JP2013085515A - 細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置 - Google Patents

細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】作業時間を長くする前部ホッパをダンプ回動させる手段を用いずに、攪拌機にかかる負荷を小さくして攪拌機の駆動装置を安価にし、かつ、機体の全長を短く、ホッパの有効容積を大きくし得る細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置を構成する。
【解決手段】機体に装架したホッパの床面の全域に搬送面が前方から後方に回動するコンベアを装架して、そのコンベアの後端部をベール成形装置の受入口に臨ませ、ホッパ内には、前記コンベア上に堆積してそのコンベアにより後方に流動する梱包材料の流れを前後に分断する1本乃至複数本の規制棒を、該ホッパの前後長さの略中間となる位置で、該ホッパの上下深さの略中間となる高さ位置に配位してホッパに固定支架せしめ、ベール成形装置の前面側でホッパ後部に対面する位置に攪拌機を配位して機体に軸架せしめる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ベール成形室の前面側に設けたホッパ内に、細断処理した飼料作物を投入し、供給装置によりベール成形装置の受入口に送り込み、ロールベールに成形する細断型ロールベーラにおいて、ホッパ内に投入された梱包材料(細断されたコーン・藁稈等の飼料作物)を、ベール成形装置に送り込む供給装置についての改良に関する。
細断型ロールベーラにおいて、ホッパに投入した梱包材料をベール成形室に供給する梱包材料の供給手段には、
(イ)図1−1に示しているよう、後部側にベール成形装置2を装架した機体1の前端側に、梱包材料Mを収容するホッパ3を装架するが、そのホッパ3は、前後に2分して、前部側を機体1に対しダンプ回動する前部ホッパ3aに構成し、後部側を機体1に固定の後部ホッパ3bに構成し、その後部ホッパ3bの床面だけにコンベア4を装架し、後部ホッパ3bの後方でベール成形装置2の前壁21の前面位置には、前記コンベア4で移送されてくる梱包材料Mをベール成形装置2の受入口20に向け掻き送る攪拌機5を設けて構成している形態のもの。
(ロ)図2−1に示している如く、後半側にベール成形装置2を装架した機体1の前半側に、梱包材料Mを投入するホッパ3を、前後に長い平箱状に形成して装架し、それの床面の全域に、コンベア4を装架し、そのコンベア4の後端側の上方で、ベール成形装置2の前壁21の前面位置には、前記コンベア4で搬送されて移動してくる梱包材料Mをベール成形装置2の受入口20に向け掻き送る攪拌機5を設けて構成している形態のもの。
の2種類がある。
(イ)の梱包材料の供給手段は、図1−1に示している如く、台車状に形成した機体1の後部側に、梱包材料を受入口20から受け入れてロールベールに成形するベール成形装置2を装架し、そのベール成形装置2の前方における機体1の上面側に、梱包材料を受け入れるホッパ3を、前後に長く形成して装架するが、そのホッパ3は、機体1に対して固定して装架する平底状の後部ホッパ3bと、機体1に対し支点軸P中心に後方に向けダンプ回動するよう軸架する傾斜床状の前部ホッパ3aとに分割して装架し、その後部ホッパ3bの床面には、送り方向の先端側(図において後端側)がベール成形装置2の受入口20に臨むコンベア4を装架し、そのコンベア4の後端側の上方で、ベール成形装置2の前壁21の前面に位置する部位には、軸線方向を左右方向とした攪拌軸50で回転するアジテータ(攪拌機)5を、上下に2連に並列させて軸架することで構成しているものである。
