JP2013117277A - ヒンジ装置及び携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒンジ装置に求められる開閉トルクに対し、小径化を実現しつつ高トルク化に貢献する。
【解決手段】ヒンジ装置15は、キャッチ19とディスク18との間に位置してシャフト17が貫通する中間ディスク21と、中間ディスク21のキャッチ19との対向面に保持されてシャフト17の回転に伴ってキャッチ19の中間ディスク21との対向面19cに形成された第一ガイド溝19d,19eに沿って移動する複数の第一ボール群23と、中間ディスク21のディスク18との対向面21bに保持されてシャフトの回転に伴ってディスク18の中間ディスク21の対向面に形成された第二ガイド溝に沿って移動する第一ボール群23よりも一つ以上多い数の第二ボール群25と、を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒンジ装置、特に、折り畳み式携帯端末装置に用いられるヒンジ装置及び携帯端末装置に関する。
近年の折り畳み式携帯端末装置(以下、単に「携帯端末」と称する。)にあっては、液晶表示画面の3D化や大画面化、あるいは加飾技術(例えば、装飾カバーやビーズ等のデコレーション等)の搭載需要が高まっており、多機能化に伴う電子回路部品の追加を含めて、携帯端末の重量もそれに伴って必要最低限の範囲で増える傾向にある。
一般に、折り畳み方式を採用した携帯端末は、主としてテンキー等の操作ボタンを配置した操作装置本体と、主として液晶表示画面を配置した画面装置本体と、各本体を開閉可能に支持するヒンジ装置と、を備えている。
一方、携帯端末は、持ち運びの利便性から、携帯端末の小型化、特に、薄型化の要望は大きい。この際、上述したヒンジ装置の径は、特に、薄型化の観点から小径化が望まれているが、この小径化に伴って出力できる開閉トルクも下がってしまうため、上述したような重量の増大化に対する薄型化に対応するのが困難となりつつある。
図9は関連するヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を一端側から見た分解斜視図、図10は関連するヒンジ装置を示し、図10(A)はヒンジ装置を他端側から見た分解斜視図、図10(B)はキャッチの拡大正面図である。
図9及び図10において、ヒンジ装置1は、略筒状のヒンジ装置本体2と、中心軸を回転軸線とするシャフト3と、シャフト3と一体に回転するようにシャフト3に相対回転不能に保持されたディスク4と、シャフト3が相対回転可能に貫通しかつ回転軸線方向に沿って移動可能なキャッチ5と、キャッチ5をディスク4に向けて付勢するコイルばね6と、ディスク4とキャッチ5との間に介在された一対の軸受鋼のボール7と、を備えている。
ヒンジ装置本体2は、断面が面取り状(断面略小判型又は角丸長方形:Rounded Rectangle)の筒部2aと、筒部2aの一端側に設けられて同軸上でシャフト3の一端を回転可能に保持する軸受穴2bを有する端壁2cと、筒部2aの他端側に設けられた開口2dと、筒部2aの他端側の面取り部分と直行する部位に形成されて開口2dに開放する切欠状の凹部2eと、を備えている。
シャフト3は、一端に設けられた円板状の受部3aと、受部3aの内面側に設けられて軸受穴2bと係合する大径部3bと、大径部3bの内側に設けられた軸部3cと、軸部3cの先端部分に形成された面取部3dと、軸部3cの端面に着脱可能に設けられたストッパ3eと、を備えている。
ディスク4は、断面が面取り状(断面略小判型)のディスク本体4aと、ディスク本体4aの中心に形成されてシャフト3の面取部3dが貫通する断面が面取り状(断面略小判型)の係合孔4bと、ディスク本体4aの内側端面に形成されて係合孔4bから中心の位相をずらした一対の半円状のガイド溝4c,4dと、を備えている。
このガイド溝4c,4dは、それぞれ一端側に形成されてディスク4が所定の第一回転位置(始点)に位置しているときにボール7が入り込む第一凹部p1と、中途部に形成されてディスク4が第一回転位置から所定角度だけ回転した第二回転位置にあるときにボール7が入り込む第二凹部p2と、他端側に形成されて終点となる第3凹部p3と、が形成されている。一対のボール7は、常時(折り畳み時)に回転軸線を中心とする円周上に周方向へ180°離れて配置され、それぞれ第一凹部p1に入り込んでいる。
キャッチ5は、ヒンジ装置本体2の内部に収納された状態で凹部2eと係合する係合凸部5aと、ボール7を保持する深さを有すると共にディスク4が回転するときにガイド溝4c,4dに沿うボール7の転動を許容するように長径とされた保持穴5bと、が形成されている。
