JP2013020430A - 分散処理ノードシステム、管理ノード、及び制御方法 - Google Patents

分散処理ノードシステム、管理ノード、及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 現状のデータセンタやエントランスノードの各処理ノードで実行するアプリケーションは固定的に決まっており、またアクチュエータの存在と、アクチュエータへのフィードバック制御時間の要求値を考慮していない。
【解決手段】 アクチュエータ13、センサ14が接続されたネットワークノード12が複数存在する分散処理環境において、管理ノード16は、メモリ38中のテーブルに蓄積された利害得失判定要素に基づき、アクチュエータ13へのフィードバック制御の際のネットワーク遅延を最小とすることが可能な、各種のアプリケーションのネットワークノードへの配置制御を実行する。
【選択図】 図9A

Description

本発明はネットワークシステムに係り、特に複数のコンピュータ間において通信を行う分散処理ノードシステムの高機能処理技術に関する。
ネットワークの普及に伴い、複数のネットワークシステムの情報を互いに共有し、新たな価値を創造することを目的とする大規模ネットワークシステムが考えられている。このような大規模ネットワークシステムでは、ネットワークトラフィックの増加とアプリケーションの複雑化に伴い、昨今のネットワークノードは、単純なパケットの転送能力だけではなく、特許文献1に示されているように、より高機能な処理を実現する性能を備えるようになってきた。
高機能な処理を実施するネットワークノードを利用する例としては、利用者の端末とデータセンタの間のネットワーク上で演算処理を実施することで、高速な応答を実現するネットワークが考えられている。このようなネットワークの例として非特許文献1に示されるクラウド型ネットワークが存在する。クラウド型ネットワークを構成する高機能ネットワークノードは、データセンタに向かうデータに対してフィルタリング処理や演算処理を行うことでトラフィックの効率化やネットワーク上での演算処理の代行を実現している。
高機能ネットワークノードは広域ネットワークの末端部分に配置され、センサやアクチュエータ等の端末からのトラフィックの監視とフィルタリングを行うことで、上位のシステムにおいて必要なデータのみを広域ネットワークに送信し、広域ネットワークの負荷を下げる。このような働きを行う広域ネットワークの末端部分に配置される高機能ネットワークノードを、エントランスノードと呼称している。さらに、本ネットワークシステムでは、一部の演算処理をエントランスノードにて代替することで、広域ネットワークを介して通信を行わずに、短時間での応答を実現することが可能となる。
エントランスノードでは、上記のようなトラフィックの監視、フィルタリング、あるいは一部の演算処理の代替を行うことで短い応答時間を達成するための高速応答処理を実現するために、配下に存在する端末類の管理と、自らのリソースの管理とを行う。例えば、データを送信するセンサや、稼働するアクチュエータを有する末端のノードがどのエントランスノードと接続しているかといった情報や、どのエントランスノードにてそれぞれのフィルタリング処理を実現するかといった情報を保有している。また、これらの情報の横断的な管理は、より上位に存在する管理用のサーバが、複数のエントランスノードと横断的に通信を行うことで行う。
特開2007−26303号公報
Hidetaka Aoki, Hiroaki Shikano et al. "Cloud Architecture for Tight Interaction with the Real World and Deep Sensor−Data Aggregation Mechanism",S6−27882−2309 SoftCOM 2010
上述した従来のネットワークでは、データセンタやエントランスノードの各処理ノードで実行するアプリケーションは固定的に決まっている。また、アクチュエータの存在とそのアクチュエータへのフィードバック制御時間の要求値を考慮してアプリケーションを配置しなければ、フィードバック遅延を最小化にすることができないという課題が存在する。
また、端末で逐次発生するデータを、上記のアプリケーションの配置に同期して伝送先を切り替える必要があるという課題がある。
更に、逐次発生するデータを自ノードで圧縮処理し他ノードに伝送することによる、ネットワーク伝送量の増大を考慮して、ノード間の処理分担を決定しなければならないという課題がある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、センサ、アクチュエータ等の端末が接続されたノードが複数存在する分散処理環境において、アクチュエータ制御の際のネットワーク遅延等を最小とすることが可能な分散処理ノードシステム、管理ノード、および制御方法を提供することにある。
本発明においては、上記の目的を達成するため、端末が接続された複数のネットワークノードと管理ノードとをネットワークを介して接続した分散処理ノードシステムであって、管理ノードは、複数のアプリケーションを備え、管理ノードは、アプリケーションを複数のネットワークノードで実行する場合の利害得失判定要素に基づき、複数のネットワークノードにおけるアプリケーションの実行位置を決定し、その決定結果に基づきネットワークノードへの複数のアプリケーションの配布を実行する分散処理ノードシステム、その管理ノード、及びその制御方法を提供する。
