JP2013025986A - Connector - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、コネクタに関する。 The present invention relates to a connector.
従来、金属製の筐体にボルト締結されるコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このコネクタは、樹脂製のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングから突出して複数設けられ、同コネクタハウジングを取り付け固定する金属製の取付部材とを備えて構成されている。このコネクタの成形に際しては、取付部材の一端が成形型の成形空間内に突出した状態とし、取付部材の残りの部分を上下の金型によって挟んだ状態で保持した上で、成形空間内に樹脂を射出する。そして、樹脂が冷えて固まった後、上下の金型を開いてコネクタを成形型から脱型する。 Conventionally, for example, a connector described in Patent Document 1 below is known as a connector that is bolted to a metal housing. The connector includes a resin connector housing and a plurality of metal mounting members that protrude from the connector housing and fix the connector housing. When molding the connector, one end of the mounting member protrudes into the molding space of the molding die, and the remaining portion of the mounting member is held between upper and lower molds, and then the resin is formed in the molding space. Inject. After the resin cools and hardens, the upper and lower molds are opened to remove the connector from the mold.
上記のコネクタでは、樹脂と金属の熱膨張係数の違いに起因した反りが発生しやすいため、取付部材がコネクタハウジングに対して傾いた状態となりやすい。この対策として、取付部材が傾く方向とは逆方向に取付部材を予め傾けた姿勢で樹脂成形を行うことができれば、成形後に取付部材を水平姿勢に近づけることができる。しかしながら、上下の金型で取付部材を挟む以上、取付部材は水平姿勢で固定せざるを得ない。このため、成形後に取付部材が傾くことを甘受せざるを得ないものとなっている。 In the above connector, since the warpage due to the difference in thermal expansion coefficient between the resin and the metal is likely to occur, the mounting member tends to be inclined with respect to the connector housing. As a countermeasure, if the resin molding can be performed in a posture in which the mounting member is tilted in a direction opposite to the direction in which the mounting member is inclined, the mounting member can be brought close to a horizontal posture after molding. However, as long as the mounting member is sandwiched between the upper and lower molds, the mounting member has to be fixed in a horizontal posture. For this reason, it is necessary to accept that the mounting member tilts after molding.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、樹脂と金属の熱膨張係数の違いに起因した反りを防ぐことを目的とする。 The present invention has been completed based on the above circumstances, and an object thereof is to prevent warping due to a difference in thermal expansion coefficient between a resin and a metal.
本発明は、樹脂製のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの外面から張り出す形態で設けられ、その張り出し方向と交差する方向に挿通孔が形成されてなるフランジ部と、フランジ部を覆うようにして金属製の筐体にボルト締結されることにより、コネクタハウジングを筐体に保持する金属製のアウタカバーとを備え、アウタカバーには、挿通孔に入り込むカラー部が一体に形成されており、このカラー部にボルトを挿通して筐体に締結することでカラー部が筐体の表面に接触した状態に保持され、アウタカバーが筐体に取り付け固定される構成としたところに特徴を有する。 The present invention provides a connector housing made of resin, a flange portion that is provided so as to project from the outer surface of the connector housing, and has an insertion hole formed in a direction intersecting the projecting direction, and covers the flange portion. It is provided with a metal outer cover that holds the connector housing to the housing by being bolted to the metal housing, and the outer cover is integrally formed with a collar portion that enters the insertion hole. It is characterized in that the collar portion is held in contact with the surface of the casing by inserting a bolt into the casing and fastened to the casing, and the outer cover is attached and fixed to the casing.
このような構成によると、コネクタハウジングのフランジ部をアウタカバーで覆うことでカラー部をフランジ部の挿通孔に装着し、カラー部にボルトを挿通させて筐体に締め付けることにより、アウターカバーが筐体に取り付け固定され、コネクタハウジングが筐体に保持される。すなわち、コネクタハウジングとアウターカバーを一体に成形しなくてもよいから、樹脂と金属の熱膨張係数の違いに起因した反りを防ぐことができる。 According to such a configuration, the outer cover is attached to the housing by covering the flange portion of the connector housing with the outer cover, attaching the collar portion to the insertion hole of the flange portion, and inserting the bolt into the collar portion and tightening it to the housing. The connector housing is held by the housing. That is, since it is not necessary to integrally mold the connector housing and the outer cover, it is possible to prevent warping due to the difference in thermal expansion coefficient between the resin and the metal.
