JP2013095484A - Cup-like container - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、飲料を飲みやすくすることができるカップ状容器に関する。 The present invention relates to a cup-shaped container that can easily drink a beverage.
カップ状容器本体に飲料を充填した後、カップ状容器本体の口縁のフランジにシール蓋を接着することによって容器内部を密封した飲料詰めカップ状容器が市販されている。この飲料詰めカップ状容器を購入した者は、中味の飲料が常温であるか又は冷たい場合はストローをシール蓋に突き刺すことで容易に飲料を飲むことができる。しかし、中味の飲料が熱い場合はストローで飲むことができないので、シール蓋を剥がし、フランジに唇を直に接触させて中味を飲まざるをえない。ところが、フランジは容器の口縁に突起物となって存在し、また、フランジ面はシール蓋を接着するための接着剤が残留する等して粗面化しているので、中味を飲もうとする者が唇を付けたときに違和感を覚える。 After filling a cup-shaped container body with a beverage, a beverage-filled cup-shaped container is commercially available in which the inside of the container is sealed by adhering a seal lid to the flange of the lip of the cup-shaped container body. A person who has purchased a cup-shaped container filled with a beverage can easily drink the beverage by piercing a straw into the sealing lid when the content beverage is at room temperature or cold. However, when the beverage is hot, it cannot be drunk with a straw, so the seal lid must be peeled off and the lips must be in direct contact with the flange to drink the content. However, the flange exists as a protrusion on the lip of the container, and the flange surface is roughened by the adhesive remaining on the seal lid, etc. Feel uncomfortable when the person puts his lips.
このような、問題点を解消するものとして、開封部材を有するオーバーキャップが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。このオーバーキャップは、切刃を有した開封部材をオーバーキャップと一体的に形成し、開封部材とオーバーキャップとの間にヒンジを設けてなるものである。オーバーキャップは予めシール蓋の上からカップ状容器本体に被せ、オーバーキャップ下端部をカップ状容器本体のフランジと嵌合させておき、飲料を飲む際は、ヒンジを支点にして開封部材を指で押し下げ、開封部材の切刃でシール蓋を破ることができる。そして、唇をフランジに直に当てることなく、開封部材とオーバーキャップとの間の隙間に当てることにより、違和感なく中味の飲料を飲むことができる。
In order to solve such problems, an overcap having an opening member has been proposed (for example, see
従来の開封部材付きオーバーキャップを使用して飲料を飲む場合は、開封部材の切刃が中味の飲料に接触するという問題があり、また、飲料がシール蓋の上にこぼれ出てこれがオーバーキャップとカップ状容器本体のフランジとの繋ぎ目から漏れ出るという問題がある。さらに、シール蓋には切り込みが入れられるだけで開封が不完全であることから、飲料が容器本体から出難いという問題がある。 When drinking beverages using a conventional overcap with an opening member, there is a problem that the cutting blade of the opening member comes into contact with the beverage of the contents, and the beverage spills out on the seal lid and this is There is a problem of leakage from the joint with the flange of the cup-shaped container body. Furthermore, since the seal lid is not only opened but incompletely opened, there is a problem that it is difficult for the beverage to come out of the container body.
従って、本発明は、前記問題点を解決することができるカップ状容器を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a cup-shaped container that can solve the above problems.
前記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。 In order to solve the above problems, the present invention employs the following configuration.
なお、本発明の理解を容易にするため図面の参照符号を括弧書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。 In order to facilitate understanding of the present invention, reference numerals in the drawings are given in parentheses, but the present invention is not limited thereto.
請求項1に係る発明は、カップ状容器本体(1)と、カップ状容器本体(1)の口縁のフランジ(2)とが合成樹脂により一体成形されてなるカップ状容器において、前記フランジ(2)には、前記フランジ(2)の外周縁から垂下する前記フランジ(2)と一体化された垂下壁(4)が設けられ、この垂下壁(4)には、前記フランジ(2)の外周面(2a)に連なって延びる平滑な唇当て用外周面(4a)が形成されたカップ状容器の構成を採用する。
The invention according to
請求項2に記載されるように、請求項1に記載のカップ状容器において、前記カップ状容器本体(1)には飲料(A)が充填され、前記フランジ(2)にはシール蓋(3)が接着されたものとすることができる。
As described in
フランジ(2)の平坦な上面は開放状態にあり、その回りを取り囲むものは何ら存在しないので、シール蓋(3)はフランジ(2)に簡易かつ正確に接着されることとなり、従ってカップ状容器の密封性を適正に維持することができ、また、開封時にはシール蓋(3)を簡易にフランジ(2)から引き剥がすことが可能である。 Since the flat upper surface of the flange (2) is in an open state and there is nothing surrounding it, the sealing lid (3) is simply and accurately bonded to the flange (2), and thus a cup-shaped container. The seal lid (3) can be easily peeled off from the flange (2) at the time of opening.
