JP2013057467A - Waste heat recovery type heat pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から排熱を回収して、暖房運転、給湯運転等を行う排熱回収型ヒートポンプに関するものである。 The present invention relates to an exhaust heat recovery type heat pump that recovers exhaust heat from heat source water such as factory waste water, hot springs, sewage, etc., and performs heating operation, hot water supply operation, and the like.
ヒートポンプは従来周知のように、互いに冷媒管によって接続された圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器等から構成され、内部にはノンフロン系、二酸化炭素、アンモニア等の冷媒が封入されている。従って圧縮機を起動して冷媒を凝縮器、膨張弁、蒸発器、圧縮機の順に循環させると、冷媒は凝縮器において気体から液体へ状態変化して潜熱を放出し、蒸発器において液体から気体へと状態変化して熱源から熱を吸収する。従って凝縮器において放出される潜熱を暖房に利用したり、給湯に利用することができる。このようなヒートポンプの熱源として、例えば地下水、地熱等が利用され、特許文献1に地下水を利用するヒートポンプシステムが記載されている。
As is well known in the art, a heat pump is composed of a compressor, a condenser, an expansion valve, an evaporator, and the like connected to each other by a refrigerant pipe, and a refrigerant such as non-fluorocarbon, carbon dioxide, and ammonia is enclosed therein. Therefore, when the compressor is started and the refrigerant is circulated in the order of the condenser, the expansion valve, the evaporator, and the compressor, the refrigerant changes its state from gas to liquid in the condenser and releases latent heat, and in the evaporator, the liquid changes from gas to gas. Change state to absorb heat from the heat source. Therefore, the latent heat released in the condenser can be used for heating or hot water supply. As a heat source for such a heat pump, for example, groundwater, geothermal heat, or the like is used.
特許文献1に記載のヒートポンプシステムは、地下水の熱を回収する循環サイクル、この循環サイクルから熱を吸収して暖房運転、給湯運転を行うヒートポンプ、等から構成されている。ヒートポンプは、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器、これらを接続している冷媒管等とから構成され、冷媒がこれらの機器を循環するように構成されている。一方、循環サイクルは地中に埋設された地中熱交換器、ポンプ、所定の管路等からなり、管路にはブライン、水等の熱媒が封入されている。この管路はヒートポンプの蒸発器にも接続されている。従って循環サイクルのポンプを駆動すると、熱媒が管路を循環して地中熱交換器において地下水から熱を回収し、ヒートポンプの蒸発器において熱媒から冷媒に熱を与えることができる。すなわち熱媒と冷媒の間で熱交換することによって、間接的に地下水を熱源として利用してヒートポンプを運転することができる。
The heat pump system described in
ところで工場廃水、温泉、下水等は、十分な熱量を有しており、これらもヒートポンプの熱源として利用価値は高い。このような、いわゆる熱源水の排熱を利用するヒートポンプシステムも特許文献1に記載のヒートポンプシステムと同様に構成されている。図2にはこのような排熱回収型ヒートポンプシステム50が示されている。排熱回収型ヒートポンプシステム50は、ヒートポンプ51と、工場廃水等の熱源水から排熱を回収する排熱回収循環サイクル52とから構成されている。ヒートポンプ51は、従来周知のように、圧縮機54、凝縮器55、膨張弁56、蒸発器57、アキュムレータ59からなり、これらは冷媒管R51〜R55によって接続されて閉回路が構成されている。ヒートポンプ51内には冷媒が封入されており、圧縮機54を駆動すると冷媒が各機器を循環して状態変化して、蒸発器57から熱を吸収して凝縮器55において熱を放出するようになっている。排熱回収循環サイクル52は、排熱回収用熱交換器61、ポンプ62、および蒸発器57からなり、蒸発器57はヒートポンプ51と共有されている。そして、これらの機器は管路R61〜R63によって接続され、ブライン、水等の熱媒が封入されている。この熱媒はポンプ62を駆動して循環しても状態変化しない。このような排熱回収循環サイクル52の排熱回収用熱交換器61は、工場廃水等の熱源水が一時的に貯められるようになっている排熱回収槽64に入れられている。