また、本発明においては、上記の目的を達成するため、上記の利害得失判定要素として、複数のネットワークノードにおける処理負荷、アプリケーションが実行されるネットワークノード間及びネットワークノードと端末間のネットワーク遅延、及びネットワーク経路のデータ量を用いる分散処理ノードシステム、その管理ノード、及びその制御方法を提供する。
更に、本発明においては、上記の目的を達成するため、上記の管理ノードは、利害得失判定要素の実測値と要求値を比較し、当該比較結果に基づき、アプリケーションの配布の再実行を行う分散処理ノードシステム、その管理ノード、及びその制御方法を提供する。
本発明によれば、アクチュエータへのフィードバック遅延が最小となるアプリケーション実行位置を把握することが可能となる。
さらに、本発明を用いることで、アクチュエータへのフィードバック遅延の他に、ネットワーク経路毎のデータ量と各処理ノードの負荷情報をもとにして、アプリケーション実行位置を決定することで、複数の要求値からアプリケーション実行位置を決定することが可能となる。
第1の実施例に係る分散処理ノードシステムの一例の概略構成を示す図である。 第1の実施例に係る、センサ、アクチュエータ管理テーブルの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション配布の構成の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション配置要求シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション配布シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション配置要求機能の処理フローチャート図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション配布機能の処理フローチャート図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置管理テーブル(パターン1)を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置別の利害得失を説明するためのシステム構成図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置別の利害得失を説明するためのテーブルを示す図である。 第1の実施例に係る、伝送先管理情報テーブルの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、伝送先管理の情報取得更新シーケンスの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、伝送先管理の情報取得機能の処理フローチャートを示す図である。 第1の実施例に係る、伝送先管理のアプリケーション実行位置判定機能の処理フローチャートを示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置(パターン2)を説明するためのシステム構成図である。 第1の実施例に係る、センサ、アクチュエータ管理テーブル(パターン2)の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置管理テーブル(パターン2)の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置(パターン3)を説明するためのシステム構成図である。 第1の実施例に係る、センサ、アクチュエータ管理テーブル(パターン3)の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置管理テーブル(パターン3)の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置(パターン4)を説明するためのシステム構成図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置管理テーブル(パターン4)の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、アプリケーション実行位置管理テーブル(パターン4)の一例を示す図である。
以下、本発明の種々の実施例を図面に従い説明する。なお、図面における数番とし、例えば、7−1〜7−3と表示する場合、数番7で表示される要素が3個に限らず複数個存在することを意味する。また、これらは纏めて数番7とのみ表示する場合もある点留意されたい。また、本明細書において、アプリケーションを”アプリ”と称する場合がある。なお、本明細書においてアクチュエータとは入力された信号を、物理的な運動へと変換する機構の総称であり、モータ等を含むものとする。更に、アクチュエータや各種のセンサを纏めて、端末と称する。
図1は、第1の実施例の分散処理ノードシステムの一例の概略構成を示すである。本実施例の分散処理ノードシステムは、複数の拠点間を結ぶ広域のネットワーク網を利用した分散処理ノードシステムであり、各拠点の処理ノード間のデータ量とネットワーク遅延、処理負荷の状況を計算し、アクチュエータやセンサ等の端末へのフィードバック遅延を最小にするためのアプリケーション実行位置の決定、変更機能を備えている。
図1に示す本実施例の分散処理ノードシステムは、少なくとも一個のデータセンタ10−1〜10−3と広域ネットワーク網11と、少なくとも一個のエントランスノード12−1〜12−3と、少なくも一個のセンサ14−1〜14−6と少なくとも一個のアクチュエータ13、更には管理ノード16により構成される。なお、上述の通り、これら複数のセンサ14−1〜14−6と複数のアクチュエータ13を総称して端末と呼ぶ場合がある。本分散処理ノードシステムでは、複数のセンサ14から発生するデータを、エントランスノード12及び広域ネットワーク網11を介してデータセンタ10−1〜10−3に集約し、データセンタ10にて一括してデータを保存、演算処理などを行う。