各凹部p1,p2,p3は、ガイド溝4c,4dによってそれぞれの回転位置にディスク4が回転している時に、ボール7が各凹部p1,p2,p3に入り込む際には、コイルバネ6の付勢力に加えてボール7の球体形状と凹部p1,p2,p3の球面形状とによって凹部p1,p2,p3にボール7の吸い込み力が発生し、ボール7が凹部p1,p2,p3に収まると同時にディスク4をその位置に保持する。また、コイルばね6の付勢に抗してヒンジ装置1に回転力が加わった場合には、ボール7が凹部p1,p2,p3から抜け出る時には、ボール7が凹部p1,p2,p3を乗り越える際のコイルバネ6の付勢力に応じてディスク4に一定トルクをかけることができる(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
特開平11−050727号公報 特開2007−046731号公報 再公表WO2006/011391号公報
ところで、上述したようなヒンジ装置1にあっては、ディスク4を回転させるときに発生するトルクは、ボール7の直径、ディスク4が回転する際のボール7の転動軌跡の径(ガイド溝4c,4dの円弧中心Q1,Q2と溝幅中心との距離)、凹部p1,p2,p3の深さと形状、コイルばね6の付勢力、ヒンジ装置1の各可動部分の摩擦力などをパラメータとして調節することができる。
しかしながら、より高いトルクを確保するためには、例えば、ヒンジ装置本体2を大径化して各パラメータを高トルク方向に振る必要がある。具体的には、凹部p1,p2,p3の深さを深くしようとすると大径化するため、隣り合うガイド溝4c,4dに凹部p1,p2,p3が重ならないようにガイド溝4c,4dが相乗的に大径化し、結果的にディスク4及びキャッチ5が大径化してしまうという問題が発生する。
さらに、ディスク4が回転する始点となる第一凹部p1と終点となる第3凹部p3とが180°近く、もしくはそれ以上離れているときには、それぞれの凹部p1,p2,p3をディスク4の径方向にずらして配置せざるを得なく、始点となる凹部p1と終点となる凹部p3とが互いに重なってしまい、ディスク4を円滑に回転させることができなくなってしまうという問題が生じる。しかも、凹部p1,p2,p3を径方向にずらして配置すると、その分だけディスク4及びキャッチ5が大径化してしまうという問題がある。
また、ガイド溝4c,4dは、その円弧中心Q1,Q2がディスク4の回転中心(シャフト3の回転軸線)からずれていることから、半円状のガイド溝4c,4dを形成するためのスペース確保のためにディスク4が大径化する要因となるうえ、保持穴5bも長径とする必要があることからキャッチ5も大径化する要因となる。しかも、このような中心ずれは、ディスク4の回転に伴ってボール7がガイド溝4c,4dを転動する際にねじれ方向の荷重が発生するため、ガイド溝4c,4dからボール7が脱落しないようにガイド溝4c,4dの小径化は困難であるという問題も生じる。
そこで、本発明は、上記問題点を解決することができるヒンジ装置及び携帯端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のヒンジ装置は、回転可能なシャフトと、該シャフトを同軸上に貫通状態で支持する筒体と、前記シャフトが貫通されかつ前記筒体の内部に配置されたコイルばねによって前記シャフトの一端側に付勢されたキャッチと、前記シャフトの先端に相対回転不能に保持されて前記シャフトと一体に回転するディスクと、前記キャッチと前記ディスクとの間に位置して前記シャフトが貫通する中間ディスクと、前記キャッチと前記中間ディスクとの間に介在されて一方に保持されかつ前記シャフトの回転に伴って他方に形成された第一ガイド溝に沿って移動する一対の第一ボール群と、前記ディスクと前記中間ディスクとの間に介在されて一方に保持されかつ前記シャフトの回転に伴って他方に形成された第二ガイド溝に沿って移動する三つ以上の第二ボール群と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の携帯端末装置は、前記ヒンジ装置と、複数の操作ボタンを配置した操作装置本体と、液晶表示画面を配置した画面装置本体と、を備え、前記ヒンジ装置は前記各本体を折り畳んだ状態の始点位置と最大開放状態の終点位置との間で開閉可能に支持することを特徴とする。
本発明によれば、ヒンジ装置に求められる開閉トルクに対し、小径化を実現しつつ高トルク化に貢献することができる。
また、小径化の実現しつつ高トルク化に貢献することができるヒンジ装置を用いることにより、折り畳み式の携帯端末装置の薄型化に貢献することができる。
