JP2013054534A - 仮想マシン制御装置,仮想マシン制御プログラムおよび仮想マシン制御方法 - Google Patents

仮想マシン制御装置,仮想マシン制御プログラムおよび仮想マシン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想マシンシステムにおいて,各仮想マシンの動作状況に応じて,アシストプロセスの実行を制御する技術を提供する。
【解決手段】各VM13において,アシストプロセス133は,VM13が長期間に渡って低負荷の状況にある場合に起動されるプロセスである。ダミープロセス134は,稼動状態がアイドル状態のときには,外部からの制御指示を待ち,稼動状態がアクティブ状態のときには,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する。ハイパーバイザ12の仮想マシン制御部122において,取得部123は,各VM13による資源の使用状況の情報を取得する。判断部124は,資源の使用量が設定された基準値以上であるVM13を,高負荷なVM13であると判断する。制御部125は,高負荷なVM13の数に応じて,ダミープロセス134の稼動状態を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は,仮想マシンの動作を制御する仮想マシン制御装置,仮想マシン制御プログラムおよび仮想マシン制御方法に関するものである。
1台の物理マシンの資源で複数の仮想マシンを動作させる仮想マシンシステムの技術がある。仮想マシンシステムでは,複数の仮想マシンが,1台の物理マシンが備えるCPU(Central Processing Unit )やメモリなどの資源を共有する。このような仮想マシンシステムにおいて,物理マシン上で動作する各仮想マシンに対して,該物理マシンの資源を動的に割り当てる技術が知られている。
なお,待機中に起動されるアイドルタスクに代わってダミータスクを起動させることにより,待機中のCPUから発生する電磁波ノイズを抑制する技術が知られている。また,LPAR(Logical PARtitioning)処理よりも優先度の高い共有処理を,アイドル状態のLPARに割り当てられているCPUに優先的に割り当てることで,全ビジー状態のLPAR処理を沈み込ませることを防止する技術が知られている。また,各OS(Operating System)で実行しているプロセスの優先順位を計算機内で共通の優先順位に変換し,より高い優先順位を有するOSを優先的に実行させる技術が知られている。
特開2009−181578号公報 特開2000−293254号公報 特開2008−186136号公報 特開2000−242512号公報
マシン上で動作するプロセスには,該マシンが長期間に渡って低負荷の状況にある場合に起動されるプロセスがある。このようなプロセスには,例えば,デスクトップ検索用のインデックスを作成するツールのプロセスなどがある。ここでは,このようなプロセスを,アシストプロセスと呼ぶものとする。アシストプロセスには,大量の資源を使用する高負荷なアシストプロセスもある。
アシストプロセスは,マシンが低負荷のときに動作するので,大抵の場合,他のプロセスの処理にほとんど影響しない。しかし,各仮想マシンに対して物理マシンの資源を動的に割り当てる環境では,ある仮想マシンでアシストプロセスが動作すると,その仮想マシンが,物理マシンの資源を大量に消費してしまう可能性がある。そのため,ある仮想マシンで動作するアシストプロセスが,同じ物理マシン上で動作する他の仮想マシン上のプロセスの動きを妨げる可能性がある。
デスクトップ検索用のインデックスを作成するツールなどのように,アシストプロセスのアプリケーションには便利なものも多く,他の仮想マシンで動作するプロセスへの影響が少ないタイミングでアシストプロセスが動作する分には,問題はない。そのため,仮想マシンシステムにおいて,各仮想マシンの動作状況に応じてアシストプロセスの実行を制御するために,各仮想マシンの負荷状況を制御する仕組みが望まれる。
一側面では,本発明は,仮想マシンシステムにおいて,各仮想マシンの動作状況に応じて,各仮想マシンの負荷状況を制御する技術を提供することを目的とする。
1態様では,仮想マシン制御装置は,複数の仮想マシンのそれぞれによる資源の使用状況の情報を取得する取得部と,資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数に応じて,各仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態を制御する制御部とを備える。ダミープロセスの稼動状態には,制御指示を待つ稼動状態であるアイドル状態と,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する稼動状態であるアクティブ状態とがある。
