JP2013078436A - 生体信号検出電極及び生体信号検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長時間の装着に適する生体信号検出電極及び生体信号検出装置を提供する。
【解決手段】生体信号検出電極100は、含水性部材と、吸水性シート103とを具備する。含水性部材は、導電性流体が含浸され、柔軟性を有する。吸水性シートは、含水性部材を被覆し、導電性流体が透過可能である。含水性部材は、底面に動通する電極端子を備える容器101内に収納され、吸水性シートは、前記容器を前記含水性部材と共に被覆する。含水性部材は複数のビーズ102からなる。
【選択図】図1
【解決手段】生体信号検出電極100は、含水性部材と、吸水性シート103とを具備する。含水性部材は、導電性流体が含浸され、柔軟性を有する。吸水性シートは、含水性部材を被覆し、導電性流体が透過可能である。含水性部材は、底面に動通する電極端子を備える容器101内に収納され、吸水性シートは、前記容器を前記含水性部材と共に被覆する。含水性部材は複数のビーズ102からなる。
【選択図】図1
Description
本技術は、生体表面に接触し、生体信号を検出する生体信号検出電極及び当該生体信号検出電極を備える生体信号検出装置に関する。
生体(ヒトを含む動物)の体内において生じる生体信号(脳波、筋電図等)は、生体の体表に接続される電極によって測定することができる。生体信号の精確な測定のためには、電極と体表が十分に電気的に接続されている必要がある。ここで例えば、電極と体表の接続を、導電性流体を通じて行う手法が一般的である。
特許文献1には、スポンジ等からなる弾性部材に電解液が含浸されたものが、脳波検出電極として用いられている。この電極は、頭表に接触すると弾性変形して電解液がしみ出し、頭表と電極の導通を確保するものとされている。
しかしながら、特許文献1に記載の電極では、時間の経過と共に弾性部材に含浸されている電解液が蒸発すると考えられる。このため、当該電極を長時間の測定に用いることは困難であると考えられる。また、長時間の測定のためには、電極の装着感(痛みがないか等)も重要である。
以上のような事情に鑑み、本技術の目的は、長時間の装着に適する生体信号検出電極及び生体信号検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る生体信号検出電極は、含水性部材と、吸水性シートとを具備する。
上記含水性部材は、導電性流体が含浸され、柔軟性を有する。
上記吸水性シートは、上記含水性部材を被覆し、上記導電性流体が透過可能である。
上記含水性部材は、導電性流体が含浸され、柔軟性を有する。
上記吸水性シートは、上記含水性部材を被覆し、上記導電性流体が透過可能である。
この構成によれば、含水性部材が生体表面の形状に沿って変形又は変位するため、生体信号検出電極が生体に安定して接触することが可能であると共に、吸水性シートによって導電性流体の蒸発が遅くなり、長時間の使用によっても導電性流体の乾燥を防止することが可能である。また、測定終了後に、生体信号検出電極を生体表面から除去する際、吸水性シートによって生体表面に付着した導電性流体がある程度吸収されるため、導電性流体による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
上記生体信号検出電極は、側面と底面からなり、上記底面に導通する電極端子を備える容器をさらに具備し、上記含水性部材は上記容器内に収容され、上記吸水性シートは、上記容器を上記含水性部材と共に被覆してもよい。
この構成によれば、容器によって含水性部材を保持することが可能となる。
上記含水性部材は、複数のビーズからなるものであってもよい。
この構成によれば、生体表面の形状に沿ってビーズが互いに移動し、生体信号検出電極が生体に安定して接触することが可能となる。
上記含水性部材は、高分子吸水材からなるものであってもよい。
この構成によれば、生体表面の形状に沿って高分子吸水材が変形し、生体信号検出電極が生体に安定して接触することが可能となる。
上記含水性部材は、上記容器の底面に配置された複数のビーズと、上記ビーズ上に配置された複数の綿棒からなるものであってもよい。
この構成によれば、生体表面の形状に沿って、綿棒がビーズを移動させながら伸縮し、生体信号検出電極が生体に安定して接触することが可能となる。
上記吸水性シートは、ポリオレフィン系フィルムからなるものであってもよい。
上記含水性部材は、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩化物からなるものであってもよい。
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る生体信号検出装置は、生体信号検出電極と、装具とを具備する。
上記生体信号検出電極は、導電性流体が含浸された柔軟性を有する含水性部材と、上記含水性部材を被覆する上記導電性流体が透過可能な吸水性シートとを有する。