本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を搭載した携帯端末装置としての折り畳み式の携帯電話端末を示し、(A)は折り畳んだ状態の携帯電話端末の正面図、(B)は最大開放した状態の携帯電話端末の正面図である。 本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を一端側から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を他端側から見た分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、(A)はヒンジ装置の平面図、(B)はヒンジ装置の側面図、(C)はヒンジ装置の斜視図、(D)は(B)のA−A線に沿う拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、(A)はディスクの拡大正面図、(B)はキャッチの拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、(A)〜(C)はヒンジ装置のディスクと中間ディスクとキャッチとの関係を時系列で展開した断面図である。 本発明の一実施形態に係る他のヒンジ装置を示し、キャッチの拡大正面図である。 本発明の一実施形態に係る他のヒンジ装置を示し、(A)〜(D)はヒンジ装置のディスクと中間ディスクとキャッチとの関係を時系列で展開した断面図である。 従来のヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を一端側から見た分解斜視図である。 従来のヒンジ装置を示し、(A)はヒンジ装置を他端側から見た分解斜視図、(B)はキャッチの拡大正面図である。
次に、本発明の一実施形態に係るヒンジ装置について、図面を参照して説明する。尚、以下に示す実施形態は本発明のヒンジ装置における好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。また、以下に示す実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、かつ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下に示す実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
図1は本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を搭載した携帯端末装置としての折り畳み式の携帯電話端末を示し、図1(A)は折り畳んだ状態の携帯電話端末の正面図、図1(B)は最大開放した状態の携帯電話端末の正面図、図2は本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を一端側から見た分解斜視図、図3は本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、ヒンジ装置を他端側から見た分解斜視図、図4は本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、図4(A)はヒンジ装置の平面図、図4(B)はヒンジ装置の側面図、図4(C)はヒンジ装置の斜視図、図4(D)は図4(B)のA−A線に沿う拡大断面図、図5本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、図5(A)はディスクの拡大正面図(ガイド溝基準)、図5(B)はキャッチの拡大正面図(ガイド溝基準)、図6は本発明の一実施形態に係るヒンジ装置を示し、図6(A)〜図6(C)はヒンジ装置のディスクと中間ディスクとキャッチとの関係を時系列で展開した断面図、図8は本発明の一実施形態に係る他のヒンジ装置を示し、図8(A)〜図8(D)はヒンジ装置のディスクと中間ディスクとキャッチとの関係を時系列で展開した断面図である。
図1において、携帯端末装置としての携帯電話端末10は、複数の操作ボタン11を配置した操作装置本体12と、液晶表示画面13を配置した画面装置本体14と、各本体12,14を折り畳んだ状態(図1(A)の状態)の始点位置と最大開放位置(図1(B)の状態)の終点位置との間で開閉可能に支持するヒンジ装置15と、を備えている。
ヒンジ装置15は、図2乃至図4に示ように、略筒状のヒンジ装置本体16と、中心軸を回転軸線とするシャフト17と、シャフト17と一体に回転するようにシャフト17に相対回転不能に保持されたディスク18と、シャフト17が相対回転可能に貫通しかつ回転軸線方向に沿って移動可能なキャッチ19と、キャッチ19をディスク18に向けて付勢するコイルばね20と、ディスク18とキャッチ19との間に介在された中間ディスク21と、キャッチ19と中間ディスク21との間に介在された一対のボール22からなる第一ボール群23と、ディスク18と中間ディスク21との間に介在された三つのボール24からなる第二ボール群25と、を備えている。
ヒンジ装置本体16は、断面が面取り状(断面略小判型又は角丸長方形:Rounded Rectangle)の筒部16aと、筒部16aの一端側に設けられて同軸上でシャフト17の一端を回転可能に保持する軸受穴16bを有する端壁16cと、筒部16aの他端側に設けられた開口16dと、筒部16aの他端側の面取り部分に形成されて開口16dに開放する切欠部16eと、を備えている。
シャフト17は、一端に設けられた円板状の受部17aと、受部17aの内面側に設けられて軸受穴16bと係合する大径部17bと、大径部17bの内側に設けられた軸部17cと、軸部17cの先端部分に形成された面取部17dと、軸部17cの端面に着脱可能に設けられたストッパ17eと、を備えている。