そして、これにより、ハーベスタ等により収穫されて細断処理された牧草等の梱包材料Mが、図1−1にあるようにホッパ3内に満杯に投入されたところで、駆動軸aを作動させて、コンベア4及び攪拌機5を作動させ、ホッパ3内の梱包材料Mを、太線の二重線の矢印で示しているように、ベール成形装置2の受入口20に順次送り込み、同時に駆動させてあるベール成形装置2でロールベールに成形していく。このコンベア4と攪拌機5の作動で、後部ホッパ3a内の梱包材料が、図1−2の如く空になってくると、これを感知するセンサ(図示省略)の感知作動で、前部ホッパ3aが後部ホッパ3bに向け図1−3にあるようにダンプ回動して、その位置に保持され、前部ホッパ3a内の梱包材料Mを後部ホッパ3b内に移動させた状態とし、後部ホッパ3bの床面に設けたコンベア4と攪拌機5の作動で、図1−3にて二重線の矢印で示す如く、ベール成形装置2内に供給し、これにより、後部ホッパ3bが図1−4にあるように空になり、それをセンサが検知することで、前部ホッパ3aが復元回動するようにしている技術内容のものである。
(ロ)の梱包材料の供給手段は、図2−1にあるように、後部にベール成形装置2を装架した機体1の前部側の上面には、ベール成形装置2の前壁21前面から機体1の前端部に渡るよう前後に長く形成したホッパ3を平箱状に構成して装架し、そのホッパ3の床面には、コンベア4を、前後長さの全域に渡る長さに形成して装架し、それの送り方向の先端側(図において後端側)をベール成形装置2の受入口20に臨ませ、このコンベア4の後端側の上面で、ベール成形装置2の前壁21の前面側に配位して装架する攪拌機5は、前記前壁21の前面から距離L1だけ前方に隔てた位置に装架して、攪拌機5とベール成形装置2の前壁21との間に空間Sを形成し、ホッパ3の後部上方に設ける案内斜壁3cは、前記空間S上方を越して攪拌機5上方に至るように設けて構成してある。
そして、これにより、ホッパ3内に投入した梱包材料Mを、ベール成形装置2の受入口20に向け供給するときは、駆動軸aの作動によりコンベア4と攪拌機5とを作動させて、ホッパ3内の梱包材料Mの全体を、図2−2にあるよう後方に移動させ、攪拌機5により後端側を前述の空間Sに掻き送り、その空間Sを経てコンベア4の後端部の上面に送給しベール成形装置2の受入口20に供給するようにしている技術内容のものである。
この従来の(イ)(ロ)の2種類の梱包材料の供給手段には、以下の問題が生じている。
(イ)の供給手段にあっては、
(1)ホッパ3内の梱包材料をベール成形装置2に供給してロールベールを成形する作業中、後部ホッパ3b内の梱包材料が減少したことをセンシングして、前部ホッパ3aをダンプ回動させる必要がある。その前部ホッパ3aのダンプ回動は、床コンベア4及び攪拌機5の作動を停めて、梱包材料の供給を停止した状態で行うことから、供給作業の作業時間に前部ホッパ3aをダンプ回動させて梱包材料を後部ホッパ3bに移動させる作業時間分のロスが生じ、作業時間を長くする。
(2)後部ホッパ3b内の梱包材料が減少したことを検知するセンサを設けて、そのセンサの検知作動により前部ホッパ3aが自動的にダンプ回動するようにすると、前部ホッパ3aがダンプ回動して内部の梱包材料を後部ホッパ3bに移動させるときに、前記ホッパ3を回動した位置に保持せしめるようにすることで、ホッパ3の上縁の高さ位置が上昇した状態となり、定置してベール成形作業を行う場合における手作業によるホッパ3内への梱包材料の補給・投入作業を困難にする。
(3)後部ホッパ3b内の梱包材料のベール成形装置2への供給が終了した後に、前部ホッパ3aのダンプ回動によりその前部ホッパ3a内の梱包材料の供給が始まるので、ホッパ3内の梱包材料全体をベール成形装置2に供給するのに要する時間が、ホッパ3の全体を図2−1に示す(ロ)の供給手段の如くホッパを連続する箱に形成しているものに比して長くなる。
の問題がある。
(ロ)の供給手段にあっては、
(4)ホッパ3の前後方向の全長に渡る範囲の梱包材料の全体が、床コンベア4により後方に移動し、その移動により密に圧縮された梱包材料の後端側が、ホッパ3の後部に設けた攪拌機5に圧接していくことから、梱包材料を掻き出す攪拌機5の負荷が大きくなるので、攪拌機5の駆動装置を頑丈に作らなければならず高価なものとなる。
(5)梱包材料をベール成形装置2の受入口20に掻き送る攪拌機5が、密に圧縮された梱包材料を掻き出すことから、攪拌機5の掻き出し側に空間Sがないと詰まりを生ずるので、攪拌機5を、ベール成形装置2の前壁21前面から前方に離した位置に軸架する必要があり、そのため、機体の全長が長くなる。