上記装具は、上記生体信号検出電極を生体に接触させる。
上記生体信号検出電極は、導電性流体が含浸された柔軟性を有する含水性部材と、上記含水性部材を被覆する上記導電性流体が透過可能な吸水性シートとを有する。
上記装具は、上記生体信号検出電極を生体に接触させる。
以上のように、本技術によれば、長時間の装着に適する生体信号検出電極及び生体信号検出装置を提供することが可能となる。
(第1の実施形態)
本技術の第1の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
本技術の第1の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
図1は、本実施形態に係る生体信号検出電極100を示す斜視図である。
同図に示すように、生体信号検出電極100は、容器101、ビーズ102及び吸水性シート103を有する。
同図に示すように、生体信号検出電極100は、容器101、ビーズ102及び吸水性シート103を有する。
ビーズ102は容器101に収容され、吸水性シート103によって被覆されている。吸水性シート103は容器101に括られている。
図2は、容器101のみを示す斜視図である。同図に示すように容器101は、円筒状の側面101aと当該側面101aに連続する底面101bを有し、側面101aと底面101bによって容器101が形成されている。なお、容器101の形状は円筒形状には限られない。
側面101aは絶縁性材料、例えば合成樹脂からなるものとすることができる。底面10bは金属等の導電性材料からなるものとすることができ、容器101の内部と外部で導通が可能に構成されている。なお、底面10bには、生体信号検出電極100を装具(ヘッドギア等)に接続するための端子101cが形成されている。容器101のサイズは特に限定されないが、例えば径1cm程度とすることができる。
図3は、容器101に収容されたビーズ102を示す斜視図である。同図に示すように、ビーズ102は、複数が上記容器101に収容可能な程度の大きさに形成されており、複数が容器101に収容されて用いられる。ビーズ102は、容器101の側面101aから多少はみ出る程度の数が容器101に収容される。ビーズ102は液体を保持することが可能な保水性材料、例えばアクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物からなるものとすることができる。
ビーズ102には、導電性流体が含浸されて用いられる。導電性流体は特に限定されないが、例えば塩化ナトリウム(0.9%)とすることができる。導電性流体は、予めビーズ102を導電性流体に浸漬させることによって、ビーズ102に含浸させることが可能である。
吸水性シート103は、図1に示すように、容器101をビーズ102と共に被覆し、ビーズ102を容器101内に収容させる。吸水性シート103は、ゴムや糸等の紐103aによって側面101a等に括り付けられるものとすることができる。この際、上述のようにビーズ102は側面101aから多少はみ出る程度の数が収容されているため、吸水性シート103はある程度の張力を持って容器101に固定される。
吸水性シート103は、吸水性を有する材料、例えばポリオレフィン系フィルムからなるシート状の部材とすることができる。このような部材は、例えばオムツの表面材(皮膚接触部材)として用いられているものを流用することが可能である。
生体信号検出電極100は以上のように構成されている。生体信号検出電極100をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極100が生体表面に接触すると、ビーズ102に含浸されている導電性流体が吸水性シート103を透過して生体表面に付着し、生体信号検出電極100と生体表面が電気的に接触する。この際、上記ビーズ102が容器101内で生体表面の形状に沿って個別に移動するため、吸水性シート103と生体表面の物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極100が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
さらに、導電性流体は複数のビーズ102に含浸され、かつ吸水性シート103によって被覆されているために蒸発が遅く、長時間の使用によっても導電性流体の乾燥を防止することが可能である。また、測定終了後に、生体信号検出電極100を生体表面から除去する際、吸水性シート103によって生体表面に付着した導電性流体がある程度吸収されるため、導電性流体による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
(第2の実施形態)
本技術の第2の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様の構成については説明を省略する。