ディスク18は、断面が面取り状(断面略小判型又は角丸長方形:Rounded Rectangle)のディスク本体18aと、ディスク本体18aの中心に形成されてシャフト17の面取部17dが貫通する断面が面取り状(断面略小判型)の係合孔18bと、中間ディスク21との対向面18cに形成されて係合孔18bを中心とする円弧状の第二ガイド溝18d,18e,18fと、を備えている。この第二ガイド溝18d,18e,18fの各両端には、図5(B)に示すように、ボール24が入り込む凹部P3,P4が形成されている。
キャッチ19は、ヒンジ装置本体16の内部形状と合致するように面取部19aを備えた断面が面取り状(断面略小判型又は角丸長方形:Rounded Rectangle)とされ、シャフト17の回転に対して固定された状態で筒部16aの内部で保持されている。また、キャッチ19は、シャフト17が貫通する貫通穴19bと、中間ディスク21との対向面19cに形成されて係合孔18bを中心とする円弧状の第一ガイド溝19d,19eと、を備えている。この第一ガイド溝19d,19eの各両端には、図5(A)に示すように、ボール22が入り込む凹部P1,P2が形成されている。
コイルばね20は、筒部16aの内部で一端が端壁16cの内面に弾接すると共に、他端でキャッチ19及び中間ディスク21をシャフト17の先端に向けて付勢している。
中間ディスク21はシャフト17に相対回転可能に保持されているとともに筒部16aの内部で回転可能に保持されている。また、中間ディスク21は、キャッチ19との対向面21aにボール22が埋設保持され、ディスク18との対向面21bにボール24が埋設保持されている。なお、各ボール22,24は、抜け止め状態で転動可能に保持されていても良い。
(実施例1)
以下、携帯電話端末10が図1(A)に示した始点位置としての折り畳み位置(0°)から図1(B)に示す終点位置としての最大開放位置(例えば、180°)との間で開閉すると共に、携帯電話端末10の使用上好ましい中途開放位置(例えば、150°)での開放停止を可能とした場合について、その折り畳み位置と中途開放位置との間の開閉操作時のトルクよりも中途開放位置と最大開放位置との間の開閉操作時のトルクの方を高く設定した場合で説明する。
図5に示すように、第一ボール群23の各ボール22はシャフト17の回転軸線Qを挟む180°周方向にずれかつ回転軸線Qを中心とする同一円周上に配置されている。また、第二ボール群25の各ボール24はシャフト17の回転軸線Qを中心に均等角度(例えば、120°)で周方向にずれかつ回転軸線Qを中心とする同一円周上に配置されている。
第一ガイド溝19d,19eは、回転軸線Qを中心とする円弧形状とされ、互いに対称形状とされている。また、第二ガイド溝18d,18e,18fは回転軸線Qを中心とする円弧形状とされ、互いに同一形状とされている。さらに、第一ガイド溝19d,19eと第二ガイド溝18d,18e,18fとは、その周方向の長さとシャフト17の回転角度とを対応させた複数位置にボール22,24を保持する位置決め用の凹部P1,P2,P3,P4が形成されている。本実施例においては、凹部P1,P2,P3,P4は第一ガイド溝19d,19eと第二ガイド溝18d,18e,18fとの両端に形成されている。
シャフト17は、図6(A)に示すように、第一ガイド溝19d,19eの周方向の長さによって第一回転角度(例えば、150°)が規定されると共に第二ガイド溝18d,18e,18fの周方向の長さによって第二回転角度(例えば、30°)が規定され、全体として180°の回転をする。なお、以下の説明においては、シャフト17の回転角度は、各本体12,14を折り畳んだ状態の始点(0°)を基準として示し、その回転角度は各本体12,14の回動角度、すなわち、開放角度と一致しているものとする。また、以下の説明においては、特に各本体12,14の開放角度との指定をしない限り、シャフト17の回転角度を変更するものとして説明する。
これにより、操作装置本体12と画面装置本体14とは、折り畳んだ状態(図1(A)の状態)の折り畳み位置である始点位置(0°)と最大開放位置である終点位置(180°)との間に、通話時の使用位置としての中途開放位置(150°)での開放停止が可能となっている。
ここで、第一ガイド溝19d,19eの両端に形成された凹部P1,P2は、第二ガイド溝18d,18e,18fの両端に形成された凹部P3,P4よりも浅く形成されている。
この際、第一ガイド溝19d,19eの一端側の凹部P1は、第二ガイド溝18d,18e,18fの一端側の凹部P3よりも浅くするだけではなく、第一ボール群23のボール22が第一ガイド溝19d,19eの一端側の凹部P1から第一ガイド溝19d,19eへと乗り上げる方向の傾斜角度を、第二ボール群25のボール24が第二ガイド溝18d,18e,18fの一端側の凹部P3から第二ガイド溝18d,18e,18fへと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにするのがより好ましい。