また、コネクタハウジングとアウタカバーを別体で構成したことにより、コネクタハウジングは樹脂のみで構成されることになる。したがって、フランジ部の反り方向が予め分かっている場合には、フランジ部の反り方向と反対方向に予めフランジ部を傾けた姿勢で樹脂成形を行うことにより、フランジ部の反りを規制することができる。仮にフランジ部の反りが発生した場合であっても、アウタカバーによってフランジ部を覆って押さえ付けることができ、フランジ部の反りを矯正することができる。 Further, since the connector housing and the outer cover are configured separately, the connector housing is configured only with resin. Accordingly, when the warping direction of the flange portion is known in advance, the warping of the flange portion can be regulated by performing resin molding in a posture in which the flange portion is previously inclined in a direction opposite to the warping direction of the flange portion. . Even if the flange part warps, the flange part can be covered and pressed by the outer cover, and the warp of the flange part can be corrected.
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
コネクタハウジングの外面には、複数のフランジ部が周方向に並んで配設されており、アウタカバーは、複数のフランジ部にそれぞれ設けられた複数のカラー部と、隣り合う一対のカラー部を互いに連結する複数の連結部とを備えて構成されている構成としてもよい。
このような構成によると、複数のカラー部が複数の連結部によって互いに連結されているため、各カラー部を一体として扱うことができる。
The following configuration is preferable as an embodiment of the present invention.
A plurality of flange portions are arranged in the circumferential direction on the outer surface of the connector housing, and the outer cover connects a plurality of collar portions respectively provided on the plurality of flange portions and a pair of adjacent collar portions to each other. It is good also as a structure provided with the some connection part to do.
According to such a configuration, since the plurality of collar portions are connected to each other by the plurality of connecting portions, the respective color portions can be handled as one body.
連結部には、補強用のビード部が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、連結部が補強用のビード部によって補強されているため、アウタカバーの剛性を高めることができる。
The connecting portion may be provided with a reinforcing bead portion.
According to such a configuration, since the connecting portion is reinforced by the reinforcing bead portion, the rigidity of the outer cover can be increased.
アウタカバーの外周縁には、フランジ部の外周側部を覆うようにして側壁が設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、アウタカバーの側壁によってフランジ部の外周側部を覆うことで、フランジ部を保護することができる。また、側壁を設けることでアウタカバーの剛性を高めることができる。
It is good also as a structure by which the outer peripheral edge of an outer cover is provided with the side wall so that the outer peripheral side part of a flange part may be covered.
According to such a structure, a flange part can be protected by covering the outer peripheral side part of a flange part with the side wall of an outer cover. Moreover, the rigidity of an outer cover can be improved by providing a side wall.
本発明によれば、樹脂と金属の熱膨張係数の違いに起因した反りを防ぐことができる。 According to the present invention, it is possible to prevent warping due to a difference in thermal expansion coefficient between resin and metal.