1態様では,仮想マシンシステムにおいて,各仮想マシンの動作状況に応じて,各仮想マシンの負荷状況を制御することが可能となる。
本実施の形態による仮想マシンシステムの構成例を示す図である。 本実施の形態による仮想マシンシステムの物理マシンを実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 本実施の形態のダミープロセスの稼動状態の制御によるアシストプロセスの実行制御の例を説明する図である。 本実施の形態による各VMの負荷状況に応じたダミープロセスの稼動状態の制御を説明する図である。 本実施の形態によるダミープロセス管理テーブルの例を示す図である。 実施の形態の仮想マシン制御部による仮想マシン制御処理フローチャートである。
以下,本実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本実施の形態による仮想マシンシステムの構成例を示す図である。
仮想マシンシステムは,1台の物理マシン上で複数台の仮想マシンが動作するシステムである。以下では,仮想マシンを,VM(Virtual Machine )とも呼ぶ。図1に示す仮想マシンシステム10の例では,CPU(Central Processing Unit )やメモリなどの物理マシン11の資源を使用して,3台のVM13,すなわちVM(#1)13a,VM(#2)13b,VM(#3)13cが動作している。
各VM13a〜cは,それぞれ,ゲストOS(Operating System)などとも呼ばれるOS131a〜cを備える。各VM13a〜cでは,それぞれ,OS131a〜c上で,通常プロセス132a〜c,アシストプロセス133a〜c,ダミープロセス134a〜cなどの各プロセスが動作する。なお,本実施の形態では,通常プロセス132は,アシストプロセス133やダミープロセス134以外のプロセスを示すものとする。
本実施の形態によるアシストプロセス133は,VM13が長期間に渡って低負荷の状況にある場合に起動されるプロセスである。アシストプロセスのアプリケーションとしては,例えば,デスクトップ検索用のインデックスを作成するツールなどがある。アシストプロセスには,大量の資源を消費する高負荷なアシストプロセスもある。
ダミープロセス134は,VM13に所定の負荷を与えるプロセスである。本実施の形態によるダミープロセス134の稼動状態には,アイドル状態とアクティブ状態とがある。稼動状態がアイドル状態のときには,ダミープロセス134は,外部からの制御指示を待つ。稼動状態がアクティブ状態のときには,ダミープロセス134は,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する。
ハイパーバイザ12は,仮想マシンモニタなどとも呼ばれ,CPU(Central Processing Unit )やメモリなどの物理マシン11の資源管理や,各VM13の管理・制御などを行う。ハイパーバイザ12において,資源管理部121は,各VM13が使用する物理マシン11の資源を管理する。
仮想マシンシステム10において,物理マシン11を管理するハイパーバイザ12は,資源管理部121によって,各VM13の資源の使用状況を得ることができる。しかし,各VM13による資源の使用状況から,各VM13内部で動作しているプロセスが,通常プロセス132であるのか,アシストプロセス133であるのかを識別することはできない。ハイパーバイザ12が,各VM13で動作するプロセスがアシストプロセス133であるか否かを判断するには,各VM13の内部情報を取得し,その内部情報から具体的にプロセスを識別する仕組みが必要となる。このような仕組みの構築は容易ではなく,ハイパーバイザ12が,各VM13の内部情報からアシストプロセス133の稼動を識別して,アシストプロセス133の実行を制御することは難しい。
本実施の形態では,各VM13で動作するプロセスがアシストプロセス133であるか否かを識別できなくても,仮想マシンシステム10の状況に応じて,各VM13におけるアシストプロセス133の実行を制御することが可能となる技術を提案する。
本実施の形態のハイパーバイザ12は,仮想マシン制御部122を備える。仮想マシン制御部122は,各VM13による資源の使用状況から,各VM13の負荷状況を判断し,各VM13の負荷状況に基づいて各VM13のダミープロセス134の稼動状態を制御することにより,各VM13におけるアシストプロセス133の実行を制御する。仮想マシン制御部122は,取得部123,判断部124,制御部125,管理情報記憶部126を備える。
取得部123は,資源管理部121から,複数のVM13のそれぞれによる資源の使用状況の情報を取得する。取得する資源の使用状況の情報としては,例えば,各VM13のCPU使用率や,メモリ使用量,I/O使用量などの情報がある。
判断部124は,取得部123により取得された資源の使用状況の情報に基づいて,各VM13の負荷状況を判断する。このとき,判断部124は,資源の使用量が設定された基準値以上であるVM13を,高負荷なVM13であると判断する。なお,負荷状況の判断に用いる資源については,任意の設計が可能である。