センサ14は、各拠点において複数存在しており、その種別も温度センサ、湿度センサ、振動センサ、圧力センサ、人感センサ、マイク、カメラなど多様なものが存在する。センサ14とエントランスノード12はそれぞれ有線や無線の通信回線を介して接続される。
エントランスノード12は広域ネットワーク網11の入り口に配置されるネットワークノードであり、通信機能を備えたスイッチやルータに、判定処理や演算処理機能を付加した高機能なネットワークノードである。これらのエントランスノード12はそれぞれ、部屋単位、フロア単位、建物単位、拠点単位などに配置されるものであり、これはエントランスノード12そのものの性能のほか、配下に接続されるセンサ14の数やエントランスノードに要求される処理内容などに左右される。図1における数番15−1〜15−3は、上述の部屋、フロア、建物、拠点等の配置単位を模式的に示している。
各エントランスノード12−1〜12−3は自らに接続しているセンサ14やアクチュエータ13を管理し、さらにそのセンサ14が送信する送信データの監視と演算処理を行うことを目的としている。ただし、センサ14やアクチュエータ13の管理はエントランスノード毎に管理しても、広域ネットワーク網11を介して接続された管理ノード16で一括管理しても良い。これらのデータの監視と演算処理によって、各エントランスノード12−1〜12−3から広域ネットワーク網11に送信されるデータの圧縮、選択的な削除、平均化などの演算処理を総称してのフィルタリング処理を行うことでトラフィックを減少させ、広域ネットワーク網11の負荷を減少させることとを本実施例の分散処理ノードシステムの目的の1つとしている。さらに、本実施例のもう1つの目的として、高速な応答が要求される場合に、演算処理の結果を受けてエントランスノードに接続しているアクチュエータ13に対して、操作のための信号をエントランスノードが、フィードバック送信することがあげられる。これは、通常の処理では、データセンタ10にて処理された結果に応じてアクチュエータ13が操作され、この場合にはアクチュエータ13からデータセンタ10までの転送時間の分、遅延時間が大きくなるためである。
図2は、本実施例における分散処理ノードシステムの管理ノード16が管理する、センサ14、アクチュエータ13の管理テーブルを示す。この管理テーブル20は、後で説明する管理ノード16内部の記憶部に記憶される。センサ、アクチュエータ管理テーブル20では、テーブル最上段行に示すように各種端末の種類を示すデバイス種別、情報種別、IP(Internet Protocol)アドレス、接続先、接続ポート、処理ノードをそれぞれ管理する。デバイス種別では、接続したデバイスがセンサであるかアクチュエータであるかを示す。情報種別では、センサとアクチュエータが扱う情報の種別を示す。図2に示すようにその種別には、電圧、周波数、開閉器等がある。IPアドレスでは、センサとアクチュエータに設定したIPアドレスを示す。接続先では、センサとアクチュエータを接続する処理ノードのIPアドレスを示す。接続ポートでは、センサとアクチュエータを接続する処理ノードのポートを示す。処理ノードでは、センサとアクチュエータを接続する処理ノードを示す。図1のシステム構成あっては、処理ノードはデータセンタやエントランスノード等である。
図3は、本実施例における分散処理ノードシステムのアプリケーション配布の構成の一例を示す。データセンタ10と、エントランスノード12と、管理ノード16は通常のコンピュータ構成を備えている。図3では、データセンタ10を例示してその内部構成を示したが、他のエントランスノードや管理ノードも同様な構成を備えている。なお、データセンタ10とエントランスノード12は、管理ノード16の管理マネージャと通信し、アプリケーションの配布を受け付ける機能を実行する管理機構を含む。
図3のデータセンタ10に例示するように、その最下位層に、ネットワークインタフェースである入出力部(Input Output Unit:I/O)30、処理部である中央処理部(Central Processing Unit:CPU)31、各種のプログラムやデータを記憶する記憶部であるメモリ32等のハードウェアを備える。そして、その上位層にデータの伝送先を制御する伝送制御機能33があり、その上位層にオペレーティングシステム(Operating System:OS)を含むアプリケーション実行基盤35があり、その上位層で各種のアプリケーション36が動作する構成となる。なお、34は上述した管理機構である。これらの上位層の各機能は、CPU31が実行する各種のプログラムとして提供され、メモリ32に記憶された各種のプログラムが実行されることによって実現される。本実施例の分散処理ノードシステムにおいては、データセンタ10に加え、エントランスノード12−1〜12−3や管理ノード16が、広域ネットワーク網11を介して接続される。
広域ネットワーク網11を介して接続される管理ノード16は、後で詳述する内部の管理マネージャ37の機能を用いて、メモリに記憶する各種のアプリケーションAP#0〜AP#3を、データセンタ10やエントランスノード12−1〜12−3に配布する。