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコネクタ10は合成樹脂製のコネクタハウジング20を有し、図6に示すように、機器側に設けられた金属製の筐体50に取り付け固定されるようになっている。このコネクタハウジング20は、図8に示すように、上下方向に延びる筒状のフード部21を有し、このフード部21の内部には、図9に示すように、複数のタブ端子(図示せず)が収容可能な複数のキャビティ22が形成されている。なお、フード部21の左側面には、図4および図5に示すように、相手側コネクタと嵌合状態に保持するロック部27が設けられており、このロック部27の両側には、嵌合方向に延びる一対の保護壁28,28が設けられている。
<Embodiment>
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings of FIGS. The
フード部21の外周面には、複数のフランジ部23が板状をなして外方に張り出す形態で設けられている。各フランジ部23は、略方形の角筒状をなすフード部21の角部にそれぞれ配設されている。また、フランジ部23は、フード部21の軸心から対角方向外側に離れる方向に張り出している。フランジ部23には、その板厚方向(フランジ部23の張り出し方向と交差する方向)に貫通する形態をなす挿通孔24が形成されている。この挿通孔24は円孔形状をなし、フランジ部23の外周側部は、挿通孔24の外形に沿って円弧状に形成されている。また、隣り合う一対のフランジ部23,23間には、これらを連結する繋ぎ部25がコネクタハウジング20の外面から突出する形態で設けられている。
On the outer peripheral surface of the
フランジ部23には、図10に示すアウタカバー30が装着されるようになっている。このアウタカバー30は金属製であって、金属平板をプレス加工することによって形成されている。アウタカバー30の中央には、フード部21を挿通させる装着孔31が貫通して形成されている。アウタカバー30は全体として略正方形状をなし、その角部には、カラー部32がそれぞれ設けられている。隣り合う一対のカラー部32,32は、連結部33を介して互いに連結されている。このように、複数のカラー部32が複数の連結部33によって互いに連結されているため、各カラー部32を一体として扱うことができる。
An
連結部33には、補強用のビード部34が叩き出しにより形成されている。各ビード部34は、各カラー部32を結ぶ方向に細長く延びたリブ状とされている。このようにして、連結部33が補強用のビード部34によって補強されているため、アウタカバー30の剛性を高めることができる。
A reinforcing
アウタカバー30の外周縁には、側壁35が周設されている。この側壁35は、各カラー部32の外周縁および各連結部33の外周縁から下方に垂下形成されており、アウタカバー30の全周に亘って周設されている。この側壁35は、図7に示すように、アウタカバー30がコネクタハウジング20に装着された場合にフランジ部23の外周側部および繋ぎ部25の外周側部を側方から覆うように配置される。したがって、フランジ部23および繋ぎ部25が外部の衝撃によって破損することを回避できる。
A
図10に示すように、側壁35のうち連結部33に配された部分には、側方に膨出する形態をなす検知受け部36が設けられている。一方、コネクタハウジング20の繋ぎ部25には、図3に示すように、検知受け部36と嵌合する検知部26が設けられている。検知部26と検知受け部36はそれぞれ一個ずつ設けられており、アウタカバー30がコネクタハウジング20に対して正規に装着された場合には、検知部26と検知受け部36が嵌り合う。また、アウタカバー30がコネクタハウジング20に対して誤った姿勢で装着された場合には、側壁35の端縁が検知部26に干渉する。これにより、アウタカバー30とコネクタハウジング20の誤組を検知できるようになっている。
As shown in FIG. 10, a
カラー部32は全体として凹状をなし、図6に示すように、フランジ部23の上面から挿通孔24の内周面に沿って下方に延び、フランジ部23の下面付近で挿通孔24の軸心に向かう形態とされている。カラー部32の底壁には、ボルトBの軸部B1を挿通させる貫通孔37が形成されている。また、カラー部32の側壁は、ボルトBの頭部B2をほぼ適合して収容できる形状とされ、ボルトBが筐体50に対してボルト締結された状態では、ボルトBの頭部B2がフランジ部23の上面から上方にはみ出さないようになっている。また、ボルトBを筐体50に締め付けると、この締め込みに伴ってカラー部32の底壁が筐体50に強固に当接するものの、カラー部32の上壁によってフランジ部23が筐体50に強固に押し当てられて破損することはない。すなわち、カラー部32は、従来よりメタルタッチを目的として締結部位に用いられている金属製のカラーとしての役割を果たすと同時に、フランジ部23を保護する保護部材としての役割を果たすものである。
As shown in FIG. 6, the
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその成形方法を説明する。まず、成形型(図示せず)の上下両型を型閉じすると、成形型の内部に成形空間が形成され、この成形空間内に樹脂を射出すると、コネクタハウジング20が成形される。そして、樹脂が冷え固まったら上下両型を開いてコネクタハウジング20を脱型する。次に、アウタカバー30をコネクタハウジング20に装着する。装着孔31にフード部21が挿通され、カラー部32によってフランジ部23が上方および側方から覆われると、連結部33によって繋ぎ部25が上方および側方から覆われる。
The present embodiment is configured as described above, and the molding method will be described subsequently. First, when both the upper and lower molds of a molding die (not shown) are closed, a molding space is formed inside the molding die, and when the resin is injected into this molding space, the
このようにしてコネクタ10を形成した後、貫通孔37もボルトBを挿通し、筐体50のねじ孔に締め込むと、カラー部32の底壁がねじ孔の周辺部とボルトBの頭部B2との間でメタルタッチで挟み付けられる。これにより、アウタカバー30が筐体50に取り付け固定され、コネクタ10が筐体50に保持される。ここで、仮にフランジ部23がフード部21に対して傾いた姿勢で成形されているとしても、アウタカバー30によってフランジ部23を押し付けることができるため、フランジ部23を水平姿勢に矯正することができる。