本技術の第2の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様の構成については説明を省略する。
図4は、本実施形態に係る生体信号検出電極200を示す斜視図である。なお、生体信号検出電極200は、第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様に吸水性シート103によって被覆されるものであるが、図4において吸水性シート103の図示は省略する。
図4に示すように、生体信号検出電極200は、第1の実施形態に係る生体信号検出電極100に係るビーズ102に替わり、高分子吸水材201を有する。
高分子吸水材201は、容器101に収容可能な程度の大きさ、形状に加工されており、容器101に収容されて用いられる。高分子吸水材201は、容器101の側面101aから多少はみ出る程度の大きさが好適である。高分子吸水材201は、例えばアクリル酸重合体部分ナトリウム塩架橋物からなるものとすることができ、例えばオムツに用いられている高分子吸水材を流用することが可能である。
高分子吸水材201には、導電性流体が含浸されて用いられる。導電性流体は特に限定されないが、例えば塩化ナトリウム(0.9%)や電極用ゼリー(シグナゲル等)とすることができる。導電性流体は、予め高分子吸水材201に練り込むことによって高分子吸水材201に含浸させることが可能である。
吸水性シート103(図示省略)は、第1の実施形態と同様に、吸水性を有する材料、例えばポリオレフィン系フィルムからなるシート状の部材とすることができ、容器101を高分子吸水材201と共に被覆し、高分子吸水材201を容器101内に収容させる。この際、上述のように高分子吸水材201は側面101aから多少はみ出る程度の大きさに形成されているため、吸水性シート103はある程度の張力を持って容器101に固定される。
生体信号検出電極200は以上のように構成されている。生体信号検出電極200をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極200が生体表面に接触すると、高分子吸水材201に含浸されている導電性流体が吸水性シート103を透過して生体表面に付着し、生体信号検出電極200と生体表面が電気的に接触する。この際、高分子吸水材201が容器101内で生体表面の形状に沿って変形するため、吸水性シート103と生体表面の物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極200が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
さらに、導電性流体は複数の高分子吸水材201に含浸され、かつ吸水性シート103によって被覆されているために蒸発が遅く、長時間の使用によっても導電性流体の乾燥を防止することが可能である。また、測定終了後に、生体信号検出電極200を生体表面から除去する際、吸水性シート103によって生体表面に付着した導電性流体がある程度吸収されるため、導電性流体による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
(第3の実施形態)
本技術の第3の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様の構成については説明を省略する。
本技術の第3の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。なお、本実施形態において、上記第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様の構成については説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る生体信号検出電極300を示す斜視図である。なお、生体信号検出電極300は、第1の実施形態に係る生体信号検出電極100と同様に吸水性シート103によって被覆されるものであるが、図5において吸水性シート103の図示は省略する。
図5に示すように、生体信号検出電極300は、第1の実施形態に係る生体信号検出電極100に係るビーズ102に替わり、ビーズ301及び綿棒302を有する。
ビーズ301は、第1の実施系形態に係るビーズ102と同様に保水性材料からなるものであり、大きさも同様であるが、第1の実施形態とは異なり、容器101の底面に互いに重ならないように敷き詰められる程度の数が収容される。
綿棒302は、一般的な綿棒を適当な長さにカットしたものとすることができる。綿棒302は複数本が、上記のように配置されたビーズ301の上層に、容器101の底面101bに対して垂直となるように立てられている。即ち、綿棒302は、容器101の容積を満たす程度の数が用いられる。綿棒302は、側面101aから多少はみ出る程度の長さとされている。