By the way, factory wastewater, hot springs, sewage, etc. have a sufficient amount of heat, and these are also highly useful as heat sources for heat pumps. Such a heat pump system utilizing the so-called exhaust heat of the heat source water is also configured similarly to the heat pump system described in
排熱回収型ヒートポンプシステム50において、圧縮機54とポンプ62を駆動する。排熱回収循環サイクル52においてポンプ62によって熱媒が循環し、熱媒は排熱回収用熱交換器61において工場廃水等の熱源水から熱を回収し、蒸発器57において熱を放出する。ヒートポンプ51において、冷媒は蒸発器57において熱を吸収し、アキュムレータ59を経由して圧縮機54で圧縮される。冷媒は凝縮器55において凝縮されて熱を放出し、例えば暖房用の温水等を加熱する。凝縮された冷媒は膨張弁56において圧力が低下して、再び蒸発器57に循環する。このようにして、工場廃水等の熱源水から排熱を回収することができる。
In the exhaust heat recovery type
排熱回収型ヒートポンプシステム50は、このように2個の循環サイクルから、すなわちヒートポンプ51と排熱回収循環サイクル52から構成され間接的に熱源水から排熱を回収するようになっているが、次に説明するように合理的な理由があり、従来の排熱回収型のヒートポンプはこのような構成が採られている。その理由として、排熱回収の対象となる工場廃水等の熱源水が工場の規模、設置条件、運転状況等によって条件が異なる点をあげることができる。ヒートポンプにおいては熱交換のバランスを取る必要があるので、2個の熱交換器すなわち蒸発器と凝縮器の熱交換能力を同等にすることが好ましい。もし異なる条件に適合するようにその都度ヒートポンプを製造するようにすると製造コストがかかってしまう。そこでヒートポンプは製造コストを下げるために規格化された製品として製造され工場に設置される。一方、熱源水から排熱を回収する排熱回収循環サイクルは、ヒートポンプと独立した循環サイクルとして個別に設計・製造され、設置されることになる。このようにすると、排熱回収循環サイクルの能力の大きさが変わっても、蒸発器を介して熱交換するのでヒートポンプは安定的に運転することができる。また他の理由として管理のし易さをあげることもできる。ヒートポンプは規格化された製品である一方で排熱回収循環サイクルは前記したように特注品であることが多いので、これらを独立してメンテナンスすることができれば管理が容易である。従って排熱回収型ヒートポンプシステム50は、2個の循環サイクルから構成されている。また次のような事情もある。すなわち冷媒が流れるようになっている熱交換器は、熱交換効率を上げるための放熱板が多数枚設けられて形状が複雑になっているものが一般的であるが、工場廃水、下水等の汚れた熱源水をこのような熱交換器に供給するようにすると汚れが放熱板等に付着して早期に熱交換効率が低下してしまい実質的に運転することができない。従って当業者の技術常識として、このような熱源水から直接冷媒に熱を回収することは実施されていない。
The exhaust heat recovery type
上で説明したような排熱回収型ヒートポンプシステム50によっても、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から熱を回収して、暖房運転、給湯運転等を実施することはできる。しかしながら解決すべき問題点も見受けられる。第1の問題点として排熱回収循環サイクル52の熱回収効率が低い点が挙げられる。この排熱回収循環サイクル52内を循環する熱媒は状態変化せず顕熱のみによって排熱を回収するようになっているので熱交換効率は低い。排熱回収用熱交換器61は一般にコイル状に巻かれた管路からなり工場廃水等に入れられているが、十分に排熱を回収しようとすると、この管路の長さを長くしてコイルの巻数を増やす必要があり排熱回収用熱交換器61が大型になってしまう。そうすると管路の詰まりも発生し易いし、工場廃水等が滞留してコイルの間に汚物が付着し易くなってしまう。すなわちメンテナンスが困難になる。そして、第2の問題点として、熱源水から熱媒へ、熱媒から冷媒へと2段階で熱交換しなければならないという問題もある。このように熱交換が2段階に実施されるので、その分だけ熱交換効率が低下してしまう。また第3の問題点として、排熱回収循環サイクル52にはポンプ62が必要であるという問題もあり、その分だけシステムのコストが高くなってしまう。
The exhaust heat recovery
本発明は、上記したような問題点を解決した排熱回収型ヒートポンプを提供することを目的としており、具体的には、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から排熱を回収するヒートポンプであって、熱交換のバランスが安定しているにも拘わらず、熱回収効率が高く、メンテナンスも容易であり、安価に提供できる排熱回収型ヒートポンプを提供することを目的としている。 An object of the present invention is to provide an exhaust heat recovery type heat pump that solves the above-described problems. Specifically, the present invention is a heat pump that recovers exhaust heat from heat source water such as factory waste water, hot springs, and sewage. Therefore, it is an object of the present invention to provide an exhaust heat recovery type heat pump that has high heat recovery efficiency, is easy to maintain, and can be provided at low cost, despite the fact that the balance of heat exchange is stable.