制御部125は,高負荷なVM13の数に応じて,各VM13において動作するダミープロセス134の稼動状態を制御する。例えば,制御部125は,高負荷なVM13の数が所定の第1の基準数以上である場合に,高負荷なVM13が有するダミープロセス134の稼動状態をアイドル状態に制御し,高負荷なVM13以外のVM13が有するダミープロセス134の稼動状態をアクティブ状態に制御する。また,例えば,制御部125は,高負荷なVM13の数が所定の第2の基準数以上である場合に,全VM13が有するダミープロセス134の稼動状態をアクティブ状態に制御する。
管理情報記憶部126は,各VM13のダミープロセス134の稼動状態を管理する情報を記憶する記憶部である。
図2は,本実施の形態による仮想マシンシステムの物理マシンを実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
図1に示す本実施の形態の仮想マシンシステム10の物理マシン11を実現するコンピュータ1は,例えば,CPU2,主記憶となるメモリ3,記憶装置4,通信装置5,媒体読取・書込装置6,入力装置7,出力装置8等を備える。記憶装置4は,例えばHDD(Hard Disk Drive )などである。媒体読取・書込装置6は,例えばCD−R(Compact Disc Recordable )ドライブやDVD−R(Digital Versatile Disc Recordable )ドライブなどである。入力装置7は,例えばキーボード・マウスなどである。出力装置8は,例えばディスプレイ等の表示装置などである。
図1に示す各VM13,ハイパーバイザ12およびハイパーバイザ12が備える各機能部は,コンピュータ1が備えるCPU2,メモリ3等のハードウェアと,ソフトウェアプログラムとによって実現することが可能である。コンピュータ1が実行可能なプログラムは,記憶装置4に記憶され,その実行時にメモリ3に読み出され,CPU2により実行される。
コンピュータ1は,可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り,そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また,コンピュータ1は,サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに,逐次,受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。さらに,このプログラムは,コンピュータ1で読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
図3は,本実施の形態のダミープロセスの稼動状態の制御によるアシストプロセスの実行制御の例を説明する図である。
ここでは,図3を用いて,あるVM13について,通常プロセス132の動作終了後に,ダミープロセス134の稼動状態によって,アシストプロセス133の実行がどのように制御されるかを説明する。このVM13では,通常プロセス132の動作終了後に,VM13の資源使用量が破線で示すライン以下となったものとする。なお,当初の通常プロセス132の動作している状態では,ダミープロセス134の稼動状態が,アイドル状態であったものとする。
図3に示す各グラフは,時間の経過におけるVM13の資源使用量の変化を示している。図3に示す各グラフにおいて,破線で示す資源使用量のラインは,アシストプロセス133の実行を判断する資源使用量のラインを示す。ここでは,VM13において,資源使用量が破線で示すラインの値以下である状況が所定の時間間隔△T1 以上続いた場合に,VM13が長期間に渡って低負荷の状況にあると判断され,アシストプロセス133の動作が開始されるものとする。
図3(A)は,通常プロセス132の動作終了後に,ダミープロセス134がアイドル状態のままである場合の例を示す。本実施の形態では,ダミープロセス134がアイドル状態である場合には,制御指示を待つだけの処理しか行われていないので,ダミープロセス134による資源の使用量は,ごく少ない。ダミープロセス134がアイドル状態のままである場合には,VM13の資源使用量は,そのまま破線で示すライン以下の状態で推移する。
図3(A)に示すように,VM13の資源使用量が破線で示すライン以下である状態が△T1 続いたところで,アシストプロセス133の動作が開始され,VM13の資源使用量が上昇する。このように,ダミープロセス134をアイドル状態に制御することで,アシストプロセス133を実行可能に制御することができる。
図3(B)は,通常プロセス132の動作終了後に,ダミープロセス134の稼動状態がアクティブ状態に制御された場合の例を示す。ここでは,VM13において,通常プロセス132の動作終了後に,ダミープロセス134がアイドル状態からアクティブ状態に制御変更されたものとする。