上記ビーズ301及び綿棒302には、第1の実施形態と同様に導電性流体が含浸されている。又は導電性流体は、ビーズ301のみに含浸されていてもよく、その場合でも導電性流体はビーズ301から綿棒302に供給される。
吸水性シート103(図示省略)は、第1の実施形態と同様に、吸水性を有する材料、例えばポリオレフィン系フィルムからなるシート状の部材とすることができ、容器101を綿棒302と共に被覆し、ビーズ301及び綿棒302を容器101内に収容させる。この際、上述のように綿棒302は側面101aから多少はみ出る程度の長さとされているため、吸水性シート103はある程度の張力を持って容器101に固定される。
生体信号検出電極300は以上のように構成されている。生体信号検出電極300をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極300が生体表面に接触すると、ビーズ301及び綿棒302に含浸されている導電性流体が、吸水性シート103を透過して生体表面に付着し、生体信号検出電極300と生体表面が電気的に接触する。この際、綿棒302がビーズ301上を回転させながら生体表面の形状に沿って伸縮するため、吸水性シート103と生体表面の物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極200が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
さらに、導電性流体は複数のビーズ301及び綿棒302に含浸され、かつ吸水性シート103によって被覆されているために蒸発が遅く、長時間の使用によっても導電性流体の乾燥を防止することが可能である。また、測定終了後に、生体信号検出電極300を生体表面から除去する際、吸水性シート103によって生体表面に付着した導電性流体がある程度吸収されるため、導電性流体による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
(第4の実施形態)
本技術の第4の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
本技術の第4の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
図6は、本実施形態に係る生体信号検出電極400を示す斜視図である。同図に示すように、生体信号検出電極400は、ディスポ電極401、導電性ゲル402及び吸水性シート403を有する。ディスポ電極401に導電性ゲル402が載置され、その上から吸水性シート403が被覆している。
ディスポ電極401は、通常単独でヒトの皮膚等に粘着させて用いられる電極であり、導電性粘着ゲルが塗布された皮膚粘着面を有する。図6は、ディスポ電極401の皮膚粘着面側を示すものである。皮膚粘着面の裏側には、生体信号検出電極400を装具(ヘッドギア等)に接続するための端子401aが設けられている。本実施形態に係る生体信号検出電極400は、このディスポ電極401を用いて作成されるものである。
導電性ゲル402は、例えばシグナゲル等を用いることができ、皮膚粘着面の中央部に載置される。導電性ゲル402の量は任意であるが、皮膚粘着面の中央部に凸部を形成する程度の量が好適である。
吸水性シート403は、第1の実施形態と同様に、吸水性を有する材料、例えばポリオレフィン系フィルムからなるシート状の部材とすることができ、皮膚粘着面を導電性ゲル402と共に被覆する。吸水性シート403は、導電性ゲル402が透過可能なものを用いることができる。吸水性シート403は、図示しない糸等によってディスポ電極401に固定されるものとすることができる。
生体信号検出電極400は以上のように構成されている。生体信号検出電極400をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極400が生体表面に接触すると、導電性ゲル402が吸水性シート403を透過して生体表面に付着し、生体信号検出電極400と生体表面が電気的に接触する。この際、導電性ゲル402が生体表面の形状に沿って変形するため、吸水性シート403と生体表面の物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極400が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
さらに、導電性ゲル402は吸水性シート403によって被覆されているために乾燥が防止される。また、測定終了後に、生体信号検出電極400を生体表面から除去する際、吸水性シート403によって生体表面に付着した導電性ゲル402がある程度吸収されるため、導電性ゲル402による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
(第5の実施形態)