本発明は、上記目的を達成するために、排熱回収型ヒートポンプの蒸発器を、工場廃水、温泉、下水等の熱源水中に直接没するように設け、そして蒸発器を、その熱交換能力が凝縮器の熱交換能力と同等になるように選定する。また蒸発器はコイル状に巻かれた所定長さのチューブから構成し、該チューブ内に冷媒を流すようにする。さらに蒸発器を接続している管路には所定のコネクタを介装して、ヒートポンプを構成している他の装置から蒸発器を分離したり、接続することができるように構成する。 In order to achieve the above object, the present invention provides an evaporator of an exhaust heat recovery type heat pump so that it is directly immersed in heat source water such as factory waste water, hot spring, sewage, etc., and the evaporator has its heat exchange capability. Select to be equivalent to the heat exchange capacity of the condenser. Further, the evaporator is constituted by a tube having a predetermined length wound in a coil shape, and the refrigerant is caused to flow through the tube. Furthermore, a predetermined connector is interposed in the pipe line connecting the evaporator so that the evaporator can be separated from or connected to other devices constituting the heat pump.
かくして、請求項1記載の発明は、上記目的を達成するために、圧縮機と、凝縮器と、膨張弁と、蒸発器とを備え、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から排熱を回収するヒートポンプであって、前記蒸発器は、前記熱源水中に没するように設けられていると共に、前記凝縮器と同等の熱交換能力を有するように選定されていることを特徴とする排熱回収型ヒートポンプとして構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のヒートポンプにおいて、前記蒸発器は、コイル状に巻かれた所定長さのチューブからなり、冷媒は前記チューブ内を流されるようになっていることを特徴とする排熱回収型ヒートポンプとして構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のヒートポンプにおいて、前記蒸発器と前記圧縮機を接続する管路、および前記蒸発器と前記膨張弁を接続している管路には、それぞれ接続・切断可能なコネクタが介装されていることを特徴とする排熱回収型ヒートポンプとして構成される。
Thus, in order to achieve the above object, the invention described in
According to a second aspect of the present invention, in the heat pump according to the first aspect, the evaporator includes a tube having a predetermined length wound in a coil shape, and the refrigerant is caused to flow through the tube. This is configured as a waste heat recovery type heat pump.
According to a third aspect of the present invention, in the heat pump according to the first or second aspect, a pipe line connecting the evaporator and the compressor and a pipe line connecting the evaporator and the expansion valve are provided. These are configured as an exhaust heat recovery type heat pump characterized in that a connectable / disconnectable connector is interposed.