After the
以上のように本実施形態では、フランジ部23とアウタカバー30を別体で形成したから、樹脂と金属の熱膨張係数の違いに起因した反りを規制することができる。また、アウタカバー30にカラー部32を設けたから、カラー部32を筐体50にボルトBで締結することにより、コネクタハウジング20を筐体50に保持させるカラーとしても機能させることができる。さらに、カラー部32の外周縁および連結部33の外周縁に側壁35を形成したから、この側壁35によってカラー部32および連結部33を保護することができる。
As described above, in the present embodiment, since the
また、複数のカラー部32を連結部33で連結したから、複数のカラー部32を一体に取り扱うことができる。さらに、この連結部33に補強用のビード部34を設けたから、連結部33の剛性を高めることができる。これにより、仮にフランジ部23に反りが発生した場合でも、アウタカバー30によってフランジ部23を押し付けて水平姿勢に矯正させる矯正部材としてアウタカバー30を使用することができる。
Further, since the plurality of
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では複数のカラー部32を備えたアウタカバー30を例示しているものの、本発明によると、カラー部を一つだけ備えたアウタカバーとしてもよい。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) Although the
(2)上記実施形態では複数のカラー部32が複数の連結部33によって互いに連結されているものの、本発明によると、各カラー部32を別体で構成してもよい。
(2) Although the plurality of
(3)上記実施形態ではビード部34と側壁35をともに備えたアウタカバー30を例示しているものの、本発明によると、ビード部と側壁のいずれか一方を備えたアウタカバーとしてもよく、あるいはビード部と側壁のいずれも備えていないアウタカバーとしてもよい。
(3) Although the
10…コネクタ
20…コネクタハウジング
23…フランジ部
24…挿通孔
30…アウタカバー
32…カラー部
33…連結部
34…ビード部
35…側壁
50…筐体
B…ボルト
DESCRIPTION OF
Claims (4)
このコネクタハウジングの外面から張り出す形態で設けられ、その張り出し方向と交差する方向に挿通孔が形成されてなるフランジ部と、
前記フランジ部を覆うようにして金属製の筐体にボルト締結されることにより、前記コネクタハウジングを前記筐体に保持する金属製のアウタカバーとを備え、
前記アウタカバーには、前記挿通孔に入り込むカラー部が一体に形成されており、このカラー部にボルトを挿通して前記筐体に締結することで前記カラー部が前記筐体の表面に接触した状態に保持され、前記アウタカバーが前記筐体に取り付け固定されることを特徴とするコネクタ。 A resin connector housing;
Provided in a form protruding from the outer surface of this connector housing, a flange portion formed with an insertion hole in a direction intersecting with the protruding direction,
A metal outer cover that holds the connector housing to the housing by being bolted to the metal housing so as to cover the flange portion;
The outer cover is integrally formed with a collar portion that enters the insertion hole, and the collar portion is in contact with the surface of the housing by inserting a bolt into the collar portion and fastening to the housing. And the outer cover is fixedly attached to the housing.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011158889A JP2013025986A (en) | 2011-07-20 | 2011-07-20 | Connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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---|---|
JP2013025986A true JP2013025986A (en) | 2013-02-04 |
Family
ID=47784112
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011158889A Withdrawn JP2013025986A (en) | 2011-07-20 | 2011-07-20 | Connector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013025986A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106992383A (en) * | 2017-04-25 | 2017-07-28 | 常州金信诺凤市通信设备有限公司 | A kind of nonstandard test connector |
-
2011
- 2011-07-20 JP JP2011158889A patent/JP2013025986A/en not_active Withdrawn
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CN106992383A (en) * | 2017-04-25 | 2017-07-28 | 常州金信诺凤市通信设备有限公司 | A kind of nonstandard test connector |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141007 |