なお、説明を省略するが、図3に示す通り、上述したデータセンタ10と同様、各エントランスノード12と管理ノードは、CPU、メモリ、I/Oからなるハードウェアを備え、メモリにはCPUで実行される管理マネージャやAP実行基盤等の各種の機能プログラムやデータが記憶される。また、図2に示したセンサ、アクチュエータ管理テーブル20は、管理ノード16のメモリに記憶され、管理マネージャ37によって管理される。なお、図3には各ノードにおける、各種の機能プログラムを図示したが、管理ノード16は、アプリケーションAP#0〜AP#3を記憶するが、それ自身が実行する必要はなく、データセンタ10、エントランスノード12−1〜12−3が、それぞれアプリケーションAP#0〜AP#3を実行する。
図4は、本実施例における分散処理ノードシステムにおける、アプリケーション配置要求シーケンスの一例を示す。第1に、管理ノードの図示を省略した管理者は、インタフェース部を介して、アプリケーションの配置要求を実施する際、管理ノード16に対してアプリケーション配置問合せを行う。第2に、アプリケーション配置問合せに対応し、管理ノード16はアプリケーション配置案を作成し、データセンタ10、エントランスノード12−1〜12−3の各処理ノードに対して、アプリケーションAP#0、AP#1、AP#2、AP#3の配置要求を送信する。このとき、これらのアプリケーション配置要求を受付けた各処理ノード10、12−1〜12−3は、アプリケーションの配置可否の判定を行い、配置可能なときノード内のリソースの仮予約を実施したうえで、管理ノード16に対して完了通知(ACK)を返信する。
第3に、管理ノード16は各処理ノード10、12−1〜12−3に要求したアプリケーション配置要求に対する完了通知をすべて受信したとき、インタフェース部を介して、管理者に対して完了通知を返信する。このとき、アプリケーションの配置案(アプリ配置案)と完了通知を併せて管理者に返信しても良い。なお、各処理ノードにおいてアプリケーションの配置可否の判定を実施した結果、自身の処理ノードでは配置不可能のとき、管理ノード16に対して完了通知(NACK)を返信する。完了通知(NACK)を受信した管理ノードは、アプリケーションの配置案を再度作成し、処理ノード10、12−1〜12−3に対してアプリケーション配置要求を送信することを繰り返す。
図5は、本実施例における管理ノード16からのアプリケーションの配布シーケンスの一例を示す。第1に、図4のアプリケーション配置要求シーケンスに示した通りにアプリケーション配置要求が完了したとき、管理者はインタフェース部を介して、アプリケーションの配布承認(アプリ配布)を管理ノード16に送信する。第2に、管理ノード16は、受付けたアプリ配布に対応して、アプリケーション実行位置管理テーブルの情報をもとに、各処理ノード10、12にアプリケーションAP#0〜AP#3を配布する。
このとき、アプリケーションの配布を受け付けた各処理ノード10、12−1〜12−3は、自身の処理ノードにインストールしてネットワーク設定を実行し、完了通知(ACK)を管理ノード16に対して返信する。第3に、管理ノード16はユーザが登録したアプリケーションの配布がすべて完了したとき、後述するセンサ、アクチュエータ管理テーブルを更新し、インタフェース部を介して、管理者に対して完了通知を返信する。
図6は、本実施例の分散処理ノードシステムの管理ノード16の管理マネージャ37におけるアプリケーション配置要求機能の処理フローチャートを示す。先に述べたように、管理マネージャ37は、管理ノード16のCPUで実行されるプログラムとして提供される。第1に、アプリケーション配置要求機能のアプリ配置問合せ受付のシーケンス(61)では、管理者からのアプリ配置問合せが無いときに待機し、アプリ配置問合せがあったときに次のシーケンスに移行する。第2に、アプリ配置案作成のシーケンス(62)では、各処理ノードに対するアプリケーションの配置案を作成する。なお、配置問合せに対応する配置案は、あらかじめ管理者が管理ノード16のメモリ等に登録しておいても良い。
第3に、アプリ配置要求送信のシーケンスでは、第2のシーケンス(62)で決定した配置案を基にして、各処理ノード10、12−1〜12−3に対してアプリ配置要求を送信する(63)。第4に、完了通知受信待ちのシーケンス(64)では、第3のシーケンス(63)で送信したアプリ配置要求に対する完了通知の返信をすべて受信するまで待機し、すべて受信できたときに次のシーケンスに移行する。第5に、完了通知送信シーケンス(65)では管理者に対して完了通知を返信する。このとき、アプリケーション配置案と共に返信しても良い。
図7は、本実施例の分散処理ノードシステムの管理ノード16の管理マネージャ37におけるアプリケーション配布機能の処理フローチャートを示す。第1に、アプリ配布承認受付のシーケンス(71)では、管理者からのアプリ配布承認が無いときに待機し、アプリ配布承認があったときに次のシーケンスに移行する。通常、このアプリ配布承認は、図6の処理フローの完了通知に応答して、管理者が送信する。第2に、アプリ展開のシーケンス(72)では、管理者が送信したアプリケーションを展開する。このとき、アプリケーションは圧縮形式のアーカイブとして管理者から管理ノード16に送信しても良い。
第3に、アプリ配布のシーケンス(73)では、図6のアプリケーション配置要求機能を用いて決定した配置案を基にして、各処理ノードに対してアプリケーションを配布する(73)。第4に、完了通知受信待ちのシーケンス(74)では、第3のシーケンスで送信したアプリ配布に対する完了通知の返信をすべて受信するまで待機し、すべて受信できたときに次のシーケンスに移行する。第5に、センサ、アクチュエータ管理テーブル更新のシーケンス(75)では、後述するアプリケーション実行位置管理テーブルを更新する。第6に、完了通知送信シーケンス(76)では管理者に対して完了通知を返信する。
