する。本実施形態3のコネクタ3は、第2ハウジング60に設けた発振部61を上記実施形態2の発振部51とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<Embodiment 3>
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the connector 3 of the third embodiment, the oscillating
上記実施形態2のコネクタ2では、下面壁56(低剛性部59)の左右両側縁が、左右両側面壁53(高剛性部58)の下端縁に繋がり、下面壁56(低剛性部59)の後端縁が、後面壁55(高剛性部58)の下端縁に繋がっていた。これに対し、本実施形態3のコネクタ3では、下面壁56(低剛性部59)の後端縁は後面壁55(高剛性部58)の下端縁に繋がっているが、下面壁56(低剛性部59)の左右両側縁は、左右両側面壁53(高剛性部58)の下端縁に繋がってはいない。
In the
つまり、発振部61には、高剛性部58と低剛性部59との境界に沿ったスリット62が形成されている。このようなスリット62を設けたことにより、低剛性部59が、その後端縁を支点として上下に振動し易くなっている。したがって、ロックアーム12の打撃面18が低剛性部59に衝突したときには、低剛性部59が大きな振幅で振動するので、大きな打撃音を発生させることができる。
That is, the oscillating
<実施形態4>
次に、本発明を具体化した実施形態4を図13を参照して説明する。本実施形態4のコネクタ4は、第2ハウジング70に設けた発振部71を上記実施形態2の発振部51とは異なる構成としたものである。その他の構成については上記実施形態2と同じであるため、同じ構成については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。
<Embodiment 4>
Next, a fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the connector 4 of the fourth embodiment, the oscillating
発振部71は、左右一対の側面壁72(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁72の前端縁に略直角に繋がる前面壁73(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁72の後端縁に略直角に繋がる後面壁74(本発明の構成要件である壁部)と、左右両側面壁72の下端縁と前面壁73の下端縁と後面壁74の下端縁とに略直角に繋がる下面壁75(本発明の構成要件である壁部)とから構成されている。そして、この左右両側面壁72と前面壁73と後面壁74と下面壁75とによって囲まれた空間が、共鳴空間76となっている。共鳴空間76は、発振部71の上面側のみに開放されている。
The
ヒンジ状基端部52は、後面壁74の下端縁部に繋がっている。前後方向における発振部71の形成領域は、両ハウジング40,70が正規嵌合した状態で、ロックアーム12のうち操作部15の前端側領域(打撃面18)と対応する領域である。したがって、第1ハウジング40を基準とする前後方向において、押し操作面17における後端側領域(打撃面18よりも後方の領域)は、発振部71よりも後方へ露出するので、ロック解除操作が可能である。
The hinge-like
発振部71(共鳴空間76)を構成する複数の壁部(側面壁72、前面壁73、後面壁74、下面壁75)のうち、左右両側面壁72と前面壁73と後面壁74は、比較的壁厚寸法の大きい高剛性部77となっている。また、残りの壁部である下面壁75は、高剛性部77よりも壁厚寸法が小さくて剛性の低い低剛性部78となっている。低剛性部78は高剛性部77に比べて振動(弾性変形)し易くなっている。また、低剛性部78は、発振部71のうち打撃面18が衝突する領域に配置されている。換言すると、発振部71のうちを打撃面18が衝突する領域のほぼ全体が、低剛性部78(下面壁75)となっている。
Of the plurality of wall portions (
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1〜4では、低剛性部を、発振部のうちロックアームが直接、衝突する領域に配したが、低剛性部は、発振部のうちロックアームが直接、衝突しない領域に配してもよい。
(2)上記実施形態1では、高剛性部が、発振部の一方の端部から他方の端部に亘って連続する形態であったが、高剛性部は、発振部の一方の端部から他方の端部に至る領域のうちの一部のみに配されていてもよい。
(3)上記実施形態1では、発振部の両端部が第1ハウジングに繋がっていてロックアームをブリッジ状に跨ぐ形態となっているが、発振部は、ブリッジ状にロックアームを跨がない形態(片持ち状に延出する形態)でもよい。
(4)上記実施形態1,4において、実施形態3に記載した高剛性部と低剛性部との境界にスリットを形成する構成を適用してもよい。
(5)上記実施形態2,3,4では、発振部とフード部との境界部分に肉薄のヒンジ状基端部を形成し、発振部の全体がフード部に対して振動し易い形態となっているが、ヒンジ状基端部を形成せず、発振部の高剛性部がフード部に対して相対変位し難い形態としてもよい。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) In the first to fourth embodiments, the low-rigidity portion is arranged in a region where the lock arm of the oscillating portion directly collides, but the low-rigidity portion is a region where the lock arm of the oscillating portion does not directly collide. May be arranged.