以上のように本発明によると、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から排熱を回収するヒートポンプは、蒸発器が熱源水中に没するように設けられているので、熱源水からの排熱を冷媒によって直接回収することができる。冷媒は状態変化して潜熱として排熱を吸収できるので熱容量が大きく、格別に熱媒の介在を必要としないので、効率よく排熱を回収することができる。従って、蒸発器を小型化することができ、従来の排熱回収循環サイクルに使用されている排熱回収用熱交換器と比して格段に小さくすることができる。さらにはブライン等の熱媒を送るためのポンプも不要になり装置全体のコストも小さくて済む。そして本発明によると、この蒸発器は凝縮器と同等の熱交換能力を有するように選定されている。すなわち熱源水の条件に合わせて蒸発器を選定するかわりに、凝縮器の熱交換能力に合わせて蒸発器を選定するように構成されているので、ヒートポンプの熱交換のバランスが良い。この点においても効率よく熱交換できることが保障されている。また他の発明によると、蒸発器は、コイル状に巻かれた所定長さのチューブからなり、冷媒はチューブ内を流されるように構成されているので、蒸発器の形状はシンプルである。従って工場廃水、下水等の熱源水に蒸発器を没するように設けても、蒸発器には汚れが付着し難く、熱交換の効率が低下することはない。また他の発明によると、蒸発器と圧縮機を接続する管路、および蒸発器と膨張弁を接続している管路には、それぞれ接続・切断可能なコネクタが介装されているので、コネクタを切断すれば他の機器から蒸発器だけを単独で取り外すことができるし、接続すれば容易にヒートポンプを構成することができる。これによってメンテナンスが容易になる効果が得られる。 As described above, according to the present invention, the heat pump that recovers exhaust heat from heat source water such as factory waste water, hot springs, and sewage is provided so that the evaporator is immersed in the heat source water. Can be directly recovered by the refrigerant. Since the refrigerant changes its state and can absorb exhaust heat as latent heat, it has a large heat capacity and does not require any special heat medium, so that exhaust heat can be efficiently recovered. Therefore, the evaporator can be reduced in size and can be remarkably reduced as compared with the heat exchanger for exhaust heat recovery used in the conventional exhaust heat recovery circulation cycle. Furthermore, a pump for feeding a heat medium such as brine is not required, and the cost of the entire apparatus can be reduced. And according to the present invention, this evaporator is selected to have a heat exchange capacity equivalent to that of a condenser. That is, instead of selecting the evaporator according to the conditions of the heat source water, the evaporator is selected according to the heat exchange capacity of the condenser, so the heat exchange balance of the heat pump is good. In this respect, it is guaranteed that heat can be exchanged efficiently. According to another invention, the evaporator is composed of a tube of a predetermined length wound in a coil shape, and the refrigerant is configured to flow through the tube, so the shape of the evaporator is simple. Therefore, even if the evaporator is provided so as to be immersed in heat source water such as factory waste water and sewage, dirt is not easily attached to the evaporator, and the efficiency of heat exchange does not decrease. According to another invention, since the pipe connecting the evaporator and the compressor and the pipe connecting the evaporator and the expansion valve are each provided with a connectable / disconnectable connector, the connector If only the evaporator is cut off, only the evaporator can be detached from other devices, and if connected, the heat pump can be easily configured. As a result, an effect of facilitating maintenance can be obtained.