本技術の第5の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
本技術の第5の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
図7は、本実施形態に係る生体信号検出電極500を示す斜視図である。同図に示すように、生体信号検出電極500は、導電性ゲル501及び吸水性シート502を有し、導電性ゲル501が吸水性シート502によって被覆されて構成されている。
導電性ゲル501は、例えばシグナゲル等を用いることができ、その量は任意である。
吸水性シート502は、第1の実施形態と同様に、吸水性を有する材料、例えばポリオレフィン系フィルムからなるシート状の部材とすることができ、導電性ゲル501を被覆する。吸水性シート502は、導電性ゲル501が透過可能なものを用いることができる。吸水性シート502は、紐502aによって袋状に縛られているものとすることができる。
吸水性シート502には、生体信号検出電極500を装具(ヘッドギア等)に接続するための端子502bが設けられている。端子502bは、吸水性シート502に挿通され、導電性ゲルに接触しているものとすることができる。
生体信号検出電極500は以上のように構成されている。生体信号検出電極500をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極500が生体表面に接触すると、導電性ゲル501が吸水性シート502を透過して生体表面に付着し、生体信号検出電極500と生体表面が電気的に接触する。この際、導電性ゲル501が生体表面の形状に沿って変形するため、吸水性シート502と生体表面の物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極500が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
さらに、導電性ゲル501は吸水性シート502によって被覆されているために乾燥が防止される。また、測定終了後に、生体信号検出電極500を生体表面から除去する際、吸水性シート502によって生体表面に付着した導電性ゲル501がある程度吸収されるため、導電性ゲル501による生体表面の汚れを除去することが可能となる。
(第6の実施形態)
本技術の第6の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
本技術の第6の実施形態に係る生体信号検出電極について説明する。
図8は、本実施形態に係る生体信号検出電極600を示す斜視図である。同図に示すように、生体信号検出電極600は、スポンジ601によって構成されている。
スポンジ601は、一般的な家庭用のスポンジを用いることが可能であり、そのサイズは適宜選択することができる。なお、スポンジ601には、複数の切り込み601aが入れられている。切り込み601aは、例えば格子状に、スポンジ601の中ほどまで形成されたものとすることができる。また、スポンジ601には、生体信号検出電極600を装具(ヘッドギア等)に接続するための端子601bが設けられている。
スポンジ601には、塩化ナトリウム(0.9%)等の導電性流体やシグナゲル等の導電性ゲルが含浸されている。なお、スポンジ601は、導電性流体の乾燥を防止するため、目の細かいものが好適である。
生体信号検出電極600は以上のように構成されている。生体信号検出電極600をこのような構成とすることにより、次のような効果が得られる。
即ち、生体信号検出電極600が生体表面に接触すると、スポンジ601に含浸された導電性流体が生体表面に付着し、生体信号検出電極600と生体表面が電気的に接触する。この際、スポンジ601には切り込み601aが形成されているため、生体表面との物理的接触を確保することが可能であると共に、生体信号検出電極600が柔軟性を持って生体表面に接触することが可能となる。
上記第1乃至第6の実施形態において説明した各生体信号検出電極は、各生体信号検出電極を生体表面に接触させる装具、例えばヘッドギア等に装着され、生体信号検出装置として用いることが可能である。
本技術は上記各実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において変更することが可能である。
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
導電性流体が含浸された、柔軟性を有する含水性部材と、
上記含水性部材を被覆する、上記導電性流体が透過可能な吸水性シートと
を具備する生体信号検出電極。
導電性流体が含浸された、柔軟性を有する含水性部材と、
上記含水性部材を被覆する、上記導電性流体が透過可能な吸水性シートと
を具備する生体信号検出電極。
(2)上記(1)に記載の生体信号検出電極であって、
請求項1記載の生体信号検出電極であって、
側面と底面からなり、上記底面に導通する電極端子を備える容器をさらに具備し、