逆に、第二ガイド溝18d,18e,18fの他端側の凹部P4は、第一ガイド溝19d,19eの他端側の凹部P2よりも深くするだけではなく、第二ボール群25のボール24が第二ガイド溝18d,18e,18fの他端側の凹部P4から第二ガイド溝18d,18e,18fへと乗り上げる方向の傾斜角度を、第一ボール群23のボール22が第一ガイド溝19d,19eの他端側の凹部P2から第一ガイド溝19d,19eへと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにするのがより好ましい。
なお、このような傾斜設定をした場合、各凹部P1,P2,P3,P4の深さは不問とすることができる。
これにより、シャフト17が回転した際には、図6(B)に示すように、第一ボール群23の各ボール22が先に一端側の凹部P1から抜けて第一ガイド溝19d,19eに沿って移動して他端側の凹部P2に収まった後に、図6(C)に示すように、第二ボール群25の各ボール24が一端側の凹部P3から抜けて第二ガイド溝18d,18e,18fに沿って移動して他端側の凹部P4に収まる。
具体的には、図6(A)に示すように、ディスク18がヒンジ装置本体16に対して始点位置、すなわち、シャフト17が0°に位置しているときの状態から、各本体12,14を開放方向に操作すると、シャフト17が回転すると同時にディスク18がヒンジ装置本体16に対して開放方向(図示左側)への荷重が加わる。
この開放方向の荷重は、ヒンジ装置15のトルクの低い方、数量が少ないボール22の第一ボール群23が、凹部P1の深さが凹部P3よりも浅く、しかも乗り上げ部分がなだらかに設定されていることと相俟って、ボール24よりも先にボール22が凹部P1から離脱する。
この結果、図6(B)に示すように、シャフト17の回転に連動してディスク18と一体に中間ディスク21が回転し、このままボール22が凹部P2に収まるまで第一ガイド溝19d,19eに沿って150°シャフト17が回転する。
この150°回転状態(中途開放位置)でさらに各本体12,14を開放方向に操作しても、ボール24の数量をボール22よりも一つ以上多くした中間ディスク21とキャッチ19との関係では中間ディスク21はこれ以上、開放方向には回転しない。
そして、150°回転状態でさらに各本体12,14を開放する場合には、開放方向への操作荷重を増やすことによって、凹部P2よりも乗り上げ部分がなだらかに設定された凹部P3をボール24が乗り上げ、図6(C)に示すように凹部P4にボール24が収まるまで30°、すなわち、合計180°の終点位置にまでシャフト17が回転する。
なお、この180°回転した状態から、各本体12,14を閉じる場合には、凹部P4の閉じ方向の乗り上げ部分の傾斜角度を凹部P2の閉じ方向の乗り上げ部分よりもなだらかにすることによって、ディスク18と中間ディスク21との間でのトルクの方が、中間ディスク21とキャッチ19との間でのトルクよりも低くなるため、上記とは逆の動作、すなわち、図6(B)の中途位置を経て、図6(A)の始点位置に戻る。
このように、第一ボール群23のボール22の数よりも第二ボール群25の各ボール24の数を一つ以上多く配置することにより、トルクを高く設定することができる。また、凹部P1,P2の深さを凹部P3,P4の深さよりも浅くすることにより、より一層、トルクの差を明確にすることができる。さらに、シャフト17の回転範囲が広い第一ガイド溝19d,19eを回転軸線Qを中心とする同一周回上に形成したことにより、シャフト17の回転範囲は180°以下となるが、通話時の各本体12,14の開放角度を150°に確保しつつ、シャフト17の回転時のバランスを好適に確保することが可能となる。
なお、第一ボール群23のボール22の数と第二ボール群25の各ボール24とは、ボール22が複数であり、ボール22の数よりもボール24の数が一つ以上多い関係を維持していれば、特に限定されるものではない。この際、各ボール22,24の配置間隔は等間隔でなくても構わないが、シャフト17の回転時のバランス安定性や回転角度を考慮すると、回転軸線Qを中心とする同一周回上に均等角度で配置されるのが好ましい。
また、ボール22の対向面21aへの埋設と第一ガイド溝19d,19eの対向面19cへの形成とは逆でも良い。同様に、ボール24の対向面21bへの埋設と第二ガイド溝18d,18e,18fの対向面18cへの形成とは逆でも良い。また、ボール22及びボール24の埋設と第一ガイド溝19d,19e及び第二ガイド溝18d,18e,18fの形成との関係においても逆でも良い。
(実施例2)
図7及び図8は本発明の実施例2を示す。なお、上記実施例1とはディスク18及びキャッチ19にそれぞれ形成された第一ガイド溝19d,19e及び第二ガイド溝18d,18e,18fの構成が異なるのみで、その他の構成は実施例1と同様であるので、その構成及び作用は実施例1と異なる部分のみに特化して説明する。また、以下の説明においては、図7及び図8に開示していない構成は実施例1での説明を援用して説明する。