本発明によれば、カップ状容器本体(1)内の飲料(A)を飲む者の唇が、フランジ(2)の外周縁から垂下する垂下壁(4)の平滑な唇当て用外周面(4a)に接触するので、唇に対する接触感が和らげられる。従って、従来のような唇がフランジ(2)の外周面(2a)にのみ当たることによる違和感、不快感が解消される。 According to the present invention, the smooth outer peripheral surface of the hanging lip (4) of the drooping wall (4) where the lips of the drinker (A) in the cup-shaped container body (1) hangs down from the outer peripheral edge of the flange (2). 4a) makes contact with the lips softened. Therefore, the uncomfortable feeling and the uncomfortable feeling caused by the conventional lip hitting only the outer peripheral surface (2a) of the flange (2) are eliminated.
また、飲料(A)が熱い場合であっても、カップ状容器本体(1)の胴部と垂下壁(4)との間に空気層による断熱作用によって、飲料を飲む者は垂下壁(4)の外周面(4a)に指を当てることでカップ状容器本体(1)を適正に保持することができ、従って、円滑に飲料(A)を喫することができる。 Even if the beverage (A) is hot, the person who drinks the beverage can make a drooping wall (4) by the heat insulation effect of the air layer between the trunk of the cup-shaped container body (1) and the drooping wall (4). ), The cup-shaped container body (1) can be properly held by applying a finger to the outer peripheral surface (4a), and thus the beverage (A) can be enjoyed smoothly.
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
<実施の形態1>
図1及び図2に示すように、この飲料詰めカップ状容器は、飲料Aが充填されたカップ状容器本体1と、カップ状容器本体1の口縁のフランジ2に接着されたシール蓋3と、フランジ2の外周縁から垂下する垂下壁4とを具備する。
<
As shown in FIGS. 1 and 2, the beverage-filled cup-shaped container includes a cup-
カップ状容器本体1は、図2及び図3に示すように、筒状の胴部5と、胴部5の底を閉じる底部6と、胴部5の口縁に形成されたフランジ2とを具備する。胴部5には、望ましくは底部6側からフランジ2側へと向かうにつれて径が大きくなるようにテーパが付けられている。フランジ2は、胴部5の口縁から半径方向外側へと突出する平らなリングとして形成される。
As shown in FIGS. 2 and 3, the cup-
シール蓋3は、カップ状容器本体1のフランジ2の外径よりやや大きい外径を有した円形シートとして構成される。シール蓋3は前記フランジ2に接着され、それよりも外周の部分はフランジ2に接着されることなくフランジ2の外周からはみ出す。シール蓋3の外周には、その一箇所から突出する摘み片3aが一体的に設けられる。
The
このシール蓋3は、例えば、基材層/バリア層/イージーピール層の層構造を有する積層体として構成される。基材層は、シール蓋3に密封性、腰の強さ等を与えるためのもので、例えばPETやポリアミド系樹脂フィルムにより形成される。基材層の内面には所望事項が印刷により表示される。バリア層はシール蓋3にガスバリア性を付与するものであり、アルミ箔や蒸着PET、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂)などのフィルムにより形成される。イージーピール層は、シール蓋3をカップ状容器に熱接着するとともに、飲用時に容器からシール蓋3を容易に剥がすためのものであり、イージーピール剤をコーティングやEC(エクストルージョン・コータ)によって積層してもよいし、イージーピールフィルムを、ドライラミネート等によって接着して積層してもよい。
The
シール蓋3は、前記層構造を有する素材シートから、上記摘み片3aを有する円板としてあらかじめ打ち抜かれる。
The
シール蓋3は、そのヒートシール剤層が前記フランジ2に接するように、飲料Aが充填された後のカップ状容器本体1の口縁に被せられたうえで、例えば加熱盤によるプレスや超音波溶着によって、フランジ2に接着される。
The
なお、シール蓋3の積層体シートをロール状態で供給し、飲料Aを充填し、積層体シートをカップ状容器本体1にヒートシールした後、図示しない抜き刃にてシール蓋3の形状に打ち抜くことも可能である。
In addition, after supplying the laminated body sheet | seat of the
垂下壁4は、図4に示すように、前記フランジ2の外周縁から垂下する。垂下壁4は完全な垂直壁であってもよいが、その垂下の程度は必要に応じて加減可能であり、下方に向かうほど大径になるか又は小径になるテーパ壁とすることができる。
The hanging
垂下壁4がフランジ2の外周縁から垂下することから、垂下壁4と胴部5との間には、空洞が環状に形成される。これにより、飲料Aが熱い場合であっても、空洞内の空気層の断熱作用によって、飲料Aを飲む者は垂下壁4の外周面4aに指を当てることでカップ状容器本体1を適正に保持し、円滑に飲料Aを飲むことができる。
Since the hanging
また、垂下壁4には、前記フランジ2の外周面2aに連なって延びる平滑な唇当て用外周面4aが形成される。これにより、カップ状容器本体1内の飲料Aを飲む者の唇が、垂下壁4の平滑な唇当て用外周面4aに接触するので、唇に対する接触感が和らげられる。
Further, the hanging
この垂下壁4はフランジ2及び胴部5と共に合成樹脂のインジェクション成形により一体成形される。
The hanging
なお、このインジェクション成形の際に、カップ状容器本体1の落下強度を向上させるために、カップ状容器本体1の底部にリブを設けることも可能である。
In addition, it is also possible to provide a rib at the bottom of the cup-
次に、前記構成のカップ状容器の作用について説明する。 Next, the operation of the cup-shaped container having the above configuration will be described.