(6)ホッパ3の後部に設ける攪拌機5を、形成する空間Sの分だけベール成形装置2の前壁21の前面から前方にずらして設けることで、ホッパ3内の梱包材料を受け入れる有効容積が減少する。
の問題がある。
本発明において解決しようとする課題は、作業時間を長くする前部ホッパをダンプ回動させる手段を用いずに、攪拌機にかかる負荷を小さくして攪拌機の駆動装置を安価にし、かつ、機体の全長を短く、ホッパの有効容積を大きくし得る細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置を構成する点にある。
本発明においては、上述の課題を解決するための手段として、機体に装架したベール成形装置の前面側に配位して機体に装架するホッパを、後面側が開放する前後に長い平箱状に形成して機体に装架し、そのホッパの床面の全域に搬送面が前方から後方に回動するコンベアを装架して、そのコンベアの後端部をベール成形装置の受入口に臨ませ、ホッパ内には、前記コンベア上に堆積してそのコンベアにより後方に流動する梱包材料の流れを前後に分断する1本乃至複数本の規制棒を、該ホッパの前後長さの略中間となる位置で、該ホッパの上下深さの略中間となる高さ位置に配位してホッパに固定支架せしめ、ベール成形装置の前面側でホッパ後部に対面する位置に攪拌機を配位して機体に軸架せしめてなる細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置を提起し、またこれに併せて、
機体に装架したベール成形装置の前面側に配位して機体に装架するホッパを、後面側が開放する前後に長い平箱状に形成して機体に装架し、そのホッパの床面の全域に搬送面が前方から後方に回動するコンベアを装架して、そのコンベアの後端部をベール成形装置の受入口に臨ませ、ホッパ内には、前記コンベア上に堆積してそのコンベアにより後方に流動する梱包材料の流れを前後に分断する1本乃至複数本の規制棒を、該ホッパの前後長さの略中間となる位置で、該ホッパの上下深さの略中間となる高さ位置に配位してホッパに固定支架せしめ、ベール成形装置の前面側でホッパ後部に対面する位置に配位して機体に装架する攪拌機をベール成形装置の側に寄せた位置に軸架して、該攪拌機の後縁とベール成形装置の前壁前面との間に形成される空間の前後巾を狭くしたことを特徴とする細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置を提起するものである。
本発明による細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置は、
(イ)ホッパの前部をダンプ回動させる必要がない構成としてあることから、前部ホッパをダンプ回動させることによる作業時間のロスがなくなる。
(ロ)ホッパの前部をダンプ回動させることによるホッパの機高の変化が生じないので、定置作業の際の、手作業による梱包材料の投入作業が困難にならない。
(ハ)前部ホッパをダンプ回動させることによる作業時間のロスがないので、梱包材料の供給時間を短縮できる。
(ニ)ホッパの後部に軸架せる攪拌機に、コンベアの作動で後方に移動する梱包材料により加えられる圧力が、規制棒による梱包材料の流れの規制により減少されることで、攪拌機の攪拌軸にかかる負荷を増大させないので攪拌機の駆動装置を安価に製造できる。
(ホ)攪拌機に供給される梱包材料の圧力が規制棒による規制により減少していることで、攪拌機はそれの後方に空間がなくても梱包材料を定量的に掻き出せるので、攪拌機をベール成形装置の前壁に近づけて装架でき、機体の全体の長さを短くできる。
(ヘ)攪拌機をベール成形装置側に寄せた位置に装架できるので、ホッパの有効容積を大きくし得る。
という効果を奏する。