この実施例2では、図7(B)に示すように、上記実施例1の第二ガイド溝18d,18e,18fの周方向の長さが延長されるとともに、その中途部に一つ以上の中間凹部P5が形成されたものである。また、第二ガイド溝18d,18e,18fの周方向の長さを長くしたことに伴い、図7(A)に示すように、第一ガイド溝19d,19eに関しては、その周方向の長さが実施例1に比べて短くなっている。具体的には、実施例2の第一ガイド溝19d,19eに関しては120°の角度でシャフト17が回転するものとなっている。また、第二ガイド溝18d,18e,18fは、図8(A)に示すように、その周方向の全長で80°(合計で200°)となっており、中間凹部P5は、その角度を45°と35°とで分割している。
詳述すると、携帯電話端末10の各本体12,14の開放角度は、通話のし易さから通話時の使用位置としての中途開放位置は165°程度とするのが好ましい。そこで、この中途開放位置として165°で保持力(トルク)を高くすることができれば、各本体12,14の開放角度を165°以上に広げることができる。しかも、合計で各本体12,14の開放角度を180°以上に確保することで、携帯電話端末10の取り扱い中、例えば、通話中での落下、特に、液晶表示画面13を下向きに落下させてしまった時の画面割れに対し、各本体12,14の開放角度を165°までとした場合には衝撃が直接液晶表示画面13に加わってしまうが、強い衝撃荷重を受けた際には各本体12,14の開放角度が165°以上に開く仕様であれば、液晶表示画面13に加わる衝撃を緩和することができる。
この際、各本体12,14の開放角度を165°以上に確保した場合には、第二ボール群25のボール24が他端側の端部に形成された凹部P4に収まるように一端側の凹部P3から周方向に離間させて形成する必要があるので、実際には200°程度にまで開放範囲を広げる必要がある。なお、携帯電話端末10の各本体12,14の開放角度を180°以上とする必要のない構成を採用した場合には、携帯電話端末10に突き当て機構等を持たせ、各本体12,14の開放角度を180°以上とならないように規制することもできる。
以下、携帯電話端末10を机上等に置いて液晶表示画面13にてテレビ画像(所謂、ワンセグメントテレビ用のチューナ搭載機)やその他の動画等を視聴するのに適した開放角度として各本体12,14の開放角度に120°を追加し、始点位置(0°)、画像視聴用角度位置(120°)、通話用角度位置(165°)、最大開放角度である終点位置(200°)の四点で開閉する場合で説明する。
なお、中間ディスク21には、実施例1と同様に、ディスク18及びキャッチ19との対向面21a,21bに第一ボール群23のボール22と第二ボール群25のボール24が埋設され、ボール22,24の間隔は実施例1と同一としている。したがって、各ボール群23,25に対するトルク設定においても、開放側に関しては第二ボール群25の方が第一ボール群23よりも高く、閉成側に関しては第一ボール群23の方が第二ボール群25よりも高くなっている。
具体的には、第一ガイド溝19d,19eの一端側の凹部P1は、第一ボール群23のボール22が第一ガイド溝19d,19eの一端側の凹部P1から第一ガイド溝19d,19eへと乗り上げる方向の傾斜角度を、第二ボール群25のボール24が第二ガイド溝18d,18e,18fの一端側の凹部P3から第二ガイド溝18d,18e,18fへと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにしている。
逆に、第二ガイド溝18d,18e,18fの他端側の凹部P4及び中間凹部P5は、第二ボール群25のボール24が第二ガイド溝18d,18e,18fの他端側の凹部P4及び中間凹部P5から第二ガイド溝18d,18e,18fへと乗り上げる方向の傾斜角度を、第一ボール群23のボール22が第一ガイド溝19d,19eの他端側の凹部P2から第一ガイド溝19d,19eへと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにしている。
具体的には、図8(A)に示すように、ディスク18がヒンジ装置本体16に対して始点位置、すなわち、シャフト17が0°に位置しているときの状態から、各本体12,14を開放方向に操作すると、シャフト17が回転すると同時にディスク18がヒンジ装置本体16に対して開放方向(図示左側)への荷重が加わる。
この開放方向の荷重は、ヒンジ装置15のトルクの低い方、数量が少ないボール22の第一ボール群23が、凹部P1の深さが凹部P3よりも浅く、しかも乗り上げ部分がなだらかに設定されていることと相俟って、ボール24よりも先にボール22が凹部P1から離脱する。