本実施の形態では,アクティブ状態であるダミープロセス134は,所定の時間間隔△T2 で,所定以上の資源を使用する演算処理を実行する。所定の時間間隔△T2 は,△T1 より短い時間間隔である。また,所定以上の資源を使用する演算処理は,破線で示すライン以上の資源を使用する演算処理である。所定の時間間隔△T2 の設定や,所定以上の資源を使用する演算処理の設計については,アシストプロセス133の実行を抑制できる程度であれば,任意の設計が可能である。
図3(B)に示すように,ダミープロセス134がアクティブ状態である間は,△T2 の時間間隔で,VM13の資源使用量が破線のラインを超える。そのため,VM13の資源使用量が破線で示すライン以下である状態が続かず,アシストプロセス133は動作しない。このように,ダミープロセス134をアクティブ状態に制御することで,アシストプロセス133の実行を抑制することができる。
なお,通常プロセス132の実行にはアシストプロセス133実行時のような資源使用量の条件がないので,ダミープロセス134の稼動状態がアクティブ状態であっても,通常プロセス132の実行は随時可能である。また,ダミープロセス134がアクティブ状態であっても,△T2 の時間間隔で一時的に資源使用量が上がるだけであるので,通常プロセス132に対するダミープロセス134による処理負荷の影響は,ほとんどない。
図4は,本実施の形態による各VMの負荷状況に応じたダミープロセスの稼動状態の制御を説明する図である。
図4では,図1に示す仮想マシンシステム10における各VM13の負荷状況の具体的なパターンごとに,各VM13のダミープロセス134に対する具体的な稼動状態の制御の例が示されている。ここでは,高負荷なVM13の数のしきい値を示す所定の第1の基準数が1台であり,高負荷なVM13の数のしきい値を示す所定の第2の基準数が2台であるものとする。なお,図4における各VM13の負荷状況では,判断部124により高負荷なVM13であると判断されなかったVM13については,すべて低負荷なVM13として記されており,このことは特別に低負荷であることを意味するものではない。
図4のパターン1は,高負荷なVM13の数が0台である場合におけるダミープロセス134の稼動状態制御の例を示す。この例は,高負荷なVM13の数が第1の基準数未満である場合の例である。高負荷なVM13の数が第1の基準数未満である場合には,制御部125は,すべてのVM13のダミープロセス134の稼動状態を,アイドル状態に制御する。図4のパターン1に示すように,すべてのVM13のダミープロセス134の稼動状態が,アイドル状態に制御される。
高負荷なVM13の数が第1の基準数未満である場合には,すべてのVM13のダミープロセス134の稼動状態がアイドル状態に制御されるので,いずれのVM13でも,新たなアシストプロセス133の実行が可能となる。
図4のパターン2は,高負荷なVM13の数が1台である場合におけるダミープロセス134の稼動状態制御の例を示す。この例は,高負荷なVM13の数が第1の基準数以上,第2の基準数未満である場合の例である。高負荷なVM13の数が第1の基準数以上,第2の基準数未満である場合には,制御部125は,高負荷なVM13のダミープロセス134の稼動状態をアイドル状態に制御し,その他のVM13のダミープロセス134の稼動状態をアクティブ状態に制御する。図4のパターン2に示すように,高負荷なVM(#1)13aのダミープロセス134aのみがアイドル状態に制御され,他のVM(#2)13b,VM(#3)13cのVM13のダミープロセス134b,cはアクティブ状態に制御される。
高負荷なVM13の数が第1の基準数以上,第2の基準数未満である場合には,新たなアシストプロセス133の実行が抑制される。ただし,すでに高負荷なVM13のいずれかでアシストプロセス133が動作していても問題ないものとして,そのアシストプロセス133の動作は妨げられない。このように,本実施の形態による第1の基準数は,新たなアシストプロセス133の実行を許容するか否かを判定する基準数を示している。
図4のパターン3は,高負荷なVM13の数が2台である場合におけるダミープロセス134の稼動状態制御の例を示す。この例は,高負荷なVM13の数が第2の基準数以上である場合の例である。高負荷なVM13の数が第2の基準数以上である場合には,制御部125は,すべてのVM13のダミープロセス134の稼動状態を,アクティブ状態に制御する。図4のパターン3に示すように,すべてのVM13のダミープロセス134の稼動状態が,アクティブ状態に制御される。