従来技術の(イ)供給手段による細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置の、梱包材料の供給状態を示す説明図であって、梱包材料をホッパに満載した状態時の一部縦断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、後部ホッパ内の梱包材料の供給が終了した状態時における一部縦断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、前部ホッパをダンプ回動させ梱包材料を後部ホッパ内に移動させた状態時の一部破断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、ホッパ内の梱包材料の供給が全て終了した状態時の一部破断した側面図である。 従来技術の(ロ)供給手段による細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置であって、梱包材料をホッパに満載した状態時の一部破断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、ホッパ内の梱包材料をベール成形装置に供給している途中で初期の状態時における一部破断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、ホッパ内の梱包材料をベール成形装置に対し供給している途中で中期の状態時における一部破断した側面図である。 同上梱包材料の供給装置の、ホッパ内の梱包材料をベール成形装置に対し供給している作業途中で終期の状態時における一部破断した側面図である。 本発明による梱包材料の供給手段を実施せる細断型ロールベーラの側面図である。 同上細断型ロールベーラの平面図である。 同上細断型ロールベーラの要部の一部破断した拡大側面図である。 本発明による梱包材料の供給手段の作用の説明図で、ホッパ梱包材料を満載した状態の側面図である。 前記図6−1の梱包材料を満載した状態からコンベア及び攪拌機を作動させて、コンベア材料をベール成形装置への供給を開始した初期の状態時の梱包材料の動きを説明する側面視の説明図であり、ホッパ内の梱包材料は、後部側においては、攪拌機の前面側では二重線の矢印に示しているよう転回し、かつ、後部側において多く減少していることを示している。 梱包材料の供給がすすんだ中期の状態時の梱包材料の動きを説明する側面視の説明図で、ホッパ内の前部の梱包材料が後方に移動していることを示している。 梱包材料の供給がさらにすすんで略供給が終了した後期の状態時の側面視における説明図で、攪拌機の前面側の梱包材料が回転しながら一定量ずつベール供給装置に供給されていることを示している。 本発明手段による細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置における規制棒の作用・機能を確認するために、上記実施例装置から、規制棒を取り外した実験機を構成し、その実験機で行った作業の説明図であって、梱包材料を満載した状態時の側面図である。 同上構成とした実験機の、梱包材料を満載した状態からコンベア及び攪拌機を作動させて梱包材料をベール成形装置に供給している状態時の側面図で、ホッパ内の前部側の梱包材料の減少量が多く、後部側においては、梱包材料が攪拌機の前面に圧縮されている状態を示している。
継ぎに本発明装置の実施の態様を、実施例につき、図面に従い詳述する。
図3は本発明装置の一実施例の平面図、図4は同上装置の側面図、図5は同上装置の要部の拡大した一部破断側面図であって、これら図において、1は機体、2はその機体1の後部に装架したベール成形装置、3はそのベール成形装置2の前面側に配位して機体1上面の前半側に装架したホッパ、4はそのホッパ3の床面に設けたコンベア、5はホッパ3内の後部で、前記ベール成形装置2の前面側の部位に配位して機体1に軸架せるアジテータ(攪拌機)、6はホッパ3内の前後の略中心部でホッパ3の深さの略中間部位に設けた規制棒を示す。これら構成部材のうちの符号1〜5に示している部材は、前述した従来技術の図2−1に示している梱包材料の供給装置において同じ符号を付して説明している構成部材と同様のものである。
機体1は、後端側に軸支した走行輪10により自在に走行する台車状に構成してある。そして、この実施例では、細断型ロールベーラAを、被牽引型に構成していることから、該機体1の前端側に、牽引するトラクタ(図示省略)の連結ヒッチと連結させるための連結器11が装備せしめてある。