本実施の形態に係る排熱回収型ヒートポンプ1は、工場廃水、温泉、下水等の熱源水から排熱を回収するヒートポンプとして構成され、回収した熱によって暖房用の温水を昇温したり、水道水を加熱して給湯するようになっている。この排熱回収型ヒートポンプ1も、従来のヒートポンプと類似した機器から構成されている。すなわち本実施の形態に係る排熱回収型ヒートポンプ1も、冷媒を圧縮する圧縮機2、圧縮機2から送られてくる冷媒を凝縮する凝縮器3、凝縮器3で凝縮された冷媒の圧力を低下させる膨張弁5を備えており、この膨張弁5から送られる冷媒は、次に説明する本実施の形態に係る熱源水用蒸発器7に送られる。この熱源水用蒸発器7において気化した冷媒は、従来のヒートポンプと同様にアキュムレータ8に送られるようになっており、アキュムレータ8において気液分離した冷媒は圧縮機2に戻されるようになっている。これらの機器は、互いに冷媒管R1〜R7によって接続されており、このような排熱回収型ヒートポンプ1にはノンフロン系、二酸化炭素、アンモニア等の冷媒が封入されている。
The exhaust heat recovery
本実施の形態に係る熱源水用蒸発器7は、コイル状に巻かれた所定長さの金属製のチューブから形成されている。このチューブの中を冷媒が流れるようになっており熱源水と熱交換できるようになっている。冷媒はこの熱源水用蒸発器7内で気化するので熱交換効率は高く、ブライン等の熱媒が流されて熱交換する従来の排熱回収用熱交換器と比して、チューブの長さは短くコイルの巻数は少ない。このような熱源水用蒸発器7は、熱源水が供給されるようになっている排熱回収槽10に入れられている。排熱回収槽10に供給される工場廃水等の熱源水は所定の水位に達するようになっており、熱源水用蒸発器7はこの熱源水中に全体が没するようになっている。
The heat
このように構成されている熱源水用蒸発器7と膨張弁5とを接続する管路R3、R4には、第1のコネクタ11が介装されている。この第1のコネクタ11は接続したり切断できるようになっている。従って第1のコネクタ11によって管路R3と管路R4とを接続したり切り離すことができ、切り離した状態においても冷媒は外部に漏れ出ることはない。同様に、熱源水用蒸発器7とアキュムレータ8とを接続する管路R5、R6には第2のコネクタ12が介装され、この第2のコネクタ12も接続・切り離しが可能になっている。
A
本実施の形態に係る排熱回収型ヒートポンプ1の作用を説明する。排熱回収槽10に熱源水を供給する。熱源水は排熱回収槽10において所定の水位に達し、この水位が維持された状態で熱源水が供給され、余剰の熱源水が排出される。排熱回収型ヒートポンプ1において圧縮機2を駆動する。そうすると冷媒は圧縮機2において圧縮され、高温高圧にされて凝縮器3に送られる。凝縮器3において冷媒は液化して潜熱が放出される。また冷媒の温度も若干低下して顕熱も放出される。これらの放出された潜熱と顕熱によって、例えば暖房用の温水が昇温される。液化した冷媒は膨張弁5に送られて絞られ、急激に圧力が低下する。低圧の冷媒は熱源水用蒸発器7に送られる。冷媒が熱源水用蒸発器7のコイル状のチューブを流れるとき、熱源水から熱量を奪う。すなわち排熱を回収する。冷媒は効率よく気化することになる。熱源水用蒸発器7で気化した冷媒はアキュムレータ8に送られる。アキュムレータ8において冷媒は気液分離され、再び圧縮機2に供給されて圧縮される。以下同様に冷媒が排熱回収型ヒートポンプ1内を循環して熱交換する。
The operation of the exhaust heat recovery
排熱回収型ヒートポンプ1をメンテナンスする場合、排熱回収槽10への熱源水の供給を停止する。次いで圧縮機2の運転を停止する。所定時間経過させて、排熱回収型ヒートポンプ1内の冷媒を安定させる。必要に応じて冷媒をアキュムレータ8等に集める。第1、2のコネクタ11、12を分離する。分離された熱源水用蒸発器7について必要なメンテナンスを実施する。熱源水用蒸発器7以外の機器についても必要なメンテナンスを実施する。第1、2のコネクタ11、12を接続する。そうすると図1に示されているように排熱回収型ヒートポンプ1が構成される。メンテナンスは完了する。
When maintaining the exhaust heat recovery
本実施の形態に係る排熱回収型ヒートポンプ1は色々な変形が可能である。例えば、このヒートポンプにおいては熱交換器は2個だけ、すなわち凝縮器3と熱原水用蒸発器7だけ設けられているように説明したが、3個あるいはそれ以上設けるようにしてもよい。例えば凝縮器を2個設けることもでき、給湯用凝縮器と、暖房用凝縮器を設ける。そして冷媒管を四方弁等によって切り換えるようにする。そうすると弁の切換によって暖房運転と給湯運転とを適宜切り換えることができる。また、アキュムレータ8は冷媒を所定量だけプールすることができるが、さらに所定量の冷媒をプールできるようにレシーバを追加してもよい。そうすると、熱源水用蒸発器7と他の機器とを接続する管路R4、R5の長さが長かったり短い場合であっても、冷媒の過不足が生じることはなく、安定的に運転することができる。
The exhaust heat recovery
1 排熱回収型ヒートポンプ 2 圧縮機
3 凝縮器 5 膨張弁
7 熱源水用蒸発器 8 アキュムレータ
10 排熱回収槽 11 第1のコネクタ
12 第2のコネクタ
R1〜R7 冷媒管
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記蒸発器は、前記熱源水中に没するように設けられていると共に、前記凝縮器と同等の熱交換能力を有するように選定されていることを特徴とする排熱回収型ヒートポンプ。 A heat pump that includes a compressor, a condenser, an expansion valve, and an evaporator, and recovers exhaust heat from heat source water such as factory wastewater, hot springs, and sewage,
The evaporator is provided so as to be immersed in the heat source water, and is selected so as to have a heat exchange capability equivalent to that of the condenser.
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