高負荷なVM13の数が第2の基準数以上である場合には,新たなアシストプロセス133の実行が抑制される。さらに,すでに高負荷なVM13でアシストプロセス133が動作している場合でも,そのアシストプロセス133の動作が停止される。なお,ダミープロセス134がアクティブ状態であっても,一時的に資源使用量が上がるだけであるので,すでに動作している通常プロセス132に対する影響はほとんどない。このように,本実施の形態による第2の基準数は,すでに実行されているアシストプロセス133の動作を停止するか否かを判定する基準数を示している。
なお,第1の基準数や第2の基準数については,任意の設定が可能である。例えば,1台の物理マシン11上で10台のVM13が動作する仮想マシンシステム10において,第1の基準数を3台に設定し,第2の基準数を5台に設定するなどは任意である。
また,図4に示す例では,第1の基準数の条件と第2の基準数の条件とを同時に用いた,ダミープロセス134の稼動状態の制御の例を示した。第1の基準数と第2の基準数とのいずれか一方の条件のみを用いて,ダミープロセス134の稼動状態を制御するようにしてもよい。例えば,第1の基準数の条件のみを用いる場合には,図4のパターン3に示す制御が行われず,高負荷なVM13の数が第1の基準数以上で,すべて図4のパターン2に示す制御が行われる。また,例えば,第2の基準数の条件のみを用いる場合には,図4のパターン2に示す制御が行われず,高負荷なVM13の数が第2の基準数未満で,すべて図4のパターン1に示す制御が行われる。
図5は,本実施の形態によるダミープロセス管理テーブルの例を示す図である。
図5に示すダミープロセス管理テーブル127は,管理情報記憶部126に記憶された,各VM13のダミープロセス134の稼動状態を管理する情報の一例である。ダミープロセス管理テーブル127は,仮想マシン名,稼動状態の情報を持つ。仮想マシン名は,VM13を一意に識別する識別情報である。稼動状態は,VM13が有するダミープロセス134の稼動状態を示す。
制御部125は,管理情報記憶部126に記憶されたダミープロセス管理テーブル127に,各VM13のダミープロセス134の稼動状態を記録しておく。本実施の形態の制御部125は,ダミープロセス管理テーブル127を参照し,稼動状態の制御変更が必要なVM13のダミープロセス134に対してのみ,稼動状態変更の制御指示を送ることで,ダミープロセス134の稼動状態を制御する。
例えば,アクティブ状態の制御指示を受けたアイドル状態のダミープロセス134は,自身の稼動状態をアクティブ状態に変更する。また,例えば,アイドル状態の制御指示を受けたアクティブ状態のダミープロセス134は,自身の稼動状態をアイドル状態に変更する。
図6は,本実施の形態の仮想マシン制御部による仮想マシン制御処理フローチャートである。
本実施の形態の仮想マシン制御部122は,図6のフローチャートに示す仮想マシン制御処理を,一定の時間間隔で繰り返し実行する。
ハイパーバイザ12の仮想マシン制御部122において,取得部123は,資源管理部121から,各VM13の資源の使用状況の情報を取得する(ステップS10)。
判断部124は,取得された資源の使用状況の情報から,各VM13の負荷状況を判断する(ステップS11)。ここでは,判断部124は,資源の使用量が所定以上のVM13を,高負荷なVM13であると判断する。
制御部125は,高負荷なVM13の数が1台以上であるかを判定する(ステップS12)。この判定は,第1の基準数による判定の例である。ここでは,第1の基準数が1台であるものとする。
高負荷なVM13の数が1台以上でなければ(ステップS12のNO),すなわち高負荷なVM13の数が0台であれば,制御部125は,全VM13のダミープロセス134の稼動状態をアイドル状態に制御する(ステップS13)。例えば,制御部125は,ダミープロセス管理テーブル127を参照し,稼動状態がアクティブ状態であるダミープロセス134に対して,アイドル状態に制御する信号を送る。制御部125は,ダミープロセス134の稼動状態の変更に従って,ダミープロセス管理テーブル127を更新する(ステップS18)。
高負荷なVM13の数が1台以上であれば(ステップS12のYES),制御部125は,高負荷なVM13の数が2台以上であるかを判定する(ステップS14)。この判定は,第2の基準数による判定の例である。ここでは,第2の基準数が2台であるものとする。
高負荷なVM13の数が2台以上でなければ(ステップS14のNO),すなわち高負荷なVM13の数が1台であれば,制御部125は,高負荷なVM13のダミープロセス134の稼動状態をアイドル状態に制御する(ステップS15)。また,制御部125は,高負荷なVM13以外のVM13のダミープロセス134の稼動状態をアクティブ状態に制御する(ステップS16)。例えば,制御部125は,ダミープロセス管理テーブル127を参照し,高負荷なVM13のダミープロセス134の稼動状態がアクティブ状態であれば,そのダミープロセス134に対してアイドル状態に制御する信号を送る。また,制御部125は,高負荷なVM13以外のVM13のダミープロセス134の稼動状態がアイドル状態であれば,そのダミープロセス134に対してアクティブ状態に制御する信号を送る。制御部125は,ダミープロセス134の稼動状態の変更に従って,ダミープロセス管理テーブル127を更新する(ステップS18)。