この結果、図8(B)に示すように、シャフト17の回転に連動してディスク18と一体に中間ディスク21が回転し、このままボール22が凹部P2に収まるまで第一ガイド溝19d,19eに沿って120°シャフト17が回転する。
この120°回転状態(画像視聴用角度位置)でさらに各本体12,14を開放方向に操作しても、ボール24の数量をボール22よりも一つ以上多くした中間ディスク21とキャッチ19との関係では中間ディスク21はこれ以上、開放方向には回転しない。
そして、120°回転状態でさらに各本体12,14を開放する場合には、開放方向への操作荷重を増やすことによって、凹部P2よりも乗り上げ部分をなだらかに設定された凹部P3をボール24が乗り上げ、図8(C)に示すように、凹部P5にボール24が収まるまで45°、すなわち、合計165°の通話用角度位置にまでシャフト17が回転する。
この165°回転状態(通話用角度位置)でさらに各本体12,14に開放方向の荷重(操作荷重・衝撃荷重)が加わると、凹部P2よりも乗り上げ部分がなだらかに設定された凹部P5をボール24が乗り上げ、図8(D)に示すように、凹部P4にボール24が収まるまで35°、すなわち、合計200°の終点位置にまでシャフト17が回転する。
なお、この200°回転した状態及び165°回転した状態から、各本体12,14を閉じる場合には、凹部P4,P5の閉じ方向の乗り上げ部分の傾斜角度を凹部P2の閉じ方向の乗り上げ部分よりもなだらかにすることによって、ディスク18と中間ディスク21との間でのトルクの方が、中間ディスク21とキャッチ19との間でのトルクよりも低くなるため、上記とは逆の動作、すなわち、図8(C),(B)の中途位置を経て、図8(A)の始点位置に戻る。
ところで、本実施形態のヒンジ装置15にあっては、ヒンジ装置本体16に対し、ディスク18が広角での回転が可能となるが、このとき各該当箇所に配置するボール24の数を3つ以上に増やすことで、ヒンジ装置15の大径化なしに高トルクを出力できるようにし、また、ボール24が回転時に吸い込まれたり、乗り上げたりする凹部P3,P4(P5)にかかる応力を分散させることで磨耗による耐久性劣化も防ぐことができる。また、ボール24の数を増やす場合、凹部P3,P4(P5)をディスク18の径方向へずらして配置しないので、回転可能な角度は360°/ボール24の数以下となるが、中間ディスク21を増やすことで補うことができる。
このように、本実施形態のヒンジ装置15は、回転可能なシャフト17を同軸上に貫通状態で支持する筒部16aと、シャフト17が貫通されかつ筒部16aの内部に配置されたコイルばね20によってシャフト17の一端側に付勢されたキャッチ19と、シャフト17の先端に相対回転不能に保持されてシャフト17と一体に回転するディスク18と、キャッチ19とディスク18との間に位置してシャフト17が貫通する中間ディスク21と、中間ディスク21のキャッチ19との対向面21aに保持されてシャフト17の回転に伴ってキャッチ19の中間ディスク21との対向面19cに形成された第一ガイド溝19d,19eに沿って移動する複数の第一ボール群23と、中間ディスク21のディスク18との対向面21bに保持されてシャフト17の回転に伴ってディスク18の中間ディスク21の対向面18cに形成された第二ガイド溝18d,18e,18fに沿って移動する第一ボール群23よりも一つ以上多い数の第二ボール群25と、を備えていることにより、ヒンジ装置に求められる開閉トルクに対し、小径化を実現しつつ高トルク化に貢献することができる。
10…携帯電話端末
11…操作ボタン
12…操作装置本体
13…液晶表示画面
14…画面装置本体
15…ヒンジ装置
16…ヒンジ装置本体
16a…筒部
16b…軸受穴
16c…端壁
16d…開口
16e…切欠部
17…シャフト
17a…受部
17b…大径部
17c…軸部
17d…面取部
17e…ストッパ
18…ディスク
18a…ディスク本体
18b…係合孔
18c…対向面
18d…第二ガイド溝
18e…第二ガイド溝
18f…第二ガイド溝
19…キャッチ
19a…面取部
19b…貫通穴
19c…対向面
19d…第一ガイド溝
19e…第一ガイド溝
20…コイルばね
21…中間ディスク
21a…対向面
21b…対向面
22…ボール
23…第一ボール群
24…ボール
25…第二ボール群
P1…凹部(第一ガイドの一端側)
P2…凹部(第一ガイドの他端側)
P3…凹部(第二ガイドの一端側)
P4…凹部(第二ガイドの他端側)
P5…中間凹部(第二ガイドの中途部)

Claims (10)

  1. 回転可能なシャフトを同軸上に貫通状態で支持する筒体と、
    前記シャフトが貫通されかつ前記筒体の内部に配置されたコイルばねによって前記シャフトの一端側に付勢されたキャッチと、
    前記シャフトの先端に相対回転不能に保持されて前記シャフトと一体に回転するディスクと、
    前記キャッチと前記ディスクとの間に位置して前記シャフトが貫通する中間ディスクと、
    前記キャッチと前記中間ディスクとの一方の対向面又は前記前記ディスクと前記中間ディスクとの一方の対向面に保持されかつ前記シャフトの回転に伴って他方の対向面に形成された第一ガイド溝に沿って移動する複数の第一ボール群と、