ベール成形装置2は、受入口20から受け入れる牧草等の梱包材料を順次巻き込んで、ロールベールに成形する通常のものであり、成形し終えたロールベールは、後部チャンバ2aを後方に開放回動することで放出し、後部チャンバ2aの下面側に装架してあるベールキッカ22により機体1の後方に転動させて放出する通常の形態のものである。そしてこのベール成形装置2の作動は、ホッパ3の床下で機体1の上面側に配位して軸架せる駆動軸(動力伝導軸)aの前端側を、トラクタのPTO軸に連繋して、トラクタ側から出力する回転動力により駆動軸aを駆動し、駆動機構(図示省略)を介してベール成形装置2の作動部を作動させることで行われるようにしてある。
ホッパ3は、前後方向に長い箱状に形成してあり、上方に開放する上口には、漏斗状の案内壁30が設けてある。また、ホッパ3は、後壁が取り除かれて後方に開放する形状に形成してあり、その後部の開放口が、機体1後部に装架したベール成形装置2の前壁21の前面側に配位して機体1に軸架せる攪拌機5の前面に臨む状態として機体1に装架してある(図5)。
ホッパ3の床面に床コンベア状に装架するコンベア4は、従来技術の図2で示している平箱状のホッパ3の床面に設けるコンベア4と同様に、床面の前後の全域に渡るように装架してあり、そのコンベア4の後端側(送り方向の先端側)は、ベール成形装置2の受入口20に臨ませてある。そして、このコンベア4は、前述した駆動軸aと連繋する駆動機構(図示省略)を介して駆動されるが、トラクタの油圧装置に接続する油圧ホースで導かれる油圧により作動する油圧モータ(図示省略)により駆動される場合がある。
ベール成形装置2の前壁21の前面側に配位して機体1に軸架せる攪拌機5は、前記駆動機構を介し、または、油圧ホースを介し導かれる油圧により作動する油圧モータによって駆動される攪拌軸50の周面に攪拌翼51を放射状に設けてなり、攪拌軸50の駆動により図5において二重線の矢印で示す如く時計回りに回動して、梱包材料Mを後方に掻き送る通常のものであるが、機体1に対する軸支位置は、この例においては、図5に示しているように、攪拌機5の回転する攪拌翼51の回転軌跡の後縁と、ベール成形装置2の前壁21の前面との、間に形成される間隔L2が、殆ど零になるようベール成形装置2の前壁21に寄せた位置に設定してある。そして、上下に2連に並列させて軸架せる攪拌機5のうちの上方の攪拌機5の上面側には、ホッパ3の上口に設けた案内壁30のうちの後縁に位置する案内壁30の下縁からホッパ3内に向け庇状に延出するように設けた延長案内壁30aを配設し、それにより、上方の攪拌機5の後面とベール成形装置2の前壁21との間に、ホッパ3内に投入した梱包材料Mの流入を阻止する空間を形成するようにしている。
規制棒6は、ホッパ3内に投入した梱包材料Mが、床面に装架せるコンベア4により、ホッパ3内を機体1後部に設けたベール成形装置2に向け後方に移動していくときの、そのホッパ3内における梱包材料Mの流れを、流れ方向において前後に分断するように、流れの流れ方向における中間部位に設けて、分断した流れの、規制棒6より後方(流れ方向の下流側)の梱包材料Mの流れには規制を与えず規制棒6より前方(流れ方向の上流側)の梱包材料Mの流れにだけ規制を与えるもので、この例においては、ホッパ3の前後方向における略中間部位で、ホッパ3の深さの略2分の1となる高さ位置に配位して、ホッパ3の左右の側壁間に渡架装着することで、ホッパ3に対し固定して装設してあって、ホッパ3内の梱包材料Mの流れを、規制棒6より前方の前部側の流れと、規制棒6より後方の後部側の流れとに分断し、後部側の流れに対して規制棒6による規制が作用せず、前部側の流れに対してだけ規制棒6による規制が作用するようにしている。