図8は、アプリケーション実行位置がパターン1の場合の、分散処理ノードシステムの管理ノード16におけるアプリケーション実行位置管理テーブルの一例を示す。なお、パターン1のアプリケーション実行位置は、図3に示したアプリケーションの実行位置と同一であり、ここでは図示を省略した。アプリケーション実行位置管理テーブル80では、アプリケーション名81、アプリケーションの実行ノード名82、アプリケーションの処理内容83、アプリケーションによる処理結果の送信先84を示す。このアプリケーション実行位置管理テーブル80は、管理マネージャ37が管理する。
アプリケーション名81では、アプリケーション実行位置管理テーブル80において重なりのない任意の名称を示す。実行ノード名82では、アプリケーションを実行する処理ノードの名称を示す。処理内容で83は、アプリケーションで実施する処理の内容を示す。ただし、処理内容については必ずしも管理テーブル80に記載しておく必要はない。処理結果の送信先では、アプリケーションで実施した処理結果を送信する処理ノードまたはアクチュエータを示す。
図8では、センサ#1〜センサ#6の異常値判定とアクチュエータ#1の制御を実施するAP#0をデータセンタ10で実行し、センサ#1とセンサ#2の伝送処理を実施するAP#1をエントランスノード#1 12−1で実行し、センサ#3とセンサ#4の伝送処理を実施するAP#2をエントランスノード#2 12−2で実行し、センサ#5とセンサ#6の伝送処理を実施するAP#3をエントランスノード#3 12−3で実行する例を示す。また、AP#1、AP#2、AP#3のアプリケーションは、センサデータを圧縮処理してデータ量を削減する機能を持つ。
図9A、図9Bは、本実施例の分散処理ノードシステムにおけるアプリケーション実行位置別の利害得失判定を説明するためのシステム構成と、利害得失判定要素テーブル90を示す図である。図9Aのシステム構成図は、図3と同一であり、同図のr1〜r11は、各処理ノード間の経路を示している。なお、管理ノード16中のメモリ38に各種テーブル39が蓄積されている。管理ノード16中の管理マネージャ37が、後で詳述する利害得失判定の結果に基づき、伝送先管理を行う。アプリケーションの実行位置を決めるにあたっての利害得失の判定要素には、メモリ38の各種テーブル39中の一つである、図9Bに示したテーブル90のように、データ量、ネットワーク遅延、処理負荷の要素が存在する。データ量では、各エントランスノードが送信するデータ量とデータセンタが受信するデータ量を判定要素とする。ネットワーク遅延では、アクチュエータの制御を含むアプリケーションAP#0の処理ノードとアクチュエータのネットワーク遅延を判定要素とする。処理負荷では、各処理ノードのアプリケーションの実行にともなう処理負荷を判定要素とする。
図8で説明したパターン1では、各エントランスノード12−1〜12−3から送信するデータ量は、図9Aのテーブル90に示すとおり、圧縮データd1、d2、d3となる。その結果、データセンタ10で受信するデータ量は、d1、d2、d3の総和となる。パターン1では、アクチュエータ13の制御を含むアプリケーションAP#0をデータセンタ10で実行するため、AP#0とアクチュエータ13のネットワーク遅延は、図9Aに示す、複数の経路r11、r8、r1の遅延の総和となる。処理負荷は、データセンタ16でAP#0、エントランスノード#1 12−1でAP#1、エントランスノード#2 12−2でAP#2、エントランスノード#3 12−3でAP#3を実行する処理負荷である。パターン1では、各アプリケーションで同等の処理性能が必要な場合、各処理ノードで均等に処理負荷を分散させることが可能となる。
図10は、本実施例の分散処理ノードシステムにおける管理ノード16が、その記憶部であるメモリに記憶する伝送先管理情報テーブル100の一例を示す。この伝送先管理情報テーブル100は、管理ノード16の管理マネージャ37によって管理される。
伝送先管理情報テーブル100では、管理機構位置101、情報種別102、位置103、値104を管理する。管理機構位置101では、管理機構の実装位置と管理機構を用いて取得するデータを管理する処理ノードの位置を示す。情報種別102では、管理機構を用いて取得するデータの種別を示す。情報種別102は具体的には、データ量、ネットワーク遅延、処理負荷から成る。位置103では、データ量、ネットワーク遅延、処理負荷の位置を示す。データ量とネットワーク遅延の位置は具体的には、処理ノードと処理ノードを繋ぐネットワーク経路を示す。処理負荷の位置は具体的には、処理が実行されるCPUを示す。なお、処理負荷を管理する対象は、CPU単位でもCPUを実装したブレードサーバ単位でも良い。また、同様にしてメモリやI/Oの処理負荷を管理する構成としても良い。値104は、データ量の場合Byte、ネットワーク遅延の場合ms、処理負荷の場合%の単位を用いた値を示す。なお、管理する値の精度や単位は、あらかじめ設計して取り決める構成としても良い。
図11は、本実施例の分散処理ノードシステムにおける伝送先管理の情報取得更新シーケンスの一例を示す。第1に、管理ノード16は、管理マネージャ37により、伝送先管理情報テーブル100を作成する。第2に、各処理ノード10、12−1〜12−3に対して取得要求を送信する。このとき、取得要求を受信した各処理ノードは、自身の処理ノードで取得可能な前述したデータ量、ネットワーク遅延、処理負荷を取得し、管理ノード16に対して情報を送信する。第3に、各処理ノードからの情報を受信した管理ノード16は、その情報を用いて伝送先管理情報テーブル100を更新する。