    前記第一ガイド溝及び前記第一ボール群とを設けていない前記キャッチと前記中間ディスクとの一方の対向面又は前記前記ディスクと前記中間ディスクとの一方の対向面に保持されかつ前記シャフトの回転に伴って他方の対向面に形成された第二ガイド溝に沿って移動する第一ボール群よりも一つ以上多い数の第二ボール群と、
    を備えていることを特徴とするヒンジ装置。
  2. 前記キャッチは、前記各ガイド溝の一方が形成されていると共に前記シャフトの回転に対して固定された状態で前記筒体の内部で保持され、
    前記ディスクは、前記各ガイド溝の他方が形成され、
    前記中間ディスクは、前記シャフトに相対回転可能に保持され、
    前記各ボール群は、前記各ガイド溝に対応して前記中間ディスクの前記キャッチとの対向面及び前記ディスクとの対向面にそれぞれ保持され、
    前記第一ボール群は、前記シャフトの回転軸線を挟む180°周方向にずれかつ前記回転軸線を中心とする同一円周上に配置され、
    前記第二ボール群は、前記シャフトの回転軸線を中心に均等角度で周方向にずれかつ前記回転軸線を中心とする同一円周上に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ装置。
  3. 前記第一ガイド溝は、前記回転軸線を中心とする円弧形状とされかつ互いに対称形状とされ、
    前記第二ガイド溝は、前記回転軸線を中心とする円弧形状とされかつ互いに同一形状とされている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒンジ装置。
  4. 前記各ガイド溝には、その周方向の長さと前記シャフトの回転角度とを対応させた複数位置に前記ボールを保持する位置決め用の凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のヒンジ装置。
  5. 前記シャフトは、前記第一ガイド溝の周方向の長さによって第一回転角度が規定されると共に前記第二ガイド溝の周方向の長さによって第二回転角度が規定され、
    前記凹部は、前記各ガイド溝の両端に形成されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のヒンジ装置。
  6. 前記第二ガイド溝の中途部に一つ以上の中間凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項5に記載のヒンジ装置。
  7. 前記第一ガイド溝の両端に形成された前記凹部は、前記第二ガイド溝の両端に形成された前記凹部よりも浅く形成され、前記シャフトが回転した際には、前記第一ボール群が一端側の前記凹部から抜けて前記第一ガイド溝に沿って移動して他端側の前記凹部に収まった後に、前記第二ボール群が一端側の前記凹部から抜けて前記第二ガイド溝に沿って移動して他端側の前記凹部に収まる、
    ことを特徴とする請求項4乃至請求項6の何れか1項記載のヒンジ装置。
  8. 前記第一ガイド溝の前記一端側の前記凹部は、前記第一ボール群が前記第一ガイド溝の前記一端側の前記凹部から前記第一ガイド溝へと乗り上げる方向の傾斜角度を、前記第二ボール群が前記第二ガイド溝の前一端側の前記凹部から前記第二ガイド溝へと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにした、
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れか1項記載のヒンジ装置。
  9. 前記第二ガイド溝の前記他端側の前記凹部は、前記第二ボール群が前記第二ガイド溝の前記他端側の前記凹部から前記第二ガイド溝へと乗り上げる方向の傾斜角度を、前記第一ボール群が前記第一ガイド溝の前記他端側の前記凹部から前記第一ガイド溝へと乗り上げる方向の傾斜角度よりもなだらかにした、
    ことを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか1項記載のヒンジ装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか1項記載のヒンジ装置と、
    複数の操作ボタンを配置した操作装置本体と、
    液晶表示画面を配置した画面装置本体と、を備え、
    前記ヒンジ装置は、前記各本体を折り畳んだ状態の始点位置と最大開放状態の終点位置との間で開閉可能に支持する、
    ことを特徴とする携帯端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115076215A (zh) * 2022-06-21 2022-09-20 武汉天马微电子有限公司 一种铰链悬停机构及电子设备

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