そして、これにより、ホッパ3内に梱包材料Mを満載した状態から作業を開始したとき、まず、規制棒6の規制を受けない後部側の梱包材料Mが後方に動いて、嵩が半量になっていることで大きな圧縮を生ぜしめることなく、移動方向の先端側(後部側の梱包材料の後端側)が攪拌機5に接触していき、接触したところから攪拌機5により定量的に後方に掻き出されて、詰まりを生ぜしめることなく定量的にベール成形装置2に供給されていき、これにより、後部側の梱包材料Mの量が減少してくると、その減少により前部側の梱包材料への抵抗が減少した時点で、規制棒6の規制をうけて停滞していた前部側の梱包材料Mが後方に移動し始め、この前部側の梱包材料が引き続いて攪拌機5により順次定量的に掻き出されてベール成形装置2に供給されていくようになる。
ホッパ3内に装設する規制棒6は、図示する例のものにあっては、一本の丸棒状に形成しているが、ワイヤー状または角桟状または細巾の平板状に形成してもよいものであり、また、一本に限らず複数本並列させて設ける場合がある。
また、規制棒6をホッパ3内に配設する位置は、この実施例においては、ホッパ3の前後の略中心位置にしているが、コンベア4の作動によりホッパ3内に生ずる梱包材料Mの流れを、流れ方向において分断するようになればよく、所望の位置に設定してよい。しかし、規制棒6の高さ位置にあっては、該規制棒6の前方に位置する梱包材料Mが動き始めるとき、その梱包材料Mの下層側のものが、図6−2にあるように、規制棒6の下方を通過していくようになることから、この下層の流れより上方に位置させるようにすることが望ましい。
しかして、上述したように構成せる実施例装置は、以下のように作用する。
図6−1にあるように、ホッパ3内に牧草などの梱包材料Mを満載に投入した状態からコンベア4及び攪拌機5を駆動して、ロールベールの成形作業を開始すると、ホッパ3内の梱包材料Mは、前部側の梱包材料にあっては、規制棒6の規制により停滞状態に保持され、後部側の梱包材料が、図6−2において二重線の太巾の矢印に示しているように後方に動き出す。これにより、後部側の梱包材料Mの後端側が、攪拌機5に接触して、二重線の弧状の矢印に示しているように、後方に掻き出され、コンベア2の後端側の上面に落下して、該コンベア2によりベール成形装置2の成形室内に供給されていく。
このとき、後方に移動していく後部側の梱包材料が、規制棒6により前部側の梱包材料から分断されて、嵩を半減させていることで、この後端側の梱包材料の後端部の攪拌機5に対し接触していく圧力が小さく圧縮が殆どないことにより、移動してくる梱包材料の後端部に接して掻き出す攪拌機5は、詰まりを生ぜしめることなく定量的に梱包材料を、コンベア4の後端側の上面に向け掻き落とし、ベール成形装置2に供給していく。そして、このことから、攪拌機5が、ベール成形装置2の前壁21前面との間に形成される間隔L2を殆ど零にする位置に軸支されていても、梱包材料を後方に掻き出して下方に掻き落としていくようにしている。
また、後方に移動してきて攪拌機5から溢れた梱包材料は、上位の攪拌機5により、掻き上げられて、図6−2において二重線の弧状の矢印で示しているように回動し、二重線の太巾の矢印で示している流れに合流するようになるので、圧縮されることはなく、下位の攪拌機5により定量的に掻き出される。
そして、これにより後部側の梱包材料がその量を減少してくると、規制棒6により規制されて停滞していた前部側の梱包材料が、図6−2に示しているように動き始め、これが、引き続いて、攪拌機5の手前において、上層側が上位の攪拌機5により弧状の矢印で示しているよう上方に掻き上げられて前方に戻されそこから下層側に流下するよう回動しながら、下位の攪拌機5に供給され、その下位の攪拌機5により定量的に後方に掻き出されて図6−3、図6−4にあるようベール成形装置2に順次定量的に供給され、ベールに成形されて、梱包材料の供給が終了する。
図7は、上述した実施例装置で得られる作用・機能を確認するために、その実施例装置から、ホッパ3内の梱包材料の流れを規制する規制棒6を取り外し除去した実験機を構成して、それにより行ったテスト結果の説明図であり、図7−1は、同上実験機のホッパ3内に牧草などの梱包材料を満載に投入した状態時の側面視の説明図、図7−2は、同上の状態から作業を開始して梱包材料をベール成形装置に供給している途中の状態時の側面視の説明図である。