図12は、本実施例の分散処理ノードシステムにおける伝送先管理の情報取得機能の処理フローチャートを示す。第1に、管理ノード16の管理マネージャ37は、伝送先管理情報テーブル作成のシーケンス(121)では、前述の伝送先管理情報テーブル100を作成する。なお、管理ノード16が管理する処理ノードが追加されたときには伝送先管理情報テーブル100にエントリーを追加する。また、管理ノード16が管理する処理ノードが廃棄されたときには伝送先管理情報テーブル100の該当エントリーを削除する。
第2に、取得要求送信のシーケンス(122)では、各処理ノードに対してデータ量、ネットワーク遅延、処理負荷の情報を取得するための取得要求を送信する。第3に、情報受信待ちのシーケンス(123)では、各処理ノードからの情報送信が無いときに待機し、情報送信があったときに次のシーケンスに移行する。第4に、伝送先管理情報テーブル更新のシーケンス(124)では、各処理ノードからの情報を用いて伝送先管理情報テーブルを更新する。第5に、定期的実行のシーケンス(125)では、本処理フローチャートを定期的に実行して情報を更新する場合に実行する時間となったとき第2の取得要求送信のシーケンス(122)に戻り、定期的に実行して情報を更新しない場合には終了する。なお、本実施例では、管理ノードが各処理ノードに対して取得要求を送信して、各処理ノードは取得要求があったときにデータ量、ネットワーク遅延、処理負荷を管理ノードに返信する構成を説明したが、各処理ノードが自身のタイミングで管理ノードに対して情報を送信しても良い。その場合、各処理ノードのタイミングは、あらかじめ設計して取り決める構成としても良い。
図13は、本実施例の分散処理ノードシステムにおける、管理ノード16の管理マネージャ37による、伝送先管理のアプリケーション実行位置判定機構の処理フローチャートの一例を示す図である。同図において、管理ノード16の管理マネージャ37は、まず図10の伝送先管理情報テーブル100の値104を読み出し実測値を得る(131)。続いて、メモリに予め記憶された要求値を読み出し、或いは管理者等によって新たに入力された要求値を取得する(132)。そして、読み出した実測値と要求値とを比較して、実行位置判定を行う(133)。その結果、要求値を満たす(OK)と判断される場合は終了し、満たさない(NG)と判定される場合は、管理ノード16は、アプリケーション配布の再実行を図4、図5、図6、図7で説明した処理フローに従い実行する(134)。このとき、要求値を満たす(OK)もしくは要求値を満たさない(NG)の結果を管理者に通知した上で図4、図5、図6、図7、で説明した処理フローに従い実行してもよい。
以上、説明した本実施例の分散処理ノードシステムによれば、センサ、アクチュエータが接続されたノードが複数存在する図1に示すような分散処理環境において、アクチュエータの存在とそのアクチュエータへのフィードバック時間の要求値を考慮してアプリケーションを配することで、アクチュエータに対するフィードバック遅延を最小にする分散処理ノードおよびその制御方式を提供することが可能となる。
すなわち、管理ノード16は、ユーザ開発環境で作成された各種のアプリケーションAP#0〜AP#3は、アプリケーション配布管理を用いて各処理ノードに配布する。管理ノード16のアプリケーション配布管理は、第一に処理ノードのセンサ、アクチュエータ管理テーブルの情報を読み出し、第二にセンサ、アクチュエータ管理テーブル20の情報を解析し、アクチュエータ13が接続された処理ノードであるか否かとアクチュエータ13への処理遅延要求値を判別する。第三にアクチュエータ13への処理要求値を満足する処理ノードにアクチュエータのフィードバック処理を含むアプリケーションを配布する。同様にして、他の処理ノードにそれぞれアプリケーションを配布する。このとき、管理ノード16は各処理ノードに配布したアプリケーションが処理したデータをどの処理ノードに伝送するかを、伝送先管理を用いて判別し、各処理ノードの伝送先制御を用いて伝送先を指定することができる。
次に、本実施例の分散処理ノードシステムにおいて、アプリケーション実行位置がパターン1以外の、パターン2〜4の場合について順次説明する。
図14、図15A、図15Bを用いて、アプリケーション実行位置がパターン2、即ち、本実施例の分散処理ノードシステムにおいて、すべてのアプリケーションをデータセンタで実行する場合について説明する。これは、図9Bに示したテーブル中のパターン2に対応する。図14は全てのアプリケーションAP#0〜AP#3をデータセンタ10で実行する分散処理ノードシステムを示している。図15A、図15Bはそれぞれ、図2に示したセンサ、アクチュエータ管理テーブル20と図8に示したアプリケーション実行位置管理テーブル(パターン1)80に対応する、パターン2に対するセンサ、アクチュエータ管理テーブル150、アプリケーション実行位置管理テーブル151を示している。
パターン2では、すべての処理をデータセンタ10で実行させることで各エントランスノード12−1〜12−3の処理を低減させることが可能となる。一方、各エントランスノードから送信するデータ量は生データとなるため、パターン1の圧縮データが伝送される場合と比較してデータ量が増大する。同時にデータセンタ10で受信するデータ量も増大する。AP#0とアクチュエータのネットワーク遅延は、パターン1と同一となる。このようにパターン2は、広域ネットワークに帯域の余裕があり、かつ、各エントランスノードの処理負荷を低減したい場合に用いることが可能となる。