(2) In the first embodiment, the high-rigidity part is continuous from one end of the oscillation part to the other end. However, the high-rigidity part is from one end of the oscillation part. You may distribute | arrange only to a part of area | region which reaches the other edge part.
(3) In the first embodiment, both ends of the oscillating unit are connected to the first housing and the lock arm is bridged over the bridge. However, the oscillating unit is not bridged over the lock arm. (A form extending in a cantilever manner) may be used.
(4) In the said
(5) In the second, third, and fourth embodiments, a thin hinge-like base end is formed at the boundary between the oscillating portion and the hood portion, and the entire oscillating portion is likely to vibrate with respect to the hood portion. However, the hinge-like base end portion may not be formed, and the high-rigidity portion of the oscillating portion may not be relatively displaced with respect to the hood portion.
1…コネクタ
10…第1ハウジング
12…ロックアーム
20…発振部
21…共鳴空間
22…側面壁(壁部)
23…上面壁(壁部)
24…前面壁(壁部)
25…下面壁(壁部)
26…高剛性部
27…低剛性部
30…第2ハウジング
2,3,4…コネクタ
40…第1ハウジング
50,60,70…第2ハウジング
51,61,71…発振部
53,72…側面壁(壁部)
54…上面壁(壁部)
55,74…後面壁(壁部)
56,75…下面壁(壁部)
57,76…共鳴空間
58,77…高剛性部
59,78…低剛性部
62…スリット
73…前面壁(壁部)
DESCRIPTION OF
23 ... Upper surface wall (wall part)
24 ... Front wall (wall)
25 ... Bottom wall (wall)
26: High rigidity portion 27: Low rigidity portion 30:
54 ... Upper wall (wall)
55, 74 ... rear wall (wall)
56, 75 ... bottom wall (wall)
57,76 ...
Claims (4)
前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
前記第1ハウジングに設けられ、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合過程では弾性変位し、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規嵌合するのに伴って弾性復帰するロックアームと、
壁部で囲まれた共鳴空間を有し、弾性復帰する前記ロックアームを衝突させることにより前記壁部を振動させて衝撃音を生じさせる発振部と、
前記壁部の一部を構成する高剛性部と、
前記壁部の一部を構成し、前記高剛性部よりも剛性の低い低剛性部とを備えていることを特徴とするコネクタ。 A first housing;
A second housing engageable with the first housing;
A lock arm provided in the first housing, elastically displaced in a fitting process of the first housing and the second housing, and elastically restored when the first housing and the second housing are properly fitted; ,
An oscillating portion having a resonance space surrounded by a wall portion, causing the wall portion to vibrate by colliding with the lock arm that is elastically restored, and generating an impact sound;
A highly rigid portion constituting a part of the wall portion;
A connector comprising a part of the wall part and a low-rigidity part having a lower rigidity than the high-rigidity part.
前記高剛性部は、前記発振部の一方の前記端部から他方の前記端部に亘って連続していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。 The oscillating portion has a form in which both ends are connected to the first housing and bridge the lock arm in a bridge shape,
The connector according to claim 1, wherein the high-rigidity portion is continuous from one end portion of the oscillation portion to the other end portion.
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