高負荷なVM13の数が2台以上であれば(ステップS14のYES),制御部125は,全VM13のダミープロセス134の稼動状態をアクティブ状態に制御する(ステップS17)。例えば,制御部125は,ダミープロセス管理テーブル127を参照し,稼動状態がアイドル状態であるダミープロセス134に対して,アクティブ状態に制御する信号を送る。制御部125は,ダミープロセス134の稼動状態の変更に従って,ダミープロセス管理テーブル127を更新する(ステップS18)。
以上説明した技術によって,各VM13の動作状況に応じて各VM13の負荷状況を制御することで,各VM13におけるアシストプロセス133の実行状況が分からなくても,各VM13の動作状況に応じて,アシストプロセス133の実行を制御することが可能となる。これにより,あるVM13でアシストプロセス133が動作することによる,他の高負荷なVM13の処理性能低下を,抑制することが可能となる。
以上,本実施の形態について説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
10 仮想マシンシステム
11 物理マシン
12 ハイパーバイザ
121 資源管理部
122 仮想マシン制御部
123 取得部
124 判断部
125 制御部
126 管理情報記憶部
13 VM
131 OS
132 通常プロセス
133 アシストプロセス
134 ダミープロセス

Claims (5)

  1. 複数の仮想マシンのそれぞれによる資源の使用状況の情報を取得する取得部と,
    資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数に応じて,各仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態を制御する制御部とを備え,
    前記ダミープロセスの稼動状態には,制御指示を待つ稼動状態であるアイドル状態と,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する稼動状態であるアクティブ状態とがある
    ことを特徴とする仮想マシン制御装置。
  2. 前記制御部は,前記資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数が所定の第1の基準数以上である場合に,前記資源の使用量が所定以上である仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態をアイドル状態に制御し,前記資源の使用量が所定以上である仮想マシン以外の仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態をアクティブ状態に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン制御装置。
  3. 前記制御部は,前記資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数が所定の第2の基準数以上である場合に,全仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態をアクティブ状態に制御する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の仮想マシン制御装置。
  4. コンピュータに,
    複数の仮想マシンのそれぞれによる資源の使用状況の情報を取得し,
    資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数に応じて,各仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態を制御する処理を実行させ,
    前記ダミープロセスの稼動状態には,制御指示を待つ稼動状態であるアイドル状態と,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する稼動状態であるアクティブ状態とがある
    ことを特徴とする仮想マシン制御プログラム。
  5. コンピュータが,
    複数の仮想マシンのそれぞれによる資源の使用状況の情報を取得し,
    資源の使用量が所定以上である仮想マシンの数に応じて,各仮想マシンにおいて動作するダミープロセスの稼動状態を制御する過程を実行し,
    前記ダミープロセスの稼動状態には,制御指示を待つ稼動状態であるアイドル状態と,所定の時間間隔で所定以上の資源を使用する処理を実行する稼動状態であるアクティブ状態とがある
    ことを特徴とする仮想マシン制御方法。
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