同様に、図16、図17A、17Bを用いて、アプリケーション実行位置がパターン3、即ち、本実施例の分散処理ノードシステムにおいて、AP#0をエントランスノード#1 12−1で、その他のアプリケーションをデータセンタ10で実行した場合について説明する。パターン3では、パターン2と同様のデータ量となる。一方、アクチュエータの制御を含むアプリケーションAP#0をエントランスノード#1で実行するため、AP#0とアクチュエータ13のネットワーク遅延は、エントランスノード#1 12−1とアクチュエータ#1 13の経路r1のみとなる。このようにパターン3は、広域ネットワークに帯域の余裕がありデータセンタですべてのアプリケーションを実行可能である一方、アクチュエータへのフィードバック制御に関わるネットワーク遅延を最小にする場合に用いることが可能となる。
最後に、図18、図19A、図19Bを用いて、アプリケーション実行位置がパターン4、即ち、エントランスノード#1 12−1でAP#0とAP#1、エントランスノード#2 12−2でAP#2、エントランスノード#3 12−3でAP#3を実行した場合について説明する。パターン4では、各エントランスノードから送信するデータ量はパターン1と同等となる。また、アクチュエータの制御を含むアプリケーションAP#0をエントランスノード#1で実行するため、パターン3と比較してエントランスノード#1の処理負荷は増大するが、AP#0とアクチュエータのネットワーク遅延はパターン3と同等である。このようにパターン4は、ネットワーク遅延の増大を招くデータセンタを利用せずに、エントランスノードからの送信データ量を抑え、かつアクチュエータへのフィードバック制御に関わるネットワーク遅延を最小にする場合に用いることが可能となる。
以上に詳述したごとく、本発明によれば、システムの要求条件に応じたアプリケーションの実行位置を決定することが可能となり、特にアクチュエータの存在と、そのアクチュエータへのフィードバック遅延を最小にすることが可能となる。更にまた、本発明においては、センサ、アクチュエータが接続されたノードが複数存在する分散処理環境においては特に、アクチュエータの存在とそのアクチュエータへのフィードバック時間の要求値を考慮してアプリケーションを配することで、アクチュエータに対するフィードバック遅延を最小にする分散処理ノードおよびその制御方式を提供することが可能となる。
このような、フィードバック遅延を最小にすることにより、例えば、データセンタを利用した電力の系統安定化システムの様に、充電ステーション、太陽光発電設備、系統安定化制御を行う配電設備等は、それぞれ地理的に分散しており、ネットワークを介してデータセンタと接続され、各需要サイドの拠点からのデータを収集して情報処理した結果を用いて各供給サイドの拠点にフィードバック制御を実施する場合、需要サイドと供給サイドの各拠点とデータセンタ間のネットワークの遅延を最小に抑えることが可能となり、緊急を要するフィードバック処理を適切に実行することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。例えば、上記の実施例が適用される分散処理ノードシステムにおいては、広域ネットワーク網を介してデータセンタとエントランスノードが接続される構成を備えていたが、本発明は、このような二層構成の分散処理ノードシステムのみならず、例えば上述した非特許文献1の図1に示すような、データセンタとエントランスノードの間に、更に情報処理機能と通信処理機能を備えるインテリジェントノードを介在させた三層以上の複層構成を有する分散処理ノードシステムにも適用できる。データセンタが一個のみならず、複数存在する分散処理ノードシステムにも適用可能であることは言うまでもない。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセスがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現する場合を説明したが、各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリのみならず、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体におくことができるし、必要に応じてネットワーク等を介してダウンロード、インストールすることも可能であることは言うまでもない。
10 データセンタ
11 広域ネットワーク網
12 エントランスノード
13 アクチュエータ
14 センサ
15 配置単位
16 管理ノード
20、150、170、190 センサ、アクチュエータ管理テーブル
30 I/O
31 CPU
32 メモリ
33 伝送先制御
34 管理機構
35 AP実行基盤
36 AP
37 管理マネージャ
38 メモリ
39 各種テーブル
80 151、171、191 アプリケーション実行位置管理テーブル
100 伝送先情報管理テーブル

Claims (15)

  1. 端末が接続された複数のネットワークノードと管理ノードとをネットワークを介して接続した分散処理ノードシステムであって、
    前記管理ノードは、複数のアプリケーションを備え、
    前記管理ノードは、
    前記アプリケーションを複数の前記ネットワークノードで実行する場合の利害得失判定要素に基づき、前記アプリケーションの実行位置を決定し、
    当該決定結果に基づき、前記ネットワークノードへの複数の前記アプリケーションの配布を実行する、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  2. 請求項1に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記端末には少なくとも一個のアクチュエータとセンサを含み、