上記含水性部材は上記容器内に収容され、
上記吸水性シートは、上記容器を上記含水性部材と共に被覆する
生体信号検出電極。
請求項1記載の生体信号検出電極であって、
側面と底面からなり、上記底面に導通する電極端子を備える容器をさらに具備し、
上記含水性部材は上記容器内に収容され、
上記吸水性シートは、上記容器を上記含水性部材と共に被覆する
生体信号検出電極。
(3)上記(1)又は(2)に記載の生体信号検出電極であって、
上記含水性部材は、複数のビーズからなる
生体信号検出電極。
上記含水性部材は、複数のビーズからなる
生体信号検出電極。
(4)上記(1)から(3)のうちいずれか一つに記載の生体信号検出電極であって、
上記含水性部材は、高分子吸水材からなる
生体信号検出電極。
上記含水性部材は、高分子吸水材からなる
生体信号検出電極。
(5)上記(1)から(4)のうちいずれか一つに記載の生体信号検出電極であって、
上記含水性部材は、上記容器の底面に配置された複数のビーズと、上記ビーズ上に配置された複数の綿棒からなる
生体信号検出電極。
上記含水性部材は、上記容器の底面に配置された複数のビーズと、上記ビーズ上に配置された複数の綿棒からなる
生体信号検出電極。
(6)上記(1)から(5)のうちいずれか一つに記載の生体信号検出電極であって、
上記吸水性シートは、ポリオレフィン系フィルムからなる
生体信号検出電極。
上記吸水性シートは、ポリオレフィン系フィルムからなる
生体信号検出電極。
(7)上記(1)から(6)のうちいずれか一つに記載の生体信号検出電極であって、
上記含水性部材は、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩化物からなる
生体信号検出電極。
上記含水性部材は、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩化物からなる
生体信号検出電極。
(8)上記(1)から(7)のうちいずれか一つに記載の生体信号検出電極であって、
導電性流体が含浸された柔軟性を有する含水性部材と、上記含水性部材を被覆する上記導電性流体が透過可能な吸水性シートとを有する生体信号検出電極と、
上記生体信号検出電極を生体に接触させる装具と
を具備する生体信号検出装置。
導電性流体が含浸された柔軟性を有する含水性部材と、上記含水性部材を被覆する上記導電性流体が透過可能な吸水性シートとを有する生体信号検出電極と、
上記生体信号検出電極を生体に接触させる装具と
を具備する生体信号検出装置。
100…生体信号検出電極
101…容器
102…ビーズ
103…吸水性シート
200…生体信号検出電極
201…高分子吸水材
300…生体信号検出電極
301…ビーズ
302…綿棒
400…生体信号検出電極
401…ディスポ電極
402…導電性ゲル
403…吸水性シート
500…生体信号検出電極
501…導電性ゲル
502…吸水性シート
600…生体信号検出電極
601…スポンジ
101…容器
102…ビーズ
103…吸水性シート
200…生体信号検出電極
201…高分子吸水材
300…生体信号検出電極
301…ビーズ
302…綿棒
400…生体信号検出電極
401…ディスポ電極
402…導電性ゲル
403…吸水性シート
500…生体信号検出電極
501…導電性ゲル
502…吸水性シート
600…生体信号検出電極
601…スポンジ
Claims (8)
- 導電性流体が含浸された、柔軟性を有する含水性部材と、
前記含水性部材を被覆する、前記導電性流体が透過可能な吸水性シートと
を具備する生体信号検出電極。 - 請求項1記載の生体信号検出電極であって、
側面と底面からなり、前記底面に導通する電極端子を備える容器をさらに具備し、
前記含水性部材は前記容器内に収容され、
前記吸水性シートは、前記容器を前記含水性部材と共に被覆する
生体信号検出電極。 - 請求項2記載の生体信号検出電極であって、
前記含水性部材は、複数のビーズからなる
生体信号検出電極。 - 請求項2記載の生体信号検出電極であって、
前記含水性部材は、高分子吸水材からなる
生体信号検出電極。 - 請求項2記載の生体信号検出電極であって、
前記含水性部材は、前記容器の底面に配置された複数のビーズと、前記ビーズ上に配置された複数の綿棒からなる
生体信号検出電極。 - 請求項1に記載の生体信号検出電極であって、
前記吸水性シートは、ポリオレフィン系フィルムからなる
生体信号検出電極。 - 請求項1に記載の生体信号検出電極であって、
前記含水性部材は、アクリル酸重合体部分ナトリウム塩化物からなる
生体信号検出電極。 - 導電性流体が含浸された柔軟性を有する含水性部材と、前記含水性部材を被覆する前記導電性流体が透過可能な吸水性シートとを有する生体信号検出電極と、
前記生体信号検出電極を生体に接触させる装具と
を具備する生体信号検出装置。
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