(1)カップ状容器本体1がフランジ2及び垂下壁4の備わった状態でインジェクション成形によって一体成形される。
(1) The cup-shaped
(2)カップ状容器本体1に飲料Aが充填される。飲料Aは例えばコーヒーである。飲料Aは無菌充填方法にて常温で充填される。
(2) The beverage A is filled in the cup-shaped
(3)前記充填工程を経た後、カップ状容器本体1がシール蓋3で密封される。具体的には、カップ状容器本体1の口縁のフランジ2にシール蓋3が被せられ、熱プレス、超音波溶着等によって、シール蓋3のヒートシール剤層が溶かされ、これによりシール蓋3がフランジ2の平坦な上面に接着される。
(3) After the filling step, the cup-shaped
また、シール蓋3のフランジ2への接着と同時に、摘み片3aがシール蓋3の半径方向外側へと突出する。
Simultaneously with the adhesion of the
(4)かくて、飲料詰めカップ状容器が完成し、必要に応じてフランジ2及び垂下壁4の上から図示しない保護キャップ等が被せられた後、市場へと搬出される。
(4) Thus, a beverage-filled cup-shaped container is completed, and a protective cap (not shown) or the like is put on the
(5)飲料詰めカップ状容器の購入者が中味の飲料Aを温めて飲もうとする場合は、例えば飲料詰めカップ状容器が電子レンジに入れられることで中味の飲料Aが加熱される。 (5) When the purchaser of a beverage-packed cup-shaped container is going to warm and drink the beverage B, the beverage B is heated by, for example, placing the beverage-packed cup in a microwave oven.
電子レンジに入れる前にあらかじめシール蓋3の摘み片3aが購入者によって摘まれて引っ張られ、シール蓋3がカップ状容器本体1のフランジ2から剥がし取られる。
Before entering the microwave oven, the
なお、このシール蓋3の剥がし取りは、飲料詰めカップ状容器がホットウォーマー等に入れられることによって、あらかじめ加温される場合は不要である。
It is to be noted that the peeling of the
(6)垂下壁4はその内側の空気層と共に断熱作用をも果たすので、購入者は熱さを感じることなく垂下壁4を指で摘んでカップ状容器本体1を保持することができる。
(6) Since the drooping
また、購入者は飲料Aを喫する際に垂下壁4の滑らかな外周面4aに唇を付けることになるので、違和感を覚えることなく飲料Aを飲むことができる。
Further, since the purchaser puts lips on the smooth outer
<実施の形態2>
図5に示すように、実施の形態2では、カップ状容器本体1が合成樹脂シートを材料として一体成形される。すなわち、垂下壁4がフランジ2及び胴部5と共に合成樹脂のシート成形により一体成形される。
<
As shown in FIG. 5, in the second embodiment, the cup-shaped
この場合は、合成樹脂シートが加熱され、真空成形、圧空成形、プレス成形等されることから、図5に示すように、胴部5、フランジ2及び垂下壁4は全体として略均一な肉厚となって現れる。
In this case, since the synthetic resin sheet is heated and subjected to vacuum forming, pressure forming, press forming, etc., as shown in FIG. 5, the
このシート成形に際し、合成樹脂シートとして、例えばバリア性の機能性を付与した積層体を用いることにより、カップ状容器本体1のバリア性を向上させることができる。
In forming the sheet, the barrier property of the cup-shaped
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。例えば、前記実施の形態では中味を熱い飲料として説明したが、冷たい飲料についても本発明を適用可能である。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible within the range of the summary of this invention. For example, in the above embodiment, the content is described as a hot beverage, but the present invention can also be applied to a cold beverage.
1…カップ状容器本体
2…フランジ
2a…外周面
3…シール蓋
4…垂下壁
4a…外周面
A…飲料
DESCRIPTION OF
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011239947A JP2013095484A (en) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | Cup-like container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011239947A JP2013095484A (en) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | Cup-like container |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013095484A true JP2013095484A (en) | 2013-05-20 |
Family
ID=48617848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011239947A Pending JP2013095484A (en) | 2011-11-01 | 2011-11-01 | Cup-like container |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013095484A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014237477A (en) * | 2013-06-08 | 2014-12-18 | 有限会社K・Mプランニング | Cup container, and metal mold for the same |
-
2011
- 2011-11-01 JP JP2011239947A patent/JP2013095484A/en active Pending
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JP2014237477A (en) * | 2013-06-08 | 2014-12-18 | 有限会社K・Mプランニング | Cup container, and metal mold for the same |
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