    複数の前記アプリケーションには、前記アクチュエータへのフィードバック制御を行うアプリケーションを含む、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  3. 請求項1に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記利害得失判定要素は、複数の前記ネットワークノードにおける処理負荷、前記アプリケーションが実行される前記ネットワークノードと前記端末間のネットワーク遅延、及びデータ量である、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  4. 請求項3に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記管理ノードは、
    前記利害得失判定要素の実測値と要求値を比較し、比較結果に基づき、前記アプリケーションの配布の再実行を行う、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  5. 請求項1に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記管理ノードは、
    前記アプリケーションの実行位置を変更した際、前記ネットワークノードのトラフィックの伝送先を更新する、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  6. 請求項1に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記管理ノードは記憶部を更に備え、
    前記記憶部は、複数の前記アプリケーションを実行する前記ネットワークノードを管理するアプリケーション実行位置管理テーブルを記憶する、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  7. 請求項2に記載の分散処理ノードシステムであって、
    前記管理ノードは記憶部を更に備え、
    前記記憶部は、前記アクチュエータ、及び前記センサのIP(Internet Protocol)アドレスと、接続先の情報を蓄積するセンサ、アクチュエータ管理テーブルを記憶する、
    ことを特徴とする分散処理ノードシステム。
  8. 端末が接続された複数のネットワークノードとネットワークを介して接続される分散処理ノードシステムの管理ノードであって、
    複数のアプリケーションが記憶される記憶部と、処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記アプリケーションを複数の前記ネットワークノードで実行する場合の利害得失判定要素に基づき、前記アプリケーションの実行位置を決定し、
    当該決定結果に基づき、前記ネットワークノードへの複数の前記アプリケーションの配布を実行する、
    ことを特徴とする管理ノード。
  9. 請求項8に記載の管理ノードであって、
    前記端末には少なくとも一個のアクチュエータとセンサを含み、
    複数の前記アプリケーションには、前記アクチュエータへのフィードバック制御を行うアプリケーションを含む、
    ことを特徴とする管理ノード。
  10. 請求項8に記載の管理ノードであって、
    前記記憶部は、前記利害得失判定要素を蓄積するテーブルを記憶し、前記利害得失判定要素は、複数の前記ネットワークノードにおける処理負荷、前記アプリケーションが実行される前記ネットワークノードと前記端末間のネットワーク遅延、及びデータ量を含む、
    ことを特徴とする管理ノード。
  11. 請求項8に記載の管理ノードであって、
    前記処理部は、前記利害得失判定要素の実測値と要求値を比較し、当該比較結果に基づき、前記アプリケーションの配布の再実行を行う、
    ことを特徴とする管理ノード。
  12. 端末が接続された複数のネットワークノードとネットワークを介して接続される分散処理ノードシステムの管理ノードの制御方法であって、
    前記管理ノードは、複数のアプリケーションが記憶される記憶部と、処理部とを備え、
    前記処理部は、
    前記アプリケーションを複数の前記ネットワークノードで実行する場合の利害得失判定要素に基づき、前記アプリケーションの実行位置を決定し、
    決定結果に基づき、前記ネットワークノードへの複数の前記アプリケーションの配布を実行する、
    ことを特徴とする管理ノードの制御方法。
  13. 請求項12に記載の管理ノードの制御方法であって、
    前記端末は少なくとも一個のアクチュエータを含み、複数の前記アプリケーションには、前記アクチュエータへのフィードバック制御を行うアプリケーションを含む、
    ことを特徴とする管理ノードの制御方法。
  14. 請求項12に記載の管理ノードの制御方法であって、
    前記利害得失判定要素は、複数の前記ネットワークノードにおける処理負荷、前記アプリケーションが実行される前記ネットワークノードと前記端末間のネットワーク遅延、及びデータ量を含む、
    ことを特徴とする管理ノードの制御方法。
  15. 請求項12に記載の管理ノードの制御方法であって、
    前記処理部は、前記利害得失判定要素の実測値と要求値を比較し、比較結果に基づき、前記アプリケーションの配布の再実行を行う、
    ことを特徴とする管理ノードの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021260970A1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-30 ソニーグループ株式会社 ネットワークの制御方法、および、データ処理システム

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