本発明の実施例装置から規制棒6を取り外し除去したこのテスト機は、梱包材料Mのホッパ3内への投入は実施例装置のものと同様に満載状態となる(図7−1)、しかし、この状態からコンベア4及び攪拌機5を作動させて、ベールの成形作業を開始すると、コンベア4の作動によりベール成形装置2に梱包材料が供給されていくことで、ホッパ3内の梱包材料の量が減少してくるが、その減少量は、前部側において多く、後部側においては、殆ど減少が見られない。しかも、コンベア4の搬送面に近接する下層側においては、前部側から移動してくる梱包材料の圧力により攪拌機5に向け押圧されることで攪拌機5の手前に圧縮が生じてくる(図7−2)。そしてその梱包材料の圧縮により攪拌機5の負荷を増大させて、詰まりが生じ、攪拌機5の攪拌軸50の回転を停止させるようになる。
このテスト機によるホッパ3内に満載した梱包材料をベール成形装置2に供給してベールに成形する作業において、ホッパ3内を流動する梱包材料に生じてくる現象は、本発明手段の有効性を裏付けるものである。
即ち、本発明手段は、ホッパ3内には、そのホッパ3内に投入した梱包材料がベール成形装置2に対し供給されていくときの梱包材料の流れを、前後に分断するよう規制する規制棒6を設けておいて、作業を開始したときの梱包材料のベール成形装置2に対する供給が、前部側の梱包材料は規制棒6の規制により停滞状態として残し、それにより嵩が少なく制限された後部側の梱包材料が攪拌機5にそれの攪拌軸50の負荷を増大させることなく供給されて、定量的に掻き出され、後部側の梱包材料が少なくなってきて前部側の梱包材料に対する抵抗が低下したところで、停滞していた前部側の梱包材料が動き出して、前部側の梱包材料からの供給が自動的に始まり、引き続いて定量的に攪拌機5に供給されていくようにしている発明であり、ホッパ内に流れを分断するように配設した規制棒6により成立している発明であることを裏付けるものである。
A 細断型ロールベーラ
L1 距離
L2 間隔
M 梱包材料
P 支点軸
S 空間
a 駆動軸
1 機体
10 走行輪
11 連結器
2 ベール成形装置
2a 後部チャンバ
20 受入口
21 前壁
22 ベールキッカ
3 ホッパ
3a 前部ホッパ
3b 後部ホッパ
3c 案内斜壁
30 案内壁
30a 延長案内壁
4 コンベア
5 攪拌機
50 攪拌軸
51 攪拌翼
6 規制棒

Claims (2)

  1. 機体に装架したベール成形装置の前面側に配位して機体に装架するホッパを、後面側が開放する前後に長い平箱状に形成して機体に装架し、そのホッパの床面の全域に搬送面が前方から後方に回動するコンベアを装架して、そのコンベアの後端部をベール成形装置の受入口に臨ませ、ホッパ内には、前記コンベア上に堆積してそのコンベアにより後方に流動する梱包材料の流れを前後に分断する1本乃至複数本の規制棒を、該ホッパの前後長さの略中間となる位置で、該ホッパの上下深さの略中間となる高さ位置に配位してホッパに固定支架せしめ、ベール成形装置の前面側でホッパ後部に対面する位置に攪拌機を配位して機体に軸架せしめてなる細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置。
  2. 機体に装架したベール成形装置の前面側に配位して機体に装架するホッパを、後面側が開放する前後に長い平箱状に形成して機体に装架し、そのホッパの床面の全域に搬送面が前方から後方に回動するコンベアを装架して、そのコンベアの後端部をベール成形装置の受入口に臨ませ、ホッパ内には、前記コンベア上に堆積してそのコンベアにより後方に流動する梱包材料の流れを前後に分断する1本乃至複数本の規制棒を、該ホッパの前後長さの略中間となる位置で、該ホッパの上下深さの略中間となる高さ位置に配位してホッパに固定支架せしめ、ベール成形装置の前面側でホッパ後部に対面する位置に配位して機体に装架する攪拌機をベール成形装置の側に寄せた位置に軸架して、該攪拌機の後縁とベール成形装置の前壁前面との間に形成される空間の前後巾を狭くしたことを特徴とする細断型ロールベーラにおける梱包材料の供給装置。
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